HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Zeb.Roc.Ski 「Ultimate Breaker Beats」
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 え~、先週も何となく書きましたが、10月後半から今月は仕事が鉄火場(笑)で、土日祝を度外視して働いております・・・・

 まあ、このブロ的には、11月3日のレコードの日だったり、同日に下北でやってイベントだったり・・・レコードを満喫したことなどを書くべきなんでしょうが、普通に働いていましたね~(^^;)

 なんか、こういうことばっかり書いていると、さも私が「忙しい人だ」と自嘲してるみたいですよね・・・う~ん、それも多少はあるのでしょうが、どちらかというと「愚痴」だということで、スルー頂けると助かります(^^;)

 そう、このブログは「王様の耳は・・・」の「井戸」に当たるんですね・・・こうやって書くと、結構スッキリするんですね~

 ではでは、ジャケを見ただけで、Bならギンギンになる作品の紹介です~


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 今週は、かなりマニアックな作品、だけど制作者をみたら「おう!」となる方もいるかもしれない作品で、ドイツの「Zeb.Roc.Ski (ゼブ・ロク・スキ)」さんによる作品を紹介します!

 まず、ゼブさんですが、00年代前後にHipHop系のレコードを買ってた方、またはブレイクダンスをされていた方なら、ご存知の方が多いかもしれませんね・・・

 ゼブさんは、ドイツよりブレイクダンスをするブレイカーが好むファンキーでアグレッシブなBreakbeatsを量産していたレーベル「MZEE Records」のオーナーにあたる方で、ドイツでは有名なDJ/Producerになります。

 おそらく、同レーベルがリリースしていたコンピレーション「Strictly B-Boy Breaks」のジャケをみれば、「あっ、あのジャケのか!」と思う方も多いでしょう・・・
 また、お世話になった方も多いかと思います・・・それこそ、同レーベルから発信された楽曲は、DJとしたら勢いがありファンキーなトラックが多く重宝するし、ブレイクダンサーとしたら踊りやすい楽曲が多く、ショーなんかに使ってた方が多いのではないでしょうか?

 ちょっと脱線する話ですが、ゼブさんがいる「ドイツ」というのはブレイクダンサーにとっては「第2のBボーイ国」といってもいいぐらい、重要な国になります。

 それこそ、いまや世界的なブレイクダンスの祭典の頂点として君臨するイベント「Battle of the Years」を1990年から開催してたり、ブレイカーが好む曲が実は量産されてたり・・・ある時期は、Bボーイが生まれたアメリカよりも「Bボーイ」を熱く発信し続けた国になるかと思います。
 ドイツというと、音楽レベルではテクノなイメージが強いですが、ブレイクダンスがアメリカから全世界に発信された80年代中期から、ブレイクダンスは人気だった(こんな東ドイツ時代の実話を題材にした映画もある!)ようで、不思議とそのB達が生き残り、そのカッコ良さを信じ続けたことから、ある時期から全世界のBボーイを牽引していた部分があったようですね・・・


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 そんな、ドイツのBボーイ界を音楽面で支えてたのがゼブさんになるのかな~と思います。
 
 それは、MZEEからリリースされた曲もそうだし、写真のような「ミックステープ」もそうだし・・・良質なブレイクするための「音楽」を発信し続けていたことは、非常に価値があったと思います。
 MZEEであれば、写真の「Strictly B-Boy Breaks Mix Tape」シリーズが有名で、ドイツ産のテープでありながら、世界各国のブレイクダンサーに支持され、かなり売れていたミックステープになります。

 ブレイクダンサーにとって「ミックステープ」は凄い重要な存在だったと思います・・・

 以前、日本のブレイクダンサーに人気のあった「DJ Mar / 三度の飯よりBreakin' 」という作品で紹介したことがありますが、ブレイクダンサーを含むダンサーは「踊るための音楽」を求める中で、こういったミックステープを重宝していた流れがありました。

 それは、DJミックスをすることで、ノリがよく、かつ踊りやすい曲が多く選曲された内容になるので、ダンスの練習をするのには重宝していたことが大きく・・・ある時期は、ダンスの練習用にミックステープが売れていたと記憶しています。
 私事で恐縮ですが、先日、ある元ブレイクダンサーの方からミックステープをまとめてお譲り頂いたのですが、それこそMarさんのテープがコンプされてたり、一方でボロボロなテープがあったり・・・やはり、今回のMZEEのようなブレイクダンサー向けのテープが実際に実際に使われていたことが手にとって分かり、身をもってその重要さに気付いた次第です・・・


 そんなわけで、今回のブレイクダンサー向けの作品の中から、ジャケを見ただけで「間違えなし!」なゼブさんの作品を紹介したいと思います~


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 この作品は、ジャケやタイトルを見れば一目瞭然で、この作品はド定番な「ブレイクビーツ」を選曲したミックス作品になり、ブレイクダンサー向けの作品からすると「ちょっと異端」な作品になっています。

 まず、「ブレイクビーツ」って少し曖昧な言葉/音楽になるかな~と思いますので、先に整理をしておきましょう!

 ブレイクビーツという言葉/音楽は、古いSoulやFunk、Rare GrooveやRockやDiscoなどにおいて、それこそ「踊ってしまう」感じのドラムブレイクがある(ドラム感が強い)曲を指します・・・音楽の区分けでいけば、サブジャンル(音楽の切り口)になるのかな~と思います。
 これらの曲は、DJにとっては定番に盛り上がる曲だったり、サンプリングをしてループをするとカッコいい曲だったり、一方で、ブレイカーであれば、ノリがいいので踊りやすい曲だったり・・・歴史的に考えると「Hip Hop」の基礎になっている曲になるかと思います。

 そして、このブレイクビーツを集約し、広く世間に知らしめたのが、この作品のアイデア元である「Ultimate Breaks & Beats」になります。

 最近、DJ Hasebeさんがリリース元から許可を得てミックスCDを作ったり、中古レコード市場でも、さりげなく人気が復活してきている様相があったり・・・何よりも、DJであれば「バイブル」とも言えるシリーズなので、ご存知な方、いや「お世話になった」方が多いかと思います!

 それこそ、前述したノリのよいSoulやFunkなどが、過去の曲が故に入手がしづらい背景がある中で、分かりやすくコンパイルし、常に買いやすく流通していたシリーズなので・・・このシリーズを通して「ブレイクビーツ」を知り、そして「HipHop」を知った方は多く、DJなら絶対にハズせないシリーズになります!
 私自身も相当お世話になり、このシリーズを通して2枚使いやスクラッチを覚え、古い曲でも自分流にアレンジして上手く使えば、ものすごくカッコよくなることを身を持って知りました・・・詳しくは、以前書いた「Kid Capri / 52 Beats」をご参照ください!

 そして、今回の主役ともいえる「ブレイクダンサー」については、結果的には「間接的に」相当お世話になっていたのではないかと思います。

 つまり、前述したミックステープだったり、ブレイクダンサーのバトルタイムの時だったり、とにかくノリの良い曲が多いシリーズなので、このシリーズからプレイされた曲は多く、実はブレイクダンサーが結構影響を受けているのだと思っています。
 それこそ、いまだにブレイクダンサーの1対1のバトルでは、バックDJが楽曲をプレイしながらラフにバトルが進みますが、後でも紹介するアパッチをDJが2枚使いして、目の前にいるブレイクダンサーを踊らせていますよね・・・うん、きっとレコードのジャケは分からなくても、踊っていれば「ああ、あの気持ちいい曲のか!」と分かるはずです!


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 そんな「Ultimate Breaks & Beats」に敬意を表して作られたのが、このテープになります!

 制作時期は、おそらく90年代後半~00年代前半で、Ultimateに収録されたクラシックなブレイクビーツを中心に選曲されており、ブレイクダンサーなら「つい踊り始めちゃう」曲が多い内容になっています。

 それこそ、「Bボーイの国歌」として名高い「Incredible Bongo Band / Apache」(アパッチね)から始まり、「Johnny Pate / Shaft In Africa」「Rhythm Heritage / Theme From SWAT」、そして「The Magic Disco Machine / Scratchin`」など、ド定番なブレイクが多く選曲されています。
 これらの曲が収録されたオリジナルのレコードは、上記の写真になり、DJならジャケを見ただけで反応しちゃいますが、ブレイクダンサーの方であれば、その曲を聞いただけで絶対に反応するハズです・・・とにかく、HipHopの名の下に生まれがBボーイ&Bガールであれば、我々の「血と肉」になっている曲なので、体が反応してしまうハズです!

