HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
山下達郎 「Come Along Ⅱ」
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 今週は、他の作品で紹介の準備をしていたのですが、準備不足でそちらは延期し、白羽の矢が立ったのが、こちらです・・・

 やっぱり夏は達郎さんですね(^0^)

 なお、今週は、一番下にボム情報をブチ込みましたので、最後まで読んでね~


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 今回は、あの山下達郎さんの楽曲を、ラジオDJ風に選曲した名作「Come Along」の第2段を紹介します!

 まず、この作品は昨年紹介した「Come Along」の第2段にあたる作品で、達郎作品の中では、ある時期までは「アンオフィシャル(非公式)」な作品になります。

● 山下達郎 「Come Along」


 少しだけ説明をすると、当初は、写真左の第1段をテープのみでリリースする約束だったのに、達郎さんが1982年までに属していたレコード会社(RVC/AIR)が、本人には無断でLP化したことで問題になった作品で、達郎さんの中では、ある時期まで「私の作品ではない」としていた作品になります。
 ただ、2002年ごろに過去作品のリマスターを出した際に、達郎さんもファンのことを思って考え直し、一応はオフィシャル作品になった・・・そんな経緯のある作品です。

 そんな経緯の中、今回紹介する第2段は、まだ非公式時代にLPが人気だったことから企画された第2段にあたるそうで、1984年にリリースされた作品になります。

 当然ながら、当時はLPが中心にリリースされたそうですが、今回紹介をする「テープ版」も同時に作られました・・・

 カセットテープは、LPと違いコンパクトで持ち運びがしやすいことから、家でラジカセで聴いたり、車のカーステで聴いたりする目的があったことから、テープ自体の需要は結構あり、探すと結構な数の「テープ版アルバム」が存在します。

 特に、達郎さんのこの作品は、鈴木英人さんが描いた「爽やかな夏」と「ドライブ」がイメージされた部分が大変強く、達郎さんの曲で「夏を楽しもう」というコンセプトが強い作品です・・・
 つまり、このテープ版に関しては「車のユーザー」を狙った作られた部分が強く、海へ遊びに行くためのBGMにしてた方が多いのではないでしょうか・・・私としては、その意図だけで「ミックステープ」です(^0^)


 そんなわけで、作品の紹介です~


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 この作品では、達郎さんのRVC/AIR時代の楽曲において、第4作目~第6作目にあたる「Moonglow」「Ride On Time」「For You」からの楽曲を用いて、DJミックスではなく「ラジオDJ」スタイルで作品が作られています。

 DJは、第1段も担当したあの「小林克也」さんと、ラジオDJ風作品では引っ張りダコだった「Kamasami Kong」さんが担当し、イメージとしては、粋なイングリッシュ・トークの後に達郎さんの曲がプレイされる感じです・・・

 そして、全体的なイメージとしてはハワイ~LA辺りのFM番組のような感じで進行するのですが・・・もう、間違えなしです!

 まず、選曲された楽曲が最高で、A面ではNightサイドと銘打ち、それこそ「Funky Flushin'」から勢いよくスタート・・・その後は、夜の艶というんでしょうか、「永遠のFull Moon」など達郎さんらしいグルービーな選曲を続け、〆は「あまく危険な香り」です!
 また、B面ではDayサイドと銘打ち、我々DJ世代のクラシック「Sparkle」から快活にスタートし、夏の達郎さんを印象付ける「Loveland, Island」「Ride On Time」などを選曲し、最後は「Your Eyes」で優しく〆ます・・・

 そして、それぞれの楽曲の前後では、両DJによる英語でのMCがあり、達郎さんの曲を粋に盛り上げます・・・

 なかなか説明が難しいのですが、ラジオDJが入ることで、まず、>空気感が全体的にレイドバックした感じになり、イイ意味で曲に「オールディーズ感」が加わって、達郎さんの曲が映えます・・・
 また、単純に煽っていくことで、次にプレイする曲が盛り上がります・・・この作品だと「Ride On Time」への入り方はクソカッコいいですね(^0^)


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 今回は、聴きこみが少なく、この位しか説明が出来ないですが・・・もー、説明不要です(^0^)

 やっぱり達郎さんの作品は「テープ」で聴くと味わいが違います・・・そして、更に「夏」に聴くと最高です!

 是非、興味がある方は探して聴いてみてね~





<Release Date>
Artists / Title : 山下達郎 「Come Along Ⅱ」
Genre : Japanese Pops
Release : 1984年
Lebel : Air Records ART-8005



<大切な知らせ!>

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 既にご存知の方も多いかと思いますが、今回紹介した「Come Along」の第3段が、新作としてリリースされることになりました!

● 山下達郎「COME ALONG 3」


 まず、達郎さんファンなら、今回の紹介の時点で「そういうことね!」と思うでしょう・・・

 実は、上記の作品のリリースがあることから、今回の作品紹介は7月末~8月初旬のタイミングで紹介しようと思ってて、それを諸事情により前倒しで紹介した次第です・・・

 う~ん、いつも、こういう時にやってる他の和物テープのまとめ紹介は準備してたんだけど、作品紹介が聴きこみ不足で弱かったのが前年で、第3段の後押しにならなったのは残念です・・・
 なお、その他のテープ紹介については、これから下が異様に濃いので割愛します・・・・こういった掲載タイミングの読みの甘さもダメだったな~

 ただ、このタイミングでの新作リリースとは・・・達郎さん、分かってらっしゃる!!

 もう、今から聴くのが楽しみです・・・ちょうど、MUROさんのDiggin' Iceの新作も出るし、充実した夏になりそうです~

 なお、希望があります・・・
 限定でLPサイズのジャケ版もあるそうですが、是非、テープ版も作ってください・・・そして、第4段はMUROさんによるDJミックスを作ってください!!





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<独り言>

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 今週は3連休とあり、ユックリと羽でも伸ばそうかな~と思っていたら、この紙が登場です・・・テープ馬鹿の熱い週末を紹介です(^^;)

 まず、7月15日(土)は、マイメンN村さん擁するユニオン下北クラブ店、そして、先週もお邪魔したユニオン新宿クラブ店の2つでテープセールを開催することになり、内容を勘案し、下北スタートで行ってきましたよ!

● 下北沢 7/15(土) HIPHOP USED TAPE SALE!!! 

● 新宿 7.15(土) USED CASSETTE TAPE SALE!!


 両方のセールとも、喉から手が出るくらい欲しいテープはなかったですが、事前情報から断片的に見える「何かある感」は感じ、土曜日を楽しみにしてたのは言うまでもありません。

 そんなわけで、10時前ぐらいに下北についたら、よくセールに並ばれている方が先におられ、結果的にこの方と、開店直前に来た3名での戦いでした・・・事前情報からすると、今回はこの位ですよね~

 んで、開戦・・・そんなに狙ってるモノが無いというスタンスでしたが、掘り始めたらリスト外が色々とあり、もーアドレナリンが出まくりで一人鉄火場モードです・・・おかげさまで下北は濃いのを20本オーバーでした(^0^)

 そして、下北終了後には新宿へ移動し、ちょっと抜かれた感はありましたが、渋いのを中心に4本回収・・・コモさんのマンスリーが残り1本になってくれたので、ちょっと嬉しいです(^0^)


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 んで、渋谷でも軽く掘り、そこからホリデー気分で銀座線に乗車・・・向かった先は「浅草」でした(^0^)

 毎年恒例の浅草でのレコード祭りが週末にあったことから、早速、行ってきましたよ~

● 全日本レコード&CDサマーカーニバル 東京


 レコード祭り自体、凄い出物があると思って行ってはなく、むしろ「浅草でレコード」という雰囲気を楽しみたく、毎年、行ってるんですよ・・・

 まあ、今回は、色々とあって凄い探してるレコードを探す目的(結局、見つからず・・・)もありましたが、むしろ、リラックスしに行っている部分があります。
 なんか、浅草が持つ「ゆっくり感」が、レコード祭りにもあり、ユニオンで掘ってるよりも、どこか肩の力が抜けた状態で掘れるんですよね・・・そう、掘りを楽しみに行ってるんですね~

 結果的に、安かったら買おうと思ってた和Discoプロモ12inchを1枚だけゲットでしたが、やっぱり浅草はいいですね~


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 なお、浅草の楽しみは、レコ祭りではなく、今回は「グルメ」でした・・・いや~、よく飲んだし、よく食べた!

 なんか、浅草らしい解放感というんでしょうか、レコ祭り終了後、浅草の街を歩いてたら、それだけでヤラれます・・・気付いたら、凄い混んでいる大衆居酒屋を避け、昭和感満載な「じゅらく」でオムライス×大ビールで乾杯してました(^^;)

 ただ、今回はコレでスイッチが入ったようで、久しぶりに呑み助になっていました・・・

 2軒目は、噂に聞いてたアサヒビール本社の上階にあるラウンジに行き、浅草やスカイツリーを間近にビールを・・・おおっ、ここのアサヒは美味すぎる!
 ビールって、作り方一つで味が違う中で、本社は別格ですね・・・夕焼けを見ながら飲んだ黒ビールも素晴らしかったです!

 んで、もう頭のネジが外れたので、3軒目は、大昔に大先輩に連れられて訪問した以来の神谷バーです・・・あの「電気ブラン」のお店ですね!
 電気ブラン、私自身は結構好きで、たまにお土産でビンを貰うと、家でチロチロ飲んでたりするのですが、お店で飲むのが一番ですね・・・得意技な、横のジーちゃんに絡まれる→だけど奢ってもらう、も発動し、既にベロベロです(^^;)

 ただ、これで止めればいいのに、小腹がすいて、上野で降りたついでに、〆はクラウンカレー・・・う~ん、食べられちゃうのが不思議です(^^;)


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 そして、また「紙」が登場です・・・はい、昨日も並んで来ましたよ(^^;)

 7月16日(日)は、ユニオンの北浦和店でセールがあり、何本か気になるタイトルが出ていたので、テープ馬鹿の悪い癖で並んでしまいました・・・

● 北浦和 7/16(日) MIX TAPE SUMMER SALE!!!


 もう、こうなると病●ですね・・・

 たぶん、並ぶ人はいないだろうと思いつつ、前日にベロベロだったのに普通に朝は起きて、いつも通り30分前にはお店の前で並んでいました・・・
 ただ、並んだ甲斐があって、結構探してるTaki-Shitさんモノで、日本語R&Bミックスというキラーなのを救出できたので、大満足です!

 でも、もっと病●なのが、お店を出たあと、出てたテープで買わなかったテープが「やっぱり持ってない!」と気付き、お店に戻ったことです・・・
 ユニオン巡り+紹介用のレコを必死に探しもしてたので、川口のYellow Popさんに行くことを理由に柏から戻った(えっ)のは秘密ですが、もう●気だからしょうがないですね(^^;)


 そんなわけで、とりあえず、釣果も報告です~

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 今回は、テープだけの写真ですが、2日間で30本オーバーの釣果で、大満足です(^0^)

 下北に関しては、US系のサンプラーテープが豊漁で、やや探してたDef Jamのキャンペーンテープがあったり、Tape Kingz系で見たことのないテープがあったり、やっぱり濃かったです!

 んで、何よりも、ある方に教えて頂き、ちょっと探してたユーさんの2ndアルバムのアドバンスのゲットが嬉しかった・・・このテープにしか入っていない曲(インスト曲だった)があり、気になってたんですね~
 ただ、神ってるのが、その翌日、某所で同じユーさんのアドバンスで3rdアルバムのアドバンスもゲット出来たことで・・・こっちは、ユーさんがラジオDJをしながら収録曲を紹介する仕様になっており、最強です!

 他にも色々と買え、嬉しい釣果でした・・・みなさん、ありがとうございました!



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 んで、最後は前ふりをした「ボム」を報告しておきます~

 今週、やっとアナウンスがありましたが、千葉県市原市にある「市原湖畔美術館」で開催される「ラップ・ミュージアム」において、私が持っているテープやショックウェーブ等を貸出し、展示することになりましたよ(^0^)

● 市原湖畔美術館 「ラップ・ミュージアム」


 既に話題になっており、日本語ラップを「アート」として展示会を行うようで、某氏から推薦を受け、ミックステープの魅力を伝える名目(?)で、私が持っているテープ等を展示します・・・

 テープ馬鹿として、いや、テープ業界の第一人者(?)として、こういったことには責任があると思い、だいぶ美術館の方と喧嘩(笑)をしながら調整しています・・・
 実際にどんな感じで展示されるかは、まだ分からないのですが、今から凄い楽しみです!

 こちらは、詳細が分かり次第、随時お伝えしますね~




 ではでは、また来週!!




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山下達郎 「Come Along」
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 今週は、ここ最近、毎年恒例になっている「夏の和物テープ」の紹介です!

