HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
年末のご挨拶&お勧め和物セレクション
年末挨拶2009
 
 今年も1年早いものですね・・・もう数時間すると新しい年になりますね・・・

 自分勝手に始めたこのブログも、気づいたら1年をすぎ、ペースはあんまり早く更新出来ないですが、なんとか運営出来て嬉しい限りです(^0^)
 ご覧になられてる方も増え、コメントを頂けることも増え、運営してる側としては万々歳・・・皆様からの日ごろからのご愛顧があっての賜物だと思います・・・ホント、ありがとうございます!!

 来年も頑張って更新していきますので、よろしくお願い致します~(^0^)



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<おまけ>
 MixtapeTroopers お勧め和物セレクション


 無駄に力説してしまった「Super 和物 Beat 番外編」はいかがだったでしょうか・・・マニアックな内容なので、ついていけない方も多いかと・・・思いましたが、あんまりにも好きな作品だったので力説してしまいました(^^;)

 ただ、この「ネタ」はまだ終わりません・・・もうちょっと書かせてください・・・というか、暇なので書きます(^0^)

 吉沢さんのミックスを聞き、収録曲を掘ってる内に、昔聞いた曲で「あれ良かったな~」みたいのを思い出し、探してみたら全然高くないので、ついでに買ってたんですよ・・・
 んで、聞いてたら意外とイケる曲が多く、和物掘りに火が付き、結構集中して掘り・・・ナイスなセレクションになったので、紹介させてください・・・ここで紹介しないと成仏できないので(^^;)

 年末の挨拶がメインでなく、こっちがメイン・・・だったりしますが、お正月の暇なときにでも読んでくださいな~っと(^0^)
 YouTubeが貼れるのは貼っておきますので視聴してね♪



① Sing Like Talking 「Together」 
  94年、アルバム「togetherness」に収録

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 吉沢さんもセレクトしたSing Like Talkingの隠れた名曲で、ブックオフで捨て値で救出(^^;)
 佐藤竹善さんらしい都会的なアーバンファンクな曲で、疾走感があって大変良いです・・・中学生ぐらいの時にレンタルCD→テープにダビングで聞いてましたよ!
 こういう曲はミックステープとかで隠し玉で入れたいですね・・・ちなみにYouTubeはライブ盤なのでスタジオ版よりも豪華なアレンジになってますね♪

 また、吉沢先生がチョイスした「Ris●」という曲は、Wikiに面白い話が書いてありました・・・
 その曲は、竹善さんが担当していたラジオ番組の企画で生まれたそうで、同じラジオ局で番組を担当していたDreams Come Tureの中村正人さんと『どっちが「Cheryl Lynn / Got to Be Real」を元ネタに、良い曲をつくれるか・・・』という対決があったそうです。
 んで、その過程で出来上がったのが「●ise」という曲で、確かにギターリフなんかは似てますね・・・そして面白いのがドリカム側で、なんと大名曲の「決戦は金曜日」がこの過程で出来たそうですよ!!



② Psy's 「青空は天気雨」 
  92年、アルバム「Two Spirits - Live Psy's Best Selection」に収録

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 また「中学生シット」で、買い直して聴いてみたら大ヒットな曲です(^0^)
 もはや懐かしのバンドですが「Psy's(サイズ)」のライブ盤(写真左のCD)に収録された曲で、恐ろしいほどまでカッコいいライブアレンジをした曲になります・・・オリジナルは写真右のLPに収録されていますが、LPの方は全然ダメです(^^;)

 ライブ盤の方は・・・なんとイントロが「Funky Drummer」です!!
 それも、若干エコーをかけた状態からエコーを消しつつ4小節過ぎると、突然ベースが入り、切ない系ミッドテンポのアーバンファンク(ドラムはFunky Drummerではなくなる)が炸裂し、Paul Cもビックリな展開の曲で、メチャクチャカッコいいです!!

 記憶だと、なんかの単館系映画の主題歌で、本編の方のメロディーとかが好きで、これまたレンタルCD→テープにダビングで聞いていましたが・・・まさかイントロが「Funky Drummer」だったとは・・・それが分かって聞いてる中学生も嫌ですけどね(^^;)
 なお、視聴も探したけど、ないみたいなので、気になる方は「ブックオフの250円コーナー」に行ってみましょう・・・写真には750円の値札がついてますが、値引きの果ての250円コーナーで、特別セールで3枚500円で救出しました(^0^)


③ OST 「SEGA Game Music Vol,1」 86年

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 ゲームセンターにあるゲーム(アーケードゲーム)のメジャーカンパニーである「SEGA」のサントラで、目玉はジャケの「Out Run」でしょう!

 オリジナルのOut Runが稼働してた頃は子供過ぎておぼろげな記憶しかなく、いい曲がかかるゲームだな・・・と思っており、その後もセガ系の乗り物ゲームは結構ゲーセンでやってましたが(OutRunnersは頑張った)、ここ最近になり、再びビックウェーブが来てます!

 都内某所に「素晴らしいゲーセン」が1件ありまして、たまに横を通ったりしてましたが、入ることがなく数年過ぎた今年の秋、酔っぱらった勢いで入ってみたら・・・しっかりと整備されたビンテージゲームが並び、奥の方には歴代のセガ系乗り物ゲームが置いてあり・・・今回のお題の「Out Run」もオリジナルバージョンで置いてあります!
 も~、酔っぱらった勢いだったので、涙が出るほど嬉しくなってしまい、崩した千円がなくなるほどプレーしました・・・
 ゲーセン業界では有名な店らしく、ほんとスタッフの方の努力が素晴らしいお店で、新作系のゲームの方がメインなのですが、ビンテージなゲームが週替わりぐらいな勢いで変わり、ここ最近は酔っぱらうと必ず出向いて飲酒運転をし、他の懐かしいゲームをして帰ります(^^;)

 んで、OutRun・・・ゲームの質もイイですが、BGMがホント良いんですよね・・・何度もプレーしてるうちにBGMが欲しくなり、大捜索の末、池袋の某所で発掘しました(^^;)

 楽曲的にはプレイ時の「3曲」と、エンディングの「1曲」だけなんですが・・・プレイ時の曲は「爽快感」がある曲で、どれも印象的なメロディーで、普通に聞いててもイイですね・・・ただ、ドラムが弱いので、House系の4つ打ちドラムをブレンドしてプレーするとカッコいいですが、ブレンドするのは結構難しいですよ(実験済み)(^^;)
 また、エンディングの曲もナイスなメローチューンで、1分程度の曲ですが、普通に使えるし、ネタにも使えそうですよ♪


④ 中司雅美 「Feeling Heart」
  99年、OST「ToHeart Original Sound Track」に収録

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 最後はボムを・・・このジャケットのCDを買うのはかなり恥ずかしかった!

 ToHeartという恋愛ゲーム/アニメのサントラで、主題歌(OP曲)がボムで・・・R&Bが好きな方だったら悶絶な曲です!

 まず、ToHeartが何かを説明しておくと・・・パソコン用ゲームでヒットしたエロゲーム(!)で、メディアミックスの一環で、一般市場にも売ろうということになり・・・エロ性を排除し、恋愛路線に変更し、プレステに移植、テレビアニメ化した作品です。
 たまに書きますが、私は一時期、HipHopとアニメを両立してた時期があり、その時に知り合った作品で、ゲームの方はやってないですが、アニメの方は見てましたね~

 アニメは、民放では放送されず、地方局(千葉テレビなど)で深夜にしか放送されず・・・マニアしか見てない代物でしたが、今思い返してみるとかなり出来がよく、豪華な声優陣や、涙腺を刺激する脚本など・・・逆に今、おっさんな我々が見返すと「あの頃に戻りたい・・・」みたいな感じに仕上がっており、大変良かったと思います。
 特に、原作のエロ性を一切排除する至上命題の中で、王道の「純愛(書くの恥ずかしいな~)」の扱い方が上手く、その考えは、今回紹介する主題歌にも宿っています・・・

 印象的なビートレスなイントロからメロディー感のある本編に流れ、徐々にグルーブが盛り上がり、サビで爆発・・・みたいなR&Bの王道的なメロディーメイクに仕上がっており、歌詞の内容ともども「胸キュン」な内容ですね・・・

 上のYouTubeは、どなたかが作ったMAD版(映像だけを勝手に編集した動画のこと、レコード業界でいうCut Upに近い?)で、本編のイイ所を紡ぎ取り、曲の世界観をさらに良くしてる動画に仕上がっており・・・原曲自体の良さをさらに引き立てており・・・これを聞いてヤラれてくれれば紹介した価値があります!
 紹介するかどうか迷いましたが・・・曲の構成なんかは「Wendy Moten / Step By Step」なんかと一緒でしょ! R&Bが好きなら絶対ヤラれる曲調だと思います・・・

 実は、アニメの曲って、R&BとかダンクラとかVocal Houseとかの定番曲に多い展開と同じパターンが多く・・・聴く者を一発で引き込むイントロがあり、徐々に盛り上げていき、サビで爆発・・・みたいな展開の曲が多いんですよ。

 理由は明白で、テレビでの「オープニング曲(エンディング曲)」として使うため、イントロから一番のサビ前までの1分程度での程度でいかに聴く者を引き込むか・・・という曲調にする必要があるからです。
 それこそ、曲自体も覚えやすいメロディーにし、インパクトのある展開をつけたり・・・して、曲の「グルーブ」をしっかりと作る音楽づくりが伝統的にある音楽ジャンルだと私は考えてます。

 また、こういった曲調は、割と昔から伝統的にあり、制作者とリスナーの間で暗黙の了解として生き続け、自己発展をした印象もあり、CMのための音楽となり下がってる日本のポップスとは対照的に、アニソンが独自の路線を進んでた・・・と私は考えます。
 それこそ、90年代中ごろ以降(エバ以降?)の開花っぷりって言ったら大変で、アニメ本編もいい作品が多い中、R&B的な目線で曲を見た時、優れた曲が多いな~と思います・・・ナデシコなんかもヤバいっすね!

