HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Danny Krivit 「"Spread Love" For Japan」
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 え~、そろそろGWが見えてきて、ちょっと心がウキウキしています・・・

 まあ、何日かは仕事になるのですが、久々にまとまった休みになりそうなので、何をやろうかな~と前向きな思案をしています・・・
 結果的にユニオンのセール周りが中心で、旅行などの遠出はないGWですが、家にこもってブログのボム記事でも書こうかな~とも思っています(^0^)

 そんなわけで、そんなウキウキした気持ちを更に高めてくれる好作品の紹介です!


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 今週は、我らのDanny先生が「日本のために特別に作成した」ミックス作品を紹介したいと思います!

 まず、この作品が世に出た経緯を紹介しましょう・・・

 この作品は、2011年3月11日に発生をした東日本大震災を受け、その数ヵ月後に日本ツアーで来日された際に、大震災への募金を目的に作られた「ドネーション(donation)作品」になります。

 私自身は、その来日の際、東京で行われたパーティーに参加し、その意義を理解し、購入させていただきました・・・詳細は、以下の記事をご参照ください。

・ Danny Krivit 「Spread Love Japan Tour」
  (@eleven 2011/05/03)


・ 「俺の履歴書 - あるコレクターの18年間」
  (長い記事の2011年を参照)



 当日は、両方の記事で紹介したように、震災直後は自主規制のような形でパーティーを開かない傾向がありましたが、日本のクラブシーンでは、パーティーを開いて「踊ること」も大切だと気付き、心あるDJ達がパーティーを再開しはじめました。
 特に、日本のクラブシーンを愛してくれている海外のDJ達は真っ先に動いてくれ、日本の人々を勇気づけようと来日プレイをしてくれたのは重要なことで、こういった点は「クラブ」「DJ」の良心として忘れてはいけないことかと思います。

 ただ、私自身は、この日のダニーのプレイは、珍しく波長が合わず、ちょっと不満足なダンスだったようですね・・・パーティー自体に「復興」という概念が入った部分があったので、どうも普段のパーティーとは違ってしまい、上手く踊れなかったようです・・・

 でも、日本を愛しているダニーさんは、こういう「ドネーション(donation)作品」という形でも励ましてくれ、パーティーで購入させて頂き、しばらく家や出先で聴かせていただき・・・その「愛のあるメッセージ」にヤラれ、日々の生活を前向きにしてくれました!

 「ドネーション(donation)作品」って、ここ最近、増えてきていますが、私自身は大切なものだと思っています。

 それこそ、近年であれば、故ECDさんが病気療養中にその治療費を支えるためにTシャツやポスターが作られたり、作品ではないですが、パーティーが開かれたり・・・いわゆる「チャリティー」として作られることが多いですよね。
 まあ、それが希少作品となり、レア品となって独り歩きしてしまう部分もあるのですが、私としては、直接的な資金支援が出来ること、そして、少し時間が経ってその作品を聴き返すことで当時のことや、その人のことを思ったりすることがあり、結構大切だな~と思っています。

 特に、今回の作品、NYのクラブミュージックの伝統を引き継ぐダニーさんが作られたこともあり、DJで「音楽が繋ぐメッセージ」を表現しているのが秀逸で・・・今となっては、東日本大震災の支援という意義を超えて、ある意味で「愛のあるメッセージが詰まった素晴らしい作品」になり、私のフェイバリットCDになっています!


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 では、作品の紹介をしましょう!

 この作品は、前述したとおり、東日本大震災の支援を目的しており、ダニーさんとしては「日本の人を励ましたい」という気持ちから作られた作品になるため、全編にわたりダニーさんの「愛のあるメッセージ」に溢れています!
 そして、そのメッセージを、ダニーさんらしい「DJストーリーの上手さ」も手伝って、聴いてるだけでも気持ちが安らぎ、そして勇気づける作品になっています!

 まず、選曲ですが、イメージ的にはHouseラインの選曲で、いわゆる4つ打ちなHouseが半分、そしてダニーが得意とする過去のDiscoやDanceClassicsが半分といった感じで、個人的には大好きな選曲です。

 それこそ、序盤では「Whitney Houston / Love Will Save The Day」 (写真は通常ミックス、プレイはDavid Morales作のUnderground Mix) がプレイされ、私たちからすると「Garage(ガラージ)」な選曲で、最高ですね!

 「Garage」という言葉/音楽を再定義するのもアレですが、私としては「ジャンルに関係ない」「ソウルフルなダンスミュージック」だと考えています・・・
 それこそ、このGarageという言葉/音楽だって、今となってはHouseといった現代的な4つ打ちが中心に考えられており、それよりももっと古い70年代~80年代のDiscoやDanceClassicsは別ジャンルと思われがちですが、DJの手によって選曲/ミックスすることで、それらが時代に関係なく「Garage」という音楽になるのだと思います・・・

 特に、このWhitneyの曲は、サビにもなる「Love Will Save The Day(愛は私たちの毎日を救うわ)」が心に刺さるというか・・・救われますね!

 この辺がGarageであり、Garageにおける「ソウルフル」な部分かと思います・・・

 つまり、DJが、選曲に「メッセージ」を込めてプレイすることで、聴く側の「心に響く」部分があるのですね・・・

 ダニーに関しては、立ち上がりは新録系のNew FunkをHouse的なアレンジで選曲/プレイ(流石です!)しつつ、その次には12inchがメガレアな「Cheryl Lynn / You Saved My Day」からのWhitneyですね・・・

 まず、前曲と同じラインのメッセージを繋げつつ、徐々にダンサンブルな流れにしていますね・・・それも、徐々にダンサンブルなグルーブをあげていることから、この「メッセージ」がより光る、いや、聴いた人の心に響くようなプレイで最高です(^0^)
 本来は、結論で書くべき言葉ですが、このWhitneyの選曲/プレイを聞くだけで、Garageの精神とも言える故Larry Levanがダニーのことを「Dannyほど美しく優しいスイートな世界をクリエイト出来るDJはいない」と評したことが分かります!


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 そして、Whitneyの後は、スムースにHouseラインの選曲に進め、聴く者をディープに踊らせつつ、エンディングに向けての選曲の構成、そしてDJプレイが素晴らしいです!

 個人的には、写真の「Al Hudson & The Soul Partners / Spread Love」が最高で、大震災当時、この曲を聞いて何度も励まされました!!

 選曲の流れとしては、House系の曲をプレイし、段々とBPMも、グルーブを高めていく中で、まさかの「The Isley Brothers / Harvest For The World」をプレイし、そこからのSpread Loveです・・・ほんと選曲とプレイが上手すぎです!!
 
 まず、Isleyは、普通に聴くとメロウな曲ですが、それを4つ打ちのラインで選曲/ミックスしてくるのが上手すぎ・・・これは、普通に聴くと聞き流してしまうぐらいのハマり方で、これこそDannyの真骨頂な選曲/ミックスです!
 そして、Isleyを入れることで、グルーブにフィリーっぽい「優しいグルーブ」を育て、その優しいグルーブを持ったSpread Loveに難なく繋ぎ、Spread Loveの持つ「躍動的なグルーブ」を最高に華開かせているのが最高です!!

 ダニーとしては、今回の作品のタイトルにしているぐらいなので、この「Al Hudson & The Soul Partners / Spread Love」をピークにしようと思い、選曲をしたのだと思います。

 タイトルどおり「愛を分かち合う」じゃないですが、曲自体もドリーミーなストリングスと、ダンサンブルなボトム、そして優しく包む歌詞とメロディーが最高で・・・このダニーの心からのプレイを聞き、この曲の魅力に開眼したことは言うまでもありません。

 ダニーは、まるで、疲れている日本の人たちを優しく包み、「みんなで一緒に頑張ろうよ」と優しく語りかけているようで・・・ほんと、励まされました・・・

 この作品の紹介からは脱線した話をすると、大震災が起こった2011年当時、震災後は「頑張って復興しよう!」という空気感もありながら、どこか「疲れた」空気感もあったように思えます。
 それは、上手く表現は出来ないですが、今後への不安だったり、前向きになれない気持ちだったり・・・なにか「いつもと違う日常」が横たわっているから、疲れた空気感があったように思えます・・・

 そんな中、前述したパーティーの後、このCDを通勤時間に聴いてて、本当に心が晴れたのは言うまでもなく、この「Spread Love」には本当に励まされました!!


 そして、話を作品紹介に戻すと、なぜ「Spread Love」が最高なのかを考えると、直前のIsleyのプレイもそうですが、この曲を光らせるための「ストーリー作り」が最高に上手かったのだと思います。
 
 それは、この曲を「作品におけるピーク(頂点)」として考えた上で、全体の選曲/ミックスを行っている部分があり、特に序盤から徐々にグルーブを高めつつ、あえて華開きやすい曲を最後まで選曲しなかった構成が上手すぎで・・・ほんと、ダニーのミックス作品の「ストーリー性の凄さ」と言ったら、誰にも敵いませんね!

