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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
素晴らしき「コピーテープ」の世界
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 気づいたら、このブログを2008年10月から始めさせていただき、今月で11年目になりました!

 日ごろよりご愛顧をいただき、ありがとうございます!!

 今後も、のんびりペースで更新していきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします!!

 では、そんな周年記念なので、久しぶりに「素晴らしき」シリーズです・・・日ごろの「無駄な研究の成果」を大爆発させますよ(^0^)





1.はじめに

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 今回は、私の中では「コピーテープ」と呼んでいるミックステープを紹介したいと思います!!

 まず、この「コピーテープ」については、あまり定義付けがされておらず、かなりミックステープを掘っている方でも上手くカテゴリー化できていないジャンルかと思いますので、その定義的なところから紹介したいと思います。

 コピーテープとは、私の中では以下の定義になります・・・

①DJミックスのラジオショー、②クラブプレイやライブの録音、③既存のミックステープを、その製作者や演者の許諾を得ず、市販のカセットテープにダビング(コピー)をして、勝手に販売をしたミックステープ

 
 例えば、90年代中頃ぐらい00年代中頃ぐらいまで、HipHopやHouseといったクラブミュージック/ダンスミュージックを追っている方だとご記憶があるかと思いますが、その音楽の本場であるアメリカのNYで放送されたラジオ、それもDJがDJミックスをしている内容が収録されたテープを見かけたことが多いですよね・・・
 特に、レコードを専門店などでレコードを購入されていた方であれば、レジの横にこのようなテープが置かれ、レコードを購入する際に、これらのテープを一緒に買われていた方が多いかと思います・・・

 こう書くと「ああっ、アレね!」と思い出す方が多いかな・・・

 ある年代にとってはポピュラーな存在かと思います・・・

 そう、いわゆる「海賊版」とも言えるテープが「コピーテープ」に該当し、いわゆる「製作者や演者の許諾を得ず」に作られたものなので、かなり「グレー」なミックステープになります・・・

 もちろん、ミックステープ自体がそもそもグレーな存在(収録した曲の許諾を得ていない)ではありますが、コピーテープは上記の①②③の音源さえあればあとは機械任せにダビングして販売をするという形になり・・・なんらかの音源さえあれば、あまり苦労をせずに作れる「ミックステープ」になります。

 そう、悪く書くと「ぬれ手に粟」なミックステープなんですね・・・

 それこそ、「カセットテープ」というフォーマットなので、簡単にコピーをすることができますし、カセットテープであれば、CDのような中心的なフォーマットではないので、ある程度コッソリと売ることもできます・・・

 そのため、ミックステープの中では、かなりアンダーグラウンドな位置にはありましたが、結果的に「買う方の需要」の方が高く、結構人気だったミックステープになります。


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 そう、このコピーテープは「買う側の需要」で成り立っていたテープになります!

 特に、日本においては、どうしても聞きたいけど聞けない「その音楽の本場の音」が聞ける唯一の存在がコピーテープだったと言え、結果的にDJやリスナー側から需要が大きく、その需要に応える形で作られていたテープだったとも言えます。

 当時の状況を整理すると、00年代中頃までは「その音楽の本場の音」を聞くことは、かなり難しいことでした・・・

 それこそ、HipHopやHouse、Reggaeといったクラブミュージック/ダンスミュージックであれば、音源化されたシングルやアルバムは簡単に買うことはできるけど、現場のトップDJ達のDJプレイ等は、その現地に行かないと聞けませんでした・・・
 例えば「どんな風に選曲をして、どんな風にDJミックスをしていくのか」といったことすら、簡単に知ることが出来ず、当時のDJやリスナーはありとあらゆる手段で「本場のDJがどうやってDJをしているか」を得ようと奔走していたとも言えます・・・

 特に、海外の文化が輸入という形で入ってきた日本においては、80年代末から文化自体は入ってきたけど、身近に「見本になる存在」がおらず、DJを志した者たちは「その見本」を手に入れることから始まります・・・
 
 その流れの中で、簡単に実行できたのが「現地のラジオ局で流されるDJミックス・ショー」をカセットテープに録音し、その録音されたDJミックスを参考にすることだったようです・・・

 80年代末から活動をされているDJやアーティストのコメントを統合すると、NY等に旅行や買い付けで訪れた際、空いている時間にラジオをテープに録音し、帰国の際にそのテープを持ち帰り、自分のために、または仲間のためにそのテープを活用していた、と言われています・・・
 また、日本語ラップクラシックの一つである「King Giddra / 行方不明」では、Zeebraさんの歌詞で「♪ウーピーで買ったKissのカセット、レッド、アラート、チャックチルアウト・・・♪」とラップしており、80年代末の黎明期に、既に一部のレコード屋さんでコピーテープが売られ、それを活用していたことが伺えます。

 80年代末といったら、ネットのネの字も想像できない時代です・・・こういった録音したテープを元に、現地のDJ達のDJミックスや選曲を学び、それを日本でのDJが発展したのです・・・

 そう、今回、紹介するコピーテープは「DJの教科書」だったのです!

 この点は結構重要で、クラブミュージックの文化においては、この「教科書」的な側面が共通理解としてあったから、演者のDJ達からすると無許可でDJミックスの音源がコピーされて流通されたとしても、それはある程度「普通なこと」として認識されていたと思います・・・
 まあ、DJ達としたら自分の宣伝にもなるので、そんなには怒る人はいなく、プロモーションの点も含みながら、教科書として広まったのがコピーテープになるのかもしれませんね・・・


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 その後、日本では、90年代初期~中頃になると、DJという存在がポピュラーになり、DJを志す者が増えてきたことから、この教材に対して需要が生まれ、国内の多くのレコード屋さんが、その需要に応えるために製造と販売をすることになりました。

 私の研究ですと、日本のコピーテープは「レコード屋さん」が主導となることで成立していた、と考えています。

 それこそ、前述したように、DJとして必要なレコードを買いにレコード屋さんに赴き、そのレジの横に安価な教材が売っているのであれば、ついでに購入しますよね。
 また、90年代中頃から後半は、日本ではDJ文化はまだまだ未成熟だったことから、どうしても「海外の音が本物」という考えも生まれており、こういったコピーテープに需要が生まれ、「売れるんだったら作って売ろう」とレコード屋さんが考えるのは普通の流れですね・・・

 そのため、これらのコピーテープを掘ると、テープを見ただけでは分からないけど、当時のレコード屋さんが関係していたことが如実に分かります・・・

 特に、日本人の几帳面さというのでしょうか、日本国内で作られたコピーテープは、海外のコピーテープにある「雑さ」はなく、ちゃんと「商品」として成立している点は大きく、これがあるから「ミックステープ」という称号も与えられるのかな~と思っています。
 しっかりと業者プレスのテープがあったり、ジャケがちゃんとあったり、ある程度はシリーズ化されて分かりやすく販売されていたり・・・この点は日本らしいですね~



 ダラダラとコピーテープについて背景等を説明しましたが、私としては、日本のコピーテープにおいては以下の点が重要だったと言えます。

・コピーテープが「クラブミュージックの本場の音」を示す教材として活用されていたこと
・DJやリスナー側の需要を受け、レコード店が中心となって製造と販売を行っていたこと


 今回の「素晴らしき」では、最初に提示した定義と、上記2点の視点を踏まえ、ジャンル別に日本で作られたコピーテープを中心に紹介をします。
 なお、そのテープの名称や通称は、私が考えたものなので、あまり信用しないでくださね・・・(^^;)

 では、いってみよう!!




2.House/Garage(一部HipHop)

(1)Classic Tape Collection・シリーズ

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Tape Type : プレステープ
テープ本体 : 透明テープが多い。フルサイズのシール系ラベル。
ケース、ジャケット : 一色刷りのカラフルなジャケ。特徴的な書体。
プレス : Japan
製造・販売 : Manhattan Recordsらしい???
発売期間 : 90年代中頃~00年代初期
内容 : ②House~Garageのクラブでの新旧ライブ音源が中心。
その他 : 「Mix Tape Colleciton」名義があったり、ジャケに絵が描いてあるパターンもある。


 まずは、今回のコピーテープにおいて、私の趣味からしてドストライクなのが、この「Classic Tape Collection」シリーズになります!!

 内容的にはHouse~Garageのクラブでのライブ音源が中心となり、いわゆるNY系DJ達のレジェンダリーな80年代音源や、日本に来日した際のDJプレイ等が収録された、かなり貴重なテープになります。

 製造と販売は、謎な部分が多いのですが、東京渋谷のManhattan Recordsと言われており、当時、Manhattanの2(赤)や3(オレンジ)なんかで販売されていたような記憶があります・・・

 ただ、こういった謎な部分も含め、ちゃんとシリーズ化され、几帳面に作られているのが「日本のコピーテープ」らしく、私としては一番優等生なコピー君として崇めております!!

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 もう少し具体的な内容も紹介すると、日本において「House~Garage」という音楽が根付いた一因とも言えるぐらい、グレイトな内容が多く、ヤラれます!!

 それこそ、Garage、いやクラブミュージックの祖とも言える「Larry Levan(ラリー・レヴァン)」であれば、全盛とされる80年代のParadise Garageの音源、Garageクローズ後の80年代末から亡くなる直前の音源、更に日本での来日プレイ(それもGold!)の音源など、強力なのが多いですね。
 80年代末~90年代初期は、Houseが全世界的に盛り上がってきた中で、その基礎中の基礎ともいえるGarageという音楽は、過去の幻の存在になってしまい、学びたくても学べないので、こういったコピーテープが活躍したと聞いています。

 Garageという音楽を考えたとき、マジカルなDJプレイ、心に響く絶妙な選曲を通して、聞くものを心の底から「躍らす」ことが魅力の一つです・・・
 そういった意味では、やっぱり「現場の音」は格好の教材になるんでしょうね~

 また、日本に来日した海外DJ達のライブ音源も豊富にリリースされており、パーティーを主催するプロモーター等と深いつながりがあったからなのか、音質ばっちりなライン録音です・・・

 それも、分かってらっしゃるのが、House系のDJの現場のプレイが短くても3時間、長いと半日になることを踏まえ、2巻に分けてたり、長いと数巻にしていることですね・・・
 例えば、NY系Houseの大御所であるTimmy Regisford(ティミー・レジスフォード)であれば、99年の東京公演の音をテープ化しているのですが、なんと8本組だそうで、朝2時スタート、翌日の昼2時に終了の12時間プレイの模様になります!!
 私自身、まだこのテープは集めきれてないのですが、恐ろしいテープですね・・・きっと、昼過ぎには、Timmy先生の幻のスロータイムが入っているのかな~と妄想しています(^0^)

※参考記事
Manhattan Records - MACH / Mail Order List
素晴らしき「レコード袋」の世界
資料集 Manhattan Records レコード袋
Larry Levan 「Live at the Paradise Garage」
DJ関連書籍 「ダンスカルチャー 歴史・紹介本」
Timmy Regisford 「Shelter Japan Tour 2015」(@代官山air 2015/12/26)



(2)ジャケあり白テープ・シリーズ

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Tape Type : おそらく手刷り
テープ本体 : 白いテープが多い。透明な細いテプラのラベルを貼っている。
ケース、ジャケット : 一色刷りのカラフルなジャケ。コスモな絵が多い。
プレス : Japan
製造・販売 : Manhattan Recordsに近い人が作った??
発売時期 : 90年代中頃~90年代末
内容 : ①NYのHouse系ラジオ番組のDJミックス


 早くもテープの通称(タイトル)が適当になってきましたが、こちらも結構好きなコピーテープです!

