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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
MURO 「Diggin' Ice '98」
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 毎度のMUROさんもの! MUROさんのミックス作品は手持ちも多く、好きなのも多いので、つい紹介しやすいです(^^;)



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 Diggin' Iceシリーズの第3段で、98年に出た作品です・・・今回はペリエってますね!

 まあ、Iceリリースということで、Soulなどの旧譜から始まり、様々なジャンルを選曲して、夏を涼しくしてくれる内容になっており、一発目から「Kool & the Gang / Summer Madness」でスタートします(^0^)

 選曲的には、96、97と同様にSoul/RareGroove関係の曲が中心で、それこそ写真を貼った「The Jones Girls / This Feeling' Killing Me」とか「Gwen Guthrie / Close to you」などの70~80年代物の旧譜が選曲されています。
 ただ、この作品ぐらいから、更に選曲の幅が広がり、Loversもの(Dennis Brownなど)や、AOR(Boz Scaggsなど)、90年代以降のR&B(Color Me Badとか)、UK Soul(Countney Pineとか)なんかの新ジャンルも選曲されています。
 便宜上、Soulなんかのジャンルにしちゃいましたが、もうこうなってくると、ジャンル分けが出来ないですね(^^;)
 ちなみに、次作なんかは、もっとR&B色(特にUKもの)が強くなったりするのですが、この頃より更にジャンルの幅が広がった・・・ように思えます(^0^)


 んで、選曲やミックスを細かく分析すると、ド定番な曲も、知らない曲も、そういう曲も入れるの!(たとえば、Lil'Louis)というのもあったりして、選曲的にも勉強になるし、流して聴いても非常に聞きやすいテープになってます。
 ミックスも、しっかりと流れを作ったミックスで、パンチのあるラインが多く、冷涼感をしっかりと演出したミックスになっています。

 また、MUROさんらしい「遊び心」を感じる部分もあり、それこそA面の最初で「Summer Madness」を選曲したら・・・Aの最後の曲は「Jazzy Jerr & Fresh Prince / Summer Time」で終わらしてみたり・・・キングの余裕が感じられて大変イイですね(^0^)


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 なんか、書き込みがサクッと終わりそうなので、戯言も一つ・・・(^^;)

 私がミックステープなりミックスCDを聞くことが多いのは、圧倒的に通勤時で、時間配分的にはテープがちょうどいいです。
 電車で通勤してるのですが、結構通勤時間が長く、家を出て、会社に着く直前まではちょうど45分で、出勤時にA面、帰宅時にB面を聞けるのでちょうどいいんですよ・・・
 朝は満員電車で、意外と集中して聞けるんですが、帰宅時は座席にずーと座れちゃうんで、途中で寝ちゃったりしてるので、B面の中盤辺りは結構記憶が曖昧なテープが多いっす(^^;)

 その限りにおいて、意外と重要なのは「B面の最後あたり」で、ここを手を抜くとリスナーから(=私から)痛い目にあいます(^^;)
 なぜなら、駅から降りて、静かな夜道を自宅に向かって歩いてる時なので、一番集中でき、「自宅に帰る=物語の最後」なので、感情移入などもしちゃったりするからです。
 
 原稿を書くにあたって、このテープを通勤時に聞いてましたが、最後に来ましたよ・・・

 選曲の順番はだいたい覚えてましたが、最後までは覚えてなく、実際の最後の前の曲(Yo Yo Honey)がフェイドアウトしたので、もう終わりかな~と思いつつ、今日もイイこと無かったな~とか思いつつ、星がちょっと見える夜空を見上げてたら、突然「Blow Monkeys / Diggin Your Scene」の素晴らしいイントロが・・・いや~理由は分からないですが、グッと来ましたね!!
 久しぶりに聞きましたが、本当にいい曲ですね・・・心の底から優しくなれる・・・みたいで、聴きながら歩いてるうちに、自分の体が音楽と一体化し、なかなか良い気分になれました・・・
 なんか、下向きに歩いていたのに、自然と上を向いて前に進む気分になった感じで、ミックステープだからこそありえた「奇跡」の報告でした・・・(^^;)

 
 長ったらしい引用でしたが、MUROさんのミックス作品って、派手なミックスとかはないものの、選曲だけで殺してくれる「一発必中」のラインが結構多いと思うんですよ・・・
 
