HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Yukijirushi 「DJ Yukijirushi Vol.4 - Dance Classics」
DSC03925.jpg

 え~、GWが終わって以降、仕事な毎日で疲れ気味・・・今月は、月末まで残念ながら仕事一色なので、青息吐息な毎日です(^^;)

 まあ、いきなり愚痴から始まりましたが、今月を超えることが出来れば、少しは楽になりそうなので、それまでの辛抱ですかね・・・頑張りましょう!

 そんなわけで、今週は深く考えずに選んだ、私が大好きなダンクラ系の作品の紹介です~


yuki_001.jpg

 今週は、実は初登場な「DJ Yukijirushi(ユキジルシ)」さんによるダンクラミックスを紹介します!

 まず、ユキさんは、今でもバリバリ現役なお方ですが、少し紹介をしておきましょう・・・

 DJ Yukijirushiさんは、都内を中心にプレイするHipHop系DJで、HipHopのみならずR&BやReggae、そして今回の題材にもなるクラシックものなど、様々なジャンルの曲をHipHopベースでプレイできるお方になります。
 業界的には00年代初期頃、HipHop業界においてReggaeを流行らせた立役者として有名で、長くクラブに通われている方ほど、ユキさんに信頼を置いている方が多いかと思います・・・

 また、ユキさんは、あの「DJ Master Key」さんの片腕に近い立位置で活動をされており、現場でのDJに加え、マスターが運営してたアパレルブランド「Rock Smith」にもデザイナーとして参加するなど、マスターの活動と共に動いておられました。
 元々は、ユキさん自身は90年代初期にNYに渡米し、既にNYで活動してたBuddha勢と合流して、Buddhaの帰国と共に自身も帰国され、そこから日本でのDJ活動を始めた経緯があります・・・そして、その後にマスターと始めた名物パーティー「Daddy's House」でのプレイは特に有名かと思います。

 うん、私のちょっと上の世代の方で、渋谷でHipHopを聴いてた方なら、この「Daddy's House」は外せないかと思います・・・


DSC00877.jpg

 少し脱線をしてDaddy's Houseの話をしましょう・・・

 このパーティーは、今年、開店20周年(!)を迎えた渋谷にあるクラブ「Harlem」において、97年から03年まで毎週金曜日に開催をしていたパーティーで、ある意味で「日本で本当のHipHopパーティー」を根付かした存在として有名です。
 DJは、前述したDJ MasterkeyやDJ Yukijirushiの他に、初期はDJ Kenseiさん、サイドMCにはZeebraさんやMammy-Dさんが入るなど、この業界のトップセッターが集い、金曜の夜を大いに盛り上げていました。

 詳しくは、以下の作品紹介をご参照ください・・・

 ● V.A. 「Daddy's House Vol.1-3」


 Daddy's Houseは、ホント影響を受けた方が多く、このパーティーを通して「NYスタイルのHipHop」を学ばれた方が大変多いかと思います・・・
 それこそ、今回の作品紹介にも繋がるのですが、HipHopというバックボーンはあるものの、良い音楽は何でもプレイする姿勢があり、正に「NYスタイルのHipHop」を体現されていたと思います。

 振り返ると、90年代中期~後期は、日本では「クラブ」なり「HipHop」という存在が、まだまだ生活や文化に馴染んでいなかった部分があったので、とりあえずその言葉だけが独り歩きしてしまい、ある意味で「スタイル先行」になってしまった部分がありました。
 つまり、HipHopが好きな方であれば、リスナー側が「HipHop以外は聴かない」と思いこんでいて、それが「リアル」になっていたんですね・・・それ以外のジャンルを聞いたら「セルアウト」と呼ばれるぐらい、文化や音楽ジャンルに鎖国感がありました。

 ただ、Daddy's Houseが偉大だったのは、NYのHipHopのDJ達、それこそ「Kid Capri」が、ジャンルに関係なく「自分のフィーリングでどんなジャンルでもカッコよくプレイすること」を、渋谷の夜において積極的に体現していた点が大きいと思います・・・

 うん、それは、マスターやユキさんがNY時代にラジオやクラブを通して影響を受けた「NYスタイル」であり、本当の「HipHop」なんですよね・・・
 それこそ、一時期、ユキさんがHipHopの現場でレゲエをプレイしてたのは、このNYスタイルのバックボーンがあるからで、どんなジャンルでも、自分達が「カッコいい」と思ったモノをプレイする姿勢が色濃く出ていたと思います・・・


DSC03926_20170514134200a09.jpg

 そして、話をユキさんに戻し、今度は「ミックス作品」について触れてみましょう。

 ユキさんに関しては、イイ意味で「現場」なイメージが強く、あまりミックス作品は出していないイメージが強いかと思います。
 ただ、00年代中期は、自身が推していたレゲエ系のミックスCDをアンダー/メジャーを問わず積極的にリリースしており、割と多作な方かと思います・・・

 その中で、テープ馬鹿としては上記のテープシリーズが外せないです!

 これらのミックステープは「DJ Yukijirushi」というタイトルで計4作リリースしており、あのK-Dub Shineのレーベル「Atomic Bomb」からリリースをしていたテープになります!
 なぜ、Atomic Bombからリリースしていたかは何とも言えませんが、このテープがリリースされた90年代末は、確かAtomic Bombの事務所がHarlemの近くにあり、その辺の流れ(渋谷コネクション?)でリリースされたんでしょうね~

 んで、内容的には1~3は、その当時の新譜HipHop(結構アングラ寄り)のミックスでアレですが、第4弾となる今回の紹介作品はかなり良く、ユキさんの良さが出た1本になっています!

 そんなわけで、今回も前振りが長くなりましたが、このシリーズの第4作目を通してユキさんの良さを紹介したいと思います~

 なお、先に脱線をしておくと、マスターが90年代中ごろに作っていたテープシリーズ「Wardest Working」の第7段のみ、ユキさんが担当していますね・・・マニア向けの補足です(^^;)
 

DSC03927.jpg DSC03928.jpg
DSC03929_201705141407569af.jpg DSC03930_201705141407576be.jpg

 まず、選曲面ですが、タイトルの「Dance Classics」の通り、いわゆるダンクラを中心に、80年代のR&BやDiscoなどを選曲していますが・・・ココからして「NYスタイル」で最高です!

