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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Saitoh 「Pop On Classic Vol.1」
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 え~、先週、何となく「ミックステープを聞くこと→ブログで紹介すること」を「計画的にやってみよう」とつぶやいてみたので、今週は実践し、久しぶりの1週間更新です(^0^)

 計画的と言っても、結果的には家で聞いている時間を増やしただけですが、聞いてる時間が増えれば増えるほど、紹介に向けて作業を進みます・・・そうか、聞くことが大切だったんですね~
 
 そして、今回は、GWあたりに家掘りをしてて発見し、聞いてみたら「最高じゃないですか!」となった1本のご紹介です!!


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 今回は、謎のDJである「DJ Saitoh(サイトー)」さんによる、パーティーブレイク満載な良作のご紹介です!!

 まず、Saitohさんですが、色々と調べた結果、おそらく現在は有名アパレルメーカー「URBAN RESEARCH」のPRマネジャーである斎藤悟さんという方のようです・・・

 以下、その斎藤さんの略歴を紹介しましょう・・・
 
 横浜出身の斎藤さんは、大学時代に住んでいた大阪でDJ活動をスタートされ、その後、大阪におられたからか、大阪が発祥の地であるURBAN RESEARCHに入社され、その後、同社の発展を広報担当者として支えてきたお方になります。
 DJ活動においては、大阪時代から盟友だった田中知之(FPM)さんとパーティーを開催してて、その時点で只者ではないですね・・・なお、断片的な情報ですが大阪のHawaii Recordsの掲示板で名前が確認でき、なかなか大阪の濃いところでDJされていたのかもしれないですね。

 ただ、今回の作品を聞いてて「バチっ」とハマったのが「大阪~関西でDJをしていた」ことです。

 この作品、聞いていると、それこそ京都のUlticut Upsのような「ファンキーなビートを主体としたオールジャンルミックス」の流れを汲んでいて・・・もう、裏Ulticutと言っても過言でないくらいファンキーなんです!!
 まあ、大阪の人が全て「ファンキー」とは言い切れませんが、東京以上に濃い音楽愛をお持ちで、それこそ先日紹介をしたDJ Koohさん、そして私がフェイバリットなDJ Paulさんなどのように、幅広い選曲を駆使しつつ、どこかファンキーなグルーブがあるところは関西らしく・・・この作品にも、そのらしさが表現されていました!

 では、作品紹介です・・・その前に個人的な蛇足を・・・

 上の写真は謎ですよね・・・写真の左は完全なジャケットで、右はなぜか表面ジャケがカットされ、トラックリストだけ残されている状態のジャケです・・・

 実は、これらは私の手持ちのテープで、こういった状態のテープなので、自宅のテープ収納ボックスの別々にこのジャケのテープが収納されていて、先日の自宅掘りの過程で、同じテープを2本持っていることが分かり、ちょっとシュンとしました(^^;)
 というか、トラックリストのみのテープを先に聞いて「これはヤバい!→たぶんトラックリストだけ持ち歩くため、ジャケをカットしたのだろう→ジャケ付きも欲しい!」と思った矢先、普通に他の箱を整理していたら出てくる神モードでした・・・

 う~ん、ツイているのだろうか・・・そう思おう!(^0^)


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 では、作品の紹介です~

 前述した「裏Ulticut」と言っても過言ではないぐらいUlticut Upsがプレイした曲や、更にさかのぼるとMUROさんがSuper Disco Breaks等でプレイした曲のような・・・ある意味で「イキのいい曲」をオールジャンルで選曲しており、大変ノリのよい作品となっています!

 まず、選曲面の紹介をすると、Ulticut~MUROさんをお聞きの方であれば、つい反応しちゃう曲が多く、個人的にも首を振りまくりでした!!

 それこそ、900number使いで人気な「Chad Jackson / Hear The Drummer」のような旧譜や、当時ヒットした人気ブレイクビーツ「A-Skillz & Krafty Kuts / Tricka Technology」のような当時の新曲を折り交ぜ、ファンキーな世界を披露します!

 また、結構マニアックな曲も多くYou'll Like It Tooのビート使いが有名な好Remix「Shakatak / Mr Manic & Sister Cool(Manic Cuts)」や、Funky Drummer使いの「MAFIA / ABC」など、渋いところも突いてきます・・・特に、ABCは、Ulticutも使用していた後半にあるPEのラップやCheryl LynnのEncoreをブレンドした部分を選曲してて、上手いな~と思いました。

 UlticutやMUROさんは、こういったマニアックな曲の美味しい部分をチョイスして、BPMアップやミックスのタイミングを工夫することで、プレイした曲を光らせていました・・・
 Saitohさんにおいても同じ姿勢があり、ドマニアックな曲がカッコよく聞こえる選曲とDJプレイがあり、素晴らしいです・・・個人的にはABCの後にEncoreのメロディーを使って、同じくFunky DrummerネタのEncoreのカバー曲に繋いでいくのにヤラれました!!


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 さらに、DJミックスの部分も相当凝ってて、メガミックス的な手法が随所に見られ、大変上手いです!

 それこそ、B面では、定番ブレイク等の上にSaitohさん自らがブレンドミックスした曲(?)が数曲披露されてて、B面の最後では、Hihacheの上で「Sister Sledge / Thinking Of You」や「The Style Council / The Lodgers」のフレーズをちりばめた曲を披露してて素晴らしいです!

 また、こういったメガミックス的な仕掛けの延長で、効果的な2枚使い、スピーディーな選曲など、作品全体がマスターミックスのように緻密に作られており、この辺もグッときます・・・

 特に、選曲の話にも繋がりますが、全体的に定番ブレイクをネタにした曲を多く選曲しており、それらのブレイクが同じ曲を連続してプレイする中で、曲のグルーブ(ドラムのグルーブ)が失われないように、緻密にDJミックスしているのも上手いっすね・・・



 作品紹介は以上となりますが、この作品はUlticut~MUROさんがお好きであれば、直撃な作品となっています(^0^)

 うまく説明ができないですが、作品全体の「ファンキーなグルーブ」はSaitohさんオリジナルで、他のミックス作品があれば是非聞きたいなぁ~と思ってしまいます!!
 
