HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Paul 「Connectin' Soul Style vol,01」
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 MUROさんのミックスが好きな方なら絶対お勧めなシリーズのご紹介です(^0^)
 中古で出ると結構安いですが、シリーズを通して、良作を連発している「DJ Paul」さんの第1作目です~♪


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 1990年より大阪でDJ活動をするベテランさんで、いわゆる「ブラックミュージック(HipHop、R&B、Soul、Disco、Funk・・・)」が中心の御大です。
 活動初期にはバトル系の大会でも腕を鳴らし、また作品を聞く限りだと、幅と懐が深い選曲ができるDJで、キャリアと技術に裏打ちされたミックスが出来る・・・個人的には「信頼」出来るDJだと思ってます。
 詳しくは、彼のプロダクションのホームページ「G.A.S. SOUND PRODUCTION」をご参照ください~

 ミックス作品については、上記の写真のように結構出されていて、今回紹介するvol,01をリリースした1998年より2000年代前半まではテープ作品を連発し、私がすべて後聞きですが、どれも好内容です!
 現在は、写真右の右にあるvol,11(2008年1月リリース)で止まっていますが、CDベースでのリリースになり、今までテープでリリースされたものもCDで再発され、割と買いやすいシリーズだと思います。
 ただ、最近は活動がスローダウン気味なのかな・・・情報がなさ過ぎて良く分からないっす(^^;)

 なお、テープはコンプしたので一息ついたら、再発であるCDの方は・・・微妙に内容が違うことが判明し、例えば、写真右の左のVol,04だと、Paul氏のDJプレイを収録したDVDがついてたり、その他だと、テープでは切っちゃったミックスが収録とか・・・マニア泣かせです(^^;)


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 そして、Paul氏のDJに関しては、作品を聞いた限りでの印象ですが、MUROさん以降の「HipHopベースのAllミックス」で、MUROさんに引けを取らないDJスタイル・・・ですよ!!

 今回のVol,01は1998年リリースとあって、それこそ同時期にリリースされた「DJ MURO / Super Disco Breaks Lesson 1 - 4 」と同じように、いろんなジャンルの曲をHipHopノリでDJする感じで、実際の選曲は「Diggin' Ice」とか「Diggin' Heat」的な深堀な要素も含まれていく・・・ってところだと思います。
 変な話、「MUROフォロワー」って言ってもいいのかもしれないですが、シリーズを聞き込んだ範囲での個人的な感想は、MUROさんのミックスに「夜の艶」みたいのが加わり「大人っぽさ」が入ったスタイルで・・・スタイルとしてはかなり好きです!!
 ミックスの起承転結も「選曲のグルーブ重視」でしっかりと作り、ミックスのテーマ性もしっかりとアピール出来、その中でPaulさんらしいフレイバーが加わり・・・DJミックスのレベルはほんと高く、キャリアとスキルに裏打ちされた結果だと私は考えています。

 Paulさん自身は、自身のDJスタイルを考えた時、子供時代にお父さんの仕事の都合で海外を転々としてて、その影響で洋楽を聴く耳が出来たのと、現在の仕事でもあるFMディレクターをやり始めたことが大きい・・・そうで、1曲1曲の良さ/GROOVE感というのをすごく意識して作品作りをしてるそうです。
 特にポールさんの場合は、作品全体を聞いた時の「グルーブ」の作り方が秀逸で、ミックステープを「一つの作品」として真剣に作られてる・・・そんな感じです。

 なお、個人的にはUlticutが露出する前の大阪のシーンって、KensawさんとかReggaeとか、ちょっと「ナンパ」なイメージがあり、選曲で勝負する・・・みたいなDJがいないと思っていたので、Paulさんの作品を知り、かなりビックリした記憶があります。
 考えてみれば、大阪のクラブシーンって非常に古く、もともとレゲエのシーンが80年代初期からあったり、天宮志狼さんだったり、独創的でリアルな土壌があり・・・そういった背景があって、Paulさんのスタイルがあったのかな・・・とか思いました。
 また、大阪って、DJ文化以降のいい中古レコード屋が集中してるって点もポイントかも・・・DJとお店とシーンが相互関係にあり、Paul氏もその関係にあった・・・とも妄想出来ますね(^^;)


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 そんなPaul氏の第1作目です・・・

 この作品は、大阪の名物クラブ「GRAND Cafe Osaka」でのDJプレイをライブ録音した作品で、録音は96年で、リリースは98年です。

 インフォなんかを読むと、この96年のクラブプレーの録音を自分のプロモーション用としてクラブ関係者/レコード会社/FM関係者(ポールさんはFMのディレクターをしている)に配布をし、評判が良く、まわりから「リリースしなよ!」っとそそのかされ(?)、98年に自主でリリースに踏み切ったようです。
 次作の2も、プロモ用に配布をしていたミックスが評判になり自主で販売を行ったそうですが、ほぼ無名に近いDJなのに、純粋に音だけ聞いてレコード店のバイヤーの方々が仕入れてくれ、その作品をプッシュしてくれたことが、自信に繋がり、以後の作品作りの原動力になったようです・・・

 GRAND Cafeは、アメリカ村のKing Kongの近くにある、今年で14周年の老舗クラブで、当然行ったことはないですが、個人的には「西のYellow」って思ってて、Yellowで週末プレイする海外DJが大阪だとココでプレイする・・・みたいなイメージがあります。
 調べてたら、来月末にTimmyがプレーするようで、Timmyのパーティーのような「本気」なパーティーもあれば、ちょっとナンパなパーティーも混在する・・・ある意味「Yellow」っぽい箱かな?と思います。
 

 んで、作品の紹介です~♪

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 まず、A面は、上記のようなアゲアゲではないけど、軽やかに跳ねた楽曲を核に、うまく波を作りながらミックスを進めます。
 クラブでのプレーであれば、一度ピークが過ぎ、気持ちよく、選曲のグルーブに身を任せて踊りたい「3時ごろ」の選曲かな~と思いました(^0^)

 まず、選曲面なんですが、たまたま持ってるのが写真のような「UK」ものが中心で、イメージが限定されちゃうかもしれないですが、なんかMUROさんっぽいでしょ?
 実際、「Judy Roberts / Sweet Sticky Thing」 なんかもチョイスされ、初めて聞いた時は「なんかMUROさんっぽい曲の選び方だな~」と思いました。
 ただ、先ほどご紹介したPaulさん独自の雰囲気(=夜の艶)がしっかりと出た選曲で、聞いてく内に「Paul Would」に引き込まれます・・・上手く説明できないですが、上品にナイトクルージングをする感じかな~(^^;)

 選曲的には、ドラムにドライブ感のあるR&Bっぽい曲が強く、「Shakatak / Mr Manic & Sister Cool」とか、「Heatwave / Feel Like MaKing Love」とか、「Bill Withers / Lovely Days」とか・・・オシャレな感じな曲でまとめ、R&B/ダンクラ/80'sなどを用いて清涼感が程良くあるチョイスで、ミックスの質を高めています。
 特に目につくのが、HeatwaveとかBill Withersのような90年前後に作られた「Remixもの」「カバーもの」が多く、堀りの深さや、意外な選曲など・・・上手いな~って感じるところも多かったです。
 また、ネタつなぎなんかもしてて「Mtume / Juicy」 → 「Biggie / Juicy」 のようなド定番な繋ぎもしますが、個人的には好きな曲なので二重丸です(^^;)
 
 んで、ミックスに関しては、クラブでのライブミックスとあって、選曲で「上げ」と「下げ」をうまく作り、いろんなジャンルを混ぜ、観客の足を止めさせず・・・だけど変化に富んで飽きさせない・・・ナイスなミックスに仕上がってます。
 場所によっては脈略もないミックスもあったりしますが、全体的にはミディアムぐらいのスピード感で選曲しつつ、うまく抑揚をつけ、ミックスにアクセントをつけてるところは上手いですね!
 私の場合は、体はDJが作るグルーブで踊らされちゃうけど、頭では選曲を聞いてて、DJの選曲を楽しみながら踊ってる・・・そんな感じのミックスだと思いました(^0^)


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 んで、B面です・・・A面とは打って変わって「スロー」な選曲です(^0^)

 現場であれば、おそらく5時ごろ・・・パーティーが終わりそうな時間で、クラブ全体が程良く溶け始め、フロアーでは青色のライトの中で、音の波に乗せられて、気持ちよく漂ってる・・・そんな時間のミックスだと思います。

 選曲面では、上記のように、ド定番な「De Barge / Stay With Me」とか、「Tevin Campbell / Can We Talk」など、時と場合によっては踊りながら泣き歌いをしちゃう選曲をしつつ、渋めな曲など、80'sから90'sあたりのナイスなスローものが連発です!
 こちらでも「カバーもの」をチョイスしたりしてますが、「SOS Band / Weekend Girl」のように80年代から続く「ブラコン」ラインな選曲もでて、なかなかいいです・・・というか、この辺は曲は知ってるけど、意外と不勉強なんですよね・・・もっと勉強しよ~っと(^^;)
 
 なお、ミックスに関しては「フェードイン、フェードアウト」で終始ミックスし、曲の本質を生かすべく、不必要なミックスは避けてる・・・感じで、大変いいですね~♪
 個人的には、選曲の後半で、Stay With Me とか、Can We Talk が選曲してるので、気持ちが盛り上がってしまい、つい歌ってしまってる・・・選曲です(^^;) ああ、いくつになっても♪Can We Talk~、For a Minutes♪って歌いたいものですね~


 んなわけで、なかなか高レベルなミックス作品のご紹介でした~♪

 96年の時点で、幅広いジャンルをミックスし、かつ「掘ってるな~」って選曲してて・・・当時から非凡なセンスを発揮してるわけで・・・もっと注目されてもいいDJだと思います。

 そして、MUROさんのミックスが好きなら、買って損はない選曲とミックスですよ・・・中古だと安いので是非掘ってみてくださいね~(^0^)




<Release Date>
Artists / Title : DJ Paul 「Connectin' Soul Style vol,01」
Genre : R&B、DanceClassics、80's、HipHop・・・
Release : 1998年
Lebel : G.A.S. SOUND PRODUCTION CSS-001


Notice : CD盤について
 2006年頃にCDで再発盤が出ており、ボーナストラックとして、Paul氏がプロデュースした「Between the Sheets」のギターカバーな曲がボーナストラックとして入ってるそうです。


Notice : A面、B面について
 本文中では今回は断らなかったですが、Paul氏のミックス作品の特徴として、ワンミックスごとに「通し番号」のように順番を与えています。
 今回のVol,01であれば、A面が「1st Street」、B面が「2nd Street」で、Vol,02だと、A面が「3rd Street」、B面が「4thSstreet」・・・という形の発番をしています。
 なんでなのかは・・・分からないっす(^^;)





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<追記> 2011年6月26日
 なんと、この作品の作者であるDJ Paulさんからコメントを頂き、色々と分かった部分があり、バイオ的な部分だけ追加文章を入れました!
 なお、作品紹介の部分は、所持レコードが増えたので追加しても良かったですが、バランスが悪くなりそうなのでヤメにしました(^^;)




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Rest in Peace MJ !
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 いや~、ほんと残念です・・・
 JBが亡くなった時は、ついに来たか・・・って思いましたが、まさか・・・マイケルが・・・ほんと残念です!!

