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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Danny Krivit 「Music Speaks Louder Than Words」
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 またまた、久しぶりの登場です・・・仕事が年度末モードで大変でした(^^;)

 そして、このような状況での新型コロナウイルスですよ・・・いやいや、仕事なんか関係なく、こっちの方が大変ですね!!

 おかげさまで、私も、そして私の周りでも発症はしていないですが、早く終息をすることを祈るばかりです・・・

 なお、なお・・・今回、ブログを書けるようになったのは、外出自粛要請を受けて土日が自宅待機になったからなのは、秘密にしておこう・・・(^^;)


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 では、今回の紹介です~ 

 今回は、NYのHouse~Dance Music系DJの大御所である「Danny Krivit(ダニー・クリビット)」さんによる、音楽の強さと温かさが光るミックス作品を紹介です!!

 まず、Danny先生については、何度もこのブログで紹介しているので大丈夫かな?

 一言で言って「先生」なお方です・・・

 私としてはDannyがDJをしたパーティーや、精魂込めて作られたミックス作品を聞いて、たくさんの「音楽の素晴らしさ」「踊ることの素晴らしさ」を教わりました・・・
 うん、こういった背景があるから先生なんですね・・・Dannyほど、音楽にまじめで、音楽を愛しているお方はいないと思います!

 そんな先生と私の授業の一端は、これまでに紹介した作品や、私が踊ったパーティーの記録で確認ができますので、以下をご確認くださいね~

 Danny Krivit ミックス作品リスト


 ただ、今現在、私が「先生」と書くのが、少し躊躇い(とまどい)があります・・・

 それは、私自身が、昨年末でクラブで踊ることを引退した立場なので、今も現役で世界のフロアーを揺らしているDannyさんのことを「先生」と言いづらい部分があるからです・・・

 昨年の年末から「踊らない!」と決めた以降、それまで何となくチェックしていたパーティーの情報は自発的には見なくなり、見るのはTwitterで流れてくる情報のみ・・・
 ただ、それは、指でスクロールしている文字情報の一つです・・・うん、私の中で、ほとんど「クラブ」「パーティー」という存在が気にならなくなりました・・・

 まあ、体の方は踊り体質は維持しているようで、会社に出社して、ポットに水を貯めている時にステップを踏んでたり、疲れがマックスになると無性に踊りたくなったり・・・無意識なレベルでは「踊り」は維持してるけど、「クラブ」は少し遠い存在になってしまいました・・・

 自分でも、たまにビックリしますが、こんなにスッパリと「さよなら」できるとは思いませんでした・・・

 紆余曲折があったものの、15年ぐらいは楽しんでいた趣味、いや「生きがい」ですよ・・・自分でも不思議に思う部分もあります・・・


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 ただ、ただ・・・昨今のコロナウイルスの影響を踏まえると、愛していた「クラブ」が窮地に立たされていることには、胸が痛んでおります・・・

 お店が開けられない、パーティが開けない、DJができない、踊れない・・・

 それは、「日々の生きがいの喪失」と感じる方もいれば、「お金が稼げないことで窮地に立たされている」方もいるでしょう・・・

 私自身、クラブという場所は「辛いことがあっても逃げられる/楽しめる場所」であり、その場所で踊ることで「明日への元気を貰える場所」だと思っていました。

 うん、クラブは「Music Speaks Louder Than Words(私の意訳:音楽は、言葉よりも力強い)」を感じる場所ですよね・・・

 そう、言葉は日常で、音楽はその日常を超えた存在なんでしょう・・・

 今回のミックス作品は、今月の初めから作品紹介のために何となく聞いていたのですが・・・家で自宅待機をしながら、クラブのことを思いながらこの記事を書いていると、コレに尽きるのかな~と思いました。


 突然、今回の作品について紹介をしておくと、この作品は、アメリカのLA初のアパレルブランド「101 Apparel」が2013年に発表したミックス作品になります。
 同ブランドは、アナログレコードやDJを背景にした洋服を多く発表しており、その流れでミックス作品を多くリリースしていたことから、Danny先生に白羽の矢が立ったようです・・・

 当時、日本には、上記のTシャツとセットで入荷してて、私はミックスCD狙いで購入させていただきました・・・

 Tシャツは、1回か2回、クラブで踊る際に着用したけど、私自身、Tシャツはあまり着ないのと、無地のTシャツを好んでいるので、割とすぐに保管庫に移動させた記憶があります・・・だから、写真のようにシワシワなんですね(^^;)
 ただ、CDの方は内容が素晴らしく、定期的に聞いてて、今回も、何となく仕事の疲れを癒したいなと思い、何となく聞いていました・・・


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 では、流れで作品の紹介にいきましょう・・・

 この作品は、Danny先生らしい珠玉の選曲で、聞いている者を優しく躍らせてくれる作品です・・・
 そして、聞いていると、タイトルじゃないですが「音楽の強さ」を感じてしまう作品となっています。

 まず、選曲的には・・・流石、先生です!!

 今回、しっかりと選曲を調べてみると、ストレートなDiscoやDanceな曲は使わず、今となっては「Modern Soul(モダン・ソウル)」的な方向性で、非Disco的な深いSoul、Rare Groove、Discoなんかの曲を、ゆっくりと、丁寧にDJプレイされています。

 私の手持ちの範囲だと、Disco名門レーベルのひとつであるWest Endの中では、割とマイナーだけどレアな「Jakki / You Are The Star」のようなモダン的な曲を多く選曲しています・・・
 また、アルバムの隠れた一曲・・・いや、今回の場合はマイナーな45(シングル曲)を積極的に選曲してて、Danny先生からTKモノとして教わったLPから「Eli's Second Coming / Love Chants」(45あり)を選曲してて、堀りの深さも素晴らしすぎます!

 そして、作品の方向性としては、Danny的には「朝6時ごろのDJ」というのでしょうか、ゆったりとした時間を演出するんだけど、聞いている人の足を止めさせない感じになっており・・・うん、聞いてて気持ちいいですね!

 朝6時ごろのDJ・・・その時によっては、これからの盛り上がりに備えた休憩な時間かもしれないし、パーティーを終わらせて日常に戻るための時間かもしれないです・・・

 ただ、両方の時間に共通するのは「音楽の温かさ」でしょうか・・・

 Dannyは、この「音楽の温かさ」をイメージした選曲とDJをしており、ほんと聞いてて癒されます・・・

 まるで、体は疲れているけど、音楽の、いや、フロアーの温かさによって、ニコニコしながら踊っている感じです・・・ああっ、やっぱり音楽って強いんだな・・・



 なんか、歯切れの悪い紹介になりましたね・・・

 Music Speaks Louder Than Words(音楽は、言葉よりも力強い)・・・

 こんなご時世だからこそ、この気持ちは大切にしたいですね・・・

 おっし、たまには自宅でDJでもするか!






<Release Date>
Artists / Title : Danny Krivit 「Music Speaks Louder Than Words」
Genre : Soul、Rare Groove、Disco・・・
Release : 2013
Lebel : 101 Apparel(US) No Number




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<独り言>

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 独り言も久しぶりですね・・・

 何も考えずに書くと、仕事の愚痴ばかりになっちゃう(汗)ので、仕事以外の独り言です~

 まず、毎年恒例のユニオンのDUポイントによるプレゼントが、本日、到着しました・・・

 今年のボムは、写真では分かりづらいけど「クリアファイル」「サクマドロップ」でしょうか??