 (1)のClassicsが、完全にコピーとは言い切れない(許可ありのライブ録音がある)中で、こちらはNYのラジオを音源を使っているので、一番「コピーテープ」らしいテープかもしれないですね。

 内容的にはNY系Houseが中心で、当時のNYのFM局(Kiss FM、WBLS、WKTU、Hot97)で放送されたDJミックス番組の音源をコピーして作ったものになります。
 DJとしては、Timmy Regisford、Tony Hunphries、David Moralesなどの大御所に加え、Lord G、Jelly Bean、Hex Hectorなどが確認でき、なかなか渋いコレクションです。

 Houseにおけるラジオ系のテープは、DJ達はその与えられた時間で終わるように割とコンパクトにDJをまとめてて、割と「ミックステープ」として成立している部分があります。
 それこそ、当時の新譜を中心にしたセットだったり、Garageを含むクラシックなセットだったり、なかなか面白い内容が多いですね~

 そして、イメージとしては、適当に録音したラジオ番組ではなく、レコード屋さんのスタッフ等の「プロの耳」が聞いた上で、良かった日の録音を選んでいる部分もあるのかな・・・
 気合の入った「ミックステープ」級に作品性が優れたモノは無いですが、こういったプロの選別の上で作られているのも魅力で、こういったシリーズになっているコピーテープこそ、内容が良いものが多いような気がします。




(3)Denonテープ・シリーズ

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Tape Type : 手刷り
テープ本体 : Denon製の安売りテープを使用。60分が多い。テープにラベルは無し。
ケース、ジャケット : カラー刷り。作品によって異なる。
プレス : Japan
製造・販売 : Ciscoが作った??
発売時期 : 90年代中頃
内容 : ①NY~UKのHouse~HipHop系ラジオ番組のDJミックス
備考 : 800円~850円で販売されていた


 こちらもHouse系コピーテープの中では有名なテープで、私の中では「Denon(デノン)テープ」と呼んでいるシリーズです。

 (2)と同じで、NY系のラジオを中心にコピーをしていたシリーズで、もろに「日本でコピーしました」が分かってしまう名シリーズです。
 多くのテープに、Manhattanのライバル店であった有名レコード店「Cisco」の値札が貼られており、そのことからCiscoが作った、またはCiscoに近い人が作っていたテープと考えられます。

 内容的には、Houseが中心となりながら、HipHop系のラジオもコピーしており、両ジャンルに強かったCiscoらしいテープだな~と思っています。
 FM局でいくと、当時はHouseの番組もあったHot 97が中心で、Tony Hunphries、Frankie Knuckles、Funkmaseter Flex、渋いところだとUKのKiss FMからCold Cutなどの番組をコピーしており、意外とジャンルが広いのが魅力(?)です。
 ジャケットも、タイトルとなる番組の内容をイメージしたオリジナルジャケットが付けられており、内容的にも良いものが多く、結構好きなシリーズですね~

 ここからは妄想ですが、ManhattanとかCiscoが絡んでいるのは、きっと、NYで仕入れをしているそれぞれの現地事務所で、こういった番組を日常的に聞いてて、それで良かった内容が会社内で出回り・・・それがコピーテープになったのかな?
 買い付け系のお店だと、現地に訪れた時の番組しか録音ができないけど、現地に事務所があるところは、日常的にラジオ番組をフォローが出来るので、良質なテープが作れたのでは・・・と思います??

※参考記事
CISCOに送る鎮魂歌
素晴らしき「レコード袋」の世界
資料集 Cisco Records レコード袋



(4)薄型シリーズ

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Tape Type : 手刷り
テープ本体 : 各社の安売りテープ。テープにラベルなし。
ケース、ジャケット : カラー刷り。作品によって異なる。
プレス : Japan
製造・販売 : Ciscoが近い人が作った??
発売時期 : 2000年ごろ
内容 : ①NYのHouse系ラジオ番組のDJミックス、②クラブの現場録音
備考 : 1200円で売られていた


 こちらもCiscoの流れで紹介しましょう・・・Ciscoの値札が貼ってあったので、Ciscoに近い人が作っていたと思われるテープです。

 これは、まだ私も発掘しきれていないのですが、00年前後に売られていたと思われるもので、Louie Vegaのラジオや、下の「その他」で紹介するLarryの現場録音など、なかなか魅力的なシリーズになっています。
 ただ、一貫して、薄型のケースで、カラージャケなので、たぶんシリーズ化されていたコピーテープになります・・・使っているテープに共通性はないので、適当に買ってきたテープで生産をしてたんでしょうかね~

 今回、この記事を書いてて、House~Garageについては、製作者の好みがあるみたいで、あるシリーズはTony、あるシリーズはLouie Vegaといった感じで、コピーするDJに傾向があるように思えます・・・
 


(5)98年NYCラジオ・シリーズ

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Tape Type : プレステープ
テープ本体 : 透明テープ。フルサイズのシール系ラベル。
ケース、ジャケット : カラー刷り。デザインはほぼ共通。
プレス : Japan
製造・販売 : 不明??
発売時期 : 98年ごろ??
内容 : ①NYのHouse系ラジオ番組のDJミックス


 こちらは本数は少ないのですが、割と見かけることが多いシリーズですね~

 このテープは、NYのWKTU、Hot 97で放送されたHouse系のDJミックスショーをコピーしたもので、David MoralesやTony Humpriesといった有名DJのプレイを中心にテープ化されたものです。
 時期は98年4月~6月の放送のようで、製作者がたまたまこの期間にNYへ訪問してて、録音したいた番組を帰国後に製品化したのかな??

 ただ、このテープがグレイトなのは、業者発注のプレスをしているところですね!
 (1)もそうですが、ある程度、売れることが予想できるから、業者に発注しても元が取れると考えたんでしょうね・・・

 まあ、一般社会ではあまりテープを利用しなくなった1998年頃でも、CD屋さんに向けた視聴用テープ(アドバンステープ)が、カセットテープを利用してたので、実は国内で発注しやすい環境だったことも大きいかも・・・

 なお、ラジオのコピーテープの魅力をここで紹介しておくと、個人的には「現地のノリ」が学べるところが大きいかな~と思っています!

 もちろん、プレイしている選曲やDJミックスの勉強も大きいのですが、現地だから出せる「ノリ」がラジオだと如実に現れてて、これが大変良いですね!

 この辺は、HipHopの方が分かりやすいですが、HouseもHouseで、DJプレイの「ノリ」が黒くって、やっぱりイイですね!!
 個人的には、ラジオなので、番組の途中で入ってくる「CM」が黒くって、普通に中古車さんや家電屋さんの宣伝から始まり、出会い系(?)の宣伝などが流れ、なかなかな「黒さ」を発揮してくれます(^0^)



(6)Oneway Records・シリーズ

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Tape Type : 手刷り
テープ本体 : 安売り市販テープ(KEEP、超高音質)。タイトルは細ラベルに手書き(無しもある)。
ケース、ジャケット : 市販テープのままで、背に黄色テプラでタイトルを表記。
プレス : Japan
製造・販売 : 中目黒Oneway Records
発売時期 : 90年代末~00年代初期
内容 : ①NYのHouse~HipHop系ラジオ番組のDJミックス、②現場録音も多少あり


 これは、相当テープを掘っている方でも知らない方が多いでしょう・・・考え方によっては相当レアな逸品です(^0^)

 このテープは、東京都目黒区の中目黒という街にあったレコード店「Oneway Records」が作っていたテープで、同店のみで販売されていたテープになります。
 
 Onewayは、クラブ系のレコード店としては先駆的なお店で、HouseやHipHopなど、NY系のクラブミュージックの新譜や旧譜を取り扱っていたお店になります。
 近くに渋谷があるものの、当時は数少ないクラブ系のレコードを買えるお店とあって、当時は結構人気なお店と聞いています。

 このテープ、同店の元関係者様から譲って頂いたもので、内容的には、NYのラジオ番組をコピーした内容になります・・・

 同店も、NY系のレコードを輸入してたことから、NYに現地スタッフの方がいたのでしょう・・・たぶん、そのスタッフの方が録りためたものを日本でコピーしていたのだと思います。
 そして、その元音源は、お店の営業中、暇な時にラジカセ(?)でダビングしてたそうで、かなりの「家内制手工業」(笑)だったそうです・・・

 なお、元手が殆どかからないため、テープを売ると結構な利益は出てて、お店としては「売れるとかなり嬉しい」商品だったそうです・・・
 ただ、同業者からは批判を受けやすい売り物なので、結果的に「コッソリと売らないといけなかった」とのエピソードもあり、こういったことがあったから、同店では、写真のような「手製」を喚起する仕様にしてたのかな~と思っています。

 そして、内容というか、コピーした番組が「グレイト!」なのが多く、個人的には大好きなシリーズです!!

 それこそ、写真のダニー先生のダンクラですよ・・・これは内容が素晴らしく、当時のDJ達は、こういうテープを聞いて、昔の曲を掘っていたんだろうな~と思うと、どこか胸が熱くなります。
 ちょっと脱線しますが、この手のコピーテープって、トラックリストは一切ついてないので、テープを聞いて「いい曲だな」と思っても、そこから探索の旅になるのだけど、そうやって掘ると、曲に対する思い入れも増えるので、結果的にDJプレイが良くなるよね~と思っています!

 なお、このシリーズというか、コピーテープ全般に言えるのが、まとめて買わせていただくと、ケースと中身が異なっていることがあり、LarryがGrandmaster FlashとしてHouseを2枚使いしている(笑)といった、嬉しい中身違いも発生しますよ~



(7)その他

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 ここでは、カテゴライズが出来なかったテープをまとめて紹介しますね~

 まず、House~Garageのコピーテープでは、日本ではLarryのテープが人気だったようで、シリーズ化まではいかないけど、様々なコピーテープが販売されていたようです。

 写真がぼやけてて恐縮ですが、どれも日本で作られたコピーテープで、82年のGarage、88年のChoice、92年のShelter(これは4のテープです)など、濃い現場録音が多いですね!!
 ちなみに、鴬色のは、なんとプレステープで、やっぱり、みんな、Larryの伝説を知りたかったから、こういったテープに食いついていたんだろうな~というのが想像できますね!

 そして、下のは、なんと1996年の西麻布YellowでのJoe Claussellのプレイで、もしかしたら、これは販売ではなく関係者に配られたテープかもしれません?
 もう、この時期からアイソ・バリバリで、当時の新譜(!)だったNuyorican Soulの「It's Alright, I Feel It」 を情熱的にアイソってて、最強です・・・
 進行形のクラブでのDJプレイを録音したテープって、関係者筋で配られてたものは多く、それこそGoldのカンパニージャケのテープを見かけたことはあります・・・このテープも、そういう流れで作られたのかな??


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 そして、こちらはUK系のラジオのコピーテープですね・・・

 UKもDJミックスのラジオ番組が多く、それこそGilles Petersonの番組などはJazz系が好きな方から支持されてて、日本でもテープが流布されていたようです。
 ただ、UKのは、NY系のと比べると、圧倒的に本数が少なく、日本では意外と見つからないテープかも??
 なお、奥のJoey Negro(!)は、ラジオの録音じゃないかもしれないけど、Londonプレスの逸品です・・・市販テープがロンドンっぽいオシャレな感じで、グレイトです!!





3.HipHop、R&B

(1)Hot 97 Funkmaster Flex・シリーズ

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Tape Type : プレステープ
テープ本体 : 透明テープが多い。フルサイズのシール系ラベル。
ケース、ジャケット : 一色刷りのジャケ。書体はいろいろ。
プレス : Japan
製造・販売 : ???
発売期間 : 1999年~2000年ごろ
内容 : ①HipHop系ラジオ局であるHot97のFunkmaster Flexの番組。


 先ほどのHouse~Garageのコーナーでも、HipHop系のを紹介していましたが、ここでは、HipHopに特化したコピーテープを紹介しますね~

 まず、このテープですが、1999年~2000年ごろに作られたシリーズもので、NYでも大人気だったDJ「Funkmaster Flex」の番組をコピーしたものになります。
 これもプレステープで、HipHopでも、こういったコピーテープが人気だったことを証明しているかもしれないですね~
 
 Flex、今となってはどれだけ凄かったかを説明するのは難しいですね・・・

 ただ、間違えないのは、Flexが当時のNYで「HipHop系DJの4番打者」だったことです!
 
 圧倒的な黒いノリで、豪快な2枚使い、ファットなマイク使いなど、HipHopのDJらしさはメジャーリーガーで、NYでも人気だったし、日本でも人気だったDJになります。
 それこそ、日本のDJ機材メーカー「Vestax」が、Flexモデルのミキサーを作るなど、90年代中頃から00年代初期までは、日本でもFlexのDJスタイルを勉強してクラブDJになった方が多いかと思います。

 そして、そのFlexの良さを一番伝えたのが、やっぱり「コピーテープ」ではないかと思います!

