HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
0152 Records 「Primavera 01 - 30 Killer Ska & Rocksteady」
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 え~、毎週紹介している作品は、だいたいが月曜日の朝に、通勤時に聞くテープを選ぶのですが・・・特に脈略も無く、何となく「眼があった」テープを紹介します・・・

 今回の作品も眼があった作品ですが、以外にも春向きで、大ヒットでした(^0^)


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 今回は、既に営業停止になってしまったレゲエ系オンラインショップである「0152 Records(おいごに・レコーズ)」さんが作っていたミックステープの中から、オーセンティックなレゲエを取り扱った人気シリーズ「Primavera(プリマヴェーラ)」を紹介しますね!

 まず、0152さんですが、もはや古い人間(?)でないと知らない存在かもしれないので、簡単に紹介をしましょう・・・

 0152さんは、90年代末ぐらいから00年代末ぐらいまで運営をしていたレゲエ系のオンラインショップで、割と早い時期からオンラインを活用して営業をしていたお店になります。

 お店自体はCisco Recordsでレゲエを担当されていた武田さんというお方が独立をして立ち上げ経緯があり、まだ残ってたお店のブログによると「オールジャンル聴く人のためのレゲエセレクトショップ」として活動をされてたそうです。
 記憶などを辿ると、その点には納得できる部分があり、それこそオープン時の広告はCisco繋がりでシャカゾンビのOsumi氏が出たり、あのクボタタケシさんのテープを実はリリースをしてたり・・・ガチガチの「レゲエ」のお店ではなく、きっと「レゲエ」という文化を軸に、ボーダーレスに良い音楽を紹介していたお店だったようです。

 もっと詳しい話は、もはやレゲエ系ライターとして奮闘をしている「ソロバントンさんの過去記事」と、その記事に触発されて私が書いた「0152さんの記事(Reggae Hits Vol.1)」をご参照ください・・・

 そんな0152さんですが、お店での販売活動と並行して、00年代初期には多くのミックステープを作成しており、今となっては「ミックステープのレーベル(製作者)」としての印象が強いかもしれません・・・

 テープに関しては結構な本数を出していて、前述したクボタタケシさんの「Classics 01」「Classics 02」はプレス/流通を担当するなど、かなり精力的にリリースをしていたようです。

 特に、本筋である「レゲエ」に関しては、結構な量のテープを出していて、以前紹介をした「Reggae Hits」と今回紹介する「Primavera」は2大看板で、かなりお好きだった方が多いと思います。

 イメージとしては、直球でベタベタなレゲエが苦手な方でも好みそうな方向性だけど、中身は相当濃いレゲエが詰まっている感じで・・・お店の「オールジャンル聴く人のためのレゲエセレクトショップ」というコンセプトが生きた内容になっているかと思います。
 どの作品も、とにかくオシャレなデザインで興味を引きつつ、中身は60年代の~90年代のオーセンティックなレゲエを中心にセレクトされていて、結果的に内容が凄く良く、今聴いても全く古びない作品が多いですね・・・

 では、今回はPrimaveraの第1作で紹介をしたいと思います~


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 まず、このシリーズは、イタリア語で「春」を表すタイトルが付けられておりますが、割と古いレゲエを取り扱ったシリーズになり、それこそ60年代~70年代のSkaやRocksteadyを中心に取り扱ったシリーズになります。
 タイトルとの関連性は何とも言えませんが、私としては、春特有の「温もり」みたいな感じと、選曲した音楽がもつ「暖かさ」を関連付けて、このタイトルが付けられたのかな~と思います・・・

 ただ、内容は最高で、月曜の朝に聞いて、直ぐにヤラれてしまいました・・・特にタイトルを含めて、この作品に手を出した自分に対して「よくぞこのタイミングでチョイスしたな!」と褒めてしまいました(^^;)

 そして、内容的には、タイトルの副題通りに60年代~70年代のSkaやRocksteadyを集めた作品になり、DJミックスはされていないものの、素晴らしい選曲が聞きどころになっています。

 まず、選曲的には、私の知識では追いつかない部分があるため、あまり上手く紹介が出来ませんが、Ska~Rocksteady特有の温もりがありつつ、レイドバックした空気感が素敵すぎますね・・・
 それこそ、「Skatalites / Don't Slam The Door」「Jackie Mittoo / Killer Diller」などが選曲され、コレ系が好きな方なら悶絶する内容になっていると思います?

 まあ、資料として掲載した曲は、私がアーティスト名だけ知っていたのを拾っただけで、この作品の明確な紹介には繋がらないのですが・・・とにかく聞いていて「落ち着ける」内容なのがイイですね!
 ベタな表現ですが、今の時期みたく、春めいてきた暖かい午後に、暖かいカフェラテを飲むような感じでしょうか・・・暖かさの中にビターさと少しの甘さが溶け込んだ感じですかね・・・

 うん、Ska~Rockstedyが持つ人間味がありながら、ジャマイカらしい心地よさがあり、それらを「レゲエ」という視点を維持しつつ、ボーダーレスな「グッド・ミュージック」として取り扱っている感じが最高です・・・


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 そして、そういった「グッド・ミュージック」を感じた大きな点は、選曲よりも、こっちの方が大きいかもしれません・・・

 このシリーズは、どれも録音が「モノラル」で収録されていて、これが凄くイイんですね!

 ここでモノラルの説明をするのは避けますが、モノラルで収録されていることで、SkaやRocksteadyといった音楽の「温もり」が倍増されている感じがし、この事実に気づき、更に好きになってしまいました・・・
 また、関連として、収録されている曲は、ほぼ全てがアナログから収録している為、ノイズ音がそのまま収録されており、これも凄くイイですね・・・もう、逆にノイズが楽器になってるぐらいの勢いで凄くイイです・・・

 今回、キーワードとして「オーセンティック(authentic)」という言葉を少し用いました・・・

 なぜ、用いたかというと、0152さんは、これらのグッド・ミュージックを「輝かす」ためにテープを作っているんだな~と強く感じたからです。

 まず、オーセンティックという言葉は、直訳すれば「本物」という意味になりますが、音楽用語としては「古びない、価値が変わらない」みたいな意味になり、その音楽が持つ良さは時代を超えても愛されていることを指します・・・
 その意味では、この作品で取り上げられた60年代~70年代のジャマイカ等で奏でられたSkaやRocksteadyは、時代を超えても愛されている点から考えて、非常にマッチした言葉になると思います・・・

 ただ、0152さんが作ったテープを聞くと、その意味を更に倍増させているんですよね・・・

 特に、紹介したモノラルだったり、ノイズありのレコードでプレイしていることで私は感じたのですが、その「オーセンティックさ」を輝かすために、作り手側が「愛」を持って作っている部分が非常に大きく感じました!
 それは、0152さんのブログを覗くと「これらの作品作りには相当な拘りがあった」点が分かりやすく、とにかく素敵な音楽を「古くさせない(=輝かす)」意識が強く、それが作品の良さに繋がっていると思います・・・

 そう、愛を持ってDJなり選曲をすることで「オーセンティック(古びない)」に「音楽を輝かせる」ことが出来るんですね・・・

 そのため、選曲の内容は細かく分からなくても、全体的なグルーブや空気感の作り方が半端なく、誰でも和める内容になっているのだと思います・・・う~ん、キラーすぎます(^0^)


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 そんなわけで、作品自体の紹介は深くは出来ませんでしたが、外堀の情報(?)だけでも良さがお伝えできたかと思います。

 音楽というものは「音質」にこだわる必要はなく、音楽を発信する側と、音楽を受け取る側が、いかに「愛」を持って接することが出来るかが重要です・・・
 その点をクリアー出来れば、どんなに悪い音でも、最高の音楽を与える(受け取る)ことが出来ると信じています・・・

 今回、このテープを聞いて、改めてこういったことを思い直しました・・・

 考えてみれば、私のラジカセ1号機(ソニースポーツ)は、実は片側のスピーカーが壊れてて、何もしなくてもモノラルで聞けるというキラー仕様(笑)なんですね・・・
 ただ、この1号機で聞くミックステープは結構いいんです・・・それはモノラルの良さもあるかと思いますが、そういった「愛」の部分もあるのかな~と思ったりしました・・・



 そんなわけで、テープの紹介に戻って〆ましょう・・・

 これらの0152作品については、当時から好事家からの支持はあり、当時はボチボチ売れていた、と伺っています。

 そして、その支持は今も変わらずで、ここ数年ではテープへの人気が戻ってきたことから、0152作品を狙って集めている方が増え、結構ゲットするのが大変な部類かもしれません。
 特に、今回の「Primavera」だったり「Reggae Hits」のシリーズを揃えるのはかなり大変です・・・HipHop畑の人はあまり買ってなかったので、意外と市場に出ず、私も去年ぐらいに、一応は揃えることが出来ました(^^;)

