HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Crystal 「Made in Japan Classics vol.03 - A Long Summer Vacation」
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 先月も紹介をしたCrystalさんの和物ミックス第3段です・・・これも大変素敵な作品です(^0^)
 これも昨年の晩夏ぐらいに買ったのですが、予想通りの「大ハマり」で、聴きまくったし、収録曲も大半を買い揃えてしまいました!

 ただ、これも内容が内容だけに「伏字」対応になります・・・ちなみに、モザイクはこの位でイイですかね?(^^;)


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 この作品は、現在もHouse系DJ/Producerとして活動されている「DJ Crystal」さんが製作した作品で、いわゆる「和物」でミックスした作品です。

 和物っていうと、ちょっと飛び道具な感じや、音の質感の違いなんかがあったりするので、クラブミュージックとは離れた存在に思えるかも知れないですが、それらの音楽をHouse/Disco的な感覚で選曲/プレイしているのが唯一無二で、しっかりと「踊れる内容」になっています!!
 このシリーズやCrystalさんの詳細は「第1段」の記事を参照して頂きたいのですが、この第3弾も素晴らしく、聴いてると自然と足がステップしてしまう内容です(^0^)


 まず、第3弾の詳細ですが、この作品も時期をおかずに作られたようで、作成されたのは2005年6月ごろ・・・一応、内容は「夏物」なので、夏前に作ったんでしょうね~
 この作品も今までの作品と同様に手渡しレベルでCD-Rを配布したり、mixi辺りで限定的に配信したり・・・かなり限られた条件で配布されたようで、今回紹介するCDは手渡しで配布されたモノだと思われます。

 内容的には、副題の「A Long Summer Vacation」が示す通り、いわゆる「夏」を表現した内容で、レイドバックな雰囲気を出しながら、しっかりとグルーブを上げている感じは流石で、45分程度の短い内容ですが、聴いてるとつい聴きこんでしまいます!
 
 では、作品の紹介にいきましょう!!


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 出だしは、波の音がバックで優しく鳴る中で「●ディス●ィックス / ●ar A●ay」からスタート・・・潮騒を駆ける心地よい風が感じられるスタートです。

 序盤はバレアレリック的なレイドバックした雰囲気と、上品なアップ感を織り交ぜる様に選曲/ミックスを行っており、リラックスしつつも気持ちは高揚されます・・・
 まるで、気の利いたオープンカーで海に向かってドライブしているみたいで・・・海岸線や木々のある道を交互に走っているみたいで・・・非常に気持ちいいですね(^0^)

 選曲的には、一発目のサ●ィスティッ●スのような、後のCity Popsに繋がっていく楽曲や、写真右上の「●井滋● / ●ip ●ruiser」のような邦人Jazz/Fushion系の楽曲、●ディにも参加をしてた「高●正● / ●weet Ag●es」「大●妙● / Samba De Mar」のようなポップスと言ってもいい楽曲など・・・同じ和物でも幅の広い選曲が流石です!

 傾向的にはインスト曲が多く、クルービーな曲や夏らしい軽快な曲などを選んでいるのですが、DJ業界的にあまり知られてない曲が多く、流石の選曲です・・・
 この作品でも「Light Mellow 和モノ 669」に掲載アルバムが多いのは事実ですが、前作と同様にCrystalさん独自の「ダンス視点」が生きた選曲かと思います。

 個人的には「和Jazz/Fushion」系のチョイスがグッときました・・・それこそ、後で紹介をする「松●直●」なんかもそうですが、現行の和Jazz系から時期的に見落とされている(本流のJazzとは違いますからね~)楽曲を上手く選んでいる辺りには勉強になりました・・・
 また、Crystalさんらしく、強引(?)に「島●奈●」のアノ曲を入れてくる辺りはニヤッとしました・・・流れを変える選曲で、ラリーが微笑んでいる姿が感じられます(^0^)


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 そして後半になると、徐々にテンションを上げていく感じが秀逸です・・・

 ●貫妙●のサンバ調のリズムを受け、教授作のレゲエ曲「坂●●一 / ●leep On My B●by」に軽快にミックスし、徐々にシフトアップさせ、和Jazzの「松●●也 / Santa Monica Frwy」に繋いでいきます・・・

 この作品においてもですが、Crstarlさんは序盤~中盤にかけては「静と動」を上手く使い分けた選曲をしてて、それでグルーブを飽きない展開にしつつ、後半のピークに向かっては選曲で徐々に加速をさせる感じが上手いと思います!
 教授の曲のワンループ感のあるトラックでグルーブを徐々にに弾みをつけさせ、松●さんの曲で解放感のある彩りを加えていく感じで・・・踊っていたら徐々にステップが早くなっていく感じが大変秀逸です(^0^)


 そして、●岡さんの曲にテンション高くビートミックスで繋いでくるのが「●ペクト●ム / トマ●・イ●パツ」です・・・この展開にはヤラれます!!

 Crystalさんも、これをピークに見据えて選曲/ミックスをしていたのだと思いますが、これはグッときますね・・・正直いうと、原曲よりちょっとピッチを落としてるのがチョット勿体ないかな~とも思いましたが、パワーのあるグルーブで踊りが過熱します・・・
 また、上手いな~と思うのが、この作品においては、純粋な「歌モノ」は中心にせず、インスト系、またはそれに近い歌モノをプレイしてるんですよね・・・焦らしの効果じゃないですが、タメてからの歌モノは効果抜群で、歌いまくりです(^^;)

 ちょっと、話がそれますが、ここ数年、私の中では「和物ブーム」が続いており、Disco的な延長として達郎さんやサザンなんかに反応してた訳ですが、この「スペク●ラム」も大好きなバンドの一つです・・・

 一般的には「和製アース」として評され、場合によっては「色モノ」みたいな扱いになったりしていますが、腰の入ったリズム隊と華麗なブラス隊が奏でるグルーブが最高で、日本にもこんなにグルービーなバンドがいたことにビックリした記憶があります。
 知らない方は是非「この動画」を見てください・・・「Chicago / Street Player」を女性ヴォーカリスト(はつみさんが素晴らしすぎる!)とカバーをしてるんですが、ヤバすぎでしょう!!
 
 私もこの動画を見て腰を抜かしましたが、そんな彼らの代表曲「●マト・イッパ●」をピークでプレイ・・・動画でも確認が出来るパワフルでグルービーなプレイが夏の海岸線を気持ち良く疾走しますね!!

 ちなみに、写真左下のレコ写はイッパツのレアなプロモ12inchです・・・LPテイクより短いですが、こういう曲こそ12でプレイしたいですよね(^0^)
 あと、12繋がりで、動画のStrret Playerも12inchがあったらイイですね・・・スタジオテイクの音源なので、マスターが現存するのであれば、是非、音源化希望!! そして、個人的にはDanny辺りにリエディットして欲しいです!!


 そして、イッパ●でピークを作った後、この曲のミソでもある、最後の高速ラテンブレイク(って表現でいいの?)から、あの国民的バンドの「S●S / ●い過ごしも●のうち」に美しいぐらいのビートミックス・・・この「アイデア」と「グルーブの繋げ方」、そして分かる人には分かる「新田つなぎ」は最高です!!

 この曲で最後になるのですが、更にBPMを上げ、更にテンションを引っ張りつつ、ストーリーの終わりをイメージした選曲で・・・まるで、夏の夕暮れ時で、眩しいばかりのオレンジ色の太陽に向かって、車を疾走させていくような・・・そんな感じで大変イイですね(^0^)
 また、上手いな~と思うのが、要所要所でアイソで低音を削り、桑●氏の素晴らしいボーカルだけを出したりすることで、歌詞のイメージやグルーブを強くし、ストーリーの最後へ繋いでいる・・・そんな感じに聞こえる部分もあり、選曲/ミックス以外の部分でも大変良い仕事が生きているかと思います!!


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 そんなわけで、和物という題材で、非常に素敵な「夏のストーリー」を奏でた作品になります!!

 この作品でも影響されて色々とレコを買いましたが、ほとんどが1000円以内で購入しました・・・場合によっては捨て値に近い価格でも買えるのもあり、そういった所も素晴らしい所だと思います。
 足元に転がっている「石ころ」を、DJのマジックで「宝石」に変えられる・・・そんなDJにしか出来ないことを和物で体現した作品だと思います(^0^)

 なお、この作品の入手に関しては、CDという形だと掘るのは結構難しいかも・・・でも、ネット音源でも流通していたので、そっちの方が聴きやすいかも知れないですね?? 


 これでCrystalさんの和物3部作の紹介は終わりですが、Crystalさんの他の和物ミックスも是非聴いてみたいですね・・・
 特に「達郎さんミックス」は是非聴いてみたいです(^0^)

 個人的には、達郎さんのオフィシャルミックスが実現するのであれば、MUROさんではなく、Crystalさんを強く推したいです!!
 Crystalさんなら、誰にも作れない「達郎ストーリー」を作ってくれるはず・・・昨年紹介した「●澤さんのミックス」もそうですが、プレイされた楽曲やアーティストが更に光るDJミックスは、もっと日本で一般化させたいですね(^0^)





<Release Date>
Artists / Title : DJ Crystal 「Made in Japan Classics vol.03 - A Long Summer Vacation」
Genre : 和物(City Pop、Pops、Light Mellow、Jazz、Fushion・・・)
Release : 2005年6月頃
Lebel : No Lebel No Number

Notice : トラックリストについて
 CD版にはトラックリストは無いですが、ネット上にはこの音源がネット配信された時に配布されたと思われるトラックリストを記載しているサイトがあります・・・気になる方は探してみてね。




<追伸>

 書くところがなかったので、ここで書きますが、会社帰りにコレを聴きながら家に帰っていたのですが、最後の流れを聴きたく、ワザと遠回りして帰ってたりしました(^^;)
 そういったことをするのも久しぶりですが、そういったことをさせる「パワー」がこの作品にはあるんだと思いました(^0^)

 あと、MUROさんの達郎ミックスは、オフィシャルじゃなくて「ストリート」で出して欲しいです・・・カバー曲繋ぎとかやってほしいな~(^0^)









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DJ Crystal 「Made in Japan Classics vol.02 - Ordinary Love Story」
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 今回も「ドマニアック」な作品ですが、これは是非紹介をしないといけない作品です!

 昨年の晩夏にやっと購入できた作品で、買ってからは聴きまくっておりました・・・そして、大半の収録曲も買ってしまいました(^^;)
 
 内容が内容なので、完全伏字対応での紹介になりますが、紹介をしたいと思います!


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 この作品は、2年前ぐらいに紹介をした「Made in Japan Classics vol.01 - Disco Tokio」の続編にあたる作品で、いわゆる「和物」なミックス作品になります。

 製作者のCrystalさんのことや、この作品(シリーズ)の背景は、第1段の紹介記事をご参照頂きたいのですが、和物をHouse/Disco的なミックス/選曲でプレーしているのが唯一無二で、手に入れるまで時間がかかりましたが、素晴らしい内容です!!

 ミックス自体は1作目から時間を待たずに作成したようで、2005年2月ごろに製作をされたミックスのようです。

 この作品も1作目と同様に手渡しレベルでCD-Rを配布したり、mixi辺りで限定的に配信したり・・・かなり限られた条件で配布されたようで、今回紹介するCDは手渡しで配布されたモノだと思われます。
 1は、数年後にJet Setのノベルティーとしてリプレス(結果的にですが)され、ここ最近は割と中古市場でも見かけるのですが、2と3は殆ど出ない感じなので、作成数はかなり少ないと思います。


 内容的には、1作目に比べるとラウンジーな感じで、副題である「Ordinary Love Story(=よくある恋の物語?)」が示すように、ラブ・ソング的な曲をCrystal流に選び、それで大変グルービーなミックスに仕上げています!
 選曲面は間違えないし、ミックスの流れも、前回と同様に起承転結を生かした流れになり、徐々に気持ち良さを上げていく辺りは流石で、ミックス時間が短い(40分ぐらい)中でストーリーを作れるのにはヤラれます!!