 自分の年齢から行くと、リアルタイムで彼の絶頂期(80年代初期)は体感していなく、へんな話、バブルスとか、ネバーランドとか・・・まあ、子供のころなんですが、「変人」的な側面の方が先に情報として入ってきて・・・と思います。
 それこそ、とんねるずのコントだったり、ゲーセンにあったマイケルのよくわからないゲームだったり・・・やっぱり「変人」的な側面の方が先に理解してしまいました。

 しかし、大人になり、現場だったり、ミックス作品だったり、マイケルのいろんな曲を聞くようになり、初めて彼の偉大さを痛感するようになりました。
 うまくまとめれませんが、彼がいたからこそ「ブラックミュージック」が全世界に広まったと思います・・・今となっては「ありがとう」の一言だけですね・・・

 今日は、週末だったので、ほろ酔い気味で、新宿のユニオン(ソウル&ブルース館)に行ったら、上記のような張り紙があり、店内ではマイケルの連打・・・泣きはしなかったですが、ちょっとグッときました(^^;)

 んで、帰宅したら・・・皆さんもそうだと思いますが「マイケル」祭りです・・・そう「弔いDJ」ですね!!

 マイケルの曲は、12inchで聞くと、ほんとヤバいのが多く、Jackson 5時代も良いですが、個人的には「Quincy Jones時代(70年代末~スリラーぐらい)」の作品は、即死なのが多いです!
 
 んなわけで、思い入れがあるレコをご紹介します~♪


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<Rock With You> US '79 Promo

 名曲ですね・・・かつ、オリジナルの12がレアで有名な1枚ですが、ほんとこれを超えられる曲は早々ないですね・・・
 実は、先週末、ボーナスが出たこともあり、希望のプライスライン(1万以下)で出てたので、遂に買ってしまったんですね・・・アメ盤の12inchで聞くと「音の良さ」に悶絶しますよ!!
 また、曲も最高・・・今日も5連チャンで聞きました・・・後ほど、また聞きますが、一生大事にしたい曲ですね!!


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<Rock With You ( Frankie's Fevorite Club Mix )> UK '95

 Rock With You つながりです・・・マイケルのベスト盤がでたころにひっそりとリリースされたらしい1枚で、メインはこれまた名曲な「You Are Not Alone」ですが、B面にボムなRemixが収録されてます。
 なんと、Rock With YouをFrankie KnucklesがRemixをし、全編にわたって耽美なPianoをフューチャーしたナイスなHouse Remixになっており・・・これがヤバいです!
 Frankieらしい耽美な世界感が爆発しており、イントロのアカペラ&ピアノから即死で・・・ためにためて、一気にHouseの波で進んでいく・・・そんな素晴らしいRemixです。
 きっと、マイケルの曲も、追悼記念でRemixアルバムなんかが出そうですが、これを超える出来はなかなかないですよ~♪
 ちなみに、これを知ったのは、Next Recordsで紹介されてて知り、某所で安く買いましたが、Nextの追悼の記事で、このレコをあげてますね・・・


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<Billie Jean> US '82

 全世界的にヒットした曲ですが、ぜひアメ盤の12inchを聞いてください・・・音の太さにヤラれますよ!!
 曲ももちろんいいですが、ドラムの太さがヤバくって・・・たまらんですね(^0^)
 以前紹介した「DJ Jazzy Jeff / The Live」での2枚使いに影響され、1枚目は買い、もう1枚目も物色し、早くイントロ2枚使いがしたい1曲です(^^;)
 マイケルの魅力って、POPではあるんだけど、根底にある「黒さ」は隠せられない・・・ってのが魅力と個人的には思いますが、結局はその点は本人にっとっては「トラウマ」だったのはちょっと残念です。


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<P.Y.T> UK '84

 あまり知られてないですが、個人的には好きな1曲・・・モンスターヒットな「スリラー」に入ってる曲で、UKオンリーのシングルカット!
 これまた音がヤバいのですが、マイケルっぽいPOP感を出しながらも、跳ねた印象のある良曲です(^0^)
 まだまだ、そんなには高くないので、今が買い時かもしれないですが、なかなか出ない1枚で、今後は高くなりそうだな~と思います。
 ちなみに、裏面には、なぜかRakimネタが入ってたり、Thrillerのインストが入ってます・・・(^^;)


 是非、機会があれば、上記のようなレコを買ってみてください・・・マイケルが残してくれた「素晴らしい遺産」だと分かるはずです。
 高いのもあれば、なかなか手に入らないのもあるかもしれません・・・が、手に入れれば一生残していきたいレコードになると思います(^0^)
 

 MixtepeTroopers的には、誰が「RIPなMixCD」を作るのかが気になるところですが(私はMUROさんでお願いしたい!!)・・・今は安らかにお眠りください・・・できるのであれば、あなたが気付いた「遺産」は一生大事にしていきたいと思います!!

DJ Take-G / DJ Shimone 「Bronx Express」
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 たまにはストレートなHipHopを・・・でもちょっとレアな1本かも?
 KODPクルーのTake-GとShimoneによるHipHopミックスで、DITC関係(=Bronx関係)の楽曲をフューチャーした男汁満載の一本です(^0^)


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 このテープはA面を「KODP#7」である「Take-G」が担当し、B面を「KODP#6」である「Shimone」が担当・・・という共作の形態をとっており、KODPクルーの親分であるMUROさん譲りの「ブットいHipHop」をかましてくれます!

 B面のDJであるShimone氏については、以前紹介した「King of Diggin' #7 - I ♡45's The Crate Invaders」でもご紹介しましたが、KODPクルーとしては古参で、MUROさんとは付かず離れずの関係をキープする「いぶし銀」ですかね・・・今でも現役で頑張ってます!
 一方、A面のTake-Gは、このブログ上では初登場ですが・・・残念ながらよく分かりません(^^;)
 個人的な調査だと、90年代のKODPクルーでの活動では登場する方で、それこそ写真左のように、分かりにくいですが、名前が明記されています。
 しかし、今は何してるんでしょう・・・もしかしたら裏方さんになったのかな???

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 そんなご両名が99年ごろ出した作品がこれで、MUROさんが、FinesseやAGといったDITCクルーと共演した「The Vinyl Athletes」のリリース(99年)によって、渋谷・宇田川町とBronxの間で生まれた「絆」を体現した作品・・・だと私は考えています(^0^)
 実際、タイトルもしかり、収録曲もしかり・・・KODPからDITCに送った「リスペクト」みたいなもんかも知れないですね・・・!


 んで、実際のテープの内容をご紹介~♪
 今回は、ビックリするぐらいレコがないです(^^;)

 A面はTake-G氏が、B面はShimone氏が担当しており、A面とB面で内容が違うのかな~と思いがちですが、選曲、DJのスキルともあんまり大差はありません(^^;)
 両者とも2枚使いやスクラッチなど、スキル面での披露は全くなく、淡々と繋いでいく・・・そんな感じのミックスで、個性を読み取るのが難しく、ちょっと地味な印象が拭えません。

 ただ、収録曲は濃いですよ~!!

 100%がDITCものではないですが、定番ものは全て押さえており、当時から高値だったFinesseなり、Showbizなり、Diamondなり・・・のレコは絶対オリジナルでまわしてる・・・みたいな匂いがプンプンする選曲で、たまりません!
 また、シングル曲だけでなく、アルバム曲とか、彼らがプロデュースした曲なんかも押さえてるようで・・・流石KODP! 当然、Diamondも鬼レアなプロモ2LPでまわしてるんでしょうね~(^0^)

 んで、スクラッチなどの技術は少ないですが、選曲自体は「分かってらっしゃる」みたいな所もあり、選曲は上手くまとめたな~という印象があります。
 それこそ、分かりやすいところだと、Slick Rick / Hey Young World から OC / Time's Up につなげるみたいな・・・声ネタ繋ぎがまさにそうで、ちょっとマニア向けだと、Finesse / Funky Technician から、Finesseの♪I'm mystical, musical, I might confuse a few~♪を声ネタにした Mysterme / Unsolved Mysterme にカットインとかはイイですね!!

 あと、要所要所で入るシャウトアウトも、Finesse、AGのDITC勢のほか、MUROさん、Gore-Tex、Boo、KashiなどのKODPクルーからもあり、KODP勢は必ずライムをキックしててカッコ良いです!
 また、彼らがスクラッチとかが出来ない分、無理矢理インスト曲で誰かがスクラッチをする・・・みたいな方式でDJ Wataraiが登場します・・・ただ、ワタさんよりも、B面でPut it On の上で擦ってる人(聞き取れない)の方が上手いっすね(^^;)


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 最後に私が思ったことを一つ・・・
 このブットい選曲は、後のKODPメンバーである「Jyo-Cho(Chill Rob Jay)」なんかは色濃く影響され、以前紹介した「Fat Ride The Rhythm」なんかは、かなり選曲の世界観は近いですね。
 こういった「伝統」は、しっかりと先輩から後輩に受け継がれるんでしょうね・・・いいことです(^0^)
 

 んでは、まとめです(^^;)
 結論としては、Kocoさんのプレーなんかが一般化しつつある現在にあっては地味な印象がありますが、ド直球なDITC印の選曲で、気づいたら首を振ってる感じで悪くない作品です。
 
 でも・・・無理して探し出して聴くほどでもないかな??
 う~ん、マニア向けか?(^^;)


<Release Date>
Artists / Title : DJ Take-G / DJ Shimone 「Bronx Express」
Genre : HipHop(DITC・・・)
Release : 1999年
Lebel : KODP


Dimitri from Paris 「After the Playboy Mansion」
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 今日は雨でしたね・・・土曜も働いてたので、疲れてたらしく、寝て時間が過ぎた日曜日でした・・・(^^;)
 そんなわけで、来月、来日プレイをするDimi先生の名作をご紹介~♪


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 この作品は、以前紹介したA Night of the Playboy Mansionの続編にあたるもので、一聴したインパクトは前作の方がいいですが、深く聞きこむとこの作品もドープな仕上がりになってることに気付きます・・・
 前作同様、Houseを軸としながらも、彼らしいDisco感を各所で散りばめられた作品で、ジャンルの壁、時代の壁をぶっちぎる好内容に仕上がってます。


 作品に関する細かい部分は違うかも知れないですが、前作がプレイボーイマンションで行われた「パーティー」の雰囲気を表現しており、この作品では「その後=After」をフォーカスし、チルアウトなCD1「Laidback」上げ気味なCD2「Uplifting」の2つの異なる雰囲気のミックスをしています。
 変な話、ジャケットのお姉ちゃんが示すとおり「お持ち帰り」なんかはまさにプレイボーイ的な意味の範囲で合致する内容で、この2つのミックスが示すような「シッポリ」か「激しい」交わいの時に最適な・・・内容になってると思います(^^;)
 まあ、お持ち帰りはしたことないので、実際に合うのかどうかわからないですが、クラブで踊り、朝方帰る時、疲れてマッタリしたい時もあれば、逆にテンションが上がって・・・みたいな相反する状態であることが多いので、その時の雰囲気を表してる・・・って方が分かりやすいですね!