 では、気になった方は頑張って探してみてくださいね~




<Release Date>
Artists / Title : 0152 Records 「Primavera 01 - 30 Killer Ska & Rocksteady」
Genre : Reggae(Ska、Rocksteady・・・)
Release : 1999年ごろ?
Lebel : 0152 Records No Number


Notice : 作品リストについて

 今となっては謎が多いレーベルなので、作品リストを作ってみました。よろしかったらどうぞ~

● 0152Records 作品リスト






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<独り言>

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 この流れで、この御大のお写真はどうなんでしょう・・・すみませんね~(^^;)

 え~、今週は、敬愛をしている「みうらじゅん」大先生と「いとうせいこう」大先生による「ザ・スライドショー」のドキュメンタリー映画が公開されたので、早速、見に行ってきましたよ~

● 映画 ザ・スライドショーがやって来る!「レジェンド仲良し」の秘密


 まず、スライドショーとは、みうらじゅんさんが「これは!」と思った内容を撮影し、それをスライドで投影して、みんなで爆笑するというイベントで、お好きな方も多いかと思います・・・
 私自身、凄い行きたいイベントなのですが、なかなか行けず、そのイベントの録画や、みうらさんの本を通してヤラれています・・なんでしょう、一言で「あんた、おかしいよ!」ですよね(^0^)

 特に、マイブーマーである「みうらじゅん」という視点の作り方が重要で、自分が「面白い」と思ったことを、自分のフィルターを通して表現しているところは、まず最初に笑うことが含まれつつも、表現をする側として物凄く影響を受けています・・・

 それは、私のブログのテーマである「ミックステープ」や「DJ文化」がそうですが、どんなにマイナーなものでも、自分が「面白い」と思ったモノであれば、恥ずかしがらず、むしろ胸を張って自分のフィルターを通して「表現」することを学んだんですね・・・
 その一端が、このブログになりますが、ほんと、誰も見向きをしないモノを、発想一つで面白くしてしまうことは重要です・・・DLさんの「Everything Dig I Gonna Be Funky」にも通じる姿勢で、ほんと、みうらさんには頭が上がりません!


 そんなわけで、少し固い話を挟みましたが、週中の息抜きで新宿の映画館に行ってきましたよ~

 当日は、私としては「息抜きに行く→笑いに行く」というつもりだったので、とりあえずビール片手スタイルでの観覧で、とにかく笑わせて頂きました!

 往年の名ネタも多数紹介されてて、今のユルキャラ・ブームの根底を作った「ブンカッキー」や、伝説の宅配弁当屋「瑠璃仙」のチラシなど、いや~面白かったです!

 なんか、私の世代だと、映画館とか舞台に「笑いに行く」というのがギリで知っている世代かもしれないですね・・・

 それこそ、私は小堺一樹さんと関根勤さんのラジオ「コサキン」を聞いていたので、故・水野晴郎監督の名作「シベリア超特急」は映画館に行き、ワカッてる方々と爆笑をしながら見ていたのは良い思い出です・・・
 また、コサキンのイベントも、何回かは行って、ラジオでは絶対に放送できないラビーのヒドイお話には悶絶しました・・・

 そして、スライドショーの映画でも、分かっている方は少し声をあげて笑っています・・・うん、多少の迷惑はあるのですが、あの時の「一体感」は意外と気持ちイイんですよね~

 やっぱり、笑うことも大切ですね・・・ブログでも「笑い」を大切にしながら、頑張っていきますね!!




 
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DJ Camilo 「Old School Reggae Part 1」
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 え~、日に日に暑くなってくるので、先週のDiggin' Iceみたいな「涼しくなる」ミックスを聴いちゃうんですが、段々と体が熱さに慣れてきたのか、ミックスも「夏の暑さを楽しむ」みたいのも聴いています・・・

 そんな背景があって、今週は割とレゲエを聴いていたのですが、やっぱりコレはいいな~っということになり、紹介です(^0^)

 HipHop出身者で、これを聴いて「レゲエが好きになった」とという方は多いかも?な大名作です!!


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 今回は、アメリカの超ベテランDJである「DJ Camilo(カミロ?キャミロ?)」さんによる、クラシックなダンスホールレゲエを網羅したミックス作品の紹介です!

 まず、Camiloさんの紹介からいきましょう!

 Camiloさんは、NYを中心に活動するHipHop系DJ/Producerで、NYを代表するDJ集団「The Heavy Hitter」に所属する大御所になります。

 正直、日本での知名度はアレですが、アメリカでの支持は強く、クラブプレイで全米各地を飛びまわり、そして多数のラジオ番組を持つなど、超有名なお方ですね~
 それこそ、Camilo自身は、コロンビア系の血を引いたお方なので、HipHopにとらわれず、Latin系の音楽に明るかったことから、00年代中期ぐらいから盛り上がった「レゲトン」ブーム(HipHopとLatin文化が混ざった音楽、でいいかな?)を盛り上げた立役者としても有名で、アメリカのHipHopにおいてはかなり重要なお方かと思います。


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 そして、Camiloさんも、いわゆる「ミックステープで名を上げたDJ」の1人で、90年代~00年代にかけて、多くのストリート向けミックステープをリリースし、その内容の良さから支持を受けていた方かと思います!

 内容的には「新譜中心」というカテゴリーになりますが、ラジオでは流れない「ストリートの音楽」を流布し続けていた点は素晴らしく、日本でも聴いてた方がおられるかもしれないです?

 特に、Camiloさんに関しては、先ほどのレゲトンに続く部分として、HipHopサイドから積極的に「レゲエ」をプッシュしてたDJとして有名で、レゲエをフューチャーしたミックステープも多くリリースしており、かなり評価を得ていたと思います。

 その代名詞が今回のテープになります!

 話が前後しますが、NYのHipHopシーンにおいては、レゲエという音楽は異なるジャンルとして扱ってはなく、むしろHipHopのDJでも積極的にプレイしていた音楽になります・・・

 それこそ、ミックステープを語る上で無くてはならない作品である「Kid Kapri / Old School Vol.1」でも普通にプレイされているし・・・よく使われている表現であれば「兄弟」といった関係だったと思います。
 特に、80年代前半から盛り上がり始めた「Dancehall Reggae」は、リズムの作り方だったり、DeeJay達の節回しがラップを参考にしている部分もあったりするので、必然的にHipHopとの相性は悪くなく・・・アメリカでHipHopを聴いていると、特に意識せずにレゲエも楽しんでいるような文化がありました。

 そんな背景があり、Camiloさんは積極的にレゲエのテープをリリースし、ストリートでかなり評価があったようです。

 あまりCamiloさんのことも、アメリカ(NY)のHipHopやReggaeの事情に詳しくないので、説明はこの辺までにしておきますが、聞いた話だと、NYのレゲエファンもCamiloさんのテープを聞いてた方はおり、かなり評価は高かったそうです。
 個人的な指標ではありますが、こういったストリート向けのテープって、リリース番号が長くリリースしてる方ほど、ストリートから評価がある(それだけ作品をリリースしても売れている)と考えているので、Camiloさんの実力も相当なものだったのだと思います・・・

 では、ちょっと、この辺の話を引き連れながら、作品紹介にいきましょう!

 なお、今回の作品紹介、やっぱり私のレゲエ知識が追い付かずで、結果的にはレゲエファンからすると「甘いね~」という内容です・・・その辺は詳しいお方に補足を頂きたいと思います!!


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 まず、この作品はタイトルから分かる通り「クラシックなレゲエ」を扱った作品で、俗に言う「Dancehall Reggaeの黄金期」な80年代後半~90年代初期までのクラシックを集めた作品になっています。

 それこそ、あえて12inchで紹介しますが、借り物画像で上げた「Deborahe Glasgow / Champion Lover」「Wayne Smith / Under Me Sleng Teng」「Barrington Levy / Here I Come (Broader than broadway)」「Junior Reid / One Blood」など、レゲエファンからうすれば基礎中の基礎な楽曲が多くプレイされています。
 それこそ「ファンデーション」と称される、レゲエの「骨」となっているRiddim(トラック)や歌(節回し)が多く、レゲエに疎い方でも、聴いてみれば「何か聞いたことがあるぞ~」となる曲が多いですね~

 なお、あえて12inchで紹介したのは、これらの曲がJamaicaなりで作られた曲ですが、しっかりとUS版12inchがあるんですよね・・・一部、USじゃないのもありますが、それだけ、海を越えて、アメリカでもヒットしていた証拠かな~と思います。

 そして、ココが重要なのですが、Camiloのプレイを通して、こういったDancehall Reggaeを聴くと「もの凄く聴きやすく、レゲエの良さが分かる」内容になっていることです!