 このテープであれば、Hot 97というNYのHipHop系ラジオ局で、たしか週帯のメインDJを担当していたFlexの番組をコピーしており、NYらしいマイクとDJが圧倒的です・・・
 この圧倒的な「黒いノリ」は、ミックステープでも多少は出せますが、より地に足付いた感じだと、やっぱりラジオに勝るものはないですね・・・

 そう、ラジオでないと出せない「HipHopの本当のノリ」をダイレクトに伝えることが出来たのが「コピーテープ」になるのです!!
 
 日本のコピーテープを見ていると、異様にFlexのテープが多く、この辺の「ノリ」を売り物にしてたんでしょうね・・・

※参考記事
Funkmaster Flex & Biz Markie 「Live At The Tavem On The Green」
素晴らしき「DJ機材カタログ」の世界



(2)Future Flava・シリーズ

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Tape Type : プレステープ(もしかしたら手刷り)
テープ本体 : US産の透明テープ。フルサイズのシール系ラベル。
ケース、ジャケット : 共通ジャケットで、背に通し番号表記。
プレス : Japan
製造・販売 : ここでは伏せますね・・・テープには有限会社の名前が書いてあります。
発売期間 : 90年代末~00年代前半
内容 : ①NYのHipHop系ラジオ「Future Flava」をコピー
備考 : ジャケットの裏に、製造元の連絡先が隠れて書いてある。もしかしたらレコ屋の販促品なのかも。200本限定らしい。


 次は、今回の調査で、これが「日本製」と分かったテープシリーズです!!

 日本では、NY系のラジオ番組だと、どうも直球のDJよりも、プロデューサー系のDJで、かつ日本人が好きなトラックを作る人が好まれる傾向があり、このテープの主役であるPete Rockや、DJ Premierなんかが人気になっています。

 Premierであれば、Tape Kingzから出されたミックステープ「Crookryn Cutz」や、Premierが出演してたラジオ番組「Tunderstorm」のテープは人気で、結構な値段がしますよね・・・

 Pete Rockもそうで、割とこのラジオ番組「Future Flava」がコピーされて販売されていることが多い印象があります・・・
 この番組は、Pete RockとMarley Marlがホストを務める番組で、日本でもNYでも人気があった番組になります・・・私としては、意外とPete Rockがしゃべてる印象があるかな??

 ただ、このテープがイイところは「あまり愛がない」ところですかね(笑)

 一応、コレ系のテープには珍しくトラックリストがついているのですが、7割方は収録曲が分からないので「Unknown」と書いてあります・・・
 うん、もうちょっと頑張って曲を載せろよ!と突っ込みたくなるぐらい「Unknown」と書いてあります・・・テープ馬鹿としては、かえって嬉しい内容ですが・・・笑

 また、謎なのが、普段は全く見ないテープのジャケットの裏に、このテープの製作者の連絡先が記載されていて「このPROMO ONLYを毎月無料送付中です。(先着200名様限り)」と書いてあります・・・
 製造者の名前は、まったく知らないですが、もしかしたらどこかの通販系のレコード屋さんで、客寄せの一環で、このテープを配っていたのかな~と妄想しています。



(3)Skillz・シリーズ

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Tape Type : 手刷り
テープ本体 : maxell製の市販テープ。ラベルシールなし。
ケース、ジャケット : コピー紙のジャケ。表面にSkillzのマークと、背にタイトル。
プレス : Japan
製造・販売 : 名古屋 Skillz
発売期間 : 90年代末~00年代前半
内容 : ①NYのHipHop系ラジオ


 次は、名古屋のHipHopシーンを支えたレコード店「Skillz」が作ったとされるコピーテープで、DJ ClueやStretch ArmstrongといったNY系DJのラジオ番組をコピーしたテープになります。

 どうも、こういったコピーテープは、大手を振って売ることができないため、その作ったお店の近辺でしか出回らないようで、東京に住んでいる私の近くでは、名古屋のこのテープはなかなか巡り合えないようです・・・
 ただ、名古屋らしいというか、テープ自体の体裁は、アンダーグラウンドな感じだけど、しっかりと店名を入れているところにはビックリです・・・豪快ですね!!

 なお、他にどのようなDJのテープを作ったかは分からないですが、日本だとDJ Clueはあんまりウケなく、Stretchは人気だった印象があります・・・
 Clueも、NYではかなりラジオで人気があったけど、日本だと意外とウケなかったですね・・・

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 また、確定が出来てないですが、このようなジャケのもあり、これもSkillz製と思われます・・・テープは同じMaxellで、写真のMassive Bのほかに、Flexのタイトルも確認できます・・・

 こういう場合、本数を集めることで、初めて分かることが多いので、これからも頑張って集めよう・・・

※参考
DJ Caujoon 「Crazy Juice Volume 1」



(4)4DJ's・シリーズ

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Tape Type : 恐らく手刷り
テープ本体 : ノーメーカーの透明テープ(もしかしたらUS産)。ラベルシールはなし。
ケース、ジャケット : おそらく・・・前期は一色刷りのカラー紙。後期は濃い目の紙にオールドイングリッシュ書体。
プレス : Japan
製造・販売 : 渋谷 4DJ's Records
発売期間 : 90年代末~00年代末
内容 : ②Old School期のライブテープ


 今度は少し違う方向性のテープを・・・これもなかなか集まらないテープですね!

 ミックステープマニアには有名なDJ「Sgroove Smooth」さんが運営していたお店「4DJ's Records」で作られていたとされるテープで、70年代末~80年代中期までのHipHopのライブを現場録音したテープをコピーしたものになります。

 まず、Sgrooveさんについては、自らも積極的にミックステープをリリースし、更にミックステープレーベル(Ke.T Drive)を主宰していたことから、かなりテープに理解度があり、その流れでこのテープを作られていたようです。
 ちょうど、90年代末から、日本ではHipHopにおけるOld School期の再評価があったので、その辺の流れから、興味を持たれる方が多く、こういったテープに需要があったのだと思います。

 テープの歴史を振り返ると、70年代末~80年代中期までは、ここで使用されているHipHopのライブの録音テープがストリートで出回っており、これがミックステープとして楽しまれていました。
 この辺の話は、名著である「ミックステープ文化論」に詳しいのですが、MCのバトルの様子や、ブロックパーティーでのDJのプレイなどを録音したテープが出回っており、時期によって異なりますが、Cold Crush Brothers、Zulu Nation、Run DMCなどのテープは人気だったとされています。

 そして、4DJ'sさんが作ったコピーテープは、これらのUSのストリートで出回っていたテープを仕入れ、自分たちでコピーして販売をしていたようです・・・

 ちょっと調べきれてないですが、時期によってジャケの方向性が違う(もしかしたら前期のは別のお店が作ってたかも??)ようで、後期のオールドイングリッシュ書体のは、4DJ'sさんのURLが入ってて、割と長く販売していた印象があります。
 正直、孫コピーになるし、元のテープの録音がそんなには良くないので、音はイイとは言えない作品ですが、Old School期の空気をダイレクトに聞けて、今となっては非常に貴重なテープかもしれないですね~

 なお、後期では通し番号が設定されており、作品数は73作まであったそうです・・・
 そして、記憶だと、4DJ'sさんがお店を閉める時、この全てのテープをヤフオクでマトメ売りしてて、なかなか買い手がつかなかった記憶があります・・・あれは結局売れたのかな??

※参考記事
Ke.T Drive 作品リスト
Sgroove Smoove 「Dis-Co-Nnection」



(5)Still Diggin'・シリーズ

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Tape Type : 手刷り
テープ本体 : Denonやノンブランドの安売りテープ。一部のテープは、Still Diggin'のハンコが押された細ラベルが貼られている。
ケース、ジャケット : オリジナルのテープの白黒コピー。安売りテープのジャケに手書きもあり。
プレス : Japan
製造・販売 : 渋谷 Still Diggin'
発売期間 : 90年代中期ぐらい
内容 : ③US産のミックステープ、①USのラジオ番組


 これも研究成果の一環です・・・真ん中の写真がキラーでしょ!

 これは、現在は原宿に移転した洋服店「Still Diggin'」が、渋谷のManhattan Recordsの裏にあった頃に作られたとされるコピーテープになります・・・
 時期としては、90年代中期ぐらいで、MUROさんやGore-Texさんが店員として勤めていた時期か、その直後くらいのテープのようです・・・
 MUROさんや関係者のインタビューでも、テープをコピーして販売してたようなことはコメントしているので、このテープがその実物なんでしょう・・・

 テープの仕様は、テープによって若干異なるのですが、ある時期は、テープ本体に「Still Diggin'」のハンコが押された細ラベルが貼られており、ある意味で「USのストリートなHipHop」を直輸入していた同店だからこそできる仕様かもしれないですね~
 
 ここで少し補足話で、③「既存のミックステープのコピー」について触れておきましょう。

 「1.はじめに」にも書きましたが、基本的にはコピーテープは、その音を作ったDJ等の許可は得ていないためグレーな存在です・・・

 ①ラジオや②ライブであれば、ある意味で「開かれた」状態なので、コピーされても問題視しない傾向があり、そんなにはグレーではないと認識されています。
 ただ、③の既存のミックステープとなると、そのDJが直接売るものなので、コピーすることは相当なリスクがあり、ストリートの掟で裁かれることもあるようです・・・

 しかし、USやジャマイカでは、一度ストリートに出た音源は、どんなに睨みを聞かせても、誰かが勝手にコピーしちゃう傾向があり、既存のミックステープのコピーは「仕方がないこと」と捉えられてもいました。
 そのため、DJ側は、そういったコピーされることを前向きにとらえ、タダで自分のプロモーションをしてもらっていると考えていたようです・・・
 ミックステープの父であるKid Capriのテープは、まさにそうで、カプリ自身も、全世界でこのテープがどれほど出回ったかが分からないぐらい、コピーがあったとコメントしています。
 
 そのため、Still Diggin'のこのコピーテープも、そういったUSのストリートマナーに従って作られたようで、ジャケの適当さも見習ってて、まさに本場ですね!

 なお、蛇足ですが、Still Diggin'の近く、通称「Cisco坂」のふもとで、90年代中頃~末ぐらいまで、通称「テープ屋キングス」というお兄ちゃんが、こういったマナーなミックステープを路上で売られておられましたね・・・
 その後、テープ屋キングス氏は、何かのお店を作られたような記憶があります・・・覚えている方がいたら教えてください~

※参考記事
DJ Viblam 「Bring The Beat Back Vol.1」
Kid Capri 「Old School Vol.1」



(6)その他 ①海外のコピーテープ

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 以下では、記事としてまとめきれないもの、関係するテープだけどコピーテープとは趣旨がずれるものを紹介しますね~

 まずは、USプレスのコピーテープですね・・・

 USでも、ラジオ等を録音したテープが「コピーテープ」として販売されていますが、アーティストやDJ側の了解があって作られているものもあり、かなり事情が複雑です。

 それこそ、写真上の「The Stretch Armstrong Show」は、WKCRというコロンビア大学のラジオ局で90年代中頃に放送していた番組で、NYのアンダーグラウンドなMCや、アップカミングなMCを紹介したことで、シーンにおいて重要なラジオ番組とされていました。
 そのためか、NYの人気レコード店「fatbeats」がプレスする形で、ほぼ手刷りのコピーテープが流通しており、日本にも流れていました・・・
 ただ、これはストレッチ側が了解している部分もあるでしょうから、今回の「コピーテープ」とはちょっと違い、オフィシャルのミックステープと言っても良いかもしれませんね~
 
 また、下の「The CM Famalam Show」は、Stretchの番組でホストMCをしていたBobbitoが関わった番組で、これは有名DJ機材ショップ「Turntable Lab」が作ったテープで、割とバトル系のDJに特化した内容をコピーして販売をしていたようです。

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 なお、無許可なコピーテープの方が圧倒的に多く、例えば、90年代前半にテープレーベル的に機能していた「Underground Mix Tapes」という上記のようなコピーテープ・シリーズもありました。
 ただ、これはこれで、かなり真面目にテープをつくってて、下の方のフリースタイル集は、ラジオのフリースタイルを編集したテープのようで、かなり最高な内容になっています!