 以前紹介した「Mr.K Salsoul」もそうですが、聴いてると、そのストーリー性に耳と心を奪われ、気づいたら、ダニーに体と心を委ね、ダニーの優しい音楽旅行に乗せられてしまいます・・・
 もちろん、全体を支える、その時その時の細かい配慮(例えば、Isleyに行く前のHouse系の曲が、薄くOver&Overネタの曲であることとか?)があっての「ストーリー」ですが、こんな「美しく優しいスイートな世界」を作れるのはダニーしかいません!!





 持っているレコが、意外と少なかったので、思い先行で紹介してみました・・・Spread Loveの後の「Brainstorm / Journey To The Light」も最高なエンディングですね!

 作品の性質上、一般流通は全くしていない作品なので、入手することは困難な作品です・・・
 また、2011年の「あの時」だけに、ダニーが思いを込めて作った作品なので、この音源を、今、ミックスクラウド等にアップするのも少し難しそうですね・・・

 ただ、ダニーがの「選曲/DJの上手さ」、そして、「Dannyほど美しく優しいスイートな世界をクリエイト出来るDJはいない」が分かる、好作品であることは間違えありません。

 中古市場で探すのは相当難しいかと思いますが、気になる方は探してみてね~♪





<Release Date>
Artists / Title : Danny Krivit 「"Spread Love" For Japan」
Genre : Garage、Dance Classics、House・・・
Release : 2011年5月
Lebel : No Lebel No Number
Notice : CD-R作品

Notice : トラックリストについて
 たぶん、音源を聞くことは難しい作品かと思いますので、トラックリストだけは掲載しておきます。
 これを見ると、当時の現行系のHouse(=アナログなし、配信のみ)も上手く選曲しているのが分かります・・・
 ダニーって、現場だと、こういった新しい曲を魅力的にプレイし、フロアーの人を「とにかく気持ちよく踊らせる」んですよね・・・ほんと素敵っす(^0^)

Tom Glide / Luv Is Comin' Up
Cheryl Lynn / You Saved My Day
Whitney Houston / Love Will Save The Day (The Underground Mix)
Kuniyuki / Set Me Free (Organ Dub)
Urban Blues Project Presents 3Dee feat Michael Procter / Deliver Me
Bassfort / Dixtrit
N'Dambi / Can't Change Me (Ron Trent Dub)
Mary Mary / Walking (Galactic Soul Vocal Mix)
Monique Bingham / You.Me.World
Miranda Nicole / Kissing You
Guti & Dubshape / Every Cow Has A Bird
The Isley Brothers / Harvest For The World
Al Hudson & The Soul Partners / Spread Love
Brainstorm / Journey To The Light





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<独り言>

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 今週は、私としてはコレですね!

 4月20日、新宿に新たなユニオンがオープンしたとのことで、仕事帰りに寄ってきましたよ~

● 4/20(金)新宿に4店舗同時オープン!
  新宿エリアに新たな音楽発信地誕生



 このユニオンは、新宿地区で別々にあった専門店を集めた感じのお店で、それぞれは独立したお店ではあるのですが、ビルの1~4Fまでがユニオンになっているというお店(ビル?)になっています。
 場所は、ユニオンが集中している通りから、少し甲州街道に近づいたところにあり、元々は楽器屋さんだったところですね・・・JRの新宿駅からユニオンに行こうと思うと、ここを通る方もいると思うので、比較的分かりやすいかな?

 特に、私としては、大好きだったクラブ店とソウル・ブルース館が統合して一つのお店になるとのことで、結構気になっていたこともあり、オープン日に行ってみましたよ~

 当日は、夜8時ごろに着いたのですが、お店はメチャクチャ混んでいて、どの店舗(どの階)もお客さんがレコ棚を掘り掘りしてて、なんか嬉しいですね!

 とりあえず、一番気になっていた4Fのクラブとソウルのお店に行ったら、予想以上に広く、見学モードで行ったつもりが、ついつい掘りモードになってしまいました(^^;)
 あまり時間がなく、全部は見れませんでしたが、いいお店になってくれて安心しました・・・テープについては、まだ出していないようですが、知っている店員さんからは、落ち着いたら出しますとのコメントもあり、これも安心しました!

 そして、このお店を考えると、肝は1Fの「ユニオン・レコード」になるかもしれないですね!

 このお店は、ユニオンが50年前に初めて出したレコード店の名前を復活させ、レコードオンリーのお店になり、この日は大変混んでいました。

 イメージとしては、中古館っぽい感じで、いわゆるロックを軸としながらオールジャンルを取り扱っているお店で、レコードやレコードグッズが所狭しと陳列してありました。
 こちらも、あまり時間が無く、深くは見れませんでしたが、和物は結構充実してたり、JBLの大きなスピーカーがインパクト大だったり、なかなかいいお店ですね~

 特に、この1Fが「肝」なのは、「レコード好きを増やすための入り口」になることなのかな~と思っています。

 ここのお店自体、裏通り的な所にはありますが、いわゆる路面店になり、この1Fは大変入りやすい入口になり、レコードに興味を持った人が簡単に入れるお店になっていますね・・・
 ユニオンというと、どうしてもマニア向けのお店な部分が強いので、お店がある場所や雰囲気が「入りづらいお店」も多い中、この方針はちょっと嬉しいですね!

 お店はこれからだと思いますが、マニアも、新人さんも、色々な人が集うお店になるとイイですね!!


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 んで、レコード業界的には、翌日のRSDの話をすべきでしょうが、土日は仕事で、私にはあまり関係なかったようです(^^;)

 まあ、もともと新譜のレコはそこまで興味がないのもありますが、今年もやっぱり盛り上がったようで、それはそれで良かったですかね??
 ただ、その土曜日の夜、今回の更新で必要そうなレコを探しに渋谷~下北と行きましたが、RSDのレコは割と売れ残ってた印象がありました・・・また、某レコの音圧が低い(?)との情報があったり、アレな印象もありますかね??
 

 そんなわけで、今週末からGWですが、とりあえず、今週末はダニー先生が来られるので、パーティーに行けるように頑張らないと・・・(^^;)
 実は今週の更新は、ダニー先生に行くための「願かけ」だったりもしました・・・

 ではでは、今週も頑張ろう!





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Dimitri From Paris 「My Salsoul」
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 え~、今日はちょっと体調が良くないです・・・

 昨日、普通に仕事をしてたら、ちょっとずつ寒気がしてきて、これはヤバいかな~と思い、すぐ帰って寝込んでしまった・・・

 ただ、インフルエンザではないみたいなので一安心・・・今は仕事で穴を空けられないので、今日でしっかり直さないと・・・

 だけど、ブログの執筆作業は、実は体力を消耗する一因でもあるんですよね・・・日曜に3~4時間、集中して執筆してると、眼精疲労がヤバいのです(^^;)

 そんなわけで、今週の紹介です~


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 今週は、我らのDimi先生による「Salsoul」ミックスを紹介します!

 この作品、2001年のリリースのメジャー作品とあって、今となっては500円以内ぐらいでも買えるモノで、結構な方がスルーしているかと思います・・・
 ただ、やっぱりDimi先生の作品だけあって、かなり素敵な作品で、いつかは紹介しようと思っていました。

 そして、今回は、先日のDimiさんのパーティーに行ったことと、先日から読み進めている「JAM / Chasin' The 80s Classics」で感化されたことで、この作品の登場になりました!
 特に、JAMさんの本がヤバくって、一人のProducerを掘り下げた内容ですが、その掘り下げ方がヤバくって、凄い勉強になります・・・SalsoulだとSkyyのRandy Mullerなんかが紹介され、その情報力と考察が素晴らしく、つい、これ系の音を聞きたくなり、自然とDimiさんの作品に手が伸びてました(^^;)

 そして、今回の主役であるDimiさんについても、改めて紹介をしておきましょう!

 Dimiさんは、トルコ出身、フランスを拠点に活動するDJ/Producerで、ジャンルとしてはDance Music~House~Disco系の方になります。
 特に、Dimiさんは、得意とする「70~80年代のDisco」を重要視してて、これらのDiscoを独自のEditを施し、現代のダンスフロアーでプレイしている姿はカッコよく、まさに「Disco紳士」といったお方です!

 また、見た目のオシャレさとは裏腹に、DJプレイ中はハートフルで、ソウルフルなプレイが印象的で・・・ああ、この人は「DJ」なり「ダンス」が本当に好きなんだな~と思わせます。
 最近は、割と時間通りのDJになりましたが、観客が求めたら何時間でもDJをやってくれる印象があり、踊っている立場からすると「安心して体を委ねられる」DJをしてくれ、ほんと信頼が出来ますね(^0^)

 なお、ドマニアックな話ですが、Dimiさん自身は大のレコードコレクターでもあり、今も多分そうですが日本の玩具である超合金ロボットのコレクター(!)としても知られています・・・

 他の情報は、以下のリンクからご参照ください!

● Dimitri from Paris 作品リスト


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 では、作品の紹介です!

