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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
須永辰緒  「Organ B. DMR Suite」
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 今週末は、久しぶりの土日休みです・・・しっかりと羽を伸ばさせていただきましたよ(^0^)

 5月のGW以降、馬車馬のように働き、常に戦闘モードな毎日だったので、こういうちゃんとしたお休みは気分転換になるので、けっこう嬉しいです・・・
 
 そして、ゆっくりとした気持ちでブログの執筆作業が出来るのも地味に嬉しいです・・・割と最近は、時間と戦いながら書いてたので、ゆっくりと書くのは気分がイイなあ~

 では、今週の紹介です~


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 今週は、我らのレコード番長「須永辰緒(すなが・たつお)」さんによる名作シリーズ「Organ B. Suite」の別注作品を紹介します!!

 まず、辰緒さんの「Organ B. Suite」シリーズはミックステープ馬鹿にとってはマストなシリーズで、自分の耳が肥えれば肥えるほど、その作品の素晴らしさに酔いしれてしまう名シリーズではないでしょうか?

 このシリーズは、辰緒さんが90年代中頃より渋谷の老舗Club/DJ Barである「Organ Bar」のプロデューサー/DJとして活動していた際に、そのOrganの宣伝もかねて作り始めたのがきっかけと言われ、その後、「須永辰緒」というDJ、いや「須永辰緒という世界」を世に広めたシリーズになります。

 シリーズでは、Organでプレイされるような古いJazz~RareGroove~Latinから、最新のHouse~Club Jazz~HipHopなど、ジャンルや時代の壁を越え、音楽好きに愛される「音楽」を集めた内容になり、ほんと当時から人気も影響力もあったテープになります。
 辰緒さん自身、ほんとプレイジャンルの幅は広く、その幅広な選曲が魅力になっていますが、どこを聞いても「須永辰緒」というグルーブがある選曲になっているのが秀逸です・・・ある意味で、日本で「ミックステープ」という存在を「DJによる作品」であることを知らしめたシリーズともいえます!

 辰緒さんの作品は、まだ、すべてが紹介しきれてないですが、以下の作品リンクをご参照くださいね~

 ● 須永辰緒 作品リスト


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 そして、今回紹介をする作品は、このシリーズの「別注作品」とも言え、辰緒さんも相当お世話になったであろうレコードショップ「DMR(Dance Music Records)」が、2000年に渋谷の井の頭通り沿いに移転した際に、オープン記念でノベルティーとして配布されたものになります。

 DMR・・・このブログをお読みの方なら、様々な思い出があるのではないでしょうか?

 移転後のお店は、今のHMVの渋谷店さんの場所になり、00年代前後のレコード/DJブームの流れにのり、渋谷/宇田川町の一等地に路面店としてオープンしたのは衝撃的でしたね・・・
 なかなか買うことに敷居が高い「レコード」という存在を、少しでも買いやすくするために開放感のあるお店にしたのは象徴的で、DMRを通して、レコード文化の世界に足を踏み入れた方は多いですよね!
 
 DMRについては、以下の記事でまとめてありますので、ご参照くださいね~

 ● Dance Music Records 「DMR Mail Order List」「Dance Music Report」


 そんなDMRと辰緒さん、ある意味で蜜月関係とも言っても過言ではなく、両者が相互協力をしていたことが、このテープのリリースに繋がるのだと思います。

 それこそDMRは、移転前の地下店舗時代よりClub Jazz的な視点での品ぞろえが強く、あの小川充さんなど、優秀なスタッフが世界中より良質のレコードを仕入れ、それをOrgan系のDJ達に配給していたとも言われています。
 一方で、Organで辰緒さんたちがプレイした新譜のレコードや旧譜のレコードにおいて、Organで人気があった曲は、しっかりとDMRの店頭に揃えられ、若手DJやDJファンたちに供給していたとも言われています。

 そして、当然ながら、辰緒さんが作っていたミックステープ「Organ B. Suite」はDMRが強くプッシュし、「須永辰緒」というグルーブをさらに広めていったのだと思います・・・

 こんな関係があったら、移転記念で辰緒さんがテープを作るのは理解できますね!


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 では、作品の紹介です~

 この作品は、2000年3月ごろに作られたもので、本編の「Organ B. Suite」と同様に、様々な時代/ジャンルの音楽が、「須永辰緒」というグルーブの中で調和した、素敵な作品になっています。

 まず、選曲面では、パッときくとOrganらしいグルービーな感じが気持ちよく、時代もジャンルの壁も感じさせないのですが、相当、深い選曲になっており、ヤラれます!!

 それこそ、レコード番長という異名を象徴する古い曲の選曲は、60年代のJazzから始まり、RareGroove、Latin、Brazilなど、ほんと深いです・・・
 A面の最後では、辰緒さんがミックステープに収録したことで人気が出たとされる「Eddie Cano & His Quintet ‎/ I Can't Cry Anymore」のようなLatin Jazzを選曲されるなど、深い選曲の目白押しです・・・

 ただ、その一方で、このような古い楽曲と並列で、新しい曲も積極的にプレイしていることが辰緒さんらしく、この「一体感」が誰にも作れない世界となっています!!

 例えば、B面では、割と「4つ打ち」をキーポイントにした選曲になり、序盤では「Kerri Chandler & Jerome Sydenham / Orixas」のような90's Deep Houseをプレイしたり、辰緒さんの盟友である鈴木雅尭(すずき・まさのり)さんが作った吉田拓郎さんの名Bossaカバーである「April Set / 雪」などを選曲します。
 ただ、凄いな~と思うのが、その「雪」の流れで、Jackson Sisters使いの知られざるUK Cut Up曲である「Coco Steel & Lovebomb / Miracles」を選曲し・・・さらにその後には、得意の旧譜系に流れるなど・・・なかなかなジャンル越えです。

 でも、このような全然違うジャンルが入っていても、聞いてて「違和感がない」のが素晴らしいですよね!!

 うん、聞いてて、どんなに違うジャンルが入っていても、気づいたら「踊れちゃう」んですよ・・・

 ほんと、これは聞いてみてのお楽しみですが、DJの魔法というでしょうか、須永辰緒という「グルーブ」にまとめられているのが、凄く気持ちいいです・・・




 作品紹介は以上です~

 このテープ、確か500本のみ(1000本かも?)で、今となっては入手はしづらいかもしれないですが、こまめに探せば見つかるかと思いますので、気になる方はぜひ探してね!!




<Release Date>
Artists / Title : 須永辰緒  「Organ B. DMR Suite」
Genre : Jazz、RareGroove、Latin、House、ClubJazz、HipHop・・・・
Release : 2000年
Lebel : No Number Dance Music Records





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<独り言>

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 いきなり「餃子」・・・なんでしょうね~(^0^)

 今週は、嬉しいお誘いがあり、サクっと「宇都宮」に小旅行してきました!

 宇都宮、仕事で大昔に行ったっきり、なかなかご縁がなかった街ですが、「宇都宮の餃子は格別だよ!」ということを知り合いから教えてもらい、その知り合いと2人で、宇都宮に行ってきました~
 個人的にも、ズーっと仕事モードだったこともあり、気持ちをリフレッシュしたいと思っていた矢先なので、ほんと嬉しいお誘いでした・・・(^0^)

 なお、こんな宇都宮訪問が予定されていたので、今週の紹介テープは、栃木県出身で、宇都宮とも縁が深い辰緒さんのテープにご登場いただいた次第です・・・

 んで、土曜日、雨の関東平野を宇都宮線で北上し、サクっと宇都宮へ・・・

 そして、お勧め1軒目の「みんみん」へ・・・うわっ、うわっ、餃子が美味いぞ!!

 もう、ビールが進む君です・・・美味しい!!

 私自身、餃子が凄い好きというわけではなかったのですが、普段、日高屋とかで食べている餃子とは「世界」が違いました・・・もう、焼餃子も水餃子も、素直に「美味しい!」と思いました!!
 今回の宇都宮訪問をアテンドしてくれた知り合いに、その美味しさの秘密をお伺いすると「うふふ・・・美味しいでしょ」としか教えてくれない(笑)のですが、きっと土地が持つ食材と歴史があっての「餃子」なんでしょうね~

 んで、2軒目は別のお店(正嗣)に行こうと移動しましたが、そちらはテイクアウトのみになっており残念でした・・・

 ただ、この下で報告する話の反省会(?)を兼ねて、1軒目に行った「みんみん」の美味しさが忘れられなかったので、別の「みんみん」に再入店し、餃子浪漫なる地ビールと共に舌鼓をしちゃいました・・・美味しいな~

 やっぱり、DJもそうですが、そのモノを愛してる方の「紹介=選曲」に従うことは大切ですね・・・


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 そして、今回の宇都宮訪問、もう一つ目的がありました・・・

 それは、こちらのレコ屋さんに訪問することでした!