 この曲に関しては、DJ的には、このままプレイするのはキツイですが、ポップなHouseアレンジで誰かがカバーしてくれれば・・・絶対ヒットする曲だと思います。
 ちなみに、写真に上げたアルバムはブックオフの500円コースですが、今回お勧めしたアルバムはショートバージョン(それこそアニメのOP用)とインストしかなく、完全版は8cmの短冊CDのみ・・・買えたら買おうかな・・・

 アニソンは、もっと掘ると、こういう曲がゴロゴロしてますので、お好きな方は掘ってみてくださいね~(^0^)


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 後半に進むにつれ、書く内容がぶっ壊れてしまいましたが、暇な方は是非こういったのも聴いてみてね~♪
 
 好きなDJである関口さん辺りが、得意なR&B的な手腕で、上記のようなアニソンを和物としてミックスしたら面白そうですね・・・掘らないかだろうな~(^^;)


 んでは、今年はこんなもんで・・・正月も暇だと思うので、おとそ気分で適当に更新する予定です(^^;)
 
 では、みなさん、よいお年を~♪




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DJ 吉沢dynamite.jp 「Super 和物 Beat 番外編 - ニュースクール 歌謡ダンスクラシックス!」
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 え~、1年は早いもので・・・今年ももうすぐ終わりですね・・・
 1年を振り返ると・・・今年も沢山のレコードやミックス作品を買いました・・・ただ、思い出すと散財してるな~としか思い返せないので、あんまり思いだしたくないです(--;)

 んなわけで、今年リリースされたミックス作品の中で一番好きな作品のご紹介です(^0^)

 も~、個人的には「2009年Mixtape Troopers大賞」を差し上げてもイイくらい素晴らしい作品で、今後ますます価値が出る作品だと思います。
 なので、気合を入れて下準備(レコ掘り)をしました・・・が、もろもろの事情があり「ぼかし」を入れての紹介になります・・・あと、興味ない人には興味ないんだろうな~、すみません(--;)



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 この作品の制作者である「吉沢daynamite.jp」さんは、このブログを始めた頃に一度紹介したことがありますが、THEATRE BROOK(シアター・ブルック)というバンドのバックDJをされてた方で、脱退後は精力的にDJ活動に精を出し、小箱が中心ではありますが、全国津々浦々のクラブをロックしてるDJです。
 プレイスタイルは、ここ最近は氏が得意とする「和物」を中心にプレイし、巷では「dynamiteスタイル」と呼ばれるプレイスタイル(2枚使い、オンタイムでのサンプラー使い、マイク・・・)で・・・それこそ地味な和物の曲を、クラブで踊ることが出来る曲に昇華しちゃう技を持つお方だと思います。

 ミックス作品は、ボチボチ出していますが、どれも好事家が喜ぶマニアックなタイトルが多く、初期には「ラテンもの」、ここ最近は「和物」を出しており、局地的には盛り上がっていますが、一般のリスナーにはあまり知られてないかな~と思います。
 私自身も、気づいたらそんなには持ってなく、昔っから中古で見かけることが多いDJではありましたが、今回の作品を聞き、氏の作風を理解するうちに好きになり・・・過去作品を掘ることに決意しました(^^;)


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 んなわけで、この作品・・・いろいろと「経緯」があり、リリースされた作品になります。
 吉沢氏のブログなどより情報を拾いつつ、整理して紹介したいと思います。

 まず、この作品は2008年8月末頃にリリースされた「Super和物Beats 其の二」のリリースパーティー(2009/9/20 @吉祥寺/SPC)で、先着20名にノベルティーとして限定配布されたCD-Rが元になります。
 その時のフライヤーが上の2枚で、作品は買わなかったですが、フライヤーだけはなぜかありました・・・当然、パーティーにも行ってないです(^^;)

 吉沢さん自身も、リリパのおまけなので、そんなに気合をいれて作るつもりはなかったようですが・・・気づいたら良い出来のミックスが出来てしまい、もっと色んな人に聞いてもらいたい・・・・とのことで2009年6月頃に自主販売用に500枚プレスしたそうです。
 また、パーティーの時に配ったCD-Rのトラック番号にミスがあったようで、貰った人(並んだ人もいたみたい)に悪いので、完全版の意味合いでプレスしたのかもしれないですね・・・

 プレスした初期は、完全「手売り」のみの販売をしてて、私も氏のブログを見てて、欲しいな~と思っていましたが、翌月の7月末、我らのUnionがその500枚の内、300枚を販売することになり速攻で買いました・・・おそらく、手売りだけではさばけなかったんでしょうかね??


 こういった「いわく」がある作品で、つまるところは「500枚」限定プレスなので、レアリティーがあるわけですが、作品には期せずして他の価値があると思います・・・
 
 まず、限定のノベルティーとして考えていたので、普段のミックス作品では「リリースがなかなか出来ない和物」のミックス作品を想定していたようで・・・それこそ「売り物にすると権利的訴えられそうな楽曲」を中心にミックスをし、普段の和物シリーズで使っているような比較的「古い/非メジャー」な曲を避け、比較的に「新しく/メジャー」な曲を使用した点です。
 選曲の詳細は、以下に譲りますが、もともと売る気がなかった作品だったので、権利っぽいところは度外視にした選曲になり、その点が逆に良かった・・・と思います。

 また、作っているうちにノリノリになったようで、普段のDJの時と同じように、生の2枚使いや、サンプラー使いなどをし始め・・・気づいたら、今までリリースしたミックス作品の中で一番「生DJ」なミックスに仕上がってしまったそうです。
 聞いてると、かなりルーティーンとして作りこまれてるミックスもあり、先に紹介した「dynamiteスタイル」が色濃くでた作品に仕上がってる・・・点も大変良いです!

 
 こういった諸事情があり、メチャクチャ価値のある作品に仕上がったと私は考えます。
 以下で、この作品を紹介しますね~♪

 なお、検索対策&権利対策もあり、以下で紹介する「アーティスト名/作品名」及び「レコード写真」は全てぼかした状態で掲載いたします・・・分かる人には分かる程度にしておきます。
 ただ、どうしても内容を知りたいなら・・・今回は特別に誘導しましょう! 「こちら」へどうぞ・・・トラックリストと一部のみ視聴が出来ますよ~♪



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 では、内容の紹介に移ります・・・

 いわゆる「和物」ミックスなのですが、選曲されている曲が「70年代末から近年の作品」まで、レコードでプレイもあればCDでプレイもあり・・・といった感じで、一般的な「和物ミックス」よりも「時代が若い」印象があり、オッサンでなくとも「知ってる!」って曲が多いと思います。

 それこそ写真にあげた「ア○・ル○ス / ●のブギ・ウ●・トレイ●」とか「○内ま○や / ●の続き」のような80年代ポップスの有名曲や、近年の珍行動で再び注目が集まった「○葉 / フ●イディ・チャイ●タウン」のようなマイナー曲、はたまた「S○ng Lik○ ○alking / Ris●」のような90年代以降のCDでしかリリースされてない曲もプレーしており、いわゆる「日本のポップス」を主軸にミックスをしています。
 その他の収録曲も、自分で掘れたものは下の方に写真を貼りますが、総じて言えるのは、他の和物ミックスよりも収録曲が「近代的」な印象があります。


 DJ業界において、和物というと「古い」印象が強く、コモエスタ八重樫さんとか小西康陽さん・・・そして今回の吉沢さんなどがこぞってプレイしてる「70年代以前の楽曲」の印象が強いと思います。
 それこそRareGroove的な流れから語られることが多く、好事家向けの「非ダンス」な内容が多く、ミックスが面白いものは少ないと思います。

 その限りにおいて、ダンス性を強く打ち出した作品がこの作品であり、そのダンス性を出すべく、近代的な「ビートがしっかりと打ってる曲」を多く選曲し・・・おおよそDJとは縁遠かった楽曲を吉沢さんのプレイによって「ダンスミュージック」に昇華してる点がこの作品の「肝」だと思います。
 それこそ、JBのドラムブレイクからHipHopが生まれたように、その音楽に対する「価値観の変化・視点の変化」がこの作品にもあり、長年にわたりクラブで「和物」をプレーしていたからこそ出来る選曲だと感じました。


 また、当然オンタイムで歌番組とかラジオを聴いてれば普通に耳に入ってくるポップスが多い中で、掘らないと行きつかないだろ・・・みたいな曲もチラホラあり、吉沢さんの掘りの確かさが感じられます。

 写真に上げた「S○ng Lik○ ○alking」なんかは特にそうで、CDしかリリースされてない曲もホローしてる辺りにはグッときました・・・だってレコード以上に市場が開拓されてない分、難しいと思うんですよね・・・
 また、ちょうど下に貼る「Sh○mbara」もCDオンリー・・・どころか、知ってる人いないでしょ! あのFushion系バンドの「カシオ○ア」から派生したボーカルバンドで、中古屋で発掘するのに苦労しました・・・
 あと、LPオンリーの曲もチラホラあり、既に和物レアグルーブとして評価されている西○秀○の曲や、グルービーな中○○いこの曲など、ホント掘ってますね!!

 
 聞きこめば聞きこむほど「イイ曲」が多く、DJとして有名/無名を問わず「イイ曲はプレイする」という精神性が感じられ、ホントグッとくる選曲です!!
 ただ・・・冷静に考えると、日本の「ポップス」っぽい曲をDJミックスにしようとしてる時点で最高なんですけどね(^0^)


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 んで、これらの選んだ曲を、DJミックスすることで・・・ダンス性を更に増幅させるわけですが、この限りにおいて重要なのは、吉沢さんの「選曲の盛り上げ方」がメチャクチャ上手い点です。

 とにかく、この作品に関してはDJミックスにおける「つなぎ」と「選曲の組み立て方」がハンパなく、曲をミックスすることで生まれる「ストーリー性」がメチャクチャ良く、選曲した楽曲をガっつり盛り上げています!

 例示であれば、写真を貼ったレコが使用される序盤のミックスが秀逸です・・・
 某有名Fushion Bandから分家したグループの知られざる名曲「Sh○mbara / Soli● Da●ce」から始まる流れで、都会的なFunkのある曲を集中的に選曲し、「○保田利○ / ●awawa●ットパレー●」「Ku○ata Band / スキッ●・ビート」と繋いでいき、グルーブが盛り上がったところで、なんと「バブ○ガム・ブ○ザーズ / ●on't Be ●ong」をカットイン・・・この展開の作り方は素晴らしいですね!!

