HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
The Marrows 「Paraiso. - Musica - 」
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 今回は、先週にちょっとネタフリをした作品の紹介です・・・紹介する為に必要なレコが手に入らず、紹介まで約4年かかってしまいました(^^;)

 ジャケが色んな意味でアレですが、中身は最高な作品ですよ!!


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 今回は「The Marrows (ザ・マローズ)」というDJ/クリエイターチームによる、2012年の夏に発売された作品を紹介します!

 5年前に一度「Melting Pop」という作品を紹介しましたが、凄い久しぶりの紹介なので、Marrowsさんの紹介から始めますね~

 まず、Marrowsさんは、東京とNYを拠点に、楽曲制作や映像制作、そしてアーティストのマネージメント活動などをされている方々になります。
 一時期は、ミックス作品を熱心にリリースしたり、DJ SwingさんやI-Vanさんのサポートをするなど、かなり活動的でしたね・・・最近は、ちょっと活動が見えないところもありますが、渋谷のBar「The Bridge」でDJイベントを定期的に開催しているようです。
 
 そして、Marrowsさんを説明することにおいて、一番ポイントとなるのが「出身がレゲエ」という点かと思います。

 元々は、レゲエの某サウンドに所属されていたようですが、レゲエ業界が故の「狭さ」が窮屈に感じたことで脱退し、その後Marrowsを立ち上げた流れがあり・・・この点がMarrowsさんのバックボーンの一つであり、かつ、Marrowsさんの「味」になっていると思います。

 それは、今回の作品紹介でも指摘をしますが、要所要所で感じられる「レゲエらしさ」が新鮮なんですね・・・

 私が取り上げている「ミックス作品」を作ってる人々は、音楽的なバックボーンとしてHipHopやRareGrooveといった「レコード文化」だったり、Houseのような「ダンス文化」だったりが含まれている方が多い中・・・バックボーンとして「レゲエ」を持っている人は意外と少ないんですよね。

 それは、「ミックス作品」という点だけで考えると、作品を作るにあたって「ミックス作品としての作品性を考えて作るかどうか」がポイントになる中で、レゲエでそういったことを深く考えてミックス作品を作っている人は少ないと思います・・・それで、結果的に私たち側の耳に入らないのかな~と思っています。
 う~ん、なかなか難しい部分ですが、レゲエ自体が「内向きな音楽/文化」な部分があり、変な話、レゲエが好きな人「だけ」に理解されれば良いという感じがあるんですよね・・・裏を返すと、Marrowsさんが感じた「レゲエの窮屈さ」がこれに近いかもしれないですね。

 ただ、その「レゲエが好きな人だけに理解されていること」は、それはそれで大変魅力的です!

 やっと、Marrowsさんの紹介に戻りますが、Marrows作品においては、我々が親しんでいる「ミックス作品」の文化に、隠し味として「そういったレゲエ感」が加わっていることが大変魅力的になっています!

 その感じは、5年前に紹介した「Melting Pop」も秀逸でしたが、今回紹介する「パライソ」も素晴らしいです!

 では、以下で詳しく紹介をしますね~

 なお、今回の紹介では、選曲の順番を踏まえて紹介をした方が、説明がしやすいので、かなりネタばらし的な紹介になることをご承知おきください・・・


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 まず、この作品は、副題に「トリップ・トゥー・メロウ・ミュージック」とあるように、割とメロウかつグルービーな選曲で、夏を意識した内容になっています。
 分かりやすい表現だと「Diggin' Ice」になり、かなり幅広い選曲、そしてニヤッとさせるストーリー性、気持ちイイグルーブの作り方など・・・Marrowsさん達の良さが如実に表れた作品になるかと思います。

 出だしでは、イントロで同アーティストの別曲をサラッと利用しながら「The Blackbyrds / Soft And Easy」をプレイし、気持ちよい音楽旅行の幕開けを演出します・・・
 
 もー、この空気感の作り方は上手いです・・・簡潔に表現するのであれば「Diggin' Ice」と説明したいところですが、全編にわたって「気持ちイイ空気感」が施されており、聴いてて知らない曲でも癒されます。
 作品の中では、色々とストーリーが変遷する中で、共通事項として「気持ちイイ空気感」を統一しており、大変聴きやすいです・・・これは、しっかりと作り手が「作品のイメージ」があって選曲されていることの表れで、これが出だしから徹底されていることにはビビりました!

 特に、前述したような「レゲエ」という先入観があると、この辺の選曲からヤラれるんですよね・・・ちゃんと、こういったレアグル系の曲も知っているんだ~ということにヤラれます!

 この作品では、直球でレゲエな曲は殆どなく、大半がSoul、R&B、RareGroove、HipHop、和物などが中心で、普通に聴いたらレゲエ畑な人が作ったとは思えない選曲です・・・
 うん、きっとMarrowsさん達が「グッドミュージック」を追求していった中で、おのずと、グッドミュージックは「ジャンルの壁が必要が無い」ことを見出した結果でしょうね・・・


 んで、最初から気持ちイイ展開を出しつつ、いきなりキラーな展開になります!

 メロウな流れを汲んで「Ray Parker Jr. / A Woman Needs Love」をプレイし、気持ちイイ空気感を引き延ばしながら、次にプレイするのが和ライトメロウの人気曲「○島○理 / Lonely Feelin'」をプレイ・・・そして、その流れを受けてRay Parker Jr.がプロデュースした「New Edition / Mr.Telephone Man」もプレイ・・・

 とにかく気持ちイイ流れですが、ここではMarrowsさんの「ストーリー作り」の上手さと、「選曲のアイデア」の巧みさが上手く出ていてヤラれます!

 これは聴いて頂ければ一目瞭然ですが、ここでは「男と女の恋愛」「電話」をキーにしたミニストーリーを作っていて、最高すぎます・・・

 それこそ「Ray Parker Jr. / A Woman Needs Love」は、女性は男性からの愛を求めている、なので、男性が女性に愛を与えないと女性は浮気しちゃうよ~的な歌詞で、それを踏まえて「○島○理 / Lonely Feelin'」を選曲してるのが素晴らしいです。
 Lonelyでは、女性が男性に電話をしたら、奥で他の女性の声がしている(=浮気されている)ことがわかり、別れを告げることを題材にした歌で、このラインだけで「大人の恋愛」を表現しているのがバッチリすぎます!
 その上で、「New Edition / Mr.Telephone Man」に繋ぐのですが、こちらは男の子が女の子に電話をすることを題材にした歌なので、「電話」をキーにしつつ、前の2曲が作った若干シリアスな空気感を、ポジディブに転嫁しているのがフレッシュです!

 更にの話も入れておくと、Lonelyの前に、某クラシックな恋愛ドラマ(男女●人夏物語)から、別れ話っぽい会話をサンプリングしているのもグレイトですが・・・ホント、Marrowsさんの「ストーリ性」と「アイデア/センスの良さ」にはヤラれます!!

 私のポリシーである「DJミックスによってプレイした曲が光る」ということは、ただ単にDJミックスをするのではなく、そこには選曲を繋げることで生まれる「ストーリー性」と、既存の音楽や考え方を超えた「アイデア/センスの良さ」があって、初めて実現をすると思います。

 ホント、この部分を聴いただけで、Marrowsさんが「ストーリ性」と「アイデア/センスの良さ」に長けていることが分かります・・・私が4年かけてLonelyを探してしまったことが理解できたでしょうか(^^;)


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 次は中盤辺りの紹介です・・・

 序盤ではスローな曲を中心にメロウな展開を維持していましたが、中盤は少しBPMを上げてミッド程度の選曲に進めていきます。

 それこそ、有名レゲエバンドのAswadの面々が参加した名カバー「Heatwave / Feel Like Making Love」や、MUROさんもプレイしたAfter 7のラバーズカバーである「Wayne Wonder / One Night」などのレゲエ風味の曲を選曲しつつ、ここでも意外な和物で「●下達● / Magic Ways」をプレイするなど、幅の広さも同居した選曲です。

 うん、Marrowsさんの「選曲の幅の広さ」は本当に素敵です・・・

 それこそ、達●さんの曲は、今の和物ブームの中でも意外と取り上げられていない名曲で、この作品を聴いて「おおっ、これも使えるんだ!」と思ったし、何よりも「Wayne Wonder / One Night」の選曲が渋いですね!
 Wayne Wonderは、結果的にオリジナルの12inchは買えてない(写真は極小で00年代にプレスされた再発)レコなんですが、これはホント知る人ぞ知る名カバーですね・・・私の音楽的基礎を気づいてくれたMUROさんがDa Cypherでプレイしてて、それでヤラれた曲です・・・

 先ほども書きましたが、レゲエの出身の方が「ここまで深く、そして幅広く選曲」できる点にはビックリしましたです・・・

 私がレゲエに対して穿った考え方をしているだけかもしれないですが、文化的に「過去の良い音楽を掘り起こす」ことはあまりしない、つまり「常に新しい音楽を発信する」ことが主軸になっているように思っていました。
 また、あまり他のジャンルの曲に手を出さない印象もあったので、ここまで広く選曲しているのにはビックリです・・・やっぱり「グッドミュージック」を追求した結果がこれになるのかな~と思います。


 ただ、この中盤での選曲では、逆に「レゲエの良さ」も光っている、と感じました。

 それは、Marrowsさんが「レコード」という媒体・方式にこだわりが無く、何でも「良い音楽ならプレイする姿勢」があることになります。

 例えば、大名曲「Marvin Gaye / Mercy Mercy Me」をプレイするのですが、その後に、Mercy Mercy Meをモロ使いした楽曲「DJ Jazzy Jeff & Ayah / Make It Last」にスムースに繋ぎます・・・曲としてはネット配信のみで、LPはおろか、CDもリリースされていない曲です。
 その他にも、非レコードな曲としては、Jill Scottによる Lovely Dayのカバー(配信のみ)だったり、CDのみでリリースされた曲(Eric Gadd / Why Don’t You, Why Don’t I)だったり・・・極めつけは韓国のLovers Bandの曲(Wind City / Love Supreme)だったり・・・現行系の曲を的確にプレイしてて、ブレない選曲にはビックリです!