 先に指摘をすると、やっぱり「当時のNY」を知っているからこそ出来る選曲が感じられ、個人的にはかなり大好きな選曲です!

 選曲的には、80's R&Bクラシックな「Cherrelle / Saturday Love 」のような甘い感じの曲や、ラジオ/クラブを問わず永遠のクラシックである「Sister Sledge / He's The Greatest Dancer」のようなフロアー向けの曲など、割とミッドを中心に、日曜の昼下がりにラジオでプレイされたら気持ちいい選曲になっています。
 また、その一方で、結構深い選曲も多く、それこそ「Howard Johnson / So Fine」「Wish feat Fonda Rae / Touch Me」などが選曲され、ド定番と渋い曲を上手く散らしながら選曲をしているな~とも思います。

 この4曲だけで説明をするのは難しい部分もありますが、私としては「NYクラシック」を知った上で選曲をされているのが如実に分かり、聞いているだけでグッときました!

 まず、漠然とNYクラシックと書きましたが、私としては、これらを「過去にリリースされた曲において、DJ達が永遠に色あせない曲としてプレイし続け、それがリスナーの定番になった曲」と考えています。

 それこそ、今回のユキさんもアイドルであろう「Kid Capri」が、ラジオやミックステープのリリースを通して、人によっては懐メロ的な過去の恥ずかしいと思われていた曲達を、自信を持ってカッコよくプレイすれば「光る」ことを証明した曲達で・・・言葉であれば「クラシック」という表現で済むかもしれないですが、その背景には「DJの功績」がある曲だと思っています。

 ただ、これらの曲は、やっぱり「DJのプレイ」を聴いてたり、そのDJ文化の背景が分かってないと、まず、曲の良さが理解できないので、曲として受け入れられない部分はあると思います・・・

 その中で、ユキさんの選曲をひも解くと、そういった背景をしっかりと現地のNYで体験しているので、その背景を理解した上で、これらのNYクラシックを選曲をされており、選曲の重みが違います・・・

 それこそ、渋い曲はそうで、「Howard Johnson / So Fine」なんかはNYを知らないと選曲しないでしょうね・・・
 以前紹介したDJ Kaoriさんのテープでもこの曲が選曲されていたので、同じようなことを書きましたが、渋い曲の選曲ほど、DJの「NY理解度」が出てくるのかな~と思います。


DSC03931_20170514144055441.jpg DSC03932.jpg

 そして、その「NYクラシック」な選曲を、更に高めているのが「DJミックス」になります!

 基本的には、HipHop的にサクサクとカットインやショートミックスで繋いでいくのですが、色々と技が光っていて、選曲した曲を更に盛り上げます!

 例えば、B面の一曲目では、ド定番な「Slave / Just A Touch Of Love」をプレイするのですが、イントロブレイクを2枚使いで高めていき、かなり早い段階で次の曲である「Oddyssey / Inside Out」豪快なカットインをします。

 まず、2枚使いはそこまで多くはないのですが、要所要所で光ってて大変良いですね・・・この辺は「カプリイズム」あっての2枚ですが、後で紹介する「Everyn King / Love Come Down」での2枚使い&半拍ずらしなど、2枚使いをすることでその曲に躍動感を増幅させているのが素敵です。
 
 ただ、ここで特筆すべきは「豪快なカットイン」ですね!

 Just A Touchにおいては、曲の出だしも出だし、少しサビを歌った辺りでカットインしていき、ある意味で「曲を変えるには早すぎる位置」でのカットインで、これは豪快です・・・でも、聴いていると「バッチリ」なんですね・・・
 また、他の曲ではもっと豪快なカットインが多く、4小節×2のサビであれば、普通であればその4小節終わりでカットインするところを、3小節2拍目あたりでカットインします・・・むろん、次の曲は、曲構成における2拍前からカットインして繋いでいますが、意外な部分でのカットインなのでビックリする反面、これも「バッチリ」です・・・

 こういった、普通のDJプレイにはないカットインなので「豪快」と書きました・・・ただ、豪快なんだけど、聴いてると「バッチリ」なんですね・・・

 うん、これは曲と曲を繋ぐ「グルーブ」がしっかりと繋がっていることがポイントだと思います・・・そう、ユキさんがプレイする曲の良さや構成をしっかりと読み取った上で繋いでいる「豪快さ」だと思います!

 ほんと、深く聴くと、繋いでいく曲のBPMやテンポ、楽器の相性などがバッチリで、それらを総体とも言える曲の「グルーブ」がガッチリと繋がっています・・・カプリもそうですが、ミックスは荒いんですけど、曲はなぜか繋がっているのは「DJの能力の高さ」があってでしょうね!


DSC03933.jpg DSC03934.jpg

 また、全体的なストーリー性も大変素敵です!

 選曲的には、割と日曜の昼下がりにラジオでかかりそうな、雰囲気の良い曲をグルービーに選曲してて、全体を通してのストーリー性はそこまでありません・・・ただ、盛り上げたい曲はガツっと盛り上げていくストーリーが細かくあるのが大変良いと思います!

 例えば、私自身が大好きな名曲「Sharon Redd / Never Give You Up」であれば、そのままでもイイ曲ですが、この曲に至るまでの「タメ」が利いてて、この曲が可憐に花開きます・・・
 つまり、盛り上げたい曲があるのであれば、そこまでの選曲をちょっと落としておいて、少しづつ上向きにしてる選曲があります・・・イメージとしては、5曲単位で動いていく感じで、最後の5曲目を盛り上げるために、1曲目からショートストーリーを作っている感じですね。

 また、B面の最後の方では「Everyn King / Love Come Down」を選曲しますが、これはこれで「曲の中だけでのストーリ作り」が大変上手いです!

 前述しましたが、この曲ではイントロブレイクをガンガンと2枚使いをし、更に曲に入ったら半拍ずらしを入れるなど、かなりHipHopマナーで曲をプレイします・・・

 ただ、これらが、この曲の「躍動感」を伸ばすためにおこなってて、その上でグルーブを高めた先で「サビ」が爆発するように仕向けたストーリーがあると感じました・・・
 また、更にですが、少しセンチな曲なので、そのセンチさをミックステープとしてのエンディング感として表現したい部分も、2枚使いなどを通して伸ばしており、ホント上手い選曲とミックスだな~と思います!