 この作品に関しては、結構探してたブツで、先月、やっと下北のユニオンで購入できました・・・そして、聴いてみたら、完全に「ミックステープ」な名作で、今月のヘビーローテーションでしたよ(^0^)



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 今回は、あの山下達郎さんの楽曲を、小林克也さんのラジオDJ調なトークを交えながらノンストップミックスをした作品である「Come Along」を紹介します!

 これまで、昨年はOmega TribeのDJテープ、3年前には「波の数だけ抱きしめて」のサントラを紹介するなど、ミックステープではない和物のテープアルバム等で「ミックステープ的に楽しめる」作品を中心に何度か紹介をしましたね・・・
 その流れを汲んでの紹介になりますが・・・今回の達郎さんの作品も、いわゆる「ラジオDJ風」な作風になっており、もう「DJミックス」と言っても差し支えがない内容で、胸を張って「ミックステープ」と言える作品かもしれません!

 まず、このテープ版は、よほどの達郎マニアでないと知らないかもしれないので、このテープがリリースされた経緯をWikiの情報などを用いて紹介します。

 このテープは、元々、達郎さんの4枚目のシングル「愛を描いて -LET'S KISS THE SUN-」(1979年夏)がリリースされた際に、レコード店の店内演奏用のプロモとして作られたLP(画像上)の音源を、テープとして正式にリリースをしたものになります。
 該当LPは、テープと同じ内容で、達郎さんの1st~3rd/4thアルバムからの楽曲を用いて、達郎楽曲を表する名キャッチフレーズ「夏だ! 海だ! タツローだ!」を表すような内容になっており、達郎さんの曲を広くアピールする目的で作らたものになります。

 そして、このプロモLPは、多くのお店の店頭でプレイしたことで、このミックスを聴いたお客さんから問い合わせや作品化の要望があり、1980年3月にテープのみで正規に作品化されました・・・

 ただ、このテープでの正規作品化までには紆余曲折があり、それ以降も厄介な事情があったりした作品になります。

 元々、初出のプロモLP自体は、当時のレコード会社の方が企画して作られたようで、人気があったのでレコード会社としては正式なLPで出したかったところ、達郎さんとしては、この作品を自分の作品として認めたくなかった部分があり・・・結果的に「テープだけ」で正規版はリリースされました。

 後年になり、達郎さんからは「自分の音楽は単なるBGMではないというトンガリは、若さゆえのツッパリも確かにあったでしょうが、(省略)美学やこだわりなしには正面切った活動などとても貫徹できなかったのです」とコメントがあり、いわゆる「若気の至り」があって作品化を拒んでいた部分があり、妥協点として当時としてもニッチな存在だった「テープ」になったようです・・・


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 ただ、この作品、実際は「テープ」が正規なのですが、この画像のLPも存在しています・・・こっちの方が有名かもしれないですね!

 このLPは、達郎さんが1982年までに属していたRVC/AIRが、1984年に達郎さんの意思とは別に勝手に作ったLPで、達郎さんのバイオの中では「非正規作品」になる作品です。
 
 当時としては、かなり内容が良かったことから、結構売れた作品になり、達郎さんのノンストップミックスというと、こっちのLPを思い出す方が多いかもしれないですね。
 その後には、この第2段が作られたり、CD化されたり・・・アーティストとレコード会社との権利関係の難しさを抱えながら、人気が故にプレスされ続けた作品になるようです?
 
 なお、2002年に、達郎さんの過去の作品がリマスターされて再発された際、この「Come Along」も達郎さんが「正規」と認め、発売時の特典としてCD作品化されました・・・


 作品紹介をする前に、外堀から紹介をしていきましたが、こんな経緯がある作品になります・・・かなり「いわくつき」な作品なんですね・・・

 ただ、この外堀の紹介は、この作品のラディカルな部分を紹介するために紹介した訳ではありません・・・

 むしろ、達郎さんを含め、日本の音楽界で「DJミックス」が黎明期だった例を紹介したかったからになります!

 私の知る限りでは、この作品がきっかけで「DJミックス(選曲)」をした作品が出回るようになったと言われており、日本の音楽界では結構重要な作品だと思います・・・

 実際に、こういった既存の曲をコンピレーション形式なりDJミックスにした作品が劇的に増えていった訳ではないですが、この作品以降は徐々に増えていき、気付いたらレコード会社も、アーティストも割と寛容に作っていた流れがあると思います。
 この辺の話は、今回の「おまけ」に当たる部分で断片的に紹介をしますが、その楽曲を作ったアーティストではない人が、ある意思やアイデアの元で「選曲」や「DJミックス」することで作られた作品・・・私の言葉であれば「ミックステープ」徐々にリスナーにも、そしてレコード会社やアーティストに浸透していった流れがあると思います・・・

 この限りで説明すると、この達郎さんのテープは、リスナー側の要望を、レコード会社は素直に受けていたけど、達郎さんには大変失礼ですが「アーティスト側が受け入れなかった」事実があり・・・ただ、実際にリリースしたら、リスナー側からは「大きな支持」があったという事実があったのでしょう。

 おりしも、80年代に入ると、ウォークマンの浸透だったり、車で音楽を楽しんだり・・・家のステレオの前に座って音楽を楽しむことから、リスナー側が自分の好みと雰囲気に合わせて音楽を楽しむ時代に入りました・・・
 つまり、音楽を楽しむ「リスナー側」に立って音楽を作る時代を意味し、そのリスナー側の需要を受けて、徐々に胎動し始めたのがDJミックスだったり、選曲をしたコンピレーションだったり・・・私の言う「ミックステープ」になるのだと思います!

 なんか外堀の説明の割には、最後は論旨がまとまらなかったですが、今回の達郎さんのテープは、日本における「ミックステープ」という存在の、一番最初のエポックメイクだったのかもしれませんね??

 では、そろそろ、作品紹介にいってみましょう!


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 まず、収録曲としては、達郎さんのキャリアにおける「70年代の初期作品」を中心に選曲され、かなり素敵な内容になっています。

 実際の選曲では、上記の1作目「Circus Town」、2作目「Spacy」、3作目「GO AHEAD!」の楽曲を中心に選曲された内容で、この音源が出回った後にリリースされた4作目「Moonglow」からは先行シングル曲「愛を描いて」が収録されています。
 そして、内容的にはA面は「Dancing Side」としてDiscoを意識したアップな曲を中心にした選曲、B面では「KIKI Station Side」としてハワイのFM曲をイメージしてグルービーな曲を中心に選曲しています。

 まず、選曲面を絡めて説明をしたいのが、あの「小林克也」さんが「おしゃべりDJ」として全編にわたって大活躍をしている点です!

 選曲の組み立て等はレコード会社側が考えた内容で、小林克也さんは、選曲と選曲の合間を、流暢な英語で繋いでいく感じですが・・・この作品を盛り立てる上で無くてはならない存在になっています!
 
 今となっては「英語がうまい眼鏡のおじさん」(すみません!)という認識かもしれないですが、日本の音楽界における小林克也さんの功績は大変大きく、影響を受けた方は多いですよね・・・
 特に「ラジオDJ」として、海外の楽曲を紹介する時の粋な英語での紹介が、そのプレイする曲に上手く乗せてくる所が秀逸で・・・非英語圏に生まれた日本において、英語の曲を「DJトーク」を使うことで分かりやすく紹介していた点は、ホント大切でしょう!

 この作品においても、選曲する達郎さんの曲に繋がるように、粋なイングリッシュトークを挟んで選曲を盛り上げており・・・これが素晴らしすぎます!

 A面では、達郎さんのダンサンブルな曲を中心に選曲されてて、一曲目は大名曲な「Bomber」から活発にスタートするのですが、スタートダッシュを克也さんの歯切れのよいトークで彩ってて最高です!
 また、B面ではFMのラジオ番組調にしているので、途中途中で中継やコールインなどの小ネタを挟みつつ、達郎さんのグルービーな楽曲を生かすために、落ち着いたトークで彩っているのが印象的です!

 今となっては「トーク」という行為は、いわゆる「DJ」の作法ではないという認識の方が強いと思います・・・ただ、私としては、そのトークは、DJがスクラッチをするのと同じで、楽曲を「彩るための行為」だと思います。
 何度もこのテープを聴いていると、達郎さんの曲だけど、最初に克也さんの口上が聴きたくなってしまうぐらい、楽曲を彩るトークを挟んでて、素晴らしいな~と思います。


 そして、この作品の選曲や構成は、恐らく当時のレコード会社の方が担当をされたのだと思いますが・・・これが素晴らしすぎますね!

 特に、B面では、ハワイのFM番組にみたて、夏の午後の気だるさを打ち消すように、達郎さんのグルービーな曲を選曲し、天然のクーラーみたいな選曲が上手いですね!
 それも、グッときたのが、MUROさんのDiggin' Iceでチョイスされた「Windy Lady」もしっかりと選曲・・・もー、ある意味、Diggin' Iceの概念が1979年の時点で理解した上で選曲されているような感じで、最高です!

 また、細かい部分も素敵で、達郎さんが当時から使い始めた多重録音のアカペラを選曲の合間に上手く挿入し、次の曲への橋渡しをするなど・・・達郎さんの「曲」を上手く活用してて、今の「DJ」にも通じるアイデアやプレイが多く、この辺も最高です!!


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 んで、まとめとして紹介したいのが、「夏」という切り口で「選曲」された達郎さんの楽曲が、こんなにも光り輝くとは思いませんでした!

 無論、どのアルバムも夏に聴くと最高な作品が多いですが・・・ある意味、DJ的な視点で、「夏」を「達郎さんの曲」で表現するとこんなにもイイ作品になるとは思いませんでした!

 夏の達郎さんというと、「Ride on Time」や「For You」ぐらいが本チャンになるので、この作品で選曲した曲は「夏の達郎」からすると少しパワー不足であったりはしますが、結果として達郎さんの曲で作った「Diggin' Ice」であることは間違えなく、これは鉄板ですね(^0^)

 そして、こういった「ミックステープ」の意匠を汲んだ作品なんだから、ここはやっぱり「テープ」で聴いてほしいです・・・これこそ「オリジナル・ミックステープ」ですよ!!

 このテープ版、今となっては結構入手するのが大変ですが、気になる方は是非探してみてね!

 あと、これは声を大にして言いたいです・・・このテープを聞いたからこそ、やっぱり実現して欲しいのが「MUROさんによる達郎さんミックス」ですね!
 MUROさんだったら、絶対に、達郎さんの良さを更に引き出す選曲とミックスが出来るはずです・・・今年の夏は難しいかもしれないですが、来年の夏には聴きたいですね(^0^)




<Release Date>
Artists / Title : 山下達郎 「Come Along」
Genre : J-Pop、Soul、Funk、Disco・・・
Release : 1980年3月
Lebel : Air Records ART-8003


Notice : 竹内まりやさんの参加
 作品のB面では、達郎さんの奥さんである「竹内まりや」さんが、得意の英語を生かしてちょこっと参加をしています。
 具体的には、克也さんのラジオ番組にコールイン(リスナーが電話をかけて好きな曲をかけてもらう)をする女子高生役等で出演されており、デビュー当時だったので、若々しい声で流暢な英語をしゃべられています。
 なお、この部分、Wikiによると、収録したスタジオの近くの喫茶店の公衆電話から電話をしたそうです・・・なんか、デビュー時のまりやさんのイメージと重なって、微笑ましいエピソードですね!


Notice : 作品のパッケージについて
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 ちょっと分かりづらい写真ですが、一応指摘をしておきます・・・

 私が持っているテープは、実は「ジャケット」が完品ではない状態です・・・

 オリジナルは、写真の右側のように、通称「腹巻型」の紙ケースになるのですが、私が購入したのは、その腹巻型の紙ケースを、中のプラスチックケースに収まるように意図的にカットをした状態になっています。
 つまり、プラスチックケースの透明部分からジャケが見える部分だけカットしてあり、微妙に文字が切れています・・・これを作った方は、結構苦労をしたようですが、かなりドンピシャで、個人的には全然OKです(^0^)

 私自身は、こういったことは全然気にしていないのですが、達郎さん系はマニアな方が多いので一応指摘をしておきます・・・

 なお、テープを掘っている立場からすると、和物のテープは、こういったジャケ改造(?)の状態で遭遇することが多いっすね・・・私としては、それは個性と割り切って、オリジナルのジャケを求めないようにしています(^^;)






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<おまけ> 2016年 夏の特選 和物テープ

 こういうタイミングでないと紹介が出来ないので、おまけを紹介させてください(^^;)

 え~、達郎さんもそうですが、いわゆる「ミックステープ」でない作品でも、私が「ミックステープ的に聴ける」作品はとりあえず買っており、ミックステープの「道」を精進して邁進しております。

 その中で、夏の雰囲気に合う作品は、おのずと「ミックステープ」になる確率が高く、それっぽいジャケットがあれば、何でも買っている状況です(^^;)
 まあ、そのテープが作られた当時としても、作った側が「夏に聴いてほしい」という意図があって作ったものが多いので、この時期に聴くとやっぱり最高です・・・

 そんなわけで、私の研究成果の発表じゃないですが、ここ1年ぐらいで掘った夏物のテープを紹介しますね!