 こちらは、近年になり宇都宮にオープンをしたレコード店「DX Records(デラックスレコード)」さんで、一度、行ってみたかったレコ屋さんになります!

 ● DX Records(デラックスレコード)


 まず、このお店は、結構前から気になっていたお店になります・・・

 それは、宇都宮を代表する堀りの大先輩である「Kinmu Of Diggin」さんのブログにも度々登場してて、凄い気になっていました・・・
 そして、もっと惹かれたのは、新作もリリースした埼玉/川口のHipHop番長である「Masaki on the MIC」さんより、「あそこのお店にはヤバいテープがありますよ!」との情報で、マサキさんが絶賛するのであれば行きたいな~と思っていたお店になります・・・

 そんなわけで、雨の中、宇都宮の中心部から少し離れた場所に移動し、お店に無事に到着しました・・・

 お店には、指が黒そうなお客さんが既におられ、ああっ、ここのお店は「ほんもの」だと直感しました・・・

 そして、レコードを少し掘り、お客さんがお店から引かれたあたりで、店主さんに、普段は棚の上に収納されている「カセットテープ」と書かれた段ボール箱を下ろしていただき、いざ、テープとご対面・・・

 やんばいよ・・・

 もう、箱を見た瞬間、そう直感しました・・・

 そして、知り合いが「え・・・、テープを・・・」という明らかに引いている視線を感じながら、全部の在庫をチェックし、店主さんと金額交渉をし、無事に購入させていただきました!!

 釣果はこんな感じです・・・


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 和物のドープなテープを中心に、25本の大豊漁でしたよ!!

 まず、店主さんも目を丸くして「えっ、買うんですか!」と反応されていましたが、私にとっては神戸の魔境級の大捕り物で、久々に掘ってて自分のアドレナリンが高まっていました・・・


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 ザーッと、釣果を紹介すると、好んで買っているベストもの(キャンディーズは旬ですね!)から始まり、最近狙っているOST系のテープ、80年代に量産されていたアイドル楽曲のコンピテープ、そしてインスト狙いのシングルテープ、さらには「本人が歌ってないよテープ(aka 微妙カバー)」など、ボムの連続でヤラれました!!

 どのくらい、皆さんが反応してくれるかはアレですが、のりピー音頭踊るポンポコリンの破壊力(笑)はプライスレスだし、井上陽水さんの「リバーサイドホテル」のシングルテープにはインスト入りなど、ニューディスカバーも多数発掘・・・
 いやいや、まだまだ、この辺の和物は闇が深いです・・・ただ、私からすれば「ミックステープ」なテープが多く、日々の研究活動に力が入ってしまいます(^0^)

 なお、お値段も、テープの紙のケースが謎の切られ方をしているのが多かったことから、割と安価に譲っていただき、ニンマリです(^0^)


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 そして、店主さんからは、なんと、オマケで「ソウルドラキュラの8トラ」を頂戴しました・・・これもボムですね~

 さすがに8トラは機械を持ってないので調度品にさせていただきますが、これもジャケからくるパワーが半端ないっすね!

 8トラック(通称8トラ)って分かるかな・・・

 これは、カセットテープの一種で、1本の磁気テープに4つの音源がステレオで収録され、さらにその磁気テープがエンドレスに繋がっている(こんな説明でいいの?)という特殊なフォーマットで、日本では70~80年代にカラオケ用に利用されていたものになります。

 私の子供のころ、一緒に住んでいた祖母が、この8トラのカラオケセットを持っており、子供ながらに不思議な機械だな~と思いながら触れ合い、私の中学生時代には、このカラオケセットがギターアンプとして利用していた(!)という、闇歴史が記憶に蘇りました・・・
 どうでしょう、私と同世代だと、これをラップ用のPAとして使っていた方もいるのではないでしょうか・・・結構、品質が良かったような気がします・・・

 ただ、流石に今の時代に8トラを聞こうというのは勇気がいりますね・・・

 となたか「8 Track Troopers」は譲りますので、この世界を掘って頂けると助かります(^^;)


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 そんなこんなで、DXの店主さんには感謝感謝です!!

 個人的には、地方のレコ屋さんに行ったら絶対に集めている「レコ袋」もゲットさせていただき、嬉しい限りです・・・

 やっぱり、こういった「レコード屋さん」に足を運ぶことは大切ですね!!

 そうなると、餃子繋がりで、敵地(?)の浜松にある「Soul Clap」さんも行かないといけないのかな??(^0^)

 では、今週はこれにて終了!

 また、来週です~♪








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DJ Komori 「R&B Mix Vol.8 - Sunny Cruisin'」
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 ついこの間まで、5月のカラっとした心地よさかと思ったら、今週は急にジメジメしてきてましたね・・・

 梅雨の時期は、凄い嫌いと言うわけではないですが、個人的には周りが「熱い、熱い!」と言ってエアコンをつけ始めるので、かえって寒い思いをするのがちょっと困りものです(^^;)
 
 そんなわけで、こんな時期のジメジメ感を、気持ちよく飛ばしてくれる一本の紹介です!


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 今回は、考えてみればご紹介するのがお久しぶりな「DJ Komori(コモリ)」さんの名物シリーズ「R&B Mix」の第8弾を紹介したいと思います!

 初夏~夏の時期というと、コモリさんの「Ocean Fruits」を紹介することが多かったですが、まだ、未紹介のテープが多いな~と思った中、この8番と目が合い、聞いてみたら、この時期にストライクで、今回の紹介に至りました(^0^)

 とりあえず、コモリ作品は以下で過去の紹介作品をまとめてありますので、ご参考に・・・

 ● DJ Komori 作品リスト


 では、さっそく、作品の紹介です!

 この作品は、ジャケ写や、タイトルの「Sunny Cruisin'」が示す通り、心地よいお日様の下を、オープンカーで気持ちよく流すときに聞きたい1本で、さすがコモリさんな1本です!

 特に、この作品でキーワードとなるのが「生音(なまおと)っぽいグルーブ」で、とにかく聞いてて「気持ちいいな~」と思う曲を粋に選曲/DJミックスをしており、大変良いです・・・

 それこそ、分かりやすいところだと、写真の「Adriana Evans」なんかが分かりやすいでしょうか・・・

 上記の写真は、1996年にリリースされた1stアルバムで、当時、流行っていたHipHopのトラックをベースにしたような歌曲(R&B)の流れから少し距離を置き、古来のSoulやRare Grooveなんかが持っていたグルーヴィーな感じを前面に出した名作で、その後、「Neo Soul(ネオ・ソウル)」と呼ばれるようになったR&Bを代表するアルバムかと思います。

 コモリさんは、このアルバムからは「Adriana Evans / Swimming」という非シングル曲を選曲しており、他の選曲でもAdriana Evans的なNeo Soulっぽいグルービーな曲を多く選曲し、終始、気持ちいい空気を作っているのが上手いです!


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 そして、選曲面を深く掘り下げると、「さすが、コモさん!」と唸ってしまう深い選曲、そしてその選曲を光らすDJプレイがあり、最高です!!

 まず、選曲面は、パッと聞くと誰でも楽しめるグルーブで包んだ選曲になるのですが、実際の選曲はかなり深いですね・・・

 それこそ、前述したAdriana EvansのようなLP選曲も多く、このテープがリリースされたころ(2003年)ごろにリリースされた渋い作品の非シングルカットを巧みに選曲してきてます・・・

 また、私の持っている範囲だと、大ヒットした「Janet Jackson / Runaway」から、プロモのみでリリースされた「J.A.M. Session Mix」のようなレアRemixや、HipHopの楽曲をR&B/Soul系のミュージシャンがインストカバーした作品集(Unwraped)から、あのPatrice Rushenを招いた「Hidden Beach Recodings / Still Not A Player」のような知られざる楽曲など、ほんと選曲が深いです!!

 前者のJanetは、いったい何曲のRemixが入っているかが分からないプロモ(笑)から選曲してたり、後者のHiddenは、当時はそれなりにヒットしたLPではありますが、しっかりと聞いてないと見逃す曲だし・・・ほんと、コモリさんの「選曲眼」の高さには敬服です!

 特に、この2曲なんかは象徴的ですが、全体的にThe Brand New Heaviesのような「生音」のグルーブを生かした気持ちいい楽曲が印象的で、曲のことを知らなくっても楽しめる点は素晴らしいですね!
 いい意味で「BGM」になるDJミックスというのでしょうか、プレイされた曲を知らなくても、聞いてて「気持ちいいな~」と思わせる点が素晴らしすぎます!!



 ザクっとした紹介ですが、梅雨の時期の鬱陶しさをトバしてくれる良作です!