 この点は私の頭がおかしいのですが、ミックス作品で使われる曲は「アナログ/レコードにプレスされてないとイケない」というディガー文化特有の頭の固さがある中で・・・レゲエの良さは、フォーマットや技術に対して、実は「柔軟」なところがある点になると思います。

 そう、この辺が「レゲエの良さ」を感じるんですよ・・・

 Marrowsさんが元来もつ選曲の広さの背景に、レゲエらしい柔軟さがあるんですよね・・・逆説的な説明になりますが、私たちの方がレコードに固執し過ぎていて、配信の曲などをぷれいしないことで「選曲の自由さ」を失っていることに気付かさせられる部分かと思います!!
 今回の作品のようなオールジャンルミックスにおいては、私たちのレコード文化に属したDJの得意芸だと思いますが、こういった「新しい」ことを取り入れるのが実は苦手だったりするので、Marrowsさんの姿勢は、私たちの足りない部分を指摘してくれてて、結構大切だと思いました。
 

 なお、「Marvin Gaye / Mercy Mercy Me」の話を広げておくと、この辺りの選曲は「カバー」や「ネタ使い」を軸にしている点もポイントが高いです!
 特にMarvinなりの「クラシックなSoul」に対する敬愛が感じる選曲が素敵で、What's Going Onは、意外とプレイされない2001年のアーティストチャリティー系のカバー(Artists Against AIDS Worldwide)を入れてくる辺りにヤラれました!


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 そして、場面は変わって最後の辺りを紹介しましょう・・・

 最後の方は、割と急にシフトチェンジをして上で、夜っぽい選曲に切り替えていきます。

 それこそ、私の青春時代のクラシックが多く、かなり心に響く選曲で、今でも結構なレア盤である「Monday Michiru / Saturday Night」(hoodのサントラ12inchのみに収録)や、これもカバーな「Moomin / Windy Lady」や、故DevLargeさんの美しさが反映された「Moomin / Big City」のインストなど・・・日本語ラップ~歌モノの連続プレイにはヤラれます!
 また、渋いところだと、やっぱりカバーモノで「Randy Crawford / Give Me The Night」をプレイしますが、よくプレイされるMousse Tのリミックスではなく、同盤に収録のChill Night Remixをプレイしていることころが渋いです・・・最初、Randy Crawfordのカバーとは気付かなかったぐらい、忘れていたRemixで、しっかりと「曲を聴いて」、その上で選曲してるのが分かりますね!

 んで、その上で紹介したいのが、選曲の進め方、つまり「選曲のストーリ性」になります。

 今回、紹介を選曲順にして、かつ3つのパートに分けたのは、この点を分かりやすくしたかったからです・・・

 つまり、最初の辺りは、男女の恋愛のもつれ(笑)はあるものの、メロウな空気感を押して「朝~午前中」の感じを、中盤のミッド選曲は「穏やかな日中」、そして、ここで紹介をしている部分は「アーバンな夜」をイメージし選曲しており・・・時間の流れを模した選曲のストーリー性があるかと思います。

 個人的には、こういった朝→昼→夜なストーリーは、ベタな方向性ではありますが、結構難しいストーリーで、実は選曲力が凄い試されるものだと思っています。
 特に、時間軸が切り替わる瞬間が難しく、頭に絵が描けていても、両方の要素を「橋渡し」できる曲を持ってこないと上手く繋がらない部分があり、結構難しいストーリー設定だったりします。

 Marrowsさんのこの作品においては、昼→夜の切り替えを、写真に上げたMondayさんの曲をカットインするような形で対応していますが、ここはちょっと細切れ的な繋ぎになり、ちょっと繋がりがなかったかな・・・
 また、夜選曲の部分はちょっと統一感や明確なイメージがない感じがあり、やや物足りないかな・・・

 ただ、全体的な選曲の流れはパーフェクトで、しっかりとストーリーが繋がっているのが素晴らしいです!

 なんでしょう、一番最初に指摘した全体的な気持ちよさを根底に置きつつ、男女の恋愛の暖かさと儚さ(はかなさ)みたいのを上手く表現し・・・結果的に聴いてて「癒される」ストーリーに持ってきているのが素晴らしいですね!

 ここで、タイトルの話をするのもアレですが、タイトルの「Paraiso/パライソ=楽園」という意味を、大人たちの癒しの楽園のように表現したストーリー展開があり・・・ミックス作品を「自分たちの描いた絵」であることを理解して、真剣に作った結果が現れた作品だと思います!!


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 4年の間、割と夏になると聴いていたこともあり、紹介を書くのはなんとか書けました・・・ちょっと一方的な視点も含まれているので、分かりづらいところもあるのはご了承ください。

 ここ最近のMarrowsさんについては、残念ながら、ミックス作品をあまり出していないので、Marrowsさんをご存知の方は少ないでしょう・・・
 そして、この作品であれば、こんなジャケ(すみません・・・)なので、レコ屋の中古コーナーを探している人でも、スルーしちゃう人が多いかもしれないですよね・・・

 ただ、100点満点は出せないものの、この作品はかなり良いです!
 そして、他の作品も、レゲエ中心の作品も含め、Marrowsさんのセンスが生きた良い作品が多いです!

 Marrows作品は探せば割と探すことができると思うので、是非、ミックス作品がお好きな方は探してみてくださいね!

 そして、私としては、Marrowsさん達が「Mixtape Troopers大賞」が取れるほどのセンスと選曲力を持っていると思っています・・・是非、ミックス作品の制作も頑張って作ってくださいね!!





<Release Date>
Artists / Title : The Marrows 「Paraiso. - Musica - 」
Genre : Soul、R&B、RareGroove、HipHop、和物、AOR、Reggae・・・
Release : 2012年8月
Lebel : The Marrows TMTNCD-012


Notice : トラックリストについて
 作品では「曲名」のみ記載がありますが、作品を楽しむ上で、アーティスト名も必要になるかと思い、私がメモって作ったトラックリストを掲載します。
 なお、曖昧な曲もあるので、間違ってたらすみません・・・

01. Intro (The Blackbyrds / Summer Love)
02. The Blackbyrds / Soft And Easy
03. Hamilton, Joe Frank & Reynolds / Fallin' In Love ★他の人のカバーかも? 
04. Ray Parker Jr. / A Woman Needs Love
05. kojima Rie / Lonely Feelin'
06. New Edition / Mr.Telephone Man
07. Wind City / Love Supreme
08. Yamashita Tatsurou / Magic Ways
09. Heatwave / Feel Like Making Love
10. Shanice / I Love Your Smile
11. Wayne Wonder / One Night
12. Eric Gadd / Why Don’t You, Why Don’t I
13. D.A. & The Supa Dups / Who Do You Know
14. Marvin Gaye / Mercy Mercy Me  
15. DJ Jazzy Jeff & Ayah / Make It Last
16. Tony Thompson / My Cherie Amour
17. Artists Against AIDS Worldwide / What's Going On
18. Jill Scott / Lovely Day
19. Monday Michiru / Saturday Night
20. Moomin / Windy Lady
21. Moomin / Big City(inst)
22. Randy Crawford / Give Me The Night (Chill Night Mix) 
23. Sade / By Your Side (Neptunes Remix)
24. Slick Rick / Teenage Love
25. Daft Punk / Something About Us


Notice : 作品発売にあたっての特別企画
 この作品がリリースされる際に、Marrowsさんのブログで、この作品を楽しむ為の「エトセトラ」を紹介した記事がアップされていました。
 今読んでも参考になるので、念のため、リンクを貼りつけております・・・こういう姿勢も、Marrowsさん達の「真面目」な部分がうかがえて、大変良いですね!

・ 第一回 -世にもアダルトな音楽ジャンル -AOR-
・ 第二回 歌って踊れるボーイズグループの先駆け -ニュー・エディション-
・ 第三回 世界で6番目に偉大なシンガー?-マーヴィン・ゲイ-
・ 第四回 時代を経て生まれ変わった歌 -D.A & SUPA DUPS , AYAH-
・ 最終回 ザ・マローズ作品の音質にせまる! -パライソのマスタリングの様子-!






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<独り言>

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 今日の独り言は、そんなになかった&書こうと思ったら日常の愚痴ばかりになるので、短めです(^^;)

 昨日は、レコ屋周りをしてましたが、渋谷のユニオンの地下にお邪魔したら、背の高いブラックマンがレコを視聴をされているのが目立ちます・・・あっ、Pete Rockさんだ!

 ちょうど、今週末に渋谷Contactで来日公演があったので、それで渋谷に来てたのかな・・・私が訪れた時点で、結構な量がキープになってたので、流石の一言です!

 やっぱり、掘りの大先輩にレコ屋でお会いできると、元気が貰えますね・・・これは不思議なんですが、私はそうなんですよね~

 ではでは、明日はお休みなので、7周年企画に向けて作業を進めます・・・地味に大変で辛いです(^^;)









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Francois K 「essential mix」
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 え~、暦は4月に変わり、すっかり「春めいて来ましたね!」なんて言いたいところですが・・・年度末&年度明けの仕事で必死な毎日です(^^;)
 
 仕事的には今週は大山場で、色々と仕込んでた会議等々が無事に終わり一安心です・・・

 会社の体制が決まっちゃう系の会議だったのですが、予見をしていた良い方向にまとまってくれて良かった・・・会議運営をしてた側としては、久しぶりに終わって一人になった瞬間に「ほっ」と安堵の溜め息が出ました(^^;)
 だけど、それが終わったから発生しちゃうことが分かってた仕事がドサッと目の前に既に置かれてしまい、しばらくは仕事モード一色です・・・まあ、そういったことも予想して生活している訳ですが、なかなか春が来ない感もあり、なんか歯がゆいです(^^;)

 そんなわけで、そんなサラリーマン生活が優先していたので、コレで気を紛らわしていました・・・本当は踊りに行きたかったな~


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 今回は、House/Dance Music界の大御所DJ/Producerである「Francis K(フランソワ・ケイ)」さんによる、2000年に発表したミックス作品を紹介したいと思います!

 まず、今回、なぜFrancoisの作品を取り上げたかというところから説明しましょう・・・

 今週末、東京のクラブシーンにおいて、オープンが待ち遠しかった渋谷のクラブ「Contact Tokyo」がオープンすることになり、そのオープンウィークの土曜にFrancoisがプレイすることになりました・・・
 ほんと、東京の伝統的な「クラブ」を継承するお店になり、ここ最近、踊りに飢えていた部分があったので、御大のプレイであれば是非行きたかったところですが・・・どう考えても、その土曜は仕事の残務処理があり、疲労が溜まっているだろうと思い、クラブに行くのは自主キャンセルをしました(--;)

 そんな理由があり、記事の前振りも仕事の愚痴だった訳ですが、三十半ばにして「行けなくて悔しい」ことを真剣に痛感していました・・・
 そのため、その気持ちの「慰め(なぐさめ)」として、この作品を聴いていました・・・今回の取り上げた理由はこれ以外ありません(^^;)

 そのうえで、Fraocoisさんのバイオ等を説明すると、この方ほど「クラブ」「ダンス」「音楽」を愛しているDJは少なく、かつ、東京のクラブシーンを愛を持って支えてくださる方はおりません・・・だからパーティーに行きたかったです!!

