HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Kid Capri 「Old School Vol.1」
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 最近、この書き出しが多いのですが・・・遂に、コレを紹介!!
 このブログを始めた時から絶対に紹介しないといけないと考えていて、この作品の魅力をちゃんと紹介できるかが不安で、ず~と温存してました(^^;)


 ミックステープの父こと「Kid Capri」の初期作で、Dance ClassicsやSoul、R&BやReggaeなど、いわゆる歌モノを中心にミックスした作品で・・・これに影響を受けた方は日本のみならず、世界各国にいると思います!!
 個人的にもかなり影響を受けた作品で、ミックステープ界においても超重要作品であり・・・コレを聞かずして、ミックステープを語れない・・・そんな作品であります!!

 ちゃんと書けるか不安ですが、書いてみたいと思います・・・文体もカプリにならって「怒鳴り」気味の気合100%で行きますが、必要以上に長い紹介になりますよ!!!



(1)Kid Capriについて

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 まず、カプリは初めて紹介するDJなので、ザクっと紹介しましょう・・・知ってる方でも結構ビックリしますよ。

 カプリはNY/Bronx出身のDJで、1970年生まれ(67年説もあり)のHipHop系DJ/Artistです・・・なんとMUROさんとほぼ同い年(40歳)で、もっと年上の人かと思ったら意外と若かったんですね!!
 んで、もっと凄いのがDJデビューで・・・8歳で人前でプレイし始め、10歳ぐらいでプロDJとしてプレイをし始めたようで、HipHopという呼び名がなかった時代(1970年代)から活動をしてた超ベテランです!
 実際に注目を集めるようになったのは80年代後半ぐらいからで、クラブ/ラジオなどでのDJプレイと、今回紹介するミックステープが評判になって有名になったお方で・・・とにかく「現場」をベースにのし上がってきたお方です!!

 DJに関しては「現場至上主義」のごとく鬼パーティーロッカーとして有名で、NYをベースにしつつ、アメリカ全土でのクラブプレイや、ラジオでのプレイ、また海外にも遠征をすることも多く、昨年は久しぶりに日本に来てましたね・・・行けば良かった(^^;)

 また、最近はあまりやっていないですが「Artist業」もしており、写真右のような作品(The Tape/1991)もリリースしており、特徴的な声と言葉回しが印象的なラップを披露しています・・・自身の曲以外にも「Big L / Put it on」とかで客演(サビで怒鳴ってるやつね)してるので、声を聞けば「おおっ、この人か!」と分かるかもしれないです。
 ちなみに、左の「The Tape」は、どうせ紹介するのなら「テープ版」で紹介したいと思い、CDとかLPの方が簡単に買えるのが分かってる上で、メチャクチャ探して数ヶ月前にやっと購入できました・・・これも「カプリ愛」がなせる業です(^^;)

 ザックリとした説明はこんな感じで、もっと細かい小ネタは最後の方にまとめておきますが・・・ホント影響を受けた方は多いと思います!!

 特に「熱いDJプレイ」と「マイク」、そして「間違えない選曲」がポイントで・・・カプリのプレイを通して、これが「正しいHipHop」ということを知り、日本だとDJ MasterKeyをはじめ、様々なDJが影響を受けています。
 DJのことに関しては、今回のテープ紹介などを通してご紹介をしますが、ホント重要なDJで、もっと尊敬されるべきDJだと思います!!


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 また、カプリにおいては、その「影響」の伝播において重要だったのが「ミックステープ」という存在で、この点があるからカプリが「ミックステープの父」と言われています!!
 
 HipHopにおいて、カセットテープというフォーマットは、HipHopのレコードが出る前(1979年)からパーティーの現場録音テープがよく出回っており、80年代に入っても人気DJのオリジナルミックスや、ラジオ録音ものなど・・・多数のテープが出回り、HipHopにおいては割とポピュラーな存在だったと思います。
 ただ、どのテープもそのテープが発信された地元のみでの流通で、かつアンダーグラウンドなものだったので普通のレコード屋さんでは買えず、文化としてはかなり限られた地域(=人々)でのモノでした。

 しかし、カプリにおいては、今回紹介する作品などが人気を博し、最初はNYローカルだったテープが、口コミなどでコピーがアメリカ全土に広がり、更に世界に広がった・・・ということがあり、ミックステープという存在は広めたDJだと考えられます。
 特に、この限りにおいて重要なのは、作品において「コンセプト」がしっかりと立っており、ミックステープという存在が「DJの個性」を表現するフォーマットだ・・・という点がポイントで、カプリにおいては、カプリにしか出来ない「超個性的なDJ」が人気の理由で、それがあって広まったのかな・・・と思います。

 つまり、私がこのブログで表現をしている「DJミックスの面白さ」を的確に表現することが出来る「ミックステープ/ミックスCD」というフォーマットを、結果的に初めて作りだし、その存在を全世界に広めたのがカプリになり・・・これが「ミックステープの父」として言われる所以になります。

 
 テープとしては写真左に有名作を並べましたが、今回紹介する「Old Schoolシリーズ」とか、オリジナルのブレイクビーツのみでミックスをした「52 Beats」など、そんなには作品数はありません・・・

 ただ、どの作品も「超個性的」で、HipHopの曲がかかってないのにHipHopとして成立させちゃう・・・あたりが魅力で、その魅力に気付いた人は擦り切れるぐらい聞いたと思いますし、DJの勉強にもなったって方も多いかと思います。
 また、選曲に関しては、当時としては誰もプレイしなかった曲で、カプリがパワープレイしたことで有名になった曲も多く、写真右のような今となっては有名曲は、そのどれもが「カプリ発」であることも重要ですかね・・・

 あと、カプリが凄いのは・・・結局このテープをリリースしたのは20歳ぐらいの時のようで、20歳でこんな内容のテープが作れることは・・・奇跡だと思います!!


 話が長くなるのもアレなので、そろそろ作品の紹介をします!!
 



(2)作品の紹介

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 この作品は、恐らく1990年前後にリリースされた作品のようで、ダンクラやソウルなどの「定番歌モノ」をカプリ流にミックスした作品になります。
 分からない方もいるかもしれないので、指摘しておくと、タイトルに「Old School」と書いてありますが、SugarHillのようなOld Schoolな「ラップ」は一切入ってなく、意味合い的には「懐メロ」的な意味で「Old School」とタイトルをつけているのかな・・・と思います。

 内容的には、今となってはド定番な「Keni Burke / Risin' To The Top」のようなミッドテンポの曲や、これまたド定番な「Zapp / Computer Love」のようなスローテンポの曲を駆使し、選曲的には日曜の昼下がりに合いそうなチルミックスになっています。
 また、旧譜だけでは終わらず、「Guy / Teddy's Jam」「Take 6 / Spread Love」のような当時としては新曲の部類のR&Bをプレイしたり、Marvin Gayeのようなべたべたなソウルをプレイしたり、ダンスホールのReggaeをプレイしたり・・・結構幅の広い選曲をしており、選曲において奥行きのあるミックスになっています。
 まあ、予備知識がなくとも・・・かなりリラックスをして聞ける内容かな~と思います。


 ただ・・・カプリの場合は、こんな選曲解説の説明は必要ありません!!

 なぜなら、どの曲も「カプリ色」に染め上げた選曲&DJミックスになっており、もし同じ選曲&DJミックスを他のDJが真似をしたとしても、カプリのようなミックスにはならない・・・からです!! 
 その大きな理由として、カプリのミックスにおいては「2枚使い」「マイク」の導入などのような「豪快なHipHop感」があり・・・これがあることでカプリのミックスが人とは違う・・・と思われます!!

 以下で、カプリの特異点を分析したいと思います・・・


①2枚使い

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 まず、2枚使いであれば、ド定番である「Tanna Gardner / Heatbeat」(写真左)のイントロブレイクを2枚使いしたり、HipHopの祖先でもある「James Brown / Talkin' Loud and Sayin' Nothin'」(写真右)を2枚使いしたり・・・作品内では大爆発しています!!
 コレ以外にも、ブレイククラシックでもある「Foster Sylvers / Misdemeanor」の2枚使いだったり、カプリやBizが2枚使いしたことで知れ渡った「James Mtume / Bigger's Theme」なんかを擦り倒しており、影響を受けた方は多いかと思います。

 特に素晴らしいのが、カプリの2枚使いはメチャクチャ「ラフ」なコスリで、あえて形容するのであれば「ゴリゴリ」といった感じの2枚使いで・・・決して上手いとは言えませんが、HipHopらしいタフなコスリがポイントです。

 そう、カプリの凄いところって、決して上手いとは言えないけど「豪快」なコスリ&2枚使いで押し切っちゃう所に・・・HipHop魂を感じ、これが他のDJには出来ないことだと思います!!
 なんて言ったらいいんでしょうかね・・・野球で言えばホームランしか狙わない4番打者みたいな感じで、とにかく大ぶりなんだけど味が濃い・・・みたいなコスリが魅力で、これこそ「HipHop」です!!
  

 また、当時としてはHipHopと縁遠い曲でも擦り倒してしまうところもポイントで・・・コレがあるからこのテープがヤバいんですね!!
 なぜなら、普通にHeatbeatで2枚使いって書きましたが、ダンクラやR&Bを2枚使いするってことは、当時としては意外なことで、HipHopが本来持つ「自由さ」を呼び戻した・・・と私は思います。

 今となってはHipHopの歴史解釈が進んでいるので、70年代のHipHopを作り上げたDJ達がSoulやFunkのブレイク感の強い曲を2枚使いしたことでHipHopが始まった・・・と理解していますが、Rapが一般化してきた90年代前後では、その事実が抜けていた時期があったんだと思います。

 つまり、HipHopのDJはHipHopの曲だけをプレイするのがHipHopのDJである・・・という考え方が出てきた中で、それも間違えではないのかもしれないですが、成り立ちから考えると間違っているわけですよ・・・HipHopってDJの感性で「カッコいい曲」を、自分たちの感性で「カッコよくプレイ」するのが本旨な訳ですから!!
 実際に、90年代初頭に来日したカプリを見たMaki the Magicさんが、R&Bでもダンクラでもなんでも2枚使いしてるカプリを見て衝撃を受けた・・・と言っています。

 つまり、DJ達がパーティーで盛り上がる曲やパーティーで盛り上がるアレンジ(=2枚使い)があって初めて「HipHop」が成立する・・・という昔ながらのことを自然にプレイしてるのが・・・カプリの2枚使いになります!!


②マイク使い

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 また、この点を発展すると、カプリの「マイク使い」Old Schoolの良き伝統を引き継ぎつつ、カプリの素晴らしい点に上げられると思います。
 だって、HipHopって、DJが語れないことをMC達が語りはじめ、それで更に盛り上げるようになった・・・訳ですから、伝統的にマイクで「盛り上がる」って文化があるわけです!!

 そんな流れがあり、マイクに関しては、全編に渡り「カプリ節」が炸裂しており・・・全てを補足するのは難しいですが、このマイクが無いとカプリのDJとは言えません!!

 ミックスにおいては、各曲の合間にカプリの歯切れのいい声で色々とシャウトしており、US産のミックスで良く聞く「DJが盛り上げてる声」も聞けますが、カプリにおいては、そのプレイしてる曲をまるで2枚使いして遊び倒すかのような「マイクイン」や「替え歌」が魅力の一つになります!!

 例えば、写真左の「Denis Edwards / Don't Look Any Futher」であれば・・・曲の合間のブレイク部分でラップをしたり、その歌詞の前後にマイクを入れて違う意味の歌にしたり・・・してます。
 この曲でもっと分かりやすい点は「替え歌」をしている点で、サビの「♪day-o~ day-o~, mombajee ai-o~ , Don't look any further~♪」の部分を、原曲をプレイしつつ、カプリのマイクを入れるときだけ原曲をフェードアウトして、韻を踏みながら「♪Potato~ Potato~ , Sucramble in the Toasts , And LiL' Any Butter~♪」朝食ネタ(?)で替え歌して遊んでいます!!