 選曲的には、割と定番とマニアックな曲を入れつつも、やっぱり「ブレイクダンサー受け」しそうな曲が多いので、踊りやすさと派手さのバランスが絶妙な塩梅で構成されていて、かなりイイですね~

 それこそ、紹介した曲であれば、つい踊ってしまうブレイク感がありつつも、ホーン等を中心に踊っている人を鼓舞するメロディーやリズムで構成された曲が多く、それは「DJ」面でも上手く利用しています。

 この「DJ」の部分が、このテープが「異端」なところであり、そして、このテープの最大の魅力になる部分になります!

 この作品では、実はDJミックスは殆ど行っておらず、選曲した曲をほぼ頭からお尻までプレイして、フェードアウト→フェードインで次の曲につなげるDJミックスになっています。
 さながら、DJミックスの技法における「ロフト・ミックス」でDJミックスを行っており、これらの曲のブレイク部分でも一切2枚使いを行わない内容になっています・・・

 ある程度、DJや、これらの楽曲に詳しい方なら、この「異端」な部分で拍子抜けをするでしょう・・・ただ、これがメチャクチャ良く、この作品で選曲された「ブレイクビーツ」の良さを更に高めています!

 私も、最初はアパッチのブレイクで2枚使いを一切しないのに「あれっ?」と思ったりしましたが・・・深くテープを聞いてると、ノーミックスで正解で、楽曲が持つ本来の「躍動感」を引き出していて、凄くいいんですよね~

 アパッチがまさにそうですが、もともとファンキーな楽曲を、過度に2枚使いをせず、その楽曲の良さを信じてプレイすることで、不思議なカッコ良さが生まれます・・・なんでしょう、元々カッコいい曲は、何もしなくてもカッコいいことを実証している感じですね・・・
 特に、割とフォーン系のメロディーが、聞いている人を鼓舞させる曲が多いので、あえて2枚使いをしてビート感を強調せず、その鼓舞さを優先し、更にそういった曲を上手い順番で並べているので凄く燃えます・・・それこそアパッチからシャフトへの選曲には、思わずコブシを握ってしまいます!

 その上で思ったのが・・・これは「ブレイクダンサーに対する教科書」なんだな~と思いました。

 それは、こういった「古典となる曲のカッコ良さ」を知らせる意味もありますが、むしろ「音楽に合わせて踊ること」の重要さを示唆しているのだと思います・・・
 つまり、「自分が踊るための曲=踊りに合わせて後追いで音楽がある」のではなく、その音楽の「カッコ良さ」に触発されて踊ることの重要さを表しているんだろうな~と思います・・・

 私自身、あまりダンサー事情には詳しくないですが、ショーのように、5分の中に自分たちの踊りを表現するが故に、流れる音楽を、自分たちの踊りに合わせて編集したりしていることが多いようです・・・ある意味で「踊るためのBGM」として音楽があるわけです。

 ただ、やっぱり「それは違う」ということを、このテープでは示唆したかったんでしょうね・・・

 私もこの点は同意で、やっぱり「音楽のカッコ良さに触発されて踊るべき」で、ちょっと視点はズレますが、踊る時は「型にはまらず、その音楽のカッコ良さを信じて踊るべき」だと思っています。
 う~ん、上手く表現が出来ないですが、ベテランダンサーのショーで、あえて1曲まるまるを編集せずにそのままプレイし、その曲のグルーブに合わせて踊っている方がカッコいい・・・そんなことを伝えたかったのかな~とも思います。




 最後は少しまとまらない紹介になりましたが、かなり良い作品です!

 ただ、ブレイカー向けのテープは、今となっては入手がしづらい作品でもあります・・・それこそ、これらを買っていた方々は、ある意味で消費物のように使ってたので、結果的に中古市場に流れてこない傾向があるかと思います。
 また、今回のゼブさんのテープのような海外物だと、根本的に日本に入ってきている量が少ないので、更に見つけるのは困難かと思います・・・

 ただ、この作品のように、ラジカセにテープをガシっと入れて、ボムボムと鳴らしながら、カッコよく踊るには・・・やっぱりテープが最適ですかね?

 興味のある方は、是非、探してみてくださいね~




<Release Date>
Artists / Title :  Zeb.Roc.Ski 「Ultimate Breaker Beats」
Genre : Soul、Funk、Rock、RareGroove、Disco・・・
Release : 90年代末~00年代前半
Lebel : No Label (Maybe MZEE) HHT2

Notice : トラックリストについて

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 この作品では、表記のようにトラックリストが付いていますが、曲名のみが記載され、アーティスト名は記載されていません。
 これは、このテープのアイデア元である「Ultimate Breaks & Beats」が曲名のみの表記なので、それに合わせた表記なんだと思います・・・この点もグッときますね!

 なお、割とダンサー向けのテープって、曲名が書いてないのが多いんですよね・・・理由は色々とあるかと思いますが、ブレイクダンスが始まったころのDJマナー(ブレイクを発見したら、他の人には教えない、かな?)があるからでしょうか?
 なお、こういった背景があることから、大昔ですが、ブレイクダンサーっぽい人が、テープで気になった曲(ショーで使いたい曲)を知りたく、レコード屋にウオークマンを持って行き、店員に「この曲ってなんですか?」と聴かせている姿が、昔は割とありました(^^;)








 
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Critical Brain 「Big Change - for Sympathy」
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 え~、下の独り言でも書きますが、先週は大阪出張があったため、2週連チャン勤務で、心底疲れました(^^;)

 まあ、昨日も休日出勤で仕事をしていましたが、休みが1日でもあるのとないのは凄い違いますよね・・・

 ただ、11月は割と地獄で、この2週間セットが2本あるので、根性を入れないと・・・12月のユニオンのセールで散在するために頑張ります(^^;) 

 そんなわけで、大阪に行ってきたので、大阪モノで紹介です~


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 今回は、大好きな大阪のテープレーベル「Oosacker Entertainmet」の作品で、大阪らしい「黒さ」が光った作品を紹介です~

 まず、Oosakckerについては、相当マニアックなレーベルで、私自身も全てを把握できていない状況です・・・以前、一度紹介したことがありますが、いや~、謎が多いです(^^;)
 
 ただ、やっぱり関西圏では有名だったそうで、関西圏の方に話を聞くと、このレーベルの名前は出てくることもあり、実は重要だったレーベルなんだな~と思います。
 それこそ、頼れる大阪の兄貴こと「uprise Market」のツグさんからも、このレーベルのテープを聞いてた話を聞き、間違えないな~と思っています(^0^)

 んで、今回のテープ・・・詳細は謎が多いテープです。

 作品のインデックスをみると、A面は「A-Kill-a」、B面が「B-itcho」という方がミックスをしたそうですが・・・どんな方なのかは分かりません。
 ただ、Oosacker自体、割と大阪で黒いパーティー(Black Music~Rare Groove)を主宰してたようなので、その周辺でプレイしてた方なのかな~と思います。

 なお、この作品では「Heero Da Joker」というラッパーが参加し、曲間でBGM的なMCを入れたり、自身の曲をフリースタイルしたり、この作品を盛り上げています。
 この方も、そこまで詳細が分からないですが、大阪の名物ラッパー「BAKA de GUESS ?」さんと活動をしてたとの情報もあることから、ラップはかなり上手いです・・・イメージとしては、ちゃんとDJのプレイする音楽を理解して、このDJミックスを乗りこなしている感じがありました!

 では、作品の紹介です~


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 まず、今回は、紹介するためのレコを用意することが出来ず(レコ屋で掘る時間がなく)、手持ちのレコだけで紹介します・・・

 作品的にはRareGroove~Jazz~JazzFunk~Garageといった、比較的「黒い」音楽を題材にした作品で、個人的にはかなり大好きな作品でした!!

 それこそ、A面ではネタ曲なんかを絡ませつつ、黒いJazz等を中心にプレイし、ゆっくりとした流れだけど、地に足付いたボトムの太さが印象的なミックスになります。
 プレイ的にはHerbie Hancockなんかをプレイするのですが、さりげなくGラップなToo ShortをJazzっぽくプレイしているのにはヤラれます!

 また、B面は、その流れを踏まえつつ、徐々にグルーブを上げていく構成で、グッときます!
 それこそ、MUROさんもチョイスした「Pleasure / Happiness」のようなJazz Funkを明るくプレイしたり、マイクラシックな「T.S. Monk / Can't Keep My Hands To My Self」のようなDisco~Garageラインの曲を華麗にプレイしたり、上手いですね!

