HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Tony Touch 「Hip Hop #50 - Power Cypha 50 MCs」
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 え~、今週も仕事一色で、土曜日までフルマラソンでした・・・いや~、疲れました(^^;)

 来週に大仕事があるので、それまで耐えれば完走だと思いますので、それまでは頑張りましょう・・・

 そんなわけで、気付いたら紹介してなかった名作テープの紹介です!!


tony touch

 今回は、NYを代表するDJである「Tony Touch (トニー・タッチ)」さんの作品で、名作ミックステープの一つに数えられる「50MC's」を紹介したいと思います!

 まず、Tonyさんについて簡単に紹介しておきましょう~

 Tonyさんは、NYのブルックリン出身のHipHop系DJ/Producerで、割と日本では馴染みの深いお方かと思います。

 1969年生まれの47歳で、子供のころからHipHopに馴染み、その流れでDJを志したそうで、バックボーンである「プエルトリカン」という立場を生かして、NYのみならず、世界各地でDJをされている大御所になります。

 まず、Tonyさんにおいては、やっぱり「プエルトリカン」という立場が大きく、一時期はカリブ海地域の音楽とHipHopの融合を推進した立役者として有名で、一つのジャンルにもなった「Reggaeton(レゲトン)」をプッシュし、HipHop業界的にはホント重要なお方です!
 それこそ、このレゲトンの流れは、同じプエルトリカンのアーティストを昔から協力をしていたことの「賜物(たまもの)」であり、時代を少し遡り、90年代後半位からプエルトリカンのアーティストが増えていった背景には、TonyのDJとしての後押しがあったからでしょう・・・Big Punisherあたりは、実力もありましたが、Tonyさんの後押しが大きかったのかな~と思います。

 また、Tonyさんはダンサーとしての「B-Boy」でもあり、現在でもあの「Rock Steady Crew」のメンバーに名を連ねています・・・今は踊ってないようですが、TonyさんがバックDJをやっているイメージはおぼろげにあります・・・
 元々、子供の頃はB-Boyだったこともあり、その流れでRSCに入っているようです・・・そのため、一時期はRSC関連~B-Boyバトル系のイベントのバックDJとしても活動していたと思います。

 あと、そのB-BoyバトルのバックDJの流れもあってか、日本には結構来日してて、あの「Zeebra」さんとは作品での共演(I'm Still No.1のRemix)をきっかけに凄い仲が良いことが有名ですね・・・

 なんか、まとめになりますが、ジブさんもTonyさんも40を過ぎてもタンクトップが似合うのが頼もしいですね・・・うん、その「気取らない姿」が海を越えて愛されているのだと思います!


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 そして、Tonyさんにおいて、一番重要なのが「ミックステープ」ではないかと思います!

 今回紹介する作品自体がHipHopシリーズの50作目になり、リリースは1996年です・・・当然ながら、それ以降のリリースもあるし、R&BやReggaeといったジャンル別のシリーズも多くリリースしており、めちゃくちゃ作品数が多いです・・・
 詳しくは「Discogsの一覧(海外のコレクターは頑張ってますね!)」を参照ですが、ホント本数が多いです・・・私も、何となく買ってますが、現在の中古市場でも頻繁に出やすいことを考えると、USもさることながら、日本でもミックステープが人気があったことが伺えます。

 そして、この点を踏まえて言いたいのは、Tonyさんは「ミックステープを一般化」させたDJであることです!

 特に、これらのテープは、いわゆる「新譜テープ」で、その時にリリースされた新曲を中心に構成され、ある意味で「ラジオでは対応ができないストリート向けのスピーカー」になっていました。
 まあ、NYに関しては、ラジオもメチャクチャ機能をしていたのは事実ですが、ラジオである以上、放送コードやポリシーがあるので、HipHopという真のストリートミュージックをプレイすることが難しかったんですね・・・その「隙間」を埋めたのが、この「新譜テープ」になるかと思います。

 また、この点を進めると、その「制作したDJにしか作れない音楽作品」としての側面も出始め、例えば人気MCのフリースタイルを収録してたり、未発表の曲がプレイされてたりしてて、DJが主導になってこれらのミックステープを盛り上げていた部分もありました。
 この点では、Tonyの後に頭角してきたDJ Clue?などが、自身の政治力を使ってエクスクルーシブな曲を多く集めて、ミックステープと言う存在を拡大させた訳ですが・・・結果的に、ミックステープという存在が「DJのアイデア」の元で作られた「音楽作品」であることは変わりがありません。

 そして、ここでいう「DJのアイデア」が爆発させたのが、今回紹介する「50 MC's」になるかと思います!

 詳しくは、以下で紹介しましょう!!


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 まず、この作品はTonyさんのミックステープ50作目(HipHopシリーズとして)を記念して制作された作品で、タイトルの50にあやかり、50人のMCの「フリースタイル」を収録した作品になります!

 それも、どこかのクラブの隅や電話越しに録音した内容ではなく、しっかりとスタジオに入って録音した「曲ともとれるフリースタイル」を収録しており、もはやTonyさんの「音楽作品」になっています!!

 ミックステープにおける「フリースタイル」を考えると、大半がシャウトアウトレベルの簡単なものが中心になり、それこそ、DJミックスの合間に入る「おまけ」的な存在かと思います・・・
 一方で、DJによっては、そのフリースタイルが作品上の売りにもなるので、結構気合いを入れる部分でもあり、レゲエで言う「ダブ」のような意味合いで、エクスクルーシブなフリースタイルをしっかりと録音して、DJミックスの出だしなどに入れておくこともあります・・・

 今回のTonyさんの作品では、この後者の考えを踏まえて「だったら、全部フリースタイルにしちゃおう!」という考えで作られており、ある意味で「ミックステープ=DJのアイデアの結晶」であることを具現化した作品になります!
 
 HipHopって「発想」を大切にする音楽ですよね・・・

 当然ながら、このアイデアはHipHop精神に裏打ちされているので、当時のNYでも相当ウケ、爆発的にヒットしたそうです・・・やっぱり、こういった「アイデア」を評価する部分がHipHopの良いところですよね~
 また、少し横道に逸れますが、同時期にリリースされた「DJ Spinbad / 80's Megamix」もアイデア一本で勝ち上がった部分を考えると、95~6年ごろのNYでは、DJ達が「自分のアイデア」で今までに無い「ミックステープ」を作っており、大変「熱い」時期だったのかもしれませんね・・・

 ただ、このアイデアについては、冷静に考えると、Tony自体、昔からレゲエに明るかった部分があり、レゲエでは一般的だった「ダブ(そのDJ/DJクルー用の特注曲)」の考え方を上手く使った部分もあるのかな~とも思います?
 ただ、現場実況を収録したテープでは当然あったけど、ダブだけで「ミックステープ」を作る流れは96年よりもうちょっと後のような気がするので、その意味では先駆的な部分はあるかもしれません?


 そして、実際の内容は、その当時の大御所MCやニューカマーのMCが勢ぞろいし、聴いていて「熱い!」感じがバシバシして最高ですね!

 参加したMCとしては、有名どころだと、写真のKRS-ONE、Kool G Rap、Guruなどの有名ラッパーや、Onyxなどのグループはメンバー総出でフリースタイルをしており、かなり豪華です!
 何となくですが、写真を白黒で揃えていたら、こういった面子を名前になりましたが、それ以外にもWu関係者、Bootcamp関係者、また渋いところだとGrandmaster CazなどのOG勢も参加してて、これだけの面子を揃えられたのは、Tonyの力量あってですね!

 ある時期から、特にUSでは、ミックステープにおいて「どれだけ有名MCのフリースタイル/エクスクルーシブ曲を入れられるか?」が、そのDJの「力量のバロメーター」になったわけですが・・・このテープの人選を見ちゃうと、Tonyさんの力量以上に、各MC達からの「リスペクト」があったからこそ、作品として成立したのかもしれません!