 ちょっと話題はズレますが、こういう作品を聞いていると、やっぱり「ミックステープ」っていいな~と思います。

 それは、この時期(90年代後期~00年代前期)に作られたミックステープは、インターネット以前のDJというのでしょうか、DJ達はプレイする曲を自分の足を使って探してくるし、DJミックスもアナログレベルの機材になるので、自分の腕が試されるし・・・結果的に「アナログらしさ=そのDJの人間らしさ」が出て、今の音楽にはないグルーブがあると思います。

 もちろん、人によって好みが分かれるのは理解していますが、今のデジタルなDJ環境の中で作られたものとは「ちょっと違う」のです・・・

 上手く説明が出来ないのが悔しいですが、この「ちょっと違う良さ」があるから、私はミックステープを追い続けているのかもしれません・・・

 この作品は、当時、結構売れた作品なので、探せば今でも買いやすい作品かと思います。

 気になる方は探してみてね~





<Release Date>
Artists / Title : 「R&B Mix Vol.8 - Sunny Cruisin'」
Genre : R&B、Neo Soul、Pops・・・
Release : 2003年
Lebel : Sugarbitz ST-083





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<独り言>

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 いつもお世話になっているDJ Yoshifumi(ヨシフミ)さんより、ここ最近、精力的にリリースしているミックスシリーズ「Klassix」の第4弾のサンプルを頂戴しました!

 もー、いつもありがとうございます!!

 このシリーズは、タイトルの通り、いわゆる「歌モノ/R&B」のクラシックな楽曲を選曲したミックスシリーズで、今回の第4弾は男性Voを中心としたNew Jack Swing~90's R&Bなミックスとなっています!

 ほんと、コレ系の音楽が好きな方なら素直に楽しめる作品で、今回はド定番が多めでありながら、そのド定番を全体的なグルーブの流れでさらっとプレイしてくる感じが気持ちよく、やっぱりYoshifumiさんは上手いな~と思う作品です!
 全体的にNJS特有の明るいメロディーとグルーブでしっとりとつなぎつつ、聞いたる者の心を徐々に踊らすプレイは流石です!

 気になる方は、インスタ経由でYoshifumiさんにアクセスしていただくか、ユニオンで販売がありますので、チェックしてくださいね!!

 なお、ことしはYoshifuimさんの活動20周年(!)でもあり、7月に記念パーティーがあるようです・・・私は実は抜けられない仕事がある日なので、行けないのが残念ですが、興味がある方は、こちらもどうぞ~

● DJ Yoshifumi インスタグラム

● Klassix 4 (Disk Unionの販売ページ)

● DJ Yoshifmiさん 記念パーティー


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 あと、今週はこの写真のセールのことも報告(?)しておいて方が良いですかね?

 我らのユニオンの下北クラブ店で、ノイズ/アンビエント系のテープが一挙に650本も放出されるというセールが開催されました!!

 ● 6/8(土) 狂気の戦慄中古カセットテープSALE開催!! VAPORWAVE / AMBIENT / EXPERIMENTL etc その数なんと約650本!!

 ノイズ/アンビエント系のテープ事情に詳しくない方に、少し説明をしておくと、コレ系の音楽は、DIY精神の一環か、テープでリリースされる作品が多かったことから、実はテープが熱いジャンルの一つであり、専門のコレクターさんがいるとされるジャンルになります。
 
 私自身は正直集めていないジャンルで、たまに「これはHipHopなのかな?」と思って買ったらコレ系だった(笑)がある程度です・・・でも650本は熱すぎますね!!

 そんなわけで、このセールには・・・不参加でした(^^;)

 土日は泊りの仕事があり、なくなく不参加です・・・

 う~ん、最近はレコ&テープ活動が全然ですね・・・

 どんな感じのセールになったかはアレですが、コレ系も専門のコレクターさんがおり、鉄火場になったのかな?

 興味のある方は、お店を覗いてくださいね~


 ではでは、今週はここまで・・・今週も頑張ろう!!




Yellow Magic Orchestra 「Best One '82 - YMO大全集」
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 2週間ぶりの登場です・・・がっつりと仕事に黙殺されていましたよ(^^;)

 そして、今回は、毎年この時期にある大型出張があったことで、全然テープを聞いている時間がなく、ちょっと手抜きな紹介です・・・

 でも、こういった「手抜き」と言っていても、書き始めると「あっ、これも紹介したい」「あれも紹介したい」の繰り返しで、気づいたら結構大変な紹介になるんですよね・・・更新が大変だった(^^;)
 
 そんなわけで、今回は「和物」をドバっと放出です!!


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 今回は、日本が世界に誇れる音楽集団である「Yellow Magic Orchestra(イエロー・マジック・オーケストラ)(以下、YMO)」のテープ・オンリーと思われるベスト作品を紹介しますね~

 まず、YMOについては説明不要ですよね・・・私もやっぱり影響を受けました!

 YMOは、細野晴臣さん、高橋幸宏さん、坂本龍一さんによるユニット/グループで、日本で、いや世界中で電子音楽のカッコよさを知らしめ、後のニューウェーブやテクノなんかに多大なる影響を及ぼした方々になります!
 
 YMOに関しては、その人の年齢によって影響を受けたかどうかは変わるかもしれませんが、後追い組の私でも、YMOのコンセプトや世界観、卓越した演奏力とグルーブなど、ほんと影響を受けてて、大好きなグループです。
 
 そんなYMOですが、今回紹介するベスト盤は活動後期の1982年に「テープだけでリリース」されたものになります・・・

 それも「YMO大全集」ですよ・・・YMOのイメージをアレしてくれて、ある意味で最高ですね!!


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 YMOのベストを紹介する前に、1970年代末から80年代の「カセットテープでの作品リリース」について、少し整理をしておきましょう・・・
 
 まず、音楽ソフトにおける「カセットテープ」という存在は、メインであったアナログ・レコードの影に隠れた存在でしたが、それなりに売れたフォーマットで、日本の文化にはなくてはならない存在だったと思います。
 特に、テープの利点(持ち運びがしやすい、再生する機械がコンパクト)があったことで、車で聞くためとか、通勤中に聞くためとか、お家の中で家事をしながら聞くためなど、聞く側の「目的」とテープが合致してたことから、局地的に売れていた点は、大きなポイントになるかと思います。

 そして、このような特殊な背景があるため、結果的に「テープでしか成立しない作品」がさりげなくリリースされており、私のミックステープ魂を強く刺激します・・・

 その一つが、「ベストテープ」であり、これが私の大好物となっています!

 前述したように、当時からテープは、音楽ソフトの中心的なフォーマットではなく、目的をもった利用のされ方が中心で、特に車の中でや、家事をしながらといった「ながら聞き」の需要に支えられた部分が多く、どちらかと言うと「音楽性」よりも「BGM性」が重要視された存在かな~と思います。
 また、そういった聞き方だと、ラジオ的な聞き方というのでしょうか、何となく聞いて「いいな~」と思う感じが大切なので、分かりやすい曲が集まった作品が好まれてたようにも思えます・・・

 このような背景があり、おのずと音楽性を重要視した通常のアルバムよりも、今回紹介するようなベスト盤の方が需要があり、様々なアーティストが「テープのみのベスト盤」を作っていました・・・

 ただ、このテープのベスト盤が面白いのは、アーティストの意向に関係なく、レコード会社側で勝手に作った作品も多く・・・それが大変味わい深く、時として「ミックステープ」になるのが大変面白いと思っています!

 以前紹介した範囲だと、山下達郎さんの「Come Along」なんかは有名で、逆にアーティスト側で作らなかったことが、功を奏した作品もありますよね・・・

 特に、私の音楽感の一つである「ミックステープ=DJの選曲により、選曲された曲が光る音楽作品」からすると、ベストテープはアーティストの意向に関係ない人が、そのアーティストの魅力を光らせようと選曲しているものもあり・・・私としては「ミックステープ以外の何物でもない!」と考えています(^0^)

 まあ、大半のベストテープが、レコード会社側の山師根性で作られた作品が多いので、アレなのも多いのは事実ですが・・・普通の作品よりも「ミックステープ」として聞こえちゃうのは不思議なところです・・・


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 では、作品の紹介です~

 この作品は、1982年にリリースされた作品で、1stアルバムの「イエロー・マジック・オーケストラ」から4thアルバムの「BGM」までにリリースされた楽曲で、シングルカット曲を中心に、アルバムの重要曲を並べた感じの作品となっています。

 正直、特に選曲にこだわったという点はなく、結構適当に(失礼!)選曲されているのですが・・・テープで延々とループして聞いてると、なかなかの味わいのある作品で、YMOがさらに好きになる作品となっています。

 選曲面では、代表曲である「Rydeen」「Tong Poo (Yellow Magic)」なんかを選曲しつつ、シングルカットもされたArchie Bellの「Tighten Up」のカバーなんかを選曲してて、なかなかな内容です。
 個人的には、「Tighten Up」のUS12inchの裏ジャケ写真の別テイクが、今回のテープのジャケに使われていたことでお腹がいっぱいでした(^0^)