DSC03935_20170514152832661.jpg

 私が「良かった!」と思ったところを、バラバラに紹介した形になりましたが、結果的には「素敵なNYスタイルなミックス作品」に仕上がっており、ユキさんのレベルの高さが分かる一本だと思います!

 こういった作品ほど、実は作るのが難しいと思っています・・・それは、技術以上の「感性」が求められ、そのDJが、自然体で出せる「グルーブ」が重要になってくるからです。
 つまり、DJの技術の上手さや、どれだけ曲を知ってるかではなく、それらの技術と知識を、そのDJの「感性」でいかに組み合わせるかが大切なんでしょうね・・・う~ん、DJってやっぱり総合芸術なんですね(^0^)

 ではでは、テープ自体は、割と見かける作品なので、興味がある方は探して聴いてみてくださいね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Yukijirushi 「DJ Yukijirushi Vol.4 - Dance Classics」
Genre : Dance Classics、Disco、Garage、R&B、Pops・・・
Release : 2000年頃??
Lebel : Atomic Bomb(Tape Bombs) ABMT0005

Notice : レーベルについて+α
 本文ではKダブさんのAtomic Bombが作ったと書きましたが、正確に書くと、Atomic Bomb内に「Tape Bombs」というサブレーベルを作り、その中でリリースがあった作品になります。このテープレーベルでは、ユキさんが4本、DJ Oasisさんが1本をリリースした限りのようです。
 なお、この作品ではBen The Aceさんがマスタリングをしてて、確認レベルでは第2段はDOIさんと、実は制作の裏が豪華だったりもします?




---------------------------------------------------------
<独り言>
 今週は仕事しかしてないので独り言はお休みです・・・月末の大仕事に向けて弾丸で某四国に行ってきましたが、自分の時間が一切なく、愚痴しかでません(--;)

 ただ、渋谷のユニオンが「テープレコーダー」を含むDJ関係品の買取リストを出したのにはビックリしました・・・20年以上前のテレコは、中のゴムベルトが切れるリスクが非常に高いので、売り方が相当難しいっすよ・・・大丈夫なのかな~







スポンサーサイト
DJ Murakamigo 「The Official Bootleg Mega-Mix」
DSC03827.jpg

 え~、ここ最近は、土曜日も仕事をしないと追いつかないので、休みが日曜だけになっていますが、やっぱり「日曜日」って大切だな~と思っています。

 それこそ、私としては「日常をリセット出来る日」と考えていて、仕事モードから「Mix Tape Troopers」に戻る日なんですよね・・・
 平日に作品の聞きこみをして、段々と書きたいことを考えていき、日曜日に一気に放出して記事を書いていく感じなんですが・・・この記事作成の時間が、まさに「MTT」に戻る瞬間で、凄い嬉しい時間です(^0^)

 実際は、パソコンを見ながら作業をしてるので、平日の仕事をしている時と実務的には変わりませんが、脳が「MTT」になるみたいで、書き終わった後は凄い爽快になり、今週の仕事も頑張ろう!と思ったりしています・・・

 そんなわけで、作品の紹介です~


DSC03828_201703120952392a8.jpg

 今週は、大好きな歌モノ系DJである「Murakamigo(むらかみーご)」さんによる、80年代寄りの歌モノミックスの紹介です!

 Murakamigoさんというと、Sugarbitzから出していた「All Mixed Up」シリーズが有名ですが、今回紹介する「The Official Bootleg Mega-Mix」シリーズも最高で、お好きな方も多いかと思います・・・

 こちらのシリーズについては、Murakamigoさんが自主で作っていたらしいシリーズで、恐らくAll Mixed Upよりも少し前に作っていたシリーズのようです・・・
 私の解釈では、このシリーズを作ったことでMurakamigoさんのテープの良さが知れ渡り、その流れでSugarbitzとリンクするようになった・・・と思っています?

 そして、肝心な内容は「Murakamigo節」が全開の内容で、ほんと良いシリーズです!

 当然ながら、リリース時は購入していなく、ミックステープを掘るようになってから聞いた作品ですが、Murakamigoさんらしい「歌モノ」を素敵な選曲とミックスで彩っているのが最高で、一時期はかなり聞いてた時期もありました(^0^)

 そんなわけで、このシリーズは時間をかけて全ての作品を紹介したいので、まずは1作目から紹介していきますね~


DSC03829_2017031210372587a.jpg DSC03838_20170312103726a68.jpg
DSC03831_20170312103830d34.jpg DSC03833_2017031210383133d.jpg

 まず、選曲面から紹介すると、この作品では80年代のR&Bが中心になっており、それこそ「ブラコン(Black Contemporary)」が中心の選曲になっています。

 ブラコンって書くと、若い方には通じずらいかもしれないですが、それこそ、この作品で選曲されている「The S.O.S. Band / The Finest」「Levert / Casanova」なんかが直球ですよね・・・吉沢さんのアレを聞いた直後なのでこういう表現になりますが「ブラック系の80年代歌謡曲」っていえば分かりやすいですかね?
 それは、適度に親しみやすくてポップスとして通用し、その一方でしっかりと黒いのでダンス~クラブミュージックとしても通用する内容で・・・実は独特な音楽なんだけど、絶対に「価値が変わらない」音楽だと思っています!

 そんなジャンルの楽曲を、素敵に選曲しているのがこの作品で・・・今週はこの作品を聴いて、しっかりと癒されました(^0^)

 選曲面から考えると、これらの楽曲の「良さ」をしっかりと理解したうえで、定番やあまり知られていない曲を織り交ぜ、この「ブラコン」というジャンルがもつ独特な「ドリーミー」な空気感を優しく演出しています・・・これがMurakamigoさんの真骨頂ですね!
 全ての方に通じる表現かどうかは分かりませんが、前述した「The S.O.S. Band / The Finest」が素敵に輝く選曲なんですよ・・・ブラコン特有の「ドリーミーなグルーブ」をひたすら伸ばしていく選曲で、聞いてるだけで「ホッコリ」する感じが手にとって分かり、Murakamigoさんの良さが本当に出た選曲だと思います!


 そして、この選曲の良さは「選曲の組み立て」「ミックスの上手さ」が基盤にあり、これらの要素も最高に上手いです!