 Francoisさんはフランス生まれのDJ/Producerで、1970年代の中ごろ、ドラマーとしNew Yorkに移住してから生まれたばかりのクラブシーンに関わるようになり、そこからはダンスミュージックの素晴らしさを伝えることを一貫して続けているリビングレジェンドです!
 それこそ、私が敬愛してやまないLarry Levanが魅せていた「ダンス」という精神を現在も引き継ぎつつ、過去にとらわれない、常に新しい方向性を出して進んでいる姿は素晴らしく・・・還暦を超えた今でもダンサーを魅了できる存在だと思います!
 
 私自身、ダンスを愛する気持ちは、Francoisも属する「Body & Soul」のメンバーであるDanny Krivitさんから教わった部分が多いのですが、Francoisさんからも様々なことを教わりました・・・
 2年前の春、House界の偉大なる父ともいえるFrankie Knucklesさんがお亡くなりなられた際、踊らずにいられない衝動に駆られ、ちょうど来日をしていたFrancoisのパーティーに参加した際、音楽やダンスの素晴らしさを身を持って体感したのが忘れられません・・・

 その素晴らしさは上手く説明が出来ないですが、特に感じるのが「安心して踊れる」ことかもしれません・・・
 それはFrancoisさんの人柄にも表れますが、凄いアッパーなグルーブではないですが、とにかくポジディブで前向きなグルーブが気持ちよく、まるで音楽で優しく包んでくれるグルーブがあり、ほんと「心を預けられるDJ」だと思います。

 そういえば、西麻布Yellowの最後の夜を担当し、その数年後にYellowの復活として出来たクラブ「eleven」のオープンを任された経緯もありました・・・
 なので、Francoisが今回のオープン(2日目だけど)を任されたのにも大変納得をしました・・・良いスタートを切るためには最適な人選だったと思うし、それに応えてくれたFrancoisの心ゆきにも感謝です!


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 そんなFrancoisさんですが、その「DJ」の素晴らしさを作品化したのが、今回のミックス作品になるかと思います!

 この作品は2000年にリリースされた作品で、発表された経緯は若干不明なところもありますが、FrancoisさんのDJ活動25周年を祝ってか、自身の音楽ルーツを辿っているかのような作品になります。

 かの名著「沖野修也 / DJ選曲術」でも取り上げられた名作になり、沖野さんをして「25年にわたるNYのダンス・ミュージックの歴史を総括すると同時に、ありとあらゆる音楽のエッセンスを凝縮した見事な選曲で、音楽リスナーのみならず業界人にも驚愕させたこの『essential mix』は、今も全くその輝きを失っていない」と指摘するほど、大変素晴らしい作品になります。

 私自身、Houseの道に入ってからこの作品を聴きましたが、最初は正直ピンとこなかったです・・・
 ただ、沖野さんの同本での紹介を通して素晴らしさを理解したり、私自身の音楽の幅が広がったり、そしてクラブで踊ることの楽しさが分かるごとに・・・この作品の素晴らしさが分かりました!

 紹介するに当たっての準備期間が少なかったので、沖野さん級に明確な説明が出来るかは自信がないですが、この作品の素晴らしさ、そしてFrancoisさんの素晴らしさを紹介したいと思います!!

 なお、この作品はCD2枚組の作品になり、それぞれで若干方向性が違いますが、今回は一つにまとめて紹介をしたいと思います。予めご了承ください。


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 まず、選曲的な話からですが・・・もー、Francoisの音楽性を表した素晴らしい内容です!!

 基本的には「ダンス・ミュージック」としての作品なので、Houseっぽいラインが中心になるのですが、様々なジャンルの曲を選曲してて、かつその幅の広さを「一つにまとめ」てしまう感性と技術が素晴らしすぎます!!

 選曲的にはHouseラインであれば、「George Benson / Song For My Brother」「Kim English / Learn 2 Luv」といった歌モノHouse~Deep Houseなどを披露しつつ、そして自身もミックスで制作に関与した「D Train / Keep On」などのGarageラインの曲など、Francoisの趣向をとらえつつ、時代を超越した選曲になっています!
 Francoisというと、ここ最近のスペーシーでダブっぽいテイストのプレイがあると思いますが、そのグルーブは既にこの作品で披露されており、結果的にダンスミュージックの持つ空間を超越するグルーブ感や、耽美なグルーブが素敵に表れているかと思います。

 ただ、この作品を語るとき、やっぱり前に出るのが「それをプレイするの?」という選曲だと思います。

 例えば、CD2では、エレクトリックミュージックの元祖ともいえるKraftwerkの後に、なんと「ATCQ / Award Tour」のインストをプレイします!!
 また、同じCD2の序盤では、ダブっぽいBPM遅めの空気感の元、そこからBPM2倍のドラムンベース曲(Renegade / Dark)に選曲/ミックスするなど、全然違うジャンルの曲も、違和感なく繋げてしまう選曲とプレイにはヤラれます!!

 このブログをお読みの方だと選曲の意外性を表すのにATCQで例示した方が理解されやすいかな~と思って、ATCQを例に出しましたが・・・Francoisさんを前に「音楽の壁はいらない」という点を大いに表しているかと思います・・・

 それは、Larry Levanがそうだったように、周りが便宜的に付けている「ジャンル」に関係なく、自身が「良い」と感じた曲を素直にプレイし、聴いている人を踊らしたり、和むませたりするスタンスなんですよね・・・

 今となっては、Francoisの選曲において、こういった方向性があることは周知されていますが、リリースされた2000年の時点では、リスナー側がジャンルの壁に囚われすぎている部分があり、この選曲の広さは衝撃を受けた方が多かったと思います・・・
 そう、DJたるもの「ジャンルなんて関係ない」ことを伝えてくれた選曲ですね!!


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 そして、DJミックスや作品の方向性を指摘すると、Francoisさんの「仕事の繊細さ」「グルーブの気持ちよさ」が大変素晴らしいです!

 全体的なミックスとしては、壮大なストーリーを仕込んだというよりも、作品全体でFrancoisの「グルーブ」を披露した感じになっており、なんとなく聴いていても、段々とそのグルーブに入り込んでしまい、その気持ちよさに包まれてしまいます。
 
 その「気持ちよさ」を支えている一つとして、仕事の繊細さがあるかと思います。

 まず、ミックスおいては、凄い派手なSEやエフェクトをかけることなく、曲がもつグルーブを引っ張るプレイが秀逸で、曲と曲をつなぐミックスも、気持ちよく繋いでいく感じです。

 ただ、細かく聴くと渋い部分も多くあり、Deep House~Tech Houseクラシックである「Kerri Chandler / Atmospheric Beats」では、ダビーなGarage曲である「Sinnamon / I Need You Now」のアカペラをかぶせて、ダビーな空気感を増やしているのは素晴らしいです・・・
 このアカペラを橋渡しにして、次の曲に繋いでいるのもポイントですが、こういった「素材のミックス」はFrancoisがDJでありながらProducerだったり、ミックスエンジニアである点が結んだ感性かと思います!

 また、ダンスミュージックがもつ「耽美さ」というんでしょうか、聴いている人の心を「優しく撫でるグルーブ」の作り方が最高ですね!

 ダンスフロアーの名曲「Chaka Khan / I Know You, I Live You」であれば、定番と言えば定番ですが、同曲収録のLPに収録されているビートレスなリプライズから入り、ビートに入った所から本曲に進ませるという展開が素敵です・・・

 自身でオンタイムのミックス処理なのか、または既存のミックス(それこそ、写真の札幌ミックス)なのかは分からないですが、Francoisらしい耽美な空気感は素晴らしいです!!
 また、定番曲だったり、歌モノだったり、安易に盛り上がる曲をプレイせず、しっかりとグルーブを繋いでピークとして入れてくる辺りもイイですね・・・もー、流石です!!



 そんなわけで、Franocoisの選曲やDJミックス、そしてFrancoisにしか出せないグルーブが堪能できる名作であることは間違えありません!
 リリースされてから15年は経ちますが、その魅力は変わりません・・・いや、時代が経過したとしても、これを超えるミックスはなかなか無いですよ!!

 今でも、ややレアな作品ですが、気になる方は探してみてね!!

 なお、踊りに行けない気持ちを抑えるために聴いてたのに、むしろ踊りに行きたくなってしまいました・・・
 まあ、結果的には独り言で書いている通り、無理すれば行けたのですが、オッサンになるとオッサンの事情があって仕方がないっすね・・・はあ(^^;)

 



<Release Date>
Artists / Title : Francois K 「essential mix」
Genre : House、Garage、Disco、Soul、Funk、Jazz Funk、Future Jazz、HipHop、Dub、Rare Groove、Drum'n'Bass・・・
Release : 2000年 
Lebel : London Records(UK) LC02275





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<独り言>

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 そんなわけで、次は独り言です・・・とりあえず、いつのもの「掘り報告」です(^^;)

 今週の土曜日(4月2日)は、我らのユニオンでは「DIVE INTO MUSIC. 2016 SPRING」と称して、各店の店内でイベントを行うという催しがあり、それに合わせて掘ってきました!
 
 実は、土曜日は、平日が忙しかったので、休日出勤をして残務処理をしようかと思っていたのですが、もの凄く疲れていたのと、思いのほか金曜の仕事の処理が進んだので、急遽、休みを取りました・・・

 個人的には「土曜は仕事をする日なんだ!」と言い聴かせて1週間を過ごしていたので、ぽっかり穴があいてしまった感もあり、無理すればFrancoisのパーティーにも行けたわけですが、頭がパンパンだったので、取り合えずレコ屋に行ってリフレッシュしようとなり、ユニオン行脚をしてきました・・・
 この「ユニオン行脚=心と体のリフレッシュ」は私だけかもしれないですが、日々の生活においては重要なんです・・・この点については、そんな体にしたユニオンが悪いのです(^^;)

 そんなわけで、今日のFK御大の紹介で必要そうなレコを探す目的で徘徊をしつつ、各店のイベントにもチョコチョコ参加をしました・・・

 その中で、昨日のメインは「横浜西店」でした!

 大好きなDJである「DJ Kenta」さんと「DJ Minoyama」さんがインストア・イベントをやりつつ、限定でミックスCDを発売するとあって、横浜までちょっと無理して行ってきました!

 本当は時間があれば下北店の「とんかつDJアゲ太郎」のインストア・イベント(流石です!)にも行きたった・・・あんまりブログで話さないですが、揚太郎は最初っから読んでいて、ディティールの深さと、音という題材を絵と言葉で表しているのが素敵です!!


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 そんなわけで、Kentaさんがダブとブギーの中間ぐらいの緩い感じの45でプレイをしている横で、限定CDを購入させて頂きました!