 そして、ミックステープ的な部分になると、作品全体でYMOの魅力を上手く表現してて、なかなか上手いな~と思いました。
 今回、通勤の電車で聞いてたら、だんだんと幸宏さんのドラムに引っ張られるというんでしょうか、気づいたら首を振ってるんですよね・・・うん、この時点でミックステープだ(^0^)




 そんなわけで、作品紹介はここまで・・・

 まあ、テープ的には、実はコレクターズアイテムでもあるので、そんなには出ないですが、欲しい方は探してね・・・

 なお、こういうテープを「ミックステープです!」と胸張って言えるようになると、だいぶ病●ですよ・・・北浦和で出た「コレ」がさりげなく欲しくなってきています(^^;)





<Release Date>
Artists / Title : Yellow Magic Orchestra 「Best One '82 - YMO大全集」
Genre : Pops、Techno・・・
Release : 1982年
Lebel : アルファレコード ALC-38001





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<オマケ 素晴らしき「和物ベストテープ」の世界>

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 今回、紹介したYMOの作品のほかにも、「和物ベストテープ」は結構あり、私のコレクションでもそれなりに在庫がありました・・・

 では、せっかくの機会なので、和物の濃いベストテープをまとめて紹介しますね~
 

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 まず、今回の趣旨である「テープのみのベスト」については、テープを掘ってると結構あるのですが、市場ではあまり人気がなく、割と「救出買い」をしている状況です。

 例えば、写真上は、ユーミン、キョンキョン、ピンクレディーは、どれも70年代末から80年代前半に作られたと思われるテープなのですが、それぞれのファンからしたら「微妙・・・」と思うジャケですよね。
 ただ、これがミックステープ視点だと、このような独自ジャケだったり、独自選曲がデフに感じてしまい、つい手が出てしまいます・・・

 それこそ、ユーミンのゴージャスなお姿なジャケであるのに、中身は荒井時代の曲が中心で、そのアンバランスさ何とも言えない美味ですね・・・(^^;)

 ただ、こういったアレなテープがありつつも、「これはテープだけの作品なんてもったいない!」というテープオンリー作品もたまにあり、なかなか深い世界です・・・

 例えば、写真下はサザンのベストで、LPやCDでも出されている「バラッド」シリーズもテープがありつつも、真ん中のはサザンの原由子さん関連の曲だけ集めたベストです・・・これは熱いな~
 サザンも、テープで聞くと、絶対に「ミックステープ」になる存在ですが、原由子さんのはさらに絞った選曲をしており、原さんらしい鎌倉感(これで分かりますか?)が心地よい作品になり、もはや「ミックステープ」です(^0^)


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 そして、お次は、LP等でリリースされたベストの「テープ版」ですね~

 あまり深くは調べられていないのですが、私がこういった和物テープを掘っている限りだと、和物に関しては、普通のアルバム作品より、こういった「ベスト」の方が出会う確率が高いように思えます。
 やっぱり、前述したBGM的な買い方をしてたから、こういったベストを好んでいたのかな~というのを伺わせる事実かもしれませんね。

 写真上は、レベッカ、杏里、シャネルズです・・・シャネルズなんかは、車で聞いて気持ちいい楽曲が多いので、当時、珍重された方が多いかもしれないですね~

 写真下は、女性シンガーもので、大橋順子、五輪真弓、高橋真理子、小林明子のテープです~
 五輪真弓と高橋真理子は、それぞれ2種類ほど所持してますが、割と女性シンガーモノのテープも多いような気がします?
 なんでしょう、家事をしながら聞いていた奥様方は、こういった女性シンガーの曲を好んでいたからか、割とテープ流通、そしてベストが多いのかな~とも思います。


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 んで、次はJazz~Fushion系の作品で、これらも意外とベストが多いことに気づきました!

 写真のは、渡辺貞夫、日野皓正、高中正義、カシオペア、サディスティックスのテープで、一応、どれもベストのテープです(^0^)

 これも「BGM」的な発想かもしれないですが、インスト主体で、かつ気持ちいいメロディーとグルーブがあることから、こういったJazz~Fushion系のベストも珍重されていたのかな~と思います。
 考えてみると、ベスト系以外の普通のアルバム作品でもテープが多く、Tスクエアや、渋いところだとネイティブサンなどもテープで普通に持っていました・・・やっぱり、当時のリスナーも「ミックステープ的な聞き方」はしていたんだな~と思います!


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 そして、お次は演歌と歌謡曲です・・・これも異様に独自ベストが多いジャンルですよ!

 写真は、北島三郎先生から始まり、石川さゆり、ちあきなおみ、渋いところだと内山田洋とクールファイブ、菅原洋一のベストを並べましたが、割とリサイクルショップなどで出会う確率が高いかな?
 今回のは、ココナッツ代々木店が閉店するときに掘ったものが多いですが、北島先生と千昌夫さんのダブルサイダーなど、ジャケの時点で優勝なのが多いですね!

 私としては、ミックステープとしての演歌は勉強中ですが、こういった演歌ベストこそ「ミックステープ」なのかな~と思っています。

 もはや妄想の域ですが、これらのベストは、イメージとして当時の居酒屋さんのBGMでかけても耐えられるように、選曲面はグルーブの統一をしているっぽいんですよね・・・・
 また、選曲のストーリーもあると思われる節もあり、石川さゆりさんであれば、A面の最後は「天城越え」になるあたりは、コンパイラーが狙ったかな?と思わせます(^0^)

 いずれにしても、演歌のテープは「ミックステープ」です!!

 なお、演歌のベストは、定価で3800円と、なぜか高額なのが多いです・・・なんか、キュンとしました(^^;)


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 そして、最後は「裏ベストテープ」の宝庫である「魅惑のアジア製」です(^0^)

 ここで紹介する3本は、今回紹介する「ベストテープ」とは趣旨が異なり、90年代末から00年代前半ぐらいにプレスされたもので、アジア各地で売られるために作られたもので・・・ある意味で「アンオフィシャル」な部分があるものになります。

 例えば、左は竹内まりや、右はチャゲアスで、どちらも中国プレスの正規品です!
 ただ、海外での流通を前提にしているので、日本プレスに無い独自のグルーブが満載でヤラれます・・・竹内さんのは、Moon Recordsのロゴも入っているけど、圧倒的なブート感が最高です!

 んで、その中で、王者の風格を匂わせるのは、真ん中のドリカムでしょう・・・マニアな方なら「えっ、えっ!」となるでしょうか?

 この銀色のベストは、ドリカム的にはNGになったベスト盤で、1997年に一度CDリリースされたのですが、ドリカム側の意向を一切無視して作られたこともあり、かなり売れたベストだけど、廃番となってしまったアルバムですね・・・
 プレスは、タイかフィリピンあたりだと思いますが、ソニー時代の楽曲が多いことから、内容はかなりいいんですよね・・・ある意味でお宝テープです!

 そんなわけで、ベストテープ、皆さんもぜひ掘ってくださいね!!




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<独り言>

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 え~、毎度毎度、仕事の話で恐縮ですが、先週は更新を休み、週末から連泊で「札幌」に出張してきました!

 1年間かけて仕込んだ仕事の総決算で、かなりバタバタな毎日でしたが、無事に仕事を上手く終わらせ、安堵をして東京に戻ることができました・・・

 ただ、自分のミスもあったし、周りの目配せが出来なかった部分もあるし、管理職としてはまだまだな仕事でした・・・

 でも、日々、まじめに仕事をしてるからか、周りの人に助けてもらったり、心からの応援を頂いたり・・・自分の力だけでは仕事はできないことも痛感しました・・・

 うん、辛いことも嬉しいこともあるけど、支えてくれる人のためにも、これからも仕事は頑張ろう!!


 なお、出発前の25日(土)は、羽田は大統領のお迎え騒ぎで大変でした・・・
 普段はそんなには人がいない、牛さんのいる展望フロアーが激込みで、あえなく退散しました(^^;)


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 そして、ここでレコードの写真ということは「札幌で掘られたんですね!」と思う方もいるでしょうが、そこはMTTさんです・・・蛇の道でした(^^;)

 まず、札幌では、一切自分の時間がなく、結局レコ屋には寄れませんでした・・・

 1年間で3回も札幌に行ったのに、結局レコ屋には行けませんでした・・・悔しいな~

 ただ、やっぱりレコードの神は見捨ててないというか、試練を与えますね~(^^;)

 実は、出発の日である25日(土)は、午後の遅い時間の飛行機だったので、新宿のユニオンのセールを軽く覗いてから羽田に行こうかな~と思い、新宿経由で羽田に向かいました。
 特に、ソウル館でDiscoのセールがあり、トップのは欲しいのがなかったけど、リスト外が気になったので、つい足が運んでしまいました・・・うん、出張の大荷物を持っていくんだから病●ですよ(^^;)

 んで、ソウル館のDiscoは、チェックをしたけどそこまで欲しいのがなく、足はなぜか昭和歌謡館に向かっていました・・・特に理由はありません・・・

 そして、昭和歌謡館も月例のセールだったようで、それなりにセール品が出てて、めくっていたら衝撃の一枚が・・・わっ、遂に見つけた!!