 選曲の組み立てであれば、選曲の流れがスムースに行くようにグルーブが近い曲で繋いでいくことが基本になっていますが、それでは全体的に間延びしてしまう部分があるので、要所要所でハッとする変化球を織り交ぜ、それが良いアクセントになっています・・・

 例えば、A面の前半ではFinestラインのブラコンで気持ちよく選曲していったら、カットインで「Maze / Joy and Pain」のライブテイクを選曲し、同曲の肝になるビートレスなサビ(サビを観客とコール&レスポンスしている部分)を効果的に使っています・・・

 この部分の前後の選曲を整理すると、それまでのFinesetラインの選曲は大変気持ちイイ流れなのですが、これを続けすぎると同じ展開なので自然とダレてしまいます・・・そのため、その後は少しポップ寄りにBPMを上げる展開を用意していました・・・
 ただ、この方向性の変化は、急に変えることは意外と難しいので、その「橋渡し」としてMazeを利用しているんですね・・・こればかりは聴いてみないとアレですが、BPMは全く合っていないのに、前後のグルーブをガチっと繋げており、この辺を聴くとMurakamigoさんのセンスの良さが手にとって分かります!

 また、この点に近い部分だと、これもブラコン直球な「Cherrelle With Alexander O'Neal / Saturday Love」プレイの仕方(DJミックスの仕方)が最高です!

 イメージとしては、この曲の本編と、インストとアカペラを上手く2枚使いし、まさにこの作品のタイトルである「Mega-Mix」みたいな独自の展開を施しており、この曲の良さと、全体の選曲の良さを底上げしていると思いました!
 特に、この曲の最後は、本編からアカペラにカットインで切り替え、先ほどのMazeと同じように少しBPMが上がった曲にスイッチをするのですが、グルーブは全く切れず、むしろ加速していく展開にDJミックスしているのが素晴らしすぎます!




 この作品は、選曲はもちろんですが、実は相当ミックスが上手い点も含まれていることで、永遠に古びない「ブラコン」という音楽を、素敵に彩った作品かな~と思います。
 それこそ、このミックス自体も古びない内容で・・・ある意味で「DJミックス」の基礎を忠実に表現しているので、DJミックスの教科書にしても良いぐらいの内容です(^0^)

 このシリーズ自体は、結構本数は出たみたいなので、割と簡単に探すことが出来ると思います・・・気になる方は探してみてね~





<Release Date>
Artists / Title : DJ Murakamigo 「The Official Bootleg Mega-Mix」
Genre : R&B、Pops、Dance Classics、Black・・・
Release : 1999年ごろ???
Lebel : Lush No Number




------------------------------------------------------
<独り言>

 今週は、独り言は無しでも良かったのですが、週中で我らのジョー大先生が3年ぶりに単独ギグを行うことが発表され、久々にダンス熱が高まっています!

 この間の「俺の履歴書」でも書きましたが、3年前、西麻布elevenのクローズの際のジョーのDJがホント素晴らしすぎて、あのDJ以来、私の時計止まっていました・・・
 つまり、あのパーティー以降、あれほど素晴らしいパーティーとは出会えていなく、熱いダンススピリッツの一部が、あの時から動いていなかったんですね・・・いや~、これは嬉しいニュースです!

 先の予定はアレですが、この日だけは絶対に行こうと思います・・・なんか、ダンスも春めいてきましたね(^0^)

 なお、間抜けな話も入れておくと、この情報は、平日の夜、帰りの電車でTwitterをボンヤリと見てたら発見したのですが、思わず「やった!」と声を出してしまい、周りの乗客からの目線が微妙に痛かったです・・・・30半ばにして、声を出して喜ぶとは思いませんでした(^^;) 




DJ Celory 「Disco Cookin'」
DSC03568_2016121111293211b.jpg

 え~、今週は、本当はDannyのパーティーのレポを書く予定でしたが、体調をモロに崩してしまいDannyの45セットには行けず・・・ううっ、行きたかった(涙)

 まあ、ここ2週間、仕事が忙しかったり、週末の掘りが忙しかったりで、体は疲れたんでしょうね・・・今週の始めから体調崩してて、だけど仕事が休めずに無理しての繰り返しでした・・・
 それも、体調がそんなには良くないのに、ユニオンには行って、麗しのみどり様を半年寝かしてゲット(ほぼ、半値でした!)してきたり・・・体に良くないこと(?)ばかりです・・・

 そんなこんなで1週間を乗りきるのが精一杯でした・・・おかげさまで土曜日は1日寝てることしか出来ませんでした(^^;)

 そんなわけで、PC作業ができるぐらいに復調はしたので、更新だけはしようと思い、緊急登板で得意なDiscoモノで紹介です!


300x300_20161211114041384.jpg

 今週はあのDJ Celoryさんによる「ダンクラ」ミックスを紹介です!

 Celoryさんと言えば、かなりミックス作品を量産されていることで有名で、ここ最近は「ワン・アーティスト・ミックス」にこだわった作品をリリースするなど、今でも「現役」な頼れる御大です!
 そして、HipHop、R&B、ネタ物、チル物、そして今回のダンクラなど、音楽の守備範囲も広く、やっぱり「腕」があるんだな~と思います。

 Celroyさんのミックスを考えた時、私としてはイイ意味で「優等生」と思っています!

 それは、カプリのような強烈な個性があるわけでもなく、また、MUROさん級な深堀り、Ulticut Upsのような鬼スキル、DJ Paulさんのようなストーリー性などは少ないですかね・・・
 ただ、そのDJミックスにおける「個性」は、他のDJよりも「平均点+20点」ぐらいな感じなんですよね・・・選曲も、ミックスも、ストーリー性も、飛びぬけて「個性的ではない」んだけど、全体的に「バランスが良い」んですね・・・

 そう、バランスが良いということは・・・凄い「聴きやすい」作品を作れる方だと思います!

 今回、この作品を聴いて、久しぶりに「ああっ、聴きやすいな~」と思いました・・・・

 DJミックスを聴いていると強烈な個性も欲しいところですが、スッと耳に入ってくる点も大切です・・・その意味では、Celoryさんのミックスはかなりレベルが高いと思います!!


DSC03572.jpg DSC03574.jpg
DSC03573_20161211115950424.jpg DSC03575_20161211115953e44.jpg

 そんなわけで、作品紹介です!

