HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Kaya 「Somebody 2 - Chnged Your Mind」
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 え~、今日はお天気が悪いですが、季節が春になってきたので、なんか、日常的に聴くミックスも春めいた明るい感じのを求めています・・・
 という訳で、MUROさんのR&B系新作にハマったり(最近のMUROさんのR&Bラインの掘りは流石です!)、フライング気味ですが今季初の「Diggin' Ice」を聴いたり・・・季節を楽しんでおります(^0^)

 ミックス作品って、やっぱり「日常/季節を彩るBGM」ではありますよね・・・これは大切なことです!

 そんなわけで、こんな理由で手が伸びたのが、今回の作品紹介になります~


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 今回は、大好きなDJである「DJ Kaya」さんによる人気シリーズ「Somebody」の第2段を紹介します!

 このシリーズは、80年代末~90年代初期ぐらいのR&Bを中心に選曲をしたシリーズで、Kayaさんらしい「黒さ」を大事にしながらも、R&Bの本質とも言える「明るさ」「爽やかさ」を大切にした選曲/ミックスが大変素敵です!
 この辺を題材にした作品は色々とありますが、Kayaさんにおいては、Kayaさんにしか出せないグルーブが心地よく、つい聴いてしまいます・・・うん、このグルーブは唯一無二で今でもしっかりと聴ける作品になっています(^0^)

 では、まずは選曲面から紹介しましょう!

 全体的にグルービーな方向性の歌モノをチョイスしてて、イメージとしては「春の穏やかさ~初夏の爽やかさ」がKayaさん流に表現されていて、結構良いですね。
 
 手持ちのレコでいくと、ちょっと暗さ(?)が目立つ曲が多いですが、それこそクラシックな「Zhane / Hey Mr. DJ」「Janet Jackson / That's The Way Loves Goes」のようなUS系R&Bクラシック、そしてマイクラシックでもある「Beats International / Dub Be Good To Me」「Caron Wheeler / Livin'in The Ligth」のようなUK系の曲などを選曲し、素敵に彩っています・・・

 まず、Kayaさんのグルーブを考えると、得意とする「ブラコン感(=黒さ)」を大事にしつつ、住まれている沖縄が持つ「明るさ」と、その明るさが実は持っている「切なさ」みたいのが上手く表現されてて、凄い素敵です・・・
 それこそ、サンバの国であるブラジルで、その切なさ(サウダージ)を歌った「ボサノバ」が生まれたように・・・明るさと、その明るさの影がある感じが上手くミックスされてて、聴いていると自然と癒されます・・・

 ちょっと、今回ばかりは抽象的な表現になりますが、全体の選曲の方向性としては、これらの曲を用いて「明るさ」と「切なさ」を上手く散らしながら選曲してて、結果的に真夏ではなく、春先~初夏(または晩夏)ぐらいのグルーブを維持しており、この空気感の作り方は最高です!


 ただ、こういった選曲を「普通にプレイしていない」のもKayaさんの魅力で、深く聴くとKayaさんの「DJプレイの上手さ」が光り、その選曲なり、作品全体の空気感(グルーブ)を高めています!

 それこそ、Zhaneのプレイが上手いので、少し紹介をしましょう・・・
 
 まず、みんな大好きな「Zhane / Hey Mr. DJ」であれば、オリジナルをバシっとプレイしつつ、頃合のよいところでHipHop寄りなトラックになっている「Remix」にスイッチします・・・

 この作品では、他の曲でもあまり使わないRemixを積極的に選曲してて、それが「良いスパイス」になっています・・・
 それこそ、聴いてる立場からすると「知っている曲だけど、知らない曲」として聞こえるので、その時点で意外性を生みますよね・・・割と有名な曲が多い中、こういった良さが知られていない「意外なRemix」の使い方が上手く、作品に奥行きを与えているな~と思いました。

 また、Hey Mr. DJのRemixをプレイしてたら、歌の途中という、結構意外なタイミングで「Zhane / Grooove Thang」にカットイン・・・カットインのタイミングが意外なタイミングなので、これまた「おわっ」と反応してしまいます・・・

 この部分では、同アーティスト繋ぎをしているところもポイントですが、あえてサビ切れのタイミングではなく、歌詞の途中でカットインしてくる点が上手すぎです・・・
 この部分もホント絶妙で、最初はサビ終わりではなかったので気持ち悪いタイミングだな~と思いましたが、何度か聴いているとほんと絶妙で上手すぎです・・・これもミックスを聴いている立場からすると「良いスパイス」で、ミックス面から作品の深さを引き出していますね!



 そんなわけで、選曲、DJテクニック、そして比類しないグルーブがあることで、時代を超えて聴き続けることが出来る「DJミックス」になることを、この作品は証明しているかな~と思います。
 
 ただ、こう小難しく書かなくても、聴いているだけでKayaさんのグルーブに乗せられてしまい、自然と気分が高揚していく感じは流石です・・・なんか、春の穏やかさと相まって、ホッコリしてしまいました(^0^)

 テープ時代のKaya作品はどれも素晴らしいので、興味のある方は聴いてみてね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kaya 「Somebody 2 - Chnged Your Mind」
Genre : R&B、UK Soul、HipHop、Dance、Pops・・・
Release : 2001年頃?
Lebel : Oh! Tape Joint OJT-12




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<独り言>

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 先に書きますが、今週は独り言が長いですよ・・・それだけ、レコ掘り活動が出来ている証拠なので、嬉しい限りです(^0^)

 まず、この紙が出たので「セール」の話から行きましょう!

 ここ最近、ユニオンについては、昨年末のセール以降、大きなセールが無い時期が続きましたが、GWが近づいてきたことから、買い取りを強化し始めていますね・・・それこそ、先週ぐらいから買い取り金額アップのキャンペーンをしてますね~

 そんな背景があってか、下北沢ユニオンでSoul/Discoの数がまとまった放出セールが突如アナウンスされ、意外とDiscoの12inchが多かったことから、参戦してきましたよ!

 当日は、そこまで熾烈な戦いにならないだろと思い、整理券配布直前に到着し、難なく1番をゲットです・・・ただ、蓋を開けたら結構な人数が集まり、ちょっとだけ鉄火になったかな?
 特に、強力にDiscoの12inchのみを掘ってる畏兄さんがおり、この方の回収が半端なく、危うく狙ってたのが抜かれる様相もあってヒヤヒヤしました・・・ただ、ちゃんと欲しかった12はゲットできてニンマリです(^0^)
 そして、次に行った渋谷のユニオンでも、探してたレコなどが結構見つかり、嬉しい大量買い・・・ホント、最近はレコが好調で嬉しいですね~

 なお、今回のセール、ちょっと嬉しい出会いがありました!

 それは、お店に着いて、整理券を待ち始めた直後に到着した若者(Y君)がおり、このY君から色々と刺激を頂きました!

 このY君は、なんと21歳の若者なのにDiscoやSoulといった「アナログ音楽」や「クラブ/DJ」に興味をもったそうで、今はガンガンとレコードを買ったり、クラブに通っているそうです!

 今回のセールについては、Leon WareのLP狙いで来たそうで、まだ勉強中とのことでしたが、かなり知識もあり、同じような音楽が好きな立場からすると、若いのに偉いな~と思ってしまいました・・・個人的には12が買えずLPで勉強しているという話が、私も大学時代はそうだったのでグッときました!
 また、DJの方も頑張ってるそうで、セール前にDJミックスを作り、Mixcloudにアップしてからセールに参加(!)という、中々の根性の持ち主ですね・・・ミックスを聴いたら、しっかりと「Change / The Glow of Love」をプレイするなど、オッサン殺しな選曲にウットリです(^^;)
 そして、クラブもガンガンと通ってて、しっかりと「クラブ」や「ダンス」を理解しているんです・・・それこそ、MUROさんとNoriさんのCaptain Vinylに通っている話や、私がいけなかったパーティーにも足繁く通っている話が刺激的で、もー、話をしてて、オッサンは感涙してしまいました(^0^)

 話は少し変わりますが、30半ばになって「俺も歳をとったな~」と思うのが、まず「20代前半の子と話が合わない」じゃないでしょうか・・・みなさんもそうですよね?

 私の場合、会社にそこまで若い子がいないのでアレですが、たまに話をすると全然合わないですよね・・・それこそ、仕事レベルで連絡をする方法になると、私は「電話」か「PCからのメール」ですが、今の子たちは「Line」になるみたいに、そもそもの行動方法が違うし、それに伴って考え方が違うんですよね~
 特に、世代間があっても共通で話せそうな「音楽」については、全然話が合わず、酔った勢いで若者に熱く音楽を語っても通じないんです・・・なんか、音楽については熱くなく、どこか冷めている感じがします?

