HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Kiyo 「Guideline」
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 え~、テープについては、常にガンガンと買っているので、自宅には聞いてないテープの山が自然発生するので、ここ数年は半年に1回はその山を整理して、収納ボックスに入れる作業がマストになります・・・

 この作業は結構地獄で、ちょうど去年の年末に行いましたが、半日仕事で凄い疲れます・・・そして、久しぶりに開ける箱もあるので、そういえば紹介してなかったな~と思うテープと多数遭遇し、ちょっと凹みます(^^;)

 そんなわけで、年末に遭遇したテープの中から、サックリと紹介出来そうなコレを紹介です~


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 今回は、ミックステープファンにはおなじみ、日本語ラップファンであれば「そういうのがあるんだ~」と思う作品で、DJ Kiyoさんによる「日本語ラップ」ミックス作品のご紹介です!

 まず、このテープのリリースに関しては、ちょっと説明が必要です・・・

 このテープは1999年ごろに作られたテープで、販売ではなくノベルティーとして配布されたテープになるようです・・・それも、配布されたのが「Virgin Megastore(バージン・メガストア)」です。

 当時を知っている方でも、Virgin Megastoreは記憶にないですよね・・・Virginとは、イギリスの実業家「リチャード・ブランソン」のVirginグループの母体となったレコード/CDショップで、日本ではTower、HMVに次ぐ第3の外資系CDショップになります。
 今回、調べてみてビックリしたのは、日本では丸井が出資してたようで、一時期は結構お店がありましたが、TowerやHMVのように市民権を得られず、気付いたら無くなっていたお店ですね・・・東京だと、新宿の甲州街道沿いの大きなビル(今はForever21か?)に旗艦店がありましたが、微妙な位置すぎて私自身は殆ど行ってなく、全然記憶がありません・・・

 ただ、1999年というと、CD全盛の時代で、こういった外資系のCDショップは「お客さんの奪い合い」をしないと商売ができない側面があったと思うので、Virginでもこういったノベルティーを配ったのだと思います。

 そして、これも調べてみて面白いな~と思ったのが、制作にあたってはインディー系音楽の流通会社である「原楽器」が企画したようで、それで実現した作品になるようです。

 原楽器は、80年代から日本では数少ないインディー・レーベルの音源を全国のレコード店やCDショップに卸していた会社で、今は残念ながら無くなってしまった会社ですが、日本のインディーシーンにおいて、重要な会社だったそうです。

 日本に関しては、欧米などと違って、音楽は「メジャーな会社」が作るモノという大前提があったため、ミュージシャン達が自分達で作品をリリースするのが難しかった流れがありました・・・特に難しいのが、作った作品を「全国に流通」させることで、これを解決しないとインディーレーベルが作れない背景があったと思います。
 その点において、原楽器はあのX Japanが自分達で運営していたエクスタシーレコードなどのロック系のインディーレーベル、そして我々には馴染みが深いFile Recordsなどの作品を流通させ、日本のインディーシーンを陰から支えていた存在になります。
 今回の作品でも、原楽器が流通を担っていたと思われる日本語ラップ系のレーベル(File、Guntez、Reality、えん突つ、Mary Joy、Tha Blueherb Recordings)の音源を取り扱い、CDやレコードを全国に行き渡らせていたようです。

 恐らくですが、このテープが作られた背景には、時期的には日本語ラップが盛り上がり、色々なアーティストが作品を出す中で、原楽器側が自分達が流通させている音源をいかにしてCDショップで取り扱ってもらうかを考えて、このノベルティーが作られたのだと思います。
 ただ、記憶では、当時のFrontの情報ページでも紹介されていたので、私もなんとなく配布があったことは知っていましたが・・・当時、VirginでCDを買う、それも日本語ラップを買うという人は、あまりいなかったと思うので、正直、そんなに盛り上がらなかったノベルティーだったかな~と思います??


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 そんなわけで、作品の紹介をしましょう!

 DJは、なんと「Kiyo」さんで、今となっては「Kiyoさんが日本語ラップをミックス?」と思う方も多いでしょう・・・恐らく、Kiyoさんが当時所属していた「Reality Records(Manhattanが母体のレーベル)」が、原楽器から流通をさせていたようなので、その流れで依頼があったのかな~と思います。

 まず、選曲的には前述したFile、Guntez、Reality、えん突つ、Mary Joy、Tha Blueherb Recordingsの日本語ラップをリリースしていたレーベルの音源から、Kiyoさんらしいチョイスをしてて、結構面白いですね。

 例えば、Kiyoさんも所属してたRealityであれば、ニトロのS-Wordのソロ作「S-Word / Azure」を選曲したり、Rhymesterが所属していたFile Recordsであれば「Rhymester / Hey, DJ Jin」を選曲・・・それも、ライムスが登場せず、客演のキエるマキュウの曲になっているRemixをチョイス・・・渋いな~(^0^)
 また、Kiyoさんらしいオルタナディブな方向性の曲も選曲してて、それこそTha Blue Herbの1stから「Tha Blue Herb / Bossizm」、そしてオルタナな方向性がレーベルとして強かったMary Joyからは「Shingo 2 / 人生ゲーム」を選曲するなど、Kiyoさんらしい部分も垣間見れます。

 選曲的には、レーベル楽曲の縛りはあるものの、Kiyoさんの視点でチョイスしているので自由度はあり、日本語ラップファン~一般リスナーからすれば定番が無さすぎて寂しい部分のありますが、Kiyoさんにしか出せない「世界観」があり、なかなかですね!
 
 この辺の日本語ラップは、当時の私としては、フォローもしつつも、そろそろ興味が無くなっていた時期なので、そこまで思い入れが無いのも事実ですが・・・やっぱりイイですね~

 今回聴いてて、当時、Frontの古川耕さんの特集記事で気になって聴いてた「Tha Blue Herb」は、今回のKiyoさんのミックスを通して聴くとイイんですよ・・・
 当時はBossのラップが実は理解できなかった部分がありましたが、Kiyoさんのミックスでは、Bossの持ち味である淡々とバースを蹴っていき、聴いている人を引きこんでいくラップを生かしてて、かなり引きこまれます・・・それも、クソ寒い夜道でヘッドフォン越しに聴くとバッチリでした!


 また、DJミックスも、割と自由にミックスしてて、Kiyoさんらしい2枚使い、ハッとするタイミングでのカットインなど、流石の手腕です!

 凄い凝っている訳ではないですが、Kiyoさんらしい選曲を更にスムースに流すためのDJミックスで、やっぱり上手いですね~
 なお、A面の最初ではKiyoさん作のコラージュ的なイントロがありますが、さりげなく、ベースラインをスレテン(レゲエの名Riddim)で組んでるのがフレッシュで、これもKiyoさんらしいです!



 そんなわけで、選曲面については、日本語ラップファンからすれば物足りない(意外すぎる?)感じもありますが、DJミックスファンであれば「おおっ」と思う作品だと思います。

 ただ、この作品、昔から割と値段が付いていて、ここ最近のテープ復権の流れでは、セールの目玉品に近い位置になるので・・・手に入れるのは意外と大変かもしれないですね~
 なので、気になる方は頑張って探してくださいね!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kiyo 「Guideline」
Genre : 日本語ラップ
Release : 1999年
Lebel : Virgin Megastore/原楽器 No Number





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<独り言>

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 分かる人には分かる画像でしょうか・・・テープがあったんですね!