 ただ、今年は惰性での応募でした・・・

 というのも、昨年ぐらいからユニオンに行く回数が減ったり、行っても豪快な買い物をしなくなったりで、正直、ポイントがそんなに溜まってない、つまり、あまりユニオンで浪費してなかったので、そこまで真剣に応募をしなかったんですね。
 従来は、馬鹿みたいな金額を使ってたので、それこそ怨念を込めて注文ボタンをクリック(笑)してましたが、今年は「これでいいや」みたいな感じになりました・・・

 まあ、私自身、今はレコードやテープよりも仕事やプライベートの方を優先しているし、なんか、レコードやテープにそこまで燃えない部分があるようです・・・

 う~ん、そうか、ここ最近は「心を震わすセール」がないんだよな・・・

 もしかしたら、こっちの方が大きいかも・・・

 なんか、去年ぐらいから、私が欲しいレコードやテープが「出ない」んですよ・・・それこそ、出たら無理してでも朝から並ぶ級のが無いんですよね・・・
 まあ、それなりにちょこちょことはユニオンに行ってて、それなりにレコードやテープを買っていますが、ゴツいのが買えないのです・・・買えないというか「出ない」ですよね・・・
 
 う~ん、レコードやテープは「天下のまわりもの」だから、いつかはきっと良い方向になるかな・・・それまで耐え忍ぼうかな(^^;)

 あっ、4月5日の下北、行けたら行こうかな??


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 ただ、音楽的には少しアレな状況ですが、元気になったこともあったので、報告です!

 3月某日、色々とありまして、久しぶりにMUROさんとお会いして、お話することができました!!

 いや~、MUROさんを前にすると、緊張しちいますね・・・ただ、お話できたことで、凄い心が洗われ、たくさんの元気を頂きました!!

 今回は私が何か仕事をした(そのうち、お話できるかな?)というわけではないですが、雑談みたいな形でお話ができ、ほんと嬉しかったです・・・

 MUROさんにもお話しましたが、子供のころ、レコ屋でMUROさんが掘っている「大きな背中」を見て、それでどれだけ勇気づけられたことか・・・それは今でも変わりません。
 そして、背中ではなく、優しいお顔を見ながらお話しすると、気持ちがほぐれ、たくさんの元気を頂けました・・・


 MUROさん、つい先日、50歳を迎え、今年は初めてのテープを作ってから35周年だそうです・・・今年も色々とリリースを考えているようで、まだまだ大きな背中でした!

 おっし、下ばかり向いてちゃだめだ・・・上向いてがんばるぞ!!

 4月に入ると、少し人間らしい生活に戻れるはず(笑)なので、ブログも頑張りますね~

 では、また次回です!!






 
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MURO VS DJ Kensei 「Nine-Seven Winter Hip-Hop Sale」
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 またまた、お休みが長くなりましたが、久しぶりに更新です~

 いまさらですが、やっぱり「HipHopっていいなぁ~」と思い、つい、コレを聞いたらドハマり・・・流石な作品です!!


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 今回は、ミックステープ・コレクターにはマストな「Ciscoテープ」もので、最初期にリリースされたMUROさんとKenseiさんによる「鬼ミドル」な作品を紹介です!!

 まず、Ciscoテープについては下のリンクに詳しく書きましたが、このテープは、当時、お店の年末セール等の際、購入者特典のような形で配布されたものになります・・・はい、いわゆるノベルティーってやつですね。

 ただ、私達世代だと、こういったテープが「懐かしい!」と思う方が多いですよね・・・

 例えば、5000円以上で1本プレゼントといった感じで配布されてたので、どうしても欲しいテープは、無理して5000円ぐらいお買い物をしてもらってましたね・・・令和ですが、なんか昭和な話で恐縮です(^^;)

 このテープは1997年1月(1996年12月?)に、Ciscoの冬のセールで配布されたとされるもので、MUROさんとKenseiさんという恐ろしい組み合わせで、徐々に人気が過熱していった「Middle SchoolのHipHop」に焦点を当てた作品となっています!
 当時のCiscoは、新譜のほかに、NYで買い付けてきた旧譜のHipHopを、セールに合わせて大量に放出してたので、こういった放出を盛り上げるために作った・・・とも言えるかもしれないですね。

 取り急ぎ、Ciscoのことも含め、関連記事のリンクを貼っておきますね~

● 素晴らしき「CISCOテープ」の世界

● CISCOに送る鎮魂歌
● CISCOに送る鎮魂歌 アウトテイク


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 そして、本編となるテープの紹介をする前に、当時の状況を、僭越ながら私の視点で紹介しますね・・・

 日本では、95年頃より、高校生を中心にDJブームが勃発し、突然HipHopに需要が起こり、この頃はDJ Premierな感じなストリート感満載なワンループ系のHipHopに人気が集まっていました。
 なんでしょう、当時は、一部では「闇系」なんて呼んでましたが、真冬の真夜中が似合う、PVがモノクロな感じのHipHopですね・・・私も、服装はBではなかったですが、夜の犬散歩で、こういう音で首を振ってました(^^;)

 ただ、96~97年くらいになると、世界のHipHop自体のマーケットが広がり、一般市場でもウケるポップな音に徐々に変わってきました・・・
 もちろん、ポップな音のHipHopは昔からあったわけですが、根本的な首振り感が違うんですよね・・・個人的にはPuffyの「Been Around The World」あたりが出て、ちょっと違うかな~と思い始めました。

 そうなると、闇系を好んでいた人は、自分が好むHipHopを求める中で、一定数の人は「過去」に活路を見出し、今回紹介するような「Middle School」にハマった方が多いかと思います!!

 Middle School・・・これは、80年代中頃~終わりぐらいまでのHipHopを示す俗称で、HipHopらしい太いドラムが炸裂してて、豪快なネタ使いが魅力だった時期の曲になります・・・

 いやいや、私も大好きになりました・・・(^0^)

 私が好きになり始めたころは、コレ系のレコードは鬼のように高騰してて、とてもじゃないけど手は出なかったですが、いろいろなミックステープを購入し、その魅力に気づいていった経過があります!
 たとえば、DJ Hazuさんの青いテープ(Krowt 68)は良く聞いて、この辺の曲はカッコイイな~と思った次第です・・・

 そう、大先輩たちの背中を見て、徐々にそのカッコよさに気づいたのですね!!

 
● HipHop/R&B専門誌「Front/Blast」について
● HipHop/R&B専門誌「Front/Blast」 バックナンバーリスト

 その「背中」のエピソードの一つが、上記の写真で、当時のHipHopファンが必ず読んでいた音楽誌「Front(フロント)」のMiddle楽曲の紹介特集(1997年11月号)で、これにはヤラれましたね!!

 時系列を整理すると、97年初頭に今回のテープがリリースされ、このテープを聞いてミドルにヤラれた方が増え、この記事になった・・・というイメージがあり、当時のFrontが、ストリートのニーズをしっかりと捉えていた証拠になるかもしれませんね?

 そして、記事の内容は、HipHopの有名DJがMiddleのお勧め曲(レコード)を紹介する内容で、当時、何も情報が無かった中で、この記事は本当に貴重でした・・・

 今でこそ、気になる曲があったらShazamで調べ、どんなレコがあるかはDiscogsで調べることができますよね・・・
 ただ、当時はそんな方法はなく、曲はミックステープや現場で知れるけど、それがどんなレコなのかは分からないんですね・・・

 その中で、この記事はホント貴重で、知らなかったレコの情報が掲載されてて、この記事をコピーして、掲載された曲を探した方は多いのではないでしょうか・・・聞いた話だと、NYとかでもこの記事のコピーが出回ったなど、相当「濃い」セレクションになっていたそうです。

 そんな記事では、当然ながら、今回のテープの主役である、MUROさんとKenseiさんも登場され、濃いセレクションを披露しています!!