 でも、私はこれから大荷物をもって出張します・・・

 心の中で、葛藤をし始めます・・・

 「12inchは流石に持っていけないよ、どうする・・・いや、とりあえず視聴だ・・・コンディションが、音圧がいいじゃん・・・どうしよう・・・」

 もう、スーツ姿のアラフォー課長が、必死な顔で店員さんに相談しはじめます・・・

 「取り置きってできますか?・・・ああっ、当日のセール品はやっぱり無理ですよね・・・う~ん、諦めます・・・」

 ただ、店員さんから気の利いた一言です・・・

 「購入していただければ、お店で預かっておくことはできますよ!」

 もう、その言葉を聞いた瞬間、即決で「買います!」でした(^^;)

 今回、見つけたのは、私としては吉澤さんクラシック「泰葉 / フライディ・チャイナタウン」のプロモのみ12inchです・・・やっと買えた!!

 この12は、存在は知っていて、某京都のレコ屋で高額で見たことはあったけど、今回はそれよりはお買い得に出てて、ニンマリです・・・そして、聞いてみたら4曲EPの体裁で、他の曲もイイですね!!
 やっぱり、レコードの神様が試練を与えながら、昭和館に連れて行ってくれたのかな・・・嬉しいな~

 なお、実は標準的なサービスかもしれないですが、昭和館さんの今回の粋な計らいが嬉しくって、札幌から帰ってきた夜、少しだけ時間があったので、レコードを頂くためにお店に寄り、半ば強引に札幌土産を渡してしまうほど、嬉しかったです・・・

 やっぱり、ユニオンは「大人のワンダーランド」だ・・・ありがとうございます!!


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 少し脱線しますが、和物の12inch、皆さん、お好きですか?

 私自身は、元々Discoの12inchを買ってたことから、周りの方がLPやEPを真剣に掘る中、その横をすり抜けて、かなり前から和物12を掘っていて、それなりに持っているのかな~と思います。

 和物12inchの魅力は、やっぱりDiscoなりの現場向けに作られていることがあり、音圧が良かったり、ディスコ/House的なDJプレイがしやすかったり・・・それはUSとかのDisco12inchと同じ魅力があるのだと思います。
 ただ、和物に関しては、プロモ止まりのモノが圧倒的に多く、まだまだ掘りつくされていない部分もあるかと思います・・・

 でも、ここ最近、某師匠様が12のイベントを開催するなど、にわかに盛り上がってきているので、ちょっと嬉しいです(^0^)

 なので、先週更新をしなかった罪滅ぼし(?)で、突然ですが、本日2回目の「素晴らしき」シリーズとして、和物プロモ12inchで面白いのを紹介したいと思います~





<オマケ 素晴らしき「和物プロモのみ12inch」の世界 >

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 まずは、今回の主役であるYMO関連のプロモ12を・・・

 黄色のは、割と有名な高額12で、Tong Pooの別テイク(確か、吉田美奈子さんのVo入り)が入っているのですね・・・これは音圧がいいのでお気に入りです~

 んで、手前の地味なジャケのは、個人的にはニューディスカバーで、かなり熱い1枚でした!
 アルファレーベルのサンプラー的な1枚で、A面はなぜかBrother Jhonsonが3曲なんですが、B面がYMOの3曲メドレーで、これが凄い使えます!
 曲的には「Technopolis」「Rydeen」「Solid State Survivor」で、「Technopolis」から「Rydeen」に行くところがカッコよいですね(^0^)
 なお、「Solid State Survivor」って、海外版も含めて12がないので、これが唯一の12かもしれないですね~


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 お次はガチな和物ディスコの12を!

 左のは、和物ファンなら一目瞭然な筒美京平さん仕事な「Dr. Dragon / Superman, He's A Macho」の12ですね・・・これなんかは12でプレイしたい一枚かも?
 リリースは、Invitation~Victorで、後で紹介するスペクトラムを含め、ビクター系は割とDisco向けのプロモーションとして12を作ってたようですよ・・・

 んで、右の「?」は、ジャケだけでは一切不明ですが、なんと「トミー・ザ・ビッチ/ギブ・イット・トゥー・ミー」の12です!
 どうやら、トミーを仕掛けたU-DOというプロジェクトがディスコ向けに作った1枚で、意外と知られていない1枚かもしれないですね・・・


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 次は、一般的には「歌謡曲~ポップス、だけどプロモで12がある曲」です~

 一番上の「アン・ルイス / 恋のブギウギトレイン」は割と有名ですが、今回ゲットした「泰葉 / フライディ・チャイナタウン」、「1986オメガトライブ / 君は1000%」など、コレ系も探すと結構ありますね!
 
 やっぱり、この時代は、ディスコへの売り込みも考えてたり、それなりにプロモーション費用があったことから、こういった形で12があったんだな~と思います。
 Disco用のアレンジはされてないけど、やっぱり12でプレイすると、ディスコっぽいプレイ(Houseっぽいプレイ?)が気分的に出来るので、家では、7よりも12の方がターンテーブルに置く回数が多いかな??


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 そして、一般的には「歌謡曲~ポップス、だけどプロモで12がある曲」の私的な最高峰はこの2枚でしょうか!

 上は「西城秀樹 / Young Man (YMCA)」、下は「スペクトラム / トマトイッパツ」です・・・これはビビるっしょ(^0^)

 秀樹さんは、若干長尺で音の太さが最強、そしてスペクトラムも音圧が太く、ディスコ的なミックスをするときは、絶対にこっちですね(^0^)

 ほんと、コレ系のプロモ12は「えっ、それあるの?」というのが多く、当然ながらレコード市場で知られていないモノも多く、まだまだ堀る価値があるものだと思っています。

 例えば、スペクトラムのレコのレーベル「Invitation」はDisco向けのプロモ12を結構作ってて、あのサザンの「勝手に・・・」の12もあったと記憶しています・・・
 ただ、サザンは、強力なサザンコレクターの方と戦うので、最強に高額で、かなり前にヤフオクで見たときは6桁間近で激熱でした・・・!


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 んで、次はちょっとだけ毛色が違うけど、やっぱり12だな~と思う曲です。

 上のは「とんねるず / 炎のエスカルゴ」で、バリバリのディスコ向け12で、きっと80年代後半のマハラジャ時代のディスコをにぎわせたのかな~と思います!

 私が中学生だったころ、Avexのフリーペーパー「beatfreak」といのがあり、そこに最新リリースのディスコ向け12inchの紹介に加え、こういった80年代のHi-NRG~Popsのレアプロモを紹介するコーナーがあり、とんねるずの12も紹介され、現場では重宝してたみたいな記述があったような・・・
 ただ、こういった12は、当時の方が高額だったようで、いい意味で水商売のプライライン(?)だったそうですよ・・・

 んで、下は「笠井紀美子 / The Right Place」で、今となってはナイスなアーバン~ブギーサウンドで、かなり良い曲ですね(^0^)
 LPやEPと聴き比べをしてないのであれですが、USもJazz FunkやFushionっぽい曲の12は最高なのが多いので、こっちも12の方が良いですね~

 蛇足ですが、不思議なもので、コレ系の12は、YOKOさんがいたころの代々木ココナッツが熱くって、結構買わせてもらいました・・・YOKOさん、Mでもぜひ!


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 んで、最後は変化球で!

 上は、TUBEの前田さんと織田哲郎さんの企画ユニット「渚のオールスターズ」のプロモで、B面にはなんと「Season in the Sun」の英語バージョンが入った12です!
 これは7inchの正規盤もあるようで、そちらもレア価格だそうですが、同曲の12が、最高にカッコいいエディットなので、英語版もやっぱり12だな~と思います(^0^)

 そして、下は、変化球も変化球で、Winkの曲を日本企画で英語でカバーした「Yoo Yoo / One Night In Heaven B/W 寂しい熱帯魚」です・・・これも使えます!
 リリース元は、Winkが所属してたPolystarで、同社が企画したEurobeatのノンストップミックスのCD向けに企画された曲の、プロモシングルカットのようです・・・こういうのもあるんですね~

 今回の紹介では、割と70年代後半~80年代前半の曲を紹介しましたが、80年代中盤から後半、そして90年代前半ぐらいまでも、面白いプロモ12は結構あり、まだまだ堀っていく必要がありそうですよ!
 特に、ポップスレベルなんだけど、クラブに色気を出しちゃうと、ついプロモレベルで12を作ってることがあるので要注意です・・・最近は、ダンス甲子園でおなじみのインペリアルJB’sのプロモをゲットしてヤラれています(^0^)
 


 ではでは、こんなところで・・・

 なかなかブログの更新が上手くいかないけど、ライフワークなので頑張ります!