 パッと聴くと、割とレゲエ的なミックスで、いわゆる「ジョグリン系」のミックスをしてるのですが、聴いてると自然に耳に入ってくるんですよね・・・

 私としては、Camiloさんのレゲエのプレイが「HipHopを通過したレゲエ」だから聴きやすいのかな~と思っています・・・

 それこそ、この作品で象徴的なのは、レゲエを代表するRiddim「Sleng Teng」の使い方で、A面の最初の方で、Sleng Tengを使った曲を連続プレイをしているのですが・・・Sleng Tengのトラックをいわゆる「ブレンド」としてプレイをしているところがHipHopだと思いました。
 A面のド頭では、写真で紹介した「Deborahe Glasgow / Champion Lover」のアカペラに対して、Sleng TengのRiddimをインスト入れてブレンドし、そこから、そのSleng Tengのトラックを軸にして、Sleng Tengを使っている「Budy Bye」「Call the Police」、そしてSleng Tengの大本になる「Under Me Sleng Teng」に繋いでいきます。

 そのほか、細かい部分でもHipHop的なニュアンスがあり・・・HipHop出身者として非常に聴きやすく、大変良いです(^0^)

 私だけかもしれませんが、レゲエって「何度もトライしたけど、その独特の空気感についていけず挫折した音楽」なんですよ・・・私以外にも、同じような思いをした方っているんじゃないでしょうか?
 あまり明確に書けないですが、かなり独自の様式美があり、これについていけない部分があるんですよね・・・私も、結果的には今でも深くは理解してないのですが、やっと入り口は入れたぐらいだと思っています・・・

 その意味で、Camiloのプレイにおいては、レゲエのクラシックを潜在的なレベルでHipHopのグルーブを足してプレイしてて、これがHipHopを通過した耳だと大変聴きやすく・・・HipHopファンにレゲエの良さを伝えることが出来たのだと思います!!



 よく、このテープを紹介すると「HipHop出身者が、このテープを聞いてレゲエが好きになった」と言われますが、CamiloのHipHopグルーブが実はスパイスになってて、それで「聴きやすかった」というのが理由なんですね・・・

 私も、今回、深く聴いてみたら、結構ヤラれています・・・そろそろ、この辺のレコも掘らないと(^^;)

 ではでは、全然深く紹介出来ませんでしたが、レゲエが好きになる「きっかけ」になるかもしれないテープの紹介でした!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Camilo 「Old School Reggae Part 1」
Genre : Dancehall Reggae・・・
Release : 1990年代初期~中期
Lebel : No Rebel No Number

Notice : Sleng Tengについて
 紹介文章では上手く落とし込めなかったので、ここで紹介しますね・・・
 レゲエ界の「Impeach the President」といっても過言ではないRiddim「Sleng Teng(スレテン)」ですが、もはやレゲエ系、いや広い意味でのクラブ系ライターの期待の星になっている「ソロバン」さんが、Rockers Channelの下記の記事で詳しく紹介しています・・・私も今回、かなり参考にしました!
 なお、ソロバンさん、あの「ミュージックマガジン」にディスクレビューをされた(快挙ですね!)そうで、ライターとしてもメキメキ頭角を現わしています・・・これからも頑張ってくださいね!

● 【祝30周年】リディム秘宝館 vol.2 〜SLENG TENG〜





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<独り言>

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 いきなり、MUROさんのレジェンダリーなポスターが登場しましたが、割と短め(?)な独り言をひとつ・・・(^^;)

 え~、ここ数週間、実はある「悩み」と「迷い」を抱えながら、結構考えながら生活していました・・・それは、レコードのコレクターで、借り家住まいの方なら2年に1回の頻度で来る「悩み」と「迷い」です・・・

 それは・・・賃貸物件の「更新」です(^^;)

 ちょうど、8月のはじめが更新なので、不動産屋さんから連絡があり、6月中はちょっと悩んでいました・・・

 なぜなら、レコードやテープの収納量が結構厳しくなってきており、もう少し広い部屋に引っ越そうかな~と漠然と考えていたんですね・・・引っ越すべきか、とどまるべきかを考えていました。
 まあ、大した収入がないので、未だ借り家生活から抜けられない(レコとテープに投資してる限りは無理かな~)のが悲しいところですが、こういった趣味を続けている限り、レコードやテープの「収納スペース」は生命線なので、結構真剣に考えていました。

 結果的には、①収納をやりくりすれば「まだいける」こと、②仕事が忙しくて引っ越しどころではないこと、の2つの理由で、更新をすることにしました・・・
 
 まあ、②の理由は、正確に書くと「レコードやテープの整理&梱包に死ぬほど時間がかかり、仕事をしている時間を含め、とてもじゃないけど短期間で作業が出来ない」ことが理由ですね・・・
 う~ん、この辺の理由は、認めてしまうと「30過ぎて何やってるんだろう」ということをオフィシャルに認めてしまうことになり、なんか、私の中で踏ん切りがつかなかった所も今回はありました・・・レコード稼業も色々と大変です(^^;)


 そんなわけで、ある種の「あきらめ」がついたので、先日、某大先輩から御土産で頂戴したMUROさんのポスター(97年産!)がカッコよかったので、思わず額装してしまいました・・・う~ん、カッコいい!

 ただ、やっぱり飾れるところが無いんですよね・・・レコードもテープ、そしてCDや本も増える一方なので、どこかで限界が来ることは分かっていますが、とりあえず、今のお家で引き続き頑張りたいと思います(^^;)










Blueberry 「Overdoze - Seven Inch Freaks」
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 え~、ブログを通して色々なミックス作品を紹介していますが、まだまだ紹介してない作品って結構多いんですよね・・・

 特に、業界的には結構重要だけど、私の興味がそこまでない作品だと、とりあえず持ってるけど、紹介に行きつかないことが多いです・・・
 う~ん、こういう作品は、なるべく紹介をしようと意識はしてるけど、実際にそのテープと目が合うと「まあ、今度でいいか・・・」と逃げてしまうことが多いです・・・すみません(^^;)

 そんなわけで、ミックステープがお好きな方なら「今更かよ!」と思う作品(レーベル)の紹介です!


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 今回は突然ですが「Blacksmoker Records」からリリースされたミックステープを紹介したいと思います!
  
 もー、このレーベルについては説明不要でしょうか・・・

 Killer Bomb(Kei Bomb)さんや今回紹介をするBabaさんなどを擁するレーベルになり、オルタナティブな音楽姿勢を崩さない唯一無二の存在で、お好きな方は大変多いかと思います。

 基礎はHipHopなんでしょうけど、様々な音楽を独自の視点/姿勢で吸収し、さながら「黒い煙」で染め上げた音楽感は独特で異端なんだけど、その自由奔放さが気持ちよく・・・もはや、日本が誇る異能集団になるかと思います。
 作品のリリース数も多いし、現場でのライブやDJ活動も精力的で、ほんと頼もしいですよね・・・それこそ、近年だと、keiさんが鈴木勲さんとセッションしていたり、独自の視点を通して、音楽の壁も、時代や世代の壁を越えて活動をしている点が素晴らしすぎます!!

 そして、今回、紹介するのが、このBlacksmokerの活動初期にリリースしていた「ミックステープ」になります。

 まあ、厳密に言うと、それぞれのメンバーが90年代中ごろより活動をしていたので、テープを出し始めた頃は活動初期とは言い難い部分もありますが、今の活動からすると初期になりますかね・・・
 作品のリリースとしては、2003年前後に集中する形になるのですが、どの作品も今に通じる異端な世界観にあふれた作品が多く、お好きな方は多いかと思います・・・

 特に「Blacksmoker」という音楽感がリスナーにも知れ渡るようになったのは、これらのミックステープの存在は大きく、これらの作品を通してその世界観を知った方が多いかと思います。

 それは、彼らの音楽が何とも言葉にしづらい世界観があり、その全てではないものの、ミックステープというフォーマットで自由に「Blacksmokerという音楽」を表現していた点が大きいと思います・・・
 大半の作品が曲と曲を並べたDJミックスの作品というよりも、様々な曲をコラージュしたマスターミックスのような作りをしており、ミックステープというキャンパスの上で、自由に絵を描いているみたいな感じで、彼らの総合芸術的なスタンスを効果的に紹介するフォーマットとして、ミックステープはドンピシャだったのかもしれないですね?


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 そんなわけで、実際にリリースされた作品を通して、彼らの音楽を紹介するわけですが・・・今回はBlueberry/Babaさんが2003年に発表した表記ミックステープで紹介をしたいと思います!

