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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Kensei 「Phat Pockets」
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 え~、ブログの更新がサボリ気味ですね・・・

 下の独り言にも連動をしますが、時間はあるんだけど、ミックステープを聞いたり、ブログの更新作業に「やる気」が起きずな状況が続いています(^^;)

 では、愚痴はひとまず置いておいて、ミックステープの業界の中では屈指のレアテープのご紹介です~


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 今回は、あの「DJ Kensei(けんせい)さん」が、大ヒットしたポータブルプレイヤー「Shock Wave(ショック・ウエーブ)」のノベルティーとして作ったとされるミックステープを紹介します!!

 まず、Shock Waveですが、そのゴツいボディーとファットな音質から、90年代後半にHipHopが好きな若者に大ヒットしたカセットテープの携帯用再生機器になります。

 時期的にはMDのような小型な再生機器も出ていましたが、当時のB達は、必要以上にデカいShock Waveにお気に入りのミックステープを入れて、街を闊歩していたもの・・・私もその一人でした(^0^)
 もう、Shock waveで聞くミックステープは最高の一言で、これがあったから「日本でHipHopが根付いた」と言っても過言ではないでしょう・・・ほんと、重要な存在でした!

 Shock waveについては、以下の記事で真面目に紹介しておりますので、ご興味のある方はどうぞ~

● 素晴らしき「Shock Wave」の世界


 そして、今回のテープは、Shock Waveの製造元であるPanasonic(旧松下電器産業)が、どうやら販売促進の一環で作ったもののようです・・・
 明確な情報がないため、詳細は分からない部分もありますが、時期的には1997年ごろ、イベントなどで配布をしていたようです・・・

 当時の松下といったら、大手も大手の会社ですよ・・・その会社が「ストリートなミックステープ」を販促品として作っていたことは衝撃ですね!
 選曲的には著●権がグレーになっているミックス作品ですが、Shock WaveのHipHop性を強くアピールするには、こうしたストリートなミックステープが最適でしょう・・・企画を通した人は偉いです!!


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 そして、担当DJをKenseiさんにしたのも最高ですね!!

 Kenseiさんと言えば、この頃は「HipHop系のミックステープ」を作らせたら右に出る者はいないぐらいの重要人物で、黎明期だった日本のミックステープシーンを更に広げた存在と言っても過言ではありません!

 それこそ、日本語ラップの魅力を全国に知らしめた「Ill Vibes」は有名だし、MUROさんと共演したCiscoのノベルティー「Nine-Seven Winter Hip-Hop Sale」でのゴリゴリなプレイも最高だし・・・ほんと、みんながKenseiさんのプレイを聞いて首を振り、影響を受けたと思います!!

 また、HipHopらしいファットな曲をタイトな2枚使いでカッコよく演出し、ある意味で「日本人が聞きやすいHipHop」を示してくれた点は大きいですね・・・ほんと、Kenseiさんのプレイは、不思議と首を振ってしまいます(^0^)

 そんなKenseiさんが「Shock Waveに合うHipHop」をテーマにして作られたのがこのテープになります!


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 まず、この作品、個人的に熱いのが、Kenseiさんのミックステープにおいて、意外とテーマにされていなかった「90年代New School以降のHipHop」、それこそ冬のNYに合いそうなワンループなHipHopを中心に選曲してて、首振りが半端ない内容となっています!!

 選曲的には、例えばこのカテゴリーを代表するDJ Premierの仕事が光った「Jeru The Damaja / Come Clean」や、Les DeMerleのループが最高な「O.C. / Time's Up」等・・・いやいや、最高です!!

 また、ニヤっとする選曲も多く、それこそ写真下のATCQのScenarioであれば、このB面に収録された「A Tribe Called Quest / Butter」を選曲しています・・・こういう裏をかいた選曲や、あまり知られていない良曲のチョイスは流石です!!
 さらに、関連繋ぎを多用してて、この選曲の後は、メンバーのQ-Tipが参加した「Jungle Brothers feat. Q-Tip / On The Road Again」を選曲・・・他の所では、さりげなくWuメドレーをしてる選曲もグッときました!

 そして、Kenseiさんらしいのが「2枚使い」でしょう!

 聞いてて「気持ちいいところ」で2枚使いを入れてきて、結果的にその楽曲の良さ、さらにはミックス全体の良さを引き上げていくのが素晴らしいです!

 例えば、「O.C. / Time's Up」の出だしのラップ(♪You lack the minerals and vitamins, irons and the niacin)をタイトに2枚使いしています・・・O.C.のボキャブラリーの多様さ(科学用語で韻を踏む?)を示したパンチラインで、私も空でラップが出来るぐらい好きなラップです・・・
 そして、Kenseiさんはこの部分を2枚使いするのですが、2枚使いをすることでこのライムの良さ(特にメロディー的な部分)が際立ち、凄い聞いてて気持ちいいんですね・・・こういった部分がKenseiさんの凄さだと思います!!

 また、「Jeru The Damaja / Come Clean」であれば、印象的なループのビートからミックスし、ころあいの良いところで本編のラップに戻しています・・・
 Kenseiさんは、こういったイントロ戻し的な構成替えのDJミックスを多用してて、これも上手いっすね・・・Kool GのIll Street Bluesのイントロ戻しも最高です!!

 先ほど「日本人が聞きやすいHipHop」と書きましたが、Kenseiさんの間違えない選曲やカッコいいDJプレイによるところが大きいんですよね・・・

 なんでしょう、KenseiさんのDJを通すと、英語が分からない日本人にでも「HipHopのカッコよさが分かる」んですよね!!

 

 サクっとした説明になりましたが、わずか40分程度のミックスに、Kenseiさんの良さが詰まっており、大変素晴らしい作品となっております!!

 入手するのは相当大変な逸品ですが、気になる方は探してみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kensei 「Phat Pockets」
Genre : HipHop・・・
Release : 1997年ごろ
Lebel : Panasonic No Number


Notice : Track Listについて
 トラックリストがない作品なので、作品を聞いた上でトラックリストを起こしてみました・・・間違っていたらすみません。
 なお、A面→B面と続いているミックスになっていますよ。

Redman / How to Roll a Blunt
Jeru The Damaja / Come Clean
Smif-N-Wessun / Bucktown
Black Moon / I Got Cha Opin (Remix) 
Ill Feat. Al Skratch / Where My Homiez? (Come Around My Way)
Kool G Rap & DJ Polo / Ill Street blues
O.C. / Time's Up
Gravediggaz / Nowhere To Run, Nowhere To Hide
Raekwon / Ice Cream
Wu-Tang Clan / C.R.E.A.M.
GZA / Liquid Swords
Artifacts / Wrong Side Of Da Tracks
A Tribe Called Quest / Butter
Jungle Brothers feat.Q-Tip / On The Road Again
Black Sheep / Without A Doubt
The Beatnuts / Get Funky (Remix)
Group Home / Supa Star
The Notorious BIG / One More Chance (Remix)
Craig Mack / Flava In Ya Ear (Remix)
Mobb Deep / Shook Ones, Pt. II


Notice : 謎の別バージョン

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 今回の紹介したテープは、US産に多い「紙製のケース」に収まっているものですが、私が入手したテープでは、Kenseiさんの写真をジャケットにしたバージョンもあります。
 写真屋さんで印刷した写真を折ってジャケにしており、そのデフ仕様に悶絶ですね・・・写真は先ほどKenseiさんの紹介写真として利用したもので、Kenseiさんのサイン入りとなっております。

 なお、写真において、Kenseiさんの後ろにはサウンドシステムらしきものがあり、切れている文字から推測すると大阪の「Killasan Movement」のシステムのようです!
 あと、先日、KenseiさんのTweetによると、1996年にリリースしたWild Pitchのオフィシャルミックスの写真では、見切れているけど、Kenseiさんの横にBig Lがいたという情報にグッときました!






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<独り言>

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 まず、まず・・・私事で恐縮ですが、今月の前半で40歳になりました・・・

 誕生日当日、部下のみんながサプライズでケーキを買ってきてくれてて、恥ずかしながら4本のローソクの火を消しました・・・ちょっと恥ずかしいけど、嬉しかったなぁ~(^0^)

 月並みな話ですが「気づいたら40歳になっていた」というのが実感で、健康なまま、こうして生活できていることは喜ばしいことなんでしょうね・・・

 ただ、今週、運転免許の更新にいき、撮影した顔写真を見比べてみると、顔がふっくらしてるんですよ・・・ああっ、これが40なのかと思ってしまいました(^^;)
 考えてみれば、仕事で遅くまで残業するのは苦ではないけど、お酒の二日酔い率が高まってて、ああ、体は老いていってるのかな~と思うと、少し寂しいです・・・

 あと、年を重ねれば重ねるほど、このブログで大々的に披露している趣味事への熱意が、30代と比べると少し変わってきたな~と思っています。
 それは、感覚的なことで、薄れた・枯れたとは違うんだけど、どこか燃えない感じがあるんですよね・・・自分でも言葉に出来ないのですが、なんか違うのです・・・

 その辺があって、ここ最近、ブログの更新に熱が入らないようです・・・すみません・・・

 ただ、今後も40代らしい楽しみ方で、ブログの更新をしていきたいと思っています!


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 そんなわけで、たまには自分へのご褒美をと思い、今週末は渋谷→下北→新宿とユニオン行脚に出かけました!