 あと、今回、一つ大きなヤマを越えたら、なんかレコ旅をしたくなりました・・・今年の夏は大阪にいけるかな?いや、行きたいな・・・??












Def Cut 「Strictly B-Boy Breaks Mix Tape #1 - First Strike」
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 え~、来週は出張があり、更新が出来なさそうなので、無理矢理(?)更新です・・・もうちょっと聞きこんでから紹介したかったかな?

 ただ、やっぱりこのシリーズはいいな~と思いました!!

 なお、実は、先週のテープセールでやっとテープが揃ったので紹介なのは秘密です(^^;)


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 今週は、私と同世代でHipHopを買ってた方なら「懐かしい!」と思う、ブレイカー向けミックステープ「Strictly B-Boy Breaks Mix Tape」を紹介しますね~

 このテープは、ブレイカーが好みそうなノリのよいHipHopやBreakbeatsを量産していたドイツのレーベル「MZEE」からリリースされたもので、00年代初期に、ブレイカー向けにリリースされたと思われるテープになります。

 このレーベルは、ドイツがスタートだったブレイクダンスの世界大会「Battle of the Year」と連呼して活動をしていたレーベルともいえ、オーナーの「Zeb.Roc.Ski (ゼブ・ロク・スキ)」さんの才覚により、世界中から人気があったレーベルかと思います。

 テープについては馴染みが無い方もいるかもしれませんが、上記のレコードを見たら「懐かしいぞ!」と思う方は多いのではないでしょうか・・・

 時期的には00年代初期、ちょうどアメリカのHipHopが従来のサンプリング的なグルーブを失う中で、このレーベルからリリースされる楽曲は、Middlde SchoolのHipHopのノリの良さをキープした感じがあり、ある意味で「DJ的に使える」曲が多く、大変人気でしたね。
 うん、やっぱりですが、このレーベルの中心的精神とも言える「Bボーイを踊らす」ということがフレッシュで、私も当時、ちょくちょく買ってましたね~

 なお、このレーベルのことなどは、以下の作品紹介紹介したので、ご参照くださいね~

 ● Zeb.Roc.Ski 「Ultimate Breaker Beats」


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 そして、このレーベルと言えば、リリースされたレコードに加え、今回紹介するミックステープ「Strictly B-Boy Breaks Mix Tape」が有名かと思います。

 このテープは、楽曲のリリースが軌道に乗り、世界的に知名度が上がってきた2000年ぐらいよりリリースをし始めたもので、聞いた話だと、全世界のBボーイやBガールたちの「最良の友」になっていたと聞いています。

 つまり、ブレイクダンスをするBボーイたちの「練習用テープ」として人気だったんですね!

 これは、世代や地域によって認識が異なるかもしれませんが、駅や町中の商業施設のオープンスペースで、夜になると、若者が集まり、ラジカセを1台置いて、ダンスの練習をしているイメージってありますかね?
 その際、ラジカセからは、終始ノリのよい、踊りやすいビートが欲しいわけで、こういった「練習用テープ」がプレイされていました・・・

 いわゆるストリートのダンスは、ある曲のイメージに合わせて、振り付けをしたダンス=型踊りと、その時のフィーリングで踊るダンスがあり、ブレイクダンスは比較的後者に近いかと思います。
 私としては、HipHopは型にはまらずフィーリングで踊ることが原点だと思っているので、特に一対一のバトルで踊るブレイクダンスは、後者のフィーリング、いやその時のインスピレーションで踊ることが大きいので、やっぱりHipHopだよな~と思っています・・・

 そして、練習用テープに話を戻すと、そのブレイカー達の気持ちを盛り上げつつ、踊りやすい内容にするために、一定のビートが維持された内容が求められます・・・

 つまり「ノリの良い選曲」と「切れ目のないDJミックス」が求められ、必然的にブレイカー向けのミックステープ=練習用テープとして、今回紹介するようなテープが珍重されていました。

 この練習用テープ、面白いもので、DJ的なラインではあまり流通されなかったことから、ブレイカー向けの洋服店などで多く売られており、日本でも、それ系のお店を中心に、国内~海外の作品が売られていたと記憶しています。
 DJ系だとDMRなんかは強めに販売していましたが、DJ向けのミックステープとは若干趣向が異なることから、意外とDJ系の方だと好んで聞いていたという方は少ないような気がします??

 この辺の話は、下記のMarさんの記事を参照ですが・・・それもあって、意外と中古では出にくいテープかな~と思っています。

 ● DJ Mar 「三度の飯よりBreakin' Vol,3」


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 では、作品の紹介です~ なんとなく聞いてよかった第1作目で紹介しますね~

 この作品は、同レーベルの看板アーティストの一人であるスイスの「Def Cut(デフ・カット)」さんが担当し、終始、Bが喜ぶノリの良い選曲と、いぶし銀なDJプレイが目立つ好作品です!!

 まず、選曲の傾向としては、同レーベルからリリースしていたようなB向けなHipHop~Breakbeatsと、Middle Schoolっぽいノリのよい既存曲を中心に選曲し、終始、足が止まらない選曲となっています。

 今回、トラックリストがないので、明確な話はできないですが、それこそ、Def Cutさんや仲間たちが量産していた楽曲を中心に、その合間で「Big Daddy Kane / Wrath Of Kane」とか「DJ Spinna / Rock」なんかの既存曲を選曲し、なかなかですよ・・・
 選曲的には、私が分からないマニアックなMiddleも連発し、DJ的な視点でもかなり楽しめる作品となっています。

 そして、このテープの肝は「ノリの維持」、そして「テンションを上げる」ための選曲とDJミックスだと思います。

 とにかく、聞いてると・・・気づいたら体が動き、要所要所でB魂をグッと盛り上げる選曲があるのが上手いです!!

 テープでは、あまりBPMの変化を入れず、とにかくダンサーが踊りやすいグルーブを維持しつつ、イメージとしては10分に1回ぐらいの感覚で、気持ちを鼓舞する選曲の山谷が織り込まれており、これが上手いっす!

 うん、明確に選曲の流れが理解できなくっても、ストリートで踊っているブレイカーの足を止めさせないのが秀逸で、何度も何度も聞いてたら、気づいたらみんながその盛り上がるところで、一緒にボムな技を入れてくる感じがします・・・これは、なかなか作れそうで、作れないグルーブです!



 かなりざっくりとした紹介ですが、このシリーズのテープはどれもお勧めです!

 ただ、意外と巡り合えないので、気になる方は頑張って探してくださいね~





<Release Date>
Artists / Title : Def Cut 「Strictly B-Boy Breaks Mix Tape #1 - First Strike」
Genre : HipHop、Breakbeats・・・
Release : 2000年
Lebel : MZEE SBBT-001

Notice : シャウトアウトについて
 作品中、何人かシャウトアウトが入っているですが、なぜかJeru The Damaja(!)からDef Cutさんに贈られたシャウトが入っています・・・
 ブレイカーはあまり反応しないかもしれないですが、私は反応してしまいましたので、メモとして残しておきます・・・




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<独り言>

 今週はお休みです・・・連休が終わり、割と仕事モードになっています(^^;)












DJ S&S 「Old School Classics (Part 4)」
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 久々のTape Kingzもので、定番のOld Schoolもの・・・

 やっぱり、私は、こういった「Old Schoolもの」が好きなんですね・・・春を超えて、初夏の陽気には、NYド直球なOld Schoolが良いですね!!

 んなわけで、未紹介だったこのお方のテープを紹介です!


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 今回は、NYのベテランDJである「DJ S&S (えす・あんど・えす)」さんのオールドスクール・ミックスを紹介します!!

 まず、S&Sさんのことをサクっと紹介をしておきましょう・・・

 S&Sさんは、Uptownを中心に90年代初期から活動をしていた(?)DJで、マイク使いも堪能なNYのHipHop系DJになります。

 なかなか情報がない方なので、後で紹介する小林さんの本からの情報を中心に紹介すると、Kid CapriのDJに憧れてDJになったそうで、私としてはNYのミックステープ1.5~2世代の重要人物だと思っています。

 S&Sのカプリ話は凄く良くって、小林さんの本によれば、今回のテープのようなオールドスクールもので取り扱われているメローな古いR&Bなどを、HipHop流に調理してプレイしたカプリやブルーシー・Bのテープを次のように評しています。

 『あの当時、スロウ・ジャムが存在したのは、自分の彼女といる時だけだった。それを彼らは、ベンチに腰かけて聞いていた俺たちを「おおお!」と、全員立ち上がられせるような曲として響かせたんだ。しかも、そこにしゃべりを被せたり、見事なサウンドに仕立てて』

 S&Sさんも、カプリが実践していた、野郎どもを立ち上がらせる「HipHop魂」をミックステープに詰め込むことに影響を受けたんでしょうね・・・やっぱり、カプリは偉大ですね~

 そして、このテープでも、そのHipHop魂というのでしょうか、スローな曲を含めた「古い歌モノ=オールドスクール」をHipHop流に調理し、S&Sさんの黒さが光らせた内容になっています・・・
 うん、この作品を聞いているだけでも、S&Sさんが、カプリが好きなんだな~というのが、手に取って分かる内容で、最高に素晴らしいです!!