 ただ、個人的にコレを聞いて、思った印象は、CD1とCD2が別の存在ではなく、CD1→CD2の流れでしっかりとミックスが繋がっており、違った流れをかけ合わせることでミックスの世界観を広げてる・・・そんな奥行きの深さもあると考えています。


 んなわけで、CD1とCD2に便宜上紹介を分けましたが、2つを通して、このミックスCDの良さをご紹介したいと思います。


<CD1 Laidback>

 まず最初に、1枚目のCDである「Laidback」の方からご紹介します。
 こちらは一言でいえば「チルアウト」的な内容なのですが、朝方のクラブでの「蕩けた」雰囲気も表わしており、かなり好きなミックスです。

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 スタートはLil Louis / Nyce & Slo のスローでトライバルな雰囲気でスタートをします。

 選曲・ミックスの方向性としては、このLil Louisなんかが象徴的で、Houseらしいアゲ感や高揚感を極力抑え、まさに「Laidback=チルアウト」した内容に統一されており、4つ打ちの気持ちいいビートの波に乗せられ、気づいたらリラックスしてた・・・そんな内容だと思います。
 ジャンル的には、以下でも紹介しますが、Houseなり、ダンクラなり、Garageなり・・・Dimiらしさが利いたセレクションで、DeepHouse的なフィーリングで統一されてる感じですかね・・・Jazzyな感じもあれば、スモーキーな感じもあり・・・大変良いです。
 家で静かに本を読んでたりすると、気づいたら気持よくリズムをとってる・・・みたいな質感で、お昼寝のお供にも最適ですね(^^;)

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 まあ、今説明した「チルアウト」的な部分は、写真左の「Cafe Del Mar」的な側面が強いと思いますが、Dimiのこのミックスに関しては、けっして「ダンスフロアー」を忘れてない・・・そんな感じもあると思っています。
 これまた以前紹介したDJ Harvey / Last Night Sessions」(写真右)と同様に、日曜日の午前7時辺りのトロトロに蕩けたダンス・フロアの雰囲気も再現しており、しっかりとその時間まで残ってるゾンビダンサー達の体の動きを止めさせない、気持ちいいグルーブを持続させている点も大変良いと思います。
 生命力の象徴として「」で表現をすれば、赤く燃え上がる感じではなく、青く静かに燃え、決して消えはしないけど妖しく燃えてる・・・そんな感じに仕上がってます。


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 では、もうちょっと細かく掘り下げたい・・・と思います。
 多義的な意味合いをもったチルアウト選曲とあって、選曲の幅は広く、トラックリストを見返すと驚かされるのもあります。

 全体的にはDeepHouseっぽい曲で統一されており、その中に過去のナイスな曲なんかがチョイスされ、上記Gwen Guthrie / Peanut ButterのようなGarageも上手く使用されています。
 House関係の曲は持ってなかったので、貼れませんでしたが、どれも気持ちいい曲で統一されており、しっかりと動きなりミックスの方向性を考えてミックスされている辺りは流石です。
 残念ながら、週末にレコ屋で探したが捕獲できませんでしたが、Tata Vega / Get it up for Love のミックスの仕方なんかは凄くイイですね!
 雰囲気を変えるミックスの仕方なんだけど、方向性は変えず、ミックスの流れに「メリハリ」を与え、全体的なミックスに立体感を出すナイスな選曲ですね(^0^)


 また、Dimiといえば「エディット」ですが、この作品ではちょっと少なめです・・・
 前作では、大胆なRemix&Editをした曲が多かったですし、以後の作品でも大胆な施しをした曲が多いですが、この作品ではちょっと少ないです・・・・

 ただ、要所要所で「流石だな~」ってところも多く、写真右の「Makeda」の使い方は気付いたらビックリするような使い方をしてました。
 大ヒット曲なので、知ってる方も多いですが、DimiはSpinnaのRemixのインストをピッチを鬼上げし、スローな曲調を一変し、スぺーシーなブレイクビーツみたいな感じで使ってます!!
 手持ちのレコで、BPMを合わせてみたら、通常の33rpmから45rpmの-10ぐらいで使っており、メジャーフィールドで、こんなことをしてるんですから堪らないですね(^0^)


<CD2 Uplifting>

 続きまして、CD2の紹介・・・流れ的にはCD1と似てる部分が多く、かつCD1の続きみたいな印象もあり、こちらも好きなミックスです。
 ただ、あんまりにも手持ちレコが少なく、文章が多めです(^^;)

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 出だしは・・・きましたマイ・クラシック「TS Monk / Candidate for Love」です!!
 ちょっと幻想的で、気持ちいい意味で「セクシー」なイントロから一気に本編になだれ込むオリジナルの展開を使用し、上手くCD1とCD2の橋渡しを行ってる曲を選んだな・・・と思いました。
 つまり、静かでセクシーなイントロはCD1の内容を引き継ぎ、そこから一気に展開するこの曲を用いることで、この曲の持つミッドテンポながら躍動感のあるドラムをキーに、動きのあるミックス(=Uplifting)を演出してる・・・と考えてます。

 この辺の曲は元々好き(裏面のCan't keep my hands to myselfは最高!)だったので、普通に買いましたが、Dimiに関しては、こういった渋い曲の使い方もホント上手いですね・・・
 どうも私の紹介だとクラシック&Garage的な文脈の方に力が入ってしまいますが、House的な曲も唸らせる使い方をしてます。
 これまた、週末にレコ狩りで捕獲できなかったですが、Chaka Khanが共演し話題になった De La Soul / All Good のHouse Mixとか、気づかないような曲なんかも上手くチョイスしてるのは流石で、今回のご紹介をするにあたり、調べながらミックスを聞いてると何度も唸ってしまいました(^^;)


 また、Disco番長の異名を取るだけあって、気づいたら激レアなDiscoも収録されてますね・・・
 いつもお世話になってるYukiさんのページでは紹介済みで、12inchは万越え(45も高いのかな??)Rider & Lewis / Lust とか、Peter Brwon関係(ということはPatrick Adamus関係?)で、かなりレアなBest Friends Around / So good to know なんかをサラっと収録してる辺りは悶絶ですね(^^;)

 前作でもちらっと書きましたが、Dimiの作品って、一般人にも普通に売れてるし、マスアピールも出来る作品なのに・・・中身を空けると「すげーマニアック」な部分もあり・・・こういった部分があるから好きなんですよね~(^0^)
 MUROさんなんかもそうですが、難しいことを噛砕き、分かりやすく提示しつつも、その本旨は絶対にブレテない・・・そんな姿勢があり、Dimiであれば、来日をしてDJをしてる時や、こういったミックス作品なんかで十分に理解でき、ちゃんと基礎・地盤があって活動してるんだな・・・と思い、ホント頼れる兄貴ですね!!


 んで、CD2の話の続きです・・・レコがないのでザックリと・・・(^^;)

 TSmonkで始まった流れは、CD1のチルな雰囲気を引き継ぎつつも、ドラムのドライブ感で引っ張り始め、Houseらしい開放的な流れに進んで行きます。
 決してハードすぎず、またCD1のような落ち着いた雰囲気までは下がらず・・・上手いところに標準を合わせ、グイグイと後半に向かって引っ張る感じで大変良いですね。
 CD1と比べると、CD2の方が明確にミックスの方向性が作られており、気分を上げたい時には最適なミックスだと思います。

 序盤では、CD1の流れを少し残し、FPMのナイスカバー「Whistle Song」のように、ボサとかサンバっぽい雰囲気を演出し、気持ちよく進行し、中盤で「De La Soul feat Chaka Khan / (it ain't)All Good」のナイスなHouseミックス辺りから上げモードに進みます・・・
 Dimiらしい丸みを帯びたDeepHouseな選曲で、CD1のチル要素も含まれており、ホント気持ちよく聞けますね・・・CD1と同様に、朝方のクラブで、その気持ちいいグルーブに酔いしれ、踊り続けたい・・・そんなナイスな展開です。


 また、気持ちよく上げ続け、大ラスであるCD2の最後では粋に締めたいものです・・・クラブでの最後もそうですが、Dimiは「Harold Melvin / Don't Leave me this Way」をチョイス!!
 自身のエディットをしてるバージョンですが、未来につながるようなナイスなフィリーグルーブとMelvin氏の情熱的なボーカルが堪らない作品で、オリ12inchはややレアでまだ買ってないですが、欲しいな~(^^;)

 ただ、ちょっと深読みすると、この辺はメッセージ・言葉繋ぎを出してるのかな・・・とも思え、ちょっと笑いました。
 ラス前が「Ten City / That's the way Love is」で、ラスが「Don't Leave me this Way」で、「Way = 道」つなぎをしてる・・・ようで、私の英語力が低いので100%理解はできないですが、曲調を変えながらロングミックスをしてるところや、歌詞なんかを聞きこむと、お持ち帰りしたお姉ちゃんを更に口説き落としてる・・・ような「プレーボーイ」らしい感じもします(^^;)
 つまり、最後なので、当然情事の後なわけで・・・・「That's the way Love is = (意訳)これが愛だよ」となり、最後の最後で「Don't Leave me this Way = 俺を置いてかないで = (歌詞を理解しての意訳)君がいないとだめなんだ!」みたいな感じで・・・口説いてる感じがしました。

 まあ、私の妄想半分なので、無視してもいいですが、メッセージ繋ぎはもっと理解できるようになりたいな・・・
 最初「Don't Leave me this Way = 俺を置いてかないで」なので、最後の最後で振られたのか?とか思いましたが、メッセージは人によって受け取り方が違うので、皆さんで適当に理解してください(え~)。


<まとめ>

 キバッて書きましたが、いや~結構書けますね(^^;)


 まず、Houseが好きで、特にGarageっぽい質感が好きであれば絶対行って損はないと思います。

 House的な側面から紹介すると、DimiらしいDisco感を生かしたHouse=現代Discoを体現した好内容に仕上がってると思います。
 また、内容の深さも・・・それこそ一般的に流通している有名DJの名前が先頭にたっているミックスCDなんかに比べると、内容の深さやアイデアの良さなんかもピカイチだと思います。
 特に、このCDはちゃんと権利をとったオフィシャルもので、メジャーレーベルから全世界で発売されており、アンダーグラウンドで出すミックス作品と比べると「自由度が少ない」はずなのに、そこらの作品なんかよりもレベルが高く、もっと評価すべき作品だと私は考えています。


 特に、個人的には「食わず嫌い」で聞いたことがない方にお勧めしたいと思います。

 音楽って、コアなファンにとっては、メジャー的な息がかかると一方的に過小評価をする傾向にあると思います・・・
 このCDも、当時は大々的にメジャーな感じで売られており、結構な枚数が売れたはずです・・・それこそ、Houseの真髄を知らない一般人にも「ちょっといいかも?」ぐらいの認識で聴かれてたはずです。
 そういうのって、HipHopでも、Houseでも、Technoでも・・・アンダーグラウンド志向がある人だと、食わず嫌いで嫌悪して聞かないケースが多く、これもその一つかな?と思ったりします。
 また、当時売れたので、前作同様、中古屋とかでは確実に1000円以下、場合によっては100円~300円で買えちゃうぐらい、価格の市場価値が低いのも一因かもしれないです・・・

 ただ、今回、私が説明したように、掘り下げるとホント内容的に深く、かつミックスの質が高く・・・理解して聞くと、内容の良さに驚くはずです。

 Dimiの場合、DJミックスではなく作り込みのPCミックスなので、ズルイところもありますが、ミックス作品に対して意気込みが高く、「自分の作品=アルバム」ぐらいの位置づけで、スペシャルな音源を作ったりしてて・・・ミックス作品に対するモチベーションの高さが違います。

 特に選曲面は、リリース元に関係なく、使用したい曲を権利者に対してしっかりと許可をとり、収録・エディットなんかをしてる辺りは、労力を考えるとホント大変だと思いますし、見習わないといけないと思います。
 個人的には、アンダーグラウンドなミックスの方が自由度が高く、現在メジャーでリリースされてる一般的なミックスCDとくらべると、選曲面などのミックスの良さはアンダーグラウンドに敵わない・・・と思っていますが、その「ミックスの良さ」を良くするため、しっかりと権利をとり、1曲1曲を大事にミックスする姿勢・・・をするDimiの行動は称賛に値します。
 
 蛇足な話ですが、Dimiのこういう姿勢を目の当たりにすると「プロDJ」にこそちゃんと聞いて頂きたい・・・と思います。
 ちゃんと権利をとって、これほどレベルが高く、選曲性に富んだ作品を作ることができるんだから、アンダーグラウンドに固執しなくてもっと頑張れるはずです。
 要は「やる気」ですね・・・DJやスタッフが一丸になれば出来ないことはないですよ!!