 気になる方は探してみてね~





<Release Date>
Artists / Title : DJ Saitoh 「Pop On Classic Vol.1」
Genre : HipHop、Breakbeats、Funk、Disco・・・
Release : 2003年~05年ごろ
Lebel : No Lebel No Number






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<独り言>

 今週はお休みです・・・

 東京の感染者が減らないどころか、増えているのが心配です・・・

 早く、大手を振って外を歩きたいな~っと!






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DJ Kensei 「Phat Pockets」
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 え~、ブログの更新がサボリ気味ですね・・・

 下の独り言にも連動をしますが、時間はあるんだけど、ミックステープを聞いたり、ブログの更新作業に「やる気」が起きずな状況が続いています(^^;)

 では、愚痴はひとまず置いておいて、ミックステープの業界の中では屈指のレアテープのご紹介です~


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 今回は、あの「DJ Kensei(けんせい)さん」が、大ヒットしたポータブルプレイヤー「Shock Wave(ショック・ウエーブ)」のノベルティーとして作ったとされるミックステープを紹介します!!

 まず、Shock Waveですが、そのゴツいボディーとファットな音質から、90年代後半にHipHopが好きな若者に大ヒットしたカセットテープの携帯用再生機器になります。

 時期的にはMDのような小型な再生機器も出ていましたが、当時のB達は、必要以上にデカいShock Waveにお気に入りのミックステープを入れて、街を闊歩していたもの・・・私もその一人でした(^0^)
 もう、Shock waveで聞くミックステープは最高の一言で、これがあったから「日本でHipHopが根付いた」と言っても過言ではないでしょう・・・ほんと、重要な存在でした!

 Shock waveについては、以下の記事で真面目に紹介しておりますので、ご興味のある方はどうぞ~

● 素晴らしき「Shock Wave」の世界


 そして、今回のテープは、Shock Waveの製造元であるPanasonic(旧松下電器産業)が、どうやら販売促進の一環で作ったもののようです・・・
 明確な情報がないため、詳細は分からない部分もありますが、時期的には1997年ごろ、イベントなどで配布をしていたようです・・・

 当時の松下といったら、大手も大手の会社ですよ・・・その会社が「ストリートなミックステープ」を販促品として作っていたことは衝撃ですね!
 選曲的には著●権がグレーになっているミックス作品ですが、Shock WaveのHipHop性を強くアピールするには、こうしたストリートなミックステープが最適でしょう・・・企画を通した人は偉いです!!


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 そして、担当DJをKenseiさんにしたのも最高ですね!!

 Kenseiさんと言えば、この頃は「HipHop系のミックステープ」を作らせたら右に出る者はいないぐらいの重要人物で、黎明期だった日本のミックステープシーンを更に広げた存在と言っても過言ではありません!

 それこそ、日本語ラップの魅力を全国に知らしめた「Ill Vibes」は有名だし、MUROさんと共演したCiscoのノベルティー「Nine-Seven Winter Hip-Hop Sale」でのゴリゴリなプレイも最高だし・・・ほんと、みんながKenseiさんのプレイを聞いて首を振り、影響を受けたと思います!!

 また、HipHopらしいファットな曲をタイトな2枚使いでカッコよく演出し、ある意味で「日本人が聞きやすいHipHop」を示してくれた点は大きいですね・・・ほんと、Kenseiさんのプレイは、不思議と首を振ってしまいます(^0^)

 そんなKenseiさんが「Shock Waveに合うHipHop」をテーマにして作られたのがこのテープになります!


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 まず、この作品、個人的に熱いのが、Kenseiさんのミックステープにおいて、意外とテーマにされていなかった「90年代New School以降のHipHop」、それこそ冬のNYに合いそうなワンループなHipHopを中心に選曲してて、首振りが半端ない内容となっています!!

 選曲的には、例えばこのカテゴリーを代表するDJ Premierの仕事が光った「Jeru The Damaja / Come Clean」や、Les DeMerleのループが最高な「O.C. / Time's Up」等・・・いやいや、最高です!!

 また、ニヤっとする選曲も多く、それこそ写真下のATCQのScenarioであれば、このB面に収録された「A Tribe Called Quest / Butter」を選曲しています・・・こういう裏をかいた選曲や、あまり知られていない良曲のチョイスは流石です!!
 さらに、関連繋ぎを多用してて、この選曲の後は、メンバーのQ-Tipが参加した「Jungle Brothers feat. Q-Tip / On The Road Again」を選曲・・・他の所では、さりげなくWuメドレーをしてる選曲もグッときました!

 そして、Kenseiさんらしいのが「2枚使い」でしょう!

 聞いてて「気持ちいいところ」で2枚使いを入れてきて、結果的にその楽曲の良さ、さらにはミックス全体の良さを引き上げていくのが素晴らしいです!

 例えば、「O.C. / Time's Up」の出だしのラップ(♪You lack the minerals and vitamins, irons and the niacin)をタイトに2枚使いしています・・・O.C.のボキャブラリーの多様さ(科学用語で韻を踏む?)を示したパンチラインで、私も空でラップが出来るぐらい好きなラップです・・・
 そして、Kenseiさんはこの部分を2枚使いするのですが、2枚使いをすることでこのライムの良さ(特にメロディー的な部分)が際立ち、凄い聞いてて気持ちいいんですね・・・こういった部分がKenseiさんの凄さだと思います!!

 また、「Jeru The Damaja / Come Clean」であれば、印象的なループのビートからミックスし、ころあいの良いところで本編のラップに戻しています・・・
 Kenseiさんは、こういったイントロ戻し的な構成替えのDJミックスを多用してて、これも上手いっすね・・・Kool GのIll Street Bluesのイントロ戻しも最高です!!

 先ほど「日本人が聞きやすいHipHop」と書きましたが、Kenseiさんの間違えない選曲やカッコいいDJプレイによるところが大きいんですよね・・・

 なんでしょう、KenseiさんのDJを通すと、英語が分からない日本人にでも「HipHopのカッコよさが分かる」んですよね!!

