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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Baddy45(Badgyal Marie) 「Gal A Real Bad Gal」
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 約3週間ぶりの更新です・・・

 なんか、夏の暑さにヤラれ、更新をサボっていました・・・すみません(^^:)

 気づいたら、仕事の方も、コロナに関係なくフルスイングな毎日で、ちょっとお疲れだったようです・・・

 2週に1回程度の更新はキープしたいと思っているけど、なかなか上手くいかないものですね・・・
 ただ、9月に入り、涼しい日が増えてきたので、少し上向き出来たらいいなぁとも思っています・・・

 では、そんなお疲れモードを、支えてくれた作品(DJ)のご紹介です~


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 今回は、久しぶりにレゲエの作品で、今はジャマイカで活動する女性セレクター/DJ/プロデューサー「Badgyal Marie(バッドギャル・マリエ)」さんの、ミックステープ時代の作品をご紹介いたします!!

 実は、8月の中頃だったでしょうか、このブログのトップバナーを作ってくださったレゲエ系のライターのSOLO BANTON(ソロバンタン)さんからのご紹介で、マリエさんの新作ミックス作品を聞かせていただく機会を頂き、その作品にかなりハマってしまいました・・・

 その新作については、下の方で紹介しますが、流れでマリエさんのテープを持っていることに気づき、つい、今回のテープも聞きこんでしまいました・・・
 うん、不思議なもので、今回、ご紹介を頂いた新作のエッセンスが、2005年に発表されたこのテープにも宿っており、レゲエの知識があまりない私にも、すんなりとレゲエのグルーブが体にしみこんでいきます・・・

 では、2005年のテープ作品の紹介に進む前に、マリエさん、そしてこのテープのアーティスト名になるBaddy45について、簡単に紹介をしたいと思います。

 マリエさんは、中高生のころからクラブミュージックにハマりはじめ、00年代初期から周りの先輩方の勧めでDJ(セレクター)を開始し、様々なパーティーでDJを行いつつ、盟友のNobuyo(ノブヨ)さんと共に「Baddy45(バディー45)」というサウンド・クルーを立ち上げ、東京を中心にレゲエの現場を盛り上げていたお方になります。
 Baddy45時代は、ダンサー的な仕事もしつつ、マリエさんがセレクター、ノブヨさんがMCとして、どうしても男性上位なレゲエな現場を女性ならではの視点で盛り上げ、当時から信頼があったお方とされています・・・

 その後、何度も往復していたジャマイカに腰を据え、旦那さん(Likkle Shabbaさん)と共にサウンドシステム「NOTORIOUS INT'L(ノートリアス・インターナショナル)」を立ち上げ、現在はジャマイカを中心に活動をされています・・・

 今はコロナのこともあり、なかなかDJ活動はしづらい部分もあるようですが、現地でのプロップスは相当なもので、ジャマイカ、日本、そして全世界のレゲエファンから信頼されているDJ(セレクター)と言えるかもしれないですね・・・

 また、私自身、マリエさんのことは何となくは知っていましたが、調べてみると、私達世代でいう「Bガール」的な部分もあることが分かり、グッと親近感が湧いてしまいました・・・

 それこそ、高校生時代には東京ストリートニュースで読者モデルをされていた(!)り、元々はHipHop~R&B、そしてSoulなんかにもハマっていたり・・・あの時代に「DJ」という存在を知り、その「DJ」という存在に自身のその後を動かされたことには、なんか、嬉しさがあります・・・

 なお、さらなる詳細については、以下の記事に詳しく記載されていますので、気になる方はご確認くださいね!!

【参考記事】
 ●レゲエザイオン 「BAD GYAL INNA REAL LIFE」

 ●ソロバンタンさんブログ 「ラストダンスはブンバイバイ」

   ※様々な記事でマリエさんが紹介されています。是非、検索してみてね。


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 では、作品の紹介を通して、マリエさんの魅力を紹介していきたいと思います!!

 なお、残念ながら、私にはレゲエの知識がそこまでないため、レゲエ好きの方からすると、ちょっとズレた紹介になることはお許しください・・・

 まず、この作品は、2005年9月に発表された作品になり、当時の旬なダンスホール・レゲエを中心に選曲されていて、当時のレゲエ好きからも高評価があった作品とされています。
 全体的には既存曲を中心に選曲しつつ、要所要所でBaddy45印なダブも選曲されてて、なかなか面白い内容となっております・・・ミックスはマリエさんで、全体的なコンセプトはBaddy45として考えたのかな??

 ただ、深く聞いていくと、マリエさんの「個性」がかなり出ていて、これが面白いですね・・・

 まず、A面ですが、こちらは「The ダンスホール」といった感じの選曲となっており、聞いているとつい踊ってしまうような選曲になっております!

 それこそ、A面の前半は、当時を代表する人気アーティストVybz Kartel(ヴァイブズ・カーテル)の曲、特にギャルチューンを中心に連続選曲をしています・・・何度もPワードが歌われる曲が多く、ダンスホールクイーンな皆さんが、お尻を振りながら踊っている姿が目に浮かびます(笑)

 マリエさん自身、後年になり、マリエさんも参加している日本人レゲエプロデュース・チーム「Medz Music」としてVybzの曲を作る等、Vybzの大ファンだったことがあり、この選曲になったのでしょうね・・・
 さらに、Vybzの曲を重ねていくことで、徐々にレゲエらしいグルーブを高めていき、聞いている者を躍らせていく方向性に進めていくのも上手いです・・・

 ただ、このA面は、このテープのジャケットにもなっている「あるダンサー」に贈られたミックスなのかもしれないです・・・

 その方は、ジャマイカの有名レゲエダンサー「Bogle(ボーグル)」さんで、彼がこのテープがリリースされた2005年1月に射殺されたことを踏まえ、このテープの後半はボーグルさんに捧げられたミックスになっています。

 ボーグルさんについては、ダンサーや振付師として活動された方で、ダンスを主体とした曲があれば、新たなダンス(振り付け)を考案し、その曲のヒットを後押しする、レゲエ業界には無くてはならない人として有名でした。
 それこそ、多くのレゲエアーティストから信頼され、有名アーティストBeenie Manからは「The greatest dancer of all time」と称されたり、今でもボーグルさんが考えた振り付けがレゲエダンスの中で残っていたり・・・ダンスという側面からレゲエを発展させた重要人物になります。

 マリエさん自身もダンスをしていたことから、ボーグルさんに対するリスペクトがあったのでしょう・・・

 また、レゲエのダンスは、ある意味でダンスホールで女性が華を咲かせる表現の一つであることを理解していて、ボーグルさんにリスペクトを示しつつ、ダンスフルな選曲にしているのでしょう・・・

 そして、実際の選曲では、ボーグルに捧げられた曲、ボーグルが参加した曲を中心に、ボーグルさんがニコニコしながら踊ってしまいそうな選曲となっており、素晴らしいですね・・・

 個人的には、写真のカスタムジャケットの端に映っているセサミのクッキーモンスターが気になっていたら、ボーグルがPVに出演して、新作ダンスを披露していたヒット曲「Elephant man / Sesame Street」に繋がっていることが分かり、本当にマリエさんがボーグルさんをリスペクトしているんだな~と分かり、嬉しくなってしまいました(^0^)
 ちなみに、ジャケのモデルは、日本を代表するレゲエダンサー「Dancehall Queen Junko」さんとのことです!!
 