 Babaさんに関しては、かなり謎な部分が多いですが、活動初期は普通に日本語ラップを制作(独毒!)しつつ、徐々にKeiさん達と活動を共にしていく中で、異端な方向を見出していったお方で、DJ/Producerというよりも「音楽家」と言った方がしっくりくるかもしれません。
 お名前に関しては、DJ的な作品の時に用いる「Blueberry」の方が知れ渡っており、Killer Bongさん同様にオルタナティブでありながら、独自の音楽を奏でるお方ですね・・・近年はDooomboysというユニットでバンド活動(?)も行っており、Keiさんと同様に精力的に活動をされています。

 んで、Babaさんに関しては、魅力の一つが「Dub」になるかと思います。

 ミックス作品においてもDubをテーマにした作品が多く、そのスペーシーな世界観が唯一無二ですね・・・
 
 その「Dub」的な世界観を取り扱った作品で、割と分かりやすかったのが今回の作品です・・・Babaさんのミックス作品の第2段になります。
 以下で、作品の紹介を通して、Babaさんの世界観を含めた「Blacksmokerの魅力」を紹介してみたいと思います。


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 この作品は、タイトルの通り「7inch」でミックスをしたと思われる作品で、いわゆる「Roots Reggae~Dub」を独自の解釈でミックスをした作品になります。

 まず、Blacksmokerの作品を紹介するにあたり、彼らの「ミックステープ」のスタンスを理解しないと、なかなか彼らの世界に入りづらい部分があるかと思います。
 
 それは、曲と曲を繋げてプレイする「DJミックス」という観点は少なく、どちらかというと、プレイする曲たちを「パーツ」として使い、俗にいう「マスターミックス」のような考え方でミックステープを作っている点です。
 つまり、プレイした曲を光らせるプレイではなく、プレイした曲を利用して「自分たちのグルーブを表現」している感じなんですね・・・それこそ、コラージュアート/サンプリングアートに近いスタンスがあるかと思います。

 この点については、特にKiller Bombさんはこの傾向が強く、結構、その感じを理解するのは、人によって差が出るかもしれません・・・
 ただ、Babaさんに関してはまだDJミックス的な部分が残っており、割と初心者でも聴きやすいかな~と思いました。

 そして、この作品に話を戻すと、割とクラシックなRoots Regaae~Dubなどを通して、独自の空気感を表現しており、聴いてて結構ハマってしまいました・・・

 この辺のレゲエは、まだまだ勉強中なのでアレですが、割とレゲエをしっかりと聴いている方だと「なかなか渋いところを突くね!」といった選曲だと思います。

 例えば「Dawn Penn / You Don't Love Me」とか「Willie Williams / Armagideon Time」、そして「U-Roy / Tom Drunk」など・・・分かってらっしゃる方ならクラシックが多いですね?
 う~ん、この辺はホント勉強中なのでアレですが、サウンドが独自のダブを作る時にベーストラックで使うことが多い曲が多いっすかね・・・

 そして、これらの曲をBabaさん流に「Blacksmokerの世界観」に仕上げているのが、この作品の「ミソ」だと思います。

 近い表現だと「ダブ的な世界観」になるのですが、どうもReggaeの本道の方々が作るミックスとはちょっと違う感じで・・・その「ちょっと違う感じ」が魅力なのかもしれないです。

 ミックスを聴いている限りだと、しっかりとUK RootsなどのDubカルチャーの流れを理解した作りで、全体的にベースを重要視しつつ、スペーシーな空気感を作っていく感じでまとめており、流れで聴いていると「黒い煙」に気持ち良く燻されているような感じです。

 ただ、本道のレゲエの方よりも「Bボーイ」が入っている感じがポイントかもしれません・・・

 う~ん、上手く説明ができないのですが、ギリギリなところで完全にレゲエに入り込まない感じというんでしょうか、完全に「ラスタファリ~」な世界に行かず、あくまでも「Blacksmoker」という空気感にしているのが独自性ですかね・・・
 また、選曲面においても、「The Marvels / Rock Steady」のようなカバーモノを入れてきたり、B面の最後ではP-Funkの曲をレゲエとしてプレイしてたり・・・一部の曲は空気感を出すために原曲よりもBPMをかなり落としてたり・・・なんとなく「B」なスタンスが残っているのがポイントかもしれないです。

 

 う~ん、全然、上手く説明ができませんでしたね(--;)

 ごめんなさい、今回ばかりは白旗です・・・やっぱり苦手な作品は、紹介するのも難しいですね~

 ただ、少しだけまとめておくと、今回の作品は、カテゴリー的には「Reggae」なんですけど、あくまでも「Blacksmoker」というジャンルのミックスに聞こえ、かつ、それが結構気持ちいいのがポイントだと思います・・・
 そう、Blacksmokerの作品はジャンル分けなんて必要がないんです・・・彼らの表現したい「グルーブ」を聴けばいいんですね・・・

 まあ、どうしてもオルタナティブな趣味があるので、凄い好みが分かれてしまいますが、この作品に関しては、割と聴きやすいのでお勧めですよ~




<Release Date>
Artists / Title : Blueberry 「Overdoze - Seven Inch Freaks」
Genre : Roots Reggae、Dub・・・
Release : 2003年4月 
Lebel : Blacksmoker Records TTFS-0006


Notice : ジャケットについて

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 この作品には2種類のジャケットが存在する・・・と書きたいところですが、これも彼らの魅力だと思うので、少し詳しく書いてみたいと思います(^^;)

 圧倒的に左のジャケが有名で、右のジャケは見たことがない方が多いかと思います・・・
 私自身も、レコ屋で見つけ、珍しい別ジャケかな?と思いましたが、恐ろしい仕様であることが分かりました。

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 この作品は、先ほどの左のジャケが、右のジャケの上に「シールとして貼られている」仕様でした!!

 もー、この仕様に気付いている人はいないでしょ・・・それも、シールをはがした右のジャケのブラックマンの胸元には「ハズレ」と印字があります・・・アタリもあるのでしょうか(^^;)

 私自身、右のを発見した時、知らない別作品か?と思って買ったのですが、この仕様に気付き、かなりヤラれました・・・

 Blacksmokerって、こういった「シニカル」で「イルマティック」なスタンスも魅力ですよね・・・それは、ジャケのアートワークなんかに代表されるのですが、このシールジャケが正にそうかと思います。

 作品紹介の方では、この点を上手く紹介できるとは思わなかったので、ここでその魅力を書いてみました・・・というか、今回の紹介は、この点に気付いたことが、紹介する原動力になったのは秘密にしましょう(^^;)

 また、情報によると、この作品が出た時、あのBeamsとコラボしてTシャツを作ったらしいです・・・それも恐ろしい話ですね(^^;)



Notice : トラックリストについて

 Blacksmokerの作品は、作品の性質上、プレイされている曲はパーツみたいな感じなので、トラックリストが付いていることが殆どありません。
 ただ、この作品は、しっかりと聴くとDJミックスで作品が作られているので、Shazam先生のお力を借り、なんとかトラックリストを作ってみました・・・正直、曲を調べないと、作品紹介ができないと思ったので作ったのですが、作っても紹介は難しかったです(^^;)
 そんなわけで、おまけで記載しておきますね~

Side A
intro
The Chosen Few / Do Your Thing
Marcia Griffiths / Here I Am Baby
Dawn Penn / You Don't Love Me
Augustus Pablo / El Rockers
Willie Williams / Armagideon Time
Lennie Hibbert / Real Hot
Sound Dimension / Drum Song
Ken Boothe / Is It Because I'm Black
The Skull / Black Slavery Days
Bob Marley & The Wailers / Slave Driver

Side B
intro
Wagawaga / Sattamassagana
The Abyssinians / Mandela
Hopeton Lewis & Hugh Roy With Tommy McCook & The Supersonics / Tom Drunk
Max Romeo & The Upsetters / Chase The Devil
Bob Marley & The Wailers / Soul Almighty
Phyllis Dillon / Woman Of The Ghetto
The Marvels / Rock Steady
Toots & The Maytals / Funky Kingston
The Chosen Few / Reggae Stuff
Parliament / Gamin' On Ya!



Notice : Bracksmokerの作品リスト

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 Blacksmokerについては、謎な部分も多いので、簡易ですが作品リストを作りました。
 まあ、リストを作ろうと思い、いざ自分の手持ちを調べたら、実は持ってなかったテープがあるぐらい、そこまで私がBlacksmokerのことを深く掘り下げていないのがバレバレですが、よろしかったらどうぞ~(^^;)

Blacksmoker Records テープリスト










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<独り言>

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 別に狙ったわけではないですが、Blacksmokerの意思を引き継ぎ、私の「イル」な部分を紹介しましょう(^^;)

 もー、写真を見ただけで「やっぱり、あんた、おかしいよ!」と突っこんで頂ければ幸いです・・・現在、絶賛公開中の映画「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 The Movie」を見てきました!