 安値で売ってる作品だからこそ、ぜひ聞いてほしい作品です・・・食わず嫌いで聴いたことがない方はぜひ聞いてみてください♪
 また、ジャンル的に興味のない方も、安かったらぜひ買ってみてください・・・HipHopベースの方であれば、 前作の方がいいかも知れないですが、前作もこちらも結構安いので、ぜひトライしてみてください♪


<Release Date>
Artists / Title : Dimitri from Paris 「After the Playboy Mansion」
Genre : House、Disco、DanceClassics
Release : 2002年
Lebel : Virgin France
 ※国内版、または各種海外盤もあります。
 ※私の手持ちは国内版で、カタログは「VJCP-68348-49」です。
Notice : 持っていないですが、前作なり、他の作品同様、LP版もリリースされ、収録曲をノーミックスで入っているコンピ仕様になっています。


ps さて、来月の来日・・・日付的にはいけそうだが、同日、ageHaでは、Francois御大のテクノセットがある模様・・・どっちに行こうかな(^^;)

DJ MURO 「From King's Bin」
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 ここ最近、仕事も繁忙期を過ぎ、早く帰れるようになりました(^0^)
 そんなわけで、真面目に更新・・・MUROモノでは、あまり全容が知られてない一本です!!


 MURO作品では珍しい「外注」仕事で、MUROさんとは親しい間柄であった「Osaka Monaurail」主催のパーティー「Shout!」からの一本で、全編にわたってFunkyな「OST」モノを扱ったナイスなミックスです。

 ただ、このテープは、掘りさげれば掘り下げるほど、リリースされた経緯が面白く、私が研究した限りではありますが、その経緯なんかもご紹介いたします・・・


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 まず、このテープは2002年11月にリリースをされましたが、この時期だと、同年の3月にDiggin'シリーズの第6段「King of Diggin' - Diggin OST」がリリースされており、私も詳細を調べてる過程で、なんでこんな近くの間に同じ内容みたいな作品をリリースしたんだろう・・・と思ってました。
 
 ただ、過去資料をめくってたら、面白い事実が判明しました。
 
 まず、上の横並び2枚の写真を見てください・・・
 貼り付けた資料は、DMRの通販リストですが、同年である2002年の1月ごろMUROさんが作成したと思われる「Video作品」が商品として掲載されています・・・
 このVideoは、Black関係の映画の実際の画像と、その映画のOSTである音楽を使用し、岡本さんの表現でいけば「Video Mix Tape」なるもので、今であれば、そのアーティストのPVを使用しつつ、ミックステープのようにDJミックスが施されたDVDが多数ブートみたいな感じで売られてますが、その流れを早い段階で取り上げていた・・・作品のようです。
 私自身は、持ってないので、記憶だけですが、リリース当時は、MUROさんの名前を隠す形でリリースされ、DMRとかCISCOで普通に普通に売ってたと思います。

 んで、今回のテープとの関連性としては、なんとこのビデオの音源を転用(?)して作られた・・・のが、今回の作品のようなんですよ!!

 私自身は、ビデオを見てないので、断言できないですが、紹介文なんかを見ると、MUROさんがOSTモノ縛りでミックスした音源が先行であり、そのミックス音源にミックスしてる曲の「映画」の映像を(非合法だけど)コラージュしたものが、上記のビデオにあたり・・・その後、そのミックス音源だけを抜き出したのが、この作品に当たるようです。

 リリースの経緯は不明ですが、ビデオが2002年1月にリリースされ、今回のテープがリリースされる間にDiggin'シリーズの第6段「King of Diggin' - Diggin OST」がリリース(=2002年3月)されてるわけで・・・分からない・・・なんでこのテープはリリースされたんでしょう(--;)

 個人的な妄想の範囲だと、先にMUROさん界隈で、ブラックムービーの映像+OST音源をミックスした作品・企画が先行であり、そのビデオ作品をリリースして、内容を発展したのが「King of Diggin' - Diggin OST」であり・・・リリースした後に、MUROさんの友達関係であった「Osaka Monaurail」の関係者から、このヴィデオ音源をリリースしないか・・・と打診があり、2002年11月にリリースになったのかな・・・と思ってます・・・

 う~ん、事実は闇の中ですが、上記したビデオの音源と、このテープの内容が同一のようですよ・・・正しいことを祈ります(^^;)


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 そんなわけで、このテープは「Osaka Monaurail」が関係していたパーティー「Shout!」を母体としてリリースされました。

 Osaka Monaurailのことはいいかな・・・日本が誇る現行系FUNKバンドの大黒柱でしょう・・・手持ちのレコードを貼りましたが、今となっては世界からも評価される(WaxPoeticsのUS版にもフューチャーされたました)だと思います。
 詳しくは、このホームページなんかを見てください・・・

 そんな彼らが中心になり、大阪を主体に開催してたパーティーが「Shout!」で、98年ごろより開催をし始め、彼らの人気、MUROさんをはじめとする理解者が増え、気づいたら大阪+東京で開催されるようになり、有名ブラック映画(Coffy、Super Fly)の再演を企画したり、あのJBバンドの歌姫「Marva Whitney」の復活をフックアップしたり・・・FUNKの魅力を伝道するグループだと思います。
 中心人物である「中田亮」氏の手腕が大きいかと思いますが、アートワークを多く担当したDragon氏だったり、名も知れないスタッフの存在だったり・・・FUNKを愛する者の気持ちが集約され、光り輝いたパーティーだと思います。
 ちなみに、Shout!には行ったことがないですが、近年はこのShout!が発展したパーティーとして「in Business」が有名ですね。

 んで、今回のテープは、このパーティーが軌道に乗り、同年の5月に5周年記念としてリリースされた「DJ Earth / Who's The Funk-I-Est?(上記写真右下)」の後、シリーズの第2弾としてリリースされたようです・・・
 きっと、ノリノリな時期だったんでしょうね・・・(^^;)



 では、テープのご紹介です~♪
 
 確定ではないですが、上記で説明したビデオの「音源」をそのまま転用したと思われる作品で、先にこの事実を聞いちゃうと「たいしたことがないのかな~」とか思いますが、内容的にはかなり良いです。

 まず、ご紹介すべき点は、作品全体が割と「Funky」にミックスされ、MUROさんのクラブプレーに近いような遊び心が生かされたミックスになっている点です。
 以前も紹介した「King of Diggin' - Diggin OST」とは同時期の作品ではあるのですが、Diggin'シリーズ特有の「ネタモノ」感な感じがして、地味な印象があるのに対して、今回の作品に関しては、その「ネタモノ」感の「足かせ」がなく、割とFunkyに進む印象があります。
 予想・妄想になりますが、音源ミックスに加えて、映像でミックスするため、跳ねた印象にしないと映像が生えない・・・と判断して、収録した曲をFunky気味にしたのかな~と思います
 実際、ネタ感が強い曲とか、ベースラインがヤバい曲だったり・・・個人的にはDiggin' OSTよりも聞きやすかったですし、2枚使いなんかもDiggin'シリーズよりも多めなのかな~と思わせます。

 また、MUROさんらしい遊び心として、ネタにした曲もさりげなくミックスし、Grand Puba / I Like Itなんかが飛び出したり、B面後半で、HipHopの曲で、現代映画のサントラに使われた曲(Rakimとか!)なんかもミックスし・・・ミックス全体の奥行きもあると思います。



 まあ、普段のMUROさんらしい「おもちゃ箱」みたいなミックスで、Diggin'シリーズの「縛り」が無い分、のびのびとミックスしたのかな~と思われる作品です、ファンなら絶対押さえてくださいね(^0^)
 ただ・・・今回書いた私の「考慮」が正しいかどうかは・・・微妙に自信がないので、鵜呑みにはしないでね(^^;)


<Release Date>
Artists / Title : DJ MURO 「From King's Bin」
Genre : OST(Soul、Funk、HipHop・・・)
Release : 2002年11月
Lebel : RD Records / Shout! RDC-004


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<独り言>

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 先日、MURO作品が、夏ごろラッシュだと書きましたが、上記のような他の作品も出るようです!!
 詳細は、MUROさんのサイトを見て頂きたいのですが・・・両方とも反則です!(^0^)
 まさかHawaiiとは・・・さすがKing of Diggin'ですね!! 負けました・・・



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<追記> 2010年5月29日

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 本文でも触れていた元ネタのVHS作品をやっと発掘し、下記で紹介しました~

 ・ DJ MURO 「From King's Bin」

 この紹介文では、このテープとVHSが同じかどうかは分からずに書きましたが、テープとVHSの音源は全く一緒でした!! よかった、間違えてなくって・・・(^^;)
 ただ、ここで書くのもなんですが、VHSの方が100倍ヤバいので、機会があれば、VHSを見てくださいね~

 あと、この文章自体、VHSが見つかった(=内容が一緒だった)こともあり、変更の余地があるわけですが、文章はあえて改筆はしません・・・こういった謎解きが出来た記録も面白いですからね~♪






DJ Reo 「A Plus 日本語ラップ Classics Vol,2」
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 最近、外人さんが書いた日本のHipHopの本を読んでおり、頭を捻っています・・・文化論的な書物は理解するのが大変です(^^;)
 そんなわけで、日本語ラップものの良作をご紹介~♪


 以前ご紹介した「DJ Reo」氏の作品で、第1作目である「A Plus 90's 日本語ラップClassics」に引けを取らない良作になっています。

 
 第1作目では日本語ラップの「ド定番」の連続で、初心者に教科書として渡しても問題ない・・・のような表記をしましたが、この2作目では、1作目では収録できなかった良曲・・・つまり、ド定番じゃない場合もあるが、ヘッズの心にはしっかりと残っている良曲をしっかりと収録されています。
 90年代中盤~2000年初期の曲が中心とあって、当時、必死になって追いかけていた私としては、トラックリストを見ただけでお腹いっぱいな内容です(^0^)


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 とりあえず、適当に手持ちであったのを挙げましたが、上げ上げなド定番って言うよりも、しっかりと心に残る曲が多いかな~と思いました。

 MUROさんのDon't Forget・・・はフィネスネタと同一で、オリジナルはボチボチ高く、まだ変えないですが、やっぱり上がるな~(^0^) 
 ガキの頃は、このCDに入ってる曲のほとんどをレコで持ってましたが、気づいたら結構売ってて、写真は載せられないですが、マーヤンの「俺の言い分」なんかも入ってて、しっかりと「♪う~ん、忘れられね~あの時のバスガイド、多摩川で飛ばしたゲイラカイト・・・飛べ!♪」とかのクラシックライムは叫んでしまいますね(^^;)

 ただ、割と控え目な良曲も多く、それこそ行方不明とか、ブッタの休日とか、Freeとか・・・証言とか人間発電所の陰に隠れがちですが、ヘッズの心には確実に残っている曲もホローしてる辺りは、流石Reoさんです!

