HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
??? 「1999 Shiburai Premium - Original Casette Programme」
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 今回は、誰にも知られてない・・・であろう1本をご紹介です。
 強引に紹介すると、「DJ Kensei」モノな作品です・・・?


 どういう経緯でリリースされたのかは、まったくもって不明ですが、渋谷区に拠点を構える「Shibuya FM」からのテープで、どうやら、同局で放送していた番組・レーベル「Shiburai」発のCD「士魂(しこん)」の発売に際しての、プロモーション用として配布されたテープのようです・・・

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 この手のジャンルは、あまり興味がないので、レコードは持ってなく・・・こっそりとお借りした画像を載せます・・・(^^;) このジャケットを見れば、ピーンと来る方もいるかな?
 「士魂」は、東京発のBreakBeatsを発信していこう!みたいな感じで始まったもので、アブストラクトっぽい感じの作品が多いっすかね・・・
 参加してるメンバーとしては、写真右のフライヤー(1999年のCDリリースした翌年に、アナログがリリースしたときのパーティー?)のようなメンツが参加してます・・・Kenseiさんっぽい感じの方が多いかな?

 この「士魂」は、詳しく聞いたことがないのでアレですが、ボチボチ話題にはなったと思いますし、海外でもリリースされた記憶はあります。
 イメージ的には、Manhattanが運営してた「Hot Wax」っぽい感じで、アブストラクトや、Breakbeats、Drum'n'Bassなどが、ジャンルレスに内包されたアルバムだと思います。


 実際、このテープは、販促用に作られたと思いますが、ちょっと面白い方法でテープ化になっています。
 このテープは、実際にShibuya-FMで放送されていた、士魂の製作レーベルである「Shiburai」の同名番組の最終回を収録したテープで、ちょうどCDのリリース前なので、告知バリバリの体制で番組が制作されていたので、販促用としてテープにしたと思われます・・・ややっこしい(^^;)

 実際、士魂のCDは1999年4月末にリリースされたようで、この番組は、内容を聞いてると、それよりも1ヶ月前ぐらいに収録された感じです。
 レーベルの人も、FM会社の人も、よくそんな方法を思いついた・・・というか実行したな~ww 通常のラジオ録音したのを、そのままテープに回せばいいのだから、経費がかからない・・・んでしょうね(^^;)

 ちなみに、リリース元のレーベル「Shiburai」は、Shibuya-FMが企画したレーベルで、「Shibuya」+「Samurai」を足した造語のようです・・・
 ただ、調べてみると、結構面白い点があり、この企画には「電通」が噛んでるようなんですよ・・・
 検索で引っかかり知ったのですが(詳しくは「ここ」をクリック・・・pdfなので注意)、内容を読むと、なんかバブリーな匂いがしますね~(^^;)
 

 実際のテープでは、そのFM番組で放送したモノをそのまま載せてるので、その番組の紹介になってしまいますが、「DJ Bishop aka Cap」さんがMCをし、ゲストとして「Kensei」さんがトーク&DJをする・・・感じで番組が進み、話題の中心として「士魂」のことを話してます。

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 Bishopさんは、今となってはレアな名前になりますが、当時(90年代後半)は、Drum'n'Bass/BreakBeats系のDJで、Groove誌のチャートなんかでも選者として担当していました。  実際、士魂をリリースするにあたり、中心的な人物だったそうです。

 一方、Kenseiさんの説明は・・・今となっては知らない方も多いので、サクッと紹介しておきましょう。
 80年代後半よりHipHopのDJを開始し、アンダーグラウンドだった日本のHipHopをサポートしたDJ/Producerで、「ケンセイ先生」の名称で有名です(^^;)

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 現場でのDJ活動、楽曲のプロデュースなどを通して、未熟であった90年代初期以降のHipHopを鍛えた方で、上の「Ill Vibes」なんかは、日本のHipHopを語る上でなくてはならないテープですよね・・・日本のHipHopが「広まった」過程において、kenseiさんの存在がなくてはならなかったと思います
 また、DJ活動も、黎明期のころから活躍し、参加者が未熟だったシーンにおいて、先導的な役割をしていたと思います。 特に、日本のクラブにおける「HipHop」を作り上げたともいえる名物パーティー「Daddy's House」にオープン時から参加して、金曜の夜を盛り上げ、同時に客を教育してた・・・とも思います。

 その後は、徐々に「アンダーグラウンド」な嗜好を特化し、90年代中ごろよりブームになった「Underground Hip Hop」を引っ張っていくようになります。 
 また、ほぼ同時進行で「indopepsychics」を結成し、アブストラクト・BreakBeatsな方向に進みます・・・この流れがあって士魂に参加してるわけですね~

 んで、2000年になる辺りから、徐々にHipHopの方向性を外れ、BreakBeats関係の方向性に進み、我が道を進んでおられる大先輩です!


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 番組では、士魂がリリースされることを核に、製作の裏話とか、リリースパーティーがあるよ~とか、ゆる~い感じで進んで行きます。
 その流れの中で、場つなぎ的にKenseiさんがDJをし、地味~なアンダーグラウンド・アブストラクト関係を30分ぐらいミックスしてます・・・そんなには面白くないです(^^;)
 ただ、Kenseiさんはトークにも積極的に参加していて、レアなkenseiさんの肉声が聴けるほか、Kenseiさんの熱い音楽論も聞けたりして、マニアにはたまらないっす内容ですww


 このテープに関しての説明は、これで終わっちゃったりするのですが、いろいろと考えるうちに、ちょっと面白いことに気付きました。

 このテープは1999年の春ごろに製作されたもので、Kenseiさんが「Daddy's House」を辞めるのが同じ年の年末なんですよ・・・
 つまり、このテープが時期的に見ると、徐々に「王道なHipHop」の流れからはずれ始めたKenseiさんの「原因」となりうる・・・ある種、証拠的なテープ・・・だと思います。

<Harlem Monthly 1999年12月>
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       ↓

<Harlem Monthly 2000年01月>
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<Daddy's House 脱退直後のパーティー>
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 証拠じゃないですが、kenseiさんが脱退した1999年12月前後を、当時のHarlemのMonthlyで比較したものが上の写真になります。
 1999年12月までは、しっかりとメンバー掲載がありましたが、12月の後半のパーティーには参加してなく、年を開けると参加してないことが分かります。
 んで、2000年1月のマンスリーだと、ゲストを呼ぶ内容に変わっていて、Kenseiさんがいたことが微塵もないことが分かります。
 また、Kenseiさん自身も、脱退直後のパーティーは、いきなりドラムンですよ!


 「DJ Kensei」というアイコンを考えた時、日本のHipHopに与えた貢献度が非常に高かった・・・のに、自身の都合でHipHopを離れた・・・DJだと私は思います。
 まあ、HipHopという音楽を考えたら、構造の核として「雑食性」「変化」があるので、kenseiさんの方向性が、HipHopを外れた・・・とは言い切れないですが、日本のHipHopシーンの中で王道の位置にいたDJが、路線変更をするわけですよ・・・当時、結構ビックリした記憶が甦ります。
 番組中でも、話題として今までと違う曲をかけてるよね?みたいな話があり、その中でkenseiさんは「自分の今までのDJを聞き続けていたら、変わってないことが分かると思う」のような発言をしていて、陸続きな意味を言ってると思いますが、当時のリスナーからしたら、なかなかそのようには理解できないです・・・かかってる曲が似てる部分もありますが、ぶっ飛んだ部分もありましたから・・・


 実際にこのテープが原因で、路線変更をしたわけではないですが、路線変更をした「一端」があることは明白で、その意味では、このテープは非常に貴重だと思います。
 まあ、内容的には「販促用」なので、大したことはないのですが、kenseiマニアには堪らない1本だと思いますよ~♪ なかなか出合えない1本だと思いますが、探してみてね~


Artists / Title : ??? 「1999 Shiburai Premium - Original Casette Programme」
Genre : Breakbeats、Abstract
Release : 1999年4月頃??
Lebel : Shibuya-FM No Number
Notice : No Track List

<追記> 2009年4月11日
 士魂のCDが出た時の宣伝フライヤー(パーティーの告知もあり)が発掘できたので、貼っておきます。
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Chill Rob Jay 「Fat Ride The Rhythm」
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 え~っと、今月は残業天国でしたが、今日でひと山越え、来週からは普通に帰れそう・・・です?(^^;) だけど、休日出勤が多く、ムカつくな~ww
 んなわけで、割と有名な作品のご紹介です~♪


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 MUROさんの「KODPクルー」のメンバーである「Joe-Cho」、またの名を「Chill Rob Jay」のミックス作品で、ジャケットにヤラれる1枚です。
 ジャケは・・・もちろん「Chill Rob G」っすね!! 似すぎです(^0^) Rob Gのレコードは持ってないので・・・ドッカからお借りしました(^^;)

 この作品は、写真のRob G(=45King??)が表すとおり、80年代後半以降の「FatなリズムのHipHop」、つまりMiddle School辺りのHipHopにこだわった作品で、ゴリゴリしたHipHopが存分に味わえます(^0^)
 リリース時(2005年3月)の際、親分であるMUROさんからのコメント「この寒さの中、こんな<熱>を感じるのは何故だろう?」でもあるように、全体的に「熱い」HipHopが中心です!


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 まず、Jayさんの紹介をしておきましょう・・・

 柔道の道を進んでいた少年が、高校を卒業し、なぜかManhattanの卸部門(倉庫っすね)に「ドラフト1位」で入社し、その後、MUROさんと出会い「体が大きいんだからラップしなよ」と勧められ、Joe-Cho(工場長が由来らしい)としてデビューし、MUROさん周りで活躍したのち、色々とあったようで、MUROさんの元から離れ、千葉県柏市(地元??)で酒屋勤務と並行し、DJ活動をし、その流れでこのCDをリリースしたと思います。

 氏は「KODP#30」の番号を頂き、KODP時代は「MC活動」を中心にこなしており、2段目の「Chain Reaction」にも参加をしています。
 また、MUROさんのパーティーで「サイドMC」もこなしており、Suiken、S-word、kashiなどの偉大な先輩方と同じ道のりを進んでいましたが・・・なぜか「プロ」の道はリタイヤしたようです・・・

 なぜ、プロとしての道のりをリタイヤしたのかは、明確には不明ですが、理由の一つとして「結婚」「二世誕生」があるのかな~と考えられます。
 これは、私が氏のブログ「JAY企画 presents JAYちゃんねる」を長い間、閲覧をた限りでの「妄想した結論」なのですが・・・実の所は分からないっす(^^;)
 ただ、KODPを去った(?)後も、今回のCDのように作品を出したり、先輩であるSimoneさんのパーティーでDJしたり・・・音楽活動はしてるようです。


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 んで、作品のご紹介をします~♪

 ジャケットが表すとおり、Middle School以降の「ゴリゴリなHipHop」中心に選曲をしています。
 それこそ、45Kingや、DITC、EPMDなど、「男汁」満載なHipHopが連チャンで、首振りまくりっす(^0^)
 選曲は、詳しくは書かないですが、Percee-Pとか、Maestro Fresh-Wesなど、押さえてる所はしっかりおと押さえており、近年のMiddleブームの流れを、しっかりと乗りこなしてる辺りは、KODPクルー出身の「血脈の良さ」が伺えます!
 なお、その眼力が買われてか、「Hip Hop Classics 1000」という12inchガイドの本で、Middleの45kingモノを中心に、レビューを担当してますね・・・濃ゆい文章の連続で、悶つきまくりっす!!

 DJに関しては、カットインは控えめで、二小節程度のミックスで繋いでおり、結構「丁寧」に作ってるな~っというのが第一印象です。
 この手の、豪快なHipHopの曲であれば、カットインなどでガツガツ攻めるのかな~と思いがちですが、Jay氏は体格&風貌に見合わず、綺麗に繋いでいて、なんか微笑ましいですね(^0^)

 なぜ、こういうミックスになったのかはわからないですが、体格や生活面に反比例して、意外と真面目な部分があるのかな・・・と思ったり、思わなかったりします(^^;)
 なお、鋭い二枚使いなんかも数曲に一回はするのですが、脈略もなく二枚使いが出るので、その部分だけ、頑張って二枚使いの練習をしたのか・・・と印象もあり、この点も微笑ましく感じました(^0^)
 あっ、名誉のために言い直しますが、二枚使いは結構うまいですよ!!


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 あと、氏の作品の特徴としては「コスプレ・ジャケット」があります。

 気づいたら、持ってなかったので、また借りてきましたが、左が二作目で、Baby Hueyネタ・・・、右が三作目で、Cal Tjaderネタっすよ・・・似すぎです!!
 特に二作目のハマりっぷりがタマランですね(^0^) きっと、今回の一作目で、コスプレってしまったので、引くに引けず、コスプレシリーズが始まったのかな~と思います(^0^)
 あと・・・あんまり拝借ばかりな画像では、掘り師として恥ずかしいので、二作目発売時に配布された「宣伝用ポケットティッシュ」を貼り付けときますね♪ 特大ボールペンなんかも出してますが、このティッシュもレアっしょ!!



 以上が、作品の説明なのですが・・・もうちょっとJay氏の魅力を説明させてください・・・

 以下の説明はJay氏のブログを読んでいた限りの話なのですが、ホント「破天荒」な人生を送られてるんですよ・・・
 詳しくはブログを読んでいただければいいのですが、酒をこよなく愛し・・・だけど失敗が多く、読んでいて「大丈夫なのかな・・・」となります(^^;)
 二日酔い程度ならいいのですが、会社の車を無くしたり(二回も!)、若くして痛風になったり・・・豪海です。
 それも、奥さんと子供がいるのにですよ・・・年末には第二子を誕生したのに・・・根っからの「のんべい」なんででしょうね・・・

 私も、氏と年齢が近いことがあり、その気持ちが分からんでもないですが、妻がいたり、子供がいたりする環境で・・・そういうことするんですね(^^;)
 私は、独身貴族を続行中なので、いわゆる「家庭」がある環境は分からないのですが、周りの友人なんかを見てると、そんなには「あばれハッチャク」は出来ないっすよww
 普通に帰って、TV見ながら、ご飯食べて・・・って感じで、クラブにも、男としての「遊び」もしてない・・・らしいっす(^^;)
 
 だけど、男として生まれた限り、自分の生きる道を全うする・・・ってのも大事なわけですよ・・・まさしく「HipHop街道」だと思います
 氏も、酒を飲んだり、DJしたり、柔道したり、チャリにのったり・・・かなり好き勝手に行動してるように見えます。

 しかし、Jay氏の場合は、子供の「親」でもあり、時たま「親」としての姿も拝見でき、読んでいて「ああ、頑張ってるな・・・」と思いました。

 この点はちょっと重要なんですよ・・・というのも、今年の元旦に突然のブログ「休止」宣言をして、今日現在、更新してないんですよ・・・

 理由はとしては、明確には書いてない(飲み過ぎで、仕事に支障が・・・みたいなことは書いてあります)ですが、個人的には、直前に第二子(女の子)が生まれたことが大きいのかな・・・と思ってます。
 仕事では、車を無くしたり・・・してて、真面目とは言えないですが、第二子が生まれ、柔道家らしく、帯を締め直したのかな・・・ 
 ラッパーとか、のんべいとしてでなく、子供の「親」として、人生を進み始めた・・・のかもしれないです。

 私も、なぜかJay氏のブログを読み始め、コメントをしたことはないですが、楽しんだり、それはヤバイよ~と突っ込んでみたり、結構楽しみに読んでました。
 しかし、元旦の休止宣言を見て、彼が真っ当な生活をするのかな・・・と思いましたが、今後、今回紹介したCDのような作品をリリースしない・・・つまり「引退」なのか・・・と思い、結構ビックリさせられました。


 現状では、引退したとは言い切れないですが・・・個人的な気持ちとしては、まだまだ頑張って貰いたい存在です!!
 パパになっても・・・Jayさん、Largeでいないと、Jayさんらしくないっすよ!!
 子育てとか、大変だと思いますが・・・頑張ってくださいね!! 同じ千葉県民(リアルに描くと市川市っす)として、応援しますね!!
 ブログも・・・是非、復活してください!!



 え~っと、今日は早く帰れたので、飲みながら書いてたら、結構飲んでいて・・・CDの紹介のはずが、Jayさんの応援文章見たくなっちゃいましたね(^^;)
 だけど、私ぐらいな年齢(30前後)だと、奥さんもいる方もおられると思いますし、子供いて、家庭がある方もおられると思います。
 その限りで、Jay氏のように、子供がいても、今回の作品のような「Large」な作品を出してるわけですから、頑張らないといけないっすよ!!

 なんか、作品の「質」以上に、現実社会との「兼ね合い」の大切さを教えてくれる・・・作品みたいっすね(^^;)
 こんなことを力説するのは、きっと私だけだろうな~はあ・・・



<Release Date>
Artists / Title : Chill Rob Jay 「Fat Ride The Rhythm」
Genre : HipHop(Middle・・・)
Release : 2005年3月
Lebel : Jay企画 JAY-01


Notice : プレス違いについて (2009年3月9日追記)

 気づいたら、同じタイトルを2枚買っていたようで・・・凹んでいたのですが、面白いことを気づいたので報告です~♪

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 え~、左上の写真が、その同じ2枚なのですが、両者の左端がちょっと違いますよね。 んで、裏面がもっと顕著で、それが右上の写真なのですが、全然違います。
 先にネタばらしをすると、どうやら2度プレスしてるようで、ちゃんとCDでプレスしたものと、CD-Rでプレスしたモノがあることが分かりました。
 上の写真だと、左のモノが「CD-R」右のモノ「CD」になります・・・
 また、中身を見るともっと顕著で、下2枚の写真で、左がCD-R、右がCDです・・・CD-Rの方が明らかに安っぽいです(^^;)

 皆さん、買うときは注意しましょう・・・私みたいに、買ったことを忘れて、2枚目を買う・・・なんてことのないように・・・(--;)



<編集情報> 2009年11月13日
写真が変になってたので修正がてら写真の整理をしました。
ちなみに、この記事を書いて半年以上たちましたが、気づいたらブログが復活してますが・・・音楽要素が殆どないですが、いつものJay調で元気に更新してますね!
糖尿と痛風には気をつけてね・・・Jayさん(^^;)


V.A 「Classic Cuts - Live on Stage - Nas & Wu-tang Clan」
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 え~、たまには変化球でも一つ・・・ミックステープではないですが、マニア心を満たしてくれる一本のご紹介です(^0^)


 ジャケを見て一発で分かるとおり、「Tape Kingz」の作品ですが、いわゆるミックステープではなく「Live録音もの」です・・・
 Liveは、表記の通りNasとWu-tangという最強布陣で、両者のライブとも、デビュー直後の勢いがヤバい時期のもの・・・とあって、かなりいい出来になっています~♪
 また、TapeKingzだけあって・・・大変「豪快」な作りになっており、その点もマニア心をくすぐってくれます(^^;)


 A面はNasで、B面はWuという構成になっていて、それぞれ収録日も、収録場所も違っております。
 しかし、録音された時期が、収録曲から見て両者の「1st」が出た直後ぐらい(93年ぐらい?)だと思われ、脂の乗りっぷりが大変ヤバいです!!
 Nasは1stが発見できましたが、Wuの1stはどこに行ったんだろう・・・見つからない(--;) なので、1st辺りの12inchを貼っておきます・・・
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 A面のNasは、NYの「Califonia Club」というところでのLiveになり、伝説的な1stLp「Illmatic」からの名曲を披露しています・・・それこそ、「It Ain't Hard to Tell」とか、「The World is Yours」「Life's a Bitch」・・・なんかを披露しています。
 「One Love」と「Halftime」がないのが寂しいですが、聴きこんだLPだけに、嬉しい位に反応しちまいますね(^0^) 「Life's a Bitch」では、AZがしっかりと客演しており、タマランっす!