 今日の日中は特に目的もなくレコ屋周りをブラブラとしてたら、某ユニオンの中古テープコーナーにコレが置いてあり度肝を抜きました(^0^)

 このテープは、あの「みうらじゅん」さんが、最新のマイブーム「Sinceブーム」を題材に、スチャダラパーのシンコさんとタッグを組んだラップ曲「君のSince」のテープになります!

 この曲が出たことは、何かの芸能ニュースで聞いて「じゅんさん、また面白いことをやるな~」と思っていたら、テープ版が出てたとは・・・
 音源はネット配信がメインで、こっちのテープは限定らしく、ネット注文のみのブツのようです・・・

 みうらじゅん&SHINCO 君のSince

 
 なお、早速聞いてみましたら、一曲2分も満たない曲で、A面が歌、B面がカラオケと、賞味で4分・・・これをテープで出すセンスも「分かってらっしゃる」で、もう最高ですね(^0^)
 トラックも、多分「Funk inc / Kool is Back」ネタだと思いますが、ファンキーなトラックで、しっかりとラップになっているのもイイですね・・・フィジカルなリリースはテープのみなので、日本語ラップコレクターは是非(笑)

 ただ、こういったニューリリース系のテープは、「限定」というか、アーティスト側の「遊び」で出されるので困りますね・・・

 こういうのは、殆どスルーしてるので、そこまで被害がありませんが、そこまで情報が入ってこないので、気付いたら売り切れているパターンもありそうで怖いです・・・そもそも、今回のじゅんさんのも、ユニオンで中古で発見して、それでテープが出たのを知ったくらいです・・・

 まあ、無事に買えて良かったかな・・・ただ、ユニオンの棚で遭遇した時の「ビックリ」はプライスレスです(^0^)






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DJ Lil' Ken 「Just Like Music - Big Beats Mix」
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 もう、1月も中ごろですが・・・あけましておめでとうございます!

 先週は、いきなり仕事が忙しかったり、色々あったりで、更新を飛ばしてしまいましたが・・・今年も頑張って更新をしていきますね!

 今年は、作品紹介ではない「企画」的なことを殆どやっていなかったので、いわゆるボム記事や外部仕事なり、ブログとして「プラスアルファ」なことができればいいな~と思っています!
 
 では、一発目はその目標を覆す、「普通の作品紹介」で申し訳ないですが、年始の疲れた体を優しく包んでくれた作品の紹介です~


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 今回は、久々の「マイナーもの」で、大阪ではボチボチ知られたレーベル「Hybrid Records」関連の作品を紹介しますね!

 まず、Hybrid Recordsですが、イメージとしては大阪のHipHop系DJの中心ともいってもいい「DJ Minami」さん関連のテープレーベルで、00年代初期~中期ぐらいまでリリースがあったレーベルになります。
 Minamiさんというと、現在もバリバリ現役で大阪の夜を盛り上げていますが、Hybridから出てたテープは、割と新譜中心でありながら「パーティー」を意識した内容が多く、ここ最近は見かければ必ず買っているテープレーベルになります!

 それこそ、DJ Minamiさんが熱心にリリースしていたシリーズテープや、Minamiさんが中心に盛り上げていたパーティー「Soul Free」のテープ、渋いところだとDJ Screwさんなどがテープをリリースしてて・・・結構な数がリリースされています。
 残念ながら、もう存在しないレーベルであり、かつネット黎明期の時代なので関連情報が全然なく、具体像が掴みづらいですが・・・私としては「大阪の夜」をそのまま切り取った空気感が感じられ、結構好きなレーベルです!

 そして、今回の「Lil' Ken」さんのテープは結構衝撃的な1本でした!

 まず、このLil' Kenさん、詳細は一切不明で、少し調べた限りだとMinamiさん周りでDJをされてようで・・・割と現場系の方なのかな~と思います。

 私自身は、いつだかに「ドマイナー品」として発見し、タイトルの「Big Beats Mix」から、ジャンルとしての「Big Beatsか?」と思って喜んで買ったら・・・イイ意味で裏切られ、かつ、Minamiさん関連でこういうのがあるのにビックリしました!
 まあ、Big Beatsのテープは殆どないのでアレですが・・・ドマイナーモノは、手にとってみただけでは内容が分からず、聞いてみると「裏切られる」内容だったりすることもあるので・・・たまらないっすね(^^;)

 ではでは、作品の紹介です~


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 まず、今まで「DJ Minami」、そして「Big Beats」という単語が出て、これらのレコ写が出ると「??」となりますよね・・・私も聴いて「えっ」と思いました!

 内容的には「Soul~RareGroove」ラインのミックスで・・・選曲の幅、ミックスの流れ、そしてグルーブの作り方など、かなり本格的な作品になっており、思い込みがあった分、かなりヤラれてしまいました!

 選曲であれば、割とスローの選曲を主軸にしておいており、ド定番な「Patrice Rushen / Remind Me」「Debra Laws / Very Special」などを素敵なタイミングで選曲/ミックスしてて、メチャクチャ上手いっすね!
 ただ、その一方で、流れによってはアップな展開にも進めてて、A面ではスローで攻めつつも、後半になると「Incredible Bongo Band / Apache」や、オーラスでは「Stevie Wonder / Do I Do」を選曲するなど、違和感なくアップな展開に持っていくのもイイですね~

 今回は割と有名な曲を中心に紹介しましたが、スロー系は結構深くって、当時のHipHopのネタ曲(例えばFrenda Payne / I Get Highとか)を抑えつつも、終始「気持ちイイ流れ」を作っており、上手いですね・・・

 そう、この方は「気持ちイイ流れ」を作るのが上手くって・・・まるで、クラブの「朝」を描いているようなプレイですね・・・

 この辺のイメージを感じたので、なんで「DJ Minami」さんが接点になるのかが理解できました・・・きっと、盛り上がったパーティーの朝、その余韻を上手く引き伸ばし、気持ちイイ空気感を作るのが上手かった方なんでしょう・・・
 私自身は東京のイメージになりますが、それこそ、Harlemの朝、青色のライトに照らされたフロアーで「スローなブギ」を踊らせてくれる感じがありました・・・これは、お客さんの気持ちを掴むだけの「DJの上手さ」と「選曲の幅」を持ってないと出来ないプレイなので、実は実力があるDJでないと出来ない時間帯だと思います・・・

 Lil' Kenさんが実際にこういった時間にプレイしてたかは分かりませんが、きっと「大阪の夜が目覚める前」を素敵に彩っていたのが理解できる作品です!



 そんなわけで、今回は完全に「妄想」で書きましたが、ミックステープを聞いて「こうなんだろうな~」と思うのも、テープを掘ることの楽しみの一つだと思います・・・

 そう、何も知らないものをバイアス無しで聴くことは、聴く側の「想像力」を湧きたててくれ、それはそれで面白いですよ・・・こういった点があるのでマイナー掘りは止められません!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Lil' Ken 「Just Like Music - Big Beats Mix」
Genre : Soul、R&B、RareGroove、JazzFunk、Rock、Disco・・・
Release : 2003年3月
Lebel : Hybrid Records HYB-025



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<独り言>

 写真がない時点で察して頂きたいのですが、特に変わったことはなく、年始あけの今週は、珍しく独り言はなしです・・・すみません(^^;)

 ただ、7周年記念のボム記事は仕込んでおりますのでお楽しみに・・・いつになったら終わるのかが分からず、苦心をしております(^^;)



Timmy Regisford 「Timmy Regisford」@表参道Vent(2016/12/28)
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 え~、突然ですが、一年の「厄(やく)」を落としに踊りに行ってきましたよ!

