HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Denka 「Stinky Flavor(青色)」
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 いやいや、更新が遅れてすみませんね・・・ここ最近は馬車馬の如く働いていました(--;) 
 今日も休日出勤で某所へ出張してきましたが・・・春まで仕事地獄の予定なので、こんな感じの愚痴が多くなりますよ(^^;)

 そんなわけで、脈略は全くないのですが、久しぶりに真面目(?)なHipHopのミックステープを紹介です!


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 今回は、言わずと知れた「DJ Denka」さんの初期作品を紹介します・・・多分これがオフィシャルでは一番最初の作品だと思います。

 今までコメントをくれたりした中でDenkaさんの作品をプッシュしたり、リクエストを下さった方が結構いたし、中古価格もボチボチレアな作品なので、ミックステープ業界では結構定番作かもしれないですね・・・なので影響を受けたり、好きな方は多いと思います。

 ただ、私自身は・・・正直に言うとそんなには影響を受けてなく、これらが発売された頃はスルーしてました・・・

 ミックステープ全盛の頃、今は亡きCiscoがDenkaさんやDenkaさん周辺の水戸関係のDJの作品をかなりプッシュしてて、作品は見てはいたのですが、なぜか食指が動かず・・・つい最近まで触れずにいました(^^;)
 まあ、テープ馬鹿なので、ここ最近は「とりあえず揃えておこう(最近はこういう理由が多い)」って思い、あれば買うようにはしてますが・・・私自身の趣味が最近はHipHopではないので、買ってもあんまり聞いてなかったです(--;)

 でも、ふっとしたキッカケでこの作品を聞いてみたら、かなりミックスのレベルが高いことに気付き、ここ数日は通勤時に聞いてました・・・特に冬はこういうHipHopが合いますね!!


 んでは、前置きが長くなりましたが、作品の紹介に行きたいと思います~♪

 ちなみに、私のレコード趣味も最近はHipHopでないので、収録曲のレコが一切ないので、レコ写は男らしくどっかで借りてきました(^^;)


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 この作品はタイトルのとおり「Stinky(=臭い、不快な)」が表す通り、普通のHipHopとは「ちょっと違った」視点で作られているように思えます。
 まあ、HipHop的な意味で行けば「ILL」に近い意味がある感じで、Denkaさん自身も良く使ってる単語なので、あまり詮索する必要がないかもしれないですが・・・その「違い」がこの作品の肝になっているかと思います。

 その違いの一つが「選曲」で、LPオンリーの未シングル曲を積極的にプレーしてて、面白いぐらい定番を外してる選曲をしてます!!

 上の写真に貼ったようにGangstarrOCのアルバムだと、シングルになった曲(GangstarrだとMassApealとか)を連想する方が多いかと思いますが、面白いぐらいにそれらを外してきて、知らないLPオンリーの曲をプレイしてきます・・・
 それもこのテープの半分近くがLPのみの曲をプレイしてて、有名なLPオンリーの曲(EPMDのFunkyPianoとか)もプレイしてますが、BiggieやShowbizなどの有名どころや、Smooth Da Hustlerあたり渋いアーティストのLPオンリー曲をプレイしてるのにはヤラれます!!
 また、個人的には90年代中頃に乱発してた微妙なサントラ(色んなHipHopアーティストの曲が映画と関係なく集合してやつ)からも未シングルな曲をプレイしてて、CommonやATCQなどをプレイしてます・・・ホント掘ってますね!!

 MUROさんなんかもLPオンリーの曲を結構プレイ(ATCQ / Show Businessとか)してましたが、LPオンリーの曲って、ちゃんとアルバムを聞いてないと気付かないことが多く、この点はDenkaさんの手腕の高さが分かると思います!!
 きっと、Denkaさんはシングルだけでなくアルバムもしっかりと聞いてたんでしょうね・・・本当に掘ってる人って、LPから良曲を探せることが出来る人だと思うので、こういう所は大変素敵です!!


 また、これらの選曲を通しで聞いてると・・・HipHopらしい「黒さ」や「太さ」が存分に発揮されてて・・・この点もDenkaさんの良さかな~と思います。

 この点はなかなか表現しづらいのですが、全体を聞いてると独特のグルーブがあるんですよね・・・上手く言えば「気づいたら首を振っちゃう」みたいな感じなのかな??
 選曲面ではアッパーな曲を使用してないのに、ベースラインやドラムがドープな曲を多く選曲してることがポイントだと思いますが、こういった雰囲気作りも上手いですね!!