 まず、この作品は、日本企画でリリース(その後、海外版もリリース)された作品で、Disco系本命レーベルである「Salsoul(サルソウル)」の音源で選曲/ミックスをした作品になります。
 Salsoulについては過去にも多くのミックス作品で紹介しているので割愛しますが・・・私の「血と肉」とも言ってもいいぐらい、大好きなレーベルで、嫌いな曲は一つもないです(^0^)

 そんな、SalsoulをDimiさんがミックスです・・・やっぱり最高です!

 まず、出だしでは「The Salsoul Orchestra feat Loleatta Holloway / Seconds」からスタートします・・・私としては意外な選曲、だけど全体を見回すと「上手いな~」と思う選曲ですね!

 この曲自体、割と哀愁感がある曲なので、ミックス作品だと最後の方で選曲されることが多いのですね・・・同系統だと「Skyy / Here To You」も前半で選曲されてて、聞いてて「そこで?」と思う部分もあるかと思います。
 
 しかし、この作品ではSalsoulの「前期」と「後期」を意識した部分があり、 それでコレを一発目に持ってきたのかな~と思います。

 つまり、前期=70年代後半のDisco色が強い時期、後期=80年代前半のBoogie色が強い時期を上手く混ぜて、選曲の流れを作るために前半で後期の曲のイメージ、後半で前期の曲のイメージを出すために、こういう選曲にしたのだと思います・・・
 うん、意外性の出し方もさることながら、こういった全体的な選曲のイメージも考えているところが上手いっすね!


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 そして、3曲目では大クラシックな「Loleatta Holloway / Love Sensation」をプレイ・・・これにはアガります!

 まず、面白いのが、先ほど紹介をしたSalsoul後期のBoogieっぽいラインの中でコレをプレイしているのですが、そのBoogieっぽいラインの中で、あえてソウルフルな楽曲を入れることで、凄い選曲が際立ち、聞いている人のギアを加速させる効果があるな~と思いました。
 深く読み解くと、この前半はBoogieっぽいラインを意識しつつ、Salsoulの2大ディーバであるLoleatta HollowayとJocelyn Brownがボーカルをした曲を固めている(=歌物タイム)部分もあるのですが、やっぱり、そこまで目立たないBoogieっぽい曲の中で、1曲でもボムを入れてくると、ミックスの流れに躍動感が生まれ、その後の流れが生きてきますね!

 なお、聞いてると分かりづらいのですが、このLoveでは、さっそくDimiさんのエディットがプレイされています!

 前述したとおり、Dimiさんは、これらのDisco系の曲を、自分がプレイしやすく、かつ、その曲の良さを現代でも通じるように、自身でエディットをした曲でプレイをしています・・・
 もう、最近は、クラブだと全て自身のエディットを施した曲しかプレイをしない(!)ぐらいの勢いですが、元の楽曲を愛しているからこそのエディットは最高で、ほんと信頼ができます・・・

 このLoveでは、前半がShep PettiboneによるRough Mix、後半は自身のエディットを披露していて、正直、聞いてて「エディット曲なのかどうか」が分からない部分もあります。

 ただ、それがイイんでしょうね・・・これがDimiらしいエディットなのですが、大胆なのもあれば、楽曲の良さを引き出すためのエディットも多いので、聞いてて「エディット」と気づかない方が勝ちなのかもしれないです。
 Dimiさんとしては、あくまでもDJプレイをしやすく、そしてその楽曲を光らすことがポイントになっているので、こうやってミックスの中で上手く光っている姿をみると、やっぱり上手いな~と思ってしまいます。

 なお、この辺がDimiさんが、なんらかんら言ってレコードコレクターな部分なのですが、Rough Mixは、オランダRams Hornからレイタープレスでリリースされたミックスですね・・・


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 そして、中盤では割とBoogieラインのマニアックな選曲を続ける中で、後半に向けて「The Salsoul Orchestra / Salsoul Rainbow」をプレイ・・・また、ここでギアが一段上がります!

 まず、選曲的な話ですが、当時としては、この曲こそ「意外な選曲」かもしれません・・・

 なぜなら、これが「LPのみの曲」、いや「現場で愛し続けられた曲」だからです。

 どうしてもDJをしてるとシングルになった曲を中心にプレイする中で、優秀なDJほど、シングルカットされていないLPの曲でも、イイ曲だったら絶対にプレイするものだと思います。

 そして、Salsoulに関しては、結構LPのみの良曲が多く、 かつ、それらの曲が現場レベルで受け継がれ、曲が「熟成」していった部分が非常に強いかと思います。
 つまり、そのLP曲の良さを信じ、DJ達がプレイし続けたことで、曲が共有され、みんなが好きな「Salsoulの曲」になった部分があり・・・歴史の積み重ねによって作られた曲だと思います。

 そして、この「Salsoul Rainbow」ですが、やっぱり昔から現場ではプレイされて、今となってはクラシックですが、2001年ごろだと、まだ「現場に行っている人しか知らない曲」だったのでは、と思います。
 曲自体は、Salsoulらしいストリングスと、疾走感のあるトラックが最高で、まさに「Salsoul」な曲で、写真のDannyエディットが有名ですね・・・ただ、やっぱり、現場に行ってないと聞かない曲なので、LPのみという点を含め、ホームユースなこのミックスCDに現場直球な曲を入れてくるのは、良い意味で「意外」ですね!

 そして、Dimiさんは、このRainbowを割と前曲からブっこみ気味に入れてきて、急にグルーブを加速させています・・・つまり、最後の後期Salsoulに繋いでいくために、用意した部分があり、戦略的にも上手いです!
 この曲もDimiエディットでプレイしていますが、選曲の流れとしては、Salsoulっぽいソウルフルで躍動感のある曲を、割と急に入れてきており、フロアー的にはピークに向かっていく期待感を煽り、気づいたらマッドに踊らさせている点は上手く、起承転結の「転」として上手く機能をしています!


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 んで、最後の方は、Salsoulらしいストリングスを重視した華麗なDisco曲を選曲し、「Double Exposure / Ten Percent」、そして「First Choice/ Let No Man Put Asunder」の鬼クラシックの連続選曲でエンド・・・いや~、最高ですね!

 まず、この作品の全体的なストーリーを整理すると、前半のBoogieっぽいラインでミッド程度のBPMで揺らして、前述したRainbowで一気に加速し、そしてこのBPM早目なこの2曲で大爆発といった感じで・・・も~、作品のストーリーが秀逸ですね!
 これを聞いてて思うのが、聞いてると「自然と踊り始めるストーリー」になっていて、この辺は選曲の勝利です!

 私自身、DJのミックス作品で一番重要視をしているのが「選曲のストーリー」で、これがあるからこそ「ミックス作品」を聞き続けているのだと思います。

 それこそ、そのミックス作品の中で、意外性のある選曲や、グルーブ感の統一による気持ちよさも大切ですが、ストーリーがあることは、一つの映画を観るように「そのミックスの世界観」に入れ、最高の気持ちよさを与えてくれるモノだと思っています。
 そう、これこそ「DJミックス」にしか出来ない世界で、プレイした曲の更なる魅力を引き出すモノだと思っています・・・

 その中で、Dimiさんに関しては、最後のオーラスとして、誰でも愛せる鬼クラシックを連続プレイし、最後で「Salsoulの華」を咲かせるストーリーをとっており、上手いっすね・・・
 ただ、その半面で、最後の最後にFirst Choiceを持ってくるのも上手く、凶暴なベースラインが最高で、最後の最後でマッドに踊らせるイメージもあり、流石です!


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 今回は、体調があまり良くないので、作品紹介が上手く紹介がまとまりませんでしたね・・・すみません・・・

 ただ、Salsoulの「虹」を見る、いや聞くたびに元気をもらってしまうのは事実で、今回のDimiさんのを聞いてると、体調不良の体には良いビタミン剤になったようです(^0^)

 今でも聞けるクラシック・ミックスであることは間違えなく、Salsoulが好きな方、また初心者の方にも買いやすいかと思いますので、気になった方は探してみてね~





<Release Date>
Artists / Title : Dimitri From Paris 「My Salsoul」
Genre : Disco、Boogie
Release : 2001年6月
Lebel : 東芝EMI TOCP-64113


Notice : Dimiさんの別Salsoulミックスについて

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 Dimiさんが作ったSalsoul作品としては、上記の「Mastermix」(2015年)もあります。
 この作品も日本企画で、選曲はかなりマニアックなのですが、現在のBoogieアプローチが気持ちいい好作品ですね!
 なお、大変素晴らしい逸話として、この作品は、Dimiさん自らがレコード会社に志願して作った作品(!)で、もう、Dimiさんの「Salsoul愛」が分かる作品になっております(^0^)






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<独り言>

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 今週は、仕事ばっかりしてたので、特に大きいことはないのですが、読み進めているJAMさんの本でヤラれた部分があり、紹介をしたいと思います・・・