 まあ「コピー=悪者」と考えるのは止めましょう・・・「コピー=味がある」と考えた方が楽になれます(^^;)



(7)その他 ②日本のコピーテープ

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 そして、今度は日本産のコピーテープです。

 (2)のところでも触れましたが、日本でコピーされる音源は、割とメジャー・ネームが絡むものが多く、例えば、写真上のBiggieが亡くなられた際のHot 97のFunkmaster Flexの番組や、下のDJ Premierの人気番組「Tunderstorm」のコピーテープは割と人気だったようです。

 ただ、なんでしょう、結構適当に作っている部分も見受けられ、上のBiggieのは、つぎはぎだらけの内容で、なんとなく気持ち悪かったり、下のPremierは、人気ミックステープ「Crooklyn Cutz」の名前になっているけど、実際は、たぶんラジオ番組「Tunderstorm」からの録音だったりします・・・

 うん、やっぱりコピーテープには「山師根性」が多少見え隠れしているんですね・・・

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 また、海外のミックステープって、当時のリスナーからすると「海外モノだから内容は絶対に良いはずだ」みたいな盲信があったので、日本ではおのずと人気が高く、その点を突いて、これらのコピーテープが販売をされれたようにも思えます。

 それこそ、写真のテープは、オリジナルは海外でジャケ付きで作られたミックステープですが、いざ中身をみてみると、日本製の市販テープで作られています・・・
 まあ、もともと、海外のオリジナルとされるものも、市販テープを自分で手製ダビングをして作っているので、どっちもどっちなのですが、日本のコピーテープは、若干、ジャケの色が薄くなってるかな・・・

 なお、ひどい日本製のコピーテープだと、市販テープの表面に印字されている「漢字」をカッター等で削っているケースもあり、写真のテープだと右中の時間表記「90分、片面45分」を削ったりしています・・・
 そうすることで、「これは海外から輸入したんだよ」としたかったんでしょうね・・・


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 ただ、愛もあるコピーテープもあります!

 この二つは、すでに紹介済みのテープですが、左のは1987年ごろに日本で作られたNYのFMのコピーテープで、DJはChuck Chilloutです・・・ブリッジバトルのころのラジオなので、ノリが素晴らしく、大好きなテープの一つです!!
 特に、このテープがいいな~と思うのが、この記事の冒頭に書いた「King Giddra / 行方不明」の歌詞で歌われた「その時期のコピーテープ」なので、情報が欲しくて欲しくてたまらない若者の熱が感じられるテープですね・・・
 また、個人的には、これをお持ちだった方が、私のブログを読んで「この人に託したい」となり、譲って頂いたテープなので、個人的にも熱いテープです!!

 また、右のも最高で、これはやっぱりNYのラジオのコピーですが、クリスマスな番組をコピーしてて、現地でないと作れない「黒い甘さ」が全開で、日本人には作れないミックステープに進化しています!
 特に、故・Luther Vandrossの歌の扱い方が上手く、この辺は日本人には作れないですね・・・チョイスしてコピーをされた方はえらい!!

※参考記事
DJ Chuck Chillout 「American FM Station - KISS FM」
Kaizoku Radio(?) 「Christmas R&B vol.2」





4.Reggae

(1)Jack Sowah・シリーズ

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Tape Type : 手刷り
テープ本体 : 海外TDKの市販テープ。だいたい細ラベル×手書き。
ケース、ジャケット : 市販テープのインデックス部分にスタンプがある。
プレス : Jamaica
製造・販売 : Jack Sowah
発売期間 : 80年代末???
内容 : ②Reggaeのライブ音源


 では、次はレゲエで行きましょう・・・ただ、レゲエ特有のマナー(?)があるので、最初はJAプレスからいきましょう!!
 なお、レゲエについては、そこまで詳しくない部分もあるので、間違いがあればご指摘くださいね~

 まず、前のHipHopの部分で、こういったコピー行為が「ある種の公共財」的な説明をしましたが、レゲエはもっとその考え方が進んでいたように思えます・・・

 つまり、レゲエの現場でプレイされた音源は、もし誰かが録音して、それがコピーされて流布されていても、そんなには問題がないと認識されていたようです・・・
 それこそ、街中に大なり小なりのテープ屋さんがあり、レゲエの現場=ダンスやクラッシュの模様を録音したものが販売されていたそうで、新旧の様々な現場録音が出回っていたようです・・・

 そして、当然ながらダンスを主催する方も、自分たちのダンスやクラッシュの音をテープに録音し、後で販売することは常套手段であり、それこそ、当時のジャマイカやNYの現場に行くと、会場の横の方でテープをその場でコピーして売ってくれる方法があったそうです・・・
 下手したら、今やっているダンスやクラッシュの録音も販売していた(!)ようで、生活の中で、こういった現場の音が共有されて楽しまれていたようですね・・・

 なお、レゲエのこういうマナーは、NYのHipHopにも影響を及ぼし、それこそ初期のOldSchoolの音源は現場でもコピーされて売られてたり、街にテープ屋さんがあったりしたそうです・・・

 そして、このテープに話を戻すと、このテープは80年代~90年代に有名だったカセットマン(現場で録音をする人)である「Jack Sowah(ジャック・ソワー)」さんのテープで、ジャマイカの首都・キングストンのConstant Spring Roadにテープのお店があったそうです。

 Jackさんは、おそらく初期は自主的に(勝手に?)現場を録音し販売をしていたようですが、ある時期からサウンド側が黙認、そして共存するような形でテープを販売していたようです・・・
 当時はどうやって販売していたかは分かりませんが、上記の写真の通り、かなり雑(笑)な仕様になり、かえって「メチャクチャ味がある」存在になっています・・・音も現場なので微妙なのもありますね・・・

 でも、このテープ、ほんと重要ですね・・・

 こういった形で録音された新旧の現場録音のテープは、ジャマイカ国内を駆け回り、そして国外にも旅し、全世界で「レゲエ」の種をまいた「きっかけ」になったと言われいます・・・
 
 日本でも、Mighty Crownを始め、様々なサウンド、アーティストがこういったテープに影響をうけたことを公言し、ジャマイカやNYに訪れた際、こういったテープを現地で購入し、現場のプレイの方法を学んだり、ダブの曲の作り方を学んだりしたそうです。
 Mightyについては、NYにあったテープ屋さん(Music City)をよく使っていて、過去のインタビュー等でも現場録音のテープを通して様々なことを学び、自分たちのサウンドを作っていたことをコメントしており、ほんと重要な存在だったと思います(^0^)

 なお、このテープ、私は結構前に柏のユニオンで購入しました・・・ジャマイカから旅をして、柏に辿り着いたことが、このテープが「旅をした」ことになるかもしれないです(^0^)

※参考記事
Cassette China 「Black Kat VS Silver Hawk 92」
・【外部サイト】「ウィー・ポウ(Wee Pow)、「カセット/ダブプレート文化について語る・・・」



(2)Cassette China・シリーズ

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Tape Type : 手刷り
テープ本体 : 無地の透明テープ。片面だけフルサイズのラベルシールに手書き。
ケース、ジャケット : 作品によって様々なデザインのジャケット。
プレス : Japan
製造・販売 : 横浜 Cassette China
発売期間 : 90年代中頃~00年代初期??
内容 : ②Reggaeの現場録音(ジャマイカ、NY・・・)


 そして、レゲエの2発目は、海外の現場録音テープに影響を受けたMighty Crown達が作っていたとされる「Cassette China(カセット・チャイナ)」を紹介しましょう・・・これを紹介するために、(1)を紹介してみました!

 先ほど、Mightyの面々が海外のテープに影響を受けてサウンドを進化させていった中で、自分たちも独自にミックステープを作り始めたそうです。

 それこそ、95年に湘南であったクラッシュ「Mighty Crown vs Brain Buster」のテープから始まり、初期は自分たちで手刷りでコピーし、売り上げよりも自分たちの宣伝みたいな形でミックステープをリリースしていたそうです。
 いい話として、Migthyが世界戦で優勝した1999年のWorld Crashのテープは、まだまだ手刷りだったそうで、Masta Simonさんだけで2000本ぐらいコピーをしたそうです・・・あと、売り上げの一部はダブ代に消えてったそうで、テープがサウンドに血と肉になっていたことが伺えます。

 そして、いろいろなテープをリリースする中で、過去のジャマイカ等で行われたクラッシュやジョグリン等の模様を収めた現場テープを、コピーして売っていたのが、この「Cassette China」になります!

 おそらく、Mightyの面々が海外で購入した現場のテープを元にコピーをしたようで、まあまあ「グレー」なテープではありますが、これはグレイトですね・・・だって、Mighty色に染まっているのだから!

 内容を聞いてみると、海外製の現場録音よりも何となく聞きやすいんですよね・・・きっと、Mightyの面々が良い内容だったものをコピーしていたんでしょうね。

 また、ジャケットもそれぞれ愛をもってデザインをされていて、レゲエに興味を持った人にも買いやすくしていたのにはビガップです・・・
 Mightyって、横浜レゲエ祭など、一般の人にもレゲエを楽しんでもらうように努力をしてた印象があり、このテープにもその良さが現れているな~と思いました。

 ただ、やっぱり直接的な影響を受けたのは全国のサウンドマンになるのかな?
 直接的なコメントは聞いたことが無いけど、私自身がこのテープを集めてると、大阪で出会ったり、京都で出会ったり、東京で出会ったり・・・色々なところで出会うんですね。

 やっぱり、よいテープは「旅」をするんですね~

※参考記事
Cassette China 「Black Kat VS Silver Hawk 92」



(3)Rockers Island・シリーズ

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Tape Type : 手刷り
テープ本体 : 無地の透明テープ。片面だけフルサイズのラベルシールに手書き。
ケース、ジャケット : 共通ジャケット(作:プシン)。背ラベルは基本的には書いていない。
プレス : Japan
製造・販売 : 大阪 Rockers Island
発売期間 : 90年代末頃~00年代中頃まで
内容 : ①ジャマイカのラジオ音源、②現場録音(ジャマイカ、NY・・・)


 レゲエ好きなら、このテープを見て「懐かしい!」と思う方が多いでしょうか?
 結果的に影響力が強かったテープですよね!!

 このテープは、有名レゲエ系レコードショップ「Rockers Island(ロッカーズ・アイランド)」で販売か配布をされていたテープで、主にジャマイカのラジオ音源や現場録音をコピーしていたものになります。

 まず、Rockersですが、札幌から始まったレゲエ系の通販のお店で、全盛期は大阪の店舗を中心に全国のレゲエファンに「レゲエ」を配給していた重要なお店になります。
 社長さんのタッカーさんは、元サウンドマン(Judgement)であったことから、Dacehall以降というか、最新のレゲエを常にプッシュしていた傾向があり、日本でレゲエを普及させた立役者の一人になるかと思います。

 そして、このテープ、記憶だと「販促品」のような形で配布をされていたと思います・・・???

 Rockersは、初期は通販で、購入者にお勧め曲が入ったマンスリーテープを配布してた流れがあり、このテープも購入者にオマケみたいな感じで配布していたような気がします・・・
 う~ん、ただ、販売もしてたのかもしれないですね・・・詳しい方がいましたら、是非、教えてください!!

 ただ、内容はMighty同様、Rockersクオリティーというか、結構内容が良いテープが多く、ジャマイカのFM局「Irie FM」の最新録音や、最新のクラッシュなど、旬な音をすぐに届けてくれてて、なかなか貴重な存在だったかと思います。
 なお、ジャケは、あのプシン(富心)さんが書いたそうで、これもいい味出してますね!