 同様な遊び方であれば、写真右の「Gap Band / Outstanding」もマイクで遊び倒していて、合間にカッコいいマイクを入れながら、サビの「♪Outstanding~ , Girl, you knock me out♪」「♪KidCapri~、Won't Each Out~♪」みたいな感じで替え歌していますね!!

 英語が分からない日本人だと、ちょっと辛い内容かもしれないですが、既存曲を遊んで、自分たちの曲にしちゃう・・・っていうHipHopの「大命題」を、ココまで豪快に体現しちゃうカプリの姿には勝てません!!


③豪快なプレイ

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 また、カプリの「HipHopらしさ(=豪快さ)」を表す実例としては、写真に貼った定番スローが上げられるのですが・・・他のDJがプレイするのとは違います!!

 私も聞いてて衝撃を受けたのですが、写真左の「Debarge / I Like It」であれば、曲をプレイしてる途中で有り得ないぐらいの「針飛び」してるのですが・・・針が飛んだ直後に「Excuse That! Excuse That! (意訳:ごめんね!ごめんね!)」ってマイクを入れつつ・・・そのままプレイをしてます!!
 また、Debargeの次の曲に当る「Debra Laws / Very Special」であれば、レコード特有の「プチノイズ」でバリバリ鳴ってるレコードをそのままプレイしています!!


 普通にミックステープとかを聞いてるリスナーにとっては、針飛びとかプチノイズが入ってること自体は「ありえない」ことで、そのようなことがあったら商品化(=テープリリース)しないですよね・・・
 ただ、カプリのミックスにおいては、そんなことは「論外」なことで、むしろこういったマイナス面を肯定してる辺りがカプリの豪快さになると思います!!

 カプリのDJに関しては、根幹として「HipHop」という「豪快な信念」があるわけで・・・DJミックスにおいては、小難しい技とか選曲とかは抜きにして、とにかく「テンション(=グルーブ)」を大事にしています。
 つまり・・・「イイ曲をプレイ」してるのではなく「イイ曲」を「俺がイイテンションでプレイ」してる・・・って点が重要で、HipHopの本来あるべき姿・・・いや「DJの本来あるべき姿」を現していると思います!!
 きっと、ワザと針を飛ばしてるわけでもないし、ワザとボロボロのレコードを使ってるわけではないんです・・・カプリがその時に「全力を出してかけたい曲」をプレイしてるってことなんです!!


 後ほど紹介をする「メッセージ」にも繋がることなんですが、カプリのこういった姿勢って・・・ホント見習わないといけないし、忘れた時に思いだすと心が洗われます・・・

 DJとかレコードを買ってたりすると、変な「エゴ」みたいのがあり、カプリがやってるような「自由なDJ」が出来ない時があると思います。
 例えば、この曲はどこでもプレイされている曲だからカッコ良くない訳がない・・・とか、これは@万円したレアなレコードだからカッコよくないわけがない・・・とか、変な「予備知識」みたいなもので理由を穴埋めすることって・・・結構ありますよね。
 私も無いとは言い切れないですが・・・そういう人気とか金額などの分かりやすいことって、尺度のない世界においては「心の不安」を簡単に払拭出来るので頼りがちではあるのですが・・・けっしてクリエイティブな行為ではないし、何よりも「男らしくない」ですね!!

 その限りにおいて、カプリが針飛びしてもOKなところとかは、変なエゴがなく・・・メチャクチャ男らしく、これこそ「HipHop魂」なんだと思います!!


④豪快なトラックリスト

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 また、この豪快さは・・・実際の収録してるミックスを超えて発揮されている所も見逃せません!!

 例えば、写真左の「Debra Laws / Very Special」であれば、トラックリストには「Ashford & Shimpson / Very Special」と豪快に間違えて書いてます!!
 それどころか、中には実際にはプレイされてるのに曲名が書いてない曲もあり・・・写真右の「Meli'sa Morgan / Heartbreak Decision」などは記載されてないです!!

 まあ、著作権対策かもしれないし、遊びかもしれないし・・・ちょと大げさに書きましたが、日本でミックスCDを買ってる立場からすると「ありえない」でしょ!

 ただ、こういった点も魅力になってくるのがカプリの凄いところかもしれません・・・

 これはリリース元である「Tape Kingz」が原因ってのもあるのかもしれないですが、私の結論は、カプリ自身は作品としてのパッケージングには気にせず、耳から聞こえてくる「グルーブ」が大切なんだよ・・・ってことを表したいのかな・・・と思っています!!

 日本人って、変に几帳面なところがあり、何事においても「型」を求めるような気がします。
 それが純粋に悪いとは言い切れませんが、HipHopという「自由」な音楽をするのであれば、細かいところは気にしちゃいけない・・・みたいな所を教えてくれ、こういった点も心が洗われます!!


 なお、もっとマニアックな点も指摘しておくと、このテープのアフタープレス(詳細は、記事の最後で紹介します)には「Digitally Remasterd」と書いてありますが、どこをどうリマスターしたのか分からないぐらい同一の音質で・・・豪快すぎます!!
 まあ、本当にリマスターしたとは言い切れませんが、そもそもテープでリリースしてることや、プチノイズが入ってるレコードを使用してるのに・・・リマスターと書いちゃう辺りはビートルズも見習った方がイイですね!!




(3)カプリの選曲・メッセージ


①選曲について

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 そんなこんなで、カプリの「豪快さ」とか「HipHop魂」が分かったかな~と思います。

 ただ、カプリに関してはコレだけでは説明が終わりません・・・紹介の最後として「選曲」に関して触れたいと思います!!

 この作品では、ダンクラやR&Bなどの歌モノの曲をHipHop流にプレイしてる・・・ってことが私の紹介で分かったかと思います。
 しかし、これらの曲って、今となっては定番になりましたが、その当時は知られてなかった曲だったり、忘れ去られた曲だったり・・・した曲で、カプリがプレイしたことで定番になった曲が大変多いです!!

 今までレコ写を上げた曲の殆どが、カプリがプレイしたことでHipHop界で一般化した曲が多く、クラシックとして人々に愛され続けている曲だと思います。
 例えば、「Gap Band / Outstanding」だったり「Deberge / I Like It」なんかは、カプリのプレイによって広く知れ渡った曲かな~と思いますし、カプリのおかげでクラブなんかでプレイすると、ニコニコしながら歌ってる輩が大変多いですよね・・・私がそうです(^^;)


 ただ、それらの曲って、普通であればリリースした直後は新曲なので話題になるけど、時間の経過とともに一方的に「古い」とレッテルを張られ、人々から忘れられる存在だったりします・・・変な話、「懐メロ」みたいな形でしかかかりませんよね・・・
 実際には、NYなどのブラックコミュニティーでは愛され続けた曲であり、NYクラシックではあるのですが、他の地域になると・・・そんなの「古く」って聞かないよ!みたくなるわけです。

 その限りにおいて、カプリは「イイものはイイ」というHipHop本来の意思の元、誰もプレイしてないのにカプリ流にアレンジをしてプレイしてたことが重要で・・・その結果がこのテープにあると思います。

 そう、HipHopって、オールドスクールのDJがレコードのブレイク部分に活路を見出したところみたいに・・・そのレコードの世間の評価を無視して、独自の審美眼を重要視する文化だと思います。
 つまり、プレイする曲の「使い方」が大切で、カプリにおいてはダンクラやR&Bの曲も、2枚使いやマイクを入れてカプリ流の「HipHop」としてプレイしてる点がめちゃくちゃフレッシュで・・・これを聞いてヤラれた方がおおいと思います!!
 普通に原曲を聞いてるよりも、カプリのマイクが入った曲の方がよかったり、カプリがプレイしてるバリバリとノイズが走ってる曲の方が良かったり・・・HipHopが本来持つ「価値観の転覆」が生きてるんだと思います!!


②メッセージ・プレイ

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 そして、選曲面の話としてもう一つ上げたいのが・・・カプリの「メッセージ」プレイです!!

 このレコほどカプリクラシックじゃん!って思う方も多く、最後の最後で紹介するのもアレですが・・・上記のレコードほどカプリの「メッセージ」が詰まってる流れは無いかと思います。

 実際にはB面の後半に収録されているミックスで、名スロー曲である「Maze / Joy and Pain」のアカペラ使いから、同アルバムに収録されている鬼クラシック「Maze / Before I Let Go」に繋ぎ、そこから「Fatback Band / I Found Lovin'」へのプレイですね・・・
 何も知らないで聞いてると地味な流れなんですが・・・この辺のミックスって、実は「歌詞」で繋いでいて・・・これに気づいちゃったら最後、これらの曲はこの繋ぎ以外はあり得なくなり、カプリからのメッセージにヤラれます!!

 歌詞の話なので、英語力がないと辛く、私も明確な説明が出来ないんですが・・・これらの繋ぎって「LOVE」繋ぎで、特にMaze→Fatbackの流れは鉄板ですね!!
 Mazeでは「離れて行ってしまうあの娘を前に(=Before I Let Goの個人的な意訳)、どんなに君を愛してて、君を放したくないか・・・」を声高だかに歌い、その流れでFatbackに繋ぐと「君を見つけてから、君を愛してることに気づいたよ(=I Found Lovin'の意訳)」みたいな流れになっているかな~と思います。

 う~ん、この訳はあってるのかは分からないし、もっと深い歌詞の繋ぎがあるのかな~とも思いますが、ダメ男の一方的な「恋」みたいな訳になってますね・・・もっと英語を勉強しないとな~(^^;)
 ただ、この流れは明らかに「LOVE」って内容で繋いでいて、あえて繋ぐことでリスナーに対して歌詞が表す以上の「メッセージ=愛って最高!」を出してるな~と思います!!


 DJミックスにおいて「歌詞」や「メッセージ」で繋ぐって・・・かなり高度なミックスだと思います・・・

 カプリって、マイク使いが顕著なんですが、DJミックスにおいて「言葉遊び」が上手く、この「歌詞繋ぎ」その流れなんだと思うんですよ・・・
 ただ、そのミックスにおいては単純な歌詞繋ぎで終わらさず、繋いだことでしっかりとリスナーに対して「メッセージ」も送れるみたいな点は・・・素晴らしいですね!!


 また、このMaze→Fatbackの流れは、上記の衝撃的な繋ぎもあり、大多数のリスナーに対して影響力を与え、もうこの繋ぎしかあり得ない・・・みたいな「お約束」になってるのもポイントですね!!

 DJがAという曲をプレイした際、「次はBがくるはず・・・」と思って踊ってて、実際にBという曲が来たら嬉しいじゃないですか・・・それが「お約束」だと思いますし、みんながその流れを共有してるのであれば、絶対に盛り上がりますよね!!
 カプリにおいては、このMaze→Fatbackの流れを「お約束」に仕上げてしまった・・・功績もあり、私もこれらの流れを聞く度に熱いものがこみ上げてきますよ!!




(4)最後に



 いや~、文章がいつものように長くなりましたが、あんまり上手くまとまらなかったな・・・というか、カプリの魅力を文章で書けるわけがないよ・・・皆さん、そうでしょ!!
 ちょっと、言葉での説明には不安を覚えるので・・・YouTubeに上がってたカプリの動画を上げておきます・・残念ながら、アナログのプレイではないですが、カプリのDJの素晴らしさが現れている動画だと思うので、補習動画として見てくださいね・・・


 んでは、カプリに関しては、ホント影響を受けたDJなので・・・感謝の意味を込めて、自分なりのカプリの素晴らしさをまとめてみたいと思います。

 まず、カプリの魅力に関しては、豪快な2枚使いだったり、マイクだったり・・・色々と指摘をしましたが、結論として言えるのが「HipHopが本来持つべきである自由で豪快な感覚」に集約されると思います。

 HipHopって、レコードの一部を2枚使いして曲として成立させたり、誰も知らないレコードをカッコよくサンプリングしたり・・・音楽の常識から逸脱をしながらも、音楽として成立させちゃう・・・そんな点が魅力だと思います。
 その限りにおいて、カプリのDJは、そういった感覚を「豪快な2枚使い」とか「マイク使い」という形で消化しつつ、「誰も使わない曲をプレイ」したり「選曲でメッセージを送ったり」するなどの自分流にアレンジをし・・・誰にも出来ない「HipHop」というアートフォームで音楽を表現してるわけですよ!!