 ただ、このY君、見事に私たちの文化/考え方を持っててくれて、凄い嬉しいです・・・もう、整理券を待っている間、立ち話をしてただけでも線があることが分かり、私も嬉しくなってセール前の定番である喫茶店待機にも誘ってしまいました(^^;)

 是非、Y君には、これからもレコードもダンスも続けてほしいところです・・・そして、就職活動も頑張ってくださいね!!


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 そして、下北の後は、今回の更新目的でR&B系のレコードを探しに渋谷に移動し、行きたかったMUROさんの渋谷タワレコでの展示にやっと行ってきましたよ!

【King of Diggin’ MUROが全面プロデュース「TOKYO RECORDS in TOWER RECORDS SHIBUYA produced by MURO」渋谷店6F内に3/17オープン!】


 実は、先週も覗いたのですが、他のアーティストさんのインストアライブで、その展示コーナーが使われてて一切見れず、今週はリベンジで行きました・・・ただ、昨日も数時間後にインストアライブがあったようで、危うく見れないところでした・・・

 んで、なぜそこまでして躍起になっているかというと、渋谷のタワーで開かれる企画展示は「凄い期待できる」ので、MUROさんのも期待しており、いち早く見たかったからです・・・

 最近であれば、ハードロック/ヘビーメタル界の大御所である「伊藤政則」さんの企画展が強烈で、歴史的な秘蔵品の数々にファンでなくてもヤラれますよ・・・
 また、青山にあった伝説のレコードショップ「パイドパイパーハウス」をShop In Shopの形で復活させたり、ホント、こういった企画展を頑張ってて、凄い刺激をうけています!

 そんなわけで、既にインストアの準備をしていたので、見れる内容だけ拝見させて頂きましたが、もー、素敵です!

 とりあえず、テープ馬鹿なので、MUROさんがカセットテープを保管しているテープボックスには反応してしまいましたが、初見なグッズも多く紹介されており、かなりヤラれます・・・

 他にも色々とグッズが展示されてたり、MUROさん一押しのCDがあったり、かなり面白いので、皆さんも渋谷にお寄りの際は是非足を運んでくださいね(^0^)


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 んで、タワー話が続きます・・・こちらの話は、もう、テープ馬鹿の「因果」としか言いようのない「出会い」です!

 MUROさん目当てに渋谷のタワーに行った訳ですが、見学後、なんとなくフラフラとしてたら、エスカレーター付近の目立たないスペースに、机一つを置いて、お兄さん達が何かをキャンペーンしています・・・
 普段は全然注目しない類いの催しですが、何となく見てたら、机の上に「カセットテープ」が置いてある・・・んっ、なんだこれは・・・

 なんと、ほんとたまたまですが、佐賀県がPRで作った日本語ラップ曲「The SAGA Continues…」を広める為に、この曲のカセットテープを作成し、昨日だけキャンペーン配布を行ったそうです!

●K DUB SHINEら歴史好きラッパーと佐賀県がコラボ!楽曲制作&カセットテープ配布

●楽曲について → 「The SAGA Continues... - サガプライズ!」


 この曲は、K Dub Shine、Kohei Japan、Ken the 390、Dejiが参加し、トラックはDJ Wataraiが提供するなど、かなり本格的な曲になっており、日本語ラップファンでは話題になっているかもしれません?
 内容的には、佐賀県を世間に広める為、佐賀の歴史的偉人などを引用した歴史ラップ(?)で、いわゆる「ノベルティーソング」と言ってもいいかもしれません・・・ただ、タイトルの時点でHipHopが分かっており、かなりレベルの高い内容ですね!

 ただ、これが恐ろしいのが、自治体である「佐賀県」が企画していることです!

 まあ、どこかの企画屋さんが入っているのでしょうが、よく、これが企画として県の中で通りましたね・・・それも、カセットテープでアピールですから、まずは佐賀県の大胆な攻めにヤラれました(^0^)

 個人的には「佐賀」には結構思い入れがあります・・・

 前の部署の時、年1回は佐賀に行ってイベントをやってたこともあり、普通の人以上に「佐賀」に触れ合っており・・・結果的に「好きな都市」の一つかもしれません。

 残念ながら、佐賀というと「印象がとにかく薄い県」として君臨しており、佐賀出身の「はなわ」さんが佐賀が何もないことを歌った曲もある通り、本当に何もない所(笑)で、佐賀駅前のヒドさ(笑)といったら衝撃的ですよ・・・

 出張に行ってた数年前の情報になりますが、一番高い建物がビジネスホテルで、一番大きい建物が駅横の地元系の西友で、その西友の活気のなさと言ったら最強で、夜にコンビニ代わりに酒を買いに行くと、誰もお客さんがおらず、かなり怖いです(^^;)
 また、クリスマス時期に行くと、駅前のロータリーにイルミネーションが設置されるのですが、そのショボサが凄いです・・・いつも福岡まで飛行機で移動し、博多駅から特急に乗って佐賀に行くのですが、博多駅にあるイルミネーションと比べると、佐賀のは、県庁所在地の駅としての威厳が全くないレベル(笑)のイルミネーションで、泣けてきます・・・
 また、地元の居酒屋に行って「佐賀名物ってありますか?」と聴くと、笑顔で「ないです!」と答えてくれます・・・呼子のイカとか、有明の海苔とか、名物はあるんだけど、イマイチ弾けていないんですよね・・・

 ただ、ただ、、、佐賀については、凄い優しい方が多く、イイ意味で「素朴」なんです・・・

 佐賀の人とお話してると、気さくな心遣いがあり、しゃべってるだけでホッコリするんですよね・・・なんでしょう、佐賀の銘菓である「松露饅頭(しょうろまんじゅう)」じゃないですが、小さくて、味も大味じゃないけど、食べてみると優しい味で、気持ちがホッコリするんです・・・
 それも、お客さんが「今年も楽しみにしてたよ」といった感じで毎年来てくれ、いろいろと協力してくれたり、気付いたらお客さんと言うよりも仲間のような存在になり、仕事で佐賀に行くことが段々と楽しみになっていた記憶があります・・・

 そんな愛すべき佐賀県が「カセットテープ」で攻めてきた訳です・・・イイ意味で佐賀らしい攻め方ですね(^0^)

 今回、ほんと偶然も偶然で、このテープをゲットすることが出来ました・・・きっと、MUROさんとテープの神様、そして佐賀を愛していた私の心が引きあわせてくれたんでしょうね!

 貴重なテープを頂き、ありがとうございます!

 私の佐賀知識をフル活用して宣伝しましたよ(^0^)


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 んで、〆は昨年から始まったユニオンのポイントキャンペーンの粗品が到着しました!

● 【ディスクユニオン・メンバーズ】プレミアムキャンペーン2016

 今年は「レコードが入るトートバッグ」「値札調のポストイット」を頂きました・・・トートバックが思っていた以上に丈夫そうなので、日常使いとして重宝しそうです(^0^)
 実は、大昔にユニオンでノベルティーで貰った同じようなトートバックを買い物バックとして使ってて、それの大きいタイプが欲しかったので応募したんですね・・・うん、レコードの運搬には使わず、きっとスーパーで買ったお米の運搬に重宝しそうです・・・すみません(^^;)


 そんなわけで、今週は独り言が沢山でしたね~

 今後も、こういった独り言が出来るよう、頑張っていきます!

 来週も頑張ろう!






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DJ Ichikawa 「Party R&B Joint 1」
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 え~、この時期は、晴れて暖かくなるのは良いのですが、同時に花粉がきつくなるので困りますね~

 今日の東京はホント過ごしやすい1日でしたが、花粉がきつすぎて寝込んでしまいました・・・早く花粉が終わらないですかね~

 ではでは、作品の紹介です!


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 今週は歌モノ系ミックスが好きな方であれば「おうっ」となるでしょう、DJ Ichikawa(いちかわ)さんによる名作の紹介です!

 Ichikawaさんと言えば、ミックステープレーベル「Revolution Recordings」の主宰者として活動をされていた方で、当時、レアR&B系の流れをフォローしてた方であれば、このレーベルのテープを購入した方も多いかと思います。

 Ichikawaさんについては、過去に紹介した「クリスマス系ミックス」の記事で紹介しましたが、レーベル運営者でありながら、流石の腕を持っていたお方で、個人的にはIchikawa作品を含め、Revolutionのテープは大好きな作品が多いです!