 なお、タイトルの「Old School(オールド・スクール)」についても、少し説明をしておくと、70年代~80年代のSoul、R&B、Dance Classicsなどの「古い歌モノ」を、HipHopマナーに従って選曲/DJミックスをしたものを、通称でこのように呼んでいます。
 それこそ、現在の流れから分かりやすい表現をすると、70~80年代の西城秀樹さんの楽曲を、MUROさんの手によってDJプレイをしたら、最高にダンサンブルな曲になる・・・みたいに、古臭くて見向きをされなかった曲達を、HipHopの手法によって蘇らせた、いや、本当の魅力を輝かせた作品になるかと思います。

 そして、この手法を広めたのは、前述した「Kid Capri(キッド・カプリ)」になるので、このオールドスクールものについてもっと詳しく知りたい方は、以下の作品紹介をご参照ください!!

 ● Kid Capri 「Old School Vol.1」


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 そして、S&Sさんが「ミックステープ1.5~2世代の重要人物」であることも、紹介しておきます。

 私としては、ざっくりとですが、1980年末から2000年前半までのNYのミックステープなり、ミックステープ文化は、以下のように世代が区切られるのかな~と思っています。
 
 第1世代 DJミックスが「DJの作品」として流通させた時期・・・Kid Capriなど

 第2世代 ストリートのスピーカーとして、いち早く新曲を伝えた時期・・・S&S、Clueなど

 第3世代 アーティストとDJがタッグを組み、アーティストのプロモーションをバックアップしてた時期・・・Kay Slay、Green Lanternなど



 異論もあるかと思いますが、ざっくりと書くと、こんな感じになります・・・

 そして、今回の主役のS&Sさんは、この第1世代と第2世代の中間で活躍してた方かな~と思っています。

 特に「第2世代」が重要です・・・この時代は「いかに新曲を早く収録するか」が重要で、NYらしいのがその新曲の「流出」なり「強奪」があったことです。
 そして、そういった誰もプレイできない新曲をいち早くプレイしていたDJがS&Sさんでした。

 この辺の話は、小林雅明さんの「ミックステープ文化論」に詳しく記載がされており、度肝を抜いたのが、写真の「DJ S&S & DJ Graig G / NIggas Don't Give A Fuck」に収録された「Nas / Understanding」という曲でしょうか!
 HipHopマニアなら「あの音の悪いブート版のね」と思うアンリリースの1曲ですが、S&Sのは異様に音が良い状態でミックステープに収録されていて、当時、どのDJからも「なんでそんなに良い音のを持ってるんだ!」とボムらせたそうです。
 それもそのはず、S&Sさんが、レーベルの事務所に曲のリークの交渉(?)に行ったら、A&Rから断られてしまったけど、そのA&Rの机にマスターのDATがあり、それを手持ちのDATと入れ替えて、この曲のマスターを入手した・・・そうです。

 いやいや、こういう話を聞くと、NYのHipHopの底深さを感じますよね(^^;)

 この他にも、「Craig Mack / Flava In Ya Ear」をリリース前にPuffyから直接依頼を受けて、ミックステープに入れて世間をボムらせたり・・・ミックステープが、ストリートをボムらせるための「スピーカー」であったことを推し進めたDJの一人がS&Sさんだったと思います!!

 なお、小林さんの本、ほんと貴重な情報が多いので、テープやHipHopに興味がある方は、ぜひ、ご一読くださいね!!

 小林雅明 「ミックステープ文化論」


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 では、作品の紹介です~

 この作品は、1994年に作られた作品になり、テープを聞いていると、オールドスクールモノの第4弾になるようです・・・
 海外サイトの情報では、別ジャケで第4弾としてリリースしていることから勘案すると、白黒ジャケは、ある意味で「ベストセレクション」として再発された作品になりそうですね?

 まず、選曲やDJプレイについては、カプリ・マナーに忠実というか、カプリにヤラれたBなら「ど直球な内容」で最高すぎます!!

 それこそ、A面イントロでは「Kool & The Gang / Summer Madness」をバックに、NYらしいマイクシャウトアウトからスタート・・・もう、カプリというか、真っ黒でグッときます!
 S&Sさんのマイク、ほんと黒くって、太くって最高で、このSummer Madnessの部分でも、NYの有名FM局「KISS」へのシャウトだと、KISS FMと言う前に「キス音」を立てて煽ります・・・もう、こういったDJのマイク使いは、NYのDJにしかできない伝統芸能ですね(^0^)

 また、定番のメドレーであれば、楽勝で「Jackson 5メドレー」をかましてきたり、ピーク曲の盛り上げ方なんかも上手いし、この基礎力の高さにはヤラれます!
 それこそ、カプリも愛したクラシック「DeBarge / Stay With Me」なども、プレイの仕方が最高で、聞いてるとつい盛り上がってしまいます!

 その一方で、NYらしい渋い曲のプレイも見受けられ、隠れたNYスロークラシックである「Lillo Thomas / Holding On」などを選曲してくるのは上手いっすね・・・
 さらに、この後はAl Greenメドレー(!)に行くのですが、黒いスローのグルーブの作り方は本当にうまいですね~


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 そして、作品の内容をもう少し深く掘り下げると・・・やっぱり「豪快さ」が味(味)になっているのがイイですね~

 例えば、クラッシックな「Jocelyn Brown / Somebody Else's Guy」であれば、イントロのアカペラ部分から入れてくるのですが、ドラムが入る前の「♪が~~~~い」の「~~い」からカットインをしてきます・・・
 ただ、これがメチャクチャ最高で、DJミックスなら失敗とも言えるミックスですが、むしろS&Sのグルーブの中で聞くとむしろ最高で、この豪快さが味になっちゃうのが衝撃です・・・

 さらに、この「豪快さ」を広げると、いわゆる「針飛び」をしてもファンクで押し切って「味(あじ)」にしちゃうのも最高です・・・

 例えば、「Alicia Myers / You Get the Best from Me」では、ガッツリと飛ばしつつも、マイクで「Excuse That、Excuse That (意訳:ごめんね、ごめんね~)」と入れてきて、それだけで、針飛びがむしろ「味」になっています・・・
 これ以外にも、やはり、ノイズ音やチリチリ音がするレコードでも普通にプレイしてて・・・カプリもそうだったように、「細かいことは考えるな!俺の音を聞け!!」なファンクが満載で、ヤラれます・・・


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 そして、これらの良さを総合的に出したのは、B面後半のこの2曲かな~と思います。

 前曲は「Denroy Morgan / I'll Do Anything For You」をファンキーにプレイする中で、おもむろに音を全てカットしつつ、マイクで「♪ベースライン~」と入れながら、ファットなイントロベースラインが印象的な「Michael Jackson / Don't Stop 'Til You Get Enough」をカットイン・・・もう、カッコよすぎる!!
 そして、そのままマイケルの本編に行くと思ったら、すぐに大名曲「McFadden & Whitehead / Ain't No Stoppin' Us Now」の中盤のブレイクにすぐにカットイン・・・あの、秘められた熱のあるクラップに乗せられつつも、聞いている者は焦らされます・・・
 その後、ブレイク部分を黒く2枚をしつつ、ころ合いを見てAin't Noのサビにカットイン・・・もう、現場で聞いてたら大爆発です!!

 マイク、焦らし、2枚使い、絶妙な展開・・・ほんと、NYで切磋琢磨した「技」がここに集約されています・・・

 うん、これこそ「HipHop」です・・・誰が何というとも、そこに「ファンク」があるのが「HipHop」です!!

 もう、聞いててS&Sさんのプレイにメロメロになっている自分がいました・・・



 ザーッと、書きましたが、「!」が多い紹介なので、私がどれだけ「好きか」分かる作品かは分かるかと思います(^^;)

 テープの入手は難しいけど、この辺のTape Kingzの音源は、海外の方が熱心に音源をアーカイブしているので、興味がある方は聞いてくださいね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ S&S 「Old School Classics (Part 4)」
Genre : Soul、R&B、Dance Classics、HipHop・・・
Release : 1994年
Lebel : Tape Kingz No Number




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<独り言>

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 やっぱり、この紙の「1番」が私らしい(?)ですね・・・(^^;)

 GWは積極的に行けなかったユニオンのセールの報告です~

 今週の土曜日、下北沢ユニオンのクラブ店で、突然、テープセールを開催するアナウンスがあり、喜んで参加してきましたよ~

 ● 5/11(土) HIPHOP USED TAPE SALE!!!


