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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Darthreider & DJ Oshow 「Funky Fiesta 1 & 2」
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 え~、久しぶりに二日酔いでの更新です・・・(^^;)

 最近、仕事の飲みとプライベートの飲みは飲み方を分けていて、前者は仕事に徹してあまり飲まず、後者は自分のために飲むので節度を少しだけ外すのですが・・・気づいたら両方の飲み方がミックスされると、まー、ひどい結末になりますね(^^;)
 昨日は、会議終わりの仕事飲みでしたが、気づいたら仕事を忘れて飲んでて・・・よく家まで帰ってきたな~という酔っ払い方になっていました・・・

 そんなわけで、今日は家で寝ることが仕事になっていました・・・注意しないとな~

 では、作品の紹介です~


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 今回は、あのDarthreider(ダースレイダー)さんが企画したテープで、2002年と2003年に企画したイベント「Funky Fiesta(ファンキー・フィエスタ)」を盛り上げるためにリリースされたミックステープを紹介しますね!

 まず、ダースさんは説明不要ですよね?

 近年では、ご自身の病気を抱えながらも精力的に活動しており、ここ最近のMCバトル人気を作り上げた重要人物かと思います!
 私自身、最近のMCバトルの流れはフォローできていないですが、ダースさんが執筆された「MCバトル史から読み解く日本語ラップ入門」を遅れながら読まさせていただき、ダースさんのHipHop愛を感じてしまい、今回のテープを引っ張り出した次第です!

 ただ、ダースさんが参加していたラップグループ「Micadelic(マイクデリック)」については、紹介した方が良いと思うので、紹介しておきます。

 マイカデリックは、ダースさんと真田人(さなだじん)さんの2MCに、あのDJ Oshow(おしょう)さんがDJとして入ってたグループで、いわゆる「さんぴん以降」のラップグループになります。
 1998年ごろより活動を開始し、当時は精力的に活動してて、アルバムも何枚かリリースしていたり、ライブも精力的にこなしたりし、かなり人気のあったグループでしたよね~

 そして、今回のテープは、そのマイカデリック時代に作られたもので、次のイベントを盛り上げるために作られたものになります・・・


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 写真がかなりピンボケしているのはすみませんね・・・そろそろ、こういったフライヤーのアーカイブもしないと・・・

 写真は、このイベントのフライヤーで「おおっ、懐かしい!」と思う方も多いかもしれないですね。

 このイベントは、ダースさんが主催する形で開かれたもので、ダースさんと同世代のラップグループが総出演するというイベントで、さながらダースさん版の「さんぴんキャンプ」や「鬼だまり」になるかな~と思います。
 1回目は2002年7月に川崎クラブチッタで開催、2回目は2003年3月に川崎クラブチッタで開催しつつ、広島と大阪でも開催し、かなり盛大に開かれた記憶があります。

 2002~03年ごろというと、さんぴん以降の日本語ラップ人気を経て、多くの若者たちがラップグループを結成し、リスナー側以上に、演者側の方が盛り上がってた時期になり、今思い返すと、かなり熱い時期でしたね~
 それこそ、いろいろなラップグループが群雄割拠しつつ、お互いがスキルを競い合ってた時期になるかと思います・・・うん、この流れがあったから、今の日本語ラップの歴史が繋がっているのかな~とも思います。

 そして、テープの話に戻すと、このテープは、紹介したイベントに参加するアーティスト達の曲やフリースタイルを収録した作品になり、このイベントの行われる直前に販売されたものになります・・・

 つまり、「このテープを聞いて興味があったら、ライブに来てね!」という意味合いの作品になります。

 もー、この辺はアイデアマンであるダースさんらしいアイデアですよね!

 実際にはDMRなどの普通のお店で販売してて、お店側としては「日本語ラップのコンピレーション/DJミックス作品」として販売していた(イベントが終わったら必然的にそうなりますよね)わけですが、こういった「人とは違うこと」をやられるのはダースさんらしいですね!

 その甲斐あって、このテープは結構話題になり、ライブも盛り上がり、テープもそれなりに売れていた・・・と記憶しています。

 では、作品の紹介です~

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 あれ、レコードじゃないの?・・・これまた秘蔵フライヤーで紹介です(^0^)

 テープに関しては、OshowさんがDJをしていますが、ダースさんがホスト役をしつつ、各アーティストから音源をもらったり、フリースタイルの手配をしたりしてるはずなので、私としてはダースさんとOshowさんの作品として紹介をしたいと思います。

 まず、選曲面ですが、このイベントに参加をするアーティストの楽曲が中心になり、さながら2002~03年ごろの「日本語ラップのニューカマー・アーティストの楽曲集」といった内容になるかと思います。

 それこそ、あの当時であれば、ブラストの表紙にはなれないけど、いつかラップという音楽で上り詰めてやる!と意気込んだ若者たちの声が詰まった作品で・・・都内の、そこまで大きくないクラブで、汗をかき、唾を飛ばしながら歌っていた曲が詰まっているのかもしれません・・・
 
 そう、ダースさんの場合は、池袋のBedというクラブで行っていた「Deluxe Combo」というパーティーがそうでしょう・・・

 ここで、フライヤーの話になりますが、紹介したのはその「Deluxe Combo」のフライヤーで、このパーティーの参加者やゲスト出演した面々が、そのままクラブチッタという大舞台に登場する・・・そんな感じの選曲になっています。

 それこそ、ダースさんのMicadelicをはじめ、Hidenkaさんを中心とした「GARBLEPOOR!」や、2MCの「Goodfellas」などのパーティーのレギュラーメンバーに加え、孤高の吟遊詩人ベーシストとして有名なTakatsukiさんを擁する「SMRYTRPS」、九州の1MC&1DJである「Volcano Posse」、そして、今となってはあのSEAMOさんの前身グループである名古屋の「シーモネーター&DJタキシット」など、様々なグループの曲が収録されています。
 
 正直、日本語ラップファンがみれば「おおっ」と思うメンツがそろっているかもしれないですが、一般的にはあまり知られていないグループの曲が多く、ちょっと取っつきにくい内容かもしれないですね・・・

 ただ、聞いてて「若いという熱さ」が感じられ、イイんですよね・・・

 私自身、このイベントには行ってないし、引用したDeluxe Comboには行ったことがないし、何よりもこの時代のラップが好きな若者が集まったクラブは殆ど行ってないので、事実に即していない部分もあるかと思いますが・・・このテープを聞いてると、いつかは自分の音楽でロックさせるんだ!という若者たちの熱い思いを感じてしまいます・・・
 なんでしょう、大変申し訳ないのですが、曲としての良さはアレですが、どこか「熱さ」がある曲が多く、それらをダースさんとOshowさんが素直にまとめているのが良く・・・あの時代でないと作れないテープなんだな~と思ってしまいました・・・



 作品の紹介としては以上です・・・なんか抽象的な紹介になっちゃいましたね?

 日本語ラップの歴史をフォローする際に、こういったテープが活用されていたことを示す1本であることは間違えないので、気になる方は探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : Darthreider & DJ Oshow 「Funky Fiesta 1 & 2」
Genre : 日本語ラップ・・・
Release : 1→2002年7月 2→2003年2月
Lebel : 1→Hige Funk Production FFMT-01 2→Sugarbitz ST-066

Notice : 参加アーティストについて
 以下のアーティストが参加しています・・・ご参考にどうぞ~

 Micadelic、Smpytrps、Beatmaster、トリカブト、シーモネーター&DJタキシット、Spiritualjuice、Volcanoposse、アルファ、時雨、ホームメイド家族、Garble Poor!、Goodfellas、ミネ神ホールド、Gas Crakerz、般若、Mankaindmarker、アイスバーン、イルリメ、Romancrew・・・etc



Notice : マイカデリックの謎のテープ+α

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 ダースさんの本の横に置いて、マイカデリックのことを表していたテープ・・・マニアな方はザワついたかな?