 特に、カプリのDJにおいては、実はオールドスクールのDJやMC達が普通にやっていた「HipHop」を、自然体のままDJプレイに取り入れていた・・・ってことになるのですが、その点を更に発展させ、誰にも真似できない「カプリ独自のHipHop」を盛り込んでおり・・・まさに「HipHop」だと思います!!
 また、この作品においては、HipHopの曲は一切プレイされてないのに、2枚使いやマイクを通して「HipHop」に仕上げてしまってる点は秀逸で、こういった感覚こそ「HipHop」に必要な感覚だと思います!!

 
 また、このブログを読んでる方で、HipHopという音楽に迷ってしまったら・・・絶対にカプリのテープを聞いてください!!

 HipHopって音楽は、JazzyだとかUndergroundだとか、気づいたらマニア志向な小難しい音楽に「成り下がって」しまったと思います・・・
 私もそれらのHipHopが嫌いではないですが、胸を張って好きだとは言えません・・・だって、自分が好きになった「HipHopの自由さ」がないんですもん!!

 今のレコード市場を見てると、??がプレイしたからレアだとか、??ネタだからイイとか・・・実は「予備知識」ばっかりが先行してしまい、その予備知識がない状態で、目の前で見て「かっ、カッコいい!!」って思えるHipHopがなく・・・個人的には何らかの「政治力」がある状態のHipHopしかないのかな~と思います。
 これは、一般社会にも言えるのですが、人と人が円滑にコミュニケーションをするための「規範」見たいなものを参加者が選んでしまってる場合があり・・・そのことからの「逸脱」がHipHopの魅力だったのに、結果としてHipHopの参加者が何らかの「規範」を選び、その規範があることで考え方の「安定」を求めてしまってる・・・と私は思います。

 その限りにおいて、カプリのテープは・・・そういった「規範(=しがらみ)」に関係なく、HipHopが本来もつ「自由」を、誰にもできないレベルで表現しており・・・しがらみをまとっていた「私の心」を何度も励まし、心を洗い・・・やっぱり「HipHopは最高だ!!」と叫ばさせてくれました(^0^)

 選曲の気持ちよさももちろんあるのですが・・・針飛びしてもプレイをし続けたり、ボツボツいってるレコードでもプレイをしたり・・・聞いてて「HipHopってもんは、細かいことを気にするな・・・目の前にあるカッコいいことがあればそれでいいんだ!!」ってことに気付かされました・・・
 もちろん、トータルバランスも日曜の昼下がりに合うようなミックスになっているので、聞いてて「リラックス」を覚えることも多かったです・・・


 HipHopってもんは、難しいことは要らないと思います・・・大ぶりでもイイから、一発でKO出来るパンチを繰り出すことが出来るボクサーみたいなもんですよ・・・そういった気持ちは忘れてはいけませよ!!  


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 毎度のごとく、長文になってしまいましたが、カプリのテープは、こんな長文になってしまうくらい「ヤバい!!」です!!

 もし、私の文章を読んで、この作品を聞いてみたい・・・と思ったら、ぜひとも「テープ」を探して聞いてください!!

 この作品は、CD再発もありますが・・・このCD再発だと、この作品の肝でもある「Maze→Fatback」が収録されてないし・・・何よりも、カプリ特有の「HipHop」は、テープでしか再生できない「荒さ」があるので、CDでは聞くことができない・・・と思うので、テープで聞くことをお勧めします!!
 もちろん、CDの収録内容と、テープの収録内容が、ほぼ同じことは分かっていますし、収録音だってCDの方がイイことは重々承知しています。
 ただ、コレだけは言わしてください・・・カセットテープは、アナログ盤と同じように・・・演者の「魂」を的確に再生してくれるんですよ・・・だから、カプリのミックスは「テープ」で聞いてください!!


 ただ、今となってはテープを聞ける環境の方は少ないですよね・・・

 それであれば、写真右のようなCD作品が最近リリースされてたり(カプリのミックス作品としては20年ぶりぐらいの勢いですよ!)・・・また、このCDはここのフリー音源を転用してるので、このフリー音源を聞いてみてもいいし・・・興味があれば簡単にアクセスできる状況なので、是非聞いてみてください!!
 個人的な印象だと、テープ作品のヤバさには追いついていませんが、十分にカプリの良さを表現してると思います!!


 今回の紹介は、ホント考えたし、文章も何度も書き直したし・・・内容によっては勇気がなく、酒の力を借りて書きなぐってみました・・・
 この「Old School シリーズ」は、写真左のように計3作あり、どの作品もヤバいですが、個人的には、この第1作目が好きだったので、メチャクチャ気合をいれて書いてみました。

 よく、カプリのDJを表現する時に「彼こそHipHop」と表現をすることもありますが、それは絶対に間違っていません・・・
 私も上手く結論付けれれませんが・・・もし「HipHopって何?」って問いかけれれたら、私は間違えなく「キ~ッド、カプ~り!!」と叫ぶと思います!!



 今回のカプリの作品は、ミックステープの世界においては、初期作でありながら、ミックステープという「DJを表現する」フォーマットにおいて、最高のパフォーマンスを発揮している作品だと思います。
   
 まだまだ、書きたいことはいっぱいありますが・・・最後にコレだけは言わせてください・・・カプリのDJこそ「HipHop」です!!



<Release Date>
Artists / Title : Kid Capri 「Old School Vol.1」
Genre : DanceClassics、Soul、R&B、Reggae・・・
Release : 1990年前後
Lebel : Tape Kingz No Number



Notice : 再発について

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 かなり人気な作品なので、この作品に関しては色々と再プレスや再発が色々とあります。
 ただ、本文でも触れたように、再発をしたとしても突っ込みどころが満載な「豪快さ」が色々とあり、それも楽しみだったりします・・・特にトラックリストは、再発してる度に記載が変化(間違った方向にですけど・・・)しており、マニアには玉乱です(^^;)
 でも、今回紹介してる「Tape Kingz版」のジャケが一番カッコいいですかね~♪



Notice : トラックリストについて

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 本文でも触れましたが、トラックリストの記載はあるんですが・・・表記がかなり適当で、プレスによってもトラックの記載内容が変わったりしてて・・・その点も「豪快」で素敵なんですが、はっきり言って「迷惑」でもあります(^^;)
 なので、私が耳コピしたリストを記載しておきますね・・・珍しくサービス精神が旺盛ですね(^^;)


Kid Capri Old School Vol.01

side A

Keni Burke - Risin' To The Top
Gap Band - Outstanding
Dennis Edwsrds - Don't Look Any Further
Tanna Gardner - Heartbeat
Take 6 - Spread Love
James Mtume - Bigger's Theme
Foster Sylvers - Misdemeanor
Zapp - Computer Love
Marvin Gaye - Keep Gettin' It On
Barry White - Playint Your Game, Baby
Isley Brothers - Between The Sheets
DeBarge - I Like it
Debra Laws - Very Special
Eugehe Wilde - Gotta Get Home With Me


side B

The Jacksons - That's What You Get(For Being Polite)
Staples Sisters - I'll Take You There
King Floyd - Groove Me
James Brown - Talkin' Loud and Sayin' Nothin'
Guy - Teddy's Jam
Today - Him Or Me
Today - Girl I Got My Eyes On You
Guy - I Like
Shelly Thunder - Kuff
J.C.Lodge - Telephone Love
Domonic - Maga Champion
Meli'sa Morgan - Heartbreak Decision
Maze - Joy and Pain
Maze - Before I Let Go
Fatback Band - I Found Lovin'
Bobby Brown - My Perogative



 参考になるかどうか分かりませんが、参考にしてくださいね~♪ ちなみに、Meli'sa Morganの曲はトラックリストには書いて無く、最近になってやっと分かり、安心しました(^^;)
 また、マニアックな指摘ですが、A面最後の「Eugehe Wilde - Gotta Get Home With Me」はプレスによって入ってない場合(=ちょん切れて入ってない)場合があり、今回紹介してるTapeKingz版は入ってなく、アフタープレスは入ってるみたいですよ。


 また、一曲だけ「???????? Reggae ????????????」と書いたReggaeの曲(ダンスホール)は分かりませんでした・・・多分、ダンスホールでは有名なんだと思うんですが、分からなかったです・・・
 ここまで来るとその曲を知りたいので、よく見かける「divshare」を初めてチャレンジし、その音源を上げてみました・・・この音源を聞いてみて、もし知ってる方がおられるのなら、教えてください・・・

 個人的には、北陸のレゲエ若頭である「ソロバンさん」に期待してます・・・ブログで紹介してた「0152のテープ」にはヤラれました・・・私も何本か持ってるので紹介しますよ!!

 なお、divさんは意外と簡単ですね・・・音源の抽出には苦労をしましたが、これだと、秘蔵音源とか資料音源が上げられそうですね・・・今後に期待です!!


  ↑ 訂正 (2010年7月3日)
 曲名が分からず、調査依頼をしていましたが、無事に曲名(Domonic - Maga Champion)が分かりましたので、上記文章の訂正とアップした音源の削除をしました。曲名を教えてくれた「52さん」ありがとございます!!
 あと、Eugehe Wildeのことは書き忘れていたので、追加記入しました。




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「おまけ カプリに関する小ネタ集」


 以下では、本文では書けなかったり、書いたら文章の流れが変になるので書かなかったことを、「小ネタ」として書きたいと思います(^0^)
 なお、参考文献は、当時のFrontとか、私の記憶になります~♪


①カプリの血統

 カプリの見た目は、黒人かプエルトリカンっぽい感じがしますが・・・じつはちょっと意外な「血統」になっています。
 カプリは、お父さんが黒人で、お母さんがイタリア人という混血人種になっており、この点がカプリのDJにも影響があるのかな~と考えています。

 この混血については、移民の街であるNYにおいては有り得ない話ではないですが、カプリの話だと、イタリア人街にいたお母さんが、黒人のお父さん(ミュージシャンだったそうです)のいるブロンクスに駆け落ちしたそうで・・・一般的には珍しい部類だと思います。
 ただ、カプリのお母さんは、相当な「ソウルママ」だったみたいで、作ってくれた「ソウルフード」が相当美味しかったそうで、カプリ自体は「黒人=マイノリティー」として育ったみたいです。

 しかし、なぜこの点を「小ネタ」として入れたかというと、カプリのDJにおいてはHipHop的な黒人気質がバリバリがあるのですが、個人的にはNYにおける「イタリアン」みたいな部分も感じられるからです・・・
 特に感じてしまうのは、カプリの「メッセージ」使いで・・・NYにおいて真っ先に思ってしまうのが「Paradise Garege」を始めとする「クラブシーン」であり、そこではメッセージ使いは定番であり・・・そこではイタリア系人種の活躍が大きかったこともあり・・・カプリがそういった所から影響を受けてたのかな・・・と個人的に「妄想」をしているからです(^^;)

 この点は、本当に正しいかどうかは分かりませんが、カプリ自身は、Studio54などのアップタウンのクラブでプレイしたり、ラジオでプレイしたり・・・実は「イタリー系」の人脈が根付いているとこで活動をしてた・・・って点はあるので、意外と「血統」が生きた活動をしてたのかな~と思います。

 なお、今書いたことは、私の「妄想」の部類なので、絶対に信じないでくださいね・・・

 ただ、この点でいいエピソードがあり、カプリが91年頃に日本に来日した時、ヘインズのペラペラなTシャツに、マジックで「Real Nigga」と手書きをしたのを着てDJをしてた・・・ということを、我らのMakiさんが見てたそうです・・・
 彼の血統を考えた上で、このエピソードを考えると、こういった所にも「HipHop魂」を感じますね!!


