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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Kiyo 「Primitivism」
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 え~、気づいたら9月も半ばで、だんだんと秋めいてきましたね・・・

 今年の夏は灼熱というイメージがありましたが、さすがに体にはしんどいので、秋の涼しさが入ってくるのは嬉しいですね~

 でも、突然涼しくなるのも困りもので、今週は、睡眠してて、あまりの涼しさに起きてしまい、厚めの布団を出したりしました・・・こういう時こそ体調を崩しやすいので、注意しないと・・・

 そんなわけで、聞いてみたら今の季節にピッタリな作品の紹介です!!


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 今週は、あのDJ Kiyoさんによるミックステープシリーズの第7弾「Primitivism」を紹介しますね!

 Kiyoさんについては、説明不要かと思いますので前振りなしで作品の紹介に進みますが、やっぱりKiyoさんの作品は、聞いてるとだんだんと「作品」に吸い込まれる感じは素晴らしいですね!

 この作品では、タイトルの「Primitivism(プリミティヴィスム)」が示す「原始主義」が意図するのか、主流ではない音楽でKiyoさんの音楽を表現している作品かな~と思います。

 タイトルについては、美術用語になり、いろいろと読めば読むほど深読みが出来ちゃうのですが、Kiyoさんの代名詞である当時としては日の目の当たらない楽曲を上手く活用し、自分が思うDJミックスの世界に落とし込んでいる点から、こういうタイトルにされたのでしょうか?
 特に、この作品は副題が「Freshmode 2」になり、99年に発表された「Freshmode」の続編と考えると、その趣旨はもちろん、選曲していた西海岸系のHipHopがこの作品でもキーになっていることから、このタイトルになったのかな・・・

 ではでは、作品の紹介です!!

 作品の全体像としては、Kiyoさんらしいクールな質感でまとめたHipHopなのですが、その中で「生音」の感じが入ることで、不思議な温かさがある作品です・・・
 もう、今の時期にぴったりというのはこの点になり、秋に向かい涼しさが入りながらも、どこか不思議と心地よいグルーブがあり、聞いてるとKiyoさんのグルーブに気持ちよく乗せられてしまいます!

 選曲面では、Freshmodeがそうだったように、HipHopの中心であるNYのHipHopとは対極にあった西海岸系のHipHopが中心になり、それにJay Dee以降の感じのHipHop、さらにBreakbeats~Cut Upなどを主軸にした選曲で、さながら「オルタナティブHipHop」な選曲で、かなり選曲の幅が広い作品になっています。

 それこそ、この作品の目玉は「Breakestra」かもしれませんね!

 もう、説明不要なHipHopBandな「Breakestra」ですが、00年ごろ、彼らが話題になった時、ほんと衝撃的なグループとして話題になり、日本ではすぐに受け入れられたグループかと思います。
 特に、HipHopの元ネタをメドレー形式で演奏した作品「The Live Mix Part2」は衝撃的で、私自身もNY系のHipHopに興味がなくなり始めた時期だったので、すぐに飛びつき、そのファンクネスにヤラれた経緯がありました・・・

 そして、Kiyoさんに関しても、どうやら直ぐに反応してたようで、この作品をリリースした01年には、日本企画でAzzuroさんと共作でBreakestraのメガミックス曲を制作するなど、かなりお好きだったようですね・・・

 この作品でも、Breakestraの曲は何曲も選曲してて、そのファンキーさやメロウな感じを上手く引き出して、自分の作品に落とし込んでいる印象があります・・・うん、この作品の裏テーマはやっぱり「生音感」、いや「音楽のもつ熱さ」かもしれないですね~

 これは深読みかもしれないですが、Kiyoさんが推進してた非NYな感じのHipHop(例えば西海岸~アングラなHipHop)の推進は、気づいたら日本では主流なHipHopとして受け入れられたかもしれないですが、その無機質な感じだけが独り歩きしてしまい、音楽本来の「熱さ」みたいのを落としたまま進んでしまっていたことを踏まえて・・・この作品を作ったように思えてしまいます。
 時期的にも、DJ RyowさんのようなKiyoさんの世界観を引き継ぐDJたちが現れ、独自の解釈でDJミックスを発表していましたが・・・Kiyoさんが示したラインのHipHopが乱発製造されてしまい、本来の意図がない作品への「アンチテーゼ」みたいな意味もあったのかもしれません・・・

 この私の深読みは、まったくもって深読みなので確実な話ではないです・・・

 ただ、Breakestra使いは象徴的で、表層はクールなんだけど、どこか音楽として温もりがある曲を多く選んで、全体のグルーブを描いている点は秀逸だな~と思います!!


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 そして、具体的な選曲とDJミックスについて話を進めましょう・・・

 まず、選曲的には前述したとおり、ある意味で西海岸系のHipHopなど、オルタナティブなHipHopが中心で、今となってはクラシックな曲も多いのですが、なかなか深い選曲です。

 それこそ、楽曲の系統を先に抜き出すと、Remixもの、Cut Up、そして既存曲のインストなど、Kiyoさんらしい唯一無二な選曲が最高ですね!
 例えば、イギリスのJazz系大御所女性シンガーの名曲をRemixをした「Shirley Bassey / Spinning Wheel (DJ Spinna Remix)」なんかは、いいところ突いてきますね・・・当時、注目が集まったClub向けにボトムアップしたRemixですが、上手く生音感も演出している好Remixだけに、こういった選曲感は頭があがりません!

 また、この作品の選曲では、先ほどの「生音感」の流れでサラッと古い曲なども織り交ぜてて、個人的には「Liquid Liquid / Carvan」にはヤラれました・・・ほかにもJazz系のネタ曲を2枚使いしてたり、流石の選曲ですね!


 そして、DJミックスについては、Kiyoさんらしく全体のグルーブ/作品性が統一されており、大変聞きやすい内容になっているかと思います。

 それこそ、スクラッチや2枚使いなどが要所要所で入るのですが、それがこの作品のグルーブを後押しするような感じな効果になっており、この辺も上手いですね~
 特に、A面、B面とも、最初はKiyoさん作成のイントロがあるのですが、やはりこの作品のグルーブを後押しするような内容になっており、これも最高です!



 そんなわけで、ややザックリとした紹介でしたが、これからの季節、なんでしょう温かいカフェラテが似合いそうな季節には最適な一本かもしれないです!
 考えてみれば未CD化の作品ではありますが、比較的、テープでは探しやすい作品かと思いますので、気になる方は探してみてね~



<Release Date>
Artists / Title : DJ Kiyo 「Primitivism」
Genre : HipHop、Breakbeats、Cut Up、Jazz、Garage・・・
Release : 2001年
Lebel : Royality Royality 007





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<独り言>

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 え~、まず、先週の独り言は大変失礼をしました・・・

 アップ直後に読まれた方で、コメント欄と連動して読んでおられた方だと経緯が分かるかと思いますが、その独り言を削除した後に読まれた方だと「どうしたの?」と思っておられるかもしれませんね・・・
 前回は、私が書いたセールの釣果報告において、読んだ方を不快にする書きぶりがあり、それがあったため、削除をしました・・・

 う~ん、何かを表現することって難しいですね・・・今後は注意します・・・

 そんなわけで、今週の独り言です・・・

 いきなり、意味不明な写真から始まりますが、昨日である土曜日は神戸に日帰り出張しまして、東京に着いてからの一枚です・・・
 
 まず、仕事自体は何とか上手くいき、帰りは帰りで神戸で細やかな打ち上げをした後、同行者と共に新幹線で帰京しました・・・同行者がいなければ、一泊して翌日は大阪掘りが出来たんですけどね~(^^;)
 
 そして、同行者が途中で降り、一人になってホッとなり、角ハイを飲みながら一人慰労をしていたら、突然、新幹線がスローダウン・・・あらら、浜松で止まっちゃった??
 どうやら、その先の静岡でトラブル(乗客が線路内に立ち入り、捜索騒ぎなったらしいです)があり、それで新幹線が止まってしまたようなんですね・・・

 さすがに内容が内容なので、全く動かないというわけではないだろうと思っていたら、30分~40分ぐらいで動き出して一安心・・・ただ、東京に着いた時は、普段以上に疲れてしまいました(^^;)

 まあ、大事にならなくって良かったです・・・

 でも、内心ではちょっとだけ焦っていました・・・

 なぜなら、下のがあるからです・・・


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 まさか、この流れで「この紙」がでるとは・・・

 はい、出張後の翌日である日曜日は、新宿のユニオンで、かなりゴツめのDisco12inchセールがあり、結構欲しいレコが出ることが分かったので、新幹線の車内で「ちゃんと今日中に家に帰れるのかな・・・」と少しだけ焦っていました(^^;)

◎ディスクユニオン 新宿ソウル・ダンス館 
 9/16(日)DISCO・BOOGIE 廃盤12" セール!!