 これらのちょっと定番から外れる曲は、当時からしっかりと聴きこんでいる証拠だと思いますし、トレンドに流されず、自分の聴き方を持って日本語HipHopに接していたんだな~と痛感させられます。
 私も同時代を生きたものとして、もし日本語ラップでミックス作品を作るのであれば、ド定番の陰で、この手の曲も絶対入れると思うし、日本語でラップすることの醍醐味を味わえる曲(行方不明とか絶対聞かなきゃ!!)が多いと思うので、これらのチョイスには拍手です!!
 なんか、心に響くラップが多く、パンチラインの一つ一つが心を打ち、グッとくるミックスで、その「言葉」を損なわないようなミックスで、Reo氏の日本語ラップに対する愛情が伝わるミックスです。


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 あと、前回もそうでしたが、マニアックな部分が光ってて・・・タマランです(^0^)

 指摘すべき点としては、前回同様「マニアックな繋ぎ」がさく裂し、この作品で分かりやすい点であれば、上の写真の「MURO / Weekend Funk #7」のオリジナル→リミックス繋ぎなんかはイイですね・・・
 リミックスはプロモオンリーで、ややレアですが、この辺もしっかりと押さえてる辺りは流石ですし、お繋ぎ方もばっちりです!

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 また、レコがないのでアレですが、リリース当時、物議をかもした「Dragon Ash」使いにはグッときます・・・
 世間的にはヒットした「Greateful Days」の、Zeebraの名ライン「♪俺は東京生まれヒップホップ育ち・・・♪」を男の2枚使いで繰り返す辺りはグッときましたが、個人的には上記のトラックリストです・・・Dragon Ashの名前を削った形でリストアップ!!
 いや~、その気持ち分かります!! 当時、純粋なHipHopバカだった私は、ホントKJのことがムカついてたし、「I ♥ Hip Hop」なんて抜かして・・・あったらぶん殴りそうな勢いでした(^^;)
 実際、収録した曲も、KJのパートは入れてなく、上の写真のタイトル通りですが・・・Reo氏も当時そうだったのかな~と思いました(^0^)
 ただ、ジブさんのパートは・・・パーフェクトでいいですね・・・今度、レコを買おっと!


 んなわけで、割と渋めな選曲をしていますが、前作同様、ミックスに関しては全体的にしっかりと作られており、総体としてのテーマは分からないですが、各曲を「数珠つなぎ」でしっかりと繋いでおり、大変聴きやすいです。
 ロングミックスを主体とし、たまにカットインなんかで攻めてますが、ロングミックスをする時、しっかりと繋ぐ曲との相性を考慮して、ミックスしており、かなり研究したんだな・・・と伺える点が多く、ドラムで合わせたり、鳴りのキーで合わせたり・・・センスと努力が合致し、素晴らしいミックスになっていました。
 特に、殆どの曲がワンバースで次の曲にミックスしていますが、ロングミックスなどで「勢い」をしっかりと持続し「首振り感」を持続している点は秀でています。


 そんなわけで、日本語ミックスの良作のご紹介でした~♪
 なんか、買ってはないですが、DLの日本語ラップコンピに近い・・・日本語ラップの「真髄」をしっかりと押さえたミックスが出来る方なので、買って間違いなしです!!


<Release Date>
Artists / Title : DJ Reo 「A Plus 日本語ラップ Classics Vol,2」
Genre : Japanese HipHop(日本語ラップ)
Release : 2008年5月
Lebel : 神南Music


ps 以前書いた第1作目も、ちょっと原稿を手直ししたので、お暇なら読んでください~♪
「A Plus 90's 日本語ラップClassics」

 
すみません!
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 いや~、更新もサボってますが、今まで書いた中で、事実誤認があったのを訂正したので、自分への「戒め」だと思って、アップします(^^;)
 
DJ MURO 「Super Disco Breaks Lesson 5 - 8」

<間違い>

DSC02994.jpg → DSC03013.jpg

誤 「・・・・またAin't Noに戻し、4小節をかけ、レコを持ってないので、借りましたが、Waling into SunshineでおなじみのCentral Lineに繋ぎ、そのまま流していく・・・カッコいい展開です。」

 ↓

正 「・・・・またAin't Noに戻し、4小節をかけ、これまた定番な「Al Hudson / You Can Do it」に繋ぎ、そのまま流していく・・・カッコいい展開です。」


 いや~、どういうわけか、この原稿を書いてる時から、サビで繰り返している「♪You Can Do It」を勘違いして、聞いてもいない「Central Line」の曲だと思い込んでいて、原稿を書いてしまいました・・・
 今日、新宿のユニオンで間違えたCentral Lineを発見し、視聴して、ビックリしました・・・思い込みって怖いですね(--;)
 家に帰って、必死になって考えてたら、「Al Hudsonだ!」と気づき、今回の訂正に相成りました・・・すみません m(_ _)m

 ただ、このCentralの12inch・・・これはこれで内容がすげーイイでやんの! 割引もあり(最近は月曜は200円引き~♪)、即購入・・・結果オーライなのかな?(^^;)
 また、Al Hudsonは、どこでもありそうなので、週末にハンティングして必ず購入し、差し替えをしますね~


 自分で言うのもアレですが、後で読み返してみて間違ってるところがボチボチあり、こっそりと直してるページも多いです。
 変な話、今回みたく、該当のレコードを買って初めて気付いた・・・みたいなパターンが多く、自分の経験値の低さが原因です・・・


 自分で気づければイイのですが、気づかないのも多い・・・かもなので、もしご指摘などがあれば是非書きこんでくださいね♪
 ではでは~ あっ、新しい更新は明日かな??(^^;)


<追記> 2009年6月20日
 Al Hudsonのレコ、安く買ってきましたので、貼り付け~ やっぱりコレでした(^^;)


<小ネタ①>

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 ついに、これのトラックリストが発表になりました! 
 後半は、意外と一般的なHipHopをチョイスし、肩透かしを食らいましたが、Codo of the Street での2枚使いはヤバすぎです!!

 DJ KOCO a.k.a.SHIMOKITA / club mysteries track list !!
 
<小ネタ②>

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 最近、ミックス作品を出してないな~と思ってたら、この夏の「MUROさんのミックス作品」はラッシュのようです・・・(^0^)
 写真のブルーノートものや、Mighty CrownのCojie氏とTROJAN音源を使ってのミックス作品、そしてMUROさんの代名詞「King Of Diggin'シリーズ」の続編がリリース予定とのこと・・・
 ネタモノっぽいのが続く形になりますが、MUROさん、楽しみにしてますね~(^0^)


DJ Maki the Magic 「Love on Sight」
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 朝からジメジメしてますね~ ただ、久しぶりに何もない土日なので、遅れてた衣替えなんかをしないと・・・(^^;)
 んなわけで、脈力はないですが、Makiモノをご紹介です~♪


 リリース時期は詳しくは分からないですが、おそらく2000年よりも前ぐらいにでた一本で、Makiさんの代名詞である「R&B」のミックスです。
 ジャケットなり、タイトルが示すように、都会の夜=Urban Nightみたいな雰囲気の曲をセレクトし、いつも通りな感じでミックスをしています。


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 まず、A面のご紹介・・・こちらは結構お勧めです(^0^)
 上記のようなUKモノでミッドテンポの曲を主軸としつつも、中盤で90年代初期のR&Bライクな「US 歌もの House」をからませ、スムースなミックスに仕上がっています。
 月並みな表現になるかも知れないですが、夜の8時頃、珍しく空いている首都高を気持ちよく流してる感じ・・・ネオンが明るい所もあれば、オフィスビルの明かりが消え始め暗い所もあれば・・・みたいに、それらの雰囲気を横目にしつつ、フルスピードではないまでも、疾走感がある程度にアクセルを踏んでいく感じが大変良いです。
 個人的には、こんな感じの首都高は、出先から会社に帰る時しか味わってなく、運転するのに必死&疲れてる時が多いので、雰囲気を味わった試しがありません(--;)
 
 また、ミックスに関しても、割と綺麗に繋げており、Makiさんのミックスにありがちな「ザクっ」とした感触がないので、結構好きなミックスです。
 ミックスの方向性なり、山と谷なんかもあり、流石の手腕です・・・


 んで、B面・・・こっちはレコが全くなしです(^^;)
 A面では、UKよりでしたが、B面ではUSよりなチョイスで、ドラム感の強いミッドテンポの楽曲をミックスしています。

 定番の「Loose Ends / A Little Spice」のGangster Mix からスタートしますが、調べてるとUSモノが多く、知ってる曲だけど買ってないな~みたいな曲が個人的には多く、勉強になります。
 選曲の流れ的には、前半でちょっとハネぎみなUS R&Bをミックスし、高揚感をつくり、後半に向かってスローだけどボトムがしっかりしてるR&Bをミックスし、気持ちい感じで終わっていきます

 ただ、こちらのB面は、Makiさんの「ザク」っとした質感も出て、ぶっ込みで「Mary J Blidge / Mary Jane」を入れたり、強引にスローな方向に持ってったり・・・ちょっと強引なところも出てるかな?
 でも・・・個人的には気にならないっすね(^0^)


 んなわけで、サクっと紹介しましたが、夜のドライブの御供なんかには最適な一本のご紹介でした~
 ただ、無理して探すほどの好内容ではない・・・かな?(^^;)


<Release Date>
Artists / Title : DJ Maki the Magic 「Love on Sight」
Genre : R&B
Release : 2000年より前??
Lebel : Groove Serchers

Notice : トラックリストについて
 トラックリストは付いていますが、かなりの確率で誤植があります。

    誤                       正
 Luvin Hudson               Lavin Hudson
 X in Yours                 X in Your SEX

 上記は一例になり、これ以外にもあるのですが、個人的な考えだと、誤植というよりも、曲名やアーティスト名を「ぼかす」為に、あえて誤植をしたと思われます・・・昔のDJが、レコードのセンターラベルを隠してDJしたみたいな感じなのかな~(^^;)

For Season Music 「When It Rains.....」
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 いや~、梅雨ですね・・・地域によっては梅雨入りし、私の住む関東も梅雨入りです・・・ジメジメしたりして嫌な季節ですが、仕方がないですね・・・
 そんな「梅雨」な季節にはぴったり(?)なテープのご紹介です~♪


 2003年の6月という「梅雨シーズン」にリリースされた一本で、ジメジメとした気分を・・・スカッと一掃するのではなく、馴染ませて中和させる・・・みたいな感じで、嫌な気分を前向きに方向転換してくれるナイスな一本です。


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 まず、テープの詳細なのですが・・・ビックリするぐらい不明です(^^;)
 制作者の情報も、当時の資料(Manhattanの資料)なんかを見てみても一切分からず、制作者の名前も確定した名前が分からない・・・次第で、レーベル名らしきものを「制作者」として暫定的に考えるぐらい・・・よく分からないです(--;)

 ただ、裏面の一部(右写真)にあった「naho.com」を頼りに調べてみると、このテープの「ジャケット」の制作者は判明し、ちょっとだけビックリしました。
 ジャケの制作者は、NahoOgawaさんという日本人イラストレイターで、日本・海外を問わず、結構有名な方だそうです。
 なんか、ananとかnonnoとか、私はよく分からない女性誌に出てきそうなイラストレイターで、渋谷・原宿というよりも「中目黒・恵比寿」みたいな感じですかね・・・まあ、悪くはないかな・・・

 不必要に、Naho氏のブログを見たりしましたが、個人的な結論としては、後で紹介する選曲の「上手さ」なんかから判断して、このテープはNahoさんが制作したとは考えずらく・・・あくまでもジャケのみ提供し、Naho氏に近い人物・集団が製作をしたと思われます。
 まあ、Nahoさんのこのジャケも、最終的にはテープの内容を表しているようで・・・大変良いと思います!