 細かく掘り下げると、ミックスの上手さ(久保○→桑○はビートミックスでつなぎ!)も注目なのですが、うまくグルーブを持続させ、バブルガ○で爆発させてる辺りは、選曲の組み立て方に軍配があがります(^0^)
 また、これらの曲って・・・絶対に「接点がない曲」なのに、一つのラインに繋ぎ合わせ、カッコいいミックスに仕上げてしまった・・・ってのもヤバ過ぎですね。

 他の曲でも、押したい曲を光らせる選曲&ミックスが秀逸で、全体的にはHipHopライクなサクサクとしたミックスでまとめていますが、吉沢さんのミックスを通して聴くと「えっ、こんなイイ曲なの?」と感じてしまう曲が多く、選曲の「パンチライン」が明確にでた、大変秀逸なミックスだと思います。
 個人的には、上記のバブ○以外だと、CC○→竹○まりやのラインとか、中○めいこ→ア○・ルイ○のラインなど、悶絶してしまう「殺しのミックス」が多いです(^0^)
 
 ちなみに、今回写真を掲載したレコードは、紹介するにあたり都内各所で発掘をしましたが、どの曲も吉沢さんのミックスを聞かなかったら買わなかったでしょう・・・吉沢さんんのDJミックスが光ったことで、収録曲が光ったからでしょう!!
 まさか、既に写真で貼った「泰○」の曲が好きになり・・・気合を入れてレコードを探し、頼れる神保町の富士レコで買ってしまうなんて思いもしなかったです(^^;)


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 更に吉沢さんのミックスにおいて素晴らしいのが、要所要所で入る「技」が秀逸で、これもミックスの世界観を更にドープにしています。

 分かりやすいところだと、写真左の「CC○ / Lucky Chanceをもう●度」で、歌にある「♪デートに誘い、2枚目禁止♪」の「2枚目」のところで2枚使いしています・・・なんと歌詞をうけての2枚使いっすよ!!
 それも45rpmのEPで2枚使いしてるので、後半は33rpmにスピードを落としての2枚使いです・・・私は歌詞の内容で2枚使いしてることに気づき、感動してしまい、○CBのEPを買っちゃいました(^^;)

 また、ド名曲「○ダイゴ / モ●キー・●ジック」では、ビート半拍ずらしでHipHopミックスでプレイし、サビの「♪●ンキー・マジッ●」の部分では、ドラムブレイク込みの美味しいところをしっかりと2枚使い・・・・最高です!!


 あと、Dynamiteスタイルで重要なのは「生のサンプラー使い」で、こちらも大爆発してますよ!!

 写真はないですが、「ピン○・レ○ィー / ●ルメン’7●」では、歌詞の「♪私の名前は、カルメ●です~♪」の「カル●ン」の部分を、サンプラーからの打ち出しで「吉沢dynamite」に変えてミックスしています・・・
 また、カルメ●のちょうど前では、生でパットを叩いてビートを作りつつ、和物の声ネタでブレイクを作ったり・・・よくそんなこと考えるな~って部分も多いです。

 DJミックスとサンプラーが上手い具合に融合した使用方法になり、こちらも悶絶必死です!!
 なお、使用している「ローランド SP-404」だとエフェクターもついてるので、うまくエフェクトをかけて、曲の良さを増やしてるミックスもあり・・・404欲しくなりました(^^;)


 この「技」に関するところは、2枚使いにしろ、サンプラー使いにしろ、ほんと細かく、ある程度知識がないと理解できないところも多いですが、ミックスを作る上で「効果的」に仕掛けられ、ミックスに勢いを与えている印象が強いです!!
 

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 んなわけで、紹介を終わりにしたいと思います・・・

 吉沢先生による「最高の掘り&選曲」「展開のある素晴らしいミックス」「選曲を光らす渋い技」が三位一体となり、ダンスフロアーに入ることがなかった「日本の曲」に躍動感を与え、一つのミックスとして成立させてしまった点は・・・もはや「奇跡」が起こったとしか言いようがありません!
 だって、テレビの懐メロ番組や、レコード屋の端に追いやられてる・・・今となっては「忘れられた曲」を、見事にDJミックスで昇華して、再び輝きを与える行為は・・・そう簡単には出来ないわけですから・・・


 ん?、これって何かでもあったような・・・あっ、そうか、この作品は「俺たちの80's MegaMix」なんですよ!!

 80's Megamixといえば、まだ未紹介のミックス作品ですが、90年代中ごろにリリースされたDJ Spinbadの言わずと知れた大名作で、その当時、完全に無視されてた80年代の楽曲を、超絶スキルでミックスし、別の価値観で作り上げたミックス作品で・・・まさに今回の吉沢さんと同じなんですよね!

 特に「購入」の点が激しく一致し、80'sでは「テープに入ってる曲を全部そろえたとしても1万円以下(=安値のレコードばかり)」と表していましたが、この作品もそうで、買おうと思えば1万円以下で揃えられると思います。
 今年の夏にこの作品を買い、飽きることなく聞き、秋頃より「この曲欲しいな~」と思い始め、掘り始めましたが、EPはレコファンとかで爆安で掘り、CDはブックオフの250円コーナーで発掘・・・○葉はちょっと高かったですが、もう「捨てレコ」の世界ですよね・・・参りました!!
 DJカルチャーの面白いところの一つとして、価値がない(=安い)レコードをカッコ良くミックスすることで価値をつける・・・みたいなのがあると思いますが、掘りの楽しみを再認識させてくれた点も評価しないと行けないですね♪
 

 このミックスを聞いてて、DJミックスの「魔法」みたいなものが、この作品ほど発揮されてるのは無いと感じ、改めて「DJミックス」の素晴らしさを痛感しました・・・吉沢さん、ありがとうございました(^0^)



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 近年では「申し訳ないと」とか「DJタモリ」「DJ和」「関口紘嗣」などが和物音源を使用し、ダンス性/DJ性を打ち出した作品が多くリリースされるようになりましたが、ミックスや作品の質の点からいって、個人的にはこの作品には敵わないと思います・・・
 だけど、作品の性質上、大声で世間には宣伝が出来ないこの悲しさ・・・罪作りな作品です!!

 市場では、既にレアリティーがついていますが、機会があれば是非探して聴いてみてください!!
 日本のポップスでこんなハイレベルな作品が作れるなんて・・・と驚愕もするでしょうし、日本のポップスもイイ曲がいっぱいあるじゃん!みたいな再認識もするでしょう・・・お勧めです(^0^)
 さすが「2009年MixtapeTroopers大賞」を受賞をした作品ですよ・・・お勧めじゃなかったらこんなに書かないですもん!!

 ちなみに、私は一生聞き続けたいと思い、最近になり2枚目をチョイレア価格で購入・・・CD-Rにリッピングしたり、データに残す・・・なんて考える前に勢いで買ってしまいましたが、それぐらい「本気」にさせてくれた作品でした!!
 あと、写真はサムネイルだとそんなには「モザイク」にならなかったっすね・・・クリックして拡大するとイイ感じだったけど・・・まあイイか(^^;)



<Release Date>
Artists / Title : DJ 吉沢dynamite.jp 「Super 和物 Beat 番外編 - ニュースクール 歌謡ダンスクラシックス!」  
Genre : 和物、J-Pop、歌謡曲・・・ 
Release : 2009年6月
Lebel : Cherry Boy Label CBCD-006
Notice : プレス数500枚(一般流通は300枚、残りは吉沢さんが手売りした)


<追記> 2010/02/13 吉澤さんの熱い思い
 吉澤さんのブログで、氏の和物DJに関する熱い思いが書いてあったので、貼り付けておきます! その精神性は素晴らしいっす!! 
  
 じわり増殖中な和物MIX CD~真のDJとは?



DJ Paul 「Connectin' Soul Style vol,05」
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 いや~、年末は更新が出来ないっすね・・・私は来週の月曜までが仕事です(ーー;)
 んで、今回は・・・久しぶりになっちゃいましたが「DJ Paul」氏の作品のご紹介・・・この第5弾も大変良い作品です・・・MUROさんのミックスが好きな方なら是非!!


 
 2000年11月にリリースされた「vol,05」で、ある程度、ミックステープを追いかけてる方であれば、このジャケットは見たことあるかな?
 個人的には、Paul作品の中では割と市場で売れた印象があり、Paulさんの良さを上手く表現している作品だと思います。
 また、シリーズとしても半年に1回のペースで作品をリリースしていた時期なので、かなり「脂の乗ってる」時期の作品だとも思います(^0^)
 ちなみに、ジャケットは「若野桂」さんですね・・・当時は流行りましたっけね・・・

 内容としては、今までの作品と同じように、この作品でもA面が比較的「アップ」な内容で、その裏のB面が「スロー」な感じに仕上がっており、他の作品とは比類出来ない素晴らしさがあります。



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 まず、聞いてて感じるのがMUROさんに引けを取らない「掘りの良さと深さ」を今回の作品でも感じます。

 個人的には、A面の序盤での「ネタ繋ぎ」ミックスが秀逸で、違和感なくミックスをしつつ、選曲のグルーブをしっかりと作り出し、かつ「そんなの掘ってるの!」とビビらせてくれます(^0^)

 ど定番な「Pharoah Sanders / You've Got To Have Freedom」(写真左上)であれば、今でも割と高額なPharoahネタの「REP / Look Up(See Whats Goin Down)」をミックス・・・その次には「Sun Palace / Winning(X-Mix)」(写真右上)を違和感なくミックスし、更にビートをネタにした「Lighthouse Family / Question of Faith (idjut Boys Mix)」をミックスしてきます・・・
 浮遊感を主軸にミックスした感じで、ネタの元曲は有名で私も持ってますが、ネタ曲は知らなかった・・・調べるとMUROさんも使ってた曲らしいですが、2000年の時点でIdjut Boysをチョイスしてる辺りは素敵ですね!!