 JAMさんの本は、Black Music Review誌での連載をまとめた本になり、同誌が月刊誌だったこともあり、その時の話題などを取り込んでいたり、その時に思ったことも少し書いてたりします。
 その部分は、この本からすると本筋ではない部分になるのですが、2001年9月号で掲載された「Steve Washington(Slave~Aurraの人)」の書き出しでは、以下の思いがありました・・・無断転載になりすみません・・・

そして、どんなレコードも新譜としてリアル・タイムで興奮したものに勝てないなあ、と改めて実感しました。若い人達の中には目の前に入荷ホヤホヤの新譜があるにもかかわらず、70年代や80年代のレコードばかり追いかけている人たちが少なくないみたいだけど、これ、凄くもったいないですよ。それぞれの趣味趣向にまで口をはさもうなどとは思っていませんが、せっかく今の空気を吸っているのだから、今の空気が凝縮された新譜で青春を謳歌した方がいいに決まっているんです。新譜を楽しめるというのは、今を生きているからこその恩恵、これを享受しないと、音楽での衝撃的な思い出なんて残っていきませんよ。旧譜はいつ聴いたって旧譜、新譜は今聴くからこそ新譜、それをリアルタイムで聴けるという特権。将来、いい時代を楽しめたと回願出来るようになるためにも、旧譜ばかりに偏重している人は新譜の意味合いというものを考え直してみてほしい。

 このブログを読んでいる方なら、何か響く「思い」ですよね・・・

 JAMさんが、なぜ、この思いを書かれたかは分かりませんが、音楽を愛する大先輩からの金言であり、絶対に忘れてはいけない思い=姿勢だと思います。

 考えてみると、私自身は90年代末に日本語ラップの新譜を真剣に追っていた時期があったので、この思いは痛いほどわかりますし、これが経験として生きていると思います・・・
 そのことがあったからかもしれないですが、ミックステープを掘ることや紹介することは、私よりも前に掘った人がいないことを踏まえると、私自身が周りのバイアスなく、真新しい面白さを発見していることであり、これに近いことなのかな~とも思いました。

 うん、この思いだけは忘れてはイケないですね・・・



Danny Krivit 「MR.K T.K. Records」
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 え~、ご無沙汰しております・・・久しぶりの更新ですね~

 毎年の旅行の後は、ブログの更新的には燃え尽き症候群でした・・・まあ、あれだけ書けば仕方がないですかね(^^;)
 
 そんなわけで、今週は1年越しの宿題の紹介です~


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 今週は、我らの大先生「Danny Krivit(ダニー・クリビット)」による、あの「T.K. Records」のオフィシャルミックスを紹介したいと思います!

 まず、この作品は日本限定の作品で、2015年のMTT大賞を受賞した「Mr.K Salsoul」をリリースした「Ultara-Yvbe/Octave Lab.」さん企画で2016年7月にリリースをした作品になります。

 もう、DannyのDisco作品であれば、全くもって「ハズレなし」なわけで、この作品も昨年購入し、速攻で悶絶した記憶があります(^^;)
 分かりやすい例だと、その直後に行った関西+名古屋旅行で、この作品に収録されていた曲を集中的に探していた位、ヤバかったです・・・

 ただ、結構深い内容だったこともあり、昨年は大賞候補にはなりましたが、自分の知識の無さから紹介までは至らず・・・今年の宿題となっていました(^^;)

 んで、話を作品の紹介に戻すと、この作品は、あの「T.K. Records」の音源を使ったオフィシャルミックスになります・・・

 TKというと、レコードを買っている人なら、写真のカンパニースリーブを見ただけで分かりますよね・・・アメリカのマイアミに拠点を置いていたSoul~Funk~Disco系の名門レーベルです!

 それこそ、KC and the Sunshine BandのようなアッパーなDiscoが有名ですが、傍系レーベルが多いことや、歴史をひも解くと南部らしいSouthern Soul~Deep Funk~RareGrooveといった土臭いBlack Musicを配給しており、結構、音楽の趣味によって印象が変わるレーベルかもしれません。
 ただ、リリースされている音楽は、どれも素晴らしいことから、掘れば掘るほど良質な音楽がある・・・そんなレーベルかと思います・・・

 そんなTKを、我らのダニー先生が調理します・・・

 詳細は以下で書きますが・・・もう「参りました!」な内容で、素晴らしすぎます・・・

 特に「選曲の深さ」がヤバくって、流石ダニーです!

 ではでは、以下でこの作品の素晴らしさを紹介しますね~(^0^)


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 まず、選曲ですが、オフィシャル作品なので、胸をはって写真は大きめで行きましょう・・・まあ、TKがセンターラベルに書いてある字が小さいので、いつものあのサイズだと見ずらいから、という理由は秘密です(^^;)

 選曲面については、直球なTKクラシックは殆ど選曲しておらず、かなり渋い曲が多くって、私も聴いて「うわー、なんだこの曲・・・でも、カッコいい!」と思った曲が多かったです!

 それこそ、TKというと、やっぱり「KC and the Sunshine Band」のような、南国らしいアッパーなイメージが強く、そういった「The ディスコ」的なイメージが強いかと思います。
 ただ、この作品ではそういった「TK」らしいイメージを敢えて外した「深い選曲」が光っていて流石の手腕が発揮されています・・・

 それこそ、実はTK系を掘ると割とあるスペーシーな質感な曲として「Queen Samantha / Take A Chance」なんかが分かりやすいでしょうか・・・私も結構Discoを掘ってるつもりでも、これは知らなかったです・・・
 TKって、ほんとリリース数が多いレーベルで、それこそ4番打者なSalsoul以上にTKだけでも楽曲数が相当あります・・・なので、割と知らない曲はスルーしてしまう傾向が強かったですが、こういうカッコいい曲もあるんですね・・・

 また、B出身者なら驚きなのが、中盤では「Ralph MacDonald / Jam On The Groove」を選曲・・・言わずと知れたブレイクビーツ・クラシックですね!
 この作品では、選曲的にはダニーのベースとなるDisco~Houseラインで選曲/DJミックスをしていますが、これをそのラインでプレイするとは・・・初めてこのCDを聴いた時には「それ選曲するの!」と驚きました!
 まあ、ダニー自体、割と現場ではJazz Funk~Rare Groove的な曲をダンスミュージックとしてプレイしているので、冷静に考えると普通なんですが、我々としては「Bボーイの曲」なんですよね・・・だけど、DJミックスの流れの中ではバッチリで、ヤラれました・・・


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 んで、選曲面の話を続けましょう・・・もう、深くって深くって、素晴らしすぎます(^0^)

 先ほどはTKの中だけの話をしましたが、TKというレーベルは傍系レーベルが異常に多いことで有名です・・・そして、ダニー先生はその辺をもカバーした選曲をしててヤラれます!!

 例えば、TKと同じDiscoラインだと「Sunshaine Sound」というサブレーベルがあり、そこからは南国らしく、かつBPM早めのインスト曲である「Modern Sound Corporation / Safari Pt.2」を終盤で選曲・・・
 TKに関しては、後で調べたら「えっ、TKだったの?」というレーベルが多く、ある意味で困りますよね・・・まあ、ディストリュビーション(流通)として噛んでいただけのレーベルある(?)そうですが、あの当時、南部でブイブイ言わせてた理由が、この傍系レーベルの多さに繋がるのかもしれないですね~

 また、先ほどのJam on the Grooveに通じるJazz Funk~Rare Grooveでは、お好きな方も多い「Alston Records」から、もろサザンソウルな女性シンガーの「Betty Wright / Where is the Love」を選曲・・・
 聴いてて「Funk~SoulっぽいDiscoかな?」と思ったら、レコードの棚的には親父ソウル的な位置にあるレコ(分かりますか?)ですよ・・・アルバム的には土臭いソウルなんだけど、こういったダンスにも通じる曲を出してくる辺りは、ダニーの深さとも言えますね~

 また、その「深さ」だと、アルバムの隠れた1曲も選曲してきます・・・

 例えば、他の傍系レーベル以上にマイナーな「Silver Blue Records」からは、ドマイナーなLP「Eli's Second Coming / Love Chant」を選曲で、当然LPのみの曲です!

 他の作品でも、そして現場でも、誰も知らない曲でも「カッコよくプレイ」をするのがダニーなんですよ・・・その象徴が、LPからのプレイだったり、ここ最近はドマイナーな45のプレイだったりするのですが、ほんと「深い」です!


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 そして、そんな「深さ」がありながら、しっかりと「DJミックス」を通して「自分の世界」を提示できるのがダニーの素晴らしさです!!