 しかし、HipHopのLiveにありがちな「取り巻き」がうるさく、Liveがまとまってない・・・感じになっており、微妙な部分もあります・・・
 Nas以上に周りの声が大きかったり、勝手にライムしてたりして・・・けっこうガッカリです(^^;)
 KRSの本「ただ友人だからという理由だけで、プロとしての生活に友人をからませない方がいい」なんて言ってますが、まさにそうですね・・・Nasも若かったんでしょう(^^;)
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 んで、B面のWuです・・・こっちの方がヤバいっす!
 聴いたことがあるクラブ「Palladium(NYC)」でのライブ音源で、聞いてる限りだと「Hot97」関係のライブのようです・・・
 こちらも1stが出た辺りのライブだと思いますが・・・Method Man、ODBをはじめとするメンバーのキレっぷりがタマランっすね!!
 個人的には、上で貼りつけた「Wu-Tang Clan Ain't Nothing Ta F' Wit」をはじめ、「C,R,E,A,M」「Protect Ya Neck」「Method Man」などのゴールデンなパンチライン満載の曲を、デビューしたてのアグレッシブ感を発散させ、結構よい出来になっており、個人的にもライムしまくりでした!!
 
 特に、このライブでは、ODBのキレっぷりがヤバいですよ!!
 デビュー直後であか抜けないメンバーたちを尻目に、生まれながらに「キ★ガイ」なODB大先生のはじけっぷりはスゲーっすね!!
 メンバーの中で、唯一スタテン出身じゃないことから(クイーンズ出身、RZAのいとこかなんかですね)、後半になると「仲間外れ」みたいになりましたが、氏がいたことで、Wuのマスアピールが出来た・・・と思ってますので、このライブはその証明みたいで貴重ですね・・・

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 ライブでブットビ過ぎて、ステージ上で寝ちゃったとか・・・数々の伝説がありますが、上記の97年に来日した際にも「いい伝説」があります・・・
 雑誌(Frontかな)の聴き伝えですが、横浜でのライブのあと、ライブ会場の外で、ファン達がいわゆる「出待ち」をしてたら、さっそうとドッカから拝借した車に乗ったODBが、お嬢ちゃんをテイクアウトして、町に消えてった・・・って都市伝説的な話があるそうです。
 あと、3rdが出た頃の「勝手にLive復活→マックで捕獲」もいいですね・・・
 まあ、残念ながら亡くなられてしまいましたが、ODBよ・・・永遠に!! 


 そんなわけで、かなり良いライブ音源が収録されているのですが・・・私がご紹介するんだから、ここでは終わりませんよ~(^^;)

 なぜ終わらないかというと、これが「TapeKingz」製だということです・・・

 TapeKingzといえば、ミックステープ市場ではかなり重要なNYのレーベルで公式サイトをみると、88年から活動をしています・・・
 KapriやRon G、Doo Wop、Biz、S&S、Enuffなど、沢山の有名DJ達の作品をリリースし、作品の質の高さから、HipHopにおけるミックス作品のフォーマットを作ったレーベルと言って過言ではなく、リスナーたちへ好影響を残した重大レーベルだと思います。
 特に、KapriやBizの作品で旧譜中心のOld Schoolミックスは、ほんと影響を受けた方が多い・・・と思います。
 真似が出来ない「現場感」みたいなものがしっかりと録音されており、日本でも多数のタイトルが輸入され、珍重されていたこともあり、90年代の日本産ミックス作品が少なかった時期には、かなり影響力を持ったレーベルだと思います・・・


 しかし・・・TapeKingzは・・・個人的にですが、別の影響も受けました・・・ 
 それは、HipHopらしい「豪快さ」という点で、「ああっ、これがHipHopなのか・・・」とHipHopの別側面を不必要に教えてくれたレーベルでもあります。

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 その豪快な点を証明すべく、ちょっとクイズをしましょう・・・
 上の写真は、今回の作品のテープで、片方はラベルが貼っており、片方がラベルが貼ってない・・・状態になっています。
 
 さて、どちらがA面でしょう・・・?

 普通の感覚なら、ラベルの貼ってある左をA面としたいですが、答えはラベルの貼ってない右になります・・・
 私の持ってる、このテープがタマタマ逆に貼ってただけかも知れないですが、TapeKingzの作品だと・・・そのタマタマが考慮出来ず、絶対に「適当」に作ってるな・・・と思わせる点が、マニアになってくると堪らないです(^^;)

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 もういっちょ、証拠物件を上げましょう・・・
 すぐ手に取れる位置にあったBizとS&Sのテープのジャケットを証拠物件として貼りますが、手製で作ったにしろ、ありえないレベルのモノが多いです。
 左のBizであれば、驚くほど「まっすぐに切れてない」です・・・そして、右のS&Sであれば「紙の折り方が、かなり適当」ですね・・・
 TapeKingzの作品は、ほんと、こんなのばっかで・・・逆に申し訳なくなるような・・・出来なのが多いです!!

 また、ジャケットはこんな感じなのが多いですが、実際の録音も、こんな感じが多いですよ・・・
 ミックス自体の内容は高レベルなのが多いですが、それ以外のところがヒドイっす・・・
 例えとして、今回の作品の中であれば、A面をまわし始めても中々始まらなかったり、Liveは入れたけど、テープで余ったところは、適当に、ラジオとかでのフリースタイルを入れたり、またそのフリースタイルの音質が、バラバラだし・・・日本でミックス作品を聞いてる人間からすると、作品のクオリティーの前段階として、それはないだろ・・・みたいなところが多すぎです!!


 OPPでおなじみの「Naugthy BY Nature」を日本語に直訳・意訳すると「生まれながらに自然児」みたいな感じになりますが、このTapeKingzが作った「作品」自体が、トータルで考えるとまさに「自然児」で、日本人の完成からしたら真似が絶対出来ないでしょう・・・

 ある意味「Nipps」的だったりしますが、私がこの事実を気づいた時、ついていけない反面、こういった感覚を理解することは重要だな・・・と思いました。

 つまり、HipHopという文化形態自体、真面目でいるよりも、「自然体」として楽しむ方向性が必要で、その姿勢があったからこそ、サンプリングやラップなど、既成概念に捕らわれては発見できなかった音楽形態を生みだした・・・と思うから、そういった「自然体」を理解する必要がある・・・と思います。

 TapeKingzモノは・・・ある意味「HipHopの良心」なのかも知れないですね・・・真に受けちゃいけない良心かもしれないですが・・・(^^;)


 んでは、今後もTapeKingzものは紹介すると思いますが、今回はこれにて~♪ 今度はkapriかBizっすね(^0^)


Artists / Title : V.A 「Classic Cuts - Live on Stage - Nas & Wu-tang Clan」
Genre : HipHop(Live)
Release : 1995年前後???
Lebel : TapeKingz no number
DJ Takumi 「& (Joint)」
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 やっと、この作品をご紹介できるタイミングになりました・・・ホントはサクッと書くつもりでしたが、気づいたら遠回りをしてたので・・・(^^;)


 新宿拡声器集団「MSC」が属す「Libra Records」からDJ Takumiさんの1枚で、Libraのミックス作品の中では一番有名だと思います。
 まあ、ジャケがファラオネタで、目を引くものがあるから・・・って言うのもありますが、何よりもLibraらしさ・Takumiさんらしさが十二分に発揮され、作品の良さが引き立っているので、その点が人気の秘密かも知れないですね・・・


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 DJのTakumiさんは、ホント詳しい詳細は分からないのですが、新宿ではなく町田出身の方で、Libra関係のパーティーでよくDJをされてる方のようです。
 名前に関しては、リリースするミックス作品の内容が大変良いこともあり、リリース活動を通して名前が広まった・・・と私は思っています。 

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 現状では、上記のように5枚リリースされており、どの作品も大変高内容です・・・
 Takumiさんの作品の特徴としては「HipHopとJazzを、Streetの名の下で融合」「HipHopの感性でJazzを消化」っという感じになると思います。
 この作品なんかが顕著なんですが、93年~95年ぐらいの緊張感のあるワンループトラックなHipHopと、それらの楽曲のネタになりそうなJazzを・・・うまく融合させてる感じですかね~
 実際に作品では、そのHipHopとJazzを大々的に混ぜ合わせるようなミックスはしてないのですが、うまく同居してる作品が多く、HipHopサイドからも、Jazzサイドからもかなり聞きやすいミックスになってます。 

 Takumiさん自身は95年よりDJをしてるらしいので、私も同じ時期ぐらいにHipHopを好きになったので分かるのですが、きっと聞き始めた時、PremierやDITC関係の「地味だけど、しっかりと首を振れるビート」にヤラれたんでしょう・・・
 そして、理解度を広げるうちに、ネタ等の側面から他の源流的なジャンルに手を出し、Jazzに辿り着き、HipHop的な解釈でJazzを消化していった・・・のだと私は妄想しています(^^;)
 作品のジャケによく「スケボー」が登場し、氏の趣味でもあるようですが、氏のスタンスを明確に表していて象徴的ですね・・・ 
 今回のファラオジャケでも、裏面では、上記の写真のように、1人だけはオーリーをキメていて、「Jazzなジャケットでも、しっかりとHipHopだ!」とさりげなく主張していて大変良いです(^0^)


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 んで、実際の作品のご紹介です~♪
 上の写真のように2CD仕様になっていて、左のオレンジが「HipHop」サイド、右の青が「Jazz」サイドになっています。
 作品の真ん中には、タイトルである「&」が描かれており、文字にすると「HipHop & Jazz」なわけですが、作品上では「&」は「and」とは読まずに「Joint=繋ぐ」という読み方を提示しており、私が先ほどご紹介した「HipHopとJazzの融合」を明確に体現した作品になっています。
 特に、この作品では「真冬の真夜中の、凍てつく寒さのようなStreet感」を主題にしてると思われ、2枚のCDを通して明確に表現をしています。
 以下では、2枚の内容を紹介し、氏が提示する「Street感」を考えたいと思います。

 
 では、オレンジのHipHopサイドからご紹介します・・・
 収録されている楽曲は93年~95年ぐらいのハーコーなNYスタイルのHipHop中心です。
 それこそ、Group HomeとかJeruとかのPremier関連や、Showbiz&AG、OC、Fat Joe、Big L、Daiamond、FinesseのようなDITC勢の楽曲が中心で、男のワンループ的な曲が多いです。
 表現は変ですが、夏の太陽の下で聴く曲ではなく、真冬の夜道で、ヘッドフォン越しに聞くのに最適・・・な感じの曲が多いのかな? 
 実際にこれらの曲のPVだと「真冬」「夜」「息が白い」みたいのが共通点になってますね(^^;)
 なお、JeruやBeatnutsからのシャウトがなぜか入ってますよ・・・

 その流れの中で、漢や志人、大華、Juswanna、Primal、山仁のようなLibra所属アーティスト・関係者の楽曲&フリースタイルが上手い形で導入されており、今回のテーマであろう「Street感」を明確に提示します。
 上記した海外(NY)の曲は、当然「英語」なわけで、タイトルやグルーブからStreetの匂いを嗅ぎ取ることは出来ますが、ラップの中で披露される「細かいディティール」は理解できないことが多いです。
 しかし、日本語であれば、その細かいディティールが理解できるわけで、日本勢の参加は、リスナーに対して主題である「Street感」を分かりやすく提示してると思います。

 そして、それらの楽曲を、Takumiさんのシャープなミックスで「一つにまとめる」感じです・・・
 Takumiさんに関しては、スクラッチなり、ミックスなり、かなり技術がある方で、派手なことはしないですが、作品上で効果的に技を用いており、今回も要所要所で技が光っています。
 まあ、渋いって表現がいいのかも知れないですが、今回のであれば、さりげなくブレンド(Big L)をしてたりし、細かく聞くと唸ってしまう内容に仕上がってます。
 

 次は、青のJazzサイドをご紹介します。
 TakumiさんのJazzなどをミックスするときは、曲のグルーブを最優先するスタイルをとり、1曲1曲をしっかりと選曲し、そのグルーブを持続させながらスムースにミックスを進めます。
 こちらのJazzサイドでも、スムースに進行していきますが、今回はHipHopで表現していた「Street感」を出すべく、黒いJazzで攻め始めます。
 序盤では、手と手が握り合ったレーベルロゴでおなじみの「Black jazz」レーベルの曲を中心にチョイスし、暗い闇の中で、激しく躍動している曲、つまり「黒いGrooveの曲」をチョイスします。
 あまりこの辺は知識がないので、説明に自信がないのですが、60年代末以降の「Jazz Funk」っぽい、太いドラム感のある曲をチョイスすることで、HipHopの太いドラム感と関連性を出したのかな・・・と思います。

 以後の流れも、上記した「黒いGroove」を中心にJazz的な要素で進行していくのですが、あまりに気持ちよく流れていくので気付かなかったことがあります。
 後半に進むにつれて、いわゆる「Jazz」というカテゴリーを飛び出し、RareGrooveやSoul、Funkなどの「Black Music」中心に選曲していて、氏の掘りの深さに気付かされました。
 曲としては、レアなのが多いですが、それこそRareGroove、FreeSoulなどで評価された定番ものも広く取り上げられ、それこそ「ガム踏んじゃった」でおなじみの「The 9th Creation」とか、Muroさんも取り上げた、Jody Roberts / Sweet Sticky Thingのナイスカバーなどが収録されています。
 これらの曲がポイントなのは、前半の躍動的な黒いGrooveを、これらの別のジャンルに移動することで、流れにアクセントなり展開をつける効果があり、大変良いですね。
 
 特に、ここで紹介している後半部分は、ジャケのファラオのような「Spiritual Jazz」のフレイバーを表現しつつ、終わりに向けて「温もり」がある表現をしてるようです・・・
 Streetの終着点として「冷たさだけではない」ことを語りかけているようで、ミックスのストーリ作りも秀逸だな~と思わされました。
 一見すると冷酷な印象のある「Street」において、人間がしっかりと生きている「躍動感」を表しつつ、後半になるにつれて、その人間達が作りだす「暖かさ」も提示され、無表情になりそうな主題のミックスに多様性を見出し、かつ聴きすく構成してる点は凄いっすね・・・


 以上で「HipHopサイド」と「Jazzサイド」の紹介をおわりますが・・・Jazzサイドは、あんまり私に知識がないので、突っ込まないでね(^^;) 妄想力を振るに使って書きましたよww


 まあ、この作品で重要なのは、HipHopとJazzの異なる2つの世界観を提示することで、「Street」を表現してる点・・・だと思います。

 そのStreetというのは、HipHopサイドで、LibraのMC陣がライムしていた「新宿」の彼らが生息している「Street」を表しているのだと思います。

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 はい、上の写真は彼らが生息していると思われる、新宿・・・区の大久保・戸山周辺です。 先週の週末に撮影しました・・・(^^;)
 このブログでもチラッと書いたことがありますが、私の職場は、この大久保からちょっと離れた新宿区内の某所なので、この写真のあたりも、車で通ったりしてるので、土地観があったので、先週末の仕事が終わった後に、一杯飲んでから行ってみました。
 
 行った理由の本当の所は、Takumiさんなり、Libra勢が表現した「新宿のStreet」を、このCDを聞きながら歩くことで理解できたら・・・と思ったからです。
 
 私自身、高校生のころ、今回のCDのHipHopサイドに収録されている「93~95年ぐらいのワンループ」のHipHopは、理解がない人にとっては地味な印象しかないと思いますが、当時、家で飼っていた犬(ラブラドール・レトリバー 雄)との「散歩」のおかげで理解出来たんですよ・・・
 季節に関係なく、アホみたく散歩に行く犬だったので、その時ミックステープとかを聞きながら行くことが多かったのですが、真冬の夜の散歩の時、上記したHipHopを聞いてると、現地(NY)の凄い寒い雰囲気が体感でき・・・体を張って理解した・・・って感じでしょうか?