 失礼な表現であることを承知して指摘をすると、Ichikawaさん~Revolutionは、ミックステープ業界においては有名度や方向性が「B級レーベル」なんですが、その独特な「味」がたまらなく、テープマニアとしては絶対にハズせないんです・・・

 特に、Ichikawaさんの作品がそうなんですが、聞くと「かなり深い選曲」「素敵なDJミックス」が聞きどころで、レベルの高さは間違えなしです!

 その「深い選曲」については、今回の作品紹介で触れてみますが、やっぱり「独特さ」がありつつも、しっかりと「DJミックス」としてまとめてくる感じが上手くいんですよ・・・
 こちらも人気な「Disco Classics Joint」であれば、日本のディスコ感がある「ダンクラ」な選曲がありつつも、グッとくる選曲/展開が上手くって、イイんですよね・・・クラブでありつつも、カタカナの「ディスコ」が入っている感じが結構好きです!

 では、前回のクリスマス・ミックスでは、Ichikawaさんの良さを明確に紹介出来なかったので、ジャケのMiss Jonesネタからイカしてる「歌モノ」作品である、この作品で紹介をしてみたいと思います!
 
 なお、調べてて気づいたのですが、このジャケは、Miss Jonesの「Where I Wanna Be Boy」の12inchのジャケ絵をサンプリングしているのですが、実は有名なUSではなく、UKのジャケを引用していることに気づき、かなりヤラれました!


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 まず、この作品はタイトルの通り「R&B」を主題にした作品で、パーティー感のある楽曲を、Ichikawaさんの視点で幅広く選曲した作品になります。
 それこそ、系統的には「レアR&B」に寄りつつも、そっちには完全に埋もれずに一般の人が聞いても分かりやすい選曲~グルーブがあり、選曲のバランスが非常に上手いな~と思いました!

 選曲面を紹介すると、直球な歌モノクラシックである「Chanty Savage / Betcha'll Never Find」なんか誰でも好きな曲を選曲しつつ、「Sha'dasious / U Kant Play Me」のような歌モノラップ系や、「Masters of Funk / Kool Like Otis」のようなレアR&B系で珍重されたマイナー曲などを上手く織り交ぜ、聞きやすい内容にしています。
 主題である「パーティー」という点を上手く表現した内容で、選曲にメリハリを付けながら、幅の広い「歌モノ」を選曲しており、パッと聴くとダンサンブルで聞きやすい、その一方で実は深い選曲というのがマニア泣かせですね・・・こういうバランス感は大好きです(^0^)

 また、Ichikawaさんの作品を聞いていると、どこかに「ディスコ」な匂いがあり、90年代であればAvex~Velfare~Maharajaっぽいダンスポップの取り扱い方が上手いんですよ・・・
 それこそ「C+C Music Factory / Don't Stop The Music」を選曲してくる辺りがそうで、日テレで放送してた「Countdown Groove」を見て影響を受けた立場とすると、グッとくる選曲です!


 そして、Ichikawaさんについては「選曲の展開」が上手く、いわゆる「ストーリ作り」が上手すぎます!

 例えば、B面の最初からの流れなんかは上手く、Bな表現ですが「首振り必死」なラインで大好きです・・・実は、今回の選曲の紹介は、それらの曲なので、選曲順に「展開」を紹介したいと思います。

 まず、「Sha'dasious / U Kant Play Me」でスタートし、誰もノリやすいグルーブを作ります・・・この後は、マイナーな歌ラップを選曲し、そのノリやすいグルーブを維持します・・・
 そして、その流れの中でロングミックスで「C+C Music Factory / Don't Stop The Music」をイントロからプレイ・・・曲を知っている方なら分かりますが、かなり破壊力のある曲なので、その曲の良さを素直に出した選曲/ミックスで、この時点でピークになり、ガンガンと首を振っています(^^;)
 そして、その首振りな展開をジャジーなブレイクビーツ要素がある「Masters of Funk / Kool Like Otis」を選曲して引っ張った上で、誰もが愛する名曲「Chanty Savage / Betcha'll Never Find」を選曲して大爆発です・・・

 この流れ、分析するとこういう展開で、今週の作品紹介に備えて、久しぶりに聞いたら見事にヤラれたラインでした・・・明確に選曲を覚えていなかった状態で久しぶりに聞いてたので、何もバイアスがなかったのもありますが、このラインを聞きながら帰宅の夜道を歩いていたら、気付いたら首を振ってる私がいました(^^;)

 Ichikawaさんのストーリー作りの上手さは、この作品の他の部分でも出ているし、他の作品でも出ています・・・
 なんでしょう、イイ意味でDJミックスに「ロマンティック」な感じを入れてくることに「美しさ」を感じているんでしょうね・・・こういう感性がある方は大好きですよ!



 そんなわけで、Ichikawa作品~Revolution系は、B級ではありますが、かなりお勧めですので、期になる方は探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Ichikawa 「Party R&B Joint 1」  
Genre : R&B、UK Soul、EU Pops、HipHop、House・・・
Release : 2000年末
Lebel : Revolution Recordings RRCT-001


Notice : 別プレスについて

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 写真右の正規プレスに加え、この正規プレスの前に作られたと思われる「サンプル版」(左)が存在します・・・

 こういったミックステープの「サンプル版」は稀にあり、あればなるべく買うようにしています・・・特に、この作品がRevolution としては最初の作品になる(?)ようなので、その辺を加味するとグッときます!

 色々なレコード店さんからの話を統合すると、00年代初期位は、色々なDJがミックステープを作り、それをレコード店さんに売り込みにきて、自分のテープを販売してもらうようにお願いをしていた流れがあったそうです。
 その際には、このようなサンプル版を置いていくケースが多く、今回のような市販のテープにダビングしたものや、実際に販売をするテープなどを置いていったそうです・・・そのため、個人店系のレコード店などでは、これらの「もらいもの」なテープも結構あり、数年前に大阪のSakura Recordsさんではそういった類のテープを譲って頂いたこともありました・・・

 なんでしょう、これは今のデジタル的な流れとの対比になりますが、自分の作った「ミックステープ」を、自らが売りに歩いた「記憶」が、これらのサンプルテープには残っていて、テープ掘りとしては非常にグッとくるテープですね!

 きっと、Ichikawaさんも、これを作って、色々なレコード屋さんに周ったんでしょうね・・・やっぱり「ミックステープ」には「ストーリー(物語)」が付き物です!








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<独り言>

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 え~、一般的には2月と8月は「忙しくない」時期なはずですが、異様に忙しい日々が続いております(^^;)

 特に、土曜日が仕事で潰れる日が多く、それが残念です・・・まあ、仕事終わりに必要に応じてレコ屋は行ったり、平日に無理してレコ屋に行ったりはしていましたが、土曜日に羽を伸ばしてレコ屋に回れないのが残念です・・・

 そんな中、仕事的には出た方が来週が楽になるけど、もう限界だった(笑)ので、昨日は土曜日を普通にお休みし、日中からブラブラとレコ屋周りをしていました!

 昨日は新宿→下北沢→渋谷と攻めましたが、今回の記事で必要になりそうな歌モノ~R&Bを探すという名目で各店を回り、おかげさまで写真のような釣果でした・・・レコもテープも豊漁で嬉しい限りです!
 今回の記事のレコも無事に買えたのもありますが、ちょっと探してたBeatnutsのNo Equalの12とか、昨年の春にStones Throwの20周年を記念したパーティーの際に、Stussyとコラボで作ったTシャツのノベルティーだったテープとか・・・中々の釣果でニンマリです(^0^)

 うん、昨日みたいな、特に目的がなく、ブラブラとレコ屋を回ることは・・・ほんと素敵なことですね!

 なんでしょう、「風にまかせて」みたいな感じで、何となく棚を掘って、何となく抜ける感じはプライスレスなんですよ・・・何も考えずに「掘る」ことの気持ちよさは言葉に出来ないですね~

 春になって、もうちょっと気候が良くなったら、ピクニック気分で地方のユニオンを攻めたくなってきたぞ・・・こういった意欲があることは、私が元気な証拠です(^0^)





DJ Daddykay 「Christmas Time」
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 この作品は、今日しか紹介ができないテープですね・・・

 年に一回しか紹介ができない「クリスマス」作品の紹介ですが、今年は全然深く聴けず、かなり紹介が「弱い」状況です・・・
 まあ、クソ忙しい年末なので、仕方が無いか・・・いや、家族も恋人もいない独り身では、あまり聴いてて反応しない部分の方が大きいかも(--;)


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 そんなわけで、毎年恒例の「クリスマス」モノの紹介ですが、今年はR&B系のミックステープであれば右に出るものがいない「DJ Daddykay」さんの作品を紹介します!