 今回、事前アナウンスを見た人でも「そんなにゴツいのはないよね?」と思っていたかと思います・・・

 ただ、私としては、直感で「絶対1番に並ぶ!」と思ってしまいました・・・それだけ、欲しかったテープがあったんですね(^^;)

 そんなわけで、当日は9時10分には到着・・・良かった、1人だ・・・

 ただ、少ししたら、やっぱり猛者が到着・・・あっ、マサキさんだ!!

 前回の新宿のセールでは、マサキさんに1番を渡していて、実はちょっと悔しかった(笑)ので、今回は1番が取れてよかった・・・

 んで、そこからが嬉しい時間・・・マサキさんと濃いHipHop談義に華を咲かせ、セール待ちをしてました(^0^)
 やっぱり、この時間は重要です・・・また、色々と刺激を頂いてしまいました!

 そして、11時30分、マサキさんの後輩である「うめda詩学」さんも合流し、3人で平和的な鉄火場へ・・・
 一応、こういう時は、マサキさんが手を付けないのは知ってても、一人鉄火場状態で目的物を真っ先に捜索・・・無心でサーチし、見つけたら即カゴへ・・・意外とドキドキしますよね(^0^)

 んで、釣果は以下の通りです~


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 えっ、たったコレだけ?と思うかもしれませんね・・・個人的にはボムでした!

 今回、Akira Imaiさんなどが積極的に作っていた懐かしのジャンル「2 Step(ツー・ステップ)」のテープで、知らなかったテープが割と出てて、それが欲しくて参戦していました!
 お陰様で、それ系は全部回収・・・Jazz Brothersの竹花さんの2 Stepというボムもあり、やっぱり並んでよかったな~と思いました(^0^)

 また、嬉しいというか、やっぱり「我々は掘り師ですね!」と感じてしまったこともあります・・・

 左下の黄色のテープは、当時、ブレイクダンサーの間で重宝された海外のブレイカー系ミックステープ「Strictly B Boy Breaks」で、私は、これの黄色の6番が揃えばコンプだったので、これも狙っていました。
 ただ、事前のマサキさんとの打ち合わせでは、マサキさんもコレを狙って参戦とのこと・・・ただ、今回はなぜかこの黄色が2本出品で、無事に二人で目的物をゲットできました・・・

 なんか、同じものを狙っているというのは、本来は嬉しくないことなんだけど、こういう時は嬉しいですね・・・

 あっ、今度、このシリーズが揃ったので、ちゃんと紹介しますよ~


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 そして、今回のセールでは、こちらのテープもボムでした!

 マサキさんから、新作テープの特別アドバンスを頂戴しました・・・もう、最高に嬉しいです!!

 1月のセールでも「MTTさんがいるだろうから作ってきました」と粋な計らいで頂きましたが、今回も頂けるとは思いませんでした・・・もー、マサキさん素敵すぎます!!
 それも、前日に近所のスーパー(?)に、ブランクのテープを買いに行かれ、私のために作ってくださったとのこと・・・恐縮すぎて、頭が上がりません!!

 なお、今回のテープは、6月発売予定の新作で、マサキさんらしいドープなビートと、ドープなライムでなかなかな作品のようですよ・・・

 ここ最近のマサキさん、東欧や東南アジアのHipHopアーティストとリンクをし、ワールドワイドな地下HipHopを、愛をもってクリエイトされてて、ほんと頼もしいです・・・
 
 ぜひ、興味のある方は、震えて待っててくださいね・・・

 ● Masaki On The Mic さんのTwitter 

 ● 新作「Bones Trackz 048 "CASSETTE TAPE"」


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 そして、今週は、実は「もう一作」頂き物がありました・・・こちらも内容が最高でした!

 レゲエ系ライターとして孤軍奮闘しているソロバントンさんから「MTTさんに聞いてもらいたい和物ミックスがあるのですが、聞かれませんか?」と連絡があり、データを聞かせてもらったら卒倒した作品です・・・
 そして、あまりにも内容が良かったので、製作者のMon-PさんよりCDを送っていただきました・・・これはヤバいです!!

 まず、Mon_Pさんの紹介や、この作品のことを紹介をしましょう・・・

 Mon-Pさんは、大阪で「SOUND Resistance(サウンド・レジスタンス)」というレゲエ・クルーのセレクター/MC/プロモーターをされている方で、レゲエだけでなく、DiscoやBlack Music、そして和物など、幅広いジャンルを選曲されているそうです。
 そして、今回は、クルーの各メンバーが自分たちの名刺代わりにミックスCDを作ろうとのことで、その第1弾として作られたのがこの作品で、コンセプトは「ふっとした時に、また聞きたくなるようなMIX」とのことです。

 そして、肝心な内容が、和物でも、2010年以降の日本のクラブミュージックやポップスを、レゲエの視点で選曲/ミックスをした奇跡の作品でした!

 Mon_Pさんも意識されたのが、レゲエ特有の「裏打ちのリズム/グルーブ」を切り口に、様々な和物を時にクールに、時に優しく選曲されてて・・・とにかく最高な作品です!
 それは、ここ最近は活動していないレゲエクルー「The Marrows」さんの作品を聞いてたのと同じ魅力がありました・・・この作品は、レゲエの強みを生かした「グット・ミュージック」を奏でる作品ですね・・・

 特に、CDを頂く際、Mon-Pさんから直筆のお手紙とトラックリスト(!)を頂戴し、素直に「この方は音楽がすきなんだ」と感じてしまい、さらに作品の魅力にハマりかけています・・・
 そして、私らしく、収録曲が欲しくなる病が始まっています・・・もう、その時点でMon-Pさんの勝利です(笑)

 今回、私としては「目からウロコ」が多い作品でした・・・

 それは、二つ理由があります・・・

 一つは、私自身が、ある時期から新しく作られた楽曲を追わなくなってしまい、今回選曲された日本の音楽をスルーしていた中で、これらの曲の「魅力」を分かりやすく提示してくれたことです。
 分かりやすく書くと、七尾旅人さんのRollin' Rollin'は、スルーしてました・・・ただ、この作品を通して聞くと、ほんといい曲だ・・・やっぱり優秀なDJのプレイにより、その曲の魅力に気づかされることは重要ですね!
 
 そして、もう一つは、やっぱり「レゲエ」というグルーブは、比類しない存在であり、もっとそのグルーブを自由に広めるべきだ、と思ったことです。
 今回、Mon-Pさんのミックスを聞いて、レゲエの奥深さといんでしょうか、人間が「気持ちいい」という部分を、自然に「気持ちよく」プレイしてて・・・このDJのグルーブは、もっと広めるべきだな~と痛感しました。
 
 少し話題がそれますが、昨日、知り合いと渋谷で会うことがあり、なんとなく私が行ってみたかったDJ Bar「Bridge」に、その知り合いを連れて行ってみました・・・
 Bridge、言わずと知れた村田大造さんの系列店で、大好きなContactと同じ系列です・・・もう、その時点で信頼で、音も雰囲気も当然ながら素晴らしかったです。
  そして、入ってしばらくすると、今日のDJである長谷川賢司さん(!)がプレイを開始しはじめ、1曲目からレゲエ・・・もう、賢司さんがプレイした瞬間、その世界に引っ張られてしまいました・・・
 賢司さんは、その流れで「Grace Jones / My Jamaican Guy」につなぎ、だんだんとガラージラインにしていきましたが・・・全然知らない曲でも、ほんとに音楽が好きな人が「レゲエ」をプレイすると、ここまで気持ちいいんだな~と思いました。

 今回、Mon-Pさんの作品を聞き、当然ながら日本の楽曲の良さも痛感しましたが、音楽や文化として「レゲエ」って素敵だな~と思いました!

 Mon-Pさん、そしてSOUND Resistanceさんにおかれては、ぜひ、今後も、ジャンルの壁に関係なく、レゲエのグルーブで、素敵な音楽を奏で続けてくださいね!!
 また、この作品のことは、ソロバンさんのブログにも詳しく紹介がありますので、気になる方はご確認ください!

 ● Mon-Pさんのインスタ

 ● ソロバンさんの紹介記事


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 では、最後は、分かる人には分かる下北沢の青い空です・・・

 最近、年をとったせいか、単純に青い空が見えると嬉しいです・・・
 単純に思うこと、単純に感じること、そして、単純に行動すること・・・単純を愛する毎日は、実は贅沢かもしれませんね・・・

 ではでは、また来週です~