 両者とも、これらの曲がリリースされていた80年代末頃には、既にHipHopにハマってて、これらの曲を自分の耳と足で「掘っていた」ので、この紹介もほんと濃いんですよね・・・
 昭和スタイルな写真の小ささ、そして僅かな説明文章だけでしたが、これだけで十分で、こういった記事を読んで、レコードの知識を増やしたり、「掘る」ということの大切さを知った次第です・・・


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 では、作品の紹介です~

 今回は、Frontマナーaka掘り師マナーに従って、PCで読んでいる方には迷惑な小口写真スタイルでいきますね・・・実は、昔の記事は、こういったマナーを順守して、写真を掲載していましたよ~

 作品は、A面がMUROさん、B面はKenseiさんが担当し、両者とも「黒汁満載」なミドルを爆発させ、素晴らしい作品となっています!!
 
 まず、MUROさんのA面から紹介すると、MUROさんらしさが爆発してて、素晴らしいですね(^0^)

 それこそ、MUROさんが日本で流行らしたと言っても過言ではないRakimのUK Remixものとして「Eric B. & Rakim / Move The Crowd (The Wild Bunch Remix)」からスタートし、中盤では故Craig Mackが参加していた「MC EZ & Troup / Get Retarded」のような渋いミドルを選曲するなど、全編にわたってMUROさんらしい「深さ」が堪能できます!

 また、MUROマニアとして外せないのは、今後の作品に続くような選曲→DJミックスがちりばめられていて、個人的には「Super Disco Breaks」に繋がる部分があるんだな~ということを知り、結構ヤラれました!!
 それこそ、Fatboysの前身であり、ド渋なミドル「Disco 3 / Human Beat Box」を選曲して、ファットなグルーブを高めてノリを高め、絶妙な部分で「H.E.A.L. / Heal Yourself (Bounus Beats)」にカットインしてるのには悶絶です・・・もう、首振りまくりですね!!

 そういえば、どなたかの最近のTwitterで「このH.E.A.L.のB面にあるボーナスビーツを2枚使いしたいがために、当時、1日のバイト代を費やして、頑張って2枚を揃えた・・・」なんてコメントを見ました・・・

 このコメント、ほんと的を得ていて、MUROさんたちがクソカッコよくプレイしたことで、こういうマイナーな曲が高騰し、発見するのが大変になったんですよね・・・
 でも、プレイしたことでこれらの曲の魅力が顕在化したわけです・・・これこそ、優れた「DJ」が出来る技ではないでしょうか!


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 そして、今度はB面のKenseiさん・・・さすが「Kensei先生」な内容となっています!!

 まず、選曲面はMUROさん以上に「Middleっぽさ」を押した方向性になっており、ある意味でマニアックというか「ニヤっ」としちゃう選曲で、流石Kenseiさんな内容です!!

 それこそ、Middleど真ん中な御大「Marly Marl(マーリー・マール)」の作品や、御大が提唱した独特なHipHop感(これこそMiddleですね!)を前面に出した選曲で・・・熱すぎます!!
 例えば、当時は殆ど知られていなかったクラシック「Marley Marl feat MC Shan / Marley Marl Scratch」から始まり、ドラムが太い「Joeski Love / Pee-Wee's Dance」のような渋い曲を選曲してて・・・Bな血が入っているアラフォー間近でも、聞いた瞬間に首を振っちゃう選曲です!!

 また、Kenseiさんらしいのは「ニヤっ」とする部分で、分かりやすいところだと「レーベル繋ぎ」を多用してて、「Dana Dane / Cinderfella Dana Dane」から「RUN DMC / Sucker MC'S」Profile繋ぎには、思わずニヤっとしてしまいました(^0^)
 ただ、このレベルは優しいぐらいで、Marley繋ぎをしつつ、そこから「Roxanne War」を連想する選曲(Roxanne Shanté→Sparky Dee→
UTFO→The Real Roxanne)に展開しているところは、Kenseiさんの素晴らしさを表現しているので、是非、令和の時代も「ニヤっ」としていきたいです!!

 そして、Kenseiさんと言えば「2枚使い」で、この作品でも爆発しています!!

 Kenseiさんの2枚使いって、前述した闇系にフィットしそうなタイトかつスマートな2枚使いが印象的で、コレに憧れて2枚使いを真似した方は相当多いですよね・・・
 というか、それを真似た方が、後のJazzy HipHopや、アングラ系を引っ張るようになったので、Kenseiさんの2枚使いは、日本においては「重要だった」ことは明白です・・・

 この作品では、曲によっては2枚使いを多用してて、「Joeski Love / Pee-Wee's Dance」であれば印象的なフレーズを2枚使いしてグルーブを高めてたり、「RUN DMC / Sucker MC'S」であれば、極太なドラムを2枚で更に太くしたり・・・ほんとカッコイイです!!

 なんでしょう、これこそ「DJ」という話ですが、自分のグルーブで2枚使いすることで、プレイした曲を更に光らせているんですよね・・・
 そして、コレを聞いた者を、レコード屋に走らせて、レコードを買わせる、いや、2枚のレコードを買わせる「マジック」があるんですよね・・・

 うん、私も2枚までは到達してないけど、Joeskiは探して買ってしまいまいした!!




 今であれば、この辺の曲をDJミックスで聞こうと思えば、簡単にYouTubeで聞けるんでしょうね・・・

 ただ、ただ・・・この作品には、掘ってる人にしか出せない「熱さ」があり、それが今の時代にはないのかな~と思います・・・

 テープ的には、定番ではあるけど、人気作なのでちょっと値段がするかな・・・でも、「買って損は無し」ですよ!!





<Release Date>
Artists / Title : MURO VS DJ Kensei 「Nine-Seven Winter Hip-Hop Sale」
Genre : HipHop・・・
Release : 1997年1月(1996年12月?)
Lebel : Cisco No Number


Notice : トラックリストについて
 この作品はトラックリストが元々ついていません。この辺も、当時の掘り師マナーで「カッコイイ曲は自分で掘れ」の精神の現れでしょうね~
 ただ、作品紹介をする上で、プレイした曲の把握が必要なので、トラックリストを作ってみました・・・リストを見ただけでも、1997年の時点で、ここまで深い選曲をしていることにビビるかと思います(^0^)
 間違っている部分があるかもしれないですが、ご参考にどうぞ~

 なお、裏話ですが、ブログ的には10年ぐらい前に紹介しようと思ってトライしたことがあるのですが、当時の私の知識ではトラックが起こせず頓挫したことがありました・・・
 今回は、Shazam先生の異様な検索力の向上があったことと、分からない曲は地道な照合作業で確定させて、なんとか作れました・・・ 

【Side A - MURO】
Eric B. & Rakim / Move The Crowd (The Wild Bunch Remix)
Eric B. & Rakim / Microphone Fiend
Antoinette / I Got An Attitude
Just Ice / Going Way Back
Bad Boys feat K Love / Veronica
The B-Boys / Two, Three, Break
The Original Jazzy Jay / Do What You Gotta Do
Marley Marl feat MC Shan / He Cuts So Fresh
? / ?  (Female Rapです)
MC Lyte / 10% Dis
Audio Two / Top Billin'
Ultimate Force / I'm Not Playing
Special Ed / Think About It
Take 6 / Spread Love (Bozo Meko Remix)
EPMD / You're A Customer
Public Enemy / Black Steel In The Hour Of Chaos
Steady B / Serious (BDP Remix)
Jungle Brothers / Because I Got It Like That
Stetsasonic / Sally
Biz Markie / Biz Is Goin' Off
MC EZ & Troup / Get Retarded
Nice & Smooth / Funky For You
Marley Marl feat Craig G / Droppin' Science
Super Lover Cee & Casanova Rud ‎/ Super Casanova
Doug E Fresh And The Get Fresh Crew / Keep Risin' To The Top
Busy Bee / Suicide
Disco 3 / Human Beat Box
H.E.A.L. / Heal Yourself (Bounus Beats)
Heavy D. & The Boyz / The Overweight Lovers In The House
Spoonie Gee / The Godfather
DJ Polo & Kool G. Rap / It's A Demo
Ultramagnetic MC's / Ease Back
Mantronix / Fresh Is The Word
Just Ice / Gold Gettin' Dumb
DJ Kool / Let Me Clear My Throat