 んなわけで、以下で紹介をしますが、前作みたく起承転結で書くのも能がない(書いたけどパッとしなかった・・・)ので、いつもどおりな紹介で書きたいと思います(^^;)


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 まず、選曲的な話からしますと、出だしからクラシックな「笠●●美子 / ●イブ●イション」からプレイをし、イントロの華やかなホーンから一気にグルーブを掴み、そのまま気持ちいい展開を引っ張っていくのは上手いですね!!

 選曲的には、70年代~80年代のいわゆるCity Pop~Ligth Mellow的な曲を中心にプレイしてて、後でも紹介する達●さん関連(●イブ●イションもそうですね!)や、探偵物語のOP曲で有名なShogunの中心人物のソロ曲「芳●藤● / ●acific」など、幅の広さと奥深さがある選曲でミックスを作っていくのが大変良いです!
 それこそ、Crystalさんも影響された名著「Light Mellow 和モノ669」に掲載されているような楽曲を中心に選曲をしているのですが、クラブ・ミュージック以降の「ダンス視点」のような感覚が冴えており、この辺はCrystalさんの真骨頂ではないでしょうか?

 また、その選曲の流れにおいて、メジャーなアーティストの隠れた名曲も独自の視点でプレイをしており、それこそ、あの「寺尾●」さんの大ヒットアルバムからは素敵なMellow曲「●期せぬ出来●」を序盤でプレイする辺りもイイですね!!
 「ル●ー指輪」でお馴染みのアルバムで、今でもHard Off辺りであれば確実に100円で買えるLPですよね・・・こういった「掘り視点」もグッとくるところで、ジャケでのサンプリングもナイスです(^0^)

 あと、メジャー系だと「杏● / He’s ●y ●usic」もイイところを突きますね・・・Crystalさんも絶対好きな角●敏●さんProduceの作品ですが、これもLPの深い所に入ってます・・・掘ってるな~
 流れ的にも、序盤はゆっくりと攻めつつ、藤●さんで上手くシフトアップし、初夏のシーサイドのような雰囲気に持っていったところで杏●を入れてくる辺りは、後に繋げる上でバレアリックな空気感を作り、駒の進め方として最高です!!


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 そんなバレアリックな空気の元、ミックスの山としてブチ込んでくるのが言わずとしれた達●クラシックな「竹●まり● / ●ラスティック・●ブ」です!!
 恐らく、この作品は、この曲を盛り上げるためにミックスを繋いでいったようで・・・ミックスのストーリー作りもさることながら、曲の使い方など、個人的にはグッとくるミックスです(^0^)

 まず、注目なのが、12inch盤に収録されている、●郎さん製作のマスターミックス調のExtended Club Mixでプレイしてる点ですね・・・

 12を聴いたことがある方なら分かるかと思いますが、達●さんが「どうしちゃったの?」というぐらいの熱い(?)エディット(コラージュ)を加えたバージョンで・・・プレイの仕方によっては正直プレイしづらいバージョンを、大変上手く使用してるどころか、普通以上にこの曲を光らせています!!

 まず、結果的に原曲よりも少し勢いを落とし、ドラムのグルーブで引っ張る構成にしたこのバージョンを生かすため、杏●辺りから仕込んだバレアリックな雰囲気で繋げ、上手く曲を馴染ませている辺りは大変上手いです!
 前作でもそうですが、単純に「起承転結」でミックスをしてるのではなく、押しの1曲を光らせる為の起承転結(=ストーリー作り)が生きた好事例で、Crystalさんのこういうプレイはホント上手いですね!!

 また、曲がExtened(長く)なっているので、聴き方によってはダレてしまったり、中盤のブレイク部分でのエディットな所で引いちゃたり(笑)するのですが・・・その中盤ブレイクに入る前で、あえて別の曲(大●●志幸 / その●XX●)を1曲プレイし、その後、まり●さんの曲に戻します・・・
 これがメチャクチャ上手いアイデアで、割とドラムが熱く、バレ風でエレクトロ感もある大●氏の曲で更にテンションを上げつつ、また●ラスティック・●ブのブレイク部分(エディット炸裂な所)に戻すのですが、大●氏の曲があったからこそ、あの熱いエディットが上手く中和(?)され、逆に良く聞こえてしまい・・・かつ、その後のまり●さんの歌を更に盛り上げさせている辺りは・・・素晴らしいアイデアです!!

 私自身は、12であればB面のLPテイクに近いNew re-mixの方が歌やグルーブに勢いがあって好きなのですが、このプレイにはビックリで・・・選曲やミックスの仕方で、こうにも聞こえ方が変わるのか~と痛感させられました!
 私がミックステープなりのDJミックスを好む理由は、こういうところにあり、DJミックスをすることで曲が更に光る・・・そういった好事例かと思います(^0^)


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 そんなわけで、買ったけど紹介しなかったレコもあったので、減価償却な意味を込めて集合写真で〆ましょう・・・

 今回も、ミックスを何度も聴いてたら、収録曲が欲しくなり、年末ぐらいから持ってないレコードは買い始めましたが、どのレコードもそんなには高くはなく、むしろ100円でも買えちゃうレコも多く・・・こういう所にもグッときます!

 値段が安かったり、注目をされてない曲でも、探せばイイ曲があったり、さらにプレイの仕方によっては曲がもっと輝いたり・・・そういう「DJにしか出来ないマジック」が発揮されている点は素敵だと思います(^0^)
 また、結果として全ての収録曲は探せなかった(オ●ガは掘れなかった・・・)ですが、そのマジックが発揮したことで私はレコ屋に向かった訳です・・・年末に書いた関口さんのミックスでも書きましたが、そのミックスを聴いた人が収録曲を買いたくなる・・・そのぐらいの求心力がこの作品にもあり、大変素晴らしいです!!



 正直、和物なので、好みもあるし、何よりもCDという形では大変入手しづらい作品かと思いますが、しっかりと「DJミックス」に昇華されている点は素晴らしく、この手が好きな方なら、是非、掘って頂きたい作品です!
 また、もともとネットでも流布してた音源なので、探したらそっち系でも聞けるかも・・・どうなんでしょう??

 なお、このシリーズの第3弾も昨年購入し、こちらもヤバい作品なので、近日中に紹介のアイデアがまとまったら紹介しますね~(^0^)






<Release Date>
Artists / Title : DJ Crystal 「Made in Japan Classics vol.02 - Ordinary Love Story」
Genre : 和物(City Pop、Pops、Light Mellow・・・)
Release : 2005年2月頃
Lebel : No Lebel No Number

Notice : トラックリストについて
 CD版にはトラックリストは無いですが、ネット上にはこの音源がネット配信された時に配布されたと思われるトラックリストを記載しているサイトがあります・・・気になる方は探してみてね。





DJ Victoria 「ミックス '78~'90」
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 久しぶりに「危険物」のご紹介ですよ!

 あの「国民的モンスターバンド」の楽曲をミックスした作品で、昨年末のリリースから聴きまくっており・・・メチャクチャやられた作品です!
 気づいたら収録曲を買ったり、カラオケで歌うようになったり(和物を聞いてると、こういうことってないですか?)・・・色々と影響がありましたが、リリースされて半年がったたので、そろそろ紹介しましょう・・・吉●さん、イイですよね??

 ちなみに、危険物(分かるよね??)につき、アーティスト名、曲名、レコ写などは全て「伏字・モザイク」対応で行きたいと思います・・・
 特に、写真関係は、アーティストへの配慮から、分かりづらい形で掲載します・・・ジャケットを汚した形での掲載になりますが、そのアーティストや楽曲を踏みにじるような行為ではございませんので、ご了承ください。


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 この作品は、昨年12月に、下北●のユ●オン・クラブ店のみで限定販売(200枚)された作品で、あの「●沢 dynamite.jp」さんが変名でリリースしたものになります。

 和物番長として名高い吉●さんですが、個人的には鬼クラシックな和物ミックス「Super 和物 Beat 番外編 - ニュースクール 歌謡ダンスクラシックス!」に近い選曲(80年代楽曲という意味で)なので、速攻で買いました!!
 流石にプレス数が少ない(吉●さん側での手売り分もあるので、実数は200より多いはずです)ので、結構早い時期に完売したようで、現在の中古市場では、やや値段がついて出ることが多いですね・・・

 んで、このVictoria名義での作品は、あまり明確な線引きはないようですが、毛色の違う作品や、今回のような危険を伴う(?)作品で使用しているようで・・・この作品が2作目になります。
 一応、設定上は吉●さんの愛人DJとしており、普段のミックスとは異なり、外人女性のたどたどしい日本語アナウンス(?)が聴きどころですね(^^;)


 そんなわけで、この作品ですが・・・国民的モンスターバンドである「サ●ン」の曲を大胆にミックスした作品になります・・・

 それこそ、こういった和物系ミックスはネットで多数あがっているわけで、さしあたって珍しいものではないと思います・・・ただ、そこは●沢さんの作品です、レベルが違いすぎます!!

 詳細は以下で説明をしていきますが、ジャケットやCD盤面のサンプリングから気合入りまくりで、私も気付いた時にはグッときました・・・
 ホント、細かい仕掛けやミックスが素晴らしく・・・これは、吉●さんの「サザ●愛」があってこその作品だと思います!!

 んでは、紹介に移りましょう・・・


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 まず、選曲面ですが、デビュー時(78年)からCDに移行した(90年)頃までの曲を選んでおり、誰でも知っているヒット曲から、シングルのB面曲、ソロ曲、別名バンド曲、そしてLPオンリーの曲など・・・流石の選曲にヤラれます!!

 それこそ、デビュー曲である「勝●にシン●●ット」から、名作スローである「い●しの●リー」など、ヒット曲を上手く選曲しつつ、アップ曲とスロー曲を巧みに使い分けており、流石です!
 ヒット曲が多いバンドだけに、結果として選曲してるだけで「ベスト盤」になってしまうのですが、バンドの魅力を余すところなく選曲しているかと思います!!

 また、ツボをついた渋い選曲も素敵で、LPオンリーの曲なんかが象徴的で、5thアルバムよりなぜかシングル化されてない名曲「Oh!●ラウディ●」「●をあきらめて」なんかをしっかりとチョイスしてたり、リズム隊のファンキーさが光る「●流●人の哀●」など、あまり知られてない曲も入れてるのにはヤラれました!
 あと、LPオンリーの流れでいくと、CDでしかプレスされてない曲もしっかりと押さえている辺りも流石で、小学生の頃、いとこになぜか連れられて見た映画「●村ジ●ーン」のサントラから、名作スローである「真●の果●」や、グッとくるアップ曲「希●の●」なんかをプレイしてるのは流石っすね!!

 この辺の選曲に関しては、その「バンドの曲のみ」という縛りがある中で、ホント上手く選曲をしてて、このバランス具合にはファンの方も納得じゃないかと思います!!
 中にはドマニアックな選曲(高●み●えのカバー元曲繋ぎ!)なども炸裂していますが、敷居は低いんだけど、奥が深い感じには敵いません。


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 そんな訳で、これらの名曲をVictoria嬢がDJミックスする訳ですが・・・ミックスをすることで大変素晴らしい内容にビルドアップされます!!
 このブログのポリシーの一つでもある「DJミックスをすることでプレイする曲が更に光る」ことを嬉しいぐらいに体現しており、気づいたら私自身も「●ザン中毒」になっている位です(^0^)


 まず、ミックス面での指摘としては、吉●さんらしいコスリ&2枚使いがあるかな~と思います。

 コスリなどは、普段から凄い多用している訳ではなく、選曲の流れの中で、流れを盛り上げるべく活用している感じで、この作品でもそんなには多用してないですが、渋く光ってますかね・・・

 ミックス的にはHipHop的なミックスで進めていき、ショートミックスとカットインを多用してグルーブを維持しながらサクサクと進めていくのですが、スクラッチカットインを多用することが多く、グッときます。
 ゴリゴリっと軽くコスる程度のミックスも多く、序盤の方で「みん●のう●」にミックスする際、前の曲の終わりの声をフィル的にトランスフォーマーしてたり・・・サザ●でコスってる姿にはビビります!!