 また、B面では、もろDiggin'Ice的な選曲をしており、MUROさんがプレイしてたな~って曲も多いですが、写真左下の「Shalamar / This is for the Lover in You」のような定番スローや、写真右下の「2 Men 4 Soul / Ribbon in the Sky」のような隠れた名曲(名カバー)を使い、クールだけど芯が熱い・・・そんな巧みな選曲を行っています。

 MUROさんのミックスが好きな方だと、聞いてみると「MUROさんっぽさ」が随所で感じられ・・・場合によっては「二番煎じ」に感じるかもしれないですが、個人的に聞いた限りだと、Paulさんの手腕が発揮され、独自の選曲が感じられるミックスに仕上がっていると思います。


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 んで、Paulさんなのでミックスの「グルーブ作り」と「ストーリ作り」がしっかりと作られており、この作品でも手腕が披露されています。

 特に、先ほど紹介したA面序盤でのネタ繋ぎの後に繋がるミックスが素晴らしいですね・・・

 浮遊感のある選曲で統一し、IdjetのRemixで感じられる4つ打ち感を利用し、難なく「Sergio Mendes / Mas Que Nada(Remix)」に繋ぎ、4つ打ちの気持ちよさをプラスしてミックスを進め・・・そのHouseな流れの後には「RAH Band / Perfumed Garden」を選曲し、何とも言えない素晴らしいミックスを披露しています。
 言葉にするのは難しいですが、幻想的(=浮遊感)な森の中を進み、行きついた先には素敵な香りのする桃源郷があった・・・みたいなストーリー作りで、大変素敵なミックスです(^0^)

 また、この流れは、様々なジャンルの曲の中から「浮遊感」みたいなテイストで巧みに選曲し、それぞれの曲の「グルーブ」を上手く使い分け、動きのあるミックスにしてる点も重要で、異ジャンルの曲を一つの流れにまとめ、しっかりとグルーブ作りしてる辺りも素晴らしいです!!


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 んで、DJミックスの「技術とセンス」も随所で光っており、この作品では上記で説明したストーリー性を高めていると思います。

 またA面の話になりますが、後半の方で上記写真の「MFSB / Love is the Message」をミックスし、期待感のある印象的なイントロをミックスするのですが・・・ドラムが始まるところで、写真右の「Dennis Lasalle / I'm So Hot」のイントロドラムロールにカットインするという・・・メチャクチャカッコいいミックスをしています!
 もー、これは、原曲を知った上で、普通に聞いてたら「そう来たか!」と膝を打ってしまうミックスで、Paulさんのセンスが発揮されてる・・・と同時に、ミックスのストーリー性に「パンチ」を与えており、大変よいミックスだと思いました・・・



 んなわけで、紹介しようと思えばもっと紹介出来るのですが、しつこくなってしまうので以上にします(^^;)

 個人的な印象だと、Paul作品の中では一番「MURO色(特にIce色が)」が強い作品ですが、見事にPaulさんの掘りの深さと技術、そしてセンスが開花した良作だと思います(^0^)
 作品自体も大変聞きやすく、鬼上げではないですが、何度でも聞き返したくなる作品で、特にMUROさんのIceやHotが好きな方なら絶対聞いた方がいい作品です!!
  
 テープは最近見かけないですが、CD再発もありますので、是非聞いてみてくださいね~♪



<Release Date>
Artists / Title : DJ Paul 「Connectin' Soul Style vol,05」  
Genre : Jazz,Soul,DanceClassics,Garage,House,HipHop,R&B・・・ 
Release : 2000年11月
Lebel : G.A.S Sound Production Css-005
Notice : CD再発あり



ps セールについて

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 12月に入り、我らのユニオンの年末セールが続き・・・散財の日々が続いておりますが、今日は渋谷と新宿でレアグルのセール! 
 レアグル系のセールは、自分が欲しいレコがそんなにはないので、勉強と見物程度で必ず参加していますが・・・今回は「新宿」がボムでした!!

 Jazzmanが再発し、海外オークションで5000ドルを超えたJohn Heatsmanが、緊急出品したそうで、値段がなんと「55万円」!!
 ユニオンの普通の値札に「550,000」と印刷され、手で普通に触れられる位置に展示されており、近くのレコ棚には800円ぐらいのレコードがあるのに・・・そんな金額のレコードが普通に置かれてる(中身はないけど)ことに、なんか笑ってしまいました(^^;)

 まあ、本気で「売る」つもりでその値段をつけたわけではないでしょうが・・・それを仕入ちゃった(海外ディーラーから買ったみたいです)ユニオンの「心ゆき」にビガップです!!
 ちなみに、私が行ったときは、Ryuhei氏も掘り掘りしてましたよ♪


 あと、セールとは話がずれますが、夏以降、ミックス作品のリリースが連打してるMUROさんのニューミックスがリリース・・・したのですが、ちょっと様相が異なります!
 写真右のヤツですが、ミックス作品としてのリリースではなく、MUROさん特製の「CDケース」としてリリースし、そのおまけに「ライブ録音のミックスCD」がついているそうで・・・扱ってる店も少なく(ユニオンだと入荷してない店もあり!)、プレス数も相当少ないみたいです。

 内容的にはライブ録音の45セット(in Businessからの録音)のようですが、MURO作品でライブ録音が殆どないので、かなり貴重かも・・・ですよ(^0^)
 実は、夏以降のMURO作品は、リリース量の多さから、そんなには買ってなく、買ってないのは中古でちょっと安くなってから買おうと思っていましたが・・・これは速攻でゲットです!
 年明けにも「渋い」のが出るみたいですが、MUROさん、ホント精力的ですね!!




 
DJ K-Boogie 「Return To Innosence」
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 クラブにも遊びに行ってますが、しっかりと作品もご紹介・・・というか、昨日書いてたんですけど、書ききれなかったので、結果として久しぶりの2連チャン更新ですね(^^;)

 かなりマイナーな作品ですが、なかなか良質なHipHopミックスのご紹介です~♪
 冬はこういうのが聞きたくなりますね・・・



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 DJ K-Boogieさんは、都内で活動をするHipHop系のDJで、トップライナー級ではないですが、色んなイベントでDJをこなす方です。
 正直、彼の詳細は分からないのですが、調べる限りだと、93年ごろよりDJを開始したベテランさんで、今でも元気にDJをプレイしており、分かりやすい意味で「東京のHipHop DJ」って感じの方かな~と思います。
 なお、マニアックな情報だと、Miss MondayのバックDJとかもしてたそうです・・・

 ミックス作品に関しては、ボチボチとリリースしており、彼が得意とする「90's HipHop」を中心にリリースがあり、私も全ては捕獲していないですが、結構市場では人気があるDJだと思います。
 特に90's HipHopにこだわったミックスCDシリーズ「TIME MACHINE」はボチボチ有名で、HipHop系レーベルのセンターラベルを拝借したジャケットこんな感じは見たことある方が多いのではないでしょうか?


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 んでは、作品の紹介に行きましょう~♪

 この作品は、2003年にリリースされた作品で、彼が得意とする「90's HipHop」の中で、いわゆる「冬」っぽい曲を中心に選曲・ミックスをしています。
 時期的には90年代中ごろ以降のHipHopが多く、それこそNASのファーストの雰囲気(=冬のストリート)を持った曲を多く選曲しており、ここ最近は非常に季節感があっている感じがします。

 それこそ、ジャケのネタ元である「The Roots / Proceed(作品には未収録・・・)」だったり、写真に上げた「Black Sheep / Without a Doubt」「ATCQ / Electric Relaxation」「Mic Geronimo / Shit's Real」など・・・暗い夜道を白い息を吐きながら、しっかりと装着したヘッドフォンで聴くのにはバッチリな選曲に仕上がっており、素敵ですね♪
 特にA面では、定番曲やあまり知られてない曲を上手く使用し、ミックスが進むにつれ、徐々に「温もり」や「内に秘めた熱さ」みたいのを感じる曲を選曲し、ミックスの展開(ストーリー作り)も大変良いと思います。
 
 この辺の楽曲って、私がHipHopを聞き始めた時に普通にリリースされ、レコ屋で新作として買ったものも多く(売ってしまったのも多いですが・・・)、非常に懐かしさもあったりします・・・

 個人的には、この辺の曲がリリースされてた高校生ぐらいの時(90年代中ごろ)は、下手っぴなミックステープを作り、犬の散歩のとき良く聞いていたのですが、冬の時期は今回の作品のような冬っぽい曲を多く選び、寒い冬の夜道を首を振りながら無駄に90分ぐらい散歩してました(^^;)
 大型犬(ラブラドール)だったので、散歩の時間が短いと犬に怒られる(ホントですよ!)こともあり、夜の散歩は毎夜が「戦い」ではありましたが、散歩しながらミックステープを聞いてると、集中して聴け、音楽の中に上手く入れるんですよ・・・
 特に、冬場の散歩では、まるで自分が「極寒のNYのストリートを歩いてるような感覚」もあり、今回の収録曲とかは「身をもって体感」した音楽なので、大好きです(^0^)


 ただ、B面の中盤からは、写真に上げた「LL Cool J / Around the way Girl」のようなR&BっぽいHipHopに選曲を変更しており、何かミックスのストーリーがあるのかもしれないですが、ちょっと違和感がある選曲だと感じました。
 A面と同様に「温もり」みたいのを求めたのかもしれないですが、A面で光らせた「冬の良さ」をつぶしてしまい、個人的にはミス選曲だと感じます。
 まあ、聴く人によって琴線が異なるので、難しいところですが・・・私自身は「冬のHipHop」で統一してしまった方が良かったかな?と思います・・・


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 んで、次はミックスの方を紹介します・・・

 K-Boogieさんに関しては、ある程度は2枚使い&スクラッチは出来ると思いますが、この作品ではそんなには披露されていません。
 また、ミックスもそんなには激しくなく、カットインとビートミックスを使い分け、シンプルに繋いでいきますが・・・この作品に関してはコレで良かったのかな~と思います。

 つまり、冬の淡々とした質感のある曲を、スクラッチ&2枚使いなどで過度に盛り上げるよりも、その曲の良い部分をそのままプレイした方が「冬っぽさ」を表現出来ると思うからです。
 K-Boogieさんが、そのままプレイした方が良いということに気づき、意識的にプレーしてるかどうかは分かりませんが、先ほど提示した選曲面での組み立て方(特にA面)の良さを光らせるため、シンプルなミックスに徹したのかな~と思います。

 ただ、シンプルだからと言って「ミックス技術がない」わけではありません!
 聞いてて、個人的には「センスがいいな~」と思うところが何箇所かあり、その中では、写真の2枚の繋ぎがカッコよかったです・・・

 言わずと知れたクラシック曲である、左の「Pharcyde / Runnin'」から、右の「Souls of Mischief / 93 'til Infinity」 への繋ぎなんですが、Runnin'の3バース目の出だし「♪It's Nineteen Ninty-nine・・・」とラップするところで、Ninty-Nineの「Nine」の部分を「Three」という声に差し替え、そのままSoulsのイントロにクイックミックスします・・・
 聞いてみないと分からないかもしれないですが、これはカッコいい繋ぎで、こういうのを思い付く辺りはセンスがイイですね!!
 ただ、Threeの声の差し替えは、オンタイムでは無理なので、後のせですかね・・・?