 つまり、今回、新宿に行ったのも「体を張って体感」することで、彼らのStreetを理解したいと思ったからです。

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 コースとしては、明治通りを高田馬場辺りから新宿方向に進み、大久保通りの交差点で左に曲がり、戸山の団地群へ進み、女子医大付近になったら来た道を戻り、大久保方面へ進み、新大久保の駅をゴールにしました。
 彼らが、このルート周辺が生息地なのかは明確には調べないまま行ったのですが、行って正解でした・・・彼らの生息地ではなかったら不正解ですが・・・(--;)

 当日は、小雨が降っていたが、春一番が吹いたことで、寒いんだけど冬なのに生暖かい変な雰囲気がある感じでした。
 ヘッドフォンをがっちりと両耳にあて、CDディスクマンにHipHopサイドをぶち込み、聞きなれたHipHopの楽曲を聞きながら、夜の10時ごろ、ほろ酔いで歩きました・・・

 一般的に「新宿」というと、新宿駅を降りた周辺の繁華街だったり、デパート群だったり、ちょっと歩いた歌舞伎町の雰囲気だったりが、一般的なイメージだと思いますが、Libra勢が表現する「新宿」は、その歌舞伎町をもっと進み、職安通りを越えたあたりから始まるような気がします
 つまり、「人が生活している場所」としての新宿がそうで、一般的には知られてない「新宿」を指すと思います。

 私自身は、この周辺で働いてるので、その空気感は漠然と理解が出来てましたが、現地に行くと違いますね・・・
 明治通りは、日中の喧騒は嘘のように、交通量が少なくなり、車のヘッドライトが静かに通り過ぎて行きます。
 大久保の交差点の所は、日中は、買い物をしてる人や、仕事で往来してる人など、人っ気が絶えない場所ですが、夜ともなると人は少なく、普段接していた喧騒を知ってる分、ちょっと驚きました・・・
 さらに進路を進め、戸山の団地群に向かうと、家の明かりも消え始めた時間だったので、大変暗く、足元より寒さを感じ、私の足並みも早くなります・・・

 この周辺を、NYのクイーズとかサウスブロンクスのプロジェクト群と重ねることは出来ませんが、それに近い印象は・・・あるかもと思いました。
 実際のこの周辺は、かなりいろんな年代の方が住んでおり、治安も最近はそんなに悪くない・・・と聞いてますので、NYと重ねることはできないと思います。
 まあ、他の地区と同様で、高齢化の問題もあると思いますが、そこに住んでない私がこれ以上詮索は出来ないので、例えを止めますが、彼らがこういった環境でサバイバルし、築き上げた音楽観を、彼らの環境で再確認すると・・・理解できる点が多いですね。

 人っ気がなく、大変寒い状況で聴く、Takumiさんが刻む「Streetのグルーブ」は、その状況下でも、都会のストリートソルジャーの心に灯をつけるような・・・分かるやつには、真冬でもサバイバルする為の元気を与えてくれるような・・・そんな効果があったと思います。
 私も終始、首を振りながら、知ってる曲であれば、一緒にラップをし、Takumiさんの「グルーブ」に入り込んでいました・・・ 
 HipHopは、都会で生きるストリートソルジャー達の応援歌なのかも知れないですね・・・

 また、Libra勢のMCは・・・彼らの現場で聴くと、言葉がホント生きて伝わってきて、彼らの「タフ」さが理解できたような気がします。
 決して、器用だとは思えないけど、地に足付いてストリートを生き抜いてる・・・そんな感じを読み取ることが出来ました。

 帰りは、大久保の喧騒を横目で見つつ(立ってるお姉さん方も復活してた!)、帰りましたが、なかなかいい経験をしました・・・寒かったけどww
 機会があれば、皆さんも「現地聴き」を試してみてくださいね・・・


 え~、脱線しまくってますので、この辺で話をまとめたいと思います。

 まず、アイデアとして2つの内容に分け、その違うジャンルの二つ音楽群が聞きこむほど融合し、彼がおそらく提示したかった「新宿のStreet感」を、多面的に表現している点は大変秀逸だと思います。
 Street感は、私が実地調査した限りだと、奥深さを持ちながら、温もりなんかを内包した、複雑なもので、素人には簡単に扱えないな・・・と思いつつも、必要な者どもにはしっかりと届く内容に仕上がっており、私もこれからも聞き続けると心に誓いました。

 また、上記はあまり一般的な聴き方ではない(私の妄想力が爆発してるだけww)ので、普通に聞く方向も考えると、大変満足できる内容に仕上がってると思います。
 私は、Takumiさんが表現した「Groove」を「Street感」と訳しましたが、単純に聞いていても、ミックスにメリハリがあり、HipHopが好きな方でも、Jazzが好きな方でも満足が出来ると思います・・・
 特に、今までHipHopしか聞いたことがなかった方が、Jazzサイドを聞くと、簡単にその魅力に入ってしまうような・・・HipHopを消化したJazzが披露されています。 
 その逆もしかりで、Jazzが好きな方が、HipHopサイドを聞いたら、黒いGrooveなり不良感が堪らなく感じられると思いますよ♪

 TakumiさんとLibra勢が醸し出す「本物のStreet Groove」に是非やられちゃってくださいな~


 ほんとはサックりと書くはずだったのですが、悪い癖で妄想力が爆発してしまい、現地にまで行ったわけですが、好きな作品だからこそ、その魅力を余すことなく伝えたい・・・そんな気持ちがありました。
 だけど、私の文章力もまだまだだな・・・なんか上手くまとまらなかったな~(^^;) がんばろ~っとww

Artists / Title : DJ Takumi 「& (Joint)」
Genre : HipHop、Jazz、RareGroove、Soul、Funk・・・
Release : 2006年3月
Lebel : Libra Records LIBMIX-005

<追記> 2009年3月8日
写真を数点追加しました。 ちなみにこのCDは第4作目っすね。
A Day in the Shibuya・・・
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 え~っと、今日は休みの日だったので、毎度の如くレコード屋に行くわけですが・・・少し思ったことがあったので、雑文を書きたいと思います。


 社会人になり、もう何年も経ちますが、未だにレコード屋に行くことは止めず、知識が増えたことや、お金が少し増えたことで、学生の時よりも購入する対象が広がり、気づいたらレコード屋の行動範囲が広くなっています。
 今日も今日とて、予定はしてなかったですが、渋谷→新宿→池袋→お茶の水→神保町とユニオンを中心にハシゴをして、釣果はかなり良かったです・・・でも、結構疲れてます(^^;)
 また、地方への出張があれば・・・ここ最近は喜んで立候補し、行けるタイミングを見つけて、出張先のレコード屋もチェックしてます・・・個人的には、まだ攻め切れてないですが「大阪」がイイですね・・・

 しかし、レコード購入の「中心地」は・・・今も昔もかわらず「渋谷」です。
 特に、用事がない限り、レコードハンティングに行く時の「起点」は渋谷で、そこから他の町に「移動」することが最近は多いですね・・・
 90年代中盤より通うようになり、渋谷でレコードを買うことを教わり渋谷のレコード屋・黄金期も一応経験し(すべての店はいけなかったです)、レコード屋が減った今でも、いい店がまだあるので、渋谷がやっぱり中心になります。


 今日は、目的があって、とりあえず渋谷に行きましたが・・・色々と思うことがありました。


 とりあえず、お昼前に渋谷につき、ユニオンを3F、2F、B1とチェックし、その間に何品か琴線に触れたものを購入し(いつもありがとうございます!!)、気づいたらおなかも減ってたので、飯を食って、目的の場所に向かいます・・・

 今日の目的とは、トップの写真にある「Manhattan Records」で、レコードのある本店(?)と、隣のビルの服屋がリニューアルし、記念としてある「もの」が配布される・・・ので、その「あるもの」をゲットするため・・・です。
 まあ、目的があろうが、なかろうが、Mには毎回行ってるんですけどね・・・

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 ちと分かりづらい写真ですが、左が本店(?)で、右が服屋です。 
 服屋の方は、大々的にリニューアルし、PhatFarm的なクラシックなラインを独自に販売するようで、ものすごくお洒落になっていました。
 んで、となりの本店は、微妙に変わり・・・CDの販売面積が「また」増えました・・・
 う~ん、今は私もMでレコードを買うことはなくなってしまったので、そのことに対して意見を言える立場でないですが、全盛期を知ってる立場としては、ちょっと悲しいですよ・・・まるでレコードが負けたみたいで・・・
 ただ、今日は、写真の通り、店頭では視聴盤なんかを放出したり(内容的にはマアマア)、バックストックでレアなのを放出(MUROさんの過去の12inchとか、NitroのM流通のCDとか)し、レコードが盛り上がってるちゃー盛り上がってました・・・


 んで、Mに行った目的というのは、上のチラシには記載がないですが、Rebone記念で、5000円以上お買い上げで・・・なんと「MURO」さんのミックスCDをプレゼントですよ!!
 MUROファンとして、これに手を出さないわけにはいかないので、ある意味「回収」という側面を持ちつつ、Mに行きました・・・

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 実際に回収・・・いやいや、ゲットしたのは上の写真のモノになります。
 こういう「何円以上でプレゼント」のときって、その情報を知った段階から、何円以上にする為に、普通に買っちゃいそうなモノを、あえて買わず、そのプレゼント期間の時に買うように調整し、そのプレゼントをゲットする・・・ってことがありますよね。
 ユニオンだと、買うのは中古が多いので、そんなことを考えてると無くなっちゃうので、調整はしない・・・んだけど、毎回、結構な量を買うのでプレゼントは貰えちゃいますが、新譜中心のManhattanだと、そうもいかないので、NEWリリース関係を後に回して、その時にまとめて買うって感じにしてます。
 今回も、ミックスCDを中心に、後に回してたのがあり、楽勝で5000円オーバーにして、無事にMUROさんのをゲットしました(^0^) 
 ちなみに、SpinnaのSadeだけのミックスが今日あたり出ることを知ってたので、今回はそれを軸(?)にしました(^^;)

 MUROさんのCDは、右のミニトートに入った形でプレゼントされました。
 内容に関しては・・・今聞きながら書いてますが、最高です!!!
 う~ん、ネタばらし見たくなりそうですが、あえて書くと「UK歌もの」を中心にミックスしていて、かなりいいですよ・・・
 個人的には、CypherでMUROさんから教わった曲が多く、大変聴きやすいですね・・・

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 今回のCDに入ってる曲は、ホントMUROさんから良さを教えてもらった曲で、上記のようにCypherで放送されてミックスを特別編集し、「幻の7番」として何度も聞いて、親しみを持っていたので、その総決算的な内容で、聞いてみて大変嬉しかったです。
 今回はトラックリストが付いてるので、曲名を知らなかった曲が10年越しで判明したり、単純に好きな曲がミックスしてたり・・・MUROさん、流石っすよ!!
 このCDも、その内ですが・・・絶対紹介します!!!


 そんなわけで、ホクホクでMを後にし、CISCOは無くなっちゃったけど、なぜか習慣でCISCO坂を登って、他のレコード屋(今だとYellow PopとNEXTだけですけどね)に行くわけですが、衝撃の光景が・・・

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 旧CISCOのテクノ店があったところに、店舗を構えてた「Disc Jam」のレコード部門のお店が、上記の写真のように、備品を撤退してます・・・つまり、閉店した模様です・・・

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 ややこしいですが、この上の2枚は、このブログを始めて、いろんなレコ屋の写真を撮ってることから、秋口に撮影した、Disc Jamが営業してる時の写真です。
 もともと、ハス向かいで営業していたDJ機材ショップの「Disc Jam」がオープンした、House・Techno関係のお店で、Ciscoが閉鎖したあと、昨年の初頭ぐらいにオープンしました。
 個人的には、Houseは好きですが、レコードはそんなに買ってないので、お世話にならなかったですが、ある「思い出」があります。

 Disc Jamの機材の方のお店で、目立つところに看板で「Fuck PC - Real DJ Use Vinyl」みたいなことが書いてあり、渋谷の住民(通いも込みで)を驚かせました!
 CISCOが潰れ、その潰れた原因であり、レコード業界を冷え切らせた原因として考えられる「PC」について、そのPC用の商品(セラートとかね)も売ってるのに、こんなことを大々的に書いて、かつレコード店をCISCOテクノの跡地にオープンした・・・ので、住民を勇気づけた印象が個人的にはあります。

 しかし、そのスローガンも景気の波には勝てなかった・・・わけですね(涙)
 思い返してみると、Houseの中古がメインで、品揃え的には変わり映えがなく、レコード店として個性がなかった・・・と思いますが、その心意気は買ってたんですよね・・・

 
 いろんなところで、レコード店が閉鎖された・・・って話があり、私個人も利用していたお店が無くなって、悲しい思いをしています・・・

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 上記の写真は、以前撮影したのと、今日撮影したもので、すべて無くなってしまったレコード店があった場所の写真です。
 一番上が、CISCO渋谷本店とSpice2号店、2段目がHomebaseとSpice1号店、3段目がSavageやSound of Blacknessがあったビルです。
 更地になったところもあれば、空店舗のままだったり・・・今は飲みながら書いてるので結構涙腺にくる状況ですね(^^;)

 お店の畳み方は、その店舗によって違いますが、何も言わずに畳んだり(SOBっすね)、粛々と閉店セールをして畳んだり(Spiceっすね)と、いろいろとありました。
 その中で、興味的なことがあります・・・ 店舗閉鎖の理由として「地区の再開発」が上げられ、それを理由に営業してた場所で営業ができず、店を閉める・・・っていう話があり、Savageのビルがそうだった・・・と思います。
 この話は、Savageの店員の兄ちゃんから聞いたのですが、当時としては、不動産バブルだった時期なので、リアリティーがある話で、納得できたのですが、今でもあのビルがあるので、言い逃れのための口実なのかな・・・とも思いました。
 しかし、その「再開発」の話も、昨年のリーマンショック以降、うまく進まない気運があり、事実、Spice1号店の跡地も、看板は見てないですが、工事が進んでないですし、Savageのビルも取り壊しどころか、まだ普通に営業してる・・・んですよね(^^;)

 私も、会社員のはしくれとして、世の中の「不景気」を仕事の一環として重々に感じています。 
 そして、レコード業界の不況も、利用者の立場から感じています。

 リーマンショックの前で、レコード店が閉鎖される状況は、レコード業界の構造的な問題(PCに流れたとか、利用者が減ったとか)があったらからだと理解が出来ましたが、今の経済状況をして、今のレコード業界の現状を計り知るのは難しいです。
 私も、気づいたら残業代が微妙にカットされ(就業時間が終わってから30分は休憩時間だと一方的に経営側から決めつけられ、その30分をカットされてます・・・セコイね!!)、今の経済状況が厳しいことを痛感していまし、仕事をしてても、いわゆる「売上」的なところでだいぶ苦労をしています。

 
 今日は、Manhattanが生まれ変わり、その陰でDisc Jamが閉鎖しました。
 Mは、これからも「生き残る」為に生まれ変わり、Disc Jamはこれ以上負債が出来ないため、撤退したのでしょうか・・・
 あんなに勇気づけた言葉を発した者が、簡単に撤退をしています・・・ しかし、その半面で、なんとか踏ん張ろうとしている者もいます。
 
 

 渋谷は・・・いや、アナログ・レコード店はこれからどうなるんでしょう・・・
 今の経済状況は、どの業種でもマイナスの方向に働いてるわけで、個人の店舗みたいなところは、耐え切れず店を畳んだり・・・してますが、その反面、頑張って踏みとどまろうとしてる所もあります。
 今日の私の行動範囲であれば、Manhattanは踏みとどまろうとし、Disc Jamは飲みこまれてしまいました。
 
 レコード業界については、個人の購買力がものを言います・・・個人が「買わない」から、そのお店が潰れたりするわけです。
 でも、こんな経済状況だと、本当に「対価」を払えない所には投資しない・・・ですよね。

 今日、渋谷をウロウロしてて、上記のことなんかを考えましたが、レコード業界もきっと今が「岐路」なんですよ・・・
 ユーザーの利用形態の変化も重要ですが、そのユーザーにとって一番重要な懐具合を左右する経済状況が最悪とあっては・・・レコード業界は厳しいですよ!


 答えが出来ない書き込みになりましたが、生きるために生まれ変わる者(Manhattan)も入れば、負けて退くもの(Disc Jam)もいます。
 各人が、その行動をした理由の本旨は、明確には分からないですが、彼らがそういった決断をした・・・影には、私たちのような「利用者」の経済状況があってですよ・・・
 結局は・・・レコード屋さんを生かすも殺すも・・・は、実は利用者である「我々」の行動が大きいですよ!!


 個人的には、レコード店が市場・シーンにおいて先導的な役割での影響力は大きいと思うので、サポートすべく、なるべく実店舗を利用しています
 幸い、自分の行動範囲にお店があったり、自分の興味がまだまだあったり、お金もちょっとは余裕があったり・・・するのでレコード屋さん通いはまだまだ続きそうです・・・
 
 私も、なぜかこんなブログを始めましたが、私の行動を通して、レコード市場に刺激を与え、活性化出来れば・・・と思うようになりました。
 私は、この「レコード・ワールド」を潰す気はありません・・・というか、潰したくないです!
 
 なので、このブログをやり続けたいと思います!! 
 まだまだ、書きたいと思ってる「ネタ」は沢山あります・・・ここ最近は、仕事が忙しくって、更新出来ないですが、これからも頑張りたいと思います。

 
 酔っ払ってるのと、気づいたらこんな時間になってたので、無理やり結論をまとめました・・・アジってるな・・・酔っぱらうと語っちゃうんですよね~ まあ、こんなところで・・・(^^;)

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<付録>
DOがタシーロされ、BootStreetがどうなってるのかな?と思ったら、営業してますね・・・

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 タシーロされたことに対してはコメントはないですが、営業してるって・・・タフだな・・・
 真ん中のリリース予定だったアルバムは販売中止になったみたいだし、厳しいだろうな・・・と思ってたら、普通にやってる・・・って・・・
 なお、店頭では、右のようなフライヤーが貼られていて、レスポンスが早いっすね・・・USとかのマネ感が強いデザイン&アイデアですけどね・・・この点も、個人的な意見は控えます。
DJ Hiba Hihi & DJ Bobo James 「Stinky Ass Buddha Porno Funk Radio Show Vol.1」
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 今週は、とほほ・・・な感じで仕事に黙殺されてました(--;) なので、週末は多めに更新出来ればいいな・・・と思います。 
 連チャンでNippsもの・・・というか、ミックステープ業界ではかなり有名な1本のご紹介です(^0^)


 Buddha Brand として一世を風靡したDev LargeとNippsがコンビを組んだミックス作品・・・なのですが、流石Buddhaという感じで、掟破りの裏ワザでシーンを驚かせたモノになります。

 この作品は、彼らがNY時代に撮り貯めていた「HipHopのラジオ番組のエアチェックテープ」を豪快に再編集した・・・作品になります。
 作品内では、ご両名が仮想のラジオ番組を担当するMCになり、その番組でDJがミックスする部分を、そのエアチェックしたテープのミックス部分を使用して、ひとつのHipHop番組のように成立させちゃう・・・っていう裏ワザを披露しております!!