 これは、どうやらマイカの代表曲「この男凶暴につき」のデモテープ(?)のようで、完全手製の一本になります・・・この曲の12inchもリリースされていますが、12の前に作ったものと思われるものになります・・・
 なお、今回の調査で「MICADELICAL」という曲でも同様のデモテープがあることが分かり、腰を抜かしております・・・(^^;)


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「Hidenka / Mankind Marker」(Hige-T1)

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「DJ Oshow & DJ Itao / Frameless Museum」(Hige-T2)

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「Goodfellas / Absolute」(Hige-T3)

 そして、もういっちょオマケの紹介をしておきましょう・・・

 当時のダースさんは「Hige Funk Productoin」というレーベルを立ち上げてて、気づいたら微妙にテープを出してており、日本語ラップファンなら反応しちゃう作品をテープのみでリリースしていました。

 例えば、Hige-T1はあのHidenkaさんのテープEP、Hige-T3はGoodfellasのテープEPになり、CD等になっているかは不明ですが、結構貴重かもしれないです~
 なお、型番マニアとしては、T2はOshowさんとItaoさんのミックス作品になっており・・・ちゃんと自宅内だけで型番が揃ってよかったな~と安堵しています(^^;)





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<独り言>
 今週は、レコードやアナログ関係が何もないので、独り言はお休みです・・・
 ああっ、下北のフリーマーケットは行きたかったな・・・





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<追記> 2018/11/05 23:30 +11/06 22/40

●ダースレイダーさん







●Ken 1 Rawさん




 なんと、ダースレイダーさんご本人と、Volcano PosseのKen-1-rawさんからコメントをいただきました!!

 もー、凄い嬉しいです!!

 ダースさんの「呼ばれないから自分でやった」って・・・・う~ん、これこそHipHopです!!

 こういう反応があると、ブログで紹介をしてよかったな~と思います(^0^)



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<追記> 2018/11/07 23:30

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 今度は、ダースさんのブログで、このテープに関する思い出を紹介頂きました!!

 ファンキーフィエスタの思い出、ヒップホップの理由

 もー、ダースさん、ありがとうございます!! ほんと、紹介をしてよかったです(^0^)

 そして、この記事は、このテープにまつわる、重要な情報が満載でしたので、念のため、下記にテキストを貼り付けさせてもらいます・・・出だしのI-Deaさんのスタジオで録ったという時点で、最高ですね!!


ちなみにこの2本のテープはI-DeAの自宅で録音したのよね。

今ではBad Hopが自力で武道館やってしまうので比べるとなんですが…

当時25歳前後だった僕らは大きなイベントは先輩世代に独占され、そのクルーメンバーがステージに上げてもらえる感覚くらいしか無かった。
アルバム出してもなかなか大きなイベントには呼ばれないので…自分でやろうと僕が主催しました。

全出演者自分で口説き、そして、当時の僕らの世代特有のピリピリ感もあり、本番でも揉め事だらけ。
特に妄走族は尖ってて大変だった。
もっともステージ裏ではケンタが「俺らのアピールの仕方はプロレスだからさ。ダースは分かってよ!」なんてね。まあ、でも大変だった…般若とも後日やり方が良くねえ!でもお前がやるって言うから出たよ。なんて話をしたりね。
D.OとMACCHOとCORNHEADのユニットのほぼ唯一のライブもやったし、そこに餓鬼レンジャーとかGAGLEもいて…って名前並べるだけでも大変だ。

でも僕は無所属と言うかアウトサイダーだったからスタイルウォーズをやりたかったので仲の良いヤツらだけじゃなくてハードな連中にも声をかけた。

とにかく時間も押して。でも最後までやったら楽しかった!揉め事経験値も増えたし!

で、2回目は大阪、広島でもやって。
これはあるイベンターが組んだツアーがポシャって空いた会場をそのまま使った裏技なんだけど大赤字で呼び屋さんは行方をくらました。
この時はシンゴ西成くん、韻踏合組合、AFRAの日本初のソロステージ、イルリメとかを同じステージで。
広島でサイコブロー、黒羽、岡山のYOUTHにも電話して協力して貰った。
サムライトループスは自腹で全会場着いてきてくれた。

自分で…と言うけど、こんな企画を実行させてくれたのはチッタ松井さんのおかげでとにかく迷惑をかけた。
ウーフィンの荒野さんにPRして貰い、マイカデリック時代の仲間たちにデザインから何から手伝って貰った。
流派Rで後パプもやって自分でナレーション入れたなぁ。

この後、3回目でバンドも混じえてやったら更に大赤字の上時間も押しすぎて出演バンドに怒られ(その前にセックスマシンガンズの単独やってて1時間以上押したんだよな)ネットでは事実無根の誹謗中傷も食らって(ダースはイベント途中で先に帰ったとか書かれて…昼前まで松井さんに謝ってたっつーの!)。

確かにチッタの狭い窓から逃げるか!ってマジで思うくらいのやらかしだったなぁ。

その後、始めた日本初の日本語ラップオンリーのイベント蝕(これもあれですね、日本のヒップホップの歴史的にどう評価されてるのかな?)と合体させた大蝕としてチッタで開催。
ウルトラの神保さんにも手伝って貰って。




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DJ G.O.G 「Liquid Sounds」
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 久しぶりに「渾身のニューディスカバー」なテープの紹介です・・・

 こういうテープがまだ隠れていることを思うと、ほんと「ミックステープ」という世界の深さを感じます・・・

 うん、生粋の「裏・Ill Vibes」な内容で、日本語ラップファンは卒倒な作品ですよ!


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 今回は、日本語ラップのマグマが噴火し、その人気が大爆発をした1996年ごろに、こっそりと作られていた「日本語ラップ」のミックステープを紹介したいと思います!

 1996年というと、さんぴんキャンプが開催された年になり、それまでアンダーグラウンドに活動し、切磋琢磨をして自らを磨いていたラッパーやDJ達が、一斉に自分たちの熱い思いを楽曲に詰め込み、ライブでその楽曲を爆発させた時期かと思います・・・
 そして、その熱い思いは、当時の中高生を中心とした若者たちに届き、日本語ラップが一気に盛り上がった時期かと思います・・・

 この辺の状況は、今となってはなかなか分かりづらい部分もあるかと思いますが、ほんとクソ熱い時期でしたね!

 私自身、さんぴんのちょっと後に日本語ラップの存在を知り、すぐにその熱さに気づき、高校生時代はほんと夢中になっていました・・・
 お亡くなりになられたDev Largeさんを筆頭に、ほんと、その熱さにヤラれ、夢中で追いかけていました・・・どちらかというとインドア派(ライブには行かない?)ではありましたが、あの時代を体験したからこそ、今があるのかな~と思っています。

 このブログでも、この日本語ラップの熱い時期については、多くの記事に残してきましたので、詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください・・・

HipHop/R&B専門誌「Front/Blast」について
90年代中ごろにHipHop/DJなどの情報が載った昔の雑誌
「日本語ラップ」に関する本の紹介
DJに関する動画 その1(動画部分は全て削除になっています)


 この時期は、振り返るとインターネットも携帯電話もなかった時代です・・・そう、簡単には日本語ラップにアクセスが出来なかった時代になります。
 当時は、TVでもラジオでも、そこまでは日本語ラップのことは取り扱われてなく、なかなか、それらの情報にアクセスするのは大変な時代でしたね・・・

 ただ、こういった状況下でも、この音楽や文化の「ヤバさ」はしっかりと若者に伝わっていました・・・

 それこそ、上記に掲載した雑誌等の力や口コミでの情報、つまり、ある種の「人の力」を介して広まったことが大きいと思っています・・・
 なんでしょう、いわゆる「噂が噂を呼ぶ」じゃないですが、人間の体を通って情報が広まったことで、その熱さがタイレクトに伝わったかな~と思っています。

 そして、私としては、その「人の力」の一つに「ミックステープ」の存在があったと考えています。

 写真では、その代表とも言えるDJ Kenseiさんの「Ill Vibes」を掲載しましたが、当時のごく一部の優秀なDJは、その「熱い日本語ラップ・シーン」の生の部分を、DJミックスを通して上手くシーンに広めました。
 つまり、通常のCDに収められた楽曲では伝わらない「バイブス」をDJミックスを通して収録し、日本語ラップのヤバさをアンダーグラウンドに広めて功績がミックステープにあるかと思います・・・詳細は下記記事をご参照ください。

DJ Kensei 「Ill Vibes - Straight from Tokyo Vol.1」
DJ Kensei 「Ill Vibes - Straight from Tokyo Vol.2」


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 そして、DJ Kenseiさんのテープと同様に、1996年ごろに作られ、ごく一部のヘッズに影響を与えたといわれるのが、今回紹介する「DJ G.O.G(ジーオージー)」さんの作品になります。

 写真のように完全ハンドメイド製の怪しい一本で、情報をたどると、当時のBボーイ御用達の洋服店「CLIP13」などで売られていたとされるテープになります。

 制作者であるG.O.Gさんについては、残念ながら詳細が掴めないお方なのですが、作品の内容、そして当時の「洋服店」で売ることが出来たことを踏まえると、当時、日本語ラップ界隈の深い所に出入りが出来たお方であることは間違えないかな~と思います。

 少し脱線をしますが、当時の洋服屋さんについて整理をしましょう・・・

 当時の洋服屋さんは、当然ながら洋服の販売に加え、HipHopという音楽/文化を伝えるための大きなアイコンになっており、かなりの日本語ラップ勢がお世話になっていました・・・