 まず、割とこの独り言などで、私の私生活の一部を無駄に紹介していますが、どう考えても「テープ」「レコード」「クラブ」「仕事の愚痴」などが中心で、こういった「テレビ」の話は殆どしませんね・・・
 
 この理由は簡単で、私が殆ど「テレビ」を見ないからかも知れません・・・

 子供の頃は、結構なテレビッ子でしたが、大人になり、必要最低限なニュース&天気予報は見ますが、娯楽のために見ること少なくなり、今は殆ど見てない感じです・・・
 まあ、ネット環境が整備されYouTubeで動画が見れるようになったり、家にいるときはブログの作業をしてたりで、テレビの電源をつけるのが極端にないんですよね・・・まあ、単純に「見たい!」と思う番組が無いのもそうかもしれません・・・

 ただ、その数少ない「見たい!」と思う番組は多少はあり、それが「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」になります(^^;)

 この番組は、テレビ東京さんで3か月~6か月に1回ぐらい、不定期に放映されている番組で、タレントの太川陽介さんと蛭子能収さんと、ゲストの女性タレントさんが、ガチンコで路線バスを乗り継いで目的地を目指すという番組で・・・「The テレ東」な番組だと思います(^^;)

 なんでしょう、圧倒的に低予算で華やかさが無いんだけど(すみません・・・)、ハマれば凄い奥深く面白い番組です・・・うまく説明ができないですが、この番組がお好きな方なら「MTTさんならハマるよね」と理解してくださると思います(^^;)
 私自身、派手さが無いんだけど、独特のフレイバーがある番組が好きなようで、これまたテレ東ですが「モヤモヤさまぁ~ず2」もフェイバリットです・・・今日は放送が無いのが寂しいです(^^;)

 そんなわけで、今回は、テレビの放送を飛び越え、なんと「映画化」されるとあって、バスファンとしては見ないわけにはいかないので、昨夜、仕事帰りに見にいってきました!

 細かい内容はアレですが、今回も中々面白い珍道中で、かなり楽しめました!

 面白さの一つは、我らの蛭子さんで、なかなかのパンチラインを出し、場内のお客さんの笑いを取っていましたね・・・映画館で皆で笑うのは、故・水野晴郎先生の大名作「シベリア超特急」を映画館で見て以来で、凄い新鮮でした(^^;)
 また、毎回そうですが、同行する女性タレントの方のチョイスが上手いんですよね・・・今回は三船美佳さんでしたが、まず色んな意味で勇気ある人選(?)ながら、見ていて段々と好きになってくるのが不思議なんですよね~


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 考えてみれば、映画を「映画館」に見に行ったのって、もしかしたら10年以上ぶりだったかも?

 私自身、中学~高校~大学と、映画は割と見ていた方で、俗にいう「単館映画」が流行ってた頃なので、結構熱心に通っていました・・・が、ある時期から途端に足が赴かなくなりました。

 その理由は、仕事なりが忙しくって足が遠のいたり、映画以上に面白いモノ(私の場合はレコード掘りとかDJ)が見つかったり、見たいと思う映画なかったり・・・色々あると思います。

 ただ、凄い久しぶりに映画館に行った訳ですが・・・なんか、ガッカリした部分がありました。

 今回は、新宿の某シネコンに行ったのですが、私が映画を良く見に行ってた頃の暗さはなく、凄い明るい雰囲気で、かつ、色々と便利なシステムがあったり・・・気付かないうちに「映画館」という存在が様変わりしていたのに、ビックリしました。
 それこそ、座席の手配は凄い便利になってたり、フードや飲み物が異様に充実していたり・・・凄い便利になったんだな~と思いました。
 
 でも、でも・・・私としては「あの暗さ」が無いのは少し寂しかったです。

 考えてみれば、当時は大人の世界に背伸びしている意味もあったのかもしれないですが、当時の映画館って、ちょっと敷居が高い感じはあり、その象徴が「暗さ」になるのかもしれません。
 
 う~ん、この部分、考えが上手くまとまらないですね・・・

 昔ばっかり回顧するのは良くないとは分かっていますが、アナログからデジタルに変わった感じがし、昔のエッセンスが好きだった者とすると、ちょっと寂しかったです・・・
 文化としてですが、その文化に「妖しさ(あやしさ)」があるのは結構重要で、現場に行って感じる「ドキドキ感」は重要です・・・私だけかもしれないですが、明るくそして効率的な映画館は便利になった反面、その暗さが醸し出しいた「妖しさ」が無くなってしまったんですかね・・・







V.A. 「Bumper Hit」
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 今年の目標は「苦手分野」の克服になるのですが、今までの紹介で出現率が低い「レゲエ」もその一つです・・・何でもそうですが、知識が無いと書けないんですよね~
 まあ、ここ最近はテープであれば何でも買っていますが、全然聴いていない(=勉強をしていない?)ので、努力をしていないのも事実・・・牛歩ペースですが頑張りたいと思います(^^;)

 そんな訳で、昨年、やっと手に入れた作品で、予想通りに最高な作品です!!


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 今回はレゲエのテープにおける「アーティスト・コンピレーション」的な作品として、Bakuon Syndicateより1998年ごろにリリースされた「Bumper Hit」を紹介します。

 まず、今までのレゲエのテープの紹介だと、現場のクラッシュモノなんかを中心に紹介をしていましたが、今回紹介するような「コンピ」モノも多く、色々なテープがあります。
 
 既にCDやレコードでリリースされた曲や、まだ現場でしか歌われていない曲など、様々なアーティストが曲を持ちより、それをワンパッケージにした感じで・・・ザックリとした表現であれば「ストリート向けのコンピレーション」がコレらになるかと思います。
 レゲエ自体、楽曲のリリース以上に「現場で歌う」ことを念頭に置いている部分があるので、こういったストリート的な内容の方が似合うし、基本的は「シングル志向(非アルバム志向)」な部分があるので、そのアピールの場として、こういったコンピが珍重されていたのかな~と思います。

 その中で、今回紹介するテープは、まさに「現場の賜物」みたいなテープかもしれません。

 このテープは、現在も現場の最前線で活躍するDeeJay「Nanjaman(ナンジャマン)」が企画したコンピレーションテープで、自身の曲に加え、横浜・東京・関西等のアーティストの曲を収録した作品で・・・かなり内容が良い作品です。

 作品の紹介は、下の方でしますが、周辺情報を整理した方が分かりやすいので、まず「Nanjaman」の紹介をしましょう。

 Nanjamanさんは、大阪出身→横浜~辻堂を拠点に活動をするDeeJayで、業界的には90年代初期より活動をする超ベテランなお方になります・・・
 独特な関西弁で奏でる歌と節回し、そして「バッドボーイ」を理解した包容力のある歌詞が最高で・・・業界的には「頼れる兄貴」といったお方でしょうか。
 また、これは横浜的なのかもしれないですが、LowRider文化とも密接で、自身もバイク・車を乗り回してて、フッドにいる「兄ちゃん」な部分があるのですが、ユーモアでありながら刺さる歌詞が印象的で、ここ最近、凄い好きになっているお方です・・・HipHop的な表現であれば「ラージ」の一言でOKですね!!

 そんなNanjamanさん、とにかく現場を渡りつづけたお方で、当時から「横の繋がり」が強く、その流れでこのテープが企画された部分があると思います。
 サウンドシステムと密接なかかわりがあったり、各種のラバダブショーで様々なDeeJayとマイクを分かち合ったり・・・現場でしか生まれない「絆」があったから様々なアーティストが参加した内容になっていると思います。
 
 では、作品の紹介で、もっと深く紹介しましょう!


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 作品は、各アーティストが提供した曲を中心に構成され、なんとMighty CrownのMasta SimonとSami-Tがナビゲートをしながら進んでいき・・・さながら「ジャマイカンスタイルなDJミックス」になり、ミックステープのようなコンピレーションになっています。

 まず、先に指摘をしておくと、各アーティストからは楽曲提供ではなく、このテープの為に歌い直しをしており、これもジャマイカンですね・・・ただ、面白いのがRiddim(バックトラック)が、ガチンコなレゲエトラックだけでなく「HipHopのインスト」をかなり多用してて、That's the Jointのインストなんかを使っています・・・
 なぜ、HipHopのインストを使っているのかは不明ですが、この点もNanjamanらしいのかな・・・Lowrider的な嗜好があり、恐らく「車」で聴くことも意識してるのかな・・・個人的には、音楽の幅が広がってて、かなり好きです!!
 
 そして、収録曲的には、今となってはジャパニーズレゲエクラシックな曲が多く、ヤラれます・・・

 それこそ「N.G.Head / 悪ガキ代表」のようなDeeJayものや、「Moomin / Happy and Free」のようなシンガーものなど、無名な曲/アーティストもありますが、イイですね・・・Moominのみ当時買った12inchを持ってたと思ったらなかったので、12よりもレアなアドバンステープでご勘弁を・・・(^^;)
 そして、このテープの企画者であるNanjyamaの曲も多数収録されており、お薬を題材にした名曲「Nanjyaman / Yametoki」(バックトラックはCatch the Beat!)だったり、今となっては涙レゲエとしての方が認識が高い「Nanjyaman / 行きたきゃ行け」などが収録され、イイですね!