 前段の「プエルトリカン」の部分で、Tonyさんが「DJとして後押ししている」と書きました・・・それは、Tonyさんに関しては、ミックステープのリリースを通して、収録した曲のアーティストを「後押し」しています・・・
 きっと、この作品に参加したMC達は、こういったTonyさんの後押しに対してリスペクトがあり、だからこそ、ここまで協力的にフリースタイルをしたんだと思います・・・なんか、ミックステープが「MCとDJを結びつかせる場所」であることも示してて、グッときます!

 また、最後に、いつものミックステープ評論的なことも入れておくと、そのフリースタイルで使われる「インスト曲」が良く、この辺もTonyさんのDJの上手さが出てるかな~と思いました。

 1996年の作品なので、それこそ7 Minutes of Funkを引き直した「Jay-Z / Ain't No Nigga」などの懐かしいチューンを使うんですが、これがカッコいいんですよね・・・高校生時代に好きで聴いてた曲ですが、Tonyさんがプレイすると、なんか雰囲気が高まり、昔聴いたよりもカッコよく聞こえます!
 また、その一方で、古典ブレイクともいえる「Wild Style / Down By Low」を2枚使いでバックトラックにしてて、ある意味で「オールドスクール=B-Boy」を忘れていないところも素敵です!




 今回も、思い付いたことをバーっと書きましたが、やっぱりHipHopは「アイデアの文化」であることを改めて思い直しました。

 そして、その考えを元に作られている「ミックステープ」は「DJのアイデアの結晶」なんですね・・・これも大切なことですね!

 今となっては「ミックステープの古典」とも言える作品ですが、こういった「DJ文化で忘れてはいけないこと」を思い直させてくれる点は素晴らしく、改めてTonyさんの偉大さにリスペクトです!

 なお、テープ的には、USでは相当売れてて、それなりに入手しやすいはずですが、ここ最近、USでも、そして日本でも、こういった90年代中ごろのミックステープ(それこそTape Kingzなど)は高騰傾向にあるので、これも入手が難しいかな?
 ただ、普通にYouTubeにもアップされているので、気になる方は探して聴いてみてね~



<Release Date>
Artists / Title : Tony Touch 「Hip Hop #50 - Power Cypha 50 MCs」
Genre : HipHop・・・
Release : 1996年
Lebel : No Lebel No Number   


Notice : 別ジャケについて
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 私が所持しているレベルだと、右のTape Kingzプレスも存在しています。ただ、写真のBガールジャケの方が一般的のようなので、今回はBガールの方で紹介しました。個人的には50番前後の流れを考えると、Bガールが最初で、Tape Kingzの白黒ジャケは2ndになるような気がします・・・
 また、Bガールの方は、この絵を作ったデザイナー(Hardkore)は書いてありますが、レーベル名は書いていません・・・どっちが1stプレスかも含め、こういったUSミックステープの「謎」な部分は、深く考え過ぎると無限ループになるので、深く考えない方が良いと思います(^^;)


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 なお、その「深く考えない方が良い」の話がでたので、別角度の補足をしましょう・・・

 今現在、日本で買える「US産のミックステープ」は、純粋にNY等でプレス/コピーされたテープもあれば、当時の日本でコピーされたテープも多く含まれています。
 
 実は、今回のテープにおいて、TapeKingzのは、明らかに日本でコピーしたテープだと判断できます・・・

 両方とも市販のカセットテープにダビングをした作品ですが、TapeKingzの方は、90年代後半に日本のディスカウントショップで1本100円程度で販売されていたコ●カ製のテープなので、日本コピーでしょうね・・・
 このコ●カのテープ、私自身は凄い思い入れがあり、90年代後半の高校生時代、深夜ラジオが好きで、録音用に安いテープを常に探していた中で、秋葉原の高架下の怪しい店が爆安でこのコニカのテープを出してて、まとめ買いをして使っていたので・・・このTapeKingzが日本コピーと判断しました・・・
 なお、Bガールジャケの方は、Maxell製で、ジャケの裏にたまたま入っていた元の市販テープのインデックスシールにおいて、裏の説明書きが英語なので、コッチはUSプレスのようです・・・

 1990年代前半から98年ごろまでの日本での「販売方法」を考えると、徐々にHipHopが人気になり、それこそレコードの輸入量も増えていった過程がありますが、総体的な輸入量が低い状況では、アメリカで作られたテープをそのまま輸入してきて売るのにはコストが高くつき、こういった「日本でコピーする」ことも少なくはありませんでした。

 それこそ、レコード屋さんや洋服屋さんが多かったのですが、NY等のへの買いつけの際に、元となるミックステープを1本買ってきて、日本でコピーをすれば経済的ですよね・・・
 この流れでは、どのお店がやっていたかは伏せざるを得ませんが、割と有名な洋服店でやってたり、Cisco坂の手前で露店を開いているお兄さん(テープ屋キングス!)がやってたり・・・日本産のコピーは割とポピュラーだったと思います。

 まあ、私自身は、色々な過程を経てテープ馬鹿になったので、そういった「コピー」も、このミックステープ文化の「華」であると考えており、悪意のあるコピーテープ(海賊版という意味合いか?)以外は歓迎しています・・・

 なので、今回、こうして指摘はしていますが、あくまでも「ミックステープの楽しみ方」の一つとして捉えていただければ幸いです・・・


 なお、関連情報ですが、こういったTape Kingz等のNY系のミックステープを現地品かどうか見分ける方法は多岐にわたり、私自身も知識をフル動員して検品(?)をしています・・・
 ただ、ここ最近に聴いた話で、日本でコピーしていた某店において、わざわざUSで良く使われている無地テープ(メーカー記載が無い透明のテープ)を輸入してきてコピーしていた、という強烈な情報を知り、もう、判別すること自体も辞めようかと思っています・・・(^^;)





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<独り言>

 最初に愚痴った通り、仕事が忙しかったので、今週も独り言はお休みです・・・
 そして、来週は週末がモロ出張なので、来週は更新自体がお休みです・・・すみませんね~(^^;)

 でも、昨日は、仕事のしすぎで頭がおかしくなりそうだった(笑)ので、残業後に無理やりレコード屋に行って魂の浄化を・・・やっぱり、レコ屋は落ち着くな~
 そんな流れで、下北に行ったら、嬉しい出物が・・・N村さん、A井さん、いつもありがとうございます!






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DJ Kogataroo 「Looking For The Breakers Beats 4」
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 え~、先週はすみません・・・日曜日に途中まで書いてましたが、作業終わらずでヤケ酒(?)したらツブれてしまい、更新を断念しました(^^;)

 それもこれも、日々の仕事の忙しさが問題っすね・・・いや~、一生懸命に働いてますよ(^^;)

 特に今月は、来月の月末にある大きな仕事の前準備等があり、日々の残業&土曜出勤で対応したおかげで、自分の時間が殆どなく、ブログの更新に力が割けなかったです・・・
 これが意外と重要なのですが、平日は、作品聴きこみ、そして、下調べ&作品紹介の方向性の草案しており、今回はこれが出来なかったので、日曜日の作業が進まなかったようです・・・ 

 7月前ぐらいまでは仕事の忙しさは変わらないようですが、ブログはなんとか更新していきますね・・・本当は、何か企画系の記事を書きたいんですけどね~
 
 では、2週間ぶりの作品の紹介です~


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 今週は、なぜか紹介してなかった作品で、DJ Kogataroo(コガタロー)さんによる人気シリーズ「Looking For The Breakers Beats」を紹介します!

 まず、コガさんは、現在は人気オンラインショップ「Breakwell Records」の店主さんで、DJとしても青山蜂の「Extra Extra」等でプレイをしてたりするので、ご存知の方も多いかと思います。

 特に、コガさんについては、今回紹介するミックステープ「Looking For The Breakers Beats」シリーズがポイントで、このテープを通してコガさんのことを好きになった方も多いかと思います!