【Side B - DJ Kensei】
Sweet Tee / It's My Beat
Joeski Love / Pee-Wee's Dance
Salt-N-Pepa / My Mike Sounds Nice
Masters Of Ceremony / Sexy
Kool Moe Dee / Do You Know What Time it Is?
Eric B. & Rakim / My Melody
Marley Marl feat MC Shan / Marley Marl Scratch
Roxanne Shanté ‎/ Pay Back
Roxanne Shanté ‎/ Queen Of Rox (Shanté Rox On)
Sparky Dee / Sparky's Turn (Roxanne, You're Through)
UTFO / Roxanne Roxanne
The Real Roxanne With Hitman Howie Tee / (Bang Zoom) Let's Go Go
Ultramagnetic MC's / Ego Tripping
Boogie Down Productons / Poetry
JVC Force / Strong Island
Ultramagnetic MC's / Funky
Big Daddy Kane / Just Rhymin' With Biz
Dana Dane / Cinderfella Dana Dane
RUN DMC / Sucker MC'S
T La Rock & Jazzy Jay / It's Yours
Beastie Boys ‎/ Hold It, Now Hit It
James Brown / Funky Drummer (Beats)
Divine Sounds / Changes / Do Or Die Bed Sty
Dimples D. / Sucker DJ's (Dub)
Davy DMX / One For The Treble





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<独り言>

 レコードやテープに関することで、大きなことは無かったので、今回はお休みです・・・

 一応、それなりレコ屋は行ってますが、生活の中心を仕事にしているので、特に動きがなしです・・・すみません(^^;)

 うーん、年度末までは仕事の連続です・・・頑張ろう!!
 


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<追記 2020/03/15 21:30>

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 なんと、某氏からの情報によると、このテープのジャケ元ネタは、アメリカ産のメンソール・タバコ「Newport(ニューポート)」のデザインだったそうです!!

 ミックステープで、タバコを利用したジャケは色々とありますが、これがタバコジャケだったとは・・・恐れ入りました(^0^)

 んっ、某氏って・・・M御大様、ありがとうございました!!




DJ Slowpitch Mistress K 「Blazing Mix Vol.2 - Old School」
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 2週間ぶりの登場・・・今はこのくらいの更新がちょうどいいかも?

 色々と仕事等が立て込んでいて、忙しいのは確かだけど、2週間あると、ちゃんと作品が聞けて、作品紹介のポイントが絞れますね・・・
 う~ん、これまではだいぶ無理して聞きこんで、強引に作品紹介をしていた時もあったからなぁ・・・あまり無理するは良くないのかもしれないですね?

 特に、自分のペースで良い作品を何度も聞いていると、日常の疲れを癒してくれます・・・これがやっぱり大切かな?

 今回の作品も、まさにそうで、癒しというよりも「B魂」を呼び戻してくれる感じが素晴らしかったです(^0^)


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 今回は、ミックステープ・マニアにはグッとくるテープ・レーベル「Revolution Recordings」からの作品で、今となっては謎の女性DJ「Slowpitch Mistress K(スロウピッチ・ミストレス・ケイ)」さんによるHipHopミックスの紹介です!!

 まず、Revolutionというと、川崎を拠点に運営していたレーベルで、オーナーのDJ Ichikawaさんをはじめ、なかなか渋めの作品が多いことから、私自身は大好きなレーベルです。
 残念ながら、テープ時代の作品は殆ど全容が知られておらず、テープを集めている方でも、そこまで注目しづらい部分がありますね・・・ただ、掘れば掘るほど面白い作品が多く、レーベル買いが出来るレーベルだと思っています。

● Revolution Recordings 作品リスト


 そんなRevolutionの看板DJの一人であったのが、今回紹介するSlowpitchさんになります。

 前述したとおり、女性のDJで、今となっては全然情報が無い方なのですが、おそらく、Ichikawaさんらと共に川崎~横浜あたりで活動をされてたようです・・・

 お名前の「Mistress=女主人」から勘案するに、割と「男勝り」な感じのDJだったのかな・・・

 それは、今回のテープでも分かるように、割とフィーメール感を前に出さず、武骨なHipHopを前面に出している感じがあり、その点が「男勝り」です・・・

 いやいや、男勝りって失礼な表現っですね・・・もう、男子も女子も関係なく、とにかく「HipHop」なお方で、信頼ができます・・・

 そういった背景があってか、同レーベルで積極的にリリース活動をしていて、今回紹介するクラシックモノのテープから、同レーベル唯一のマンスリーテープ(Brand Newシリーズ)を出すなど、気づくと結構な本数を出されています。
 また、トラックメーカーとしても活動をされていたようで、テープでは自身のトラックなどを披露しています・・・DJに加え、MPCまで扱っているんだから、この人は「HipHop」以外の何者でもないですね(^0^)


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 では、今回はサクっと作品紹介にいきましょう!

 この作品は、Slowpitchさんの初期作品の流れからリリースされたHipHopクラシック系の作品で、個人的には「B魂」を上手に煽ってくれた作品になっています。

 それこそ、これが「女性DJが作った」という色眼鏡は一切必要なく、聞いていると自然と首を振ってしまう作品となっています・・・もはや、そこら辺の柔い男子には敵わない「B魂」の塊となっています!

 まず、選曲から紹介すると、A面のド頭から「MC Shan / The Bridge」を熱く2枚使いしつつ、そこからJuice Crew繋ぎで「Biz Markie / Nobody Beats The Biz」を選曲・・・もう、この時点で「あんた、Bだよ!」と言わんばかりの選曲です!!

 作品全体の選曲としては、Middle~New SchoolのHipHopクラシックを中心とした選曲になり、切れのよい2枚使いを上手く多用しながら、とにかく「首を降らせる」選曲となっており、素晴らしいです・・・

 なんでしょう、首を降らせるというか、クラシックな曲の「ノリ」を倍増させ、聞いている人を「首を降らせながら歌わせる」感じなんですよね・・・

 それこそ、大名曲な「Gangstarr / DWYCK」であれば、熱く2枚使いをしつつ、1番のGreg Niceのパートを熱くプレイ・・・もう、気づいたら一緒にラップしていましたよ!!
 
 また、そういったノリをキープする術が上手くって、要所要所に「Funkmaster Flex / C'mon Baby」のようなトラックスを選曲し、とにかくノリノリなグルーブを作っているのが上手いです!!


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 そして、選曲を更に光らせているのが「ミックスの上手さ」「ゴリゴリな2枚使い」になるでしょう!

 まず、ミックスが凄い上手いんですよ・・・これは深く聞かないとアレですが、何度も聞いて、深くミックスの世界に入り始めると、悶絶の連続でした(^0^)

 例えば、割と「メロディーを踏まえた繋ぎ」を重視してて、鬼パーティークラシックな「45 King / The 900 Number」から「A Tribe Called Quest / Scenario」への繋ぎはドンピシャですね!!
 全然違う方向性の曲かと思いきや、メロディーは親和性があり、900にTribeの「♪Here We Go Yo」の部分をロングミックスでアクションを入れながら繋いでいくのが、全然違和感がなく、上手いんですよね・・・

 また、2枚使いは素晴らしく、B面のオリジナルなBボーイ・ブレイクの選曲→2枚使いはグレイトすぎます!!