 また、●澤さんらしいのが、印象的な言葉を2枚使いして強調してる辺りで、ド定番な「●手にシ●ドバッ●」では、サビの「今何時!」の部分を余裕で2枚使いし、グルーブを更に高めてますね!!
 その他にも美味しいドラムブレイクは2枚してるし、他の印象的な歌詞も2枚してるのですが・・・この辺はセンスと技術が試される部分で、流石の技量っすね!!
 

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 また、このミックスでは楽曲外の音源(ライブ音源のMC部分など)をパンチイン的に使用しておりを、これもポイントが高いです!

 ●沢さん的には、普段のDJミックスでも多用しているサンプラー使いの延長に近いかと思いますが、アクセントになりつつも、ミックスのレベルを上げているかと思います。

 それこそ、イントロからK氏の謎のトーク(某PVが元らしい?)に、吉●さんらしいサンプラー使いで喋ってる内容をこのミックスの内容に変えてたり、曲の歌詞に合いの手を入れるようにライブ音源のMCを入れたりして、かなり上手く活用をしています。

 特に多いのが、曲と曲を繋げる際に入れることが多く、曲調の違う曲に繋げる際なんかは、これがグルーブを繋げる上でのよい接着剤になってることが多く、上手いです!
 初期らしいテンション高めな楽曲「思い●ごしも●のうち」であれば、それまでのスロー選曲から一転する曲調の為、繋ぐのが難しい中で、スロー曲を切り、ライブMCの「もっと行きますか!」という声をカットインしてからその曲にミックスしており・・・いい接着剤どころか、それまでスローだったグルーブを一気に加速させる効果があり、最高の繋ぎになっています!!

 また、これ系でビビったのが、また登場の「●手にシ●ドバッ●」のプレイで、前の曲よりテンション高めなグルーブでカットインしたと思ったら、恐らくですが、何らかのテビュー当時のライブ音源をイントロで使っています!!
 一時期、デビュー当時のベスト●ンでのライブ映像が話題(鬼カッコいい!)になりましたが、デビュー当時のテンション大爆発してるライブ音源において、熱くなる直前のイントロブレイクを抜き出し、オリジナル曲に入る前に付け加え、テンションを加速させつつオリジナル曲になだれ込んでおり・・・このテンションの引っ張り方/爆発は尋常じゃないですよ!!


 この辺の「器用さ」はホント素敵で、楽曲以外のことも掘ってないと出来ない芸当なわけで・・・吉●さんの「愛」が如実に出てるかと思います!!


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 ただ、こういったミックスの技術やアイデアは、この作品においては下支え的な部分になり・・・この作品において、もっとも重要なのが「ミックスの美しさ」「グルーブの流れの上手さ」じゃないかと思います!!

 聞いててとにかく悶絶するのが、曲と曲を繋いだ際のメロディーの流れだったり、グルーブの流れだったりが、有り得ないほど繋がっており、この丁寧なミックスがこの作品の肝だと思います!!


 例えば、スロー系なんかは美しいミックスが連発で、中盤の「真●の果●」から「Y●Y●」への繋ぎは美しすぎで・・・意識しないで聞いてると、まったく違和感のない繋ぎで、メロディーの繋がりっぷりがハンパなく、まるで一つの曲のような繋ぎになっています。

 コレ以外にも「Oh!ク●ウディ●」から「いと●のエ●ー」の繋ぎもヤバ過ぎ・・・うまく表現できないですが、聞いてて痺れるんですよね、グルーブの美しさに・・・それも何度も何度も聴くほどグッとくるんですよね・・・ホント上手いです!
 メロディーの件は、発売時の吉●さん側からの告知でも相当頑張ったと言っていたので、かなり注意を払ってミックスしたんだとは思いますが、DJの基礎中の基礎をココまで深めると、こんなにも美しくなるだ・・・と痛感させられました!


 また、メロディーやBPMは一致しなくとも、曲のグルーブをしっかりと聞き分け、計算された流れでうまく繋ぎ、パンチのあるグルーブや流れのあるグルーブを作ったりするのも・・・吉●さんらしい繋ぎだと思います。

 特にアップ系の曲の繋ぎ方は素敵で、グルーブを爆発させたいときは、曲と曲とのグルーブを読んだ上で、ガツっと繋いで爆発させてる感じが秀逸で、それまでスローだった流れから一気に「●艶 The ●ight Clu●」にブっこみ、いきなりテンションを上げちゃう辺りは上手いし、ちょっとセンチだけど熱い「●調言葉に御●心」のブっこみも上手いですね!!
 これらは、一聴するとサクサクとカットインしてる印象なんだけど、ミックスのタイミングやグルーブの流れをしっかりと計算してるミックスが多く、どの曲のミックスにおいても隙が無く、上手すぎです!! 
 

 これらの繋ぎの話は、実際に聞いてみないと分からないかもしれないですが、しっかりとメロディーなり曲調、そしてグルーブを聞き分け、相当練習や実験をしないと出来ないミックスかと思います。


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 んで、総括ではないですが、全体的な話をしたいと思います。

 まず、この作品で思うのが、全体的な流れとしては「アップ系の選曲」と「スロー系の選曲」を山谷のように繰り返し、明確な方向性がないまま進んでいく感じで・・・アップ系とスロー系の選曲の繰り返しに、最初は作品の流れが掴めなくって違和感を覚え、もうちょっと明確なストーリー性が欲しいな~と思っていました。
 ベタな流れかもしれないですが、最初はゆっくりめの曲から始まり、徐々にグルーブを温め、頃合いのいいところでテンション高めな曲で引っ張っていく・・・そんな感じの方がいいのでは?と思っていました。

 ただ、聴けば聴くほど、分かっていった部分があり・・・最終的にはこの方向性で間違えがなかった・・・と思いました。


 まず、私が違和感を覚えたアップ曲もスロー曲の交互選曲は、このバンド自体がアップもスローもイイ曲が多いので、その両面の魅力を一つにまとめるために、アップ系の選曲とスロー系の選曲を交互にミックスすることで、一つの作品にしたんだと思います。
 安直に2枚組のミックスにして、一方をアップミックス、片方をスローミックスにするっていう方法もあるかと思いますが・・・その両面の方向性を一つにすることで初めて「サ●ン」になる・・・そういう意向があったのかな~と思います!

 また、ヒット曲ばかりではなく、有名じゃない曲にもイイ曲があり、そういった曲を光らせるべく、こういう感じのミックスにしたのかな~とも感じます。
 アップ系とスロー系を交互にミックスすると、実は明確な山谷が生まれ、その山谷の間に曲を光らせることが出来るんですよね・・・仮に、ズーッと山なグルーブだと、系統が似てる曲が続くだけに、その曲の個性が埋没しちゃうので、それを避けるためにこういうミックスにしたのかもしれないですね・・・
 
 あと、ホント聴きこむと、実はアップとスローの両面のグルーブが上向きに設定されていることに気付き、両方の面が最後の方で爆発してるミックスになっているんですよね・・・
 アップであれば「勝●にシン●●ット」辺りだと思うし、何よりも大トリに近い「いと●の●り―」での爆発っぷりっていったら・・・素敵過ぎます!!


 トータルで考えると、意識的にコントロールされた選曲の積み重ねとグルーブ作り、そしてそれらを支えるべく生かされたDJ技術が相まって・・・大変素晴らしい作品になったと思います(^0^)


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 そんなわけで、表面的な内容だけで判断すると「飛び道具」的な内容と思われてしまうかと思いますが、吉●さんの感性と技術、そして「サ●ン愛」に満ちた素晴らしい作品だと思います。

 恐らく、バンドのことを詳しく知らない方でも、ヒット曲が多いことと、ミックスがメチャクチャイイので、絶対に好きになる内容だと思うし・・・何よりもバンドのファンの方が聞いたら「絶対納得をする」選曲/内容になってるかと思います。
 特に、ヒット曲だけに偏らず、印象的な良曲などを多数チョイスしてることや、各々の曲の魅力を最大限に引き出している点など・・・絶対にヤラれるはずです!!


 あと、この作品を紹介する上で、もう一点大切なことを付け加えておくと・・・DJ達が無視していた音楽で、しっかりとDJが出来るということを実証した点も大切だと思います!!

 価値観の転換というんでしょうか、それまで対象外と思われていた音楽が、DJのプレイによって新しい価値観を与えられ、その音楽が聴ける(踊れる)ようになる・・・という点は、DJという存在を語る上で大切なことで、そのことを見事に実証したんだと思います。

 Spnibadの80's Megamixに近い考えかと思いますが・・・まさか「●ザン」がDJミックスに耐えうるなんて思いもしませんでした・・・このミックスを聞き、見事にヤラれ、上記のようにレコを買うはめ(?)になりました(^^;)
 特に、このバンドが、素敵なメロディーや歌詞を持ってるだけでなく、卓越した演奏と骨のあるグルーブがあるバンドだということに気付いた点は大きいかも・・・この点は●沢さんもかなり意識してるような感じはしましたよ??

 また、オマケ的な話で行くと、このバンドのレコードやCDって、買おうと思えばホント安い値段で買える・・・というのも80's Megamix的な魅力があるかと思います。
 私も、ディガーマナー(?)に従い、近所のハードオフの5枚100円コーナーで殆どを揃え、この紹介文を書くにあたって必要だったレコやCDをユニオンやブックオフ、そして池袋の某古書店で数百円出して買った位です・・・足元に転がってた石ころが、こうも光るとは思いませんでしたよ!!



 んでは、あんまり上手くまとまりませんでしたが、素晴らしい作品の御紹介でした!!

 CDで買うのはかなり厳しいですが、興味がある方は掘ってみてね・・・一応、Vic嬢として音雲にサンプル音源が上がってるようなので、興味がある方は聴いてみてね・・・そこらへんのネットに上がってる音源とは根性が違いますよ!!
 
 あと・・・日本もこういう作品がオフィシャルで出せるようになりたいですね・・・下のZよりも吉●さんの作品の方が間違えないです!!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Victoria 「ミックス '78~'90」
Genre : Japanese Rock、Pops・・・
Release : 2011年12月
Lebel : Cherry Boy CBCD-012




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<オマケの話>

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 これにモザイクをかける必要があったかは悩むところですが、今回の主役バンドさんのDJミックス作品は、今回の吉●さんの作品が初めてではありません・・・

 なんと93年9月位にオフィシャル作品「Z● / ●ノ島」という作品がリリースされています。

 私も、中学生位の時、レンタルCDで借りて聴いた記憶があり・・・この記事を書くに辺り、ブックオフで底値買いしてみました(^^;)

 内容的には、メガミックス/メドレー的な感じで、DJミックスの良さはあまり出ていなく・・・正直微妙な内容なのですが、今回の調査で面白いことが分かりました!!

 なんと、この作品は、あのHouse系DJ/Producerである「福富幸宏」さんが関わったようです・・・CDには制作者の情報が一切記載がなく、ネットで調べてたらこの情報があり・・・真偽は分かりませんが、時期的にいけば関わった可能性は高いと思います。
 実際にどのようなことをしていたかは不明ですが、打ち込み関係とミックス作業なんかをやったんですかね・・・どうなんでしょう??




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追記 2012年9月11日 7:00

 記事を書いた後に●沢さんに報告をしましたら、吉●さんのブログなどで御紹介を頂きました!!