 記憶では、DMRでは力強くプッシュしてて、2002年~05年辺りは、必ずお店のラインナップにあり、ダンサーの人が「ダンス練習用のお勧めはどれですか?」と尋ねられたら絶対にコレを勧めてた感じがあり、結構売れていたシリーズになります・・・

 このシリーズは、イメージとしては「ダンサー/ブレイカー」向けにノリの良い楽曲を選曲・ミックスした作品で、それこそ、B-Boyバトルなんかでかかったら、踊らずにいられないようなノリの良い曲が多く選曲され、当時から人気だった作品になります。
 ジャンル的には、とにかくノリの良いHipHopや、ジャンルとしてのBreakbeats、そしてオリジナルのブレイクが含まれているSoulやFunkといった様々なジャンルの曲を選曲し、とにかく「ノリ」を重視した作品になっており、ブレイカーでなくても体が動いてしまう内容になっています。

 コガさん自体、DJは90年代中期ぐらいからされていたようですが、伝説のお店「Breakbeats」の店主をされてたことから、元々「ブレイカー」に明るかった部分はあり、この作品に繋がっていると思います。


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 話を少し脱線して「Breakbeats(ブレイクビーツ)」というお店についても触れておきましょう・・・

 このお店は、渋谷から原宿へ抜けていく明治通りにおいて、洋服店エディフィスの裏手通りの2Fにあったお店で、イメージとしてはHipHopにおける「オールドスクール」に特化した洋服/雑貨/レコードetcのお店になります・・・記憶では、90年代末(?)から2005年ぐらいまで営業をしてたかと思います。

 取り扱い商品としては、オールドスクールな洋服やジャラジャラなアクセサリーが所狭しと陳列され、特にHipHopの4大エレメントである「DJ・MC・ブレイクダンス・グラフティー」において「ブレイクダンス」と「グラフティー」にはめっぽう強かったお店と記憶しています。
 歴史的な流れを考えると、90年代中ごろからHipHop最高会議周辺でオールドスクールが盛り上がり始め、そのへんの流れを汲んで動いていたお店になり、一時期はYou The Rockさんなんかが利用していたお店で、後輩筋のZen-La Rockさんも通っていたかと思います。

 そして、このような流れがあったことから、オールスクールなレコードやテープも結構扱ってて、私も何回か訪問をしたことがあります・・・

 特に、テープは結構充実してて、それこそ、オールドスクール時代の実況録音テープや、今回紹介するような「ブレイカー」向けのテープを販売してて、ブレイカー向けの音源を求めて、このお店に通ってが方も少なくはないかと思います。
 
 以前、「DJ Mar / 三度の飯よりBreakin' Vol,3」という作品の紹介で触れましたが、ダンスの練習用に「とにかくノリのよいビートが流れ続けるテープ」というのは需要が高く、結構売れていたジャンルのテープになります。
 ただ、この辺は面白い部分なのですが、いわゆる「DJ」ファンとは趣向が若干異なることから、ごく初期はレコード店では販売されていなく、今回のBreakbeatsのような洋服屋さんで売ってたケースの方が強く、その辺の事情があって、Breakbeatsでも割と意識的に販売をしていたのだと思います。
 特に、00年代初期だと、そこまでブレイカー熱は高まっていなく、00年にWaseda Breakersが世界大会で準優勝(Battle of the Years)したあたりからブレイカー人口が増えていった様相もあるので、ニッチな需要をフォローしていた側面もあったかと思います・・・その後、市民権を得るようになってから、DMRなんかが買いやすく売っていた記憶があります。


 そんな背景において、コガさんのテープシリーズは、ブレイカーにも、そしてDJファンにも人気があり、かなり売れていたシリーズになるかと思います。

 シリーズとしては第8段までリリースされていたようで、繰り返しになりますが、DMRが結構プッシュしてたので、興味を持って買われた方も多いでしょう・・・
 残念ながら、私に関しては、リリース当時は聴いていなかったのですが、テープを掘り始めて聴いたら、それまでは「ただのブレイカー向けミックス」と思ってたら、しっかりと「ミックステープ」になっており、最高にドープなのにビックリしました!

 では、今回は結構好きな第4段の紹介を通して、コガさんのDJの良さを紹介しますね~


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 まず、先に選曲面から説明すると・・・かなり良いです!

 残念ながら、この作品の良さを説明する為に必要なレコードが揃わず、私の手持ちだけで紹介になりますが、選曲の幅の広さと深さ、そしてバランスの良さ等が折り重なり、飽きのこない「ノリの良さ」が上手く表現されていると思います。
 ジャンル的にはMo'wax~Cut Up系のBreakbeatsと、Middle~New Schoolを中心としたHipHopを主軸に選曲し、かなり深い選曲でありながら、ストーリー感のあるノリの良さが気持ちよく、気付いたら何度も聴いていました!

 それこそ、序盤では「DJ Shadow / What Does Your Soul Look Like」のようなBPM遅めだけど腰のあるBreakbeatsから始まり、ミドルクラシックな「Uptown / Dope On Plastic」などのHipHopの曲を上手く織り交ぜつつ選曲が進んでいきます。
 途中では「DJ Shadow / Organ Donor」「Pete Rock & C.L. Smooth / Creator」のような、ブレイカー殺しな必殺曲も上手くプレイし、聴いてて飽きない展開も織り込まれているのが上手いっすね!

 そして、この選曲面を引き立てているのはミックスの上手さで、聴いていると「確実に次の曲にグルーブを繋げる」ミックスをして、次の選曲に繋いでくるのが上手いです!

 例えば、前述した「DJ Shadow / What Does・・・」では、ロービートな雰囲気を出しつつ、程よいところで出る声ネタ切れで「Uptown / Dope On Plastic」にカットインをするのですが、BPMのズレも、グルーブのズレも全くなく、このカットインを聴いただけで「上手い!」と思いました!

 今回、他のシリーズ作品は深く聴きこんでいないので、比較はできないですが、コガさんの上手さは「ブレイカーの足を止めない」選曲とミックスがポイントだとおもいます・・・

 私自身、ブレイカーではないのでアレですが、次の曲にチェンジした際に全く雰囲気の違う曲だと踊りづらいです・・・特に10~15分程度のバトルであれば、その選曲一つで踊る方のテンションも変わるでしょうから、かなり重要だと思います。
 また、聴いてると、段々テンションが上がってくる選曲をしてて、その辺もブレイカーの足を止めさない技でしょうね・・・踊っているブレイカーとしても、段々とテンションを上げてった方が踊りやすでしょうからね!

 この辺を意識して聴くと、他の部分でも細かい上手さが光ってて、ブレイカーが踊りやすい「ストーリー」も上手く構築してる印象がありました!

 全体的には上向きなBPMに設定されていますが、「Pete Rock & C.L. Smooth / Creator」であれば、次の曲は同ネタで繋いでいき、同じグルーブでも転換を作ったり、「DJ Shadow / Organ Donor」であればあえてブレイクレスな部分を活用してショー的に美味しい展開にしてたり・・・ダラダラと同じグルーブは作らず、流れの中でメリハリを作っているのも上手いですね!



 持ってるレコードで強引に説明しちゃいましたが、やっぱりこのシリーズは素晴らしいです!

 一般的には「ブレイカー向け」なイメージでリリースされていましたが、今回、改めて聴いてみて、選曲もDJミックスも素晴らしく、しっかりと「ミックステープ」であることが分かり、コガさんの良さがしっかりと出た作品(シリーズ)だと痛感しました。
 特に、選曲面が深くって、聴いてて「あっ、この曲カッコいい」と思わせる渋い曲が多いですね・・・おかげさまでウォントリスト入りした曲が多いです(^^;)

 割と本数はあるので、買いやすい作品かと思います・・・お好きな方は探して聴いてみてね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kogataroo 「Looking For The Breakers Beats 4」
Genre : HipHop、Breakbeats・・・
Release : 2000年ごろ?
Lebel : Breakbeats No Number


Notice : 別ジャケについて

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 この第4段には、上記のような別ジャケが存在しています。イメージとしては、上記の文字のみのは1st Press絵がついているのは2nd Pressで、絵付きのテープの方が圧倒的に市場には多いですね?

 全てのテープを把握してないのでアレですが、6番までは1st Pressの文字ジャケと2nd Pressの絵ジャケがあり、7と8は絵ジャケのみのようです・・・
 恐らく、最初は自分のお店(breakbeats)で販売しているレベルだったのでシンプルな文字ジャケだったのが、DMRなどの他のお店で取り扱うようになったことから、プレスの際に絵を追加したんだろう、と思います?