 特に、今回はコンピや準DJミックスに該当する作品が多いですが、どれも80年代中期の作品になります・・・
 達郎さんの説明でも書きましたが、80年代になり、時代の要請で、徐々にこういった作品が増えていった証拠にもなるかと思います??

 なお、和物と書いてありますが、意味合い的には「国内企画」ものという意味で、海外の楽曲のも含んでいます・・・う~ん、海外の楽曲というよりも「洋楽」ですね・・・その辺は意義をくみ取って頂けると幸いです(^^;)


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左 「Tube / Season In The Sun」 1986年
右 「南佳孝 / 忘れられた夏」 1980年


 まずは、ちゃんとした和物テープアルバムからいきましょう・・・和物を掘っている方なら「おわっ」となるでしょう!

 左は、永遠の夏のヒーローであるTubeのアルバムで、大ヒット曲「Season In The Sun」が収録された同名アルバムのテープ版ですね!
 DJ的には、同曲の12inchが素晴らしく、酔っぱらって自宅DJをやると、つい最後の方で泣きながらプレイ(?)をする名曲ですが・・・やっぱり夏は「Tube」ですね~
 ジャケも鉄板な青い海で、これが車のダッシュボードにおいてあるだけで「夏」になりますね・・・ジャケだけで夏が盛り上がります(^0^)

 そして、右は、ちょっと渋い作品ですが、夏のメロークラシックでもある「これで準備OK」が収録された南佳孝の2ndアルバムですね!
 南佳孝さんというと「スローなブギにしてくれ」など、メローな曲が人気がありますが、「これで準備OK」もDJ的にはドラムが立ってるので人気な曲ですね・・・私も大好きです!
 この作品では、最初の一曲目が「これで準備OK」で、最後がこの曲のインストなので、ミックステープ的に繋がるので凄い好きなアルバムです・・・テープで聴くのは格別ですね!!


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左 「V.A. / シーサイド・フュージョン」 1985年
右 「V.A. / A&M フュージョン・スーパー・ベスト」 1986年


 そして、こちらはここ最近、あれば絶対に買っている「フュージョンのコンピ」系で、夏にバッチリな2作を紹介!

 左は、ザ・スクェア、マリーン、笠井紀美子、松村健などのCBS Sony系の国内Jazz/Fushion関連のアーティストの曲で、シーサイドに合いそうな楽曲を集めた作品です。
 恐らく、テープオンリーの作品で、同時期にドライブ編などがリリースされてて、夏向けのコンセプトで作られた作品かと思います。

 また、右はタイトル通り、A&Mレーベルの海外アーティストの曲を中心にまとめられたコンピで、Biggieネタな「Herb Alpert / Rise」や「Quincy Jones / 愛のコリーダ」が収録された作品です。
 これも、多分テープオンリーでしょうね・・・ジャケはそこまで夏っぽくはないですが、ジャケの爽やかな感じを引き継いだ内容になっていますね~

 フュージョンと書くと、ある世代は「恥ずかしい思い出」と思う方も多いですが、ある意味で「夏」にドンピシャなジャンルなので、当時から、この雰囲気を楽しむ為にテープオンリーのコンピが作られていたようで・・・今聴いてもかなり良い作品が多いです。
 
 特に、私のようなDJ文化を通過した者からすると、フュージョンは「ダンサンブルなレアグルーブ」であり、もっと分かりやすい表現だと「Boogie(ブギー)」なんですよね!

 なので、今となっては大変聴きやすく、Fushion系のテープ、特にこういった季節を盛り上げるようなコンピは喜んで買っている状況です!
 特に、シーサイドの方は、聴けば聴くほど「和・エレガントファンク」です・・・当時、こういったコンピは沢山リリースをされているようなので、これからも頑張って探しますね(^0^)


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左 「V.A. / Aleph Cruising Sound "Take A"」 1985年?
右 「V.A. / Driving Sounds Special」 1983年


 んで、こっちは「ドライブ」を意識した夏テープです!

 左は、あのタイヤメーカー「ブリヂストン」が「アレフ」というタイヤの販促品(?)として配られたらしいコンピテープで、アメリカMCAの音源を、カリフォルニアのラジオDJがトーク込みでDJミックスをしたテープです!
 ジャケからして、車で駆け抜けた夏の海、それもカリフォルニアの夕方が感じられるような選曲で、これはかなり良いです・・・Rufus&ChakaやCrusadersなど、かなりイイところを突いた選曲で、車に乗って聴いたら最高でしょうね~

 そして右は、ジャケは「The 爽快な夏のアメリカ」みたいな感じですが、なんと「カントリー」のコンピです・・・う~ん、これはちょっとアレですかね(^^;)
 ただ、ジャケの煽り文句が素敵で『たまには男のドラマを演じたくなる・・・。』『時には荒々しく、時には心優しく男のドラマを語るカントリーミュージックで綴るアメリカンフリーウェイひとり旅』など、演歌に通じる心ゆきがあり、それにはグッときました(^^;)

 やっぱり、夏で、音楽を楽しむ場としては「ドライブ」は鉄板で、当時はこういったテープが作られたんでしょうね~

 ただ、当時のモノだからと言って内容は悪くは無く、上のTake Aはかなり良いです・・・この辺は、とりあえずジャケを基準に買っている訳ですが、聴いてみて、内容が良いと嬉しいです(^0^)


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左 「V.A. / 南海の楽園ミュージック ハワイアン」 1980年代後期?
右 「O.S.T / カクテル」 1988年


 最後は思いっきり変化球でいきましょう!

 左は、タイトル通り「ハワイアン」のテープで、永遠とハワイアンです・・・かなり古い音源をつかったコンピで、独特のモノラル感(?)が逆によく、ある意味で「トリップテープ」になっています。
 また、、このテープ、リリース元は韓国の会社で、よく駅の構内で臨時販売している「アレなCD」のテープ版のようです・・・定価が1100円と異常に安いことや、古い音源(=著●権が追い付かない音源)を使っているのが、私としては熱いです(^^;)

 んで、右はボムでしょうか・・・あのトム・クルーズの名演技が光った名作「カクテル」のサントラテープです(^0^)
 この時期ぐらいだと、日本でもLPやCDが出ていますが、強引なジャケ変更はあまりヤラなくなった中、このカタカナの「カクテル」が微妙に熱いですね(^0^)
 また、内容自体も、南国のリゾートを意識した曲が多く、ファンカラティーナやオールディーズっぽい曲が中心で、かつDJ的にもクボタタケシ氏がチョイスした名作でもあるので、普通に聴いてても良いですね・・・



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 そんなわけで、小ネタ集は以上です・・・夏はやっぱり「テープ」に限りますね(^0^)

 最後は、通常の独り言も入れておきましょう・・・

 今週末は、最近、テープを頑張っている渋谷のユニオンがテープセールを開催しましたので、参戦してきましたよ~

 事前情報だと、そこまでゴツいのが出ないので、並んでいる人はいませんでしたが、そこは皆さんツメが甘いですよ・・・かなりヤバいセールでした!

 事前情報では分からなかったけど、事前情報で出た放出品以外(=リスト外)で何か面白いのが出ればいいな~と思っていましたら、異様に大阪と岡山のテープが多く、韻踏のDJ Kanさんなどの日本語ラップ絡みのテープなど、全体的にドープなのが結構多かったです!
 それ以外もかなり深いのが多く、大阪の某レコード店限定のKen Sportsさんのテープが入ってたり、レゲエの渋いテープが入ってたり・・・おかげさまで20本オーバーでした!

 渋谷は、テープを頑張ってるスタッフ君がおり、大変うれしいですね・・・
 私としては、ガンガン買っていくことしかできませんが、これからも沢山仕入れてくださいね(^0^)


 ではでは、そろそろ夏の暑さも本格化しますので、暑さに負けずに頑張りましょう!!






DJ Missie 「Missie」
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 ちょっと時間が経ってしまいましたが、新年一発目の更新です・・・あけましておめでとうございます!

 今年も一年間、頑張ってブログを更新していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

 そして、ちょっと遅れた「お年玉」になるかもしれないですが、久しぶりの「超危険物」の紹介です・・・
 今の和物ブームの流れであれば、絶対に反応する方が多い作品の紹介です!

 個人的には「奇跡の秘宝」と崇めているテープで、DJの制作環境や技術が向上した現在でも、これを再現するのは不可能なぐらい鬼カッコいいテープになります!!
 
 今回も無駄に分析モードで紹介しますので、夜露死苦です!!



(1)はじめに

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 このテープは、人気HipHop系DJである「DJ Missie」さんの作品で、おそらく90年代末ぐらいに作られた、いわゆる「和物」を選曲・ミックスした作品になります!

 内容が内容だけに大々的には流通しなかったようで、販売をしたのか、又はノベルティーレベルでの配布なのかは分かりませんが、相当プレス数は少ないと思われます・・・
 私自身も約2年前に初めて存在を知り、奇跡的にゲットできた経過はありますが、ほんと市場で見ないテープです・・・ただ、ちゃんと業者発注のプレステープなので、ある程度はプレスされているのかな~と思います。

 まず、この前文を読んで「えっ、Missieさんが和物?」と思う方が多いですよね・・・その辺の補足からいきましょう・・・

 この作品、まず聴いて分かるのが、明らかにミックステープの古典中の古典である「DJ Spinbad / The 80's Megamix」(写真右)のオマージュとして作られていることです。
 
 この作品は、1996年ごろ作られたテープで、当時はまだ売り出し中だったNYのDJである「DJ Spinbad」が、彼が持つ超絶DJスキルとイルな選曲眼を駆使して、当時、一切無視されていた「80年代のポップス」を鬼カッコよくミックスした作品になります。

 私自身もホント影響を受けたテープで、価値のないモノから価値を生み出すという「Hip Hop」の大原則をミックステープという形で披露した点は衝撃的でした・・・

 それこそ、当時はダサいと思われて100円とかの捨て値で売っていた80年代の楽曲を、Spinbadのスクラッチや2枚使い、そして素晴らしい選曲術で作りだしたミックスは鬼カッコよく・・・カッコ悪いモノをカッコ良く変化させてしまう内容がまさに「Hip Hop」です!
 そう、服装や雰囲気ではなく、こういった姿勢が「Hip Hop」であることを強く教えてくれた作品の一つです・・・ライムスターの言葉を借りれば「決して譲れないぜこの美学」の姿勢が重要だということを教えてくれ、今の私がいることの根源とも言える作品になります!!


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 そして、今度はMissieさんに話を戻しましょう・・・

 Missieさんは、もともとバトルDJをしており、ターンテーブリスト集団「The B'T-X(ビート・エックス)」を率いて活動をしていたので、バックボーンとして「ターンテーブリストの血」が流れています。
 また、当時はバトルDJとしての認知もありましたが、幅広い選曲/クラブプレイも出来たことからクラブでのDJも積極的に行っており、他のターンテーブリストよりも「選曲・DJミックス」がしっかりと出来る部分もあります・・・

 そこで、これは恐らくの話になりますが、こういった背景のあるMissieさんですから、Spinbadのテープを当時聴いてたはずで、相当影響を受けたと思います・・・
 Spinbadについてはスクラッチや2枚使いなどの「DJ技術」が凄い点と、他のバトル系DJにはなかった「選曲力」が異常に上手かった点があり、この2点だけでもMissieさんのDJ活動とつながるので、相当影響を受けたと思われます。

 そして、影響を受けたからこそなのか、Spinbadが作った80's Megamixが「アメリカの80年代ポップス」で擦り倒したことを踏まえ、Missieさんが馴染んでいた「日本の80年代ポップス」に置き換えて作ったらどうなるか・・・で、作ったのがこのテープだと思います!!

 内容的には、聴けば聴くほど分かるのですが、かなり本気で作った内容で、ある意味でSpinbad超えをしています・・・15年近く経過した現在でも、これに勝ることはできないほどの内容で素晴らしすぎます!!
 私自身も、このテープと出会って以降、本当にヤラれました・・・何度も何度も聴いていて、やっぱり「テープ時代のミックス作品の素晴らしさ」を再認識しました!!