 おかげさまで、今週は結構買えて、気分転換に聞いてたMUROさんのICE97でプレイされていたDon Blackmanが急に気になっていたら、割と安価に売っていたのでUSオリを大人買い・・・自分への誕生日プレゼントにしよう!
 ただ、40代になると記憶力が薄れるのでしょうか、「Mohawks / The Champ」のUK12を持ってないと思って買ったら、家に同じのがありました・・・このレコ君は、ポジティブシンキングで「(絶対にやらないけど)2枚使い用」としました(^^;)

 あと、業界的には「銀ジャケに外れなし」との先輩たちからの教えに従い、新宿の某店で抜いた写真下の銀ジャケ・・・なんと、日本語R&Bの初期より活動をされている「double」さんのアルバム「Crystal」のプロモのみの2LPです!
 まだ、お姉さんのサチコさんがご存命の時のアルバムで、近年になり、アドバンスのカセットテープ(黒色のね)を聞いて、彼女たちにしか出せない艶やかさがイイな~と思ってたので、レコでゲットできたのは嬉しいです(^0^)

 あっ、今回のKenseiさんのテープも銀ジャケだ・・・やっぱり、銀ジャケは偉大だな~


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 あと、レコード業界において重要な話も・・・

 今月に入り、渋谷を代表する中古レコード/CDショップ「Recofan」の渋谷Beasm店が閉店するとの発表がありました・・・さみしいですね・・・

 皆さんと同様で、近年は行く回数が数か月に1回程度に減っていましたが、渋谷を代表するお店が無くなるのは残念ですね・・・

 私自身、渋谷レコ村が黄金期でした90年代末~00年代初期は、渋谷に行った際には必ず訪れて、色々と買ってたな~と思い出しました。

 もちろん、100円レコードにハマった時期は手を真っ黒にしながら掘ってたし、渋谷じゃないけど、横浜のレコファンで大神の12inchを300円で抜くという奇跡があったり・・・色々とイイ思い出もあります。
 そして、ミックステープについては、あまり中古で出ることがなかったけど、ヒョコっと出るときもあり、Komoriさんのマンスリーが1本50円でオールコンプに近い内容で出てたり・・・テープでも奇跡を味わいました!

 そして、今回、この一報があったので、久しぶりにレコファンにも寄ってみました・・・

 ああっ、いつもと変わらない風景というのでしょうか、在庫のジャングルな感じが心地いいですね・・・

 時間があったら、膝を地面につけて掘りたいな・・・ただ、その時間が今は無いのが残念です・・・



 ではでは、今週はこんなもんで・・・

 なんか、記事を書いてたら、ブログをサボっているのは、自分の「進捗管理」の問題だな~と思いました。

 時間は同じ時間しかないけど、目的をしっかりと立てて、計画的に進めることで、効率的に時間が使えるはず・・・
 これなら、サボらずに更新出来るかな・・・ちょっと頑張ってみますね!!





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DJ Cash Money 「Vybe To The Crowd - Branch 4」
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 え~、皆さん、Stay Homeでおられてますか?

 私も、あまり外出しないことを心掛け、家にいることが多い状況です・・・こればかりはちゃんと守らないとイケないけど、なにもしないで家に居続けるのはシンドイですね(^^;)

 そんなわけで、ここ最近は、テープのコレクション整理に勤しんでおります・・・

 その甲斐があって、自宅掘りをしながら、テープレーベルの発番リスト作成や照合作業など、地道な研究が進んでおります・・・

 特に発番リストは、周りに頼れる資料がない以上、自分で作るしかなく、かつ、自分の時間がないと出来ない作業なので、今回の自宅待機では力を入れて頑張っております(^0^)

 ただ、発番リストを作っても、大体のテープレーベには「最後の穴」というか、なぜか出会うことが出来ない謎な1本があります・・・
 どんなに探しても、その1本は見つからず、発番リストの穴がなかなか埋まらないという1本ですね・・・もう、誰とも共有できない悩みですが、この穴を埋めるために、日夜、奔走をしています・・・

 しかし、これは自分への戒めですが、そういう時こそ「自宅を掘れ!」なんですよね・・・

 2~3年の間、最後の謎な1本を探してて奔走してたのに、在庫のテープを見返すと「これか!」というテープに遭遇するんですよね(^^;)
 在庫のテープにおいて、テープのインデックス等の隅々までチェックすることで分かったりするのですが、こんなに近くにあったことに軽く落胆したりします・・・

 そんなわけで、前置きが長くなりましたが、こういった過程があり、ついに紹介ができる「テープレーベル」の紹介です!!


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 今回は、渋谷の名物クラブ「Harlem(ハーレム)」の運営元または関係者が運営していたとされるテープレーベル「うぐいす屋」の作品を紹介します!!

 このレーベルについては、ブログの初期から紹介したいと思っていたのですが、リリースされている作品が謎に包まれてて、その全容が分からなかったため、紹介することを控えていたレーベルになります。
 そして、この度、同レーベルの全容がほぼ分かり、今回の紹介に至りました・・・先に書きますが、腰を抜かすぐらい「ヤバイ」作品が多いレーベルですよ!!

 まず、このレーベルの大きな特徴は、前述したHarlemが大きく関係していることから、99年~01年ごろにHarlemでプレイした「海外のHipHop系DJ」のライブミックスを多くリリースしていたことになります
 もちろん、普通なミックステープもリリースをしているのですが、このライブミックスのテープがヒットし、当時もそれなりに売れていたレーベルになるかと思います・・・

 レーベルのリリース内容は別項で紹介することとして、まずは「Harlem」と「海外DJ」について紹介しましょう・・・


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 まず、Harlemがオープンした目的の一つとして、NYの本場でプレイされている「本当のHipHop」をいかに日本で広げるかがポイントだったと記憶しています。
 この点については、NYのHipHopの熱さを知っているスタッフや、メインDJとして大活躍をしていたDJ Master Keyさんの考えが大きかったと思います・・・なんでしょう、日本でも「選曲で盛り上がるパーティー」を作りたかったんでしょうね・・・

 そう、カッコやスタイルだけが先行していた日本のシーンにおいて、「本当のHipHop」の楽しさを広めたかったのだと思います・・・

 そのために実施した企画の一つが「海外Top DJの来日プレイ」だったと思います。

 取り急ぎ、私が持っているフライヤーの写真のサムネイルを紹介しますが、初期(98年~00年)ではScratch、Spinbad、Kid Capri、Marly Marl、Grandmaster Flash、渋いところではPrince Paulを招聘しています・・・

 私自身は、どのパーティーも行けてないのですが、今思うと「なんで行かなかったんだよ!」級の来日が多く、ほんと当時のHarlemの尽力には頭が下がります・・・

 考えてみると、当時の日本のHipHop業界では、比較的「ライブ=ラッパーのライブ」に人気があり、「パーティー=DJのプレイ」はそこまで重要視されていなかったように思えます。

 ただ、ラッパーのライブと同じぐらいに盛り上がっているNYのDJのプレイを「日本でも広めたい!」と思ったからでしょう、ほんと重要なDJをブッキングして、日本のファンが「本物のHipHop」を体験できる機会を作っていました・・・

 どのDJも「完全アナログセット」な時代で、2台のタンテ×1台のミキサー、そして1本のマイクで「目の前にいるお客さんを盛り上げるためのDJ」をしていたでしょう・・・
 まさにHipHopの「熱さ」を披露したDJプレイで、この熱さに影響を受けた方が多いのではないでしょうか・・・東京だけでなく、地方の来日公演もあったので、全国のHipHopファンが影響を受けたと思います!!


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 そして、99~00年ごろからは、今回紹介するテープが発売されるようになりました・・・

 それこそ、現場のパーティーに行けなかった人、テープを何度も聞いて勉強したい人もいることから、こういったテープに需要があるでしょう・・・テープがリリースされることは当然と言えば当然です。

 リリースされたDJは、Clark Kentからスタートし、Marley Marl、Tony Touch、Stretch Armstrong、Red Alert、Doo Wop、Jazzy Joyce等、01年頃までに来日したDJのプレイを収めた作品がリリースされています。

 個人的には、テープ化が始まる前に来日したDJ(Scratch、Spinbad、Kid Capri・・・)のプレイが死ぬほど聞きたいところですが、どのDJもプレイがヤバくって、ほんと「HipHopって素晴らしいなぁ!」と思う内容が多いです!
 それこそ、Tony Touchのプレイでは、普通にZeebraさんがサイドMCをしていたり(!)、観客のみんなが大盛り上がりしている様子っだったり・・・いやいや、「HipHopの熱さ」がここにあります!!


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 その中で、バランスよく「ヤバい」のが、今回紹介するCash Money大先生のプレイを収めた「Branch 4」でしょう・・・

 この作品は、上記の来日ツアーの中で、2000年7月21日にHarlemでのプレイを収録した作品となっております・・・

 イベント的には、金曜日のモンスターイベント「Daddy's House」として開催されたことから、お客さんのノリも半端なく、Cash Moneyもノリノリでプレイをされています・・・
 そんなノリの良さは、このテープにダイレクトに収められており、テープを聞くだけで現場の熱さが如実に伝わってきます!!

 そのノリの良さは、以下の作品紹介で詳しく説明したいと思います!!