 そんなわけで、冬にお勧めな作品のご紹介でした~♪
 中古だと殆ど見かけないですが、CDも一応再発されてるし、機会があれば聞いてみてくださいね~



<Release Date>
Artists / Title : DJ K-Boogie 「Return To Innosence」 
Genre : 90's Hip hop 
Release : 2003年3月
Lebel : Blue Label Records No Number
Notice : CD再発アリ(2005/07)



Danny Krivit @Loop,Aoyama 2009/12/19
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 またまた、脈略がないですが、大好きなDannyのパーティーに行ってきたので報告です~♪
 少々、疲れ気味なのでサクッと行きます(^^;)


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 来日すれば必ず踊りに行ってるDannyですが、この前来た9月とBody&Soulの11月は仕事の都合で連続で欠席していたので、個人的には楽しみに当日を待っていました(^0^)
 場所はDannyが久しぶりに回すと思われる青山Loopで、今までなぜか行ったことがなかったクラブです。
 フロアーと音の良さ、そしてアットホームな雰囲気を割と耳にするクラブなので、DannyのDJがどうなるか楽しみにしながら行ってきました・・・
 特に今回のフライヤーが、アナログを前面に出してるので、クラシック率が高いのかな・・・と妄想もしてました(^^;)

 私は12時30分前につき、お金を払ってると・・・フロアーの方からは「Tei Towa / Love Connection」がかかり、いきなり「いいとこ突くな~」な選曲で期待が高まりました(^0^)

 いそいそと身支度&荷物をしまい、初めてのLoopに潜入・・・第一印象は「せっ、狭い・・・」でした(^^;)

 私がついたときは、人もそこまではいなかったので、バーで普通にビールも買え、移動も難しくなかったですが、これが混雑すると厳しいだろうな・・・と思いました。
 実際、2時3時を回ると、結構移動が厳しく、バーに並ぶのも混雑で、何度か水を買うのをあきらめたほどです・・・
 確かにアットホームな雰囲気はバッチリで、DJ Noriの名物イベント「Smooker」のような平日イベントだと気持ちよく開けそうですが、週末のイベントとなると結構過酷だな・・・ってのが第一印象でした。

 ただ、フロアーに関しては音も悪くなく、何よりも踊りやすい木板で、タバコも禁煙(朝方は吸ってる人がいたけど)なので、踊るのには最適ですね!
 フロアーに関しては、イエローのフロアーを1/3に縮尺した感じで、多少の狭さを感じましたが、悪くはないっすね・・・

 ちなみに、Dannyの当日のセットは、UreiのミキサーにAlphaのアイソ、CDJが3台、アナログが2台のようで、アナログはそんなにプレーせず、CDが中心だったっぽいです。

 また、ライティングは、よくDannyのパーティーで見かける兄ちゃんが担当しており、調べてみると・・・Dazzle Drumsというユニットの「Kei Suganoさん」という方だということが、先ほど判明しました(^^;)
 さすが、Dannyのパーティーによく来てるだけに、ライティングのタイミングがバッチリで、少ない照明を色々なアイデアで対応されてたのが印象的でした!
 そして、そのお兄ちゃんとDannyのパーティーで見かけることが多い、フロアーで華麗に踊ってる女性が、そのKeiさんの相方である「DJ Nagi」さんということも先ほど知りました(^^;)
 今まで、知らなくってすみません・・・話したことはないけど、私のことは分かってるみたいかな??

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 そんなこんなで、DannyのDJは進み、いつも通りのHouseでボルテージを上げながら、私もつられて踊り始め・・・2時ごろに一発目のクラシック投入!

 なんと「Prince / I Wanna Be Your Lover」ですよ!

 多分、ライブ盤だと思いますが、個人的に「そう来たか~」とヤラれ、歌い踊ってしまいました・・・だけど、まわりの客の反応はそんなに良くなく、サーっと引いてました・・・
 Dannyもちょっとピークに行こうかなと思ってプレイしたのかもしれないですが、あまり反応がよろしくないことに気づき、Houseに戻していました・・・

 昨夜のプレイに関しては、こういう変化をつけるミックスをするときに、観客がついてこなかったケースが多く、Dannyクラシックの一つである「Two Tons O' Fun / I Got The Feeling」をかけた時も、そんなには盛り上がらなかったっすね・・・
 私は、心の中で「来たー」とか思ったし、ちょうど昨日の日中に、ユニオンお茶の水でのDiscoセールで、上記/写真右のオリジナル12inch(Patrick CowleyのRemixが入ってる方は持ってたけど)が安価で買えたこともあり、何か運命みたいのを感じたのですが・・・歌ってる人が殆どいなかったです(^^;)

 つまり、朝方までは観客が一丸となるピークが一度もなく、Houseのビートで淡々と踊り続ける感じになり、Dannyも朝方まではHouseをプレイし続け、それはそれで良かったですが、ちょっと惜しかったですね・・・
 クラブでのプレーって、DJとお客さんの「駆け引き」がほんと重要なんだな~と思いました。

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 そんなこんなで、Houseの波が続き、気づいたら朝方になり、観客も帰り始め、フロアーは踊りやすくなり、分かってる客が残り始め、イイ雰囲気になり、そろそろかな・・・と思った6時ごろ、口火を切るクラシックが投入!

 これまたDannyクラシックな「Teena Marie / I Need Your Lovin'」です(^0^)

 分かった瞬間、フロアーの中心に進んでしまったぐらい嬉しかったです・・・Houseって「耐える」音楽とよく言いますが、待った甲斐がある時間になり、ちょっと弾けてしまいました(^^;)

 しかし、ちょうど6時になったので・・・店側が一度アンプを落とし、スピーカーを止めました・・・そりゃ~ねえだろ!
 店側の考えも分からなくありませんが、せっかくDannyが2時間ぐらいかけて作ったグルーブを止めちゃうのは「なし」だと思うけどな・・・

 まあ、一種の「社交辞令」みたいなものでもあるので、すぐ復旧し、DannyはプレイバックでTeena Marieをプレイし、私を含む大半の観客が「♪I Need Your Lovin' Baby~♪」と手を上げて歌い、その次には「Postive Force / We Got The Funk」をプレイし、こちらも一人合唱です(^0^)
 ちなみに、Teena Marieを歌ってるとき、隣の人と目があったら・・・Union渋谷の岡田氏で、ちょっと恥ずかしかったです(^^;)



 これ以降も、Danny節炸裂なDiscoミックス(曲が分からないのがまだいっぱいあります・・・)が続き、このまま踊ってればもっとボムが来るだろうな・・・とは思いましたが、Teenaの一件で緊張の糸が切れてしまい、私は6時30分で帰ることにしました・・・
 もうちょっと居ようかな?とも思いましたが、今日は相性が良くなかったんだろう・・・と言い聞かせ帰りました・・・

 なお、帰るとき、地上に上がる階段を上ってるとき、どこかでDJをして、ベロベロに酔っぱらってた「Goto Toshiyuki氏」とすれ違い、DannyとBack To Backか!とか思いましたが、どうなんでしょうね??



 ンなわけで、ダラダラと書きましたが、昨日はこんな感じでした~♪
 DannyのDJ自体は、流石のプレーで、Dannyもかなり「ノリノリ」なプレーで、時に体を揺らし、時に歌いながらプレーしており、総じてかなり良いプレーでしたが、私がついていけなかった・・・のが問題ですね(^^;)

 次回の報告は・・・年末のageHa好例のTimmyのパーティーかな?? こちらは行けたらですね・・・


DJ MURO 「Super Christmas Breaks」
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 ちょっと紹介するのには早いですが、訳があり、この時期の定番のご紹介・・・聴き直してみましたが、流石「King」の作品です(^0^)
 今回はさっくりとした紹介ですよ~♪



 いわずと知れたMUROさんの名作で、タイトルのとおり「クリスマス」モノを扱った至高の一本です。

 時期的には2001年12月にリリースされ、ちょうどSuperシリーズに力を入れていた時期なので、Funkの黒の次にでた作品になります。
 Superシリーズなので、現場でのDJプレイを反映させつつ、ある特定の「ジャンル」にこだわったシリーズなだけに、今回の作品では「クリスマス」にこだわり、結果としてハイレベルの作品に仕上がっています。

 クリスマスものって、昨年も下手っぴな文章で2本ほど紹介(DJ MasterKeyDJ Takemoto)しましたが、ミックス作品では結構リリースがあるジャンルだと思います。
 考えてみると、アメリカとかではクリスマスがしっかり根付いているので、ビックリするぐらいレコードが作られており、割と集めやすいジャンルなのかな~と思うし、時期限定ではありますが、ユーザーより需要があるジャンルだとも思うので、色んなDJが作ってる「ミックス作品の定番ネタ」だと思います。


 その限りにおいて、MUROさんの作品とあって、さすが「King of Diggin'」なハイアベレージな選曲がなされており、収録曲を調べれば調べるほど「MUROさん、スゲーよ!」と唸ってしまうほど、凄い作品に仕上がっています!!