 なので、今回は皆さんへのお年玉もかねて、Missieさんには無許可ですが、この作品を幅広く理解して頂くために音源をアップしました・・・興味ある方は聴きながら作品紹介をご確認ください~

 では、以下で紹介しますね~



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<補足①>
 まず、この作品を深く理解したいのであれば、以下の記事を参照にしてください!

 DJ Spinbad 「The 80's Megamix」

 ※音源は以下のSpinbadのHPにアップされていましたので、
  そちらでご確認ください。
     DJ Spinbad - Music (上から3列目の右)       

<補足②>
 今回の記事で紹介する内容は、著●権的にアレな和物をご紹介しますので、画像やテキストはボカしを入れています・・・ご了承ください。

<補足③>

Missie_wa_mo_no by Mixtapetroopers on Mixcloud


 ※無許可でアップしてますので、何かあれば消します・・・
 ※トラックリストは「こちら」から根性でご確認ください(^^;)





(2)選曲について

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 では、まずは選曲面から紹介をしましょう!

 音源を聴くと、いきなり「●Genji / ○iamond ハリケー○」から始まりますが、いや~アラサー後半からアラフォーの方にはグッとくる選曲です!
 
 時期的には80年代中期~後半ぐらいの曲が多く、それこそお茶の間を賑わした日本のポップスが中心に選曲されています。
 例えば、自身も主演をしてたドラマ「ママは○イドル」の主題歌である「中山●穂 / 派○!!!」とか、名作アニメ「○ティー・ハンター」のエンディング曲として大ヒットした「TM ●etwork / ○et Wild」などの80年代後半のヒット曲が中心にされつつ、80年代後半の時点でもクラシックだった「ピン●・レディー / UF○」などの過去の定番曲も選曲している内容になっています。

 多分、画像を見てピンとくる方だと「おおっ!」と思うでしょうし、ピンとこない方でも音源を聴いて「ああっ、これか!」と思う・・・そんなヒット曲や定番曲が多い選曲になっています。

 個人的には80年代後半の選曲にはグッときます・・・私が小学校低学年ぐらいの時で、テレビをつけていれば普通に耳に入ってきた名曲ばかりなので、この時点でヤラれました(^^;)

 レコードの7inchでシングル曲がリリースされていた末期(88年ぐらい?)までの曲になり、この作品では全て「アナログのシングル盤(7inch)」でミックスをしているのですが・・・いや~、イイ曲が多いですね!
 分かりやすい表現かはアレですが、レコード会社の「Pony Canyon」や「Epic」が輝いていた時代ですかね・・・耳馴染みやすい歌詞やサビが印象的なんだけど、実はトラック(演奏)がしっかりしている曲が多く、改めてこの時代の曲の良さを痛感しました!

 んで、ここで重要視したいのが、大ヒットした曲が中心なので・・・Missieさんがテープを作ったとされる90年代末の時点では、市場では「完全に無視」されていた曲であることです。

 ちょうど今は、市場的には和物の再評価が進んでいるので、この辺の曲も珍重されていますが、90年代末だと、時期的にCDに完全移行をし、この辺の曲たちは「無視」されていたかと思います。
 それこそ、CDになったので昔にプレスされたアナログ盤が不要になっていた状況だったのと、最新の曲が絶えず生まれる状況下において少し前の曲は評価されない構造があったり・・・へんな話、レコード屋やリサイクルショップ等で買おうと思えば100円以内で買えることができる曲ばかりです・・・

 これは、Spinbadが作った背景と一緒ですね・・・Spinbadのテープは「収録曲を全部揃えても1万円」なんて言われていましたが、Missieさんのは収録時間がちょっと短いので「3000円」ぐらいでしょう・・・2枚使いをバリバリしてるので、それを考慮してペアで揃えたとしても「5000円程度」でイケたはずです。

 Spinbadの記事で強く書いたので、先に結論を書いちゃいますが、Missieさんは、こういった「ダサい」と烙印を押されている曲を、クリエイティブなDJでミックスすることで、その価値を光らせています!!

 そう、それは、ただ単に曲を並べたら懐メロになってしまうところを、DJの技術とセンスとアイデアを駆使することで、いくらようでもカッコ良くすることができる・・・そんな素晴らしさがあるかと思います!!

 以下では、その技術などの部分を分析し、この作品の良さを紹介したいと思います!!





(3)2枚使いとスクラッチ、Spinbadへのリスペクト

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 まず、この作品のネタ元であるSpinbadが行っていたように、こういったポップスをバッキバキに2枚使いをしたり、後ノセでスクラッチや声ネタの挿入などを入れてたり、とにかく超絶的な技術とアイデアで「擦り倒す」感じが最高です!

 例えば、A面の序盤では「●ェッカーズ / ギザギ○ハートの子○唄」をプレイしますが、これがかなり「Spinbadの方法論」を引き継いだプレイになっており、作品を分析する上で割と分かりやすい部分かと思います。

 例えば、サビの「♪あ、あ、分かって・・・」の部分であればスピーディーに「2枚使い」をしてグルーブを高めています・・・流石、現役バトルDJ時代のミックスなので、超的確で早い2枚が切れまくりでヤバいです!
 2枚使いに関しては、今更、その効果を説明するのもアレですが、私としては2枚使いをすることで曲がもつ躍動感を更に乗算していく効果があると考えており、チェッ●ーズであれば、更にスピード感が増す効果があるかと思います。

 また、サビなどの2枚であれば、サビ自体を延長させる意味や、その後のミックスを考えてサビ終わりがインストブレイクになる部分に移動する為に2枚をしていたり・・・技術以上に「戦略面」も入ってて上手すぎです!!

 それこそ「●ink / ○が止まらない」であれば、一番聴き馴染みのある1番のサビと2番のサビを上手く構成して2枚をしており、サビの自体のエクステンド(延長)と、そのサビの強調を行っています。
 ただ、ここで擦っている2番サビは、実はリフレインしている3番部分で2枚してて、この3番がサビ終わりに準インストになることを理解して2枚をしていました・・・つまり、次の曲をビートミックスで繋ぐために、あえて「構成変更」をすることを目論んでの2枚使いです・・・
 原曲と聴き比べて初めて分かるレベルですが、こういう細かい構成変更も光ってて、上手すぎですね!

 なお、このミックスでは45rpmの7inchで2枚使いです・・・もー、耳で聞いている限りでは、恐ろしいまでに的確かつ、ファンキーな2枚で、Kocoさんも真っ青な内容で、時代の先取りが速すぎますね!!


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 また、チェッ●ーズに話を戻すと、曲の最後のギターソロの部分(ブレイク部分)では、キレキレなスクラッチソロを披露し、曲に更にスピード感を与えているのにグッときます!

 なんでしょう、聴いてると、そのスクラッチソロに耳が奪われてしまい、曲が持つビートの躍動感に乗せられる感じがあります・・・かなり全体を通してスキルフルなスクラッチソロが爆発しており、気付いたら虜になっています!

 そして、そのスクラッチソロの後は、カットインで「Bab● / Give ○e Up」を繋ぎ、アカペラブレイク後に楽曲に入った瞬間から、また勢いのあるスクラッチソロを行い、●abeの曲の良さを引き立てます・・・
 こういった展開はホント気持ちよく、気付いたら首を振ったり、エア・フェーダー(=ミキサーのフェーダーをスクラッチに合わせて切る感じ?)を行っちゃいますね(^^;)

 また、その原曲の躍動感を増やす効果の他に、場所によっては、曲と曲を繋いでいるミックス部分の上にもスクラッチソロを被しており・・・曲と曲を繋げる「接着剤」にもなっている点もポイントです!

 この点は、このチェッ●ーズ→Bab●の部分にも通じるのですが、全体的に「スクラッチ」があることで、ある意味の「統一感」が生まれており、結果としてDJミックスの「接着剤」になっていると思います。
 というのは、原曲のグルーブだけでは押しきれないところを、2枚使いを含め、このようなスクラッチソロを入れることで、原曲のグルーブを引き立たせ、曲と曲を上手く繋いでいく効果があり、HipHopマナーでクラブミュージックに仕上げている部分があるかと思います!


 少しまとめると、Spinbadもそうでしたが、こういった2枚使いやスクラッチの多様は、原曲がもつ「グルーブ/躍動感」を更に増やすための措置としているのが重要です。

 作り方としては、2枚使いはベースとなるDJミックスで作業をし、その内容を録音した音源にオーバーダビングする形でスクラッチ等を入れているのですが、かなり構成を考えて作ってあるので、全体の統一感は半端なく、結果的に躍動感を増やす効果を考えて作品を作ったことが分かります。

 まあ、こうすることで「Hip Hop色にしちゃう」と安直に説明もできるのですが、聴いている限りでは、原曲が本当は持っているダンサンブルな部分(躍動感)を更に伸ばしていたり、スクラッチソロについては曲と曲を繋げる際の「接着剤」の効果もあったり・・・とにかく曲自体の躍動感を増しつつ、DJミックスの「グルーブ」を繋いでいくための措置であることが分かります。

 つまり、原曲だけでは「地味」にしか聞こえない内容をスクラッチ等を入れることで華やかに、またダンサンブルにして、DJミックスに耐えられる内容に仕上げているのがポイントでしょう!


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 また、技術面の延長として「声フレーズの挿入」「ブレンド」には感涙です・・・Missieさんが「80's Megamix」を本当に好きなんだな~と分かる部分で、かなりグッときます!

 例えば、あの「松田●子 / 渚の○ルコニー」をプレイしているところであれば、おもむろに「ビ~ッチ」という定番フレーズを入れてきます・・・
 これは、今と違い、90年代頃の●子さんの活動が割とビ~ッチな感じだったのでこのフレーズを入れてくるのですが・・・このフレーズ挿入の背景には、Spinbadが同じような意味でCyndi Lauperの上でこのフレーズを擦ってたので、それを分かってて入れたんだと思います!

 このフレーズ挿入については、凄い多用している訳ではないですが、先ほどまで紹介したチェッ●ーズでは、歌で「♪ナイフみたいに尖っては」の部分で「シャキーン」というSE、同じく「♪力まかせになぐられた」の部分では殴っているSEを入れるなど、歌詞を受けてのフレーズ挿入をしています。
 また、Spinbadも同じことをしてましたが、「Bite(=ぱくる)」というフレーズを結構擦ってて、当時流行ったヤンキースタイルを取り入れた楽曲である「横浜●蝿 / つっぱ○ High School Rock'n Roll」では、要所要所でこのフレーズを入れています・・・つまりスタイルを「ぱくった」点を茶化した訳ですね・・・

 そして、Spinbadもミックスで多用していた「ブレンド」ですが、Missieさんも「徳永●明 / ○きながら」というバラードをプレイする際に、808丸出しなトラックをブレンドし、プレイをしています・・・これも、Spinbadのミックスを受けての対応だと思います。

 この2点は、流石にSpinbad上級者(?)にならないと分からない部分かもしれないですが、ある意味でSpinbadをリスペクトしての対応だと思います!

 この作品自体がある意味でSpinbadのモノマネになりかねない内容なのですが、しっかりとSpinbadのアイデアを理解した上で作ったことを表しており、前途した「Spinbadへのオマージュ」になるわけです・・・





(3)DJミックスの上手さ

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 ただ、この2曲については、MissieさんがSpinbadを越えたともいえる「DJミックスの上手さ」が出た部分だと思います!

 例えば、●子さんは一見するとバラード的な曲なのですが、割とBPMは立っている曲になので、この前にプレイされている「南●陽子 / 吐息でネッ○」からロングミックスでプレイ!
 これが聴いてみると最高なんですよ・・・ナンノの華やかなブレイクの上に●子さんの印象的な歌唱がピッタリと合い、そのまま●子さんに流れるのですが・・・いやー、ミックスが上手すぎです!!

 この作品では、曲と曲を繋ぐ部分はカットインを殆ど多用せず、大半が「ロングミックス(ビートミックス)」で行っており、まず、この点がSpinbadを越えた上手さがあると思いました!

 特にA面は何曲かはカットインがありましたが、大半がロングミックスで繋いでいます・・・なんか、スクラッチソロに気を取られて気付かない部分かもしれないですが、ホント綺麗に繋いでいます。

 それも、凄いのが、まず「選曲のグルーブ」を繋いでいる点と、原曲のイメージを順守しつつ勢いを出すことを想定した「BPM操作」が凄いです!

 和物って、基本的にはクラブでプレイするような4つ打ちのビート原則がなく、曲と曲を結構繋ぎずらい内容が多く、割とカットインやフェードイン・フェードアウトで曲を繋いじゃうことが多いですが、Missieさんについてはとにかくロングミックスで繋ぎ、曲の躍動感を維持しながらミックスを進めているのが気持ちいいです。

 これって、かなり難しいことで、前後の曲のメロディーや楽器の内容、そして楽曲の展開を理解した上でロングミックスをしないと効果が出ないことがある中で、バッチリ決まったロングミックスが多いです・・・とにかく躍動感という「グルーブ」が繋がって進んでいく感じは素晴らしすぎます!