 なお、作品紹介に入る前に、少しCash Money(キャッシュ・マネー)さんのことを紹介しておきましょう・・・

 Cash Moneyさんは、Philadelphia出身のDJ/Producerで、同郷のDJ Jazzy Jeffと共に「フィリーのレジェンド」としてリスペクトされている方になります。

 特に、80年代後半には、88年のDMCを優勝するなど、いわゆる「バトルDJ」の開拓者とされる方で、Cash Moneyのトランスフォーマースクラッチや2枚使いを聴いて影響を受けた方は大変多いかと思います。
 そのDJスキルは、自身のラップグループの活動(Cash Money & Marvelous)であったり、積極的に行ってたクラブやラジオでのDJプレイに生かされ、NYでも人気があったDJになります!

 Cash Moneyさんの詳細は、下記の別作品での紹介記事をご参照ください~

● DJ Cash Money 「Now & Then - In Search of Disco Breaks」


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 では、ここからは作品紹介です!!

 まず、選曲的な話からすると・・・もう「最高」の一言です(^0^)

 選曲を大きく分けると、99年~00年ぐらいのヒット曲と、鉄板HipHopクラシック+αを織り交ぜた選曲で、お客さんの歓声からして「ヤバイ」選曲となっております!

 それこそ、最新のヒット曲として「DMX / What's My Name」「The Beatnuts / Watch Out Now」なんかをプレイし、イントロだけで「ドッカン!」な感じになっています!

 なんでしょう、パーティーで一番重要な「みんなが盛り上がること」を考えた選曲をしてるんですよね・・・

 00年ごろとなると、HipHopが好きで、曲もしっかりと知っている人が増えた結果かもしれないですが、Cash先生もその点を踏まえた選曲とDJプレイをされてて、流石です!!

 そして、その選曲を楽しんでいるお客さんを見て、つかさず音を抜いて「お客さんに歌わせる→お客さんも歌う」感じが素晴らしすぎます!!

 もー、素敵だな~と思うのが、イントロ等のドラムロールに合わせて「ほっ、ほっ」というような掛け声が自然発生してるんですよ・・・さらには、会場から普通に「ヤベー!」という肉声が聞こえるんですよ・・・
 もう、こんな状況、DJ冥利に尽きるじゃないですか・・・Cash先生も、そのことを理解して、会場と一体化した選曲&DJプレイをしてて、グッときます!
 
 また、これらの選曲を「DJらしいアイデア」で、グルーブを高めている点も見逃せません!

 例えば、最新のヒット曲系だと、AV8等の「Party Tracks(パーティー・トラックス)」を多用してて、上手く「イントロだけでドッカン」をしたり、2枚使いで更に煽ったり・・・パーティーノリを常に維持しているのが上手いですね!

 また、クイックミックスも多用してて、「Das EFX / Mic Checka (Remix)」のホーンイントロから、マイクでコール&レスポンスを入れつつ、クイックで「Gang Starr / You Know My Steez」に繋ぎます・・・これもく「イントロだけでドッカン」ですね!
 更に、この流れから「M.O.P. / How About Some Hardcore」サビ2小節→ハーコーなMobb Deepの有名曲を交互ミックスをしてて、もう野郎どもが暴れちゃう展開が素敵すぎます(^0^)


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 また、選曲面を広げると、やっぱり「NY系のDJだな~」と思うのが、HipHopじゃない曲を「Hip Hop」として選曲し、かっこよくプレイする点ですね!!

 それこそ、後半では、いきなり「Greg Nice / Set It Off」のアカペラで♪Lets take it back to the old school, Lets take it to Union Square~♪を入れてから、クイックでRUN-DMCネタな「Bob James / Take Me To The Mardi Gras」に繋ぎ、ハイパーな2枚使い!!
 そして、その後にはJackson 5→James Brownのメドレー選曲・・・J5のブッコみ具合、JBの2枚使い等、HipHopグルーブでガンガンとノセていく感じは、まさに「HipHop」です!!

 更に、こういったパーティー・クラシックな曲以外にも、NYなら絶対にプレイされるReggaeも積極的にプレイしてて、ほんと上手いな~と思います(^0^)
 ノリはあくまでもHipHopなんだけど、余裕で同Riddim繋ぎをしてて、グルーブを上手く引っ張っているのが素晴らしいです!


 この辺は好みもあるでしょうが、こういった選曲、そしてこのようなファンキーなプレイこそNYの伝統的な「HipHop」ですよね・・・

 私自身は、Kid Capri等のテープを通して、この「なんでも盛り上がるのであればHipHop」という感覚が大好きです・・・

 Cash先生も、この点を理解してて、DJプレイされているのが、大変頼もしいです!!

 なお、B面真ん中ぐらいでは「Good Times」の2枚使いも披露しますが、音を聞いているだけでも、きっとボディートリックを入れながら、切れのある2枚使いでお客さんを圧倒している感じがしてて、最強です!!


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 そして、選曲面を踏まえて「DJプレイ」について紹介しましょう・・・
 
 もう、先にまとめます・・・最強です!!

 特に「2枚使い」「絶妙なミックス」が秀逸すぎて、ヤラれます!!

 個人的に「すっ、すげえ!」と感じたのは、B面最初の「Redman / Time 4 Sum Aksion」→「Black Sheep / The Choice Is Yours」→「A Tribe Called Quest / Scenario」の流れが素晴らしいです!

 まず、Redmanがカットインでミックスされた時点で、観客はイントロのブレイクで掛け声が挙がってて、そこでつかさずイントロ2枚使い・・・観客のテンションが落ちません!
 また、同曲の2バース目の後半にある「♪バーン」というラップのところで、つかさず鬼のトランスフォーマー・・・DJミックスのグルーブが落ちません!

 Cash Moneyが凄いのは、2枚使い等をガンガンと入れてくるけど、DJミックスの「グルーブ」を損なわず、お客さんも「一緒になって盛り上がる」ところだと思います!!

 2枚使いとかトランスフォーマーって、DJされている方なら分かるかと思いますが、下手なタイミングで入れると、そこで「グルーブ」が切れちゃいますよね・・・
 Cash Moneyについては、ほんと「グルーブ」が切れなくて、お客さんも2枚使いの「動き」に盛り上がっているのではなく、その2枚使いによって出される「音=グルーブ」に盛り上がっているのが分かります!!


 また、その後は「Black Sheep / The Choice Is Yours」をカットインするのですが、3バース目の前の「♪Engine, engine, number nine・・・」から入れて、当然ながらその後の「♪Pick It Up, Pick It Up, Pick It Up」を観客に歌わせます!
 そして、その後は「A Tribe Called Quest / Scenario」のBustaのバースからカットインし、当然ながら頃合いが良いときにBustaの「♪Oh My God, Oh My God!」のパンチラインになります・・・もう観客は大合唱です!!

 う~ん、言葉にすると長いですね・・・ただ、この流れ、ほんと数分で、まるでジェットコースターです!!

 そして、このジェットコースターは、きっと、あの現場を「一つにする力」があるものです・・・もう、観客の「♪Oh My God, Oh My God!」の叫び方がヤバすぎます!!

 ほんと、このジェットコースターを作るためのCash Moenyの「絶妙なミックス」が上手すぎです・・・

 どこで観客が盛り上がるかを知ってて、あえてBlack SheepとATCQは曲の中盤からミックスしているのです・・・さらに、この早い展開の中で、マイクもガンガンと入れながら進んでいきます・・・

 う~ん、やっぱり「本物のHipHopのDJ」は最高ですね!!


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 だいぶ紹介が熱くなりましたね・・・

 本当なら、このテープの音源をアップした方が、このヤバさを紹介しやすいでしょう・・・

 ただ、このブログは、なるべく音を公開せず、私の「言葉」だけで、このテープの良さを伝えることが目的となっています・・・

 うん、これだけ「熱い」んだから、このテープが「ヤバイ」のが理解できるかと思います(^0^)

 最後に、うぐいす屋のテープは有名なDJのテープは買いやすいけど、あまり有名でないDJや後半のリリースの作品は、結構買うのが大変です・・・
 ただ、買って損は無しなシリーズなので、是非、聞いてみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Cash Money 「Vybe To The Crowd - Branch 4」
Genre : HipHop、Funk、Soul、Reggae・・・
Release : 2000年ごろ
Lebel : うぐいす屋 UGTP2008






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<資料集>

1.トラックリスト

 このシリーズは、ライブ録音のため、当然ながらトラックリストはついていません。ただ、作品紹介をする上でトラックリストが必要だったので、気合でつくりましたよ~
 なお、Party Tracksは、頑張って調べましたが、分からなかったのが多かったので、大半は「? / ?」にしています・・・大学時代、AV8コレクターを目指した時期がありました(笑)が、集めたAV8を全部トレードしちゃったことに、今更ながら後悔をしました(^^;)