 本当は、この選曲面の良さを紹介したかったです・・・

 一言で言うと「黒い」んだけど、その黒さの塩梅が広くて深いんです・・・それは、一つのジャンルやグルーブに固執せず、割と自由な感覚で選曲している感じがあり、これが良いんですね!
 また、Too Shortを入れてくる辺りがボムなんですが、全然知らない曲が多く、この辺の堀りの深さもヤバくって、やっぱり良質なレコ屋が多かった「大阪」の濃さがあるんでしょうね~

 そして、全体的なミックスもかなり良く、その黒さを気持ちよく引き伸ばした世界観が大変良いですね!

 それこそ、A面とB面で違う人がミックスしていながら、しっかりと流れがあり、B面の中盤に向けて徐々にグルーブを高めているのが最高です!

 個人的には、ほんと大好きな曲である「T.S. Monk / Can't Keep My Hands To My Self」がピークで・・・今週は、この曲が聞きたいために、帰りの夜道を遠回りを2度しました(^^;)
 だんだんとBPMを上げたり、グルービーな歌モノを増やして布石を敷きながら、前曲(Dexter Wansel / Let Me Rock You)の何ともいえないタイミングでカットイン・・・メロディーのドンパチ感は半端なく、T.S. Monkの良さが華開いていました!



 そんなわけで、やや消化不良な紹介でしたが、お勧めなテープです!
 気になる方は探してみてね~



<Release Date>
Artists / Title : Critical Brain 「Big Change - for Sympathy」
Genre : Jazz、Jazz Funk、RareGroove、HipHop、Soul、Garage・・・
Release : 00年代初期??
Lebel : Oosacker Entarteiment No Number




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<独り言>

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 え~、Twitterでは報告をしましたが、先週の日曜~月曜にかけて、仕事で大阪に出張してきました!

 本当は、月曜の朝に移動し、午後に仕事して、夜の新幹線で帰る予定だったのですが、台風が月曜に関東に上陸しそうだったので、日曜に前のりする形で大阪に行ってきました。

 まあ、仕事の愚痴ばっかりで恐縮ですが、先週も土曜も仕事してて、日曜が貴重な休みだったので、本当は休みたかったのですが、月曜の仕事に穴を空けるわけにはいかないので、割と「仕方がなく」日曜移動をしました・・・
 う~ん、最初にも書きましたが、1日休んでいるといないとで、平日の仕事っぷりが違うし、何よりもブログの更新が出来なくなるので・・・やっぱり「お休み」が重要なんですね~

 ただ、せっかく大阪に行くんだから、レコ屋は回りたい・・・そのため、必死になって動きましたよ・・・

 土曜の夜は仕事の打ち上げに参加しつつ、終了後は水でしっかりと中和し・・・翌朝は早起きして洗濯&掃除、そして、朝早くからブログの更新を書きました・・・
 おかげさまで、13時ごろの新幹線には乗れ、大阪には15時30分ごろには到着しました・・・逆に、夜の移動だと、岐阜で停電もして新幹線が動かなかったようなので、賢明な選択だったかもしれないですね~ 


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 そんなわけで、大雨の大阪でディグ開始・・・おかげ様で、かなり掘れました(^0^)

 まず、新大阪から大阪(梅田)に移動してからは、その足で「ユニオン大阪店」に移動・・・ちょうど、Cassette Store Dayに合わせてテープを出していたようなので、渋いのが掘れましたよ(^0^)

 また、既に売れた可能性がありますが、MUROさんの大阪upreise Marketさんの限定テープがin the House・・・これは大阪らしいですね!
 私は、今年のある時期に、嬉しい出会いがあり、入手済みでしたが、普通に遭遇したら買うよね・・・この作品、本数も少ないけど、内容が凄く良いので、探している方は頑張ってね!

 そして、ホテルに荷物を置き、更に雨ディグが続きます・・・もう、ホテルに着いた時点で靴は濡れ濡れでした(^^;)

 んで、真っ先に向かったのは、先ほどのMUROさんのテープをノベルティーとして出した「uprise Market」さんです!

 今年の夏旅行で初めてお店に寄らさせていただき、店主のツグさんとのテープトークが相当盛り上がり、大阪に行った折にはもう一度寄りたいと思っていましたので、問答無用で寄らせて頂きました!
 また、ちょうどupriseさんも、CMSに合わせて写真下のように、テープアルバムを出したようだったので、それが楽しみで伺ったのもあります・・・おかげ様で面白いテープが買えました(^0^)

 ただ、このお店は、やっぱりツグさんに会いに行くために伺ったようなものです・・・もー、今回も濃いトークが出来て感涙です!

 写真と連動する話として、この木製テープ棚をアメリカから買い付けた話や、私もツグさんもアイドルなMUROさんトークなど、疲れが吹っ飛ぶ話が色々と出来て、嬉しかったです(^0^)
 なんか、ツグさんのような「熱い」方がいるのは頼もしいですね・・・また、大阪に行ったら寄らせてもらいますね~


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 そして、ツグさんから元気を頂いた後が凄かったですよ・・・

 ちょうど、移転をした「King Kong」さんが気になっていたので、新店舗に伺ったら・・・なんと、テープが投げ売りで、それも欲しかったのが満載でビビりました!

 まず、King Kongさんは、同じアメリカ村にあるBig Footという大きなファッションビルの地下に移転し、お店の広さは少し小さくなったけど、依然と変わらない自由さがあるお店に生まれ変わっていました!
 木製の調度品をメインにしつつ、開放感のあるお店作りになっており、以前と比べると綺麗すぎる(笑)のですが、入口には雑然と投げ売り品が置いてあり、その辺は変わってなかったですね~

 んで、そんな店頭の投げ売り品コーナーには大量のテープが・・・それも、スケボーの上に置かれている(写真の右上)という状況です・・・
 う~ん、お店の人からしたら「誰も買わないでしょ」みたいな置き方です・・・

 ただ、ただ・・・私にはゴツすぎて感涙でした!

 まず、大阪らしいレゲエが最高で、探してたJudgementのテープや、Mighty Jam Rockの手刷りなど、モノがゴツくって感涙です・・・隣にRockers Islandさんがあるから、こんな出物がでたのかな?
 また、レゲエ以外もゴツくって、Kayaさんのテープレーベルで探してたテープや、大阪Especialの流れのJazz系テープなど、見たことのないテープがワンサカで嬉しい悲鳴です(^0^)

 なんか、久しぶりに、スーツ着たオッサンが、会計の際、嬉しさの笑いをこらえながら会計してましたね・・・もう、その後の串での祝杯が美味しすぎでした(^0^)


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 そんなわけで、大阪では25本近くをゲットし、万々歳でした!
 
 当然ですが、翌日は真面目に大阪で仕事し、終了後は帰京し、翌日から土曜まで仕事づくめ・・・もー、今週も頑張りました!

 なお、土曜は、また雨の中、今回の記事紹介のために少ない時間で渋谷でレコを捜索・・・目当てなのは見つからなかった・・・

 だけど、CMS当日は見逃していたカプリのミックステープを無事にゲットしてきました・・・写真下のテープがそうで、CMSに合わせてUSでプレスされた作品で、他にもFrankie Knuckles等のテープも出てて、もう大人買いです!
 とりあえず、カプリがヤバいっすね・・・ある方からもコメントを頂いた通り、針飛びからのリカバーが最強で、カプリファンなら悶絶なテープでした!!

 あと、今週は、ある方からテープの贈答を頂き、なかなかゲットできないテープをお譲り頂き、こちらにも感涙です・・・Kさん、ありがとうございました!


 なんか、こうやって書いていると、ほんと私は「運がいい人」なのかもしれませんね・・・

 それは、他の人からしたら「羨ましい」ことなのかもしれません・・・

 ただ、私としては「この運」と巡り会うために、苦労もしてるし、行動もしています・・・そう、運は与えられるものではなく、自分から引き寄せるモノなんだと思います・・・

 私に関しては、きっと、仕事もテープもフルスイングで頑張っているので、その頑張りを見て、ご褒美としてテープの神様が引き寄せてくださっているんだと思っています・・・これには素直に感謝です!


 では、今週も頑張ろう!