 それこそ、「Liquid Liquid / Cavern」を熱く2枚して、Bボーイ・ブレイクなグルーブを高めていったら、誰しもが反応してしまう「Herman Kelly & Life / Dance To The Drummer's Beat」に選曲・・・そして、鬼のような2枚使い・・・最高です(^0^)
 個人的には、さんざんHerman Kellyをプレイしたあと、さりげなく同ブレイクを効果的に利用した古典「Double Dee & Steinski / Lesson 3」をリプライズ気味に選曲してくるマニアックさにも、ヤラれましたが、ほんと2枚使いで魅せる「グルーブ」が最高で、何度も首を振ってしまいました(^0^)



 紹介的には以上ですが、もう、Bな輩なら悶絶必死な作品です(^0^)

 なんか、こうったストレートに「B魂」を燃やしてくれる作品は、40近くになった今でも好きなんですね・・・

 うん、ネクタイをしてても、心には「Bの紅い華」が咲いているんだな~っと(^0^)





<Release Date>
Artists / Title : DJ Slowpitch Mistress K 「Blazing Mix Vol.2 - Old School」
Genre : HipHop、Soul、Funk、Disco・・・
Release : 2001年
Lebel : Revolution Recordings RRCT-018




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<独り言>

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 え~、今週に入り、愛用していたDJ機材の一つであるVestaxのアイソレーターが急に電源が入らなくなってしまいました・・・

 先週ぐらいからアダプターの反応がおかしい時があったので、今回は本体ではなく、アダプターが壊れたようです・・・まだ憶測の域ですが、本体の故障ではないことが良かったかな・・・

 でも、アダプターを新調したら直るのかな・・・Vestaxのような、メーカーが存在しない機材を長く使うことは、色々と不安が付きまといますね・・・

 ただ、ただ・・・

 ただ、うすうす気づいていましたが、アイソレーターを通さずに、ミキサーからの音を直接アンプに入れると、やっぱり音がイイですね(^^;)

 久しぶりにタンテ→ミキサー→アンプに繋いだら、なんか音の張りがイイんですよ・・・

 オーディオの鉄則なんでしょうが、音の経路の途中が何個かあるだけで、音は劣化(変化)しますよね・・・やっぱり、アイソを通さないと、ここまで音の輪郭がはっきりしてくることに、少し凹んでしまいました(^^;)

 う~ん、アイソレーターは、家飲みをして、気分が良かった時に稀に開催する自宅DJの時しか使ってないし、今回みたいな音の変化を聞いちゃうと、必要性に疑問符が出てしまいます・・・
 でも、アイソがないとDJプレイが寂しくなるよね・・・なかなか難しい問題だな~


 う~ん、あまり話が発展しなった話題ですね(^^;)

 とりあえず、どこかのタイミングで秋葉原にいってACを探しにいかないと・・・

 では、また次回です~




DJ Yuu & DJ Yu-Ki 「Any Love (Vol.1)」
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 ほぼ1か月ぶりのご無沙汰です・・・

 ココ最近は、なかなかな頑張りの毎日でしたよ・・・(^^;)

 ただ、今日は久しぶりの「何もしない」お休みだったので、レコ屋をまわったり、ブログを更新したり、久しぶりに「私らしい休日」になりました・・・
 うん、コーヒー飲みながら、普段と違う脳みそを活用してブログを書くのは、自分のためにイイことですね・・・

 そんなわけで、昨年の年末に、やっと私の手元に届いたテープの紹介です!!


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 今回は、大好きなUlticut Upsもので、長年探し続けていた作品になります!!

 この作品は、私の人生の中で最も影響を与えたテープの1本でもある「DJ YUU & DJ YU-KI / Any Love」(写真左の青テープ)の前身作品とされるものになります・・・

 今回紹介する作品(写真右)は、2000年~01年ごろ、Ulticut UpsのTaharaさんが経営されていたレコード店「Vinyl 7」(京都時代かな?)でリリースされたもので、青のテープの方は、Ulticut Upsの全国展開をサポートしたDelic Recordsより2004年ごろにリリースされた作品になります。
 青のテープの方は、ちょうど、昨年末にDelicさんのテープを紹介したので、少しだけ記憶がある方もおられるでしょうし、青のテープの方は、ことあるごとに「大好きなテープです!」と紹介しているので、ご記憶がある方が多いでしょうか??

 まずは、参考URLを貼り付けておきますので、気になる方はこちらもご参考にどうぞ~

● DJ YUU & DJ YU-KI 「Any Love (Vol.2)」(青のテープ)

● Ulticut Ups 作品リスト


 この青のテープ、私にとっては「無くてはならない存在」です・・・
 
 私自身、既にUlticut中毒だった2004年頃、青のテープを普通に購入し、新卒で入った会社が、体力的にも精神的にも辛かった2年目に、このテープは死ぬほど聞いて励まされたのは良い思い出です・・・
 ほんと、ボロボロになりながら家に帰る途中に聞いてたら、このテープが持つ美しさと強さにヤラれ、近所の公園で号泣してたっけ・・・うん、ほんと素晴らしいテープですね!!

 そして、両作品については、UlticutのYu-Kiさんがサポートする形で、Vinyl 7の店員/バイヤーだったDJ Yuuさんが作ったとされています・・・
 今となっては、このYuuさんは謎な方なのですが、凄腕DJデュオのUlticut Upsから認められただけあって、掘りや選曲、DJテクニックは素晴らしいお方です・・・

 ただ、このテープ、ほんと見つからないテープです・・・

 私自身、青のテープを紹介した後(2008年)に、色々と調べてたら前身のテープがあることを知り、そこから捜索の日々でした・・・

 そもそも、まだUlticutが全国区に知名度がなかった時期、つまり京都~大阪地域でしか知られてない時期の作品だけに、本数は少なく、出回ったのも関西圏だけなようです・・・
 こういった関西オンリーなテープも、粘って探せばユニオン辺りでヒョッコリと出会う時もあるのですが、このテープは一切出会うことがなく、ヤフオクでも数年に1回級の遭遇率でした・・・

 そのため、毎年夏に敢行してた大阪旅行は、このテープを探すために行っていたとも言え、いろいろなレコ屋さんにお伺いをしてみましたが、ことごとく玉砕しましたね~(^^;)
 それこそ、今は閉店してしまったアメ村のSakura Recordsさんでは、親切な店主さんに手持ちのテープを見せてもらったら、このテープの「ケース」だけ発見したり(笑)、元Vinyl 7の店員さんだった同じくアメ村の某店の店主さんに相談したら、本人周辺に確認してくれたけど、このテープは発見できなかったり・・・まあ、苦難の連続でした・・・

 そんな中、昨年の年末に、ミックステープ業界の大先輩に相談をしたら、知り合いルートで探してくれ・・・私の熱意が届いたのか、お持ちの方を発見してくれ、個人トレードで無事に入手することができました!!

 時代は令和・・・こんな昭和~平成スタイルな方法で、私の手元にこのテープが届きました・・・

 もう、感無量の一言で、1月はヘビープレイでヤラれまくりでした・・・やっぱり、レジェンダリーな青テープの前身作品とあって、こちらもグレイトです!!


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 では、作品の紹介です!!

 この作品は、青のVol,2と同じで、A面がYuuさん、B面がYu-Kiさんが担当し、いわゆる「R&B=歌モノ」を中心としつつ、Ulticutらしいジャンルレスな選曲で、聞いてるとメチャクチャ盛り上がっちゃう作品となっております!!

 特に、この作品では、定番な歌モノを選曲しつつ、Ulticutらしい深い掘りを織り交ぜ、素晴らしいストーリーを展開してて、何度も聞いてしまう名作になっております!!

 それこそ、A面のYuuさんサイドでは、後半では写真上のようなド定番R&Bクラシックの連発をするのですが、ほんと「選曲」「ストーリー作り」が上手いです!!

 流れ的には中盤から後半にかけての選曲で、大名曲な「Troop / Spread My Wings」を気持ちよくグルービーにプレイしたら、おそらくSeductionのHeartbeatを織り交ぜた自作のエディット(?)を挟みつつ、素敵な流れで「Jane Child / Don't Wanna Fall In Love」にショートミックス・・・もう、Janeの歌が入った時の爆発力は素晴らしすぎます!!
 また、要所要所でニヤッとしちゃう選曲、気持ちよくグルーブを繋げるストーリーも素敵で、この歌モノの流れで「Ray Parker Jr. / She Needs To Get Some」をグルービーにプレイしてたら、気持ちいいタイミングで「Hi-Five / She's Playing Hard to Get」へ・・・おおっ、「She」繋ぎだ!