Side A
Common / The Light
? / ? (Party Tracks)
DMX / What's My Name
Method Man & Redman / Da Rockwilder
Dr. Dre / Still D.R.E.
DJ AP / Run This (Party Tracks)
? / ? (Party Tracks)
Busta Rhymes / Tear The Roof Off
? / ? (Party Tracks)
L.O.X. / Wild Out
? / ? (Party Tracks)
Dr. Dre / The Next Episode
De La Soul feat. Redman / Oooh.
Consequence / The Consequences
Q-Tip / Let's Ride
Gang Starr / Full Clip
The Beatnuts / Watch Out Now
Redman / Pick It Up
Queen Pen / Party Ain't A Party
Lost Boyz / Jeeps, Lex Coups, Bimaz & Benz
Redman & Method Man / How High
Jay-Z / Ain't No Nigga
Das EFX / Mic Checka (Remix)
Gang Starr / You Know My Steez
M.O.P. / How About Some Hardcore
Mobb Deep / Shook Ones Part II
M.O.P. / How About Some Hardcore
Mobb Deep ‎/ Give Up The Goods
M.O.P. / How About Some Hardcore
Das EFX / Real Hip-Hop (Pete Rock Remix)
Busta Rhymes / Woo Hah!! Got You All In Check
Ol'Dirty Bastard / Shimmy Shimmy Ya
GZA / Liquid Swords
Wu-Tang Clan / C.R.E.A.M.
Raekwon / Ice Cream
Luniz / I Got 5 On It
Redman / Tonight's Da Night
Smif-N-Wessun / Sound Bwoy Bureill
Smif-N-Wessun / Bucktown
The Pharcyde / Passin' Me By
Gang Starr / The ? Remainz
Rakim / It's Been A Long Time
A Tribe Called Quest / Oh My God
A Tribe Called Quest / Electric Relaxation
A Tribe Called Quest / Check The Rhime

Side B
L.L. Cool J / Rock The Bells
Naughty By Nature / O.P.P.
Schoolly-D / PSK
Pete Rock & C.L. Smooth / They Reminisce Over You
Redman / Time 4 Sum Aksion
Black Sheep / The Choice Is Yours
A Tribe Called Quest / Scenario
Doug E Fresh & Slick Rick / The Show
Capleton / Tour (Remix)
? / ? (Party Tracks)
Frankie Cutlass / Puerto Rico
Kurtis Blow / The Breaks
The 45 King ‎/ The 900 Number
DJ Kool / Let Me Clear My Throat
Sugarhill Gang / Rapper's Delight
Chic / Good Times
Greg Nice / Set It Off (acapella)
Bob James / Take Me To The Mardi Gras
The Jackson 5 / I want You Back
The Jackson 5 / ABC
James Brown / Sex Machine
Bobby Byrd / I Know you got Soul
Mohawks / The Champ
James Brown / Get Up, Get Into It , Get Involved.
Cash Money And Marvelous / Ugly People Be Quiet
? / ? (Party Tracks)
DJ Kool feat. Fatman Scoop / It Takes Two
Beenie Man / Who Am I
Beenei Man / Tell Me
Tanto Metro & Devonte / Everyone Falls In Love
General Degree / Traffic Blocking 
Mr. Vegas / Heads High
Lady G / Breeze Off
Johnny Osbourne / Buddy Bye
Pliers & Chaka Demus / Murder She Wrote
Pan Head / Punny Printer
Terror Fabulous feat. Nadine / Action
The Crooklyn Clan / If Ya'll Don't Give A F***!
? / ? (Party Tracks)
? / ? (Party Tracks)





2.Harlem関連

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 Harlemについては、ライブ録音ものや、Harlemのパーティー発の作品などを、過去に色々な記事で紹介しています。
 そして、今回は量が多かったことから、まとめてこちらでリンクを紹介しておきます。

 なお、一番の思い出は、私の持っていたフライヤーを、Harlemさんの15周年記念で作成した「フライヤー本」にお貸出しをしたことでしょうか(^0^)
 ただ、お貸出しをしたフライヤーは手元に戻ってきているのですが、自宅内で行方不明になっています・・・もしかしたら、実家の倉庫に戻したのかな? 
 そのため、今回、紹介したフライヤーは、大半が過去に撮影したものとなっています・・・悪しからず(^^;)

・ DJ Master Key 「X'master Mix Show」

・ Various Artists 「Harlem 1st Anniversary Premium Live Mix」

・ V.A. 「Daddy's House Vol.1-3」

・ DJ Shogo & Toshi 「Feel The Funk ! Vol.04」

・ 素晴らしきフライヤーの世界 
 ※一部でHarlemのフライヤーを紹介しています。

・ Gore-Tex 「4 In The Cellar」





3.うぐいす屋について

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(クリックすると大きくなります)

 テープマニアの皆様には、「うぐいす屋」について、私の研究成果として「発番リスト」を紹介しておきましょう・・・ただ、まだ、分からない部分もあるので、今回はこの記事だけで紹介しておきます。

 発番リストは上記のような感じになります・・・結構、埋めるのが大変な作業でした(^^;)

 まず、リリースの多くは、今回のCash Moneyのような「ライブ録音」もので、通しで「Branch」という番号がある一方で、レーベルの通し番号があるので、これが混乱の要因となり、整理するのが大変でした・・・
 また、リストにあるように、一部で誤表記もあるので、本当にコレであっているのかが何とも言えませんが、リストの(※)で示したような理由で整理が出来るのかな~と思っています。

 さらに、このレーベルを把握するのが困難な理由として、イレギュラーに「普通なミックステープ」が入っていることですね!
 
 それこそ、Kzaさんのテープが実はうぐいす屋からのリリースだったりしますが、あとはドマニアックなのが多いですね・・・
 例えば、Harlemの音楽レーベルと言えるGuntez Recordsで活動をしていた二人組プロデューサーチームFlying PupaのDJ Andoさんの作品、謎のHipHop系DJであるKozoさん(知識がなくて、すみません・・・)、Harlemの初期はHouse系のパーティーをしてたからか、House人脈のDJ Hiraguriさんの作品などがリリースされています。

 この辺のテープは、自宅在庫を調べてみたら「あっ、うぐいす屋なの?」というテープが多く、これらのパズルが当てはまったことで、作品リストを作ることが出来ました・・・

 なお、最後は発番が飛んでDJ Revolution(!)になりますが、間の3本に何がリリースされているか(もしかしたら発売無しか?)は、引き続き、調査を進めてまいります!!





4.おまけ①

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 かなり前に紹介したものですが、上記のDJ ScratchさんがHarlemの招聘で1998年に来日した際、プロモーションの一環で出演したTBSラジオ「CLUB EdGE」で披露したDJミックスを関連で掲載しますね~

 内容的には、ゴリゴリのアナログセット、それも前半がオリジナル・ブレイクビーツのバリバリな2枚使いで、当時の私は、これを聞いて速攻でアルティメットを2枚購入し、DJの練習に勤しんだものです(^^;)
 お暇なら、聞いてみてくださいね~





5.おまけ②

 この記事を作成するにあたり、引用した過去記事において、以下の記事は音源の再アップや文章の変更を行いました。
 
・ Various Artists 「Harlem 1st Anniversary Premium Live Mix」

・ TBSラジオ 「CLUB EdGE」について(2020年4月更新)

 特に、下の記事は全面的に記事の見直しを行いましたので、お暇ならご確認くださいね~








MURO VS DJ Kensei 「Nine-Seven Winter Hip-Hop Sale」
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 またまた、お休みが長くなりましたが、久しぶりに更新です~

 いまさらですが、やっぱり「HipHopっていいなぁ~」と思い、つい、コレを聞いたらドハマり・・・流石な作品です!!


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 今回は、ミックステープ・コレクターにはマストな「Ciscoテープ」もので、最初期にリリースされたMUROさんとKenseiさんによる「鬼ミドル」な作品を紹介です!!

 まず、Ciscoテープについては下のリンクに詳しく書きましたが、このテープは、当時、お店の年末セール等の際、購入者特典のような形で配布されたものになります・・・はい、いわゆるノベルティーってやつですね。

 ただ、私達世代だと、こういったテープが「懐かしい!」と思う方が多いですよね・・・

 例えば、5000円以上で1本プレゼントといった感じで配布されてたので、どうしても欲しいテープは、無理して5000円ぐらいお買い物をしてもらってましたね・・・令和ですが、なんか昭和な話で恐縮です(^^;)

 このテープは1997年1月(1996年12月?)に、Ciscoの冬のセールで配布されたとされるもので、MUROさんとKenseiさんという恐ろしい組み合わせで、徐々に人気が過熱していった「Middle SchoolのHipHop」に焦点を当てた作品となっています!
 当時のCiscoは、新譜のほかに、NYで買い付けてきた旧譜のHipHopを、セールに合わせて大量に放出してたので、こういった放出を盛り上げるために作った・・・とも言えるかもしれないですね。

 取り急ぎ、Ciscoのことも含め、関連記事のリンクを貼っておきますね~

● 素晴らしき「CISCOテープ」の世界

● CISCOに送る鎮魂歌
● CISCOに送る鎮魂歌 アウトテイク


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 そして、本編となるテープの紹介をする前に、当時の状況を、僭越ながら私の視点で紹介しますね・・・

 日本では、95年頃より、高校生を中心にDJブームが勃発し、突然HipHopに需要が起こり、この頃はDJ Premierな感じなストリート感満載なワンループ系のHipHopに人気が集まっていました。
 なんでしょう、当時は、一部では「闇系」なんて呼んでましたが、真冬の真夜中が似合う、PVがモノクロな感じのHipHopですね・・・私も、服装はBではなかったですが、夜の犬散歩で、こういう音で首を振ってました(^^;)

 ただ、96~97年くらいになると、世界のHipHop自体のマーケットが広がり、一般市場でもウケるポップな音に徐々に変わってきました・・・
 もちろん、ポップな音のHipHopは昔からあったわけですが、根本的な首振り感が違うんですよね・・・個人的にはPuffyの「Been Around The World」あたりが出て、ちょっと違うかな~と思い始めました。

 そうなると、闇系を好んでいた人は、自分が好むHipHopを求める中で、一定数の人は「過去」に活路を見出し、今回紹介するような「Middle School」にハマった方が多いかと思います!!