 まず、全体的に「渋い選曲」になっている中で、ダニーが選んだ駒の進め方は「TKらしくない世界観」を敢えて提示したような選曲の流れを作っています。

 それは、TKという「The ディスコ」なレーベルを否定しつつ・・・いや、否定じゃ無くて「みんなが知らないTKを教えてあげる」ような選曲の進め方になっていて・・・最高です(^0^)

 選曲の流れをザックリと説明すると、序盤はBPM遅めのダンストラックからスタートし、変化をつけながら徐々にBPMを上げていく感じで・・・ダンス系のDJミックスでは定番な作りにはなっています。

 それこそ、一発目は、メローでダンサンブルな「Peter Brown / For Your Love」からプレイ・・・この辺は現場を知り尽くしている証拠とも言え、ダンスをするために「飛び立つ」ことを分かったBPMやグルーブがあり、流石のチョイスですかね・・・

 ただ、奥に進めば進むほど「踊らされる」展開になってて、選曲面と相まって、もうダニーには勝てない世界が進みます!

 それは、先ほどの選曲面で紹介したような直球なDiscoではない曲でミックスの世界観を広げながら、実はBPMが上げている選曲を施してて、まずは徐々に聴いている者のテンションを上げていきます。
 こうして深く選曲/DJミックスを掘り下げてみると、選曲面は実はユニークなんですが、不思議と一本の流れになっているのが意外です・・・それこそ、Jam on the Grooveは意外中の意外なんですが、バッチリとハマってるのが不思議です!

 そして、これも意外な「Betty Wright / Where is the Love」も、起承転結における「転」のキーポイントになるプレイをしてますね・・・

 まず、普通に聴いたら「ちょっとファンキーな親父ソウル」なんですが、ダニーはそのファンキーさに着目して、ガッツリとダンストラックとしてプレイ・・・こういう選曲は現場では良くやってて、いつも踊らされてます・・・

 ただ、ここで、それまでの「あえて押えていたBPM」を開放している感じがあり、この後に選曲する「Quartz / Beyond the Clouds」の凶暴な4つ打ち感が光り・・・もー、マッドに踊り始める私がいることが目に浮かびます(^0^)

 特に、実はTK作品に多い、スペーシーな曲や、その後のHouseに繋がる「モロ4つ打ち」な曲があることを前提に、これらをピークタイムのアンセムにする意図があったんでしょう・・・
 もー、「Quartz / Beyond the Clouds」のプレイ、そしてその次にプレイする「Modern Sound Corporation / Safari Pt.2」もヤバくって・・・70分強という限られた時間の中で、メローに和ませてから段々と踊らせ、最後にガッツり踊らさえる展開にしているのには勝てません!





 う~ん、やっぱり上手く説明が出来なかったな~(^^;)

 まあ、実は「玄人」向けな作品なので、全ての人にお勧めできないだろうと思い、昨年のMTT大賞にはしませんでした・・・ただ、その「玄人」な部分を説明するのは、凄い難しいですね・・・

 ただ、最後に言いたいのは、ダニーが「DJから尊敬されるDJ」であるのは、こういった誰もプレイしない曲で「しっかりと踊らせる世界を作れる」技術と感性があるからだと思います!

 なお、コレ系の作品、一応新作としてリリースはされていますが、実は直ぐに廃盤(=再販をしない)になる傾向があり、2015年のMTT大賞を受賞した「Mr.K Salsoul」も、実は既にレアCDになっています・・・
 この作品も、Salsoulと同様に「ヤバい」内容です・・・多分、まだ在庫はある(?)と思うので、気になる方は是非チェックしてね~




<Release Date>
Artists / Title : Danny Krivit 「MR.K T.K. Records」
Genre : Disco、Soul、Funk、RareGroove・・・
Release : 2016年7月
Lebel : Ultra Vybe / Octave Lab. LTLCD2226


Notice : ダニーのエディットについて

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 作品紹介では触れませんでしたが、この作品で選曲されている曲のほぼ半分が、ダニーによるエディット(DK edit)が施されています。
 そのため、この作品では、DJミックスがDisc 1で、Disc 2はダニーのエディット曲が収録された2CD仕様になっています・・・Disc 2では、DJミックスに使われなかった楽曲も含まれており、、普通に聴いて面白い内容です!

 なお、一部の曲は、CDリリース後の2016年冬~2017年春ぐらいに断続的にアナログ化されてて、12inch×3枚、7inch×1枚がリリースされました。
 写真のPeter Brownは、そのエディット盤の1つで、これは買ってしまった・・・う~ん、Betty Wrightも12inchで欲しかったな~

 あと、全くの蛇足ですが、Octaveさんの今年のリリースだと、DJ SpinnaでDe-Liteのミックス作品(凄くイイです!)を出されていますが、De-Liteなら、是非ダニーでも作ってください!
 



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<独り言>

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 え~、意味不明な写真から始まりますが、夏休みも終わり、普通の生活に戻っているので、週末は普通にレコードやテープをガンガンと買っている日々が続いております(^^;)

 忘れかけていましたが、旅行明けの先週の週末も普通に都内+横浜に遠征をしたり、今週末は、ユニオンがメンバー割引で、新着品の中古品でも10%オフなので、町田などの遠くのユニオンを攻めたりで・・・かなり、ゴツゴツと掘っています(^^;)
 まあ、平日の仕事が醜い状況なので、ストレス発散なんですよね・・・特に今週は、新着の中古品でも10%オフなので、その魔法にかけられて、ゴツいのを結構買ってしまいました・・・

 そんなわけで、レコードとテープ等を掘っていると欠かせない「相棒」が瀕死の状態だったので、10%オフの魔法に勇気づけられ、新しい相棒を買いました・・・

 そう、相棒とは「レコード用のエコバック」です!

 写真のは、我らのユニオン製のエコバックで、私は凄く愛用をしています・・・

 レコードで行くと10枚程度入るので、色々なレコード屋さんを回ってチョコチョコと買っていると、これにまとめられるので凄い便利です・・・
 また、お店で入れて貰う袋よりも、これに入れた方が持ちやすい(重心と持ち手の関係か?)ので、凄くイイですね・・・折り畳むと凄いコンパクトになるのもイイですね!

 ただ、このエコバック、大変不人気で、使っている人は殆どみたことがありません・・・ユニオンの店員さんからも「使っている人を初めて見たよ」と言われるぐらい、不人気ですね~(^^;)

 そんなエコバック、当然ながら使えば使うほど古びてきます・・・

 今使ってたのは、確か4~5年目ぐらいで、ミシン縫製の一部が破れてきたり、写真のように文字が擦れてきたり・・・ちょっとくたびれてきました。
 まあ、使えないことはないですが、ここまで弱ってくると、突然破れてしまい大変な思いをするのもアレ(いっぱいレコードを買った時、紙袋なりの持ち手が切れたりすると最悪ですよね!)なので、そろそろ新しいのが欲しかった・・・そんな状況でした。

 ただ、不人気なので、今まで使っていた型は気付いたら廃番になってて、探しても売っていません・・・

 そんな中、今週、突然の新作リリースの情報が・・・もう、泣くほど嬉しく、早速、購入しましたよ!

 今回の新作は、ナイロンの布地が良くなり、耐久性に優れつつ、結構軽くなっており、前よりも値段が高くなってしまいましたが、かなり良い出来になっていました!
 今回から、4種類がリリースされたようですが、私は男らしく赤と黒の「disk union」を問答無用で選択・・・うん、これ以外はありません(^0^)

 まだ、このエコバックを使ってのレコ掘りは行っていませんが・・・きっと、私の「良き相棒」になってくれるんだろうと思います!

 ご興味ある方は、お店で手にとってみてくださいね~

● disk union 「パッカブルトート」


 なお、平時は仕事用のバックにいれてあり、突然のレコ屋への緊急出勤に備えていますが、たまに仕事でも使ったりします・・・
 特に、出先の会議で、思った以上に紙資料が多かった時のような、臨時も臨時の時に使うのですが、赤黒のdisk unionの袋で帰る背徳感といったら・・・なんか、仕事という、ユニオンとはかけ離れた場所で、自分の性癖をアピールしているような感じになり、キュンとなります(^^;)


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 では、今週の更新は終わりです~

 なお、今週はMURO×North Faceな鬼レアCDが町田にある情報が入ってきたので遠征しました・・・んで、無事にゲットしたら、最強にデフな装丁(多分、ジャンパーのナイロン素材でジャケ化してる!)だったことに気付き、激しく上がりました(^0^)

 あと、いつもお世話になっているN村さんがいる下北クラブ店に行って掘り掘りしてたら、週末から発売開始な「やる夫」さんの新作CDがBGMで・・・つい、買ってしまいました(^0^)

 和物系は、実は最近、手を出していないんです・・・なぜなら、買って聴いてると、その収録曲が欲しくなるので、あえて控えていました・・・(^^;)
 ただ、やっぱりイイですね・・・選曲が憎い(9月を前に杏●とは!)というか、この時期にピッタリな選曲で、流石、N村プロデュースだけありますね(笑)

 うん、やっぱり、レコード屋さんに足を運ぶことは大切で、こういった「出会い」があります・・・新しいエコバックも買ったし、これからも頑張って掘りまくり、嬉しい出会いと巡り合いましょう!


 そんなわけで、今週の独り言は宣伝が多かったですね~

 では、今週も頑張りましょう!!