 それも、更に上なのが、この●子さんの部分では、次に「田原俊● / ○きしめてTonight」をロングミックスで繋いでいきます・・・全然違う系統の曲なのに、バッチリと決まり、ミックスの流れ的にも「静と動」を上手く作っており・・・上手すぎです!!

 また、どの曲もロングミックスをするのだから、前後の曲を早く・遅くしてBPMを合わせる必要があるのですが、このいじり具合が絶妙で、原曲のイメージを崩さずに、割とダンサンブルな方向でBPMを合わしているのにもグッときます!

 A面については、原曲の±2ぐらいの範囲でBPM調整を行っているのですが、どれも曲のイメージは崩さない程度での調整です・・・
 作る際に、かなり計算してBPM調整を事前に割り出していたのだと思いますが、ハードな2枚使いの合間でこういう調整をしているのDJ技術として凄いです!


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 そして、そのロングミックス/BPM調整の最高峰が「徳永●明 / ○きながら」でのブレンドだと思います!!

 実際には、前の曲である「TM ●etwork / ○esistance」において、その曲のサビ終わりブレイクの部分にブっ込みで808なトラックをまず入れてきます・・・
 TMの曲自体、割とスロー的な要素を含んでいるけど、結構BPMが速い曲で、曲調も808なトラックの雰囲気に近いところがあり、これもバッチリ合っています・・・

 そして、その808に切り替わった辺りで、いわゆるアカペラ的な使い方で徳永●明を入れてくるのですが・・・注目したいのが、徳永の曲はTMの曲の半分のテンポの曲であることです!

 つまり、TMがBPM120だとしたら、徳永はBPM60なんです・・・Spinbadもコレと同じことをしていますが、これを和物でやるとは・・・かなりヤラれました!!
 T●→徳●のBPM半分でのブレンドのアイデアは、先ほど指摘したSpinbadへのオマージュもあってだと思いますが、これを実際のDJミックスの中で行うのは、相当のセンスと技術が必要で、どうしてもスクラッチや2枚使いの方に注目しがちですが、こういったDJの基礎技術がメチャクチャ上手い証拠でもあります!! 


 少しまとめると、この作品においては「とにかく曲と曲を繋いでいき、そこから生まれるグルーブ」を念頭においた作品であり、ミックスをし続けることで生まれる「躍動感」を生かした作品だと思います。

 スクラッチや2枚使いはプレイしている曲自体のグルーブを高め、ロングミックスなりBPM調整、そして正確無比なミックスは全体的なグルーブを高めていきます・・・
 和物という、ある意味で「飛び道具」的な曲を、ダンスミュージックとして捉え、それを更に増すようなDJミックスを施している点はMissieさんのセンスとスキルの良さがあってだと思います!





(4)ストーリー性の上手さ

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 そして、今まで長ったらしく説明した選曲や技術的な話を踏まえて、最後は「ストーリー性」の上手さを紹介します・・・この部分を紹介がしたいが為に、長ったらしく説明をしました!!

 これまでA面で話をしてきましたが、個人的にはB面の方がグレイトで、普通に聴いたら確実に上がる、そして深く聴くとそのセンスと技術の良さにヤラれ・・・凄すぎます!!

 レコ写を出したのは、B面のピーク的な部分で、「中●美穂 / ツイ○るねノッてるね」からスクラッチソロで彩りながらロングミックスで「●里 / Cat's ○ye」から始まるラインです・・・

 まず、この部分、写真で見ると分かりやすいのですが、実は「新旧」の曲を交互にプレイしており、これでピークを作っているのにビビりました!

 83年リリースの●里の後は79年リリースの「●城秀樹 / ○ang Man」、そして次は88年リリースの「工藤●香 / ○UGO・ん、、、色っぽい」、最後は76年リリースの「ピン●・レディー / ペッパー警○」といった感じで、それまで中心だった80年代の曲と、70年代の曲を交互にプレイしています。

 結構、この辺の曲は時代が数年ずれるだけで曲の感じが違うので、普通はミックスしない曲ですよね・・・
 
 ただ、Missieさんの選曲においては、これらの曲の「ベース/ドラムの太さ」に着目して選曲とミックスをしており、この観点を押し出して最高のピークにしているのが上手すぎです!!

 写真だけ見たら、なんか懐メロ感もある感じだな~と思うかもしれないですね・・・ただ、聴いていただくと分かるのですが、ここの部分は「ドンドンドン」という4つ打ち感を強く引き出したプレイをしており、曲によってはLowを上げつつ、このベース/ドラムを強靭な動力にしてミックスを進めています。
 
 そして、これまでの説明では、とにかくロングミックスなどを駆使して曲が持つグルーブをとにかく引っ張っていく選曲とミックスをしていると説明しましたが、このミックスの方法論を更に高めてミックスを行っています!!


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 まず、聴いてて腰を抜かすのが、●里→秀●の繋ぎですね・・・

 杏●の一番のサビ終わりを上手く利用したミックスで、サビが終わると「♪OK Girls・・・1、2、3、GO!」という間奏ブレイクがあり、この切れたタイミングで秀●のイントロをカットイン・・・いやー、ブチあがります!!
 先ほど説明した「ベース/ドラムの太さ」がキーとなっている繋ぎで、BPMがしっかりと合ったカットインですが、ある意味でロングミックスしているのと変わらないミックスでグルーブを繋いでおり、更にスクラッチソロが強靭にミックスのグルーブを高めます!

 もー、この「♪1、2、3、GO!」のアイデアが素晴らしすぎますが、それを下支えしているDJ技術とセンスの良さがあってなんですよね・・・

 また、ストーリー的にも、杏●で少しグルーブを落としたと思ったら、実は秀●をブチかます為の前フリであり、秀●で一気にピークをスパークさせるのが上手すぎです!
 B面については、割とガン上げをしないまでも、ある程度の躍動感のあるBPMを維持してミックスしていくのですが、あえてボムを入れない展開を守り・・・溜めて溜めた上での秀●のスパークが最高です!


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 そして、秀●でスパークした勢いを維持しつつ、ロングミックスで繋ぐのが「工藤●香 / ○UGO・ん、、、色っぽい」です・・・これも絶妙ですね!!

 ストーリー的には、秀●のピークなグルーブを引き継ぎつつ、次を見越しての展開が含まれています・・・つまり、展開を少し落としつつも、次のピークを想定した選曲です。
 
 DJミックスを考えると、絶対に盛り上がる曲をプレイする際に、あえてその前に「そこまで盛り上がらない曲」を入れることが多いですよね・・・
 それは、落差をつけるという意味が妥当かもしれません・・・ただ、完全に落としてしまうと、せっかく作ったピークが台無しになってしまうので、グルーブを繋げるレベルでの曲が求められます。

 その意味で、静●をもってくるのが上手いですね・・・トラックは少し落としているのですが、静●の歌がジワジワとグルーブを上げる効果があります・・・

 静●さん、やっぱり歌が上手いです・・・上手く表現できないですが、声に色気がありつつ、ジワジワと聴く側を引っ張るんですよね・・・
 
 その引っ張った先で、カットインで「ピン●・レディー / ペッパー警○」に・・・この爆発っぷりは尋常ではないですね!!

 ペッパー繋ぎは、明らかに「ベース/ドラムの太さ」の勝利ですね・・・もー、こんなマッドな曲とは思わないミックスの仕方で、最強ですね!!

 特にMissieさんは、この「ベース/ドラムの太さ」を理解しつつ、サビ前の「ドラムロール」を上手く利用して、ピークを演出している感じがあり、そこが素晴らしいです。
 このピン●を聴いてると、絶対にベース/ドラムのマッドさを見きった上で、Lowを強調した音源調整をし、絶対にあのドラムロールに気持ちがリフトアップされるのを想定してのミックスをしているかと思います・・・いや~上手い!!


 ストーリー性についてまとめる前に触れないといけないのが、このミックス、A面・B面とも20分ちょいの少ない時間なのですが、その時間だけで、これほどまでに濃密な時間を作れているのが衝撃です!

 まだ語りきれていない範囲として、聴いている人が絶対に馴染みのある「歌の1番+サビ」のみをプレイして、Hip Hopマナーでサクサクと進んでいく部分もあるのですが、全体的にコンパクトにまとめつつ、盛り上がるところはガツっと盛り上げる技が上手すぎです!!
 特に、B面のこのラインは衝撃的で・・・ほろ酔いで聴いてると、つい、ここを聴きたくなるために、遠回りで歩いてしまいます・・・この間も、気付いたら二駅分を歩いていた(!)実績があるぐらい、素晴らしいストーリー性があります!!





(5)まとめ

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 毎度のごとく、簡潔にまとめられませんでしたが・・・これだけ私が熱弁して書いているので、それだけで「ヤバい!」ってことをくみ取っていただければ幸いです!

 今回はあえて最後に書きます・・・収録曲は全て7inchで揃えた上での紹介です!!

 それは、こんな気合いの入ったミックスだからこそ、全部を揃えて紹介しないと申し訳が立たないので、私も気合いをいれてレコを揃え、研究し尽くしてからの紹介をしたかったからです・・・

 レコ揃えにおいては、ディガーマナーに沿って、近所のハードオフから始まり、なるべく安く安く揃えました・・・
 ただ、時期が悪かったのか、作品紹介において全く触れなかった岡村ちゃんが全然見つからず、コレだけはやや高額でしたが、今でも買おうと思えば安く買える曲が多いっすね・・・

 そして、レコが揃ったこともあり、このミックスに沿ってDJミックスを模倣し、かなり研究をした上での紹介をしました・・・
 今回の作品は、収録曲を掘る以上に、DJミックスの技術やアイデアの素晴らしさを紹介したかったので、夜な夜な研究ミックスをしたので、結構細かいところまで紹介ができたかと思います!

 
 まとめじゃないですが、本当にスキルがあってセンスがあるDJが、和物のような非ダンスミュージックな曲を真剣にミックスすれば、これほどまでにヤバいミックスになるというお手本のような作品だと思います!

 この作品、今から15年前に作られた作品です・・・

 もしかしたら、半分遊びで作ったレベルかもしれないですが、DJという行為がデジタル化した今においては、アナログでここまで高レベルなミックスを作ったことにぶっ飛んでほしいです!!

 正直、今の和物人気の中で、ラウンジーなミックスを作る人が多いですが・・・それは裏を返せば、DJスキルが無いからそうしていると言わざるを得ません。

 ここまでのDJ技術が必要かというとアレですが、楽曲の魅力を更に引き出す「技」としては持ってほしい部分で、このテープを聴いて改めて「DJ」の素晴らしさを痛感して頂ければ幸いです!!

 うん、このテープも、まぎれもなく「This is the DJ tape, Not a Compilation」です・・・己の持つ技を駆使して、プレイした曲が更に輝かせることができるのが「DJ」ですよ!!
  
 



<Release Date>
Artists / Title : DJ Missie 「Missie」
Genre : 歌謡曲、ポップス
Release : 1999年ごろ??
Lebel : No Lebel No Number




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独り言

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 年末から年始にかけては、割としっかりと休みを頂けたので、掘り掘りな毎日を送りました・・・泣くほどゴツいのは買ってないですが、色々と面白いのが買えて、大満足でした(^0^)

 そんな中、年始に急きょ、このブログのトップ画像を作って頂いた「Solo Banton(ソロバン)さん」にご連絡を頂き、ソロバンさんが執筆した以下の記事にちょっこっと登場しましたよ~


 【さんピンCAMP20周年記念】日本語ラップとレゲエの幸福な関係


 これは、レゲエ方面では人気Webマガジン「Rockers Channel」のソロバンさんの人気連載の最新記事で、レゲエ視点から見た「日本語ラップ」を紹介してて、かなり面白かったです!