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 そして、UlticutのYu-KiさんのB面・・・やっぱり「この人には勝てない」ですね!!

 Yu-Kiさんの方は、そこまでド定番なR&Bを中心にはせず、要所要所で渋い曲・深い曲を織り交ぜ、聞いてて「人の心を鼓舞させるストーリー」を展開させます・・・それは、前述した青のテープがそうだったように、Yu-Kiさんにしか出せない「マジック」が爆発しています!!

 それこそ、Yu-Kiさんらしいのが「ピークの歌モノを爆発させるための展開」の作り方が上手いんですよね・・・

 B面中盤では、当時は極上レア盤だった「Common Sense / Take It EZ (Jazz Instrumental)」のように、割とJazzyなブレイクビーツを主軸にグルーブを固めていきつつ、パッと自分たちの代表曲「Abnormal Yellow Band / Blow Your Whistle」にブッコみ、急にグルーブを加速させていきます・・・
 憎いのが、割とエディット処理をするYu-Kiさんなので、同曲のA面である「Funky Oreo 2000」のイントロと、ナイスな声ネタを交えたエディットからのBlow Your Whistle・・・そりゃー、盛り上がるよ!!

 だた、ここからがUlticutですよ・・・

 その流れから、まさかの「Basia / Drunk On Love」・・・もう、ドラムのノリで繋いで、いきなりの歌モノ展開に持っていく手腕は上手すぎです・・・
 これは次の曲への布石で、ブレイクビーツ的なグルーブを維持しつつ、歌モノの良さを加えたかったんでしょう・・・

 次に選曲したのは、みんな大好き「The Brand New Heavies / You Are The Universe」です・・・聞いてて思わず「来たー!」と声を上げてしまいました(^0^)

 もう、この辺になると「現場での盛り上げ方」を知っていての選曲とストーリー作りですね・・・たぶん、You Areを知らない方だと反応しないかもしれないけど、この曲を知ってたら、イントロが鳴った瞬間、体に電気が走るはずです・・・
 Yu-Kiさんは、きっと、そういった「みんなが求めている曲」をピークにするため、こういったストーリーを描いたんでしょうね・・・青テープのWendy Moten級にヤバかったです(^0^)


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 いやいや、ミックステープを掘り続けて早15年以上・・・まだまだ知らない「最高の一本」があるんですね!!

 おかげさまで、このテープもフェイバリットな一本になりましたよ・・・

 今回ばかりは、探していただいた大先輩、そして譲って頂いた方には感謝しかありません!!

 こういった素晴らしいテープと遭遇すると、ほんと「ミックステープを掘っててよかったな~」と思い、日常の元気に還元されます・・・

 おっし、これからもフレッシュなテープを聞いて、毎日を頑張ろう!!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Yuu & DJ Yu-Ki 「Any Love (Vol.1)」
Genre : R&B、HipHop、Breakbeats、Pops・・・
Release : 2000年~01年ごろ
Lebel : Vinyl 7 No Number




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<独り言>

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 え~、独り言も久しぶりですね・・・

 たぶん、何も考えずに書くと仕事の愚痴しか出ないので、頭をひねって「テープに関する愚痴」を報告しておきます(^^;)

 まず、今年の1月は、年度末に向けた仕事の準備等で割と慌ただしく、資料を作ったり、出張したり、会議を組んで仕切ったり、なかなかハードコアな毎日でした(汗)。
 例えば、さりげなく関西方面を1泊2日で3都市回ったり、それが終わったら1日おいて名古屋に行ったりしました・・・頑張ったなぁ~

 んで、今回はその一環で出張した「大阪」のお話です・・・

 1月某日、関西某所で上司と仕事した後、祝杯を上げてから、翌日の移動を踏まえ大阪へ移動し、6時ごろ、大阪市内の宿に入りました・・・
 上司とは「直前に祝杯上げたから、すぐ大阪で飲むのは早いよね」となり、小1時間したらホテルを出ようか・・・となりました。

 MTTさん、そこで電気が走りました・・・レコ屋に行ける!!

 もう、この出張ではレコ屋に行けないものと思ってたので、これはチャンスだ・・・気づいたら、宿のある難波から走ってアメ村のキングコングに到着してました・・・

 はい、タクシーに乗ったではなく、久々のスーツ・ダッシュでしたね~(^^;)

 キングコング、昨年の夏の大阪に訪問した際、割とゴツい出物があったので、期待しちゃったんですよね・・・

 んで、キングコングに到着・・・あれ、なんかお店が違うぞ??

 どうやら、同じフロアー内で移転があった(???)ようで、少しだけレイアウト等が整理されています・・・

 嫌な予感・・・

 店内を探してみると、いつもテープが置いてあるところには何もなし・・・他の所にも置いてない・・・

 ああっ、テープが・・・ない・・・

 そして、上司と外に行く時間も迫っている・・・

 滞在時間5分、アラフォーなスーツ男子が、傷心でアメ村から颯爽と走って難波に戻る姿は、なかなか切ないものでした・・・

 う~ん、梅田のユニオンにすればよかったかな・・・残念でした・・・


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 そんなわけで、奮闘な毎日・・・

 少ない時間ですが、家で好きなレコードを聴いて元気をもらうのも、細やかな楽しみでした・・・

 ちょうど、今日、やっとレコ屋周りが出来たので、楽しみにしてたSing Like Talkingの再発45を無事に購入・・・

 言わずとしれた吉沢dynamiteさんクラシックなRise、そして、中学生の頃から好きだった曲であるTogetherのダブルサイダー・・・前述の吉沢さんによる再発企画でボムすぎます(^0^)
 もう、吉沢さん、最高すぎるよ・・・今後も楽しみにしていますよ~♪


 ではでは、ブログはしばらく、こんな更新具合になりそうですが、気が向いた時に、ブログを覗きにきていただければ幸いです・・・

 また次回です~











DJ Mister Cee 「The Best of Notorious B.I.G.」
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 新年になって初めての更新ですね・・・

 新年、あけましておめでとうございます!

 そして、昨年は、かなりのお休みを頂きながらの更新になり、申し訳ございませんでした・・・

 今年も、そんな感じになりそうなので、先に宣言すると、たぶん「2週間に1回の更新」が通常になりそうです・・・ただ、先に宣言しておけば、多少遅れても大丈夫かな~と思い、報告です(^^;)
 今年は40歳になるので、数えで前厄らしいです・・・あまり無理をしないで頑張ろうかな??

 そんなわけで、今年の年末年始のお休みは長かったので、外の出歩きの際にBGMになっていた、このテープの紹介です!!


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 今回は、実は初めて紹介をするミックステープ・キングの一人である「DJ Mister Cee(ミスター・シー)」さんによる、あの歴史的最強MCである「The Notorious B.I.G」のベストミックスを紹介します!!

 まず、Ceeさんのバイオから紹介をすると、NYの「HipHop」を盛り上げたDJとして有名で、歴史的に凄く重要なお方だと思います!

 Ceeさんは、80年代中頃~末よりDJ活動を開始し、初期はあのBig Daddy KaneのバックDJを務めていてお方で、その後、ラジオでのDJ活動や、後述するミックステープのリリースなど、いい意味で「裏方と表舞台」を行き来して、NYのHipHopを盛り上げたDJになるかと思います。

 特に、今回のテープの主役となる「The Notorious B.I.G(ザ・ノートリアス・ビーアイジー)」(以下、愛称のビギー)を世に送り出した一人であることが重要ですよね!!