 それは、洋服の購入者という部分もありますが、お店の店員として働いていることや、仲間が働いていることで仲間が集う場所になっていたことが多く、実は日本語ラップとは密接な存在/場所だったと言えます。
 例えば、あのMUROさんがStill Diggin'というお店で働いていたことは有名で、こういった洋服屋さんがラッパーやDJたちの生活資金を稼ぐために機能をしたり、自分たちのイベントのバックアップや作品リリースなどの支援等もしてて、ある意味で音楽で食べていくための「助走」を手伝っていた存在とも言えるかもしれません・・・

 そのため、この背景の流れで洋服店でも「ミックステープ」の販売も行われていて、日本語ラップに近いDJのテープは、当時はレコード屋さんよりも洋服屋さんで売られていたと記憶しています。

 私も、当時はManhattanなどのレコード屋さんには怖くて行けなかった時期(笑)があり、それで比較的入りやすかった洋服屋さんでミックステープを買っていた時期があります・・・
 時期的には1996年~97年ぐらいで、渋谷のBeamsの裏にあったESPというお店では、人気ラッパーのフリースタイルが沢山入っていたDJ Celoryさんのテープを買ったり、同じく渋谷のファイヤー通りにあったお店(店名は失念)でDJ Nishimiaさんのテープを買ったりしていました・・・

 内容的には、黎明期なので、手製レベルのミックステープが多く、それこそ、今回紹介するG.O.Gさんのテープと同じような市販のテープにコピーしたものが多かったですね・・・
 ただ、まだ音楽として広がりがなかった分、日本語ラップのラッパー達はある意味で友達感覚で参加してくれ、フリースタイルやシャウトアウトが普通に入ってて、前述した「日本語ラップの熱さ」を上手くミックステープの中に収めていたかと思います・・・

 そう、今回、なぜこの作品を紹介するのかというと、これらの背景が上手く重なりあい、奇跡と言えるぐらい「日本語ラップの熱さ」を収録しているからになります!

 以下で詳しく紹介をしましょう・・・なお、ジャケのGZA使いからして熱すぎます!!


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 まず、選曲的には、94年~96年ぐらいの日本語ラップを選曲しており、クラシック満載で聞いているだけでヤラれます・・・

 それこそ、イントロの後は「大神 / 大怪我」を2枚使いを交えてカッコよくプレイし、ド頭からヤラれます・・・
 他にも「MURO / Two Night」といったMURO~Microphone Pager関連の楽曲、King GiddraとSoul Screamを迎えたポッセカットである「Rhymester / 口から出まかせ」、さらに当時はアップカマーだったラッパーの楽曲を集めたコンピ続・悪名より人気な「G.K.Maryan / 俺の言い分」など、当時の人気な曲を上手く選曲しています!

 いやいや、この辺の曲は聞いているだけで熱くなりますね!

 私自身、ちょうど日本語ラップが好きになり、いろいろな曲を追っているうちに知り合った曲が多く、やっぱりグッときますね(^0^)
 なんでしょう、何も考えなくても、自然とラップができるというのでしょうか、血と肉になっている曲が多く、聞いているだけでノリノリになりますね~

 まあ、今となっては古臭さもあるのかもしれないですが、当時らしい「直球な日本語ラップ」が多く、それは今でも通じるカッコよさがあるのかな・・・
 G.O.Gさんんいついては、その辺のカッコよさを見抜いて、ストリートのヘッズが好む楽曲を上手く選曲している点は秀逸だな~と思います。

 そして、G.O.Gさんは、その選曲の的確さもありながら2枚使いが最高で、選曲した楽曲を素敵に盛り上げます!!

 特に「言葉」を意識した2枚使いやトリックがあり、ワザと間を作る2枚使いなど、かなり上手いですね・・・
 細かいですが、大怪我であれば、Nippsの「♪Illmatic Buddha Style ! 川俣・・・」のラインだと、スクラッチなしで、やや間を作りながら「♪Illmatic Buddha Style ! 」を繰り返し、なかなか「♪川俣・・・」に進ませない焦らし感が上手いっすね!

 高校生ぐらいにコレを聞いたら、絶対に影響されるだろうな~という上手さで、日本語ラップの良さを引き出す2枚使いになっていたかと思います・・・




 ただ、この作品が凄いのは、上の音源かもしれないです・・・久しぶりに音源をアップしてみました・・・

 この作品では、異様なまでに人気ラッパーの「シャウトアウト」が入っており、これが腰を抜かす内容になっています!!

 もう、とにかくお聞きください・・・カッコよすぎます!!

 シャウトアウトとしてはHab、Twigy、Macka-Chin、Zeebra、Gore-Tex、UZI、You The Rock、King Giddra、MUROといった錚々たるメンツで、これは驚異的です・・・

 当時のミックステープを考えると、フリースタイルやシャウトアウトが入っていることが多いのは確かですが、ここまで多く、そしてここまで豪華なメンツなのには感涙で、ほんと、日本語ラップの熱さをさらに増幅させており、最高です!!
 これは恥ずかしい話ですが、あまりにこういったシャウトが多かったので、A面最後に選曲されたフリースタイル曲(Rino、Gama、パト、GK参加)である「Microphone Pager / Room#160」が、このテープのために録られたフリースタイルと勘違いするほど、テープ全体を熱くさせています・・・

 なぜ、ここまでのシャウトアウトが入っているのかは、私には分かりませんが、予測できる範囲だと、やっぱり製作者の「G.O.G」さんが、当時の日本語ラップ関係者とかなり近い位置にいたことが大きいかな~と思います。 

 下のNoticeでも書きますが、関係者でないと入手できないレコード(インスト)を使ってたり、そもそも、プレス数が少ないレコードを2枚持ってたりしてるので、やっぱり近い位置にいたのだと思います。
 特に、イメージ的にはMUROさん~Pagerの楽曲が多く選曲されていることから、MUROさん~KODP周辺におられたのかな~とも読み取れます・・・Macka-ChinとGore-Texが入っている時点でも読み取れ、もしかしたらStill Diggin'に近いお方だったのかな??

 また、シャウトの内容も、全く見知らぬ存在ではなく、そのラッパーと「友達~後輩/先輩」な匂いがしたシャウトでイイですね・・・どれもクラブ等で直録りな音質ですが、逆にそれがリアリティーがあり、大変素敵です・・・
 もー、ユーさんのシャウトとか最高でしょ・・・やっぱり、この時期だからこそな内容で、友達、いや「共闘していた仲間」だからこそ録れたシャウトで、最高すぎます!!



 もうちょっと深く書けるかな~と思ったら、紹介はここまでです・・・

 ただ、聞いた限りでは、冒頭でも書いた生粋の「裏・Ill Vibes」であることは間違えなく、まさに「マジヤバ」な作品です!!

 90年代中頃の手刷り作品であることを考えると、相当入手は難しいかと思いますが、当時の「熱い空気」を奇跡的に取り込んだミックステープはプライスレスです!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ G.O.G 「Liquid Sounds」
Genre : 日本語ラップ・・・
Release : 1996年ごろ
Lebel : No Lebel No Number


Notice : 関係者筋と思われる選曲

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 日本語ラップマニアしか反応しない情報ですが、気づいたので入れておきますね~

 選曲を聞いてると、一般的なリスナーが買えない、つまり「関係者のみのプロモ盤」のレコードを使用している選曲があります・・・

 たとえば、B面冒頭のYouさんのシャウトでは1st Albumの「Hip Hop Boogie」のインストを使用していますね・・・おそらく「この」レコードになるかと思います。
 さらに、同じB面では、シングルカットされず、アルバムオンリーの曲として「Soul Scream / 追われてる」を選曲してて、考えうるのは「この」プロモLPからのプレイになりますかね・・・

 また、これは断定ができないのですが、割とバリバリ2枚使いモードでDJプレイをしているのに、突然ノー・トリックでフェードインしてくる曲もあります・・・内容的にはその曲なのですが、もしかしたらデモテープからのプレイかも??
 特に、曲名が微妙に間違っている曲(例:PagerのRoom#160がRoom#5になっている)ほど、こういったフェードインDJミックスをしてるので、世間に出回る前の曲を、友達ラインで入手できた・・・という妄想も膨らみます(^0^)

 なお、例示したレコは持ってないので、それらが収録されたアルバムのプロモ用テープで紹介です・・・うふふ、ジャケがカッコイイですね~


Notice : このテープの発見者

 このテープについては、私自身は数か月前にやっと入手できた一本です・・・ただ、前から存在は知っていたテープになり、結構探してたテープになります。
 実は、われらの下北ユニオンのN村先生に教えていただいた1本で、あまりのカッコよさに、このテープを教えてもらった時に「売ってよ」とお願いしたけど断られた(笑)テープで、執念で探しましたよ~
 なお、割とゴツい日本語ラップ系のテープが出るテープセールにおいて、このテープを店頭BGMにするというイルな好対応(笑)をされていましたね・・・うふふ、N村さん、病んでますね(笑)