 Middle School・・・これは、80年代中頃~終わりぐらいまでのHipHopを示す俗称で、HipHopらしい太いドラムが炸裂してて、豪快なネタ使いが魅力だった時期の曲になります・・・

 いやいや、私も大好きになりました・・・(^0^)

 私が好きになり始めたころは、コレ系のレコードは鬼のように高騰してて、とてもじゃないけど手は出なかったですが、いろいろなミックステープを購入し、その魅力に気づいていった経過があります!
 たとえば、DJ Hazuさんの青いテープ(Krowt 68)は良く聞いて、この辺の曲はカッコイイな~と思った次第です・・・

 そう、大先輩たちの背中を見て、徐々にそのカッコよさに気づいたのですね!!

 
● HipHop/R&B専門誌「Front/Blast」について
● HipHop/R&B専門誌「Front/Blast」 バックナンバーリスト

 その「背中」のエピソードの一つが、上記の写真で、当時のHipHopファンが必ず読んでいた音楽誌「Front(フロント)」のMiddle楽曲の紹介特集(1997年11月号)で、これにはヤラれましたね!!

 時系列を整理すると、97年初頭に今回のテープがリリースされ、このテープを聞いてミドルにヤラれた方が増え、この記事になった・・・というイメージがあり、当時のFrontが、ストリートのニーズをしっかりと捉えていた証拠になるかもしれませんね?

 そして、記事の内容は、HipHopの有名DJがMiddleのお勧め曲(レコード)を紹介する内容で、当時、何も情報が無かった中で、この記事は本当に貴重でした・・・

 今でこそ、気になる曲があったらShazamで調べ、どんなレコがあるかはDiscogsで調べることができますよね・・・
 ただ、当時はそんな方法はなく、曲はミックステープや現場で知れるけど、それがどんなレコなのかは分からないんですね・・・

 その中で、この記事はホント貴重で、知らなかったレコの情報が掲載されてて、この記事をコピーして、掲載された曲を探した方は多いのではないでしょうか・・・聞いた話だと、NYとかでもこの記事のコピーが出回ったなど、相当「濃い」セレクションになっていたそうです。

 そんな記事では、当然ながら、今回のテープの主役である、MUROさんとKenseiさんも登場され、濃いセレクションを披露しています!!

 両者とも、これらの曲がリリースされていた80年代末頃には、既にHipHopにハマってて、これらの曲を自分の耳と足で「掘っていた」ので、この紹介もほんと濃いんですよね・・・
 昭和スタイルな写真の小ささ、そして僅かな説明文章だけでしたが、これだけで十分で、こういった記事を読んで、レコードの知識を増やしたり、「掘る」ということの大切さを知った次第です・・・


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 では、作品の紹介です~

 今回は、Frontマナーaka掘り師マナーに従って、PCで読んでいる方には迷惑な小口写真スタイルでいきますね・・・実は、昔の記事は、こういったマナーを順守して、写真を掲載していましたよ~

 作品は、A面がMUROさん、B面はKenseiさんが担当し、両者とも「黒汁満載」なミドルを爆発させ、素晴らしい作品となっています!!
 
 まず、MUROさんのA面から紹介すると、MUROさんらしさが爆発してて、素晴らしいですね(^0^)

 それこそ、MUROさんが日本で流行らしたと言っても過言ではないRakimのUK Remixものとして「Eric B. & Rakim / Move The Crowd (The Wild Bunch Remix)」からスタートし、中盤では故Craig Mackが参加していた「MC EZ & Troup / Get Retarded」のような渋いミドルを選曲するなど、全編にわたってMUROさんらしい「深さ」が堪能できます!

 また、MUROマニアとして外せないのは、今後の作品に続くような選曲→DJミックスがちりばめられていて、個人的には「Super Disco Breaks」に繋がる部分があるんだな~ということを知り、結構ヤラれました!!
 それこそ、Fatboysの前身であり、ド渋なミドル「Disco 3 / Human Beat Box」を選曲して、ファットなグルーブを高めてノリを高め、絶妙な部分で「H.E.A.L. / Heal Yourself (Bounus Beats)」にカットインしてるのには悶絶です・・・もう、首振りまくりですね!!

 そういえば、どなたかの最近のTwitterで「このH.E.A.L.のB面にあるボーナスビーツを2枚使いしたいがために、当時、1日のバイト代を費やして、頑張って2枚を揃えた・・・」なんてコメントを見ました・・・

 このコメント、ほんと的を得ていて、MUROさんたちがクソカッコよくプレイしたことで、こういうマイナーな曲が高騰し、発見するのが大変になったんですよね・・・
 でも、プレイしたことでこれらの曲の魅力が顕在化したわけです・・・これこそ、優れた「DJ」が出来る技ではないでしょうか!


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 そして、今度はB面のKenseiさん・・・さすが「Kensei先生」な内容となっています!!

 まず、選曲面はMUROさん以上に「Middleっぽさ」を押した方向性になっており、ある意味でマニアックというか「ニヤっ」としちゃう選曲で、流石Kenseiさんな内容です!!

 それこそ、Middleど真ん中な御大「Marly Marl(マーリー・マール)」の作品や、御大が提唱した独特なHipHop感(これこそMiddleですね!)を前面に出した選曲で・・・熱すぎます!!
 例えば、当時は殆ど知られていなかったクラシック「Marley Marl feat MC Shan / Marley Marl Scratch」から始まり、ドラムが太い「Joeski Love / Pee-Wee's Dance」のような渋い曲を選曲してて・・・Bな血が入っているアラフォー間近でも、聞いた瞬間に首を振っちゃう選曲です!!

 また、Kenseiさんらしいのは「ニヤっ」とする部分で、分かりやすいところだと「レーベル繋ぎ」を多用してて、「Dana Dane / Cinderfella Dana Dane」から「RUN DMC / Sucker MC'S」Profile繋ぎには、思わずニヤっとしてしまいました(^0^)
 ただ、このレベルは優しいぐらいで、Marley繋ぎをしつつ、そこから「Roxanne War」を連想する選曲(Roxanne Shanté→Sparky Dee→
UTFO→The Real Roxanne)に展開しているところは、Kenseiさんの素晴らしさを表現しているので、是非、令和の時代も「ニヤっ」としていきたいです!!

 そして、Kenseiさんと言えば「2枚使い」で、この作品でも爆発しています!!

 Kenseiさんの2枚使いって、前述した闇系にフィットしそうなタイトかつスマートな2枚使いが印象的で、コレに憧れて2枚使いを真似した方は相当多いですよね・・・
 というか、それを真似た方が、後のJazzy HipHopや、アングラ系を引っ張るようになったので、Kenseiさんの2枚使いは、日本においては「重要だった」ことは明白です・・・

 この作品では、曲によっては2枚使いを多用してて、「Joeski Love / Pee-Wee's Dance」であれば印象的なフレーズを2枚使いしてグルーブを高めてたり、「RUN DMC / Sucker MC'S」であれば、極太なドラムを2枚で更に太くしたり・・・ほんとカッコイイです!!

 なんでしょう、これこそ「DJ」という話ですが、自分のグルーブで2枚使いすることで、プレイした曲を更に光らせているんですよね・・・
 そして、コレを聞いた者を、レコード屋に走らせて、レコードを買わせる、いや、2枚のレコードを買わせる「マジック」があるんですよね・・・

 うん、私も2枚までは到達してないけど、Joeskiは探して買ってしまいまいした!!




 今であれば、この辺の曲をDJミックスで聞こうと思えば、簡単にYouTubeで聞けるんでしょうね・・・

 ただ、ただ・・・この作品には、掘ってる人にしか出せない「熱さ」があり、それが今の時代にはないのかな~と思います・・・

 テープ的には、定番ではあるけど、人気作なのでちょっと値段がするかな・・・でも、「買って損は無し」ですよ!!





<Release Date>
Artists / Title : MURO VS DJ Kensei 「Nine-Seven Winter Hip-Hop Sale」
Genre : HipHop・・・
Release : 1997年1月(1996年12月?)
Lebel : Cisco No Number


Notice : トラックリストについて
 この作品はトラックリストが元々ついていません。この辺も、当時の掘り師マナーで「カッコイイ曲は自分で掘れ」の精神の現れでしょうね~
 ただ、作品紹介をする上で、プレイした曲の把握が必要なので、トラックリストを作ってみました・・・リストを見ただけでも、1997年の時点で、ここまで深い選曲をしていることにビビるかと思います(^0^)
 間違っている部分があるかもしれないですが、ご参考にどうぞ~

 なお、裏話ですが、ブログ的には10年ぐらい前に紹介しようと思ってトライしたことがあるのですが、当時の私の知識ではトラックが起こせず頓挫したことがありました・・・
 今回は、Shazam先生の異様な検索力の向上があったことと、分からない曲は地道な照合作業で確定させて、なんとか作れました・・・ 