 新幹線って、ホント動かないと動かないイメージがあり、ニュース等で映し出される、動かない新幹線の中でグッタリしている姿が横切りました・・・
 さすがにそこまで動かないのはないだろうと思いましたが、やっぱり私は病●ですね・・・こういうことを真っ先に考えてしまうのがダメな証拠です・・・

 そんなわけで、夜中に家に帰り、とりあえず寝て、疲れた体をたたき起こし、洗濯と掃除をしてから9時に新宿へ・・・ああっ、先に1名おられる・・・
 そして、待っていると割と人が集まってくる・・・開戦前で6名ぐらいで、これは鉄火場になりそうだ・・・

 ただ、ただ・・・私の体調はあまり良くありません(^^;)

 もー、熱はないものの、考えてみれば今週も働きづめなので疲れが溜まってたんでしょうね、並んでるだけで段々と辛くなってきました・・・
 そして、今回が熱い戦いになりそうなのを目の当たりにすると、さらに疲れが出ちゃいます・・・う~ん、戦えるのだろうか?

 でも、不思議なもので、店内に入り、開幕の合図が鳴ると、途端にアドレナリンが出て、ディガーモードになるんですよね・・・

 結果的には参加した甲斐がありました・・・

 私は3枚ほど狙いがあり、自分の中で優先順位をつけて参加をしました・・・

 そして、狙いのブツは絶対に3枚とも壁なので、一番目の方の動き方によって臨機応変に狙いを変えれば何とかなるかな、と思って戦場に向かいました・・・
 一番目の方は、私も狙ってた3枚のうちの2番目のが狙い(?)だったみたいで、私は、その姿を見て、その横を直感的にすり抜けてトップと3位の2枚を壁から何とかゲットしました・・・
 ただ、結果的には3位のはタッチの差で私がギリギリで取れたぐらいで、なかなか厳しい戦いでした・・・ほとんど市場に出ない盤なので、皆さん、狙ってきますよね・・・


 んで、肝心の釣果ですね・・・

 今回は公表しません・・・

 「え~っ」と思う方も多いでしょうが、先週の反省があり、そのレコが欲しかった方がいたことを踏まえて、私が買うことができたレコは秘密にしておきます・・・ごめんなさい・・・

 ただ、1枚はずーっと前から欲しかった1枚で、私のレコードの壁が更新したほど根性が必要だったレコです・・・
 そして、もう1枚もやっぱりオリジナルを探してた1枚です・・・出会えたことには素直に感謝します・・・

 

 う~ん、先週のことを踏まえると、ここまでの報告になります・・・もう、何をどこまで書いたらよいのか分かりません・・・

 なんとも歯切れの悪い釣果報告であることは理解していますが、ご容赦ください・・・このような内容は、今の時代だと、あまり書かない方が良いのかもしれないですね・・・

 では、また来週!!







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Cassette China 「Black Kat VS Silver Hawk 92」
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 え~、先週報告をした新しいPCで作業をしているのですが、急に環境を変えるといろいろと面倒なことが多いですね~

 今回はWindowsの7から10に変えたのですが、今まで簡単にできたことが意外と面倒になり、困っています・・・ブログの生命線な写真の編集なんかは、かなり面倒になりました・・・
 画像編集については、プリインストールで付いてたソフトが、変に凝ってて使いづらい・・・美白設定とかはいらないんだよな~(^^;)

 まあ、何とかして慣れていきましょう・・・

 そんなわけで、たまにはレゲエを紹介です・・・

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 今回は、あのMighty Crownが90年代末ごろにリリースしていたテープレーベル「Cassette China(カセット・チャイナ)」を紹介したいと思います!

 まず、Mightyのことは説明不要ですよね・・・

 つい先日も、ジャマイカで開催されたサウンドクラッシュ「World Clash 20th Anniversary」でも優勝し、名実ともに世界一のサウンドとして有名で、常にトップランナーであることが誇らしい存在ですね!

 そんな、Mightyが、90年代末に、自身のお店である「Ragga China」で販売していたといわれるのが、今回の「Cassette China」になります。

 Ragga Chinaは、現在も横浜中華街付近で営業をしているお店で、Mightyファミリーがデザインした洋服や雑貨を販売しており、Mightyファンなら馴染みの深いお店になるかと思います。
 洋服の他にも、今であればMix CD、昔であればミックステープを販売してて、レゲエという文化/音楽を多角的に広めていたお店かな~と思います。

 そんな、Raggae Chinaですが、開店当初の1997年には中華街の中にあり、レゲエ関連のグッズと、場所が場所なので中華~アジア系の雑貨店という位置づけでスタートしたと言われており・・・ある意味でMighty Crownというサウンドシステムを「下支え」していたと言われています・・・

 下支え・・・つまり、お店の売り上げがサウンドシステムの維持費用に繋がっていた・・・と言われています。

 このことの真偽は何とも言えないのですが、まだまだニューカマーでサウンドとして営業が取れなかった状況がある中で、他のサウンドに勝っていくためには、やっぱり「お金」が必要だったのだと思います。

 それは、自身が持っているサウンドシステムの増強であったり、ダブを録音するための費用だったり・・・ある程度の資金力は必要なんですね・・・
 これもなかなか真偽がつかめない情報ですが、サウンドシステムを組むのに肉体労働をしていたサウンドマンは多いといわれており、Mightyのお店の話も、あながち間違えではないかな~と思います・・・

 なお、Ragga Chinaについては、某情報によると、もともとMigthyのSimonとSami兄弟と、その親戚になるJun 4 Shotの祖父に当たる方が開店した中華食材のお店「生利公司」を引き継ぎ、Reggae系のお店としてリニューアルしたそうです。
 ものすごい蛇足ですが、NHKのファミリーヒストリアってありますよね・・・こういう背景を聞いちゃうと、Mightyが出たら凄い面白い内容になるんじゃないのかな~と思っています(^0^)


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 そして、Cassette Chinaの詳細に話を進めましょう・・・

 このシリーズは、Mightyファミリーが所有していた80年代~90年代の海外の「現場録音テープ」を駆使し、自分たちで編集したテープのようで・・・直球でいくと「コピーテープ」になります。

 ジャケはオリジナルで作成しているものの、市販のブランクテープにダビングした手製のモノになり、テープ本体に貼られたインデックスは手書きになります・・・それも、上下を逆に書いており、ある意味で本場っぽいかな~と思います。
 インタビューを読むと、当時はみんなで手分けしてコピーをしていたそうで、この現場録音シリーズは、どうやらCojie氏が中心になって作られており、稼ぎの一部はダブ録り費用等に使っていたようです・・・

 まず、Mightyとこれらの海外録音テープについてですが、これがなかったらMightyが存在しないといっても過言でないぐらい、テープには影響を受けたそうです!

 そもそもインターネットもない時代ですから、海外の情報、それもレゲエというアンダーグラウンドな文化/音楽を知ろうと思ったら、現地に行くしか選択肢がない中で、現地でのプレイを録音したテープは、その現地のプレイを知るための格好のアイテムとなり、広くファンの中では重宝されていたといわれています・・・

 Mightyに関しても、活動の初期のころは、これらの海外等でゲットしたテープを聞いて「サウンドシステムのいろは」を学んだそうで、選曲の仕方、マイクの使い方、そしてダブのアイデアなどを学んだようです・・・
 これらのテープは、作品として作られたというよりも、現場でのプレイをそのままテープ化した内容が多く、作品性は見いだせないのですが、その「生」な感じは最高で、Mightyの面々は、その生の音を聞いて、自分たちの「サウンドシステム」を作っていったのだと思います。


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 ただ、説明しないといけないのは、やっぱり「コピーテープ」であることでしょうか・・・

 まず、結論から書くと、Mightyのこの作品はコピーであるものの、もはや「オリジナル」な作品になっており、個人的には物凄く「リスペクト」を感じています・・・

 以前、以下の記事で深く書いたことがありますが、レゲエ業界、いやテープ業界においては「コピーテープ」というものが闇で根付いており、良い部分もあれば、悪い部分もあったかと思います・・・

 【参考記事】
 Mighty Crown 「Mighty Crown Vol.8 - Fivestar Cup 98 頂点」

 テープという存在を考えると、本体は簡単にコピーができるし、ジャケットも簡単にコピーできてしまいます・・・

 そのため、誰かが作った作品を、勝手にコピーし販売しているケースがありました・・・これは悪い方の例で、私としては「ブートテープ」としています。
 これに関しては、作品を作った人へのリスペクトがなく、やっぱり「あってならないモノ」ですね・・・特に、日本国内の作品をコピって売ってた業者もあり、本来、その作品を作ったアーティストに売り上げが届かないだから、悪しき存在でしょうね・・・

 一方で、コピーに関しては、文化として、いや、変な表現ですが「悪意がなくコピー」をしているケースもあり、今回のMightyのテープはこちらに当たるのかな~と思います。

 レゲエという文化を深堀りすると、こういった現場録音のテープは自然発生的に作られ、そして出回り・・・結果的に全世界に「レゲエという音楽が配布した」経緯があります。

 それは、貴重な音源をコピーして販売する人がおり、さらにそれを購入した人が自身でコピーしていき、アンダーグラウンドに広がっていったことを意味します。
 それこそ、写真の「Jack Sowah」のテープなんかがそうで、これはジャマイカのカセットテープ屋さんで、独自のコネクションから入手した(?)現場録音のテープを揃えていたところといわれ、これらを現地で購入し、独自にコピって広めていたケースは少なくはないかと思います。

 また、別角度な話ですが、こういった現場録音の音源は、それこそ「誰の作品」という定義がなく、ある意味で「みんなの共有物」という意味合いが強く、ある意味で、今のYouTubeに近い存在だったかもしれません・・・
 それは、本来の法律的にはアウトなのかもしれないですが、文化や音楽を「共有」するために作られたとも言え、ある意味で「必要悪」といえるかもしれません・・・


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 これの背景を踏まえて、Mightyの「Cassette China」を考えると・・・やっぱり「リスペクト」を感じます!