②カプリの名前

 カプリの名前は、実は本名ではなく、芸名になります・・・本名は「David Anthony Love, Jr」といいますが・・・芸名の由来には・・・歴史があります!!

 芸名は、カプリがDJを始めた小学生のころ(!)、同級生だった女の子が「Kid Capriがいいんじゃない」って言ったことでそれを使い続けているそうですが・・・そのことを聞いた直後ぐらいにその女の子が事故死(ガンで撃たれたらしい・・・)しまい、ある種の「運命」みたいなもんで、その名前を使い続けているそうです・・・

 カプリは、そのことに対して「運命」みたいのを感じてるそうですが・・・こういう話を聞いてると、日本と海外ではDJに対する「重み」みたいのが違いすぎますよね!!


③カプリとDJ

 カプリは今でこそ「Scratch Live」を使っており、PCを片手に世界各国を回っていますが・・・レコードを使用していた頃のエピソードは凄すぎです!!

 とにかく全米各地や全世界の「現場」に回るので、現場にいって初めてどんなプレイをするか・・・を決めるみたいなので、レコードを持ち込む量がメチャクチャ凄かったそうです。
 大体、15箱以上は持って行ったみたいで、日本に来日した際も8箱ぐらい持ってきたみたいで・・・お客さんの反応を見てDJをする・・・って点では最高ですね!!
 そのため、アナログ時代の頃は、レコードを運ぶためのツアーバスを2台持っていたそうで・・・プラスチックのミルクケースにレコードを突っ込んだまま、移動をしてたそうですよ・・・豪快すぎです!!

 んで、今回の文章ではあまり書けなかったですが、現場のDJもやっぱり豪快で、有名なのは「クイックミックス」ですかね・・・
 私は見たことがないですが、タンテの両脇にむき出しのレコードを積み重ね、ブレイクとか、その曲のイイ所だけをとにかくクイックミックスをし、まるで「餅つき」をしてるみたいなDJをしてるそうです・・・これは実物を見てみたいな~


④カプリとレコード

 キャリアが長いDJだけにレコードも相当持っているようですが、コレクターという気質はあまりないみたいです・・・・
 なぜなら、レコードにマーキングする時は、普通はシールを貼ったりしますが、センターラベルの部分に直接マジックで書きこんでるようで・・・レア盤だろうと、関係なく書きこんでいたみたいです!!

 あと、グッとくるエピソードとして、Frontのインタビューで「宇宙に1枚だけレコードを持っていくのなら何を持っていく?」っていう、ある種定番の質問に対しての答えがカッコよすぎです・・・
 カプリは「ChicのGood Timesを2枚でもいいだろ」って答えてて・・・これこそHipHopですね!! 痺れます!!


⑤カプリとDJ Master Key

 日本において、カプリの存在を広めたのは、間違えなく「DJ Master Key」だと思います!!

 私も、マスターがFrontとかで熱弁してて、カプリのことを知り、マスターのDJが好きになってからカプリのDJを知ったので、すんなりとカプリのDJが好きになりました。
 マスター自身、カプリからは相当影響を受けたことは公言してて、ゴリゴリな2枚使いとか、マイクとか、意外な選曲とか・・・カプリの良さを相当引き継いでいると思います。

 なお、カプリが頭角を現し始めた90年代前後の頃、マスターはNYにいて、その時のいいエピソードがあります・・・
 当時、カプリは夜の7時ぐらいにラジオ番組を持ってたらしいのですが、マスターはちょうどその時間の前まで「空手教室」に通ってたそうで、その空手教室が終わってからダッシュで帰宅してカプリのラジオを聞いてたそうですが・・・間に合わないことも多く、番組を録音したテープには、頭が入ってない録音が何本もあったそうです(^^;)
 だけど、それらのテープを何度も聞いて、DJを学んだそうですよ・・・昔を感じるエピソードですが、こういう感じで「一般生活に溶け込んでいる」点もカプリの魅力かもしれないですね~♪







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DJ MURO 「King Of Diggin' ( US Press)」
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 いやいや、気づいたら3万ヒット・・・嬉しい限りです(^0^)
 一向に進まない更新ですが、これからも宜しくお願い致します!!

 そんなわけで、久しぶりに「レアテープ」のご紹介・・・まさか、コレが手に入るとは思いませんでした!!


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 写真を見れば、我らのキング「MURO」さんの作品だな~と思うかもしれませんが、個人的には何年も追い続けてた作品で、数週間前に某ユニオンで告知なしに売られてて、震えながら即ゲットした作品です!!
 値段は・・・3000円ちょっとでしたが、自分の中のプライスラインからは大幅に低かった(5000円以上でも買ってたかも?)ので、否応なしに買いましたが・・・これはMUROコレクターなら絶対に手に入れないといけないでしょう!!

 この作品は、MUROさんを広く知らしめた名作シリーズ「King Of Diggin'」のアメリカ版のテープで、当時全盛を誇っていた有名レコード店「Fat Baats」がプレス・流通を担当をしたものです・・・リリースは恐らく96~97年ぐらいだと思います。
 
 内容的には、King Of Diggin'の最初の作品再プレスした作品ではあるのですが、個人的には手に入れて安心した作品です(^^;)
 なぜなら、当時のFrontのFatBeatsのコーナー(写真右)でコレが紹介されていて・・・当時から気になっていたけど、海外に行かないと買えない作品で・・・喉から手が出るほど欲しかった作品だったからです!!
 当時はNY土産の一つとして珍重されていた・・・時期もあり、私の手中にまわってきたこのテープも、もしかしたら誰かがNY土産に買ってきたのかもしれないですね・・・なんかロマンチックだな~(^0^)


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 内容に関しては、白色の第一弾一緒なので、ここでは説明をしませんが・・・この作品が「HipHopの聖地」でリリース・流通された点は非常に価値が大きいと思います。
 まあ、Fatbeatsに関しては「DJ Hiro」が共同経営をしてるので、日本とのコネクションがあったのでリリースされた・・・とも考えられるのですが、個人的には「MUROさんの実力」でリリースになった作品なのかな~と思ってます。

 よく言われますが、Lord FinesseとかRZAなんかのサンプリング馬鹿達が、実際に「King of Diggin'」を聞いて、自分たちが追い続けていたネタ曲だけでミックスするというアイデアに加え、収録してるネタ曲の深さもあり・・・この作品を聞いて「日本に凄い奴がいる!」って言わしめたのは有名な話ですね。
 また、実際には「ネタ曲ミックスのテープ」って当時殆どなく、NYでも写真のKenSportKon&Amirの作品が出てたか出てないかぐらいの時期で、MUROさんが作ったようなコンセプトがしっかりとしたミックス作品は無く、その点も評価された結果かもしれないですね
 

 アメリカ(特にNY)って、ミックステープが沢山リリースされているイメージがあり、実際にリリースされている量も多いと思いますが・・・どちらかというと圧倒的に「新譜ミックス」みたいのが多く、DJの個性が反映された選曲が楽しめる作品ってあんまりないんですよね。
 まあ、カプリみたいな選曲を超越した「超個性」みたいのががあるDJも多いので、必ずしもそうとは言えないですが・・・いわゆる「選曲」や「DJミックス」で殺してくれるミックス作品ってあまりなく、ミックス作品が「消費物」で終わっていて、DJの「個性」が発揮された作品があまり多くないと思います。
 
 前から一度書こうかな~と思ってたことなんですが、日本の「ミックステープ/ミックスCD」業界って、新譜ミックスで溢れかえってる世界的な流れとは反して、DJが自分の個性を発揮するべくコンセプトや作品性に富んだ作品が沢山リリースされていて・・・実は特殊な状況にある・・・と思っています。
 ミックスを送り出すDJ側も、そしてそれを受け取るリスナー側も、お互いが受け入れられる体制になっており、高レベルな内容でも共有できる環境にある・・・というのは、レコード大国である日本の功罪(?)で、90年代以降のレコード文化が育て上げた「環境」なんだと考えています。

 無論、その流れにおいては、今回の記事の主役であるMUROさんも重要で、今まで私が熱弁して紹介した作品なんかがあることで、後続のDJやリスナーが育ち、更に発展した・・・と言うのは明白だと思います。
 私自身も、MUROさんが作った作品でも感じられるコンセプトや作品性に富んだ作品と出会い、その面白さに気付いてしまったから・・・こんな面倒くさいブログを私はやってるわけですが・・・こういった日本の優位性をもっとアピール出来たら面白いですね~(^0^)


 んなわけで、話がちょっと脱線してしまいましたが、この作品に関しては、作品の完成度の高さやアイデアの素晴らしさなんかが評価されたことで、USでもリリースされたのかな・・・と思います。

 USでリリースされたのはこの1本のみ他にもあるようですが、どのくらい売れたのかも分からないですが・・・その後、他の作品(ICEとか)がUSリリースされなかったのを見ると、あまり売れなかったのかもしれないですね。
 ただ、Iceシリーズとか、SuperDiscoBreaksとかがリリースされてたとしたら、どんな反応があったんでしょうかね・・・一般人には理解されないかもしれないですが、マニア筋には衝撃を与えることが出来たんじゃないかと妄想しています(^^;)


 では、作品の細かい内容は割愛しましたが、鬼レアな一本の紹介でした!!

 ちなみに蛇足な話ですが、ジャケットには「No Compilation No Bootleg」としっかりと書いてあり、この点はちょっと感動しちゃいました(^^;)



<Release Date>
Artists / Title : DJ MURO 「King Of Diggin' ( US Press)」 
Genre : Soul、Funk、RareGroove、Jazz・・・
Release : 1996~7年ごろ??
Lebel : Fat Beats(NY.USA) KOD 01



追記 2010年6月29日
funkypresidentさんのご指摘で、このUSプレスには「2」もあるようで、文章を一部訂正しました・・・すみません!



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追記 2015年6月29日

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 ジャケが同じなので、分かりづらいですが、このUSプレスのテープは「1」「2」「3」まであることが分かりました!
 もしかしたら「4」辺りもあるのかな・・・個人的には1~3までと思っています??








DJ Paul 「Connectin' Soul Style vol,07」
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 久しぶりの紹介ですが、またポールさんものを紹介です~♪
 私のテープ紹介において、ポール作品だけは珍しく紹介が進んでいます・・・なんででしょう?(^^;)


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 2002年5月にリリースされた作品で、作品においては「サンプリング」という言葉がキーポイントになっており・・・他のシリーズ同様、内容がメチャクチャ「濃い」作品に仕上がっています!!

 なぜ、サンプリングという言葉がキーワードかと言うと、この作品では上の写真のように「オリジナル曲⇔サンプリング曲」を必ずミックスしており・・・つまり「ネタミックス」をすることでサンプリングの面白さや、ネタ曲の良さなんかを提示しています。

 例を上げるのであれば、写真左上の「The Soul System / It's Gonna Be a Lovely Days」であれば、この曲のネタ元である「Bill Withers / Lovely Day」(写真右上)にミックスし・・・、また左下の「Change / The Glow of Love」であれば、これをネタにした01年のヒット曲「Janet Jackson / All For You」(写真右下)にミックスをし・・・といった具合でミックスが進みます。
 A面では「ネタ使いをした90年代R&B⇔ネタ元曲」を中心にミックスし、B面では「P-FunkやZappといった西海岸Funk⇔ネタにしたHipHop」を中心にミックスしており・・・かなりダンサンブルなミックスになっています。

 まあ、ネタミックスっていうと、誰しもが思い付く「ミックスネタ」だと思うし、ミックスすると繋ぎやすいし、変化をつけやすかったりするので、DJミックスにおいては重宝する「技」ですよね・・・上の写真の流れだって誰でも思い付く流れだと思います。
 
 しかし、そこはポール大先生・・・素晴らしい出来に仕上げていますよ!!