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<独り言>

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 この写真を見て「遂にデビューですね!」と思ってくださると嬉しいです(^^;)

 え~、私という人間は、レコードとかテープは常に物欲マックスなのですが、それ以外のモノはそんなにコダワリがなく、物欲も実は少ない方だと思います・・・そのため、あまり物を買い替えるといことが少ないようです。

 ただ、なぜか夏を過ぎたころから、バタバタと日常的に使ってたモノが壊れたり、調子が悪くなりはじめ、必要に迫られて物欲を拡大し、いろいろと新しいものに変えている状況です・・・

 それこそ、自宅で使ってるノートPCやデジカメ、仕事で履いている革靴やベルトなど、ほぼ同時期に具合が悪くなってしまい、面倒だけど変えざるを得ないので、お店に出かけて新しいのを購入していました・・・
 特に、PCとデジカメは、このブログで使うので生命線な道具ですね・・・やっと、初期設定は終わり、なんとか動かせる状況になりましたが、以前の状況と勝手がちがうので、暫くは苦労をしそうですね~

 んで、こういった物欲の流れがあったので、遂に導入した「モノ」があります・・・

 そう、写真の「眼鏡」です・・・(^^;)

 私自身、実は目は良いほうで、今でも両目が0.7ぐらいあるのですが、ここ最近、仕事やプライベートで本を読むときやPC作業をしてる時、急に見えづらくなることがあるんですよね・・・
 特に、体や目が疲れているときに、すごい小さい字を読むのがしんどくて、眉間にしわを寄せて、目に力をいれて読んでいます・・・仕事で必死に書類を作っている時、同僚から「般若ですよ(笑)」と言われるぐらい、必死な形相になっているようです(^^;)

 なので、こういう物欲の流れもあるので、初めて眼鏡屋さんに行って、お店の方に相談しながら購入してみました・・・

 結果的には、近いものが見づらいので、近いものにピントが合うような設定にしてもらい、ボチボチは見やすくなりましたかね・・・まあ、ぶっちゃければ「老眼鏡」ですかね(^^;)
 う~ん、もうちょいで正式なアラフォーになりますが、だんだんと自分の体も変わってきているのだから、しょうがないのかな・・・とほほ・・・

 なお、眼鏡って、眼鏡屋さんで買うだけかと思ったら、本気に合うのを選ぶのであれば、眼医者さんに行って診察を受けた方がいいんですってね・・・買った後、眼鏡の同僚に報告したら、なんで眼科に行かないんだ!と怒られました(^^;)







DJ Taki-Shit 「Return of the Soul Flower -Jjapanese R&B Special」
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 いやいや、暑いっすね・・・先週も同じ書き出しですが、暑いんだから仕方がないですね(^^;)

 ブログ的には、涼しいミックステープを聞こうと思いつつ、暑くて思考能力が低下しているのか、自宅掘りであまり良いのが引き当てる(?)ことが出来ず、今週は作品選びに難航しました・・・
 だいたい、月曜の朝とかに、今週紹介する作品を決めるのですが、起きた時点で頭が蒸しあがってて、適当に選んだ作品にキレがなく、困っていました・・・

 ただ、嬉しい夏のお中元があり、そこから思いついてのコレを紹介です・・・

 うん、夏の暑さが和らぎつつも、やっぱり「日本語R&Bっていいな!」と思わせた作品でした!!


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 今週は、探すとミックステープでは全然ないジャンルである「日本語R&B」を選曲した好作品を紹介します!

 まず、日本語R&Bについては、私自身は世代的にはドストライクで、盛り上がり始めた97年ぐらいからオンタイムで追っていて、今でも好きなジャンルになります・・・
 
 ここ最近は、日本のPopsの再評価だったり、City Pop人気の流れからか、日本語R&Bについても少しづつ再評価されている流れがあり・・・ああ、やっぱり「イイ曲は残るんだな~」と思ったりもします。
 ただ、当時は沢山の曲がリリースされていたため、当時は良さが分かりづらかった部分もあり、20年ぐらい経過した、今こそ、フラットな視点で曲を楽しめるようにも思っています・・・結構、探すとイイ曲が多いですね(^0^)

 なお、日本語R&Bについては、以下の記事で詳しく書いたことがあるので、ご参照ください~

 DJ Hasebe 「adore - the only one for me」


 そして、そんな日本語R&Bですが、ミックステープの題材となると、なぜかあまり作られてなく、当時の人気からすると、意外とミックステープを活用していなかったようにも思えます??

 もちろん、HipHopと同じ流れで動いていたことから、HipHop系のミックステープに日本語R&Bが入っていることは多く、そこから良さは十分に伝わっていたのですが・・・なぜか「日本語R&Bだけ」のテープは少ないです・・・
 考えてみると、時期的にアナログマーケットよりもCDマーケットを基準にセールスを行っていたからか、アナログはあるけどミックスは作らなかった・・・そんな背景があるのかな~と思います・・・


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 そのような背景がある中、なんと、意外な方が日本語R&Bだけのミックステープを出されていました・・・

 その方とは、あの「DJ Taki-Shit」さんです!

 Takiさんと言えば、もはや伝説のHipHopコンビである「シーモネーター&DJ TAKI-SHIT」のDJを務められてた方ですね・・・あの「SEAMO」さんの前身グループになり、このテープ自体、その時代に作られたと思われる作品です。
 どうしても、当時の日本語ラップファンからすると、シーモ氏の股間天狗スタイル(笑)だったり、メジャーに行ったら突然セル●ウト的なスタイルになったり、割と異端な存在で、Takiさん自体もそのような評価があったかと思います。

 ただ、Takiさんはかなりの腕前の持ち主で、かつ、音楽的にも優れた方だと思っています!

 以前、Takiさんのテープを紹介した際にも書きましたが、音楽に対しては凄く真面目なお方で、そのスタンスは今でも続いているようです・・・

 その真面目さは、Takiさんが作ったミックステープにも現れ、私としては「名前を見たら絶対に買うDJ」になり、おかげ様でリリースしたテープは大体揃ったようです・・・
 内容面の話をすると、選曲の幅が広さが大きく、HipHopをベースとしつつも、様々な音楽を選曲してたり、流れのあるグルーブが作れたり・・・かなり上手いと思います!

 そんなTakiさんが「日本語R&B」ですよ・・・悪い訳がないですね!

 なぜ、このテープをリリースしたかは謎ですが、リリースは1998年~99年ごろと思われ、日本語R&Bが熱くなってた時代です・・・
 シーモと活動をしていた時期ではありますが、クラブDJもしていたので、後者の流れで作った(イベント配布とか?)のかな~とも思いましたが、とにかく内容が良く最高でした!


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 では、作品紹介です~

 この作品では、日本語R&Bに焦点を当てた選曲になり、当時のヒット曲、あまり知られなかった曲などを、Takiさんの視点で上手く選曲しており、結構聴ける作品になっております。

 まず、選曲ですが・・・懐かしさもありながら、素敵な曲を多く選曲していますね!

 それこそ、日本語R&Bの口火を切った曲とも言える「Sugar Soul / 今すぐ欲しい」「Double / Bed」などのヒット曲をしっかりと選曲しており、グッときます・・・
 考えてみると、両方ともS●Xソングではありますが、イイ曲ですね・・・特にDoubleの歌メロの美しさといったら、最高だな~

 そして、その一方で、あまり知られていな曲も多く選曲してて、これにはヤラれました・・・

 例えば、歌メロが素晴らしい「露崎春女 / Believe Yourself」や、フィリー感のある感じが良い「Misia / Key Of Life」など、そのレコは知っていたけど、当時は手を出さなかった曲を多く選んでおり、これが素敵でした・・・
 恥ずかしながら、この2曲は、今でもレコ屋で安く出てることを何となく覚えていたので、週末ディグで揃えましたが・・・いやいや、こういった知らない曲の良さを引き出すのも上手いですね!