 まず選曲に関しては、クリスマスもの定番のSoul、R&Bから始まり、HipHop、Reggae、Disco、Brazil、Jazz・・・と調べてみると色んなジャンルの曲を選曲しており、どれもドープな選曲でビビります・・・
 収録曲としては「ColdCut / ColdCut's Christmas Break」や、Salsoulのクリスマス盤など・・・ミックス業界では割と定番なクリスマスソングを入れつつも、あまり知られてないマイナーな曲や、検索しても引っかからない曲など、MUROさんの鬼掘りがジャンルを跨いで発揮されています。

 クリスマスモノって、季節を限定しないと使えないので、レコードを買ってる人でもなかなか意識的に買わないと思いますが、新旧問わず、そしてジャンルも問わずにここまで掘ってる姿を見ると、流石「King of Diggin'」としか言いようがないですね!!
 トラックリストを並べてもアルファベットの羅列でしかないのですが、インターネット時代の今であれば、収録曲を検索してその曲の詳細が分かり、内容が分かって初めて収録したことに対しての「凄さ」が分かったりすることがあります・・・
 私自身は、作品を紹介する際に必ず確認がてら収録曲を検索して調べることが多いのですが、この作品に関しては、検索をしながら聴いてると「そんなの掘ってるのかよ!」と驚きの連続で、レコードの苦楽を知ってる方ほどヤラれるセレクションだと思います(^0^)

 個人的に一番ビビったのが、Wayne Wonderの美声でカバーした「Last Christmas」が完敗でした・・・
 Wayne Wonderって、結構色んな曲をカバーしてる印象があり、MUROさんが好んでプレーしてた「One Love(After7のカバー)」も秀逸ですが、ラスクリもヤバい・・・ただ、検索しても引っかからない・・・完敗です(--;)
 

 次に「ミックス」の話をしましょう・・・

 肝心の作品作りに関しては、特にミックスの方向性はないようですが、ジャンルごとに上手くミックスをまとめつつ、異ジャンル繋ぎも楽勝でこなし、流石の手腕です。
 先ほど提示したジャンルが「クリスマス」の名の元に集まり、違和感なくミックスされ、全体的な「クリスマス感」も上手く強弱や変化をつけており、作品としての奥深さもあると感じます。
 ただ、それらの曲を探してくるのはハードなのに、作品としてミックスは簡潔にまとめ、かなり聴きやすい内容にまとめており、選曲性の深さが分からない方でも楽しめる内容に仕上がっていると思います(^0^)

 また、MUROさんらしい「小ネタ」も隠されており、個人的には「旬なネタ曲」を織り交ぜている点には「にやっ」とさせられました。
 リリースされた2001年前後のヒット曲のネタ曲が「サラッ」とクリスマスソングとしてミックスされており、Jay-Z / Song Cryネタの「Bobby Glenn / Sounds Like A Love Song」や、Common / The Lightネタの「Bobby Caldwell / Open Your Eyes」などがチョイスされ・・・ナイスな小ネタですね(^0^)

 特にBobby Caldwellのミックスはカッコよく、トラックリストには明記してないですが、あの「Unwrapped」な某インストネタ曲に、原曲のアカペライントロをイイ感じにブレンドし、原曲のドラムが始まる直前でブレンドをアカペラのみにし、一気に感動的な本編に流れる・・・みたいなナイスなミックスをしてて、カッコいいですね!!
 久しぶりに聞き返し、この「ギミック」に気づいたときは、MUROさんに一歩近づけたみたいで、恥ずかしながら小躍りしちゃいました(^^;)



 んなわけで、手持ちのレコもないことから、男らしく写真なしで書きましたが、この作品をクリスマス前に紹介したかった理由があります・・・

 実は、MUROさんのサイトKing incで、この作品がクリスマスキャンペーンとやらで無料ダウンロードが出来るからです!!

 今まで、ミックス作品の紹介をしても、もろもろの理由でその作品自体の「音」を門外不出にしており・・・説明するのも難しいし、読んでいる方にも分かりづらいかな~と思っていました・・・
 この考えに関しては、今後も変更することはないのですが、Kingからの粋な計らいで音源が聴けるのであれば、紹介しないわけにはいかないし、せっかくのイイ機会なので、前倒しをして紹介をした次第です・・・

 実際には、MUROさんのサイトに会員登録が必要になりますが、12月25日までの限定で、かつトラックリストもついていますので、興味のある方は是非ダウンロードして聞いてみてくださいね♪
 なお、直リンするとアレなので、そのページはモロ書きしませんのでMUROさんのサイトを探してみてください・・・・



 久しぶりに文章だけで書きましたが、なんとか書けましたね(^^;)
 
 是非、MUROさんのミックスを聞きながら、私の駄文を参考にして、Kingの世界観を堪能していただければ・・・幸いです(^0^)
 私は、今年もクリスマスとは無縁になりそうですが、当日はこのミックスを肴に、ほろ酔い気分で街をぶらつこうかな~と思います(^^;) 

 では、早いですが「メリ~、クリスマス!!」(^0^)




<Release Date>
Artists / Title : DJ MURO 「Super Christmas Breaks」 
Genre : Soul、R&B、HipHop、Reggae、Disco、Brazil、Jazz・・・  
Release : 2001年12月
Lebel : KODP/Savage No Number

Notice : トラックリストについて
 この作品は他のSuperシリーズとは違い、トラックリストがあります・・・なんでなのかな??
 あと、書くところがないので、ここで書きますが、この作品はCD化はされてないのですが、そんなに市場では人気がなく、中古だと結構安いです・・・ある意味、シリーズの中では一番マニアックですからね(^^;)



Daniele Baldelli 「Baia Degli Angeli 1977-1978 vol.02」
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 中古屋に通ってる方であれば、上の写真の作品は、不格好な大きさからCDコーナーで異彩を放ち、作品の内容は知らないけど見たことはある・・・って方は多いかと思います。
 時として、CDコーナーの棚に入らないことから爆安になることもある有りますが・・・深く追求するほどヤバい作品ですよ!!

 そんなわけで、イタリアの「Larry Levan」ことバルデリ大先生の名作のご紹介です~♪


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 Daniele Baldelli(ダニエル・バルデリ)さんは、イタリアで活動をするDJで、DJキャリア40年(!)という超ベテランDJで、現在も精力的にDJをしています。
 イタリア国内でのDJが多く、海外では殆どDJをしないので、メジャーネームではありませんが、近年の「Italo House」ブームだったり、彼が牽引していた「Cosmic」スタイルが再評価されるなど・・・オルタナティブなHouseの流れで評価され、その流れの中で、ある種の「アイコン」として突然「名前が急浮上したDJ」と認識されていると思います。
 ちょうど、時期としては2~3年前からで、今回紹介する「Baia Degli Angeli」シリーズや、「Cosmic」シリーズが同時期にリリースしたことから、彼自身の再評価が進み、その流れの中で私も知り、すっかり「虜」になってしまった御大です(^0^)

 Italoだったり、Cosmicに関しては、別の機会に紹介しますが、独特の「ドロドロ」した質感で、近年の「Disco Dub」の流れと上手く噛み合い、面白い流れだな~と思います。
 私自身はあんまり深追いしてないので、詳細は語れませんが、今回紹介をするバルデリ先生も大いに影響を及ぼしており、足がかりとしてこの作品を紹介するのは悪くないかな~と思い、今回の紹介に繋がりました(^0^)

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 私自身は、このCDがリリースされた頃は、バルデリ先生の名前を知らず、後ほど紹介しますが、変な形のCDだな~と思った程度で、スルーをしていました・・・
 しかし、WaxPoeticsに特集されてたことや(US版では#12/2005Spring)、まわりでの再評価を受け、たまたま爆安でこれらのCDが売ってたので、興味本位で買ってみたら・・・見事な世界観にヤラれてしまいました!!
 最近だと、日本版のWaxPoetics(#3)でも翻訳され、DiscoやHosueが好きな方から注目されている感もありますが・・・評価が今までされなかったのが不思議なぐらいヤバいお方です(^0^)

 特に、彼のDJが全盛期(?)であった70年代末から80年代中期にかけての動きが素晴らしく、ニューヨークでLarry Levanが独自のテイストで幅広い音楽をプレイし、観客たちをノックアウトしてたように、イタリアというニューヨークとは全く関係のない場所で、Larry同様に独自のテイストを生みだし、幅広い音楽をプレイしていた点は・・・評価されるべきだと思います。
 独自のテイストの話になると、その内紹介する「Cosmic」の方が明確で、ダウンビートのアフロスタイルを核に・・・45rpmの曲を33rpmでプレイ(その逆もあり!)するなど、自由な発想で彼なりの「宇宙感」を創出し、Larry以上の変態さを出していたそうです!!
 また、選び抜かれた曲もルールがなく、マイナーなNewWaveや、変なRockなど、他のDJ達が無視していた音楽を独自に掘り起こしていたそうで、DJの方向性として「自分の音楽性」を売りにしていた点は、Discoの黎明期において、ホント重要な行為だと思います(^0^)

 なお、イタリアっていうと、あんまりクラブ系の音楽が盛んじゃないイメージがあったりしますが、意外と重要な国なのかな~と思ったりします。
 それこそ、今回のバルデリだったり、Italo Houseの独自発展だったり、その延長線にあたる「Hi-NRG」「EuroBeat」が発展したり・・・音楽に関しては独自進化をしており、特に日本においては80年代以降、Hi-NRG~EuroBeatの流れが一般のポップスに影響を及ぼしており、イタリア音楽の恩恵を受けてると思います。
 また、クラブに特化した話だと、60年代末ぐらいから勃興したNYの初期DISCOにおいては、イタリア系アメリカ人の活躍が重要で、Larryより前の70年代のDISCOの有名DJの殆どがイタリア系(Nicky Sianoとか)だった点など・・・見落としてはいけない点も多いですね(^0^)



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 んでは、作品の紹介に進んでいきます・・・

 この作品は、バルデリ先生が77年から78年にかけてプレーしていた「Baia Degli Angeli」というクラブのオマージュ企画のような作品です。

 このクラブは、イタリアの高級リゾート地である「Gabicce Mare」という所の、アドリア海に面した崖の上に作られた高級志向なクラブだったそうで・・・日本だと「葉山」辺りに「新木場ageHa」があるような感じですかね??
 詳細は良く分からないのですが、そのクラブのオーナーがNYに行った際、様々なクラブを見て、同じような華やかな世界を作るべくして作ったクラブだそうで、オープンした70年代中期にはNYから無名ながら腕のあるDJを雇っていたそうです。