 いや~、これがリリースされた当時、普通にCiscoで買いましたが、速攻でヤラレましたよ!!
 だって、そんな方法思いつかないでしょ・・・ミックステープというフォーマットを簡単にブッチぎるも、しっかりとHipHopとして成立させちゃってるところは・・・流石としか言えませんよ!!
 私個人としては、HipHop自体が「発想の転換の産物」という点を強く認識してたので、このテープの意義もすぐに理解でき、素直に負けた・・・な一本として殿堂入りをしています(^^;)

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 なぜ、このテープを作ろうとしたのかは、詳細が分からないですが、理由の一つとして、彼らがNY時代に聞いていたラジオの影響を常に公言していて、そのお世話になったラジオ番組に対しての「愛=オマージュ」として作ったのかな・・・と私個人は妄想しましたww
 それこそ、メンバーのMaster Keyは、当時NYで通っていた空手教室が終わったらダッシュで帰って、Kid Capriのラジオを録音&聞いていたが、開始まで間に合わず、出だしが録音できなかった・・・とか、FRONT誌でNYのラジオ特集(96年11月号)があったとき、当然Buddhaのメンバーが呼ばれ、ラジオについて熱く語ってた・・・とかがありますね。

 HipHopという音楽において、ラジオが果たした役割は大変大きいと思います。
 私自身も、以前紹介した「Da Cypher」で沢山の影響を受けましたし、他の土地(NYとかLAとか・・・きっと全世界ですよ)でも、ラジオを聞いて影響を受けた方が多いと思います。
 どんなことを影響を受けたかは、人それぞれで違うので、考察は避けますが、メインカルチャーでない音楽であったHipHopの「中心的な位置」としてラジオが機能し、情報の伝達だったり、リスナーの教育だったり、何よりも「共通の楽しみの場所」としての機能が大きかったと思います。
 
 また、NYのラジオに関しては、NYだけでなく、世界的に影響度が高かったと思います。
 なぜなら、それらの録音テープが、海を越えて、各地に散らばり、その現地で聴いた者に多大な影響を与えているからです。
 日本でも当然そうで、よくインタビューで黎明期であった80年代・90年代初期の話があると、「友人より現地の録音テープを送ってもらって聞いてた」とか「店頭に毎週入荷するエアチェックテープを買って勉強してた」とか、情報の入手手段(雑誌とか番組とか)が少ない状況において、リアルな情報を得る手段として機能していたと思います。

 私がこの世界に入った90年代中頃も、FRONTなどの情報誌が整い始めましたが、この手のエアチェックテープは結構重宝され、レコード店や洋服屋で、かなりの種類が販売されてました・・・ 
 私も当時、何本か適当に買い、「これがNYの空気か・・・」と思い、空気感みたいのを体感した記憶はあります・・・ しかし、その手のテープ(番組)って、結構地味な内容のが多く、友達にあげちゃったりしてて・・・全然持ってないっすね(^^;)
 あんまり、参考にならないかも知れないですが、Spinnaのテープはあったので、参考写真に貼っておきます~♪ ちなみにこのタイトルから、あのミックスCDシリーズのタイトルになったのかな???
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 んなわけで、ラジオより多大な影響を受けたご両名は・・・Buddhaスタイルさながら、イルな内容に仕上げており、マニアには堪らない内容になってます(^0^)
 
 作品のスタイルとしては、2人がパーソナリティーを務める「ミックスショー形式のラジオ番組」の形を取っていて、要所要所でご両名のトークを挟みつつ、彼らがエアチェックしたテープより、DJミックスの部分を切り取り、ご両名の番組でそのDJ達が回してるみたいな雰囲気でそのミックスをかける・・・という感じです。
 その中でズルイのが、出だしでDLが、実際はそこにはいないのに「後ろにMr,Magicが待機してるぜ~」と言っていて、実際にMagicの音源を使っているのですが、雰囲気作り(そのDJ達が本当にDJしてるみたいな・・・)の点では間違えないし、何よりも、こんなアイデアを思いついた自負・男の余裕みたいのが感じられ・・・いいですね~
 なお、作品中は、DJは結構真面目に・気合いを入れて収録してますが、Nippsは予想通り(?)適当ですww

 実際に使用した番組・DJは、私の拙い英語力で聴いたので、間違えがあるかも知れないですが、Mr,Magic 、Marley Marl、Strech Armstrong なんかの80年代中期以降、90年代初期の音源が使用されてました。
 A面では、80年代のミックス中心で、B面がStrechの90年代アンダーグラウンドなミックス中心で、いろいろと面白いところが多いです。
 たとえば、A面では、おそらくMarleyのミックスショーから抜粋された、Big Daddy Kane のフリースタイルが収録されており、これがカッコよすぎです!! 今度の来日が楽しみっすね・・・行かないけどww
 また、80年代ものって「ラジオ・バージョン(放送禁止用語を消してるやつ)」を収録してない曲もあり、DJ達がミックスをしつつ、ダメな言葉を手動で切ってましたww この点は興味深かったっすね・・・

 ただ、ラジオショーのミックスなので、作品性のあるミックスはなく、聞いていると、結構単調に思えるところはあると思います。
 この作品も、何本かの録音したミックスを使っていて、かつ時代が違う、いろんなDJのミックスを使ってるので、ミックスの差異はあり、幕の内弁当的な味わい方は出来ますが、全体をザッと聞くと地味な印象はあると思います・・・・

 しかし、そこはBuddhaですよ・・・ その地味な印象を埋めるべく、Buddhaの「マル秘音源」をぶち込んでくれます。

 A面の後半では、おそらくFM番組(YouさんのNightFlightかな?)で収録された彼ら(DL、CQ、Nipps)のフリースタイルが収録され、これがカッコいいですね!!
 この部分は詳しく聞くと、「さんぴんキャンプ」で、野音の映像の前に収録されたDLのライン(次の週の小鳥ではなく・・・みたいなやつね)が収録されてて、さんぴんではDLの一部のみが収録(下記の動画の一番最後5秒ぐらいのやつです)されてましたが、こちらでは3名による長めのフリースタイルでしたよ(^0^)


 またB面はもっと濃く、日本に帰国直後のラジオでのインタビューと、仙台でのライブ音源が入っています!!
 ラジオインタビューは、どの番組かはわからないですが、Rikoさんらしき人(声が加工されており、一瞬聞こえた笑い声がRikoさんぽかった)が、Buddhaのメンバー4名にインタビューするという形で、かなりぶっ飛んでますね~ww ファンにはたまらないっすね。

 また、仙台のライブでは・・・幻の曲「チビリチョットチェケラウ」が披露されています!!
 結成当時の持ちネタで、記憶だと、ファーストシングルに入れようかどうか迷った曲だったと思います・・・
 ライブでは、Souls of Mischief / 93 'til Infinity のトラックにのせ、MCの3者が熱くマイクをぶちかましており、かなりヤラレます!! これもファンにはたまらないですね~
 なお、この音源は、2005年頃に突然12inchで発売した「Bait2005」のB面にも収録されているようです・・・ そういえば、この12inchは持ってないので、画像は拝借です(^^;)
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 あと、要所要所で、彼らの「トーク」がイルに炸裂してていいんです・・・
 この作品だと、そのイルトークはマアマアなのですが、以後リリースされたシリーズだともっと炸裂しますので、以後の作品を紹介した時に、このイルトークのこともお話しますね(^0^)


 そんなわけで、Buddhaファンにはお勧めのイルな1本のご紹介でした~
 ファン以外の方には、全体的なミックスは、結論として単調なのでお薦め出来ないですが、レアなラジオ音源が収録されている・・・と考えると、その点は考慮できると思います。
 ただ、こういった「発想」自体は、もっと愛でるべきですよね!!


Artists / Title : DJ Hiba Hihi & DJ Bobo James 「Stinky Ass Buddha Porno Funk Radio Show Vol.1」
Genre : Hip Hop
Release : 2004年4月
Lebel : えん突Recordings THBTHRCT-0001
Notice : No Track List

あと、これはCD版も、ジャケ違いで出てますね~

<追記> 2009年4月11日
 当時のFrontを引っ張ってきたので、撮影して貼り付けしました。
Nipps 「Pause Tape #1 - Uncut Product」
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 まだまだ、残業天国が続くので、サクッと書けそうなのを・・・(^^;)

 ジャケットには表記はないのですが、実はBuddhaのNipps作成の1本のご紹介です~♪

 私自身は、数年前に、これを誰の作品か分からずに中古で底値で買い上げ、なんか変な内容だな~と思ってて・・・ず~と聴かずにいたら、近年になり、これと同ジャケのCDがNipps名義で再発されたことで、「えっ、あれNippsのなの!」と驚いた1本です。
 ジャケにはNippsの文字はないのですが、よくよく見てみると、一部に「Midorinogohonyubi」とタグ調で書いてあり、それはNippsの個人レーベル名なので、間違いないと思われます・・・

 皆さん、Nippsは好きですか・・・嫌いって言う人は珍しいでしょう!!
 いや~、私もBuddhaの歌詞を中心にヤラレましたよ・・・ その表現が正しいのかどうかは分からないですが、日本で一番「イル=病んでる」を体現したと思います。
 だって、「イルマティック、ブッダスタイル、川俣●●スタイル、ブッダ斬る通り魔スタイル!」とか思いつかないですよ・・・普通に暮らしてたらww

 ラップのスタイルも、声が微妙に甲高くって、しっかりと耳に残るのもいいですし、英語を多様したライム&フローも、当時は賛否両論(英語使うなよ!みたいな同業者からの突っ込みが結構あった)がありましたが、深く聞くと素敵なラインが多いですよね~ ♪smooth butter like the brand ゆきじるし~♪とかね(^0^)
 個人的には、さんぴんの大怪我の登場の仕方とか、服装とか、スプレーとか・・・かなりヤラレました・・・真似はしなかったですがww




 あと、Nippsは確か洋服屋もやってた記憶があります・・・

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 Cisco坂のところの、Yellow Popの真下にある、地下っぽいところにある「duel」って店が、確かNippsのお店(手伝ってるだけ??)で、何度か、あの坂で見かけたことがあります・・・ 見かけた限りだと、真面目に働いてる素振りはないんだよな~ww

 まあ、結局のところ・・・行動が読めない人なんですよね~ww


 んなわけで、Nippsのミックス作品なわけですが・・・ある意味、Nippsらしい行動が読めない「めちゃくちゃ」感が発揮されているような・・・いないような・・・内容になっています(^^;)

 ジャンル的には「Underground Hip Hop」になると思います・・・が、個人的にはすごい「聴きにくい」感じでした(^^;)

 今で言うRyowさんとか、Mitsuさんとか、Grooveman Spotのような洗練されたアングラではなく、それこそKenseiさんとか、Krushさんがかけてるような・・・なんか小難しい感じで、それこそ昔は「バックパッカーの匂いがする」と形容されていたようなアングラな曲が多いかな~と思います。
 私の趣味が合わないのもありますが、なんか内向的で、いまいち楽しめない曲が多かったです・・・ なんか、一時期Mery Joy周辺が持ち上げてたような感じの曲が多く・・・理解できないんだよな~ww
 有名曲も一切なく、歌詞が分かれば楽しめるかも知れないですが、分かりやすいフローやパンチラインが全くないRAPを聴き続けるのも・・・辛いですね(^^;)

 また、ミックスらしいミックスも一切行っていなく、フェードアウト&フェードインでミックスしています・・・ロフト的かと思いきや、その感じもなく、ミックスの面でも聞きにくいですね・・・


 Nippsがなぜこのテープを作ったのかは全く不明ですが、企画意図がまったく読めず、いったい何のためにリリースしたんだろう・・・・と頭をひねらずにいられない一本に仕上がっています(^^;)
 盛り上がりが全くなく、作品の志向性も読めず、淡々と地味~なラップとトラックが流れる・・・だけですよ・・・なんでこんなの作っちゃったんだろう???
 Nippsは英語の理解度が高いから、歌詞の良さなんかを惹かれたのかも知れないですが、あまりにも理解できない内容で、リスナーが置いてきぼりをくってる印象があります。

 ただ、私自身は、作品の内容としては全く楽しめなかったですが、ある種、Nippsらしい「行動が読めない」という意味ではNippsらしいな~と思わせる一本ではあるので、プラマイでゼロだな・・・と納得もしましたww
 だって、聞いたら分かりますが、こんなのを市場に流通させることなんて・・・勇気があるって言うか、よく考えてないっていうか・・・う~ん、結局はNippsらしいな・・・と思わせるんですもん!

 
 ミックステープと言ったら、DJが楽曲をミックスさせて、いい曲をさらにいい曲に・・・って効果なり前提があって成立するわけですが、そういう諸概念すら平気でぶっちぎっちゃってる・・・・そんなNippsらしい一面は見えるので・・・紹介には値するのかな・・・とは思いました(^^;)
 作ろうと思っても、作れない・・・感じの作品で、ナチュラルボーンキラーじゃないと無理ですww

 CDは最近再発されたので、まだ買えると思いますので、Nippsファンや、アングラファンにはお勧めできる・・・かもです?
 他の方は・・・Nippsは他の作品も出してるので、そちらの方がいいでしょう・・・保障はしないけど(^^;)

Artists / Title : Nipps 「Pause Tape #1 - Uncut Product」
Genre : Underground Hip Hop
Release : 2000年以降?
Lebel : PROTEIN ??
Notice : No Track List

なんか、褒めてない文章になっちゃったけど・・・大筋では褒めてますよww

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<追記 2009/02/22>
duelの写真を追加しました。
ちなみに、ジャケはIssac HayesのOSTが元ネタっすね。
フライヤー列伝 ~2000年ぐらいまで A4サイズ・B5サイズ
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 え~、昨日は午後より仕事の付き合いで、取引先の創立@@周年記念パーティーに行き、気づいたら終電間際まで飲んでて、今日は二日酔いです・・・(--;)
 なので、あんまり考えずに書ける内容を・・・ということで、手持ちのフライヤーで、ちょっと面白いのを適当にご紹介します~♪
 
 まず、フライヤーは・・・結構邪魔なくらいあります(^^;)
 恐らく1997年くらいから収集し始め、だんだんと他ジャンルに手を伸ばし、気づいたら、レコード屋に行くという行為の中に「フライヤー狩り」が目的の一つとなり、今に至ってます・・・
 なんとなくは整理して保管していますが、ものによっては、タンスの奥深くに保管されてるので、探すのが大変なのも多いです(^^;)
 なので、今後、気が向いた時に発掘し、掲載するに値するネタが出来たら紹介しますね~

 んで、今回は、サイズが「A4」と「B5」のもので、1997年~2000年ぐらいまでの中からチョイスをしました~ 


<Dev Large>

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 他のサイズとかを探すとまだまだありそうですが、とりあえずコレだけ・・・
 当時、シーンの最重要人物であったDev Large関係のフライヤーです。

 DL氏については、録音作品の素晴らしさもさることながら、アートワークについても「こだわり」が強く、氏が作成したアートワークについて、影響を受けた方も多いかと思います。
 私もそんな一人で、独特のテイストで描かれる「手書き絵」「タグ」なんかは大好きですね・・・真似しようにも出来ないんですよね~あの質感はww
 一番上のは、DL氏が書いたモノかどうか悩んでしまう感じなのですが、2段目の左の「SDP」はもろDLテイストですね(^0^)
 あと、以前CISCOのことで紹介した中で、おまけで付くDL作成のシール(下記参照)もテイストとしては最高ですね~
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<雷関係・クラブチッタ関係イベント>

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 RinoやYouさんを中心とする「雷」も、当時のシーンの中心と言って過言ではなく、上段2枚のように、単発でMC中心のイベントを結構な頻度で開催していました。
 当時、私は行ったことがないのですが、当時の友人の話だと、結構お客さんがパンパンに入っており、ドル箱イベントだったのかな~と思います。
 場所は、川崎クラブチッタで開催されることが多く、下段のように、クラブチッタが主催するイベントも結構開かれていましたね~
 右下のは結構レアで、チッタが一度店を閉める(今あるのはリニューアルした店舗)時に開催されたイベントのフライヤーで、チッタで行われたHipHop関係のイベントに出演したアーティストがズラ~っと書かれています!
 チッタって、日本のクラブミュージックなり、ストリートミュージックにおいて、かなり親密なサポート関係にあり、オープンした頃(80年代末??)から各種イベントが行われ、それらの音楽の発展に一役買った存在だと思います。

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 見やすくするため、拡大をした写真も貼り付けます・・・
 このイベントには、上記に記載された方々の全ては出演してないですが、日本の「HipHop」という枠の中で、これほどまでアーティストがいたことにはビックリですね(^0^)
 その内紹介しますが、下北沢「Zoo/Slits」の回想録があるように、チッタ版の回想録があったら・・・是非とも読みたいです!!


<MDPフライヤー>

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 これも、他のサイズのを探せば、まだまだあるかも・・・
 クラブ活動をしてる方にはご存じの方が多いかと思いますが、新木場ageHaのHipHop/Reggae関係のイベントを一手に引き受けてる「MDP(Maruyama Dope Productions)」が行った、初期のパーティーのフライヤーです。
 基本的には裏方さんなので、あまり表には出ないことが多いですが、過去より良質なイベントを開催し、日本のクラブシーンにおける、HipHopサイドの影の牽引者と私は考えています。

 クラブでのパーティーということを考えると、DJなり箱のことは注目されますが、彼らのような「オーガナイザー」についてはあまり注目されないと思います。
 しかし、オーガナイザーの存在は大変重要で、下手したらプレイするDJよりも重要だったりする時があったりもします。
 つまり、DJなりMC達が「パズルのピース」であれば、オーガナイザーがそのピースを組み立て、大きな絵に仕上げる・・・そんな感じの役割がオーガナイザーにはあると思います。
 
 特にMDPに関しては、小箱の域を脱せられなかったHipHopのイベントを大箱でも対応できるように進めた点は大きく、ホント影の功労者なんですよ・・・
 ageHaのイベントなんかを見てると、イベントの内容自体が本当に分厚く、アーティストサイドからの「信頼の厚さ」があるからこそ出来るんだろうな~と思ったりします。

 なお、今回貼りつけたのは・・・今見返すとレアな名前が多いですねww


<Manhattan再発レコード>

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 ああっ、ピンボケしてる・・・すみません(^^;)
 このレコード達は、お世話になった方もいれば、いい迷惑を受けた方もいて、結構賛否両論なレコードですかね・・・まあ、今となっては迷惑の方が高いのですがww

 96年ぐらいから、渋谷Manhattan Recordsが企画して作ってたレコードで、いわゆるクラシックなHipHopの12inchシングルの再発盤になります。
 今は若干値段が落ち着きましたが、当時はこれらのレコードのオリジナル盤はホント高く、欲しいレコードなんだけど、買えないよ~と嘆いてた少年少女が多かったと思います。
 その中で、お客さんの需要を読み取り、日本の「Polydol」にライセンスをとり、人気作を中心に、ジャケット&内容を完全にオリジナルと合わせた再発盤を作ってました。
 上記した、GangstarrRedmanの他に、EPMDとか、Finneseとか、いろんな人気盤が再発され、喜んで買った方も多いかと思います。 値段は一律「1800円」ですかね・・・

 しかし、後になると色々と問題があったレコードだと思います。

 まず収録されている「音が悪い」ことで、買った当時は知識もなかったので、音に対して気にするところがなかったですが、オリジナルと聴き比べちゃうと、その差が歴然だった・・・です。 
 きっと、マスターコピーからカッティングせず、リリースしたCDとかから落としたと思いますし、カッティングも当時は技術が劣ってた(太い音が出せないの意味です)日本で行った・・・から音がそんなによくなかったんだと思います。
 また、ジャケットも同様で、リリースされたオリジナルの12inchをスキャニング(=カラーコピー)して、作っているので・・・ブートっぽさがバリバリですww
 使ってる紙も、日本版でよくある「厚紙」っぽいのを使っていて、分かれば分かるほど「なんかね~」という内容に仕上がってます(^^;)

 当時の笑い話になりますが、これらのレコードを再発だとは知らず、「レアなレコードを安く買った!」と報告してくれた友人がいましたww
 私は、存在を知ってたので、裏面に「1800円」と日本語で書いてあることを指摘すると、その友人が凄い落胆してしまい、悪いことをしたな~っていう思い出があります。
 みなさんの中にも、これに近い経験がある方が多いかな?