 まず、ミックステープという存在を考えると、色々な用途がある中で、ある意味で「雰囲気を盛り上げる」為に利用されることは大きいかと思います・・・

 それこそ、夏のドライブ用のテープだったり、冬を暖かくするようなテープだったり、聴いている人を「その時」に「気持ちを盛り上げる」ようなミックスが作られ、今も昔も珍重されているかと思います。

 その中で、今回の「クリスマス」はピンポイントのイベントではあるものの、人にとっては「もの凄く大切なイベント」なので、気持ちを盛り上げたいという「ニーズ」があるジャンルかと思います。

 そのため、クリスマス向けなミックステープは結構あり、おかげさまでブログを始めてから毎年紹介をしてるぐらい本数があります・・・

 まあ、ミックス作品なので、元となる「曲」がないと始まらない部分がありますが、USを中心に、クリスマスに特化した曲/アルバムを、色々なアーティストが制作してるので、その「曲」の数が圧倒的に多いのもポイントですかね・・・


 そんな中、今年はR&B系ミックステープの大御所である「DJ Daddykay」さんの作品で紹介します!!

 リリースは2003年~4年ぐらいで、深く聴くと「流石の掘りの深さ」「ミックスの上手さ」が分かる作品です!

 選曲的には、得意とする「R&B」を軸に、広義のブラックミュージックで選曲しており、調べれば調べるほど「凄いな~」と思う選曲です!

 それこそ、クリ系ミックステープではド定番な「TLC / Sleight Ride」のようなストレートなR&Bから始まり、結果的には歌モノなんだけど、R&BコーナーではなくHipHopのコーナーにありそうな「Nate Dogg / Be Thankful」(Death Rawのクリスマスコンピに収録)など、パッと聴くと「R&B」なんだけど、実は凄い深い選曲をしてて、ヤラれます!

 また、「ミックス作品」を聴いてると、収録されている曲が「アナログ」でプレイされていることが前提と思われがちですが、Daddykayさんのこの作品では「CDのみプレス」の曲も多く選曲してて、その辺も深いっすね・・・
 例えば、恐ろしいことにDiscogs未掲載なレベルだった「B2K / Rain & Snow」のような現行系のR&Bや、91年にひっそりとリリースされていた「O'Jays / Have Yourself A Merry Little Christmas」(Promo 7inchはあり)のようなブラックミュージック好きでも手を出さない曲など・・・いや~深いです!!

 今回、あまり深くは聴いてないのでアレですが、やっぱりDaddykayさんのような「歌モノで食っているDJ」のアンテナの広げ方は、広さもありつつ、物凄く柔軟な姿勢があるな~と思いました!

 それは、例示した「CDのみ」の曲をプレイしてる点もありますが、それ以上に「クリスマスの時期以外にプレイできない曲」でも、しっかりと掘っている姿勢に現れます・・・

 紹介したレコの範囲だと、TLCは比較的手が出やすい(=普段使いでもイケる)けど、他のはクリスマスの時期以外はプレイも聴くことも微妙になるので、購入する時点で二の足を踏みますよね・・・
 ただ、その点も凌駕して、濃い曲を掘っている姿勢が感じられ、やっぱり凄いな~と思いました!


 そして、ミックスについても、クリスマスモノの特性を上手く活かしたミックスになっていると思います!
 
 特に感じたのが、クリスマスモノって、なぜか打ち込み系のトラックではなく、しっかりとバックトラックはバンドで演奏している「生音」が多いので、それを生かしたミックスになっているのが好感触でした。

 まあ、これらの曲が、BPMが遅めでばらつきがあるので、ビートミックス/カットインがしづらい構成になっている点もありますが・・・曲のグルーブを上手く利用してフェードイン・フェードアウトでミックスしている部分も多く、結果的に「グルーブを生かしたミックス」になっているのが素晴らしいです!
 特に、選曲にも関連しますが、クリスマスらしく華やかさとメローさがある中で、ブラックミュージックらしいベースラインやドラムの「腰がしっかりとした音」があることを踏まえて、ミックスしてる部分があり、繋げていく曲への相性が凄くよく・・・聴いてて「ウットリとする流れ」があるのも上手いですね!



 そんなわけで、ザックリとした紹介でしたが、上手いDJほど、クリスマスモノでプレイすると「掘りの深さ」と「ミックスの上手さ」が分かる作品の紹介でした!

 こんな時間の更新なので、明日の朝を楽しみにしている子供たちは眠りにつき、二人の仲を確かめる恋人達も床についているでしょう・・・

 う~ん、上手くまとめられないですが、とりあえず「メリークリスマス!」で〆ましょう・・・皆が笑顔で過ごせますように!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Daddykay 「Christmas Time」
Genre : R&B、HipHop、Soul・・・
Release : 2003~4年ごろ?
Lebel : Sugar Bitz No Number




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<独り言>

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 え~、ここ最近は仕事がクソ忙しく、暦的にはクリスマスというよりも「年末に向かっている」としか感じられない今日この頃・・・人間としてダメな日々が続いています(^^;)

 今週は、かなりタイトな日程で九州に行ったり、会社に戻ったら色々な仕事をこなし、夜は忘年会につきあったり、かなりハードでした・・・その甲斐あって、昨日は祝日ですが、休日出勤をして残務をこなしてました・・・
 ただ、誰からも声をかけられず、ひたすらディスクワークが出来る休日出勤は実は快感です・・・かなり仕事が片付き、仕事終わりは一人祝杯でベロ酔いしてしまいました(^^;)

 ただ、本当は昨日である「12月23日(金・祝)」は仕事をしたくなかった日でもありました・・・

 なぜなら、色々なユニオン、そしてHMVでテープセールをやることになり・・・テープ掘りとしては悩ましい事態になっていたからです。
 とりあえず、リストアップすると以下の通りです。

Disk Union 下北沢CMS ※放出日は12月22日
Disk Union 新宿CMS
Disk Union 柏店
Disk Union 横浜西口店
HMV 渋谷店

 事前に放出情報もあったお店もありましたが、放出品が割と小物だったのでスルーして仕事をしようと思っていたら・・・直前になって放出する情報も出てきて、テープ馬鹿としては「グランドクロス」が起きた日になりました(^^;)
 なぜ、セールが重なったかは「テープの神様」のみが知るところですが・・・気持ち的には「そんなに欲しいのが無いもん!」と気持ちを抑えつつも、内心では「いっ、行きたい!」と思う放出も多く、30半ばにしてモヤモヤしながら仕事をしていました(^^;)

 そんなわけで、セール翌日の今日、テープ馬鹿の誇りとして、回れる所は周って、回収をしてきましたよ!!

 結果的には18本と、回った店舗数からいけば小粒を集めてきた感じでしたが、かなり満足な収穫でした(^0^)

 とりあえず、各店舗の放出状況を天秤にかけて、トップで欲しいと思った④柏店に朝一で移動し、微妙に抜けていたDJ Komoriさんのマンスリーの抜け番をゲット・・・これで残り2本までこぎつけました!
 私の流儀として、放出後に在庫があるかどうか分からない状態で、電話で在庫確認をせず、とりあえず行ってみるドキドキ感の元、多少は抜かれてましたが、無事に残ってて良かったです・・・ただ、夜の間にメールで受けた通販注文を抜こうとしている店員君に威嚇をして「店舗優先だよね」と強引に押し切って抜いてたのは秘密です(^^;)

 んで、その足で、最近行ってなかったお茶の水地区に寄ったら、ミックステープはあまり出ないロック系のお店である「お茶の水中古センター」で、かなりゴツ目のテープをゲットです!
 個人的には、ダースレイダーさんを擁したラップグループ「Micadelic」のファーストシングルのデモテープ(手刷り/恐らくシングルリリースが予定される前に配ったテープ?)が出た瞬間、ひっくり返りましたよ・・・いや~、ジャンル外のお店もチェックするもんですね!!

 そして、事前情報でそこまで欲しいのが無かった②新宿を軽く攻め、やや欲しかったレゲエ系のテープが出てた①下北へ移動し、狙いのレゲエは既に抜かれていて、やっぱりスグに攻めないとな~と反省しつつ、帰宅ルートになる渋谷に移動して、テープセールがあったことを忘れて行った⑤HMVに行ったらボムりました!
 