 んで、ココまでは基礎的な情報で・・・以下が本旨になります・・・

 まず、私なりに聴いた上での表現になるのですが、このテープ、ほんと「現場」があったから成立してるテープなんだな~と思いました。

 それこそ、Mightyの面々が参加しているのが象徴的で、別枠で紹介する「スペシャル(ダブ)」があっての繋がりだと思うし、今でもダブ・クラシックな曲が多く、当時から現場でプレイされ続けてる曲が多いですね~
 当時の事情は少ない情報しか無いので分からないですが、Nanjamanが現場で歌い続けた中で、周りの仲間達の歌で、素直に「良い」と思った曲を収録している感じで・・・今でも全然「色あせない」内容になっています。

 その流れで、更に指摘したいのが・・・そういった曲達を、Nanjamanのグルーブの元で収録することで、結果的に「Nanjaman」の世界観を素敵に表現できており、これが最高です!!

 まず、先ほども紹介した、RiddimをHipHopのトラックを使っている部分が大きいと思うのですが、ガチガチのレゲエな感じでは無く、イメージとして「夜の横浜~辻堂の国道を車で流す」のに合うような世界観になっているのがイイですね。
 レゲエ特有なルーディーな感じを残しつつ、レゲエらしい明るさを少し消して、男臭いストリート感を増した感じで・・・きっとインパラとかで低速で流しながら聴いて映えるような内容にしたかったんでしょうね?

 そして、そのグルーブを出した上でNanjamanの曲を聴くと・・・ホント最高です!!

 特に「行きたきゃ行け」ですね・・・ただでさえ名曲中の名曲ですが、A面の最後にNGの悪ガキの後に、エンディング的にプレイされるのですが、男の背中の悲しさと儚さが更に増し、イイですね・・・
 実際の曲に関しては、下に貼り付けておきますので、是非視聴して欲しいのですが、Nanjamanという「ストリート」を歌える人が更に輝いており・・・ミックステープの有効性を上手く使っていると思います。


 今回の紹介は、このテープが好きだから紹介をしたというよりも、「Nanjaman」という存在に惚れ込んで紹介した部分が大きいです・・・

 ストリートなんだけどユーモアがあり、男臭いけど人に優しい・・・レゲエという枠にとらわれない「男のブルース」を歌える存在としてもっと評価されてもイイと思います。
 私自身、昔よりジャンルの壁を考えることがなくなったのも大きいですが、このテープを聴いてヤラれてしまいました・・・是非、興味がありましたら聴いてみてください!!


 
 そんな訳で、今回は思い入れ先行の紹介になりましたね(^^;)

 テープ自体は、結構入手困難な作品で、レゲエ筋でも珍重されてて、欲しい方は気合を入れて探してね!!




<Release Date>
Artists / Title : V.A. 「Bumper Hit」
Genre : Reggae(Japanese Reggae)・・・
Release : 1998年
Lebel : Bakuon Syndicate BSTP001



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『補足① Sound Boyに愛されるNanjaman』


「Nanjaman / 行きたきゃ行け」(オリジナル曲)

 Nanjamanの良さを私なりに紹介したいと思い、補足事項を書きますね・・・久しぶりにYouTubeに音源アップです(^0^)

 まず、文中でも触れた名曲「行きたきゃ行け」(上のオリジナル曲)をじっくりと聴いてみてください・・・

 好みはあるかもしれないですが、凄い歌詞に引き付けられるんですよね・・・内容的には出ていこうとする彼女への最後のラブレター(?)みたいな内容で、ストーリーテーリングも歌い方もグルーブもホント素敵です。
 Nanjaman、男っぷりだったり、ユーモアだったり、こういった不器用な優しさだったり・・・全てを明確に表現するのは難しいですが、この人は確実に「頼れる」という感じがして、大好きです・・・

 ただ、Nanjamanを語る上で、やっぱりこの人が「レゲエ」だな~と思うのが「ダブ」の巧みさじゃないかと思います。

 まず、紹介文では普通に「ダブ(スペシャル)」と書いてしまったので少し紹介をすると、レゲエのDJクルーである「サウンドシステム」が歌い手に特別に歌ってもらった「自分たちだけの曲」で、いわゆる原曲の買え歌的なモノですが、そのサウンドを象徴する曲にもなるので、各サウンドは力を入れて作っています。
 この限りにおいて、そのサウンドの内容や要望に即した買え歌を歌うのもレゲエDeeJayの力量の一つで、どんなにイイ曲を歌っても、こっちが上手くないと現場では稼げない(ダブの発注がない/現場に呼ばれない)部分もあり・・・独特でありながら、凄い魅力的な世界があります。



「Nanjaman / 行きたきゃ行け」(Mighty Crown Dub) 
   ※0:50ぐらいから始まります

 そういう存在なダブですが、Nanjamanのダブは名曲が多く、日本のクラッシュ系テープを聴けば聴くほどNanjamanのダブは多く、メチャクチャカッコいいです!!

 その一例として「行きたきゃ行け」のダブが上の音源になります!!

 コレは、以前も紹介したクラッシュテープ「頂点(1998年)」でMighty Crownが披露した当日用のダブになります・・・久しぶりにテープから音源を起こしてみました。

 結果的にはMightyが圧勝したクラッシュで、対戦相手だったTokiwaを潰す為にプレイした感じで・・・あの涙を誘う名曲が、ぶっ潰しチューンに生まれ変わり、もー、現場で聴いたらブチ上がりますね!!
 もー、これを聴いたらMightyとNanjaのリスペクトは絶対で、今回のテープでホスト役をMigthyの面々がやっているのも理解が出来ます・・・サウンドとDeeJayが一体になってる姿の象徴ですね!!

 Nanjamanに関しては、こういう「ダブ」の歌の作り方がホント上手くって、これがあるから各地のサウンドから信頼があったのだと思います・・・それこそ、文中でも紹介した名曲「Yametoki」は、東日本大震災以降の原発反対運動の中で、自身の意思を表明した曲としてダブが作られ、これも上手いし、流石ですね!!

 そして、Nanjamanのダブを語る上では、象徴となる「逸話」があります・・・

 横浜から大阪に行った時、各サウンドからダブの依頼があり、ダブを録音しまくった結果、その稼いだお金でバイクを買って、そのバイクで横浜に戻ってきた・・・こういう伝説があります!!

 これにはオチがあり、このブログのトップバナーを作成頂いた「ソロバンさん」がNanjamanさんのこの話の真実を聴いたところ、稼いだ金をそのままにしてたらバカなことに使ってしまいそうなので、横浜に帰ってからバイクを買ったそうで・・・スケールのデカさがカッコよすぎで、こういった部分も魅力ですね!!

 
 レゲエって、本当に好きな方には失礼な表現ですが、なんらかんら言って特殊な文化ですか、面白みが分かってくると面白いし、自分に合う部分もあるな~と思います。

 なので、テープは引き続き掘り続けます・・・でも、やっぱり聴いて消化していかないとな~(^^;)




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『補足② レコード掘りから考えるジャパレゲ』

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 このテープの収録曲ではないですが、Nanjamanの45をお題目に与太話を一つ・・・この雷門ジャケにグッとくるようになると中毒なんでしょうか(^^;)

 去年の大晦日の更新では「Moomin / Dacehall Moonlight」の45がやっと買えた・・・みたいな話がありましたが、このテープを紹介するために、裏でコソコソと「ジャパニーズ・レゲエ(以下ジャパレゲ)」を掘っていました(^^;)

 以前は、割とそういった品揃えが良いお店に行くとチョコチョコ置いてあった(個人的には横浜元町のBananaかな?)のですが、レコード店自体が減っているので、ジャパレゲが置いている所は少なく、発掘作業が難航し、なかなか紹介が出来ませんでした・・・

 ただ、今月に入り、某ユニオンでサラッと放出していることが分かり、仕事帰りに直行し、今回の収録曲が紹介出来ました・・・行きたきゃは2ndプレスのようですが(どうなんでしょう?)、悪ガキや、Yametokiや、写真のSound Terrorist(これもダブで人気ですね!)などが買え、運が良かったですね(^0^)
 なお、オチもありまして、その日には「これはイイかな?」と思い買わなかった曲が、家に帰ったら急に欲しくなり、翌日も会社帰りに行ったら無くなってた・・・という「レコ掘りあるある」がありました・・・30過ぎてもこんな日々です(--;)

 そんな、ジャパレゲですが、ここ最近、ヤフオクを中心に過熱し始めていますね~

 超高額で落札などはないですが、確実に競り合っている感じで・・・お好きな方は多いようです。
 まあ、さっきの話ではないですが、翌日にお店に行ったら無くなっている時点で、誰かが買ってるので、需要は確実にあるんだと思います。

 実際に頑張って掘ってる方と、私の視点はかなり違うと思いますが、私としては「日本語の歌」として凄い魅力的な曲が多い点がポイントで、その視点で掘り始めています・・・

 それは、日本語ラップの延長線でもあるし、和物の延長線でもあるのですが、今回のNanjamanのように個性的でありながら大変素敵な曲が多く、レゲエという音楽が分かってくると更に好きになりました。
 以前はラガ過ぎて完全スルーだったNGなども、今回の悪ガキはツボなんですよね・・・明確なタイミングは分からないですが、私の中で赤信号が、ある時点で青信号になったようです?