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 まず、特筆すべきは、他の作品同様に「掘りの深さ」が素敵で、この作品でもネタミックスの元で渋いチョイスが光ります。

 例えば、写真左のド定番である「Patrice Rushen / Remind Me」であれば、あのFaith Evansの1stLPにひっそりと収録されている(つまりLPオンリー)曲から繋いでますね・・・
 また、もっと渋いのは、写真右の「Bobby Caldwell / What You Won't Do For Love」で、テンポよくミックスしつつ、Bobbyをネタにしたドイツ産のポップなHipHop(Goldmine / Mic Love)に繋ぎ、更に同ネタの「Tatyana Ali / Boy You Knock Me Out」というプロモオンリー12inchに繋ぎ・・・そして更にTatyanaのInstにチェンジして、ポールさんに近い存在だったらしい日本人女性デュオ「Baby Soul」の曲をブレンドミックス(かな?)をしてます・・・

 ネタ元曲である写真の2枚に関しては、かなりの曲でサンプリング/カバーをされてるので、逆にネタ繋ぎをする際に迷ってしまう・・・状況において、ベタな定番曲繋ぎもしていますが、こんな感じの渋いチョイスや使い方にはヤラれます!
 それも、どの曲も流れやテンションを維持した状態でミックスをしており、曲によっては次の曲に繋いでも、一曲に聞こえるようなミックスをしており・・・素晴らしすぎです(^0^)


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 あと、この作品で面白いな~と思ったのが「ミックスの世界観作り」で、他の作品以上にバランスが絶妙だな~と思いました。

 全体的にはダンサンブルなミックスを心がけており、A面なんかは割と今までのポールさんらしいミックスに仕上がっていますが、B面に「西海岸」モノを配置しており・・・コレが絶妙なんですね!!
 あんまりレコを持ってなかったのでアレですが、写真に貼ったRogerSnoopといった新旧西海岸クラシックを配置しつつ、その他の似た質感の曲(例えばEPMD)を並べ、西海岸Funk特有のベースラインで統一しており、選曲の巧みさもさることながら、A面とのバランスがちょうどイイです!!
 変な話、ネタミックスが大命題にある中で、A面のR&Bテイストの曲をB面で繰り返しても面白くないし、直球なHipHop(特にNYモノ)でネタミックスしたらB面だけが地味になっちゃうし・・・ダンサンブルに仕上げてるという点で「西」ものでミックスしたのは大正解だと思います。

 今まであまり書かなかったですが、ミックステープにおいては「A面とB面の関係性」がかなり重要で、統一感やバランスの良さ、または表と裏・・・といった様々な要素が絡み、そのテープを良くも悪くもする・・・と私は考えています。
 その点が他のフォーマットにないミックステープの面白さだったりするわけで、どういった要素が一番重要なのかは・・・その人によって感性が違うので、明確には答えが出せません・・・
 ただ、個人的にはA面とB面が絶妙に繋がっていて、まるで「メビウスの輪」のごとく、そのミックスの世界が永遠にまわり続ける・・・みたいなバランスが一番最高だと思います。

 今回のポールさんのミックスにおいては、サンプリング(=ネタミックス)という大命題がある中で、全体をダンサンブルに仕上げつつ、A面とB面の対比が絶妙で、A面を聞いてたら続きのB面を聞きたくなり・・・B面を聞いてたらA面を聞きたくなる・・・みたいな感じがあると思います(^0^)
 全く内容が離れてもないけど、広く聞いてみると別の雰囲気に仕上げてるみたいで・・・某しゃぶしゃぶチェーン店で提供される、一つの鍋に仕切りがあって、2種類の出汁で楽しめる鍋・・・みたいな感じですかね? う~ん、分かりにくい例えだな~(^^;)


 また、ミックスにおいては、ネタミックスって、そればかりに真剣にミックスをしてしまい、ミックスの流れを考えなくなってしまう・・・みたいな事態に陥りやすいのですが、ちゃんと展開をつけてミックスしてるのもイイですね。
 殺してくれるような必殺ミックスは無いですが、ミックス自体も丁寧な流れがあるし、先ほど写真を上げた「Snoop Doggy Dogg / Ain't No Fun」では、ポールさんの弟子筋に当る女性DJである「DJ HarukaVol,4で登場したRukaさんと同一人物)」によるフリースタイルスクラッチの披露・・・みたいなアトラクションがあったり、飽きさせない展開を作ってるのも流石です!!



 あんまり文章が上手くまとまりませんでしたが、ポールさんの良さが光った作品に仕上がっていると思います。

 どうも自分にとってはポールさんのDJが「ツボ」みたいで、つい力説してしまうんですが、語るだけの技量やセンスが十分あると思うので、これからも力説してみたいと思います(^^;)
 この作品も、興味があるのであれば、CD再発もあるし、中古屋やヤフオクで普通に出る作品なので、聞いてみてくださいね~♪



<Release Date>
Artists / Title : DJ Paul 「Connectin' Soul Style vol,07」
Genre : R&B、HipHop、Soul、DanceClassics・・・
Release : 2002年5月
Lebel : G.A.S Sound Production CSS-007




<追伸>
 大したことじゃないのですが、引っ越しをしようかな~と考えてて、色々と物件を探したり、計画を考えたりしてるのですが、荷物の多さに気づき、意気消沈気味です(^^;)
 そんなこんなで、不要な荷物を整理し始めてるのですが・・・以前紹介した「Front / Blast」が結構邪魔で、処分したいんだけど、捨てるのはもったいないし、古本屋とかユニオンに売っても二束三文だし・・・と色々と考えてるんですが、こういうのって「ヤフオク」とかで出品すると売れるもんなんですかね???
 私は、ヤフオクどころか、ネット通販すらしたことがなく、たま~にミックステープやレコードのオークションを覗く程度で、ヤフオクの傾向とかが全く分かりません(^^;)
 あと、出品するのって面倒なんですかね?? 振り込み口座のこととか、落札者とのやり取りとか、送り方とか・・・結構面倒なのかな???
 助言を頂けるのであれば、ぜひ教えてください!!














DJに関する動画 その4 Count Down Groove
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 え~、最近は週末のみの更新で申し訳ないっす・・・平日は仕事に黙殺されています~(--;)
 だけど、空いてる時間に編集作業を進め、動画ネタの第4段の公開にこぎつけました・・・これは結構見てた方が多いんじゃないかと思います。
 ただ、見返してるうちに、結構マニアックなネタが多数あることに気づき・・・やっぱりイイ番組だったな~と思い返してしまいました・・・

 そんなわけで行ってみよ~



<NTV系深夜番組 Count Down Groove>
          毎週土曜・30分番組 1995年~??年まで(終了年不明)

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 今回は日テレの深夜帯に長期に渡って放送されていたDance/Club系音楽番組「CountDown Groove」を紹介したいと思います。
 前回の更新の際、Nile Rodgersの動画を上げましたが(海外からレスポンスがあった!)、その特集を行った番組で・・・外見はナンパなイメージがありますが、中身は最高な音楽番組です!!

 放映されてた頃、私はちょうど中学生~高校生ぐらいで、今まで紹介した動画と同様に「貴重な情報源」として毎週欠かさずチェックしていました・・・
 今まで紹介してきた動画は「単発」な番組が多かったのですが、これに関しては毎週放送されていたことや、日テレ系なので地方ネットもされていたので、私と同じように見てた方が多いんじゃないかと思います。

 私自身はメチャクチャ参考にしていた番組なので、気にいった放送はしっかりと録画してて・・・結構な量が録画されてて見返すのが大変ではありましたが、当時も役立った情報が再確認出来たり、レアな動画が発掘出来たり・・・ヤバい番組だと再認識しました(^0^)

 ただ、圧倒的に知らない方が多いと思うので、先に番組の補足をしてから動画の紹介に行きましょう・・・




(1) 番組紹介

 この番組は、NTV(日本テレビ)系列で土曜の深夜(1時半ごろ)に30分番組として放送されていた音楽番組で、1995年頃から数年間(いつ終了したかは忘れました)放送されていました。
 土曜の深夜というテレビ業界においては「深夜のゴールデンタイム」での放送ということで、相当「メジャー」な環境で放送していたこともあり、当時は結構見てた方が多かったと思います。

 実際、当時の私の友人も、音楽に興味がない奴でも知っている番組でした・・・なぜなら、裏番組では「ギルガメッシュないと」が放送してたからで、みんなティッシュ片手にギルガメ見つつ、チャンネルを4にしたら音楽番組がやってた・・・てな具合で知ってる方が多いかと思います(^^;)
 おそらく、私もこの番組を見るようになったきっかけは・・・・ギルガメを見てて、たまたまチャンネルを回したら自分に合う音楽番組がやっていた・・・ってところだと思います・・・

 内容に関しては、タイトルの「カウントダウン」が示す通り、いわゆる「チャート形式」の音楽番組で、当時としては珍しい「Dance/Club系音楽」に特化した内容でした・・・
 実際の内容に関しては、動画を交えて紹介をしますが、95年の時点でDance/Club系に特化した番組があったことは意外に思う方も多いかもしれないですね。
 ラジオや雑誌でも、それをメインにしてるモノは少なかったし、ましてテレビとなるとJ-Pop全盛とあってDance/Club系の音楽が流れる余地なんて殆どない・・・のですが、なぜか毎週毎週放送をされていました。

 なぜ放送をしていたかというと・・・この番組に関しては、ある「レコード会社」の存在があるからです。

 そのレコード会社は・・・あの「Avex Trax」です!!


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 番組内では、Avexがメインスポンサー的な位置なのですが、番組内でのチャートや特集の影には自社製品の売り込みが隠れてて・・・Avexの企業宣伝番組の要素が強かったです。
 つまり、番組自体がAvexの意向が大変強い番組で、なんかあんまり良いイメージ(情報操作みたいな意味で)が沸かないかもしれないですが・・・これが逆に良く、Avexの「ブランドイメージ」が上手く消化され、一本通った好内容になったんじゃないかと思います。

 Avexって、今であればExileとか、昔だったらTRFとかEurobeatとか・・・売れ線のダンス・ポップスが強い会社だと思われていますが・・・実はディスコ/クラブ関連においてはメチャクチャ重要な会社です。
 会社の設立自体、80年代末にEurobeatのレコードを輸入する会社としてスタートしてて、その後、Eurobeatなどを中心としつつも各種Disco/Club関連の海外音源の曲をコンピレーションという形で広めていった会社で・・・スタートの時点から日本のDisco/Club関連と、海外のDance系音楽には強い会社なんですね。
 つまり、インディーとして開始し、メジャーなレコード会社がリリースしない海外音源(=Disco/Club系の曲)を、独自の視点で編集し、日本のメジャー市場に対して流通を行っていた・・・というのがAvexの重要点です。

 特に、日本のディスコの流れである「Hi-NRG/Eurobeat」などはAvexなくしては成立しなかったし、これらを分かりやすい形でパッケージングしたCDを聞いて、Disco/Club関連の音楽に興味を持ったって方は結構多いかと思います。
 特に、代名詞である「SuperEurobeatシリーズ」のDJミックスを聞いて、DJって面白いな・・・って思った方もいるのでは・・・私は実はそうで、中学生の頃は聞いてましたよ!!

 また、Euro以外のジャンルも積極的に取り組んでいて、HipHopとかHouseとかは各種コンピのリリースを通してマスアピールをしてたりしてて・・・なんらかんら言って、日本のクラブ業界での影響力は結構あったと思います。
 細かい話であれば、始まったばかりの日本語HipHopを音源配給の面で活躍したのはAvex(Cutting EdgeとしてブッタとかYouさんとかECDがリリース)だったり、内容もかなり濃い(マニアック)なものも多く、馬鹿に出来ないですね!!