 このことは、人によっては感性が違うので、かなり聞いてる者の「個人差」があると思いますが、MUROさんに関しては、DJミックスにおいて「一押しの曲」を光らせる技術があり、この点は同意してくれる方が多いと思います。
 今回のBlow Monkeysは大げさな表現でしたが、MUROさんに対して、個人的にこんなことを思っており、MUROさんの魅力の一部(当然、掘りの深さとか、トータルでの作品作りも魅力)じゃないかと思います。

 私は、DJが趣向を凝らして選曲やミックスをすることで、その曲が光り輝くものだ・・・と信じており、この点がこのブログの骨子だったりもします。
 つまり、DJが選曲/ミックスした曲にマジックをかけた「作品」が「ミックステープ」なり「ミックスCD」なわけで、収録した曲を単品で聴く以上に興奮だったり感動を貰える存在だと認識しているので、無駄に作品紹介をしているわけです(^^;)

 この作品だと、長ったらしい例示を書いたB面最後の「Blow Monkeys / Diggin Your Scene」は、私にとって「マジックのかかった曲」で、MUROさんがどういう心境でミックスしたかは分からないですが、私を優しく殺してくれました・・・まさにJohns Girlsの「This Feeling' Killing Me」ってところですね!!
 
 よく「音楽は素晴らしい」なんて言いますが、私から言えるのは「ミックステープ(ミックスCD)で聴く音楽は素晴らしい」ってことで、MUROさんのような素晴らしいミックスが出来るDJの作品は、今後も声を大にしてお勧めしたいと思います(^0^)



 んなわけで、最後は作品とは違う方向に転がりましたが、作品自体はどなたにでもお勧め出来る気持ちいい一本です(^0^)
 CD化されてないのが残念ですが、上のような理由でテープで聴くのも悪くないです・・・是非、聞いてみてくださいね!!

 ちなみに、優しく殺して「もらえる」ようになるには、結構修行が必要で、ちゃんと曲とかを掘ったり、理解したりして、自分のキャパシティーを広げないとDJは簡単には「殺して」くれない・・・と思います??




<Release Date>
Artists / Title : MURO 「Diggin' Ice '98」
Genre : Soul、R&B、UK Soul、Lovers・・・・
Release : 1998年
Lebel : savage NO Number




<編集情報> 2010年1月11日
勢い余って、再編集しました・・・結構オリジナルの文章とは異なっちゃいましたが、まあ・・・いいかな(^^;)

<編集情報> 2010年4月11日
Summertimeの12inchを買ったので、写真を入れ替えてみました・・・Summertimeも昔は高額盤でしたが、今はオリが割引込みで1000円ぐらいで買えちゃう時代になりましたね・・・この間、酔った勢いで安く救出してみました(^^;)




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<追記> CD再発について

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 2011年5月に上記の形で2枚組のCDで再発されました。内容はテープと全く一緒ですが、こちらの方が聴きやすいと思いますので、興味のある方は聴いてみてね!!






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DJ TEZ 「Disco Tech」
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 今日は、詳細がまったく分からないDJですが、良作なのでご紹介です~


 DJのTEZさんはどこの誰だか分からないのですが、リリース元が「Undaprop Wreckordz」ということで、Naked Artz、Grope in the Dark周辺の方じゃないかと推測しています。 
 Naked ArtzDJ Tonkさんや、MILIさん(瘋癲でおなじみっすね)などがいたラップグループで、90年代中期から後期にかけて微妙にヒットしてました(失礼!)。
 また、Grope in the Darkは、現在も営業中のHipHop関係の洋服屋さんで、個人的にはNaked Artz周辺の方々が開いたお店だったと記憶しています・・・
 んで、今回のUndaprop Wreckordzは、Grope in the Darkを母体に作られたレーベルで、一応代表はNakid ArtzのDJをしてた「DJ S@S」さんです。

 今でこそ、洋服屋さんとアーティストが関係をもって楽曲をリリースすることなんて珍しくもないですが、90年代中期以降、日本のHipHopにおいて、洋服屋さんとアーティストとの関係は結構重要です。
 つまり、洋服屋さんがバックにつくことで、アーティストに対して、活動や楽曲製作などの「バックアップ」を行っていたのです。
 例をあげればきりがないですが、MUROさんとStill Diggin'なんかが分かりやすいでしょう・・・MUROさんが実際にスタッフとして勤務したり、三者凡退の12inchは、Still Diggin'が資金提供をして作ったり・・・と関係性が深かったです。