DJ Ken-Bo 「Shade of 80's Vol.2」
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 え~、2週間ぶりのご無沙汰でございます・・・

 先週末は、年間を通して一番大きな仕事があったので、お休みを頂きました・・・

 その甲斐あってなのか、仕事は無事に終わり、ちょっとだけホッとしています・・・5月は本当に醜い仕事の仕方をしてたので、それから解放されることを思うと、やっと人間に戻れたような気がします(^^;)
 ただ、某四国に連泊をしてたのですが、プライベートの時間は一切なく、レコ屋には一切寄れず・・・ううっ、最近は出張してもレコ系は全く面白くなくって困りますね(^^;)

 そんなわけで、心も体も疲れていたので、気持ちよく聴ける作品のご紹介です~


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 今回は、お好きな方が多いと思う、DJ Ken-Boさんによる80’sミックスの第2段のご紹介です!

 まず、このシリーズは、80年代の楽曲を選曲/ミックスをしたシリーズで、今やKen-Boさんの代名詞となるシリーズかもしれません・・・

 元々は、2000年ごろにミックステープとしてリリースをした第1段が人気で、それが語り草のような形で知れ渡り、2010年ごろにテープ版(第1段)のCD再発を行ったのを契機に、80’s系の作品を精力的に出すようになった・・・と、記憶しています。
 今回紹介する第2弾は、そのテープ版(第1段)の再発のすぐ後にリリースし、その後も同シリーズとしての作品や、メジャーで作品をリリースするなど、Ken-Boさんの実力が光った作品をリリースされています。

 今週は、何となくこのCDに手が届き、かなり久しぶりに聴きましたが、やっぱりKen-Boさんは「現場」で活動され続けている方なので、選曲もテクニックも半端なく、そういった良さが作品に生かされてて、凄くイイですね!

 それこそ、90年代初期から現場の最前線でプレイをしてて、ある時期には渋谷Harlemの金曜を担当するなど、やっぱりキャリアが違いますよね・・・
 今回、紹介することを踏まえて聴いてたら、選曲面で「やっぱり凄いな~」と思わされる部分が多く、やっぱり「キャリア」って重要なんだな~と思いました・・・うん、現場で磨かれたキャリアに偽りはなしです!

 なお、Ken-Boさんの詳細は、この作品の第1段となる記事でご確認ください。

● DJ Ken-Bo 「Shade of 80's」


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 では、第2段の紹介です!

 第2弾では、よりポップスに近づいた印象で、それこそ「Best Hit USA」的なRock~Pops寄りな選曲になってて、ちょっとDJ~クラブ的な部分からは外れている選曲になっています。
 ただ、作品においては、間違えのない選曲とミックスで、あまりDJにプレイされない曲を「しっかりと踊れる曲」に仕向けているのが素晴らしく、Ken-Boさんの「選曲」の手腕が冴えわたっています!

 それこそ、今回のジャケねたになっている「Gazebo / I Like Chopin」の選曲はそうで、今となっては「懐かしの80年代洋楽ヒット」だと思います・・・

 レコが無かったので、当時の日本プレスのテープアルバム(!)で紹介をしていますが、Gazeboと言ったら、日本でテープアルバムが出るぐらい、ヒットした「洋楽」ですよ・・・

 実際には、イタロ系の流れでプレイされていた部分もありますが、今回の作品では、こういった「非DJ/非クラブ」的な曲を、しっかりとDJに落とし込んでいるのが素敵で、つい反応してしまいました・・・
 
 その他にも、やっぱり白人系ロック~Popsの「Robbie Nevil / C'est La Vie」とか、ブラックミュージックというよりもブラコンな「James Ingram / Yah Mo B There」など、あまりDJがプレイしない曲を積極的に押してて、イイですね~
 この辺の曲は、Ken-Boさんが少年時代に馴染んでいた曲が多く、手慣れていた部分もあったかと思いますが、それらを「DJ」に落とし込んでいるのが大変上手く、DJ/クラブ以降の耳にもしっかりと馴染んでくる方向性にしているのは、本当に素晴らしいです!

 また、選曲面では、全般的にはBest Hit USA要素=シングルヒットを軸にしていますが、「Matt Bianco / Matts Mood」のようなLPに隠れた一曲(シングルだとB面)もプレイしてて、この点も素晴らしいです!

 特に、このMatt Biancoは象徴的で、その隠れた一曲でありながら、この作品の中で主題となる「洋楽感」において、80年代のUK楽曲に多かったメランコリックな雰囲気(それこそSADEの雰囲気)を上手く活用してて、ダンス性とグルービーな感じを両立していますね・・・
 作品のストーリーについての説明になるかもしれないですが、Rock系の洋楽ポップスでダンス性を生みつつ、選曲の流れの中では、こういったUK系の曲を上手く織り交ぜ、作品の中で「気持ちイイ流れ」が創出されています・・・うん、こういうった方向性もあることで、作品に奥行きが与えられていますね!



 今回は、ちょっと事前調査が少なかったので、あまり上手く説明が出来なかった・・・

 ただ、こういった作品を聴くと、いかに「選曲」が大切なのかが分かります・・・そう、そのDJのセンスとグルーブで選曲することで、あまり使われない曲が「光る」のです!
 おかげさまで、私のウオントリストに仲間入りした曲が多く、Ken-Boさんの選曲の良さに見事に圧倒されました・・・こういったRock~Pops系の12inchって意外と見つからないんだよな~(^^;)

 ではでは、気になる方は探して聴いてみてくださいね~



<Release Date>
Artists / Title : DJ Ken-Bo 「Shade of 80's Vol.2」
Genre : Rock、Pops、Soul、R&B、Dance、Disco・・・
Release : 2010年4月
Lebel : UBG Recods UBGR-012

Notice : ジャケについて

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 本文でも触れましたが、この作品のジャケネタは「Gazebo / Gazebo」という83年作のLPが元ネタになっています。
 元LPをテープで紹介するのが非常にイルマティックであることは承知していますが、この「なりきり」具合は最高ですね・・・他の作品ではKid'N'Playになりきるなど、こういった部分にも愛を感じます(^0^)

 なお、蛇足ですが、作品紹介をする前提で、今週の月曜からこの作品を聴き始めた訳ですが、その月曜の夜、夕飯のついでに立ち寄った池袋の某店で、このテープ版と遭遇し、ゲットさせて頂きました・・・きっと、テープの神様が導いてくれたんでしょうね(^0^)
 また、テープ版(邦版)の邦題「幻想のガゼボ」にも、地味にヤラれます・・・LPなら、帯で邦題が書いてあるかと思いますが、テープ版の場合、ある意味で邦題がジャケに一体化している所にグッときたりします(^^;)

 あと、こっちは脱線話ですが、「Gazebo / I Like Chopin」って「小林麻美 / 雨音はショパンの調べ」の元ネタ(カバー曲)だったんですね・・・今更ながら勉強しました(^^;)




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<独り言>

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 意味不明な写真からスタートしますね・・・しばらくは不調だった「独り言」です!

 まず、今回の記事の最初でも書きましたが、5月は仕事が醜くって、ほんと仕事しかしてなかった1カ月でした・・・もう、ブラックを飛び越えた残業&休日出勤っぷりで、大変でした・・・
 ただ、仕事の方は何とか成功してくれ、厳しい環境下でもココまでやり遂げたことは素直に嬉しく、頑張った甲斐があったな~と思いました。

 んで、今週末です・・・やっと仕事から解放された感のある週末で、久しぶりにしっかりと羽を伸ばしていました!

 土曜日は、なんとなく「普通にレコ屋を回りたい!」という気持ちが優先し、目的もなくブラブラ掘りでユニオン巡り・・・テープとレコードについては、ボムな出物はなかったけど、やっぱりレコ屋は「私の精神安定剤」だということが分かりました(笑)
 そして、夕方から風呂屋でリフレッシュしつつ、後は飲んだくれてていました・・・自分の為に飲むのも、やっぱり重要です(^^;)

 んで、やや二日酔いの今日の朝、布団の上でゴロゴロしながらTwitterを見てたら、衝撃の告知が!

 気付いたら、家を出て、昨日も行った渋谷に向かってました・・・


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 そう、衝撃の告知とは、私の中で、ミックステープを再生する上で「神機種」の一つである「Sony CFS-905」が、渋谷ユニオン・クラブ店で出品した、という告知でした・・・

 割と頻繁に登場するラジカセ君で、この形には見覚えがある方が多いかと思います・・・

 私自身、この機種は数年前にフリマで格安でゲットし、残念ながら片方のスピーカーが壊れたままですが、不調があれば自分で修理をしながら使い続けている機種になり、ホント大好きなラジカセです・・・

 この機種は、いわゆる「Sony Sports」のラインで販売された機種で、ソニーらしいポップな姿も最高ですが、ミックステープをプレイした時の音がメチャクチャ相性が良く、片方しか聞こえない1号機(写真の手前:クリーム色)でも、最高のポテンシャルを出してくれます!