 私も、まだ全て集めきれていなく、どのようなリリース状況だったのかは分かりません・・・それこそ、1と2が未入手なので、全容が分かってきたら、改めてご報告しますね~





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<独り言>

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 え~、日々の仕事が忙しい状況ではありますが、レコード&テープ掘りは何とか敢行しており、割と好調な状況が続いています・・・

 今年は1月~2月は不調で、そこまで買ってなかったのですが、3月ぐらいから出物が増えてきたので、嬉しい散財が上り調子です・・・
 そういう状況なので、意識的に攻めてて、会社帰りに掘りに行ったり、休みの日に無理して出かけたり・・・掘りも頑張っていますよ~

 そんなわけで、2週分の釣果報告を紹介です~

 まず、先週である4月22日ですが、業界的には「Record Store Day」で、色々と盛り上がっていたようですね・・・そう、「ようですね」がポイントで、その日は休日出勤で、仕事が終わったら参加したので、どれぐらい盛り上がったのかがが良くわかりません(^^;)

 まあ、結果的にはいつもと変わらない週末で、普通に今回の更新用に必要なレコを探したり、欲しかったレコを掘りに行ったりと、皆さんが盛り上がってる限定の新譜レコードには興味を示さずで、普段通りな週末でした・・・
 新譜系のレコードって、どうも性に合わないんですよね・・・それこそ、H Jungleであれば、当時、Avexがプロモで12を切ってるので、私はそっちを掘るんでしょうね・・・こればかりは趣味と環境の問題ですかね??

 RSDについては、今年も色々と賛成・反対な意見が出ていますね・・・

 私としては、レコードが盛り上がることはイイことだと思ってるし、もっと大切なのは、この日だけ盛り上がるのではなく、継続してレコードを楽しむことだと思うので、RSDがその「きっかけ」になればイイのかな~と思います・・・

 そんなわけで、先週の土曜日は仕事帰りに渋谷→新宿を周り、今回のコガさんのレコを中心に捜索を行っていました・・・

 土曜夜の捜索掘りは結構危険(?)で、なんとしても閉店する9時までに店を周り、目当てのブツを回収しないといけないので、凄い必死です・・・先週もスーツ姿のオッサンがイルなオーラを出しながら必死に捜索をしていたと思います(^^;)
 それも、ダメだな~と思ったのが、渋谷のHMVに寄ったら、あのタキシードのインストアDJがあるということで、開始前のすし詰めな店内をかきわけ、普通にHipHopの棚を掘り掘りしてました・・・うん、タキシードはドン無視で掘ってましたよ(^^;)

 まあ、結果的にコガさんのテープの紹介で必要そうなレコは見つかりませんでした・・・まあ、レコードってヤツは、こんな「気まぐれい」も伴います・・・

 だけど、売り切れたかな~と思った某店のRSDに連動した和物の放出で、日本国民なら知らない人はいない「西城秀樹 / YMCA」のプロモ12が残っててくれ、嬉しい購入です!

 ここ最近、中間●理職らしく(?)、週末も仕事をしないと追いつかないので休日出勤してて、土曜の夜に無理してレコ屋に行くことが続いていますが、先週のI'm So Hotしかりで、やっぱりレコードの神様が見守ってくれてるんですね・・・
 秀樹も視聴したら、音の太さが半端なく、45では聞こえないドープなベースラインが最高で、やっぱり12っていいな~と思いつつ、こうやって「継続してレコ屋に通う」ことの大切さを再認識しました・・・


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 そして、今週ですが、仕事が一山超えたこともあり、嬉しいDiggin' Holidayな感じで、土曜日は久しぶりにユニオンを中心にレコ屋巡りをしましたよ~

 昨日は、夕方に天気が悪くなった時間がありますが、春らしい穏やかな一日で、レコ屋周りがホント気持ちよかったですね・・・
 作品紹介用のレコ探しという目的はあったものの、特に大きな目標もなく、ブラブラと回っていただけですが、頭をからっぽにしてレコ屋巡りができたので、日々の生活から気分転換が出来た一日でした(^0^)
 
 特に、昨日に関しては、ユニオン的には昨日からGWセールが始まり、各店とも気合いが入っており、その「雰囲気」がよく、ディガーの心を洗ってくれました・・・
 私自身は狙いのモノはなく、何となく回ってただけですが、目的のブツを探している人のオーラがイイですね・・・オープン直後の取られまいと必死に掘ってる顔や、ゲットした時のニヤっとした顔だったり、それを見てるだけで、こっちも嬉しくなります(^0^)

 そんなわけで、昨日は「レコードの風」にまかせて、渋谷→下北→吉祥寺→中野と攻めてみました・・・おかげさまで、ボチボチ探してたのが掘れ、嬉しい散財です!

 特に、レコであれば、マイメンN村さんがおられる下北クラブ店で、地味に探していた「DJ Shadow / Lesson 4」の完全オリジナル盤がセール残りであり、格安でゲットです(^0^)
 
 Shadowのは、セールで出ることは知っていましたが、そこまで気張って買うレベルではなく、行って残ってたら嬉しいかな~と思っていたレベルなので、無事に残ってて良かった・・・なんか、こういう遭遇の仕方も嬉しいですよね?
 中身的には驚愕の書きこみ(笑)があり、盤はミントだけど相場の半値ぐらいでニンマリっすね・・・これは、ホント出ないレコなので、やっと買えて嬉しいです(^0^)


 あと、タワーのポイントが良い日だったので、やっと楽しみにしていた新作ミックス作品も購入です!

 まずは、我らのMURO先生の新作は、なんと「和物AOR」に焦点をあてた作品で、かなり良い作品でした!
 なんでしょう、春のホンワカした空気感にマッチした選曲でありながら、ド渋な深堀の数々にヤラれますね・・・まさか竹下●子が出てくるとは!
 
 また、これも楽しみにしていたDazzle Drumsさんの初のオフィシャルミックス作品もゲット・・・これも素晴らしい作品で、もう、聴いてて「ああ、クラブに行って踊りたいな~」と思わせる内容でグッときました!
 特に、エンディングへの持ってき方が素敵で、あのカバー曲を入れてくる辺りが、現場を知り尽くしたお二方だからこそな仕上がりです・・・家で聴いてて思わず「おわ!」と叫んでしまいました(^^;)
 Dazzleさんにはホント期待をしているので、次の作品も楽しみです・・・提案ですが、次はDannyへの恩返しを込めてSalsoulで行きましょう!!


 個人的には「メジャーリリースのミックス作品」は、そのDJや、その作品を作っているレコード会社の人を「応援」したく、しっかりと購入をしています。

 今の時代、ネットで簡単にミックス音源がアップできる状況です・・・

 ただ、こうして、しっかりと権利をとり、様々な壁を乗り越えながら作った作品には、その製作者たちの「熱い思い」が入っており、何よりも「ミックス作品という芸術」になっているので、まずはそこを応援したいと思います・・・
 そして、こういったメジャーリリースを通して、もっと「ミックス作品」が一般化し、もっと面白い作品がでることも望んでいます・・・

 うん、この応援の先には、MUROさんが「山下達郎さんの曲のみでミックス作品」を作れることがゴール設定になっています・・・こういった応援を通して、よい「DJ環境」が作れることを切に願います!!


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 最後は、先週~今週の釣果写真で〆ますが、仕事が忙しかった割には、かなり買えて嬉しいです!

 とりあえず、私のGWは、旗日だけのお休みなので、適度な休日になりそうですが、来週は渋谷でテープセール、同日開催で新宿とお茶でディスコセールを頑張りたいと思います!
 
 では、また来週です~





※愚痴にもならない愚痴
 え~、自宅のネット環境は、某社のモバイルルーターを使っているのですが、ここ最近、月のデータ量が多いみたいで、月末になると速度制限がかかってしまい、困っています・・・
 今月も、数日前に制限になり、今回の更新作業は別の意味でも大変でした・・・そのため、記事でのリンク貼りが微妙になっています・・・URLを調べるのが大変です(--;)

 んで、日々のネットの利用状況を考えると、ブログの更新作業とユニオンの各店舗の情報をチェックするぐらいで、少ないはずなのですが、気付くとオーバーになっています・・・
 ここ最近、仕事が忙しいので、ボヤーっとYouTubeの適当な動画を眺めることもなくなったのに・・・なんでだろう?