 結果的には軽めのダンスになってしまいましたが、やっぱり踊ると心も体もリフレッシュです(^0^)


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 今回は、年末恒例のTimmy先生のツアーがあるとのことで、表参道の「Vent(ベント)」というクラブに踊りに行ってきました!

 当初は、下の独り言(aka愚痴)でも触れますが、暮れのくそ忙しい時期なのに月~火と地方出張してて、最終営業日の昨日は死ぬほど仕事があるかな~と思って、このダンスはスルーか朝からか、と思っていました・・・
 ただ、やっぱり努力は報われますね・・・先週の3連休の1日を休日出勤して雑務潰しの時間にしてたので、昨日は奇跡的に定時に上がれ、無事に「夜中」から踊りに行くことができました!

 この「夜中」からというのが、私としては凄い大切です!

 ほんと、ここ最近、仕事の忙しさなどがあり、うまくタイミングが合わず、踊りに行くことを諦めていたことも多かったので、今回、夜中から行けたのは凄い嬉しかったです・・・

 私が良く行くHouse/Dance Musicパーティーであれば、むしろ朝からの方が盛り上がるので、実質的には朝から行ってもイイのですが・・・夜中から行くことで、なんか「日常と違うことをしてる」感じがあり、踊りに気合いが入るんですよね・・・
 まあ、朝から行っても気合いを入れて踊っちゃいますが、やっぱり「ナイトライフ」の空気を思い切って吸いたい・・・そんな思いがあって、今回、夜中から行けたのが凄い嬉しかったです!

 んで、家に帰って軽く仮眠をとり、表参道に向かいます・・・

 今回のVent、同じ場所で屋号が頻繁に変わるクラブ(場所)で、Ventという名前では8月にオープンしたクラブになります・・・今年の春までは「ARC」2014年は「Origami」という名前(他の名前もあったかも?)で営業してて、気付いたらクローズしてる場所ですかね??
 ただ、お店自体は西麻布elevenにおられた黒崎さんがスタッフで入っていることと、なぜか行くたびに「クラブ」として最良な改良が図られている感があり、割と信頼している場所でもあります・・・今回も少しだけ期待して行きました・・・


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 そんなわけで、レポですね・・・

 お店には12時45分位に到着しました・・・おおっ、またお店が大きく改装されている!

 お店自体は、表参道の交差点にある雑居ビルの地下にあり、かなり変な構造(?)で、お店のフロアーメイクが大変な感じで、Origamiの時は最悪(笑)でしたが、Ventになり、かなり良い構造になったと思います。
 上手く説明ができないですが、お店をコンパクトに、分かりやすくまとめつつ、フロアーとバーが天井の高さを生かして開放的にしてる感じですね・・・秘密基地的でありながら、初めての方でも入りやすい構造で、結構良くなっておりました。

 んで、到着したら、東京で最も信頼できるHouse系DJであるDazzle DrumsのKeiさんがオープンアップしてて、Timmy的な感じの曲で盛り上げてて、既にお客さんは結構入っていました!

 私も、到着後、すぐに荷物を預け、フロアーに直行・・・最初はお店に馴染まない部分もありましたが、すぐにダンスモードに切り替えられ、オープンの時点でも、かなり気持ちよく踊れました。

 フロアーも前方がDJブースで、フロアーも割と開放的で良かったかな・・・床は中心にそんなに気合いの入っていない感じの板張り(?)でしたが、踊りにくくは無かったし、結果的にお店のスタッフの方もしっかりとした方が多く、好印象です・・・
 また、音響も、新機軸らしいドイツのSRサウンドシステムというのを4対でフロアー囲む感じで、個人的には最近主流なHigh~Mid~Lowを一つのスピーカーで全体的にカバーする内容だと体より上で鳴りすぎて、足元から来るLowが少ないかなと思いました・・・ただ、踊ってると段々馴染んでくるし、部屋の壁の設定が良く、箱全体の鳴りも悪くはなかったですかね?
 なお、音響設定と、当日のライティングは町田さんだったようで、悪いわけが無く、全部の時間にいなかったのでアレですが、的確なライティングの元、上手くライトを動かしてました・・・私のいる間は、あまり使われなかったですが、ミラーボールが絶妙な位置にあり、朝方のメローな雰囲気には効果的でしょうね!

 そして、2時頃には、Timmy御大が登場し、プレイを開始・・・いや~流石ですね!

 個人的には、去年の年末に行ったairでの渾身のプレイでTimmy超えたので、今回は完走を目的にするのではなく、Timmyのグルーブで気持ちよく踊りたいという気分で行ったので、Timmyのプレイの一部しか踊れませんでしたが、かなり素敵なダンスを頂きました!

 プレイ的には、もはやTimmyの十八番になってしまった、当たりの強いトラックの上で、印象的な曲を薄く乗せて展開させていくプレイが中心で、かなり楽しめました・・・

 例えば、「DJ Roland / Juguar」のような、トラックのワンフレーズループを聴いたらすぐにノレる曲をプレイし、その上に薄くHouseやGarageのクラシックの曲(特に歌モノ)をプレイするんですよね・・・前にも書きましたが、今のお客さんだと、曲を知ってる人が少ないので、とにかく当たりの強い曲で押していかないと、フロアーが冷めてしまうので、その対応といった感じですかね?
 ただ、Timmyの調子がイイと、そこから原曲に切り替えてくることがあり、Juguarは原曲に切り替えて盛り上げてましたね・・・この辺、踊ってて「原曲にしてくれ!」と念じて、その思いが通ると結構嬉しく、昨日であれば、Timmyクラシックな「Jamiroquai / Space Cowboy」は切り替えてくれたのは大変嬉しかったです!

 ただ、今回のプレイで一番良かったのは、Timmyの「Deepなプレイ」でしたかね?

 Timmyがいつもやっているのですが、ある時間帯だけは、フロアーにいるダンサーを「とにかく踊らす時間」を作ってくれ、あまり派手な曲はプレイせず、淡々とDeepな曲をプレイするんですね・・・

 今回のプレイでは、4時ごろだったと思いますが、既に上半身裸で、珍しくノリが良いTimmy(ミックスが決まるとガッツポーズしてる感じ?)が、ひたすらTimmyらしいDeepなハウスをプレイし続け・・・ほんと踊り狂っていました(^0^)

 もう、気付いたら、自分のTシャツを脱いで、タンクトップ1枚で踊ってた位、かなりハメられ・・・ああ、この瞬間を味わうために夜中から来たんだな~と思い、一心不乱に踊っていました・・・
 個人的な表現だと「薄眼で踊る」感じで、何も考えず、また、周りの様子を見ず、とにかく音に包まれながら、その音のグルーブの流れに任せて踊る感じです・・・

 きっと、この瞬間が「日常を忘れる」一つなんでしょうね・・・

 無論、友達と酒を飲みながら騒ぐのもそうだし、大好きな曲がプレイされてブチ上がるのもそうでしょう・・・そして、この「DJのグルーブに延々とハメられて踊っている」瞬間に対面し、日常を忘れてとにかく「踊る」こともその一つだと思います・・・
 今回、無理してTimmyのDJにつきあうことは考えず、朝方ぐらいまでに満足するぐらいに踊り、スパッと帰ろうと思っていたので、このプレイは一塩でした・・・ホント、気持ちよかったです!!