 ちなみに、上の方に貼った写真右は、Avexの無料広報誌である「Beatfreak」なんですが、これがメチャクチャ濃く、Avexの濃さを表してる雑誌です。
 これも「Count Down Groove」と同様に影響を受けた雑誌なので、その内紹介しますね~♪


 話が長くなるのでまとめると、Avexという会社は、ナンパなイメージはあるものの、しっかりと「ダンスミュージック」を理解しつつ、それをマス市場に対して上手く供給ている会社なので、この番組自体も中途半端にならず、かなり本格嗜好でありながら、一般の人でも分かりやすい番組に仕上がった・・・・と私は考えています。
 実際、Avexと日テレ側でどういう役割分担があったかは分かりませんが、Avexとしても、番組を通してダンスミュージックを理解してもらい、自社製品を買ってもらえれば御の字なわけなので・・・スポンサードという資金提供以上に情報提供やアーティストの斡旋など「濃い協力」があったと思われます。

 そんなわけで、紹介に移りましょう・・・




(2) 番組内容 : チャートについて


<オープニング、チャート50位~31位>


<チャート30位~11位>


<チャート10位~1位>


 では、実際の内容の紹介に移りましょう・・・

 この番組は、国内の有名ディスコ/Clubよりプレイした楽曲のアンケートをとり、それをチャート化にした内容がメインになります。
 上の動画をチラッと見ればわかると思いますが、50位から順々に紹介していきます・・・一応、チャート番組にすることで、今流行ってる曲が一目でわかる・・って所を念頭に置いて番組を制作してたみたいですね。

 アンケートをとってるのは、マハラジャとかKing&Queenとか・・・Avexが昔からお付き合いが太かった「ディスコ」関係がメインになり、お店側もちゃんと協力してアンケートを毎週出し、かなり時勢を反映したチャートを毎週公開をしていました。
 ディスコがメインなので、今のクラブファンからすれば、Euroとかパラパラとか、なんか「バタ臭い」チャートなのかな・・・と思われちゃうかもしれないですが、当時のディスコって意外となんでもプレーされてて、客商売(=水商売)なので流行に敏感な所があり、当時流行ってたHipHopとかR&BとかHouseとかもちゃんとプレイされています。

 まあ、チャート化においては多少は操作があったかもしれないですが、お店側から上がってくるアンケートを真面目に集計したら、結果として幅の広い「Dance/Club系音楽」チャートになったんだと思います。

 んで、それらの音源を50位から順番に紹介していく感じで、PVがあるものはPVを使用したり、ライブ映像があるものはライブ映像を使用したり、映像がないものはイメージが近い動画を入れたり・・・して、チャートの紹介が進みます。

 
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 今回紹介するチャートは96年の冬頃のモノで、割とCoutdownGrooveっぽいオールジャンルなチャートになっており、動画をアップしました。
 時期によって多少はラインナップする曲のジャンルが変わるのですが、上記した通り、結果としてオールジャンルのダンス音楽のチャートになっており、HipHopもR&BもHousuもTechnoもEuroも・・・なんでも入っています。

 特に上げた動画の頃は、DJブームの流れがあり、HipHop/R&Bが人気だった頃なので、多数の曲がチャートインしています。
 15位には「C+C Music Factory / I'll Be Always Around」、6位にはニューリリースで「Total / No One Else」、4位には「Groove Theory / Tell Me」など・・・今となっては懐かしい曲ですが、当時の曲をしっかりとホローしています。

 この番組の素晴らしいところは、全国のディスコ/Clubでプレイされている曲をチャート化しているため、そのディスコなんかでプレイされている「アナログ盤」を基準にチャート化してるんですよね!!
 よく映像を見てると、実際の盤の紹介が「12inchのジャケット」という場合もあり、民放の深夜とは言え、大メジャーな環境において、一般のユーザーが事実上「買えない」曲も普通にチャートインしており、非常に「志(こころざし)」があるな~と思わせます。
 なので、当時の私は、これを参考に楽曲の情報や、12inchの情報(特にジャケット!)を知り、購入に役立ててたのは言うまでもありません。

 また、今のリスナーにとって面白いのが、当時はヒットしなかったけど、有名DJ達がミックステープなんかに収録したことで広まった曲も多数チャートインしてる点で、写真右下の「Jaki Graham / Heaven」(25位)なんかはそうじゃないかと思います。
 32位の「Love City Groove」なんかもそうだと思いますが、こういう曲が普通にチャートインしてたって点もポイントで、この番組の懐の深さが分かるかな~と思います。
 ちなみに、Jakiは当時からこの番組を通して知り、当時は「地味な曲だな~」としか思わなかったですが、数年後にMUROさんがピッチ+4でプレイしてて、そのカッコよさにヤラれ、速攻で12inchを買いましたっけ・・・その後にお宝R&Bブームがあった時は、この12inchも万越えしてましたね~♪


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 あと、AvexがスポンサーをしてるのでAvex系の曲が多く、チャートだと3位に「N-Trance / Stayin' Alive」が入っており、当時は激プッシュしてましたね!!
 言わずと知れたBeeGee'sのカバーで、当時流行ってた「Dance Pop」な曲ですが、個人的には好きな曲でした・・・このチャートには入っていないですが、写真左の「Real McCoy / Come Get Your Love」なんかも良く入ってましたね~

 一応、チャートに従って放送をしていますが、Avexの曲になるとちょっと長めにプレイされたり、後ほど紹介する「特集」で放送されたり・・・自社の宣伝は見え隠れしています。
 しかし、個人的に見てて思ったのが、ちゃんとチャートに従って自社外の曲も差別なくプレイされているので、番組としての公平さが如実に分かる内容だったと思います。

 そう、露骨に「AvexのCDを買ってください」と言うのは少なく、むしろ「ダンス音楽をもっと盛り上げようよ!」って姿勢が強く、この点は重要だったと思います・・・
 つまり、この番組に関しては、CDの売り込み以上にディスコやクラブなどの「ダンスミュージック文化」をもっと広めたい・・・って意思が強く、プレイされているジャンルの広さなんかはその表れだと思うし、なによりもAvex自体が他のレコード会社以上に「現場」と密接にしていたのがポイントだと思います・・・
 まあ、その現場が「ディスコ」という、今となってはちょっと特殊な環境ではあるのですが、その「現場」を上手く使えることが出来たのは・・・Avexだからなんでしょうね!!
 


 チャートに関しては、こんな感じで毎週放送されていました。

 当時の私はHipHop/R&B中心だったので、これを見て新曲の情報を知ったり、知らない曲の情報を引き出したり・・・かなり役立っていました。
 ただ、非常に浮気性(?)な面もあるので、他のジャンルの曲も知らず知らずのうちに好きになっていて・・・HipHop/R&B以外のジャンルに興味を持った(特に4つ打ち系)のもこの番組のおかげだったと思います。

 この時期はHipHop/R&Bが強かったですが、時期によってはHouseっぽいのが強かったり、パラパラが流行り始めたらEuroっぽい曲が増えたり、その後はTraceが強くなったり・・・その時のダンス音楽の情勢を加味したチャートが素晴らしかったと思います。
 結論として「Avexイズム」みたいのが上手く噛み合ったチャートになっており、かなり有益なチャートになっていた・・・と私は思います!! 




(3) 番組内容 : 特集について

 そして、この番組においては、チャートのほかに「特集」のコーナーが必ずあり、これが素晴らしいんです!!


 今回、発掘の作業においては、この「特集」を中心に見返してましたが・・・レア映像の宝庫で感涙でした・・・チャート以上に特集の方がこの番組の素晴らしさを表しているかもしれないです・・・

 特集は、チャートの紹介の合間(50-31と30-11の間)に5~7分ぐらいの枠が設けられ、番組においてはかなり重要な位置にあったと思います。
 内容としては、その時のニューリリースしたアーティストの情報や、来日したアーティストの情報、はたまたディスコ/Club関連の情報など・・・様々な内容がありましたが、どれもバラエティーに富んでいて、大変面白いものが多かったです。
 特に、この特集は独自取材のモノが多く、特集の内容としては非常にレベルが高かった・・・とも思います。

 ここにおいても、Avexの自社宣伝的な特集も多少はありましたが、嫌みは全く感じない内容が多く、チャートと同様にAvexの良い部分が発揮された構成になっていたと思います・・・


 んでは、難しいことは言わずに、実際の動画の紹介に行きましょう・・・



①アーティスト特集


<Jamiroquai特集>
 ・3rdアルバムの制作風景を取材
 ・スーパーカー好きなJKが乗る派手なランボルギーニ!!


<C+C Music Factory特集>
 ・2ndアルバムリリース前後の来日風景
 ・Don't Stop The Music!!


<Ken Ishii特集>
 ・ロスでのレアなライブ風景
 ・ロスの巨大なレコード店でのディグ!


 この辺が一番特集が多かったのですが、ある特定のアーティストが新しいアルバムを出した時に特集されることが多く、レアなのが多いですね。
 
 JamiroquaiとかC+Cとか、Ken Ishiiとか・・・今となっては時代を感じますが、当時としては最先端な話題をしっかりと独自取材(一部海外製作映像の買取もあるみたい)をしており、大変参考になりました。

 動画ごとのコメントは控えますが、JKの趣味の悪い車とか、ロスのレコード店で小西さんのサイン(流石番長!)があったり・・・今見ても楽しめる要素は大変多いですね!!



②来日特集


<HipHop特集>
 ・来日したNas、ジブさんがいたTOP Rankazなどが出演
 ・遂に発掘、渋谷Manhattan Records本店の内部映像!!
 ・そしてその店内でNasが「ニホンノラップ アリマスカ?」と発言!!


<Aaliyah特集>
 ・ダンサーの聖地である渋谷・美竹公園に登場!!
 ・レアな生歌披露!!
 ・貴重なオフショット、着物を着てるよ!!


 んで、今度は来日したアーティストの特別特集なんですが・・・コレが「鬼ヤバい」ですよ!!

 例えば、一番上の「HipHop特集」では、2ndアルバムをリリースした直後のNasの来日した際の映像で・・・あのManhattanでNasが「ニホンノラップ アリマスカ?」と言わされ、ジブさんの12inchである「Untochable」を聞く・・・という鬼レアな動画ですよ!!
 個人的には、全盛期のMの店内が確認できる貴重な映像(意外と明るかったんですよね~)とか、UZIとジブさんの熱い話にヤラれました・・・これは貴重だと思いますよ~
  
 また、もっとレアなのが2段目の故Aariyahですね・・・メチャクチャ可愛い!!
 どうやら17歳の時の映像だそうですが、可愛すぎ・・・だけど、映像の最後ではアカペラで「If Your Girl Only Knew」を歌う姿は貫録があり過ぎですね!!

 彼女に関しては、ホント亡くなってしまったのが残念で・・・歌の上手さもありますが、キュートな佇まいが印象的で、個人的には「Princess Of R&B」になるべき存在としてもっと歌って欲しかった存在です・・・Rest in Peace・・・
 なお、この動画に関しては、上げた直後から海外の方から称賛の声を頂き、分かりやすく転載もしてくれたみたいで・・・世界的にも鬼レアな映像だと思います。



<Earth,Wind&Fire特集>
 ・貴重なライブ風景
 ・モーリスがまだ元気!