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 んで、実際の内容のご紹介ですが・・・かなり良いですよ!
 
 まず、面白いのが「選曲」で、チョイスした楽曲のタイトルに全て「Rain」という言葉が含まれた楽曲を使用している点です。
 証拠に、あまり普段は撮影しない、トラックリストを上記のように貼りますので確認してください・・・

 全体的には「スローな歌もの」を基準にしているので、R&Bなんかが中心になりますが・・・いや~、ここまで拘ってる辺りはなかなか真似が出来ないですよ!!
 さっき、制作者がNaho氏ではない所以は、この辺がそうで、定番曲(Soul For Real / Candy Rain とか)もありますが、変な話、ネットで「Rain」と打ちこんで検索しただけじゃ集められない「選曲力」「知識」がしっかりとあることが伺えます。

 また、後でも紹介しますが、R&Bを主軸としながらも、選曲の流れに合わせてCarpenters / Rainy Days and Mondays 辺りの非R&Bを入れて、選曲に幅と立体感を与える辺りもかなり良いです。
 制作者が、R&Bをベースにし、それらの楽曲をしっかりと理解しつつも、他ジャンルまでカバーし、上手に使用する辺りだけで、制作者のポテンシャルの高さが理解出来ます。
 なお、私が真っ先に思いついた雨な曲は、RaekwonとGwen Guthrieですかね・・・Raekwonはこの世界感には無理かな~(^^;)


 そして、肝心のミックスについては、ノーミックスでLoftスタイルのミックスになり、所々で雷鳴のSEや、シトシトと降る雨の音など、雨系の効果音をちょっと入れている感じで、かなり良い出来だと思います。

 どうやら、歌詞繋ぎなんかはしてないようですが、しっかりとその楽曲の持つ雰囲気を理解し、選曲&ミックスに「動き」がある点は良いと思います。
 特に顕著なのは、B面の後半で非R&Bの曲を入れてる辺りで、Carpentersで「雨と月曜日は憂鬱・・・」といった雰囲気の雨・・・つまり粛々と降る雨が、次の曲のCCRで雨があがるような感じになり・・・実際の雨のように時間と共に変化するようなミックスになってる・・・ように感じられ、自然界のもつ「動き」みたいなところまで表現出来ているようにも思えます。

 つまり、雨と言えど、時間によって変化もするし・・・強く降ったり、粛々と降ったり・・・悲しい雨だったり、天気雨だったり・・・選曲の流れで、いろんな「雨」の状態を表現してるようにも思え、偶然かも知れないし、私の思い込みなのかも知れないですが、雨という自然現象を表したミックスになってる・・・と思います。

 また、全体的なミックスの流れとしては、雨脚を変えながら、雨は降り続くが、雨が上がり、おひさまが顔を出したり・・・みたいなポジティブな姿勢があるところもいいですね。
 雨があがることが最終目標ではないとは思いますが、その人にとっては「歓喜の雨」であったり、「平静を取り戻す雨」だったり・・・言葉・表現は多種多様だと思いますが、前向きになるようなミックスに仕上がってるのはイイですね~♪


 ちょっと上手く表現できないですが、チョイスした楽曲の良さと、選曲の順番の良さによって、しっかりとミックスの世界が構築され、聞いてるうちにミックスの世界に入り、雨は上がらずとも心は晴れる・・・みたいな効果がある、ナイスなミックスだと思います。
 突然降り始めた雨で、服と靴が濡れ、嫌な気分を背負いながら、雨宿りで入った喫茶店なんかでかかってたら・・・自然と心が和み、気づいたら服と靴が乾いてた・・・そんなミックスだと思います(^0^)
 また、恋人未満友達以上な男女が、突然の雨で、一本の傘の下に寄り添い、お互いの肌が触れ、初めてお互いの体温を感じてしまい、恋が始まる・・・みたいなキザなストーリーのBGMにもあってる・・・と思います。


 なんか、今回は上手くまとまらなかったですが、お薦めの一本で、今の時期は大変重宝すると思いますので、お手に取る機会があればどうぞ~です(^0^)


<Release Date>
Artists / Title : For Season Music 「When It Rains.....」
Genre : R&B、Pops、Soul
Release : 2003年6月
Lebel : For Season Music

DJ Just Blaze 「90's flava vol.1」
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 今となっては「超一流プロデューサー」であるJust Blazeによる、日本企画のミックスCD!
 昨今のチャライHipHopが蔓延してる中で、骨太なビートを発信し続ける兄貴だけに、この作品も「黒く」て「太い」ですよ!
 それにしても、首がスゲー太い・・・ですね(^^;)


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 まず、Just氏について、サラっと紹介です。

 HipHopがPop市場で売れることが確立された90年代後半以降、段々とHipHopらしい「黒さ」「太さ」なんかが薄まった楽曲が乱造され、売れればそれでよい・・・みたいな楽曲が増えた00年代初期にシーンに登場したのが今回紹介をする「Just Blaze」です。
 サンプリングを核としたプロダクションをするビートメイカ―で、彼自身がアイドルとする「DJ Premier」「Pete Rock」などのような太く・黒いビートを作りつつも、Popフィールドで対抗できるビートが作れる希少な存在で、一時期はJay-zやBeenie SigelなどのRoc-A-Fella勢を中心に、引っ張りだこになっていました。
 2000年以降のHipHopは全然追ってないので、代表曲は・・・と言われるとかなりキツイのですが、Jay-Z / Girls, Girls, Girls のような「親父Soulなネタ使い」とか、下のYouTubuのようなMPC使いとか、90年代の伝統的なHipHopを継承し続ける兄貴です(^0^)



 そんなJust Blazeは、DJもこなしており、上記のフライヤーのように、過去何度か来日をしており、DJ業でも成功をしているようです。
 特に、日本については、他のプロデューサー系DJと同様に、レコード掘りをすることも目的なようで、なんかの記事で見ましたが、流石トッププロデューサーだけあって、豪快な買い物を・・・したとかしないとか・・・(^0^)
 あと、我らがMUROさんとは「レコード掘りの絆」があり、来日時にMUROさんの家で、MUROさんが石川晶のドラムブレイクを聞かせ、Just氏に白目をむかせた・・・って逸話もありますね!
 なんらかんら言って「親日家」な方ですね(^0^)


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 そんな親日家なJust氏のミックス作品は、恐らく来日時にはお世話になっているはずの「Manhattan Records」の企画・流通な形で2007年9月にリリースされました。
 過去にもM企画の作品としてDJ SpinbadのLimitedシリーズや、上記の写真にもあるDJ Jazzy Jeffなんかを紹介しましたが、Just氏のこの作品もこの流れに属し、DJ SpinnaやDJ Jazzy Jeffの作品を出していた「Tube Records」の改名(?)したレーベル「Off the wall Records」よりリリースされています。
 Off the wall Recordsは、今年の冬にSpinnaのSADEモノを出したりと、実態は分からないですが、健在で、Mが企画した「海外有名DJのミックス作品」を出すためのレーベル・・・みたいな感じですが、Spinnaの作品なんかは、Mに関係ない形でリリースされてたり・・・やっぱり謎なレーベルです。
 なお、このJust氏の作品は、2006年にリリースされた「Kanye West」のミックス作品の次に出てこともあり、プロデューサーとして有名な人物のDJ・・・シリーズの第2弾のようです。


 んなわけで、脱線気味でしたが、作品のご紹介に移ります~♪

 トラックリストを見れば分かりますが、モロ90年代初期~中期の「黄金期」のHipHopで、かなり渋い曲をチョイスしてますが、kapriのようなアグレッシブな2枚使い&マイク使いで「超ハイテンション」なミックスを繰り広げます!
 

 選曲は、未だにオリジナルは高額な Main Source / Atom → Main Source / Looking at the Front Door のような、Large教授繋ぎで、ハイテンションなマイクと、キレキレな2枚使いでスタートします。

 出だしから聞いても分かるのですが、以外にもスクラッチ&2枚使いが上手くって、ビックリしました・・・かなり切れの良いコスリっぷりで、そこらのバトルDJと同じぐらいな技を出します・・・

 また、マイクですよ! 
 Kanyeみたく露出はしないので、寡黙な感じなのかな~と一方的に思ってたら、超ハイテンションですよ・・・それこそガキの使いのハイテンション・ベスト10の3位ぐらいに入りそうな勢いです(^^;)

 まあ、NYということで、Kapriなり、Flexなり、NYのHipHopDJの王道を貫いているからでしょうし、Just氏自身も、Kapriなんかに影響されてこういうDJスタイルになったのかも知れないですね。
 実際、Kapri・Doo-Wop宜しくなマイクつきでブレンドなんかもしてたりし、相当影響されたんでしょうね・・・

 初めて聞いた時は、予想だにしなかったので、ちょっと面を食らいましたが、こういったマイク&スクラッチなスタイルは嫌いじゃないので段々好きになりましたよ・・・Kapriとかが好きじゃない人にはちょっと辛いかも知れないですね(^^;)


 また、選曲面は、王道なHipHopから2歩ぐらい離れた「渋い」選曲で、定番曲がほとんどなく、画像が貼れなくって困ります(^^;)
 アーティスト単位で行くと、De laとか、Brand Nubianとか、DasEFXとか、BlackMoonとか、Mobb Deepとか・・・定番アーティストが多いのですが、選曲されるのが「知らない曲」ばっかりなのですが、Just氏はノリノリでプレイをし続けます。
 時に、その曲のラップを口ずさんだりしながら、終始テンション高めで知らない曲をプレイするわけですが・・・最後までテンションが高いです。

 恐らく、Just氏が「好きな曲=俺クラシック」を選曲したんでしょうね・・・そうであれば、テンションが高いマイク&スクラッチも理解できます・・・そして、終始ニコニコしながらDJしてる姿が想像できます!!