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 そんなわけで、今回は、結構疲れが残ってる体で無理して居続けるのもアレなので、6時30分にはアップして、お店を出ました・・・最後の方は、他のクラブ流れと朝イン組が非常に多く、バーが非常ににぎわっていましたね~

 あと、ここ最近のTimmyクラシックである「4 Non Blondes / What's Up」が、個人的な最後の曲でしたが、サビの「♪What's Going On」の時、近くで激しく踊ってたお兄ちゃんが滑り、床に手を突いていたので、思わずガンフィンガーをしながら「What's Going On(=どうしたの?)」と語ってみたら、近くにいた店員のお兄ちゃんが気づき、ウインクしてくれました・・・かなり若い店員さんだったけど、この辺の「クラブ文化」が分かってくれる子がいるのは嬉しいですね!

 今回、お店の方針でフロアーが写真禁止だったので、お店側の方針に従いフロアーの写真がなく、最後は、お店を出た直後に見えた朝やけで〆ましょう・・・これを見るのもクラブ帰りの醍醐味ですね!

 考えてみれば、いつもと比べればかなり少ない時間のダンスでしたが、濃密な時間を頂いたTimmy先生には感謝感謝です!

 やっぱり「踊り」は大切です・・・来年も踊るぞ!!




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<おまけ> 2016年Mix Tape Troopers 大賞

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 ええっ、なぜこの位置で「MTT大賞」の紹介が・・・いつもブログを読まれている方ならちょっと驚く展開かもしれないですね?

 では、なぜの説明は以下にゆずり、今年は前振りなしで発表です・・・

 今年の受賞作は「なし」です!


 まず、MTT大賞の事を知らない方もいるので、このMTT大賞について簡単に触れておくと、私が1年間の間に購入した新作ミックス作品において、聴いていて「これは凄い!」と思った作品に対して、一方的に褒め称える賞になります。
 毎回、大賞作には超気合いを入れて紹介をしてて、ホント、私からの一方的な賞になります・・・気になる方は、過去ログの12月末をチェックしてくださいね~

 んで、今年ですね・・・申し訳ないですが、大賞はありませんでした・・・

 理由は、私自身がこのブログの中心になる昔のミックステープの方に力を注いでいて、今年は新作のミックス作品をあまり買っていなかったことが大きいですね・・・
 うん、あまり新作のミックスに「気が奪われ」ず、過去のミックステープが沢山掘れた1年だったのが大きいかな・・・大賞を楽しみにしてた方には大変申し訳ないです・・・

 ただ、今年のミックス作品市場の状況が決して悪くはなかったし、かなり面白い作品も多かったかな~と思う1年でした!

 なので、今年は、この場をお借りして、大賞になる可能性があった「ノミネート作品」のみを紹介したいと思います・・・ご参考にどうぞ!



①「Danny Krivit / MR.K T.K. Records」
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 まずは今年の候補作の一つであったDanny先生のミックスから紹介しましょう!

 昨年のMTT大賞だった「Mr.K Salsoul」が最強に素晴らしかったこともあり、夏に出たこのTKモノも凄い期待していたら・・・やっぱり良くって、勢い的にはこれが大賞にしても良かったぐらいでした!

 内容的は、Danny先生らしくTKを裏から攻めていく感じで、実は膨大なタイトルがあるTKの中から、かなりマイナーな曲を中心に選曲して、割とコズミック→スペーシーなハウスのような質感でプレイしているのが新鮮でした!

 どうしてもTKというと、KC Sunshine Bandのようなアッパーでトロピカルなイメージがある中で、全然違ったイメージで押してくるのが上手すぎです・・・
 おかげさまで、Danny先生がプレイした曲は鋭意捜索中です・・・やっぱり、ミックスを聴いて「あれ、この曲カッコいいぞ!」と思わせるのが「DJ」ですね!

 ただ、昨年のSalsoulと比べると、強力なストーリー性がなかったのがちょっとマイナス評価で、ここまでカバーをしてたら大賞にしても良かったかな~と思いました。
 まあ、昨年のSalsoulがズルすぎるんですね・・・あ、TKには皆で大合唱出来る名曲が無いからかも??

 なお、今年のDanny先生、ハウスシーンでの信頼は変わらないですが、発表するリエディットが好評価なのもあり、割とHipHop~RareGrooveシーンでも反応する人が増えてきたように思えます。
 是非、興味をもたれた方は、家でレコードを聴くだけでなく、現場で踊りましょうね・・・DannyのDJほど、現場で踊りながら聴かないと素晴らしさが分からない部分がありますよ(^0^)



②「DJ吉沢dynamite.jp / Super 和物 Beat 6」
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 お次は、和物番長の待望の新作ですね!

 いまや、DJ業界では嬉しいぐらいに一般的になった「和物」ですが、その魅力をかなり早い時期からアピールし、独自の視点とスキルで和物をロックし続けた吉沢さんの5年ぶりの新作は、やっぱり最高で、かなりヤラれました!
 ホント良かったので、過去のミックス作品の紹介に合わせて、この新作の紹介をしちゃったほどヤラれて・・・しばらくは、朝の栄養剤として役立ちました(^0^)

 内容的には、和物でもラテンやトロピカルな曲を中心にしつつ、しっかりとダンスミュージックとしてプレイしてるのが最高で、この作品も、吉沢さんのプレイを通して聴いたら「アレ、この曲カッコいいぞ!」と思う展開が多く、ヤラれます!

 特に、これは吉沢さんのDJの本質にもなりますが、踊れないと思っている曲を、自身のDJプレイを通して「踊らせる」曲に変えちゃうのが上手いんですよ・・・

 和物って、今では「踊れる」という認識が出来ましたが、昔はそう思う人は皆無で、むしろ「少し恥ずかしい存在」だったと思います。

 それを、現場でのDJ活動や、ミックス作品の発表を通して切り崩して行ったのが吉沢さんだと私は思います・・・個人的には2009年のMTT大賞だった「番外編」がクソヤバで、これで開眼したので、やっぱり頭が上がりません・・・

 和物って、ほんと市民権を得て、アナログ相場なんかはかなり上がってます・・・そして、その人気に連動してミックス作品を出す人や、クラウドに音源をアップする方が凄い増えています・・・
 ただ、吉沢さん級に「ダンスさせる」レベルまでの作品を出せる人は少ないかな・・・やっぱり、オリジネーターが頑張っていることは凄い大切ですよ!



③「珍盤亭娯楽師匠 / レコード大喜利」
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 お次も和物で、作品と言うよりも「人」に焦点をあてたノミネートですかね?

 昨今の和物ブームの動きを踏まえ、業界ではハードディガーとして有名な「珍盤亭娯楽師匠」さんが、独自の視点で和物を語るディスクガイド「珍盤亭娯楽師匠のレコード大喜利」を春ごろにリリースし・・・見事にヤラれてしまいました(^0^)

 和物というと、実はジャンルの幅が広い音楽で、クラブミュージック以降の耳だと、割と80年代の音楽が支持されていますが、師匠は元ダンサー(そして元スタントマン!)のグルーブを生かして、60~80年代のドマイナーな曲で踊らすことをモットーにされていて、その掘りっぷりにヤラれました!