 

 サクっとした説明になりましたが、わずか40分程度のミックスに、Kenseiさんの良さが詰まっており、大変素晴らしい作品となっております!!

 入手するのは相当大変な逸品ですが、気になる方は探してみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kensei 「Phat Pockets」
Genre : HipHop・・・
Release : 1997年ごろ
Lebel : Panasonic No Number


Notice : Track Listについて
 トラックリストがない作品なので、作品を聞いた上でトラックリストを起こしてみました・・・間違っていたらすみません。
 なお、A面→B面と続いているミックスになっていますよ。

Redman / How to Roll a Blunt
Jeru The Damaja / Come Clean
Smif-N-Wessun / Bucktown
Black Moon / I Got Cha Opin (Remix) 
Ill Feat. Al Skratch / Where My Homiez? (Come Around My Way)
Kool G Rap & DJ Polo / Ill Street blues
O.C. / Time's Up
Gravediggaz / Nowhere To Run, Nowhere To Hide
Raekwon / Ice Cream
Wu-Tang Clan / C.R.E.A.M.
GZA / Liquid Swords
Artifacts / Wrong Side Of Da Tracks
A Tribe Called Quest / Butter
Jungle Brothers feat.Q-Tip / On The Road Again
Black Sheep / Without A Doubt
The Beatnuts / Get Funky (Remix)
Group Home / Supa Star
The Notorious BIG / One More Chance (Remix)
Craig Mack / Flava In Ya Ear (Remix)
Mobb Deep / Shook Ones, Pt. II


Notice : 謎の別バージョン

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 今回の紹介したテープは、US産に多い「紙製のケース」に収まっているものですが、私が入手したテープでは、Kenseiさんの写真をジャケットにしたバージョンもあります。
 写真屋さんで印刷した写真を折ってジャケにしており、そのデフ仕様に悶絶ですね・・・写真は先ほどKenseiさんの紹介写真として利用したもので、Kenseiさんのサイン入りとなっております。

 なお、写真において、Kenseiさんの後ろにはサウンドシステムらしきものがあり、切れている文字から推測すると大阪の「Killasan Movement」のシステムのようです!
 あと、先日、KenseiさんのTweetによると、1996年にリリースしたWild Pitchのオフィシャルミックスの写真では、見切れているけど、Kenseiさんの横にBig Lがいたという情報にグッときました!






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<独り言>

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 まず、まず・・・私事で恐縮ですが、今月の前半で40歳になりました・・・

 誕生日当日、部下のみんながサプライズでケーキを買ってきてくれてて、恥ずかしながら4本のローソクの火を消しました・・・ちょっと恥ずかしいけど、嬉しかったなぁ~(^0^)

 月並みな話ですが「気づいたら40歳になっていた」というのが実感で、健康なまま、こうして生活できていることは喜ばしいことなんでしょうね・・・

 ただ、今週、運転免許の更新にいき、撮影した顔写真を見比べてみると、顔がふっくらしてるんですよ・・・ああっ、これが40なのかと思ってしまいました(^^;)
 考えてみれば、仕事で遅くまで残業するのは苦ではないけど、お酒の二日酔い率が高まってて、ああ、体は老いていってるのかな~と思うと、少し寂しいです・・・

 あと、年を重ねれば重ねるほど、このブログで大々的に披露している趣味事への熱意が、30代と比べると少し変わってきたな~と思っています。
 それは、感覚的なことで、薄れた・枯れたとは違うんだけど、どこか燃えない感じがあるんですよね・・・自分でも言葉に出来ないのですが、なんか違うのです・・・

 その辺があって、ここ最近、ブログの更新に熱が入らないようです・・・すみません・・・

 ただ、今後も40代らしい楽しみ方で、ブログの更新をしていきたいと思っています!


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 そんなわけで、たまには自分へのご褒美をと思い、今週末は渋谷→下北→新宿とユニオン行脚に出かけました!

 おかげさまで、今週は結構買えて、気分転換に聞いてたMUROさんのICE97でプレイされていたDon Blackmanが急に気になっていたら、割と安価に売っていたのでUSオリを大人買い・・・自分への誕生日プレゼントにしよう!
 ただ、40代になると記憶力が薄れるのでしょうか、「Mohawks / The Champ」のUK12を持ってないと思って買ったら、家に同じのがありました・・・このレコ君は、ポジティブシンキングで「(絶対にやらないけど)2枚使い用」としました(^^;)

 あと、業界的には「銀ジャケに外れなし」との先輩たちからの教えに従い、新宿の某店で抜いた写真下の銀ジャケ・・・なんと、日本語R&Bの初期より活動をされている「double」さんのアルバム「Crystal」のプロモのみの2LPです!
 まだ、お姉さんのサチコさんがご存命の時のアルバムで、近年になり、アドバンスのカセットテープ(黒色のね)を聞いて、彼女たちにしか出せない艶やかさがイイな~と思ってたので、レコでゲットできたのは嬉しいです(^0^)

 あっ、今回のKenseiさんのテープも銀ジャケだ・・・やっぱり、銀ジャケは偉大だな~


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 あと、レコード業界において重要な話も・・・

 今月に入り、渋谷を代表する中古レコード/CDショップ「Recofan」の渋谷Beasm店が閉店するとの発表がありました・・・さみしいですね・・・

 皆さんと同様で、近年は行く回数が数か月に1回程度に減っていましたが、渋谷を代表するお店が無くなるのは残念ですね・・・

 私自身、渋谷レコ村が黄金期でした90年代末~00年代初期は、渋谷に行った際には必ず訪れて、色々と買ってたな~と思い出しました。

 もちろん、100円レコードにハマった時期は手を真っ黒にしながら掘ってたし、渋谷じゃないけど、横浜のレコファンで大神の12inchを300円で抜くという奇跡があったり・・・色々とイイ思い出もあります。
 そして、ミックステープについては、あまり中古で出ることがなかったけど、ヒョコっと出るときもあり、Komoriさんのマンスリーが1本50円でオールコンプに近い内容で出てたり・・・テープでも奇跡を味わいました!