 色々とお褒め頂き、超嬉しいです・・・今後も気合を入れて紹介をしていきたいと思います(^0^)
 


DJ Crystal 「Made in Japan Classics vol.01 - Disco Tokio」
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 遂に紹介します!!

 知らない方が大多数だと思いますが、コレは紹介する価値がある・・・いや「紹介しないといけない」作品なので紹介します!!

 昨年出会ったミックス作品の中で一番ヤラれた作品で、何度も聞いてしまい、そして収録曲のレコードを全部探して買いそろえてしまった(!)ほど・・・のヤバい作品です!!
 も~、個人的にはコレが昨年の「Mixtape Troopers大賞」なんですが、収録曲のレコがなかなか集まらなかったのでご紹介が遅れてしまいました(^^;)


 作品としてはいわゆる「和物」ミックス作品なんですが、そこらの和物ミックスとはレベルの高さが違う作品で、2009年のMixtape Troopers大賞である吉沢先生の作品級にヤバいです!!
 吉沢さんのがHipHopサイドの最高峰としたら、この作品はHouseサイドの最高峰で・・・和物でこんなに「踊れる」作品になるとは・・・と度肝を抜かれたりもしましたよ!!


 そんなわけで、今回はいつもの紹介記事よりも「超」気合を入れて書きましたので、メチャクチャ文章が長いっすよ!!
 また、和物を使用している作品の特性上、検索対策で久しぶりの「伏字対応」になります・・・その点はご了承ください!

 んでは、いってみよ~♪



(1) 作品紹介の前振り

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 まず、この作品の作者であるCrystal氏のご紹介をしましょう。

 DJ Crystal氏は、95年頃よりDJ活動を開始したHouse系のDJ/Producerで、現在は相方のK404氏とのユニットである「Track Boys」としての活動が有名なお方です・・・
 あまり有名なお方ではないですが(すみません・・・)、東京の地下Houseシーンでは活発に活動をしており、最近はやってないみたいですが、川崎の某工場の屋上で開催された野外パーティーのレジデントDJをするなど・・・オルタナティブなHouseを突き進むお方のようです・・・
 

 ただ、Houseサイドの人間でも知らない方がいるかもしれないCrystal氏ですが、実は意外と「目を通したこと」がある存在かもしれません・・・

 なぜなら、2006年に発行され、近年の和物ブームの火付け役といっても過言ではない名ディスクガイド「Japanese Club Groove Disc Guide」にCrystal氏が登場しており、冒頭のインタビュー記事で二見裕志さんとCity Pop方面の話題を対談してるからです!

 写真右上にチラッと出てる本ですが、コレはヤラれた方が多いんじゃないですかね?
 私もその口で、コレを読んで和物に興味を持ったし、レコードも積極的に買うようになりました・・・またDJ業界/市場的にもコレの発刊以降、徐々に和物の認知度が上がり、特に今年はかなり加熱してたんじゃないかと思います。

 そして、もっと重要なのが、この本のインタビュー自体が、今回紹介する作品があって実現したということです。
 あの本の骨子である「和物をいかにダンスフロアーで使うか?」というような事を、既に体現してたのが・・・今回紹介するCrystal氏であり、その具体例がこの作品になります・・・


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 実はこの作品・・・というかこの「音源」は、Crystal氏が2004年10月頃に作成をした音源で、ネットでの配信、又は手渡しなどで配布された音源で、当時の業界では大変話題になったそうです。

 Crystal氏のブログ(Track Boys)のブログの過去ログを読んでると分かるのですが、2004年頃より和物に反応を示すようになったようで、その中で達郎さんが大変好きになり、Crystal氏の中で「和物の火」がついちゃったみたいですね・・・達郎さんのファンクラブにも入会しちゃったそうですよ!!

 その流れの中で、Crystal氏がこの作品を制作するちょっと前に、既にCity Pop関連の和物をDJに取り上げていた横浜の「Mr Melody aka いしかわてつや」氏が作成したミックスCD「City Pop Mix」(写真左)を聞き、かなりヤラれてしまったようで・・・この作品が結構ターンポイントだったみたいですね?
 いしかわ氏もあのディスクガイドでレビューを行っており、流石のセレクションです・・・このCDも探してるんだけどなかなか出合えないっすね~

 そして、この作品を制作する訳ですが・・・上記のいしかわ氏の作品に影響を受けつつも、もう一つの影響として、あのDJ Harveyが作成した「Sarcastic Disco Vol 2」(写真右)にインスパイアを受け、ディスコ/ハウス文脈で和物をミックスしたら面白いんじゃないか・・・ってことで作成されたようです。
 Harveyの作品は、確か「Sarcastic」っていう洋服屋さんが2001年ぐらいに製作したノベルティーで、日本限定100枚ぐらいの激レアなCD(万近!)なんですが、Rockなどの非ディスコ/ハウス文脈の音楽を、ディスコ/ハウスとしてプレイした作品のようです・・・
 んで、Crystal氏は、この限りいおいて、そのRockを「和物」に置き換えて、あくまでもディスコ/ハウスとしてプレイしてみる・・・ってのが出発点のようで、Garage/Houseという音楽の精神性(=イイ音楽/踊れる音楽だったら何でもプレイする)みたいなものを表したのかもしれないですね。
 

 そんなわけで、この作品はCrystal氏が好きになった「City Pop = 著作権がある日本の曲」を勝手にDJミックスしてるので、当然ですが一般販売は出来る訳がなく、便宜的な言葉で説明すれば「地下流通」をしていました。
 
 私も当時、あのディスクガイドを読んで「凄い聞きたい!」と思い、色々と調べてみましたが・・・当時は手に入れることが出来ませんでした。

 流通に関しては、作った時点で販売用の意図は全く無く、彼らのプロモーションか遊びの一環で配布されたようで、彼らのホームページやMixiで限定配信をしたり、親しい関係者や、彼らのパーティーに来た人に手渡しなんかで配ったようですね。
 また、あのディスクガイドの発行記念で、タワーとかで買うとおまけでこの音源が付いてたり(ホワイトのCD-Rらしい、知ってたらそっちで買ってたよ!)・・・したこともあるようですが、結果として限られた範囲でのみ配布になります。
 当時は結構話題になり、恐らくCDプレスの話もあったのかもしれないですが、内容が内容だけにCDとして流通させることはしなかったんですかね??

 なお、作品としては2004年~2005年の間に3作品が製作されており、どれもコンセプトが通った作品になっているようで・・・トラックリストを見る限りだと、凄い面白そうなミックスになってます。


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 ただ、今回紹介しているCDのように「ちゃんとした形」の作品も実はあります!!

 今回紹介してるCDが正にそうで、このCDをゲットして分かったのですが、実は2008年12月頃に有名レコード店「Jet Set Records」のノベルティーとしてこのシリーズのVol,1のみCD化したようです!!
 昨年の秋、某ユニオンのCDコーナーに展示されてて、CD化されていないと思いこんでた作品だけに、見つけた時はビックリし、ボチボチな値段でしたが、速攻で買いました(^0^)

 なぜ、Jet Setでプレスしたのかは謎ですが、Jet Setは割とノベルティーでミックスCDを作ることが多く、写真右のように私が持ってるだけでも結構あり、DJ Hasebeのようなメジャーどころから、Ulticutや大塚広子のようなマニアックなところまで、いろんなDJに依頼してますね。
 特にUlticut/AYB関係は、Jet SetのスタッフにDJ Lark氏がいることから、かなりノベルティーがあり、私もノベルティー欲しさに、下北まで買いに行ってました。

 まあ、個人的な憶測ですが、CrystalさんもTrack BoysとしてCDリリースをしてて、実際にそのCDなり作品を売ってもらっているJet Setから要請があり、自分たちの作品の宣伝になれば・・・みたいな理由でプレス化を許可したのかもしれないですね~

 ただ、このCD、個人的な実感だとかなりプレス数が少ない感じで、特にここ最近のJetSet系のノベルティーはポイント交換でしかゲット出来ないので、必然的に市場への流通量が少ないはずなので・・・結構レアな部類になるかな~と思います。
 また、色々と調べてて分かりましたが、先ほど登場した「いしかわ」氏もJet Setのノベルティーで新たな和物ミックスを提供してる(2007年)ようで・・・コレも私が初めて知ったぐらい(?)なので、結構レアなCDですね・・・欲しいな~(^^;)



 んなわけで、前振りが長くなりましたが、こんな過程があって出来た作品になります・・・




(2) 作品の紹介

 この作品は、70年代~80年代にリリースされた日本産のポップスの中で、山下達●さんや吉●美奈子さんなんかが代表的な「City Pop」というカテゴリーの音楽を使用して、ハウス以降のダンスミュージックに仕立てた内容になっています。

 City Popってカテゴリーも相当曖昧なんですが、分かりやすく言えば「洋楽志向の国産ポップス」って所なのかな? 歴史的にいえば、ティンパンアレー/はっぴいえんど以降のポップスになるかな~と思います。
 今となっては和物レアグルーブとか、和物Light Mellowなんて言われ方もありますが、どの曲もクラブなどを想定したダンスミュージックにはなっていないと思います・・・


 そんな「非ダンスミュージック」的な楽曲を、ダンスミュージックに仕立てちゃう・・・のがこの作品の聞きどころになります!
 
 和物のミックスって、市場的にはMUROさんがDJ XXXLとして作品(2006年1月)を発表した以降、いろんな作品がリリースされるようになっていますが、どの作品もネタモノやレアグルーブ的な視点から製作されているので、作品として「打ってない」のが多いような気がします。
 打ってない・・・つまり「踊れない」って意味で、そのミックスを実際のクラブに持って行っても、縦ノリ的な盛り上がり(申し訳系はそうかな?)はあるかもしれないですが、Houseなどの横ノリ(?)的な踊りを提供しない・・・感じがあります。


 その限りにおいて、この作品は極めてハウスマナーに従った選曲とDJミックス/エフェクトをすることで、作品に「ダンス」性を与えており、他の和物ミックスとは異なる内容になっています。

 製作に関しては面白い話があり、House黎明期にChicagoで活躍した「Ron Hardy」のDJプレイにヤラれたヤツが、日本に戻ってきたDJをしたら・・・こんな感じになるんじゃないか?というコンセプトがあったそうです。
 多分知らない方も多いので補足しておくと、Larry Levanとかと同様に、プレイする曲がダンスミュージックと感じちゃえば何でもプレイしちゃうお方なんですが・・・ちょっとお薬のやり過ぎでBPMが遅く聞こえるらしく、必要以上にピッチアップしちゃったりする・・・変態的なプレイが売りなDJで、Chicago Houseの誕生に一役かったお方です(^^;)

 まあ、和物をプレイするって時点で変態的なのかもしれないですが、この発言は、おそらく「Garage/House」的な段々とグルーブを積み重ねていくDJプレイを念頭に置くことで、和物をダンスフロアーに生かしていく・・・みたいな方法論を用いたみたいです。


 んなわけで、以下では作品の紹介をしていきたいと思いますが、今回は選曲順に内容を紹介したいと思います。
 
 なぜなら、この作品を聞きこんで分かったのですが、本来ディスコやハウスとして捉えられなかった和物の曲を、面白いほどディスコ/ハウスのフォーマットでプレイされているわけで、全体的なグルーブの作り方においては選曲面の手腕が非常に大きく、段々とグルーブを積み重ねてる点がこの作品を良作としてる点だと思うからです。

 特に、作品の流れを分解すると、面白いほど「起承転結」の流れになっており、この流れの作り方がメチャクチャ上手いと思うので、以下では「起承転結」に分けて説明したいと思います。

 んでは、実際の紹介に移ります~♪



① < 起 >

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 序盤に関しては、クラブでも早めの時間のようなユッタリとした選曲をしつつ、段々とモチベーションを上げていく選曲が見られます。

 1曲目としては「●佳孝 / これで準●OK」(写真左)、2曲目には「大●妙子/ ●onder L●st」(写真右)といったあまり知られてない曲をプレイします。
 どちらもボーカル入りの曲で、和物レアグルーブや和物Light Mellow的な視点だとボチボチ知られた曲ですが、一般的には殆ど知られてないですよね・・・当然私も知りませんでした。

 ただ、両者ともBPMは遅めですが、しっかりとドラム感があり、割と上向きなグルーブがあります・・・特に間奏のギターソロやピアノソロが素敵で、それだけで気分が高揚していきます・・・

 House的な聞き方として、ボーカルももちろん大切なんだけど、間奏の楽器ソロを重要視する傾向があると思います。
 多分、演奏してる側としては、ボーカルを更に盛り上げるための「架け橋」にしたいので、高揚感のあるソロを入れたりするので、高揚感が欲しい音楽であるHouseとしては大切な部分かもしれません。
 例えばJoe ClaussellとかDanny Krivitなんかは、間奏の楽器ソロを重要視してて、特にジョーのアイソ使いは印象的ですかね・・・

 私も当然、こういった部分が好きで、序盤の選曲を聞いてるとそのような意図が感じられ、段々と気分が高揚していきます。

 また、この当時の音って、腕利きのミュージシャンが演奏してるので、音楽の質が異常に高いのもポイントですかね!!