 特に、これが衝撃的だったのが、全国各地で作られた「音頭(おんど)」を積極的に取り上げ、ダンスミュージックとして成立させちゃってるのは最強ですね・・・かなりリミテッドなCDですが、その音頭を大々的に取り上げた「日本全国総踊り - 狂喜乱舞~娯楽の世界」は衝撃的でした!
 
 また、凄い個人的な話ですが、毎年訪問をしている神戸の高架下(aka 魔境)で、テープを必死に掘っている私に、ちょうど掘りに来てた師匠が声をかけてくれたのが嬉しかったし・・・何よりも「あそこで掘ってる」時点でトップランカーなんだよな~と思いました!

 掘るという行為は、明確な説明ができませんが、その一つとして「人が知らない物を、独自の視点を付け加えることで面白くしちゃう」ことがあると思います。

 私自身、ミックステープの紹介は、この点に準じて日々のテープ発掘やブログの更新を行っています・・・そして、師匠の行為も、まさに「掘り」で、こういうことをしてる人がいると、凄い勇気が湧きます!!

 是非、来年の夏あたりは、全国のクラブではなく、全国の盆踊り会場をDJツアーするぐらい、日本で「音頭」の良さを普及させてくださいね(^0^)



④「Kuma the Sureshot / 64sources, and Assign」
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 そして、次は、実は「買ってはいない」作品だけど、聴いたら「最高です!」な作品です!!

 今となっては、日本語ラップの最終兵器とも言えるグループ「Mousou Pager」のトラックメーカー/DJである「Kuma the Sureshot」さんが、9月に初のフィジカルリリース(=実際のCDにプレスしてのリリース)として出したこの作品・・・やはり素晴らしい作品でした!

 クマさん自身は、もともとサウンドクラウドを中心にミックスを上げてて、内容的には、クマさんが得意とする「日本語ラップネタ」を流暢にミックスした作品で、私のような「日本語ラップで青春時代を育った野郎」には直撃な内容で、何度も「おうっ」と反応してしまいました(^0^)
 なんでしょう、聴いてて「ニヤッ」とする部分もあれば、流れに任せて気持ちよくなる部分もあり・・・ネタありきでありながら、しっかりと気持ちよく聴けるDJミックスになっており、流石の一言です・・・

 クマさんを例にとるのはアレですが、今年は「根性を決めてミックスCDをリリースしたDJ」が多かった一年かと思います。

 それは、サウンドクラウドやミックスクラウドに簡単にミックスを上げられる時代において、己の限界を試すかのように、あえて「ミックスCD」にしてリリースをされてた方が多く・・・そのどれもが「凄く良い」印象がありました。

 その「凄く良い」は、残念ながらユニオンの店頭でのBGMで聴いた程度ですが、やる夫さんなどのリリースしているTwilight City Recordsなんかが象徴的で、ネット上を飛びぬけて、ホント素敵な作品をリリースしているんですよね・・・
 他にも、依然として良作をリリースし続けているKocoさん、そして横浜のKentaさんやMinoyamaさんなど・・・実は、今年は「ミックスCD」については豊作だった年だったのかもしれません。

 また、ジワジワとですが、ここ数年の不遇だったミックスCD市場でリリースされていた作品が、中古市場ではジワジワと値段を上げていて、ミックスCDの再評価も始まっているように思えます。
 
 前から言っていたことですが、DJとして自信があれば「ミックス作品をリリース」することは絶対にお勧めします・・・

 なぜなら、プレスして作品を作ることで、プレスした分は絶対に売りきらないとイケないという使命感が湧き、相対的に作品の質が良くなるからです・・・
 そして、その良い作品は、市場原理に基づき、本当に良いモノであれば市場で評価され、後世にも引き継がれる仕組みがあります・・・

 ネット時代の今だからこそ、フィジカルでミックス作品を出すことは「大変意義のあること」になったと思います。

 是非、来年も素晴らしい作品がリリースされることを切に願います!!

 なお、このCD自体は、Coconuts Diskの店主であるYokoさん経由で、クマさんから直接頂きました・・・改めてありがとうございます!!



⑤今年のMUROさん
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 んで、最後は、もはや「購入するのが義務」になっているMUROさんの作品です(^^;)

 まあ、今年も勢いが衰えず、毎月1枚は新作が出る状況で、リリースを追うのが大変でしたが・・・結果的には「流石!」と思う作品が多かったですかね?

 メジャー作も、ストリート作も、どれもハイレベルな状況で、どの作品も「掘りの深さ」が素晴らしく、ヤラれっぱなしでした・・・

 特に、個人的にはメジャーリリースのが熱くって、どの作品も最初はトラックリストを見ずに聴くのですが、選曲の深さと意外性が面白く、流石「King of Diggin'」でしたね~
 例えば、今年は和物系が多かったですが、1月にリリースされた「Diggin' Japanese Pops」であれば、反則な小林泉美ジャケにヤラれつつ、サラッと由紀さおりを入れてくる選曲や、11月にリリースされた「和音」では、大上留利子、アン・ルイスといった直球を投げつつ、余裕で小柳ルミ子、いしだあゆみを選曲してくるのにはヤラれました・・・

 こういった「聴き方」が蛇の道であることは承知していますが、MUROさんほど「トラックリストを見ずに聴いた時のヤラれっぷり」を出してくれる方はいなく、ほんと素晴らしいです!
 聴いてて「なんだこれ?」と思うのが多いんですよね・・・やっぱり「選曲のレベルの高さ」は最強ですね!

 ただ、その半面、実は「相当高度な聴き方」でないと楽しめない部分も多く、一般的に音楽を楽しみたいと思っている人達を置いていっていることも事実です・・・
 今年のMURO作品は、カジュアルでありながら、敷居の高さを感じる部分のあり、ちょっとアレだったな~と思いました・・・それこそ、IceやElegant Funkなど、誰でも楽しめる内容にすべき作品が、コアになりすぎてビギナーにはついて行けない部分もあったかな??

 あと、年末も年末になり、MUROさんが凄い信頼をしている大阪の「upriseMARKET」さんで、MUROさんがDJミックスをした「ミックステープ(!)」が限定100本でノベルティー配布がある、という特大ボムにヤラれました!

 私的には、今週の月~火と徳島に出張してて、行きも帰りも飛行機で東京に帰る予定だったのを、無理して大阪周りで行く(帰る)ことが出来ないかと策略を立てましたが・・・まあ、無理ですよね(^^;)
 う~ん、そのうちに、きっと手に入るということを祈りましょう・・・ただ、MUROさんには言いたい・・・コレクターとして、こういうのは心労に大変良くないので、出来れば控えてください(笑)

 なにはともあれ、来年もMUROさんのお世話になりますよ!!





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 んで、以下はいつもの「独り言」です・・・なんでしょうかね、この写真は??

 今週に入り、かなり「嬉しかったこと」があり、そのことを報告しておきます!!

 徳島の出張において、行きと帰りの飛行機の中で暇になるだろうな~と思ってたので、ちょうど読みたかった新刊本「私たちが熱狂した90年代ジャパニーズ・ヒップホップ」を熟読していました。

 内容的には、90年代に大きなムーブメントを引き起こした「日本語ラップ」を考察するべく、当時の関係者へのインタビュー集で、かなり価値のある一冊になっています・・・このブログをお読みな方なら直球ですね!