 HMVは、ミックステープではなく「テープアルバム」セールで、事前情報だとロック系が多く、全然期待してなかったら、100円投げ売りで和物テープが放出されてて、そっちが熱かった!
 親が車で聴いてて、そのうち欲しいな~と思ってた安全地帯のアルバムや、和Jazz~RareGrooveラインでは珍重されている菊池ひみこのアルバム等が無造作に投げられてて、喜びながらゲットです・・・その他、探してた達郎さんのDJミックスの続編(Come Along 2)も発見でき、嬉しい悲鳴です・・・

 まあ、バタバタしながらの掘りだったので、重複してるテープもありましたが、アフター掘りにしては、結構掘れて嬉しいです!

 なんか、終わってみると、各店舗でセールが重なるぐらい、テープの放出量が増えているんですよね・・・これは、素直に嬉しいです・・・
 これからもバンバンでるとイイですね!

 
 ではでは、今日の報告でした~

 ちなみに、④横浜西口は、遠かったのと、トップで欲しかったThink Tankのシングルテープ(アドバンスではないのか?)が、コレ系のコレクターである否さんに渡ったので・・・そのうちに行くことにしました(^^;)
 流石に柏→お茶の水→新宿→下北沢→渋谷と回ったら、体がついて行けませんからね・・・う~ん、疲れました(^^;)

 あと、週明けに徳島に初上陸しますが、今週発表された大阪の某店でMUROさんのノベルティーテープが配布される情報を聴き、かなり真剣に大阪周りで帰れないものかと悩んでいます・・・
 会社で飛行機の往復をとってもらったので、簡単に変更が出来ないんですよ・・・こういう時にこそ、テープの神様のご加護があることを期待しています!





 



DJ S@S 「Cookbook - page #3 Ultimate Pop Life」
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 え~、毎週紹介しているミックス作品は、凄く気合いを入れて紹介している作品は除いて、だいたいの作品が、その週の気分や気候、そして時事ネタに合わせて適当に選んでいます・・・はい、適当に選んでいます(^^;)

 そうなると、たまにあるのが一度紹介したテープを、紹介していないものと考えて、紹介を前提に聴き始めちゃうことですね・・・

 今週は梅雨の鬱陶しさを追っ払いたく、いわゆる「初夏」のような爽やかさが感じられるテープを聞こうと思い、自然とKomoriさんの夏物を手にとって聴いてました・・・
 内容は間違えなく、相当癒されてしまいましたが・・・週末に差し掛かり、1年前に紹介したことが分かり、愕然としました・・・ああ、1年前の記憶が無いのか(--;)

 今回は、記事を書き始めてから気付いた訳ではないので、被害は全然無いのですが、1年前にテープを聴いて記事を書いていたことが思いだせなかったのが地味にショックです・・・それも、全く同じ時期だったのもショックです(^^;)

 そんなわけで、緊急登板ではありますが、Komoriさんと同じ収納箱(Sugar Bitz系の箱)に入ってて、タイミング的にバッチリなS@Sさんを紹介・・・

 いや~、時期的もちょうどよく、やっぱりS@Sさんはイイですね!


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 今回はラップグルーブ「Naked Artz」のDJを担当されていた「DJ S@S(サス)」さんの人気シリーズ「Cookbook」の第3弾を紹介します!!

 まず、ミックス作品を追っている方であれば、既にチェック済みかと思いますが、なんと今週、このシリーズの新作が17年ぶり(!)に復活するとあって、一部の好事家が盛り上がっておりました!
 
 DJ SAS(ex.DJ S@S) CookBook page #8 - It's been a long time

 なんか宣伝めいた書き方ではありますが、当時、S@Sさんのテープを聞いてR&B(歌モノ)の良さを知った方が多いかと思いますので、これは嬉しい話ですね・・・
 私に関しては、S@Sさんの作品は後追いだったことがあり、そこまで影響はないのですが、日本において、ミックステープという媒体でR&Bを根付かしたオリジネーターの一人であることは間違えないので、喜んでいる方も多いかと思います。

 今週末、ユニオン行脚をしてたら、当然ながらBGMでプレイされてて、チラッと内容を聴いた感じだと、流石の選曲力でかなり良さそう・・・復帰作でありながら、選曲の鋭さを失っていない感じで、私もタイミングがあったら購入しようと思ってしまいました(^0^)


 そんなわけで、前述の通り、他の作品で紹介しようと思っていたら、同じ箱にS@Sさんのテープがあり、今回のリリースのことが思いついたので・・・まだ紹介をしてなかった第3段を紹介することになりました(^^;)

 S@Sさんには大変申し訳ないタイミングですが・・・聴いたら、この時期にバッチリな内容と、流石の選曲力でヤラれましたよ!

 では、紹介です~


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 この作品では、副題に「Ultimate Pop Life」とあることから、割とメジャーな曲を中心に選曲しつつ、結構渋い曲も要所要所で選曲している感じで・・・イメージとしては「初夏」に合うような選曲・グルーブが大変心地よい作品になっています!

 A面では、写真にあげた「Daryl Hall & John Oates / I Can't Go For That (No Can Do)」「Wham / Everything She Wants」のようなポップスを多く選曲しています・・・両曲とも、今となってはクラブクラシックではありますが、イイところを突いてきますね~
 そして、後半に進むとUK寄りの選曲になり、Soul Ⅱ SoulなどのグランドビートからのNelee Hooper繋ぎにはヤラれました!

 そしてB面は、よりS@Sさんっぽく、王道のR&Bを強めにプレイしてて、それこそ「Hi-Five / I Like The Way」のような直球から、「Kut Klose / Lovely Thang」のような通なら絶対にプレイする名曲など・・・よりS@Sさんっぽい選曲が楽しめます!

 S@Sさんの選曲やプレイって「初夏」が凄い合うんですよね・・・

 凄いアッパーではないけど、全体的に「爽やか」な選曲やグルーブ作りが上手く、今回の選曲も正にそうだと思います。

 今回はあまり聞きこめていないので、しっかりと説明できないのが心苦しいですが、ほんとブレがなく、気持ちよすぎます・・・このような「グルーブ」は、絶対にKomoriさんあたりが影響を受けて、引き継いだのだと思っています!!


 そして、プレイに関しても流石ですね!

 選曲に応じてロングミックスとカットインを多様し、選曲した曲のプレイ時間もすぐに次の曲に移ったり、曲によってはユッタリとプレイしたり・・・細かい「緩急のつけ方」が上手すぎです!

 例えば、A面の「Daryl Hall & John Oates / I Can't Go For That (No Can Do)」であれば、実質的な1曲目なので、割とテンション高めにプレイするのですが、この空気感を引っ張りすぎるのもアレなので、割と早めにカットインで次の曲へ・・・
 ただ、次の曲が、同じHall & Oatesの「Private Eyes」なのにはビックリ・・・アーティスト繋ぎでありながら、Private Eyesに早めにカットインすることで、I Can'tでグルーブの勢いのみを引き継ぎつつ、Private Eyesの爽やかさを引き立てる組み立て方が上手いな~と思いました。

 また、B面は間逆で、大半は曲を長めにプレイをしつつ、ミックスもロングミックスが主体になり、グルーブの繋ぎ方が上手い・・・と思いました。
 全ての曲がド定番ではないですが、定番であるが故に「飛び道具」になりやすい曲達を、あえて長くユッタリとプレイすることで、その曲の「本当の良さ」を聴かせるプレイなんですよね・・・う~ん、上手いです!



 そんなわけで、かなり紹介が煮詰まっていないことがバレバレな紹介でした・・・
 準備期間が少ないと、作品が聴きこめてないので、作品を紹介する為の「言葉」が思いつかないんですね・・・すみません(^^;)

 ただ、S@Sさんの「初夏」っぷりは流石です・・・うん、歌モノの「爽やかな部分」をこんなに綺麗にプレイできる人はそうそういないですね!!

 ではでは、気になる方は是非、探してみてね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ S@S 「Cookbook - page #3 Ultimate Pop Life」
Genre : R&B、Soul、Rock、Pops、UK Soul・・・
Release : 1997~98年ごろ
Lebel : Undaprop Wreckordz UWT-009

Notice : Naked Artzの参加
 このシリーズの裏の楽しみは、S@Sさんが所属していたNaked Artzの面々が参加していることですかね?

 このテープだと、B面の最初で、このテープのリリース時期に、メンバーのDJ Tonkさんがリミックスで参加した「嶋野百恵 / baby baby, Service」をプレイするのですが、その前段でK-OnさんとMiliさんが同曲のバースをフリースタイル調にキックしています・・・
 この辺の情報は日本語ラップマニアのみが反応する話題ですが、いや~カッコいいっすね!