 そして、今回、この一報があったので、久しぶりにレコファンにも寄ってみました・・・

 ああっ、いつもと変わらない風景というのでしょうか、在庫のジャングルな感じが心地いいですね・・・

 時間があったら、膝を地面につけて掘りたいな・・・ただ、その時間が今は無いのが残念です・・・



 ではでは、今週はこんなもんで・・・

 なんか、記事を書いてたら、ブログをサボっているのは、自分の「進捗管理」の問題だな~と思いました。

 時間は同じ時間しかないけど、目的をしっかりと立てて、計画的に進めることで、効率的に時間が使えるはず・・・
 これなら、サボらずに更新出来るかな・・・ちょっと頑張ってみますね!!





DJ Kooh 「The Best of Golden Harvest」
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 え~、引き続き、家掘り発掘シリーズです・・・

 大阪のレジェンドによる、大阪らしい黒さが満載な作品です!


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 今回は大阪の大ベテランDJである「DJ Kooh(コー)」さんによるミックス作品を紹介します!

 まず、今回ご紹介するKoohさんは相当なベテランDJで、読み方でいくとTRFのDJ Kooさんと同じですが、現在も元気にDJ活動をされている御大になります。

 Koohさんの略歴を紹介すると、80年代末よりHipHop~R&Bを中心にDJ活動を開始し、ジャンルにとらわれない幅広い選曲、そして常に「現場」を大切にしたDJプレイが素晴らしく、昨年はなんとDJ活動30周年を迎え、長年にわたり大阪のクラブシーンを支えているDJになります・・・
 私自身、恥ずかしながらKoohさんのことを知らなかったのですが、家掘りをしてて、別々に収納されていた上記2本のミックステープがKoohさんの作品と分かり、聞いてみたら凄い良くってヤラれてしまいました・・・

 そして、Koohさんについては、少ない情報を調べてみると、大阪のHipHop業界、いや大阪のクラブ業界のど真ん中におられたことが分かりました・・・

 それこそ、活動当初から大阪のHipHopレジェンドと活動を共にしてて、DJ GM Yoshiさん、故DJ Kensawさん、DJ Tankoさんなどと共に大阪のHipHopを盛り上げるべく、日夜DJ活動をされていたそうです・・・
 どうしても、レコード等のリリースが無かったためか、全国レベルでは名前が知られず、割と裏方的なDJ(すみません・・・)だったようですが、大阪の社交場を、粋にファンキーに盛り上げていたのだと思います・・・
 一応、気づいた情報としては、DJ Tankoさんが作ったミックステープのエディット(マスタリング?)をしていた記載は確認でき、そういった裏方業もされていたようですね・・・?

 そして、Koohさんのミックス作品を聞いていると「大阪のブラックミュージックの歴史の深さ」を感じてしまいます・・・もう、大阪の黒さがカッコよく表現されています!!

 以下、私の妄想も含みますが、大阪って、歴史的に「ブラックミュージック」に理解があり、そのブラックミュージックが大阪の生活に根付いていたように思えます・・・
 それこそ、歴史的にはJazzやBluesから始まり、Soul、Funk、Reggaeといった黒い音楽を好んで聴いていた地区とされていて、昔から音を大切にしているバーやライブハウス、クラブ、そしてレコード店があり、そこに音を求めて遊びにくる人がちゃんといるというイメージがあります・・・黒い音楽が生活に馴染んでいる感じでしょうか?

 こういった正統な「黒さ」が、このテープに宿っており、つい夜の散歩のお供になってしまいました(^0^)


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 では、Koohさんのミックステープの中から、この時期に最適だった「The Best of Golden Harvest」を紹介したいと思います!

 なお、先に蛇足っておくと、もう一本のミックステープ(The Mighty Joints)は、ファンク満載な選曲でこれも大阪らしいです!
 また、Koohさん自身は、ミックステープよりも、その後のミックスCD時代に多くのミックス作品を発表しており、これらもなかなかよさそうな作品が多そうですよ!

 まず、この作品は、いわゆる「チル」ミックスになり、MUROさんの「Diggin' Ice」がお好きな方なら卒倒しちゃう内容となっております・・・

 ただ、Koohさんの良さというのでしょうか、選曲とDJミックスの上手さによって、独特な「スイートな黒さ」を出してて、大変素晴らしい内容となっています。
 特に、タイトルがKoohさんのaka的な名前(Golden Harvest)が付いているからか、Koohさんが持っている「豊かな音楽=黄金の収穫物=Golden Harvest」を優しく紹介しているような作品となっており、聞いてると自然とチルってしまう作品になります。

 A面では、スロー~ミッドなSoul、R&B、Pops、Rare Groove、HipHopなどを選曲してて、それこそ「Gwen Guthrie / Close To You」といった80年代のR&B、「Sugarhill Gang / The Lover In You」のようなメローなOld School HipHopなどを選曲していますね・・・
 B面では、もっとこの作品の本質をついたスローな曲を中心に選曲していて、コーラスワークが素晴らしい「The Jones Girls / This Feeling's Killing Me」「The Blackbyrds / Love Don't Strike Twice」といったSoul、R&B、Rare Groove系の選曲が素晴らしいです・・・

 もう、このレコ写だけでも「Diggin' Ice」ですよね・・・

 ただ、作品を聞いていると、Koohさんが奏でる「スイートな黒さ」が素敵で、Diggin' Iceとは違う気持ちよさがあります!

 この点は上手く説明が出来ないのが悔しいのですが、一つ言えるのは「グルーブを繋げる選曲/DJミックス」が上手く、選曲を繋げることで、このスイートな黒さを作っていることです・・・

 例えば、紹介した上記の選曲は、実は選曲の順になっていて、A面であればGwen Guthrie→Sugarhill Gang、B面であればThe Jones Girls→The Blackbyrdsになるのですが、微妙に曲の方向性が違うのに、KoohさんのDJミックスによって、不思議とグルーブは繋がり、大変気持ちいい選曲になっています。
 全体的にスクラッチカットインなど、HipHop的なDJミックスで選曲を進めていくのですが、それがHipHop臭さがないというか、むしろ黒いグルーブを高めてて、素晴らしいですね!