 今となっては「ブート」のレコードと思われるほどレコード店では冷遇されており、棚をめくってても、見てくれがオリジナルと一緒なので、掘る時は結構邪魔な存在になりつつあります(^^;)
 しかし、出た時の価値は本当に大きく、参加者の教育行為として価値があったと思います。
 まあ・・・こんなのもあったという証拠ですかね~ このフライヤーの方がレアかもねww


<レコード店・買い取り表>

Spice Records
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Vinyl Planet(右2枚は左の拡大写真)
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 え~、今回の目玉フライヤーですww  両店とも、残念ながら閉店してしまったので、公開します・・・ 
 世界一のレコード村「渋谷」を代表した中古レコード店「Spice Records」と「Vinyl Planet」のレコード買い取り表です・・・よく保存していましたww
 発行日時は、明確には分からないですが、両店とも2000年ぐらいのものだと思います。

 両店の詳細な説明は避けますが、両店とも海外買い付けよりも「買い取り」をメインにしていたことから、このようなフライヤーがあったのだと思います。
 個人的な印象としては、両店とも値段が結構抑えられてて、品揃えもボチボチよく、ホントいいお店でした・・・お店に通いながら、いろいろと学ばせてもらったお店ですかね~

 上記のフライヤーは、買い取り表なので、実際の売値ではない(上記の価格に×2とか×1.5ぐらいをすると売価になる??)ですが、今と比べると・・・やっぱり高かったですねww

 この頃の渋谷のレコード屋は本当に熱くって、お店も沢山ありましたが、シーンが成熟し始めた頃だったので、人気なレコードの値段はまだまだ高かった・・・と思います。
 実際、リストに載ってるレコードは、当時は「壁の華」で、お店としても壁に陳列し、目玉商品として出すことが多く、あまりお金のなかった少年達にとっては「憧れの的」でしたね・・・
 今となると、参加者が減ったことや、海外買い付けを繰り返した結果、レアだったレコードが市場にある程度あったりするので、値段は落ち着いたものが多く、私個人としては、当時は高くて買えなかったけど、近年は安くなったので大人買いしてるのが多いっすね。

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 リストにあるレコードで、手持ちであったのをザッと貼りつけましたが、どれも買い付け表の値段よりも安い値段で買ったものが多いです・・・
 特に、一番下の「Charlotte / Queen of Hearts」はKiyoさんのテープを紹介したときに、買ってないことに気づき、先週買いましたが、割引込みで約2200円ですよ・・・Vinyl Planetのリストでは4000円買い取りなのに・・・
 また、「Da Grass Roots / Music」(2段目右)なんかは、プライスを伏せるぐらい高価買取だった時期もありました・・・ しかし今では、3000円ぐらいで買えるわけで、私もオリジナル盤で2枚使いしています・・・実際DJをしないのに、つい2枚目を買ってしまいました(^^;)

 時代が変わったといえばそれまでですが、こういった「値下がり」を目の当たりにすると、利用者・購入者にとってはプラスだけど、シーンの下落を実感してるようでちょっと辛いっすね(--;)

 あっ、でも、全然値下がってないのもありますね・・・
 ビニプラのリストにある「Candid」のカナダ産12inch、 昨年末の新宿ユニオン・ソウル&ブルース館でのセール6万円で出てましたよ!! まだ売れてないみたいだけどww


 では、今回はこんなもんで~ 楽に書くつもりが、気合いが入り、結構疲れました(^^;)
小雪 「Remember DanceClassics Vol,10 - Ultimate Mix」
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 え~、レコードを買ってると「@@レーベルの曲は間違いない!」とか「@@ジャケには間違いがない!」みたいな、その人なりのローカルルールがあるかと思います。
 それこそ、Groove誌の須永・小西・MUROの鼎談の中でも、「野球ジャケはダメ」とか「食べ物ジャケはヤバイ」、「銀ジャケもヤバい」など・・・分からない人には「そうなの??」って感じの迷信(?)がありますね・・・
 んで、私の「ミックス作品収集」でも、こういった迷信があり、その一つが、今回のジャケのような「ピンヒール・ジャケ」は・・・「絶対買え!!」となっています(^^;)

 前ふりが長くなりましたが、ナイスなダンクラミックスを連発してる「小雪」さんの1枚をご紹介いたします~♪


 この作品のミックスを担当してる「小雪」さんは・・・ホント情報がなくてどんな人なのかは分からないです(^^;)
 Unionの情報によると、静岡県に在住し、自主でミックス作品をリリースし、80年代をリアルタイムで過ごした・・・とあり、良質なダンクラ作品を連発しているDJさんです。
 akaとして「Lisa」という名前がある・・・そうですが、想像するに日本の「ディスコ」「ブラコン」世代を通過され、現在も活動してるベテランさんかな・・・と思います・・・たぶん(^^;)

 ただ、小雪さんに関しては、私も全ての作品を聞いてないのでアレですが、この方のミックス作品はかなりレベルが高く、作品が内容を確認しなくても信頼が出来るので、見つければ必ず購入してるDJさんになります。

 ちなみに、氏の作品には、ひとつ大きなポイントがあります。
 作品のジャケットが必ず「ピンヒールジャケ」になっていて、聴くたびに内容のヤバさにヤラれ、気づいたら、私の中で「ピンヒールジャケは絶対買え!!」になっています・・・(^^;)
 まあ、ピンヒールジャケのミックス作品って、この小雪さんのほかには、Makiさんが、Pam Todd(左下ね)をネタにした右下のジャケの作品しか・・・今のところ発見してないので、説得力がないのですが・・・氏の作品を聞いてる限りでは、「ピンヒールジャケは絶対買え!!」は間違いないです!!
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 なぜかというと、氏の選曲なり、ミックスのコンセプトが、作品ごとにしっかりと提示しており、その作品性の高さもさることながら、選ばれた楽曲のセンスの高さ・レベルの高さが異常に高く、勉強になることが多いからです。

 これまで、11作品がリリースされ、それこそDanceClassicsの源流としての「Soul」のミックスや、ミディアムテンポの曲中心のミックスで「夜景を見ながら深夜の首都高速をドライブ」に最適・・・など、作品ごとに「テーマ」が設けられていて、そのテーマに沿った選曲を披露してるわけですが、どれも高内容なんですよ!
 特にそのテーマ性を構築するため、収録する曲を選ぶ「選曲眼」がかなり高く、各作品ともそのセンスの高い選曲眼に支えられ、高内容になっていると思われます。
 また、DanceClassics、Soul、Disco、Garage、Boogie・・・といった、70年代、80年代の広い意味での「ブラックミュージック」「ダンスミュージック」からチョイスされる楽曲は、ホント広範囲で、定番もしっかりと抑えつつも、LPのみの知られてない曲や、レアな曲も惜しげもなく披露・・・といった感じで、その「セレクションの広さ」には勉強させていただいています(^^;)
 つまり、ダンクラの範疇において、膨大な音楽知識と、その武器を上手に扱うことができる・・・優秀なDJの鏡のような方・・・と私は思っています。


 んなわけで、氏の作品の中で、ある種入門編にいいかも?というこの1枚をご紹介です~ 
 実は、シリーズの中では異色な作品なのですが、この作品を聞くと、氏の「セレクションの広さ」が分かるのと、単純に聞けちゃう側面も強いので、これにしました・・・

 10枚目の作品で、副題に「Ulimete Mix」とありますね・・・ これでは意味として分かりにくいですが、この作品で行ってるのは「クイックミックス」で、収録時間約79分の中でなんと「201曲」をノンストップでミックスしていきます!!
 1曲あたり「平均30秒」の収録ですよ・・・それこそサビだけしか・・・みたいな収録も多いですが、出来としては大変良い仕上がりになっています。

 それまでの作品では、普通に主題を立てて楽曲をミックスしてたのに、この10作目はこのようになったのかは・・・不明です。
 ただ、このCDのジャケットには「元ネタ捜しや、曲は知っているけど題名やアーティストが分からなくて困っている!そんな時、きっとお役に立つ事でしょう」と記載があり、資料的な意味や、指導的な意味で作ったのかな・・・と思います。
 実際に、私も聞いていて「曲は知ってるけど、タイトルは・・・」みたいな曲が何曲かあり、役立ちましたよww

 選曲されてる曲は、氏の得意とするジャンルの総決算的な内容で、上記したDanceClassics、Soul、Disco、Garage、Boogie・・・といった具合に選曲されています。
 ド定番もあれば、渋めの曲、あまり知られてない曲があったり、上げ曲・しっとり曲・スローなど、曲調も様々なものが収録されており、ジャンルの範疇としてはGarage、Boogieっぽいのは少なく、DanceClassics、Discoといった感じだと思います。
 私の認識度、手持ち度的には・・・認識度は半分くらい、手持ち度は20%ぐらいかな(^^;) もっと頑張らないとな~

 これを聞いて再認識したことがあるのですが、この手のジャンルって、ほんとタイトル数が多く、掘っても掘っても終りがない感じです(^^;)
 まあ、メル・シェレンの自伝や、Love Save the Daysなんかを読むと、70年代中盤以降の「Disco」ブームの広がりがホント大きく、それだけいろんなタイトルがリリースされたんだな~と思いますが、いい作品が多すぎて、買う側としては非常に困りますww
 これからも、精進して「レコード道」を・・・お金は大変ですが・・・進んで行きたいと・・・思います(--;)
 

 んで、そんなビックリするぐらいの曲数を、実際のミックスでは、恐らくPCなどを使用して、シコシコ作ったのかな~と思われます。
 ただ、Hasebeさんの作品のように、手動での再現が絶対出来ない・・・という訳ではなく、やろうと思えば手動で出来そう・・・ですかね?(^^;) 実際はどうなんでしょう??

 今回の作品にあたってのポイントは、上記したように各曲「平均30秒」程度の収録になるため、どこの部分を使うかとか、どう配置するか・・・のような「選曲眼」「ミックスセンス」が重要になるのですが、氏に関しては、ホント間違えない出来に仕上げてきました!

 この手のスタイルの源流となれば、Double Dee & Steinskiとかになり、その後はKid Capriの餅つきスタイル(?)の連続がけを経て、PC時代の現在は、結構用いられているスタイルですよね・・・
 それこそストリートなミックスCDで、Best of 2008みたいなのには多用されてます・・・・販売するときに「質より量」で攻められるので・・・
 なので、こういったクイックミックス・マスターミックス・メガミックス的な方法論のミックス作品には「作品性」を求めづらいものが多く、消費物になりがち・・・だと私は考えています。
 あっ、唯一、Delicで頑張ってる「Home Cut」が、気合いの入ったクイックミックスを披露してますね・・・確か手動でww

 話題をこの作品に戻すと、各曲は短い収録なのですが、しっかりと流れなりを考えていて、印象的なサビなんかを上手に切り取り、それをパズルのように組み合わせ、ミックスを構築させており、作品性はしっかりと確立してます!
 実際のミックスは、しっかりとビートミックスをして繋ぐことが多く、かつ選曲の流れを重視しており、選曲の「ストーリー性」も演出されています。
 関連性(曲調とか)の高い曲を組み込み、選曲の流れでも強弱をつけ、ストーリー性を作っていますが、これはなかなか上手ですよ(^0^)
 ストーリーの主題については、他の作品のように、明確なコンセプトがないので見つかりずらいのですが、ミックスの流れとして上下があるので、かなり聞きやすい(飽きにくい)内容になっていますよ♪


 聞いてみないと分からないかも知れないですが、氏のセレクションの広さを知る上で最適な一枚だと思います・・・
 また、単純に「ダンクラを聞きたい」って方にもお勧めで、上記のミックス性の高さから、ノリノリになることは請け合いだと思います(^0^)

 他の作品も、かなり良い作品が多いので、ピンヒールのジャケを見つけたら、必ずゲットしてくださいね~♪
 あっ、でも、自主なので、かなり手に入れずらいかも・・・私もまだ買えてないタイトルが多しです(^^;)


Artists / Title : 小雪 「Remember DanceClassics Vol,10 - Ultimate Mix」
Genre : DanceClassics、Soul、Disco、Garage、Boogie
Release : 2007年11月?(←まとめて再販された時期??)
Lebel : ???
Notice : CD-R作品
MURO 「Diggin' Heat 2000」
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 続けてMUROものをご紹介・・・休みの日なので朝から作業です(^^;)
 人気シリーズ「Diggin' Heat」シリーズの最後の作品をご紹介です~♪

 「寒い冬を暖かくする・・・」がコンセプトなシリーズですが、この2000年にリリースされた第4弾で終了します・・・
 ただ、このコンセプトも他の作品に引き継がれたり、実際の作品での世界観も、さらに発展し、他の作品に展開している・・・と思います。


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 まず、今回の作品は、今までの作品と比べ「RareGroove」への接近率が高く、特にBrazil、Latin、Europeなど、高度な掘りを必要とするジャンルの楽曲を多めにミックスしています。
 この辺は私の知識がほとんどなく、説明するのが難しいのですが、「Kitty Winter Gipsy Nova」みたいに、今でも「万越え」のレコが多数収録されています(^^;) まあ、当時よりは値下がってる・・・んだとは思いますけど・・・

 MUROさんの方向性を見ていると、「黒いRareGroove(=FunkとかJazzの範囲)」は昔から掘ってたと思いますが、この時期ぐらいから今まで扱わなかった類の旧譜ジャンルを使用するようになってきて、世界各国の音楽に手を出し始めた・・・と思います。
 レアグルなどについては、OrganなどでDJをしてて、須永辰緒さんなどの「その筋のベテラン」に刺激を受け、買うようになった・・・とインタビューで答えてた記憶があり、最初は「ネタ」として買ってたと思いますが、次第にDJプレイに取り入れるようになった・・・と考えられます。

 特に、BrazilやLatin、Reggaeなどの「南海テイスト」な感じなのは、作品なりDJに色濃く反映されており、このテープがリリースされた2000年夏に発売されたオリジナルアルバム「PAN RHYTHM : Flight No.11154」では、世界各国の音楽をフライトする・・・みたいなコンセプトの元、上記の南海テイストが素敵に表現されています。

 PAN RHYTHMのCDは持ってないので、ちょっとレアな資料として、リリース時に配布された宣伝用パンフをあげておきます・・・
 パンフと言えど、流石MUROさんだけあって凝っており、分かりづらいかも知れないですが、飛行機のチケットに模した仕様になっており、作品の世界観(世界各国の音楽をフライト・・・みたいな)と遊び心が上手く反映されています。
 
 そんなわけでこの作品は、PAN RHYTHMの前哨戦じゃないですが、MURO流の「南国テイスト」がポイントになり、MUROさんが今まであまりプレイしなかったRareGrooveやBrazilモノなどを導入しつつ、MUROさんらしいボーダレスな選曲が楽しめる作品になっています!!


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 まず、選曲なんですが、先ほども触れたとおり、南国テイストがキーワードでありつつも、MUROさんらしい新旧を問わないボーダーレスな選曲が重要で、大変なことになってます・・・

 旧譜系であれば、新機軸であるBrazilモノとして、ソウルスクリームもネタにした「Ray Barretto / Pastime Paradise」をプレイしたり、人気AORにしてFreesoulクラシックでもある「The Keane Brothers / Candy」など・・・イイ所を突いてきます!
 もう、旧譜系は調べれば調べるほど・・・深すぎで太刀打ちが出来ませんが、難しいことを考えなくても、楽しめる選曲にしている点は流石です!!

 また、これぞMUROっていうのが、こういった旧譜系の曲の合間に、平気に新譜系の曲を入れてくることで、MUROさんがプレイしたことでシーンに広まった「Live Jays / Over You」とか、UK Soulクラシックでもある「Mica Paris / Two in a Million」なんかがプレイされてます・・・
 これが出来ちゃうMUROさんのセンスはホント敵いません・・・他にもダウンテンポのHouseとか、CrossoverJazzなんかをサラッとプレイしてて、作品自体に時間軸がないのは驚異的だと思います(^0^)

 なお、個人的にはRay BarrettoはMUROさんに教えてもらった曲の一つですね・・・
 知ったのはこのテープではなく、MUROさんがDJをしていたDa Cypherでブラジルもの特集があり、その一曲目にRay Barrettoをプレイし、一発で好きになった記憶があります・・・
 まだまだ高いレコードではありますが、昔ほど高くは無いので大人になってから買いましたが、ホントイイ曲ですね~♪


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 んで、今度はミックスの話をしますが、ミックスも最高ですね!!

 よく私がMUROさんのミックスを表現する時に、効果的にミックスしてるという意味で「殺しのミックス」なんて表現を使っていますが、この作品でも深く聴けば聴くほど「殺しのミックス」が炸裂しています(^0^)
 
 個人的に一番プッシュしたいのが、A面最後で展開する写真のレコの流れで・・・これは好きな方が多いかと思います。
 NATALIE COLEの名曲を、香港の女性歌手がカバーした「Teresa Carpio / Mr.Melody」をプレイし、盛り上がったところでラテン風ディスコの良曲である「Karla Garrison / This Gould Be The Night」へ素晴らしいタイミングでミックス・・・この繋ぎは何度聞いてもイイですね!!
 このミックスは、A面の最後に配置され、割と緩めに進んでいたミックスの最後の「締め」としてプレイしてるようで、温め続けたグルーブを最後に爆発させるような効果もあり、素晴らしいの一言です・・・

 また、このミックスは、作品のキーワードである「南国テイスト」も上手く表現してるミックスでもあり、このテープの象徴的な部分だと思います。
 Heatシリーズは「寒い冬を暖かく」みたいなところがキーワードだと思いますが、個人的にこの作品を聴いて感じるのが「南国テイスト」があるところで、それこそTerresa→Karlaのアッパーだけど人肌優しい感じで温める・・・みたいなところがあるかな~と思います。
 また、その温め効果を光らせるため、Ray Barrettoのようなサウタージした感じの緩めの曲を入れてるところもポイントで・・・トータルバランスでみても素晴らしいと思います!!



 まとめになりますが、全体的には緩い感じでミックスが進みつつも、要所要所でしっかりと盛り上げ、聴いてて心が温かくなるミックスが素晴らしく、Heatシリーズの最後を飾る作品として大変申し分がないと思います!!
 特に、MUROさん的に新ジャンルを導入しつつ、自分のミックスに昇華している点は重要で、月並みな表現ですがMUROさんにしか作れない世界になっていると思います!!
 また、Heatシリーズはこれで終わりですが、今回話題に上げたような「変化」があり、他のシリーズに発展していく・・・と考えると、転換点としては重要な作品とも考えられますよ♪

 まだCD化されてない作品ではありますが、かなりイイ作品なので、是非興味があれば聴いてみてくださいね~




Artists / Title : MURO 「Diggin' Heat 2000」
Genre : RareGroove、Brazil、Latin、Europe、Reggae、Disco、UK Soul、R&B、House、CrossoverJazz、AOR・・・ (こんなにジャンルがある!!)
Release : 2000年12月?
Lebel : KODP No Number

Notice : トラックリストについて
 ジャケットに印刷はありますが、何点か誤植があります(例:Live JaysがLive Vaysになってる)  
 全ては調べてないですが、ご注意ください・・・あえて誤植したのかな??