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 んで、ちょっとBPM押さえ目だけど上向きなグルーブを持続させる中で3曲目にプレイするのが、なんと「●下●朗 / ●ink ●hadow」です!!
 達●さんの名ライブ盤である「It's a ●oppin' Time」に収録された名カバー(元はブレッド&バターっすね)で、これは上がりますね!!

 選曲的には段々とグルーブを上げていく過程なんですが、クールなんだけど夜の疾走感があったり、サビのシャウトがカッコいいこの曲を選ぶことで、選曲における「小さな盛り上がり」を作っており、いいアクセントになっていると思います。

 Houseの話だと、ズーッと分からない曲や地味な曲をプレイしてると、段々とフロアーのテンションが下がっていく場合があるので、たまに「少し盛り上げる曲」を入れておき、フロアーのテンションをキープする手法があるかと思います。
 この場合は、割とグルーブを上げていく選曲ではありましたが、一度テンションを上げておいて、次の流れの布石としてプレイしてる様相も見られ、起承転結における「起」の部分の締めとして良い選曲/プレイになってます。


 また、この作品では、曲中でアイソレーターを使用して、ビートレスにする部分もあり、この曲でも何箇所かアイソってます。

 Houseが好きな方だと分かると思いますが、アイソレーターというのは、いわゆるEQの凄い機械で、高音/中音/低音の3バンドを完全にカット出来る機械です。
 参考に我が家のアイソ君(ドマイナーな機種)の写真を貼っておきますね・・・こんな感じのダイヤルが付いてる機械なら見たことあるかな?私のはハーフラックの家庭用ですが、本当はもっと横長ですかね~。
 
 Houseの現場だと、コレを使ってあえてビートを削ったり、ボーカルや上モノを削ってビートのみにしたり、ジョー先生のようにメロディーを強調する為にパーカッション的に使ったり・・・かなり一般的な機材なんですが、一様に言えるのがプレイしている音楽に「強弱 = アクセント」を付けている点です。

 この作品でも、アクセントをつける為に要所要所でアイソっており、この達●さんの曲では、サビ前で一度ビートレス(=低音をカット)にして、サビに入る瞬間に音を戻し、そのサビを強調する・・・ようなプレイをしております。
 こういうのって、CDで聞いてると気付かないんですが、現場の大きなスピーカーで聞いてるとグッとくるんですよね・・・Crystal氏の細かい配慮にヤラれます(^0^)



② < 承 >

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 そんなわけで、達●さんで一度盛り上げた後は、そのテンション/グルーブを引っ張りつつ「インスト」モノに繋いでいきます。

 ●朗さんの後は、有名Jazzギタリストのそんなに有名じゃないJazzFunk曲である「川●燎 / ●ight Mile Road」(写真左)をテンションを引っ張る形でプレイし、その後はまさかの「Y●O / ●のナイフ」(写真右)をプレイします!


 この辺の曲はレコ屋でジャケを見ることは多かったですが、そんなに高いレコードでなく、それこそYM●のレコは買おうと思えば300円ぐらいで買えますよね・・・
 今回、収録曲のレコードを結果として全部揃えた訳ですが、メチャクチャレアな皿はそんなにはなく、RecoFanとかUnionとかを探せば、大体が揃えることが出来ると思います。

 一部はかなり探したり、ちょっと高い値段を払ったのもありますが、レコード掘りの視点から考えると、Crystal氏の選曲は定番を抑えつつも、あまり気付かない「穴な曲」をプレイしており、選曲の手腕の高さが伺えます。
 この辺はアレですかね・・・みんなが知ってる曲だと飛び道具になりかねないので、あえて外したのかもしれないですが、グルーブ重視の姿勢があったのでこういう選曲になったのかもしれないですね。


 また、この辺りで上手いな~と思うのが「インスト」をプレイしてる点です!!

 またまたHouseの現場的な話ですが、ボーカルモノばっかり攻められると踊りに集中出来ないことがあり、あえてインストモノを集中的にプレイし、フロアーで踊ってる輩に「踊らさせてあげる時間」を作ることがよくあります。
 本当に踊ろうとすると、ボーカルは実は邪魔で、インストだけの方が踊りやすく、場合によっては「音にハマっちゃう」瞬間もあり、私も好きな時間帯です・・・何も考えずに、ただそこにあるビートに体を預ける感じで・・・結構気持ちいい瞬間ですね。
 
 Crystal氏がこういう意図があってプレイをしていたのかは分かりませんが、達●さん以降のグルーブ/テンションを上手く利用しつつ、徐々にグルーブを上げていこう・・・みたいな思惑を感じ、この辺は起承転結における「承」の序盤になるのかな~と思います。

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 そして、このインスト繋ぎはまだ続きます・・・

 ●MO繋ぎとして「坂●龍一 / Tibe●an Dance」というインスト曲をプレイするのですが、これはビビりますよ!!

 曲は全然有名じゃないかと思いますが、この曲はなんと「45rpm、-8%」(原曲はもちろん33rpm)にピッチアップしてプレイをしてます!!

 原曲は幻想的なロービートなんですが、このピッチアップが最高で、適度に速度のあるブレイクビーツっぽい曲になり、選曲の流れにおいては更にグルーブを加速させる効果があるな~と思います。

 この点は、和物ディスクガイドにもレコメンドしており、間違えてLPを45rpmでプレイしてしまい、気付かずにそのまま聞いてしまった・・・のが原因だそうで、レコードを買った限りだと、このLPには写真右のようにLPと7inchのレコードが付いているのが原因かな?と思いました。
 つまり、7inchは当然45rpmでプレイするので、7inchを聞いた後にそのままLPをプレイしたのかな~と思います・・・私もたまにあります(^^;)

 ただ、こういった視点とか聞き方って、とても大切でしょう・・・DJミックスって、実際にそのレコードの曲をカッコよくプレイするってのが重要で、その限りにおいて原曲を純粋にプレイする必要は・・・無いと思います。
 もちろん、コレがすべてではないと思いますが、こういったタンテじゃないと出来ないプレイを入れてくる辺りには、MP3時代の今だからこそグッときましたよ!!
 

 ちなみに、教授の小ネタですが、昨年の年末ぐらいにNHK教育で坂本龍一さんが小学生に音楽を教える・・・みたいな番組があったのですが、そこで先ほど紹介した「千のナイ●」を演奏してたのですが・・・なんと高橋さんと細野さんのオリジナルYM●での演奏に加え、ギターで小山田圭吾さんが参加するという超豪華なセッションをしてましたよ!!
 NHKってこういうことを普通にやってきますよね・・・ちゃんと最初っから見たかったな~



③ < 転 >

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 インスト曲が3曲続き、そろそろ「動き」が欲しいところで・・・ボーカルモノに戻しますが、この辺のチョイスも上手いですね!!

 教授の曲の後は、あのIdjet Boysもプレイした「吉●●奈子 / ●won」(写真左)をプレイ!

 圧倒的なグルーブと、特徴的なベースラインが印象的なファンキーな曲で、そこまで鬼上げしなかったインスト選曲の後なので、フロアーに活気を与える効果があるな~と思います。

 ミックスの流れを「山と谷」で表せば、インスト曲をプレイした所で「谷」を作り、この美奈●さんで谷を登り始め「山」に向かってる感じにプレイをしています。

 DJミックスにおいて、この「山と谷」は結構大切で、ズーッと山な曲(=盛り上がる曲)をプレイしたら疲れちゃうし、谷な曲(=普通な曲)をズーッとプレイしてたら飽きちゃうし・・・このバランスが結構大切だと思います。
 また、DJの演出力とでも表現すればいいのでしょうか、山な曲を光らせるために、あえて谷の曲をプレイする・・・みたいなこともあり、DJ技術以上に選曲のコントロールが大切になってきます。

 Crystal氏が選んだ美●子さんの曲は、正にそれで、これから山に向かっていく為の重要なブリッジにもなっており、こういったプレイも上手いですね(^0^)

 ちなみに、この曲は邦盤とアメ盤で12inchがあり、LPの他にアメ盤の12をボチボチ高い値段で買いましたが・・・思ったほど音圧は高くなかったです・・・残念!


 んで、山に向かって更にグルーブを上げてく過程で、美奈●さんの後は「浜田●吾/ Midnight Cruisin'」という曲をプレイ・・・これがメチャクチャ良い曲ですね!!
 
 先に指摘しておきますが「浜田省吾」ではありません・・・私も知らなかったアーティストなんですが、典型的なCity Popでありながら、しゃがれた声が特徴的な方で・・・80年代を過ごしてた方でも知らない方多いのかな~と思います。
 プレイした曲自体もメチャクチャよく、私も一時期は毎日聞いてましたが、LPのタイトル曲でありながらノットシングルな逸品で、こういうところをプレイしてくる当りは渋いっすね~

 そして、選曲的には山に登っていく過程な訳ですが、美奈●さんでかなり上ったはずなのに「まだ頂点には行かしてくれない」みたいな「寸止め感」があり、これが逆にイイですね!!

 よくHouseは「耐える音楽」なんて言いますが、簡単に盛り上がる曲をプレイするよりも、あえて盛り上がる曲はプレイせず、さっきも紹介した「谷」な選曲をし続け、聞いてる観客やダンサーを焦らし・・・焦らしきったところで「山」な盛り上がる選曲をすると・・・観客たちは耐えてた分、凄く盛り上がります!

 つまり、ここでの選曲はその焦らしの一種で、かなりテンションは高いんだけど、まだ頂点には「行かせてくれない」という「焦らし」になってることに加え、聞いてる者たちへ「もう少しで頂点だ!」という期待感を含ませた「煽り」も加わった素晴らしい選曲だと思います。
 特に後半の間奏のギターソロが正にそうで、曲自体の良さを理解したうえでのプレイが光ります!!

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 そんなわけで、グルーブを散々焦らしたあと、印象的なピアノリフがミックスされ、ゆっくりと次の曲にミックスされます・・・Crystal氏がレコメンド&使用したことで有名になった「角●敏生 / 初●」(写真左)です!!

 も~、このミックスは「即死」です!!

 何度聞いても背筋が疼くミックスで、何度聞いても「来た~!」と心の中で叫んでしまいます。

 前の浜田●吾の流れでは爆発寸前まで寸止めして、グルーブを最高潮にもっていった訳ですが、そこから優しいピアノイントロをミックスし、ビートレスなピアノソロが始まり、コーラスを担当してる吉●美奈●さんの優しい声で包まれた先には・・・気持ちいいまでのアーバンファンクなビートが始まる・・・という最高の展開でミックスしてきます!!
 なんて表現したらいいのか分からないのですが、ジェットコースターがスタートし、段々と坂を上り始め、頂点に行ったと思ったら一瞬止まり、そこから一気に下り始める・・・みたいなミックスになり、登り詰めてたグルーブが一気に爆発したような感じです!!