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 そして、B面の紹介です・・・

 B面は、どちらかというとHipHop~R&Bに近づいた選曲で、曲もミディアムな感じのが多く、ゴリゴリなレゲエが苦手な女性でも楽しむことができる選曲となっています。

 2005年ごろを考えると、レゲエもHipHop~R&Bも、それぞれが境界線がなくなり、親和性のある曲が増えてて、それこそ「Bow Wow ft. Omarion / Let Me Hold You」や、もっとポップスな「Gwen Stefani / Hollaback Girl」なんかを選曲しています・・・
 また、B面ではBaddy45特製のダブが披露されてて、日本のアーティストのメロウチューン(Ken-U、Rudeboy Faceなど)を上手く活用し、B面全体が「男女をクラブからベッドの上に誘う」ような流れになっております・・・

 うん、前述したA面と比べると、A面がダンスサイドで、B面がラグジュアリーサイドという感じでしょうか・・・

 そして、ラグジュアリーな部分を支えているのが、私としてはマリエさんの「音楽性の広さ」かな、と思いました!!

 例えば、B面のイントロでは、色々な音源を組み合わせた「エディット的な曲」になっていて、女性だったり、バッドギャルだったりをイメージした曲を上手く並べてコラージュしているんですね・・・

 使われた曲は「Donna Summer / Bad Girls」、「Cyndi Lauper / Girls Just Want To Have Fun」、「Madonna / Like A Virgin」、「Kool And The Gang / Ladies Night」を使用してて、これらのフレーズやサビを上手く使い、自分たちの個性を上手く表現していました・・・

 特に、あのオジロのマッチョさんからのシャウトアウト(!)から、「Donna Summer / Bad Girls」にカットインしてからの4つ打ちキックの出し方が好きです・・・
 ダンスホールでの音の鳴り方を意識したキックの出し方ももちろんですが、歌詞の「Bad Gal」という点で自分たちを上手くレぺゼンしていて・・・全然ジャンルの違う曲を「レゲエ」、いや「自分たちの曲」としてプレイしているのが素敵です!!

 また、A面の最初のイントロでも凝ったことをしてて、「LL Cool J / Doin it」のサビを使い、サビ歌いの後、LLがサビMCをするところを、 Vybz Kartelの歌にブレンドミックス→2度繰り返してからVybzの曲に進んでいきます・・・これには思わず「イエス!」と吠えてしまいました!!


 なんとなく、レゲエの人は「レゲエしか選曲できない」と思われているかと思います・・・

 ただ、実際には、前述したHipHopやR&B、そしてSoulなんかも現場ではプレイしてて、様々な音楽に影響を受けていることが分かります・・・

 そして、マリエさんは、その点がさらに進んでて、固定概念なレゲエに固執せず、自分が思う「良い音楽」をプレイしていることが分かります!

 それは、このテープだとA面とB面で世界を変えつつ、両方サイドとも聞いている人がレゲエを知らなくても楽しめる内容にしていたり、先ほど説明したイントロの音楽性の広さだったり・・・レゲエという文化を基礎としつつも、様々な音楽を通して「マリエという音楽」を披露しているのだと思います。

 また、日本人ではなかなか理解がしづらい「ブラックカルチャーのツボ」が分かっているんですよ・・・
 紹介したイントロだったり、作品の中でもビギー(The Notorious B.I.G.)のトラックや曲を一瞬選曲したいたり、レゲエの現場でも、HipHopやR&Bの現場でも、みんなが反応する曲を、流れの中でポンっと入れてくる辺りも上手いな~と思いました!



 う~ん、レゲエの作品は、曲を知らないと紹介出来ない部分があるので難しいですね・・・

 ただ、この作品は、マリエさんが思う良い音楽を「レゲエ」として表現している点が素晴らしいな~と思います!
 さらに、マリエさんの個性が光ることで、それが誰でも聞きやすい内容に昇華してており、なかなか素敵な作品となっています!

 気になる方は探して聞いてみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : Baddy45(Badgyal Marie) 「Gal A Real Bad Gal」
Genre : DanceHall Reggae、HipHop、R&B・・・
Release : 2005年9月
Lebel : Baddy45 No Number




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<独り言>

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 いやいや、レゲエのテープの紹介は、ほんと難しいですね・・・

 ただ、今回は「この作品」があったから、上手く作品紹介に繋がったかな・・・と思っています!

 この作品は、今回の作品紹介でも触れた、マリエさんの新作ミックス作品にあたるもので、この作品を聞かせていただいたことで、今回の作品紹介に繋がりました!!

● MEDZ-Summer Madness- Mixed by Bad Gyal Marie


 この作品、一言で言えば「マリエさん版のDiggi' Ice」で、レゲエ~ブラックカルチャーを理解した耳と手腕で、夏を涼しくするグルーブを出した選曲&ミックスとなっております!

 もう、一曲目の「Kool & The Gang / Summer Madness」からヤバくって、「Diggi' Ice」マナーに従った、Soul、80'S R&B、そしてReggaeが上手く選曲されていて・・・普通に聞いたらレゲエ畑の人が作った作品とは思えない作品となっております!
 それこそ、「Diggi' Ice」の誉め言葉の一つである「電車で聞いていると寝落ちする」、そんな気持ちいいグルーブを作っているのが素晴らしいです!

 今回、この作品を何度も聞かせていただき、マリエさんが「音楽の人」ということが分かったから、作品紹介のテープの方向性が理解でき、作品紹介が出来たと思っています。

 繰り返しになりますが、マリエさんは、レゲエの本質を誰よりも理解しつつ、音楽に壁を作らずに選曲とプレイを繰り返し・・・それが「マリエ」という唯一無二の世界を作っています・・・

 そう、その音の世界の基礎となっている「マリエさんのグルーブ」は、15年前に作られたこのテープにも宿っており、今も変わりません・・・

 うん、マリエさんのようなセレクター、いや「素晴らしいDJ」が、遠く離れた国で活動されていることは大変心強いですね!


 なお、紹介した作品は、上記に掲載したサイトで、データのみで販売されています・・・

 興味がある方は、是非、聞いてみてくださいね~


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 そして、今回はこちらのコミックも紹介です!!

 昨年より週刊SPAで連載をしている、話題のHipHopコミック「少年イン・ザ・フッド」を拝読させていただきました!!

● 少年イン・ザ・フッド 1


 内容については、既に話題になっていますので、私からは詳細説明はしませんが、この作品、「ミックステープ」が作品における重要なアイテムとなっており、ミックステープ馬鹿としては外すことが出来ないコミックとなっています!

 ミックステープがHipHopという音楽・文化を楽しむために活用されていた1996年と、現在(2019年)を繋ぐアイテムとして描かれており、作者のSITEさん(東京ブロンクスさん!)の史実に基づいた時代設定が素晴らしすぎます!!
 もはや、私たちが走っていた90年代のHipHopを中心とした文化を、フッドのレベルで正確に表現している点は、歴史的に価値のあるものとなっており、ほんと素晴らしい作品です!!

 また、そのミックステープについてを、あの「ミックステープ文化論」の著者である小林雅明さんが解説されてて、これも素晴らしかった・・・
 まさか商業誌で、Diggin' Iceやカプリのことを紹介されるとは思いませんでした!!