 タイトル通り「Disco / Dance Classics / ダンクラ」に焦点を絞った作品で、かなりノリのよい作品になっています。

 それこそ、A面1曲目では、Old School HipHop曲をコラージュしたイントロからの「Freedom / Get Up and Dance」のブチ込みでヤラれます!

 選曲的にはDiscoというよりも「ダンクラ」で、ド定番な「Luther Vandross / Never Too Much」「Emotions / Best of My Love」など、直球勝負な曲が多く、ヤラれます!
 また、最後の方では名曲である「Michael Jackson / Rock With You」をプレイしてアフターアワーズ的な演出をするなど、選曲のストーリー性もあり、上手いですね!

 選曲的にはド定番を中心にしつつ、渋い曲もプレイして、相対的に「ダンクラ」を表現している点は上手いと思います!

 特に上手いな~と思ったのが「BPM設定」で、Disco~Houseのようにそこまで早くはなく、かといってダンス性が無いほど遅くは無く・・・・音楽として聴きやすい「ダンクラ」なBPM帯の曲を多く選んでいて、上手いな~と思いました。
 それは、今の表現でいけば「Boogie(ブギー)」という表現に近いかもしれないですが、ここまで「聴きやすい」内容に仕上げてくるのはCelroyさんの能力なんだと思います!!


DSC03571_20161211121907910.jpg DSC03578.jpg
DSC03576.jpg DSC03577.jpg

 そして、選曲以外の部分も「上手いな~」と思わせる部分も多いです!

 まず、DJミックスですが、聴いていると選曲面と絡めて「細かい技」がキラッと光っていますかね・・・

 それこそ、A面の最初の方では「A Taste of Honey / Rescue Me」なら、「Freedom / Get Up and Dance」の後にオールドスクールネタつなぎでプレイしますが、イントロブレイクを軽く2枚使いでのフリースタイル挿入・・・その上でガリヤのQさんですよ・・・
 もちろん、Rescue Meといえば「That's The Joint」や「大怪我(正確にはUltimate Rapネタか?)」ネタとして有名ですが、その辺の事情を分かって、ダンクラミックスの中で「こういう違う空気感」を入れてくるのは上手いな~と思います!

 そして、これも「ダンクラ」クラシックな「Dynasty / Do Me Right」であれば、この1曲前の曲(Emotions / Best of My Love)とは少し空気感が違ったので、これまたオールドスクールな「Grandmaster Flash / Freedom」のイントロ(♪Somebody~、Somebody~、If You Wanna Party~)をカットインでワンクッション挟んでからのプレイです・・・これが上手いです!
 結構、オールドスクールのブレイク/声ネタを挟んでプレイしていることが多いのですが、これが結構イイんですよね・・・割とBPMに従ったミックスをしてるので、ちょっとBPMを上げたい/下げたい時に、こういった「ワンクッション」を挟むことで、スムースにカットイン出来つつ、BPMが若干変わってもノリを引っ張ることができるので、上手いです・・・

 この2点に関しては「HipHopDJだから出来る技」なのかもしれません・・・

 それこそ、2枚使いをしてフリースタイルを入れることや、ワンクッションでネタを入れてくることは「HipHopのノリ」を理解してないと出来ないですよね・・・
 Celoryさんに関しては、この「ノリ」を理解した上で、更にノリを利用して、ダンクラという別ジャンルでのミックスにおいて「ノリを注入」する為に入れてくるのが素晴らしいです・・・ただ、それが、過度にならないのが優等生らしく、かえって聴きやすく抑えられていますね!!

 また、ここまではHipHop的な技を紹介しましたが、メロディーの取り方も上手いです!

 B面では、同レーベル繋ぎとしてPreludeクラシックな「Inner Life / I'm Caught Up」から「Sharon Redd / Never Give You Up」を繋いでくるのですが、しっかりとメロディーもグルーブも繋いでのミックスでグッときます!

 ここでは、HipHopのミックスの仕方ではなく「Garage~House」のミックスで繋げてて、聴いてて気分が高まります・・・両曲とも好きなのもありますが、引っ張るところは引っ張ることもできるのも素敵です!
 やっぱり、こういった「歌モノ」は引っ張ることで次の曲が「輝く瞬間」を生み出せるのが「DJ」だと思います・・・こういった演出が出来るのも上手いっすね~



 ではでは、聴きこみが全然甘いですが、やっぱりかなり良い作品でした!
 割と買いやすい作品なので、気になる方は探してね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Celory 「Disco Cookin'」
Genre : Disco、Dance Classics、HipHop・・・
Release : 2004年4月
Lebel : Quorter Inches No Number





---------------------------------------------------------------
<独り言>

DSC03569_201612111300150d2.jpg

 え~、大したことではないのでアレですが、Celoryさん繋がりで一つです・・・

 随分前に紹介したCelroyさんのテープ「Mush Up」が、正式に「イベント配布テープ」ということが分かり、記事に追記しました。

● DJ Celory 「Club Nude 2th Anniversary "Mash Up"」

 イベントは1996年10月に、錦糸町にあったクラブ「Club Nude」の2周年記念として開かれたライブイベント(Mush Up/クラブチッタ川崎)で、先着500名に配布されたテープのようです。
 結構本数が多いな~と思いますが、この手のイベントテープは、貰っても大事にしないので、やっぱり現存数は少ないかな・・・

 なお、情報に関しては、最近はMousou Pagerの活動で有名なSir Yokoさん仕事な「Pay Me - LEGEND OF JAPANESE HIPHOP FLYER」からの情報です・・・Yokoさん、ありがとうございます!


 なお、ブログ的に今週ホットだったのは「まとめサイト」ですかね?

 あまり上手く書けないですが、私のブログは、相当マニアックなことを書いているので、記事や写真を引用するのはあまりないかと思いますが、「記事や写真の引用」という行為はなかなか難しい問題ですね。
 私自身、今回の記事であれば、Celroyさんの写真は転用で、それも許諾を得ていない転用です・・・ただ、他の文章は、多少は外部の記事を参照はしていますが、ほぼ完全オリジナルなので、まだ良い方でしょうか?

 ブログという形でネット上に自分の創作を掲げる立場としては、やっぱり掲載した内容に責任を持たないといけません・・・

 そのためには、やっぱり「オリジナル」に拘るということが大切なのかな・・・これからも、オリジナルを貫き通せるように頑張りますね!!