 ただ、重要なのは、もともと他のクラブでDJをしていたバルデリが、このNYからのDJからイタリアでは聞けなかった様々なジャンルの曲や、ミキシング技術などを習得した点で、NYのディスコの影響が、間接的ながらイタリアに影響を及ぼした点は大変興味を引きます!
 バルデリ自身は、このクラブでは約1年間プレイしてたそうですが、このクラブを足がかりに彼の代名詞である「Cosmic」に発展し、ボーダーレスな選曲で、自由な発想のミックスをするようになり・・・このBaia時代があってこそ現在のバルデリがあると言っても過言ではないと思います。

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 そんなわけで、この作品は・・・その素晴らしいBaia時代の世界観を表現するべく作られたシリーズで、かなり資料的な価値が強い作品になります。

 上記写真左の3作品の中で、一番右の第一弾(白色)に引き続き、今回紹介する銀色(真ん中)第2段に当り、その間にもバルデリの代名詞である「Cosmic」に関しての作品(写真左の黒の作品)がリリースされています。
 どの作品も、絵本のような厚紙のカバーになっており、中にはミックスCDと、その当時のクラブの写真は、詳細の情報が書かれており(英語とイタリア語)、当事者が語るだけあって、かなり細かい部分まで書かれていると思います。
 私も拙い英語力で読み、全ては理解できませんでしたが、かなり面白いことが多く書いており、イタリアにおける「謎の時代」の解明に役立ったのでは・・・と思います。

 んで、肝心のミックスCDは・・・どの作品も素晴らしく、語るべき点が多いのですが、個人的には今回紹介するBaiaの第2段がお気に入りです!!
 ミックス自体は当時の録音ではなく、リリースするにあたって作られたミックスのようですが、ミックス自体の内容・選曲とも最高で、更に歴史的な価値から選曲面を考えると「バルデリ先生、スゲーよ!」と痛感してしまう一作に仕上がっています(^0^)

 今回は以上に長い前ふりでしたが、やっと作品の紹介です~♪



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 Vol.1ではCosmicの原型に近いアフロテイストの曲が多いですが、この第2段では、いわゆる「Garage」っぽい曲を幅の広く選曲しています。

 選曲に関しては、おそらくバルデリが77年から78年にBaiaでプレイしていた曲を使用しているようで、調べてみるとその時期ぐらいにリリースされた曲が多いです。
 ただ・・・驚愕すべきは、77年ぐらいの時点で「そんなに深い選曲が出来るの??」ってぐらい、マニアックな選曲をしており、バルデリ先生の手腕の高さが伺えます!!

 それこそ、一曲目では「Savannah Band / Cherchez La Femme」からゆっくりとスタートし、ブレイククラシックである「Gaz / Sing Sing」などで徐々にテンションを上げて行き、中盤のピークタイムでは、近年のPatrick Adamsブームで注目を浴びたP&P系レーベルの作品「Cloud One / Happy Music」をプレイしています・・・
 ピーク以降は、テンションを維持しつつも、徐々にロックテイストの曲に変更し、ラストでは、これまたGarageクラシックな「Ripple / The Beat Goes On And On」で締めています・・・

 私が持っているレコ(写真を貼ったレコ)を中心に紹介しましたが、選曲面に関しては「ドープ」の一言で、イタリアにいて、よくそんな曲を入手出来たな・・・と痛感させられます。
 私が持ってるものでも、Cloud Oneなんかは今でも割とレアだし、殆どNYローカルでしか流通しなかった・・・と聞いていたので、バルデリがチョイスしてることを知り、結構ビックリしました!
 インタビューでも、イタリアでレコード(輸入盤)を買うのは結構大変だったと言っており、そういった「状況下」でここまで趣向性の高い選曲をしていた点はバルデリの手腕の高さを表していると思います。

 なお、収録曲に関しては、大人の分析をすると、権利クリアーのオフィシャルものにつき、収録曲が権利をとれたレーベル/プロデューサーに集中され、WestEndやSalsoul、Patrick Adams関係、Cerrone関係なんかが多いですが、かなりハイアベレージな選曲をしてますよ♪
 どのくらいハイアベレージかというと・・・検索すると頼れるDisco系サイト「DISCO 45・・・7インチ・シングル 発掘の旅」に当る確率がメチャクチャ高かったです!! yukiさん、凄いな~(^0^)


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 んで、今度はミックスの話をしましょう・・・

 ミックスに関しては、Houseっぽいビートミックスを主軸にミックスしており、一聞して分かるのは「ロングミックス」がメチャクチャ上手いです!!

 どの曲も的確で絶妙な混ざり具合のミックスをし、しっかりと曲のグルーブを持続させており、実際の技術的な部分においてもBPMがズレることなく綺麗にミックスしており、羨ましくなる位の腕があると思います。
 よく、繋ぎが上手い表現として「まるで一曲のように繋げるミックス」なんて言いますが、まさにその「好例」で、技術的な所を深く聞いてて何度も唸りましたし、逆に流し聞きしてると、切れ目が感じられないので気持ちよく聞けたり・・・素晴らしいです(^0^)

 特に、ミックスをする「タイミング」に関しては、ホント絶妙な位置でミックスしており、何度も聴いてると「この曲はこの繋ぎじゃないとダメ!」って決まってしまうぐらいの上手さがあり、DJのキャリアとセンスがあって初めて出来る「技」なんだと思います!!
 また、BPMを合わせる行為も、この頃の曲ってドラマーがビートをたたいてるので、BPMのズレがあって当然なのに、楽勝でクリアーしてる点も見逃せないですね・・・きっと曲を知りつくした上でプレイしてるからでしょう・・・こちらも経験が裏打ちされた「技」だと思います!!


 そして、もう一つ指摘したいのは「ミックスの物語作り」も上手いことです。

 序盤ではゆっくりな展開でスタートし、徐々にテンションを上げていき、中盤ぐらいでピークにもっていき、そのままテンションを維持しつつ方向性を代え、最後に大ラスをつくる・・・みたいな定番な展開ではありますが、なかなか作れないミックスだと思いました。
 それこそ曲を積み重ねてミックスの世界観を作り上げてる方法論で、先ほど紹介した「渋い選曲」を駆使しつつ、しっかりとバルデリ自身のテイストを入れながらミックスしており・・・バルデリ先生にしか出来ない世界観に仕上がっていると思います!!

 この文章を書くに当って集中的に聞いていますが、聞けば聞くほど惚れこんでしまう「物語」で・・・帰宅時にヘッドフォンで聞いてる限りであれば、その物語を最後まで聞く為に遠回りをしちゃうような・・・・素晴らしさがあると思います(^0^)

 なお、この物語の点は、他の作品だとそうでもなく、ミックスにストーリー性がなかったりしますが、この作品だけは明確なストーリーを作ったのかな~とも思います?


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 ミックスも上手いし、物語の作り方も上手いし、そして先ほど紹介をした選曲も凄いし・・・バルデリが「イタリアのLarry Levan」と言われているのが、この作品を聞いて理解できたような気がします。

 世間一般では、Larryのような「ボーダーレスで一筋縄にいかない選曲」や「自由なミックス」を指して「イタリアのLarry Levan」と評価していますが、私が感じる限りだと、その点も無論なのですが、ミックスの独自性や物語の作り方なんかも似ているな・・・と思います。
 特にこの作品に関しては、写真に上げた「Live at Paradise Garage」とストーリの進め方が似ていたり、曲のグルーブの進め方が似ており、作品レベルでの内容としても類似点があると思います。
 また、他の作品だと、独自の方向性(選曲とかミックスの仕方とか)の点が似てるかな~と思います。

 ただ、認識しないといけない点は、バルデリがLarryを真似たのではなく、同時期に全く違う場所で殆ど影響がない状態でDJしてて、結果として「スタイルが似た」ということで・・・この偶然はホント面白いですね!!
 NYとイタリアの片田舎という接点がない状態で、お互いが「音楽」を独自の感性でプレイし、同じようなことをしてたってことは・・・なんか運命みたいなものを感じさせ、音楽って奥深いな~と思わせますね(^0^)

 なお、Larryの作品「Live at Paradise Garage」は2000年のリリースで、当時の背景をひも解いた素晴らしいブックレット付きの作品で、Larryの再評価に繋がった作品として有名ですが、バルデリの作品群も豪華なブックレットが付いていることから作品の大枠も似ています(^^;)
 まあ、バルデリの方が後にリリースしてるので、変な話、Larryの作品の方向性(ブックレットを入れて過去を振り返る・・・みたいな)は真似た可能性はあるかもしれないですが、装丁に関しては、芸術の国「イタリア」だけに気合を入れたんでしょうかね??