 この作品は、今後も楽しみですね・・・
 
 そして、1巻ではDJ Doobieさんのミックステープの内容までは紹介されていなかったので、今後、このテープがどんな内容になっているかが気になります・・・
 DJ Doobieさんのミックステープが素敵な作品だったら、是非、このブログで「ミックステープ紹介」をしたいな~と思います(妄想・笑)




 あと、個人的なことですが、先週、このコミックでも触れていたカプリの過去作品(52Beats)で、どうしても収録曲が分からなかった作品の残り2曲が、なんと6年越しで判明し、すべての曲が判明しました(^0^)

 正直なところ、6年間の間、調べることを忘れてて、ここ最近のライフワークである「テープの清掃」をしてて、USのTape Kingz箱のテープを掃除してたらカプリのテープが目に入り、「ああっ、あの曲が分からないままだ・・・」となり、何となく調べたら、上手く判明した程度で・・・本人としては、そんなに重要なことをしたと思っていませんでした(^^;)
 ただ、何気なく、そのことを上記のTweetで報告したら、本人がビックリするぐらいイイねやRTがあり、結構重要なことをしたのかな~と思った次第です・・・

 この件は、SITEさんのコミックに、遠回しで援護射撃になったかな・・・やっぱり90年代カルチャーは面白いですね!!

 一応、そのカプリの記事は以下になります・・・そして、ビックリしてくださった方にはビガップです!

● Kid Capri 「52 Beats」



 ではでは、独り言はこんなもんで・・・次回をお楽しみに!!





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DJ .com & DJ Odacchi 「Sugarbitz Selection Vol.2」
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 いやいや、暑いですね・・・色々とあって、2週間ぶりの登場です(^^;)

 おかげさまで、先週は夏休みを頂き、しっかりとコロナ対策をした上で、近場に小旅行をしたり、レコ屋さんへフラフラと出かけたり・・・良いリフレッシュが出来ました!
 
 でも、一番のリフレッシュは、涼しい家や電車の中で「小説を読むこと」だったようです・・・

 恥ずかしながら、最近、ある方にお勧めを頂いた伊坂幸太郎さんの作品にハマっております!

 元々、それなりに読書量はある人間ではあるのですが、小説は時間がないと読めないことから、高校生~大学生の頃はかなり読んでいたけど、大人になってからは殆ど手を出していなかったです・・・
 ただ、伊坂さんのような素敵な小説と対峙すると、ついその世界に没頭してしまい、気づいたら何冊か貪るように読んでしまいました・・・

 本の世界も、DJミックスの世界も、作者が描いた世界に入ることは楽しいですね(^0^)

 では、そろそろ本題のミックス作品の紹介です~


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 今回は、あの有名ミックステープ・レーベル「Sugarbitz(シュガービッツ)」の立ち上げ時にリリースされたテープシリーズ「Sugarbitz Selection」を紹介したいと思います!

 まず、Sugarbitzについては、DJ Komoriさん、前回紹介をしたDJ Daddykayさん、そしてDJ Yoshioさん等、R&B~HipHop系の良質作品をリリースしていたレーベルで、当時も今も、お好きな方は大変多いかと思います。

 ただ、このレーベルを深堀りしていくと、初期である2000~01年ごろは様々なDJが作品をリリースしていて、ミックステープ・マニアとしてはこれらのDJも外せないところです・・・

 その中で、今回紹介する「Sugarbitz Selection」は、ニューカマーに近いDJが参加するシリーズとなっており、なかなか面白いシリーズとなっています!

 このシリーズは、当時の資料によると、立ち上げ直後の同レーベルの顔見世的な意味が強く、2000年7月から10月の間に、以下の計4本が毎月リリースされていました。

 ・Vol.1 DJ Sugiyaman & DJ Takemoto
 ・Vol.2 DJ .com & DJ Odacchi
 ・Vol.3 DJ 森田昌典 & DJ Yuri
 ・Vol.4 DJ Sugiyaman & DJ Funk


 うん・・・知らないDJばかりですね(^^;)

 まず、後にStudio Apartmentとして活躍する森田さんが入っていることが白眉ですが、おそらく、当時からレコード等を買っている方でも、「このDJって誰?」となると思います・・・
 DJ SugiyamanやDJ Takemotoはその後もソロでミックステープを出されているので、私的にはグッとくるのですが、他の方は知らない方ばかり・・・ちなみに、Takemotoさんは現在のSugarbitzの社長さんですね~

 どうやら、このような内容になったのは、このレーベルの母体であった「Moonbeat Production」というDJのマネージメントやイベント運営を行っていた会社に集まった「DJ達の顔見世」的な要素もあったみたいですね・・・

 特に、副題で「For Sophisticated R&B Listeners(洗練されたR&Bリスナー向け)」と書いていることから、勃興しつつあったR&Bミックステープシーンを意識している部分もあり、結果的に内容が充実しているのはポイントです!
 それこそ、Moonbeatの当時の住所をググると、なんと、渋谷の名物クラブ「Family」の裏手側にあるビルに入ってて・・・ああっ、Familyでプレイしているような「実力のあるDJ」達が集まったのかな~と妄想してしまいます(^0^)

 なお、Sugarbitzについては、下記の記事(リンク集)をご参照くださいね~

・ 「Undaprop Wreckordz」「Sugar Bitz」作品リスト



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 では、作品の紹介です・・・今回は、個人的に内容がストライクだったVol.2で紹介です!

 この作品はA面は「DJ .Com(ドットコム)」さんB面は「DJ Odacchi」さんというDJが担当し、両者ともR&Bの枠にとらわれない、ナイスなオールジャンル選曲が披露されています。

 まず、A面のDJ .Comさんは「80年代楽曲」をテーマに選曲されてて、かなり良いですね!!

 それこそ、写真に上げた「Madonna / Angel」「Michael Fortunati / Give Me Up」といった「The 80's ポップス」を上手く選曲しててヤラれます・・・
 また、こういった王道80'sの間でちょっとマニアックな曲も選曲してて、それこそ「Wham! / Everything She Wants」だったり、90年代のクラブカルチャーにも通じる「Sade / Smooth Operator」なんかを選曲しています・・・

 なんでしょう、90年代R&BだったりDJ文化を通過した視点で、80年代のポップス等を選曲してて・・・一見すると古臭く聞こえちゃう80年代の楽曲を、グルービーに、そしてダンサンブルに演出しています!!

 このDJ .Comさんがどなたかなのかは分からないですが、同じSugarbitz系のDJでいくと「DJ Murakamigo」っぽいグルーブの作り方ですよね・・・もー、こういう選曲とDJミックスは大好きです!

 そして、選曲については、緩めのグルーブのある曲からスタートし、徐々にBPMを上げていく感じが秀逸で、後半で選曲される「Madonna / Angel」でつい首を振ってしまいます(^^;)
 また、DJミックスについても、面白い部分があり、割と1曲1曲をサクサクと繋いでいくのに、BPMはしっかりと維持されてて、「Wham! / Everything She Wants」から「Sade / Smooth Operator」に繋ぐ際は、ノールックパス的なカットイン、だけどバッチリとミックスされているのが上手いですね~


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 そして、B面の「DJ Odacchi」さんは、80年代的な匂いを残しつつ、さらに幅広い選曲をしてて、こちらも素敵です・・・

 それこそ「Basia / Drunk On Love」のような90's R&B、「Patrice Rushen / Feels So Real」のような80's ブラコン等、A面の.Comさんの選曲を更に引き延ばすような感じですね。

 ただ、こういった選曲に加え、「Coke Escovedo / I Wouldn't Change A Thing」のようなレアグルーブ、「Inner Life / I Like It Like That」のようなガラージ等の意外な選曲もしてるのが面白く、そして、それがバッチリと作品に落とし込まれているのが上手いです!