 それは、これ自体が何らかの音源のコピーではありますが、しっかりとジャケをデザインし、その音源が「魅力的」になるようにして販売していた点は、Mightyがこれらの音に魅了され、レゲエが好きになった「思い」が詰まっているな~と思います!

 そう、この「思い」を広めたくて作っていたんでしょうね・・・

 あるインタビューを読むと、自分たちのミックス作品も含め、テープを作っていたことは、売り上げよりも「レゲエを広めよう」という考えが強かったようで、サウンドシステムのシーンを広げたかった意図があるようです・・・

 Mightyに関しては、日本のレゲエが寒かった時期(=ファンが少なかった時代)から活動をしてたから、こういった意図を持つのは当然ですよよね・・・
 それは、サウンドシステムの「面白さを伝えること」、そして、過去の貴重な音源を広めることで「勉強を促すこと」を狙ってた部分があったのだと思います・・・

 このシリーズは、内容的には、ラバタブ全盛な80年代の音源と、クラッシュ初期な90年代の音源に分かれており、Mighty側もそれぞれの良さを分かって作品化していますね・・・

 特に「ジャケ」の素晴らしさは最高で、80年代ものは、何らかの元ネタ(LPやフライヤー)はあるものの、その音源の良さを引き出すための「サンプリング」としてジャケを作っているのが分かります・・・
 この辺は、Mightyのオールディーズ担当であるCojieさんのセンスが光っているのでしょうか・・・ただ単にコピーをするのではなく、その良さにリスペクトをした上でコピーしているのがわかりますね!!


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 そんなわけで、やっと作品の紹介です~

 今回、聞いてみたのは、90年代物のクラッシュ系の中の一本である「Black Kat VS Silver Hawk 92」になります。

 これをチョイスした理由は、大変残念なのですが、他のテープが残念ながら伸びぎみで、ストレスなく再生ができなかったので、これになりました・・・
 もー、すみません、レゲエは知識が全然ないので、内容の良さからではないです(^^;)

 ただ、聞いてみて、やはり「Mightyのお墨付き」があるだけに、すごくイイですね!!

 内容的には、タイトルにもある「Black Kat」と「Silver Hawk」の一戦を収録した一本で、内容を聞くとほぼ「Black Kat」のセットを収録したと思える内容になっています。

 Black Katはジャマイカのサウンドで、今となってはクラッシュを作った創成期より活動しているサウンドで、クラッシュ特有の「殺し合い」が出来るサウンドとして有名ですね・・・クラッシュの優勝歴も多く、当時からファンが多いサウンドですよね。
 一方で、Silver Hawkは、こちらジャマイカ(NY)の老舗サウンドで、近年に日本のサウンドKing Life Starとクラッシュをしたことで記憶にあるかと思います・・・一時期はSuper Catのダブを一番持っていたサウンドとして有名ですね!

 内容的には、Black Katのセットが中心で、現場仕込みの黄金のダブが連発で、そのバイブスの熱さにヤラれます!!

 Black Katに関しては、Mightyの面々からするとアイドルともいえる存在で、写真のテープ(2000年、NY)のクラッシュで一戦を交えたサウンドで、Mightyとしてもテープを聞いて勉強をしたサウンドかと思います。
 
 選曲的なところは勉強不足で分からないのですが、Black Kat印のダブが多く、そのヤバさにお客さんがヒートアップしているのが如実にわかる内容です・・・

 レゲエファンであれば「あっ、あの曲のダブだ!」と分かるかと思いますが、レゲエの知識がない私でも、その緊張感のあるダブの選曲には反応してしまいます・・・
 個人的は、替え歌というのでしょうか、Stand By MeやYesterday Once More、渋いところだと LevertのCasanovaなど、ダブの自由な発想が生きた曲が多く、ヤラれました・・・



 う~ん、今回は作品紹介とはいきませんでしたね・・・すみません・・・

 ただ、このCassette Chinaモノは、ジャケのデザインから始まり、内容もMighty印の好内容のものが多く、かなりお勧めな作品が多いです・・・
 私も、まだまだ見つからない作品が多く、引き続き、捜索をしたいと思います・・・今回はまとまりのない紹介になり、すみませんでした(^^;)



<Release Date>
Artists / Title : Raggae China 「Black Kat VS Silver Hawk 92」
Genre : Reggae・・・
Release : 1998年ごろ??
Lebel : Raggae China No Number

Notice : Mightyとテープに関する資料

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 今回の記事では、00年代に横浜人脈で作られていたレゲエ系フリーペーパー「Strive」の第37号(2009年)のテープ特集を参考にさせていただきました。
 
 もー、Mightyのテープ愛が分かる貴重な資料ですね・・・最高な資料で、なかなか見ることができないかと思うので、以下にスキャンしたデータを貼り付けておきますね!

 なお、Mightyのテープ愛は半端なく、今年の新作Tシャツでは、Mightyが今まで出したテープを題材にしたのを出してて、やっぱりテープが好きなんだな~と思いました。
 確か、このTは、前述したジャマイカのクラッシュでもSimonさんが着用してて、さすがだな~と思いました・・・個人的には、まだ持ってない手刷り時代のテープもあり、Tシャツより、そっちのテープの方に目がいってしまいました(^^;)


↓以下、貼り付け(クリックすると大きくなります)
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<独り言>

2018/09/10 22:30 追記

 独り言で書いた内容が、読まれた方の一部に不快な思いをさせたことが分かりましたので、この更新の独り言部分はすべて削除しました。

 不快な思いをされた方には、心よりお詫び申し上げます。そして、今後、ブログへの掲載内容については、細心の注意を払いながら更新をしたいと思います。申し訳ございませんでした。








DJ G.O.G 「Liquid Sounds」
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 久しぶりに「渾身のニューディスカバー」なテープの紹介です・・・

 こういうテープがまだ隠れていることを思うと、ほんと「ミックステープ」という世界の深さを感じます・・・

 うん、生粋の「裏・Ill Vibes」な内容で、日本語ラップファンは卒倒な作品ですよ!


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 今回は、日本語ラップのマグマが噴火し、その人気が大爆発をした1996年ごろに、こっそりと作られていた「日本語ラップ」のミックステープを紹介したいと思います!

 1996年というと、さんぴんキャンプが開催された年になり、それまでアンダーグラウンドに活動し、切磋琢磨をして自らを磨いていたラッパーやDJ達が、一斉に自分たちの熱い思いを楽曲に詰め込み、ライブでその楽曲を爆発させた時期かと思います・・・
 そして、その熱い思いは、当時の中高生を中心とした若者たちに届き、日本語ラップが一気に盛り上がった時期かと思います・・・

 この辺の状況は、今となってはなかなか分かりづらい部分もあるかと思いますが、ほんとクソ熱い時期でしたね!

 私自身、さんぴんのちょっと後に日本語ラップの存在を知り、すぐにその熱さに気づき、高校生時代はほんと夢中になっていました・・・
 お亡くなりになられたDev Largeさんを筆頭に、ほんと、その熱さにヤラれ、夢中で追いかけていました・・・どちらかというとインドア派(ライブには行かない?)ではありましたが、あの時代を体験したからこそ、今があるのかな~と思っています。

 このブログでも、この日本語ラップの熱い時期については、多くの記事に残してきましたので、詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください・・・

HipHop/R&B専門誌「Front/Blast」について
90年代中ごろにHipHop/DJなどの情報が載った昔の雑誌
「日本語ラップ」に関する本の紹介
DJに関する動画 その1(動画部分は全て削除になっています)


 この時期は、振り返るとインターネットも携帯電話もなかった時代です・・・そう、簡単には日本語ラップにアクセスが出来なかった時代になります。
 当時は、TVでもラジオでも、そこまでは日本語ラップのことは取り扱われてなく、なかなか、それらの情報にアクセスするのは大変な時代でしたね・・・

 ただ、こういった状況下でも、この音楽や文化の「ヤバさ」はしっかりと若者に伝わっていました・・・

 それこそ、上記に掲載した雑誌等の力や口コミでの情報、つまり、ある種の「人の力」を介して広まったことが大きいと思っています・・・
 なんでしょう、いわゆる「噂が噂を呼ぶ」じゃないですが、人間の体を通って情報が広まったことで、その熱さがタイレクトに伝わったかな~と思っています。

 そして、私としては、その「人の力」の一つに「ミックステープ」の存在があったと考えています。

 写真では、その代表とも言えるDJ Kenseiさんの「Ill Vibes」を掲載しましたが、当時のごく一部の優秀なDJは、その「熱い日本語ラップ・シーン」の生の部分を、DJミックスを通して上手くシーンに広めました。
 つまり、通常のCDに収められた楽曲では伝わらない「バイブス」をDJミックスを通して収録し、日本語ラップのヤバさをアンダーグラウンドに広めて功績がミックステープにあるかと思います・・・詳細は下記記事をご参照ください。