 当時の状況などを考慮すると、走り始めた日本のHipHopシーンへの参加者は、とりあえず「カッコ」から入るわけで、洋服屋は結構儲かっていたはずです。
 また、アーティスト達も音楽業一本で飯は食えないので、その食い扶持稼ぎとして洋服屋に勤務していたケースは多いと思います。 
 アーティストはストリートレベルでは有名なので、お店にとってはいい広告塔になり、集客性・売上を高め、一方のアーティスト側にとっては、食い扶持の確保や、資金提供などのバックアップになる・・・といった、相互でwinwinの関係があったと私は考えています。

 んなわけで、Grope in the Darkから発生したUndaprop Wreckordzも、その周辺アーティストをバックアップしつつ、ミックステープ・ミックスCD業界では良質で多作なレーベルに成長し、現在もKomoriさんやDj Oshow、murakamigoなどの作品をリリースすることがあります。 
 ちなみに、リストアップしたDJを見ると、もろ「Sugar Bitz人脈じゃん」って気付く方も多いと思います・・・いまいち、この関連の事実がつかめないのですが、私個人の考えでは、Undaが発展しSugar Bitzになり、komoriさんの活躍でSugar Bitzが有名になり、ここ最近になり、メジャー展開(=権利クリアもの)はSugar Bitz名義で、アンダーグラウンド展開(=権利バックレものww)はUndaprop名義を復活した・・・と考えています??
 真偽のほどは・・・どうなんでしょうかね?(^^;)


 そして、やっと本編の紹介(^^;)

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 タイトルの通り、Disco~DanceClassicsものなのですが、この範疇でいくと、渋めの曲が多く、どちらかというとGarageな曲が多く選曲されています。
 楽曲的には80年代にリリースされた曲が中心で、分かりやすく言うと、SOS Band / The Finest の雰囲気・・・すこし分かりにくく説明すると Patrice Rushen / Number One の雰囲気・・・分かりにくく説明すると Evelyn King / I'm in Love の雰囲気です!
 これらの曲は実際に収録されてるわけですが、80年代特有のアーバン感のある楽曲を選曲しています。
 
 ただ、特筆すべきは、収録された楽曲の「チョイス」と「雰囲気の一体感」が上質で、なかなか真似出来ない構成になっている点です。 
 私個人は、近年Garage関係に接近して、いろいろと学んでいたので、おのずと知ってる曲も多いですが、HipHopなダンクラとしてはあまり選曲されない曲が多く(例えばSharon Brown / I Specialize in Loveとか)、個人的には聴いていてかなり壺に入りました。
 個人的な嗜好があるためかもしれないですが、HipHop業界から発信される場合は、どうしても内容が「The ダンクラ」っぽい、跳ねた楽曲に集まりがちなのですが、これに関してはGarageっぽさ(うまく表現できないけど、この場合は楽曲のグルーブを引っ張っていく感じ?)も演出しており、聴いていて「気持ちいい」部類の選曲になってるいると思います。

 また、チョイスした楽曲の魅力をグイグイと伸ばし、全体の雰囲気を統一し、この気持ちよさを持続させてるあたりも見逃せないです。
 うまく説明できないですが、MUROさんのElegant Funkと同路線の「気持ちよさ」を伝えてくれます・・・


 なかなか、マイナーな作品ではありますが、ミックス作品としてはかなり高レベルだと思いますので、お勧めします~
 Elegant Funk辺りが好きな方にはもちろん、Danny Krivitなどが奏でる「上質なsweet感」が好きな方にもお勧め出来ます~


 ちなみに、Undapropものは結構良作が多く、見逃せないレーベルなので、今後もご紹介しますね^^ まあ、S@Sさんが中心なんですが・・・ww


<Release Date>
Artists / Title : DJ TEZ 「Disco Tech」
Genre : DanceClassics、Garage
Release : 2001年10月ごろ
Lebel : Undaprop Wreckordz UWT-062


<追記>
 最後に、このテープの私的な思い出を・・・
 実はこのテープ、最近発掘したもので、9月頃、大阪に出張に行った時、KingKongで発掘をし、帰京して、聞いたら一発で気に入ったのですが・・・そのとき買ったテープの調子が悪く、再生すると「キーーキーー」という、怪音がするもので、悔しい思いをしました。
 んで、これはもう一本いい状態のを買わないと・・・と思ってた矢先、仕事の付き合いで訪れた横浜で、付き合いが終わった後に寄った「DiscWave」で発見! 
 自分が普段行くレコード屋では全く見たことないのに、行かないところにはある・・・っていうのが変な感覚で、ちょっと勉強になりました(^0^)


<追記> 2009年7月13日
文章を一部のみ訂正&追加をしました・・・そのついでに写真も追加です♪