 うーん、腕のあるDJだから出来る技なんだろうな・・・


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 そして、ほんとDJが上手いな~、素晴らしい作品を作るな~と思わせたのが、この選曲とDJミックスでしょうか?

 クラシック中のクラシックである「Maze / Before I Let Go」を選曲するのですが、この曲への繋ぎ方、DJミックスが最高すぎます!!

 まず、MazeはA面の中盤で選曲するのですが、それまで、少しスローでメローなグルーブにしてて、前曲は「Force M.D.'s / Love Is A House」ですよ・・・甘いです(^0^)
 ただ、Force M.D.'sはビートがしっかりしてて、HipHopと親和性があるので、スクラッチカットインでMazeネタの「Funky 4+1 / Do You Wanna Rock ?」に繋ぎ、急にグルーブを上向きにします・・・ファンキーなイントロ、キャッチーなメロディー・・・急に気分が高揚しますね・・・
 そして、そのイントロ終わりで曲に入りそうなタイミングで、Mazeの歌いだし(♪You Make Me Happy・・・)をカットインします・・・

 これは聞かないと分からない・・・最高の一言です!!

 どのくらい最高かというと、トラックリストを見ずに、初めてこのテープを夜の散歩で聞いたとき、この部分で思わず声が出て、あまりの衝撃に膝をついたぐらいです・・・(^^;)

 この部分、テクニカルに分析すると、ジェットコースター的なグルーブの作り方・揺らし方が上手すぎですね・・・

 つまり、Mazeを効果的に光らせるために、前の曲をあえてスローにしてグルーブのコントラストを作りつつ、そのコントラストをより効果的にするため、Mazeに繋ぐためにFunky 4+1をクッション役にして、急にジェットコースターが空に向かって進み始めるような流れを作り、頂点に上ったところでMazeでジェットコースターを滑降させる・・・みたいな揺らし方をしています。
 さらに、これまでのA面前半の選曲を見ると、歌モノのフィーリングでスロー~ミッドのグルーブを作ってたけど、前述したSugarhill Gangなど、実はHipHop的な要素も含ませていたので、このHipHop的な繋ぎ方やDJミックスをしても違和感がなかったんですね・・・



 う~ん、素晴らしい作品ですね・・・

 ただ、私の知識と言葉では上手く説明が出来なかったですが、大阪の歴史があったから出来た作品だろうし、何よりもKoohさんのもつ「スイートな黒さ」が存分に発揮されています・・・

 あまり見かけないテープかもしれないですが、興味がある方は是非探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kooh 「The Best of Golden Harvest」
Genre : Soul、R&B、Pops、Rare Groove、HipHop・・・
Release : 1998年ごろ
Lebel : D.A.F.U. Production No Number





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<独り言>

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 久しぶりに独り言です・・・ユニオンに行ってきましたよ!

 前回の更新では「ユニオンが再開したけど、何となく気分が乗らずまだ行ってないです」とつぶやきましたが、世間の状況を鑑みて、注意しながら行けば大丈夫かな~と思い、先週末に都内のユニオンを何店か回ってきましたよ・・・

 どのお店も、お客さんにマスクや手指の消毒を促してたり、ビニールシートで仕切りがあったり、どこか緊張感がありましたが、いつもと変わらないユニオンがあり、ちょっと安心しました(^0^)
 ただ、お店によっては視聴用のヘッドフォンが自分のイヤホンなどを使うことを前提にしていて、イヤホンがないお客さんには特別にヘッドフォンを貸し出す対応になっていたのにはビックリ・・・たまたまイヤホンを持ってなかったので、お店のヘッドフォンをお借りしましたが、これからはこういうエチケット(?)も必要なんでしょうね・・・

 そして、私自身は約2か月ぶりの「掘り」です・・・

 やっぱり、レコード屋さんはイイですね!!

 この2か月間、特に禁断症状(笑)は発症しませんでしたが、やっぱり体と心は飢えていたのでしょうか、レコ棚をサクサクすること、テープ棚をカタカタしながらチェックすることが妙に嬉しかったです(^0^)
 
 釣果的には、微妙に欲しかったタイトルが通常ストックで入ってた感じで、まあまあな釣果ですね・・・

 なお、ユニオン的には5月のGWを見越して3~4月に買取を強化してたからか、ゴツいブツがコソッと入ってて、なかなかな感じになっていましたかね?
 ただ、テープは思ったより溜まってなかった・・・やっぱり、個人のお客さんからテープが売りに出される機会が減ってきているんでしょうね・・・

 まあ、今後は焦らずに、マイペースで行こうかな?

 以上、釣果報告でした~






DJ Deesk 「Trust 2 - Garls Talk Mix」
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 え~、ちょこちょこと書いていますが、緊急事態宣言が発令されて以降、家にいる時間が増えたので「テープの整理 aka 家掘り」に勤しんでいました・・・

 そして、今回はその成果の紹介です!

 ほんと、90年代末~00年代初期の「ミックステープ黄金期」には、地方でも素晴らしいDJがいて、そのDJが作る「素晴らしいミックステープ」があるんだな~と思わせる一本です!!


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 今回は、茨城県岩井市(現・坂東市)を拠点に、関東各所(割と北関東寄り??)で活動をされていた「DJ Deesk(でぃーすく?)」さんの作品を紹介します!!

 まず、なぜこの作品を紹介するかというと、自宅のテープ保管ボックスに、バラバラに収納されていたテープが「DJ Deesk」という名のもとに「一つに集まった」からです!