 もう、この部分を聞いてると、この●松さんのこの曲を光らせるために今まで他の曲をミックスしてたようにしか思えず、ホント「殺しのミックス」になってます!!
 ストレートな言い方だと、これまでミックスしてた曲が「捨て駒」になり、その捨てていった過程があったからこそ、この「●恋」が光った・・・としか言いようがないですね!!

 この流れこそが「House」的なミックスで、煽りや焦らしを入れながら段々とグルーブを上げていき、登り切った所でバシっとキラーチューンを入れてくる・・・訳で、これを聞いたら盛り上がらない訳がないですね!!

 言葉で説明すれば簡単ですが、コレってホント難しく、現場でも難しいし、ミックス作品でも作ることが出来る人はそんなにはいないです。
 現場では、目の前にいる流動的なお客さんを相手にしないといけないので難しいし、ミックス作品となると、見えない相手を想定して作らないといけない分、ミックスの完成度が相当高くないと殺せません・・・

 私自身は、多分皆さんよりも相当ミックス作品を聞いてるので比較ができるのですが、こういった殺し方が出来るDJってホント少なく、それこそ初期のMUROさんや、DJ Spinbad、House系だとDannyとかDimitriなどそうで・・・この流れを作品化出来る人は相当少ないと思います。
 
 つまり・・・選曲というDJの根本的な作業を、戦略的に尖鋭化した結果がこの「殺し方」で、Crystal氏の手腕の高さに一番ヤラれた瞬間でした!!


 また、この「初●」に目を付けたCrystal氏の選眼の良さもポイントでしょう!!

 私自身の話をしておくと、実はこのミックスを聞く前に、Crystal氏がこの曲をレコメンドしてたので角●のLP(シングルコレクションのヤツ・写真右)を買ったことがあるのですが、その時は初●が全然カッコいいとは思わなかったんですよ。
 この曲のどこがカッコいいのかな~とか思ったぐらいで、昨年の引っ越し前にまとめてレコードを売る機会があったのでついでに売っちゃいましたが・・・このミックスを聞き、この曲のヤバさを思い知らされました!! その後、かなり捜索した後、某所のユニオンで上の写真の12inchを買い直しましたが・・・LPで聞いた時よりもカッコよく聞こえたのは言うまでもありません。

 私は狂ったようにミックス作品を聞いてる訳ですが、なぜ聞いてるかというと・・・優れたDJがイイ曲を最良の方法で聞かせてくれる・・・という点があります。
 つまり、一般人にはカッコいいとは思わない曲でも、優れたDJ達は、その曲が本当に良ければ最良の方法でプレイし、一般人にそのカッコよさを知らしめる・・・みたいな「特殊技能」があると信じているからです!!

 Crystal氏が、この●恋の魅力を見抜き、このような最良な形でプレイした点はホント大切で、なんて感謝をしてイイのか分からないぐらいの殺し方で、この曲の良さを教えてくれました・・・ありがとうございます!!

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 んなわけで、ミックスのグルーブが最高潮に達し、いわゆる「ピークタイム」となるところで、角●の後はCrystal氏のフェイバリットである達●モノで「山下●朗 / Funky ●lushin'」をプレイし、更にグルーブを最高潮のまま引っ張ります!!

 まず先にマニアックな指摘を入れておくと、オリジナルの曲(写真右のLP)ではなく、●朗さんが作品に満足できずに取りなおしたベスト盤(写真左)の方でプレイしてる辺りがマニアックでイイのですね。

 この作品でプレイされている曲を解析すると、実は「ヤマタツ率」が異様に高く、達●作品や、関係作品(美奈●さんや、Air RecordsとかMoon Records)が多くプレイされてて、Crystal氏が相当に達●さんが好きなんだろうな~と感じました。
 Crystal氏も、2004年当時でファンクラブに入っちゃうほど●朗さんが好きな訳で、その「好き」な感じが結果として作品全体に表れてるのが非常にイイですね。
 私も、この作品を聞きすぎて、達●病にかかってきました・・・あのレアLPである「JOY」も最近は安くなってきたので、●朗版の「Plastic Love」を聞くために、今度出会ったら買おう!と決意をしました(^^;)


 また、ミックスの点においても、上がったテンションをそのまま維持しながらこの曲に繋いでる点も上手すぎですね!!

 ミックス自体のテンションだったり、フロアーにいるお客さんのテンションだったり・・・テンションを上げるって行為は、単純に盛り上がる曲をプレイすればイイわけで無く、タイミングみたいなモノが非常に重要です。
 その限りにおいて、上げたテンションを維持するって行為も結構難しく、繋いだ曲の内容やミックス方法によってはテンションを下げかねない場合もあり、この辺でDJの上手さが如実に出ると思います。

 Crystal氏は、疾走感のある「●松敏生 / ●恋」をプレイする流れで、ベースラインとドラミングが出すアッパーさを利用し、Funky ●lushin'のアッパーな感じに繋いでいき、そのまま押し切っちゃう感じで繋いでおり・・・教科書通りな上手さがあります!!
 表現的には「素直に」繋いでいるって感じで、彼の「達●愛」が感じられ、この繋ぎにも何度も殺されました・・・



④ < 結 >
  
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 ンなわけで、達●さんで盛り上がったあと、これ以上盛り上げちゃうと疲れちゃうので、定説通りちょっとグルーブを落とす意味で「大橋●子 / シンプ●・ラブ」にミックスし、ドラムのグルーブは引っ張りつつも、アフタービートみたいな気持ちよさを出して行きます・・・

 ただ、この曲が最後の曲になるんですが、個人的には「この後」が気になる選曲で、最後までいいプレイをしてるな~と思いました。

 曲のインフォを入れておくと、現在の系統としてはレアグルーブ的な感じの曲で、和物レアグルーブ方面では昔っから評価されてる曲ですが・・・レコ屋では500円以下で買えちゃう名盤で、大橋さんの迫力のあるボーカルと、バックバンド(美乃家セントラル・ステイション ← グラハムに対抗してるのかな??)のグルービーなトラックが素敵な曲ですね。

 曲的にもアップな曲ではなく、艶やかなボーカルでグルーブを伸ばしてく感じで・・・クラブでいう「アフターアワーズ」的な気持ちよさがあるかな~と思います。
 つまり、散々踊りまくり、気づいたら朝になってたけど、DJのプレイが良すぎで、この後もきっと面白い展開になるんだろう・・・みたいな期待感があり、まだ体が動いて踊ってしまう・・・みたいな曲かな~と思います。
 
 漠然とこんなことを思いましたが・・・んっ、この感覚や表現はどこかで聞いたことがあるぞ・・・??

 そう、この終わり方って、Garage/House業界では永遠の名盤として引き継がれている「Larry Levan / Live at Paradise Garege」(写真右)の終わり方に似てるんです!!

 この作品もいつかは紹介しないといけない作品で、既に収録曲は全部レコードで入手しましたが、自分の力量が無くまだ紹介してないです・・・
 ただ、この作品を論評した名著である「沖野修也 / DJ選曲術」(同写真)で評されているように、LarryのCDで最後にプレイされている「Jermaine Jackson / Erucu」を「実際のプレイはこの曲で終わったわけではないと思わるが、その後のストーリーを想像することは我々に与えられた喜びかもしれない」という表現と、この作品の終わらし方が凄いダブるんですよ!!

 CrystalさんがLarryを意識した終わらせ方(あのCDはLarryの完全な意思で終わらしたわけではないけど・・・)にしたかは分かりませんが、音楽が永遠と続くんだよ・・・って意味で終わらしたのなら、これほどまでに素敵な終わらし方はないな~と思いました・・・
 ホント聞いてて、この後はどんなDJをするんだろうって思うような感じで、まだまだフロアーで気持ちよく踊っていたい・・・そんな感じですね(^0^)




(3) 最後に

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 いや~、なんでこんなに説明が長いんだろう(--;)

 なんか当初はもっと短い内容になるはずだったのに、書いてるうちに段々と文章の量と写真の数が増えていきました・・・これもこの作品に対する「愛」なのかな? どうなんでしょう(^^;)


 んなわけで、ちょっと説明が長くなっちゃったので、まとめておきましょう・・・


① 選曲面の良さ

 まず、選曲面においては、ダンスフロアーとは無縁な「日本のCity Pop」を、有名無名を問わずにプレイしてる点が秀逸だと思います。
 考えてみると、ド鉄板な曲はなく、それこそ「浜田金●/ Midnight Cruisin'」のような忘れ去られたであろう曲もプレイしてるところには頭が下がります。

 特に、文中でも触れましたが「角●敏生 / 初●」のように、彼のプレイで作品の良さが更に光る・・・みたいな点は見逃せません。
 どの曲もダンス性は皆無だったはずなのに、Crystal氏のプレイでダンス性を与えられ、それぞれが躍動感を得た曲に生まれ変わっており・・・昔の曲としてしか評価されなかった曲達を、これほどまでに光らせたプレイは称賛に値すると思います。


 そして、その光らせ方が「ディスコ/ハウス」というダンスカルチャーのフォーマットで消化された点も素晴らしいと思います。
 
 私の実感だと、サンプリング文化であるHipHopも相当に音楽の許容範囲が広いように思えますが、Houseの方がその許容範囲が広く、優れたDJのプレイを聞いてると「えっ、それプレイしちゃうの?」ってプレイも多く、DJ本来の自由さを保ってるのかな~と思います。
 つまり、DJが「踊れる」や「気持ちを伝える」って感じたら何でもイイわけで、そこに「壁」なんて無いんですね・・・この点は、Garage/Houseが始まった頃からある考えだと思います。

 そういったGarage/Houseの考え/精神性をしっかりと理解した上でこの作品を作ったCrystal氏の手腕はホント素敵だと思います!!


② DJミックスの良さ

 まず、今回の作品紹介においては、まどろっこしく紹介した「起承転結」という流れは、一番単純なDJミックスの流れではありますが、Garage/Houseカルチャーの基礎たる流れで・・・これに準じた作りにした点も評価したいと思います。
 
 言葉にすれば、簡単な流れかもしれないですが、コレを実践するのは実は難しく、こういったDJミックスの基礎が出来ないDJは・・・残念ながら「かなり」います!
 例えば、クラブの現場で1時間ぐらいのゲストDJであれば、この資質が露呈しませんが、一人で一晩をプレイしたら・・・こういった基礎性がポイントになり、乗りこなせないDJが多いかと思います。

 私がHouseの現場に恋焦がれてしまったのは、その点がポイントで、単に酒を飲んで盛り上がりたい・・・ということではなく、音楽を通して気持ちよくなりたい・・・そんなピュアな気持ちがあり、DannyやJoeといった優れたDJに心を預けたのかもしれません。

 House系のDJの全てがこういった選曲/DJが出来るとは思いませんが、Crystalさんのこの作品は、Garage/Houseカルチャーの基礎たる部分を踏まえつつ、要所要所で細かい配慮を入れており、涙が出るほど素晴らしいプレイをしたと思います!!
 特に、今回は選曲ごとに説明したのは、作品の流れを説明したかった事に加え、Garage/House系DJとしての細かい配慮/技(アイソを入れてるだとか、45rpmをしてるとか)が多く発揮されていたので、その点を分かりやすく、明確に伝えたかったからでした・・・割と上手く書けて良かったです(^^;)


③ This is a DJ Tape, Not a Compilation


 んで、最後に伝えたいのは、今まで考えがまとまらないのであまり書いたことが無いですが、こういった作品こそ「ミックス作品」の真髄があるのでは・・・と思う点です。

 多分、一般社会から見れば、この作品はただの「海賊版のコンピレーション」でしかないと思います・・・

 しかし、プレイした曲を良く聞かせたいという思いを、考えた選曲とDJミックスの良さを加えると・・・プレイした曲が更に光るわけで・・・それこそ、この作品のようにダンスフロアーとは無縁だった「City Pop」の曲が、こんなに光ってしまった点は・・・「DJの功績」としか考えられません!!