 時間の都合から、KentaさんのDJは10分ぐらいしか聴けませんでしたが、小粋なバーなどで聴いたらイイな~というプレイでした・・・横浜らしくLuvlaw & BTBのプレイには、レジを待ちながら「おうっ」となりました(^0^)
 なお、CDの方も内容がよく、KentaさんもMinoyamaさんも、ほんと選曲が上手いな~と思う内容で、夏ごろは重宝しそうです!
 
 また、ブログ的には、こっちの方がボムですが、よくコメントを頂くbabaさんから、数週間前に放出された情報を聴いていたペイジャーのアドバンスと、同時に出たと思われるライムスの耳貸のアドバンスが奇跡的に残っており、こちらもゲットしてきました!
 babaさんから話を伺った時、ブツがブツなので、もう無くなっているだろうと思ってたんですよ・・・横浜まで行くのも結構大変なので、こういうのも嬉しいですね!

 なお、ペイジャーですが・・・テープで聴くとメチャクチャ最高ですね! 
 ちょっと季節がすぎちゃったのでアレですが、冬の寒い時期に街中を歩きながら聴くのには良さそうで、来年の冬が楽しみです(^0^)


 やっぱり、ユニオン行脚は、心と体のリフレッシュが出来て良いですね!

 まあ、その分、お金と時間は使っているのですが、私としては「大人のハイキング」です・・・森林浴ならぬ「レコード浴」ですかね(^^;)

 あと、ユニオン話として、新年度になり、店舗間のスタッフさんの異動があったようで、今回は結構動かれていましたね・・・

 異動をされたスタッフさんは大変ですが、私としては「お店の地殻変動」が起こり、お店自体が活発になる印象があるので、大賛成です・・・是非、異動先でも頑張ってくださいね!!






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<緊急入稿な独り言>

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 今回の記事は、作品紹介までは土曜日の夜までに書き、この上の独り言と、作品紹介の修文をしようと思った日曜の朝、私にとってはビックニュースが飛び込んでまいりました!!

 なんと、今回の記事の根幹であったクラブ「Contact Tokyo」が、本日である日曜の夕方からFrancois Kによる「Deep Space」を開催するとの一報が流れ、その瞬間に「行くしかない!」と思い、先ほどまで踊りに行ってきましたよ!!

 この一報を聴いて、正直に「なんかあったんだな・・・」と思いましたが、特に下調べをせず、ブログの作業や洗濯などをタイトに済ませ、気付いたら夕方になって現地に行っていました・・・

 なせ、このイベントが急遽開催されたかは、調べれば分かることなのであえて書きませんし、ContactにもFrancoisにとっても大変不名誉なことなので私からは書きません・・・
 ただ、即決でDeep Spaceを開催したFrancoisとContactのスタッフの根性には目頭が熱くなります・・・その事実の重大さに本能的に気付いたんでしょう、私もつい駆けつけてしまいました・・・

 そんなわけで、今回は以下で短めにクラブレポを入れておきます・・・

 まず、今回のContactについては「場所」がとんでもない場所にあります・・・これには皆さんヤラれますよ!
 
 オープン情報が出た時は渋谷の道玄坂しか情報が無く、時間が経つにつれて情報が開示されていったのですが、蓋をあけると系列店である渋谷Vishionの並びで、渋谷駅寄りにある「ビル型の駐車場の地下」にお店があります!
 私は、そんなには深く詮索はしてなかったのでアレですが、現地について、私と同じ匂いのする輩が、Contactの看板も無い、明らかに場違いな駐車場に吸い込まれていく光景を見て、とんでもないところにオープンしたな・・・と思いました!

 実際に入店して分かったのは、その駐車場において、使わない地下部分を改装してクラブ化したんでしょうね・・・こっ、これって「パラダイスガラージ」ではないですか!!

 もー、この時点で心はウキウキです・・・オープンが押して待っている時も期待で心臓がバクバクしてました(^0^)

 マニアックな指摘ですが、今回の駐車場は、Vishionが入っているビルと同じ系列のビルなので、その辺のラインで契約が成立したのでしょう・・・ただ、その事実においては、ここにお店を作ろうと考えたオーナーの村田大造さんの存在が重要で、そのセンスには脱帽です!!
 大造さんって、Yellowもairもそうですが、杓子定規に囚われない場所とスタイルでクラブを作ってた方なので、今回のお店も納得が出来ます・・・ゼロどころか、マイナスからスタートしてお店を作る姿勢にはヤラれます!!


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 そして、少し時間が押して6時ちょいに入店・・・コインロッカーが狭い&謎な入金方法(慣れれば便利なのかも?)に戸惑いながら、速攻で御大がおられるメインフロアーへ・・・入った瞬間、素直に「俺が踊りたい場所はココだ!」と思いました!

 一応、メインフロアーは写真禁止で、その心意気には凄い理解ができるのでフロアーの写真は撮らなかったので、撮影が出来た適当な画像で誤魔化しますが・・・率直に思ったのは「Yellow / elevenが渋谷に帰ってきた」です!

 もー、フロアーの広さや暗さ、DJブースの位置、踊りやすい木の板、そして天井の感じが西麻布なんですよ・・・
 肝心な音響は、airと同じくRay Audioを引き継ぎ(もしかしたらairのを移設したのかな?)、Yellow/elevenのように4か所に置いてフロアーを囲むスタイルは正にそうで・・・フロアーに入った瞬間、今までと同じように踊っていました!!

 そして、FK御大のプレイが素晴らしすぎです!!

 今回の緊急開催に当たったの事実は、何となくは気付いていましたが、明確な事実を知らずを敢えて知らずに私は踊っていました・・・もー、御大の「絶対にこのクラブの門出を汚したくない」といった気持ちが伝わるプレイで、素晴らしすぎです!!
 
 FK御大の代名詞である「Deep Space」セットなので、割とDeepな曲が多かったですが、段々と御大の世界に引き込まれてしまい、気付いたらズボンのチャックが全開(実はよくある・・・)になってるぐらい、踊っていましたよ!
 
 まだ、このクラブ自体が音のチューニングが完全でない中で、FK御大のセットは、尻上がりに調子を上げる感じで、気付いたらあのフロアーの音を全て掴んでいる感じでした・・・

 個人的には、Yellowなんかと比較すると、ローの感じが弱いかな?と思いましたが、HiやMidの具合はRey Audioの良さを完全に引き出してプレイをしてて、流石の一言です!
 なんでしょう、Technoっぽい音は映えるけど、Houseっぽいドンシャリはもうちょいみたいな感じなので、御大のセットには比較的あっていたのかな・・・割と御大も音を探しながらプレイをしていた感じはありましたが、個人的にはGeorge DukeっぽいDisco~Jazz Funk~Fushion的な音が凄い合っていたので、ちょっと安心しました!


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 そんなわけで、明日から仕事を頑張らないと行けないのと、この記事を書かないとイケないので、8時ちょいにはお店を出ました・・・

 お店を出る8時ごろは、かなり人が入っていて、ビックリした半面、東京のクラブシーンの「底力」を感じました!!

 だって、今回の緊急パーティーの情報って、今日の朝に発表になったぐらいですよ・・・それだけの情報でこれだけ人が集まることに、素直に感動をしました!
 それこそ、いつもパーティーで見かける畏兄&畏姉の方々が多く集まっており、みんな「クラブ」や「ダンス」に愛を持っているんだな~と思いました!


 気付いたら、本文に引けを取らないレポになってしまいましたが、書かずにいられなかったので書いてみました!

 とりあえず、行けないけど来週のルイベガはヤバそうだし、月末のロランは、今の音響なら凄いことになりそうですね・・・
 そして、帰りに貰ったフライヤーによると、今年のBody & Soulが6月12日に決まったようで、これに合わせて、是非、ここでJoe先生のプレイを聴きたいです!

 う~ん、30半ばになって、こんなに興奮するのも、どうなんでしょう・・・ただ、体が欲するんだから仕方がありません!
 僅か2時間ばかりのダンスでしたが、しっかりと元気は貰いました・・・4月から5月は、仕事的にも根性の時期なので、よいスタートを切れそうです!!

 そんなわけで、いつもとそんなには変わらないクラブのミニレポートでした!!



DJ Watarai 「Saudade - Another Diggin' ice - 」
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 え~、季節的な話から入りますが、今週は「the 梅雨」といった感じで、うっとおしい1週間でしたね~

 雨もそうですが、とにかくベタベタした湿気の空気感がヤル気を削ぐんですよね・・・今週は仕事が割と忙しかった週ではありましたが、いかにしてヤル気を保つのかが重要でした(^^;)

 そんな訳で、こういう季節にはピッタリな作品のご紹介です!!


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 今回は、あのDJ Wataraiさんが、あの「Diggin' Ice」のアンサー作品として製作されたミックスの紹介です!

 まず、今回は、なぜこれを紹介するのかをご案内します・・・

 先月、我らのMUROさんが「Diggin' Ice」の新作をCDとテープでメジャーリリースをしたことが話題になりましたが・・・もー、素晴らしすぎな内容で、何度も何度も聴いています!!

 Diggin' Iceと言えば、MUROさんが1996年ごろより作っているミックスシリーズで、SoulやR&B、JazzやRare Groove、そしてReggaeなど、様々なジャンルの音楽をミックスし、聴いたら「涼しく、そして心地よくなる」ことをコンセプトにした作品で・・・MUROさんにしか作れないグルーブが素晴らしい作品になります!
 個人的にも相当影響を受けた作品で、過去にもテープ時代の作品を中心に紹介してきましたが、ちょうど今の時期のような梅雨の頃になると、ジメジメした空気感を取っ払いたくなり、つい聴いてしまいます・・・皆さんもそうじゃないですか?

 そんな毎年聴きたくなってしますDiggin' Iceですが、今年は新作はとにかく気持ち良くって何度も聴いています!

 とりあえず、ラジカセに入れっぱなしで、気づいたら再生ボタンを押しちゃいます・・・出勤前の朝や、帰宅後のリラックスタイム、休日のくつろぎ時など、なぜか「聴きたくなる」感じです!
 なんか、毎年、なんだかんだでiceは聴いてはいますが、今年のように何度も聴いてるのは久しぶりです・・・新作が割と定番曲を中心に上手くまとめられているのが大きいかと思いますが、MUROさんの選曲とミックスの素晴らしさが集約した作品であることは間違えなく、やっぱり「Diggin' Ice」という世界は素晴らしいな~と痛感しています(^0^)

 そんな訳で、この話の流れであれば、その新作を紹介したいところですが、私の中で「Diggin' Ice」という存在が再熱し、過去のIceもちょこちょこ聞いてた中で、クリーンヒットだったのが、このワタさんのミックスでした!!