KC The Funkaholic 「Love Soul World Space」
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 え~、だいぶ夏の盛りを超えて、涼しい日が増えてきましたね・・・おかげさまで、夜の睡眠時間が増えたようで、意外と健康です(^^;)

 ただ、9月に入り、今後の仕事の予定を組むと、結構ヘビーなので、ブログの更新計画をどうしていこうか悩み中・・・特に、毎年の周年企画がどうなるかが心配です(^^;)

 ではでは、秋めいたタイミングにはピッタリな作品の紹介です~


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 今回は、大好きな「EMTシリーズ」から、あの「Rush Hour」の創業者達が作った作品の紹介です!

 まず、Rush Hourですが、オランダ・アムステルダムに拠点を置くレコードショップ/音楽レーベルで、日本だと「音楽レーベル」として認知されているかと思います。
 上のレーベルロゴを見れば、見たことがある方も多いでしょう・・・創業20年を迎えたこともあり、頼れる老舗レーベルではないでしょうか?

 Rush Hourについては、割とClub Jazz~Future Jazz~Techono~House~Breakbeats~RareGrooveのラインでは鉄板なレーベルで、新譜の発売や、過去の旧譜の再発などを手広く行っており、クラブ系のバイナルラバーには欠かせないレーベルかと思います。

 ちょうど、今年は創立20周年とあり、作品のリリースやパーティーが活発で、かなり活発に活動をしています・・・
 また、近年では寺田創一さんの作品の再発、色々とありましたが吉田美奈子さんの12inchの発売など、日本をディグっている印象もあり、それでご存知の方もいるでしょう・・・

 なお、その20周年記念の一環で、今年のRainbow Disco Club 2017でDJプレイをされていて、この時点で、音楽が好きな方からしっかりと愛されているレーベルなのが分かります・・・
 うん、音楽業界で浮足立たず、しっかりと地に足をつけて活動をされているからこそ、20周年を迎えられたんでしょうね・・・

 
 そして、この作品は、その創業者であるAntal Heitlager(アンタル・ハイトレガー)さんとChristiaan Macdonald(クリスチャン・マクドナルド)さんの連名としてリリースされた作品になります。

 当然ながら、他のEMTシリーズと同様に「沖野コネクション」、いや、「音楽が好きだから繋がった」関係性があり、Rush Hour側も快く受け入れてくれた作品になるそうです。
 小川充さんによるライナーによると、このテープのリリース元であるEspecial Recordsも、Rush Hourと同じような考えを持って仕事をしてるので、意気投合したのが早かった、と書いており・・・ちょっと嬉しいエピソードですね!

 では、作品の紹介です~


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 まず、この作品は、Especial側から「単純に自分達の好きな音楽、影響を受けた音楽、ルーツとなっている音楽を自分達のテーマに沿って好きなように並べて欲しい」とリクエストがあり、それに答えた作品になっています。
 他のEMTシリーズと同様に、DJミックスはされていませんが、選曲や曲の並びには「DJの意図」があり、しっかりと「ミックステープ」として聴ける作品になっています。

 実際の選曲は・・・いや~、ド渋ですね!

 A面はJazz~RareGrooveを中心、B面がBoogie~Modern Soulを中心とした選曲で、どちらも素晴らしい選曲になっています。

 A面であれば、実はニトロネタな「The Lyman Woodard Organization / Creative Musicians」のようなJazz Funkを選曲したり、掘り方によっては良い曲もあるゴスペル系の楽曲から「Googie and Tom Coppla / Let This River Flow」など、渋く、深い選曲が印象的です。
 
 また、個人的に好きなDiscoラインの曲が選曲されたB面は・・・悶絶しました(^^;)

 例えば、今でもスーパーレアな「Master Force / Hey Girl」「Gray Davis / Got To Get Your Love」を選曲してるんですよね・・・
 前者はB面の「Don't Fight The Feeling」がキラーですが、その反対のModern Soulっぽい曲をチョイスしたり、後者はPatrick Adams関連でこれまたクソレアなClyde Alexanderの元曲(作曲者版)をチョイスするなど、渋すぎます!

 この選曲の時点で、相当気合いの入ったディガーであることが分かりますね・・・

 ただ、これが「ただのレア盤披露」にならず、しっかりと「ミックステープ」になっているのが素晴らしいです!!

 他のEMTシリーズ同様に、製作者側がリラックスして選曲をしている要素が強いので、この作品も肩肘張らず、聴いていても純粋に心地よく・・・気付いたら何度も聴いていました!

 A面、B面とも、はっきり言ってリスナーが馴染みのない深い曲ばかりですが、それぞれに選曲の方向性が見定められているので、とにかく全体のグルーブが統一され、凄い聴きやすいんですよね・・・
 その上で、全体的にリラックスした空気感が入りつつ、要所要所でスイングした印象も含まれており・・・聴いてて自然と気分が高揚してしまいます・・・


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 う~ん、こういう作品は説明が難しいですね・・・何度も聴いてしまうんですけど、なぜ「何度も聴いてしまうのか?」が説明できないんです・・・

 ただ、この事実こそ「DJのマジック」でしょうか・・・北欧の近くから届けられた音楽に、しっかりと癒されてしまいました(^0^)

 そんなわけで、EMTシリーズの全10作品の紹介は、これにて終了です!

 EMTシリーズ / Especial Records


 ホント、このシリーズは素晴らしいテープが多いです・・・どれもドープな選曲なんだけど、不思議とリラックスして気持ちいい内容が多く、ホント素晴らしいです!

 是非、興味がある方は聴いてみてくださいね~
 



<Release Date>
Artists / Title :  KC The Funkaholic 「Love Soul World Space」
Genre : Jazz Funk、Gospel、RareGroove、Disco、Boogie、Modern Soul・・・
Release : 2003年ごろ
Lebel : Especial Records / EMTシリーズ No Number





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<独り言>

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 この写真を見て反応する方は、割とDJなりレコードが好きな方でしょうかね?

 え~、家でも外でもDJはしませんが、日常的にレコードを聴いていると「レコードの針」は消耗しますね・・・

 私は、現在はOrtofonの「Night Club S」という針を使用してて、ここ最近、低音の鳴りが悪くなってきたな~と思ってたので、久しぶりに交換針を購入しました・・・

 まあ、正確に書くと、先週ボヤいたレコードの収納対策レコード棚を発注(今、ユニオンで買うとお買い得ですよ~)したら、同じお店でレコード針も割引だったことにロックオンしてしまい、つい購入してしまった次第です(^^;)
 ただ、前に買ったのが4年以上前だったので、ちょうど良いタイミングだったかも・・・ここまで使えたのも驚異的ですが、やっぱり針を代えたら音が良くなり、今後、レコードを聴くのが楽しみになりそうです・・・

 なお、かなり適当な理由で今回は買いましたが、実は、数分間だけ「心の葛藤」がありました(^^;)

 というのは、この「Night Club」という針は、針先の形状違いで2種類あり、「S」は円錐、「E」は楕円になり、私は「S」を使用しています。

 ただ、ダンス馬鹿としては「E」が気になっていました・・・

 なぜなら、「E」は、あのLarry Levanが使用していたとして有名で、音の好みはあるものの、Eの方が音が良いとされていて、結構気になっていました。
 んで、お店ではEもSも在庫があり、値段もそんなに変わりません・・・う~ん、どうしたものか・・・

 そんなわけで、無駄に店内を物色するふりをしつつ、脳内会議を数分間・・・結局は「S」にしました・・・

 まあ、オッサンになったからでしょうか、無理して変化を求めずに「いつもと同じ」ことの安定さを取ったんですね・・・
 変に変更して、イメージと違う音になったら、意外とその音に合わせて生活を変えるのも大変ですからね・・・安定第一です(^^;)


 うん、レコード針って、一度買ったら数年間は使うので、その品選びは重要だと思っています・・・まあ、気に入らなければ他のに買い直すのも一手ですが、買い直しは勿体ないですからね~(^^;)

 なので、割と「同じのを使い続ける」傾向があるかと思います・・・皆さん、どうですか?