 日本語ラップを考えた時、実は「レゲエ」の存在は大変重要なんですよね・・・特に90年代前半は重要で、既に人気だったレゲエの軒を借りて、YouさんやTwiggyといった日本語ラップ勢が活躍してた流れがあります。

 その辺を、Rockers Channelというレゲエ界のメジャー舞台で、マニアックに語っているソロバンさんの記事にコメント出しで参加させて頂きました・・・
 いや~、はたしてどのくらいの人に伝わるのかが不安になるくらいマニアックな内容で、ソロバンさんの姿勢にはビガップです(^0^)
 
 日本語ラップがお好きな方は、この辺も攻めてほしいので、是非、読んでみてくださいね~



 あと、今年の目標は・・・ソロバンさんの記事を見てても痛感したのですが、もうちょっと記事を簡潔にまとめるようにしますね(^^;)

 一応、私の中では、音源を簡単にアップせず、言葉だけで紹介したい部分があるので、そのスタイルは守りますが、もうちょっと簡潔にしたいな~と思っています・・・
 まあ、初回から大幅にコースアウトしてるのでアレですが、その辺は頑張ります・・・優しく見守って頂けると嬉しいです(^^;)






V.A. 「Moon Records presents Merry Christmas '87」
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 え~、画像を見ただけでは「??」かと思いますが、毎年恒例の「クリスマス」モノの紹介です・・・

 今年のは、春先に仕入れてズーッと寝かしてたブツです・・・やっと公開できるので、心の減価焼却が出来て、個人的にはちょっと嬉しいです(^^;)
 ただ、毎年毎年、ドマニアックなクリしか紹介出来ておらず、大丈夫なんでしょうか・・・今回のは相当マニアックで、一部のマニアしかついて来れないかも??


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 今回は、今となっては、あの山下達郎さんの個人レーベルともいえる「Moon Records(ムーン・レコーズ)」関連のテープで、1987年11月頃に制作された「店頭演奏用テープ」を紹介します!!

 まず、今回の作品を紹介するにあたっては、色々と説明が必要なので、そこから行きましょう・・・

 このブログをある程度お読みになられているのであれば「アドバンステープ」というのはご存知ですよね?
 
 過去、色々な作品のアドバンステープを紹介しましたが、これは、あるアーティストが新曲を発売するにあたり、実際に販売をする音源をテープにして、発売前に各地のレコード店に資料として配布することで、お店側がそれを聴いて注文する枚数を決めてもらうための「資料」のような存在になります。
 こういった商品注文用の音資料は、今はネットでデータが送られるだけのようですが、テープが一般化していた80年代ころから00年代初期ぐらいまでは普通にテープで作られており、日本ではかなりポピュラーな存在だったといわれています。

 ただ、内容が内容だけに、一般に流れるのはあまりなく、今となってはその希少性からコレクターズアイテムとして珍重される傾向にあり・・・日本語ラップなどでは、結構な値段がつくようになりました。

 私としては、Mixtape Troopersと名乗っているので、そのテープが「ミックステープ」的に聴けるのであれば、これらのテープも全然OKで、この辺も頑張って掘っています!

 いや~、この世界については、今までブログではあまり深く紹介していないですが、ほんと深くって、色々なのがあります・・・

 それこそ、作品の内容がイイので、あえてテープで聴きたいが為に買ってたり、あえてテープで聴いたらいいんじゃないか?と思って買ったりしています・・・
 この辺は、ここ最近は某Cさんの各店が熱くって、かなりお世話になっております・・・う~ん、おかげさまで、プレーンなジャケを見た瞬間、反応をしてしまう体になってしまい、散財の日々です・・・


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 そんなアドバンスにおいて、噂には聞いていたけど、本当にあったんだ!というのが、今回の「店頭演奏用テープ」になります!

 これは、アドバンスの一種で、80年代によくあったテープで、各地のレコード店に「店頭でBGMとしてプレイしてもらう」為に、レコード会社が作った営業用のテープになります。
 
 どういうことかと言うと、80年代は有線のように曲がアトランダムに流れる仕組みはなく、聞いた話だと、普通にお店の人が新譜のアルバムなどをBGMにしてたらしいのですが、同じアーティストの曲が連続するので、お店を華やかにするインパクトには欠けていたようです。

 その意味で、曲を売るレコード会社が、自社が持っている曲をアーティストの垣根を越えてコンピレーション化したテープがこれで、ある意味、お店への「販促品」のような位置づけで配られ、お店側も便利なBGMとして利用していたようで、結構珍重されていたそうです。
 つまり、お店側としては店頭で簡単に色々な新曲が紹介できつつ、常に様々な新しい曲を流すことができ、それがお店の空間演出上の効果が生まれるので、結構珍重されていたようです・・・う~ん、まさに「業務用」なテープですね!

 そうすると、面白いもので、どれだけ「レコード店の店頭でプレイしてもらうか」が重要になり、様々なレコード会社が自分たちの「テープ」を店頭でプレイしてもらうかが重要になり・・・結果的に内容の洗練が生まれ、それが「選曲」につながり・・・MTT的には「ドストライク」なテープであることに相成りました!!

 特に多いのが、その季節にピッタリと合うような曲や、その音楽ジャンルに特化した内容に仕上げていることが多く・・・人が曲の構成を考えて作った(=選曲)した内容なので、まさに「ミックステープ」です!!

 もちろん、その時の新曲だけ集めたテープも多いのですが、その季節のイベントに特化したテープもあり、夏物は大変多く、結構いいのが多いです・・・
 ちょうど、今年の夏に夏の和物テープで「Omega Tribe」を紹介した時にも、これ系のテープをちらっと紹介しましたが、営業サイドの目線(=非アーティスト目線)で選曲された内容でありながら、時代が何周もして聴くとグッとくる内容が多く、ここ最近はコレ系のテープは絶対に買っています・・・


 そんな中、はどうだろう・・・となった時、今の時期は「クリスマス」な訳で、奇跡的に遭遇したのがこのテープでした!!

 これ系のテープと初遭遇したのは今年春のHMVのセールで、それ以降、ちょくちょく見かけてはいますが、夏は結構あるのですが、冬やクリは全然なく、我ながら、ファーストコンタクトでよく買ったな~と思っています??
 まあ、単語として「達郎さん」×「クリスマス」ですからね・・・絶対に何かあるだろうと思い、ボチボチなレア価格でしたが、買ってみました・・・なので、心の減価償却をしないとモッタイナイので、紹介をしますね(^^;)

 では、作品の紹介です~


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 このテープは、時期的には1987年11月ごろに作られたと思われ、意図としてはその時にMoon Recordsよりニューリリースで出していたシングル曲をアピールするために、クリスマス色に染めて(?)作ったテープのようです。

 調べてみたところ、当時、Moon Recordsに属していた「dip in the pool」「Pink」というグループがクリスマスを題材にした曲を、共に1987年11月にリリースしており、それらを効果的にアピールするために作ったテープのようです・・・

 そして、その「効果的にアピール」するために登板したのが、我らの「山下達郎さん」で、大名曲である「山下達郎 / クリスマス・イブ」を筆頭に、随所で達郎マジックがさく裂した内容になっています!!

 ちょうど、2年前のクリには、その「クリスマス・イブ」のテープ版を紹介しましたが・・・もはやクラシック中のクラシックですね!
 
 クリスマス・イブについては、1983年にリリースされ、毎年、クリスマスの時期になると注目されていた曲のようで、87年の時点では、まだクロスオーバーヒットはしてなかったものの、音楽ファンの間では知られていた曲だったと思います。
 ただ、お茶の間への浸透には時間がかかり、88年~89年の冬にJR東海のCM曲に使われたことで、一気に知名度が上がり、誰しもが知っている冬の名曲になったと思います・・・私も小学校低学年にこのCMで曲を知り、凄いイイ曲だなと思い・・・それが刷り込まれてて、今の達郎愛(?)につながっているようです??

 んで、実際のテープをひも解くと、87年の時点で、Moon Recordsがカタログで持っていた達郎さんの過去の曲と他のアーティストの新曲を上手く混ぜて、クリスマス風な仕上がりにした内容になっています!

 コレ系のテープで多いのですが、推しの曲は何度もプレイされることが多く、実は今回のテープの主役である「dip in the pool」と「Pink」の曲は、A面とB面を通して3回登場するというパワープレイです・・・
 ただ、その合間に、その曲を光らせるような措置として、A面では達郎さんが登場する構成になっており、もはや代名詞の一つともいえるアカペラ多重録音な「Silent Night」や「White Christmas」を挟みつつ、達郎さんの「クリスマス・イブ」が登場し・・・大変素晴らしいです!!

 もー、曲自体もいいのもありますが、これぞ「選曲の妙」というんでしょうか・・・達郎さんが入ることで、他の曲が「クリスマス」になるんですよね!!

 B面は、なぜか、その時の新曲だった一世風靡SEPIAや竹内まりやさんの曲を入れているのですが、A面の達郎マジックが残ってて、普通に聴いたらクリスマスじゃない内容なのに、不思議と「クリスマス」になっています・・・

 そして、恐ろしいのが、決して達郎さんが選曲した内容ではなく、おそらく、Moon Recordsの営業の人が何となく作った程度なのに・・・これほどまで「素敵なクリスマス」な内容になっているのが素敵です!!
 それは、予備知識なしに聴いてても感じたし、何よりも、JR東海での露出の1年前に作れている時点で、営業の人が、達郎さんの曲の良さを信じ、うまく活用していたことにグッときました!!



 毎度のごとく、上手くまとまりませんでしたが、これらの「店頭演奏用テープ」は、芸術としての「選曲」ではなく、自社の曲を売るための「営業目的としての選曲」になるのですが、それが結果として恐ろしいホームランを打つこともできるのが・・・このテープになるかと思います。
 無論、達郎さんのクリスマス・イブに助けられた部分はあり、今聴くと、むしろ「達郎さんのアンオフィシャルなクリスマス選曲集」みたいな感じになるのですが・・・不思議と他の曲も良く聞こえちゃうんですよね・・・素晴らしいです!!

 なお、入手に関しては・・・雲を掴むレベルなので、躍起になる必要は全くないですよ(^^;)




<Release Date>
Artists / Title : V.A. 「Moon Records presents Merry Christmas '87」
Genre : ポップス、クリスマスソング
Release : 1987年11月ごろ
Lebel : Moon Records(アルファ・ムーン株式会社) No Number

Notice : 今回のテープについて
 一応、私が調べた限りだと、このテープは完全に「店頭演奏用」として作られたようです・・・和物って、Discogs的な明確な過去資料がないのでアレですが、実際にLPなどで発売はないかと思います??
 もし、これがLPやCDで存在しているのであれば、ご指摘ください・・・ただ、そうだったら、この記事が全部否定されちゃうので、それが「ない」ことを祈ります(^^;)





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<独り言>

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 今季二度目の登場です・・・12月は仕方がないですね(^^;)

 え~、東京に住む掘り馬鹿としては、12月の週末はユニオンに体を捧げる必要があり、今月は週末ごとに奔走をしています・・・先々週の「下北テープ祭り」や、先週の日曜は地味にDiscoのセールにライバルなしで並んでたり、地味に頑張っています(^^;)

 そんなわけで、今週の日曜は、渋谷のユニオンで日本語ラップのゴツいセールと並行して地味にテープセール(すみません・・・)があり、事前には全然騒がずにコッソリと参戦してきました!
 う~ん、盛り上がって欲しいときは騒ぎますが、本当に欲しいテープがあった時は、ライバルを増やすわけにはいかないので敢えて騒がないんですね・・・すみません(^^;)

 今回の狙いは、相当マニアックなので、リストと写真が出た時に、絶対に狙う人はいないだろうと思いつつ、やっぱりスタートダッシュで確保した方がいいな~と思い、整理券はもらいに現地には10時前に到着・・・おおっ、既に並んでいる!!
 
 日本語ラップのセールと同時開催なので、アナログ狙いの猛者がいるだろうな~と思ったら、テープの同士でもある日本語ラップコレクターのCさんが始発並び(!)でスタンバイ、そして先週の下北に2番手で並ばれた方もおり、アナログは熱くなるだろうな~といった感じでした。
 んで、テープの方は、先日の下北でもお見かけした方が先に並ばれており、これはこれで「私だけじゃなかったか」と思い、少しだけ戦闘モードになりました・・・先日の下北では少しだけ負けた分、今回のブツは絶対に取られない覚悟をもってたので、結構、気合いが入りました(^0^)

 んで、11時になり、戦闘開始・・・

 餌箱は地味な段ボールが4箱・・・今回はトップに欲しいのが1本だけだったので、それだけを高速で重点チェックし、無事に3箱目でヒット!!
 そして、この流れが良かったか、そのサーチの過程でエンジンが入り、高速で一本一本を精査します・・・リストや写真で出ていた物や、リスト外の物などで欲しいモノをガツガツ回収です・・・

 そんな訳で、釣果はこんな感じです・・・

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 本数的にはコレだけですが、個人的には「万々歳!」な釣果でした!

 まず、トップで欲しかったのは真ん中・下の青いテープで、これは「Cisco」のノベルティーテープで、初めて確認できた1本です!!
 時期的には2000年4月の24日(月)~28日(金)までの5日間、各日限定で特定ジャンルのレコードを買った人に、そのジャンルに特化したテープを配布する企画(合計6本らしい)があり、今回のは24日(月)に配布されたレゲエ店のテープになります!!