DJ Kensei 「Ill Vibes - Straight from Tokyo Vol.1」
DJ Kensei 「Ill Vibes - Straight from Tokyo Vol.2」


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 そして、DJ Kenseiさんのテープと同様に、1996年ごろに作られ、ごく一部のヘッズに影響を与えたといわれるのが、今回紹介する「DJ G.O.G(ジーオージー)」さんの作品になります。

 写真のように完全ハンドメイド製の怪しい一本で、情報をたどると、当時のBボーイ御用達の洋服店「CLIP13」などで売られていたとされるテープになります。

 制作者であるG.O.Gさんについては、残念ながら詳細が掴めないお方なのですが、作品の内容、そして当時の「洋服店」で売ることが出来たことを踏まえると、当時、日本語ラップ界隈の深い所に出入りが出来たお方であることは間違えないかな~と思います。

 少し脱線をしますが、当時の洋服屋さんについて整理をしましょう・・・

 当時の洋服屋さんは、当然ながら洋服の販売に加え、HipHopという音楽/文化を伝えるための大きなアイコンになっており、かなりの日本語ラップ勢がお世話になっていました・・・

 それは、洋服の購入者という部分もありますが、お店の店員として働いていることや、仲間が働いていることで仲間が集う場所になっていたことが多く、実は日本語ラップとは密接な存在/場所だったと言えます。
 例えば、あのMUROさんがStill Diggin'というお店で働いていたことは有名で、こういった洋服屋さんがラッパーやDJたちの生活資金を稼ぐために機能をしたり、自分たちのイベントのバックアップや作品リリースなどの支援等もしてて、ある意味で音楽で食べていくための「助走」を手伝っていた存在とも言えるかもしれません・・・

 そのため、この背景の流れで洋服店でも「ミックステープ」の販売も行われていて、日本語ラップに近いDJのテープは、当時はレコード屋さんよりも洋服屋さんで売られていたと記憶しています。

 私も、当時はManhattanなどのレコード屋さんには怖くて行けなかった時期(笑)があり、それで比較的入りやすかった洋服屋さんでミックステープを買っていた時期があります・・・
 時期的には1996年~97年ぐらいで、渋谷のBeamsの裏にあったESPというお店では、人気ラッパーのフリースタイルが沢山入っていたDJ Celoryさんのテープを買ったり、同じく渋谷のファイヤー通りにあったお店(店名は失念)でDJ Nishimiaさんのテープを買ったりしていました・・・

 内容的には、黎明期なので、手製レベルのミックステープが多く、それこそ、今回紹介するG.O.Gさんのテープと同じような市販のテープにコピーしたものが多かったですね・・・
 ただ、まだ音楽として広がりがなかった分、日本語ラップのラッパー達はある意味で友達感覚で参加してくれ、フリースタイルやシャウトアウトが普通に入ってて、前述した「日本語ラップの熱さ」を上手くミックステープの中に収めていたかと思います・・・

 そう、今回、なぜこの作品を紹介するのかというと、これらの背景が上手く重なりあい、奇跡と言えるぐらい「日本語ラップの熱さ」を収録しているからになります!

 以下で詳しく紹介をしましょう・・・なお、ジャケのGZA使いからして熱すぎます!!


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 まず、選曲的には、94年~96年ぐらいの日本語ラップを選曲しており、クラシック満載で聞いているだけでヤラれます・・・

 それこそ、イントロの後は「大神 / 大怪我」を2枚使いを交えてカッコよくプレイし、ド頭からヤラれます・・・
 他にも「MURO / Two Night」といったMURO~Microphone Pager関連の楽曲、King GiddraとSoul Screamを迎えたポッセカットである「Rhymester / 口から出まかせ」、さらに当時はアップカマーだったラッパーの楽曲を集めたコンピ続・悪名より人気な「G.K.Maryan / 俺の言い分」など、当時の人気な曲を上手く選曲しています!

 いやいや、この辺の曲は聞いているだけで熱くなりますね!

 私自身、ちょうど日本語ラップが好きになり、いろいろな曲を追っているうちに知り合った曲が多く、やっぱりグッときますね(^0^)
 なんでしょう、何も考えなくても、自然とラップができるというのでしょうか、血と肉になっている曲が多く、聞いているだけでノリノリになりますね~

 まあ、今となっては古臭さもあるのかもしれないですが、当時らしい「直球な日本語ラップ」が多く、それは今でも通じるカッコよさがあるのかな・・・
 G.O.Gさんんいついては、その辺のカッコよさを見抜いて、ストリートのヘッズが好む楽曲を上手く選曲している点は秀逸だな~と思います。

 そして、G.O.Gさんは、その選曲の的確さもありながら2枚使いが最高で、選曲した楽曲を素敵に盛り上げます!!

 特に「言葉」を意識した2枚使いやトリックがあり、ワザと間を作る2枚使いなど、かなり上手いですね・・・
 細かいですが、大怪我であれば、Nippsの「♪Illmatic Buddha Style ! 川俣・・・」のラインだと、スクラッチなしで、やや間を作りながら「♪Illmatic Buddha Style ! 」を繰り返し、なかなか「♪川俣・・・」に進ませない焦らし感が上手いっすね!

 高校生ぐらいにコレを聞いたら、絶対に影響されるだろうな~という上手さで、日本語ラップの良さを引き出す2枚使いになっていたかと思います・・・




 ただ、この作品が凄いのは、上の音源かもしれないです・・・久しぶりに音源をアップしてみました・・・

 この作品では、異様なまでに人気ラッパーの「シャウトアウト」が入っており、これが腰を抜かす内容になっています!!

 もう、とにかくお聞きください・・・カッコよすぎます!!

 シャウトアウトとしてはHab、Twigy、Macka-Chin、Zeebra、Gore-Tex、UZI、You The Rock、King Giddra、MUROといった錚々たるメンツで、これは驚異的です・・・

 当時のミックステープを考えると、フリースタイルやシャウトアウトが入っていることが多いのは確かですが、ここまで多く、そしてここまで豪華なメンツなのには感涙で、ほんと、日本語ラップの熱さをさらに増幅させており、最高です!!
 これは恥ずかしい話ですが、あまりにこういったシャウトが多かったので、A面最後に選曲されたフリースタイル曲(Rino、Gama、パト、GK参加)である「Microphone Pager / Room#160」が、このテープのために録られたフリースタイルと勘違いするほど、テープ全体を熱くさせています・・・

 なぜ、ここまでのシャウトアウトが入っているのかは、私には分かりませんが、予測できる範囲だと、やっぱり製作者の「G.O.G」さんが、当時の日本語ラップ関係者とかなり近い位置にいたことが大きいかな~と思います。 

 下のNoticeでも書きますが、関係者でないと入手できないレコード(インスト)を使ってたり、そもそも、プレス数が少ないレコードを2枚持ってたりしてるので、やっぱり近い位置にいたのだと思います。
 特に、イメージ的にはMUROさん~Pagerの楽曲が多く選曲されていることから、MUROさん~KODP周辺におられたのかな~とも読み取れます・・・Macka-ChinとGore-Texが入っている時点でも読み取れ、もしかしたらStill Diggin'に近いお方だったのかな??

 また、シャウトの内容も、全く見知らぬ存在ではなく、そのラッパーと「友達~後輩/先輩」な匂いがしたシャウトでイイですね・・・どれもクラブ等で直録りな音質ですが、逆にそれがリアリティーがあり、大変素敵です・・・
 もー、ユーさんのシャウトとか最高でしょ・・・やっぱり、この時期だからこそな内容で、友達、いや「共闘していた仲間」だからこそ録れたシャウトで、最高すぎます!!



 もうちょっと深く書けるかな~と思ったら、紹介はここまでです・・・

 ただ、聞いた限りでは、冒頭でも書いた生粋の「裏・Ill Vibes」であることは間違えなく、まさに「マジヤバ」な作品です!!