 これは、音質面の好みやDJプレイのしやすさ等も関係しますが、結構浮気せずに使い続けることが多いですよね・・・

 それの良し悪しは分かりませんが、安定に勝るものはないんですかね・・・


 そんなわけで、独り言は終わりです・・・

 ただ、ただ・・・最後に、話を覆しますが、そろそろ「Urei1620」が欲しいと思っている浮気心な私もいます(笑)

 なんか、まとまりのない独り言でした・・・すみません・・・



長田定男(Osada Sadao) 「Genius Rock Vol.2 Boogaloo Groovin' - You Got Latin Soul -」
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 え~、暦も7月になり、急に暑くなってきましたね・・・

 暑いというか、正確には蒸し暑く、なんか、やる気が削がれますね・・・早くカラッとした夏が来ないかな~

 そんな訳で、そんな蒸し暑さを吹っ飛ばしてくれた、ナイスな作品の紹介です~


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 今回は、もはや日本DJ界のレジェンドである「長田定男(おさだ・さだお)」さんのテープシリーズを紹介します!

 まず、長田さんですが、今となってはご存知でない方も多いので、少し説明をしておきましょう・・・

 長田さんは、1980年代中ごろからDJをされているお方で、日本のクラブ創世記~黎明期を盛り上げ、日本のクラブシーンの発展においては、かなり重要なお方になります。
 プレイジャンルは、一般的には、今回紹介するテープシリーズにも反映されている「Rare Groove」が中心でしたが、ジャンルにとらわれず、幅広く、かつ深いDJプレイが有名で、LatinやReggae、Bluesなどもプレイされていたそうです。

 特に、長田さんの活動において重要なのが、あの「Cosa Nostara(コーザ・ノストラ)」のメンバーとして活動したことで、DJ以外にも音楽制作を通して「クラブ文化」を大いに広めた点があるかと思います。

 Cosaと言えば、今でもアル・クーパーのカバーである「Jolie」がクラシックで有名かと思いますが、発足時から「クラブ」という視点を重要視した方向性があり、実際には、80年代中期~末に西麻布周辺で活動をしていたDJ達とプロデューサーの桜井鉄太郎さんが中心となって作られた音楽ユニットになります。

 初期のメンバーにはtool's barやP-Picassoなどで活動をしていたDJが中心となっていて、それこそUFOの面子や、藤井悟、佐々木潤、そして今回の主役である長田さんなどが所属し、その後、DJサイドとしては佐々木さんと長田さんが残り、次第とCosaの形が作られていったようです。
 特に、90年代中盤からの「渋谷系」のブームの中では、このCosa Nostaraの存在は非常に大きく、いわゆる歌モノバンドのようなスタイルではありましたが、クラブ以降の「DJ視点」からの音楽が新しく、一般市場でも大いにヒットし、Cosaの音楽を通してクラブに興味を持った方も大変多いかと思います。


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 そんな長田さんですが、Cosaの活動と共に、DJ活動も熱心に行っており、その功績が、これらのテープになるかと思います。

 このテープは、2000年ごろに渋谷The Roomで行っていたイベント「Genius Rock」の関連テープのようで、長田さんの音楽性の広さを表した作品になっています。

 テープ自体は5本制作されており、それぞれの副題を紹介してますと、以下の通りです・・・

 Vol.1 Louisiana Drivin'
 Vol.2 Boogaloo Groovin' - You Got Latin Soul -
 Vol.3 Kingston Sweetin' - Jamaica 45RPM -
 Vol.4 Core Brasil - Real Samba, Baiha & Batucada -
 Voo.5 The Caribbean Donkey - Calipso Tengoku -

 タイトルを見ただけでも、土臭いSoul、Reggae、Brasil、Calipso、そして、今回紹介をするBoogalooなど、かなりコアな内容が多く、レアグルに強い方でも、ここまで守備範囲が広い方はいないですよね・・・

 この辺の情報は曖昧ですが、長田さん自体、やっぱりレアグル創世記からのDJなので、ジャンルにとらわれず、良い音楽を追求し・・・クラブでお酒を楽しませるためや、小粋に踊らせるための音楽を追求されていたんだと思います。
 私の中では、Cosaはクラブ文化を分かりやすく提示していたのに対し、クラブの現場ではひたすら「コア」な部分を追求していたイメージがあり・・・この辺の姿勢には、結構影響を受けた後輩DJが多かったかな~と思います。

 では、そんな長田さんの「コア」を表現されていたと思う、このテープシリーズから、第2段の「Boogaloo Groovin' 」を紹介したいと思います!


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 まず、この第2段では「Boogaloo(ブーガロー)」を中心に選曲した内容になり・・・凄いリラックスができる選曲になっています!

 Boogalooとは、1965年から1970年ごろにかけて主にニューヨークで流行したラテン音楽の一種で、それこそラテン音楽とブラック音楽の融合した音楽と言われております。
 一聴すると、今となっては古臭い音楽ではありますが、当時のダンスミュージックとして人気だったことから、当時はヒットした音楽ジャンル(音楽スタイル)になり、DJ的にはレアグル以降に「使える曲」として掘り起こされていった印象があります・・・

 また、こういった軽快な音楽は、他の音楽ジャンルに影響を及ぼしたことは有名で、その後のJazz Funk、そしてDiscoに繋がっていったことも大切ですね・・・
 私の大好きなDiscoであれば、トップバッターな「Salsoul(サルソウル)」はSalsaとSoulの融合からスタートしたレーベルなので、Boogalooの音楽を引き継いでおり・・・今回のテープを聴いてて、やっぱりDiscoの源流なんだよね~と思いながら、聴いていました(^0^)

 そして、実際の内容を紹介すると・・・いや~、素晴らしいですね!

 今回ばかりは正直に書くと、Boogalooに対する知識が無さ過ぎて、あまり深い話が出来ないのですが・・・曲を知らずとも楽しめる内容になっており、結構、リラックスをしながら聴いてしまいました・・・

 選曲的には、私の知っているアーティストのみ紹介をしますがThe Joe Cuba SextetCharlie Palmieri、Ray Barretto、Mongo Santamariaなど、Latin~Boogaloo系では有名なアーティストを中心に、時に深い選曲も交え、進んで行きます。
 個人的には、Tightin' Upのカバーである「Charlie Palmieri / Up Tight」や、TBSラジオで土曜の昼にやっていた宮川賢さんの番組で、交通情報の際のBGM(分かりますか?)で好きだった「Mongo Santamaria / Fatback」など・・・知識が無くても、どこかで引っかかる曲があり、不思議な融和性(?)を感じました。

 うん、長田さんの選曲を聴いていると・・・凄い「聴きやすい」んですよね!

 選曲的には、相当コアな選曲をしているのですが、不思議と「入ってくる」んですね・・・

 それは、なるべく雰囲気が近い曲を並べていること、そして「クラブ以降の耳で選ばれた曲」だからかもしれないですね・・・
 私自身は、今回聴いてて、Discoから巻き戻したような視点で聴いていたのですが、一聴すると古臭い音楽だけど、しっかりとすスイングしてて、体は踊りださずとも、心は引っ張らる・・・そんな印象を抱きました。

 また、こういった音楽だからこそある「オーセンティック(古びない)」な感じを、しっかりと表現している辺りも上手いですね!

 なんでしょう、コーヒーであれば、しっかりと豆を挽いて、時間をかけて抽出した、香り高い、上質なコーヒーなんですよね・・・それは、これらの音楽が、今と比べてインスタントな音楽ではなく、しっかりと作り込まれた音楽だからこそ、その本質を忘れずに選曲をしている点があるのだと思います。
 そのため、聴いてて、確実に癒される上質な空気感が強く、聴いてるだけでリラックスされます・・・時期的には熱いコーヒーよりも、上質なラム酒と新鮮なライムとミントで作られた「モヒート」を、プールサイドの木陰で嗜む感じですね・・・



 そんなわけで、やっぱりオリジナル世代の説得力の違いが分かる、素敵な作品の紹介でした!





<Release Date>
Artists / Title : 長田定男(Osada Sadao) 「Genius Rock Vol.2 Boogaloo Groovin' - You Got Latin Soul -」
Genre : Boogaloo、Latin・・・
Release : 2000年~01年ごろ 
Lebel : Delic Records DLP-009

Notice : 発売レーベルについて
 発売は、テープマニアなら即反応する「Delic Records」です。言わずと知れた「Ulticut Ups!」等の超絶テープをリリースしていたレーベルですね(^0^)
 Delic自体、Ulticutの印象が強すぎて、こういった長田さんの作品をリリースしていることが意外ですよね・・・ただ、オーナーの石山さんが、割と東京のクラブ業界に精通してたので、その辺の流れで長田さんと交流があり、リリースに繋がったのかな~と思っています。


Notice : 長田さんについて


 TBSテレビ「寝ないでXXX DJバトル Vol.3」1996年

 今回、長田さんの情報を調べていたら、あまりにも情報が無さ過ぎで、お顔の写真すら発見できない状況だったので・・・私のVHSアーカイブから、1996年にTBSテレビの深夜に放送された上記番組のDJプレイを、参考としてアップロードしておきました。

 この頃は、長田さんの全盛期とも言える時期なので、短いプレイですが、DJの色気が違いますね・・・カッコいいな~

 なんでしょう、この頃のDJって、どことなく「悪さ」がありつつも、人間として「深み」があるんですよね・・・そう、DJである以前に「夜の人間」な匂いがしてて、それがカッコいいんですね!
 