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<独り言>

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 突然、こんな写真を出されても、意味が分からないかもしれませんが、今回の独り言のテーマは「テープの収納」のようです??

 え~、土曜日は、緊急登板なS@Sさんのテープにおいて、紹介に必要になりそうなレコを探す・・・という大義名分(?)のもと、毎度のユニオンめぐりをしていました・・・
 まあ、収録曲において、これは出したいな~と思ってたレコは見つからず、そのかわり、普通に欲しいレコがボチボチ抜けるなど、本末転倒(?)な週末ではありましたが・・・レコ掘りが数少ない私の「気分転換」の一つなので、よい週末でしたね(^0^)

 そんな中、いつもお世話になっているユニオンの下北クラブ店にお邪魔したら、ユニオン屈指の敏腕バイヤーであるN村さんがおられ、与太話を挟みつつ、思いがけない話を頂きました・・・

 それが、写真の「テープ棚」になります!

 どうやら、どなたかの買い取りでテープやレコードを買い取った中で、この棚も入っていたようで、店頭に出そうと思ってたら、テープ馬鹿な私が来たので、お勧めを頂いたようです・・・
 内容は、あまり見かけない木製の棚で、写真のようにインデックスが見えるタイプですね・・・プラスチックで作ったヤツは結構ありますが、木製で、かなり味があり、作りもしっかりとしているので問答無用で購入させて頂きました!

 テープ棚、このブログでは殆ど出てこない代物ですね・・・
 
 私自身、テープはコレクター的な買い方をしている関係から、こうやって「見せる」ことよりも、とにかく「収容力」を大前提にしているので、あまり手を出さなかった部類です・・・
 
 ただ、こうやって見せるタイプは、ちょっと憧れもあり、それこそ昔のMUROさんのお店なんかでは調度品としてもテープ棚を活用されてたので、タイミングが良ければ欲しいな~と思っていました・・・
 
 今回の木製の棚は、合計36本収納の割とコンパクトなタイプで、実用面でいくとアレかもしれないですが、このサイズ感と木製の質感の良さが大変良いです!

 恐らく、日々の収納にはそんなには使わないし、調度品としても使わないかもしれないですが、この位のサイズ感だと、ブログでテープを披露するときなんか重宝しそうですね・・・試しにMUROさんのテープを並べてみましたが、イイ感じになってて、ウットリしました(^^;)
 また、プラ製のはそんなには反応しなかったけど、この木製はイイですね・・・イメージとしては、量産品ではなく、手で一つ一つ作った感じがあり、重厚感と温もりがあります・・・長く使えば、更に味が出てきそうです!!


 そんなわけで、N村さんには感謝感謝です!

 なお、N村さんクラス(?)になると、こういった「音楽とは関係ないけど関係あるグッズ」を売るのが上手いですね・・・棚も含め、N村さんがピンときたグッズはガンガン買い取ってくださるとのことですので、興味がある方は相談してみてくださいね・・・・
 ただ、他の店舗では、一切買い取ってくれないと思いますので、ご注意ください・・・下北はユニオン随一の自由なお店なんですね(^0^)


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 んで、N村さんの棚が引き水になったのか・・・もう一発、テープの収納に関する話です!

 実は、ブログでは報告してなかったですが・・・昨年末ぐらいから、個人的に「困った事態」が発生していました。

 それは、私がテープの収納用に利用している「無印良品 キャリーボックス・折りたたみ式・小」が昨年末ぐらいから欠品をしているお店が増え、春先にはどんなに探しても見つからない事態が発生していました・・・

 この収納箱については、たまに紹介をしていますが、私としては無くてはならない存在です・・・

 なぜ、無くてはならないかというと、その「テープ収納力」が半端なく、隙間なく入れると80本位は入り、かつ、この収納箱を積み重ねても6段位は楽勝で積み重ねが出来る・・・とあって、大変重宝をしております。
 現状では「こんな感じに積み重ねて」おり、それぞれの箱にジャンル分けをして収納することでテープを探す検索性も高まり・・・3000本を超えた原動力と言っても過言ではない存在です・・・

 ただ、昨年末から無印のお店に行っても在庫がないお店が増え、遂にはどこのお店も無くなってしまいました・・・
 最後の方では「廃番か?」と思い、色々とお店を巡り、買える在庫は結構買ってストックしていましたが、日に日にそのストックが無くなるので、かなり恐怖心を持っていました・・・

 そんな中、N村さんから木製の棚を譲って頂いた後、久しぶりに吉祥寺に行き、棚を買った直後なので、無印はどうかな~と思い、吉祥寺の無印を覗いたら・・・おわっ、在庫がある!!

 結果的には、やっと再生産をしたらしく、それで突然に在庫を出したようですね・・・これで、テープコレクターとして命拾いをしました(^^;)

 ただ、間抜けなのが、吉祥寺の無印(丸井の上)は初めて行ったお店で、突然在庫があったので「このお店はまだバックストックがあったのか!」と思いこんでしまい、結構重いのにまとめて購入し・・・その重い在庫を抱えながら、吉祥寺のレコ屋周りをしていました(^^;)
 冷静に考えれば、再生産をしたんだな~と思うべきですが、N村さんから木製を譲って頂いたことで「テープ棚=テープ収納」の気運が上がったんだな!と思い違えたようですね・・・お恥ずかしい限りです・・・


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 なお、今週の独り言、まだまだ続きますよ・・・

 ここまでの話においては「テープの収納」「無印良品」が重要なキーワードになっていますが、その二つを網羅し、私の中で長年の「謎」だった話です!

 ちょうど今日ですが、とある大先輩の方から、テープのトレード話を頂き、結構ゴツいテープをまとめて頂戴しました・・・
 その際に、上のシールつきのテープケースも頂戴したのですが、嬉しい情報が・・・このケース、実は「無印良品」だったようです!

 このケース、これまで殆どブログには登場しなかったですが、私が学生時代、私の姉が使ってたのをパクって(笑)結構重宝に使っていました・・・10本位が収納できるケースで、実家にいたころは、車でミックステープを聴く際、家から持ち運びをするのに凄い便利だったので、結構活用していました。
 ただ、パクったが故に、どこで売られているか分からず、凄い悶々としていたんですね・・・まあ、凄い悶々とし始めたのは、私がテープを本格的に集め始めた頃で、もうテープが一般的ではない時期なので、このケースを探そうにも探せない状況でもありました・・・

 そんな中、見慣れたケースが出てきたので、尋ねたら無印製だったことを教えて貰い、長年の謎が解けました・・・なんか、こうなると無印良品はテープに対して優しい会社としか思えませんね(^^;)

 M様、テープも、ケースも、おまけで頂いたグッズも、そして貴重な情報の数々、大切にさせて頂きますね!



 え~、今回の独り言は以上です・・・

 まさか、直近の出来ごとだけで、ここまで「テープと収納」が語れるとは思いませんでした・・・きっと、テープの神様が、ネタに困った私にネタフリをしてくださったんでしょうね(^^;)
 考えてみれば、本文であるS@Sさんも、Komoriさんのテープが入っててた「無印の収納ケース」に一緒に入ってたことがきっかけですからね・・・なんか、怖いぐらい「テープ収納」です(^^;)

 ではでは、来週は予告先発でMUROさんのDiggin' Ice 2015でいきますよ! お楽しみに~







DJ Kiyo 「Higher Level vol.4 - R&B Joint DAY and NIGHT」
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 先週のBlacksmockerもそうですが、どうも、私の好み(興味?)から少し外れると、私自身が全然聞いてなく、結果的に紹介をしてない作品ってホント多いですね・・・

 その最たる例が「DJ Kiyo」さんですね・・・Kiyoさんのミックスが嫌いじゃない訳ではないのですが、なぜか紹介してないんですよね(^^;)

 そんなわけで、一念発起して、真剣に聴いたらやっぱり良かった、傑作中の傑作の紹介です!!


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『FRONT 1996/12 - クラブで聴きたいスロージャム』
  ※クリックすると画像が大きくなります。

 今回は、DJ Kiyoさんの初期作で、97年にリリースされた「R&B」を題材にした2本組み作品の紹介です!