 このワタさんの作品は、お世話になりっぱなしなN村さんを擁する「ディスクユニオン下北沢クラブミュージック店」で2013年10月に100枚限定でリリースされた作品になります。
 発売当時、私は問答無用で購入しましたが、お店では速攻で売り切れ、暫くは中古ミックスCD市場の人気アイテムとなり、今でも結構値段がついている作品です・・・ただ、枚数が枚数なので、一般的には殆ど知られてない作品かと思います。

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 んで、話を製作者である「DJ Watarai」さんに進めましょう・・・

 まず、話の流れからすれば、Diggin' Iceの話なのに「なんでMUROさんではなく、Wataraiさんなのか?」と思う方もいるでしょう・・・この点を交えて、ワタさんの紹介をしますね。

 Wataraiさんと言えば、もはや日本屈指のHipHop/R&B系のProducer/DJとして有名で、幅広いプロデュース活動と現場でのDJプレイを両立しており、お好きな方も大変多いかと思います。
 最近の活動では、あのアイドルグループ「Kis-My-Ft2」のリミックスを担当したそうで、メジャーな舞台でも活動をしつつ、渋谷Harlemを中心に現場でのDJプレイも行っており、メジャーでありながらアンダーグラウンドな姿勢がある頼もしいお方です。

 そんなワタさんですが、実は活動の初期はMUROさんにお世話になってて、MUROさん周りでのDJプレイや、MUROさん関連の曲のプログラミングなどを担当してて・・・MUROさんの「音楽/グルーブ」が分かるお方なんです!
 
 ワタさん自体、90年代初期~中頃に活動を開始し、MUROさんがKODPクルーを形成し始めた90年代中頃から参加をしてて、MUROさんからは「ワタ坊」なんて呼ばれてましたね・・・
 DJもモチロン上手いのですが、初期はトラックの製作能力を買われて、MUROさん達がチョイスするネタやドラムを組み立て、音に組み上げていく仕事をこなし・・・最近だと、人間発電所のドラムをワタさんが組んだことが分かり盛り上がっていますが、そういった下積み作業から成長し、今のProducer/DJとしてのワタライさんがいるんですね・・・

 つまり、ワタさんは、MUROさんがDiggin' Iceを作っている「真横にいた存在」であり、そのMUROさんが作る「グルーブを理解している存在」な訳です・・・ワタさんがIceをアンサーとして作ることの意義がここにあると思います。

 そして、なぜこのアンサーを2013年に作ったのかは分からない(今度、N村さんに伺ってみます)のですが、そんな経緯があったので、私は問答無用で購入し、作品を聞いたら、ミックスのレベルの高さに加え、MUROさん直系の「Diggin' Ice感」にヤラれてしまいました!

 ワタさん自体、今はミックス作品を作ってるイメージは少ないですが、テープ時代は結構作っており、元々ミックス作品を作るのが上手いですし・・・何よりも、今でも現役で現場でバリバリDJをしてるので、基本が違いすぎます!
 そして、これもワタさんの良さですが、業界的には「音へのこだわりが強い」ことで有名で、この作品はアナログ盤でミックスし、そしてマスタリングなどもワタさんがやったようなので音がメチャクチャ良く、音質面でも作品の良さを後押ししていると思います!!

 では、以下では、そのワタさんのDJの上手さと、MUROさんの横にいたことで受け取った「Diggin' Ice感」を中心に、この作品の紹介をします!


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 作品の内容的には、Diggin' Iceなので「夏のチル」を題材にした感じで、MUROさんと同様に様々なジャンルの曲を選曲し、とても気持ちイイ内容になっています。

 それこそ、ド定番な「Deniece Williams / Free」のようなSou~RareGroovel系の曲や、「Courtney Pine / I'm Still Waiting」のようなR&B~Reggae系の曲を上手く選曲し、とにかく気持ち良い作品になっています。
 全体的にはスロー~ミッド系の選曲で統一しつつ、流れによっては「Aswad / Next To You」のようなちょっとアップな曲を織り交ぜて選曲に幅を持たせ・・・結果的に「聴いてて気持ちイイ」内容になっているかと思います。

 まず、選曲面をもうちょっと掘り下げると、紹介したような定番曲を入れつつも意外な曲や知られていない曲を入れてきたり、また、定番曲の使い方が上手かったり・・・MUROさん同様の「奥行きの深さ」にヤラれます!

 意外な曲に関しては、結構レゲエを多用してて、それも90年代初期のR&Bとリンクしたようなレゲエの使い方が上手いんですよ・・・Aswadもその一つかもしれないですが、ShabbaのMr.Lovermanなどを小粋にプレイし、これには結構ヤラれました!
 また、Soul~RareGroove~DanceClassicsをとっても、幅の広さと深さが素敵です・・・ワタさんが、こういった旧譜でミックスをしているのは初めて聴いたかもしれないのですが、引き出しの数と深さは間違えなしで、聴いてて「ワタさん、音楽がホント好きなんだな~」と強く感じました。

 そして、定番系の曲の使い方も上手いんですよ・・・それこそ「Deniece Williams / Free」であれば、さり気なくEarthのFantasyから繋いできて「Kalimba Production繋ぎ」をしていて、聴いててニヤっとしました(^0^)
 また、これもクラシックな「Marvin Gaye / I Want You」であれば、オリジナル曲からのプレイではなく、2013年に陽の目を浴びたNYの名リミキサーであるJohn Moralesによるエディット版でプレイしており、定番曲の「別角度な選び方」も上手いな~と思いました。

 
 んで、全体的なミックスについては、こういった選曲を生かす為、ストーリー性のあるミックスが光り、結果としてその気持ち良さを後押ししている部分があるかと思います。
 
 もの凄く、緻密なストーリーがあるわけではないですが、要所要所で選曲の方向性を変えるようなストーリーの作り方をしてて、聴いている人を飽きさせず、また「気持ち良さ」を切らさない展開にしており、MUROさん同様に上手いですね!
 また、そうやって作っていた気持ちイイ空気感の上で、作品のストーリーにおけるピーク作りも上手いです・・・個人的には、エンディングに近づき、段々と耽美な空気感にしてからの「Marvin Gaye / I Want You」の素晴らしさにはグッときます!

 これが「Diggin' Ice」の根幹になると思うのですが、こういった気持ちイイ曲をDJミックスをして曲と曲を繋いで、一つのストーリーにすることで、プレイした曲が更に光るミックスを、ワタさんも実践しており、最高ですね・・・
 


 そんな訳で、MUROさんのDiggin' Iceに対するアンサーと銘打っただけあって、選曲もミックスもストーリーも同じ手法を行いつつ、ワタさんらしい選曲も光り、最高のアンサーになっていると思います!
 Diggin' Iceの全般に言えるのですが、ここでゴタゴタと説明しなくても、とにかく聴けばその気持ち良さにヤラれちゃう・・・そんな説明不要な部分は、このワタさんの作品でも光っており、素晴らしいです(^0^)

 ただ、残念なのが、プレス数が相当少ない事です・・・あまり簡単に買える作品ではないかもしれないですが、作品の性質上、これは仕方がないですね・・・
 市場的には、ややレアなプライスラインまで落ちてはきましたが、頻繁に市場に出るわけではなく、ユニオン辺りのミックスCDセールで小まめに探せば出会えると思うので、興味がある方は探してみてくださいね~

 あと、書くところがないので、ここで書いちゃいますが、このDiggin' Iceのアンサー作品、他のDJでも聴いてみたいです・・・個人的にはDJ Kentaさんで聴いてみたい・・・N村さん、是非是非(^0^)




<Release Date>
Artists / Title : DJ Watarai 「Saudade - Another Diggin' ice - 」
Genre : Soul、R&B、DanceClassics、Rare Groove、Reggae・・・
Release : 2013年10月
Lebel : No Lebel No Number




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<独り言>

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 毎度の独り言的な話じゃないですが、今週のボムはこれでしょう!!

 我らのユニオンが遂に大阪に進出するそうです!!

 【SHOP】2015年11月、ディスクユニオン大阪店オープン予定

 数年前から噂があり、一部のユーザーからは熱望されていた大阪進出ですが、遂に実現・・・これは、是非、頑張ってほしいですね!

 普段、ユニオンを利用している立場からすると、品揃えと回転の良さは比類するお店がなく、ホントお世話になっております・・・私のエンゲル係数の円グラフを作ったら、家賃、食費、交通費のような項目に「ユニオン」が入るぐらい利用(散財?)をしています・・・
 
 特に、大阪に期待するのは、私も東京に住んでいながら、割と大阪のレコ屋にも行っている(と、言っても、年1回ですが・・・)から言えるのが、私が好きなDJラインのレコ屋さんは割と「買い付け」メインなお店が多い大阪において、明確で非常に売りやすい仕組になってる「ユニオンの買い取り」が上陸することで、どれだけ大阪にあるレコードやCDなどを掘り起こし、大阪の市場を活性化してくれるか・・・に期待をしています!

 分かりやすい例としては、私が日夜掘っている「テープ」が顕著で、テープを買い取ってくれるお店がないからテープの市場が盛り上がらないという構造があります・・・

 大阪に行って思うのは、ほんとミックステープが沢山あるはずの都市なのに、買い取ってくれるお店がないから、一切市場に現れず、お店もお客さんも興味を示さない・・・そんな流れがあると思います。
 特に、売れる場所がないと、タンスの奥から出ず、場合によっては処分されちゃう場合もあります・・・テープなんかは、こういった山の中にこそ、探しているブツがあることが多く、各個人が持っている死蔵品を市場に吐き出させることは非常に重要です。

 また、買い取ってくれるお店があっても、それが売れないと次には繋がりません・・・その点では、その買い取りシステムを実は影で支えている「各店舗に在住するバイヤー」達が、知恵を絞って「売れる」為の努力をしている点は大きく・・・これは、結果として市場の動きなどを読みとり、その動きを加速させる効果があると思います。
 テープが正にそうでしたが、私のようなバカみたく買っている人を鼓舞させるような売り方だったり、店舗運営や情報発信を通して、それに興味がない人にも市場があることを知らせたり・・・彼らがいることで、市場が活性化していると思います。

 つまり、ユニオンが大阪に出店することは、市場に対して「アイテム」と「参加者」を増やす効果があり、結果的に市場を活性化させる・・・と思っています。
 それは、大阪ローカルが中心の話ではありますが、こういうった事を含めて、レコードやCDなどを買うことが「楽しい!」と思えるようなお店になって欲しいです・・・オープンまでは、まだまだ先ですが、大阪の方は是非楽しみにしててね!