 そして、DJミックス面については、A面はHipHopっぽいグルーブ、B面はHouseっぽいグルーブでまとめられていて、このバランス感も上手いな~と思いました。

 A面では、「Sugar Soul / 今すぐ欲しい」「Double / Bed」などを選曲しつつ、それらをHipHopライクにDJミックスしてて、これらの曲がもつHipHopなグルーブを上手く演出していますね。
 DoubleではMummy-D氏のリミックスを使い、場所によっては2枚使いを入れる・・・Sugar Soulでは、後発のミックス(adore収録)からオリジナルの12inchミックスに繋ぐなど、要所要所でHipHopらしい仕掛けが入れてあり、上手くHip Hop的なグルーブを盛り上げています。

 そして、B面では、4つ打ちのグルーブ、つまりHouseっぽいグルーブを大事にしてて、「Misia / Key Of Life」なんかをピークに見据えたストーリーも見え、かなり心が躍るDJミックスになっています!
 徐々にグルーブを高めていき、後半は4つ打ちのグルーブで引っ張ることで、元曲のダンサンブルなグルーブを上手く強調してて、選んだ曲が上手く光っています・・・恥ずかしながら、このミックスを聞いて、当時、ピンとこなかったMisiaの曲が「カッコいい」と思ってしまいました(^0^)



 そんなわけで、選曲もDJミックスも大変よく、日本語R&Bの良さを引き出した好作になっています!

 ただ、この作品、殆ど市場に現れたことがなく、本数は相当少ないものだと思います・・・気になる方は、頑張って探してみてね!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Taki-Shit 「Return of the Soul Flower -Jjapanese R&B Special」
Genre : 日本語R&B、J-Pop
Release : 1998~99年ぐらい
Lebel : No Lebel No Number






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<独り言>

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 いつもお世話になっている「DJ Yoshifumi」さんから、新作のミックスCDを頂き、今週はコレにヤラれ、日本語R&Bのミックス作品を紹介しました!

 今回、Yoshifumiさんの新作では日本語R&Bを題材にしたミックスや、その流れからか日本語Reggaeの作品などがあり、毎度の選曲の上手さにヤラれてしまいました・・・

 日本語R&Bについては、R&BライクなJ-Popを上手く混ぜたりし、全然知らない曲もあるけど、各曲の光らせ方が最高で、やっぱり上手いですね(^0^)
 ほんと、これを聞いて「日本語R&Bっていいな~」と思ってしまい、週中でミニブームが発生してしまい、作品紹介をTakiさんのに入れ替えてしまいました!

 また、日本語Reggaeについては、R&B目線での選曲がフレッシュで、かなり聴きやすく、これも最高でした・・・Reggae畑では沢山ありますが、R&B目線で作られたミックス作品ってあまりなく、これもフレッシュでした!

 なお、今回の作品、お店の流通はないようで、Yoshifumiさんのインスタで直接アクセスすれば手に入るそうですよ・・・

 Yoshifumiさん、嬉しいお中元を頂き、ありがとうございます!!





DJ Ryow 「The Mix Tape Volume#1 - Back To The Classic Cuts」
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 え~、今週も仕事三昧な1週間で、今日も会議仕事で休日出勤・・・勤労に励んでおります(^^;)

 ただ、次回の会議が12月中盤の土日になり、心の中で「ユニオンのゴツいセールと被らないように・・・」と祈る私がいました(^^;)

 う~ん、もう12月のことを考えないといけないんですね・・・ちょうど、ユニオンの年末に向けた買い取りリストが出始めたので、そんな時期なんですよね~
 
 そんなわけで、独り言に若干連動した作品の紹介です~


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 今回は、名古屋を代表するDJProducerである「DJ Ryow」さんによる日本語ラップ・ミックスを紹介しますね~

 まず、Ryowさんですが、日本のHipHopシーンにおいて、しっかりと「ストリート」を守っているDJ/Producerかも知れません。

 Ryowさんは、90年代後半ぐらいから活動をしているお方で、故Tokona-Xなどが参加していたHipHopクルー「Ballers」のメンバーであり、名古屋にHipHopを根づかした一人だと思います。

 日本語ラップの話になると、正直、門外漢なので明確に書けないですが、名古屋らしいHipHopというんでしょうか、とにかく「アブナイ」感じを表現しつつ、誰でも聞けるような分かりやすさを両立してて・・・それは、日々のDJだったり、Produce活動に生かされているのかな~と思います。
 後でも紹介しますが、私としては「でっかい車で鳴らしてもカッコイイHipHop」をしっかりと作れるお方ですね・・・決して軟派にならず、一筋が通っているけど、どこか聞きやすさがあるな~と思っています。

 なお、現在のRyowさんは、自身のレーベル(DREAM TEAM MUSIC)を立ち上げ、楽曲のリリース活動が活発です・・・こういう馬力のある方は頼もしいですね(^0^)
 また、余談ですが、「DJ Ryow」というお名前だと、「DJ Ryow aka Smooth Current」さんと名前が被っていましたね・・・東京にいると、どうしても後者の方が馴染みがありましたが、気づいたら名古屋のRyowさんの方が「DJ Ryow」を獲ったような気がします??


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 んで、ミックス作品については、かなり多作なお方で、今でも現役バリバリです!

 ミックステープ全盛の00年代初期の頃より作り始め、常にストリートに「ストリートの音楽」を配っており、Ryowさんの大きな武器になっているかと思います。

 基本的には新譜ミックス的な作品が多いのですが、ストリート感を意識した内容になっており、当時の名古屋では人気があったと聞いています。

 以前、やはり名古屋のHipHopシーンを支えたG系ミックステープ・レーベル「Drug Funk」の紹介でも話をしましたが、名古屋は「車」が重要で、そこでカッコよく聞こえるミックス作品が重要なんだと思います・・・

 これも、うまく説明が出来ないのですが、夜の街を流す際に最良のBGMになることが重要で・・・Ryowさんの作品は、そういったヘッズからの需要にうまく応えていたようです。

 テープ時代の作品「Next Generations」であれば、やっぱり新譜ミックスなので、そこまでは面白くないのですが、深く聞くと独特のグルーブが中毒的で、結構良いですね~
 なお、テープ時代の作品は、割と名古屋勢のフリースタイルが入ってて、当然ながらTokonaのも多く入っており、一部の日本語ラップマニアが探していますね・・・ただ、名古屋以外だと結構手に入りづらく、私も全部は持ってないです・・・

 そんなわけで、作品の紹介です~


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 まず、今回の作品は「日本語ラップ」のミックス作品になり、Ryowさんの活動とリンクした作品になっています。

 リリースについては、前述したRyowさんのレーベルの立ち上げ第1段の作品として2015年にCDリリースした作品になります。

 今回はテープ版で紹介をしますが、テープは限定100本でリリースされ、私もすぐには買えず、結構探して中古で買いました・・・ナンバリングもあり、私は「098/100」ですね~
 まあ、この「Tape Kingzジャケ×日本語ラップ×DJ Ryowさん」なら外れなしですよ・・・予想通りな作品です(^0^)

 では、作品の紹介です・・・

 まず、選曲ですが、もう「Tokona-X」への愛、そして「名古屋」への愛が伝わる、最高の選曲です!!

 出だしから、あの「さんぴんキャンプ」のサントラに収録されたインスト曲「DJ Hazu / Ball」からスタートし、いきなりの「Illmariachi」メドレーです・・・もう、この時点でヤラれますね!
 マニアックな話ですが、さんぴんにはTokonaもIllmariachiとして出演したのですが、さんぴんのVHSには未収録だったこともあり、名古屋が東京のHipHopを恨んでいたことも踏まえると、Ballからのメドレーにはグッときますね・・・

 また、Tokona~名古屋系の曲は多く収録され、Tokonaの唯一のソロ作からは、契約金で購入した大型車「Hammer H2」を歌った「Tokona-X / H2」や、名古屋関連のコンピ「Show Must Go On」から、Tokonaの「Tokona-X / C'mon At My Hood」などを選曲しています。
 それも、DJ Ryowさんの新Remixを施しての選曲です・・・この作品では、かなりの曲がRyowさんのRemixになっており、どれもカッコイイ曲になっています!

 そして、名古屋一色になると、他の地区の人には聞きづらい(?)のか、中盤では日本語ラップクラシックメドレー(証言からの発電所!)や、名古屋と相性の良いオジロのMacchoの「Ozrosaurus / Area Area」などをプレイし、これもよい選曲ですね!
 特に、Ryowさんが素敵だな~と思うのが「関連曲のまとめ方」で、このArea Areaの前後であれば、Macchoがfeatされた曲などを上手く挟みこみ、ここであればMacchoが光るように選曲しているのが上手いな~と思いました。


 そして、この選曲を通して、全体をみると、やっぱり「車でカッコよく聞く」ミックスになっており、大変素晴らしいです・・・

 今回、最初は通勤時にヘッドフォンで聞いてたら、あまりシックリこなく、家でラジカセで聞いてたらやっと分かってきた部分があります・・・上手く説明が出来ないのですが、車の中などの「音に包まれる」ことでカッコよさが発揮できる作品づくりになっていると思いました。
 それは、音質的な部分(ローが強いとか)もありますが、聞いていて「バウンス」する感じというんでしょうか・・・気づいたらハンドルを握りながら、首は振っている感じですかね?