 もー、大変申し訳ないですが、聞いたこともない名前(大変申し訳ごぜいません!!)なので、あるテープは「マイナーDJ箱」、あるテープは「マイナーR&B箱」、そしてあるテープは「謎の手刷りテープ箱」にブチこまれており、「DJ Deesk」として保管していなかったのですね・・・
 ただ、集中してテープ整理を行ったことで、下記に貼り付けた写真のテープ達が「同じ製作者=DJ Deeskさん」であることが分かり、とりあえずは東北~北関東のテープ箱に収まりました・・・

 皆さんがどうなのかは分かりませんが、馬鹿みたくミックステープを買っていると、「①見たことないテープはとにかく買う!」→「②買ったけど、詳しく調べず、そのまま放置」→「③新しく買ったテープを置く場所がない」→「④仕方がなく、放置していた不明なテープは、適当に分類してテープ箱に保管」という、負の連鎖を繰り返すようになります(^^;)
 この負の連鎖は、①見たことがない=マイナーDJの作品では発生しがちで、今回のDeeskさんのような事態が発生するわけです・・・

 そして、この負の連鎖を繰り返すと、結局、自分の中でコレクションの整理が出来ていないので、持っているかどうかの頭の記憶が薄くなり、結構な確率で同じテープを買ってしまいます・・・
 もう、これは仕方がないことではありますが、たまに整理していると、違う箱から同じテープが出てくるのです・・・今回のDeeskさんは重複1本で済みました(汗)が、これは精神衛生上、大変よろしくないです(^^;)

 そんなわけで、今回のテープ整理では、今後の収集活動を円滑にするため、マイナー系については地域レベルで分けることを目的に、徹底的な整理を敢行しましたよ・・・

 テープを一本ずつ真剣に観察し、DJ名、レーベル名、活動地域を確認し、それらの情報と数少ないネットの情報を繋ぎ合わせ、何か共通点があれば他のテープを繋いでいく作業を繰り返しました・・・

 その甲斐があって、色々な整理ができ、その中で何となく聞いたら「最高じゃん!」となったのが、今回の「Deesk」さんになります!!

 なお、脱線しますが、上に貼った写真の、箱の上に溜まっているテープは、整理中の関西テープ(大阪~京都~神戸)です・・・こういう感じで、調べたら関西だったテープをバシバシ仕分けしていくのが、現在の作業になります(^0^)


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 そして、今回の主役であるDeeskさんについての紹介です・・・

 まず、Deeskさんは、残念ながら詳細が分からないお方になります・・・

 私の調べた範囲では、1997年ごろよりミックステープを作り始め、2005年からは実弟とのラップデュオ「BROSTARR」を結成し、アルバムリリースをされていたようです。
 ラップデュオのころからは、名前を「D-TRACK」という別名で活動されていたそうですが、なかなか詳細が分からないお方です・・・

 ミックステープを掘っている方だと、女性絵ジャケの「Escapeシリーズ」や、今回紹介する「Trustシリーズ」などは、ボチボチと見かけるので、多少記憶にある方はいるでしょうか?

 ただ、ジャケやミックス内容が深く掘り下げないと関連性が見えないことから、なかなか「Deesk」として認知されなかった部分はあるかと思います・・・
 それこそ、今回紹介する「Trust」は、1と2は花ジャケなのに、3と4はアングラっぽいジャケになる等、なかなか関連性が見えません・・・そのためか、Deeskさんには大変失礼ですが、市場でもスルーな状況で、私はユニオンの投げ売り価格で購入させていただきました・・・


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 では、作品紹介に進みましょう・・・

 まず、先に書かないといけないことがあります・・・Deeskさん、DJが上手すぎです!!

 選曲のバランス感や深さ、グルーブのつなぎ方、曲のミックスの巧みさ等、聞けば聞くほど「上手いぞ!」と思うお方で、色々な作品を聞きこんでしまいました・・・

 その中で、自分の手持ちレコで紹介できそうで、かつ内容が良かった「Trust 2 - Garls Talk Mix」で、Deeskさんの魅力を紹介しましょう!!

 まず、選曲面ですが、DeeskさんはHipHopとR&Bを得意とするDJで、この作品では副題の「Garls Talk Mix」のとおり、A面は女性Voの歌モノ、B面は女性ラッパーのラップ曲で選曲しており、HipHopとR&Bを得意とするDeeskさんの良さが存分に発揮されています。

 例えば、A面では、「Meja / How Crazy Are You ?」といったポップなR&B、 それこそ、その後のレアR&Bブームに繋がるユーロ系のマイナーR&Bをグルービーにプレイしつつ、中盤では、ド定番な「Chantay Savage / Betcha'll Never Find」をピークでガツっとプレイしてきます・・・
 個人的には、99年の作品で、R&Bを「ここまで広く」選曲しているのには結構ビックリで、この時点でDeeskさんの腕の確かさが分かります・・・

 そして、B面は女性ラッパーで選曲しているのですが・・・いやいや、完敗です(^0^)

 かなりマニアックな選曲なんですが、Golden EraのHipHopのノリを上手くだしてて、気づいたら首を振りまくりです・・・
 それこそ、New School的なフレッシュさがある「Monie Love / Work It Out」のような、ちょっとマイナーなんだけど、首が振れる曲を多く選曲し、グルービーに繋いでおり・・・素敵ですね~


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 そして、DJミックスも上手く、グルーブをしっかりとつなぎつつ、しっかりと「跳ねさせる」プレイが上手いな~と思いました!

 どの作品でも、凄い動きのあるストーリーは作らず、グルービーに曲と曲を繋ぎ、そしてピーク曲を光るようにサラッと選曲/ミックスしてて、素晴らしいです!!
 
 前述した「Chantay Savage / Betcha'll Never Find」であれば、それまでマイナーな曲でChantayと同じようなグルーブを作っておき、ショートミックスで同曲に・・・プレイされた時の「来たー!」感の作り方は最高です!
 
 また、グルーブを繋いでいく部分の基礎として、聞いていると「メロディー」で繋ぐことを上手く利用してて、これも素晴らしいです!
 例えば、A面の後半では「Nu Shooz / I Can't Wait」をカットインで選曲し、跳ねたグルーブを前面に出しつつ、一度同曲のブレイク部分でクールダウンしたら、カットインで同曲のメロディーをサンプリングした「Vanessa Williams / Happiness」に・・・思わず「オウっ」と吠えてしまいました(^0^)

 なんでしょう、選曲の全部でストーリーを作るというよりも、選曲のテーマの下で、選曲をした曲を「いかにして光らせるか」を丁寧なDJミックスで実践されてて、ほんと素敵な作品に仕上がっています・・・



 今回は、R&Bの作品を紹介しましたが、HipHopの選曲も間違えなく、Deeskさんに「出会えてよかった!」と素直に思いました!!