 この点を私なりに考えると、最近、どのサイトも広告が多いことがポイントかな~と思いましたが、私に関しては、ユニオンでセール告知記事の際に張られる「YouTube」の貼り付けがアレかな~と思っています・・・

 特に、今月はGWセールに向けて、どこのお店も気合いを入れた告知をしてて、そのレコードの収録曲の紹介をご丁寧にしています・・・今月は異様に速度制限がかかったのが早いので、関係はありそうですね・・・

 ただ、あの音源貼り付けって必要なんでしょうか・・・

 例えば、ここ最近、高額傾向にあるソウル名盤の未開封&美品レコード、そしてその名盤のプロモ盤であれば、YouTubeの音源は要らないでしょう・・・そもそも、その曲を知ってて、更に付加価値のあるレコードを買う訳ですから・・・
 まあ、目的としては、その曲を知らない人に注目を集める為の措置かと思います・・・ただ、例示したようなハイエンドな世界においては、知識がある猛者ばかりだと思いますし、分からなければ自分で調べますよね・・・

 ユニオンの皆さん、この音源の貼り付けについて、ちょっと考えてみませんか?

 私としては、必要であれば、自分でググって調べるし、それよりも、サクサクと見れる方が良いと思います・・・スマホで見ても重くなるので、これ以上、丁寧にしなくても良いかと思います。

 是非、ご検討ください・・・






DJ Kiyo 「Substream」
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 え~、作品紹介においては、なるべく偏りがないように紹介しているつもりですが、どうも私自身の趣味が合わない作品だと、どうしても紹介が滞りますね・・・

 その代表格がDJ Kiyoさんで、重要な作品が多いのですが、全然紹介してないっすね・・・すみません(^^;)

 そんなわけで、一念発起でKiyoさんモノの紹介です~


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 今回は、Kiyoさんのテープ時代のシリーズテープの第6段にあたる作品を紹介します!

 この作品は2000年リリースで、KiyoさんのDJ遍歴においては「転換点」になった作品と言われており、Kiyoさんの「世界」を確立した作品とも言えます。

 先に内容的な話からいくと、いわゆるアングラ~Jazzy系のHipHopを軸にアブストラクトな方向性をもった内容なんですが、テクニカルなスクラッチと2枚使い等でKiyo色に彩り、Kiyoさんにしか出せない「世界(グルーブ)」を打ち出した傑作になります・・・
 私自身、このテープのリリース時にはスルーしていたので、明確な指摘が出来ないのですが、この作品を聴いて影響を受けた方は多く、Kiyoさんが魅せた選曲やDJの方向性は、日本でのアングラ~Jazzy系DJの流れに大いに影響を与えたかと思います・・・

 では、この作品の紹介です!

 まず、選曲面ですが、一聴するとアブストラクトな感じのHipHopが多く選曲されてて、大半の方が「どこで曲が変わったんだろう?」と思う感じの選曲~ミックスになっています・・・
 それこそ、DJミックスというよりもマスターミックスのような作り方をしてて、それに付随して似たような曲が多く選曲されています・・・イメージとしてはJay DeeとかSpinnaっぽい空間系のHipHopが鳴り続く感じですかね??

 ただ、詳しく選曲を掘り下げると、凄いドープでヤラれました!
 
 選曲的にはやっぱりJay DeeやSpinna関連曲を中心に組み立てているのですが、深い選曲をしているんですよね・・・それこそ、デトロイト・テクノの雄であるCarl GraigによるStylisticsのカバー「Innerzone Orchestra / People Make The World Go Round」のJay DeeによるRemixだったり、George Benson使いが有名な「ARTIFACTS / IT'S GETTING HOT」であれば、オリジナルではなくSpinna Remixだったり・・・いや~深いですね!
 その一方で、当時のメジャーヒットをしてたQ-Tipのソロ作からB面曲である「Q-Tip / Higher」を選曲したり、Jay Dee系の音の前身とも言えるMo'waxから「Attica Blues / Abstract Original」という少し古い曲を選曲したり・・・選曲の幅も広いです!

 選曲面については、Carl Graigが出た時点で「そこまでチェックしてるんだ!」と驚きましたが、それ以上に驚くのが「選曲の統一感」だと思います。

 先ほども「マスターミックスのような」と書きましたが、とにかく選んだ曲の方向性が統一されており、Kiyoさんが求める「世界(グルーブ)」を明確に提示しています・・・

  それは、上手く説明が出来ないのですが、浮遊感がありつつも、どことなく無機質で冷たい質感があり・・・ただ、それが流れで聴いていると「気持ちよさ」も伴う、何とも言えない世界です・・・
 その世界観を作るため、選曲の根幹はインスト中心になっており、先ほど選曲面で紹介した曲の大半が「インスト」を使用しています・・・その辺の見極めも流石ですが、これは中々作れない「世界」ですね・・・

 う~ん、それこそ「Kiyoさんの世界」としか形容がなく、広義の解釈であれば「アブストラクト」なのかな・・・ただ、たた、聴いてると「気持ちいい」んですね!

 私自身、ミックス作品を聴くときは「DJの選曲/ミックスに身をゆだねる」ことが好きなので、通勤の電車の中だったり、仕事帰りの夜道だったり、ヘッドフォンから聞こえてくる「DJの世界」に心を預けて、その作品を聴いていることが多いです・・・
 今回の作品も、最初は掴みどころが無くって困っていました(笑)が、段々と聴いてるとハマってきて、不思議な浮遊感が気持ちよく、気付いたら頭を真っ白にして聴いてました・・・


 また、そうやって心を委ねて聴いていると、要所要所で聞こえる、Kiyoさんの「DJミックスの技」が凄い光ってて、それが作品の良さを後押ししています・・・

 作品を聴いていると、これも今後のKiyoさんの代名詞になってくる「DJミックスの流れで流暢にハメてくるスクラッチ&2枚使い」が冴えわたり、作品の彩りやアクセントになってて上手いですね・・・
 まるで、プレイしているインスト曲の上に、Kiyoさんが奏でるスクラッチを彩るような意味合いで入れてきており・・・結果的にKiyoさんの世界を強く後押ししていますね・・・

 うん、結果的にマスターミックスというか、選曲とDJミックスを通して「DJ Kiyo」という音楽を演奏しているんですよね・・・

 特に、スクラッチなりミックスを聴いていると、「DJミックスをしている」のではなく「演奏」をしてるかのようです・・・この辺が、今後の「DJ Kiyo」を裏付けた点になるでしょうか・・・



 う~ん、今回の作品紹介は以上にしましょう・・・上手く説明が出来ませんでした(^^;)

 ただ、最後に整理しておくと、Kiyoさんの今後のDJスタイルである「DJ Kiyoという世界(グルーブ)」を顕在化した作品であることは間違えないです・・・

 つまり、マスターミックスのような方向性で、Kiyoさんにしか出来ないハズさない選曲と、その選曲を彩るDJミックスやスクラッチなどが重なることで、結果的に気持ち良さを伴う「DJ Kiyoという世界(グルーブ)」を作っている、と思います。
 特に、こういうったアブストラクト寄りで、マスターミックスのような作りにすると、どうしても全体像が「ぼんやり」した質感になりがちですが、選曲の構成やDJミックスの強弱で上手く全体をコントロールしているのは流石ですね!

 頭を捻って書きましたが、ここまでです・・・こういう作品の紹介も、上手く紹介出来るようにならないとな~(^^;)




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kiyo 「Substream」
Genre : HipHop、Breakbeats、House、Techno・・・
Release : 2000年12月
Lebel : Royalty Royalty 006

Notice : ジャケットについて
 前作の「Give Me A Break」に引き続きTycoon Graphicsが担当しています・・・流石ですね!