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<編集情報>2010年5月4日
TeresaのLPがやっと買えたので、思い切って更新しました。文章を結構変更しちゃったけど、綺麗な文章になったかな?
それにしても、こう眺めてみると、ボチボチ高額なレコードが並ぶようになりましたね・・・散財してるな・・・はあ・・・(--;)






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<追記> CD再発について

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 この作品も2011年11月に2枚組CDで再発されました。こっちの方が聴きやすいと思うので、気になる方は聴いてみてね(^0^)





DJ Shimone + Tsu-Chin 「King of Diggin' #7 - I ♡45's The Crate Invaders」
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 定番のKing of Digginシリーズを紹介です・・・ ただし、これはMUROさんの作品ではなく、MURO関係者の作品になります・・・


 タイトルにあるとおり、King of Diggin'シリーズの第7段に該当し、2002年5月頃にリリースされた1本になります。
 DJを担当するのは、古くよりMUROさんのKODPクルーとして活躍する、凄腕掘り師な「DJ Shimone」と「Tsu-Chin(現Tus-One)」です。


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 まず両者のことを軽く説明しておきましょう・・・

 両者ともMUROさん周辺で古くより活動しており、いわゆる「KODPクルー」に名を連ねる方々になります。
 過去のフライヤーなんかの資料を探してると、MUROさん関係のパーティーに結構参加しており、信頼されてたんだろうな~と思わせる感じもします。

 DJ Shimoneさんは、古くよりMUROさん周辺で活躍し、記憶だと、現在はレコード関係の有名サイト「Soundtable」の運営をしてると・・・思います。
 当時の記憶は、あまりないのですが、クラブプレイも積極的に行っており、MUROさん関係のパーティーだと、結構な頻度で回してたことが多いと思います。

 一方、Tsu-Chinさんは、現在のTus-Oneさんで、ちょうど改名をする直前(作品でいくと2002年の年末にリリースしてる「Rap Classics」ではTus-One名義になってます)ではないかと思います。 
 現在はDJしての活動の方が有名ですが、当時は東北沢Ebony Recordsのラップ&レアグルなんかを担当してて、支店が渋谷(Savageと同じビルの5F)にあった時は、ボチボチな頻度でお店にいました(^0^)

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 そんな両者は、DJとProduceも程度の差がありますが、その両方の活動を行っています・・・
 ただ、ここで重要なのは、彼らがMUROさんに負けないぐらいの「掘り師」だということで、その姿勢がDJなりProduceなどに色濃く反映されている点です。

 単独のミックス作品でも、かなり濃い内容の作品を出されていますし、以前紹介をしたDJ Denka 「MURO Chain Reaction - Special Sampler Mix Tape」でもちらっと紹介しましたが、該当作品に参加し、45魂を大爆発させたインスト楽曲の共同Produceを行っています。

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 また、この45魂の功績が認められ(?)、2004年に刊行されたDeepFunk本「Funk 45's」にも、MUROさんとともに、ロングインタビューに両者とも参加をされています。 


 そんなご両名は、King of Diggin'であるMUROさんに「認められ」、この作品をリリースしました・・・
 実際、どういう経緯でリリースされたかは不明ですが、上記で紹介したように、MUROさんに認められる「技量」があるから、MUROさんの看板シリーズ「King of Diggin'」を担当出来たのだと思います・・・
 MUROさんに認められるって・・・相当凄いことですよ!!



 んなわけで、実際の内容の紹介をします~♪

 タイトルからも分かるとおり、全編「45」・・・つまり「7inch」のレコードを取り上げ、内容的には、当時ブームを巻き起こしていた「DeepFunk」な内容になっています。
 ShadowとCut Chemistの「Brainfreeze」が1999年Breakestraの1stLPが2000年と・・・HipHop業界でもDeepFunkの衝撃が起こった後に本作はリリースされたわけで、その2作の影響を受けてるな~と思わせる内容に仕上がっています。

 A面のTsu-Chinサイド(トップ写真の表記とは逆のようです・・・)では、特に上記の2作の影響は大きく、Brainfreeze/Breakestara収録ネタが多数収録されており、今となっては、かなり聞きやすい曲が多く、首振り必死です(^0^)
 また、B面のShimoneサイドは、上の方で紹介した「Chain Reaction」のEPに収録されている、インスト曲の元ネタが結構収録されており、実際、レコードが出たのがこのテープの後(2003年1月頃)ということを考えると、きっと好きな曲だからネタにしたんだろうな・・・と思わせてくれます(^0^)

 私自身も、Brainfreezeなり、Breakestarなり、気づいたら通過していたこともあり、気づかないうちに好きになっていた曲も多く、今回も聞いていて、「あっ、あの曲の元ネタじゃん!」みたいな連続で・・・恥ずかしながら「後聴ぎ」という点で、ボチボチ聴きやすかったです。
 両者のミックスとも、そんなには凝ったミックスはしてないですが、HipHop以降のDeepFunk的なフィーリングをしっかりと押さえており、内容的にはかなり聞きやすいと思います。
 また、流石HipHop・・・ということで、気づかないところで2枚使いしたり、男らしくカットインでミックスしたり・・・男汁は結構出てましたよww

 これも多分、リリースされた後に中古で買いましたが、当時以上に今の方が聴きやすかったな・・・って印象が新たに芽生えました。
 買った当時は、よく分からないな・・・と思ってしますところがあり、数回聞いて貯蔵してしましました・・・(^^;)
 しかし、今回改めて聞いてみて、自分の経験値が上がったのあり、理解できる曲が多く、個人的にも好きなフィーリングな曲が多く、聞きやすかったです。
 人間、年を取ることに新たな知識を蓄え、趣味の幅が広がるんだろうな・・・と思ってしまいましたよ(^^;)


 今回は、実際の内容には深く突っ込めなかったですが、やっぱり「King of Diggin'」の看板に恥じない内容に仕上がっており、お薦めの1本です。
 もろDeppFunkとは言い切れず、あくまでもHipHopを通過したFunkという位置づけが正しく、HipHopは好きだけど、DeppFunkはまだまだ・・・って方には結構お勧めな一本です。
 
 しかし、この作品も、MUROさんの作品ではないにしろ、そのシリーズには該当することから、市場ではボチボチするんですよね・・・
 また、デザインの秀逸さがポイントだったり、MUROさん関係という点が考慮され、ボチボチな値段なんですよね・・・
 まあ、個人的には・・・今の値段(ユニオンだと2000円ちょっと手前ぐらい??)がベストだと思いますので、お好きな方はどうぞ・・・という具合です(^^;)

 
 んなわけで、HipHopを通過したDeppFunk系の楽曲が、ビックリするほど収録されていますので、お好きな方は、ぜひ聞いてみてくださいね~♪


Artists / Title : DJ Shimone + Tsu-Chin 「King of Diggin' #7 - I ♡45's The Crate Invaders」
Genre : DeepFunk、Soul、Funk・・・
Release : 2002年5月
Lebel : KODP
Notice : NO Track List


Notice : 同じようなジャケット作品

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 このジャケと同じテイストの商品で、MUROさんのミックス作品もあります。
 いつリリースされたかは、現在調査中なのですが・・・やっぱり同じ時期なのかな?? 現段階では、このデザインが、Savageでも使われているので、このテープと同じ2000年5月頃・・・と想定しています。
 実際の内容は下記のリンクにてご参照ください。

 ● MURO 「I ♡ 45's - Soul Tranquilizer」



< 編集情報 > 2009年11月12日
色々とあって、写真だけ整理整頓をしました・・・


DJ Nori 30th Anniversary @ ageHa 2009/02/07
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 え~、今週はミックス作品の紹介が遅れに遅れてますが・・・なぜかクラブに踊りに行ったので報告です(^^;) 仕事の忙しさとは関係なく、行くつもりだったイベントなので・・・

<Noriさんについて>
 国内Garage/House系・・・いや「DanceMusic系」DJの大ベテランである「DJ Nori」さんのDJ活動30周年をお祝いしたイベントになります・・・
 Noriさんと言えば、このイベントでも参加してる高橋透さんと同様に、70年代末の日本でのディスコ(Discoじゃない)時代に活動を開始し、紆余曲折を経て80年代中頃に渡米、そしてParadise Garageを体感し、Larry Levanの影響を受け、帰国後は黎明期であった日本のクラブにおいてGarage/Houseの素晴らしさを表現し続けたDJです。
 現在もDJはコンスタントに続け、青山Loopでの「Smoker」、青山Cayでの「Gallary」など、人々に愛され続けるパーティーに参加をしています。

 そんな、Noriさんが、なぜかageHaでパーティー・・・です。
 最初に聞いた時は「なんでだろう?」と思ったのですが、恐らくageHaの高橋征爾さんなり、透さんなり、EMMAさんなり・・・芝浦Goldから続く「日本のHouseの伝統」として、ageHaで行われたのかな?と思いました。
 実際に、参加したDJなり、関係者など、黎明期を盛り上げてきた面々が多数参加していたと思います。


<到着~ひと悶着>
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 昨日は、月一回の土曜出勤で、雑務をこなし、定時で帰宅・・・飯食って、仮眠して、並ぶのが嫌いなので、早めの11時40分ごろ到着しました・・・

 ただ、到着して大変なことがありました・・・
 新木場につき、ageHaに行くと、ageHaの前の道路にはパトカーのサイレンが赤々と光っていました。
 見た時は気に留めず、トップの写真(最近恒例になりました)をパトを背中に感じながら撮影し、そのまま行ってしまったのですが、ageHaに近づくと、オープンされてるはずなのに入場者の長蛇の列です。

 こりゃー、なんか「中で」あったな・・・と思い、ちょっと嫌な予感がしました・・・
 とりあえず、その辺にいたageHaのスタッフの兄ちゃんに聞いたら、詳しいことは教えてくれなかったですが、「中でなんかあった」「その内入場できます」とのことなので、「時期に入れるだろう・・・」と思い、外のロッカーで気合いのTシャツに着替え、列に並びました・・・なんと1時間も・・・(--;)
 も~、踊る気満々でいたので、Tシャツでしたが、真冬の深夜にTシャツは・・・死ぬよww 
 幸い、IDチェックに近い、ビニールの垂れ幕(?)がかかった通路のところにいれたので、まったくの外よりはマシでしたが、軽く地獄でしたww
 ただ・・・Houseは「耐える音楽」ってことを考えると、ある種の「試練」なのか・・・と思ったら、意外と1時間は待てました(^^;)

 ちなみに、中で何があったかは不明(待ってる時、周りでは「喧嘩説」が多かったかな?)ですが、お巡りさんの嫌がらせでないことを祈ります・・・


<入場~ダンス開始・Nori/高橋透>
 んで、12時50分ごろやっとのことで入場し、とりあえず一杯し、場内を視察します・・・
 ちょうど、1月のお休みでプチリニューアルをしてたはずなので、どうなったのかな~と思い見回りです。
 そんなには変わってないのですが、微妙にマイナーチェンジしていて、フードコートの位置が変わったり、Bar奥のDJスペースのところが、ソファーが増え、さらにラウンジーになったり・・・ぐらいですかね。 機器のメンテはしたと思いますが、大きくは変わってなかったです。
 ただ、煙草の「マイルドセブン」に関する広告みたいのがいっぱいあり、長期のタイアップ契約を結んだんでしょうね・・・ちょっとウザイかもww 
 Bar奥のDJスペースに行くところに、マイセンの販売ブースが新設され、その付近が喫煙場所になったことで、人が溜まり、DJスペースに行きづらい・・・環境になりました。
 あと・・・個人的な事情なのですが、インフルエンザをやってから、煙草を吸ってない(実は禁煙してました!)ので、どうでもよくなった・・・んですよね(^^;)

 1時間も待ってたので、踊りたくって仕方がない・・・状態なので、一回りした後は、メインフロアーに直行し、準備体操がてらフラフラと踊ります。
 タイムスケジュールがかなり押してる状態でしたが、私がついた時はNoriさんがHouseをまわして、その直後に高橋透さんがプレイしたと思います。
 ただ、透さんが実際にプレイしてる姿は目視してなく、その後も見かけてない・・・んですよね?
 Emmaさんもそうなんですが、こっちは踊りに集中し、DJブースに興味がなかったりするので、DJしてる内容は透さんだったり、Emmaさんだったりするのですが、実際に目視してないとなると不安ですね(^^;)

 ちなみに今回のDJブースは気合いが入ってましたよ~
 Urei系のダイヤルミキサーに、アイソを入れ、アナログタンテ3台がメインにおいてあり、DJブースの後方には、ビックリするぐらいの量の「アナログ」が持ちこまれてました!!
 CDJとかもあったと思いますが、おそらくNoriさんの意向で、アナログでプレイしたい!ってのがあったんだと思います・・・
 今となっては、スピーカーから流れる音は、プロの耳でもアナログかCDかは分からない(気にならない)ですが、アナログでプレイしてるっていう行為がプラス材料になり、こっちも嬉しくなりますね(^0^)
 なんて言ったらいいのか・・・レコードをプレイしてるDJって「セクシー」だな・・・って思ったりもします。
 あと、ブースにゲストなりが結構溜まれるようなスペースがあり、DJ陣の関係者が楽しそうに談笑したり、踊ってたりしてましたね。
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 そんなわけで、メインフロアーで踊り始めます・・・
 おそらく透さんのDJは、GodfatherライクなドロドロしたHouseをプレイし、準備運動としては最適でした(^0^)
 んで、40分ぐらい、淡々とHouseのビートに体を預けていたら、聞き覚えのあるメロディーが・・・

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 Garageクラシックとして有名な Cher / Take Me Home です! 
 Larryもプレイし、あまたのDJがプレイした、伝統的な曲ですよね・・・これは上がりますね~ww 
 今回は、旧譜率が高いだろう・・・と思ってたので、早い時間で来たので、ヤラレましたよ(^0^)
 その後は、この流れを引き継ぎ、Two Tons O' Fun / I Got the Feeling、Sylvester / You Make Me Feelをプレイ・・・タマランっすね!


<ゲスト・金原千恵子 ~ EMMA>
 そして、Sylvesterの後もいいんですよ・・・ 
 曲がフェードアウトし、何かな~と思ってると、スローなレゲエのビートが・・・Bob Marley / No Woman No Cry ですよ!!
 これは読めないですよね!!
 ただ、選曲には理由があって、曲が中盤になると、赤いドレスを身にまとった女性が、バイオリンを片手にステージに現れ、Bobの曲に合わせて、美しいメロディーを奏でます・・・
 はい、この選曲はゲストの「金原千恵子」さんへの流れのためなんですよ・・・いい流れの作り方ですね(^0^)
 
 ここから金原さんのプレイになり、バックには「井出靖」さんがDJを担当! ほんと豪華ですね!!
 金原さんは、曲は当然聞いたことはありますが(レコードは持ってないや・・・)、生で聴くのは初めてだったので、ちょっと楽しみでした(^0^)
 今回、初めて生演奏を見た感想としては、ハウスのビートに合わせて、ニコニコしながら体を揺らし、バイオリンを奏でる姿には好感が持てました。 レコード買わないとww
 内容的には、セットだと思いますが、彼女の代表曲である「Strings of Life」のカバーも披露し、いい感じに終わりました・・・

 その後は、EMMAさんのDJです・・・久しぶりに聞きましたが、凄いことになってますね!
 なんか、ageHaのフロアーを熟知したかの如く、音の鳴りがとんでもなく、そのDJに圧倒されました(^^;)
 また、今回はライティングを「AIBA」さんが担当し、彼のライトも最高ですね・・・
 EMMAさんとの相性は抜群なのは当然(特にスモークの炊き方が凄いっすね!)ですが、その他の方の選曲にもしっかりと合わせ、曲を知ってないと出来ないライティングを披露するあたりは流石です!
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<フードコーナー・Tent・Bar横>
 んで、ちょっと疲れたりもしたので、とりあえず飯でも食いにフードコーナーへ・・・
 よく食べる「地鶏ごはん」を食べてたら、Noriさん&友達一行も居られ、ホントいい雰囲気でした!!
 Alexとかもいましたが、その他は誰が誰だか分からない・・・だけどいい意味での「悪い大人」な匂いがプンプンし、こういう先輩方が頑張っていたからこそ、今があるんだな~と思うと、結構考えさせられました(^0^)
 日本のクラブシーンも、気づいたら「歴史」が出来、その歴史の上で現在が成り立ってるんでしょうね・・・

 あっ、他の所を紹介してなかった・・・
 この日は、TentBar横はDJがありましたが、プールはやってなかったっすね。

 Tentは、トップの写真の通り、Noriさんのホームグランドといっても過言でない「Gallery」の面々(長谷川賢司、Alex、Fukuba)に加えて、Toshiyuki Gotoさん、Katsuyaさんのような、Noriさん人脈のDJさんがDJをしてたようです・・・
 ほとんどアリーナにいたので、詳細は分からないですが、私が行った時は、堅司さんがノリノリでプレイしてましたww

 Bar横では、ラウンジーなプレイをしてて、DJ陣がレジェンドが多かったっす・・・
 それこそ、Kiyamaさんとか、Chikashiさん246さんなど・・・当時の記事を読んで知った名前の方が多くプレイをしてたようです。
 ただ、上記でも書きましたが、人垣ができ、なかなか行けなかった・・・ので、どんな感じだったかは全く不明です(^^;)
 一応、朝方、水を買いに行った時は、下記のHubert Laws / Family が気持ちよく流れてました・・・いい曲ですね~
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<ゲスト・Jocelyn Brown>
 そして、EMMAさんのDJで気持ちよく踊った後、待ちに待っていた「Livin Legend」の登場です・・・言わずと知れた「Jocelyn Brown」です!!
 も~、楽しみでしたよ!! 今までも何度も来日してますが、いけなかったことが多かったので、今回はこのライブも狙ってました(^0^)
 昨年末に見た「Loleatta Holloway」と双璧をなすビックレジェンドなディーバとあって、一度は見ておかないと・・・思っていたので見れて本当に良かったです。

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 一曲目は、写真左のクラシック「Inner Life / Ain't No Mountain High Enough'」、2曲目は、これまたクラシックな「Jocelyn Brown / Somebody Else's Guy」を披露!
 この2曲は、真っ先にやるだろな~と思ったし、楽しみにしてたので、聞けて嬉しかったです。
 特に、Somebody Else's Guyは・・・素晴らしいの一言です! だって、声が変わってないどころか、更に迫力がある・・・感じで、イントロのアカペラ部分が本当にヤバいっすよ!! 
 曲自体も、生楽器アレンジ(MAW?)をした曲で、要所要所でアドリブを入れ、心を何度か持って行かれましたww
 なんか、上のレコードが再発なのが恥ずかしく、すぐにでもオリジナルを手に入れないと・・・と思わせる好演です(^0^) 
 なお、この2曲は当然「歌い踊り」ですねww

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 んで、3曲目は・・・上なんですが読めなかったです!
 これまたクラシックな「Nuyorican Soul / It's Alright, I Feel It」ですよ・・・タマランですね!! 彼女からのメッセージはしっかりと受け取りましたww この曲もやっぱりいいですね(^0^)

 最後は、知らない曲なのですが、どうやらTodd Terry / Keep On Jumpin' を披露・・・Houseの曲ですが、悪くないっすね~ もっと勉強しなきゃな~

 Jocelyn Brownについては、高齢になり、結構つらそうな素振りもありましたが、気持ちのこもった歌声が・・・本当に素晴らしいですね!!
 これからも「大事にしていきたい曲」だと思いますし、忘れてはいけない「歌声」だと思いました。
 内容的には、セットだと思いますが、聞いたことない方は是非聞いてみてください・・・


<Nori ~ ラスト>
 Jocelynの超絶的なライブが終わり、お待ちかねのDJの登場です・・・Noriさんが「大トリ」として登場です!!
 4時前ぐらいからスタートでしたが、これから終わりまで、どんな風に攻めるのか、本当に楽しみで、フロアーに貼りついていましたよww

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 出だしは、Houseの黄金期を彩った「90年代もの」と思われる曲をプレイし、フロアーを気持ちよく包んで行きます。
 上記のFrankie Knuckles / Whistles Song などがミックスされ、大変気持ちよく踊れました・・・
 ただ、Noriさん関係の方々にとっては、思い出の曲だと思います・・・歴史を作った曲なわけですから、タマランでしょうね~

 ちなみに、この時間帯は、フロアー後方に鎮座していた「ポール」が使用され、東京キャバニーの面々のポールダンスも披露されました。
 いつ見ても、彼女たちのダンスはいいですね・・・ 個人的には「ショートカット」の人が一番好きですww 宝来みゆき(知ってる?)っぽいのでww

 フロアーは始発前なので、まだまだ人が多く、一番後方のポール舞台の裏で、音が若干落ちることは承知で、クルクルと踊っていると・・・スペースがなく、踊りたい面々が集まってきますww
 男も女も、疲れてるのにフットワークを駆使して自由に踊る・・・これは大変気持ちがいいです!!