 90年代中頃の手刷り作品であることを考えると、相当入手は難しいかと思いますが、当時の「熱い空気」を奇跡的に取り込んだミックステープはプライスレスです!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ G.O.G 「Liquid Sounds」
Genre : 日本語ラップ・・・
Release : 1996年ごろ
Lebel : No Lebel No Number


Notice : 関係者筋と思われる選曲

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 日本語ラップマニアしか反応しない情報ですが、気づいたので入れておきますね~

 選曲を聞いてると、一般的なリスナーが買えない、つまり「関係者のみのプロモ盤」のレコードを使用している選曲があります・・・

 たとえば、B面冒頭のYouさんのシャウトでは1st Albumの「Hip Hop Boogie」のインストを使用していますね・・・おそらく「この」レコードになるかと思います。
 さらに、同じB面では、シングルカットされず、アルバムオンリーの曲として「Soul Scream / 追われてる」を選曲してて、考えうるのは「この」プロモLPからのプレイになりますかね・・・

 また、これは断定ができないのですが、割とバリバリ2枚使いモードでDJプレイをしているのに、突然ノー・トリックでフェードインしてくる曲もあります・・・内容的にはその曲なのですが、もしかしたらデモテープからのプレイかも??
 特に、曲名が微妙に間違っている曲(例:PagerのRoom#160がRoom#5になっている)ほど、こういったフェードインDJミックスをしてるので、世間に出回る前の曲を、友達ラインで入手できた・・・という妄想も膨らみます(^0^)

 なお、例示したレコは持ってないので、それらが収録されたアルバムのプロモ用テープで紹介です・・・うふふ、ジャケがカッコイイですね~


Notice : このテープの発見者

 このテープについては、私自身は数か月前にやっと入手できた一本です・・・ただ、前から存在は知っていたテープになり、結構探してたテープになります。
 実は、われらの下北ユニオンのN村先生に教えていただいた1本で、あまりのカッコよさに、このテープを教えてもらった時に「売ってよ」とお願いしたけど断られた(笑)テープで、執念で探しましたよ~
 なお、割とゴツい日本語ラップ系のテープが出るテープセールにおいて、このテープを店頭BGMにするというイルな好対応(笑)をされていましたね・・・うふふ、N村さん、病んでますね(笑)





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<独り言>

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 この写真を見て「遂にデビューですね!」と思ってくださると嬉しいです(^^;)

 え~、私という人間は、レコードとかテープは常に物欲マックスなのですが、それ以外のモノはそんなにコダワリがなく、物欲も実は少ない方だと思います・・・そのため、あまり物を買い替えるといことが少ないようです。

 ただ、なぜか夏を過ぎたころから、バタバタと日常的に使ってたモノが壊れたり、調子が悪くなりはじめ、必要に迫られて物欲を拡大し、いろいろと新しいものに変えている状況です・・・

 それこそ、自宅で使ってるノートPCやデジカメ、仕事で履いている革靴やベルトなど、ほぼ同時期に具合が悪くなってしまい、面倒だけど変えざるを得ないので、お店に出かけて新しいのを購入していました・・・
 特に、PCとデジカメは、このブログで使うので生命線な道具ですね・・・やっと、初期設定は終わり、なんとか動かせる状況になりましたが、以前の状況と勝手がちがうので、暫くは苦労をしそうですね~

 んで、こういった物欲の流れがあったので、遂に導入した「モノ」があります・・・

 そう、写真の「眼鏡」です・・・(^^;)

 私自身、実は目は良いほうで、今でも両目が0.7ぐらいあるのですが、ここ最近、仕事やプライベートで本を読むときやPC作業をしてる時、急に見えづらくなることがあるんですよね・・・
 特に、体や目が疲れているときに、すごい小さい字を読むのがしんどくて、眉間にしわを寄せて、目に力をいれて読んでいます・・・仕事で必死に書類を作っている時、同僚から「般若ですよ(笑)」と言われるぐらい、必死な形相になっているようです(^^;)

 なので、こういう物欲の流れもあるので、初めて眼鏡屋さんに行って、お店の方に相談しながら購入してみました・・・

 結果的には、近いものが見づらいので、近いものにピントが合うような設定にしてもらい、ボチボチは見やすくなりましたかね・・・まあ、ぶっちゃければ「老眼鏡」ですかね(^^;)
 う~ん、もうちょいで正式なアラフォーになりますが、だんだんと自分の体も変わってきているのだから、しょうがないのかな・・・とほほ・・・

 なお、眼鏡って、眼鏡屋さんで買うだけかと思ったら、本気に合うのを選ぶのであれば、眼医者さんに行って診察を受けた方がいいんですってね・・・買った後、眼鏡の同僚に報告したら、なんで眼科に行かないんだ!と怒られました(^^;)







DJ Daddykay 「R&B Mix Vol.9 - Essential Summer Classics」
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 いやいや、2週間ぶりの登場です・・・最近、休みがちですみませんね~

 理由は、独り言で書きますが、やっぱり仕事が忙しいんですよね・・・今年はついに夏休みを仕事でちょっと削ってしまいました・・・
 ただ、意外と仕事的には充実しており、そんなにストレスなく暮らしています・・・変な表現ですが、野球であれば、打席に立つとホームランが打てる爽快さと言うんでしょうか、それなりに結果が出て、周りの人も喜んでくれる状況があり、あんまり疲れない部分もあるのかな・・・

 まあ、仕事ばかりしてるとブログがおろそかになるので、そこは注意しましょう・・・もう少し、ブログにも力を入れないとな~

 そんなわけで、8月を過ぎちゃうと紹介できない作品の紹介です~


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 今回は、大好きなR&B系DJである「DJ Daddykay(ダディーケイ)」さんの人気シリーズ「R&B Mix」シリーズより、夏らしい曲に特化した第9段を紹介しますね!

 まず、Daddykayさんのシリーズは、これまで数本を紹介したことがありますが、夏の時期にリリースされる作品は「夏に特化」した選曲をしてて、結構人気だったと思います。

 イメージとしては、シリーズものでありながら、翌年の夏にもレコード屋さんの棚に置かれ、普通に売れていく感じで、渋谷にあったレコード店である「DMR」なんかは、毎年、Daddykayさんの作品を推していたような記憶があります。
 それこそ、歌物系だと、レーベルメイトであるDJ Komoriさんの「Ocean Fruits」も良く売れていましたが、KomoriさんなりDaddykayさんを知らない方が手にとっても絶対に楽しめる内容になっている点はポイントで、当時、買われた方も多いのかな~と思います。

 では、今回はさっそく作品の紹介です!

 前述したとおり、いわゆる「夏物」の作品で、新旧のR&Bと、R&Bとして使えるHipHopを上手く選曲し、夏を小粋に盛り上げ、かつリラックスさせる内容になり、流石の一言です!!

 まず、選曲ですが、2018年の今、パッと聞くと、この作品がリリースされた2003年ごろに流行ってたR&Bなんかが中心なのかな~と思わせる内容ですが・・・実は選曲が深くって結構ヤラれました!

 それこそ、A面のド頭はなんと「Big L / MVP」ですよ・・・B面のSummer Smooth Mixを選曲していますが、これを歌物としてプレイしているのがフレッシュで、凄く気持ちいいですね!

 全体的な傾向でいくと、「2003年ごろのR&Bの空気感」に合わせて選曲/DJミックスしつつ、全体を通すと「R&B」の本質を逃さない世界観を作っており、ほんと凄いっすね・・・

 それこそ、当時のヒット曲、つまり、あまり深くR&Bが知らない方でも楽しめる曲を多く選曲しており、あのジャネット嬢をfeatして大ヒットした「Beenie Man feat.Janet Jackson / Feel It Boy」や、こちらも当時らしい女子受け万点な「Ashanti / Rock Wit U (Remix)」などを選曲しています。
 また、いわゆる西系~ギャングスタラップ関係も選曲してて、これはクロスオーバーヒットをした「Chico & Coolwadda / High Come Down」なども選曲してて、Big Lと同様に、HipHopを「R&B」としてプレイしてて、これも素敵ですね~

 この3曲だけみると「2003年」という時代性が分かりやすいでしょうか・・・なんでしょう、HipHopなりR&Bが市民権を得て、誰でも楽しめるポップミュージックになり、あの時代にしかない「空気感」があったかと思います・・・

 なかなか説明が出来ないのですが「あの時代のR&B」なんですよね・・・

 私自身は、当時はこの辺のR&BやHipHopは卒業(?)してしまい、そこまで興味がなく、むしろポップすぎて敬遠していましたが・・・思い返してみれば、誰でも楽しめた音楽だったんだな~と思い返しています・・・

 Daddykayさんの素晴らしいところは、その「空気感」をしっかりと押さえつつ、当時の新曲だけに頼らず、独自の深い選曲をして、その空気感をさらに高めているところになります・・・

 それこそ、Big Lをその空気感でプレイするのは、なかなか想像が付きづらいのですが、妙にハマっていて絶妙ですね・・・

 また、さりげなくカバー曲やネタ曲を多く選曲してて、その辺もレベルが高いですね・・・
 例えばAshantiであれば、言わずとしれたマイケルのカバー曲ですし、Chico & CoolwaddaはLove Come Downの替え歌ですよ・・・かなりマイナーなカバー曲も選曲してて、これもレベルが高いです・・・



 今回の紹介は「夏物だし、これでいいかな~」と思った程度で聞いていましたが、結構、深く聞いてしまいました・・・

 2003年の夏は、もう15年も前なんですね・・・

 なんか、当時は敬遠していましたが、こういった曲も悪くはないな~と思い返してしまいました・・・少しだけ、20代前半だった2003年の夏に戻らさせてもらいました!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Daddykay 「R&B Mix Vol.9 - Essential Summer Classics」
Genre : R&B、HipHop、Reggae、Pops・・・
Release : 2003年8月
Lebel : Sugar Bitz ST-080






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<独り言>

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 え~、2週間も更新してないと独り言が溜まりますね・・・まとめて放出です(^^;)

 まず、先週末ですが、大阪で結構ヘビーな仕事があり、2泊3日で出張をしてきました・・・これがあったため、今年のレコ旅はなくなったともいえます・・・

 6月終わりから準備をしていましたが、調整が地獄で、結果的に夏休みも少し削り、なんとか当日を迎えました・・・

 まあ、人生初のバス添乗員的なことをするなど、今までに経験したことがないことの連続でしたが、周りの力にも助けられ、ほんと無事に終わってくれました・・・
 私の立ち位置では、部下も上司も動かす立場なので、よく、短期間でここまで計画を組んで、上手く仕事がこなせたな~と思い、久しぶりに仕事をしてての達成感を味わった次第です・・・

 ただ、ただ・・・まったく「大阪」は満喫していません(^^;)

 それこそ、周りのアテンドや指示をだすことが中心なので、私自身に自分の時間は一切なく、大阪らしい食べ物も食べてないし、レコ屋に行けるチャンスも全くなかったし・・・完全に仕事モードから抜けられませんでした(涙)

 う~ん、来年はやっぱりプライベートで大阪に行きたいっすね・・・

 中途半端に大阪の夏を味わってしまい、その思いは深まるばかりです・・・

 なお、来月は来月で、私としては魅惑の魔境である神戸に行くことになりましたが、自由が無い日帰りになりそうです・・・最近、自由がない出張ばかりで困りますね(^^;)


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 そして、移動の途中などの合間で読んでいた「小林雅明 / ミックステープ文化論」を読了しました!