【Side A - MURO】
Eric B. & Rakim / Move The Crowd (The Wild Bunch Remix)
Eric B. & Rakim / Microphone Fiend
Antoinette / I Got An Attitude
Just Ice / Going Way Back
Bad Boys feat K Love / Veronica
The B-Boys / Two, Three, Break
The Original Jazzy Jay / Do What You Gotta Do
Marley Marl feat MC Shan / He Cuts So Fresh
? / ?  (Female Rapです)
MC Lyte / 10% Dis
Audio Two / Top Billin'
Ultimate Force / I'm Not Playing
Special Ed / Think About It
Take 6 / Spread Love (Bozo Meko Remix)
EPMD / You're A Customer
Public Enemy / Black Steel In The Hour Of Chaos
Steady B / Serious (BDP Remix)
Jungle Brothers / Because I Got It Like That
Stetsasonic / Sally
Biz Markie / Biz Is Goin' Off
MC EZ & Troup / Get Retarded
Nice & Smooth / Funky For You
Marley Marl feat Craig G / Droppin' Science
Super Lover Cee & Casanova Rud ‎/ Super Casanova
Doug E Fresh And The Get Fresh Crew / Keep Risin' To The Top
Busy Bee / Suicide
Disco 3 / Human Beat Box
H.E.A.L. / Heal Yourself (Bounus Beats)
Heavy D. & The Boyz / The Overweight Lovers In The House
Spoonie Gee / The Godfather
DJ Polo & Kool G. Rap / It's A Demo
Ultramagnetic MC's / Ease Back
Mantronix / Fresh Is The Word
Just Ice / Gold Gettin' Dumb
DJ Kool / Let Me Clear My Throat

【Side B - DJ Kensei】
Sweet Tee / It's My Beat
Joeski Love / Pee-Wee's Dance
Salt-N-Pepa / My Mike Sounds Nice
Masters Of Ceremony / Sexy
Kool Moe Dee / Do You Know What Time it Is?
Eric B. & Rakim / My Melody
Marley Marl feat MC Shan / Marley Marl Scratch
Roxanne Shanté ‎/ Pay Back
Roxanne Shanté ‎/ Queen Of Rox (Shanté Rox On)
Sparky Dee / Sparky's Turn (Roxanne, You're Through)
UTFO / Roxanne Roxanne
The Real Roxanne With Hitman Howie Tee / (Bang Zoom) Let's Go Go
Ultramagnetic MC's / Ego Tripping
Boogie Down Productons / Poetry
JVC Force / Strong Island
Ultramagnetic MC's / Funky
Big Daddy Kane / Just Rhymin' With Biz
Dana Dane / Cinderfella Dana Dane
RUN DMC / Sucker MC'S
T La Rock & Jazzy Jay / It's Yours
Beastie Boys ‎/ Hold It, Now Hit It
James Brown / Funky Drummer (Beats)
Divine Sounds / Changes / Do Or Die Bed Sty
Dimples D. / Sucker DJ's (Dub)
Davy DMX / One For The Treble





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<独り言>

 レコードやテープに関することで、大きなことは無かったので、今回はお休みです・・・

 一応、それなりレコ屋は行ってますが、生活の中心を仕事にしているので、特に動きがなしです・・・すみません(^^;)

 うーん、年度末までは仕事の連続です・・・頑張ろう!!
 


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<追記 2020/03/15 21:30>

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 なんと、某氏からの情報によると、このテープのジャケ元ネタは、アメリカ産のメンソール・タバコ「Newport(ニューポート)」のデザインだったそうです!!

 ミックステープで、タバコを利用したジャケは色々とありますが、これがタバコジャケだったとは・・・恐れ入りました(^0^)

 んっ、某氏って・・・M御大様、ありがとうございました!!




DJ Slowpitch Mistress K 「Blazing Mix Vol.2 - Old School」
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 2週間ぶりの登場・・・今はこのくらいの更新がちょうどいいかも?

 色々と仕事等が立て込んでいて、忙しいのは確かだけど、2週間あると、ちゃんと作品が聞けて、作品紹介のポイントが絞れますね・・・
 う~ん、これまではだいぶ無理して聞きこんで、強引に作品紹介をしていた時もあったからなぁ・・・あまり無理するは良くないのかもしれないですね?

 特に、自分のペースで良い作品を何度も聞いていると、日常の疲れを癒してくれます・・・これがやっぱり大切かな?

 今回の作品も、まさにそうで、癒しというよりも「B魂」を呼び戻してくれる感じが素晴らしかったです(^0^)


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 今回は、ミックステープ・マニアにはグッとくるテープ・レーベル「Revolution Recordings」からの作品で、今となっては謎の女性DJ「Slowpitch Mistress K(スロウピッチ・ミストレス・ケイ)」さんによるHipHopミックスの紹介です!!

 まず、Revolutionというと、川崎を拠点に運営していたレーベルで、オーナーのDJ Ichikawaさんをはじめ、なかなか渋めの作品が多いことから、私自身は大好きなレーベルです。
 残念ながら、テープ時代の作品は殆ど全容が知られておらず、テープを集めている方でも、そこまで注目しづらい部分がありますね・・・ただ、掘れば掘るほど面白い作品が多く、レーベル買いが出来るレーベルだと思っています。

● Revolution Recordings 作品リスト


 そんなRevolutionの看板DJの一人であったのが、今回紹介するSlowpitchさんになります。

 前述したとおり、女性のDJで、今となっては全然情報が無い方なのですが、おそらく、Ichikawaさんらと共に川崎~横浜あたりで活動をされてたようです・・・

 お名前の「Mistress=女主人」から勘案するに、割と「男勝り」な感じのDJだったのかな・・・

 それは、今回のテープでも分かるように、割とフィーメール感を前に出さず、武骨なHipHopを前面に出している感じがあり、その点が「男勝り」です・・・

 いやいや、男勝りって失礼な表現っですね・・・もう、男子も女子も関係なく、とにかく「HipHop」なお方で、信頼ができます・・・

 そういった背景があってか、同レーベルで積極的にリリース活動をしていて、今回紹介するクラシックモノのテープから、同レーベル唯一のマンスリーテープ(Brand Newシリーズ)を出すなど、気づくと結構な本数を出されています。
 また、トラックメーカーとしても活動をされていたようで、テープでは自身のトラックなどを披露しています・・・DJに加え、MPCまで扱っているんだから、この人は「HipHop」以外の何者でもないですね(^0^)


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 では、今回はサクっと作品紹介にいきましょう!

 この作品は、Slowpitchさんの初期作品の流れからリリースされたHipHopクラシック系の作品で、個人的には「B魂」を上手に煽ってくれた作品になっています。

 それこそ、これが「女性DJが作った」という色眼鏡は一切必要なく、聞いていると自然と首を振ってしまう作品となっています・・・もはや、そこら辺の柔い男子には敵わない「B魂」の塊となっています!

 まず、選曲から紹介すると、A面のド頭から「MC Shan / The Bridge」を熱く2枚使いしつつ、そこからJuice Crew繋ぎで「Biz Markie / Nobody Beats The Biz」を選曲・・・もう、この時点で「あんた、Bだよ!」と言わんばかりの選曲です!!

 作品全体の選曲としては、Middle~New SchoolのHipHopクラシックを中心とした選曲になり、切れのよい2枚使いを上手く多用しながら、とにかく「首を降らせる」選曲となっており、素晴らしいです・・・

 なんでしょう、首を降らせるというか、クラシックな曲の「ノリ」を倍増させ、聞いている人を「首を降らせながら歌わせる」感じなんですよね・・・

 それこそ、大名曲な「Gangstarr / DWYCK」であれば、熱く2枚使いをしつつ、1番のGreg Niceのパートを熱くプレイ・・・もう、気づいたら一緒にラップしていましたよ!!
 
 また、そういったノリをキープする術が上手くって、要所要所に「Funkmaster Flex / C'mon Baby」のようなトラックスを選曲し、とにかくノリノリなグルーブを作っているのが上手いです!!


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 そして、選曲を更に光らせているのが「ミックスの上手さ」「ゴリゴリな2枚使い」になるでしょう!

 まず、ミックスが凄い上手いんですよ・・・これは深く聞かないとアレですが、何度も聞いて、深くミックスの世界に入り始めると、悶絶の連続でした(^0^)

 例えば、割と「メロディーを踏まえた繋ぎ」を重視してて、鬼パーティークラシックな「45 King / The 900 Number」から「A Tribe Called Quest / Scenario」への繋ぎはドンピシャですね!!
 全然違う方向性の曲かと思いきや、メロディーは親和性があり、900にTribeの「♪Here We Go Yo」の部分をロングミックスでアクションを入れながら繋いでいくのが、全然違和感がなく、上手いんですよね・・・

 また、2枚使いは素晴らしく、B面のオリジナルなBボーイ・ブレイクの選曲→2枚使いはグレイトすぎます!!