(4)その他

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 レゲエのコピーテープは、まだまだ私自身の勉強が足らず、よく分からない状況です・・・

 何となく、カテゴライズできなかったコピーテープを上記に掲載してみましたが、まだまだ鬼のようにテープがあり、今後も勉強していかないと・・・です。

 うん、ほんとうにレゲエのテープは「コピーしすぎ」で、某レゲエテープには、ギャグで「AMMARI DUBBING SUNNAYO(あまりダビングすんなよ)」と書かれるぐらいですね・・・

 例えば、海外クラッシュ系は、日本でも人気があることから、ジャマイカやNY、UKで売っているテープを仕入れ、それをコピーして流している傾向が見られます。
 結構前に、レゲエ系レコ屋さんに教えてもらった情報だと、Mightyであれば、自分たちが勝てなかったクラッシュのテープは発売しないそうで、そうなると海外で出たクラッシュを日本に持ち込んでコピーする方法になりますよね・・・
 そのため、こういったコピーテープが活躍していたんでしょう・・・

 あと、ジャマイカのコピー屋さんと提携してた流れもあり、JAの有名テープ店「Cassstte Ninja」がまじめに(?)作ったテープは、大手レゲエテープレーベルの「Culture Shock(カルチャーショック)」が流通させてたようですね・・・
 また、ダンスホール系のコピーテープの話ばかりでしたが、ルーツ&カルチャー系も、過去音源を中心にコピー化されてて、Jah Shakaなんかは割とコピーをしているイメージがあります・・・

 まあ、一概に「レゲエってイイぞ!」という気持ちがあってのコピーなので、それはそれでいいのかな・・・


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 ただ、やっぱり「悪しきコピー」も存在し、その代表格が、通称「静岡コピー」になります。

 これも不明確で恐縮ですが、レゲエ系のテープを掘っていると結構な確率で遭遇するコピーテープです・・・

 内容としては、ソニー製の市販テープに、癖のあるテプラ系の細ラベルが特徴的で、オリジナルのジャケをカラーコピーしてるので、見た目は本物と勘違いしがちです・・・

 いろいろな方の話を統一すると、作っていたのはどうやら静岡にあった業者のようで、小売店向けに独自に卸してた(個人売りもやってた??)感じみたいで、オリジナルのテープよりも仕切りが安かったのか、それなりに売れていたようです。
 ただ、このコピーテープは、国内で作られたミックステープ、それも発売中のものをコピーしてたので、もはや「海賊版」です・・・レゲエ自体、オリジナルとされるものがコピーなケースも多かったり、もともとコピーに寛容な部分があるので、そこを突いた形になりますね・・・

※追記 コメント欄に「静岡コピー」に関する貴重な情報を頂いたので、追記します。
・2000年代前半には、一般向けの音楽雑誌の広告欄に広告が載っていて、カタログ請求をすると月1でカタログが送られてきていた。
・注文は留守番電話に商品番号を話して注文していた。(個人売りもしていた)
・テープ1本600円から800円くらいだったそうです。
・ジャンルはHIPHOPとR&Bがメインだったが、幅広くオールジャンルだった。DJも有名どころからマイナーな物まで掲載してあった。
・正規のミックステープが販売されるとすぐにリストに掲載されていた。
・レコード屋でも、堂々とここのテープを大量に揃えて置いている店もあった。



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 ただ、ただ・・・ミックステープのコレクターはもっとダメで、気づいたら「静岡コピー」も収集の対象になっており、最近は見つけたら必ず購入しています(^^;)

 特に、コレクトしているのが「豪快なコピー化」で、上記のMUROさんのとDJ Beatさんのがグレイトすぎます・・・

 MUROさんのは、2本組の「Super Reggae Breaks」ですが、静岡式なソニーの市販テープに落とし込むため、ジャケを切り貼りしてオリジナル化しています・・・
 DJ Beatさんのも、丸ケースなところを、強引にソニーの市販テープに移行しており、発見した時、思わず泣いてしまいました(^0^)

 う~ん、こう書いてると、むしろダメなのは私なんですよね・・・(^^;)

※参考記事
Mighty Crown 「Mighty Crown Vol.8 - Fivestar Cup 98 頂点」
MURO vs Zoo-shimi 「Super Funky Reggae Breaks」
DJ Beat 「東京ビーボーイズ 15thアニバーサリー」




5.その他

(1)DJ Seiji 82.5 FM North Wave

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 最後は、コピーテープとは異なるけど、ちょっと近いもので、明らかに「最高です!」というテープを紹介しますね~

 まずは、最近、ニューアルバムをリリースされた北の御大「DJ Seiji(セイジ)」さん関連のテープで、Seijiさんが担当されてたラジオのDJミックス音源をコピーしてた(?)シリーズになります。
 
 これは、いろいろな事情があって私の元に舞い込んできたコピーテープで、手元に届いて「そんなのあるのかよ!」とブッとんだ逸品です!!

 内容的には、1995年~1997年ごろ、札幌にあるFM局「82.5 FM North Wave」で放送されていた「Cool Urbab Night」と「Street Flava」という番組で、DJ Seijiさんが提供したDJミックスを収録したものです・・・本数はかなりの巻数が作られたようです。
 どうやら、作ったのはSeijiさん自身で、きっと自身のプロモーション用に作ったんでしょうね・・・この時期に作ってたSeijiさんの手刷りテープとジャケの印字が似ているし、Seijiさんらしい几帳面なまとめ方で作られているので、Seijiさんが作られたんでしょうね・・・

 脱線しますが、DJミックスを中心としたラジオ番組は、割とその内容を録音したテープを作っていることがあり、有名なところだと、You The RockさんのNight Flightは、Avexのカンパニーテープでコピーがあったり、MUROさんとRikoさんのDa Cypherもそういうテープがあったりします。
 Cypherについては、出演したら、その出演した回のテープを貰えたこともあったという話も聞いたことがあり、関係者レベルの資料として作られていたようです・・・

 そのため、このSeijiさんのもそんな感じでしょうか・・・ただ、市場には出ずらいテープかな??

 なお、内容は・・・もちろん最高すぎます!!

※参考記事
DJ Seiji 「Old School Hip Hop 2」
J-Wave 「Hip Hop Journey - Da Cypher - 」について(改定版)
「Tokyo FM - Hip Hop Night Flight」について



(2)愛のある個人コピーテープ

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 オーラスは、やっと公開するブツです!!

 このテープも、いろいろな事情があって私の元に舞い込んできたコピーテープになります・・・

 どうやら様々な海外系ミックステープを個人的にダビングしていたものを、ほぼすべて、背ジャケに前オーナーの「手書きタグ」がカスタムされたコピーテープです!

 一部は、表ジャケにもタグが書いてありますが、なんか、これを見ると「熱く」なるんですよね!!

 私が中高生だった頃、HipHopが流行り始めてて、タグが書ける子は、こうやってテープに書いてて、素直に「カッコイイ・・・いいな・・・」と思ったりしたものです・・・
 私は、こういったタグが一切書けず、手書きは一切諦めた(笑)経過があり、タグを書けると女子からモテるという特典もあった(通学バックに書いて~となるんですね)ので、うらやましかったなあ~

 きっと、前オーナーも、コピーではあるけど、「カッコよくしてやるぞ!」という気持ちで書いたんでしょうね・・・

 うん、このテープ、一生大事にさせていただきます!!

 なお、蛇足も蛇足ですが、某レコード店に勤められている某バイヤー氏は、最近、フリマでこういった個人コピーのテープ、それも和物~City Popを掘るのがブームになっているそうで、またイルな方向を攻めているな~と感心させられました(^^;)
 確かに、80年代のCity Popは、エアチェック文化があったので、独自にオシャレな編集テープ、つまりミックステープを作られていたわけですよ・・・私も挑戦してみようかな??(^^;)

※参考記事
DJ MURO 「Da Cypher's Choice Vol.4」
90年代中ごろにHipHop/DJなどの情報が載った昔の雑誌





6.さいごに

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 というわけで、日ごろ調べていたことを、研究成果としてまとめてみました~

 この記事が、いったい誰向けなのかはアレですが、テープを掘っている方は、是非、参考にしていただければと思います~

 あと、こういったコピーテープが無価値ではなく、価値があることも示せたかな・・・
 もし、こういったテープをお持ちなら、捨てず私のようなダメ人間に譲ってくださると嬉しいです・・・場合によっては、高価買取をしてくださるユニオンの某店を紹介しますよ~(^0^)



 あと、こういう記事を書いていると、まだまだ勉強が足らなかったり、コレクションが不足している部分があったり・・・私自身の未熟さにも気づいたりします・・・
 ここ最近、仕事やプライベートが嬉しいぐらい忙しいこともあり、なかなかブログに時間を費やせないですが、これからも精進して頑張っていきたいと思います!

 では、今後ともよろしくお願いいたします~





追伸
こんなに記事を書いたので、今週は独り言はお休みです~







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編集情報 20191017 23:30
 コメント欄に貴重な情報と修正の指摘があり、記事に追記と修正を行いました。
 ?さん、いしはまさん、コメントを頂き、ありがとうございます!!





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DJ Jr. 「Basic Of HipHop Music」
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 気づいたら、このブログで「ミックステープ」を紹介し始め、もうすぐで11年目になります・・・もう、そんなにやってるんですね(^^;)

 ただ、もう500本近くは紹介しているはずなのですが、まだまだ紹介していないテープも多く、この道はどこまで続くんだろうと思ったりもしています・・・
 特に、家で在庫テープを掘っていると、「あれっ、これって紹介したっけ?」と思うのはイイ方で、下手したら紹介したような気になって未紹介なテープも多いんですよね・・・困ったものです(^^;)

 そんなわけで、ある方からコメント欄で問い合わせをいただき、急に「もしかしたら紹介してないのでは?」と思い返したDJのテープの紹介です~


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 今回は、長年に渡りHipHop系のプロDJとして活動を続けている「DJ Jr.(ジュニア)」さんの作品を紹介します!

 Jr.さんは、東京出身のDJで、Zeebraさんが率いていたクルー「UBG (Urbarian Gym)」に所属していたことから、クラブDJのほかに、ラッパーのバックDJに長けていたお方で、日本のHipHopシーンでは影の立役者なお方です。

 バックDJとしては、UBGボスのZeebraさんのバックDJを長期にわたり担当していて、現在はあのSky-Hiさん(日高光啓さん)の専属バックDJとして、全国を行脚されているそうで、この経歴だけでも「腕利き」というのが分かります。
 バックDJって、あまり注目を浴びない仕事かもしれませんが、正面に立つMCを引き立たせるため、様々なテクニックや、阿吽の呼吸でのトラック出しなど、ほんと「職人芸」が必要とするDJです・・・その点では、Jr.さんの腕は4番打者級なんでしょうね!

 また、クラブDJも精力的に活動してて、00年代前半であれば、UBGの先輩にあたるDJ Ken-Boさんと共に、渋谷Harlemの金曜の夜を飾った名物パーティー「The Finest」のレギュラーに始まり、様々なパーティーでレギュラーをもっており、DJでも「職人」なお方でした!
 特に、横浜で精力的に活動をしていたイメージはあり、横浜のクラブに行かれてたお方だと、馴染みがある方が多いのかな~と思います。


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 その「横浜」に関係するのが・・・横浜をベースにしていたテープレーベル「Town Records」より、ミックステープを数本リリースしてたことです!

 Town Recordsも、このブログではあまり明確に紹介してないレーベルですが、横浜に関係するDJ達の作品を多くリリースしていて、それこそDJ Mayumiさん等が作品がリリースされていましたね。

 私自身も、Townのテープは、まだ全容がつかめていないのですが、どちらかというと、横浜のDJやMC達のプロダクションをしていた要素が強いようで、その流れテープも作ってたようですね・・・
 こういった地元で活動しているDJやMC達を支えるレーベル/プロダクションが、テープをリリースしているケースは全国各地で確認されていますが、なかなかそのレーベルの情報が無いのが歯がゆいです・・・もうちょっと調査をしないとな~

 ちなみに、Jr.さんは、左側の2本がTownからのリリースで、右側の2本はUBGが母体になったテープレーベル「Quarter Inches」からのリリースですね~

 なお、右の白いのは、なかなかレアな一品で、ジブさんの2000年ごろに行われたライブツアーの際に配布されたと思われるテープですね!
 こういったDJやMC達のプロダクション的なことをやっているレーベルは、こういったセルフ・プロモーションなテープを出すことにフットワークが軽く、そこはHipHop的ですね・・・なお、白のテープについては、以下の記事をご参照くださいね~

● DJ Jr. 「The Live Animal 2000 Japan Tour」


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 では、今回はTown Recordsからリリースされた人気作「Basic Of HipHop Music」を紹介しますね~

 こちらの作品は、タイトル通り「HipHopの基礎」を選曲した作品で、Middle School(80年代中盤から後半)のHipHopクラシックを中心に選曲をしています。

 それこそ、A面のド頭から、イントロを挟みつつ、「Run DMC / Here We Ge ( Live At The Hunhouse)」からスタートする時点で「ああっ、分かってらっしゃる!」と唸ってしまう選曲です!