 私は気づいたら、音に合わせてガシガシ踊れるようになった(専門教育を受けたこともないし、学校の団体体操とか苦手でしたww)のですが、ageHaは、体を広く使った踊りが出来るぐらいフロアーが広いので、人によっては否定的な意見もありますが、私はかなり好きです。
 音もやっぱりいいし、床も木製の板で、凄い踊りやすい・・・特に床の滑りが適度によく、ホント足が動くんですよね~(^0^)
 でも、最近はフロアーにも「飲み物」持ち込みOKになり、そうなると、酒を床にこぼす輩がいて、床がベタベタになり、踊りにくい・・・ところもありますね。 ビール飲みながら踊るのも気持ちいいのですが、ちょっと避けたいな・・・と私は思います。

 踊り続けること30分・・・すでに何時間も踊ってるので、体は疲れています・・・でも体がなぜか動きます・・・
 そんな中で、次の曲が投入です・・・

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 永遠のフロアーアンセムである「Donna Summer / I Feel Love」です・・・
 どこでも聞ける曲ではありますが、Noriさんのかけ方は・・・大変いいです!
 他のDJだと、上記アナログ(Patrick CowleyのRemix)の最初の方の「ボーカル」が入ってるところを中心にミックスしますが、Noriさんは、A面の15分に渡るバージョンを、頭からお尻までかけました・・・
 中毒的なループが、疲れてる体を支配し、音の虜になり動き続け、自分の脳みそを支配していくような・・・世界になっていきます!!
 後半の、キーボードソロとかは・・・ホント「脳直」でヤバいっす・・・

 I Feel Loveでフロアーが「溶け」、個人的にも「選曲」を変化させるのかな・・・と思っていたら、I Feel Loveがフェードアウトし、次の曲が素直にミックスされます・・・

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 なんと、永遠のフロアーアンセム「MFSB / Love is the Message」です・・・それも右のDannyのエディット(こっちの方がよく使用される)ではなく、スローに始まるオリジナルです!!
 いや~、この展開は・・・鳥肌立ちまくりで、ビビりました!! 
 ある程度は、この手の曲を書けるであろうと思ってましたが、これほどまで「いい」とは思いませんでした・・・

 これ以降、Noriさんのミックスは・・・ミックスせず、曲を頭からお尻までかけるスタイルなんですよ・・・
 私は感じました・・・Noriさんからの「メッセージ」なんだと・・・

 Noriさんも公言してますし、他のDJ達も「MFSB / Love is the Message」に関しては、単なる1曲を通り越し、自分たちの「気持ち」の中に絶対ないといけないし、これからも「大事に」していきたい1曲だと思います。
 私自身も、この曲に関しては、そう思ってましたが、今回聞いて、更にその認識を高めました・・・
 気づいたら、そのグルーブに一心不乱に乗り込み、獣のごとくフロアーで踊っていました

 このメッセージの流れは続き、Philly系の曲(知らないけど良すぎ!誰か教えて!) Sister Sledge / Thinking of You とメッセージは続き、私の中では、次の一曲で爆発しました・・・

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 O'Jays / I Love Music です・・・ イントロのコンガ&太いドラムブレイクを聞いた瞬間、大声で「キター」と叫んでしまいました・・・
 個人的には、ホント大好きな曲だし、Noriさんも好きだ・・・と言ってました・・・というか、永遠に大事にしていかないといけない曲だと思います。
 もう、周りを気にせず、大声で歌い、リズムにあわせ躍動し、音の世界に入り込んでしまいました・・・
 クラブでこれを聞くのは久しぶりですが、本当にヤバいですね!!


 楽曲を選曲し、メッセージを伝える行為は、Larryの頃からあるわけで、Noriさんも、当時の現場で感じてきた・・・んだと思います。
 私個人としては、この「メッセージ」という行為が、DJのアートホームの中で「高い位置」にある行為だと信じています・・・
 
 物事って、言葉でいえば簡単ですが、何かワンクッションを置き、間接的にすることで明確に理解することってあると思います。
 それこそ、書物を読んでいて感じた考え方や知識などがそうだと思います。
 その限りにおいて、音楽から「影響」という意味の「メッセージ」を受けとることは、決して変な行為ではないと思います。

 ただ、DJにおける「メッセージ」って、なかなか見えづらい・分かりづらい・・・と思います。
 特に、私たち日本人だと、DJ達がその曲の「歌詞」に共感をし、その歌詞の意味・意義を伝えたいから選曲をしたとしても、どうしても「英語」の曲が多い・・・のでなかなか伝わないことが多いと思います。

 その壁を埋めるのは「語学力」かも知れないですが、個人的には自分の「経験」と「開かれた心」、そしてDJ側の「真摯な姿勢」が重要だと思います。
 楽曲のことを深く知ったり、DJがミックスした曲を素直に受け取ること・・・が私たち(=リスナー)には必要だし、DJ側も観客が受け入れるべく真っ直ぐにいる必要があると思います・・・
 
 私個人は、こういった行為は勉強中で、いろいろと経験をしてる最中だと思います・・・今回の選曲は本当に勉強になりましたよ・・・
 私も、もっといいダンサーになれるように精進したいと思います(^0^)


 そして、このメッセージタイム以降は、ほぼノーミックスで、Noriさんがかけたい曲を素直にかける・・・時間になり、大変気持ちよい「流れ」を演出します。
 すべての曲は覚えてないですが、Melting Potとか、Got to be Realとか、Salsoulの曲(失念)とかのような旧譜関係がガッチリとかかってました。
 
 フロアーも客数が減り、分かってる客・踊りたい客しかいなく、適度に踊りやすい環境の元、各人がニコニコしながら自由に踊っているのが印象的です。
 タイミング的にはO'Jaysがかかったあたりから、天井より風船が投下し、フロアーが愛に包まれ、ホント気持ちいい時間帯です・・・

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 そのあと、定番の大きな風船が投入され、トス合戦をしたり・・・でも後半になると、踊りの邪魔になるので、要らなかったり・・・しましたww

 あと、フロアーも盛り上がってますが、DJブースも盛り上がっており、Noriさん関係の方々で溢れ返ってました
 印象的なのは、スタイリストの馬場圭介さんがTシャツを脱ぎ、それにNoriさんも従って脱ぎ、二人で恥ずかしそうに抱き合ったり、謎の女性(Noriさんの奥さん??)も脱いで、おっぱいを露わにしたり(美乳でしたww)・・・暖かい空気の元、会場全体が盛り上がってました。

 んで、7時半ぐらいに、馬場さん、偉そうな人(誰なのかな?)、Noriさんよりスピーチがあり、アンコール気味に Gloria Gaynor / I will survive が選曲・・・
 そして、実質的な最後は、これまた永遠のフロアーアンセムの投下です・・・

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 ド定番の「Diana Ross / The Boss」ですね!
 私も大好きな曲とあって、最後の力を振り絞り、踊り歌いをしました・・・ いや~気持ちよかった(^0^)

 その後は、不明のスローの曲をかけつつ、スピーカーが天井の方に収納気味に移動したり、会場スタッフの方が清掃などを始めそうだったので、私は会場を去りました・・・


<まとめ>
 え~、またダラダラと書きましたが、今回はホント「行ってよかった」イベントですね!!
 内容もさることながら、経験できたことも大きいし、踊るってことがこんなに気持ち良かったのか・・・と痛感しました。
 特に、私もタバコをやめた直後で、どうなるかな?と思ってましたが、すげー踊りやすい! 息切れがしなかったです(^^;)

 今回に関してはNoriさんからの「メッセージ」をしっかりと受け取り、明日からの生きる力を頂けたな・・・と思います。
 メッセージを頂けるイベントなんて草々なく、ホント貴重だと思いました。

 私も、このブログを通して、なんらかの「メッセージ」が発信できればいいな~と思います・・・
 幸いながら、ここ数日でまた読んでくれる方が増え、私も書いていて励みになります。
 読んでいる皆さんからすると、長ったらしく、要点が読み取りづらい文章が多く、大変失礼をしてるな~と思いますが、これからも私が出来る範囲での「情報」を発信し、今回Noriさんから頂いたような「メッセージ」を伝えるようなことが出来れば・・・いいかな(^^;)

 んでは、これで終わり~ 疲れてるのに、さらに疲れたww

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注意 選曲の順とか、かかった曲は、私の記憶で書いてますので、もしかしたら記憶違いもあるかも知れません。 かなり頭をひねって思い出しましたが、間違ってたらごめんなさい m(_ _)m

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<追記> 2009年3月1日
 1ヶ月近くたつと、あちらこちらで、このパーティーの記事が結構書かれてたので、適当に(勝手に?)リンクを張っておきます~♪
 人それぞれで印象が違うのが面白いっすね(^0^) 私の記事も、その末席に入れてもらえれば光栄です・・・

・ 田中律子のTalk&Life「DJ NORI  祝 30周年!!」 ←来てたんだ!!
・ Common - Nagi「NORIさん30th@ageHa と、Kenny Dopeを思う」
・ パドブレ魂(パドブレ・ダマシイ)「2/7(土)のageha」
・ MAD ABOUT MALLORY「DJ NORI 30th Anniversary ぱーりー」
・ mozuka blog「ageHa」

 ちなみに、お巡りさんは「暴走族」関係が原因の模様・・・そうなの?
Pranut Butter Wolf 「Fusion Beats」
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 え~、明日も土曜なのに仕事になり、残業続きで疲れてたこともあり、早めに帰宅・・・ 早めに寝ようかな~と思いましたが、作品紹介の更新が遅れ気味なので、がんばります(^^;)

 2002年にリリースされた、日本企画のオフィシャル・ミックス作品で、DJは・・・言わずと知れた「Pranut Butter Wolf(以下PBW)」です!
 氏の所有するレーベル「Stone Throw」の運営方針と同様で、DJ面でも期待を裏切らない方ではあり、この作品でも期待を裏切らない選曲をしてますよ(^0^)

 
 まず、リリース元は、avex trax / cutting edge 傘下の「Brownsugar Records」という、一応メジャーレーベルよりリリースをしました。
 このレーベルは、世間的にはあまり知られてないですが、意外と活動してたレーベルで、2000年頃より活動を開始し、結構コテコテなSoul関係の作品のリリースや、オーガニックなUK歌もの作品などのリリース、またはミックス作品・コンピレーションの発表、あと旧譜の再発っぽいことをしてた・・・記憶があります(^^;)
 一応、手持ちを探したら、下のJaki嬢のHeavenの再発12inchがあったので、貼っておきます・・・このロゴ、見覚えがあるかな?

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 上は、個人的にはMUROさんのピッチ+4でのミックスにヤラれ、原曲も知っていたが、DJのミックスにより「好きになった曲」の代名詞で、オリジナルも、値段が上がる前に買いましたww 一時期、結構高かったすよね~、avexロゴのやつ・・・
 
 あっ、話を戻します(^^;) 
 私も当時はこのレーベルを、ほとんど注目してなかったですが、それこそElisha La'Verneとか、鷺巣詩郎さんがいたな・・・とか、DJ Sakuraiさんがミックス作品を出したり・・・とかしてて、メジャーながら意外と頑張っていたレーベルです。
 ただ、今は終わってしまったようですね・・・残念!


 んなわけで、なぜかこのBrownsugar Recordsより、2002年にこの作品がリリースされました。
 なぜ、PBWに指名があったのかは不明ですが、レーベルが得意とした「オーガニックな雰囲気」を出すべくPBWに指名が回ったのかな~と思ってます。
 ただ、さすが「Stone Throw」の首領だけあって、ミックスは一筋縄にはいかないナイスなミックスに仕上がっており、かなり良いジャンルレスミックスに仕上がってます。


 出だしは、PBWのお膝元である西海岸の名門レーベル「Solar」のクラシック「Dynasty / Adventures in the Land of Music」からスタートします。
 いつもなら、ここでその12inchを紹介するのですが、なぜか持ってないので、このまま紹介を進めます・・・(^^;)
 個人的には、上記楽曲がこのミックスでは意外と重要で、このテープの世界観を分かりやすく紹介する、よい導入部になってると思います。

 つまり、上記楽曲の「しなやかで、幻想的で、かつレイドバックをした雰囲気」がこのミックス作品の主題であり、それにPBWの持つオリジナリティーとか、西海岸フレイバーが合わさった、ナイスなミックス・・・ということです。
 Solarの他の楽曲も、NYの曲とは違う、レイドバックをした趣きがあると思いますが、まさにそれを利用した出だしになっていて、大変良いです。
 そして、この後も、この雰囲気を維持しつつミックスは進行します・・・


 選曲された楽曲は、上記のような主体性の元、流石「Stone Throw」といった感じの曲が選ばれており、レーベルカラーである、HipHopのような現代的なBeatと、Soul/Funk/Jazz/RareGroove等の旧譜の世界観をうまく混ぜたミックスに仕上がっており、まさに時代を飛び越えた「Fusion(混ぜるって意味ね) Beats」を体現しています。

 Stone Throw自体、初期のころ(90年代中頃)は、盛り上がってきた西海岸のHipHopレーベルの一つという印象でしたが、時間が進むにつれ、Madlibだったり、Egonだったり、故JayDeeだったり・・・優秀な人材が集まり、それらの人の「個性」を昇華し、各人の個性をしっかりと表現したレーベルだと思います。
 Grooveの記事などで、彼らのレコード掘りに対する一面を伺うことがありますが・・・勝てない・・・ですよね(^^;)
 Egonなんかは「そんなの掘ってるのかよ!」の連続だし、Madlibもなかなかですよね・・・
 

 んで、首領のPBWも・・・やっぱり「勝てない」存在ですよねww
 過去に「Female Rapper」のみのミックスCDを出したり、マニアックなクリスマスものの曲を集めたCDを出したり・・・流石な御大です(^^;)
 PBW自身は、レーベル参加メンバーに負けない趣味を持ち、かつメンバーを束ねる存在なわけで、レーベルの持つ「新譜と旧譜の融合性」を一番理解してる・・・存在だと思いますので、今回のミックスのような「時代を飛び越えた」ミックスが出来たのかな~と思います。


 全体的なミックスに関しては、どちらかというと、選曲のチョイスの上手さが目立ったミックスで、新譜系&旧譜系の混ぜ具合が絶妙で、大変良いです・・・

 特に、レーベルに契約をしてる・・・というか、レーベルにとって大切な人物である「Madlib」関係の楽曲は多数チョイスされており、これがいい雰囲気を醸し出してるんですよね~

 私自身は、あまりMadlibを追ってはいないのですが、それこそBlueNoteのカバー集とか、Stevieのカバー、Weldon Irvineのカバーとか・・・流行の流れで買いましたが、そのグルーブにはやっぱりヤラレましたよ・・・

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 上記のMadlib作品は、このテープには選曲をされないですが、上記のようかMadlibの世界観・・・うまく説明できないですが、現在と過去の楽曲をつなぎ合わせ、幻想的な雰囲気を現代的に表現する・・・みたいな曲が多数チョイスされており、PBWの選曲眼の良さに負けます・・・

 他の曲でもトライブのラストアルバムの未シングル曲だったり、MF Doom のSadeネタのDoomsdayのような新譜勢や、Tuff Crewのようなマイナーミドル、B.T.ExpressやS.O.U.Lのような旧譜をうまくミックスしてますね~

 
 あと、それらの楽曲は、レイドバックした雰囲気を維持するミックスに終始し、派手なミックスはなく、気持ちいぐらいのロングミックスを決めたりしてて大変良いですね!
 ミックスをする楽曲と楽曲が溶け合うぐらいのロングミックスで、このミックスの主題にあった、ミックスだと思います。 
 細かく聞くと、2枚使いもしてるのですが、むしろ「雰囲気」を延ばすためのトリックで、その心がけが大変いいですね。


 今回も、ダラダラと書きましたが、非常に雰囲気のあるミックスに仕上がっており、個人的にはお勧めです!!
 日曜の朝、気づいたら早く起きて、日差しが入り込み始めた時間帯に、布団の温もりに翻弄され、気だるくも、気持ちいい瞬間・・・のようなミックスで、個人的にはかなり好きです(^0^)

 CD版の方が入手しやすいかも知れないですが、こういうのはテープで欲しいですね・・・是非どうぞです!!