 有名な話ですが、地元のブルックリン繋がりで、デビュー前のビギーのデモテープを入手し、そのヤバさに感化され、あの有名HipHop雑誌の「The Source」の名物コーナーである「Unsighed Hype」(未契約前の有望新人を紹介するコーナー)にビギーを紹介し、それを見たBad Boyを起こす前のパフィーが目を付け・・・そこからビギー×パフィーの戦国無双っぷりったら最高ですね!!
 
 メジャーになってからも、CeeさんはビギーのバックDJなどをしてビギーを支援してたそうですが、その前は幾多のデモテープ作成も手伝い、後輩のビギーをモノホンのラッパーに育てた経過があったようです・・・うん、NYのHipHopの発展においては、重要な裏方であることは疑いが無いっすね!


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 その一方で、Mister Ceeといったら、NYの「ミックステープ・キング」の一人として有名で、ストリート向けに多くのミックステープをリリースしており、その点も重要です・・・

 時期的には、90年代中頃から00年代初期ぐらいまでで、ミックステープの父である「Kid Capri」以降の、雑音無しなストリート向けな「ミックステープ」を作ったDJの一人として有名で、それこそDoo-WopS&Sなどど同世代になりますよね・・・

 Ceeさんについては、Doo-WopやS&Sのようなリーク系の新譜をいち早く収録していた作品は少なく、どちらかというとその時に旬な曲を独自のネットワークで集めてプレイしてたいたイメージ(違ってたらすみません)で、NYでは当時から人気で、私の手持ちでも、写真のような様々なテープが作られていました。
 特に、写真下のような「ストリート向けのオフィシャル・ベストテープ」が大人気で、これを多くリリースしていたことが非常に重要だと思います・・・

 Ceeさんのベストテープは、今回紹介するビギーをはじめ、Mobb Deep、Redman、Medthod Man、Jay-Zなどがあり、アーティスト側の了解の下、ある意味でオフィシャルなベストとして作られていました・・・
 内容的にも、そこらのベスト系なミックステープとはレベルが違い、アーティスト側の了解があるので、時に未発表曲だったり、時に本人のフリースタイルやシャウトが入ってたり、相当内容が良く、これが当時から人気だったことの理由が分かります!

 そして、ここで重要なのは、Ceeさんの影響度を踏まえ、アーティスト側が「宣伝(プロモーション)」としてミックステープを作ることを了解(依頼)していた点だと思います。

 この「宣伝(プロモーション)」と「ミックステープ」の関係性は、00年代以降、もっと本格的になりますが、90年代中頃からこういった方法が、自然発生的に生まれ、自然と活用されていたことは、ある意味でHipHopらしいし、ミックステープらしいな~と思っています(^0^)


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 では、作品の紹介です~

 この作品は1995年にリリースされた作品とされ、1994年9月にリリースされたビギーのデビューアルバム「Ready To Die」の発売以降に制作されたテープになります。

 どのような経緯で作られたかは、明確には分かりませんが、ビギーが所属していたレーベル「Bad Boy」だったり、そのレーベル・オーナーである「Sean "Puffy" Combs(ショーン・パフィー・コムズ)」が、非常にストリートを意識したプロモーションで、ビギーなりBad Boyをスターダムに押し上げた経過があるので、このようなテープが作られたのだと思います。
 それも、ビギーをデビュー前からサポートし、ビギーのことを一番わかっているバックDJでもあるCeeさんが作るんだから・・・そりゃー最強ですよね!!

 そして、内容的な話をすると、この作品では「1stアルバムまでのビギー」が網羅されており、初心者にはうってつけの「ベスト盤」になりつつ、聞いてると「やっぱりビギーはストリートのキングだよね!」ということが如実に分かる内容となっております!

 例えば、ビギー名義の曲であれば、シングルヒットもした大ヒット曲、それこそ「One More Chance」「Big Poppa」「Juicy」などを選曲はするのですが、R&B的な要素があって大ヒットしたオリジナルバージョンではなく、ストリート向けにアレンジしたRemixの選曲を多用してて、結果的に選曲が「ストリート」になっています。

 特に、白眉なのが、これらのヒットしたシングルのB面に隠れている「ストリート向けのB面曲」を多用しているところが、流石です・・・

 それこそ、One More ChanceであればMethod Manをfeatした「The Notorious B.I.G. / The What」、Big Poppaであれば「The Notorious B.I.G. / Warning」など、1stアルバムにも収録されたストリートクラシックをしっかりと選曲しています。
 また、Juicyであれば、当時はアルバムには未収録で、アナログのプロモ12inchのみに収録していた「The Notorious B.I.G. / Just Playin'(Dreams)」や、1stアルバムの発売後にリリースされたBig PoppaのRemixのB面に新曲扱いで収録された「The Notorious B.I.G. / Who Shot Ya?」など、1stアルバムでは聞けないストリートクラシックを選曲している点も流石ですね!!

 まず、ビギーって、もともと「ストリートのヤング達が狂喜するラップ」ができる天才で、ほんとこういったストリートな曲はカッコよすぎですよね!!

 そして、その点を踏まえつつ、ビギーのポップ要素も見抜き、ストリートとポップを上手く演出したパフィーの戦略も最強ですね!!

 これは、よく言われていますが、パフィーがこういったビギーの良さを見抜き、いかにして「ストリートを味方にしながら、全世界で売りまくっていくか」を追求した中で、ポップなシングルヒットの裏に、こういったストリート向けの楽曲を多く作っていたのが偉大です・・・
 その一方で、ビギーの良さは、こういったストリート向け楽曲で、ハーコーなことをラップしつつ、どこかポップス的なユーモアのあるラップが出来る点ですよね・・・もちろん、韻の確実さ、フローの素晴らしさもありますが、気づいたら首を降らせるラップが最強すぎます!!


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 そして、選曲の部分を続けていくと、初心者リスナーにとっては「ある意味で、このテープでしか聞けない曲」を多く選曲している点も重要です!!

 例えば、ビギーのアルバムデビュー前、様々なアーティストの楽曲に客演したことでストリートからの信頼を勝ち取った経過があり、その客演曲をしっかりと選曲しています・・・

 例えば、Clean Up Woman使いのド定番「Mary J Blige / Real Love (Remix)」だったり、渋いところだとメジャーシーンでも活躍したレゲエアーティストの「Super Cat / Dolly My Baby (Remix)」などを選曲し、ガッツリとビギーの良さを引き出しています。
 この2曲はどれもパフィーが関わってた曲で、RemixのHipHop路線の楽曲にビギーをフックアップし、リスナーにビギーの名前を憶えてもらう意図があったとされます・・・パフィーの商魂の現れですが、それ以上にビギーがメインアクトを喰ってしまう強烈なラップが最強ですね!

 また、これこそCeeさんにしかできないことですが、Ceeさんが関わったビギーのライブ音源を上手く混ぜて選曲してて、これもクソ熱いですね!!

 例えば、ビギーのフレーズで有名な「♪Where Brooklyn At!Where Brooklyn At!」が初出したライブ音源などが収録され、これも初心者リスナーには「うわっ、ビギー、カッコよすぎ!」となりますね!

 これらのライブ音源は、上記のようなCeeさんが作ったストリート向けミックステープや12inch(白いやつね)なんかでは聞くことができましたが、CD屋さんでアルバムを買っている方では聞けない音源です・・・
 それこそ、前述した客演時代の売り出し中のころの音源で、ラップの勢いも凄いし、パンチラインや韻の太さもヤバいし・・・やっぱり、ビギーは「ストリートなんだ!」ということが分かり、久しぶりに聞いて、かなり心が熱くなりました!


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 少しまとめると、作品の意図としては「ストリートなビギー」をプロモーションするために作られたとも言え、その役割は十分に果たした作品となっています!