 まず、この本について概要を紹介すると、アメリカの「ミックステープ文化」についてその歴史的な変遷を詳細に解説した一冊になります。

 ミックステープと取り扱った本って、あまり刊行されておらず、数年前にアメリカでリリースされた「The Art Behind The Tape」や、本ではないですがドキュメンタリーとして関係者に取材をした映画「ミックステープ」などがあるぐらいで、なかなかその文化を理解するのは難しい部分があるかと思います。

 このような背景がある中で、小林さんが集めた情報を元に、分かりやすく時代の流れを紹介しており、私も知らなかったことが多く、結構勉強になりました・・・
 それこそ、ミックステープの最初の最初は、オールドスクール期のライブ録音だと思っていましたが、その前に、地元のハスラー向けの個人用テープ(!)が作られていたとか、カプリがミックステープを卒業した理由とか、そして、その後のミックステープの変化の過程等、かなり勉強になりました!

 ここで、「ミックステープ」という言葉について整理しましょう・・・

 普段、私がブログで使用している「ミックステープ」という言葉と、小林さんが紹介している「(アメリカの)ミックステープ」という言葉は、少し意味合いが違います。

 私の指すミックステープは、どちらかというと「作品性」だったり「芸術性」を評価している部分が強いかもしれません・・・
 それは、DJが選曲やDJミックスを考えて、プレイした曲が光るようにしていることを第一前提にしたものを「ミックステープ」と指しているもので、そのため、個別作品ごとに個性があり、その個性を楽しむことが出来る存在かな~と思います。

 一方、小林さんの指すアメリカのミックステープは、今となっては本当に複雑な言葉になっていると思います・・・

 まず、私としては、アメリカのミックステープは「ストリート向けのスピーカー」だと思っています・・・これこそHipHopらしいい所ですが、手間がかかったり、法的な制約があるメジャーでの発表ではなく、何も制約がなく、スピーディーに出せるストリート的な手法が「ミックステープ」になり、そのストリートの人にアピールするために「ミックステープ」があるのだと思います。

 小林さんも、この点を踏まえつつも、時代による変遷を上手くまとめ、近代ミックステープ史(?)を分かりやすく整理しています・・・
 特に、90年代後半から00年代初期にあった新曲の先行リークやバトル(ビーフ)の土壌になっていたことや、そして、ここ数年、アルバム的な作品をメジャーで出すのが面倒だからネットで配信しているミックステープのことなど、長い年月を経て「ミックステープ」という言葉が拡大してしている点も分かりやすくまとめていて、大変貴重な資料だな~と思います。

 ミックステープという文化を、平均的に押し並べて整理した点は大変価値があり、大変価値のある本になりました・・・興味のある方は是非、手にとってください!!

 ただ、全体的を読んだ感想として、若干「物足りなさ」を感じました・・・

 それは、私がミックステープという音楽・文化にある程度は知識があるからかもしれないですが、読んでいて「ミックステープに対する熱さ」が足りない部分があると感じてしまいました・・・

 もう、すみません、私が必要以上に「ミックステープ馬鹿」なので、そう思うのかもしれないのですが、原稿の作成において、大半がネットやSNSの記事からの引用が中心で、当時のDJや関係者への取材などがあまりなかったことで、その人たちが熱を込めて作っていた「熱さ」までは紹介できていなかったかな、と思います・・・
 う~ん、引用の資料を発掘・整理するだけでも大変なのは理解できるのですが、本著の趣旨の元でDJ等に取材をすることで、内容を理解してくれれば、もっと色々な話が聞けたかも・・・今回の本が研究本に寄りすぎてしまい、ストリートの熱気を伝えることまでを含めなかった点は次への期待にしましょう・・・

 まあ、こういうこと書くと「あなたが書きなさいよ!」と御指摘されそうですね・・・私が書くとすれば「日本のミックステープ文化」になるのでしょうが、仕事をしている間は暇がなさすぎて書けないだろうな~(^^;)

 ただ、そんなことは言っても、この本を作った小林さんの功績は大きすぎます・・・改めて、小林さん、ほんとお疲れさまでした!!

 この勢いで「The Art Behind The Tape」の日本語訳版を是非作ってくださいね(^0^)


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 そんなわけで、最後は嬉しい再発だったバブルの7nichで・・・これはつい買ってしまいました(^0^)

 なんか、仕事の忙しさも、毎日の暑さもあり、あまりブログに力が入れられないのが申し訳ないです・・・

 今後、少し忙しさはなくなるはずなので、出来る限り、ブログの更新も頑張っていきたいと思います・・・こう書いとかないと自分のお尻に火がつかないので・・・(^^;)

 では、今週も頑張りましょう!!





 
Funkmaster Flex & Biz Markie 「Live At The Tavem On The Green」
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 え~、2週間ぶりの登場です・・・すみません・・・

 まあ、気づいたら、もう8月も半分近くが過ぎ、今年も「夏を満喫してないな~」と思いはじめています・・・

 う~ん、毎年のことなのでアレですが、毎日、家と職場を行き来しているだけで1日が終わってるんですよね・・・
 唯一、夏を感じるのは、朝を起きて、寝汗の多さにビビり、シャワーを浴びるぐらいです・・・(^^;)

 きっと、今年も気づいたら9月になってて、そして気づいたら夏が終わっているんでしょうね・・・なんか寂しいな~

 そんなわけで、少しでも夏気分を味わいたく、この作品を紹介です!


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 今回は、意外と紹介するのが初めてな「NYきっての4番打者DJ」である「Funkmaster Flex(ファンクマスター・フレックス)」さんと、その天然っぷりには敵わない「Biz Markie(ビズ・マーキー)」による、ライブミックスを収録した作品を紹介します!

 まず、この作品は、Tape Kingzからリリースされた作品で、どうやら1994年の夏に開催をしたパーティーを録音したモノになり、Tape Kingz系ではかなり有名な作品になるかと思います。

 会場となる「Tavem On The Green」は、調べてみたらNYのセントラル・パーク内にあるお店のようで、都会の中でありながら、緑に囲まれた雰囲気の中、ランチ&ディナーを楽しめるお店のようで、ここを貸し切ってパーティーをしたようですね・・・

 お店自体は、かなり歴史のあるお店で、イメージしては日比谷公園の松本楼みたいな感じで、オープンエアーな席もありつつ、小粋にNYCの季節を味わいながらお食事とお酒を楽しめるようですね・・・
 今でも、定期的に音楽を主としたパーティーもやっているようで、ニューヨーカーの憩いの場所なんでしょうね・・・NYって、こういうお店があるのが素敵だな~

 そして、パーティー自体は、中身を聞いてると、かなり業界人が参加してたり、ロケーション的にもアップタウン的な位置なので、割と社交的なイメージ(?)があるパーティーだったようです・・・

 つまり、ゲットーなノリはそこまでないけど、当時のHipHop系のパーティーらしい快活なノリがあり、なかなか盛り上がったパーティーだったようですね・・・
 ただ、やっぱりNYらしい「黒さ」はあり、セントラルパークであっても濃い内容にうっとりです・・・やっぱり、NYの「黒さ」には敵わないですね~


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 そして、この作品においては、結果的にA面がFlex、B面がBizのミックスと思われる内容が収録され、NYらしいファットで、そしてLive On Directな内容が素晴らしく、今回、深く聞いてヤラれた作品になります・・・

 んで、作品の紹介に入る前に、考えてみればFunkmastaer Flexは初めて紹介するDJなので、手短に紹介をしておきましょう・・・Bizについては「こちら」を御参照ください・・・

 Flexについては、今となっては、その存在感の大きさは感じずらいところもありますが、NYをベースに活動するHipHop系DJ/Producerになり、もう、その存在自体が「King of HipHop DJ in NYC」としてリスペクトを受ける超重要人物になり、この人がいたからこそ「Hip Hop」が人気になったとも言える存在かと思います。

 DJ自体は80年代末より活動してたようで、90年代の初期より、今でもNYのHipHopの大きなシンボルの一つであるラジオ局「Hot 97」のDJとして活動し始め、Hot97の電波を通してHipHopの素晴らしさを広めた功績は計りしれません!
 特に、80年代末までは、どうしてもメジャーな音楽になりきれなかったHipHopを、誰でも楽しめる音楽になることを、ラジオを通して知らしめた点は大きく、もはや偉人レベルですね(^0^)

 また、ラジオ以外にもクラブでのDJ活動は積極的にこなし、90年代のNYを代表するビックパーティーである「Tunnel」のメインDJとしてクラブプレーを行ったり、いち早くDJクルー(Flip Squad → Big Dawg Pitbulls)を作り、DJの組織化を図ったり・・・ほんと、「DJ」という存在を広めた部分でも凄い重要度が高いです!