 いやいや、写真だけ見ると「えっ、これが一つのミックスに収まっているの?」と思う、ジャンルの広さかもしれないですね・・・

 でも、Odacchiさんの選曲とDJミックスをすると、これらの曲が「一つのグルーブ」になっており、不思議な気持ちよさがあります・・・

 それこそ、「Coke Escovedo / I Wouldn't Change A Thing」の次は「Inner Life / I Like It Like That」を選曲するのですが、Cokeの躍動感のあるグルーブを上手く利用し、Inner Lifeで聞けるJocelyn Bronwの情熱的な歌声のグルーブを更に高めている感じがします!
 うん、普通に思ったらこの2曲を繋げようとは思わないけど、繋がると凄く最高なんですね・・・Odacchiさんも上手いな~



 ザックリとした紹介になりましたが、例えばSgroove Smoothさんなんかが好きな方であれば、ゾッコンな作品で、個人的にはこのシリーズはお勧めです!!
 やっぱり、ミックステープ黄金期の00年前後の作品は、ほんと良い作品がありますね・・・気になる方は探してみてね~





<Release Date>
Artists / Title : DJ .com & DJ Odacchi 「Sugarbitz Selection Vol.2」
Genre : R&B、80's Pops、Hi-NRG、RareGroove、Garage・・・
Release : 2000年8月
Lebel : Sugar Bitz ST-003


Notice : トラックリストについて

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 トラックリストはよく見ると「誤表記」があります・・・

 例えば、B面の最後は「Don Blackman / I Love You」となっていますが、正しくは「Weldon Irvine / I Love You」ですね・・・Weldon Irvineの曲ではありますが、実際のボーカルはDon Blackman なので、間違ってはないけど、間違いですね・・・

 これは、きっと「あえて」間違えているのしょうね・・・

 少し解説をすると、昔からのDJの習わしで「簡単に曲を教えない」というマナーがあり、その表れの一つが、ミックステープのトラックリストにおける「誤表記」になります。

 例えば、自分が発掘したカッコイイ曲は、プレイはするけど曲名は伏せておくことがあります・・・なんでしょう、そのDJが苦労して発掘した曲であれば、テープを聞いて曲名だけで簡単に掘り返されないように、あえてこうしていることがあるんですね・・・
 また、今回の誤りの仕方は、さらにその上を行く方法で、あえてボーカルのアーティスト名にすることで、テープを聞いた同業のDJ達に「私はコレだけ知識があるんだよ」とアピールする部分もある・・・かな?

 いずれにせよ、今となっては面倒な習わしですね・・・(^^;)

 なお、A面の.comさんの方では、最後の1曲がシークレット扱い(?)で、トラックリストに書いてないです・・・昨今、話題のShazamで調べたら「Wham! / If You Were There」というアルバムオンリーの好スローでした!





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<独り言>

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 訳の分からない写真で恐縮ですが、久しぶりに独り言です~

 まず、コロナの影響で自宅にいる機会が増えたことから、4~5月位より手持ちのテープの整理を断続的に行っています・・・
 
 おかげさまで、順調に進んでおり、やっと大山だった「R&B箱」の整理が終わり、残す大山は「海外DJもの」「レゲエ」のみになりました・・・結構頑張ったなぁ~

 ただ、段々と整理よりも別の要素が強くなってきました・・・

 それは「清掃」です(^^;)

 いやいや、テープを点検していると、普段開けていない箱のテープほど、テープの磁気部分にカビがあったり、外装のプラが汚れてたりで・・・整理をする前に清掃をしないと、整理が出来ない状況になっています・・・

 実は、今回のSugarbitzものも、個人的な収集がひと段落したのであまり開けない箱になっていて、見事にカビの被害が散見され、清掃作業の方が大変でした・・・
 特に、関連レーベルのUndaprop Wreckordzのテープは、大半がキーキーテープでおなじみのシンガポール産で、このシンガポール産のテープはカビ発生率がなぜか高く、かなりのテープを清掃しましたよ・・・

 特にカビが酷いのはテープ本体を開けて徹底清掃をするのですが、処理を誤り、テープを伸ばしてお釈迦にしてしまったのもあり・・・精神衛生上、良いのか悪いのかが分からない作業になっています・・・

 う~ん、次の山である「海外DJもの」はどうなんだろう・・・

 先日、久しぶりにカプリを聞きたくなったので、「海外DJ箱」を久しぶりに開けたら、そんなには被害はなかった(?)ので、簡単な清掃だけで終わるといいな・・・
 なお、海外DJものは、たしか6~7箱あり、単純計算をすると約500本になるので、割と地獄だということに、今気づきました(^^;)


 では、今週はこんなところで・・・

 次回をお楽しみに!!





 


DJ Daddykay 「R&B Mix Vol.4 - Essential 90's Cuts」
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 いやいや、暑いですね・・・

 今年は梅雨が長かったからか、夏っぽい天気になることを少し望んでいましたが、いざ、この暑さになると、体がついていけないっすね(^^;)

 ただ、今年の夏はコロナがあるし、こういった夏を楽しむことが出来ないのも寂しいですね・・・どこか、気分転換で遠くに行きたいなぁ~

 ではでは、夏に合う作品の紹介です~


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 今回は、R&B系ミックス作品で良作を連発していた「DJ Daddykay(だでぃーけい)」さんのシリーズ第4弾を紹介したいと思います!

 Daddykayさんは、なかなか紹介する機会がなく、たまにしか紹介していなかったですが、たまたまテープの整理をしていたら、この作品と目が合ってしまい、聞いてみたら・・・あら、夏の時期にピッタリな作品となっており、つい、聞きこんでしまいました(^0^)

 この作品は、副題に「Essential 90's Cuts」とあるように、90年代のR&Bを中心に選曲した作品となっており、写真の「Zhane / Reauest Line」のような、爽やかで気持ちいい曲を中心に選曲していることから・・・結果的に夏のチル向け作品になっています。

 なんとなく、このZhaneのLPが象徴になるかな~と思い、シングルではなく、あえてこのLPで紹介しますが、この作品全体が、このZhaneのジャケのように、ナチュラルな優しいグルーブで彩られており、ほんと素敵な作品となっています!

 なんでしょう、クーラーでキンキンに冷えた部屋でもないし、冷涼とした高原の気持ちよさとも違うし・・・しいて言えば、小粋なカフェで飲む、オーガニックなアイスティーみたいな感じなんですよね・・・
 どこか凛としてるんだけど、夏の楽しさや涼しさを上手くグルーブに落とし込んでいる感じです・・・これ以上は上手く説明ができません~(^^;)

 なお、ちょっと脱線すると、このZhaneの2nd、ほんと素敵なアルバムですよね・・・大好きすぎてテープも所持していますが、定期的にテープで聞いてしまう名作です!!

 あと、Daddykayさんの関連リンクは下記に貼り付けますので、気になる方はチェックしてね!!

● DJ Daddykay 作品リスト

● 「Undaprop Wreckordz」「Sugar Bitz」作品リスト


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 そして、選曲の部分を掘り下げると・・・流石の手腕です!!

 この作品、実は相当深い選曲をしてて、私自身、聞いててすぐに分かった曲は、前述したZhaneぐらいでした・・・

 ただ、この作品の気持ちよさに誘われて、何度も聞いていると、他の曲が素敵に聞こえてくるんですね・・・

 なので、上記の2曲にはヤラれ、先週からつい探してしまい、買ってしまったレコになります!