 同曲は、ライブ録音であるものの、DJのJam Master Jayが、ブレイクビーツクラシックの「Big Beat」を淡々と2枚使いしながらファンキーなビートを作り、その上でMCのRunとDMCが、強力なライムをぶち込んでくる内容です・・・もうこれこそ「HipHopの基礎」ですよね!!

 個人的にも、Run DMCが作り上げた音楽がHipHopの基礎となり、その後のHipHopを形成していったことを考えると、HipHopの魅力を最大限に表現しているこの曲からスタートするのには、思わずグッときてしまいました(^0^)
 また、Jr.さんがバックDJに長けている、つまりその重要性を認知していることからかも、これをド頭に持ってきたのかな・・・ちょっと思い込みかもしれないけど、こういう曲はいつ聞いても「Bに戻してくれる」ので大好きです!!


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 そして、選曲の部分に話を戻すと、「HipHopといわれる音楽の基礎」である「ファンキーなトラック」×「強力なライム」が組み込まれた曲=Middle Schoolの楽曲を上手く選曲しており、これらの曲を知らない方に優しく教えている印象があります。

 そう、このテープは、ある意味で「教育テープ」なんですね。

 つまり、その音楽に興味はもったけど詳しく知らない方に対して、「これは基礎だから聞いてね!」のような感じで作られたのがこの作品になります。
 そう、今であれば、YouTubeとかで「HipHop 定番」と検索すれば出てきそうな音源を、ミックステープにしたのがこの作品になるのかもしれません。

 ただ、私としては、こういう内容が「テープ」で作られているのが面白いし、重要だと考えています。

 それは、私も同じ体験をしましたが、YouTubeもネットも普及してなかった時代は、その音楽の基礎を簡単に聞くことはできず、それなりに自分で努力してその音源を探して聞かざるを得ませんでした・・・
 ただ、すべての曲のアルバムを買うわけにはいかないので、その需要を埋めていたのが「ミックステープ」になっていたのですね・・・私も多くのクラシックをミックステープを聞いて覚えたので、これは重要なことだと思います!

 ミックステープって、やっぱり「ストリートからの教科書」な部分があり、それが魅力なんだと思います・・・

 それこそ、こういった「基礎」を聞きたいのであれば、大手のレコード会社が出すようなコンピを利用するのも良いかもしれません・・・
 ただ、これらコンピは、レーベルの権利の壁があり、すべての曲は入れられないので、結果的にストリートから生まれた音楽であるHipHopの全ては表現できないのかもしれません・・・
 
 でも、ある程度グレーでいられるストリートのミックステープであれば、そのすべての曲は収録できるわけですね・・・なので、私たち世代は、クラシックな曲やカッコいい曲を「ミックステープ」から教わったのです・・・

 また、DJ的な視点で考えると、やっぱりHipHopは「DJ」の発展をとして作られた音楽なので、DJミックスを通して聞くと、そのHipHopの良さがダイレクトに伝わる部分があります・・・DJミックスをすると、不思議とその曲達が生きてくるのもポイントかもしれません・・・


 話をJr.さんのテープに戻すと、こういった基礎を必要とする初心者向けに、分かりやすくまとめつつも、ニヤっとした選曲が目立ち、この選曲の塩梅が大変上手いな~と思いました!

 例えば、この作品の選曲では、面白いまでの「数珠繋ぎ選曲」にしていて、ひたすら関連曲で繋いでいきます・・・

 分かりやすいところだと、HipHopの競争性を表した名バトル「ブリッジバトル」を意識して、このバトルのきっかけとなった曲である「MC Shan / The Bridge」から「Boogie Down Productions / South Bronx」を繋げ、そのまま関連曲に繋いでいきます。
 更に、その流れで、Shan側の母体クルーであるJuice Crewの曲(Biz、Kane、Kool G)などをメドレー的につなげ、とにかく関連する曲を数珠的に繋いでいくのは上手いな~と思います。

 曲を聞いただけでは分からないけど、HipHopという音楽/文化は、その音楽/文化の発展の中でバトルなどの個別のサブジャンル(?)も大いに影響しているので、その辺も網羅しているのが上手いな~と思います。

 また、全体を通すと、やはり「グルーブの統一感」の点も意識ししててなかなか上手いですね・・・

 例えば、B面の出だしであれば、MUROさんのカッコいいシャウト(!)からの「Doug E. Fresh & MC Ricky D / La Di Da Di」で、まずはヒューマンビート曲を選曲しつつ、段々とレゲエ的な節回しの曲に移行しする中で、クラシックな「Boogie Down Productions / The Bridge Is Over」へつなげ、さらに、レゲエ的なヘビーなベースラインに着目して「Just-Ice / Cold Gettin' Dumb」に繋いでいきます・・・
 ここでは、サブジャンルなこと(ヒューマンビートボックス、レゲエ、ヘビーなベースライン)をやはり数珠繋ぎ的に選曲していくのですが、上手いのが、結果的に「HipHop」というグルーブに統一してあり、こういったサブジャンルが変わっても首振りが止まらない感じに仕上げているのが上手いな~と思います!



 紹介的には以上になり、初心者の方には最適なミックステープになっております(^0^)

 きっと、当時、これを聞いて勉強した方も多いんでしょうね・・・ただ、若干、初心者向けに2枚使いとか、ハードな動きのある選曲は避けているので、若干の物足りなさはあるかも??

 ではでは、気になる方は探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Jr. 「Basic Of HipHop Music」
Genre : HipHop(Middle School)・・・
Release : 2003~4年ごろ??
Lebel : Town Records TWTP-0016
Notice : 2013年ごろにCD再発があるようです。




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<独り言>

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 え~、いきなりビールの写真で恐縮ですが、「偶然」っていいな~という独り言からスタートです(^^;)

 28日(土)は、嬉しい用事があり、銀座~有楽町に出かけておりました・・・

 普段、私の生活圏も、そして趣味的な範囲でも銀座~有楽町ってあまり行かない所なのですが、最近、たまに出かけることがあり、行ったら何となく交通会館の各地のアンテナショップを覗くというルーティーンが流行っております(^^;)

 そして、土曜日も交通会館に寄ったら、近くで何か盛り上がっていることに気付きました・・・

 おおっ、「ラグビー」か!

 ご存知の方も多いかと思いますが、有楽町からほど近い丸の内を中心に、街ぐるみで日本で開催をするラグビーワールドカップを応援しており、交通会館の横の、無印が入ってた建物が、どうやらパブリックビューイングの会場になってたようで、そこに遭遇したのですね~
 
 なんとなく、うる覚えの情報でも、今日の夕方が日本対アイルランドの試合があることは知っていたので、近くに寄ったら、ちょうど前半が終わりそうなタイミングだったようで、この盛り上がりです・・・

 そして、少し覗いてみると、日本が接戦じゃないか!!
 
 ちょうど土曜日は、連れと一緒に行動してて、この会場の横にハイネケンのバーがあり、もう夕方近いし、そこで乾杯でもしようかとなり、ビールを飲みながら、しばしの観戦です・・・
 
 たまたま、外のテラス的なところは開いてて、秋に近づく優しい空気を感じながら乾杯・・・美味しいな~

 残念ながら、その場所からは、中のバーにある観戦モニターは見れなかったですが、中で真剣に観戦をしている方々の一喜一憂を見ているだけで、試合がどう動いているのが分かり、気分は高揚します・・・

 そして、日本の歴史的な勝利・・・あの時、試合を見守っていた皆の「日本が勝った」ことへの一体感、そして「素晴らしい試合」が見れたことへの感謝は素晴らしかったです(^0^)

 特に素晴らしかったと思うのが、まさに老若男女、そして色々な国の人が「ラグビー」というスポーツによって一つになる姿です・・・いやいや、素敵な光景だったな~

 うん、偶然に近くを通っただけなのに、こんな歴史的な場面の空気を味わえるとは・・・お連れ様の星の強さに「ありがとう」です!!


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 そして、今度は久しぶりなディグ報告です・・・

 今週は、10月からの増税前の最後の週末だからなのか、Towerのポイントが良くなったので、買ってなかったCDや本をまとめ購入してきました~

 楽しみだったKocoさんのサルソウル・ミックスや、MUROさんとT-GrooveさんのMotownのコンピ、そして個人的には待望なGラップの歴史本と、買い逃していた若杉実さんのダンス本など、増税に負けない買い物をしてきました!!

 取り急ぎ、Kocoさんのを聞いてますが・・・ヤンバイのが来ましたね!!

 個人的には「Inner Life / I Like It Like That」の2枚使いが強烈で、この人が日本の宝であることが証明されたな~と思ったりしました(^0^)

 ちょうど、ブログの執筆をしてる際に、DJ松永さんがDMCで優勝した一報も届き、ほんと、日本のDJ達が「ヤンバイんだ!」ってことを痛感しました・・・

 KocoさんはKocoさんで、9月はアメリカツアーを行っているし・・・なんか「日本のDJ」の底力が発揮されてきたのかな・・・
 
 うん、このことには答えが出ないけど、とにかく「嬉しい」な~です(^0^)



 ではでは、今週はこんなもんで・・・

 10月は、テープネタにはなりますが、久しぶりに研究発表(aka素晴らしきシリーズ)を行う予定ですので、お楽しみに・・・

 では、また来週です~









 
SKIPP 「Skipprogram - Keep On Swingin」
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 もう、9月も半ばを過ぎ、10月に近づいてきたのか、すっかり秋めいてきましたね・・・

 今週、私用でデパ地下に入ったら、スイーツ売り場が秋めいていて、どのお店も栗系の美味しそうなスイーツを出してて、「ああっ、もう秋なんだよな~」と思ったりしました・・・

 いきなり話が横道にそれますが、ここ数年、会社の同僚や部下を励ましたり、ねぎらったりするとき、サプライズ気味にホールのケーキを買うことがあり、個人的にはデパ地下って好きなんですよね(^^;)

 それこそ、午前中に外仕事があった時、こっそりとデパ地下に行って買っておき、おやつ時にサプライズ気味に出すと女性陣が大変喜んでくれるので、つい奮発してしまいます(^^;)

 ホールのケーキ、切るのは大変ですが、やっぱり「見た目」がイイですよね・・・本当はカットしているケーキの方が配りやすいのでしょうが、ホールの状態だと、お店側も「魅せること」を考えておられるので、その綺麗さにテンションが上がるんですよね~

 ちなみに、ここ最近は高野さん、GRAMERCY NEWYORKさん、Henri Charpentierさんが好きです・・・もう、普通に「アンリ・シャルパンティエ」って言えるぐらい好きっすね(^0^)
 ただ、本当はシンプルなチョコレートケーキが好きなので、Topsさんが一番好きかも・・・でも、見た目の綺麗さだと、高野さんのフルーツのとかはヤンバイですよね~

 そんなわけで、甘い繋がりで「New Jack Swing」全開な作品の紹介です~


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 今週は、名門テープレーベル「Undaprop Wreckordz」よりリリースされていた「Skipp(スキップ)」さんによる作品を紹介しますね~

 まず、製作者のSkippさんのことを紹介すると、あの「ラッパ我リヤ」が率いていたクルー「走馬党」に所属していたラップグループ「INDEMORAL(インデモラル)」のMCになります。
 INDEMORAL自体は、もともとはNOROYという名前で90年代中頃より活動していた2MCのラップグループで、2002年にはメジャーデビューをするなど、結構活動をしていたグループです。

 そして、Skippさん自体が、なぜミックステープを出していたかは明確には分からないのですが、「Skipprogram」というシリーズ名で、90年代前半のR&B~New Jack Swingを中心としたテープを、1997年ごろから2001年ごろまで断続的にリリースしていました・・・

 確認が出来ている範囲だと、上記の5本がリリースされており、選曲もDJも結構上手く、当時は結構売れていたように思えます・・・


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 なぜ、Skippさんがミックステープをリリースしていたか・・・

 このことを考えると、ポイントとなるのが、Skippさんの周りにいた「仲間たち」の存在が大きいのかな~と思います。

 まず、リリース元の「Undaprop Wreckordz」は、Naked ArtzのDJだった「DJ S@S(サス)」さんが中心となって作られたレーベルと言われており、そのS@Sさんが経営していた洋服店「Group In The Dark」を母体にしたレーベルになります。
 
 このレーベル、というかこの洋服店には、DJやラッパーの若手が集っていて、それこそNaked Artz周辺のアーティストに加え、BlacksmokerのKei-Bombさんや、我リヤ周辺の若手が集ってて、Skippさんもその中に入っていたようです。
 上記の写真は、当時のHipHop系ファッション誌「Woofin'」に掲載されていた「Undaprop Wreckordz」の特集で、Keiさんのお姿などは確認できますね・・・大昔に資料用で撮影しておいた写真なので、写真が小さくってすみません・・・

 やっぱり、黎明期の日本語ラップや、日本のHipHop系DJシーンを考えると、洋服屋さんの存在は大きいですよね・・・

 特に、S@Sさんの「Undaprop Wreckordz」については、良質な作品を多くリリースしていたことに加え、このレーベルから「Sugar Bitz」が派生していった(らしい)ので、ミックステープを日本で広めた中では、大変重要なレーベルになります!