 もー、コレクターとして、これは絶対に制覇したいテープなのですが、平日配布ということもあり、DJ Denkaさんが担当した日本語ラップミックスだけ異常に本数がある(ちょうど、この日にBuddhaの人間発電所クラシックミックスの発売されたので)のですが、他のはド平日も災いし、ほとんど見かけない状況でした・・・
 そんな中、今回の出品ですね・・・写真なしでリストだけ出た時点で、その断片情報だけでも出品が分かり、後日公開された集団写真でロックオンし・・・今回は何が何でも欲しかったテープとして参戦しました・・・

 この辺になると、私以外は狙う人はいないだろうと思っていましたが、安全には安全を重ねて良かったですかね・・・後で、色々な方から「あのテープ、MTTさんが狙いそうですよね?」と指摘されて、実は気付いている人は気付いているテープだった(情報源は私なんですけどね・・・)ので、無事にゲットできて何よりです。

 なお、そのCISCOのテープ、どれが持ってないかを書くとアレなのであえて書きませんが、残り2本です・・・頑張って探しますよ!!
 また、今回ゲットしたレゲエについては、当時、Ciscoレゲエ店の店員さんだったJunya氏(INDEPENDENT)が作成です・・・中身はまだ聴いてないですが、90年代のヒット曲を1年づつ分割して紹介していくみたいな感じで、内容的にも面白そうですね!!

 んで、ここでレゲエのテープが出たということは、レゲエ系が結構熱いことを意味してたんですね・・・レゲエ系ので、結構探してた「穴」テープが奇跡的に入手です!!

 去年の夏前に、私の2000本安打記念で書いた記事において、コメント欄で質問をいただいた「のんちゃん」という方から、思い出があるミックステープの問い合わせがあり、私が手持ちではなかったので、かなり探してたテープが奇跡の発掘です!!
 写真右下のやつで、Hemo&Moofireのラバーズミックス(Under the Blanket)で、無事に見つけられました・・・のんちゃんさん、一応、指摘があったA面のトラックリストを画像をリンクしておきますね・・・お目当ての曲がどれなのかは分からないですが、昔を思い出していただけると嬉しいです(^0^)
 あと、この辺はソロバンさんに補足を頂けると嬉しいです・・・Junyaさんの時点で喜んでくださると思いますが、今回はKilla Bam Bamさんのソロテープも発掘するなど、レゲエが格安で出てて嬉しかったです!!
 
 また、先週の下北でもブラストしてたSeijiさんの手刷りテープや、ユニオンのR&B部門の4番打者であるHaloonさんのミックステープをやっと発見するなど、本数は少なかったですが、先日の下北同様に、中々の買い物ができました!!

 んで、こういう運がいい時は他のお店に行っても運が続きます・・・・


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 Haloonさんつながり(?)で、ゲットしたブツも紹介です!!

 渋谷の後、色々と用事を済ませ、そのHaloonさんでないと出来ないR&Bセールをチェックしに新宿のユニオンに寄ったらあったブツで、こちらは全く告知なしな普通に出品です・・・

 詳細は分からないのですが、MUROさんの名物ミックスである「Tropicooool Boogie」布ケース付きという仕様のテープで、作品らしくトロピカルな生地に、あの女性フラガールがシルク印刷されており、問答無用で即ゲットです!!
 これに関しては、全くもって詳細が分かりませんが、MUROさんだったらあり得る付属品で、SAVAGE限定とかなのかな・・・下で紹介する作品リストにおいて、早速「漏れ」があることになりましたが、やはりキングですね!!

 なお、このケースについて分かる方がおられましたら、ぜひ、ご一報ください(^0^)


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 そんなわけで、上手いことに話がつながりますが、今度はMUROさん話を・・・

 先日もご報告をしたMUROさんの本、ついに今週末の25日(金)に発売されますよ!!

 ちょうど昨日、お世話になった編集さんより見本誌を頂戴し、早速、拝読しました・・・もー、最&高です(^0^)

 再掲載の記事もありますが、正に「MURO」を体現している内容で、読んでてグッときます・・・ちょうど、軽くお酒を飲みながら読んでたのですが、説得力のある「掘り格言」が素晴らしく、やっぱりMUROさんを追いかけてて良かったな~と思う内容です!!
 私が担当した作品リストは、ほんと「オマケのオマケ」みたいな内容で、他の内容が素晴らしすぎます・・・興味がある方は是非読んでくださいね!!

『真ッ黒ニナル果テ』
著者 MURO
定価 2,484 円(本体2,300円+税)
仕様 A5判/264ページ
発売日 2015年12月25日


詳細 http://www.rittor-music.co.jp/books/15317112.html

 なお、リストについては、作品タイトルのみでジャケ写がないのですが、その筋のマニアなら「これもリストアップしてる!」と思う感じで、どちらかと言えばマニア向けでしょうか??
 たぶん、正しい使い方(?)は、このページをコピーして、MURO作品をコンプリートしてく為の資料(買ったら×をしていくみたいな?)として使うのが正しいかと思います・・・私も持ってないのがボチボチあるので、活用をしたいと思います(^^;)

 あと、これは読んだ方へのプレゼント・・・MURO作品リストのちょうど前のセクションでも私が登場してますよ・・・なんか、ビックネームの皆さまと同じ席に座らさせていただき、凄い恐縮でした(^^;)



 そんなわけで、今回の更新は終了です~

 本当は、今週はairであったMUROさんのパーティーを書くつもりでしたが、金曜のパーティーだったので仕事が終わるわけがない&翌日は実家で野暮用が発生のため、なくなく不参加です・・・かなり面白かったみたいですね(--;)

 う~ん、air、なかなか行けないな・・・でも、今週末のTimmy先生のダンスは絶対に行くのでお楽しみに・・・いったい、何時までやるんでしょうね(^^;)






1986 Omega Tribe 「1986 Omega Tribe DJ Special」
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 え~、今回は「困ってしまって、じゃあ、これで・・・」的な紹介です(^^;)

 実は、Sadar先生の来日プレイがairであったので、それに行ってレポをするつもりでしたが、昨日は休日出勤で、定時で上がろうと思ったら、仕事が全然終わらず・・・8時ぐらいまで残業で、行くに行けなくなってしまい、参戦を諦めました・・・う~ん、残念(--;)

 ここ最近、仕事の事を考えると自分の時間を削って頑張っちゃったり、次の日のことを考えるとあまり無理をしなかったり・・・昨日も結局、この状態で夜から行っても、また、少し寝て朝から行っても、確実に体調を崩すな~と思い、キャンセルした部分もあります・・・
 クラブの話だと、先週の月曜日、ラリーのバースデーパーティーでNoriさんと高橋透さん(!)がガラージ・プレイをし、スペシャルゲストでD-Trainがライブ(!)をするというパーティーがありましたが、それも次の日のことを考えてキャンセル・・・30半ばで言う話じゃないですが、イイ意味でも、悪い意味でも大人になったんですかね(^^;)

 ただ、昨日に関しては、そんな経緯があり、モヤモヤしながら仕事を上がり、変なテンションだったので、頭を冷ます意味でなぜか「レコ屋」に行っちゃう私もいます・・・
 結果的に、閉店ギリギリになりそうだったので、大急ぎで移動したため、店内を汗だくで掘り掘りする、全くもって冷やす意味のない行動でしたが、そういう時に限って、意外と買えるのが不思議なものです・・・レコ神様は見捨ててないんですね(^^;)

 ンな訳で、緊急登板な作品紹介です!!


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 今回は、80年代後半に活動をしていた日本のポップスグループ「1986 Omega Tribe」の作品で、ラジオDJのアナウンスを交えた準ミックス作品になります!!

 まず、今回紹介するような「和物テープアルバム」について説明をしておきたいと思います。

 一応、このブログは「DJがDJミックスを施した作品=ミックステープ」をメインに紹介をしていますが、私のディガー根性が変な方向に曲がって(?)しまい、いつからか、一般的にミックステープと呼ばれていない作品でも、聴いていて「ミックステープ的に聴ける/楽しめる」作品はミックステープと準拠して収集しています・・・

 その代表格が「テープアルバム」で、それはCDやレコードで流通しているアルバムのテープ版を指し、作品自体の内容やグルーブが素敵なのは、テープであえて聴くと、ミックステープのようにグルーブのある空気感を生んで、ミックステープ的に楽しめるんですね・・・我ながら、変な方向に進んでいるのは承知してますが、イイものはイイんです(^^;)

 そして、そのテープアルバムにおいて、よく掘っているのが「国産のテープ(=和物)」で、掘れば掘るほど面白いのがあり、日々精進をしています!!

 特にツボなのが、2年前の夏にも「波の数だけ抱きしめて」という和物映画のコンピレーションテープを紹介しましたが、和物において「夏」を彩る作品は、ミックステープとして聴ける作品が多く、かなり好きな部類です・・・

 特に、この「夏物」は掘ると結構あり・・・理由を考えると「車で聴く」ことがポイントになっていると思います。 

 まず、テープアルバムという存在は、レコードの時代(70年代末~80年代末)の産物になりますが、あくまでもメインは「レコード」であり、その時点で副産物のような位置づけでした・・・
 ただ、車のドライブのお供に聴くなどではテープアルバムが需要があり・・・私が掘っている限りだと、今回のような「夏物」で、かつ「ミックステープ的に聴ける」作品がテープとして結構残っていると思います。

 つまり、普通のアルバム作品と異なり、車を運転しながら聴くので、求める方向が気分を高めたり、チルさせる為の「BGM的要素」が強い内容が実は求められていて・・・結果として、そういうミックステープ的な要素を含む作品がテープでもプレスされ、需要を満たしていたと思われます・・・
 特に「夏」という主題を考えると、海に行く為のBGMだったり、デートで夜をドライブするときのBGMだったり、車でなくても家でチルしながら聴く為だったり・・・目的が明確が故に、これに合わせたアルバム作品自体がまずあり、需要もあるのでテープもプレスされ、人気なモノは数が多く刷られていた・・・そんな経緯があると思います。

 結構、強引な話ではありますが、ミックステープがなかった時代に、既に「ミックステープ的な聴き方」は存在してて、それを補完するテープアルバムが流通していた・・・という構図があったんですね・・・


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 そして、その「夏」という単語において、80年代を代表する鉄板グループは、今回紹介する「オメガトライブ」ではないでしょうか!

 まず、オメガトライブの話を入れておくと、プロデューサーである藤田浩一さんの指揮のもと、作曲家の林哲司さん、新川博さんなどが加わったプロジェクトのような存在で、80年代の「夏」を彩った様々な楽曲を送り出したグループになります。

 1980年~85年は杉山清貴さんをボーカルに迎えた「杉山清貴&オメガトライブ」、杉山さんが脱退後は、日系ブラジル人のカルロス・トシキさんをボーカルに迎えた「1986オメガトライブ(カルロス・トシキ&オメガトライブ)」として活動しており、独特のAOR感が素敵で、甘い潮の香りを残した素晴らしい楽曲が多いグループになります。
 特に、ここ最近、和物の掘り返しが進んだ中で、オメガトライブも当然注目の的になり、名曲の一つである「アクアマリンのままでいて」は、あの小西康陽さんプロデュースでELTがカバーしたり、もはや80's Japanese Popsの信頼できるアイコンの一人である一十三十一さんがカバーしたりなど、和物ラインでも再評価が進んでいるかと思います。

 
 そんな、夏を代表するオメガトライブですが、今回の作品は、カルロス時代の楽曲を、ハワイのFM局のDJ「Ron Wiley」さんがFM番組風にナビゲートをしながら進んでいく作品で・・・アナログを掘ってる方でも知らない方が多い作品かと思います。

 色々な情報を調べると、この作品自体、楽曲の2次使用的な要素が強いコンピレーションで、「ラジオ番組から流れるオメガトライブの曲を、ドライブしながら聴いて欲しい」という企画の元で作られた作品だそうで、ジャケットからして「夏」をモロ意識した作品になります。

 アナログで和物を掘ってる方ならご存知な方が多いかと思いますが、日本においては、今のDJミックスに近い意図で、海外のFM局の番組風にDJのナビゲートを交えたアルバム作品が結構あります。

 いわゆるラジオDJにおける「Less Talk, More Music」の方法論で、製作側としてはアメリカなどの空気感・音楽感を生かした作品作りを目標に作られてて、80年代は小林克也さんや海外のDJなどが登用され、ボチボチ人気だったと思います。
 特に、アメリカの西海岸やハワイあたりの日本にはないグルーブを出したい時に活用されていた手法で、今回のテーマの一つである「夏」を彩るには格好の方法であり、山下達郎さんの「Come Along」など、探すと結構あるかと思います。

 そう、こういった「ラジオ番組風」の作品こそが「ミックステープ」的に聴ける作品のド本命になります!