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 あと、Denkaさんと言えば「2枚使い」でしょう!!

 この作品でも、ド派手ではないですが、カッコよく2枚使いが炸裂しています!!

 Denkaさんの2枚使いはカプリみたいな豪快な感じではなく、割と丹精な感じな2枚使いが多く、この作品でも写真左の「Organized Konfusion / Stress」なんかで2枚使いが炸裂してます・・・
 2枚使い自体はターンテーブリストのような作りこんだ感じではなく、結構ラフな感じもあるんですが・・・個人的には「つい真似したくなる2枚使い」が多いように思います!!

 これも曖昧な表現だと思いますが、ミックスの流れの中でサラッと決めてくることが多く、聞いてて違和感がない感じなんだけど・・・ちゃんと聞いてると「上手い!」って思ってしまう辺りが素敵で・・・クールなんだけど骨がしっかりとある感じかな??
 個人的には、選曲をメインに置きつつ、その流れの中でクールに決めてくるんだけど・・・選曲の黒さや太さをしっかりと含んだ2枚使いで・・・この辺はDenkaさんの特色じゃないかと思います!!

 また、当時としては万越えどころか、全然レコ屋で見ないレア皿を2枚使い(=2枚買ってる)って点もヤラれますね!!
 この作品がリリースされた頃(1999年頃?)は、HipHopの12inchの値段はバブル真っただ中で、今は安くなり、手に入りやすい作品が多いですが・・・よく2枚を揃えたな~と感心したりもしますよ(^^;)


 あと、2枚使い以外にも「細かい仕掛け」があり、この点も結構ヤラました・・・

 分かりやすいところだと写真右の「Diamond D / Beat Kept Secret(45king Remix)」なんですが、オリジナルミックスのイントロをプレイしてから45kingのRemixにカットインしてきたりしてました・・・
 このほかにも「Wu-Tang Clan / Methodman(Remix)」から、メスの声ネタ繋ぎで「Kenny Dope / Get On Down」に繋いできたり・・・細かい仕掛けがあるのもイイですね!!
 特にWu→Kenny Dopeの繋ぎは、ベタといえばベタですが、なぜかトラックリストに書いてなく、予備知識が無い状態で聞いてると、聞いてて「うっ、上手い!」って唸ってしまいます(^^;)



 んなわけで、ややザックリとした紹介になりましたが、大変良い作品だと思います!!

 個人的には、もうちょっとミックス作品における「ストーリー性」が欲しいな~とは思いましたが、作品全体の「太さ」や「黒さ」が素敵で・・・冬の寒い時期には首振り必死な感じが玉乱っす(^0^)

 でも、中古だとレアな部類になると思いますので・・・・お好きな人だけ買ってくださいね??





<Release Date>
Artists / Title : DJ Denka 「Stinky Flavor(青色)」  
Genre : Hip Hop
Release : 1999年頃??
Lebel : Beat Town Production No Number




<同タイトルについて>

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 この作品のタイトルである「Stinky Flavor」なんですが、上記写真の黒色のテープ(写真が見えづらいのはご愛嬌?)も同タイトルになります・・・

 ただ、某氏の情報提供や、各種調査によると、今回紹介してる青ジャケが第一弾で、黒色が第2弾のようです??
 断定は出来ないのですが、青ジャケが最初だと思われるので、黒よりも先に紹介しました・・・間違えてたらすみません(^^;)




<過去記事の再編集情報>

 特に意味はないですが、以前紹介したDenka作品の中で、下の作品を再編集しました・・・お暇なら読んでね(^0^)

・ DJ Denka 「The Stinky Japanese Cuts」



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Biz Markie 「Theory of Old School」
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 いや~、Riddimの紹介作業がやっと終わりましたね・・・準備期間込みで2カ月の仕込みをしてたので、結構疲れました(^^;)

 ンなわけで、仕込み作業中に聞いてた「永遠の名作」のご紹介です~♪

 言わずと知れたBiz Markie大先生による名ミックスで、カプリのOld Schoolと並ぶ超名作ですね!!


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 まず、Bizの紹介はイイかな? このブログを読んでる人だったら知らない人はいないでしょ?