 Deeskさんの作品は、まだ買えてないのもあるので、引き続き探してみますね~

 そして、こういった「家掘り」の成果は、今後も紹介していきますので、お楽しみに~





<Release Date>
Artists / Title : DJ Deesk 「Trust 2 - Garls Talk Mix」
Genre : R&B、Dance Classics、Pops、HipHop・・・
Release : 1999年10月ごろ
Lebel : Trust Records IMYT-00002

Notice : その他の作品
 本文では書けなかったですが、テープ集合写真の中段の一番左のテープは、No Style Recordsの高崎支店のクリスマス・ノベルティーのようです・・・これも変なところに保管されていました(^^;)






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<独り言>

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 今週は、レコ馬鹿的には「ユニオンが復活した!」でしょうか・・・

 ただ、私は、なんか気乗りがせず、まだ「ステイホーム」です・・・緊急事態宣言が解除されたら、行こうかな??

 う~ん、昔なら真っ先に行ってたでしょうが、なんか「焦らなくてもいいや」といった気持ちになっています・・・

 あっ、これが「新しい生活様式」なのか??

 なんか、この緊急事態宣言の期間、仕事はスローダウンし、家にいる時間が増えたら、急に「レコ屋は今行かなくてもいいかな?」と思うようになりました・・・

 う~ん、レコードやテープは、私の人生においては必要な存在ではありますが、家の中にいっぱいある状況を目の前にすると、不思議と今まであった「焦り」は出てきませんでした・・・
 また、考えてみると、ユニオンであれば、何らかの放出情報があるから掘りに行くみたいな流れがあり、その放出情報がないと、なぜか心が動かない自分もいました・・・

 ただ、ユニオンに行ったら行ったで急にスイッチが入るんだろうな・・・(汗)

 でも、安全と節度は守らないと・・・う~ん、頑張ろう・・・








DJ Hiraguri 「Nitemoves Vol.1」
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 え~、緊急事態宣言を受け、ステイホームの多い日々が続き、私の中でのテープ研究が大幅に前進しました・・・

 自分の中では、これまでもだいぶ研究をしていたつもりでしたが、家のテープを掘れば掘るほど、色々と判明することが多いこと・・・特にドマイナーなDJのリリース情報、調べきれなかったテープレーベルの全容が掴めることが多く、日々の研究の重要さに気づかされました(^^;)

 ただ、正直、家でテープと「にらめっこ」するのも飽きてきました・・・

 そんな中、このテープが私を「家の外」に連れて行ってくれました!


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 今回は、前回紹介をしたテープレーベル「うぐいす屋」繋がりで、同レーベルからリリースされたDJ Hiraguri(ひらぐり)さんの作品を紹介します!

 まず、「うぐいす屋」については、前回の記事で紹介をしたとおり、「ライブ録音」の作品が中心であったものの、今回紹介する「普通のDJミックス」を収録した作品もリリースしていました。

 それこそ、今回紹介するHiraguriさん、DJ Andoさん、DJ Kozoさん等がリリースしており、どうやら「Harlem」に近かったDJの作品がリリースされていたようです。
 Hiraguriさんも、Harlemのセカンドフロアーにあたる「BX Cafe」において、今回のテープタイトルと同じパーティーを第2金曜日(=Daddy's Houseの日)に開催(参加)しており・・・そういった流れから、テープのリリースがあったのかもしれません。

 そして、Hiraguriさんについても、少し触れておきましょう・・・

 Hiraguriさんは、80年代末ぐらいより都内でDJをスタートさせたお方で、ジャンル的にはHouse系のDJになります・・・ただ、かなり幅広いジャンルがプレイできるとあって、ジャンルの壁にとらわれないDance MusicのDJとした方が良いかもしれませんね。
 最近は、あまりお名前を聞かなくなってしまいましたが、00年代前後はDJ教材本を書かれたり、その後は盟友のDJ Kenseiさんとユニット「OUTERLIMITS inc.」で活動するなど、かなり幅広い活動、そして音楽知識が深いお方かと思っています・・・

 そんなHiraguriさん、ミックス作品は結構リリースがあり、メジャーリリースのミックス作品の企画・制作をされていて、もしかしたらお世話になった方も多いかもしれません?
 割と裏方的に作られた作品が多く、私自身も「そうだったんだ!」と驚いた部分も多いのですが、DJらしく「良い音楽を広める」というスタンスに徹しているところは素敵ですね・・・

 なお、ミックステープ時代である00年前後だと、上記のような3本をリリースしており、どれも内容が良く、前回のうぐいす屋の流れから、これらの作品を聞きこんでしまいました・・・


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 そして、作品紹介をする前に、個人的な話を・・・

 今回の作品のタイトルは「Nitemoves」となっています・・・あえて訳すとなると「夜に動く」でしょうか?

 そして、そして・・・この作品を聞いてたら急に「夜の散歩」がしたくなり、その「夜の散歩」が先週ぐらいからマイブームになっています!

 緊急事態宣言においては「いかにして人と会わないように日常生活を過ごすか」が課題でしたね・・・
 一方で「健康維持のための運動をどうするか」も課題となり、皆さんも色々と工夫をされていたかと思います。

 私自身は、仕事の都合である程度は外に出ていたので後者の課題意識は薄かったのですが、GWの連休はステイホームでした・・・そのため、家にいると「体を動かしたい!」「外に出たい!」という衝動に駆られてしまい、悶々としていました(^^;)

 ただ、世の中の状況を踏まえると、大手を振って外に出ることはできませんでした・・・

 そのため、トライしてみたのが「夜の散歩」でした(笑)

 私自身、実は「夜の散歩」は得意です・・・いや、「得意だった」の方がイイですね・・・


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 なぜなら、私が中学生~大学生の頃、実家にいた犬が散歩が大好きで、夜の散歩は私が担当してたことから、おのずと「夜の散歩」が得意になったからです・・・

 ほんと、散歩が好きな犬で、風の強い日でも、雨の日でも行ってましたね・・・

 ただ、私自身、犬と散歩するのは嫌いではなく、社会人になるまでは割と率先して犬の散歩に行っていました・・・

 そして、この散歩の際に「ミックステープ」を聞きながら歩いていました・・・

 そう、これが私を「ミックステープ馬鹿」に育てたあげた大きな要因でした!!