 例えば、この作品では、カバーものを多く選曲してて、写真上のDeniece Williamsのカバーである「Shatasha / Free」は素敵でした・・・

 原曲に忠実なメロディーとグルーブを維持しつつ、どこか90's R&Bの良さが引き立っている良曲ですが、リリース元はEazy-EのRuthless Recordsというボムが!
 ただ、Ruthlessの歌モノは、Michel'leのSomething In My Heartとか、探すと良い曲がありすよね・・・

 また、個人的にビビったのは、写真下の「Sunset Park」という1996年作の映画のサントラです・・・この中から、大好きなグループであるGroove Theoryの「Groove Theory / It's Alright」という曲を選曲してて、ヤラれました!!

 私と同世代だと、この時期のサントラって、映画のサントラではなく、ある意味で旬なアーティストの寄せ集めアルバムになってて、手を出しては内容が微妙すぎて裏切られる(笑)ことが多く・・・あまり前向きな存在ではなかったですよね。
 
 そんな背景がある中、この曲を見つけてくるとは・・・流石です!!

 Groove Theoryは、1995年前後に数年間だけ活動していたR&Bデュオで、私自身は大名曲の「Tell Me」にヤラれ、今でも大好きなグループです・・・ただ、この曲は正直知らなくて、この作品を聞いてて、聞き覚えのある歌声が流れてきて、悶絶しましたよ・・・
 もう、ボーカルのAmelの良さが際立った曲で、あの1stLPに入っていてもおかしくない曲だ・・・まだまだ知らない曲があるんだな~
 
 やっぱり、腕のあるDJは、自分の腕で良い曲を探してきて、その曲をミックス作品の中で「光らせ」ますよね・・・

 そして、その光った曲を聞いた者は、その曲の本当の良さを知ります・・・そのため、私はレコ屋に足が向いたようです(^0^)



 なんか、作品紹介になってるようでなってないのですが、夏が少し涼しくなる作品でした~

 気になる方は探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Daddykay 「R&B Mix Vol.4 - Essential 90's Cuts」
Genre : R&B・・・
Release : 2001年10月
Lebel : Sugar Bitz ST-034




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<独り言>
 
 今週は特になしです・・・

 なお、期待してくれてる方もいるので、一応、報告です・・・

 今年は「夏の掘り旅行」は行きませんよ(^^;)

 まあ、この状況だと行けませんよね・・・都内のレコ屋でも、行くのに躊躇することがあるぐらいですから・・・

 早く、大手を振ってレコ屋に行きたいものですね!!


※過去の掘り旅行のリンクは下記の通りです・・・せめて、コレで気分を高めてくださいね!!
● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2011年8月 
● レコード屋探訪(京都・大阪・名古屋) 2012年8月 
● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2013年8月
● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2014年8月
● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2015年8月
● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2016年8月
● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2017年8月
● レコード屋探訪(大阪) 2019年8月





DJ MURO 「Hawaiian Breaks」
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 今週はコレしかないですね!!

 オフィシャルリリースを祝して、2009年にリリースされたオリジナルをご紹介です!!


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 今回は、2009年7月ごろに「DJ MURO(ムロ)」さんが発表した名作「Hawaiian Breaks」をご紹介します!

 まず、なぜこの作品を、今回、紹介することになったことからお話ししましょう・・・

 今週、タワーレコード限定で「Hawaiian Breaks 2020」(写真右・白)というオフィシャル作品がリリースされました・・・いまだにMUROファンな私なので、速攻で購入させていただきました!

 そして、この新作の原点にあたるのが、今回ブログで紹介する「Hawaiian Breaks」(写真左・オレンジ)になり、次のような理由があり、紹介することになりました・・・

 白色の新作については、いまやハワイを代表する名レーベル「Aloha Got Soul」のバックアップを受け、同レーベルが所有している旧譜~新譜を中心に選曲した作品となり、かなりの好内容となっています・・・
 内容は、オレンジのオリジナルでも披露されていた、時に気持ちよく、時にファンキーなハワイ産の音源をMUROさん流に選曲し、唯一無二の音楽旅行を与えてくれる感じが最強で・・・おかげさまで自宅ヘビーローテーションです(^0^)

 そして、この白の新作を聞いているうちに、段々と「オレンジのオリジナルも紹介しないといけない!」と思うようになりました・・・

 というのは、今回紹介するオレンジのオリジナルが海を越えて「ハワイのある若者に届いた」ことで、今回の白の新作がリリースできたと言っても過言ではないからです!

 実は、前述したレーベル「Aloha Got Soul」が立ち上がった背景には、同レーベルオーナーのRoger Bong (ロジャー・ボング) さんがMUROさんのオレンジのオリジナルを聞いたことがきっかけだった、との逸話があります・・・

 実際の流れを紹介すると、MUROさんの作品から衝撃を受けたRogerさんは、2010年よりブログの活動を通してハワイ音源の発掘・紹介等をスタートしました・・・
 それこそ、ブログの最初の記事は、トラックリストがない「Hawaiian Breaks」の収録曲を自身の手で調べ、トラックリストが判明したことを紹介しており・・・同じブログを生業にしている者として、その初期衝動は凄く分かります(^0^)
 その後、2015年にレーベルを立ち上げ、様々なハワイ産の名作旧譜のリイシューや、ハワイで活動をしているミュージシャンの新作リリース等を通して精力的に活動し、今や全世界から信頼がおかれているレーベルの一つになったと言っても過言ではありませんね・・・

 そして、当然ながらMUROさんとの親交も生まれ、今回のリリースに繋がったのだと思います!

 新作の発売については、Aloha Got SoulのブログにRogerさんのコメントがあり、衝撃を受けた10年後に、こうしたコメントが出来ることに喜びを寄せながら、MUROさんへの感謝の言葉、そして、この作品が自分たちのレーベルの歴史を物語る作品ともなったとコメントしています・・・

 うんうん、自分の出発点が、こうした形でリリースに結びついたのは最高に嬉しいですよね・・・


<参考記事>
・Tower Records 「MURO|大人気MIX『HAWAIIAN BREAKS』シリーズの完全新作がタワーレコード限定発売」 2020年7月
・Good Thing Going 「ハワイの「Aloha Got Soul」をご存知ですか?」 2017年5月
・Aloha Got Soul 「DJ Muro's Hawaiian Breaks Tracklist now complete!」 2010年8月
・Aloha Got Soul 「Hawaiian Breaks 2020: DJ Muro digs the Aloha Got Soul catalog」 2020年7月
 

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 そして、私自身も今回の新作リリースは大変嬉しいです・・・
 
 私自身、ミックス作品にしか出せない「魅力」があることを信じて、その「魅力」を紹介したく、このブログを10数年続けています・・・

 そして、MUROさんにしか作れないこの作品の「魅力」が、こうして新作として繋がったことは単純に嬉しいし、やっぱりミックス作品って「音楽を光らせる方法の一つなんだ!」と改めて思いました(^0^)

 そのため、改めて2009年にリリースされたオリジナル作の「魅力」を紹介したくなり、新作の援護射撃になれば・・・と思ったのが、今回、この作品を紹介することに至った直接の経緯になります!