 そして、その上で、やっぱり「Tokona-X」に捧げられた内容になっているんですよね・・・

 その点を一番強く感じたのが、最後に選曲された「Tokona-X feat Maccho / Where's My Hood At ?」になるかと思います。

 いわゆる「自分史」をラップした名曲で、Tokonaの名曲の一つでしょう・・・

 Ryowさんは、この曲を哀愁を帯びたRemix(制作はCeloryさん)にし、ミックスの最後にプレイすることで、その哀愁さを如実に表しており、最高です・・・

 もう、褒めますよ・・・夜遅く、家に帰る際、もうちょっとでこの曲がプレイされるので、久しぶりに「この曲」を聞きたいがために遠回りしましたよ・・・
 そして、夜空を見ながらこの曲を聴き、ちょっと泣いてしまいました・・・それは、曲の良さもそうですが、Ryowさんの「Tokonaへの愛」が感じられたのが大きいです・・・



 最後は上手くまとまりきらなかったですね・・・

 CDでも買える作品ですが、このジャケなら「テープ」が最良でしょう・・・
 天国にいるTokonaも、きっと自慢のH2に乗りながら聞いてるでしょうね・・・

 興味がある方は聞いてみてね~



<Release Date>
Artists / Title : DJ Ryow 「The Mix Tape Volume#1 - Back To The Classic Cuts」
Genre : 日本語ラップ・・・
Release : 2015年11月
Lebel : Dream Team Music VCCD-2004



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<独り言>

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 今週は「独り言」を楽しみにされてた方が多いかな?

 ガッツリと掘ってきましたので報告です~

 今週末である10月14日(土)は、先週報告をしました「Cassette Store Day」が開催され、私はテープ放出を狙い、奔走をしていました・・・
 まあ、いつもの釣果報告とそんなには変わりませんが、テープ馬鹿が喜ぶ「1年に1度のお祭り」なんです・・・もう、今週はウキウキしまくりで、30半ばのオッサンが遠足前の幼稚園児になっていました(^^;)

 んなわけで、今年もですが、我らのN村さん擁するユニオンの下北沢クラブ店でテープ放出セールがあり・・・小雨の降る中、朝の9時には待機していました(^^;)

 まず、今年は、正直、そこまでテープの放出セールを行う所がなく、必然的に下北からになりました・・・ただ、マニアなら分かるヤバい感じがしてて、凄い楽しみにしていました・・・
 結果的には、整理券は3名で、昨年の鬼セール程ではなかったですが、整理券なし組も結構いて、開戦直後は嬉しい鉄火場状態・・・もー、いつもの鬼バイブスを振り撒きながら、欲しいのは全部回収しました(^0^)

 んで、その後は吉祥寺→渋谷→新宿と周り、結構な量が掘れました・・・

 結果は以下の通りです・・・


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 今回は30本越えの大収穫・・・嬉しい限りです!!

 下北はミックステープが中心、その他のお店では和物ミュージックテープが中心で、結構掘れましたね~

 まあ、昔からブログを見てる方なら、この位の量は驚かないかもしれないですが、①実はここ最近テープの出物が極端に減ってきてる、②私自身が持っているテープが多いので、持っていないテープを探すのが大変・・・な状況なので、本数がしっかりと買えることは凄い貴重なことだと思っています。


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 そんな背景がある中で、ユニオンの下北クラブ店さんには頭が上がりません・・・

 お店に行ってN村さんと与太話をしてると、テープという存在はそこまで入荷がないので、最近はセールを組むのが難しいみたいで・・・そんな中でも、しっかりと本数を用意してくれたことは素直に嬉しいです。
 
 釣果から紹介をすると、割とスルーをしていた日本語ラップアドバンスであれば、ここ半年でYouさんのアルバムにおいて2ndと3rdのアドバンスが買えたことから、必然的に欲しくなった1stのアドバンス・・・タイミングを含め、こういうのを出してくるのが嬉しいです!
 また、やけにKing 3LDKさんのテープが多く、何本か初見のがあり、それは必死に回収をしたら、写真の白いやつは和物で即死・・・こういった「私を驚かせる」のを出してくるのにも頭が上がりません!

 そして、中古品の放出だけでなく「新作」も嬉しいですね~

 昨年に引き続きKocoさんのテープ新作を企画(まさかの1日で予約終了!)したり、DJ Kiyoさんの名作「Unstoppable」をリコンストラクトした話題作「DJ Krutch / N-Unstoppble」を下北限定でテープを出したりしてて・・・もう、テープ馬鹿のツボを突きまくりです(^0^)
 なお、この流れで書くと蛇足になりますが、今回、なぜRyowさんのテープを出したかというと、Kocoさんの新作もTape Kingzジャケなので、その繋がりで紹介をしました・・・



 んで、後の細かい話は、以下でポイントを絞って書きますね・・・

 結果的に、帰りの祝杯が大変美味く、おかげで翌朝は二日酔い・・・でも、ちゃんと仕事はこなせたのは「テープで1日を過ごせた」昨日があったからですかね?
 
 ユニオン的には年末が見えてきたので、家のタンスにテープが眠っている方は、是非、お近くのユニオンさんに相談してみてね・・・テープ文化を保つためにも、よろしくお願いします!!



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<Cassette Store Day あれこれ>

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【Disk Union 下北沢クラブ店】

 今回、9時から待っていましたが、面白い出会いがありました。
 私が待ち始めたすぐ直後、スーツ姿の方が来られ、その方と色々と面白い話が出来ました。
 その方は、なんと「初音ミク」のコレクターさんで、朝まで上司と飲んでて、今年のCassette Store Dayで限定で出る初音ミクのテープがどうしても欲しく、徹夜で来てしまったそうです!

 結果的には、下北でお目当てのテープが出ないことが分かり、N村さん達と調べ、的確なユニオンのお店を紹介しましたが・・・なんか、初音ミクの素晴らしさを熱く教えてくれ、嬉しい出会いでしたね~

 私の表現でいくと、音楽を作る観点では、初音ミクは実はオールドスクールな存在らしく、そこまで凝ったモノではなく、作り手側のアイデアと愛があると輝く存在のようです・・・そう、我々の世界であれば、どんなに機材が進化してもSP1200でインピーチをループさせた音(グルーブ?)には敵わない、みたいな感じのようです。
 また、そのコレクターの方が超熱く、地方遠征はさることながら、海外遠征(!)もしているそうで、グッときましたね・・・やっぱり「情熱」は、ジャンルは違えど、共通するんですね(^0^)

 なんか、Cassette Store Dayにおいて、ミク嬢がメインキャラクターになっていたのは不本意だと思っていましたが、こうやって熱い方とリンクが出来たのは嬉しいです・・・不本意と思っていたことは撤回しますね(^^;)


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【Coconuts Disk 吉祥寺店】

 下北と並び、Cassette Store Dayの特別セールを実施したのがココナッツの吉祥寺店で、正直、これも朝から並びたかったセールでした。
 吉祥寺は、なんと「オザケ●」に特化したセールで、とんでもなくゴツい出物が多かったです・・・中にはDJミックス的なものもあり、それを狙いたく、あまり口外せずにいました(^^;)

 んで、下北の後、急いで吉祥寺に向かい、開店後しばらく経った頃に到着しました・・・結果は、ゴツいのは全部抜かれていました(^^;)

 店員さんのお話だと、当然ながら開店前から並んでて、オープン時には鉄火だったようです・・・値段的には、私としては全然高くない値段(樋口ぐらい)が中心で、普通に並んだら、百戦錬磨な私なら勝てたかもしれないけど、オザファンの根性には勝てないかもしれないですね~
 なお、そのあと、店内を普通にサクサクしてたら、妙齢の女性が来られ、店員さんにオザテープのことを聞いて、なくなったことにひどい落胆をしててました・・・久しぶりに「背中が泣いている」人を見たので、それも衝撃でしたね~
 

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【無印良品 吉祥寺店】

 Cassette Store Dayとは一切関係ない無印ですが、ここ最近、実は何店舗も足を運んでいました。
 なぜなら、愛用しているテープ保管ケース「PPキャリーボックス」が突然店頭から消え、ほとんどのお店で売ってないからです・・・
 どうやら、この商品、一度生産をしたら在庫が無くなるまで再生産をしない傾向にあるようで、1年前にも愚痴っていました・・・つまり、再生産を待つか、在庫がある店を探すかのどちらかになります。

 そんなわけで、Cassette Store Dayだからでしょう、ココナッツの帰り、吉祥寺の丸井の上にある無印に行ったら在庫があります・・・きっと、テープの神様からのプレゼントなんでしょうね(^^;)
 なお、1年前も吉祥寺で発見したので、なんか縁があるのかな・・・ただ、4つも買うと意外と重く、そのまま更にテープ堀りの旅が続いたので「苦行」も含まれたプレゼントでした(笑)


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【Disk Union 吉祥寺店】

 ユニオンも、お店によってはしっかりとCassette Store Dayの新作テープをプッシュしてて、吉祥寺は入口の目立つところに陳列していましたね~
 ただ、不思議なもので、こういう時に普通の陳列棚に行くと、欲しかったテープと遭遇するものです・・・
 だれも知らないでしょうが「Beat Diver」というドマイナーなテープシリーズがあり、その抜け番が欲しかったところで、なぜか売りに出ています・・・もう、こういう出会いを求めるために苦行をしているわけです(^0^)
 おかげさまで、たぶんBeat Diverは揃った(といっても1~5)かな・・・穴埋めができるのは、素直に嬉しいです!