 なお、今後の楽しみ(?)としては、ユニオンのバイヤーさんで誰が大阪に行くかですよね~ この辺は、既にユニオンのスタッフ間では戦々恐々だったりして(^^;)
 あと、大阪の話がでたので、ついでにですが、毎年恒例のアレは悩み中です・・・ここ最近、ホテルがクソ高くって二の足を踏んでいます(^^;)








 
Ultimate 4th 「Rubber Funk」
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 え~、今年も終わりになりますが・・・1年間、本当に早いですね(^^;)

 去年もこんな書き出しだったような気がしますが、1年間、特に病気も怪我もなく、元気に過ごせたことには感謝しないと・・・大きな出来事は無かったですが、割と充実した1年だったと思います。
 
 ブログの方も、毎度の適当ペースでの更新になりましたが、こちらも充実した更新が出来たかなと思っています・・・
 掘り的にも充実してたし、記事の方もマニアックな作品が多かったですが、割としっかりと書けたのが多く、頑張った甲斐があったかな・・・来年も頑張りますので、宜しくお願い致します(^0^)


 そんな訳で、毎年恒例の「Mixtapte Troopers大賞」の発表です!!

 この賞は、2013年に発表されたミックス作品において、私が一番「グッ」ときた作品に贈られる私的な賞で・・・名誉があるんだか無いんだかが微妙な賞です(^^;)

 今年も新作ミックス作品はそんなには買ってはいなく、好きなDJの作品を中心に買っているだけでした・・・毎年そうですけど、過去のミックステープの掘り起こしの方が忙しかったかも??
 ただ、新作に関しては、しっかりとコンセプトがあって作った作品が多く、気付くと長く聴いているのが多く・・・それこそ、ラジカセに入れっぱなしになってるけど、気づいたらそのCDを再生して聴いてる・・・みたいのが多かったように思えます。

 そんなわけで、今年は、選考委員会(私)が12月になり、この賞(ネタ?)があるな~と思いだし、1年を振り返り、色々と考えた結果・・・今年は「Ultimate 4th / Rubber Funk」に大賞を贈りたいと思います!!

 この作品は、今年の7月にリリースされた作品で、過去にリリースされた作品が凄く良く、今回のも期待してたので、リリース後に購入し、一発でヤラれ、夏以降、良く聴いた作品になります。

 正直に書くと、今回は昨年の関口さんのように、凄く聴きこんではないので、レコとかが全然準備出来ていません・・・なので、作品紹介も中途半端(?)な紹介になってしまいます。
 ただ、内容も良いのに加え、色々と考えさせられる所があったので・・・この作品を大賞にしてみました。

 では、以下で紹介をしますね~


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 まず、Ultimate 4thは初めての紹介になるので、バイオ的な話から行きましょう・・・

 Ultimate 4thは、Funk系人気パーティー「in Business」のサブフロアーから派生したDJユニットで、メンバーは「DJ大自然」「仲山慶」「DJ Toknow」「志水貴史」の4名(今回のジャケ写だと右から左)で構成されています。

 それぞれのバイオは割愛しますが、どの方もHipHopをスタートに、バイナルカルチャーに影響を受け、黒さがありながら、ボーダーレスな選曲ができるお方達で・・・ある意味「日本のバイナル系DJ」の理想的(典型的?)な姿を体現されているかな~と思います??
 世代的には私達世代(アラサー)な方々で、それこそ渋谷のレコ屋全盛期を経験し、様々なクラブでプレーをしており・・・お好きな方も多いと思います。

 私も、それぞれのお名前は昔から知っていて、単独のミックス作品もチョコチョコ買っていましたが、このUltimate 4thの作品は1作目(Let It Biz)を聴いて以降、かなり好きな存在になっております・・・

 変な話、私の方がレベルは低いと思いますが、同じ道(=レコ道)を通り、気づいたら色々なジャンルを聴いて、ボーダーレスな選曲/DJミックスに行きついた点では同類で・・・嫌いな訳がありません!
 ジャストな表現かどうかは分からないですが、MUROさん達の背中を見ながら育ち、追いかける中で自分を探して行った世代だと思います・・・バイナル愛が感じられ、信頼ができますね(^0^)


 そんなUltimate 4thですが、今回紹介をする今年の作品は3作目にあたり、今回もビートルズネタのジャケ写がナイスで、イイですね!!
 
 作品においてはシリーズで一貫して、2枚組CD、1枚目のCD(Disc 1)の前半と後半、2枚目のCD(Disc 2)の前半と後半をそれぞれが分担して受け持ち、2枚のCDで2つの味のある作品に仕上げています。
 Back2Back的なプレイではないですが、それぞれがしっかりとコンセプトを意識した選曲をし、しっかりと流れのある内容になっており、チーム一丸となった作品になっているのは大変素敵です。

 内容的には、様々なジャンルをプレイしてて、それこそSoul、Funk、RareGroove、JazzFunk、HipHop、Breakbeats、Disco・・・など、旧譜を中心に様々な音楽をプレイしています。
 変な話、ジャンルのカテゴリーであれば「バイナル」と書いてしまうのが一番しっくりくる感じで、このブログ的には大変直球な感じですよ(^0^)


 では、以下で詳しく紹介をします・・・


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 今回の作品では、Disc 1がSoul、Funk、RareGroove、Latin選曲でToknowさんと志水さんが担当し、Disc 2はDiscoラインのダンス選曲で大自然さんと仲山さんが担当をしています。

 in Business発のユニットなので「黒いグルーブ」と「ダンス」を念頭に置いている部分があり、Disc 1の方が黒が濃く、Disc 2の方がダンスが濃いといったところでしょうか・・・
 両方とも良いのですが、Discoの方が私が得意なのでDisc 2の方で紹介をしたいと思います・・・Toknowさん、志水さん、すみません(^^;)

 Disc 2の前半は大自然さんが担当し、割とBoogie寄りな選曲でフロアーを徐々に温めている感があり、イイですね・・・

 それこそ「Vicky D / This Beat is Mine」「France Joli / Feel Like Dancing」などのような割と華やかな曲で、フロアーを彩っている感じが素敵です・・・この辺、私の中では定番ですが、あまり知られてないけど、馴染みやすい曲でまとめているのが大変良く、フロアーで聴いてたら、ついステップを踏んじゃうでしょうね~
 それぞれ多少の個性はあるのですが、全体的に深い選曲をしつつ、フロアーをしっかりと踊らさせている感じは秀逸で、まさにチーム一丸・・・グルーブの作り方が上手いです!!

 そして、Disco的な匂いのある新譜曲を橋渡しに後半の仲山さんにバトンタッチ・・・こういう新譜曲もスムーズに入れられるのも上手いです(^0^)

 後半の仲山さん、Disco系の良質なミックス作品(De La Boogie)を出したり、現場では「Discoゴリラ」の異名(?)を持つだけあって、ここ最近はDiscoが得意なようで・・・その持ち味を生かしたプレイを披露しています。

 特に上手いな~と思うのが、前半の大自然さんが温めたグルーブを引き継ぎ、それを上手く展開させる役目の中で、フロアー爆発なピークの作り方が上手いと思いました。

 個人的には後半に進むと、Philly~Salsoul系のストリングスが光った高揚感のあるグルーブ(ピーク)を作りつつ、クラシックな「Melba Moore / Pick Me Up, I'll Dance」で気持ちいいグルーブに展開し、ブレイクダウンの所で、イントロブレイクを聴いただけで卒倒な「O'Jays / I Love Music」にロングミックス・・・この展開は素晴らしすぎます!!

 何もトラックを見ずに初めて聴いたとき、この展開には本当にヤラれました・・・O'Jaysはノリさんのプレイでヤラれてから、私の中では「一番好きな曲」なので、クラブで聴けば大盛り上がりなんですが、この曲を効果的に光らせるのって、結構難しいんですよね・・・

 テクニカルな話だと、選曲の流れで「あえてタメを作る」ことがポイントだったりするんですが、その過程でしっかりとグルーブを作り、聴いてる人(踊っている人)をノセてないとダメで、プレイするタイミングが意外と難しいクラシックだと思います。
 今回のプレイ、この曲をピークに見据えてた部分があり、それまで渋い曲が中心にまとめていた中で、ド定番をガツっと効果的にプレイしてきた点は流石で、仲山さんの手腕もさることながら、チーム一丸となってプレイをした結果が感じられ・・・ブースの中の4人と、フロアーのみんなが笑顔になっている姿が想像できるミックスですね!!


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 そんな訳で、個人的な好みも優先してしまった所もありますが、選曲の深さ、ミックスやグルーブの展開の上手さなど、大変秀逸な部分が多く・・・それが「Ultmate 4th」という集合体で完成させている所が素晴らしいです(^0^)
 こういうスタイルの作品をする人って少なくなってきていますが、レコードという文化をバックに、DJ本来の「面白さ」や「凄み」を生かした点は評価しないといけません・・・文句無しの大賞です!!


 そして、もう一つ話を・・・以下の話はちょっと書くのに迷う所ですが、こういうスタイルを応援したいので書きたいと思います。

 私もそうですが、作品を追うごとにメンバーの「顔がふっくら」してきてます・・・30代の証というんでしょうか、それとも大人(おっさん?)の証でしょうか・・・大変悩ましい問題ですね(^^;)
 ホント、顔と腹の肉は取れないですね・・・両者とも食生活(特に酒か?)と生活スタイルがポイントなんでしょうが、もう20代には戻ることは無いでしょう・・・昨年、20代前半の後輩と出張先の大浴場で風呂に入った時、自分のオッサン具合に涙を飲みましたよ(--;)

 ただ、みんな「大人」になったんですね。

 何を書きたいかというと、体力や容姿は落ちてきたけど、大人になることで人間として成長し、それこそ「知識」や「経験」、そして「感性」などは確実に成長をしていると思います。

 私に関しては、このブログを始めた20代後半よりも、今の方が知識も増え、書くことに深みが出たと思うし・・・クラブで踊ってても、知識や経験、そして何よりも「踊ることの楽しさ」や「DJミックスの素晴らしさ」を知っているので、全然若い子たちよりも弾けてます。
 そして、その考えは、踊らす側の「DJ」の方が重要で、キャリアがそのDJを裏付けていると思います・・・今年はEmmaさんやJoeやTimmyのプレイを聴いて素直にそう思いました。

 この考え、私達が好きな「クラブ/DJミュージック」においては、実は相反する考えでもあります。

 なぜなら、それらの音楽は「若い」人たちが、既存の音楽に囚われず、自分たちの感性で作り上げた音楽なので・・・そこには「大人」は要らない場合が多いと思います。
 ただ、それはあくまでも「発明・発見」のレベルでは重要で、その音楽を軌道に乗せ、成長させていくには、この話で示している「大人」が必要なんだと思います・・・つまり、その文化を継続して「愛している」存在が大人なんだと思います・・・


 この話、書こうと思えばもっと書けますが・・・Ultimateの面々もイイ意味でも悪い意味でも「大人」になった所だと思います・・・

 文頭で書いた「顔がふっくら」もありますが、この作品を聴いて、以前の作品よりもミックスや内容に深みがあり、勢いだけでDJをしてない感じがあります・・・これは20代には出来ない作品ですかね??
 ただ、もう20代のDJが出来ない面もあります・・・直接的なプレイにおいて、経験が自由な発想のプレイを拒んでいるのもあったり、それ以上にプライベートが壁(仕事、家庭、子供・・・)をして自由に出来ないこともあるかと思います・・・

 なんか、最後は感傷的になってしまいましたが、Ultimate 4thの面々を見ていると、自分に重なる部分があったので、今回は自分の思いを書いてみました・・・上手くまとまらなかったですね(^^;)

 私もそうですが、年齢を重ねれば、嫌でも「大人」になっていきます・・・ただ、それは「レコード」という名の元だと、きっとプラスになる・・・と、私は信じています。

 このカルテットが生み出す化学変化は、まだまだ進化すると思います・・・色々と大変なことが多いかと思いますが、これからも頑張って活動してくださいね!!