 私の家の犬は、夜の散歩はだいたい1時間30分がマストで、ちょうとミックステープを聞きこむには良い時間だったんですね・・・

 そして、散歩をしながらミックステープを聞きこむと、なぜか、そのミックステープの「音楽の世界」に引き込まれていきます・・・

 私の後追いの結論としては「夜の散歩でミックステープを聞くこと」ことは、「クラブで音にまかせて淡々と踊ること」と一緒だったということで、DJが作るミックスの世界に入り込むには最適な方法だと気づきました。
 私自身、夜の犬散歩を通して、様々なミックステープを聞いて、その良さにハマっていきました・・・そして、社会人になり、犬散歩を少し卒業した頃には、ひょんなきっかけでクラブで踊るようになり、すぐにその魅力にハマっていきました・・・

 うん、あえて数式にするならば「夜×体を動かす×DJの音楽=無限大」なんでしょうね!


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 では、散歩の話を混ぜながら、今回の作品紹介に進みましょう!

 まず、この作品は、うぐいす屋からリリースした作品の1作目になり、タイトルの「Nitemoves」が示すように、まるで「夜の街を気持ちよく歩く」ことを想定して作ったかのような内容となっています。

 選曲的には、一言で言えば「Garage(ガラージ)」で、80年代のDance Classics、Pops、R&B、House、Reggaeなど、Paradise GarageのLarry Levanが好んでいたような黒いダンスミュージックを、ボーダーレスに選曲しています。

 それこそ、「Wally Badarou / Chief Inspector」といったミッドテンポで気持ちいい感じのダンスミュージックを多く選曲してて、聞いてて大変気持ちいいですね!
 また、ストレートなGarage選曲と混ぜて、割とポップス的な曲も多く選曲してて、個人的にはLP版がマイクラシックな「The Style Council / The Lodgers (Dance Remix)」を気持ちよく選曲されています。

 今回、この作品は、最初は家でのBGMとして、何となく聞いていました・・・
 ただ、前述したような理由で段々と外に出て体を動かしたいと思ったとき、この作品が「後押し」になり、気づいたら、この作品をお供に夜の散歩をしていました・・・

 それは、適度に気持ちいい選曲が、心地よい5月の夜の街に私を誘ったのだと思います・・・
 
 そして、この作品の気持ちいいグルーブは、私の体を優しく動かします・・・クラブであれば、ゆっくりと音に体を委ねながら踊る感じで、ゆっくりと夜の街を歩いていきます・・・

 ああっ、気持ちいいグルーブに身を任せて、夜の街を歩くのは気持ちいい・・・


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 そして、このグルーブに身を任せて歩いていると、要所要所で、私の心を優しく高揚させる選曲とDJプレイがあります・・・

 この作品においては、いわゆる「ピークタイム」の作り方が上手くって、散歩しながら悶絶していました(^0^)

 例えば、A面では「Princess ‎/ After The Love Has Gone」を選曲するのですが、この曲へのつなぎ方が上手く、イントロ後のメロディーが流れた瞬間、胸がキュンとしてしまいました・・・

 この作品では、ミッドなグルーブを気持ちよく展開することを念頭にしていることからか、過度な選曲/DJミックスは行わず、ゆっくりとゆっくりと選曲を繋いでいくスタイルをとっています。
 ただ、このPrincessの曲は、一つ前はそこまで盛り上げない曲を選曲してて、そこから同曲のイントロブレイクでつなぎつつ、指摘したメロディーが気持ちよく出るタイミングを考えたDJプレイをされています・・・こういった細かい山谷の仕掛けが上手いな~と思いました!

 なお、前の曲は「Prince / If I Was Your Girlfriend」で、さりげなく「Prince→Princess」繋ぎになっています・・・Hiraguriさん、上手すぎだよ!!


 また、B面の中頃では「Deodato / Are You For Real」を選曲・・・歌詞にキュンとしながら、個人的には「おっし、明日からも頑張るか!」となりました!

 この曲は、Paradise Garageの営業最終日、最後の最後にLarryがプレイしたとされる曲で、曲にどこか哀愁があったり、サビの「♪Are You For Real~(あなたは本気なの?)」という歌詞が、その哀愁さを更に引き出している曲です・・・

 ただ、Hiraguriさんのプレイは、どこかこの曲をポジティブにとらえたプレイで、サビが光っているんですね・・・なんとなく、夜道を歩きながら聞いていると、サビを一緒に口すさんでしまうんです・・・
 そうなると、この歌詞が「あなたは本気なの?」→「本気じゃなければ頑張らないと!」→「おっし、明日からも頑張るか!」になるんです・・・

 なんでしょう、Hiraguriさんは、この曲のサビを光らせるために、選曲全体のストーリーを上手く組み立ていて、この曲が選曲されるB面であれば、それまではあえて「グルーブを上げない」ようにコントロールし、このサビで「グルーブを上げる」ような選曲とDJミックスを行っていたようです・・・
 私が夜の散歩をしてて、たまたまこう思ってしまったからかもしれないですが、こういう「心に響くストーリー」を作れることは、大変素晴らしいと思います!



 うーん、やっぱりミックス作品はしっかりと聞きこまないとダメですね・・・そうなると、夜の散歩はやっぱりイイなぁ~

 なんか、新たな生活様式じゃないですが、私の生活も変えないと・・・とりあえず「夜の散歩 with ミックステープ」は継続です!!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Hiraguri 「Nitemoves Vol.1」
Genre : Garage、Dance Classics、Pops、R&B、Reggae、House・・・
Release : 2000年ごろ
Lebel : うぐいす屋 UGTP2004






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<独り言>

 特にないので、今回もお休みです・・・

 そろそろレコード屋さんに行きたいなぁ~