 それこそ、「Liquid Liquid / Cavern」を熱く2枚して、Bボーイ・ブレイクなグルーブを高めていったら、誰しもが反応してしまう「Herman Kelly & Life / Dance To The Drummer's Beat」に選曲・・・そして、鬼のような2枚使い・・・最高です(^0^)
 個人的には、さんざんHerman Kellyをプレイしたあと、さりげなく同ブレイクを効果的に利用した古典「Double Dee & Steinski / Lesson 3」をリプライズ気味に選曲してくるマニアックさにも、ヤラれましたが、ほんと2枚使いで魅せる「グルーブ」が最高で、何度も首を振ってしまいました(^0^)



 紹介的には以上ですが、もう、Bな輩なら悶絶必死な作品です(^0^)

 なんか、こうったストレートに「B魂」を燃やしてくれる作品は、40近くになった今でも好きなんですね・・・

 うん、ネクタイをしてても、心には「Bの紅い華」が咲いているんだな~っと(^0^)





<Release Date>
Artists / Title : DJ Slowpitch Mistress K 「Blazing Mix Vol.2 - Old School」
Genre : HipHop、Soul、Funk、Disco・・・
Release : 2001年
Lebel : Revolution Recordings RRCT-018




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<独り言>

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 え~、今週に入り、愛用していたDJ機材の一つであるVestaxのアイソレーターが急に電源が入らなくなってしまいました・・・

 先週ぐらいからアダプターの反応がおかしい時があったので、今回は本体ではなく、アダプターが壊れたようです・・・まだ憶測の域ですが、本体の故障ではないことが良かったかな・・・

 でも、アダプターを新調したら直るのかな・・・Vestaxのような、メーカーが存在しない機材を長く使うことは、色々と不安が付きまといますね・・・

 ただ、ただ・・・

 ただ、うすうす気づいていましたが、アイソレーターを通さずに、ミキサーからの音を直接アンプに入れると、やっぱり音がイイですね(^^;)

 久しぶりにタンテ→ミキサー→アンプに繋いだら、なんか音の張りがイイんですよ・・・

 オーディオの鉄則なんでしょうが、音の経路の途中が何個かあるだけで、音は劣化(変化)しますよね・・・やっぱり、アイソを通さないと、ここまで音の輪郭がはっきりしてくることに、少し凹んでしまいました(^^;)

 う~ん、アイソレーターは、家飲みをして、気分が良かった時に稀に開催する自宅DJの時しか使ってないし、今回みたいな音の変化を聞いちゃうと、必要性に疑問符が出てしまいます・・・
 でも、アイソがないとDJプレイが寂しくなるよね・・・なかなか難しい問題だな~


 う~ん、あまり話が発展しなった話題ですね(^^;)

 とりあえず、どこかのタイミングで秋葉原にいってACを探しにいかないと・・・

 では、また次回です~




DJ Mister Cee 「The Best of Notorious B.I.G.」
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 新年になって初めての更新ですね・・・

 新年、あけましておめでとうございます!

 そして、昨年は、かなりのお休みを頂きながらの更新になり、申し訳ございませんでした・・・

 今年も、そんな感じになりそうなので、先に宣言すると、たぶん「2週間に1回の更新」が通常になりそうです・・・ただ、先に宣言しておけば、多少遅れても大丈夫かな~と思い、報告です(^^;)
 今年は40歳になるので、数えで前厄らしいです・・・あまり無理をしないで頑張ろうかな??

 そんなわけで、今年の年末年始のお休みは長かったので、外の出歩きの際にBGMになっていた、このテープの紹介です!!


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 今回は、実は初めて紹介をするミックステープ・キングの一人である「DJ Mister Cee(ミスター・シー)」さんによる、あの歴史的最強MCである「The Notorious B.I.G」のベストミックスを紹介します!!

 まず、Ceeさんのバイオから紹介をすると、NYの「HipHop」を盛り上げたDJとして有名で、歴史的に凄く重要なお方だと思います!

 Ceeさんは、80年代中頃~末よりDJ活動を開始し、初期はあのBig Daddy KaneのバックDJを務めていてお方で、その後、ラジオでのDJ活動や、後述するミックステープのリリースなど、いい意味で「裏方と表舞台」を行き来して、NYのHipHopを盛り上げたDJになるかと思います。

 特に、今回のテープの主役となる「The Notorious B.I.G(ザ・ノートリアス・ビーアイジー)」(以下、愛称のビギー)を世に送り出した一人であることが重要ですよね!!

 有名な話ですが、地元のブルックリン繋がりで、デビュー前のビギーのデモテープを入手し、そのヤバさに感化され、あの有名HipHop雑誌の「The Source」の名物コーナーである「Unsighed Hype」(未契約前の有望新人を紹介するコーナー)にビギーを紹介し、それを見たBad Boyを起こす前のパフィーが目を付け・・・そこからビギー×パフィーの戦国無双っぷりったら最高ですね!!
 
 メジャーになってからも、CeeさんはビギーのバックDJなどをしてビギーを支援してたそうですが、その前は幾多のデモテープ作成も手伝い、後輩のビギーをモノホンのラッパーに育てた経過があったようです・・・うん、NYのHipHopの発展においては、重要な裏方であることは疑いが無いっすね!


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 その一方で、Mister Ceeといったら、NYの「ミックステープ・キング」の一人として有名で、ストリート向けに多くのミックステープをリリースしており、その点も重要です・・・

 時期的には、90年代中頃から00年代初期ぐらいまでで、ミックステープの父である「Kid Capri」以降の、雑音無しなストリート向けな「ミックステープ」を作ったDJの一人として有名で、それこそDoo-WopS&Sなどど同世代になりますよね・・・

 Ceeさんについては、Doo-WopやS&Sのようなリーク系の新譜をいち早く収録していた作品は少なく、どちらかというとその時に旬な曲を独自のネットワークで集めてプレイしてたいたイメージ(違ってたらすみません)で、NYでは当時から人気で、私の手持ちでも、写真のような様々なテープが作られていました。
 特に、写真下のような「ストリート向けのオフィシャル・ベストテープ」が大人気で、これを多くリリースしていたことが非常に重要だと思います・・・

 Ceeさんのベストテープは、今回紹介するビギーをはじめ、Mobb Deep、Redman、Medthod Man、Jay-Zなどがあり、アーティスト側の了解の下、ある意味でオフィシャルなベストとして作られていました・・・
 内容的にも、そこらのベスト系なミックステープとはレベルが違い、アーティスト側の了解があるので、時に未発表曲だったり、時に本人のフリースタイルやシャウトが入ってたり、相当内容が良く、これが当時から人気だったことの理由が分かります!

 そして、ここで重要なのは、Ceeさんの影響度を踏まえ、アーティスト側が「宣伝(プロモーション)」としてミックステープを作ることを了解(依頼)していた点だと思います。

 この「宣伝(プロモーション)」と「ミックステープ」の関係性は、00年代以降、もっと本格的になりますが、90年代中頃からこういった方法が、自然発生的に生まれ、自然と活用されていたことは、ある意味でHipHopらしいし、ミックステープらしいな~と思っています(^0^)


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 では、作品の紹介です~

 この作品は1995年にリリースされた作品とされ、1994年9月にリリースされたビギーのデビューアルバム「Ready To Die」の発売以降に制作されたテープになります。

 どのような経緯で作られたかは、明確には分かりませんが、ビギーが所属していたレーベル「Bad Boy」だったり、そのレーベル・オーナーである「Sean "Puffy" Combs(ショーン・パフィー・コムズ)」が、非常にストリートを意識したプロモーションで、ビギーなりBad Boyをスターダムに押し上げた経過があるので、このようなテープが作られたのだと思います。
 それも、ビギーをデビュー前からサポートし、ビギーのことを一番わかっているバックDJでもあるCeeさんが作るんだから・・・そりゃー最強ですよね!!

 そして、内容的な話をすると、この作品では「1stアルバムまでのビギー」が網羅されており、初心者にはうってつけの「ベスト盤」になりつつ、聞いてると「やっぱりビギーはストリートのキングだよね!」ということが如実に分かる内容となっております!

 例えば、ビギー名義の曲であれば、シングルヒットもした大ヒット曲、それこそ「One More Chance」「Big Poppa」「Juicy」などを選曲はするのですが、R&B的な要素があって大ヒットしたオリジナルバージョンではなく、ストリート向けにアレンジしたRemixの選曲を多用してて、結果的に選曲が「ストリート」になっています。

 特に、白眉なのが、これらのヒットしたシングルのB面に隠れている「ストリート向けのB面曲」を多用しているところが、流石です・・・

 それこそ、One More ChanceであればMethod Manをfeatした「The Notorious B.I.G. / The What」、Big Poppaであれば「The Notorious B.I.G. / Warning」など、1stアルバムにも収録されたストリートクラシックをしっかりと選曲しています。
 また、Juicyであれば、当時はアルバムには未収録で、アナログのプロモ12inchのみに収録していた「The Notorious B.I.G. / Just Playin'(Dreams)」や、1stアルバムの発売後にリリースされたBig PoppaのRemixのB面に新曲扱いで収録された「The Notorious B.I.G. / Who Shot Ya?」など、1stアルバムでは聞けないストリートクラシックを選曲している点も流石ですね!!

 まず、ビギーって、もともと「ストリートのヤング達が狂喜するラップ」ができる天才で、ほんとこういったストリートな曲はカッコよすぎですよね!!

 そして、その点を踏まえつつ、ビギーのポップ要素も見抜き、ストリートとポップを上手く演出したパフィーの戦略も最強ですね!!

 これは、よく言われていますが、パフィーがこういったビギーの良さを見抜き、いかにして「ストリートを味方にしながら、全世界で売りまくっていくか」を追求した中で、ポップなシングルヒットの裏に、こういったストリート向けの楽曲を多く作っていたのが偉大です・・・
 その一方で、ビギーの良さは、こういったストリート向け楽曲で、ハーコーなことをラップしつつ、どこかポップス的なユーモアのあるラップが出来る点ですよね・・・もちろん、韻の確実さ、フローの素晴らしさもありますが、気づいたら首を降らせるラップが最強すぎます!!


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 そして、選曲の部分を続けていくと、初心者リスナーにとっては「ある意味で、このテープでしか聞けない曲」を多く選曲している点も重要です!!