 更に、Producerとして音楽制作も行っており、Flexが作っていたアルバム(Mixtapeシリーズ)を通して「DJ」という存在を広めた点も大きいですね・・・
 ある意味で「Funkmaster Flex」というブランドの元、多くのラッパー、シンガー、トラックメイカーが集い、DJという現場監督が仕切った「HipHop」は本物で、Hot 97の電波が届かない地区でも、Flexのアルバムを通してHipHopの素晴らしさ、そしてDJの素晴らしさを知った方は大変多いかと思います!


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 そして、Flexについては「ミックステープ」の存在も大きく、Flexが作ったミックステープは、前述したアルバムと同様に、Hot97の電波が届かない地区でも流通し、NYらしいHipHopを広めた点では、ほんと価値があったと思います!
 90年代前半の作品ではライブミックスを中心にHipHopDJの良さをアピールし、それ以降の作品ではエクスクルーシブな新譜曲を含んだミックスでHipHopの良さを広め、全世界の方が影響を受けたのではないかと思います!

 また、Flexについては、ラジオ活動が凄過ぎて、そのラジオのDJプレイを勝手にコピーした作品も多く、これも全世界に広まり、影響を受けた方が多いと思います。
 特に、日本では「Funkmaster Flex」という名前自体が、ある意味での「ブランド」になっており、結構な量のコピーが、色々な人によって作られ、広まったイメージがあります・・・

 こういった自分で作ったテープも、ラジオプレイを録音したテープも、結果的には、Flexの良さとなる「NYらしいファットな選曲」、そして「豪快だけど的確なDJプレイとマイク使い」などを、ミックステープという「生のグルーブ」を表現できるフォーマットを駆使して広めていたんですね・・・

 そう、Flexもミックステープを通して「HipHop」を広めたことは間違えなく、ほんと重要な存在かと思います!

 なお、完全な蛇足ですが、つい最近、The Godfather of Mixtapeとして業界の重鎮として活躍するDJ「Kid Capri」とバトルをするという嬉しいニュース(笑)もあり、Flexが今でも元気であることに感銘を覚えました(^^;)

 
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 ではでは、作品の紹介です~

 まず、A面ですが、こちらはFlexが担当していると思われるパートで、もー、NYらしい直球のパーティーミックスで最高に上がります!
 
 それこそ、誰でも知っている曲を多くプレイしてて、この当時でもクラシックな「DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince / Summertime」「Mary J. Blidge / Real Love (Hip Hop Mix)」などを選曲し、みんなで合唱みたいな盛り上がり方をしています!
 パーティーなので女子も多く来ていることも踏まえ、こういうみんなが楽しめる曲を選曲し、Flexらしい甲高いマイクで煽り、ガシガシと進んでいく感じは、まさに「Hip Hop」ですね!

 また、実際はB面の最初で、ここはBizではなく、Flexのプレイだと思わるので紹介すると、こういった女子受けする選曲の一方で、野郎向けの選曲も忘れておらず、「Smif-N-Wessun / Bucktown」からの「Wu-Tang Clan / C.R.E.A.M.」の大合唱といったら・・・もう、最高すぎます!
 このパーティーでは、BizがFlexのサイドMCをやっている部分もあり、ここでのBizの最強の煽り方も上手いし、FlexのDJも、イントロがかかった瞬間に野郎どもが「Oh, Sh@t !!」となるようなブっこみが上手スギです・・・こういったイントロがかかった瞬間に盛り上がるパーティーって最高ですね!


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 また、Flexというか、NYのDJらしいな~と思うのが、要所要所で「トラックス(有名曲のインストを使ったエディット曲?)」を使ってて、Flex自身が制作した「Funkmaster Flex / C'mon Baby」などを挟み、絶えずテンションをキープしているのが上手いですね~
 そして、そのトラックスを使う感覚に近いですが、A面最後では、ビートが鉄板なHipHopのインスト曲のクイックミックスも披露してて、Romeo → Creato r→ Treat 'Em Right → Warm It Up Kaneをほぼ2小節だけプレイし、最後はサイドMCのBizの曲(This is Something for the Radio)にクイックし、大盛り上がり・・・もう、サイドのBizも自分曲がかかったら「Oh, My Sh@T !」的な反応で、素晴らしすぎます・・・

 やっぱり、こういう細かい所も上手いんですよね・・・

 個人的にはトラックスを上手く使えるDJは、DJが上手いと思っていて、それは、それまで盛り上がったグルーブを少し冷やしながらもテンションをキープするためだったり、盛り上げていくための起爆剤にするためだったり・・・これらの曲やアイデアが、選曲の選択肢の一つに入っていること自体がレベルの高い証拠だと思います。


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 また、FlexもNYの伝統を引き継いでいるんだよね~と思うのが、A面の真ん中ぐらいでは、突然のダンクラ~ブレイクビーツ選曲をし始め、圧巻なのはDance To The Drummer's Beat → Apache → Got To Be Realと流れるアルティメット3番リレーですね!
 もー、ガンガン2枚使いをいれてきて、それが他のDJとは違う荒さ、いや「太さ」が最高です・・・もー、カプリと同じくファンキーな攻め方が最高で、これは真似が出来ないっすね~

 まず、Flexというか、当時のNYのDJの凄いところは、HipHopの基礎とも言える「ブレイクビーツ」をしっかりとマスターしてて、それをパーティーでしっかりとロックさせているのが凄いですよね!

 だって、当時としてもDance To The Drummer's Beatは、普通に聞いたら古臭い曲だと思うのですが、それを自己流の2枚使いを入れることで、誰をもロックするファンキーなグルーブを生み出しており、こういう姿を見るたびに「DJって凄い!」と思います・・・
 
 また、Flexの「2枚使い」も、技巧派とは言い難いですが、独特の太さがあってカッコよすぎですね・・・

 Flexの2枚使いの良さは、なかなか上手く言い表せないのですが、Apacheであれば、微妙に違う部分で2枚使いをする(イントロブレイクと中盤のブレイク)など、結構アイデアを生かした2枚使いが多いっすかね・・・
 この点は、通常のDJプレイでも生きてて、根本的な太さを、実は独創的なアイデアでDJミックスしている点は大き・・・このテープだと、中盤でII Hypeの曲をアカペラとインストの2枚ミックスでセルフリミックスをしてたり、実はアイデアの人だと思います。

 うん、この辺が FlexがDJとしてリスペクトを受けている由縁かもしれないです!


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 そして、B面になるとBizのDJになるのですが・・・突然の「レゲエ選曲」でヤラれますす(^0^)

 Bizの現場プレイを知っている方だと有名ですが、Bizはかなりの頻度でレゲエをプレイしてて、それも本職のレゲエセレクターに負けない、いや、本職には出せないBizらしいDJで、最高ですね!

 このパーティー(このテープ)では、なんとWuのCREAMからのレゲエ選曲(!)で、懐かしのRaggaHipHopから、クラシックチューンをクイックで攻めていき、それこそ「Tenor Saw / Ring the Alarm」なんかを矢継ぎ早に選曲をしていきます。

 まあ、レゲエの人からしたらクイックで選曲するのは普通なことですが、HipHop的には、展開の早い、それもイントロだけ聞かせるスタイルは衝撃的で、これにヤラれた方は多いのではないのでしょうか?
 それも、大柄なBizが、小さな45をセッセと変えて、バンバンとフロアーの腰を緩く揺らしている姿は、Bizファンとしてはたまらなく、凄いイイですよね!

 また、これもなかなか表現が出来ないのですが、Reggaeのセレクターとはちょっと違うグルーブが聴きやすいんですよね・・・それは、HipHopに慣れている耳だからこそ、聴きやすいのかもしれないのですが、不思議と耳に入ってくるんです・・・
 う~ん、たぶん、イメージとしては「懐メロのスロー曲」みたいなプレイの仕方がイイんでしょうね・・・散々レゲエがプレイされた後、平然とR. Kellyのスロー(それもBump N' Grind!)に行き、女子が大合唱な感じはオリジナルですね・・・


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 そんなわけで、バラバラとした紹介になってしまいましたが、最強の1本でした!