 では、実際の作品紹介の前に、まずは、この作品が作られた背景を紹介しておきましょうね・・・

 まず、MUROさんは、1998年から「Super *** Breaks」というタイトルで、あるジャンルに絞ったミックス作品をリリースしています。
 イメージとしては、MUROさんの手によって発掘された誰も知らない黒くてファンキーな曲や甘くメロウな曲等を、DJミックスを通して紹介するシリーズで、例えばDiscoやHouse、そしてReggaeやJazzといった感じで、これまでの約30作品が発表されています。

 そして、今回のHawaiiは2009年7月ごろに、毎年夏に発表をしている「夏を彩る作品」としての意味も込めて発表されました。

 私自身、この作品はリリース時に購入させていただき、すぐにその内容の良さにヤラれました・・・

 未開とも言えるハワイモノの楽曲で、ここまでファンキーで、そしてここまでメローな楽曲があることに衝撃を受けつつ・・・ただ、曲の予備知識が無くても、最高に楽しめる作品となっていることに感銘を受け、その年の夏のヘビーローテーションになったのは言うまでもありません!

 おかげさまで、翌年にはこの作品の目玉曲の一つである「Greenwood / Sparkle」のオリジナル45を買ってしまったほど、感銘を受けたようです・・・
 作品の収録曲を「聴いた人に買わせてしまう力(ちから)」がこの作品にはあることは、この作品の晴らしさを表す証拠かもしれないですね!!


<参考記事>
・Mixtape Troopers 「作品リスト DJ MURO Mix CD」


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 では、作品の紹介です~

 今回、ご紹介する収録曲は、Aloha Got Soulさんにリスペクトを込めて、MUROさんが使用したと思われるオリジナルのLP(レコード)ではなく、CD等であれば現行でも購入が出来るリイシュー作品で紹介しますね・・・
 
 まず、選曲面から紹介すると、2009年当時、殆ど知られてなかったハワイ産の過去の楽曲を中心に選曲してて、MUROさんの「堀の深さ」が改めて分かる作品となっています!!

 それこそ、出だしは、Aloha Got Soulから再発されたことで注目を集めた「Mike Lundy」の曲を連続選曲してて、「Mike Lundy / The Rhythm Of Life」などの爽やかでファンキーな曲を選曲しています。
 個人的には、同名アーティストを連続プレイということは、最低でもLPを2枚持ってないと成立しないので、MUROさんがある意味で2枚使いしていることに衝撃を受けております・・・(^^;)

 その一方で、レコード業界的にはRareGrooveクラシックとして有名な「Lemuria」であれば、リイシューでシングルカットされた人気曲ではない曲を選曲してて、「Lemuria / Dreams」を中盤でメロウに選曲し、気持ちいい空気を作っていきます・・・
 この辺の、アルバムの中の良い曲を見つけてくるMUROさんの嗅覚の良さは流石ですね・・・

 そして、全体的な選曲の方向性を考えると、ハワイとなるとやっぱりトロピカルな空気をイメージしがちですが、MUROさんの選曲は、全体的にトロピカルっぽさを下地に忍ばせながら、グルービーでダンサンブルな選曲にまとめていて、流石です・・・
 うん、こんなにグルービーでダンサンブルな曲がハワイにもあること、そして、それらの曲をDJミックスすると、ハワイのミュージシャンにしか出せない気持ちいいグルーブがあることに気付かされます・・・

 もう、「気持ちいい」の一言で、こんな作品を聞きながら、ビーチサイドの木陰でチルしたいものです・・・


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 そして、その気持ちよさの頂点に選んだのが「Greenwood / Sparkle」という曲で、これがこの作品の「見せ場」となっています!!

 まず、この作品では、中盤で少しグルーブを落とし、メローな空気を作り、聞いている者を穏やかにして・・・その流れの後、絶妙なタイミングでこの曲を選曲してきます・・・

 それは、まるで木陰で休んでいたら、心地よい日差しが優しく入ってくる感じです・・・つい、その日差しに向かって走りたくなる感じです・・・

 ほんと、タイミングが絶妙です・・・何度聞いても、同曲のイントロのギターカッティングに引き込まれてしまいます・・・

 それも、それも・・・この曲が「山下達郎さんの楽曲の英語カバー」なんだから!!

 この曲、実は1982年に達郎さんが発表したアルバム「For You」に収録された曲を、ハワイの日系人バンド「Greenwood」が同年にカバーした曲だったんですね!
 ただ、ハワイでしか販売されなかった曲なので、MUROさんが選曲するまでは知られざる曲でした・・・私もそうですが、この作品を聞いて「はっ、達郎さんの英語カバーって!」と皆が驚きましたね!!

 それも「Sparkle」ですよ・・・当時の私としては、一人で感涙していました!!

 私は、この達郎さんの曲を、MUROさんが2002年にカバーに近いサンプリング(Boo feat. MURO / Smile In Your Face)したことで知りました・・・
 そして、こういった出会いをきっかけに、私自身も日本の昔の曲を聴いたり、レコードを買うようになりました・・・

 そう、Sparkleの良さ、日本の過去の曲の良さを教えてくれたMUROさんから、更に上のプレゼントがもらえたことに、素直に感涙しました!

 もう、色々な思いが詰まりすぎて説明が出来ない(笑)ですが、とにかく「あの時期に、この曲を綺麗に光らせた」ことに、MUROさんに感謝の言葉しかありません・・・
 うん、普通にこの曲を聞くよりも、MUROさんのミックスを通して聞く「Greenwood / Sparkle」が最高です・・・新作でもその思いは変わりませんでした!!





 いや~、あまり上手くまとまらなかった・・・

 ただ、この作品の「気持ちよさ」だけは保証済み、かな?(^0^)

 興味を持たれた方は、是非、新作と合わせて聞いてみてくださいね~





<Release Date>
Artists / Title : DJ MURO 「Hawaiian Breaks」
Genre : Soul、Funk、RareGroove、Disco・・・
Release : 2009年7月
Lebel : KODP No Number


Notice : トラックリストについて

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 この作品にはトラックリストがついていません。ただ、本文でも紹介したRogerさんが作成したトラックリストがDiscogsに掲載されています!
 なお、今回、このリストがあったから割と早めに紹介することが出来ました・・・(^0^)


Notice : 続編について

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 続編となる「Hawaiian Breaks 2」が、2015年7月にリリースされています。
 なお、今回の作品(オレンジ)と、続編(黄色)は、ストリート向けのリリースなので、結構入手するのは大変かもしれないです??


Notice : 「Greenwood / Sparkle」の45について

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 本文でも紹介した「Greenwood / Sparkle」は、1982年にハワイでローカルリリースされたとされている曲になり、プレス枚数は結構少ないと思われ、オリジナルの45は結構入手しづらいレコですね・・・
 ただ、今回の作品がリリースされた直後、日本のレコード店関係の誰かがグループのメンバーに連絡し、デッドストックを卸してもらい、それが日本で売られ、瞬く間になくなった・・・との逸話が残っています(^^;)
 あと、この曲の余談ですが、実際にはSparkleはB面で、A面は、あのスペクトラムのカバー、それも「ミーチャンGoing to the Hoikuen」のカバーとなっています・・・今の和物ブームからすると、先取りしすぎですね(^0^)





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<独り言>

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 今週は4連休ですが、コロナもあって自宅待機な連休です・・・皆さんはいかがでしょうか?

 ただ、ここだけはMUROファンとして訪れないといけないと思い、たまたま仕事だった木曜の帰りに、フラッと寄ってきましたよ!