 んで、大阪に行けないショックを引き連れて乗った徳島→東京の飛行機の中で、この本を読んでいたら・・・なぜか私の名前と共に、結構前に書いた「90年代中ごろにHipHop/DJなどの情報が載った昔の雑誌」について触れている記述があり、機内で相当ぶっ飛びました!

 それも、このことを書いてくださったのが・・・あの「荏開津広(えがいつ ひろし)」さんです!!

 荏開津さんと言ったら、私も大いに影響を受けたHipHop/R&B専門誌である「Front(Blast)」や、レゲエ系フリーペーパー「Riddim」などでライターをされていた方で、クラブ系ミュージックシーンにおいてかなり重要なお方になります!
 私自身も、荏開津さんが書かれた記事を読んで、相当影響を受けており、まさか、荏開津さんの文章で私の名前が出るとは思わず、ビックリしてしまいました!

 早速、Twitterを介して、荏開津さんにお礼のコメントを残したら、激励のコメントも頂き、感謝感激です・・・ホント、嬉しいです!!

 
 今回、改めて私がブログをやっていることは「HipHop精神」から来てるんだな~と思いました・・・

 それは、荏開津さんもおっしゃっておられましたが、HipHopという文化は、音楽なりを発信する側だけではなく、その受け手側も参加ができる文化であり、そして、その受け手側は、自分が「面白い!」や「カッコいい!」と思ったことを、胸張って表現できる文化だと思います。
 私自身、明確にこういったことを集約できないのは、大変歯がゆい部分もありますが・・・きっと「俺がカッコいいと思ったことを熱を込めて表現すること」が出来る文化であり、それは、大先輩の言葉を借りれば「俺イズム」であり「Bボーイ・イズム」なんだと思います。
 
 こういったことは、意識的/無意識的に考えながらブログを更新していましたが・・・そういったことを「教えてくださった方」に評価して頂いたことは、嬉しくて仕方がありません!

 なので、勢い余って、ラストショットは私にしか撮れない写真で〆てみました・・・この写真こそが「Mix Tape Troopersの俺イズム」になるでしょうか??

 
 まず、荏開津さん、そしてこの本を企画したリアルサウンド編集部様、こんな素晴らし本を残していただき、ありがとうございます!

 今回のフックアップで、相当ブログを続ける「やる気」にスイッチが入りましたよ・・・これからも頑張ります!!



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 最後も「Mix Tape Troopersの俺イズム」を表す写真です!

 今季の年末セールでゲットした極上テープを並べてご満悦なライオン君がラストショットです・・・そういえば、ブログでは紹介しませんでしたが、遂に「五月みどり」さまのポルノテープもゲットしましたよ(^0^)

 んで、今年の更新はこれで終わりです・・・

 今年は、正直、実生活が忙しく、ブログの方はあまり大きなことができませんでしたね・・・

 ただ、これは嬉しいことですが、ユニオンをはじめ、色々なお店でテープを出品してくれるようになり、週末はウィークエンド・ハンターと化して、掘りの週末が続きました・・・
 今年、何本買ったかは分かりませんが、実感でも相当買えたので、メチャクチャ嬉しいです・・・

 来年は、どのような年になるかは分かりませんが、引き続きテープがガッツリと購入できて、その反映がブログで披露出来ればイイな~と思っています。

 ただ、もうちょっと、ブログを真面目に更新したいな~とも思います・・・

 考えてみれば、アップするといってバッくれているブログ開設7周年のネタも公開してないんですよね・・・これは、何とかして年明けには公開したいと思っています・・・
 特に、荏開津さんの一件で、日常的な更新も大切ですが、私にしか書けないボム記事を出すのも大切だと気付きました・・・年末年始のお休みは、作業を頑張りますので、楽しみにしててくださいね!


 ではでは、今年1年、ブログを読んでいただき、ありがとうございます!

 来年も引き続き頑張りますので、ご声援の程をよろしくお願いいたします!!






DJ Daddykay 「Christmas Time」
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 この作品は、今日しか紹介ができないテープですね・・・

 年に一回しか紹介ができない「クリスマス」作品の紹介ですが、今年は全然深く聴けず、かなり紹介が「弱い」状況です・・・
 まあ、クソ忙しい年末なので、仕方が無いか・・・いや、家族も恋人もいない独り身では、あまり聴いてて反応しない部分の方が大きいかも(--;)


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 そんなわけで、毎年恒例の「クリスマス」モノの紹介ですが、今年はR&B系のミックステープであれば右に出るものがいない「DJ Daddykay」さんの作品を紹介します!

 まず、ミックステープという存在を考えると、色々な用途がある中で、ある意味で「雰囲気を盛り上げる」為に利用されることは大きいかと思います・・・

 それこそ、夏のドライブ用のテープだったり、冬を暖かくするようなテープだったり、聴いている人を「その時」に「気持ちを盛り上げる」ようなミックスが作られ、今も昔も珍重されているかと思います。

 その中で、今回の「クリスマス」はピンポイントのイベントではあるものの、人にとっては「もの凄く大切なイベント」なので、気持ちを盛り上げたいという「ニーズ」があるジャンルかと思います。

 そのため、クリスマス向けなミックステープは結構あり、おかげさまでブログを始めてから毎年紹介をしてるぐらい本数があります・・・

 まあ、ミックス作品なので、元となる「曲」がないと始まらない部分がありますが、USを中心に、クリスマスに特化した曲/アルバムを、色々なアーティストが制作してるので、その「曲」の数が圧倒的に多いのもポイントですかね・・・


 そんな中、今年はR&B系ミックステープの大御所である「DJ Daddykay」さんの作品で紹介します!!

 リリースは2003年~4年ぐらいで、深く聴くと「流石の掘りの深さ」「ミックスの上手さ」が分かる作品です!

 選曲的には、得意とする「R&B」を軸に、広義のブラックミュージックで選曲しており、調べれば調べるほど「凄いな~」と思う選曲です!

 それこそ、クリ系ミックステープではド定番な「TLC / Sleight Ride」のようなストレートなR&Bから始まり、結果的には歌モノなんだけど、R&BコーナーではなくHipHopのコーナーにありそうな「Nate Dogg / Be Thankful」(Death Rawのクリスマスコンピに収録)など、パッと聴くと「R&B」なんだけど、実は凄い深い選曲をしてて、ヤラれます!

 また、「ミックス作品」を聴いてると、収録されている曲が「アナログ」でプレイされていることが前提と思われがちですが、Daddykayさんのこの作品では「CDのみプレス」の曲も多く選曲してて、その辺も深いっすね・・・
 例えば、恐ろしいことにDiscogs未掲載なレベルだった「B2K / Rain & Snow」のような現行系のR&Bや、91年にひっそりとリリースされていた「O'Jays / Have Yourself A Merry Little Christmas」(Promo 7inchはあり)のようなブラックミュージック好きでも手を出さない曲など・・・いや~深いです!!

 今回、あまり深くは聴いてないのでアレですが、やっぱりDaddykayさんのような「歌モノで食っているDJ」のアンテナの広げ方は、広さもありつつ、物凄く柔軟な姿勢があるな~と思いました!