 考えてみれば、世間的にどうかは知らないが、俺は好きだ・・・みたいな曲ってどなたでもあると思います。
 私であれば、以前もちらっと話したNorman Cookの初期作品がそうですし、その他にもジャンル・年代を問わず、いろいろとあります。
 そして、そういった曲って、自分用のミックステープに必ず収録し・・・というか、その曲を核にしてミックスを作っちゃたりと、世間には分からない「俺様ワールド」を作るわけですね・・・高校生の頃に作ったヤツなんか、今聞いたらホント文脈無視なミックスで赤面です(^^;) 

 変な話、この作品もそれに近いとは思いますが、流石プロのプロデューサー・DJということでしっかりと聴ける作品になっており、2枚使いとマイクがあることで、終始テンションの維持を行ってる辺りはナイスです!


 ただ、聞いていて、あんまりにも知らない曲の連続で、Just氏はノリノリだが、リスナー側が置いてきぼり・・・な側面もあり、単純な黄金期ミックスで体感できる「同調感=一緒にラップしちゃう・・・みたいな」が少ない点はマイナスですね。
 車で聞いてるときなんか、定番の曲であれば首を振ったり、ついラップしちゃったり・・・などで、アクセルをつい踏んじゃう・・・みたいなところがあると思いますが、この作品に関しては、総体的なテンションはJust氏のテンションの高さに誘発されて高くはなりますが、自発的な部分までは行かない感じですかね?

 また、スクラッチ&マイクにおいて、どう考えても同時に出来ない部分があり、マイクが後録音、または別のDJが参加してる・・・可能性があるのに気づいてしまったのもチョット残念です。
 これは私見なので、実際はどうなのかは分からないですが、すげーハードな2枚使いから次の曲にカットインの最中にマイクを入れるのは相当難しい・・・と思われる個所が何箇所かあり、真相は分からないですが、逆に一人で出来る範囲でDJ&マイクをしてた方がKapriっぽくていいのかな~とも思いました。


 最後は、ちょっとマイナスな点も指摘しましたが、総体的にはテンション高めで、ライブ感もバリバリなミックスに仕上がっており、Just節が爆発した作品です~♪
 中古ではまだまだ安いので、お手に取る機会があればどうぞ~♪


<Release Date>
Artists / Title : DJ Just Blaze 「90's flava vol.1」
Genre : HipHop(Middle,NewSchool)
Release : 2007年9月
Lebel : Off the Wall Records OTWR-20070001


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<今日のレコードハンティング>

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 funky.presidentさん、こっちも無事にゲットしましたよ(^0^)
 今日は「そういえば欲しい」レベルなHipHop(やや高額盤)を軸に、貯めておいた細かいレシートを合算し、交換しました~!
 これで、Mixtapteを扱ってるブログの管理人として面目が保てます・・・高い代償ですけどね(--;)
 ただ、Kocoさんの新作が出たみたいですよ~、私は内容的にはそんなには引かなかったので、その内に買います・・・

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 そんなこんなで、渋谷から新宿に移動をし、ユニオン周りで出費をし、帰ろうと思い、新宿の南口に向かおうとしたら、なぜかDJがいるぞ・・・・あっ「Snowboyだ!」
 ちょうど、UKでのJazzDanceのことを書いた本の日本版が出版され、それのプロモーション&ツアーで来日し、私は知らなかったのですが、南口のタワレコの企画で、あのビルの1階でイベントがあったようです。
 何をかけてたかは分からなかったですが、アナログでしっかりとプレーしており、それに合わせて日本人のJazz系のダンサーがセッションしてました・・・見たことがある高額盤もオリジナルでプレーしてて流石ですね!!
 あの本も、その内、絶対に買わないと・・・UKのDanceカルチャーの歴史もスゲー面白いですからね!

 あと、悲しいこと~(^^;)
 今度のBody & Soul11月2日にageHaでやるみたいですが、もうすでに仕事の予定が・・・(--;)
 そして、再来週の週末、airでMUROさんがDiscoセットのDJをするらしいが・・・翌日が仕事の為、不参加・・・(--;)
 はあ、どうしたもんですかね~

DJ Yuu 「Doing the Doo」
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 最近は、イレギュラーな作品ばっかり紹介してたので、普通な(?)ミックステープをご紹介・・・でも、そんなには知られてない一作かも?


 Ulticut Ups一派である「DJ Yuu」氏の作品で、HipHopを核にしたナイスなオールジャンルミックスものです。
 Ulitcutバリな2枚使い&スクラッチは出ないですが、流石のドープな選曲とミックスセンスで、ポテンシャルの高さが分かる一本です。

 前回紹介したAny Loveの時は、UlticutのYu-Ki氏と共作という形で、R&Bをメインにしてましたが、この作品ではHipHopをメインにしつつも、流石Ulticutってことで、派生ジャンルもしっかりとチョイスして、首振り指数はかなり高めです。


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 まず、前回ではYuuさんの紹介をしてなかったので、サクッと紹介しましょう・・・
 細かい所は不明なのですが、Ulticut周辺にいるDJで、もしかしたらVinyl 7のバイヤーなんかをしてるのかな??
 もう終了しちゃいましたが、名物パーティー「Lesson」でもDJをされてた方で、Ulticutラインな選曲が出来、ミックス作品を聞く限りでの印象になりますが、かなり好きなDJです。
 興味のある方は、「Lessonのブログ(ほぼ終了・・・)」を見ると唸りますよ・・・Yuuさんもそうですが、やはり近い存在だったJumboさんなどのドープなレコードセレクションにやられると思いますよ・・・
 ただ、ここ最近は名前が聴けず、検索すると名古屋のウェッサイなDJに当たるので、どうしてるんでしょう・・・そして、Any Loveの第2弾があることが分かり、ショックです・・・探さないと(--;)


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 そんなYuuさんですが、まずは選曲面から攻めたいと思います・・・

 収録曲はそんなに持ってないのですが、メインは「BPMが早めのミドル」と「近年のBreakbeats」なんかがメインで、それに上記のような意外な曲・異ジャンルな曲が絡んでくる感じですかね~

 MarkRonsonは、DJからの支持率が未だに高く、クラシックな一枚だと思いますし、DimiエディットのCatch the Grooveもジャンルを問わずチョイスされてますよね・・・この盤は針が飛びまくりですが(^^;)
 Ulticut同様、選曲を光らせるミックスや、ノリの良さなんかは流石で、上記の曲なんかは、上手くブっ込みつつ、選曲にスピード感を与えてて大変よいミックスですね。

 また、旧譜ラインも流石で、Freedomのような定番も絡めますが、ランチネタで有名な Sun / Dance なんかも気持ちよくミックスしており、選んだ曲の調理の仕方が上手いな~と思わせます。


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 また、Ulticutとの違いにはなるのですが、Yuu氏は「ブレンド」「エディット」を結構用いており、上記のド定番のMegamixも、自身のエディットをしてます・・・

 特に上記の「HipHop vs Rap」のSpinbadエディットは「実行したモノの勝ち」みたいな所はありますが、Yuu氏は、あの後半のクラシックなライム連発の所を、アルティメット系のオリジナル・ブレイクを用いてオリジナルのリミックスを作り、さらっとミックスしています・・・
 このことは、後述するVinyl7のコラムを見て分かったことなのですが、かなり凝ったとのことで、ホント聞き流しちゃうぐらいの完成度の高さですが、しっかりと聴くとドープなところが分かると思います・・・
 その他も、マニアックなエディット&ブレンドをしており、一般人には気づかない・・・検索なんかをして初めて気付くものも多く、気づいて聞いてみると「あんた、スゲーよ!」を唸ってしまうミックスが多いっす!!

 あと、Ulticut関係ということで、掘り師的な部分もやっぱりDeepですね。
 たまたま安く買えましたが、右のナイスなOldSchoolモノなど、検索でもなかなか引っかからない知られざる良曲も含まれており、流石です・・・
 特に個人的にはBreakBeats関係の曲で知らない曲がチラホラあり、捜索リストに追加になりました(^^;)


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 あと、Yuu氏にとっては「身内モノ」な「Ulticut音源」もしっかりと効果的に使われており、テープの世界観を更に良くしています。
 定番の「Funky Oreo」なり、REMジャケットネタで有名なCut Up EP、そしてJetSetの東京店オープン記念のレコに収録されている曲など、いい感じで使用してますね(^0^)
 使い方によってはホント「爆発力」が高い曲が多いし、定番ブレイクを使ってたりして馴染みやすかったりする曲が多い中、しっかりと効果的に使ってるYuu氏のプレイは悪くないですね。


 そんなわけで、上記のような曲とともに「BPMが早めのミドル」と「近年のBreakbeats」なんかがミックスされますが、個人的な印象だと「残念!」な所も結構あります。
 
 特に指摘すべき点は「ミックスの山谷」の作り方が曖昧で、Ulticutのような明確なポイントづくりをしていなく、聞いていると「押し」がなく、平坦なミックスになっちゃったな~と感じます。
 選曲の世界観は要所要所で理解はでき、B面のATCQ / Electric Relaxation から始まる静動的なBreakbeatsの流れなんかは悪くないのですが・・・全体的に「パンチ」がないんですよ!
 ホント、要所要所ではミックスセンスが光るナイスミックスを連発してるのですが、何度も聞き返したくなるようなミックスは残念ながら少なく、この点を頑張ってくれたらな~と感じます。
 
 また、同様な意見なのですが、気持ちいいスクラッチなり2枚使い、そしてグッとくるパンチインなんかが少なく、Ulticutの諸作と比べると静かな印象があり、変な表現にはなりますが「優等生」なミックスになってしまった点も残念です。
 ミックスなり繋ぎは、結構丁寧な印象があり、非常に上手いとは思いました、記憶に残るほどのミックスは残念ながら少なく、武骨な点なんかをUlticutから学んで欲しかったところです・・・

 ただ、意見を覆す表現になりますが、ミックスに関しては、平均点は平気で超えており、あくまでも親分であるUlticutの諸作に比べちゃうと・・・劣るかな・・・って意味合いになりますので、ご理解ください!
 

 そんなわけで、Ulticutライクな選曲性が発揮されてる好ミックスのご紹介でした~♪
 最後は否定的な意見になりましたが、そこらへんのDJなんかよりは良いミックスはしていますので、お手に取る機会があればぜひ聞いてみてくださいね♪


<Release Date>
Artists / Title : DJ Yuu 「Doing the Doo」
Genre : HipHop(Middle,NewSchool,OldSchool)、Breakbeats、Disco、Garage・・・
Release : 2004年9月
Lebel : Delic Records DTP-028


<追記> 2009年6月7日
 1枚だけ収録曲で買えたレコ(les loveね)があったので、写真&文章を追加しました。


<補足事項>
 この作品に関してはVinyl 7のホームページの過去ログに、DJ Yuu氏本人がこの作品を紹介した記事がありました!!