 例えば、ビギーのアルバムデビュー前、様々なアーティストの楽曲に客演したことでストリートからの信頼を勝ち取った経過があり、その客演曲をしっかりと選曲しています・・・

 例えば、Clean Up Woman使いのド定番「Mary J Blige / Real Love (Remix)」だったり、渋いところだとメジャーシーンでも活躍したレゲエアーティストの「Super Cat / Dolly My Baby (Remix)」などを選曲し、ガッツリとビギーの良さを引き出しています。
 この2曲はどれもパフィーが関わってた曲で、RemixのHipHop路線の楽曲にビギーをフックアップし、リスナーにビギーの名前を憶えてもらう意図があったとされます・・・パフィーの商魂の現れですが、それ以上にビギーがメインアクトを喰ってしまう強烈なラップが最強ですね!

 また、これこそCeeさんにしかできないことですが、Ceeさんが関わったビギーのライブ音源を上手く混ぜて選曲してて、これもクソ熱いですね!!

 例えば、ビギーのフレーズで有名な「♪Where Brooklyn At!Where Brooklyn At!」が初出したライブ音源などが収録され、これも初心者リスナーには「うわっ、ビギー、カッコよすぎ!」となりますね!

 これらのライブ音源は、上記のようなCeeさんが作ったストリート向けミックステープや12inch(白いやつね)なんかでは聞くことができましたが、CD屋さんでアルバムを買っている方では聞けない音源です・・・
 それこそ、前述した客演時代の売り出し中のころの音源で、ラップの勢いも凄いし、パンチラインや韻の太さもヤバいし・・・やっぱり、ビギーは「ストリートなんだ!」ということが分かり、久しぶりに聞いて、かなり心が熱くなりました!


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 少しまとめると、作品の意図としては「ストリートなビギー」をプロモーションするために作られたとも言え、その役割は十分に果たした作品となっています!

 Ceeさんも、その「ストリートなビギー」を理解して、上手く選曲とミックスをし、終始、ビギーのラップに「首を振る」内容にしてあり・・・さすがミックステープ・キングな作品です!!

 つまり、写真の1stアルバムしか知らないリスナーにとっては、その「ストリートなビギー」を知るために格好のミックステープであり、ストリートの兄ちゃんや姉ちゃんからは「お前は俺たちの誇りだ!」となる内容になっており、素晴らしすぎます!!

 こういった作品は、やっぱりストリートで流通する「ミックステープの強み」で、ミックステープにしか作ることができない作品ですね・・・こういったテープがあるから、ミックステープ掘りは止められません(^0^)

 なお、今回紹介したミックステープは、Tape Kingzのテープが高値傾向なので結構入手するのは大変ですが、聞こうと思えばネットに簡単に音源はアップされていますので、探してみてね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Mister Cee 「The Best of Notorious B.I.G.」
Genre : HipHop、R&B、Reggae・・・
Release : 1995年
Lebel : Tape Kingz No Number


Notice : Bad Boyのミックステープについて

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 作品紹介でも触れましたが、ビギーが所属していたレーベル「Bad Boy」は、オーナーのパフィーさんの戦略によって大成功したレーベルとして有名で、ビギーも当然ながらパフィーの手腕があったから、ここまでメジャーになったんだと思います。
 まあ、ビギーの実力があれば、パフィーの力を借りなくても・・・なんて話は当時からあったと記憶していますが、やっぱりビギーの色々な良さを見抜いた上で、当時の音楽業界の流れやニーズを理解してマッシブな戦略をたてたパフィーの功績は、やっぱり素晴らしいな~と思います。

 そんなパフィーさん、戦略の中で「ストリート向けプロモーション」は、どこの誰よりも力をいれていた印象はあり、ある意味で「ヒット曲はストリートから生まれる」ことを信念にしたように思えます。

 その信念の一つが、これらのミックステープになるかな~と思います。

 これは、Bad Boy公認のミックステープで、Bad Boyやパフィー関連の楽曲をNYの有名DJ(Stretch Armstrongなど)に依頼して作ってもらったとされるミックステープで、Bad Boyをストリートに売り出す際に活用していたというものになります。
 写真では、3だけ2本(ジャケ違い)となっていますが、第4弾まで作成され、それなりに人気だったミックステープになります・・・久しぶりに自宅掘りをして発掘しましたが、なかなか良かったですよ(^0^)

 なお、以下は蛇足ですが、この紹介にあたり、昔は持ってたけど、売ってしまったビギーの12inchを買い戻しするために色々なユニオンを回りました・・・なんか、この辺の12も、少しづつ相場が上がってきていますね~
 昔の感覚(00年代前半?)だと、だいたいが100円箱で買えるというイメージだったけど、LPの相当なバブルの余波か、こういった12も少し色がついていた印象があります??
 あと、同じ話だと、Mister Ceeのフリースタイルの12も、昔は100円で買えるというイメージだけど、今は結構なレア盤みたいっすね・・・どこも売ってなかった(^^;)





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<独り言>

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 写真にすると分かりづらいっすね・・・お正月の「暇つぶし」話です(^^;)

 今年の年末年始のお休みは、カレンダーがよかったからか、結構な日数を休め、レコ屋を回ったり、実家に帰ったり、知り合いと遊んだり・・・と羽を伸ばせた冬休みとなりました!
 
 ただ、後半も後半(1月4日~5日)になると、意外とやることがなく、かつ、ブログを書く気になれなかった(汗)ので、約10年ぶりに「大人の工作」を実施してみました!

 何を工作したかというと・・・古いヘッドフォンを改造して「片耳ヘッドフォン・ハンドスティックなし」を作ってみました!

 写真は、10年以上前に買って、5~6年前までは日常のミックステープのリスニング用に利用していたソニーのDJ用ヘッドフォン「MDR-Z700DJ」を元に作った片耳です・・・う~ん、写真にすると分かりづらいや(^^;)

 まず、前振りの話として、このヘッドフォンについて説明しておきましょう・・・

 このSonyのヘッドフォン、00年代にDJ用として大ヒットしたヘッドフォンで、私は音の良さから、どちらかというとミックステープを聞くために長年利用していました・・・

 ただ、5~6年前より、まじめに仕事をするようになり(笑)、仕事用のカバンに入らないことから必然的に利用しなくなり、家の自宅DJでもズーっと使っていなかったので、適当なところに置きっぱなしになり・・・気づいたらボロボロになっていました・・・
 一部のプラスチックはひび割れたことから頭に装着するのは難しくなり、耳あての合皮部分もボロボロに・・・年末の大掃除で発見したのですが、なんか、このヘッドフォン君には「寂しい思いにしてごめん」と素直に反省してしまいました・・・

 そして、このままでは可哀そうだな~と思って考えた結果、約10年ぶりに「工作魂」が復活しました(^0^)

 私は、00年代はこのヘッドフォンを死ぬほど愛用しており、どうしても日常使いの毎日で2~3年で壊れてしまうので、すぐに新品に交換していました・・・
 ただ、壊れたヘッドフォンは、大半が頭を挟むプラスチックの部分が折れてしまったことが原因なので、使おうと思えば音は聞こえるんですね・・・
 なので、2009年ごろ、壊れてないところを改造して「片耳ヘッドフォン」を作ったことがあります。

 今回は、その記憶と根性を蘇らせ、少しの暇つぶしのために改造を行ってみました・・・


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 「片耳ヘッドフォン」って分かりますかね・・・

 これは、本来は右と左の2つ聞く部分があるヘッドフォンを「1つだけ」にしたもので、DJしか使わない仕様のヘッドフォンになります。
 つまり、次にプレイする曲をヘッドフォンで聞きながら、今プレイしている曲とBPMを合わせる時に便利な仕様がこの片耳になります・・・

 このタイプ、70年代のプレDisco時代、NYのダンス系DJの一部が使っていた(それこそNicky Sianoなど)ようで、結果的にハンドスティックがあった方が便利なので、段々とハンドスティック型が普及した経過があります。
 まあ、このハンドスティック型も相当使う人は今となっては相当少なく、今ではHouse系のDJの一部だけが使っており、ハンドスティックなしだと皆無に近いっすかね・・・日本だと、ある時期だけ「DJ Hasebe」さんが使っていた記憶はあります・・・

 ただ、自宅でDJしていると、ハンドスティック型って置き場所に困るなぁと思っていました・・・

 あれはあれで、結構大きいので、意外と面倒です・・・

 そのため、今回、古びたヘッドフォン君と目が合った瞬間に「スティックなしの片耳にしちゃおう!」と思いついた次第です・・・これなら場所を取らないですね!!

 実際の工作は、10年前の全工程の最初の最初だけを転用すれば簡単に作れるだろうと思い、思い付きで作業を開始したらドンピシャで、作業時間1時間程度で完成です・・・
 一番時間がかかったのは、ボロボロで汗を吸いまくって汚れていた「耳当て」をお湯で手洗いして、ボロボロになっていた合皮部分を全部はがしたことでした・・・中身の改造は15分もあればOKでした!


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 これで、我が家のヘッドフォンは「片耳3兄弟」になりました・・・

 スティックなしが使いやすいかどうかは微妙(笑)ですが、暫くは3男の「なし君」を使っていこうと思います・・・

 なお、作り方は「Best Kept Secret」です・・・メーカー品の改造なので、教えるのは色々とハードルが高いです(^^;)

 どうしても気になる方は、2009年にアップした以下の記事を参照にDIYしてみてくださいね~


作ってみよう「片耳ヘッドフォン(Stick Headphone)」



 そんなわけで、今週はこんなもんで・・・

 これから春まで仕事的に苦行の連続の予定なので、2週間、いや場合によってはそれ以上の更新ペースになることはゴメンナサイ・・・

 では、また次回です!!