 それは、例示した「CDのみ」の曲をプレイしてる点もありますが、それ以上に「クリスマスの時期以外にプレイできない曲」でも、しっかりと掘っている姿勢に現れます・・・

 紹介したレコの範囲だと、TLCは比較的手が出やすい(=普段使いでもイケる)けど、他のはクリスマスの時期以外はプレイも聴くことも微妙になるので、購入する時点で二の足を踏みますよね・・・
 ただ、その点も凌駕して、濃い曲を掘っている姿勢が感じられ、やっぱり凄いな~と思いました!


 そして、ミックスについても、クリスマスモノの特性を上手く活かしたミックスになっていると思います!
 
 特に感じたのが、クリスマスモノって、なぜか打ち込み系のトラックではなく、しっかりとバックトラックはバンドで演奏している「生音」が多いので、それを生かしたミックスになっているのが好感触でした。

 まあ、これらの曲が、BPMが遅めでばらつきがあるので、ビートミックス/カットインがしづらい構成になっている点もありますが・・・曲のグルーブを上手く利用してフェードイン・フェードアウトでミックスしている部分も多く、結果的に「グルーブを生かしたミックス」になっているのが素晴らしいです!
 特に、選曲にも関連しますが、クリスマスらしく華やかさとメローさがある中で、ブラックミュージックらしいベースラインやドラムの「腰がしっかりとした音」があることを踏まえて、ミックスしてる部分があり、繋げていく曲への相性が凄くよく・・・聴いてて「ウットリとする流れ」があるのも上手いですね!



 そんなわけで、ザックリとした紹介でしたが、上手いDJほど、クリスマスモノでプレイすると「掘りの深さ」と「ミックスの上手さ」が分かる作品の紹介でした!

 こんな時間の更新なので、明日の朝を楽しみにしている子供たちは眠りにつき、二人の仲を確かめる恋人達も床についているでしょう・・・

 う~ん、上手くまとめられないですが、とりあえず「メリークリスマス!」で〆ましょう・・・皆が笑顔で過ごせますように!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Daddykay 「Christmas Time」
Genre : R&B、HipHop、Soul・・・
Release : 2003~4年ごろ?
Lebel : Sugar Bitz No Number




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<独り言>

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 え~、ここ最近は仕事がクソ忙しく、暦的にはクリスマスというよりも「年末に向かっている」としか感じられない今日この頃・・・人間としてダメな日々が続いています(^^;)

 今週は、かなりタイトな日程で九州に行ったり、会社に戻ったら色々な仕事をこなし、夜は忘年会につきあったり、かなりハードでした・・・その甲斐あって、昨日は祝日ですが、休日出勤をして残務をこなしてました・・・
 ただ、誰からも声をかけられず、ひたすらディスクワークが出来る休日出勤は実は快感です・・・かなり仕事が片付き、仕事終わりは一人祝杯でベロ酔いしてしまいました(^^;)

 ただ、本当は昨日である「12月23日(金・祝)」は仕事をしたくなかった日でもありました・・・

 なぜなら、色々なユニオン、そしてHMVでテープセールをやることになり・・・テープ掘りとしては悩ましい事態になっていたからです。
 とりあえず、リストアップすると以下の通りです。

Disk Union 下北沢CMS ※放出日は12月22日
Disk Union 新宿CMS
Disk Union 柏店
Disk Union 横浜西口店
HMV 渋谷店

 事前に放出情報もあったお店もありましたが、放出品が割と小物だったのでスルーして仕事をしようと思っていたら・・・直前になって放出する情報も出てきて、テープ馬鹿としては「グランドクロス」が起きた日になりました(^^;)
 なぜ、セールが重なったかは「テープの神様」のみが知るところですが・・・気持ち的には「そんなに欲しいのが無いもん!」と気持ちを抑えつつも、内心では「いっ、行きたい!」と思う放出も多く、30半ばにしてモヤモヤしながら仕事をしていました(^^;)

 そんなわけで、セール翌日の今日、テープ馬鹿の誇りとして、回れる所は周って、回収をしてきましたよ!!

 結果的には18本と、回った店舗数からいけば小粒を集めてきた感じでしたが、かなり満足な収穫でした(^0^)

 とりあえず、各店舗の放出状況を天秤にかけて、トップで欲しいと思った④柏店に朝一で移動し、微妙に抜けていたDJ Komoriさんのマンスリーの抜け番をゲット・・・これで残り2本までこぎつけました!
 私の流儀として、放出後に在庫があるかどうか分からない状態で、電話で在庫確認をせず、とりあえず行ってみるドキドキ感の元、多少は抜かれてましたが、無事に残ってて良かったです・・・ただ、夜の間にメールで受けた通販注文を抜こうとしている店員君に威嚇をして「店舗優先だよね」と強引に押し切って抜いてたのは秘密です(^^;)

 んで、その足で、最近行ってなかったお茶の水地区に寄ったら、ミックステープはあまり出ないロック系のお店である「お茶の水中古センター」で、かなりゴツ目のテープをゲットです!
 個人的には、ダースレイダーさんを擁したラップグループ「Micadelic」のファーストシングルのデモテープ(手刷り/恐らくシングルリリースが予定される前に配ったテープ?)が出た瞬間、ひっくり返りましたよ・・・いや~、ジャンル外のお店もチェックするもんですね!!

 そして、事前情報でそこまで欲しいのが無かった②新宿を軽く攻め、やや欲しかったレゲエ系のテープが出てた①下北へ移動し、狙いのレゲエは既に抜かれていて、やっぱりスグに攻めないとな~と反省しつつ、帰宅ルートになる渋谷に移動して、テープセールがあったことを忘れて行った⑤HMVに行ったらボムりました!
 
 HMVは、ミックステープではなく「テープアルバム」セールで、事前情報だとロック系が多く、全然期待してなかったら、100円投げ売りで和物テープが放出されてて、そっちが熱かった!
 親が車で聴いてて、そのうち欲しいな~と思ってた安全地帯のアルバムや、和Jazz~RareGrooveラインでは珍重されている菊池ひみこのアルバム等が無造作に投げられてて、喜びながらゲットです・・・その他、探してた達郎さんのDJミックスの続編(Come Along 2)も発見でき、嬉しい悲鳴です・・・

 まあ、バタバタしながらの掘りだったので、重複してるテープもありましたが、アフター掘りにしては、結構掘れて嬉しいです!

 なんか、終わってみると、各店舗でセールが重なるぐらい、テープの放出量が増えているんですよね・・・これは、素直に嬉しいです・・・
 これからもバンバンでるとイイですね!

 
 ではでは、今日の報告でした~

 ちなみに、④横浜西口は、遠かったのと、トップで欲しかったThink Tankのシングルテープ(アドバンスではないのか?)が、コレ系のコレクターである否さんに渡ったので・・・そのうちに行くことにしました(^^;)
 流石に柏→お茶の水→新宿→下北沢→渋谷と回ったら、体がついて行けませんからね・・・う~ん、疲れました(^^;)

 あと、週明けに徳島に初上陸しますが、今週発表された大阪の某店でMUROさんのノベルティーテープが配布される情報を聴き、かなり真剣に大阪周りで帰れないものかと悩んでいます・・・
 会社で飛行機の往復をとってもらったので、簡単に変更が出来ないんですよ・・・こういう時にこそ、テープの神様のご加護があることを期待しています!





 



DJ Kazzmatazz 「Old To The New」
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 え~、今回は、明日から出張なので1日前倒しでの更新です・・・

 普段なら、出張の話を織り交ぜて更新をしたいところですが、今回は全くレコ屋に近寄れる気配が全くないので、出張のことはスルーしての更新です(^^;)
 でも、大好きな九州なので、美味しいモノは食べれるかな・・・仕事なんですが、心の1/5ぐらいは遊び心(?)を持って行ってきますね・・・

 では、久しぶりに仕事の愚痴から始まりましたが、今週の紹介です!