 また、これはレコードを掘ってないと分からないかもしれないですが、ジャパレゲでも90年代のジャマイカプレスのレコードの「状態のヒドさ」が、間違った方向に魅力になっています(^^;)

 前の持ち主の扱いがヒドかった(多少はあるか?)のではなく、ジャマイカでプレスした時点であり得ない感じの仕上がりになってて、ラベルがズレてたり、プレスミスがあるのが当たり前で・・・普通のレコード屋さんならマイナス査定の連発ですね(^^;)
 それもあったので、今回の放出も値段の差が激しかった(=ちゃんと査定してますね!)のですが、そういった自然児的な感じも魅力と思っています・・・今の時代になると、表記の雷門は、そういった背景があってグッときてます(^0^)



 今回の記事、苦手分野だと思ってたので、書くのに時間がかかりそうだな~と思ったら、いざ書き始めたら、結構すんなり書けました・・・私も色々な面で力量がついたんですかね?
 では、今回は補足(aka横道)が多かったですが、以上です・・・あっ、明日、ジャパレゲ45がありそうな某所へ日帰りで出張をするのですが、同行者がいるので、残念な結果になりそうです・・・奇跡よ起これ(^^;)


  ↓↓↓
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追記 2015/01/18 23:45

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 え~、奇跡が起こりました!!

 仕事が早く終わったのと、同行者とタイミング良く別れることが出来たので、某都市で掘り掘り・・・予想通り、表記のジャパレゲをゲットしましたよ(^0^)
 これは嬉しい収穫で、文中でも書いた「家に帰ったら欲しくなった→次の日に買いに行ったら無かった」ヤツで・・・日帰りで仕事を頑張った「ご褒美」かな~とも思いました!!

 ただ・・・話はコレでは終わりません!!

 それ以降の話がボム過ぎて、追記では書けないので・・・今回の某都市の話は、来週のお楽しみにしておきます・・・サラリーマン・ディガーの本領を発揮してきましたので、週末をお楽しみに!!



 




V.A. 「V.I.P Show Case - 6th.SEP.1997 at Club Citta'」
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 いやいや、更新が遅れてすみません・・・事情は下の独り言で書きますが、色々な事に翻弄され、落ち着かない日々が続いています(--;)
 う~ん、暫くはこんな感じなのかな・・・遅れても怒らないでね(^^;)

 そんな訳で、今回も「訳あり」な作品の紹介です!


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 今回は、何度か紹介をしているレゲエ・クルー「V.I.P」関連の作品で、97年9月に開催されたライブ音源を作品化したもので、さんぴん世代の日本語ラップ勢が参加しており、なかなかの作品です。

 V.I.Pに関しては、今年5月に書いた記事をご参照頂きたいのですが、日本のレゲエ界のパイオニアでありながら、日本語ラップ勢と親交が深かったのが興味深いクルーになります。

 まあ、80年代末~90年代初期の日本のクラブ黎明期の頃であれば、どんな音楽ジャンルも「クラブ・ミュージック」という屋根の下に皆が集まってて、実は壁が無かった点があるので、HipHopとReggaeがリンクすることに不思議ではなく、V.I.Pと日本語ラップ関係者とのリンクも自然な流れだったと思います。
 特に、YouさんやTWIGYなどの雷関係者は、かなり初期からV.I.Pにお世話になっており、V.I.Pの胸を借りて現場でマイクを握ってたそうです・・・90年代初期の話ですが、当時は日本語ラップのシーンはまだ大きくなく、レゲエの方がシーンがあったので、お世話になってたようですね・・・

 そんな流れがあり、V.I.Pと日本語ラップ勢は縁が深く、前回紹介した「V.I.P Hi-Power meets DJ Masterkey」などが企画された訳ですが・・・いわゆる「ライブ」でも盛んにリンクをしていました!

 例えば、写真左のフライヤーは、今回のテープの翌年に行われたV.I.P主催のイベントのフライヤーで、日本語ラップ勢が大挙して参加をしています。
 また、逆に日本語ラップ勢のイベントにレゲエ関係者が参加することもあり、少し後にはなりますが、写真右の雷主催のイベントにV.I.Pに所属するBoy-Kenさんが参加されています・・・手持ちのフライヤーでの紹介にはなってしまいますが、Boy-Kenさんは常連でしたね!


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 そして、日本語ラップ勢も、レゲエ勢も、ラッパー./DeeJay達をメインに据えた「ライブイベント」は、沢山開催されており・・・今回紹介をするテープは、97年ごろの音源で、あり意味で貴重な部類に入るかも知れません。

 ライブイベントに関しては、ほんと沢山開催され、私自身は90年代のイベント殆ど行けなかった(行かなかった)のですが・・・日本語ラップもレゲエもいっぱいありましたね!

 日本語ラップ関連は、今年の春先に紹介をした「フライヤー紹介」の記事で色々と書きましたが、ホント色々とありました。
 レゲエにおいては、シーン的に90年代は大規模なライブイベント(ジャパンスプラッシュは除いて)は少なかったですが、00年代以降のレゲエ人気に伴い、クラブよりもライブの方が一般的かも知れませんね・・・

 ただ、面白いもので、その「ライブ」の音源って、日本語ラップ勢のはあまり残されてなく、探してみてもあまりありません

 なぜか?となると答えが見つかりませんが、90年代の日本語ラップのライブ音源でいくと、これも以前紹介をした雷関連のクラブイベント「Black Monday」位しかなく、シーンの規模から行けば、もっとあってもイイと思います・・・
 まあ、この辺は慣習の問題で、ライブ音源をテープで聴くという慣習が無かったんでしょうね・・・今となると、当時、どんなライブをやってたのかは聴いてみたいですよね・・・

 その限りにおいて、レゲエに関しては、むしろ盛んで、ライブ系のテープは沢山あります!!

 とりあえず、見本となるようなテープを載せてみましたが、伝統的に「現場」を重視する音楽なので、現場録音のテープは、その現場の空気を届ける格好の媒体として流通しており、その一環でライブ系のテープも沢山あります。
 それこそ、ゲストライブだったり、ラバダブショー(インスト曲に各DeeJayが持ちネタ曲を披露?)だったり、ワンマンのライブだったり・・・ほんと色々あり、こういうテープを聴いて、レゲエDeeJayやSingerのカッコ良さをも学んだかたも多いかと思います。

 んで、今回の本題になりますが、そういったレゲエ系のライブテープの中には、日本語ラップ勢が参加した音源が多少あります。

 今回、紹介するV.I.Pのテープもそうですが、以前紹介をした「Time Machine」の現場テープにHACさんが出てたり、上記のレゲエ現場テープ写真の中であれば、右下の緑のはIllmarachi(=Tokona-X!)が出てるテープだし・・・探すと色々あります。
 この辺は、私も色々と調べていますが、ボチボチありますね・・・でも、こういうテープを聴いてると、レゲエDeeJayの上手さの方がグッとくるようになってしまったので、最近はそっち目的で掘っています(^^;)


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 では、作品の紹介にいきましょう!

 この作品は97年9月に川崎クラブチッタであったV.I.P主催のイベントのライブ音源をテープかしたもので、V.I.Pの母体とも言える「V.I.Pバンド」が奏でるりディムの上で、レゲエDeeJayとHipHopのラッパーが共演した・・・そんなイベントです。

 A面ではV.I.P所属のDeeJay達(Boy-Ken、Shiba-Yankee、牛若丸)のライブ中心、B面は雷勢の日本語ラップ中心といった感じの構成で、聴いているだけでもかなり面白い内容です。

 A面であれば、やっぱりKenさんが最高で、Major Force発のコンピに収録された活動初期のシリアスチューン「Boy-Ken / That's The Jail」などのオールドスクールチューンや、3人でのコンビネーション曲など、熱いライブが聴きどころで、Shibaさんの早口まわしとか、牛若丸さんの独特の歌声など、イイですね・・・

 そしてB面は、日本語ラップファンにはグッとくる内容です・・・You The Rock、Twigy、GK、Rino、Gama、Patrickなどが参加してて、往年の名曲をキックしています!
 一番象徴的なのは「Twigy / 夜行列車」でしょうか・・・活動初期にV.I.Pのコンピに収録された名曲で、これをV.I.Pバンドをバックに聴けるのは嬉しすぎ・・・カッコよすぎですね!!