 そんなラジカセが、箱付きでデッドストックに近い状態で出るとのこと・・・こればかりは「誰にも渡したくない」と思い、真っ先にお店に駆けつけ、無事に購入させて頂きました!

 今の渋谷店は、こういったラジカセ関係も買い取りを強化してて、その流れで出たのだと思いますが、ここまで状態が良いのは奇跡でしょう・・・
 また、色が「白」という当時のソニーでないと思い付かなさそうなギャンブル色(笑)で、それにもヤラれます・・・告知の写真やお店で実物を見た限りだと、なんか変だな~と思いましたが、いざ家で鎮座するとバッチリで、これから2号機として頑張ってくれそうです(^0^)

 
 今回の出品は、割と値段は格安だったのも嬉しいですが、きっとこれはテープの神様が「仕事のご褒美」で導いてくれたんでしょう・・・ありがとうございます!


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 ただ、テープの神様からのご褒美はコレだけではありませんでした・・・が、こっちは結果的には残念な結果でした(^^;)

 実は、土曜日にも渋谷のユニオンに行ったのですが、写真のショックウェーブが「動作不良品」として格安で普通に出品されてたので、問答無用で購入しました!
 それも、迷彩の限定色です・・・動かなくても、資料として欲しかった色なので、問答無用で購入です(^0^)

 ショックウェーブ、いや、全てのテープレコーダーに該当がするのですが、基本的に「モーター」の動力を「ゴムベルト」が伝えて動かしているので、このどちらかがダメなら動かない性質があります。

 そのため、テレコやラジカセという存在は、購入時は調子が良くても、フッとしたタイミングで壊れる可能性は高いので、結果的に使う側に「修理のノウハウ」が無いと長くは付き合うことが出来ない・・・と思っています。
 先に紹介したソニーのラジカセについても、1号機を頻繁に開けてゴム交換等をしているので、壊れても直して使う前提で買った部分もあります・・・ハードルを上げる話になり、大変恐縮ですが、ある意味でテレコ達は「使う側の根性が無いと付き合えない相棒」なのかもしれませんね?

 そんなこんなで、ショックウェーブは「私の生命線」の一つなので、気付いたら修理術には自信があるので、今回のも修理する前提で購入し、動いたら儲けもんだな~と思っていました。

 んで、先ほど中を開けて、点検&修理を敢行してみました・・・

 中を開けたら、予想通り、ゴムベルトの伸びてて、これが原因で動かなかったようですが、運悪く、その伸びたゴムベルトがモーターに絡まり、それが原因でモーターも飛んでいるようです・・・う~ん、結果的には「動かず」でした(^^;)

 ただ、今日の作業では簡単な点検&修理止まりなので、もうちょっとイジってみようと思います・・・今回のオレンジ君も美品の部類で、かつ、色使いがグレイトなので、何とかして動かしてあげたいな~


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 そんなわけで、今週の更新は終了です・・・やっぱり、ラジカセで聴くDiggin' Iceは格別ですね!
 
 最後に、宣伝になりますが、ユニオンの渋谷クラブ店は、こういったラジカセ&テレコの買い取りを強化してますので、興味がある方は相談してみてね!
 壊れた機種でも、私のようなダメ人間がいるので、きっとお店側も相当渋い顔で買い取ってくれるはず(?)なので、是非、相談してね・・・ただ、完品でなければ、リストの上限金額にならないので、その辺は交渉してください(^^;)

 あっ、あと、結果的に2日連続で必死な顔でテレコを買いに行ったので、店員の娘っ子&ボーイズ達が若干引いていました・・・すみません、病気なので許してください(^^;)

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 ここ最近は、仕事が忙しかったこともあり、ブログは停滞気味でしたね・・・

 だけど、今回のような「あんた、オカシイよ!」な独り言が書けるんだから、元気であることは間違えないです(^0^)

 そろそろ、ブログ的にもボムになりそうな特集をやろうと考えてますので、気長にお待ちください~

 では、また来週!!




追伸
 今日はBody & Soulですが、2週間も働きっぱなしの体と精神では、外でのダンスは耐えられないので、今年も欠席です・・・ただ、こんなイイ天気で踊れるのは羨ましいです(^^;)
 あと、オッサン話で恐縮ですが、明日がたまたま健康診断なので、死ぬほど踊った直後の体で健診をするのが怖いのもありました・・・明日は無事な結果が出ますように・・・










 
DJ Grandmaster Flash 「Salsoul Jam 2000」
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 え~、前回の3000本記事は突然ですみませんでした・・・

 でも、色々な方に反応を頂き、感謝感激です・・・ありがとうございました!

 まあ、自分の持っているテープの数を報告しているだけかもしれないですが、もはや、皆さんに見守られながら世界一周のグレイトジャーニーをしているみたいな感じもあるので、ちゃんとした形で報告をした次第です(^^;)
 
 う~ん、黙っていても、4000本は行くと思いますので、引き続きの応援をお願いいたします!

 そんなわけで、自分を活気づける為に聴いてた大名作の紹介です!!


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 今回は、HipHopという音楽/文化を作り上げた偉大なDJの一人である「DJ Grandmaster Flash」さんが1997年にリリースしたミックス作品を紹介したいと思います。

 もー、我々世代だと、ジャケ写を見ただけで「間違えなし!」と反応する作品で、Discoの名門レーベルである「Salsoul」をHipHopマナーでミックスした大名作です!!

 まず、説明は不要かもしれませんが、Flashさんのことを紹介しましょう!

 Flashさんは、70年代からNYで活動をするDJ/Producerで、DJ Kool Herc、DJ Africa Bambaataaと並び、「HipHop」という音楽/文化を作ったとレジェンドの一人になります。

 この辺の話は、様々なHipHopの歴史を取り扱った本(Hip Hop Beatsなんかがイイですかね~)などでご確認頂ければ幸いですが、Flashさんに関しては「DJ Mix」という行為を発展させた点で、ホント重要で偉大なお方だと思います。
 それこそ、HipHopという音楽が「だれも着目しない既存の曲のドラムブレイクなどを繰り返すことで躍動感のある音楽を作り上げること」が根底とするならば、Hercさんがその方法論を発見し、Bamさんがジャンルに関係なくドラムブレイクを探し出すこと、そしてFlashさんはブレイクをカッコよく繰り返す技術を構築したことを見出したんですね・・・

 つまり、FlashさんはHipHopにおける2枚使いやスクラッチ、そして様々な音楽を掛け合わせることなどの「DJ技術」のレベルを高めたお方になります。

 それこそ、Flashさんの代表曲の一つである「The Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels Of Steel」が結果として象徴的で、様々な楽曲の躍動感のある部分をクリエイティブにミックスし、かつ2枚使いやスクラッチを交えて更に次元を高めていったこの曲は、永遠のマスターピースで、様々なDJ/Producerに影響を及ぼしたと思います。
 特に、いわゆるターンテーブリストやバトルDJはFlashが元祖ともいえ、尊敬してやまない存在になっているし、Cut UpやMegamixの元祖ともいえるので、HipHopを超え、HouseやBreakbeats系の方からも尊敬があり・・・ホント偉大なお方です!


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 そんなレジェンドが1997年に発表した、この作品は、Salsoulの名曲をFlashらしく選曲とミックスをした名作で、影響を受けた方も大変多いかと思います!

 ただ、Salsoulというと「Disco(ディスコ)」なイメージが強く、なんで「Hip Hop」と関係するんだろう?と思う方も多いかな・・・作品の紹介に入る前に、この辺の話から入れておきましょう。

 まず、Salsoulは、70年代~80年代にかけて一世を風靡したDisco系レーベルで、ソウルフルでダンサンブルな名曲を多く生み出し、クラブシーンに対して多大な貢献をしたレーベルになります。

 特に「House」の源流に当たるとされる音楽を作ったことから、どちらかというとHouse~Garage~Discoのラインで捉えられることが多く、知識の少ないリスナーにとっては「HipHop」ではないですよね?

 ただ、70年代のHipHopを「作ってきた」DJ達は、ジャンルに関係なく、自分たちの求める「ブレイク」がある曲なら、何でもプレイしていたことから、Salsoulの曲もトップで活用されており、実はHipHopにおいては「無くてはならない存在」だったと思います!

 Salsoul自体、SalsaとSoulの融合から始まっており、Discoという観点から考えると、Soul~Funk的な要素も沢山含んでいることから、HipHopでも馴染みやすいブレイクは満載で、当時のHipHopDJ達はSalsoulの曲をかなり愛用していました。
 それは、HipHopが「パーティーミュージック」であったことも踏まえると、Discoという場で「踊らす」為に作られたSalsoulの曲が合わない訳がなく、ブレイクの2枚使いを駆使しながら、NYのブロックパーティーで爆音でプレイされていたそうです・・・まさに「ゲットー・ディスコ」ですね!

 そんなHipHopという音楽の基礎になっていたSalsoulの音楽を、当時からプレイし、擦り倒したFlashさんがミックスする作品です・・・どう考えても「間違えなし!」ですね!!