DJ Kaya feat DJ Hinga Higa 「Backin'a Days 80's Mix - Go Go Crankin'」
DSC03436.jpg

 えー、ちょこちょこと10月に公開予定のブログ開設7周年ネタを仕込み始めてますが、かなり前倒しをして作業をしないと間に合わないことが分かりました・・・相変わらずの見切り発車っぷりに涙しております(^^;)
 なので、しばらくは、そっちの仕込みに力を入れるので、通常の更新はサックリと紹介出来るのを中心にしますね・・・すみません・・・

 そんなわけで、サックリと紹介出来そうなコレを紹介・・・ただ、聴いたら聴いたで深くハマってしまいました(^0^)


trouble_funk1.jpg

 今回は、大好きなDJ Kayaさんの作品で、80年代にアメリカのワシントンDCを中心に広まった音楽「Go-Go(ゴーゴー)」を選曲したノリノリな一本を紹介します!
 作品としては、Kayaさんの名作シリーズ「Backin'a Days 80's Mix」の番外編のような形でリリースされましたが、80年代ブラックミュージックのマエストロが作る作品だけあって素晴らしい内容になっています!

 まず、この作品で選曲されている「Go-Go(ゴーゴー)」について紹介しましょう。

 Go-Goは、音楽ジャンルとしての「Funk(ファンク)」の一種で、70年代末にチョコレートシティーとして名高いワシントンDCで生みだされた音楽と言われており、お好きな方も大変多いかと思います。

 とにかく「ノリの良さ」「ライブ感」を重視した音楽で、Trouble Funkなどの活躍により、一時期は全世界にも広まった音楽かと思います・・・それこそ、70年代のFunkが進化し、パーティーミュージックになったのがGo-Goだと思っています。
 音楽の歴史的にも結構重要で、ブラックミュージックの系譜においては、黒さを残しながらダンサンブルな要素を加えた点がフレッシュで、それこそ80年代以降のHipHopやR&B、そしてGrand Beatなどは影響を受けたとされております・・・特にR&BのNew Jack Swingは顕著で、Teddy Rileyも影響を受けたことを公言されているそうです。

 そして、Go-Goは、なかなかマニアックなジャンルの音楽ですが、私たちのクラブ/DJ世代としては、割とHipHopのオールドスクールの「関連」みたいな位置づけになっているので、そんなには離れていない音楽かな~と思っています。

 それこそ、私が特にそうでしたが、MUROさんが「Super Disco Breaks」で熱心にプレイしたことから業界内で馴染みが生まれ、それで好きになった方もいるはずだと思います・・・
 MUROさんも「オールドスクールの曲」としてプレイしてた感じで、オールドスクールのインスト=Go-Goと言っても過言ではなく、ある意味ではHipHopを通過したFunkなのかもしれないですね?

 なお、もっと詳しい情報は以下をどうぞ・・・日本でこんなにGo-Goを愛してる方がいるなんて・・・リスペクトです!!

 ● Good to GO-GO 「History of Go-Go」


DSC03438_20160925103248137.jpg DSC03439.jpg
DSC03440_201609251032503ef.jpg DSC03437_2016092510324626f.jpg

 では、作品の紹介です!

 製作者のDJ Kayaさんは、80年代のブラックミュージックを丹念にプレイしていたことで有名で、このブログでも何度か紹介をしている「Backin'a Days 80's Mix」など、ブラックミュージック愛に富んだ多くの作品をリリースされたお方になります。

 そして、そんなKayaさんが「Go-Go」でミックスするんだから・・・間違えないですね!

 選曲的にはGo-Goという音楽の4番打者的な曲である「Trouble Funk / Pump Me Up」、Go-Goの元祖ともいえる「Chuck Brown & The Soul Searchers / Bustin Loose」などの定番曲から、クラフトワークのカバー曲である「Trouble Funk / Trouble Funk Express」や、MUROさんプレイによって一時期はレア盤だった「E.U. / It's Family Affair」などの渋い曲まで・・・流石な内容です!
 
 いや~、Go-Goについては、少しは知っているつもりでいましたが、Kayaさんの「深い選曲」「フレッシュなDJプレイ」にはヤラれました・・・
 
 まず、深い選曲については、知らない曲が多いんですよ・・・

 それこそ、1999年にリリースされたRedmanを客演に迎えた曲(Rare Essence / We Push)や、Afrika Bambaataa制作のGo-Go曲(Africa Bambaataa / Shout It Out)など、Go-Goの世界も深いっすね・・・それも、Bamの曲の後には、その曲の元曲であるB.T.Expressの曲を選曲するなど、ニヤッとする「関連選曲」も多く流石です!
 うん、この「関連選曲」もポイントで、「Trouble Funk / Pump Me Up」の後にはGrandmaster Melle Melのカバーを選曲してきたり、「E.U. / It's Family Affair」であれば、Chuck Brownによる同曲のライブテイクにスイッチしたり・・・細かい部分ではありますが、こういう細かい配慮も素敵すぎます!

 また、DJプレイもイイんですよ・・・

 これも関連選曲も込みでのプレイですが、「Chuck Brown & The Soul Searchers / Bustin Loose」であれば、この曲をネタにしたHipHop曲(Jacakl The Bear / For Real)のインストを先にプレイし、そこでKayaさんの盟友であるDJ Hinga Higaさんが巧みなスクラッチプレイで彩りつつ、そこからBustin Looseに流れ込む展開で・・・こういった「グルーブを盛り上げる為のプレイ」が上手すぎです!

 これは、このGo-Goという音楽の本質にもつながりますが、とにかく「ライブでのノリの良さ」を追求した音楽であるが故に、DJプレイでも「ノリの良さ」をキープし、かつ「そのノリを盛り上げて」いく必要があります・・・
 Kayaさんにおいては、選曲の流れを踏まえつつ、的確なタイミングで次の曲に変えていくことや、スクラッチプレイを入れたりすることで、Go-Goの良さを引き出している部分があり、素晴らしいです!!



 かなりザックリとした紹介でしたが、聴けば聴くほど「Go-Go」の魅力が分かる作品です!

 個人的な作品の良し悪しを判断する尺度になりますが、、作品を聴いた後に「プレイした曲が欲しくなる病」が出るかどうかがポイントになる中、しっかりと発病させて頂いたので、間違えない良作です(^0^)
 
 気になる方は探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kaya 「Backin'a Days 80's Mix - Go Go Crankin'」
Genre : Go-Go、Funk、HipHop・・・
Release : 2000年11月
Lebel : Freee-K Productions / Oh! Tape Joint  OTJ-07(?)