 ンなわけで、毎度のごとく長い説明になりましたが、お勧めの作品のご紹介でした~
 バルデリ作品の中では聞きやすく、Garageが好きな方ならお勧めなので、探してみて聞いてみてくださいね♪



<Release Date>
Artists / Title : Daniele Baldelli 「Baia Degli Angeli 1977-1978 vol.02」 
Genre : DanceClassics、Garage、Rock、NewWave・・・
Release : 2007年8月
Lebel : Mediane Srl(Italy) AMK 5013


<追記> 収録レコード追加 2010年1月11日

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 年末年始のセールで出会えたレコードの中で、この作品に収録されてる曲を追加として貼っておきます・・・掘ると分かりますが、いや~深堀です(^0^)
 左の「Inner City Express / Shu' Dig Dancin'」はUKオンリーな作品だし、右の「Bumblebee Unlimited / Everybody Dance」ならPatrick Adamsモノの中ではあんまり出ない作品だし・・・当時っからこれらをプレーしてたんであれば、本文でも指摘しましたが、相当センスがイイ証拠でしょ!!
 ちなみに、左は爆安で購入し、右はボチボチ高値で・・・いい買い物でしたが、傍から見れば散財です(^^;)





ps 10月初めにコメントをくれた「iuさん」へ・・・
 今日、渋谷のYellowPopに行ったら、問い合わせをしてくれた「That's the WayのNYミックス」のレコード(私の手持ちとは別Verのやつ・ジャケなしだった)が、2200円で売ってましたよ~♪
 もし、行ける距離で有れば、お店に行って、ダンクラ12inchの棚(お店に入って、右側の7inchコーナーのレジよりのところ)を掘ってみてね・・・行けない距離&既に無くなってたらすみません(^^;)

 それにしても、今年のYellowPopのセールは出品量が少なく、ちょっとつまらなかったっすね・・・逆に好例のセール記念のヤフオク出品の方が盛り上がってて、そのうち消えちゃうかもしれないけど「こんな」とか「こんな」みたいな激熱な値段になったのもありました・・・ユーロのコレクターさんも気合が入ってるな~♪


DJ田松 「常」
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 え~、ここ最近、欲しかったレコードが買え、やっとミックス作品が紹介できるケースが多く、散財の日々を繰り返しております・・・
 んで、今回のがまさに「それ」で、Hacが買えたので、紹介が出来た感じっす(^^;)


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 DJの田松さんは・・・殆ど詳細が分からない方ですが、都内で活動をする若手DJで、HipHopを中心にプレイをしてるようです・・・
 検索しても販売サイトで紹介されている「ミックス作品」ばっかりに行きあたり、彼の詳細は、ホント分かりません(^^;)
 なんとかお姿の写真(写真左)は発見出来たので、お借りしましたが・・・これほどまでネット上に情報がないDJも珍しいですね!!

 ただ、彼に関しては、リリースしたミックス作品がどれも市場的にも好評価で、私も全部は持っていませんが、優れたミックス作品を作れるDJだと思っています(^0^)
 ミックス作品のリリース量は少ない(自身の作品が3枚、ノベルティーが1枚、あとイベント配布用がちらほら・・・)ですが、今後に期待が出来るDJだと思っています。


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 では、早速作品のご紹介です~

 いわゆる「Jazzy Hip Hop」な選曲で、メローな曲を多く選曲していますが、田松さんらしい選曲が発揮された一枚だと思います。
 

 まず、指摘すべき点は「国産の楽曲」を多く使用し、その中で彼なりの「Jazzy Hip Hop」を表現している点は大変面白いです。

 それこそ、Nujabesがらみで人気な「Singo2/Love(Sick)」のオリジナルRemix(これはイイですね!)が収録されていることから、この作品が話題に上がることが多いですが、その他の国産物もいい味を出しています!!
 インスト曲とかが多いので、トラックリストを見ないと気づかない場合もありますが、写真に上げた「Hac / Special Treasure」(写真左上)であれば、しっかりと流れの中で上手く選曲しており、その次の選曲ではHacの同ネタを使用した「Shiski / A Night of Savanna」(写真右上・GamesEPに収録)を続けて選曲したりしてて・・・聞いてて「ニヤッ」としてしまうマニアックさもあって大変イイですね(^0^)

 国産モノに関しては、それこそGrooveman Spot(写真左下)のような新進気鋭のクリエイターが作り上げた作品が多く、KazahayaやOlive Oilなど、今でもちょっとレアな作品が多い印象があります。
 私自身は、今も当時もそんなには興味がないですが、リリース時に話題だったので買ってたりしていましたが・・・改めて聞いてみるといい作品が多いですね(^0^)
 田松さん自身も、きっと「いちファン」として知った作品だったり、DJとして活動する中で、仲間や先輩達が作った作品だったり・・・その作品が「好きだから」選曲した趣きがあり、国産モノにありがちな「飛び道具」的な使い方をせず、しっかりとグルーブ作りをするための選曲には大変好感が持て、彼の「選曲の手腕の高さ」と「音楽が好きだ!」みたいなストレートな気持ちが伺えましたよ!!

 なお、国産モノには終始はせず、しっかりと洋物(?)も選曲しており、Props Over Here使いで有名な「Southside Break Crew / Time To Rock The Party」(写真右下)のようなJazzy Hip Hopクラシックや、Peterockなどの源流などもしっかりと選曲しています♪

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 ただ、国産モノを多く使用する中で、しっかりとミックスの「流れ」を作っており、この点も評価しないといけません。

 前半は、割と直球なJazzy Hip Hopを多く選曲し、メローな流れで場を温めつつも、後半に向かうにつれ、段々とテンションを上げていき、Youさんのファラオ使いで有名なOver the Borderでガツっと盛り上げたり・・・流れをしっかりと意識した作りをしています・・・
 特に、後半のピークタイム的な所では、「Kemuri Production / Electrical Parade」や、Halfbyの作品のような・・・HipHopの枠を超えたOrgan的(小西さん的な)パーティーチューンも選曲しており、選曲の仕方が上手いな~と思いました(^0^)
 普通にHipHopな流れでのミックスになっていますが、突然「横山剣」さんの声が聞こえたりし・・・DJとしての「選曲の妙」を出しつつも、田松さんらしさを失っていない辺りは素晴らしいです!!

 また、ピークタイムを作った後は、イイ感じにメローな方向にもっていくんですが、Youさんの名曲「Back City Blues」や、Kickの「タカオニ」など、酔った勢いで聞いてると、少年時代のことを思い出し、思わず「ホロっ」としてしまう・・・心に訴えかける方向にもっていき、イイ感じで終わるのも憎いですね!!
 個人的には、Youさんの曲は、自分の少年時代に本当に影響を受けたり(ナイトフライト世代ですから!)、テクニカルではないけど味のあるラップが心に突き刺さり・・・聞いてて田松さんも好きなんだろうな~と感じましたよ(^0^)

 最後に、テクニック的な話をすると、メチャクチャDJが上手いわけではないですが、グルーブをしっかりと維持するミックスは素敵です♪
 繋ぎに関しては、カットインとロングミックスを使い分け、丁寧なんだけど効果的にミックスしており、田松さんの「選曲」を光らせていると思います。
 


 販売サイトなどの紹介では「Jazzy Hip Hopな作品」としか書かれていなかったりしますが、しっかりと田松さんの個性が光った作品だと思います。
 もちろん、一般的な「Jazzy」な作風ではあるのですが、しっかりと「ミックス作品」として起承転結を作っており・・・トータルバランスが素晴らしい出来になっています!!
 特に、後半からの盛り上げから、一気に「心にしみる」方向性に持って行く辺りは秀逸で、意識的に聞かないと理解は出来ない場合もありますが、個人的には前半以上に後半が素晴らしい出来になっており、30代間際には絶対お勧めな作品です!!

 流通量(=プレス量)が少ないので、出会う機会が少ない作品ではありますが、興味があれば是非掘ってみてくださいね~♪




<Release Date>
Artists / Title : DJ田松 「常」 
Genre : Jazzy Hip Hop、Japanese Hip Hop・・・
Release : 2006年10月(?)
Lebel : ??? TNR-001
Notice : CD-R作品なので、プレス数は少ないと思います?



ps 昨日は沢山の方にご来店いただいたみたい・・・どなたかがご紹介してくれたのかな? 有りがたい限りです(^0^)


Maki the Magic 「Misfits」
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 紹介したい作品は、まだまだいっぱいあるのですが、聴きこむ時間が少なく、ついさぼってしまいます・・・そんな「困った時」はMakiさんの作品を・・・
 ただ、困りました・・・聴いてみたら主眼点が読めないっす(^^;)


 Mixtape時代から定期的なリリースを続けるMakiさんの作品で、おそらく、2000年以降に出た作品です。
 いわゆる、90年代以降のR&Bを中心にミックスをしていますが、どちらかというとマニアックなタイトルが多く、ミックスの主眼点が読めない一作になっています。
 ただ、聴きこんだり、調べてたりすると・・・この作品の「面白さ」が分かったり・・・分からなかったりします(^^;)


 実際にはR&Bの範疇の曲で、ミッドテンポ~スローテンポの曲を選曲しており、Makiさんらしいザックリとした質感で選曲していますが、結構マニアックな曲が多くチョイスしているな~と思います。
 今回の作品は、レコを持ってる曲が一曲もなく、説明に説得力がないのですが、アルバムオンリーの曲(Zhane / Changesなど)や、有名アーティストの90年代にひっそりとリリースされた良曲(Teddy Pendergrass / Believe In Loveとか)、そしてマイナーなアーティストの曲など・・・検索のしがいがある曲が多かったです(^^;)

 また、そういったマニアックな曲の合間に、サラッとDes'ree / Lifeのような有名曲を入れてくるセンスも素敵です!
 今回聴き直して、Jamiroquai / Blow Your Mindもサラッと入れてる辺りがグッときました・・・Jamiroquaiは中学生の時、背伸びして聴いてましたよ(^^;)

 選曲的には、他のMakiさんの作品と同様に、インパクトのある選曲はないですが、収録されている曲がつい欲しくなってしまう・・・手腕は流石っすね!!


 ただ、この作品に関しては、作品の「主眼点」が全く分からないです!

 割とスローな選曲をしており、ミックスの個所によっては関連曲をつなげたりしてるようですが・・・いまいち「ミックスの方向性」が分からず、Maki作品特有のラフな作りが、更に際立ってるのが残念です・・・
 それこそ、この作品のタイトル「Misfits(=不適合?)」が示すように・・・アンバランスな感じにも聞こえ・・・適当に作ったのかな~とも感じ取れました・・・Makiさん、すみません・・・(^^;)
 


 ビックリするぐらい、短くまとめましたが、この作品に関しては、マニア以外は聴かなくてもいいかな~と思う作品でした(^^;)
 まあ、あんまり市場でも出ないので、当時もそんなには売れなかったのかな・・・
 ただ、分かる方には分かる「選曲」のレベルの高さは発揮されてると思いますよ♪



<Release Date>
Artists / Title : Maki the Magic 「Misfits」
Genre : R&B
Release : 2002年11月
Lebel : Groove Serchers No Number



ps 突然、FC2のデザインがマイナーチェンジになったみたいで書きづらいっす・・・そして、テンプレートのデザインも強制的に変わったみたい・・・めんどくさいな~(^^;)


<編集情報> 2010年3月3日
リリース日が分かったので、追記しました。