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 今週は、新潟出身で、現在は東京で活動をしている「DJ Kazzmatazz(カズマタズ)」さんの、2004年にリリースされたミックステープのご紹介です。

 まず、カズさんと言えば、もはやライフワークと言って差し支えない「Japanese Cutz」シリーズですよね!

 このシリーズは、日本語ラップの曲と元ネタ曲を上手く混ぜたミックス作品で、カズさんのレコード知識や掘りの深さもさることながら、流れのある展開とアイデアに富んだミックスが聴きどころでお好きな方は大変多いかと思います。
 なんと、今月には第9段(!)を発売するなど、未だにアイデアが尽きない所は素敵すぎます・・・ここ最近の作品は追えてないですが、個人的には1番はクラシックで、以前紹介もしたぐらい大好きな作品です(^0^)

● DJ Kazzmatazz 「Japanese Cutz」


 そんなカズさんですが、今回紹介するテープは、割と活動初期にリリースされた作品になります。

 リリースは2004年で、この頃は出身地である新潟県魚沼市で活動されていたはずなので、地元で自主リリースをした作品だと思われます。

 ただ、結構内容が良いので、東京の大手レコ屋さん(DMRなど)でもプッシュしており、当時、手にとって聴いてた方も多いかもしれないですね・・・
 私は後追いでしたが、おぼろげな記憶では、割と売れていたような記憶があり、実際に聴いてみたら非凡なセンスが伺える内容で、結構好きな作品です!


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 では、作品の紹介です!

 タイトルの「Old To The New」が示す通り、2004年時点で新旧のHipHopを上手くミックスした内容になり、結構ヤラれます!

 それこそ、我々世代だと、イントロのスクラッチソロを聴いた瞬間、指が一緒に動いちゃう「Common Sense / Resurrection」のような「旧」に入る曲や、当時、ヘッズの中では大ヒットだった「Jurassic 5 / A Day At The Races」のような「新」の曲などを、巧みに織り交ぜて選曲をしています。

 個人的な印象では、ド直球な曲はあまりないけど、「Nasty Nas / Halftime」のようなB直撃なHipHopもありつつ、盛り上がるところではスクラッチカットインで「Leaders of the New School / Case of the P.T.A.」を入れてくるなど、かなりバラエティー豊かな選曲になってて・・・聴けば聴くほどハマってくる感じがあります!
 特に、イメージとしてPete Rock~Large Professor的なカッコいいホーンネタがあって、ボトムとベースラインが黒くて美しい感じの曲を中心に選曲してるので、何度か聞くと自然とハマってくる選曲になっているかな~と思います。
 
 特に、今回聴いてて思ったのが「新曲ってカッコいいな~」です!

 前にも書いたかもしれないですが、この作品での「新曲」に属するような曲(00年以降の曲)は、私もオンタイムで近くにいましたが、あまりHipHopに興味が無くなってしまった時期なので、ほんと持ってなく、ある意味で「未開拓」です・・・
 ただ、ここ最近、聴いていると懐かしさもある半面、素直に聴いてると「カッコいいぞ!」と思う曲が多いんですよね・・・なんでしょう、干支も一周してバイアスがかからない耳で聴くのと、自分の耳の経験値が上がったことが影響してるんでしょうね~

 その限りにおいて、プレイする曲を「光らせる」つもりでDJミックスをしている「ミックス作品」で聴くと、こういった「新」の曲がメチャクチャカッコよく聞こえます・・・

 なんでしょう、旧の曲の良いところと、新の曲の良いところを上手く連動させながらプレイをしている感じで、旧の良さが分かれば、新の良さが分かるような選曲になっているのが上手いんですよね・・・
 うん、究極的には、新も旧も関係なく、いわゆる「ただカッコいい曲」を素直に並べただけなのかもしれないですが、時代が微妙にちがう曲同士で、上手い共通項を見いだして選曲を行っているのが素敵です!!


 そして、DJミックス面も、素敵です!

 バリバリに2枚使いみたいなのはなく、割と淡々と進んで行くのですが、細かい配慮がある感じがよく、結果として「プレイしている曲を引き立てる」ミックスになっているのが大変良いです。

 パッと気付いた範囲だと、「Common Sense / Resurrection」であれば、ビートありのインストから入っていき、頃合いの良いころにビートレスなイントロに戻して本編に入る・・・みたいなミックスがありました。
 この部分であれば、その前の曲のビート感/グルーブを引き継ぐためにビートミックスでResurrectionに繋いでいること、そしてこの曲のJazzのSwing感だったり、モノクロームな華やかさを出すために、インストからビートレスなイントロに戻しているんですよ・・・割と単純なミックスではありますが、聴いててかなりグッとくるミックスですね!

 また、レコなしで恐縮ですが、前の曲のメロディーなりリズムを読み切って次の曲へミックスしている部分もあり、連打ドラムの間と音階を読んでの「Pete Rock & CL Smooth / Go With The Frow」へのカットインは、最強にカッコいいですね!!



 そんなわけで、ざっくりとした紹介ですが、DJが上手い人の作品は、時代が変わっても「カッコいい」ことを裏付ける作品でした!

 テープに関しては、ボチボチ見つけられる作品だと思うので、気になる方は探してくださいね!!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Kazzmatazz 「Old To The New」
Genre : HipHop、Breakbeats・・・
Release : 2004年3月
Lebel : Wild Hot No Number

Notice : ゲスト参加について
 スクラッチのゲスト参加でDJ Co-Maさんが2曲参加しています。また、GagleのHunger氏もシャウトアウトで登場します。

Notice : CD再発について
 ユニオンのお茶の水CMS(現在の下北CMS)で2010年3月にCD再発(50枚)があります・・・ただ、今となってはかなり入手困難です。





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<独り言>

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 え~、今回は独り言も愚痴になりそうです(^^;)

 今年もハーデストワーキンなリリースが続いているMUROさんですが、今月の初めには、大好きなシリーズである「Diggin' Heat」の2016年版がテープとCDで同時発売されました!
 今年は、Iceの2016、そしてElegant FunkまでもがメジャーベースでCDとテープが同時発売とあり、ファンにはたまらない御馳走ですね・・・Heatも、もちろん2枚買いです!

 ただ、ただ・・・今回は「発売されたのに気付かず」で、発売された翌週にやっと気付いて購入をしました・・・

 このCDとテープの同時リリースのは、基本的に「タワーレコード限定」で出されていることから、タワレコ界隈では情報が流れているのかもしれないですが、普段、ユニオンとかで中古を追っている立場とすると、あまり情報が流れてこない存在かもしれません。
 何よりも、MUROさん自身が恐らく情報をRTもしてなく、今回ばかりは「えっ、出てたの?」と後追いで気づいた方は多いぐらい、殆ど情報が出回らなかったように思えます・・・

 う~ん、こんなことになるのであれば、もうタワレコ限定でなくても良いんじゃないでしょうか・・・そう、素直に思います・・・

 なお、内容はやっぱり良くって、まさかのMazeプレイや、Changin'のレアカバーなど、流石の手腕で、聴いててホッコリです・・・やっぱり深いとこ掘ってますね~