 なお、2週連続で動画(音源)をアップしていますが、私の方針が変わった訳ではないですよ・・・基本的に法律順守(?)の姿勢なので、アレな動画のアップロードは消極的です・・・
 でも、2010年ごろに書いた「DJに関する動画」シリーズの記事は、何とかしたいですね・・・すみませんね~


参考記事 DJに関する動画 その2 ねないで×××
※備考
①今回紹介をした動画は、2010年に上記記事で紹介をしたことがあります。この番組のことを知りたいのであれば、上記リンクからご確認ください。
②ただし、記事を書いた後、アップロードした動画が、YTから「こら!」と言われ、掲載してた動画は全部削除してあります・・・そのため、私が書いた文字情報のみをご参照ください・・・





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<独り言>

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 いきなり、意味不明なテープから始まりますが、今週は凹み話です(^^;)

 土曜日、久しぶりに結婚式に行ってきました・・・

 ただ、割と身内寄りな結婚式だったので色々と考えさせられることが多く、結果的にかなり凹みました・・・

 結婚式自体は、あまり行く機会は多くないのですが、仕事柄、こういった着席パーティー、かつ年輩の方が多いのは得意(?)で、気付いたらひたすら男芸者akaお酌して盛り上げる係になっていました・・・う~ん、疲れた・・・

 ただ、そういうことをしているうちに、「俺って独身なんだよな~」と思うと、だんだん凹んできて、久しぶりに相当悪酔いしていました(--;)
 それも、身内寄りの結婚式だったので、叱咤激励を内外から頂くのです・・・それが怖くって、こっちからマシンガントーク(?)で別の話に切り替えてしまい、その作業の疲労度と、心の中では「俺って逃げてるだけか?」と思ってしまい、相当、凹んでいました・・・


 だけど、こういう式の帰りほど、ユニオンに行くと当たるんですよね・・・

 帰りに渋谷のユニオンに行ったら、探してた「土俵Magazine」の持ってない番号が普通に陳列してたので、喜んでゲットさせて頂きました・・・この辺はテープの神様のご加護に感謝です・・・

 ただ、昨日は相当「病んだ顔」で掘っていたと思います・・・

 昨日は「悪酔い、傷心、疲れマックス×挙式服」という相当な好条件が揃っていたので、いつも以上に店員君達が引いていたような気がします・・・
 もう、掘っててバッドトリップしまくりで、掘ってて「俺は結婚しないんだ!コレクターだ!」と無駄に誓いながら掘っていました・・・翌日である今日、ちょっと猛省しています(^^;)


 なんか、実はナイーブなMTTを垣間見る一日でしたね・・・

 とりあえず、今週も頑張って毎日を過ごしてみます(^^;)





 

 




Up Set Music 「Chilli'n」
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 え~、今年のゴールデンウィークは、天気が大変良く、素晴らしい連休でしたね~

 私に関しては、旗日だけのお休みで、水~金の3日間が実質のGWになりましたが、レコ掘り三昧で良いリフレッシュが出来ました(^0^)
 
 やっぱり、初夏の爽快さというんでしょうか、天気がイイだけで、外を出回るのが楽しくなり・・・ついつい何軒もレコ屋さんを周り、嬉しい散財でした(^^;)

 そんなわけで、そんな爽快な天気の下で聴いたら、かなり良かった作品の紹介です!


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 今週は、はじめて紹介するテープレーベル「Up Set Music」の作品から、内容が良かったチル系作品を紹介しますね~

 まず、Up Set Musicですが、名古屋で00年代初期~中期ぐらいまでリリースをしていたテープレーベル(プロダクション)で、日本語ラップマニアで、相当濃い方なら反応するであろう「Mujina(ムジナ)」のDJ/トラックメーカーである「Woonagi(うーなぎ?)」さん関連のレーベルになります。

 私自身、このレーベルはそこまで深く掘れてなく、あまり全容が分からないのですが、このレーベルの作品を見かけたら必ず買うようにしており・・・結構「マニア泣かせ」なレーベルだと思っています。
 リリース的には、発番ベースでは30本を超えてて、最初に触れたWoonagiさん、MOSADのAKIRAさんの実兄であるDJ Olee Louさんなどがリリースをされていたようです・・・家掘りするともう少しありそうですが、今となっては謎が多いレーベルですね?

 そう、名古屋のミックステープって、ほんと「謎」が多いんです・・・ 

 それは、あまり資料が残っていないことや、私の研究が浅く、深く理解が出来ていない部分が多いんですね・・・

 ただ、コレだけは言えるのが、名古屋は昔からHipHopが盛んな地区であったことは間違えなく、その存在を支えていた一つは「ミックステープ」だったことです。

 それこそ、他の都市との大きな違いが、恐らく「車文化」があることで、車の中でストリートな感じで聴くことが多かったと思うので、結果的にミックステープの利用頻度は非常に高かったのがポイントでしょう・・・
 私自身、毎年夏の関西+名古屋旅行で、ミックステープの聖地である「名古屋Mega Mix」さんにお邪魔し、当時の名古屋産のテープの多さに圧倒されており、6年かけても掘りきれません・・・それだけ名古屋産ミックステープが多いんですね!

 例えば、名古屋のHipHopシーンを大きくした第一人者とも言える「DJ Hazu」さんは、初期から多くのミックステープを出しており、気付いたら結構な本数がリリースされています。
 また、車と言う視点であれば、もっとストライクなのは「ギャングスタ・ラップ」で、日本唯一のG系ミックステープ・レーベル「Drug Funk」が名古屋を拠点に多くの作品をリリースしており、その独特な質感に、テープ馬鹿はウットリです!


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 そして、これらのテープよりもっと多いのが「新譜ミックステープ」です。

 今となっては分かりづらい内容かもしれませんが、00年代初期~中期は、HipHopやR&B、そしてReggaeなどは、沢山の曲が新曲としてリリースされてて、その「旬な曲(=新曲)」を中心にミックスした作品が大変多く、結構人気な作品になっていました。

 それこそ、一般レベルで新譜ミックステープというと、DJ Komoriさんの「Monthly Fruits」なんかが有名ですね・・・イメージとしては、リリースしたての「新曲」を順不同で紹介するイメージで、ほんと多くのDJが何本も作り、鬼のようなタイトル数が存在しています(^^;)

 なぜなら、大半のテープが「シリーズ化」してて、2~3か月に1本、早いと月1本みたいなペースでリリースがあり、ある意味で、そのDJの「月刊誌」みたいな感じになっていたからです・・・

 特に、ここで重要なのが、これらの作品がリスナー側の需要に応えていた部分は強く、それこそ、リスナーが新譜チェック用に重宝してたり、また、単純に「今、流行ってるHipHopやR&Bを聴きたい!」と思うライトユーザーの需要に上手く応えていた部分があった点です。
 また、制作をしているDJ側としても、作るべき内容が、実は「現場プレイ」と近い部分があるので単純に作りやすかったり、自身の現場プレイを広める為(=営業を取る為)の広告材料としてる部分があったり・・・割と「買い手と作り手の需要と供給」がマッチして作られていたテープだったと思います。

 そして、話を「名古屋」に戻すと、ホント「新譜ミックステープ」が盛んな地区でした!

 それこそ、大本命である「DJ Caujoonさん」(この方もMujinaのメンバーですね)の新譜ミックステープは、Acmediaというテープレーベルから累計で50本近くリリースされ、どれも人気だったと思います・・・
 もう、名古屋=新譜というイメージの中心がCaujoonさんで、かなりお世話になった方も多いでしょう・・・

 また、Caujoonさん以外でも、HipHopのRyujinさんやR&BのI-Cueさん等、ロングランシリーズの新譜ミックステープを出された方が異様に多く、個人的には「名古屋テープ」というカテゴリーがあるぐらい、ほんと色んな新譜ミックステープがリリースされています!