 『DOING THE DOO mixed by DJ YUUの巻』 Aug. 2004

 本人の説明のため・・・説得力が違いますね・・・気になる方は是非見てください。
 私は京都時代からホムペを見てたので、この記事も見てたはずですが、すっかり忘れてました(^^;)


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<< オマケ >>

Ulticut関連といえば、ミックス作品のほかにも「ドープなレコード作品」が話題の的(?)だと思います・・・
ただ、広くリリースされた12inch等は有名ですが、あまり知られてない作品も多く、そんな入手困難な「ドープ」な作品をコッソリと紹介します(^0^)

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 「DJ Lark & Funk Messangers / The Baddest Breaks & Beats EP」

 2000年にリリースされた1枚で、Ulticut / AYB モノとしては初のリリース作です。 楽曲の内容はさておき、「Messangers」のスペルが間違ってることで有名な一枚ですね(^^;)
 リリース当時は知らず、後になって中古で買いましたが、最近はホント中古屋で出てますね・・・ずーっと探し続けて、ユニオンで3年越しぐらいの勢いでツモ引きしたときは震えました・・・こういう体験が出来るからレコード屋通いは止めれません。


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 「Funky Oreo 1200」

 1200で気づく方も多いと思いますが、SP1200でドラミングをしたバージョンのFunky Oreoの7inchです・・・通常の作品ではMPCで作成してるんですかね??
 これの7inchは、Vinyl 7が京都から大阪へ移転した2005年4月に、移転記念で作成された一枚で、確か500枚ぐらいの限定だったかな??
 私はその年の夏に、出張で初めて大阪のVinyl 7に訪れた時、店員のお兄ちゃんを口説き落とし、まとまった金額でCD(ちょうどUntitledが出た時)なんかを買った時に、隠し在庫分をオマケとして貰った一枚です(^0^)
 内容的にはマアマアなのですが、マニアにはタマランですね~♪


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 「Ulticut Ups! (A.Y.B.Force) / White Breath Breaks (Golden Sesame Sauce Remix)」

 Ulticutと切っても切れないのが「JetSet」で、AYBメンバーのDJ Lark氏がJet Setのスタッフとあって、作品のリリースや流通で深い関係にあります。
 その流れで、Jet Setのノベルティーで、Ulticut関連の楽曲がフューチャーされることが多く、今回のYuu氏の作品でも別ノベルティーのレコが使われましたが、個人的にはコレがボムです。
 タイトルを読むと何なのか分からないのですが、なんと「金妻」なアノ曲(♪ダイヤル~、まわして~、手をとめた~♪)のマッシュアップです!!
 
 初めて聞いたのは、中野のHeavySickで彼らがDJしてるとき、B2のチルスペースの方で、Yu-Kiさんが気持ちよく、これをかけてて、度肝を抜かれた記憶があります!
 JetSetには通ってなかったので、後になって中古で買いましたが・・・ズルすぎですね(^0^)


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 「NYC Night」

 んで、今回のボム・・・というか、元ネタが判明し、コレを紹介したくって、おまけコーナーを作りました(^0^)

 この7inchは、右のAYBのファーストアルバムがリリースされた際(2006年1月)に、Jet SetとVinyl 7限定で配布された購入特典です・・・実際には、アルバムリリース時には7inchのプレスが間に合わず、発売時には整理券を配り、1ヶ月後ぐらいに整理券と引き換えで貰ったモノになります。

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 内容的には、メンバーのMatsumoto Hisataakaa氏が製作したマッシュアップもので、初めて聞いた時は、超有名曲のNight in New Yorkのビートに、NYっぽい歌詞の謎の日本語曲を載せてる・・・と思ってて、その日本語曲を探してたら、答えが分かり、ビックリしました。

 右の写真のヤツで、そうです、♪きみた~ち、キュウイ、パッパイヤ、マンゴだね~♪の人の曲で、アルバムオンリーの曲でした。
 んで、聞いてびっくりしたのは・・・元曲自体が「Night in New York」とそっくりで、カバーでなく、彼女の作詞・作曲になっている・・・っということは、いわゆる「パクっちった」な曲でした!

 そんなわけで、元曲がそうなので、たいしてイジル必要がなく、この7inchでは、イントロをちょっとイジッた程度で、どうしてUlticutがこれをプレスしたのかが謎な一枚です(^^;)
 ただ、曲&歌詞&メロディーラインが結構良く、このアルバム自体も結構内容が良く、いいレコードを教えてもらえたな~と思いました。


 以上で終わりますが、なんか「王様の耳はロバの耳!」って言えたみたいで、すっきりしました(^0^)

Alie,C 「Bali Peanuts Club Mix」
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 ちょっとした軽い気持ちで聴き直してみたら・・・激ドープな作風だったことに気付いた作品です・・・というか、個人的には今後も聞きそうな「鬼レア」な一本です。
 なんと「インドネシア」産の作品で、おそらく80年代後期に作られた一作です・・・こんなの紹介するとは私も想像しなかったです(^^;)

 なんで、手元にあるのかは忘れましたが(ユニオンで買った??)、今回ある理由で聴き直してみたら・・・すげー高内容に気づき、お勧めしない訳にいかない・・・と思ったのでご紹介に相成りました。
 レアレベルは・・・日本で持っている人がいるの?ってくらいのレベルで、ジャケのナイスセンスもあり、殿堂入りになった作品です!!


 まず、なぜ、聞き直したのかというと、いつもコメントをくださる「yukiさん(DISCO 45・・・7インチ・シングル 発掘の旅)」が、フィリピンのディスコは良いと別ページで力説されており、そういえば私もフィリピンモノをモノのテープを持ってたな~と思い返し、倉庫から出したのがコレです。
 結果として、フィリピンではないのですが(yukiさん、すみません!私の勘違いでした・・・)、聴き直してみると大変よいミックスに仕上がっていたのですよ・・・買った時はダメダメでしたが、私の耳が成熟したのか、非常に楽しめる内容です。

 
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 タイトルで「Bali」となってますので、インドネシアにある有名リゾート地である「バリ島」からの作品だと思われ、作風もそう言われてみればそんな感じがします。
 行ったことがないので、アレですが、日本のOLが好きそうなリゾート地・・・なんですかね(^^;) きっと、綺麗なところで、アバンチュール爆発なんでしょう・・・これでいいのか?


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 そんなバリの一夜を彩っていたナイトクラブ「Peanuts Club」のDJである「Alie, C」氏のプレイを余すところなく収録した・・・と「思われる」一作がこれです(^^;)
 う~ん、詳細がつかめないので、妄想半分ですが、検索した限りだと、なんと本当に実在するクラブで、現在でも営業されているようです!!
 ジャケがジャケだし、東南アジアってことなので、お得意の海賊テイスト(失礼!)なのかと思ってたら・・・由緒正しいクラブで、検索してみると、 上の写真のように当時からしっかりと営業され、日本人の観光客の方も行かれていたようです・・検索ってスゲーな!!


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 しかし、こっちの一方的な思い込みですが、どう考えても胡散臭いですね(^^;)
 買って帰り、包装を開けた瞬間、装丁の適当さには・・・閉口してしまい、上記のようにプラスチックケースにジャケットが無理矢理貼り付けられており、テープも市販品にダビングをした感じで・・・どっからどう見ても胡散臭いです!

 だが、この作品・・・今回の調査の限りだと、どうやらインドネシア国内では権利をとったらしいオフィシャルな一本・・・で、バリの有名クラブ「Peanuts Club」の冠を被った作品とあった、見かけの胡散臭さからは想像できない好ミックスになっていました。
 こういうのにブチ当たると、ミックステープ掘りにはタマランですね(^0^) Egonがインドモノを掘ってニンマリ・・・・そんな感じでしょうか?


 では、実際の作品のご紹介です~♪
 DJの「Alie, C」氏のことは分からないのですが、聞いてみるとミックスがかなり上手です!!

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 内容的には、80年代の日本のディスコよろしく・・・な感じで、80’sな縦ノリロックを核に、Princeに行ったり、Hi-NRGに行ったり・・・ちょっと恥ずかしい選曲ですかね(^^;)
 Kenny Loginsとか、A-Haとか、Maiami Sound Machineとか・・・ベストヒットUSAっぽい曲が多く、変な話、Spinbadの「80's Megamix」の正しい世界観な選曲だと思います。
 個人的にはこの辺の曲も嫌いではない(大人になったので・・・)ので、結構壺な曲も多いですが、大手を振って「好きだ~」とは言えないっすね(^^;)

 しかし、このテープにおいては、ビートの乗せ方と、バリらしい南国テイストが発揮され、ミックスとしてはかなり良いと思います。

 まず、聞いててビックリするのが、しっかりと「ビートミックス」をしており、時にブっ込み気味にカットインをしたりして、ミックスの基礎がしっかりとある点です。
 この点は、今回聞き直してビックリしたのですが、80年代のロックの持つ微妙に開放的なビートのノリを、しっかりとビートミックスで維持することで、曲の持つ前向きな方向性が現れ、現代のDJでもアイデアとして参考になるようなミックスです。

 また、選曲面でも発揮されてるのですが、そのビートのノリが「南国的」で、ある種「クボタタケシ」的なビートの乗せ方で、なかなか日本人にはマネできないな~と思いました・・・ビートの乗せ方に躍動感があるんですよね!!
 個人的には、イントロのアジアン・イングリッシュでMCをしながらHawai Five-O → A-ha / Take On Me の辺りなんかは、クボタさんのプレイでもおかしくないような流れでしたよ!!

 んで、選曲の流れも結構考えられており、バカっぽいRockを選曲したたら、ブラコンに行ったり、NewWaveに行ったり・・・さらにHi-NRGに行ったり、選曲の世界観は微妙だか、しっかりとお客が飽きない構成にしているのも悪くないです。
 全体的な選曲&ミックスを改めて聞いてみると、Daniele Baldelliがプレイしていた「コズミック」な世界観に近い、耳辺りはいいんだけど、非常にドロドロとした世界観が見えたりして、ビビったりしますよ(^0^)
 

 なんか、上手くまとまらなかったですが、個人的には・・・夏場にはホント重宝しそうな一本です。
 それこそ、朝早く車で海に向かうとき・・・高速を下り、一般道を走って、まだ見えないけど、もうちょっとで海・・・みたいな時、時間は8時頃でしょうか・・・夏の日差しと潮の匂い・・・そんな「ワクワク」感を後押ししてくれそうなミックスでタマランです!!
 今年もきっと海には行けないと思いますが・・・夏が教えてくれる「ワクワク」感だけは忘れたくないので、これを聞こうかな~なんて思いました(^0^)


 おそらく、入手するのは不可能だと思いますが、お手に取る機会があればどうぞ~です(^0^)


<Release Date>
Artists / Title : Alie,C 「Bali Peanuts Club Mix」
Genre : 80's Rock/BlackContemporary/Hi-NRG
Release : 1980年代後半??
Lebel : audio Mast Records 9092


<特記事項>

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 検索をすると、このテープが「シリーズ」ものだと判明し、上記の写真の別ミックスはtorrentsで複数上がっているようです・・・私個人は、P2Pなどに対しては「反対」の立場ですので、アレですが、この「Bali」ものが気になるようであれば、検索してみるとブツかると思いますので、自己責任の元、落としてみてください・・・上がってるモノに関しては、私は聞いてないので、内容は保障しないですよ(^^;)
 それにしても、こんなのまでP2Pになってるなんて・・・どうかしてるな~(^^;)