 ある程度ミックステープを追ってる方だったり、DJミックスに興味のある方ならご存知な作品ではないでしょうか・・・現在でも人気の作品で、2006年ごろに再発されたCDは高嶺の花で有名ですね!
 リリース当時、Kiyoさんの「R&Bミックス」に影響を受けた方は大変多く、未だに愛してやまない方も多いかと思います・・・

 ただ、今となっては、なかなか「DJ Kiyo = R&B」と結びつかないかと思いますので、先に「KiyoさんとR&B」について紹介をしたいと思います。

 まず、Kiyoさんに関しては、いわゆる「クラブミュージック/ブラックミュージック」との出会いは、90年代初期の高校生時代に通っていた歌舞伎町のディスコがきっかけだそうで、そこでR&BやHipHopに出会ったそうです。

 この出会いをきっかけにDJを始めたそうですが、画像のFRONTでのインタビューによると、どうやら「歌モノ(=R&B)」の方がきっかけのようですね・・・
 時期的にも、日本ではNew Jack Swingがもてはやされ、それこそ「ボビ男」の時代ですね・・・当時としてはHipHopはそこまで市民権を得ず、お茶の間レベルでも「ダンス甲子園」などが大ヒットしてた時期なので、これらの歌モノがきっかけだった方は大変多いです。

 ただ、Kiyoさんが素晴らしかったのが、この数年後の95年位からHipHopが日本でも台頭してきた中で、積極的に「R&B」をHipHopの現場でプレイしていたり、今回の作品のような歌モノに焦点を当てたミックステープを発表していた点だと思います。
 
 まず、時代背景的な話をすると、95年~97年ごろはブームとしてHipHopが盛り上がったこともあり、どういうわけか「俺はHipHopしか聴かない!」みたいなスタンス/空気感が横行していて、音楽の広がりとしては「閉鎖的」だった部分がありました。

 つまり、参加者がHipHopという文化/音楽がそこまで深く理解されていなく、音楽性よりも「スタイル/ファッション」としてのHipHopしか重要視されていたので、こういったスタンスが生まれていました・・・なお、日本の場合は、閉鎖的だったから文化として発展した部分もあり、この点は必ずしも悪く作用をしていたとは言えませんね・・・
 まあ、1曲も歌モノがプレイされないことはなく、むしろ、この当時のR&BがHipHopの音楽性を取り込んでいたので、HipHopの延長線でプレイはされていましたが、New Jack Swingや伝統的な甘いスローなどはあまりプレイされなかったと思います。

 そういった流れの中で、Kiyoさんは自身のバックボーンである歌モノを積極的にプレイして、シーンに対して「啓蒙」をしていた部分があったのだと思います。

 これは、みんなが「HipHop」に頭でっかちになってしまい、他の音楽に壁を作っていた中で、優秀なDJ達が積極的に他のジャンルの曲もプレイし、それを聴いて「ああ、壁なんていらないんだ」と思い、自然と他のジャンルの音楽も好むようになった・・・ことで、R&Bや歌モノがシーンで広まった「きっかけ」がKiyoさんの行動だったと思います。
 私自身は、直接的にKiyoさんからこのような影響は受けなかったですが、当時、SpinbadのテープMUROさんのDJを聴いて、壁なんて作る必要がないんだな~と感じ、割と早い時期から何でも聴くようになっており・・・こういった「きっかけを与えるDJ」はかなり重要だと思います!


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 そんなKiyoさんですが、もう一点、重要な点を紹介すると、日本において「早い時期からミックステープを作っていた」点があると思います・・・

 つまり、そのミックステープが「DJの作品」として耐えうる、しっかりとしたコンセプトがあって作られたミックステープのことで、Kiyoさんはかなり早かったと思います。

 日本においての流れだと、MUROさん須永辰緒さんのテープが起爆剤で、その流れを受けて、DJ達がミックステープを積極的に作る流れが生まれ・・・Kiyoさんもその流れで作り始めた感があります。

 その初期も初期の重要作は、今回紹介する「Higher Level」シリーズかと思います!

 このHigher Levelは、1996年ごろ、KiyoさんとDJ Celoryさんが作っていたテープシリーズで、当時、かなり聴いてた方が多く、影響を受けた方は大変多いです・・・
 また、このシリーズ、その後はテープレーベルとして機能するようになり、DJ Celoryさんの「@Hip Hopシリーズ」やDJ Beatmasterさんのテープシリーズ、そしてDJ SakuraiさんのR&Bミックスなどを出すなど、テープ業界においても結構重要な存在です。

 話をHigher Levelシリーズに戻すと、何点か重要点があり、それこそレベルの高いDJミックスや、クソ熱いフリースタイルを含む日本語ラップの曲を大々的にフューチャーした点など・・・単なるDJミックスではない「他にはない魅力がある作品」としてリリースしていた点はホント重要だと思います。
 私自身も、CeloryさんのVol.2は、当時、渋谷のBeamsの裏にあったESPというHipHop系洋服屋さんで買って、収録されている日本語ラップ勢のフリースタイルにヤラれたり、流れるようなDJミックスやブレンド(No Diggityのブレンドにはヤラれた!)などに影響を受けたり・・・DJミックスなり、ミックステープの面白さを教えてくれた存在かな~と思っています。

 そして、Kiyoさんについては「DJミックス」「選曲」がオリジナルで、これに影響を受けた方が多かったと思います。

 DJミックスの部分は、なかなか説明しづらいですが、選曲については分かりやすく、誰も着目しない曲をカッコ良くプレイするのが上手く、Kiyoさんのテープを通して教わった曲が多いのではないでしょうか?
 HipHopだとNYでもマイナーなアーティストの曲や、その後の西海岸アンダーなどのプレイがそうで・・・今回の作品の題材である「R&B」もその一つかと思います。

 では、このHigher Levelの第4段としてリリースされた本作で、Kiyoさんがカッコよくプレイすることで曲が輝く「選曲」と、素晴らしい「DJミックス」を紹介したいと思います!!


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 まず、この作品の選曲面から紹介をしましょう。

 この作品は2本組みになっており、1本目は「Day Time」という内容でアップテンポな歌モノを中心に選曲、2本目は「Night Time」という内容でスローな歌モノを中心の選曲になっています。

 Day Timeの方ではNew Jack Swingのような90年代前半のR&Bを中心に選曲してて、とにかく爽やかで明るい内容が素敵ですね・・・
 それこそ、「Troop / Spread My Wing」のような定番曲や、「Whistle / I Am」のような当時としてはあまり知られていない曲などを巧みに織り交ぜ、凄い気持ちイイい選曲になっています。

 今となっては、これらの曲は、定番も定番で知らない人がいないくらい普及しているかと思います・・・ただ、やっぱり当時としては、殆ど知られていなく、Kiyoさんの選曲を通して「定番が作られていった」感はあるかと思います。

 この作品がリリースされた96年~97年ぐらいにおいて、僅か5年位前にリリースされた90年代前半のR&Bが全くシーンで認識されていなかったのも面白い話ですが、Kiyoさんの選曲は、これらの曲の「明るさ」「爽やかさ」を純粋に光らせる選曲が素晴らしく、HipHopしか知らなかったBな輩に光を射したと思います!
 私自身は、これらの歌モノはMUROさんから教わった部分が強いですが、これらの曲がもつ良さを、かなり分かりやすい形で提示して、皆が共有できる「定番」にしていった部分はあるな~と思いました。


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 まだ、2本目の「Night Time」は、スロー中心の選曲ですが、Kiyoさんの「審美眼/掘りの深さ」の素晴らしさが出ているかと思います。

 日本においては、英語の歌詞を理解することや、スロー特有のグルーブを理解することに大きな壁があり、あまり需要がないジャンルかと思いますが、こちらも曲の良さを光らせる選曲が素晴らしいです!

 それこそ、90年代スローの鬼クラシックである「Keith Sweat / Make It Last Forever」や、Stylisticsのカバーである「Babyface / You Make Me Feel Brand New」などのLP曲を選曲し、ラグジュアリーな空気感といったら絶品ですね!!

 この辺のスローは、私自身も不勉強で、あまりレコも持ってない状況ですが・・・今回、聴きこんでてハマったのがスローの方かもしれないです。

 いや~、この辺もイイ曲が多いですね・・・A面は90年代のスローに特化した選曲、そしてB面はそのプロトタイプとなる80年代のスローを選曲してて、知っている曲はより魅力的に聞こえ、そして知らない曲も同じく魅力的に聞こえ・・・流石の一言です。
 例えばBobby BrownのRock Wit'Chaとか、Whispersが90年に出したLPの隠れた1曲など・・・未だにレコ屋で格安に売っているレコの中に、これほどまで良い曲があることにビックリし、Kiyosさんの掘りの深さにヤラれました!
 