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【HMV 渋谷店】

 Cassette Store Dayを前向きに対応しているのはHMVで、各店舗で色々と展開していましたね~
 中でも渋谷は、昨年同様、Quietstormさんが持っているビンテージ・ウオークマンを紹介してて、カッコよすぎです!

 なお、HMVに関しては、いい意味で「お店と私の感覚がずれてて」、セールで出した中古品よりも、100円で投げているテープの方が熱かったです・・・最近、集め始めている和物映画のOSTテープにおいて「スケバン刑事」が買えたのには感涙です(^^;)


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【Manhattan Records】

 こちらも昨年と同様で、さりげなくテープ再生機を出しているMですが、今年は「Riddim Vox」がご降臨でした・・・いや~、カッコいいですね!!
 これは、Panasonic製のラジカセ、というかスピーカーで、ある意味でショックウェーブの血を引いたタフネスなラジカセになります・・・ただ、カッコいいけど、かなりサイズが大きく、置き場所に困るラジカセですかね(^^;)

 なお、近いネタだと、こういったラジカセも積極的に買い取ってる渋谷のユニオンが「ラジカセ関係の買い取り表」を更新しましたね・・・今回の更新、若干、私の影響がありそうな感じで、少し嬉しいです(^0^)





King Giddra 「空からの力」
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 え~、今週は写真を見れば一目瞭然ですね・・・言わずと知れた日本語ラップクラシックです!!


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 今回は、日本語ラップのクラシックアルバムとして語られるKing Giddraの1stアルバムのテープ版を紹介します!

 まず、なぜ、このテープを紹介することになったかというと、先週、大好きなソニーのラジカセを中古でゲットし、その試運転がてら、このラジカセに合いそうなHipHopのテープを聴いてたら、このギドラのテープアルバムが目にとまり、聴いてみたら最高だったんですね・・・
 時期的にも、今回紹介するような日本語ラップのテープアルバムが評価されつつある(参考:渋谷ユニオンの買取表)ので、ちょうどイイ時期かな~と思い、紹介することになりました・・・

 ただ、今回の紹介も、きっと「テープの神様」が導いてくれた作品だったようです・・・

 先に脱線話になりますが、この作品のジャケットにおいて、右側のZeebraさんはじつはラジカセを抱えていて、そのラジカセが、私が先週末に購入した「SONY CFS-905」だったことが判明しました!

 今回、この作品のことを調べてたら、上記のようなアウトテイク写真を見つけ、それでジブさんがラジカセを抱えてて、それがソニーのだったことが分かりました・・・そりゃー、このラジカセでギドラを聴いたら最高だった訳ですね!!
 まあ、そもそもジブさんがラジカセを抱えていたことも衝撃的な事実ですが、このことを知り、グッとこの作品に親近感が湧いたことは言うまでもありません・・・うん、テープの神様はハズしが無いですね(^0^)

 なお、この作品のジャケは、日本武道館のある九段下の「北の丸公園」で撮影したらしいですね・・・いつ見てもカッコいいな~


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 そして、話を本題に戻しましょう・・・

 今回の作品は、CDやLPを中心に発売された日本語ラップの「アルバム作品」の「テープ版」になります。

 US系のラップアルバムであれば、テープ版はかなりポピュラーな存在で、このブログでもたまに紹介していますね・・・アメリカでは、車で聴く文化等があり、テープが珍重されていたことを踏まえ、どんな作品でも、探せばテープ版が「必ずある」ような状況です。

 そして、そこまで車文化が浸透していない日本でも、90年代中ごろより人気が爆発した日本語ラップでは、実はテープアルバムが一部の作品ではリリースされていました。
 
 その中で、積極的にテープ版をリリースしてたのが、あの「P-Vine Records」になります!!

 P-Vine自体、日本語ラップブームを積極的に後押ししたレーベルで、今回紹介するKing Giddraを始め、ギドラクルーのT.A.K. The Rhymehead、Naked Artz、ラッパガリヤ等、色々な日本語ラップアーティストが所属し、多くのクラシック作品をリリースしていました。
 まあ、元々、ブラックミュージックが強いレーベルなので、HipHopに明るかった部分があったり、優秀なA&Rさん(故・佐藤将さん)がいて熱心に活動をされてたり・・・とにかく、日本語ラップを引っ張ったレーベルとして重要かと思います。

 そして、テープ版ですが、自社でリリースした日本語ラップやHipHop系の作品では、必ずと言っていいほどテープ版を出しており、テープマニアには「たまらん御馳走」になっています!

 私自身の全て揃えられていないですが、写真のような作品がテープでリリースされ、95年~00年ぐらいにかけて、断続的にリリースがあったようです。
 写真から紹介をすると、下段は日本語ラップのアルバム(シングル)作品、中段と上段は自社が持っている海外レーベルのライセンスを踏まえて作られたミックス作品等になり、型番ベースだと20本ぐらいあるので、かなり積極的にリリースしていたことが分かります。

 まあ、なぜテープ版をリリースしていたかになると、謎な部分は多いのですが、やっぱり、当時の「ミックステープ」文化を意識して作られたのかな~と思います。
 つまり、本当はCDかLPで売りたいところですが、HipHopという音楽を、リリースされた「アルバム作品」で楽しむのではなく、DJが作った「ミックステープ」で楽しんでいる層が多かったことを踏まえて、テープ版が作られたのだと思います??

 ではでは、やっと作品の紹介です!!


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 まず、この作品は1995年12月に発売されたアルバム作品の「テープ版」になります・・・発売のタイミングは、不明確な情報ですが、作品リリースの1年後である1996年12月になるようです。

 私自身、日本語ラップが好きだった高校生時代、このギドラの作品は当然ながら聴きこんだ作品で、当時はLPで聴いていましたね・・・

 多分、私と同世代の方なら「そうそう!」と思ってくださるかと思いますが、写真上のシングル12inch「見まわそう / 大掃除」がホント人気で・・・あの当時の殆どのDJがこの2曲をミックステープに収録していたので、それで好きになった方が多いかと思います!
 
 この点、凄い重要なことを含んでいるので、もう少し深く紹介をしたいと思います・・・

 94年~96年ぐらいの日本では、まだまだ日本語ラップは市民権を得てなく、むしろ情報が少なかったことから、無認識に「本場(US)以外のHipHopは認めない」みたいな空気感がありました・・・
 時期的には、DJブームが始まったばかりで、それこそ「カッコだけなDJ」が多く、DJプレイにおいて「日本語」が入るのは「カッコ悪い」と思っていた時期でした・・・私自身も高校生時代に同じような「丘DJ」を経験してて、やっぱり同じように思っていました。

 ただ、素人もプロも含め、色々な人のミックステープを聴いていると、徐々に日本語ラップを混ぜてプレイするDJが増えてきて、それで日本語ラップが好きになった方が多い・・・と思っています。

 私自身、正にそうで、DJを初めて間もない1996年初めころに、錦糸町のフリーマーケットでDJ風のお兄さんが販売していた自作のミックステープ(!)に、このギドラの2曲がプレイされてて、タイトな2枚使いでカッコよくプレイされてて、それでギドラのカッコよさを知った経過があります・・・

 そう、ここで重要なのが「ギドラの曲がカッコよかった」ことです!