 Ceeさんも、その「ストリートなビギー」を理解して、上手く選曲とミックスをし、終始、ビギーのラップに「首を振る」内容にしてあり・・・さすがミックステープ・キングな作品です!!

 つまり、写真の1stアルバムしか知らないリスナーにとっては、その「ストリートなビギー」を知るために格好のミックステープであり、ストリートの兄ちゃんや姉ちゃんからは「お前は俺たちの誇りだ!」となる内容になっており、素晴らしすぎます!!

 こういった作品は、やっぱりストリートで流通する「ミックステープの強み」で、ミックステープにしか作ることができない作品ですね・・・こういったテープがあるから、ミックステープ掘りは止められません(^0^)

 なお、今回紹介したミックステープは、Tape Kingzのテープが高値傾向なので結構入手するのは大変ですが、聞こうと思えばネットに簡単に音源はアップされていますので、探してみてね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Mister Cee 「The Best of Notorious B.I.G.」
Genre : HipHop、R&B、Reggae・・・
Release : 1995年
Lebel : Tape Kingz No Number


Notice : Bad Boyのミックステープについて

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 作品紹介でも触れましたが、ビギーが所属していたレーベル「Bad Boy」は、オーナーのパフィーさんの戦略によって大成功したレーベルとして有名で、ビギーも当然ながらパフィーの手腕があったから、ここまでメジャーになったんだと思います。
 まあ、ビギーの実力があれば、パフィーの力を借りなくても・・・なんて話は当時からあったと記憶していますが、やっぱりビギーの色々な良さを見抜いた上で、当時の音楽業界の流れやニーズを理解してマッシブな戦略をたてたパフィーの功績は、やっぱり素晴らしいな~と思います。

 そんなパフィーさん、戦略の中で「ストリート向けプロモーション」は、どこの誰よりも力をいれていた印象はあり、ある意味で「ヒット曲はストリートから生まれる」ことを信念にしたように思えます。

 その信念の一つが、これらのミックステープになるかな~と思います。

 これは、Bad Boy公認のミックステープで、Bad Boyやパフィー関連の楽曲をNYの有名DJ(Stretch Armstrongなど)に依頼して作ってもらったとされるミックステープで、Bad Boyをストリートに売り出す際に活用していたというものになります。
 写真では、3だけ2本(ジャケ違い)となっていますが、第4弾まで作成され、それなりに人気だったミックステープになります・・・久しぶりに自宅掘りをして発掘しましたが、なかなか良かったですよ(^0^)

 なお、以下は蛇足ですが、この紹介にあたり、昔は持ってたけど、売ってしまったビギーの12inchを買い戻しするために色々なユニオンを回りました・・・なんか、この辺の12も、少しづつ相場が上がってきていますね~
 昔の感覚(00年代前半?)だと、だいたいが100円箱で買えるというイメージだったけど、LPの相当なバブルの余波か、こういった12も少し色がついていた印象があります??
 あと、同じ話だと、Mister Ceeのフリースタイルの12も、昔は100円で買えるというイメージだけど、今は結構なレア盤みたいっすね・・・どこも売ってなかった(^^;)





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<独り言>

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 写真にすると分かりづらいっすね・・・お正月の「暇つぶし」話です(^^;)

 今年の年末年始のお休みは、カレンダーがよかったからか、結構な日数を休め、レコ屋を回ったり、実家に帰ったり、知り合いと遊んだり・・・と羽を伸ばせた冬休みとなりました!
 
 ただ、後半も後半(1月4日~5日)になると、意外とやることがなく、かつ、ブログを書く気になれなかった(汗)ので、約10年ぶりに「大人の工作」を実施してみました!

 何を工作したかというと・・・古いヘッドフォンを改造して「片耳ヘッドフォン・ハンドスティックなし」を作ってみました!

 写真は、10年以上前に買って、5~6年前までは日常のミックステープのリスニング用に利用していたソニーのDJ用ヘッドフォン「MDR-Z700DJ」を元に作った片耳です・・・う~ん、写真にすると分かりづらいや(^^;)

 まず、前振りの話として、このヘッドフォンについて説明しておきましょう・・・

 このSonyのヘッドフォン、00年代にDJ用として大ヒットしたヘッドフォンで、私は音の良さから、どちらかというとミックステープを聞くために長年利用していました・・・

 ただ、5~6年前より、まじめに仕事をするようになり(笑)、仕事用のカバンに入らないことから必然的に利用しなくなり、家の自宅DJでもズーっと使っていなかったので、適当なところに置きっぱなしになり・・・気づいたらボロボロになっていました・・・
 一部のプラスチックはひび割れたことから頭に装着するのは難しくなり、耳あての合皮部分もボロボロに・・・年末の大掃除で発見したのですが、なんか、このヘッドフォン君には「寂しい思いにしてごめん」と素直に反省してしまいました・・・

 そして、このままでは可哀そうだな~と思って考えた結果、約10年ぶりに「工作魂」が復活しました(^0^)

 私は、00年代はこのヘッドフォンを死ぬほど愛用しており、どうしても日常使いの毎日で2~3年で壊れてしまうので、すぐに新品に交換していました・・・
 ただ、壊れたヘッドフォンは、大半が頭を挟むプラスチックの部分が折れてしまったことが原因なので、使おうと思えば音は聞こえるんですね・・・
 なので、2009年ごろ、壊れてないところを改造して「片耳ヘッドフォン」を作ったことがあります。

 今回は、その記憶と根性を蘇らせ、少しの暇つぶしのために改造を行ってみました・・・


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 「片耳ヘッドフォン」って分かりますかね・・・

 これは、本来は右と左の2つ聞く部分があるヘッドフォンを「1つだけ」にしたもので、DJしか使わない仕様のヘッドフォンになります。
 つまり、次にプレイする曲をヘッドフォンで聞きながら、今プレイしている曲とBPMを合わせる時に便利な仕様がこの片耳になります・・・

 このタイプ、70年代のプレDisco時代、NYのダンス系DJの一部が使っていた(それこそNicky Sianoなど)ようで、結果的にハンドスティックがあった方が便利なので、段々とハンドスティック型が普及した経過があります。
 まあ、このハンドスティック型も相当使う人は今となっては相当少なく、今ではHouse系のDJの一部だけが使っており、ハンドスティックなしだと皆無に近いっすかね・・・日本だと、ある時期だけ「DJ Hasebe」さんが使っていた記憶はあります・・・

 ただ、自宅でDJしていると、ハンドスティック型って置き場所に困るなぁと思っていました・・・

 あれはあれで、結構大きいので、意外と面倒です・・・

 そのため、今回、古びたヘッドフォン君と目が合った瞬間に「スティックなしの片耳にしちゃおう!」と思いついた次第です・・・これなら場所を取らないですね!!

 実際の工作は、10年前の全工程の最初の最初だけを転用すれば簡単に作れるだろうと思い、思い付きで作業を開始したらドンピシャで、作業時間1時間程度で完成です・・・
 一番時間がかかったのは、ボロボロで汗を吸いまくって汚れていた「耳当て」をお湯で手洗いして、ボロボロになっていた合皮部分を全部はがしたことでした・・・中身の改造は15分もあればOKでした!


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 これで、我が家のヘッドフォンは「片耳3兄弟」になりました・・・

 スティックなしが使いやすいかどうかは微妙(笑)ですが、暫くは3男の「なし君」を使っていこうと思います・・・

 なお、作り方は「Best Kept Secret」です・・・メーカー品の改造なので、教えるのは色々とハードルが高いです(^^;)

 どうしても気になる方は、2009年にアップした以下の記事を参照にDIYしてみてくださいね~


作ってみよう「片耳ヘッドフォン(Stick Headphone)」



 そんなわけで、今週はこんなもんで・・・

 これから春まで仕事的に苦行の連続の予定なので、2週間、いや場合によってはそれ以上の更新ペースになることはゴメンナサイ・・・

 では、また次回です!!