 また、その選曲の下支えとして、繋いでいく曲のメロディーだったり、グルーブの繋げ方が上手いんですよね・・・

 この点は、このスロー選曲を聴いていると、それが顕著に分かり、聴いてて耳が疲れないというんでしょうか、曲と曲を繋ぐ時に曲同士がぶつからず、むしろグルーブを引き延ばしていく選曲/ミックスが光っており、これにもヤラれました!
 

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 そして、DJミックスについても、上手すぎですね・・・

 特に上手いな~と感じたのが「ピークの演出の仕方」で、それもプレイした曲の「歌」を盛り上げる方向性が仕込まれていて、上手いです!!

 例えば、Day TimeのA面であれば、ゴスペルの力強さを兼ね備えたクラシック「Sounds of Blackness / I'm Goin All The Way」を光らせる展開が素晴らしすぎます・・・

 それまで、割とクールなグルーブを出していた中で「Neneh Cherry / Buddy X」を選曲するのですが、FeatされているBiggieのラップパートに入ったら、Impeachのビートをブレンドします・・・聴いてると「んっ」となりますが、勢いのあるビートが入ることで首を降ってしまいます・・・
 その後、Biggieのパートの途中でBuddy Xをカットし、Impeachのビートがなる中、 I'm Goin All The Wayをミックスしてくるのですが、I'm Goin All The WayのビートネタがImpeachなので、ビートのグルーブが全く途切れず、一気に歌の世界に入っていけ、その熱いボーカルに酔いしれてしまいます・・・

 もー、ビートネタを一枚かませてミックスすることでスムースに曲のグルーブを繋げる効果がありつつ、それまでのクールな空気感から、一気に熱いグルーブに展開ができるので、ミックスに山と谷が生まれ、SOBが絶対に盛り上がる展開にしてるのは上手すぎです!
 
 Kiyoさんのこの作品を聴いていると、根底にはプレイしている曲の「歌」の良さを出していきたい・・・そんな思いが感じられます。

 それこそ、DJをしてて、きっと聴いてる方に「一緒に歌ってほしい」みたいな気持ちが感じられ、Kiyoさん自身がその歌の良さを愛しているからこそ、DJミックスの中で「歌」を大切にしたミックスが施されていると思いました。

 B面の最後では、クラシックな「Teddy Riley feat Tammy Lucas / Is It Good To You」をプレイしますが、ここの部分も、気付いたら歌っている自分がいました・・・

 最後の方の選曲は、割と知られていない曲をプレイはしてるけど、しっかりとビートキープをしてて、ビートのグルーブに気付いたら乗らされているプレイをしてて、この一曲前に「Jeff Redd / You Called & Told Me」を挟むことで、グルーブのギアがしっかりと入ります・・・
 その上で、メロディーとノリを完全に繋いだカットイン気味のショートミックスでIs Itに繋ぐのですが、そのミックスのパーフェクトっぷり・・・そして、グルーブが続いているからこそ、その「歌」に入っていける感じ・・・素晴らしすぎます(^0^)


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 この作品に関しては、ここ1週間で集中的に聴いて、この作品が好きになってしまった私が説明するのは、どこか忍びないですね・・・それは、私以上に長く聴いて、私以上にこの作品を愛している方がいるからです!
 
 Kiyoさんにしかできない選曲、DJミックス、作品のグルーブ・・・どれをとっても素晴らしいの一言で、KiyoさんのR&Bという音楽に対する愛情が花開いた作品かと思います。

 テープもCDも凄く入手しやすい作品ではないですが、これは永遠のマスターピースと言っても過言ではないでしょう・・・興味のある方は、是非、探して聴いてみてね!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Kiyo 「Higher Level vol.4 - R&B Joint DAY and NIGHT」
Genre : R&B、UK Soul、Soul・・・
Release : 1997年 
Lebel : Higher Level No Number

Notice : CD再発について
 2006年1月に4CDで再発済み。ただ、今となっては高額皿の一つで、なかなか値段が落ちない作品です。
 なお、再発においてはManhattan絡みで再発され、Kiyoさん側に2年ぐらいお願いしてやっと再発が出来た、みたいな感じで再発がされたと記憶しています。


Notice : Higher Levelシリーズの謎

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 これは、私が知らないだけかもしれないですが、マニア筋では「謎」になっている話です。

 今回、紹介したHigher Levelですが、シリーズの「5」が何なのかが謎で、私も長く追ってはいるのですが、未だに分かりません・・・

Higher Level vol.1 DJ Celory & DJ Kiyo
Higher Level vol.2 DJ Celory
Higher Level vol.3 DJ Kiyo
Higher Level vol.4 DJ Kiyo - Day and Night
Higher Level vol.5
Higher Level vol.6 DJ Celroy

 Higher Levelは、謎が多いレーベルで、色々な部分で一貫性がなく、頭を悩ませます・・・
 それこそ、DJ Celoryさんの「@ HipHop.co.jp」シリーズが4から始まってて、シリーズ前の1・2・3が、この上記の作品に該当するらしいんですね・・・5が不明なので、Higher Level⇔@ HipHop.co.jpの相互関係がイマイチ分からないのですが、色々と困ることが多いです(^^;)

 今年の目標(?)として、分からないことは恥ずかしがらずに聴いてみるというスタンスを出したいと思いますので、もし、この「5」のことが分かる方がおられましたら、教えてください! m(_ _)m





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<独り言>

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 このブログをお読みの方だと、多少の方はお世話になったであろう「フリーペーパー」のお話です・・・

 昨日のレコード行脚で、毎月、しっかりと拝読しているフリーペーパー「Dance Delight」を頂いたのですが、表紙には「The Last Issue」の文字が・・・
 えっ、ダンデラが廃刊なの・・・表紙を眺めながら、しばらくフリーズしてしまいました・・・

 DANCE DELIGHT MAGAZINE廃刊のご挨拶


 「Dance Delight(ダンス・デイライト)」は、ダンスコンテストのイベントを手広く展開しているアドヒップという会社が発行しているフリーペーパーで、日本のダンス業界においては無くてはならない存在だと思います。
 歴史は古く、1994年より発行を開始し、足かけ22年、合計262号まで発行したフリーペーパーで、様々なダンサーがこのフリーパーを読み、影響を受けたと思います。

 このDance Delightでは、いわゆる「ストリート・ダンス」を取り扱った内容になり、代表のマシーン原田さんが、このストリートダンスを世に広めたい一心で発行を始め、ストリートダンスの情報誌として活用されていました。
 それこそ、各種大会の結果報告や、人気ダンサーへのインタビュー、ダンスのステップの紹介や、使える音源の紹介など・・・ホント、ダンサーにとっては有意義な情報が掲載されており、ある種の「バイブル」だったと思います。

 特に、このフリーペーパーに感じるのは、ダンスに対する真摯な愛情で、誌面から読めるそのダンス愛は、読んでいるダンサーを鼓舞し、日本が世界屈指のダンス大国にした原動力がダンデラにあったのだと思います。

 私自身、一般的な「ダンス」を経験したことはなく、クラブで音楽に合わせて「自由気ままに踊るダンス」は誰にも負けないぐらい大好きです・・・
 
 ただ、クラブで踊ることを好む前からダンデラは読んでいました・・・

 それは、ダンデラが無料で頂けるのもあったのかもしれないですが、誌面から感じられる「ダンスに対する愛情」が、踊っていない人にも響く部分があったのかもしれません・・・

 今回、ダンデラという存在を改めて考えると、私が正にそうですが、ダンスをしない人間を文章と写真だけで踊らさせる「パワー」があったんだな~と思いました。
 私自身、ダンデラがきっかけでクラブで踊るようになったわけではないですが、きっと、読んだことでパワーを頂いたんでしょうね・・・かなり曲がりくねった道を通りましたが、私も「ダンデラの子」なんだと思います!

 また、その上で考えると、ダンスという動きが必ず伴う対象物を、文章と写真だけで魅力を伝えていた点は、ほんと素晴らしいですね・・・

 このブログも、ミックステープという対象物を、実際の音を紹介せずに文章と写真だけで魅力を伝えたいと思っています・・・
 それには限界があることも知っていますが、ダンデラが魅せてくれたような「愛」と「熱意」があれば、音や動画よりも「素晴らしさ」を伝えることができることを改めて痛快しました!!


 原田さん、ダンデラ編集部の皆さま、ホントお疲れさまでした!!

 素晴らしい「ダンス愛」を頂き、ありがとうございました!!