<Def Mix Production特集>
 ・冨家哲、David Morales、Frankie Knuckluesの来日DJ風景
 ・Def Mixのオフィスの風景

 あと、Earthのモーリスが頑張ってライブしてる姿もイイですね・・・知らない方に補足しておくと、VocalをとるMaurice Whiteさんはこの時期ぐらいにパーキンソン病を患い、現役をほぼリタイアしてたんですね・・・
 こういう動画も貴重かもね~

 また、下段のDef Mixのような「DJ」にフォーカスした取材も行っており、95年ごろのクラブシーンを紹介してる映像も貴重でしょう・・・Davidのタトゥーの量がまだ少なかったですね(^^;)
 クラブ系の特集もかなりあり、大小合わせるとかなりの量が放送されたはずですよ!!



③ジャンル別音楽特集

 
<HipHop - KRS ONE 特集>
 ・ティーチャーの熱いHipHop論が炸裂!


<HipHop - Tupacの死>
 ・Tupacの死のことを詳しく特集

 次に紹介する特集は、この番組自体が様々な音楽ジャンルを扱っているので、その特定ジャンルの音楽をフューチャーした特集で、視聴者に対して啓蒙的な意味があったのかな~と思います。

 上げたのは両方HipHopだけど、他のジャンルも多数取り上げられ、ドラムンとかFutureJazzとか・・・そのジャンルを知らない人に対して分かりやすく紹介をしていた特集も多かったです。
 その意味では、こういった音楽に対しての「入口」としてもしっかりと機能してたんだと思います・・・

 なお、KRS兄貴の公演は・・・HipHopバカなら絶対見ないとダメです!! 当時のKRSは本当にカッコよかったですね・・・だけど、いま見返すと珍言を繰り返してますね~(^^;)



④Eurobeat関係


<Eurobeat in Italy>
 ・Eurobeat量産国「イタリア」への現地取材
 ・A Beat Cのようなメジャーレーベルへ潜入!!


<九州のEurobeat>
 ・博多のEurobeat事情を取材
 ・イイ感じのお嬢さんが踊ってます(^^;)

 次の話題は・・・興味がない人には興味がないかもしれないですが、好きな人は狂喜乱舞する動画かも??

 Avexが主体な番組だけに、Avexが一番得意としていた「Eurobeat」系の話題は多く、視聴者側もコレを見たくて見てる方も多かったので・・・結構特集をされていたと思います。

 その中で、レアな動画を上げておくと、Euro生産地であるイタリアに現地取材をし、A Beat CのDave Rodgers(V6のMade in Japanの作者!)に直接取材するなど・・・メチャクチャ濃いことをしてますね!!
 CaperaとかEuroマニアが泣いて喜ぶアーティストが出演しており、上の動画に関しては「通」には堪らないなようだと思います!!

 当然、現場であるディスコ関係の話題も多く、下の動画みたく局地的な話題も特集してました・・・腰振りダンスはレゲエだけじゃなかったんですね(^^;)


 なお、私自身は結構Euroは詳しいんですよ・・・この番組を見てたのもあるのですが、結構好きなジャンルで、DJを知る前に「Super Eurobeat シリーズ」を聞いてDJミックスの楽しさを学んだ・・・という中坊時代がありました(^^;)
 「Virginele / Mystery In Love」とか好きでしたよ・・・もしかしたら、DJに興味を持ったきっかけの一つとして「Super Eurobeat シリーズ」って人も多いかもしれないですね・・・

 今であれば、ブックオフで投げ売りしてますが、あのシリーズはかなり出来の良いミックスCDだと個人的には思います・・・
 初期のPCミックスの部類に入りますが、横田商会とかJhon Robinsonとか・・・下手なHipHopのミックスCDよりもミックスの流れなんかは上手いものが多かったと思います。

 「Italo Disco」が流行ったのであれば、次はHi-NRGやEurobeatがブームになっても個人的にはOKなので・・・先駆けて「Super Eurobeat シリーズ」を掘ろうかしら・・・でも恥ずかしいな~(^^;)




(4) 番組内容 : ミニコーナー&その他

 特集は色々と貼りましたが、どうですか? メチャクチャ濃いでしょ!!

 こんな内容が毎週やってるんだから見ない訳がないのですが、上記の特集以外にも、チャートの合間には「ミニ特集」があったり、それ以外にも小ネタが沢山含まれていました・・・

 これも、何個か動画を作って上げたのでご紹介しますね~♪


①ミニコーナー


<DJ's File - Ko Kimura & DJ Emma>
 ・コウさんの趣味である「ラジコン」が登場!
 ・Emmaさんのスタジオ風景、カッコいいな!!


<DJ's File - C.J.Mackintosh &Dimitri from Paris>
 ・ただのオッサンにしか見えないCJが素敵!
 ・遂に発掘! Dimiが超合金マニアな証拠を!!

 ココで紹介する「ミニコーナー」は、番組で行くと「30-11」と「10-01」の間に入ることが多く、シリーズものが多いのですが、不定期で内容(タイトル)が変わることが多かったです。
 その中で、個人的には「クラブ」系の話題はしっかりと見ており、ビデオでも結構残っていたので紹介したいと思います。

 まず、上の動画は「DJ's File」というDJ紹介のコーナーで、国内外の色んなDJがフューチャーされていました・・・どちらかというとDiscoよりなDJが多かったので、VHSからは私の独断で選んで2in1の動画にしました・・・でも、結構濃いんですよ!!

 基本的には、DJの日常を追うって所がメインで、木村コウさんのラジコンのような姿が見れるのですが、個人的にはDimiの超合金バカが拝見出来る下の動画が発掘した時は感涙しました!!
 以前、Dimiの作品紹介をしたときにも触れましたが、実際に「ブレストファイアー!」とか言ってる姿を見るとグッときますね・・・こういう御茶目なところがあるのが好きですわ~
 ちなみに、最近新作コンピを発表したこともあり、来月日本にDJしに来ますが、残念ながら用事があり行けない・・・凄い行きたかったのに・・・(--;)



<Louie Vega Play in Vinyl/NYC>
 ・NYCの名店「Vinyl」でのプレイ映像
 ・なんとRoy Ayersのライブ風景も!!


<97年GWのパーティー>
 ・97年のGWの都内パーティーの映像
 ・HexHector、ケリチャンなどのプレイ映像が!!

 んで、違うタイトルのミニコーナーでも上のようなクラブ系の話題が多く、レアな映像の宝庫ですわ!!
 上記のは特にマニアックな話題なので、詳細は書きませんが、こんな内容を放送してる民放って凄いですね(^0^)



②その他


<日本のダンスシーンの現在>
 ・あの「電撃チョモランマ隊」が出演!!


<放送100回記念 歴代トップ1 Tajanaのビックリ映像>
 ・PVが凄い可愛かったTajana嬢は幻想でしった・・・(^^;)


 最後は、ちょっと毛色が違う話題を紹介しましょう・・・放送回数が多いだけに、色々と「はみ出し」的な内容もありました。

 例えば、上のダンス特集では、現場で頑張ってるダンサーをフューチャーしてて、現在もプロとして活躍してる「電撃チョモランマ隊」の貴重なお姿なんかが出ています・・・イイ味出してるな~
 
 また、イイ味出してる・・・と言えば、特集とはちょっと外れるのですが、個人的なトピックスを一つ・・・これには当時涙を流しました(--;)

 下の動画がそうで、当時ヒットしてたダンスポップ曲「Tajiana / Santa Maria」が放送100回記念の歴代チャートで1位になった映像で・・・PVをみると超可愛いお嬢さんが歌ってますね!
 ただ、後半をみると・・・日本でのライブ映像が出るのですが、パッツンパッツンなオバちゃんが登場し、口パク&ド下手な歌を披露しています・・・コレが本人だったそうです!!

 当時、PVを見て「夜のおかず」にしそうな勢いぐらい好きだったのに・・・実物を見て絶句しましたよ・・・一体彼女に何があったんでしょうね??
 なんか、風●で良くある「指名写真マジック」みたいな売り方ですね・・・ある意味イイ時代でした(^^;)




(5)最後に

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 いかがだったでしょうか?

 毎度のマニアックな動画に加え、アップロードした動画も多いので、見るのが大変だったかと思いますが、90年代中期において、こんな素晴らしい番組が民放で放送していた・・・ってことが分かって頂けたと思います。
 個人的にも、かなり影響を受けたことが分かっていたので、気合を入れて編集をしたので、この番組の素晴らしさが分かって頂ければ本望です。

 一連の動画特集において言い続けていることですが、昔はDJとかの情報は簡単に得ることが出来ず、みんな苦労して情報を引き出していた・・・わけですが、この番組はその意義において一番ストライクな内容だったと思います。
 また、TVという簡単にアクセスできる媒体で情報発信をすると言うことは、何も知らない視聴者に対しての「入口」にもなっており、日本のDJ文化においてはかなり重要だったと思います。
 あと、番組の構造を考えた時、Avexの重要性も話すことが出来たので・・・個人的には上手くまとまった文章になったかと思います。

 ただ、今回の作業、ホント大変で・・・上の写真右のように、VHSがカビでヤラてるのが何本かあり、最初は見るのをあきらめましたが、手書きで書いたタイトルを見てると・・・どうしても抜きたくなり、マスクをしながら何度も再生&早送り&巻き戻しをしてカビを除去して・・・なんとか公開出来た動画もあり、かなり苦労をしました(^^;)
 また、ビデオデッキは、実家に放置されてたのを持ってきましたが、カビ除去作業でだいぶダメージを被ったみたいで・・・これ以降に吸い出しをした映像はあんまり良くないのも多くなりました(^^;)


 まあ、今回はこれで終わります~♪

 次回が最終回になると思いますが、これまた「鬼ボム」が控えてますよ・・・コレが一番吸い出し量が多く、やっと吸い出しは終わりましたが、見るのが大変です(^^;)
 ちなみに、何を紹介するのかは秘密にしておきましょう・・・お楽しみに!!




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<追記> 2012年3月26日

当サイトのポリシー変更に伴い、この記事で紹介をした動画を削除致しました。予めご了承ください。








 

須永辰緒 「Organ b. Suite No,1」
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 なんか、最近は週末のみの更新ですみませんね・・・今回の作品は、色々と考えて書いたので時間がかかりました・・・ちゃんと書けたかな?

 我らの「レコード番長」こと「須永辰緒」大先生の金字塔である「Organ B.Suite シリーズ」の第一弾のご紹介です!!
 このシリーズがなかったらミックステープ文化だったり、レコード文化だったりが花開かなかった・・・ってぐらい重要な作品ですよ!!


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 まず、辰緒さんは初めて取り上げるDJなので紹介をしておきましょう・・・

 今でこそJazz/RareGroove系のDJとしてはトップDJであり、Sunaga t experienceとして各種プロデュース活動をするなど・・・割と「おしゃれ」で「静か」なイメージがあり・・・DJとしては「大人」なイメージがあると思います。
 ただ、辰緒さんに関しては、個人的には色んな意味で「ヤバい」DJで・・・そのヤバい点の一つが「レコード掘り」にあります!!

 辰緒さんは、80年代初期よりLondon Nite周辺に出入り始め、その流れからDJを開始し、Disco時代の負の洗礼(?)を受けながら徐々に頭角を現し、80年代末~90年代初期は「DJ Doc Holiday」としてHipHopをプレイ・・・実は日本のHipHopの初期において、かなり活躍をしてましたよ!!
 その後、HipHopのネタの流れからRareGroove的な旧譜ラインを掘り始め・・・現在に繋がる「レコード番長」のスタンスを実践し始め、RareGrooveやSoul、Brazilなどを誰も追いつけないレベルで掘りまくり、現在はJazzを中心に掘っているようですが・・・「レコードに人生をかけてる」姿勢がタマランですね!!

 このブログを読んでる方であれば、読んだことがある方が多いかと思いますが、辰緒さんの名著「そのレコード、俺が買う!」で繰り広げられた異常(失礼!)なまでの購入活動が象徴的です・・・読んでない方は是非読んでください・・・男の生きる道が素晴らしすぎます!!