Notice : CD再発について
 2010年に2枚組CDで再発があります。ただし、テープ版とはジャケが全く異なり、あのBrainfeder関係者(Teebsさん)に依頼をしたそうです。




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<独り言>

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 いきなりレコ写の登場ですね・・・分かる方は「おわっ!」、分からない方は「なんでしょう?」ですかね??

 ここ最近、レコード業界的にはGWに向けたセールが始まっており、週末はウィークエンド・ソルジャーとして出勤回数が増えています・・・
 今年は、12月のセール期間以降、1~3月はあまり大きな動きが無かったこともあり、私自身もウズウズとしていたところなので、こういったセールが入ってくるのが凄い嬉しいです・・・まるで冬眠から目覚めたクマが、大暴れを待ち望んでいるかのようです(^^;)

 そんな中、ユニオンに負けじと、色々なセールを繰り出しているHMV(渋谷店)で、Discoのセールがあったので、行ってきましたよ~

● HMV渋谷店 4/15(SAT) ULTIMATE DISCO/BOOGIE 12″ SALE!!


 当日は、残念ながら仕事で、仕事終わりの夕方に参戦でした・・・こればかりは仕方が無く、今回は「夕方行って、残ってたらラッキーかな?」といった具合での参戦です・・・

 んで、6時過ぎにお店についたら、ボチボチな方がセール箱を掘り掘りしてて、ちょっと焦ってしまいました・・・
 ここ最近のBoogie再熱があり、やっぱりDiscoに流れてくる人が増えたんでしょうね・・・嬉しい反面、目的のブツが残っているかが心配でした・・・

 そして、その予感は的中し、トップに狙ってたレコは全くなく、そして2番目に狙ってたのは先に来て掘ってた人がキープしてて、もう残念な結果です・・・この時点で「夕方から来たんだから仕方が無い」と諦めていました・・・

 ただ、レコードの神様は見捨ててなかったです・・・

 セール箱の最後の箱をめくり、最後にめくった「軽いレコード」に衝撃を受けます・・・おお、まだ残っていたのか!!

 そして、その軽いレコードを目視し、値段とコンディションを確認・・・その間、3秒で決断しました・・・うん、俺が買う!!

 その「軽いレコード(=高額盤で現物はレジ保管)」が、写真のレコになります・・・


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 そのレコードとは「Denise LaSalle / I'n So Hot」のアメリカ版オリジナル12inch(1980年)です!!

 Disco12inchの中では「ウルトラ」という階級がふさわしい、レア中のレア品で、今回のセールの目玉中の目玉だった12inchです・・・

 私としては、オープン時に売れちゃうだろうと思ってて、記憶の中から削除(笑)してたぐらいで、まさかコレが残っているとは思いませんでした・・・
 値段的には、かなりゴツい値段で、今までの最高金額を若干超えた感じですが、以前からの相場から考えればそれなりに安く、私の思ってたプライスラインからは低かったので即決です・・・きっと、これが欲しくって並んだ方もいるかもしれないですが、大半の方は値段を見てスルーだったのかもしれないですね?

 んで、なぜ購入したかというと・・・私、いや「私達」にとって、本当に「大切な曲」だからです!

 この曲は、言わずとしれた「DJ MURO」クラシックで、MUROさんのプレイを通してその良さが知れ渡り、多くの方が好きになった曲かと思います。

 それこそ、大名作である「DJ MURO / Super Disco Breaks 1-4」でパワープレイされた曲になり、Denise嬢の旦那さんが同曲をラップカバーした「Super Wolf / Super Wolf Can Do It」からの繋ぎが最高にカッコよく、みんな大好きな1曲だと思います。
 また、メジャー版としてリリースされた「DJ MURO / from my best crates - Super Disco Breaks」では、「Kool & The Gang / Ladies Night」からの驚愕のロングミックスが鬼カッコよく、これにもヤラれました・・・ 

 私個人としても、本当に大好きだし、影響を受けた曲で、この曲と出会ったからこそ「Disco12inchの旅」をしていると言っても過言でないです・・・

 私自身は、Super Disco Breaksを聴く前に、MUROさんがプレイをしていたラジオ番組「Da Cypher」のミックスでこの曲を知り、そのミックスを自己編集して作ったミックステープで死ぬほど聴いてヤラれてしまいました・・・

 それまで、Discoの曲は漠然と好きでいましたが、HipHopやR&B、そして日本語ラップしか知らない高校生にとっては、こういった「古い曲」が死ぬほどカッコイイとは思えませんでした・・・

 だけど、MUROさんのDJミックスを通して聴くと、これほどまで「曲がカッコよくなる」とは思わなかったぐらいカッコイイんです・・・

 そう、この曲で70年代~80年代の古い曲が、現在の曲と見劣りしない、いや、むしろ「カッコいい」ことを知り、積極的に古い曲(私の場合はDisco)を掘るようになったと言えるので、かなり思い入れがある曲になります。

 ただ、この曲に関しては、12inchはホントなく、大半の方が「LP」でプレイをしていたと思います・・・

 私自身も、高校生ぐらいだったと思いますが、少し高い値段でLPを買い、Super Wolfからの繋ぎに興奮を覚えたものです・・・蛇足ですが、ロングミックスすると、BPMが安定しないので、調整しながらミックスしないといけないのが懐かしいです(^0^)

 そして、12inchに関しては、私自身もかなり後になってあることを知り、日本ではMUROさんのパワープレイからの人気の高さも相まって、かなり相場が高く、かつ、市場に出ても真っ先に無くなる1枚でした。
 どうやら、この12inchに関しては、プロモ版であることに加え、そこまでヒットしなかった(後押しが無かった?)ので、元々のプレス数が相当少なく、それでウルトラ級にレアだったのだと思います・・・記憶だと、MUROさんもLPでプレイをされてたかと思います?


 そんなこんなで、いつかは手に入れたいと思っていたこの曲の12inchが目の前にあります・・・

 色々な思いが巡りつつ、決め手は、ここ最近の仕事の頑張りに対する「ご褒美」という王手(?)を繰り出し、即決3秒で購入させて頂きました!

 凄い恥ずかしい話ですが、コンディションチェックをかねて視聴をしていたら、まずはイントロブレイクの音の太さにヤラれてしまい、ちょっと泣いてしまいました・・・やっぱり12の音は最強ですね!

 ただ、この泣きには「俺も、ついにここまで来たか・・・」という意味での男泣きも含まれていました・・・ここまで約20年、人よりも遅い道のりでしたが、遂にここまで来たことが、素直に嬉しかったです・・・


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 長くなってしまったので、ちょっとブレイクを挟みましょう・・・

 視聴をし、無事に購入したところで、店員さんから「ちゃんと売れるかどうかを心配してて、無事に旅立ってくれて嬉しいです」のような声をかけてくれました・・・

 この要約した言葉だけ書くと、人によっては「売れ残らなくって良かった」と思うかもしれません・・・ただ、昨日の購入時に頂いた声は「素敵な音楽が、本当に音楽が好きな人に渡ってくれてよかったです」だと思います。
 
 うん、この12inchは一生大事にしますね・・・ありがとうございます!!


 そんなわけで、結果的にトップに欲しいのは朝一に無くなったことが分かりつつも、2番目に欲しかったのは握ってた人が棚に戻したので、そちらも購入・・・久しぶりにHMVで大爆発しました。
 また、その後のユニオンでも運の良さを引き連れ、探してたレコと遭遇し、即購入・・・気付いたら、日高屋で一人祝杯をあげていました(^^;)


 独り言の最初でも書きましたが、レコード掘り的には「GWセール」が間近になり、嬉しさを伴いながら戦略を練り始めています・・・

 ちょうど、昨日、ユニオンでGWセールの情報誌が出ててので、確認をすると、今年は割と出勤回数が多そうな予感です・・・

 とりあえず、5月4日は渋谷でテープセールは必ず参戦かな・・・ちょうど、昨日、渋谷のユニオンに行ったら、店員さんがセール用のテープを撮影してて、思わず「いつ出るの?」と尋ねてしまいました(^^;)
 告知の記事を見る限りだと、横綱級のクソヤバいのはまだなさそうですね・・・ただ、渋谷も凄く買い取りを頑張ってるので、クソヤバいのをお持ちなら、渋谷に相談してみてね~

 ではでは、本文より長い独り言でした・・・GWセールもがんばりましょう!!