 まあ、なぜ盛んだったかの理由を考えると、やっぱり「車文化」になるんでしょうね・・・

 やっぱり、何となく車内でカッコいいHipHopやR&Bをかけたい「ライトユーザー」がある程度いて、そういった需要が新譜ミックステープの供給に繋がったんだと思います・・・つまり、いわゆる「非DJファン層」のユーザーの需要が多かったんですね!

 おぼろげなイメージになりますが、それらの需要は、ドレスアップしたステップワゴンで、夜のドンキに皆で行くときに車内で流れてたら「何となくカッコいい」なと思ったお兄ちゃんお姉ちゃんの需要ですよね・・・数字に表すのが難しいですが、結構な需要はあったように思えます・・・
 それこそ、新譜系のミックステープが、名古屋をはじめ、車文化がありそうな特定の地方都市のDJによって作られていた(例えば、宮崎~九州のDJ Meekさんとか)ことを踏まえると、裏付けとしては当たっているでしょうか・・・ただ、時期的にカーステがテープってあり得ない時期(CDの方が一般的)なので、その辺の実証はなかなか難しいかな??

 こんな背景があり、名古屋で「新譜ミックステープ」が量産をされていました・・・


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 そして、今度は、私の話に移りましょう・・・

 まず、新譜系の作品は、私の中で作品としての面白さが見いだせず、紹介としては避けていました・・・ただ、テープ馬鹿なのでセッセと収集はしており、その過程で密かに研究をしていました(^^;)

 その中で、面白いことに気付いたのが、今回の紹介に繋がります・・・

 それは「ムードを大切にする作品は非常に良く作られている」ことです!

 これは、特に「R&Bのスロー系」に該当をするのですが、これらは、車の中で野郎が女の子とメローな空気を作りたい時は必須なジャンルですよね・・・
 そのため、需要側(聴く側)の要求が強い名古屋においては、意外と人気だったと思われるジャンルで、それなりのクオリティーを求められるんでしょう・・・写真右のWoonagiさんのスローを聴いて、レベルの高さにヤラれました!

 また、これも深く聴いてたら分かるのですが、作ってるDJのレベルが「高い」ので、実は選曲は深く・・・たまに見せる「その深さ」がイイんですね!

 先ほどのWoonagiさんのであれば、A面とB面の最後をVery Special(それもDebra Lawsのオリと、BDKのカバーで!)で〆てたり、新譜に混ざって写真左のOld Schoolミックスを出してきたり・・・こういう変化球ほど、そのDJのレベルの高さが分かったりします!
 それこそ、CaujoonさんのAcmediaであればDJ Hayashiさんのグルービーミックスがさりげなくリリースされてたり・・・新譜レーベルだからって馬鹿に出来ない作品を実はリリースしており、この辺が私の「新譜ミックステープ掘り」の原動力になっているようです!


 作品の紹介の前に「外堀」を埋めるのが長くなりましたね・・・

 少しまとめると、私が声を大にして言いたいのは「新譜ミックステープも深く掘ればヤバいのがある!」ということです。

 テープを掘ってる方でも、新譜ミックステープは、作ったDJ、レーベル、ジャケの雰囲気、収録曲等を見て、結果的に「スルー」することが多いでしょう・・・ただ、積極的に攻めると面白い作品もあったりします・・・

 そこで、今回はUp Set Musicレーベルの作品で、その点を分かりやすく紹介をしたいと思います!


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 では、作品の紹介です!

 まず、この作品はアーティスト名が記載がなく「Up Set Music」と書かれていますが、恐らくWoonagiさんが作られた作品だと思います・・・

 作品は、タイトルの「Chilli'n(チリン)」がストレートで、なんと「70年代Soul~80年代R&B」を中心に選曲されたチルミックスになっています・・・まず、ここまでの私の説明を読んで、ストレートに新譜系R&Bに行かないのに「おふっ」となるでしょうか?

 私自身、なんとなく「きっと新譜系だろう」と思って買ったら、こういった方向性の旧譜ミックスだったのにヤラれた記憶があります・・・
 なお、副題には「Day Dreaming Soul Numbers (Chill Song) & X'mas Special Lovers Cream」と書かれてあり、どうやらクリ需要(?)を見越して作った要素もあるようです??

 そして、選曲面ですが・・・イイところを突きつつ、深い部分もあり、かなり良いですね!

 A面の1曲目には「Ray Parker JR. and Raydio / A Woman Needs Love」、そしてB面の1曲目には「Minnie Riperton / Lovin' You」からスタートしてて、グッときます・・・

 傾向的には70年代Soul~80年代R&Bにおいてスロー~ミッド系の曲を中心にしてて、これらのド定番な「分かりやすい曲」が多いかな~と思います。
 それこそ、Lovin' Youは誰でも知ってるだろうし、知らなくても、あのグルーブを聴いたらウットリしますよね・・・きっと、車に乗った彼女が、そんなに音楽に詳しくなくても心を預けられる名曲を多く選曲しています!

 その一方で、結構渋い曲も多く、ジャケ写を見たら「Best of My Love」かと思うEmotionsであれば、LPに隠れている名スロー「The Emotions / A Feeling is」を優しくプレイ・・・うん、ド定番と渋い曲の散らし方が絶妙で、この辺で「上手い!」と思ってしまいました!

 更に、選曲もガチガチのスローに固めず、動きをつけながら進めており、割とスロー目の曲からカットイン気味に「Bobby Caldwell / What You Won't Do For Love」を選曲・・・これにはアガりますね!

 それも、渋いのが、前のスロー曲が、Bobbyの同アルバムに収録された、BiggieのSky The Limitネタな「Bobby Caldwell / My Flame」ですよ・・・実質上、Bobby繋げではありますが、涙線に来る曲からのキラーはズルいです(^0^)
 また、選曲全般を見てると、さりげなく「Bが反応するネタ曲」も入れていて、このMy Flameもそうですが、Buddhaの休日のイントロネタなMinnieさんの曲をプレイしてたり・・・この辺の塩梅もグレイトです!



 作品紹介としては以上です・・・

 今回、この作品においては、私が「面白い」と感じた「新譜テープだからこそのスローの丁寧さ」「実はレベルが高い」点は出ているし、更に「意外性」も大きく・・・新譜系としてスルーをすると「痛い目に遭う」ほど、かなり内容の良い作品であることは間違えありません!

 きっと、二人の愛を車内で確かめあうために、こんな高純度な作品が生まれたんでしょうし、私としては名古屋が生んだ奇跡の「Diggin' Ice」だと思っています!

 では、今後も新譜系は作品の発掘に加え、「どう聴いたら面白いのか?」を探しながら追求していきますね・・・これからも精進です!




<Release Date>
Artists / Title : Up Set Music 「Chilli'n」
Genre : Soul、R&B、Pops・・・・
Release : 2003年
Lebel : Up Set Music USMT-037




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<独り言>

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 私のゴールデンウィーク・・・それは「レコ屋に行く」ことで、日ごろの鬱憤を晴らすべく、散財をしてきましたので、その報告です~

 まず、前置きとして、GWは我らのユニオンが全店を挙げて大型セールを連日スケジュールしており、このセールの日程に従って「連休の予定」が決まります(^^;)

 先週の更新でも少し報告しましたが、やっぱりセールは出物がゴツいのが出るので、探しているブツだったり、なかなか出合えない高額盤などが沢山出品されるので、おバカさんとしては気が気ではありませんね・・・
 私としては、ライフワークな「ミックステープ」「Discoの12inch」がメインなので、そこまで出勤回数は少ないのですが、それでも魅力的なセールが多く、一部は見学も含めて、GWのセールはしっかりと楽しんできましたよ!

 んで、報告の一発目は、5月4日(木)に渋谷ユニオン・クラブ店で開催された「テープセール」からいきましょう!

 まず、テープセールに関しては、大口でテープを売ってくれる人がいないと成立がせず、それにはお店側が積極的に「買います」の姿勢を見せないと計画的にセールが組めないものだと思います。

 特に、ここ最近は、大口な出物(OG達が秘蔵品を一気に放出とか)が少なくなってきたため、こういった「お店の姿勢」が重要になっていて、それでいくと「下北沢クラブ店」と今回の「渋谷クラブ店」がかなり頑張っています!