 ただ、これだけだと「ただのレコード馬鹿」で終わりかねないのですが、辰緒さんの「掘り」に関しては、それだけで終わってない点が素晴らしいと思います。

 まず、多数のニューディスカバーを発掘し、市場に対してレコードを紹介し続けた点で・・・今回紹介するテープ作品はかなり重要だったと思います・・・このシリーズを通して、RareGrooveやFreeSoulなどのエッセンスが詰まった「旧譜」の魅力や「レコード掘り」の魅力を知った方が多いんじゃないかと思います。
 ジャンルとしては理解が難しい部類の音楽だと思いますが、その音楽の魅力を辰緒さん流に聞きやすくプレイしている点は重要で、けっこう同業者のDJも影響(MUROさんは結構影響されたみたいですよ!)を受けたと思われます。

 また、この点は意外と語られないですが、辰緒さんの掘りやプレイスタイルは「オールジャンル」な点も大きいかと思います。
 一般的なイメージだとRareGrooveやJazzなイメージが強いですが、辰緒さんの音楽趣味って、時代によって大きく変化してまして、DJを始めた頃はロンナイ直系のRock/Punk/SKAから始まり、DefJamの音にRockを感じてからHipHopにシフトし・・・HipHopのネタという側面からRereGrooveやFreeSoulを消化し始め、今のJazzに至るなど・・・面白いぐらい音楽趣味が変遷しています。
 この時点でもプレイジャンルが広いのですが、音楽に対しては「あくなき探求心」があり、それがDJミックスにも生かされ、意外な曲をカッコ良くプレイする・・・のが上手いと思います。
 極端な例だと、現場ではモー娘をかけたり、このテープシリーズでもスキャットでスピードをプレイしたり・・・していますが、これ以外にも「え?、それかけるの・・・」っていうプレイが結構あり、ヤラれます!!
 

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 あまりまとまらないですが、こういった「レコード掘り」の視点で辰緒さんのことを考えると大変重要な人物で・・・今回紹介する「Organ B. Suite」シリーズは、辰緒さんの素晴らしさを表現していたシリーズだと思います。

 このシリーズは、辰緒さんが当時プロデュースをしていた渋谷の名物クラブ「Organ Bar」の雰囲気を伝えるシリーズとして計12作リリースされており、リリースされていた頃から大変人気なシリーズでした。
 Organのプロデュースは2002年10月頃に止めてしまったようですが、今でも渋谷のレコ村文化を支えている重要なクラブで、そのクラブの名前を看板にしているだけあって・・・聴きこむとメチャクチャ濃い作品になっています!!

 辰緒さん自身も、Organのコラムで言っていますが、結構気合入れて作ってたみたいで、今でも市場では割と高値なシリーズですね・・・
 なお、写真右のように、テープ以外にもCDのオフィシャルシリーズがあったり、別注モノでDMRのノベルティーテープがあったり・・・オリジナルシリーズ以外にも色々とありますよ♪


 ただ、このシリーズにおいてまず重要なのは、リリースした時期と、結果として渋谷のレコード文化を押し上げた存在・・・という点があります。

 時代としては、レコード文化が発展をする途上であった90年代中ごろから00年代初頭までリリースされており、辰緒さんの音楽趣味の変化とともに内容が若干変わりますが・・・どの作品も辰緒さんの個性が光った作品が多いかと思います。
 特に重要なのが、市場においてミックステープがあまり流通しなかった90年代中ごろ(96年頃??)よりリリースをしている点で、市場やリスナーに対してRareGrooveなどの「レコード音楽」の素晴らしさを伝えてたり、ミックステープの面白さを広めた点です。

 90年代中ごろは、海外もののテープや、新曲ミックスなどのテープはボチボチありましたが、DJの個性が光った作品はあまりなく、今回紹介する辰緒さんの作品はドストライクで・・・MUROさんのテープと同様に、テープを聞いて後続達が真似をしたり、勉強をしたり・・・いわゆる「波及効果」は強かったと思われます。
 このシリーズを聞いて、ミックステープの面白さを知ったり、レコード文化の素晴らしさを知ったり・・・エポックメイキングとしては間違えないシリーズだと思います。

 特に、一目で見て圧倒的なインパクト(お洒落という意味で)があるジャケットは素晴らしく、言わずと知れた「アニエス・ベー」のサンプリングですが、このジャケットに引かれてテープを買い・・・そしてレコード業界に踏み込んだって方は結構多いと思います。
 MUROさんのテープもそうですが、ジャケットのカッコよさは重要で、何も知らない人たちに興味を持ってもらえるほどの「求心力(特にレコード業界の外に向けて)」があり、かなり敷居は高いですが「入口」になったシリーズと言っても過言ではないと思います。


 つまり、クラブ文化だったり、レコード文化だったり、黎明期だった90年代中ごろにおいて、これらを後押しした数少ない作品でありつつも、須永辰緒という誰にも比類しない個性(=レコード番長!)が発揮されたシリーズがこの作品になります。
 辰緒さんの個性なりDJの面白さは、今後の作品紹介を通して紹介をしていきますが、今となってはイイ意味でボーダーレス化が進んだHipHopリスナー(なんでも聞くよって意味でね)に対してはかなりお勧めですよ・・・私自身がそうなのですが、かなりヤラれてます!!


 んでは、口上が長くなりましたが、早速作品の紹介です~♪


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 いきなり、上のレコ写を見て「おっ」と思う方は多いかと思います・・・だけどちょっと待っててね(^^;)

 第一作目であるこの作品は、おそらく96年くらいにリリースされた作品で、ちょうどOrgan Barが開店して暫くしてリリースされた作品のようです。
 Organ Barは95年11月にオープンしたので、そのあとぐらい・・・ということは96年ですかね??

 当時の雰囲気は分かりませんが、今と同様、RareGrooveやJazz、SoulやFunk、そしてHipHopや和物など・・・レコードを念頭に置いたDJ達が、ジャンルを超越してプレイしてるクラブ・・・という点はオープン時からあったのかな~と思います。
 そんな雰囲気を集約してるのが・・・この辰緒さんの作品になり、辰緒さんやOrganBarのステレオタイプなイメージを持ってると・・・・間違えなく打ちのめされますよ!!


 まず、選曲面の話ですが・・・聞いてる限りはジャンルの壁を感じさせないのですが、調べれば調べるほど広く、当時のOrgan Barを彩っていたであろう名曲揃いです!!

 選曲の中心は旧譜のレコードで、RareGroove/Soulっぽい範疇であれば「Milton Wright / Keep it Up」とか「Alice Clark / Never did I Loving You」などのような今となっては定番作品がプレイされています・・・
 今でも高額なレコードが多いですが、当時はもっと高かっただろうし・・・変な話、辰緒さんがこの作品で紹介したことで一気に広まったレコードも多く、RereGroove系のレコードに関しては、ニューディスカバー的な側面で大変重要な役割をしたと思います。

 特に写真左の「Norman Jay / Hippness」は、オルガンクラシックとして広がった曲として有名で、旧譜ではないですが象徴的だと思います。
 写真はリプレスですが、全く無名だった曲を広めることが出来る選曲眼と求心力が辰緒さんにはあり、かつ時代もこういった曲を受け入れられる態勢になっていた・・・そんなタイミングもあったのかもしれないですね。


 ただ、ココだけで終わらないのが辰緒さん・・・ジャンル外のレコードもバシバシプレイしてて、HipHopなりRockなり和物だったり・・・意外な選曲にヤラれます!!
 
 HipHopであれば、イントロで「Take 6 / Spread Love」のビートブレンドの曲から始まり・・・Eric B & Rakimをプレイしたり、大名曲である「Buddha Brand / 人間発電所」をプレイしています!!
 写真(=私の手持ち)は再発で、テープではオリジナル12inchの方でプレイをしていますが・・・これにはビックリする方が多いんじゃないですかね?

 Buddhaに関しては、当時からOrganでヘビープレイされてたようで、辰緒さんが監修をしたレコードガイド「Double Standard」でも取り上げられていました・・・辰緒さんなりOrganが初期の段階からボーダーレスな姿勢でいるのが分かります。
 また、レアな話だと、DevLargeは実は辰緒さんとは旧知の中で、辰緒さんがDoc HolidayとしてHipHopをプレイしてた90年代初期の頃、当時プレイをしていたトゥールズ・バーやミロスガレージに、一時帰国してたDLが、DS455のKayzabroさんに連れられて通っていたようで・・・その流れがあり、帰国後にリリースした人間発電所が辰緒さんに渡った・・・とも思います。

 なお、辰緒さんとHipHopってあまり語られませんが、80年代末~90年代初期のHipHop業界においては結構重要な人物で、MUROさんとかYouさんとか・・・もうちょっと後になってHipHopを引っ張っていく人物達が辰緒さんの元に集まり、修行じゃないですが、地下活動をしてたんですね・・・
 詳しくは「こちら」を読んでいただければと思いますが・・・もっともレアな話題は、あのBoy-Kenが辰緒さんのレコード持ちをしてたんですね!!

 
 このBuddha以外にも、Rockであれば「The Cure」をプレイしたり、和物であれば「桑名晴子」だったり「山下達郎」だったり・・・幅の広さにヤラれます!!



 んで、今度はミックスの話をしましょう・・・

 ミックスに関しては、似てるジャンルの曲を繋ぎつつ、気づいたら色んなジャンルをプレイしてる・・・みたいな感じで、ジャンルの壁を感じさせない「一体感」があるかな~と思います。
 この作品に関しては、割りとミッドテンポの曲で統一しており、クラブのピークタイムの選曲ではないかな~と思いますが、気持ちよく踊り続けられる感じ・・・で、流石のプレイですね。
 また、ミックスの流れにおいては、要所要所でアクセントのある曲を挟んでいるので、選曲の流れにメリハリがあるのもポイントで、明確なミックスのストーリー性は無いですが、何度も聞いてると、かなりクセになるミックスかと思います。

 辰緒さん自体は、DJの技術がメチャクチャ上手いわけではないと思いますが、自身がもつ「選曲」を上手く活かしながらプレイしてる感じで・・・この文章を書くにあたり何度も聞いてたらやっと良さに気付きました(^^;)
 ただ、利き方によっては地味に聞こえちゃう流れも多く・・・レコードの知識があればイケるけど、知識がないと結構キツイかもしれないですね~



 んなわけで、紹介を終わりますが、いや~上手く書けないな~(^^;)

 私があんまりRareGroove方面に知識がないので、HipHop的な視点で書いてみましたが、RareGrooveやJazz的な視点で書くと・・・もっとイイ文章になるはずです・・・

 ただ、これだけは言いたいのが、この作品は日本における「レコード文化/クラブ文化/ミックステープ文化」の基礎を結果として作った作品だということで・・・MUROさんの作品と同様な価値があると思います。
 HipHopサイドの人間がMUROさんの作品を聞いて影響を受けたように、RareGroove/Jazz系の人たちも辰緒さんの作品を聞いて影響を受け、レコードを掘り始めたり、クラブ活動をしたり、ミックス作品を作り始めたり・・・そのシーンの起爆剤になったことは忘れてはいけません。

 このテープに関しては、無理して掘るほどではないですが、もし機会があれば聞いてみてください・・・私と同年代ぐらいのHipHopリスナーであれば、結構ヤラれるはずですよ!!
 この作品ではないですが、このシリーズの他の作品がCD再発されるようで、そのうちこの作品も再発されるかもしれないので、機会があったら聞いてみてね~♪




<Release Date>
Artists / Title : 須永辰緒 「Organ b. Suite No,1」 
Genre : Soul、RareGroove、Jazz、Rock、Reggae、Brazil、FreeSoul、HipHop・・・
Release : 1996年
Lebel : Organ Bar No Number



ps この黒の作品、新宿にユニオン(クラブ館)で2000円くらいで売ってるのを先週久しぶりに見かけました~♪ まだ残ってるかな?? 欲しい方は探してみてね・・・ただ、なかったらすみません(^^;)