Artists / Title : Pranut Butter Wolf 「Fusion Beats」
Genre : HipHop、DanceClassics、Funk、Jazz・・・
Release : 2002年10月
Lebel : Brownsugar Records RRTD-88379
Notice : CD版もあります・・・というか、CD版の方が有名です(^^;)

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追記 2009年2月25日
 追加調査によると、最初はCDのみのリリースを予定していたが、渋谷のレコード屋「DMR」からのリクエストで、テープ版も作ったそうです・・・ホントかな~??
DJ Mayumi 「Berry Jam vol,2 - Old R&B Mix」
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 病欠で休んでたこともあり、仕事が溜まってまして・・・ちょっと更新が遅れ気味です(^^;)
 サックリ書ければいいんですが、気づいたらハードルが高くなってるんですよねww
 んなわけで、今日はサックリ行くぞ~

 HipHop関係の国内女性DJでは、今となってはKaoriさんと同じぐらい有名になりつつある「DJ Mayumi」さんの初期作品のご紹介です。


 ここ最近は、ageHaやHarlemなどの、メジャーなHipHopクラブなどを中心にDJをし、オフィシャルでのミックス作品をリリースするなど、活動の幅が更に広がっているDJさんです。 個人的には、生でDJを聞いたことはないですが・・・ジャケなんかを見ると・・・めんこいお嬢さんですねww

 そんな彼女のミックス作品で、活動の中心であった「横浜」の「Town Records」よりリリースされた一本です。
 MayumiさんがレジデントDJ・オーガナイザーをしていたクラブイベント(横浜Logos)の名前を冠にした作品で、現在の活動の中心であるメジャーでの権利あり・オフィシャル作品でも使用している作品名です・・・
 1作目は、黄金期のHipHopで、今回の2本目では、副題の「Old R&B」が示す「定番R&B」をノリノリで調理しています(^0^)

 
 まず、この作品では、相方に「謎の女性MC」をサイドMCに配してますが、MayumiさんのDJがメインで、MCは結果として少なめな感じです。
 テープの最初の方では、登場頻度が高いですが、後半(A→B)になるにつれて、MayumiさんのDJの良さに負けて(?)、登場頻度は少なくなります・・・ 個人的には、MCがいなくっても良かったかな~とは思います。
 ちなみに、MCさんは、名前などが分からない(聞き取れない)のですが、横浜らしく「バイリンガル」な感じで、そんなに「味」がある感じではないっすね・・・誰なんでしょう(^^;)

 んで、肝心の選曲は、定番の曲をしっかりと抑えつつも、「それ行きますか・・・」的な渋い曲も選曲し、なかなかですよ~
 A面序盤ではUKものを混ぜつつも、徐々にUS R&Bの定番にシフトしつつ、Give U My Heart 、Is It Good To You などのド定番を選曲し、単純に盛り上がります。
 また、B面ではスローなグルーブを維持しつつ、しっかりと「山谷」を作り、ミックスを続ける辺りはいいですね~
 聞いてると、Kiyoさん以降の「掘ってるR&B」も入れつつ、定番もしっかりと押さえ、ミックスの世界観がブレないのは・・・なかなかいいですね。

 また、ミックスに関しては、参加した女性MCに助けられる部分も多少はありますが、割とミックスを主体につないでいき、カットインは多用せず、グルーブ維持をしっかりとしてて、大変良いですね。
 個人的には、割とチャラい印象があったので、技術は大したことがないのかな・・・と思ってましたが、調べてみると、現場歴は相当長く、このテープ名であるパーティー自体も10年近く行っていたようで(昨年終了?)、現場で培われた技術がしっかりとあるんだな・・・と痛感させられました。

 あと、このテープでの選曲の流れが・・・結構いいんですよ・・・
 A面で静かに始まりつつも、グルーブをしっかりと加速し、中盤以降でド定番で盛り上げ、比較的抑えた印象の曲にチェンジし、そのまま雰囲気はB面に流れ、B面でもスローに進めつつも、一定の盛り上げグルーブは維持し、最後は芯に暖かさを残しつつ、静かに終わっていく・・・・感じです・・・
 理想の流れとは言い切れないですが、選曲の流れとしてはかなり秀逸だと思いますし、個人的には好きな流れ方ですね・・・結構、考えて選曲を組み立てたのが想像できますね(^0^)


 Mayumiさんに関しては、現場活動での実績なり、経験があるので、選曲面だったり、技術面だったり、ミックスの流し方だったり・・・パッと出のDJでは出すことのできない「技術の高さ」があるDJだと思います。

 個人的には、DJという行為において、性差別を持ち込むのは避けますが、女性DJで、ここまで高いミックスで、かつ選曲も間違いないなんて・・・結構驚かされましたよ(^^;)
 この驚きの裏には、少なからず「女性」なのでそんなにレベルが高くないだろう・・・と思いこんでいたところがあったから・・・だと思います。

 結論として、このMayumiさんのミックスを聞いて、DJにおいては性別の差なんて、あまり関係ないんだな・・・と思わされました。 それほどまで、Mayumiさんのミックスは秀でてました。

 
 Mayumiさんがリリースした、最近のメジャーの作品は、大人の事情的なことでアートフォームとしての選曲性なりは少ないと思われます。
 しかし、このテープに関しては、現場で鍛えた力や経験がしっかりと生かされ、個人的にはメジャー以上に実力がでた良い作品だと・・・考えています。

 男性DJ陣も、こんな上手い女性のDJがいたら・・・気づいたら席を下されちゃうかも知れない・・・ですね(^^;)
 「男勝り」とは言いたくないですが、なかなか高レベルのミックスをしてますよ・・・流石です(^0^)


Artists / Title : DJ Mayumi 「Berry Jam vol,2 - Old R&B Mix」
Genre : US R&B、UK Soul、
Release : 2004年1月
Lebel : Town Records TWTP-0014
DJ Kiyo 「Urbän-Eskimo」
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 そういえば紹介してない・・・系になりますが、Kiyoさんって紹介してないんですよね・・・忘れてました(^^;)
 んなわけで、ミックス作品市場では、大変人気なDJ Kiyoさんの作品で、氏が得意としていた「R&B」路線において、「UK Soul / Grandbeat」の質感にこだわった一本で、市場でも人気な作品です!



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 まず、Kiyoさんの説明を少ししておきましょう・・・

 90年代中頃より活動をし始め、Hazimeさん、Missieさん、Okuboさん・・・あたりと同時期に有名になり始めた「第2世代」なHipHop系DJかな・・・と思います。
 現在は沖縄に移住され、自分の信じる音楽を追求している感じで・・・悪い言い方をすると「カルト」な存在になりつつありますが、HipHop的なスタンスの元、音源作成&DJを頑張っています。

 んで、Kiyoさんのミックス作品に関しては、作品数が多いことと、良質な作品が多いことから、ミックス市場ではメチャクチャ高い評価を受けているDJの一人だと思います・・・

 理由は人それぞれだと思いますが、他のDJに比べ、活動の初期よりミックス作品を多数リリースし、そのどれもが、しっかりとした「コンセプト」の元に作られ、MUROさんと同様に「コンセプト・ミックス」を一般化させたDJなのが、個人的には人気の理由かな~と思います。
 今回紹介する作品のように、しっかりと主題を立て、選び抜いた楽曲から構築されるミックスは、当時としては大変新鮮で、リスナーにも人気があり、それらの作品に影響を受けた・・・って方は多いかと思います。

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 その中において、Kiyoさんのミックス作品においては、特に「歌モノ・ミックス作品」「アンダーグラウンド・ミックス作品」が重要じゃないかと思います。
 アンダーグラウンド系の作品に関しては、別の機会に譲るとして、歌モノ系の作品は・・・90年代中ごろにリアルタイムで聞いてた方なら結構影響を受けた方が多いので、私は重要だったと考えています。

 なぜ重要なのかというと、当時(90年代中ごろ)は、まだ「HipHop至上主義的な空気」があり、レコードをメインに買ってる輩にとっては、R&Bは簡単に認められない・・・存在であり、HipHopライクなR&BはOKでしたが、もろR&Bっぽいのは敬遠・疎外されていたと思います。
 その限りにおいて、Kiyoさんは、HipHop的な感覚の延長としてR&Bを取扱い、ヘッズ達が聴きやすい環境で作品をリリースし、シーンに風穴を開けた・・・といっても過言ではなく、Kiyoさんの作品などを通して、「R&Bもいいじゃん!」みたいな流れになった・・・と思います。

 私の記憶だと、当時はR&Bのみを扱ったテープってほとんどなく、USのTapeKingzモノはあったにしろ、国産で、R&Bにこだわった作品は、結果としてKiyoさんとかMUROさんぐらいしかなく、Kiyoさんのテープなんかはよく評価されていたと思います。
 また、Kiyoさんに関しては、現場でも積極的にプレイしており、当時のFrontでもクラブにおけるR&Bの良さを語っており(96年12月号)、HipHop一辺倒だったシーンに歌モノの活路を開いた人物の一人と言っても差支えないと思います。


 今のKiyoさんの活動しか知らない方には意外な一面かもしれないですが、当時は割とR&B系DJのイメージの方が強く、その後、現在に通ずるUndergroundなHipHopに傾倒し始め、気づいたら「小難しい方向」になりましたね(^^;)
 アーティスト写真も、昔は優しいお兄さんみたいでしたが、今はなんか「怖く」なってしまい・・・大人になったんでしょうね・・・

 なお、個人的には、Kiyo作品はオンタイムでは全く追ってなく、存在は知っていましたが・・・なぜか買わなかった・・・んですよね~(^^;)
 ここ何年かで、ミックス作品を集中して買うようになった時期から、聞くようになった・・・感じで、まだ勉強中(作品を全部聞いてない)ではあるのですが、好きなDJの一人です(^0^)



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 んでは、今回の作品のご紹介です~♪

 最初にも書きましたが、選曲的には「UK Soul / Grandbeat」の持つグルーブを軸に、その質感に合う歌モノをUK/USを問わずに選曲・・・みたいな感じで、嫌いな人はいない感じの選曲に仕上がっています。

 UK Soulなり、GrandBeatなんかは、リリースされていた当時(90年代初期)でも、人気があったジャンルだったと思います・・・それこそ、サバービアでも取り上げられてたし、HipHopの現場でも、ある程度は認知があったと思います。
 しかし、始まったばかりのシーンの参加者にとっては、よく分からないジャンルなわけで、Kiyoさんのテープを聞いてUK Soulの深い道を進んだ方も少なくはないかと思います(^^;)

 実際に選ばれた楽曲は、今となっては定番な曲が多いですが、当時としては知られていない曲も多く・・・どの曲もレコ屋では高値でしたね・・・今はどのレコードも安くなりましたが、昔はメチャクチャ高く、私は買えませんでした(^^;)
 写真に上げた「Charlotte / Queen of Hearts」とか「Mica Paris / Two in a Million」、写真下段の「Misty Oldland / I Wrote You a Song」、「Soul Ⅱ Soul / Jazzie's Groove」などが気持ちよく選曲されていて、比較的跳ねた選曲でありながら・・・UK SoulやGrandbeatの持つ「上品さ」をしっかりと押さえている辺りは流石ですね・・・

 作品自体の明確な物語性はないのですが、全体を通しての楽曲の統一感(=グルーブ作り)が秀逸で、気持ちイイミックスに仕上がっていると思います。


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 ただ、今回聞き直してみて、しっかりと掘ってるな~と思わせる曲も多く、リリースして10年以上経つのに、Kiyoさんの非凡な選曲センスが伺え、結構ビックリしました。
 特にこのテープは、一般的には「UKモノ」のテープと認識されているのですが、細かく選曲をみると、USモノも選曲されており、その選曲っぷりがイイ所を突いててヤラれます!

 それこそ、曲の中盤でLovin'Youが出る「Kiss The Sky / Living for you」とか、チーター時代の隠れた名曲「Toni Braxton / I Belong to you」をサラッとミックスしてる辺りはイイですね(^0^)
 また、個人的に収録曲を掘ってて驚いたのが、写真下の2枚で、♪エディバディ、ダンス、ナウ!♪でお馴染みの「C&C Music Factory」の1stに収録されたLPオンリーの隠れた良曲(Share that Beat of Love)や、HipHopアーティストとして認知されている「Mantronix」の歌モノ(Got to Have Your Love)など、意外な曲をチョイスしてる辺りにはグッときました・・・当時からしっかりと掘ってる証拠だと思います!!


 Kiyoさんって、他の作品の方が顕著なのですが、結構「クセのある選曲」だと思うんですよ・・・人が使わない曲なんかをカッコ良くミックスしてる印象が強いです。
 例えば、HipHop系の作品だと、直球な黄金期ミックスでも意外な曲を入れてくるし、今回の歌モノのテープも、全体の統一感がイイので気にならないのですが、細かく聞くと上記のUS系の曲などのような意外なモノを入れてくるし・・・Kiyoさんにしか出せない「クセのある選曲」も感じられ、Kiyoさんの個性が光ってると思います。
 
 その「クセ」が明確には説明できないですが、Kiyoさんのセンスと個性から発せられる「クセ」であることは間違えなく・・・更に重要なのが、その「クセのある選曲」が、リスナーに対して素直に「カッコいい!」と思わせる「説得力」「求心力」があった・・・とも思える点です。
 MUROさんに近いスタンスだと思うのですが、一般では理解できない曲を「Kiyoさんのグルーブ」を通して聴くと、不思議とカッコよく聞け、結果としてリスナーに「分かりやすく楽曲を提供」してたんだと思います。

 つまり、そのセンスの良さから、市場に対して効果的に「ニューディスカバー」を発信することが出来た存在なんですよね!!

 私自身は、Kiyoさんが精力的にミックス作品をリリースしてた頃は、かなりスルーしていましたが、記憶だと、新作が出るたびに喜んで買ってる輩も多かったし、何よりもレコ屋で「Kiyoチョイス」と宣伝文がついたレコードが多いのが影響力があった証拠だと思います。
 また、別記事で書きますが、Kiyoさんのミックス作品の値段が高いのも、影響の一端かもしれないですね。


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 最後にミックスの話をしたいと思います・・・ちなみに上の4枚の写真は、収録曲ですが、下記の説明では出ません・・・写真が余ったので貼ってみました(^^;)

 実際のプレイに関しては、グルーブ重視の姿勢で、派手なミックスはせず、淡々と選曲をする感じですかね・・・ ロングミックスも、カットインもするのですが、かなり自然体にミックスし、流石の技術の高さだな~と思います。
 個人的には、Kiyoさんのミックスにおいては、バスケのノールックパス的な突然サクッと入れてくる「カットイン」での繋ぎが注目で、曲の前後を見切った上でのカットインで、この点は深く聞いてみるとヤラれると思いますよ!
 また、Kiyoさん自体は、スクラッチも結構出来る方なので、これとかでも擦ってるのかな~とも思いましたが、今回はスクラッチは割とお休みのようで、曲をチェンジするときに、何度が光ったスクラッチを出してますね(^0^)

 今回のミックスに関しては、選んだ楽曲の良さを引き出すことに終始していて、結果として全体のグルーブ感は非常によいです・・・特に、テープの統一感がたまらないですね・・・
 それこそ、ジャケのハーゲンのアイスみたいに、上質で、大人の甘美を兼ね揃えたミックスになっています(^0^)


 ただ、ミックスの作品としての方向性は、平坦なミックスが続くことが多く、この作品もそうですが、ミックスに「山と谷」がなかったり、パンチのあるミックスがなかったり・・・作品に物語性を求めると、ちょっと落ちるかな~とも思います。 
 他の作品もそうですが、Kiyoさんって、作品としての「盛り上がり」を作らないんですよね・・・まるで、小さめのクラブで、ラウンジ的にDJしてるみたいな・・・グルーブは最高なんだけど、ショーマンシップはない・・・みたいな感じがあり、個人的にはココは残念です・・・
 言ってみれば「ラフな作り」になってしまい、選曲で「引っ張る」みたいなことが出来れば最高なのにな~と思います。



 話が長くなったので、まとめましょう・・・

 今回の作品は、今の時代に、予備情報なしで聴くと、結構地味なミックスなのですが、聴いてるうちにKiyoさんが持つ「クセのあるグルーブ」にハマり、長く聞けるテープになってると思います。 特に、選曲の質の高さは最高ですよ!!
 また、歴史的な背景なり、氏の燻し銀な選曲に注目すると、かなり重要な作品だと思います。
 でも、現在の中古値段を見ると・・・正直、買いづらい値段だと思うので、落ち着いたら買いましょう・・・でいいかな??(^^;)



Artists / Title : DJ Kiyo 「Urbän-Eskimo(Urban-Eskimo)」
Genre : UK Soul、GrandBeat、R&B
Release : 1998年
Lebel : Royalty No Number



Notice : 中古価格について

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 別項目として、苦言として「Kiyo作品の中古価格」について触れたいと思います。

 以前より、中古市場におけるKiyo作品は高値になっており、3900円とかで普通に出てますよね・・・
 これに関しては、私の感覚だと「名前先行」なところがあり、正しい価値判断のもと、価格が付けれれてない・・・と思っています。

 個人的には、Kiyoさんのミックスは、個人的な嗜好もあると思いますが、高いところと、もう一つ足りないところがある・・・と思ってます。
 選曲眼は非常に高いと思いますし、一つの作品としてのグルーブ作りも大変上手いと思います・・・が、個人的には選曲のストーリー作りがもうちょっと・・・と思ってます。
 なので、パッと聞いた時に、結構凡庸なつくりに聞こえることが多く、その辺はマイナス材料になっちゃうんですよね・・・

 そのことを踏まえると、今のKiyoモノのプライスラインは・・・やっぱり高いと思いますし、他の作品で、Kiyoさん級にいい内容のものが同じ値段じゃない・・・ってことを考えると、やっぱり値段が高すぎると感じます。
 高くしてる原因は、やっぱり「名前」なんだと思います・・・

 現在の市場を見た時、名前先行ってのが本当に多く、ありえない値段のモノも多いと私は思っています。
 あえて実名を出しますが、今日、渋谷のユニオンに行ったら、結構テープが入荷してたんですけど、値付けの仕方が、あからさまに名前先行で、ありえない値段になっていました。 特に、ターンテーブリスト系のは鬼高いですね・・・
 欲しいのがなかったので、手はつけなかったですが、ちゃんとそのテープの内容を聞いて、内容がいいから値段を付けたの?っと聞きたくなるような値付けでした。
 もちろん、その「存在」としての価値(数が少ないとか、有名だからとか・・・)も十分理解できるのですが、自分がいい内容だな~と思ってるテープ(Spinbadとか)で、そんなには知られてないものは・・・案の定、安いです(^^;)

 う~ん、その人の価値観によって違うのは分かりますが、もうちょっと「ミックスの内容の良さ」で値段をつけないと、市場が健全に育たない・・・と思うんですよね・・・ 皆さんはどうでしょうか??

 んで、肝心なKiyoさんのは、結局は内容がいいので、価格的にはレアでいいと思いますが、正直、今のプライスラインはキツイですね~もう1000円ぐらい低いぐらいかな~と・・・思いますが、ミックステープ馬鹿な私は、コレクトしないといけないので、無理して買ってます・・・はあ(--;)





<編集情報> 2010年2月11日
KIYOさんの別作品を紹介するついでに、あまりにも文章がひどかったので、文章を整理し、論旨をまとめた文章にしました(^^;)
1年の間に、レコも沢山買ったし、KIYOモノのレアなテープも買いまくったし・・・研究するのは大変です(--;)