 下北に関しては、これまでの実績が違うし、N村さんをはじめ頑張ってるスタッフの方がいるので、やっぱりゴツいのが出ますよね・・・今回はGWの前哨戦になりましたが、4月前半のテープセールも地味に熱く、やっぱり底力があるな~と思いました!
 そして、渋谷については、積極的に「買取リスト」を公開してて、それで注目を集めており、頑張っていますね・・・セールでなくても、ホロっと平日放出することもあり、会社帰りに必死になって買いに行ったりもしています(^^;)


 そんなわけで当日です・・・なんと、紙を見てビックリかもしれないですが、久しぶりの「2番目」ですね!

 実は、事前情報を見て9割方は所持なので、リスト外でどのくらい面白いのが出るのかが楽しみで行ったような感じなんですね・・・そのため、そこまで気合いを入れず、整理券配布直前ぐらいに行ったので、特に2番でも問題がありませんでした。
 
 ただ、蓋を開けたら結構な方が集まり、オープン時には6名参戦・・・エレベーターで4Fに昇る際に感じる冷戦感(?)によって私も火がついてしまい、開戦です・・・
 オッサンだらけの狭い漁場を、セール前は一切見せなかった(出なかった?)真剣な顔つきで探索開始・・・おおっ、リスト外がヤバい・・・もう、その事実だけでギアが2段アップで一人鉄火場モードで掘りまくりました・・・

 結果は以下の通りです!

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 もー、渋いのが大爆発で、渋谷では万超えの14本でした!

 そして、その後に気を良くしてユニオン巡りをした先の横浜でも、これまた渋いのが格安で4本と、マニアご満悦な釣果でした!

 まず、渋谷ですが、この内容で「万超?」と思うでしょう・・・私が買ったのは大半が300円~500円の渋いリスト外のテープですが、今回は人気なタイトルは値段がついてて、今回の購入品の中では、持ってなかったので唯一食指が動いたFinneseのTape Kingzだけが高額でした・・・
 それこそ、目玉品として写真告知されてたタイトルは結構値段がついてて、Ill Vibesがあの値段だったのにはビビりましたが、オークションで競れば行きそうな値段ですかね・・・結構、値段でリタイアの方もいたようです??

 ただ、その一方で、お店側が「なんだそれ?」なマイナーなのは格安で嬉しかったです・・・それこそレゲエのInfinity16の探してたクラッシュテープや、懐かしい青山ナイト関連のテープ(!)などがゲットで嬉しいです!

 テープは「出た時勝負」ですが、売ってくれる方がいないと成立しません・・・不要な方は是非、下北や渋谷のユニオンに相談してみてくださいね!


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 んで、翌日の5月5日(金)です・・・今度は新宿でDiscoの12inchセールでした!

 まず、2日連続で並ぶのはどうかと思いますが、Discoの方は、ちょっと欲しかったタイトルがあったので、1番が欲しく、少し早目の9時半前に到着しました・・・おかげさまで敵無しで1番を獲得です(^^;)

 ただ、この日は、全く同じ日程でお茶の水でもDiscoの12inchセールがあり、前夜の作戦会議が大変でした・・・
 まあ、出品物を見比べて、どっちが欲しいのが多いかで判断をするのですが、これにマニア特有の被害妄想(敵が多くて取れないのでは?とか)が相まって、どっちスタートにするかが決めるのが大変でした・・・ただ、旅の準備をしている楽しさみたいな感じで、これも嫌いな時間ではありません(^0^)

 そんなわけで、オープン時には3人並び、後続の方は同日開催のR&B狙いとあって、少し安心しての開戦です・・・

 開戦後、ダッシュで掘り始め、Disco12inchはジャケがないので、現物を探すのに少し手間取ったものの、無事に狙ってたレコはゲットです!
 
 んで、その後、お茶の水を攻めてみたものの狙ってたのはなく、シュンとしてたら、他のユニオンで別の探してたDiscoと遭遇したり、昨日、仕事帰りに寄ったココナッツ代々木店さんでも12inchをゲットしたり・・・GWを通して12inchに恵まれた釣果でした!

 結果は以下の通り・・・


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 なんとも分かりづらい写真ですが、今回は万超えのゴツイのはウオントが無かったので、渋め狙いな攻め方で、合計9枚の釣果でした~

 まず、新宿では、微妙にコンディションが良い盤と巡り合えなかった「Alton McClain & Destiny / Crazy Love」の良盤に出会えました・・・こういった「そういえば持ってないや」が割と抜けて嬉しいGWですね!

 また、継続的に探しているMUROさんの「Elegant Funk」モノであれば、かなり探してた「Shock / That's Lady」の12inchが抜けて嬉しかったです・・・MUROさんはLPでプレイしてたかもしれないですが、UKのみ12inchアリで、ドマイナーすぎて全然出なかったんですね・・・
 この辺は、値段ではなく「出ない」のがポイントで、遭遇するまで時間がかかりました・・・ただ、家で聴いた時の音の太さはプライスレスで、無事にゲット出来て嬉しいです!

 あと、最近、また火が付いてきた「和物の当時12inch」で、横浜では松岡直也さん、代々木ココでは松本伊予さん(!)が抜けてご満悦・・・まあ、使えるか使えないかでいくと、両方とも微妙に和物臭さが抜けてなく、そこまで使えないかな?(^^;)

 ただ、コレ系も和物ハンター達が狙い始めてて、少しずつ、相場観が上がってきてますね・・・今回のユニオンの和物系セールでも、LPが中心でありながら、いつも通り12inchが少量出るけど、少しプライスラインが上がったような気がします・・・
 やっぱり12だと音がイイし、クラブ向けにエディットされてたりして使いやすいんですよね・・・45が一段落して、コッチ系に移ってきた兆候でしょうか?

 特に、プロモの和物12inchって、探すと「これがあるの?」というのが多く、掘った時の喜びがまだ未知数な所も大きいかな・・・個人的にも、この間の秀樹のヤングマンが良かったので、それで少しギアが入った部分はありました・・・
 なお、もっと大きいのは、極端な例ですが、このモンスターの存在を知ったのが大きく、もうちょっと色々なのを探してみたいと思います・・・
 

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 あと、4日には大変話題だった「下北沢レコードマーケット」にも行ってきましたよ!

 当日は大変天気が良く、オープンエアーでレコードが掘れるという、なかなか無いイベントで、かなりの方が参加されたかと思います・・・私は13時ごろにお伺いしましたが、既に大盛況で、レコードを見るのが大変な位の集客でした!
 そのため、私は、人が多くて圧倒されたことと、その直前に渋谷でテープセールの一戦をやって疲れちゃった(笑)ので、真剣には掘らず、見学モードでした・・・すみません・・・

 ただ、大変意味のあるイベントだったと思います!

 やっぱり「人が集まること」は大切で、文化はそこから生まれるんだと思います・・・

 特に、昨日、このイベントの首謀者である代々木ココナッツのYOKOさんと談笑してて思ったのですが、レコードが好きな人がこうやった集まって盛り上がることも大切だし、何よりも、その「楽しんでいる姿」を、通りを歩いている他の人が見て、そこでレコードに興味を持つことも大切だと思いました。
 思い返してみると、普通に下北に遊びにきた様々な年代の方が、あの会場の横を通り、一部の方は足を止めてレコードを見てたようです・・・それこそ、夕飯時のニュースで「世間ではレコードブームなんですよ~」と報道されているのを見たであろうお父さんお母さんが足を止め、レコードを眺めてくれることも大切だと思います・・・

 もちろん、本当は、まずは自分達が楽しみ、レコード文化を盛り上げていくことが大切ですが、私としてはこういった「好きな人を広める」ことも大切なんだと思いました。
 せっかく、あんな「ブロックパーティー」が似合う場所なんだから、私たちも楽しみつつ、フラッと立ち寄った親子も楽しめるような、そのなイベントになるとイイですね!

 なお、YOKOさんのお話だと、夏終わりぐらいにもう1回やる予定があるとのことでしたので、興味がある方は次回を楽しみにしててください!!



 なんか、GWの最後に、レコードとテープの話だけで、こんなに文章を書くとは思いませんでした(^^;)

 世間一般では、GWの渋滞でウンウン唸っている中で、自宅で地味に半日かけてウンウンと唸って作業をしているのは・・・きっと幸せなことなんですよね(^^;)

 ではでは、散財報告でした~



追伸
 お名前はお伺い出来ませんでしたが、4日のテープセール、5日のDiscoセールの際に「MTTさんですよね?」的に声をかけてくださった畏兄の皆さま、いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます!
 ほんと、こんなに無駄に長い文書を喜んでいただき光栄です・・・これからも頑張りますね!!