-------------------------------------------------------
<独り言>

DSC03441.jpg

 え~、今年の9月は夏の残りでもなく、また、秋の始まりでもなく・・・なんか梅雨の時期みたいな気候でしたね・・・雨が降ることに加え、湿気が鬱陶しく、悩ましい9月でした。
 それこそ、ズーッと天気が悪いので洗濯物が干せないなど、一般的な困ることもありましたが・・・テープ馬鹿としては「湿気」が困ります・・・

 それは、テープ再生機が「原因不明のエラー」が発生するからです。

 どういう理由で発生するかのメカニズムは分かりませんが、なぜか湿気の多い時期はエラーが出やすく、困ります・・・

 例えば、写真の迷彩ショックウェーブ君は、つい最近まで元気だったのに、今週は突然オートリバースが利かなくなり、再生にもムラが出始めてます・・・
 そして、ラジカセ1号機君は、今朝、普通に聴いてて、オートリバースで切り替わった瞬間、突然再生ができない事象が発生・・・う~ん、困ります(^^;)

 まあ、どちらも中の「ゴムベルト」が問題で、ラジカセ1号機君は、明らかにゴムベルトが切れた(伸びた)止まり方だったので、中を開け、動力部を確認したらゴムベルトの1つが伸びてたので即交換・・・無事に復活しました!
 そして、迷彩君は、まだ中を開けて確認してないですが、ゴムベルト系の故障の匂いが・・・ショックウェーブは開けるのが結構大変なので、まだ様子見かな??

 う~ん、湿気=ゴムベルトの大敵と断定ができませんが、湿気があることでテープがカビたりもするので、やっぱり「困りもの」ですね(^^;)





DJ Mitsu 「The Great Dance Classics」
DSC01490_201508010839576ab.jpg

 お熱うございます・・・今週はホント熱かったですね!

 今月は、割と外に出る仕事が多かったのですが、熱いというか、太陽の日差しが強すぎて、半袖のシャツが着れず、長袖シャツでUVカットでした(^^;)
 また、訪問先によっては、馬鹿みたくエアコンを入れてて、長袖が寒さ調整でちょうどイイんですよね・・・こうやって、確実にオッサンになるんでしょうね~(^^;)

 そんな訳で、夏というと「涼」を求めるミックス作品になりがちなので、夏を盛り上げる「ヒート」な作品で紹介です!


mitsu_no_00.jpg

 今回は、あのnobodyknows+の「DJ Mitsu」さんによるファンキーなダンクラミックスの紹介です!

 DJ Mitsuさんは、名古屋を拠点に活動をするHipHopグループ「nobodyknows+」のDJ/Producerで、nobodyやソロでの活動の他、スタジオ業もこなし、名古屋を拠点に現在も多忙な日々を過ごしているお方になります。
 ほんと、たまたまですが、近況では2年ぶりにnobodyの新譜も出るそうで、その他にも地元球団「中日ドラゴンズ」の応援歌CDの製作に携わったり、名古屋の河村市長と対談をしたり・・・名古屋に根を張り、しっかりと活動されており、こういう地に足付いているお方は頼もしいですね!

 そんなMitsuさんですが、以前、Mitsuさんが変名でリリースした作品「黒虎」を紹介して以降、その内容の良さから、ミックスがあれば買うようにしてて、この作品も、その流れで発見しました・・・
 Mitsuさん自体、ミックステープはそこまで本数を出してなかったようですが、1998年ごろは少しリリースがあったようで、これも大変内容が良く、ここ最近、結構聞かさせて頂きました!!

 持論になっちゃいますが、90年代末ぐらいから00年代初期のテープって、時代が味方をしてたのか、作品の良さがケタ違いですね・・・

 結構前に書いた「この記事」でも紹介をしましたが、時代的にはDJブームまっただ中で、参加者は若く、そして熱意があり・・・情報は今ほど多くはなかったので、不器用に掘ったレコードで作るミックステープには、なにか特別な「グルーブ」があると思います。
 なんか、本来は記事の最後で結論として書くべきかもしれないですが、この作品にもそういうグルーブがあり、大変元気のあるミックスで、通勤電車で聴いてて、メチャクチャ元気を貰いましたよ!!

 では、作品の紹介です(^0^)


DSC01491_2015080108395937d.jpg DSC01493_20150801084000ab5.jpg
DSC01494.jpg DSC01495.jpg

 タイトルの通り「ダンクラ」なミックスで、全編に渡ってファンキーな選曲が心を揺さぶり、聴いてるとつい盛り上がってしまう、素敵な作品です!!

 まず、選曲的な話ですが、いわゆるカタカナな「ダンクラ」な選曲で、ド定番の曲を中心に渋い曲を絡めてくる感じで、ミッド~アップを中心に選曲をしています。

 それこそ、ド定番な「Ray Parker Jr. & Raydio / It's Time To Party Now」「Kool & The Gang / Ladies Night」のような、当時の日本でもプレイしてたダンクラが多く、つい腰が反応しちゃいます(^0^)
 それも、割とGarageとしてよりも、Funkとしてのダンクラが多く、「Funkadelic / One Nation Under A Groove」「SOS Band / Take Your Time」なんかのFunk~Dnace系の曲が多く、いや~、聴いてて踊りたくなっちゃう選曲です!!

 なんでしょう、ダンクラってジャンルは、イメージ的には70年代~80年代のダンス楽曲を指すのですが、GarageのようにHouseの系譜を辿った曲がある半面、Funkの系譜を辿った曲もあり、微妙に毛色が違いますよね。
 私の中では、線引きはなく、ごちゃごちゃに入り混じってますが、Garageが「夜」のイメージ、そしてFunkラインは「日中」のイメージがあります・・・それこそ、日中の野外フェスで、みんなと一緒に盛り上がる楽曲ですかね??

 んで、こういったFunk選曲って、面白いものでHouse系のDJがプレイするのと、HipHop系のDJがプレイするので、微妙にニュアンスが違く、HipHopDJの方が、より盛り上がらせ方が上手く・・・このMitsuさんのミックスは、そのお手本になるぐらい、素敵なミックスです!!