 一般的にはMCとしての活動の方が有名で、多数のクラシックを発表しており、クラブでかかれば大合唱・・・そんな方かな~と思います。
 一言でいえば「Biz World」なんですが、独特のファニーなラップだったり存在感だったり・・・唯一無二の存在でしょう!!
 とにかく「顔」だけで優勝しちゃう感じで・・・嫌いな人はいないと思います!!

 そんなBiz先生は「DJ」としての活動も有名で、ラップ作品をリリースしつつも、DJの活動も結構しており、近年は割とDJの活動の方が有名かな~と思います。

 DJの活動も、Bizらしい「コミカル」な質感がありつつも、NYのDJらしいラフな感じが素敵で・・・その良さはこのテープでも存分に発揮されています!!
 カプリもそうですが、こういったDJって真似することは不可能で、生まれ持って育ったのかな~と痛感しちゃいます・・・なんか「常識外」な感じが堪らないっすね!!


 ちなみに日本にも稀に来日しますが・・・ちょっと個人的な小ネタを入れときましょう。

 5年くらい前ですが、ageHaにBizが来る(写真右)っていうので、楽しみにして踊りに行ったら・・・来日が急遽キャンセルになってて、代わりにLord Finesse(!)が来たってイベントがあり・・・私自身は未だにBizのDJを生で聞いたことがないんですね(^^;)
 まあFinesseのDJも悪くないし、何よりもその時のMUROさんのプレイが凄すぎで何度も持ってかれた(Phillys Hymanはヤバかった!)ましたが・・・優勝は「Finesseの彼女」で、体格がFinesseと変わらない「XXL」で、Finesseと舞台上でイチャイチャしながらMUROさんのDJを楽しんでた・・・のが印象的でした(^^;)

 今回のBizもそうですが、あちらのお方は何事においても真似が出来ない「豪快さ」があって素敵ですね・・・行動面と体格面は特に勝てません・・・ね(^^;)



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 んでは、早速作品の紹介に行きたいと思いますが・・・この作品も日本人には理解しづらい「本場のHipHop魂」が炸裂してる作品になります。
 あらゆる意味で「豪快」なんだけど、それが「味」になってイイ・・・みたいな良さがあり、なかなか説明が難しいですね。

 そんなわけで、この点に関しては、昨年6月に紹介した「Kid Capri Old School Vol.1」に詳しく書きましたので、分からない方はコレを読んでから今回の記事を読んでください!!
 特に、今回紹介するBizの作品は、カプリのOld Schoolの「Biz版」といっても過言ではない作品なので・・・是非ご一読をお願い致します!!

● Kid Capri「Old School Vol.1」




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 では、作品の紹介に行きましょう!!

 この作品は、カプリのテープと同じで全編に渡りOld SchoolなR&B、Soul、Funk、DanceClassicsなどをプレイしてる・・・ある種「懐メロ」ミックスになります。
 リリースに関しては、作品のMCの内容を聞いてる限りだと92年頃で、カプリのちょっと後にリリースしたかな~と思います。

 んで、この作品において重要なのが、カプリと一緒なのですが、HipHopじゃない曲なのに、Bizがプレイすることで「HipHop」になっちゃう辺りは流石の一言で・・・日本人には真似のできないグルーブがあります!!

 選曲的にはド定番を中心に攻めてて、写真に上げた「Patrice Rushen / Remind Me」とか「Teena Marie / Ooh La La La」(RIP!)のような曲を中心にプレイしてて・・・誰しもが聞きやすい内容になってると思います。
 流石にカプリのようにレゲエをプレイしたりはしてないですが、選曲の系統的には同一で、場所によってはMarvinメドレーや、Jackson5メドレーをしたり・・・ツボを押さえた選曲になってると思います。

 ただ、カプリと同様に言えるのが・・・プレイの仕方が一般的なDJプレイの次元を超え、誰にも出来ないプレイになっており・・・その点が作品を更に良くしてると思います!!

 以下では、その「超次元」のプレイの点を中心に紹介したいと思います・・・


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 まず、指摘したいのが、カプリではザラザラと鳴ってるレコードでプレイとか、針飛びしても関係なし!みたいな「ありえないプレイ」を紹介しましたが・・・Bizに関しては「ド下手な2枚使い」が全くの異次元で、これがポイントだと思います!!