DJ Denka 「Stinky Flavor(黒色)」
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 え~、今週は花粉が飛び始めたみたいで、憂鬱な日々を送っておりました・・・嫌な時期ですね~
 
 ただ、花粉が始まると春も近づいている証拠なので、それはそれで楽しみかな・・・そろそろ寒いのも飽きてきた(?)ので、早く春になってほしいところです(^^;)

 そんなわけで、花粉や春とは関係なく、全然紹介していなかった作品を紹介です!


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 今回は、Lunch Time SpeaxのDJ/Producerである「DJ Denka」さんの作品を紹介します!

 Denkaさんの作品は、かなり前に「今回紹介する作品と同タイトル(青色)」を紹介しましたが、久しぶりに紹介をしますので、作品紹介をする前に少しDenkaさんの情報を入れておきましょう。

 DJ Denkaさんは、茨城県水戸市を中心に活動をしているDJ/Producerで、日本語ラップファンならご存知な「Lunch Time Speax」のメンバー(リーダー?)として有名かと思います。
 ランチ自体、Dev Largeさんが主宰していたレーベル「El Dorado」からデビューしたことから、Denkaさん自体もDev Large~Muroさんに通ずる「掘り」をモットーにした姿勢があり、DJやトラックメイクもその姿勢が反映された内容になっていたかと思います。

 特に、ミックステープという視点で「DJ Denka」さんを考えると、①良質なミックステープをリリースしていたこと、②水戸のシーンを束ねていたこと、の2点は大きいかな~と思います。

 まず①のリリースについては、凄い本数を出した訳ではないですが、El Doradoの流れから、あのCisco Recordsが積極的にバックアップする形で良作をリリースしてて、これにヤラれた方が大変多いかと思います!

 それこそ、今回のこの黒色や、以前紹介した青色は鉄板で、今で言えば「DJ Koco」さんの源流のような選曲/プレイが聞きどころです・・・この辺は影響を受けた方が多いですよね?
 うん、HipHopの軸をブレずに深い掘りを披露したり、ハッとする2枚使いやスクラッチなどの技術面が凄かったり、ある意味で「日本にしか出来ないHipHop DJ」の在り方をミックステープを通して披露した部分が大きかったと思います!

 また、②の点も重要で、地元である水戸のHipHopシーンを束ねた部分があり、その流れで、地元のDJのミックステープを積極的にリリースし、地元シーンへの貢献も大きかったと思います。
 リリースに関しては、やはりCiscoのバックアップを得ながら、DJ TanpeiやDJ Suuなどの作品をリリースしてて、仲間の作品も結構売れていた記憶があります・・・そのため、一時期は「水戸はヤバい」という印象が強かったと記憶しています。

 そんなわけで、作品の紹介です!


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 まず、Denkaさんに関しては、自身のキーワードにもなっている「Stinky(臭い)」がポイントになり、ある意味で「他のDJと違う視点がある」ことがポイントかと思います。

 それこそ、選曲面は正にそうで、かなりヤラれます・・・

 まず、この作品では、今となっては「直球な90's HipHop」をブチこんでくるのですが、ことごとく「マイナー曲」をプレイしているのに全くHipHopとしてブレないところが凄すぎですね!

 A面の一発目は、私の中ではDLさんのテーマ曲とも言える「Tragedy / Da Funk Mode」からプレイをしますが、方向性としてはこういうドープなHipHopが多いです・・・それこそ、当時からレア盤だった「Group Home / East New York Theory」なんかもサラッとプレイしていますね・・・

 ただ、この時点で「違う」んですよ・・・Group Homeであれば、メインがカッコよすぎなので全然プレイをしない「Remix」の方をプレイしてるんですね・・・
 最初は「あれ?」と思う選曲なのですが、Denkaさんのミックスを何度も聞いていると途端にカッコよく聞こえるのが不思議で・・・この辺の選球眼の高さは流石です!

 そして、その「選球眼の高さ」が、この作品で如実に出ているのが「LP Only曲」のプレイかと思います!

 資料写真は、私らしくテープアルバムで紹介しますが、それこそWu-TangMobb DeepShowbiz&AGなどのクラシックなアルバムから、隠れた名曲を多くプレイしてて、かなりヤラれます!
 また、そのLP攻めが、直球な名盤も攻めつつも、MC Eihtといった西系も攻めてて、いや~深いですね・・・この辺のLP攻めもヤラれた方が多いですよね!


 んで、こういった選曲面の「Stinkyさ=深さ」を出しつつも、それらの曲をミックスした時の「Stinkyという名のグルーブの統一感」が半端なく、結果的に「真っ黒なHipHop」が聞けるのが素敵すぎます!
 
 特に、選曲面の統一感に加え、その選曲を下支えしている「DJの技術」も素晴らしく、この点も聞きどころだと思います・・・

 個人的には、B面の最初に披露される「The Nortorious BIG / Unbelievable」のドープな2枚使いの嵐が凄すぎで、DJとしての技を見せつつも、しっかりとHipHopの黒いグルーブを維持、いや増強している感じが素晴らしすぎます!
 なんでしょう、まず曲が持つ黒さを光らすための2枚使いでありつつ、自身のDJミックスの流れの中で、それが効果的に働くような配慮もあり・・・結果的に「Stinkyなグルーブ」を増強させており、最高ですね!




 今回、作品を深く聴いてて、私としてはDJ Kocoさんの源流の一つはDenkaさんだったんだな~と痛感しました・・・独特なんだけど黒さは失わない掘りや、その黒さを増強させる2枚使いなどは、正に源流でした!
 
 Kocoさんがお好きな方であれば、絶対に反応する作品だと思いますので、是非、探して聞いてみてくださいね!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Denka 「Stinky Flavor(黒色)」  
Genre : Hip Hop
Release : 1999年頃??
Lebel : Beat Town Production No Number


Notice : 作品タイトル、リリースの順番について

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 今回紹介した黒色、そして以前紹介した青色とも「Stinky Flavor」というタイトルが付けられておりますが、その違いを表す記載(例えばVol.2とか)がないため、私の判断で「青色」「黒色」とタイトル付けをしました。
 また、調べた限りだと、リリースの順番は青の方が先のリリースのようです??


Notice : インデックス 水戸系の作品リスト

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 紹介でも触れた、Denkaさんの仲間達の作品もボチボチとあります。整理の意味で、インデックスページを整理しました。よろしければご参照ください。

● DJ Denka / 水戸関係 作品リスト






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<独り言>
 今週は特になしです・・・最近、必要に応じて仕事帰りにレコ屋は行っていますが、休みの日に「さあ、掘りに行くぞ!」みたいな気がおきず、困っています(^^;)
 まあ、ここ数週間、土曜日も仕事で埋まっているのが問題か・・・ああ、早く春にならないかな~

 あと、買うことは一切ないけど、情報収集で覗いているヤフオクのテープで、鬼ゴツい日本語ラップ系アドバンスのまとめ売りがありましたね・・・素晴らしく根性がいる金額で落ちてくれたので、私としては凄い嬉しい光景でした!

 ではでは、また来週~





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追記 2017年2月12日 21:20

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 2年ほど前に書いたレコード袋に関する記事において、重大な誤りがあることが判明しました。

● 素晴らしき「レコード袋」の世界

 記事では、写真の「Manhattan Records」のロゴデザインを、有名イラストレーターである「永井博」さんが作成したと記載しましたが、正しくは「真舘嘉浩(まだち・よしひろ)」さんが作成されました。
 真舘さんからご指摘を頂き、誤りの事実が判明しましたので、記事を訂正させて頂きました。

 真舘さん、そして永井さんには大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。


 なお、真舘さんはMのロゴのほかに、Manhattan系の色々なデザインをされたそうで、それこそ、クリスマス仕様の袋とか、Hot WaxやSonusといった系列店、そして通販カタログの表紙デザインなどを担当されたそうです。

 そうなると、私を含め、多くの方が真舘さんのデザインにお世話になっていた訳ですね・・・もー、真舘さんには頭が上がりません、ほんと申し訳ございませんでした!
 ここで繰り返すのもアレですが、Manhattanのあのロゴがあったから、あの当時の「渋谷」が、そう、あの「レコードで熱かった渋谷」があったんです・・・改めて商業デザインの重要性を認識しました!