 私がどうして、こんなにミックス作品を紹介するかというと、普通に聞いてたら分からない曲を、DJがプレイすることでカッコよく聞くことができる・・・というのが大きな理由だと思います。
 実際にこの作品では、Crystal氏がGarage/HouseラインのDJミックスをすることで、それぞれの楽曲がカッコよく聞かせてくれ・・・私はモロに影響を受け、収録曲を全部買ってしまいました・・・この事実だけでもDJミックスの素晴らしさが出るかな~と思います。
 
 つまり、そんなDJミックスで作られた作品は、その作品を作ったDJの思いや技術の高さなどによりコンピレーション以上の価値を発揮すると思うんですよね!!

 それはまさに「This is a DJ Tape, Not a Compilation」だと思います・・・私のアイドルである「DJ Spinbad」が、初期の作品に必ず書いていた言葉ですがホント素敵な言葉だと思います・・・


 また、ミックス作品って、だいぶ一般的にもリリースはされていますが、全ての年代の人がその恩恵を享受してるかというと・・・マダマダですよね。

 この作品自体は、どう考えても「違法」な作品な訳ですが・・・この作品こそ、色んな人に聞いてもらいたい作品で・・・特にDJミックスを知らない大人には聞いてもらいたいと思います!!
 それこそ、私たちよりも年齢が上な世代・・・つまりこれらのCity Popをオンタイムで聞いてた世代には絶対に聞いてもらいたいと思うんですよ・・・DJのプレイでこれほどまで曲が光るって事が如実に分かると思うからです!!

 このブログを始めた当初は、好きな作品を紹介したいって程度の考えで始め、かなり漠然とはじめてしまったのですが・・・最近は「DJミックスの面白さ」「ミックス作品の良さ」なんかも伝えたい・・・と思うようになりました。
 なので、作品の紹介が長くなっちゃう(すみません・・・)のですが、最近の文章の根幹には「もっとDJやミックス作品が一般に根付いて欲しい!」という点を加味して文章を書いてます。


 ちょっと話が脱線しちゃいましたが、こういった「DJにしか作れない作品」が、正規でリリースが出来、一般にも広く受け入れられるようになる為に、私なりの努力は続けていきたいと思います。

 とりあえず、この作品が正規で出せるようにならないとダメでしょう!!
 それまで嫌がるぐらいプッシュし続けますよ(^0^)
 

④ まとめ

 なんか最後はアジってしまいましたが、この作品はこれほどまでに私を感化させたので、相当ヤバい作品だと断言します!!
 
 何よりも、収録曲を全部オリジナルのレコードで買ってしまった(これをやったのは、他にはLarryの作品だけですよ!)時点で、私を本気にさせた訳ですが・・・今回、こうして整理して書いてみると、かなり意義のある作品だな~と思いました。

 このCDを買うのは難しいと思いますが、もともとネットで流通してる作品/音源なので、今回の紹介を機会にこの音源が再度ネットで流通(違法だけどね・・・)し、とりあえず聞いていただいて、DJミックスの面白さを知ってくれれば本望かな~と思います。

 ただ、ちょっと汚い話をしておくと、私自身はこの「Vol.01」しか聞いてなく、それ以外の作品(2と3)は聞いたことが無いので・・・こんなに激ホメしておけば、誰かが再配信してくれるのかな~とか思ったりします・・・意地汚いですね(^^;)

 でも、一番の理想は・・・やっぱりこのCDのようにプレスしてくれるのがマニアとしては望みかな・・・ココは我らのユニオンに期待しておこうかな~と思います(^0^)
 特に、この作品を私に出会わせてくれた「旧お茶の水クラブ店(現下北クラブ店)」にはビガップ&期待しちゃおっと・・・是非ご検討を!!


 んでは、こういう内容に興味がある方がどのくらいいるのか分からないのに勢いで書いてしまいましたが、超お薦めな作品の紹介でした!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Crystal 「Made in Japan Classics vol.01 - Disco Tokio」    
Genre : 和物(City Pop、Pops、Rock、Funk、RareGroove・・・)
Release : 2004年10月頃? (製作時期)
      2008年12月(CDプレス時期)
Lebel : Jet Set JSPN001(Jet Set ノベルティー)

Notice : トラックリストについて
 CD版にはトラックリストは無いですが、ネット上にはこの音源がネット配信された時に配布されたと思うトラックリストを記載しているサイトがあります。
 そこのサイトのリンクは貼りませんが、検索すれば簡単に見つけられます・・・ただ、このVol,01だと、リストが途中で終わっていました?? なんでなの??
 また、そこのサイトにはDL用のURLも書いてありましたが、とっくにリンク切れになってますのでご注意を・・・
 でも、2と3のトラックリストを見ちゃうと、絶対に聞いてみたくなるな~






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<追記> 2012/5/6 ブート盤(?)について
2012/9/17 アナザープレスについて

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 <Jet Set盤>

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 <Crystalさん盤>


 予備用として、この作品をもう一枚を購入(某ユニオンで中古)しましたら、意外な展開があったので報告します。

 紹介時に出したCDと、今回予備用に購入したCDが全然違う仕様になっており・・・どちらが本物とは言いづらい部分もありますが、今回購入した方は明らかにブートっぽく、2ndプレスかもしれないですが・・・結果として、この作品には別仕様の作品が流通しているようです。
 
 市場では結構レア価格になってる作品(ブートっぽいヤツでも2800円でした)ですので、これから購入する方の知識になればと思い、詳細を書きたいと思います。
 まあ、明らかにオリジナル盤の方が良いのですが、参考程度にご確認頂けたら幸いです(^0^)
 

          『Jet Set プレス』   『クリスタルさんのプレス』
            =2nd Press      =1st Press??
CD本体  :  プレスCD、盤面印刷    CD-R、盤面印刷なし
ケース   :  薄型、全部透明       薄型、CDが収まる方だけ白
ジャケット :  両面印刷           片面印刷で折りたたみ
         ※Jet Setのロゴあり     Jet Setのロゴなし
音質    :  結構良い           オリよりも音質低い


2012/9/17 修正
 別の作品を買ってみたら、CD-Rの方は、Crystalさん側で作成した作品だと思われることがわかり・・・上記の内容を訂正/修正ました。
 ただ、音質はJet Setが作った方がイイですかね・・・どうなんでしょう??


2014/8/24 修正
 男の責務(?)で、Harveyのレア盤を購入し、そのCDを紹介したので、写真を入れ替えしました。




DJ 吉沢dynamite.jp 「Super 和物 Beat 番外編 - ニュースクール 歌謡ダンスクラシックス!」
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 え~、1年は早いもので・・・今年ももうすぐ終わりですね・・・
 1年を振り返ると・・・今年も沢山のレコードやミックス作品を買いました・・・ただ、思い出すと散財してるな~としか思い返せないので、あんまり思いだしたくないです(--;)

 んなわけで、今年リリースされたミックス作品の中で一番好きな作品のご紹介です(^0^)

 も~、個人的には「2009年Mixtape Troopers大賞」を差し上げてもイイくらい素晴らしい作品で、今後ますます価値が出る作品だと思います。
 なので、気合を入れて下準備(レコ掘り)をしました・・・が、もろもろの事情があり「ぼかし」を入れての紹介になります・・・あと、興味ない人には興味ないんだろうな~、すみません(--;)



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 この作品の制作者である「吉沢daynamite.jp」さんは、このブログを始めた頃に一度紹介したことがありますが、THEATRE BROOK(シアター・ブルック)というバンドのバックDJをされてた方で、脱退後は精力的にDJ活動に精を出し、小箱が中心ではありますが、全国津々浦々のクラブをロックしてるDJです。
 プレイスタイルは、ここ最近は氏が得意とする「和物」を中心にプレイし、巷では「dynamiteスタイル」と呼ばれるプレイスタイル(2枚使い、オンタイムでのサンプラー使い、マイク・・・)で・・・それこそ地味な和物の曲を、クラブで踊ることが出来る曲に昇華しちゃう技を持つお方だと思います。

 ミックス作品は、ボチボチ出していますが、どれも好事家が喜ぶマニアックなタイトルが多く、初期には「ラテンもの」、ここ最近は「和物」を出しており、局地的には盛り上がっていますが、一般のリスナーにはあまり知られてないかな~と思います。
 私自身も、気づいたらそんなには持ってなく、昔っから中古で見かけることが多いDJではありましたが、今回の作品を聞き、氏の作風を理解するうちに好きになり・・・過去作品を掘ることに決意しました(^^;)


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 んなわけで、この作品・・・いろいろと「経緯」があり、リリースされた作品になります。
 吉沢氏のブログなどより情報を拾いつつ、整理して紹介したいと思います。

 まず、この作品は2008年8月末頃にリリースされた「Super和物Beats 其の二」のリリースパーティー(2009/9/20 @吉祥寺/SPC)で、先着20名にノベルティーとして限定配布されたCD-Rが元になります。
 その時のフライヤーが上の2枚で、作品は買わなかったですが、フライヤーだけはなぜかありました・・・当然、パーティーにも行ってないです(^^;)

 吉沢さん自身も、リリパのおまけなので、そんなに気合をいれて作るつもりはなかったようですが・・・気づいたら良い出来のミックスが出来てしまい、もっと色んな人に聞いてもらいたい・・・・とのことで2009年6月頃に自主販売用に500枚プレスしたそうです。
 また、パーティーの時に配ったCD-Rのトラック番号にミスがあったようで、貰った人(並んだ人もいたみたい)に悪いので、完全版の意味合いでプレスしたのかもしれないですね・・・

 プレスした初期は、完全「手売り」のみの販売をしてて、私も氏のブログを見てて、欲しいな~と思っていましたが、翌月の7月末、我らのUnionがその500枚の内、300枚を販売することになり速攻で買いました・・・おそらく、手売りだけではさばけなかったんでしょうかね??


 こういった「いわく」がある作品で、つまるところは「500枚」限定プレスなので、レアリティーがあるわけですが、作品には期せずして他の価値があると思います・・・
 
 まず、限定のノベルティーとして考えていたので、普段のミックス作品では「リリースがなかなか出来ない和物」のミックス作品を想定していたようで・・・それこそ「売り物にすると権利的訴えられそうな楽曲」を中心にミックスをし、普段の和物シリーズで使っているような比較的「古い/非メジャー」な曲を避け、比較的に「新しく/メジャー」な曲を使用した点です。
 選曲の詳細は、以下に譲りますが、もともと売る気がなかった作品だったので、権利っぽいところは度外視にした選曲になり、その点が逆に良かった・・・と思います。

 また、作っているうちにノリノリになったようで、普段のDJの時と同じように、生の2枚使いや、サンプラー使いなどをし始め・・・気づいたら、今までリリースしたミックス作品の中で一番「生DJ」なミックスに仕上がってしまったそうです。
 聞いてると、かなりルーティーンとして作りこまれてるミックスもあり、先に紹介した「dynamiteスタイル」が色濃くでた作品に仕上がってる・・・点も大変良いです!