 では、今年の大賞は中身の良さに加え、レコード文化を愛するオッサンは負けない!という強い意志を私が一方的に感じてしまった(?)ので、文句無しの大賞です(^0^)

 作品的には、今年出た作品なので、ストックがあれば普通に購入できると思いますので、気になる方は探してみてくださいね~






<Release Date>
Artists / Title : Ultimate 4th 「Rubber Funk」
Genre : Soul、Funk、RareGroove、JazzFunk、Latin、Disco、Breakbeats・・・
Release : 2013年7月
Lebel : Soul & Pepper Prod. SPCD-038





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『MIxtape Troopers 大賞 2013』ノミネート作品

 以下では、今年購入したミックス作品で、内容が良かったり、トピックスがあった作品を順不同の紹介をします。
 
 ミックス作品の購入の参考などにして頂ければ幸いです・・・



「DJ Watarai / Soudade - Another Diggin' Ice」
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 この作品、今回のUltimateさんと最後まで競っていた作品で、これも良く聴きました!!

 この作品は、あの「DJ Watarai」さんがミックスした作品で、タイトルの「Diggin' Ice」が示す通り、MUROさんの「Diggin' Ice」を意識したチルミックスで・・・かなり良いです!!

 ワタさんといえば、MUROさんの門下生ともいえ、90年代はMUROさんの下でDJやProduceをしてた時期があり・・・Diggin' Iceの時代を真横で見ていた存在ともいえます。

 そんなワタさんが作るDiggin' Ice・・・MUROさんがプレイしたようなSoul、R&B、ダンクラ、ブラコンなどの「もはや定番曲」を小粋にプレイしてて・・・Diggin' Iceが好きな方ならド直球な出来です!!
 聴いてて爽やかになったり、チルれる感じは秀逸で・・・何よりもアナログ特有の温もりのある音質が心地よく、音にこだわるワタさんならではの作品だと思います。

 ただ、この作品、毎度お世話になっている「ユニオン下北沢クラブ店」の限定商品で、それも限定100枚・・・割と早い時期になくなり、相場ではボチボチ値段がついてますね・・・
 
 本当はこの作品を大賞にしても良かったのですが、もう手に入りにくいのと、書いてて「(Diggin' Iceが出た)昔の方が良かった」的な文章になりそうな予感がし、前向きな文章が書けなさそうだったので、残念ながら大賞を逃しました・・・N村さん、すみません(^^;)



「DJ Kenta / Four Seasons - Green Angle Soundtrack」
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 店舗限定系だと、こちらも良く聴きました!!

 ここ数年、ミックス作品製作の手を休めないDJ Kentaさんですが、今年も繋がりのある「ユニオン新宿クラブ店」から店舗限定リリースがあり、その中で「Four Seasons」が大変良かったです!

 このCD、実は昨年(2012年)製作の音源になるのですが、原宿にある洋服店「Green Angle」の季節ごとに配られたノベルティー4枚をまとめた作品になります。
 一時期、中古市場にそのオリジナルが流れた時、結構レアりティーを付けていて、私も何枚かは確保してましたが、高騰に耐えられず静観をしてたら・・・コレが出ることが分かり、喜んで買った作品です。

 春夏秋冬+αな5枚組になり、バラで聴いたときよりも、まとめて聴いた方が季節感の違いなどが分かり、Kentaさんの選曲の良さや作品のレベルの高さが伺えます。
 Kentaさんの作品、まるで一本の映画を見ているようなストーリー性やグルーブの一貫性が秀逸で・・・ここ最近は全然知らない曲で表現してくる所は素晴らしく・・・何も考えずにも楽しめる感じが素晴らしいです!!

 Green Angleに関しては、今期もノベルティーが出ているようで、それもまとまった作品にして欲しいです・・・そして、他の作品も大変良かった(Jay-Deeも流石です!)ので、Kentaさん自身のDJも来年も頑張ってほしいです!!

 あと、新宿繋がりだと、今週、町田のユニオンの遠征をした際、新宿限定のサ上のCDを安かったので購入したのですが・・・在りし日の淵野辺店の事を思いながら移動の横浜線で聴いてたら結構グッときました!



「DJ Koco / J.B.Connection - Sample Island」
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 この作品、昨年の年末にリリースされたのですが、聴いたのは今年なので、今年として紹介です~

 このブログでは、私の知識が少ないのでビックリするぐらい登場をしないKocoさんですが、今年も多作で、かつ超レベルの高い作品が多く、お好きな方はヤラれているかと思います。
 特にHipHop本来の2枚使いやスクラッチ、そしてドープな選曲を駆使した世界観は、もはや誰にも及ばず、唯一無二の存在にですね!!

 そんなKocoさんの中で、HipHopの基礎ともいえる「James Brown」を45で調理した作品・・・流石の出来に首を振りまくりです!!

 MUROさんも今年はJBミックスを出していましたが、Kocoさんは効果的に2枚使いを重ねることで、JBの強靭なグルーブを表現してて、このファンクネスは強力です!!
 なんでしょう、HipHopだからこそ出来るミックスで、加えて45で醸し出される黒さもミックスされ、作品のグルーブに集約されており、素晴らしいです・・・

 この作品、たまたまユニオンで掘ってる時に聴いたら良かったので買ったのですが・・・Kocoさんの作品に関しては、殆ど買ってないのが現状で、MUROさんのように追いかけながら買ってれば良かったな~と後悔をしています。
 今後、どのような方向に行くのかが楽しみですが、これからの進化が凄い楽しみです(^0^)



「DJ Nori / Back to My Roots - Nori's Salsoul Mix」
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 House/Disco系だと、やっぱりNoriさんですね!!

 こちらもMUROさんが出してましたが、Noriさんによる「Salsoul」ミックス・・・悪い訳がありません!!

 Salsoulに関しては、今年は「Komori」さんと「Ulticut Ups」の作品を紹介しましたが、私のダンス人生の中で基礎とも言えるレーベルで超大好きです!!
 
 そんなレーベルの曲ですが、下手したらリリースされた頃から普通にプレイしていたとも言える「Nori」さんによる作品で、説得力が全然違いますね!!

 サラッと聴くと、割と普通なミックスなんですが、フロアーで踊りながら聴いてる時の上げ方っていうんでしょうか・・・ミックスの流れに乗ると効果絶大で、ダニーもピークにチョイスした「212 North 12th」のプレイはヤラれます!!
 また、選曲も深くって、あまり知られてないバージョンでプレイしている曲も多く、個人的にはオリジナルの12ばかりでなく、ミックス違いの再発盤などもチェックしないといけないな~と痛感しました・・・この世界は本当に奥が深いですね!!

 質感的にはDannyのミックスに近い燻し銀なプレイで、残念ながら初心者向けではないかな~と思いますが、ファンには堪らない作品です!!



「今年のMUROさん」
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 今年もまとめての紹介になりますが、今年も沢山のリリースがあり、凄いですね!!

 写真のが今年の作品で、20作品オーバー・・・恐ろしい程のハイペースで買うのが今年も大変でした(^^;)

 今年はオフィシャルモノやレゲエが多かったですが、昨年からの流れで過去作品の新録版(DiscoとFunk、あとChristmasとAfro)なんかも多く、買って聴くたびに「こうきたか~」と唸っていました・・・
 MUROさん自身も、いつかのインタビューで、ミックス作品を作ることは「日記を書くこと」に近いみたいな話をしてて、その時に興味のあることをまとめ、それを作品にしちゃうみたいな流れがあるようですが・・・ホント、幅の広さもそうですが、ネタの深さもヤバいっすね!!

 ちなみに、個人的な楽しみとして、10月に書いたレコードマップで書いたことですが、MUROさんのお店「Digot」の内装の変化具合を見る口実で、なるべくMUROさんのCDはDigotで買っています・・・
 今月の初め、Nippon6を買いに行った際、クリスマス仕様にレコ陳列が変わってて、端の方にDiscoを買ってる人ならなじみ深い「AVI Records」のクリスマスジャケのがあり、それを見て「へ~、AVIでもあるんだ~」と思ったら、今回のChistmasのジャケに使われてました・・・MUROさん、流石です!!

 まあ、毎度のことではありますが、作品は深く聴く前に次のが出ちゃうので深く聴けて無いのが多いですが・・・これからも追い続けますね!!

 ちなみに、毎度のMUROさんリストも更新しましたので、お暇な時に読んでくださいね~

 ● DJ MURO MixCD 作品リスト

 あと、年明けに、久しぶりにMURO作品で、気合の入った紹介ができるのがあるので、そちらもお楽しみに~




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 そんな訳で、ノミネートは以上の5作品でした。

 〆は、年末の地方ユニオン巡りの釣果写真で行きましょう・・・地方は当り外れがありますが、やっぱりイイですね(^0^)

 MUROさんの45kingが60%引き(!)だったり、盤査定が汚れで格安なレア盤が拭いたらミントだったり、探してたテープが見つかったり、割引で安かったレコが思いのほか当りだったり・・・色々とありましたが、嬉しい限りです。

 あと、ユニオンじゃないですが、今年のJet Setのノベルティーはミックステープ(!)なので、早速ECDさんの和物テープをゲットしてきましたよ・・・かなりギャンブルなことをしてます(テープ聴ける人って少ないよ~!)が、こういう試みは嫌いじゃないですよ(^0^)

 そんな訳で、この更新をしたあと、実家に帰るがてら、軽く大晦日決戦(?)なユニオンを少し見ようと思いますし、元旦も千葉方面のユニオンを攻める予定です・・・レコード人生に止まりは無いんですかね~(^^;)


 そんな訳で、今年も1年、ありがとうございました!!