 では、以下で作品の紹介をしたいと思います!!


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 まず、この作品に関しては、恐ろしいまでに「出だし」で勝負が決まっているかと思います・・・

 イントロでは、UBBにも収録されているブレイククラシック「Gaz / Sing Sing」のブレイクを2枚使いしつつ、そのブレイクの上でサイドMCが小粋に収録曲を紹介し、徐々に盛り上げていきながら、高まった所で「♪One Two Three, Here We Go!」の掛け声と共に、大名曲の「The Salsoul Orchestra / Runaway」にカットイン・・・もー最高の一言です!!

 この作品においては「70年代のブロックパーティー感」というのを念頭に置いた作品になっており、このイントロ部分を聴いただけでもビシビシと伝わります!

 ブロックパーティー・・・それは、70年代のNYにおいて、Bronx等の郊外の地域で行われていたパーティーで、近隣の公園にDJセットを持ちだし、DJが奏でるパーティー向けな音楽をバックに、MC達がその選曲を盛り上げ、観客と一体となって楽しむパーティーになります。

 そう、ブロックパーティーこそ「HipHop」を作り上げた母体で、Flashさんはこの点を強く意識した作品作りをしています!

 選曲はブロックパーティーで通じるSalsoulの名曲をチョイスしつつ、それらをブロックパーティーマナーに従った2枚使いを要所要所で入れながらパーティーを盛り上げ、更にサイドMCとの絶妙なコンビネーションがその世界観を深めて・・・もー、この完成度の高さといったら異常です!
 更に憎いのが、要所要所でブロックパーティーっぽいお客さんの歓声が入っており、ほんとヤバいです・・・ベースとなるDJミックス、そしてサイドMCと観客の声が綿密に絡まり、DJミックスだけでは作れない世界観を提示しているのが素晴らしすぎます!


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 本来なら選曲の話から行うべきでしたが、この作品においてはこの「ブロックパーティー感」がホント大切で、この感覚があるからこそ、作品が成立し、かつ選曲された曲が光り輝いています!

 選曲的には、ブレイク感がしっかりとあるSalsoulの楽曲を多く選びつつ、結構幅の広い選曲で流石の一言です!

 それこそ、ド定番な「Double Exposure / My Love Is Free」といった定番から、「Aurra / Checking You Out」のようなブギーっぽい曲も選曲しているのですが、その全てが「ブロックパーティー」という言葉に当てはまってしまい、凄い気持ちよく、かつ気分を高揚させてくれる選曲になっています。

 特に、繰り返しになっちゃいますが、肝となる「ブロックパーティー感」がFlashさんのDJにMCなり観客の声が絡まることで、メチャクチャカッコよくなる曲も多く、ヤラれます・・・

 その代表格が先ほどのRunawayなのですが、「Silvetti / Spring Rain」もクソヤバいですね!

 前曲の「First Choice / Love Thang」のブレイク部分を2枚使いしながら、Love Thangのブレイクの気持ちよさを伸ばしつつ、ブレイクの決まりフレーズとなるフォーン部分を上手く残しながら、カットインでSping Rainに繋ぎます・・・
 そして、ココからが上手くって、Spring Rainのイントロブレイクの上でサイドMCが小粋に盛り上げ、Spring Rainが盛り上がる直前まで煽っていき、その勢いを維持して本編を爆発させる・・・もー、この展開の完成度の高さと言ったら、最高すぎます!

 この点は、ブロックパーティー感にも繋がりますが、やっぱり「DJ×MCのコンビネーション」に勝る盛り上げ方は無いですね!


 また、Flashさんの「選曲の進ませ方」も上手いな~と思いました!

 前半は、Bでも反応しそうなBPM遅めの曲からスタートをしていくのですが、徐々にBPMを上げていき、最後はクラシックな「Double Exposure / Ten Percent」でエンドです・・・最後になると、BPM的にはHouseレベルなんですよね!
 
 Flashさんは、ブロックパーティー感を核にして、それこそ2枚使いやサイドMCの活用なんかをして盛り上げているのですが、その上で、後半に進むと「グルーブ」を繋げる選曲も行い、難なくBPMを上げる選曲をしています。

 特に、ストリングス系の楽器などをキーにして繋げてきたり、80’sブギー的なグルーブで繋いできたり、段々と「楽曲の持つ基礎的なグルーブ」を上手く引き出すような選曲/DJミックスをしてて、上手すぎです・・・

 なんでしょう、最初の方はノリで引っ張り、お客さんに声を上げさせるプレイをするのですが、DJの世界に引っ張り込み、その後はグルーブも重要視したDJにシフトチェンジし、後半は段々とお客さんの足を動かしていく選曲なんですよね・・・

 その上で、最後はSalsoulらしいソウルフルで躍動感のある曲でピークを演出するんだから・・・もー素晴らしすぎます(^0^)


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 そんなわけで、ただでさえ大好きなSalsoulを、こんなに躍動感のあるグルーブで作り上げた、このミックスは・・・聴くだけで元気になります(^0^)

 もー、なんでしょう、1000円のユンケル級に利き目があるんですよね・・・

 本来は、一番最初で愚痴るところですが、今現在、仕事的に山場で、かなり頑張らないとイケない状況です・・・無理して気分を上げるのはアレですが、Flashさんのミックスを聴いていると、素直に気分が上がって「頑張るぞ!」となるので、今週は重宝しましたよ!

 かなり定番なので、簡単に買えたりもするのですが、下でも紹介する別の側面があったりするので、かなり「見落としがちな作品」だと思います。
 ただ、この「ブロックパーティー感」は、作り込んで出来るものではなく、その時代を知っているからこそ作れる内容です・・・このレベルの作品があることが「奇跡」と言ってもいいと思いますので、興味のある方は是非聴いてみてくださいね!!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Grandmaster Flash 「Salsoul Jam 2000」
Genre : Disco、Garage・・・・
Release : 1997年
Lebel : Salsoul Records(US) 20-1026-2

Notice : プレス違いについて
 オリジナルはUS版として1997年にリリースされていますが、1999年にUnidisc(Canada)から再発があります。オリジナルはホログラムジャケ、再発は普通の印刷で、私が持っているのは再発の方になります。
 また、人気作品なので、それ以降にも再発されていて、EUプレスなんかだと、全然ジャケが違う形でリリースされているようです。


Notice : LPについて

DSC03166.jpg

 1997年のオリジナルがリリースされた際、CDと同じ「DJミックスが入っている」内容で上記のLP(アナログ盤)がリリースされました。
 
 ただ、このLP・・・思い出がある方が多いと思います!

 当時、LPなりレコードって、DJプレイを前提に考えているので、DJミックスが施された内容のLPは使わないよ・・・と思っていた中、このLPがあるタイミングから注目された流れがありました。

 それは、紹介でも触れた「サイドMCとの掛け合い」部分が異常に完成度が高いので、ある意味の「エディット版」として使える・・・ということです。
 特に、文中で紹介した「Runaway」と「Spring Rain」は鉄板で、どんなエディットにもかなわないキラーエディットに仕上がっていますね!

 そして、その「使える」を紹介したのが・・・私としては「DJ MURO」さんになります!

 98年ごろだったかと思いますが、MUROさんがDJを務められていたラジオ番組「Hip Hop Journey Da Cypher」において、「Spring Rain」をプレイしているんだけど、イントロがカッコいいMC入りなので「何だろう?」と思っていたら・・・実は、このLPからプレイしていることを知り、飛び上がりました!

 その時の音源は「この記事で公開」をしましたが・・・個人的には、このレコを通して、MUROさんの「掘りの素晴らしさ」を知りました!
 当時としては、このLP,全然評価されず、中古でも大した値段ではなかったんですよ・・・それなのに、こんなカッコいい部分を見つけてくるMUROさんの腕の確かさにヤラれました(^0^)






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独り言

 たいした話がないので、写真なしですが、日帰りで青森に行ってきました・・・日帰りです(^^;)

 今週末に青森で仕掛けるイベントがある関係で、最終打ち合わせで青森に行ってきましたが・・・もはや、青森が日帰りで行く場所になっているのにはビックリしました(^^;)
 まあ、新幹線さまさまなんですが、東京にいる限り、日本国内のどこでも、日帰りが出来ちゃうのは・・・嬉しいやら悲しいやらです(^^;)

 なお、従来の出張報告なら、地元のレコ屋情報を入れたいところですが、今回は全くなし・・・仕事の打ち上げ後に、地元の方に連れて行ってもらったスナックの近くにレコ屋(ヘリテージさん?)がありましたが、全く近寄ることが出来ずでした・・・
 ただ、地方スナックは凄いですね・・・つきだしで出てきた煮物のレベルが高すぎ、そして私の親よりも高齢なママの青森弁トークがヤバすぎです(^^;)

 う~ん、久しぶりに愚痴だけでした・・・

 なお、来週は、そんな青森に翻弄されるので、更新はお休みの予定です・・・すみません・・・