 なお、S@SさんやUndaのことは、以下の記事に少し書いてあるので、ご参照ください~

 ● DJ S@S 「Cookbook - Page #2 The Spring Time of My Life」


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 では、作品の紹介です~

 前述したとおり、このシリーズは「New Jack Swing」を中心に選曲した内容で、NJSのノリの良さを上手く出してて、結構お勧めなシリーズです。

 今回は初リリースの第1弾で紹介をしますが、シリーズ全体を通して選曲的には割と定番を選曲せず、深い選曲が中心となります・・・
 ただ、聞いていると「あれ、この曲カッコいいぞ・・・レコが欲しくなった!」となり、Skippさんの堀りの深さと腕の良さが光った作品になっております!

 それこそ、NJSド直球のボビ男様であれば、後期の「Bobby Brown / Humpin' Around」を選曲してきたり、ボーイズグループものからは「The Boys / Thanx 4 The Funk」を選曲してきたり、なかなか渋いところを突いてきます!
 もう、正直に書くと、このテープに選曲されたNJSは持っていない曲が多く、この2曲は歌モノが強い新宿のユニオンで買ってきてしまった・・・よいミックス作品ほど、その収録曲を「聞いた人に欲しくさせる」ことがあると思うので、その意味ではSkippさんの作品はホームランです(^0^)


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 そして、選曲とDJミックスの話を、さらに深く掘り下げると、実は選曲の幅も広く、HipHopやHouse的なグルーブの曲も選曲してており、それこそ「Lisa Lisa & Cult Jam / Let The Beat Hit 'Em」のような両方のグルーブをもった曲も選曲しています。

 また、このLisa Lisaは、この前の曲ではラップ曲のアカペラをこのLisa Lisaのインストにブレンドし、その後に本編に流れるような展開にしてて、DJミックスのアイデアも上手いです!

 私自身、最初は「有名な曲が一曲もないので入りにくいかな?」と思っていましたが、こういった選曲の深さ、DJミックスの上手さなどを通して、NJSのもつ「ダンサンブルなグルーブ」をつくり、気づいたらそのグルーブに乗せさせる・・・そんな上手さがあると感じました。



 やっぱり、選曲やDJの上手い方の作品は、何度聞いてもイイですね・・・おかげで、下で報告した棚つくりの作業がはかどりました(^0^)

 テープ自体は、探せば結構見つけやすいテープだと思います・・・気になる方は、是非、探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : SKIPP 「Skipprogram - Keep On Swingin」
Genre : R&B(New Jack Swing)、House・・・
Release : 1997年
Lebel : Undaprop Wreckordz UWT-012





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<独り言>

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 先週、少し報告をしましたが、レコード棚を追加購入し、昨日、その棚が届いたので、さっそく組み立て、レコード棚を増設しました・・・

 「レコードあるある」なんでしょうか、棚の組み立ては慣れているのでスグできるのですが、増設増設を繰り返すと、どうやって他の棚に連結させるか、そして地震対策をどうするかの方が時間がかかるんですね・・・
 なんとかして棚を連結して、防振対策もしましたが、もう違●建築よろしくで、無理矢理な設置、そしてつぎはぎの連続で、ちゃんと倒れずに棚として頑張ってくれるかが、やや心配です・・・

 そして、今の部屋では、相当な改造をしない限り、もうこれ以上、レコード棚を置くスペースがない状態になりました・・・

 たまにレコの先輩たちの話を聞くと、引っ越しのきっかけの一つに「レコードが置けなくなったから」ということを伺います。

 ただ、私たちのダメなところは、「置くところが無い」→「不要なのを処分してスペースを稼ぐ」という発想があまりないことで(汗)、こういう趣味をしていると、とにかく「モノが増えていく」こととの戦いになります・・・

 今回、設置作業をしてて「今の住まいも長いし、そろそろ引っ越しをしようかな・・・」と思いました。

 ただ、ただ・・・これも「レコードあるある」ですが、その膨大な量のレコードや、私の場合は更にテープを運ぶことを考えると、すぐに「まあ、今回は無しかな・・・」と逃げてしまうんですよね(^^;)

 う~ん、どうしようかな・・・今回ばかりは真剣に考えよう・・・

 なお、棚の増設と共に、レコードのジャンル別の置き場所も整理したので、ブログの執筆作業や自宅DJが少し楽になったかも?

 ではでは、今週はこんなもんで・・・また、来週です~♪





Circus DJ's 「Tightloop Walkers」
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 え~、今日は3連休の最後で、何となく思い立ってしまい、スマホを新調してきました・・・今さっき、やっと設定作業が終わり、眼精疲労が半端ないです(^^;)

 たいしてアプリとかを入れていないけど、TwitterやらLineなどのアプリを落として、いろいろな設定をして・・・この作業は地味に疲れますね~

 でも、ボロボロだったスマホケースも新調され、なんか気分が良くなったぞ・・・

 最近、レコードとテープ以外は購入欲が湧かなかったので、この勢いでボロボロな私物は新調しちゃおうかな・・・こういう勢い(きっかけ)がないと、食指が動かない人なんですね(^^;)

 ではでは、今週の紹介です~


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 今週は、先週のUlticut Upsを聞いたためか、なんとなく「2DJもの」が気になってしまい、00年代は精力的に活動されていたDJデュオ「Circus DJ's (サーカス ディージェース)」の作品を紹介します!

 まず、Circusさんのバイオを軽く紹介すると、「DJ Kou(コウ)」さん(写真左)と「DJ Top Bill(トップビル)」さん(写真右)によるDJデュオで、彼らがもつ凄腕なターンテーブル技術で聞く者をロックしていたDJデュオになります。

 それこそ、DJ Kouさんが、ターンテーブリスト系の大会である99年のITF日本チャンプに輝くなど、いわゆる「ターンテーブリスト」というスタンスを軸に活動をされていたデュオで、タンテとミキサー、それにサンプラーや様々な楽器を織り込み、唯一無二の世界観を作っておられました・・・
 
 なんでしょう、「ターンテーブルで音楽を奏でる」ことを体現されてたデュオで、それこそHIFANAやKIREEKのような2DJの先駆けのような感じですかね・・・
 選曲を積み重ねて音楽を作るというよりも、スクラッチや2枚使いを駆使して音楽を作っていく感じで、コレ系が好きな方ならマストなお方ですよね?

 彼らのDJの詳しいところは、以下の動画が分かりやすいと思いますので、ご確認ください・・・

 なお、活動自体は1997年ぐらいから活動していて、初期はRyotaさんという方も参加されていたり、Top Billさんが「Ill Bill」という名前だったり、時期によって多少の変化があったようです。

● You Tube - Circus DJs @ HMV Shibuya In Store Live!! 08/06/2010


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 そして、Circusさんについては、上記のようなミックス作品がリリースされており、個人的には「ミックス作品」を作れたターンテーブリスト系DJと考えています。

 私自身、ターンテーブリスト系の作品は、それなりに持っていますが、どうしてもコレ系の作品はスクラッチや2枚使いの技術を魅せることが目的になってしまい、結果として選曲面が強くない部分もあり、ちょっと苦手なジャンルなんですよね・・・

 ただ、今回のCircusさんについては、ミックス作品においてしっかりと聞ける作品が多く、それこそ選曲もしっかりと出来るし、さらに選曲を生かすための2枚使いやスクラッチ、その他のフレッシュなアイデアが組み込まれており、これが素敵です!!

 また、彼らの他の魅力として「アメリア西海岸勢とのコネクション」が結構強く、これが様々な面でプラスに働いています!

 それこそ、Circus DJ'sの結成は、メンバーが滞在していた1997年のカリフォルニアになるようで、このベイエリアのHipHopシーンのDJ、MC、ビートメイカーとは親密な関係があり、これが作品に生かされています。
 例えば、DJ Kouさんであれば、同じくベイエリアで活動をしていた日本人MC「Shingo 2」のバックDJをされてた時期もあるなど、シーンの中心的人物とも交流があったようで、特にターンテーブル技術については、西海岸のターンテーブリストっぽさを受け継いでいるな~と思います。

 では、今回の紹介では、彼らの初期作(1999年作?)と思われる「Tightloop Walkers」で、彼らのDJを紹介しますね~


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 まず、この作品では、A面がHistorical Sideとして旧譜HipHopもの、B面がRevolutionary Sideとして99年前後の新譜HipHopを中心に選曲された作品になります。

 詳しいDJセットは分からないですが、基本は2タンテ×1ミキサーで、もしかしたら、もう1セット(1~2タンテ×1ミキサー)が入ってたり、後編集を入れてあったりしてて・・・単純なDJミックスではなく、彼らの思う「DJミックス」を体現した作品になるのかもしれません。

 まず、印象的なのが「西海岸=ベイエリア」のHipHopの匂いがすることですね!

 それこそ、A面の旧譜系では、西海岸のHipHopを作ったレジェンドクルーHieroglyphics系の曲も選曲してて、クラシックな「Souls Of Mischief / 93 'Til Infinity」を選曲してたり、B面の新譜系では、当時のシーンでは大ヒットした「Dilated Peoples / Work The Angles」を選曲するなど、Gではない西の匂いがします!
 また、この作品では、HieroglyphicsのMCであるDel the Funky Homosapienなどからのシャウトアウトがあったり、盟友のShingo 2のフリースタイル(既存曲のブレンド?)があったりと、選曲以外でもベイエリアのHipHopの匂いがしており、聞いててどこか心地よいですね~

 ベイエリアのHipHopって言うと、なかなか説明しづらい部分がありますが、独特の乾いた感じが魅力的で、テープを通して、このグルーブを上手く表現しているのが素敵ですね・・・
 なんとも説明が難しいのですが、乾いた空気感の中に、芯が太いHipHopがあるというんでしょうか・・・ヘッズなら緩く首を振ってしまう感じがあります。

 うん、この辺のグルーブの出し方は、彼らが「選曲ができる」証拠で、スキルで押し切らず、選曲も考えながら作っていることの賜物だと思います・・・


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 ただ、やっぱり聞きどころは「ターンテーブリスト」な部分かな~と思います!!

 やっぱり、聞いてて「2枚使い」「スクラッチ」「DJミックスのアイデア」が秀逸です!!

 それこそ、マイクラシックな1曲「KRS-ONE / Outta Here」では、イントロのブレイクを高速2枚使いでヤラれます・・・聞いてて「真似したい!」と思わせる鬼カッコいい2枚使いで、気づいたら夜道で首を振っていました(^0^)
 また、トラックリストにはないですが、シャウトアウトの下では「Herman Kelly & Life / Dance To The Drummer Beat」を2枚使いしてて、これもカッコイイ・・・他の作品でも、古典ブレイクやネタ系の選曲&ミックスをしてて、この辺の選曲&プレイが上手いのにも驚きました!!

 また、単に2枚使いやスクラッチが上手いだけでなく、DJミックスや選曲を進める上での「アイデア」も長けているな~と思いました。

 それこそ、選曲した曲のビート感を高める選曲&DJミックスをしてて、これが地味だけど、カッコイイです!!