 詳細は聴いてのお楽しみなので、明確には書きませんが、日本語ラップ勢の貴重なライブ音源が聴ける意味では、このテープはレアですね・・・

 ただ、このテープの楽しみ方は別にもあります・・・それは「V.I.Pバンド」の演奏力の素晴らしさだと思います!!
 
 今でこそ、HipHopのラッパーがライブを行う時、いわゆる「インスト」をバンドが生演奏するのは普通になりましたが、レゲエにおける「バンド」の位置はちょっと違うかも知れません・・・
 それは、HipHopにおけるバンドは「イレギュラー」な存在/方法ですが、レゲエにおいては「基礎」のようなものかと思います。

 つまり、HipHopはOldSchool期の極初期を除いて、バックDJがスピンするインスト曲でラップするのが基本となるので、バンドはイレギュラーな部分になるのですが、Reggaeにおいては、歴史的に楽曲を奏でるのが「バンド」であり、デジタル以降もその根底が残り、音楽の基礎として「バンド」が支えている・・・そんな部分があると思います。
 それこそ、レゲエだと有名なバックバンドが多く、日本だとHome Grownさんが有名かと思いますが、V.I.Pも、元々はバンドがスタートで、バンド活動を通して、様々な日本のレゲエを支えていたと思います。

 ただ、一言で「バンド」と言えど、ここには注意したいところがあります。

 レゲエにおける「バンド」は、妥当な表現では無いかもしれないですが「楽譜を使わない演奏」をしており・・・これが魅力です!!
 つまり、ある曲を楽譜通りに演奏するのではなく、ステージの前の演者に合わせて演奏しており・・・ある意味、流れに任せて「フリースタイル」な演奏をしており、これが素敵です!!

 
 今回のテープでは、本当の意味での主役な「V.I.Pバンド」が奏でるりディム(バックトラックの意味)の上で、各DeeJayやラッパーがパフォーマンスをするのですが・・・V.I.Pバンドの演奏のカッコ良さにヤラれます!!

 分かりやすい例だと、GKのライブでは「Bob James / Nautilus」のベースラインを演奏してたり、最後の方での出演者総出のフリースタイルだと「Cheryl Lynn / Got to be Real」のフレーズで演奏したり・・・小技が光っています!
 あくまでも「バックトラック」として演奏しているので、各DeeJayやラッパーが歌いやすいトラックで引っ張りつつ、サビではしっかりと上げてくれる感じが最高です!!

 この点、ほんと奥が深くって、レゲエが好きな方の中には「バックバンド」の上手さ/存在が好きな方も多いかと思います!!

 特にDeeJayとバンドの掛け合いで、DeeJayがトラックに緩急をつけて欲しい時にバンド側に指示を出したり(ロー!とか言ってるヤツですね) 、バンド側も「こう来るな~」と思ったら、それに合わせて曲を変えてきたり・・・その場の空気感だけでコントロールしてる感じは素敵です!!
 このステージ上での掛け合いが、なんか「レゲエ臭い」ので敬遠されている方もいるかも知れませんが、少しバンド側に注視して聴いてみると、かなりカッコいいことが分かりますので、聴いてみてね~



 そんな訳で、貴重な日本語ラップ勢のライブ音源の話だけにまとめたくなかったので、最後はレゲエにおける「バンド」の話で〆てみました。
 
 この2点を交えると、YouさんとかTwigyは普通にV.I.Pバンドとの息が合っており、やっぱりパフォーマンスが上手かったんだな~と思います。
 技術のラップとしてのではなく、パフォーマーとして「フリースタイル(即興)」が長けてて、その音に乗りこなし、会場をロックしてる姿は、今でも学ぶところが多いかと思います(^0^)

 テープ自体は、普通に中古でありますので、気になる方は探してみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : V.A. 「V.I.P Show Case - 6th.SEP.1997 at Club Citta'」
Genre : Reggae、日本語ラップ・・・
Release : 1998年6月
Lebel : V.I.P International No Number
 




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<業務報告>

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 え~、今回、V.I.Pさんの作品を紹介したのには理由があります・・・

 5月に紹介をした「V.I.P Hi-Power meets DJ Masterkey」と、ほぼ同時期にリリースしたReggaeミックス「V.I.P Hi-Power / Better Than Best」の2作品が、この度、ダブルCDで再発することになり、その紹介文章をちょこっとだけ書かさせて頂きました!

『V.I.P HI-POWER BETTER THAN BEST & V.I.P HI-POWER meets DJ MASTERKEY』
  ※ユニオンさんの商品ページにリンクをしました!

 2年前に「Black Monday」の紹介文を書いたことがあったので、先月、依頼を頂き、一部販売店で使用される紹介文を書かさせて頂きました・・・
 既に発売の情報が各種サイトで流れておりますが、私の方でもご案内出来れば・・・と思い、今回の記事になりました!

 発売はもう少し先ですが、日本語ラップファンには悶絶なフリースタイル(DAT録りのようですが、ほぼ一発録りらしいです)の連続で、ヤラれます・・・夏前、マニア騒然だったMUROさんのMisiaダブ(アセテートのアレ)もコレが出所のようです??
 また、レゲエの方も熱くって、流石にMarleyのみはダブではないそうですが、全編にわたりヴィンテージダブの応酬でヤラれます・・・Garnet Silkが入っている時点で凄すぎです!!

 今回は、生産数が少ないようなので、お好きな方はお早めにゲットしてくださいね(^0^)





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<色々とあった独り言>

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 え~、やっと独り言です(^^;)

 また、2週間ほど更新をサボってしまいましたね・・・理由は「仕事」が忙しかったからです(--;)

 実は、結果的には嬉しくなかったのですが、社内で異動があり、私が入社してから10年近くいた部署より別の部署に異動し、慣れない仕事に手こずっています・・・

 会社的には、発展的な異動ではあるようですが、引き継ぎだったり、前の部署の残務で土日出張(長崎に弾丸で行きました・・・)をしたりで、この2週間は仕事しかしていなく、疲れ果てていました(--;)

 特に、新しい部署が管理職的な仕事(人を動かす/調整する仕事?)なので、精神的に疲れてしまい、久しぶりに仕事に対して不安を持ってしまいました・・・
 そんな訳で、精神的にも良くない日々が続き、体調も落ち気味で、ブログの更新も気が乗らず、放置していました・・・すみませんでした。

 ただ、ここで折れちゃったら、コレクターとして生きていけないので、とりあえずは頑張ろうと思います!

 残念ながら、地方出張は大幅に減りますが、馬鹿みたく土日を潰しての出張や長時間の残業が減るようなので、ブログ的には良い方向に行けるかな?
 もう30半ばになるので、体力的にも、時間的にも余裕が欲しい所だったので、良い方向に行くといいな・・・今思い返すと、よくあんな無理なスケジュールで生きてたな~と思いました(^^;)

 実際に自由に動ける時間が増えるかどうかは自分次第ではあるのですが、仕事もブログも発展するように頑張りたいと思います!
 ただ、暫くは、仕事の愚痴が多くなると思いますので、その点はご容赦ください・・・(^^;)


 そんな訳で、最近の釣果報告です!

 ここ最近、凄いレコ屋に行けている訳ではないですが、チョコチョコは行っている感じで、某長崎出張では、仕事が早く終わったので、徒歩でHard Offを攻めたり(店によってはテープがあることが判明!)と、日々精進をしております(^^;)

 ただ、行きたかった土曜日の下北ユニオンのテープセールは、日中は見事に仕事で、夕方からの参戦・・・ボチボチはイイのが抜けましたが、う~ん、消化不良です(^^;)

 N村さんのお話だと、朝一が修羅場だったみたいで、常連のIさんを筆頭に争奪戦があったようで、やっぱり朝一だよな~と痛感しました・・・狙ってたDenka氏の手刷りテープや、Teiさんのプロモテープ、そして中途半端な安売りテープも結構抜かれてて、前回の渋谷のような奇跡は起きませんでした(^^;)
 ただ、狙ってたKayaさんがらみの沖縄ラップコンピ(Aサインブートレッグ)が残ってくれてたり、レゲエ現場系や抜け番のテープなど、ボチボチは抜けたので良かったかな・・・今度は朝から参戦させてくださいね!!


 そんな訳で、釣果報告でした!

 ちなみに、10月なのでブログ開設5周年(だったけ?)の記事を書きたいところですが、今回は時期がズレそうです・・・すみません(^^;)
 あと、9月末の時点で、帳簿上はテープの所持数が2500本を突破しました・・・2000本突破の記事がついこの間だったような気がしますが、これで行くと、3000本も割とすぐ到達しそうな予感がして、ちょっと怖いです(^^;)