 象徴的なのは、HipHopDJらしく、カットインやショートミックスで展開良く攻めていくのですが、Mitsuさんに関しては、前後の曲のメロディーやベースラインの調和を考えたミックスが聴きやすく、まず、曲がもつグルーブを生かした選曲をしています。
 そして、その上で、展開の山谷を作りつつ、確実に盛り上がる曲はボムらせる展開を作ってて、とにかく曲の「躍動感」を優先した選曲/ミックスが素敵で・・・ジブさんの言葉をお借りすれば「選曲で盛り上がるパーティー」的なミックスが素晴らしいです!!

 また、全体的な流れも素敵で、選曲もダンクラ一本ではなく、ちょっとスローな曲を入れたり、RareGroove寄りな曲を入れたりすることで、作品の流れに幅を持たせ、飽きの来ない展開にしているのもイイですね!
 個人的には、B面のラスに「SOS Band / Take Your Time」をプレイしてるのですが、ライン的には、ちょっとグルーブを落とし、エンディングに向かう展開をみせた後のSOSで・・・最後の〆でファンキーなグルーブと、熱いボーカル曲を持って来て、みんなで大合唱みたいな展開は上手すぎで、もー、落とし方も上手いっすね(^0^)



 そんな訳で、夏は夏で、涼を求めるばかりでなく、夏の暑さに便乗して盛り上がるミックスも必須ですね!!
 
 ちなみに、これも大切なことですが、こういう「良作」ほど、聴きこめば聴きこむほど、渋い曲の魅力にヤラれるんですよね・・・そうすると、レコ探しの旅に向かいます・・・
 今回も、沢山のレコードをコレから探さないといけない(?)ので、嬉しい悲鳴です(^^;)

 テープ自体は、そんなには見かけない作品ですが、こういうミックスがお好きな方なら探す価値がありますので、是非、探してみてくださいね~



<Release Date>
Artists / Title : DJ Mitsu 「The Great Dance Classics」
Genre : DanceClassics、Funk、Soul、R&B、RareGroove、HipHop・・・
Release : 1998年
Lebel : Stax Records No Number

Notice : ジャケは、同じく名古屋を拠点に活動をされている「若野桂(もしの・かつら)」さんです。この画風を見て、グッとくる人と、そうでない人で、世代が分かれるような気がします・・・私はもちろんグッとくる世代です(^0^)




----------------------------------------------
----------------------------------------------
<独り言>

DCIM0425.jpg

 たまたま、行ったら鎮座されておられましたので報告です!

 渋谷のタワレコで、上記の故Dev Largeさんのモザイクアートが飾られておりました。

 これは、先日の追憶イベントでも掲げられていたようですが(babaさん、どうも!)、DLさんが自分のメモ用に撮影していた「写メ」を、アパレルブランドApplebumがモザイクアート化をしたそうで・・・一見して、そのインパクトにヤラれました!!

 拡大写真は「こちら」ですが、素晴らしすぎですね・・・DLさんの頭の中を拝見してるようで、見ていてウンウンと頷いたり、こういうのをチェックしてるんだ~と驚いたり・・・とにかくグッときました!
 
 期間は、下の情報を見る限りだと、もう終わっているのですが、まだあるようなので、気になる方は渋谷タワーの6Fへどうぞ!!

 ● D.L a.k.a. BOBO JAMESさん追悼パネル展示中


DSC01496_00.jpg

 そして、こちらの方が本題でしょうか・・・今年も行くことにしました!!

 お盆休み辺りに、毎年恒例の「京都・大阪・神戸・名古屋へのレコード掘りツアー(aka 俺の旅)」を敢行することにしました(^0^)

 今回は、先に告知しちゃうパターンですね・・・深い意味はないのですが、今年は(今年も?)行こうか行かないか凄い迷ってて、65%位は行こうという感じで、ブログで公開して既成事実を作っちゃえば、行かざるを得ないので・・・告知してみました(^^;)

 まあ、今年に関しては、ホテル代の異様な上昇にはゲンナリで、これが「行かない」の後押しをしてました・・・

 いつも泊まる大阪市内のホテルが早目に予約をかけても1.5倍ぐらいで、相場自体が上がってるんですね・・・また、宿自体が取るのが難しい状況で、日本の景気が良くなったのと、海外の観光客が増えているのを実感してます・・・
 また、旅費を払った分、レコやテープが回収できるかというと、それはそれで難しいところで・・・その辺の乙女心(?)もあって、暫く悩んでいました・・・

 ただ、ここ数年はそうだったのですが、普通に「旅行」として楽しんでいた部分もあり、今年はどちらかというと、こっちの方がメインかもしれません・・・

 なんでしょう、京都の熱いけど綺麗に澄み渡った空や、大阪の元気な繁華街、名古屋のレイドバックした感じなど、旅先の雰囲気を楽しみに行っている部分があり・・・レコ掘りに加えて、普段行かない場所の空気を吸って元気になっていたんですね・・・
 あと、30半ばのオッサンが、連休に家で一人でいるのは耐えられないので、行かざるを得ません・・・また、部署が変わって、全然地方出張が出来なくなったので、その辺の逆ストレス(?)も後押ししています(^^;)


 そんな訳で、今年も、日ごろのストレスを吹き飛ばし、元気を貰いに行こう!ということで、昨日、勢いで新幹線のチケットを買い、行くことが確定しました(^0^)

 目標じゃないですが、今年は「そんなにガツガツ掘らない」にして、ゆっくりとブラブラ歩きながら各所を回りたいと思います!

 例年、貧乏根性で、旅費分はレコやテープが欲しいので、無理して回ることが多く、熱中症の恐れ、そして膝と腰を壊しかねない旅なので、今年は無理せず行こうと思います・・・

 そして、関西方面、名古屋方面のレコ屋の皆さまへのお願いですが、30半ばの短パン男が、ユニオンのエコバック片手に徘徊をしていますので、優しい目で見守ってあげてくださいね(^^;)
 また、ミックステープやアルバムテープなど、そんなの買わないだろうと思うモノをポツっと商品として置いて頂くと、猫なで声をしながらすり寄って行きますので、ご配慮を頂けると嬉しいです(^^;)

 あと、毎度の経過報告もやりますし、今年はTwitterでのつぶやきも入れる予定ですよ・・・お楽しみに!!