 つまり、普通のテープアルバムと異なり、明らかに「流れで聴く」ことを想定してて、大抵が「夏」などのテーマがあり、私の言葉でいう「ミックステープ」的な要素が最初から含まれています!!
 私もこういったテープを掘っている過程で意識をし始めたジャンルになるのですが、ある時期から「FM」とか「DJ」と書いてあったら絶対に買うようにしてて・・・このオメガの発見は一番ビビりましたしたが、買って大正解でした(^0^)

 ちなみに、ちょっと話が外れますが、こういう「ラジオ局風」の作品は、モノによっては「テープのみ」のもあり、この作品も、87年の作品ではありますが、アナログはなく、CDとテープのみでリリースされた作品になります。
 この限りにおいても、家でアナログでじっくり聴くというより、車などで聴いて欲しいをいう意図があったんでしょうね・・・なお、先ほども登場した達郎さんのCome Alongですが、達郎作においては曰くつきな作品で、これも実質的な初出はテープのみでした・・・結構探してるけど、なかなか無いっすね~

 あと、ちょっと自慢話(?)になりますが、今年の冬、MUROさんと対談をさせて頂いた時にコレを紹介しましたら、MUROさんもご存知ではなかったというサプライズがありました・・・こういう瞬間は、ディガー冥利に尽きますね(^0^)

 では、だいぶ前振りが長くなりましたが、作品の紹介です~


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 内容的には、DJを担当するRon氏が、アメリカ~ハワイ的なMCを挟みつつ、小粋に曲をプレイしていく感じで、夏のハワイに連れて行かれそうなグルーブが大変素敵です!

 選曲的には、1986時代の曲が中心になり、代表曲の一つである「君は1000%」「Super Chance」など、アップな曲もスローな曲も上手く使い分け、オメガトライブの良さを引き出しています。
 なお、蛇足ですが、1000%の見慣れた45の後ろは、プロモオンリーの12inch・・・内容は一緒ですが、12バカなので、こういうのを発見するとつい手が出ちゃうんですよね~(^^;)

 んで、作品の話に戻すと、空気感として「ゆる~い」感じがありつつ、オメガの曲を素直にプレイしている感じで、気づくとそのグルーブの気持ち良さに和んでしまい、長く聴いてしまいます・・・

 イメージの話になりますが、2年前に紹介した「波の数だけ抱きしめて」の映画の中で、中山美穂さんが演じる、湘南のミニFMから流れてくる音楽のイメージがあります・・・動画でいくと「こんな」感じでしょうか?

 なんでしょう、王道の海外ラジオDJボイス&トークが持つ空気感を活用しつつ、シンプルに音楽をプレイし、潮の香りとともに音楽が風に乗って流れていく感じでしょうか・・・聴いてて、直感で「気持ちいいな~」と思ってしまいます・・・
 
 これは、英語のラジオ風MCが入ることで、適度に「洋楽感」や「夏っぽさ」を加わり、オメガトライブの楽曲自体がもつ「爽やかさ」みたいのを更にグルービーに高めていく効果があるのかな~と思います・・・
 つまり、DJミックスをすることでプレイした曲が光る(変わる)のと同じ効果があります・・・普通にアルバムやシングルを聞くよりもオメガの良さが分かり、大変イイですね!

 

 そんな訳で、選曲面や内容については、意外と話すことがなかったですが、普通にアルバムとかを聞くよりも、この準ミックス作品で聴く方がオメガの良さが分かります・・・この時点で、この作品は「ミックステープ」です(^0^)
 
 緊急登板で書いたつもりですが、意外と書けましたね・・・まあ、その内、紹介しようとネタは考えていたのもありますが、時期的にもちょうど良かったかな・・・
 外はクソ熱いですが、窓を開けて、風を入るようにしながら、このテープを聞きつつ、作品紹介を書いていましたが、その風が、気づいたら心地よく感じました・・・オメガパワー恐るべし(^^;)



<Release Date>
Artists / Title : 1986 Omega Tribe 「1986 Omega Tribe DJ Special」
Genre : Japanese Pops
Release : 1987年
Lebel : Vap 50210-28




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<オマケ> 特選 夏のテープアルバム 2015

 2年前の波の数の時もやりましたが、作品紹介まではいかないけど、今回のオメガ同様に夏を気持ち良くしてくれるテープアルバムをまとめて紹介をしますね~
 まだ、紹介が続くのかよ!と思わないでね・・・ここで、紹介しないと、いつ紹介出来るか分からなく、心の減価償却が出来ないので・・・(^^;)


「杉山清貴&オメガトライブ / Single's History」

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 まずは、カルロスを出したなら清貴も・・・という訳で、杉山清貴さん時代のオメガのテープを紹介!

 先週のレコード祭りで偶然入手したブツですが、いわゆるベスト盤的な位置づけで、清貴オメガが解散する直前に作られたアルバムのテープアルバムです。

 コレに関しては、ラジオ風のDJミックスはなく、普通のアルバムになるのですが、清貴時代のオメガの良曲を詰め込んでいて、その気持ちいいメロウネスが最高です(^0^)
 
 なお、清貴時代のオメガにもラジオDJ風の作品があり、オメガトライブの名付け親でもある「カマサミ・コング」氏のボイスが堪能できるようです・・・これも探そうっと!



「角松敏生 / Weekend Fly to the Sun」

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 こちらは、ここ最近、和物を追っている方なら「おうっ」となるでしょうか・・・角松さんの2ndアルバムのテープ版です!!

 内容は説明不要で、A面が割とアップ、B面がチルっぽい感じで、若かりし頃の角松さんのシーサイドアーバン路線が堪能出来る名作ですね・・・これもテープで聴くと超気持ちイイです(^0^)
 
 この作品は、昨日の夜の時点では紹介候補に上がっていたのですが、考えてみればLPを持ってないのと、話が意外と広がらなさそうかな~と思い、こちらで紹介になりました・・・
 でも、今日も聴きましたが、この時期に聴ける喜びと言ったら・・・やっぱり名作はテープで聴くべきですね(^0^)



「Southern All Stars and All Stars / 稲村ジェーン」

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 次は、私と同世代か、ちょっと上の方だと「おふっ」となるでしょうか? サザンの桑田さんが監督をした同名映画のサントラです!

 位置づけ的にはサントラなのですが、サザンの新曲や、サザン周りの曲が入っていることから、今となってはサザンのオリジナルアルバムにカウントされている作品で、当時、バカ売れしましたね!!
 曲的にも「希望の轍」や「真夏の果実」など、鬼クラシックが入っており、夏という範疇で聴くと凄いイイ作品です・・・最近、全国を忙しく駆け回ってる吉澤さんのサザンミックスを聞いてヤラれた立ち場としては、外せない作品です!!

 ただ、深く聴きこんで、結果的にはマイナス判定にしたのですが、この作品では、曲と曲の合間に、桑田さんが撮影した映画を、映画館でカップルが見てて、それにコメントをするみたいなスキャットが入れてあるのですが・・・ある時期まではイイな~と思っていましたが、これがマイナスかも・・・
 レア情報としては、若かりし頃の寺脇康文さんが男役をやっているのですが、このスキャットがない方が、曲が生きるかな~と思いました。

 また、捕捉にしてイイのかどうか分かりませんが、この映画自体も大ヒットしたのですが、内容的にはアレだったらしく、DVD化がされない迷作でもあります・・・
 子供の頃、再放送とかで見た記憶があるのですが、記憶に残らない点を勘案すると、やっぱりアレだったんでしょうか・・・(^^;)



「Kool & the Gang / Greatest Hits & More」

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 これは和物ではないですが、箸やすめに入れておきましょう・・・80年代のKoolのベスト盤のテープですね!

 Koolというと、どうしても70年代のJazz Funk~Funk的な曲に注目が集まりますが、JTテイラーがボーカルとして入り、R&BグループとしてのKoolも好きで、その時代のベストがコレになるかと思います。
 アナログ盤も結構売れてて、むしろ、テープ版の方が珍しいですが、A面が「Joanna」や「Too Hot」などの名曲が気持ち良く、夏に聴きたい作品ですかね・・・左が、当時、日本でリリースされたテープアルバムですが、ジャケのカタカナも含めイイ味があります(^0^)

 また、改めて紹介をしようと思いますが、テープアルバムは和物だけではなく、海外のテープアルバムも集めてて、こういった80年代の「洋楽」と称されるのも好物になってきました(^^;)
 今のところ、USプレスでも、日本プレスでも、そこまでコダワリはないのですが、日本プレスの独特のデザインは面白いっすね・・・この間、Hall&Oatesのベスト盤をテープで買いましたが、LPなら帯で日本語表記するところを、今回のKoolと同じように、余白にカタカナ表記で、結構ツボです(^^;)

 なお、なぜ、これを出したかというと、昨日、代々木ココナッツさんで、写真右のKoolを発掘したからです・・・右のは「台湾」プレスで、ジャケの切り方が斬新ですね!
 テープを買ってると、中国~東南アジア系のも流れてくるのですが、ジャケの加工の仕方が微妙にヒドくって、それはそれでツボってます・・・ちなみに、Too Hotは「過於熱情」だそうです(^^;)



「レコード会社作成の店頭演奏用アドバンス」

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 オチはドープなので行きましょう・・・これは、今、私がもっとも掘ってる部類のテープです!!

 今年の春先にHMVのテープセールで抜いてきたブツで、いわゆるアドバンステープで、レコード店の視聴用だったり、店内演奏用に作られていたテープになります。

 まず、ここ最近「アドバンス・テープ」と普通に書いているので、この言葉から整理したいと思います。

 アドバンステープとは、楽曲を作って販売するレコード会社が、商品として販売をしてくれるレコード店向けに、新しく発売する楽曲の音資料として配布されるテープのことで、レコードでいうプロモ盤と近い意味があります。
 つまり、レコード店は、レコード会社に新曲を注文する為にこのテープを聞くので、レコード会社は水面下では力を入れていたもので、資料の為、現存数は多少落ちるのですが、かなりの数がプレスされています。

 この限りにおいて、通常のアドバンスは発売するアルバムなどと全く同じ内容になるのですが、今回、ここで紹介するアドバンスは、ちょっと変わった内容になり、それが大変美味しいのです(^0^)

 どういうことかというと、いわゆるアドバンスではあるのですが、それをレコード店が資料用に聴くのに加え、店頭でBGMとして流す用途としても活用でき、私の中では「店頭演奏用アドバンス・テープ」と呼んでいます。

 内容的には、例えば、写真に上げた2本は、CBSソニーのテープで、右が83年夏、左が84年夏のアドバンスのようで、84年のはマリーン、杉真理、南佳孝さん押しで夏向けの内容になっており、これらの大半が様々なアーティストが入り乱れたコンピ的な内容になっています。

 レコード店としては、BGMが店内に流れることは必須だが、商品のレコードでプレイしても、別のレコードにかえるのは面倒なので、こういったコンピ的なモノは大変重宝します・・・それも新曲であれば、なおさらで、レコード会社としては、その用途を埋める販促品のような位置づけでこれらのテープを作っていたと思われます。
 また、レコード会社としては、自分の会社の曲を効果的に宣伝ができるので、結構活用してた節があるようで、そうなると、各社で趣向を凝らした内容で競うようになり、今回の「夏」のようなテーマを設けたりし、趣向を凝らしていた部分もあったようです。

 あんまり上手くまとまりませんでしたが、私としては、色々なアーティストの曲を入れ、テーマがあり、各社が趣向を凝らしている・・・とういうことが、結果的に「ミックステープ的」だと感じており、見つければ掘っています!
 
 今回、紹介したCBSのテープは、夏のド鉄板な曲は入っていませんが、夏というテーマを切り口にしてあるので、BGMとして大変気持ちイイ内容です・・・特に、左の84年のは、結構イイですね!

 まあ、このテープにおいては、凄いミックステープ的かと言ったら、そうでもないのですが、このアドバンスも引き続き捜索します・・・そして、予定では、今年の冬に、コレ系のラスボス級のボムを投入する予定です(^0^)




 ンな訳で、今回の紹介は終わりです~

 昨日の夜、ココナッツの帰りに、近くの中華一番でビールを飲みながら考えたネタですが、本人がビックリするぐらい書きました・・・ノープランでもココまで書けるんですね(^^;)

 あと、今週の話題としては、下北のユニオンで史上最強の日本語ラップセールがあり、大変なことになったようですね・・・当日の内容は分からない所が多いのですが、ユニオン史上で「最強」なのは間違えなしで、当日の阿鼻叫喚が想像できます(^^;)
 まあ、セールに関しては出所も含め、色々とあるようですが、流石N村さん・・・その勢いで、テープも是非(^0^) ちなみに、女人はやっぱり出たんでしょうか??