 とにかく、この頃のFlexはヤバいな~ということを再認識しました(^0^)

 市場では、この辺のTape Kingzモノは人気なので、なかなか手に入らないかと思います・・・ただ、クラシックなテープなので、普通に音源がアップされていたりしますので、その辺で聞いてみてね~




<Release Date>
Artists / Title : Funkmaster Flex & Biz Markie 「Live At The Tavem On The Green」
Genre : HipHop、R&B、DanceClassics、Funk、RareGroove、Reggae・・・
Release : 1994年ごろ?
Lebel : Tape Kingz No Number

Notcie : トラックリスト(Track List)について
 毎度のTape Kingzなので、トラックリストは付いていなかったので、リストを作ってみましたよ~
 レゲエがあまり自身がないですが、御参考にどうぞ~

【side A】
Angela Winbush / Treat U Rite
Funkmaster Flex / Butterfly Style (Live From MSG Mix)
Mary J. Blidge / Real Love (Hip Hop Mix)
 ※トラックス impeach + funkysensation heartbeat
Fugees / Nappy Heads (Remix)
Blackgirl / 90's Girl
 ※トラックス All night long + Slick Lick
Heavy D. & The Boyz / Nuttin' But Love
DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince / Summertime
II Hype / EnTouch
En Vogue / Hold On
T.C.F. Crew / I Ain't The One
Alicia Myers / I Want To Thank You
Teena Marie / Square Biz
Chic / Goodtimes
The Sugarhill Gang / Rapper's Delight
Zapp / More Bounce To The Ounce
Michael Jackson / Don't Stop 'Til You Get Enough
McFadden & Whitehead / Ain't No Stoppin' Us Now
MFSB / Love Is The Message (In Middle)
Herman Kelly & Life / Dance To The Drummer's Beat
Incredible Bongo Band / Apache
Cheryl Lynn / Got To Be Real
Funkmaster Flex / C'mon Baby
Soho / Hot Music
Super lover cee & Casanova Rud / Romeo (Inst)
Pete Rock & C.L. Smooth / The Creator (Inst)
Chubb Rock / Treat 'Em Right (Inst)
Big Daddy Kane / Warm It Up Kane (Inst)
Biz Markie / This is Something for the Radio

【side B】
Luke / I Wanna Rock
The Notorious BIG / Dreams
Ill Al Skratch / Where My Homiez? (Come Around My Way)
Smif-N-Wessun / Bucktown
Wu-Tang Clan / C.R.E.A.M.
Super Cat / Dolly My Baby
Mega Banton / Sound Boy Killing
Dirtsman / Hot this year
Red Fox & Screechie Dan / Pose Off
Cutty Ranks / Who Seh Me Dum
??? / ??? (Bam Bam Riddim)
Terror Fabulous feat Nadine Sutherland / Action
Spragga Benz / Tings a gwaan
Terror Fabulous / Number 2
Poison Chang / Press Up
??? / ??? (Dugsy Ranks / Wifee かな?)
Shabba Ranks / Ting-A-ling
Capleton / Buggering
Pan Head / Punny Printer
Super Cat / Ghetto Red Hot
Mad Lion / Real Lover
Buju Banton & Nadine Sutherland / Wicked Dickie
Junior Reid / One Blood
Dawn Penn / You Don't Love Me (No, No, No)
Tenor Saw / Ring the Alarm
Jigsy King / As It Dun Load It Back
Shabba Ranks / Roots And Culture
Johnny Osbourne / Buddy Bye
Foxy Brown / Sorry
Shelly Thunder / Kuff
Pinchers / Bandelero
Red Dragon / Good Hole College
Super Cat / ???
Mad Cobra / Gundelero
Cocoa Tea / Rikers Island
Musical Youth / Pass The Dutchie
Frighty & Colonel Mite / Life (Is What You Make It)
Barrington Levy / Murderer
Yellowman / Zung guzung gu gu zung gu zeng
??? / People Are You Ready
Half Pint / Greetings
Michael Palmer / Lick Shot
Michigan & Smiley / Diseases
R. Kelly / Bump N' Grind
Jodeci / Feenin'
Frederick / Gentle (Calling Your Name)
Michel'le / Something In My Heart
Ready for the World / Tonight
New Edition / Is This The End?
Freddie Jackson / Rock Me Tonight (For Old Times Sake)


Notice : 謎のテープ(?)について

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 まず、私たち世代だと、上記のテープの「絵」は懐かしいですよね・・・これは90年代前期にFlexが使ってたアイコン絵ですね~

 写真のテープは、作品紹介でも触れたFlexが作成したトラックス曲「Butterfly Style」(C'mon BabyのB面ですね)のシングルテープで、この絵がドカンと掲載されていたので、つい、買ってしまいました(^^;)
 個人的には、このアイコン絵は、日本が誇るDJ機材メーカーであるVestaxが、90年代初期にFlexの意見を元に作ったミキサー「PMC-05FX」に印刷されてて、それで記憶に焼き付いていました・・・まあ、こんな感じでド派手なモデルで、なかなか手が出なかった名機(迷機?)ですかね~

 なお、今回、記事を作成するにあたり、テープの中身を見たら、Flexのサイン付きでした・・・テープって、サインがしづらく、後になると落書き扱いになるので、サインはレコードにした方が良いと思いました(^^;)





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<独り言>

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 2週間分の独り言なので、少し鮮度が古くなりますね・・・すみませんね~

 8月4日(土)ですが、我らのN村先生を擁する下北沢ユニオン・クラブ店で、ゴツいテープセールがあったので行ってきましたよ~

 8/4(土) HIPHOP R&B TAPE SALE!


 まず、いつもお読みの方なら「整理券は?」となると思います・・・今回は、仕事のために翌日の参戦でした(--;)

 ここ最近、仕事が結構忙しく、中間管理職の苦しさを味わう毎日です・・・セールの土曜日も、どうしても動かせない仕事があり、なくなく当日スルーになりました・・・
 
 ただ、ただ・・・これは並びたかったセールですね・・・

 この日は、ユニオン全店でゴツい廃盤セールをしてて、我らの下北店はテープセール、それも、海外系のゴツいラインが目白押しで、是非並びたかったセールでした。
 翌日、お店に行ってN村さんに聞いたところ、オープン時は10人ぐらいの鉄火場だったそうで、写真上のようなペンペン草も生えてない荒れ野原になっていたそうです・・・これは味わいたかったな~

 でも、渋いライン狙いの私としては、その渋いのが結構残ってて、ニンマリです・・・テープの神様は見捨ててなかったです(^0^)

 トップで狙ってたKonの「On Track」の1番が残ってたり、今回のセールでは紅一点テープだった韻踏のDJ kanさん関係のテープ(残念ながらフリースタイルはなし)が残ってたり・・・割とゴツい買い物になりました!
 でも、怪しいラジオ録音テープなどはゴッソリ抜かれていましたね・・・やっぱりUS系は人気が高いっすね~

 なお、今回の更新は、このセールの出物に合わせてTape Kingzを紹介しましたが、1週遅れてしまってはあまり意味がないですね・・・すみません・・・


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 んで、今週の更新では、これを報告しないとイケないですね・・・

 今年は、毎年恒例の「関西+名古屋 レコードの旅」は開催無しになりました。

 この旅は、おかげ様で結構な方が楽しみにされていることは承知しているのですが、今回は色々な事情があり、行かないことにしました・・・

 一番、大きいのは「仕事」で、今年はお盆休みも少し削ってて、休み自体があまり無く、日程的に厳しいんですね・・・
 まあ、もっと大きいのは、来週、普通に仕事で大阪に出張するので、自分の旅行で大阪に行くことが乗り気ではなかったのも大きいかも・・・

 あと、先月、大阪に出張した時に、ユニオンとキングコングには寄ったけど、テープの引きが悪かったので、今回は無しかな~とも思いました。
 現金な話ですが、旅行費用を出すからには、それなりに釣果が欲しいですね・・・ただ、ここ最近、ホテル代が異様に高いのと、それにペイできる釣果は望めない部分もあったので、これも見送った理由かもしれないですね・・・

 ああ、京都の青空を拝んだり、甲子園で朝からビールを飲みたかった・・・

 そして、個人的には、仕事のしすぎで気分が落ちていたので、行きたかった・・・う~ん、仕方がないですね・・・



 ただ、神様は見捨ててなかったです・・・

 この記事を書いている、日曜の朝、我らのMUROさんのラジオからボムが届き、元気をもらいました!!

 皆さんも聞いているであろうTFMの「King Of Diggin'」ですが、8月12日放送分では、なんと西城秀樹さんを偲んで「Diggin' HIDEKI」ですよ・・・もう、最高すぎます!
 朝の6時からセッセとブログの作業をしながら聞いてましたが、恥ずかしながら、最後のBomberカバーで泣いちゃいました・・・毎日、仕事や時間に追われている毎日に、こんな素敵なプレゼントを頂いたことが嬉しく、気づいたら訳もなく朝から泣いてました・・・

 うん、下を向いてたらダメだ・・・やっぱり、MUROさんの前向きなDJは、私たちの心を救ってくれますね・・・


 まあ、最後は愚痴で終わらなくって良かったです(笑) 

 とりあえず、少ないお盆休みですが、何しようかな・・・地方ユニオン巡りからの大酒か、スーパー銭湯からのサイゼ飲みか、独身貴族らしいお盆休みになりそうです(^^;)

 そんなわけで、皆さんもよいお盆休みを!!