 そう、我らのMUROさんのラジオ番組のポップアップショップですね!!

● POP UP SHOP<DIGGIN’ TOWER VINYL>

 
 ポップアップショップは、新宿のタワーの10Fにあるアナログレコード店「TOWER VINYL SHINJUKU」に併設される形になり、今年の12月31日まで開設されるそうです。
 MUROさん関連のミックス作品、Tシャツなどに加えて、Towerの在庫からMUROさんが好きそうなレコードが集まっている感じで、これまでロック色が強かった同店の中に、私が行きやすいコーナーが出来たなぁと思いました。

 今回は、帰り道の途中に、新作のハワイを買うのが目的で寄っただけなので、お店のレコは詳しくは見れませんでしたが、やっぱり、MUROさんの匂いがするお店はイイですね!!

 今後、番組の企画なんかも開催されるようですから、今後の展開が楽しみです!!


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 そして、今週の本当のボムはコレでしょうか?

 そのタワーの新宿でハワイの新作を購入したら、おまけで写真左のポスターを頂きました・・・家で開けたらムロさんのお姿のポスターでした・・・

 ううっ、額装したい!!

 数年前に業界の大先輩様から譲って頂いた写真右のポスター(1997年)と、このポスターと並べたら面白いかな~と思い・・・翌日、このポスターに合う額を探しに出かけてしまい、こうして額装して並べることができました・・・


 1997年のMUROさんと、2020年のMUROさんが並んでいます・・・

 MUROさんは今年で50歳です・・・

 頂いたポスターでは、あごひげに白さが加わっていますね・・・そうか、年は均等にとるよね・・・

 ただ、そこには「No Vinyl, No Life」と書かれたポスター、「No Diggin, No Life」と書かれたスリップマットがあります・・・

 さらに、私の写真の撮り方が悪かったのか、よく見ると、50歳のMUROさんの後ろには、ポスターにはない、私の家のレコード棚が映り込んでいます・・・


 MUROさん・・・やっぱり、あなたはレコードに愛されているお方ですね!!

 MUROさん・・・これからも元気にレコードを掘ってください!!



 なんか、最後はMUROさんへのラブレターになってしまいました(^^;)

 これからもMUROさんの大きな背中を目指しながら、私が出来ることを一歩一歩進んでいきたいと思います!!



 では、今週はこんなもんで・・・また次回です!!



V.A. 「シーサイド・フュージョン(Seaside Fusion)」
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 今日は久しぶりの天気で、洗濯したり、掃除をしたりでちょっと忙しい・・・

 ただ、こういった気持ちいいテープを聞いていると、つい昼寝してしまうのが悪い癖・・・今日もイイ昼寝だったなぁ(^^;)

 というわけで、久しぶりに和物なテープです!

 なお、今回の作品はミックステープではないですが、私としては「ミックステープ」として紹介しますね~


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 今回は、1985年に国内のCBS/SONYより発表されたコンピレーション「シーサイド・フュージョン(Seaside Fusion)」という作品を紹介したいと思います!

 まず、日本でも、世界的にも、既存の発表曲を「一つのテーマで集めて作品化(=コンピレーション)」をすることは多いですよね・・・
 
 そして、私としては「一つのテーマで集めて」を突き詰めれば、結果的に「ミックステープ」になると思っています・・・

 つまり、このコンピを作った方が、テーマを考え、テーマにあった曲を選んできて、意図的に順番を考えて収録することにより・・・DJミックスにはなっていないけど、結果的に「ミックステープ」のような作品になっているものは、私の中では「ミックステープ」だと考えています!

 このような背景があり、こういったコンピのテープで、テーマがしっかりとしている内容のものは、ミックステープではなくとも、私としては「ミックステープ」として積極的に掘っているわけですね・・・


 その中で、今回、着目したいのが「フュージョン(Fusion)」です!

 先に結論を・・・

 フュージョン系のコンピテープや総集編テープは、内容がグレイトなものが多いです!!

 私としても、気づいたらフュージョンっぽいテープは、すぐにチェックする癖がついているぐらいで、ほんと良いテープが多いです!!


 そして、本編の紹介の前に「フュージョン」について説明をしておきましょう・・・

 フュージョンとは、JAZZの派生ジャンルの一つとされ、なかなか説明が難しいのですが、様々な音楽ジャンルや楽器を融合(=Fusion)し、従来のJAZZとは違うものとされています。

 イメージとしては、従来のJAZZよりダンサンブルな要素を取り入れ、聞いてて気持ちいい感じの曲が多く、日本でも70年代後半から80年代中頃ぐらいまで流行っていたものになります・・・
 特に、80年代の日本では、当時のニーズである「車」と「夏の海」、そして「シティー・ライフ」に合う音楽としてフュージョンが人気となり、様々なアーティストが作品を出していました・・・
 インストが主体ではありましたが、TVのCMや番組でのBGMに利用され、80年代の日本の文化に溶け込んでいた音楽ジャンルになり、ある意味で肩ひじを張らないJAZZと言ってもいいかもしれないですね~

 そして、こういった背景があるからか、フュージョン系の作品は80年代は大変人気のジャンルとなり、今回、紹介するようなカセットテープでプレスされた作品が多く作られていたようです・・・


 では、フュージョンとテープについての細かい考察は飛ばし、さっそく作品紹介に行きましょう!!


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 では、作品の紹介です~

 この作品は、CBS/SONYに所属していたフュージョン系のアーティストの作品の中から、「シーサイド」に見合う曲を選んで収録したもので、聞いてて大変気持ちよく、気分が高揚する曲が多く収録されているものになります。

 残念ながら手持ちのレコが無いので、全て借り物のレコ写になりますが、ソニーのフュージョン系といえば「被せ帯」ですよね・・・写真は被せで統一してみました!

 選曲的には、この頃は「The Square(のちにT-Squareに改名)」のインスト曲である「The Square / Maybe I'm Wrong」からスタートし、夏の気分を盛り上げるべく、時にアップで、時にメローな選曲となっています!

 他の選曲だと、ここ最近のブギーや和物の流れから少しづつ再評価が始まっているマリーンさんの「Marlene / I'll Take My Time」のようなボーカル曲、当時の人気ピアニストの一人だった松村健さんの「松村健 / Hydrangea」だったり、既に大御所だった人気トランぺッターの日野皓正さんによる「日野皓正 / Otis」のようなインスト曲などが選曲されていいます・・・

 実はこの4枚、A面の選曲の順番で・・・いやいや、聞いてて気持ちいいです!

 A面は、私のイメージは「海に向かう」感じで、アクセルを気持ちよく踏み込むためだったり、海に向かう途中の森林の中、さらには海岸線のドライブを気持ちよくするためだったり・・・シーサイドに向かうための気持ちいい空気を盛り上げることを意識したような、素敵な選曲となっています!

 少し脱線・・・

 こういったメーカー系のコンピって、適当に作っているように見えますが、当時は売ることを本気で考えているので、かなり真面目に選曲をしていることが聞くだけで分かります・・・
 おそらく、制作会社のディレクターさんが選曲等を考えているのだと思いますが、自社のカタログの中から最適なものを並べてて、結果的に聞いたら大変気持ちよく・・・まさに「ミックステープ」ですよ!!


 そして、そして・・・これは私の力では示せないのが、実は選曲は「掘っている」ことでしょう!