 来年も頑張りますのでよろしくお願い致します(^0^)




DJ Shimone 「Disc-O-Tech Throwbackmix 2012 Summer」
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 ここ最近、普通な更新(?)をしてなかったので、久しぶりに普通な作品紹介です(^^;)

 昨年の冬に発掘をした作品ですが、これを昨年の夏に聴いてたら、確実にTroopers大賞にノミネートしてた素晴らしい作品ですよ!!


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 今回は、昨年の夏にリリースされたらしい、オリジナルKODPメンバーでお馴染みの「DJ Shimone」さんによる夏ミックスのご紹介です!!
 ある意味、Shimoneさん版の「Diggin' Ice」とも言っても過言ではなく、選曲、ミックスとも素晴らしい作品に仕上がってます!!

 まず、Shimoneさんの紹介になりますが、古くよりMUROさん周辺でDJをしてて、MUROさん同様に深堀な手腕が魅力的なお方で、知る人ぞ知る存在(失礼!)かな~と思います。

 正直、ここ最近は目立った活動はしてなく、自分のペースに合わせてDJをしてるのかな~と思いますが、ミックス作品もチョコチョコあり、結構好きなDJです。
 このブログでも、過去にリリースされたミックステープ(共作が多い)を何度か紹介をしたことがありますが、渋めなプレーがマニアにはグッときて、お好きな方も多いかと思います・・・

 そんなShimoneさんですが、もはや自身のホームパーティーに近いイベント「Disc-O-Tech」を長年に渡り開催してて、今回の作品は、そのパーティー発のミックス作品になります。

 パーティー自体は、10年以上前から開催してて、場所を変えつつ、現在も開催しており、もしかしたら遊びに行ったことがある方もいるかも知れませんね・・・当時の懐かしいフライヤーを貼ってみましたが、どうでしょうか??
 私自身は残念ながら行ったことはなく、このパーティーのフライヤーがカッコよく、よく集めていましたが、HipHopをベースにSoulやFunk、DiscoやReggaeなど、KODP直系のレコ馬鹿感が満載で、お好きな方も多かったと思います!


 そんな訳で、Shimoneさんらしい「深堀り」を出しつつも、この作品においては選曲の良さや、ミックスの上手さが光り、MUROさんの「Diggin' Ice」的な涼しくって、気持ちいいミックスを爆発させており、この作品を入手以降、結構パワープレイをしてて・・・今年の夏はお世話になっております!!

 リリースの詳細は不明な点も多く、イベント来場者へのノベルティーの可能性もありますが、販売もしていたようで・・・何とも言えません。
 ただ、某ユニオンの中古ミックスCDコーナーで出てて、詳細は分からなかったですが、シモさんの名前と、ジャケの雰囲気だけで「ヤバいかも?」と思って買ったら大正解で・・・こういう掘り方でイイのを引き当てると格別ですね(^0^)

 では、以下で詳しく紹介をしたいと思います。


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 内容的には、いわゆる「Diggin' Ice」的なチルでクールなミックスになるのですが、この作品においては、まず「選曲面」がヤラれます!!
 
 まず、個人的には、シモさんの作品を聴いていると、あえて「マイナーな選曲」をしてて、堀り師根性が強いのかな~と思っていましたが、この作品においては、その方向性をシフトさせ、定番曲を多くプレイしつつ、別方向での堀の深さを出していて、結構ヤラれました!!

 それこそ、KoolのSummer Madnessから始まるのですが、夏には気持ちいい「Tania Maria / Come With Me」をのような旧譜系の曲を気持ち良くプレイしつつも、「Ghost Town DJ'S / My Boo」のような新譜系の曲をサラッとプレイしています・・・

 個人的には、シモさんというと、圧倒的に「マイナーな旧譜」というイメージがあり、下手したら00年代以降の曲をプレイしないのかな~と思うぐらいなんですが、現行の曲もしっかりと押さえ、自分のプレーに消化してる点は流石です。
 当然ながら、旧譜系の選曲も間違えなしなんですが、普通にAlcia KeysやAshantiなんかも流れでプレーしてて、全体的な涼しさを演出してくれます。

 また、定番曲も多くプレイしてて、それこそ「Mtume / Juicy Fruit」から「De Barge / Saty With Me」なんかをプレイするのですが・・・さり気なく「Biggie」繋ぎでプレイしてきたり、きいてて「にやっ」とさせる使い方をしてて・・・この辺も流石です。

 次のテクニック面の話とも被りますが、定番曲は割とストレートなプレイをしてるように見えて、かなり「ひと手間」加えており、ネタ繋ぎや関連曲繋ぎなど渋い仕事を入れており・・・全体的なグルーブを失わず、作品に深みを出してて上手いですね。
 MUROさんもそうですが、定番曲でも高次なプレイをして更に良く聴かせる点は、Diggin' Iceの「魂」を表現してて、グッときます!!


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 そう、この作品においては「ひと手間」が異常に冴えており、選曲面の良さを、Simoneさんの「渋い技」で更に光らせており、かなりヤラれます・・・

 例えば、先ほどBiggieの関連曲繋ぎでも触れましたが、関連曲で繋ぎつつも渋い技を入れてくることがあり、個人的にも大好きな「Nicole / Ney York Eyes」であれば、そこからNY繋ぎで2009年にリリースされた「Alicia Keys / Empire State of Mind (Part 2)」というアカペラに近い曲をプレイするのですが、さり気なく「MC Shan / Bridge」や「BDP / The Bridge is Over」のインストをブレンドしてて・・・上手すぎです!!
 もしかしたらマッシュアップ系の曲かも知れないですが、アカペラの上にNYらしい「にやっ」とするブレンドをカマしてくるのにはヤラれます・・・Biggieの部分も、サラッと関連繋ぎと書きましたが、かなり渋い仕事をしつつプレイしてて、ここもヤラれます・・・


 また、その曲を光らせる上で、絶妙なタイミングでプレーしてくる部分も多く、後半でピークへ向かう過程で、サラッと「The Cool Notes / You're Never Too Young」を絶妙なタイミングでカットインする部分もイイですね!!
 曲がいいのは無論ですが、その曲に一気に引き込むタイミングが上手く、DJミックス自体も上手すぎです・・・申し訳ないですが、シモさんは、技術よりも「掘り」な人なのかな~と思っていたので、このミックスの上手さにはビックリさせられました。

 そして、ミックスの上手さや、シモさんの渋い仕事、選曲の妙が一番光ったミックスとしては、ピークな選曲である「Kevie Kev / All Night Long」から「T's Wife / Plastic Love」の繋ぎではないでしょうか・・・トラックリストを見ずに聴いてたら、思わず「おー!」と声をあげてしまいました!!
 
 選曲的には、ネタ曲のMary Jane Girlsで渋い2枚使いをしてからKevie Kevに繋ぎ、Diggin' Iceらしい気持ちいい展開にしつつ、Kevieのサビである「♪ワタシハトウキョウスキ♪」からPlastic Loveのイントロにカットイン・・・この繋ぎには本当に痺れました!!
 トウキョウ繋ぎでコレをもってくるアイデアも素晴らしいですが、Plastic Loveの良さを更に引き立てるミックスで・・・MUROさんのDiggin' 96におけるT氏からJ.R.Balleyへのミックス級に「殺し」てくれ最高です・・・



 自分が思ってたほど、あんまり上手くまとまりませんでしたが、選曲、ミックス、技術、アイデア、どれをとっても素晴らしい出来で、個人的には「Diggin' Ice」の名前をつけて出しても良いぐらいの作品だと思います。

 全体的なグルーブも、Diggin' Ice的な冷涼感のある内容に統一されてて、気持ちいいグルーブで進ませつつも、選曲やミックスで流れを作り、奥深い展開があるのが素敵で・・・聴いてて本当に気持ちいいです!!
 
 作品的にはCD-R作品で、ほぼ手売りに近い内容で、入手がかなり難しいかもしれませんが、Diggin' Iceが好きな方なら絶対に好きになる作品です・・・
 私のブログのポリシーでもある「DJミックスをすることでプレイした曲が更に光る」のお手本とも言える作品でもあるので、是非聴いてみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Shimone 「Disc-O-Tech Throwbackmix 2012 Summer」
Genre : Soul、R&B、Dance Classics、Hip Hop・・・
Release : 2012年夏
Lebel : No Lebel No Number






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<毎度の独り言>

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 今回のシモさんの作品、かなり入手しづらい作品ではありますが、このブログにしては珍しい「新譜」な作品でしたね・・・
 最近、あまり新譜のミックス作品の話をしてなかったので、そんな話をしたいと思います。

 今年も半分を過ぎましたが、色々なミックス作品がリリースされており、散財と喜びの日々を繰り返しております・・・まあ、買ってもそんなには聴いてないのも多いですが、内容が良い作品が多く、日々の活力を頂いております。

 特に今年は、大好物なDisco系の作品が多く、MUROさんやNoriさんのSalsoulも素敵でしたが、個人的には、楽しみだったUltimate 4thさんの新作「Rubber Funk」が大ヒットで、かなりヤラれました!!
 
 大人気Funkイベント「In Business」のサブフロアー担当DJによるグループで、メンバー4人で織りなす独特の選曲・グルーブが素晴らしく、今まで出たミックス作品はどれも良く、今回のもかなり期待をして買いましたが、流石ですね・・・
 個人的には、ディスコ路線を担当する仲山慶さんのミックスが好きで、今回のミックスにはヤラれました・・・詳細はネタばらしになるので、書きませんがMelbaからアレへの繋ぎは最高スギです・・・ちょうどLarryの作品紹介を書いてる時だったので、なおさらグッときました!!


 ちなみに、皆さんはどうかは分かりませんが、私はミックス作品を買う時も、買って作品を聴くときも、あえて「トラックリストは見ない」で買ったり、聴いたりしています。

 まあ、購入する時点で「こういうジャンルのミックス」というのは分かってはいますが、そのDJがどういう選曲をするのかが楽しみなので、あえて見ません・・・あと、沢山ミックス作品を買ってるので、いちいち見るのが面倒・・・というのもあるかも??

 今回のUltimateも、かなり期待をしてたのでトラックを見ずに聴きましたが、ホント選曲の幅の広さやアイデア、ミックスの上手さなどが素敵で・・・トラックを見ないで初めて聴いたときの感動ったら最高でした!!
 多分、クラブで踊りながら聴いてることに近い聴き方なのかも知れませんが、何が起こるか分からない状態で聴くのも面白いので、興味のある方は、最初に聴くときだけは、トラックを見ずに作品を聴くことをお勧めしますよ!!

 あと、Ultimate 4thさんに関しては、次回作も超期待してます・・・ソロ作(大自然さんのホーンミックスも良かったです!)も期待してますので、頑張ってください!!
 そういえば、全然作品紹介をしてないので、近いうちに紹介をしないと・・・ですね(^0^)