 例えば、KRSであれば、前曲はGangsterrのMass Apealを選曲してて、ダークな展開を出しつつ、BoomBapなグルーブを温存してて、KRSに入った時の疾走感は最高ですね!!
 また、効果的なロングミックスを入れて、要所要所で気づいたら首を振らせるミックスが上手いです・・・ジャンブラの上に93 'Til Infinityのビートレスなイントロをロングミックスし、そのまま疾走していく感じも上手いです!!



 作品的には、Ulticutと比べちゃうとパーティー感が薄くなりますが、西海岸らしいHipHopを体現した作品と思うと、なかなかな作品かと思います!
 うん、やっぱりバトル~ターンテーブリスト系の作品も、ちゃんと聞きこまないと・・・しばらくは、家掘りに勤しもう(^^;)




<Release Date>
Artists / Title : Circus DJ's 「Tightloop Walkers」
Genre : HipHop・・・
Release : 1999年(?)
Lebel : Circus DJ's No Lebel





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<独り言>

 今週は独り言は特にないので、お休みです・・・でも、3連休、しっかりと羽を伸ばして大満足です!

 なお、気づいたら、家のレコ棚がいっぱいになっていたので、レコ棚が割引中なユニオンで、思わずレコ棚(4×100枚)を発注してきましたよ・・・もう、家の収納が限界目前です(^^;)










Ulticut Ups! 「Lesson Vol.3」
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 少しづつ、秋めいてきたのか、夜が過ごしやすくなりましたね・・・

 そうなると、家に帰ってきて、くつろぎながらボーっとしていると、どことなくブログの創作意欲が出てきます・・・
 「あの作品、まだ紹介してないや」とか「あの辺のテープを企画的に紹介したらどうかな」とか、なんとなく思い浮かびます・・・

 ただ、実際には「う~ん、なんか面倒くさいなぁ~、また今度・・・」となり、なかなか重い腰が上がりません(^^;)

 考えてみれば、10月はこのブログの周年企画をボムる月でしたね・・・どうやら開始して11年が経つようなので、なんか企画がだせるかな??
 う~ん、どこかで「やる気スイッチ」を入れないと・・・

 そんなわけで、久しぶりのUlticutものです!!


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 今回は、私がDJによるミックス作品の虜(とりこ)になってしまった元凶とも言えるDJデュオ「Ulticut Ups! (あるてぃかっと あっぷす)」の、実質的な最終作品を紹介しますね~

 まず、Ulticutについては、活動を開始した時期から計算すると20年近く前の話(!)になるようなので、簡単にバイオを紹介したいと思います~

 Ulticut Ups!は、京都出身の「DJ YU-KI(ゆーき)」「DJ Tahara(たはら)」の2人からなる3ターンテーブル・2ミキサー(+サンプラーやCDJ)のDJデュオになり、00年代初期より意欲的なミックス作品をリリースし、深くて幅広い選曲と、2人だからできるマッシブなDJミックス、そして強烈なストーリーメイクにより、最強にイカした作品をシーンに提供していた御大になります。

 個人的な記憶を思い返すと、00年代初期の「日本のミックステープ→ミックスCD」のシーンにおいて、バイナル系のDJ、特にHipHopからスタートしたDJ達は、様々な音楽を吸収していく中で、その到達点が「オールジャンルミックス」になり、様々な良質な作品をリリースしていました。
 その中で、Ulticutは群を抜いて優れており、恐ろしいまでの選曲の深さと広さ、超絶的な2枚使いやギミック、そして後半に向けてジワジワとテンションを上げてボムらせるストーリーなど、もはや「Ulticutにしか作れない世界」を炸裂してて、私自身は物凄く影響を受け・・・結果的に今の自分がいるんだな~と思っています。

 ただ、00年代後半になると、Ulticutの活躍は縮小傾向になり、2008年4月発表のこの作品が実質的な最終作となりました。
 
 YU-KIさんもTAHARAさんも本業のお仕事が忙しくなったようで、作品作り向けたネタ集めや練習がキツくなったのかな・・・・
 ファンとしては何年も新作の発表を待っているところではありますが、この作品も素晴らしい作品で、発表当時はヘビーローテーションだったことは言うまでもありません(^0^)

 なお、Ulticutのことや、作品のことは、以下の記事で紹介していますので、是非、覗いてみてくださいね~

 あと、蛇足ですが、2012年には、正式なリリース作品ではなく、ノベルティーとしてHouseのみの作品(Ulticut House Mix)もありますね・・・これ欲しさに京都に行ったぐらい、良い作品です!

● Ulticut Ups! 作品リスト

● Ulticut Ups!について(Lesson 1)


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 では、作品の紹介です~

 まず、この作品は、代名詞とも言える「Lesson」シリーズとしてリリースされたことから、どことなくか「HipHop」を基軸に置いた作品構成になり、やっぱりUlticutらしい最強の選曲とDJミックスが楽しめます!

 それこそ、イントロ後のスタートでは「Naughty By Nature / Uptown Anthem」→「Gangstarr / Now You're Mine」→「Uptown / Dope On Plastic」と矢継ぎ早にクイックミックスし、早くも首を振ってしまいます・・・
 今回の作品では、割とミドル~ニュースクール系のHipHopを選曲してて、このような定番曲の使い方が最高だったり(この後のDiamond Dのワード2枚使いったら!)、鬼レアなランダム・ラップを平気で2枚使いしたり・・・もう、首振りまくりですね(^0^)

 また、今回の作品では、今まであまり活用しなかった「レゲエ(ダンスホール)」を、メインとなるHipHopの選曲に対する「スパイス」として活用している部分もあり、これがフレッシュです・・・
 例えば、ブリッジバトル的な要素を込めつつも「MC Shan / The Bridge」(実際には、近年プレスのDubリミックスを使用!)を選曲してから、ダンスホール曲のHipHopミックスを挟み、その流れでKRSの謎の曲を選曲して、KRSのラガマフィンなラップを際出せつつ、「BDP / South Bronx」のトラックでボムらせるという展開は、Bの血が入っている輩なら「きゃー」となってしまいます・・・

 ほんと、選曲やグルーブの出し方が上手いのに加え、全体的な「ノリ」の良さをつくりつつ、どこかでボムらせる展開を入れることにより、絶対に首振りを止めさせない流れになっているのが最強です!!


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 そして、Ulticutと言えば、違和感なく「Breakbeats~House~Disco」の流れに持ってゆき、気づいたら首振りから「ダンス」に変えてしまうマジックも魅力ですね!

 この作品でも、Breakbeats~House~Disco系の選曲を多用してて、作品の良さを高めています!!

 それこそ、De LaのSaturdayネタのBreakbeats~Houseである「DJ Tonka / Phun-Ky」は、JBの流れからの選曲で、Ulticutらしい「ズバッとボムをブッコみ→大盛り上がり」を体現してて、ヤバいっすね・・・
 さらに、後半も後半では、Latin Houseを中心に選曲しつつ、サラッと「Fat Larry's Band / Lookin' For Love」を挟むことで、House一辺倒ではない音楽的な広がりを演出したり・・・上手いな~

 また、本来はロングプレイが似合うDisco系の曲も、ブレイクビーツマナーに従ってか、クイックかつ的確な2枚使いをすることで、ガッツりと盛り上げちゃう技は凄いっすね!
 それこそ、UBBにも収録済みのブレイククラシック「La Pregunta / Shangri La」のイントロブレイクをファンキーに選曲したと思ったら、すぐに「Roy Ayers / Running Away」にスイッチし、イントロのドラムブレイクを2枚使いでグルーブに乗ってしまいます・・・もうカッコよすぎです!

 ほんと、Ulticutの作品を聞いていると、聞いてる側がまるでジェットコースターに乗っているような起伏のあるストーリーやアクションがあり、ほんと聞いてて「Ulticutのグルーブに乗せられちゃう」んですよ・・・

 この作品では、他の作品で多用していた、大ラス的なボムは用意していなかったものの、気づいたら何度もその気持ちいいグルーブに乗せられてしまう、そんな魔力があります。

 そして、そのグルーブに乗ると、今までその魅力に気づかなかった曲の良さに気づかせてくれ・・・気づいたらレコ屋に走らせてくれるのも、Ulticutの魅力でしょう・・・
 今回の作品を聞いて、当然ながら未所持の何枚かは私のWantノートに記入されました・・・やっぱりUlticutは最強ですね!!




 ざっくりとした説明になりましたが、今回のまとめは「Ulticutは最強です!」になるかな(^0^)

 今現在、KocoさんのDJがお好きな方なら、絶対に聞いた方が良いですよ・・・中古でも買いやすい作品が多いので是非!!

 そして、ファンとしては、お二人の御帰還を心よりお待ちしていますよ・・・(^0^)





<Release Date>
Artists / Title : Ulticut Ups! 「Lesson Vol.3」
Genre : HipHop、Breakbeats、Reggae、Funk、RareGroove、House、DanceClassics、Disco・・・
Release : 2008年4月
Lebel : Vinyl 7 Records V7R-CD-004




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<独り言>

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 本日、9月8日は、下北沢で「東京レコードマーケット」が開催予定でしたが、台風の影響で中止に・・・これは残念でした・・・

 どうやら、あそこの敷地を管理しているお店のリースが今月末までだったようで、最後の開催だったそうです・・・
 なんらかんら言って、あの場所の雰囲気は大変好きだったし、出物も良いものに巡り合えたし・・・最後は行きたいと思っていました・・・

 苦渋の決断だと思いますが、安全第一で間違え無し・・・ただ、9月中に開催できるとイイですね~


 そんなわけで、下北に行くつもり(笑)だったのを路線変更し、なんとなく都内を軽く回ってきましたよ~

 おかげさまで、雨には上手く当たらずに回っていたら、某ユニオンで写真の12inchをDiscoの棚の新着からツモ引き・・・久しぶりに心の中で「おわっ・・・やった!!」と叫んでしまいました(^0^)

 こちらは、和物では人気急上昇な「AB'S / Deja Vu」のUKプレスの12inchで、国内はシングルカットは無しなので、シングルカットはこのUKのみというブツになります・・・

 先日、Diggiin' Iceのオマージュ作品として紹介をした「Atsushi / Dog Run Series 1」において、MUROさんの達郎さんプレイをリスペクトしてか、AtsushiさんはこのAB'Sをプレイするというボムがあり、それでズーっと探していた1枚になります・・・
 LPは割と探しやすいけど、12inch馬鹿としては、このUK12の存在を知ってしまった以上、LPに浮気してはイカンとの命令(?)が出たので、割と真剣に探していた12inchになります・・・もう、セールとかで事前情報がない状態で、普通に棚をサクサクして遭遇するのは、ほんと嬉しいっすね~

 そして、もう一つ驚いたのが、写真の「黄色の値札」です・・・えっ、100円??

 いやいや、これが100円で買えるわけがない・・・視聴をしながら、なんとなくジャケを見てたら、これが貼られてて更にビックリしました!

 この値札は、言わずとしれた「レコファンの100円箱の値札」で、このレコードが中古としてユニオンに入ってきた時点でついていたんでしょうね・・・
 つまり、何年前かは分かりませんが「このレコードがレコファンでは100円で売られていたことがある」わけですよ・・・これにはビビった!

 今現在、和物の人気はホント凄くって、今日のディグでもプラスティックラブが2万オーバーを見ましたが・・・それこそ、10年前でもそこまで値段は高くなく、20年ぐらい前だと、和物はホント値段がつかず、お店によっては100円でも売れなかった時代もありましたね・・・

 そのため、この12が100円なのも不思議ではない(ただ、UKのみの12って考えると100円では悲しいけど)のですが・・・裏を返すと、当時は和物のカッコよさに誰も気づかなかったんでしょうね・・・
 う~ん、曲が評価されることは大変いいことなんだけど、バブル的に値上がりをするのを見るのは、ちょっと切ないっすね・・・

 
 なお、今回の購入金額は、私が思ってたよりも全然安くってニンマリです・・・もうちょっと高いかと思ってました(^0^)

 そして、やっぱりレコは12に限りますね・・・音圧が素晴らしくって、この曲のベースラインの良さがより際立っております(^0^)

 ではでは、今週も頑張ろう!!