 これらのフュージョン系の曲って、シングルヒットが少ないので、おのずとアルバムの中から探すことになります・・・

 そうなると、選曲者の「耳」が大切で、この作品を聞いている限りだと、アルバム内の有名無名の曲を問わずに選曲をしているのかな?と思わせてくれます・・・
 
 私自身が不勉強なのもアレですが、写真で貼り付けた選曲の範囲だと、マリーンさんと皓正さんのアルバムジャケは記憶にあるけど、他のレコは知らないレコです・・・
 そして、全然知らない曲だけど、このテープを聞いたら「好き」になっている自分がいます・・・なんか、MUROさんのアルバム掘りと同じような、良い曲を自信をもって紹介しているようで、結構ヤラれてしまいました!

 

 だいぶ雑な紹介になってしまいましたが、「フュージョン」×「コンピ」=「最強のミックステープ」になることは間違いなしです!!

 私自身も、これらのテープは掘り切れていないですが、これからも探していきますね~

 なお、今回紹介したようなフュージョンのレコードは、昔は中古のレコードが100円で買えましたね・・・という思い出は、最近はオッサン話になるそうで、今回は自粛します(^^;)
 ただ、松村健さんのアルバムは、大学生の頃、100円で買い揃えたけど、当時のMTT少年には理解が出来ず、売ってしまったのが残念です・・・





<Release Date>
Artists / Title : V.A. 「シーサイド・フュージョン(Seaside Fusion)」
Genre : Japanese Fusion、Pops・・・
Release : 1985年
Lebel : CBS/SONY 28KH 1696

Notice : シリーズや他プレスについて

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 この作品の説明資料によると、今回の作品と同時に「ドライヴィン・フュージョン」「セイリン・フュージョン」という作品が同時発売されているようです・・・また、このシリーズは、LPとCDもプレスされているようです。
 他作があることは知らなかったよ・・・探して買おう!





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<オマケ>
夏の特選集 フュージョン系のテープ


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 今回は、こっちも含めた紹介記事になるかも?

 気づいたら、だいぶフュージョン系のテープが溜まってきたので、まとめて紹介しますね!!

 以下で紹介するのは私の視点、つまり「ミックステープとして聞けるテープ」として探してきたフュージョン系のテープになります。
 その大半がコンピだったり、編集テープだったり・・・今のテープ人気とは相当ズレているラインナップではありますが、なかなか良い作品が多いので、気になる方は探してみてね!!

 では、いってみよう!!


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 まず、今回の紹介の流れで行くと、やっぱり「コンピ」系から紹介しましょう・・・個人的にも、フュージョンの中だとコンピを一番探しています!!

 例えば、写真上は海外アーティストのコンピで、左はポリドール、右はソニーになります・・・それぞれ、持っているカタログが違うので、微妙に方向性が違うのですが、ポリドールだと後でも紹介するShakatak等が選曲され、ソニーではGeorge Duke等が選曲されています。
 また、写真下はドープで、レコード店向けにプロモーションとして配布され、店頭でBGMとして流してもらうためのコンピになっています・・・これだと、一般的なポップスやロックも入ってきますが、夏向けな作品だとフュージョンも多く入っており、なかなか良い作品が多いですね~

 コレ系の特徴は、大半が「夏」を意識しており、普通に聞いてても、気づいたら気分が高揚する内容が多いですね・・・一番、ミックステープとして聞けるのがコレかもしれないです??


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 お次は、これまた大好物な「ベスト・テープ」です・・・「ベスト盤」ではなく「ベスト・テープ」なのがポイントです!

 以前もどこかで紹介しましたが、テープで作品が販売されていた頃(80年代)は、例えば車の運転や家事の時に何となく聞きたいという需要が多かったようで、こういうった「ベスト・テープ」が人気だったとされています。
 明確な理由は私自身が分析できていないのですが、その「アーティスト」を聞きたいから、アルバムよりもそのアーティストの良いところをピックアップした「ベスト」の方が良い・・・と思う人が多いから、こういったテープが成立していたのだと思います・・・

 そして、重要なのは、LPやCDでリリースされていないベスト盤、つまり「ベスト・テープ」が結構あり、これがミックステープとして聞くと結構熱いことです!!

 今回のテーマであるフュージョンにおいても、様々なベスト・テープがあり、私の手持ちだと、写真上の渡辺貞夫さん、真ん中の高中正義さん、そして下段は高中さんも参加していたサディスティックス、カシオペア、日野皓正さんのベスト・テープなんかがあります。
 一部、フュージョン時代の音源が入っているもの、LPでもリリースがあるもの等、イレギュラー(?)なのもありますが、探すと結構ありますね・・・

 この手の作品を聞いていると、やっぱりミュージシャンの「腕の確かさ」が素晴らしすぎで、聞いててそのグルーブにヤラれてしまいますね・・・

 なんでしょう、私の耳がやっと大人になれたからか、音が「豊か」に聞こえてしまいます・・・

 う~ん、そろそろ、日本のフュージョンからスタートして、JAZZの世界に足を踏み入れるべきなんでしょうか・・・

 踏み入れるのが色々な意味で怖いジャンルなので、とりあえずはテープの中だけで留めておきましょう・・・(^^;)


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 そして、お次はフュージョンといえば「Shakatak(シャカタク)」ではないでしょうか?

 シャカタクは、イギリスで80年代を中心に活動していたJazz Funkのグループで、私自身も大好きなグループで、リリースされた12inchは結構持っていますね・・・
 ただ、日本においては、フュージョンブームの流れで、このシャカタクが大変人気となり、今回のテープを含めた作品が人気だったり、その流れで来日公演が何度もあったり・・・と、日本にフュージョンを根付かせたグループの一つだと思います。

 そして、今回紹介するテープは、80年代後半、いわゆるCD移行期にリリースされた作品になります・・・

 調べてみてビックリしたのが、この時期のって、日本でしかアルバムリリースがないものや、日本だけのタイトルが変わって(?)リリースされたものがあるようですね・・・うーん、それだけ日本で人気があった証拠なのかな・・・

 考えてみると、自分が一番好きな時期のシャカタク(それこそNight Birdとか)のテープは持ってないので、これからも掘らないと・・・(^0^)


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 最後は、アルバムのテープ版ですね・・・これが最後に来るのが私らしいですね~

 アルバムのテープ版も結構リリースされていて、今回のフュージョンの範囲であれば、上のNative Son、真ん中のT-Squareなんかがありました・・・
 T-SquareのF1のは、まさに「車」ですよね・・・これをカーステにセットして聞いてた方が多いのではないでしょうか??

 この辺のテープも買っていますが、最近は意外と食指が伸びないのです・・・
 ほんと好きなアルバムであれば買っていますが、最近は少し遠慮気味になっています・・・

 それは、ここ最近、和物ブームだったりテープブームで、「アルバムのテープ版」が人気で、それなりに狙っている人がいたり、値段も少しづつ値上がっています・・・
 狙っている人からすると、馴染みのある「アルバム」を「希少価値のあるテープでも持っていたい」みたいな意図があるのでしょう・・・達郎さん等のビックネームは、結構高騰していますね・・・

 ただ、私としては、掘るという意味で買いやすい値段(100円~300円)ではなくなってきており、それで食指が伸びなくなっています・・・
 昔は、誰も買わないので、下手したらお店にも出ないぐらいだったのに・・・トレンド読みは、なかなか難しいですね~



 ではでは、特選集は以上です~ 

 これからも、色々と掘っていきますね~

 では、また来週・・・