 それは、ある意味で「USの曲と同等にカッコよい」ことを意味しており、普通にUSのHipHopの間に挟んでプレイしても違和感がない・・・いや、同じ土俵でプレイしても英語のラップに負けないカッコよさがあったと思います。
 それも、割と素人レベルのミックステープ(94年~96年ごろのDJブームの際は、実は相当重要なチャンネルだった!)で人気だったことで、ギドラの人気、いや、日本語ラップに火が付いた・・・そんな記憶があります。

 それこそ、この作品が秀でている点にも踏み込みますが、ラップの韻の踏み方や雰囲気、またトラック面でもDJに受けやすい構成になっているのが大きく・・・DJ的な視点になりますが、ここまで「2枚使いをしたらカッコいい日本語ラップ」はなかったです!
 ほんと、みんな、この12inchか、この前に出た赤盤(1stプレス)でガシガシと2枚使いしてましたね・・・この時期の日本語ラップをひも解くと、人間発電所や証言が横綱級だと思われがちですが、ミックステープで使われていたという点ではギドラの曲の方が重要だったと思います・・・

 私のブログでは、ミックステープの効果として「DJミックスすることでプレイされた曲が更に光る」と言う点をポリシーにして、作品紹介をしています・・・

 その意味では、この2曲こそ、まさにDJプレイによって光らされた曲で・・・そのDJのプレイがあったからこそ、ギドラの人気に繋がり、更に日本語ラップが人気になったのだと思います!!


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 かなり作品紹介からズレてしまいましたね・・・

 私個人を振り返っても、日本語ラップが好きになったのには、実は「ミックステープ」の存在が大きかったので、説明が熱くなってしまいました・・・

 そんなこんなで、私は日本語ラップが好きになり、色々な作品を掘る過程で、このアルバムもLPで購入し、聴きこみましたね~

 気付いたら、そのLPは手放してしまったようですが、CDではなく「レコード」という観点では、今回のギドラを始め、P-Vine系の作品はしっかりとした量をプレスしてて、入手しやすかったこともあり、P-Vine系の作品を聴いて日本語ラップを好きになった方は多かったかと思います。
 繰り返しますが、人間発電所や証言は、ほんと入手がしづらく、File系の作品(ライムスやペイジャー)ですら、そんなにはレコードはプレスしてなかったことから入手しづらく・・・結果として、DJというレベルではP-Vineのレコードにお世話になった方は相当多かったと思います?

 ただ、やっぱり、この作品で推したいのは「作品の良さ」だと思います!

 トラックの良さもさることながら、全体的に「ラップの良さ」が引き立った、いや、それまでの日本語ラップになかった「カッコよさ」が如実に光った作品で、ほんと皆が聴いていたと思います。

 特に、ジブさんもK-Dubさんも、気持ちよい韻の踏み方をしつつ、歌詞のストーリーが秀逸なのが光ってますよね・・・

 ストーリーという点だと、この作品に収録された「スター誕生」でのK-Dubさんの歌詞が素晴らしすぎるし、個人的には写真の12inchに収録されたKenseiさんのRemixの方が大好きな「行方不明」もヤバいですよね・・・

 今回、改めて「ミックステープ」という観点からこのテープアルバムを聴いたら、確実に韻をハメてくる気持ちよさと、ラップにストーリー性があるのでギドラの世界に入りやすく・・・気付いたら首を振りながら聴いていました!

 なんか、ラップのスキル面の良さももちろんですが、実は作品全体で「あの時代にしか作れない空気感」みたいのが敷かれてあり、それによって、何度聴いても飽きない「世界感=グルーブ」がある作品なんでしょうね・・・
 

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 作品紹介として、上手く表現できませんでしたが、このテープアルバムは確実に「ミックステープ」であり・・・テープで敢えて聴くことで、その作品の良さが更に光っています!

 なんでしょう、CDや、今であればデータで聴くと、1曲単位での聴き方になってしまい、作品全体を通して聴けない部分があるかと思います・・・その意味では、テープは「作品全体を通して聴くのには適したフォーマット」になります。
 そう、その作品がもつ「全体的な世界観」を知ろうと思ったらテープは最良のフォーマットなんですね・・・そして、その中で、しっかりと作品全体に流れやグルーブがあり、通して聴くことで「最高!」と思う作品こそ「ミックステープ」になります。

 うん、ギドラの1stは正に「永遠のBボーイ・アンセム」です・・・今後、オヤジになってもラジカセやショックウェーブでブリブリ鳴らしながら聴いていきたいと思います!!


 なお、このテープ自体は、残念ながら、作った方の思惑と異なり、そんなには売れておらず、記憶にある人は少ないかと思います・・・
 そのため、現在の市場では入手は難しい部類に入っており、ここ最近は相場が上がってきている印象があります・・・なので、興味がある方は、頑張って探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : King Giddra 「空からの力」
Genre : 日本語ラップ
Release : 1996年12月
Lebel : P-Vine Records PCT-002


Notice : P-Vine テープリスト

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 この辺も集めている方が多いかと思いますので、私が持っているテープで、P-Vineのテープリストを作ってみました・・・
 私自身、そこまで真剣に集めてなかったので、まだ穴が多く、もしかしたら、家掘りしたらもっと出てくるかもしれません??・・・なので、抜け番の情報があれば、教えてくださいね~

 なお、私見ですが、P-Vineのテープは異常にカビやすい性質にあります・・・今回、リスト作りでテープを引っ張り出したら、下記の7割はカビが発生してて、掃除が大変でした(--;)
 恐らく、プレスがシンガポー●なので、その辺のテープ質の悪さが原因なのかな~と思っています??

●P-Vineテープリスト
PCT-001 Naked Artz 「浸透」
PCT-002 King Giddra 「空からの力」
PCT-003 ラッパガリヤ 「ヤバスギルスキル PartⅡ」
PCT-004 T.A.K. The Rhymehead 「The Words」
PCT-005 DJ Kensei 「Old School Flava vol.2」
PCT-006
PCT-007 Lord Finesse ‎「Old School Flava!」
PCT-008 餓鬼レンジャー 「リップサービス」(※2)
PCT-009 The X-Ecutioners 「Japan X-Clusive」 
PCT-010 Biz Markie 「Biz Markie On The Turntable」
PCT-011
PCT-012 リブロ 「胎動」
PCT-013
PCT-014
PCT-015
PCT-016 D.I.T.C. 「In The Memory of Big L (オレンジ)」
PCT-017 D.I.T.C. 「In The Memory of Big L (ブルー)」
PCT-018 DJ Hazu 「Japan X-Clusive Ⅱ」
PCT-019 Biz Markie 「Biz Markie On The Turntable 2」

(※1)存在は知っているが、型番が分からないタイトル
King Giddra 「影」

(※2)所持はしてないが、型番は判明したタイトル
餓鬼レンジャー 「リップサービス」 → 否さん、いつ譲ってくれますか(笑)





Notice : ジブさんとテープについて

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 今回、本文には書きませんでしたが、P-Vineがテープを出していたのは、ギドラのメンバーである「Zeebra(ジブラ)」さんの存在が大きいのかな~と思っています。

 たまに書いていますが、ジブさんの「テープ好き」は有名で、それこそ、写真で紹介をしているジブさんの1stアルバム(The Rhyme Animal)や、その1stの未発表Reimxを収録したテープオンリーのノベルティーを作ったりしています。

 また、曲単位であれば、行方不明の歌詞で「♪ウーピーで買ったKissのカセット、レッド、アラート、チャックチルアウト・・・♪」とラップしているのが象徴的で、テープを通してHipHopを学んだ側面があるようですね・・・
 更に、数年前にあの「オタク in the Hood」で、ジブさんの事務所であるGrand Masterを取材した際(リンクの9:30辺りから)、自身のコレクションを披露してて・・・ああ、テープが好きなんだろうな~と思う姿が拝め、感涙です(^0^)

 きっと、こういった「テープ愛」があったので、P-Vineで出されている時に「テープも出しなよ!」と進言されたんじゃないのかな~と思っています・・・テープ好きに悪い人はいません(^0^)

 ↓↓↓

追記 2017年6月13日 00:10


 なんと、ジブさん本人からRTを頂きました!

 RTを頂いた内容からすると、ジブさんは「白」をお持ちだったようですね・・・思わず「シマウマ」なので「白」なんですね~とつぶやいてしまいました(^0^)
 考えてみれば、白が基本でありながら、他の部分はグレーなので、まさに「シマウマ」かも・・・うん、このラジカセの白は「Zeebraモデル」として確定です!!

 とにかく、ジブさんには感謝感謝です(^0^)






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<独り言>

 今週は、大した動きはなかったですが、梅雨のシーズンに近づくと、湿気の関係なのか、途端に我が家の電化製品が不調になり、困っています・・・昨日も、快調だったショックウェーブが1台、急に不調になり、悲しんでいます(--;)
 日本の湿気って、テープ馬鹿にとっては悩みどころで、この時期が一番テープにカビが発生しやすく、それも困りますね・・・今週のP-Vineは特にそうですが、テープの掃除(デッキの蓋をあけたまま早送りをする)が面倒な初夏です・・・(^^;)