 
 こういった諸事情があり、メチャクチャ価値のある作品に仕上がったと私は考えます。
 以下で、この作品を紹介しますね~♪

 なお、検索対策&権利対策もあり、以下で紹介する「アーティスト名/作品名」及び「レコード写真」は全てぼかした状態で掲載いたします・・・分かる人には分かる程度にしておきます。
 ただ、どうしても内容を知りたいなら・・・今回は特別に誘導しましょう! 「こちら」へどうぞ・・・トラックリストと一部のみ視聴が出来ますよ~♪



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 では、内容の紹介に移ります・・・

 いわゆる「和物」ミックスなのですが、選曲されている曲が「70年代末から近年の作品」まで、レコードでプレイもあればCDでプレイもあり・・・といった感じで、一般的な「和物ミックス」よりも「時代が若い」印象があり、オッサンでなくとも「知ってる!」って曲が多いと思います。

 それこそ写真にあげた「ア○・ル○ス / ●のブギ・ウ●・トレイ●」とか「○内ま○や / ●の続き」のような80年代ポップスの有名曲や、近年の珍行動で再び注目が集まった「○葉 / フ●イディ・チャイ●タウン」のようなマイナー曲、はたまた「S○ng Lik○ ○alking / Ris●」のような90年代以降のCDでしかリリースされてない曲もプレーしており、いわゆる「日本のポップス」を主軸にミックスをしています。
 その他の収録曲も、自分で掘れたものは下の方に写真を貼りますが、総じて言えるのは、他の和物ミックスよりも収録曲が「近代的」な印象があります。


 DJ業界において、和物というと「古い」印象が強く、コモエスタ八重樫さんとか小西康陽さん・・・そして今回の吉沢さんなどがこぞってプレイしてる「70年代以前の楽曲」の印象が強いと思います。
 それこそRareGroove的な流れから語られることが多く、好事家向けの「非ダンス」な内容が多く、ミックスが面白いものは少ないと思います。

 その限りにおいて、ダンス性を強く打ち出した作品がこの作品であり、そのダンス性を出すべく、近代的な「ビートがしっかりと打ってる曲」を多く選曲し・・・おおよそDJとは縁遠かった楽曲を吉沢さんのプレイによって「ダンスミュージック」に昇華してる点がこの作品の「肝」だと思います。
 それこそ、JBのドラムブレイクからHipHopが生まれたように、その音楽に対する「価値観の変化・視点の変化」がこの作品にもあり、長年にわたりクラブで「和物」をプレーしていたからこそ出来る選曲だと感じました。


 また、当然オンタイムで歌番組とかラジオを聴いてれば普通に耳に入ってくるポップスが多い中で、掘らないと行きつかないだろ・・・みたいな曲もチラホラあり、吉沢さんの掘りの確かさが感じられます。

 写真に上げた「S○ng Lik○ ○alking」なんかは特にそうで、CDしかリリースされてない曲もホローしてる辺りにはグッときました・・・だってレコード以上に市場が開拓されてない分、難しいと思うんですよね・・・
 また、ちょうど下に貼る「Sh○mbara」もCDオンリー・・・どころか、知ってる人いないでしょ! あのFushion系バンドの「カシオ○ア」から派生したボーカルバンドで、中古屋で発掘するのに苦労しました・・・
 あと、LPオンリーの曲もチラホラあり、既に和物レアグルーブとして評価されている西○秀○の曲や、グルービーな中○○いこの曲など、ホント掘ってますね!!

 
 聞きこめば聞きこむほど「イイ曲」が多く、DJとして有名/無名を問わず「イイ曲はプレイする」という精神性が感じられ、ホントグッとくる選曲です!!
 ただ・・・冷静に考えると、日本の「ポップス」っぽい曲をDJミックスにしようとしてる時点で最高なんですけどね(^0^)


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 んで、これらの選んだ曲を、DJミックスすることで・・・ダンス性を更に増幅させるわけですが、この限りにおいて重要なのは、吉沢さんの「選曲の盛り上げ方」がメチャクチャ上手い点です。

 とにかく、この作品に関してはDJミックスにおける「つなぎ」と「選曲の組み立て方」がハンパなく、曲をミックスすることで生まれる「ストーリー性」がメチャクチャ良く、選曲した楽曲をガっつり盛り上げています!

 例示であれば、写真を貼ったレコが使用される序盤のミックスが秀逸です・・・
 某有名Fushion Bandから分家したグループの知られざる名曲「Sh○mbara / Soli● Da●ce」から始まる流れで、都会的なFunkのある曲を集中的に選曲し、「○保田利○ / ●awawa●ットパレー●」「Ku○ata Band / スキッ●・ビート」と繋いでいき、グルーブが盛り上がったところで、なんと「バブ○ガム・ブ○ザーズ / ●on't Be ●ong」をカットイン・・・この展開の作り方は素晴らしいですね!!

 細かく掘り下げると、ミックスの上手さ(久保○→桑○はビートミックスでつなぎ!)も注目なのですが、うまくグルーブを持続させ、バブルガ○で爆発させてる辺りは、選曲の組み立て方に軍配があがります(^0^)
 また、これらの曲って・・・絶対に「接点がない曲」なのに、一つのラインに繋ぎ合わせ、カッコいいミックスに仕上げてしまった・・・ってのもヤバ過ぎですね。

 他の曲でも、押したい曲を光らせる選曲&ミックスが秀逸で、全体的にはHipHopライクなサクサクとしたミックスでまとめていますが、吉沢さんのミックスを通して聴くと「えっ、こんなイイ曲なの?」と感じてしまう曲が多く、選曲の「パンチライン」が明確にでた、大変秀逸なミックスだと思います。
 個人的には、上記のバブ○以外だと、CC○→竹○まりやのラインとか、中○めいこ→ア○・ルイ○のラインなど、悶絶してしまう「殺しのミックス」が多いです(^0^)
 
 ちなみに、今回写真を掲載したレコードは、紹介するにあたり都内各所で発掘をしましたが、どの曲も吉沢さんのミックスを聞かなかったら買わなかったでしょう・・・吉沢さんんのDJミックスが光ったことで、収録曲が光ったからでしょう!!
 まさか、既に写真で貼った「泰○」の曲が好きになり・・・気合を入れてレコードを探し、頼れる神保町の富士レコで買ってしまうなんて思いもしなかったです(^^;)


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 更に吉沢さんのミックスにおいて素晴らしいのが、要所要所で入る「技」が秀逸で、これもミックスの世界観を更にドープにしています。

 分かりやすいところだと、写真左の「CC○ / Lucky Chanceをもう●度」で、歌にある「♪デートに誘い、2枚目禁止♪」の「2枚目」のところで2枚使いしています・・・なんと歌詞をうけての2枚使いっすよ!!
 それも45rpmのEPで2枚使いしてるので、後半は33rpmにスピードを落としての2枚使いです・・・私は歌詞の内容で2枚使いしてることに気づき、感動してしまい、○CBのEPを買っちゃいました(^^;)

 また、ド名曲「○ダイゴ / モ●キー・●ジック」では、ビート半拍ずらしでHipHopミックスでプレイし、サビの「♪●ンキー・マジッ●」の部分では、ドラムブレイク込みの美味しいところをしっかりと2枚使い・・・・最高です!!


 あと、Dynamiteスタイルで重要なのは「生のサンプラー使い」で、こちらも大爆発してますよ!!

 写真はないですが、「ピン○・レ○ィー / ●ルメン’7●」では、歌詞の「♪私の名前は、カルメ●です~♪」の「カル●ン」の部分を、サンプラーからの打ち出しで「吉沢dynamite」に変えてミックスしています・・・
 また、カルメ●のちょうど前では、生でパットを叩いてビートを作りつつ、和物の声ネタでブレイクを作ったり・・・よくそんなこと考えるな~って部分も多いです。

 DJミックスとサンプラーが上手い具合に融合した使用方法になり、こちらも悶絶必死です!!
 なお、使用している「ローランド SP-404」だとエフェクターもついてるので、うまくエフェクトをかけて、曲の良さを増やしてるミックスもあり・・・404欲しくなりました(^^;)


 この「技」に関するところは、2枚使いにしろ、サンプラー使いにしろ、ほんと細かく、ある程度知識がないと理解できないところも多いですが、ミックスを作る上で「効果的」に仕掛けられ、ミックスに勢いを与えている印象が強いです!!
 

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 んなわけで、紹介を終わりにしたいと思います・・・

 吉沢先生による「最高の掘り&選曲」「展開のある素晴らしいミックス」「選曲を光らす渋い技」が三位一体となり、ダンスフロアーに入ることがなかった「日本の曲」に躍動感を与え、一つのミックスとして成立させてしまった点は・・・もはや「奇跡」が起こったとしか言いようがありません!
 だって、テレビの懐メロ番組や、レコード屋の端に追いやられてる・・・今となっては「忘れられた曲」を、見事にDJミックスで昇華して、再び輝きを与える行為は・・・そう簡単には出来ないわけですから・・・


 ん?、これって何かでもあったような・・・あっ、そうか、この作品は「俺たちの80's MegaMix」なんですよ!!

 80's Megamixといえば、まだ未紹介のミックス作品ですが、90年代中ごろにリリースされたDJ Spinbadの言わずと知れた大名作で、その当時、完全に無視されてた80年代の楽曲を、超絶スキルでミックスし、別の価値観で作り上げたミックス作品で・・・まさに今回の吉沢さんと同じなんですよね!

 特に「購入」の点が激しく一致し、80'sでは「テープに入ってる曲を全部そろえたとしても1万円以下(=安値のレコードばかり)」と表していましたが、この作品もそうで、買おうと思えば1万円以下で揃えられると思います。
 今年の夏にこの作品を買い、飽きることなく聞き、秋頃より「この曲欲しいな~」と思い始め、掘り始めましたが、EPはレコファンとかで爆安で掘り、CDはブックオフの250円コーナーで発掘・・・○葉はちょっと高かったですが、もう「捨てレコ」の世界ですよね・・・参りました!!
 DJカルチャーの面白いところの一つとして、価値がない(=安い)レコードをカッコ良くミックスすることで価値をつける・・・みたいなのがあると思いますが、掘りの楽しみを再認識させてくれた点も評価しないと行けないですね♪
 

 このミックスを聞いてて、DJミックスの「魔法」みたいなものが、この作品ほど発揮されてるのは無いと感じ、改めて「DJミックス」の素晴らしさを痛感しました・・・吉沢さん、ありがとうございました(^0^)



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 近年では「申し訳ないと」とか「DJタモリ」「DJ和」「関口紘嗣」などが和物音源を使用し、ダンス性/DJ性を打ち出した作品が多くリリースされるようになりましたが、ミックスや作品の質の点からいって、個人的にはこの作品には敵わないと思います・・・
 だけど、作品の性質上、大声で世間には宣伝が出来ないこの悲しさ・・・罪作りな作品です!!

 市場では、既にレアリティーがついていますが、機会があれば是非探して聴いてみてください!!
 日本のポップスでこんなハイレベルな作品が作れるなんて・・・と驚愕もするでしょうし、日本のポップスもイイ曲がいっぱいあるじゃん!みたいな再認識もするでしょう・・・お勧めです(^0^)
 さすが「2009年MixtapeTroopers大賞」を受賞をした作品ですよ・・・お勧めじゃなかったらこんなに書かないですもん!!

 ちなみに、私は一生聞き続けたいと思い、最近になり2枚目をチョイレア価格で購入・・・CD-Rにリッピングしたり、データに残す・・・なんて考える前に勢いで買ってしまいましたが、それぐらい「本気」にさせてくれた作品でした!!
 あと、写真はサムネイルだとそんなには「モザイク」にならなかったっすね・・・クリックして拡大するとイイ感じだったけど・・・まあイイか(^^;)



<Release Date>
Artists / Title : DJ 吉沢dynamite.jp 「Super 和物 Beat 番外編 - ニュースクール 歌謡ダンスクラシックス!」  
Genre : 和物、J-Pop、歌謡曲・・・ 
Release : 2009年6月
Lebel : Cherry Boy Label CBCD-006
Notice : プレス数500枚(一般流通は300枚、残りは吉沢さんが手売りした)


<追記> 2010/02/13 吉澤さんの熱い思い
 吉澤さんのブログで、氏の和物DJに関する熱い思いが書いてあったので、貼り付けておきます! その精神性は素晴らしいっす!! 
  
 じわり増殖中な和物MIX CD~真のDJとは?