DJ Kazzmatazz 「Old To The New」
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 え~、今回は、明日から出張なので1日前倒しでの更新です・・・

 普段なら、出張の話を織り交ぜて更新をしたいところですが、今回は全くレコ屋に近寄れる気配が全くないので、出張のことはスルーしての更新です(^^;)
 でも、大好きな九州なので、美味しいモノは食べれるかな・・・仕事なんですが、心の1/5ぐらいは遊び心(?)を持って行ってきますね・・・

 では、久しぶりに仕事の愚痴から始まりましたが、今週の紹介です!


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 今週は、新潟出身で、現在は東京で活動をしている「DJ Kazzmatazz(カズマタズ)」さんの、2004年にリリースされたミックステープのご紹介です。

 まず、カズさんと言えば、もはやライフワークと言って差し支えない「Japanese Cutz」シリーズですよね!

 このシリーズは、日本語ラップの曲と元ネタ曲を上手く混ぜたミックス作品で、カズさんのレコード知識や掘りの深さもさることながら、流れのある展開とアイデアに富んだミックスが聴きどころでお好きな方は大変多いかと思います。
 なんと、今月には第9段(!)を発売するなど、未だにアイデアが尽きない所は素敵すぎます・・・ここ最近の作品は追えてないですが、個人的には1番はクラシックで、以前紹介もしたぐらい大好きな作品です(^0^)

● DJ Kazzmatazz 「Japanese Cutz」


 そんなカズさんですが、今回紹介するテープは、割と活動初期にリリースされた作品になります。

 リリースは2004年で、この頃は出身地である新潟県魚沼市で活動されていたはずなので、地元で自主リリースをした作品だと思われます。

 ただ、結構内容が良いので、東京の大手レコ屋さん(DMRなど)でもプッシュしており、当時、手にとって聴いてた方も多いかもしれないですね・・・
 私は後追いでしたが、おぼろげな記憶では、割と売れていたような記憶があり、実際に聴いてみたら非凡なセンスが伺える内容で、結構好きな作品です!


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 では、作品の紹介です!

 タイトルの「Old To The New」が示す通り、2004年時点で新旧のHipHopを上手くミックスした内容になり、結構ヤラれます!

 それこそ、我々世代だと、イントロのスクラッチソロを聴いた瞬間、指が一緒に動いちゃう「Common Sense / Resurrection」のような「旧」に入る曲や、当時、ヘッズの中では大ヒットだった「Jurassic 5 / A Day At The Races」のような「新」の曲などを、巧みに織り交ぜて選曲をしています。

 個人的な印象では、ド直球な曲はあまりないけど、「Nasty Nas / Halftime」のようなB直撃なHipHopもありつつ、盛り上がるところではスクラッチカットインで「Leaders of the New School / Case of the P.T.A.」を入れてくるなど、かなりバラエティー豊かな選曲になってて・・・聴けば聴くほどハマってくる感じがあります!
 特に、イメージとしてPete Rock~Large Professor的なカッコいいホーンネタがあって、ボトムとベースラインが黒くて美しい感じの曲を中心に選曲してるので、何度か聞くと自然とハマってくる選曲になっているかな~と思います。
 
 特に、今回聴いてて思ったのが「新曲ってカッコいいな~」です!

 前にも書いたかもしれないですが、この作品での「新曲」に属するような曲(00年以降の曲)は、私もオンタイムで近くにいましたが、あまりHipHopに興味が無くなってしまった時期なので、ほんと持ってなく、ある意味で「未開拓」です・・・
 ただ、ここ最近、聴いていると懐かしさもある半面、素直に聴いてると「カッコいいぞ!」と思う曲が多いんですよね・・・なんでしょう、干支も一周してバイアスがかからない耳で聴くのと、自分の耳の経験値が上がったことが影響してるんでしょうね~

 その限りにおいて、プレイする曲を「光らせる」つもりでDJミックスをしている「ミックス作品」で聴くと、こういった「新」の曲がメチャクチャカッコよく聞こえます・・・

 なんでしょう、旧の曲の良いところと、新の曲の良いところを上手く連動させながらプレイをしている感じで、旧の良さが分かれば、新の良さが分かるような選曲になっているのが上手いんですよね・・・
 うん、究極的には、新も旧も関係なく、いわゆる「ただカッコいい曲」を素直に並べただけなのかもしれないですが、時代が微妙にちがう曲同士で、上手い共通項を見いだして選曲を行っているのが素敵です!!


 そして、DJミックス面も、素敵です!

 バリバリに2枚使いみたいなのはなく、割と淡々と進んで行くのですが、細かい配慮がある感じがよく、結果として「プレイしている曲を引き立てる」ミックスになっているのが大変良いです。

 パッと気付いた範囲だと、「Common Sense / Resurrection」であれば、ビートありのインストから入っていき、頃合いの良いころにビートレスなイントロに戻して本編に入る・・・みたいなミックスがありました。
 この部分であれば、その前の曲のビート感/グルーブを引き継ぐためにビートミックスでResurrectionに繋いでいること、そしてこの曲のJazzのSwing感だったり、モノクロームな華やかさを出すために、インストからビートレスなイントロに戻しているんですよ・・・割と単純なミックスではありますが、聴いててかなりグッとくるミックスですね!

 また、レコなしで恐縮ですが、前の曲のメロディーなりリズムを読み切って次の曲へミックスしている部分もあり、連打ドラムの間と音階を読んでの「Pete Rock & CL Smooth / Go With The Frow」へのカットインは、最強にカッコいいですね!!



 そんなわけで、ざっくりとした紹介ですが、DJが上手い人の作品は、時代が変わっても「カッコいい」ことを裏付ける作品でした!

 テープに関しては、ボチボチ見つけられる作品だと思うので、気になる方は探してくださいね!!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Kazzmatazz 「Old To The New」
Genre : HipHop、Breakbeats・・・
Release : 2004年3月
Lebel : Wild Hot No Number

Notice : ゲスト参加について
 スクラッチのゲスト参加でDJ Co-Maさんが2曲参加しています。また、GagleのHunger氏もシャウトアウトで登場します。

Notice : CD再発について
 ユニオンのお茶の水CMS(現在の下北CMS)で2010年3月にCD再発(50枚)があります・・・ただ、今となってはかなり入手困難です。





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<独り言>

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 え~、今回は独り言も愚痴になりそうです(^^;)

 今年もハーデストワーキンなリリースが続いているMUROさんですが、今月の初めには、大好きなシリーズである「Diggin' Heat」の2016年版がテープとCDで同時発売されました!
 今年は、Iceの2016、そしてElegant FunkまでもがメジャーベースでCDとテープが同時発売とあり、ファンにはたまらない御馳走ですね・・・Heatも、もちろん2枚買いです!

 ただ、ただ・・・今回は「発売されたのに気付かず」で、発売された翌週にやっと気付いて購入をしました・・・

 このCDとテープの同時リリースのは、基本的に「タワーレコード限定」で出されていることから、タワレコ界隈では情報が流れているのかもしれないですが、普段、ユニオンとかで中古を追っている立場とすると、あまり情報が流れてこない存在かもしれません。
 何よりも、MUROさん自身が恐らく情報をRTもしてなく、今回ばかりは「えっ、出てたの?」と後追いで気づいた方は多いぐらい、殆ど情報が出回らなかったように思えます・・・

 う~ん、こんなことになるのであれば、もうタワレコ限定でなくても良いんじゃないでしょうか・・・そう、素直に思います・・・

 なお、内容はやっぱり良くって、まさかのMazeプレイや、Changin'のレアカバーなど、流石の手腕で、聴いててホッコリです・・・やっぱり深いとこ掘ってますね~