 例えばBDKネタでもお馴染みな「Heatwave / Ain't No Half Steppin'」(写真左)であれば、中盤のブレイク部分で2枚使いをするのですが・・・これが「ド下手」の一言で、度肝を抜かれます!!

 サンプルを上げて聞かせるのが一番早いかもしれないですが、とにかく「2枚使いになってない」感じで・・・予備情報無しで聞いたら「初心者DJの2枚使い」みたいな感じです(^^;)
 なんだろう・・・2枚使いって1小節なら1小節で必ずプレイバックすると思うのですが、Bizの2枚使いは戻してる時に針飛びしてるのか、1小節の時もあれば、2小節の時もあったり・・・リズムの組み方が有り得なかったり・・・一言でいえば「下手」です・・・
 まるで、Wild Styleとかの大昔の映像で、DJが頑張って擦ってる感じ・・・なんだけど、どう聞いても「上手くない」です(^^;)


 ただ、不思議なのが・・・段々聞いてると「味」が出てきて・・・メチャクチャイイんですよ!!

 個人的には、Bizの大きな体でDJブースの前で体を小さくして、頑張って2枚使いしてる姿を想像しつつコレを聞くと・・・段々と好きになっていく自分がいました(^^;)
 も~、なんて言ったらいいんでしょう・・・このプレイに関しては「Biz Markie」というキャラクターがあることが前提で成立するプレイで、DJの「個性」が際立ってるから成立するのかな~と思います。

 カプリの時も書きましたが、DJにおける「個性の確立」ってホント大切なんだけど、なかなか作れない事だと思います・・・それこそ苦労して作る方もいれば、カプリやBizのように自然に持ってる方もいる・・・と思います。

 特にこの場合は、普通であれば販売する作品でこんなレベルの2枚使いを入れてくるのは有り得ないのですが、それをあえて(?)入れてきて、ミックスの中で「超個性的なグルーブ」にしちゃう辺りが・・・勝てません!!

 HipHopって「Bad」って言葉が「Cool」に成り変わる文化だと思いますが、このプレイが正にそれで・・・これこそ本当の「HipHop」だと思います!!
 カッコよくないものを「カッコよく聞かせる」ことが大切で、その限りにおいては手段を限定する必要はなく・・・その一例がこの「ド下手な2枚使い」なのかも知れません・・・
 Bizもカプリと同様に、存在自体が「HipHop」な訳で、う~ん、ズルすぎますね!!


 ちなみに、このド下手な2枚使いの後は・・・なんとBPMやミックスの流れを無視して「Michal Jackson / Rock With You」にカットインしていきます・・・この展開もヤラれますね~(^^;)
 また、B面でプレイする「Cheryl Lynn / Got To Be Real」のコスリもビックリするぐらい「下手」で最高ですよ!!



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 また、この「ド下手」っぷりはDJミックスにも発揮され、恐ろしい「カットイン」が随所で爆発しております!!

 例えば「DeBarge / I Like It」から「Shalamar / This Is For The Lover In You」に繋ぐ場面では、歌詞繋ぎでも無いのにDeBargeの曲の途中から強引にShalamarへカットインしていきます・・・
 それも小節の切れ目のような「きりのイイ部分」ではなく、聞いてて「どうしてそこで?」と思う場所でカットインしていきます・・・

 コレ以外にもクラシックな「Fona Rae / Over Like A Fat Rat」から、自身曲である「Biz Markie / Let Me Turn You On」への繋ぎもメチャクチャ強引に繋いでいき、更にその後のEmotionsへの繋ぎも超強引に繋いでいきます・・・聞いてて不安になります(^^;)

 ただ、この「豪快なカットイン」もこの作品の聞きどころのひとつで、意味合い的には先ほどのド下手な2枚使いと同じく「Bad」が「Cool」に変わるミックスなのかな~と思います。

 聞いてて「そりゃ、ないだろ・・・」と最初は思うのですが・・・段々聞いてるとタイミングを覚えてきて「この繋ぎ以外はない」って感じになり、不思議と馴染んできちゃうんですよね・・・気持ち悪い繋ぎが、気づいたら「気持ちいい繋ぎ」に変換されちゃったのかもしれないですね。
 

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 あと、イイ味出してんな~と思うのが「マイク」使いでしょう!!

 カプリほどのハイテンションではなく、ちょっと「おちゃめ」な感じが最高で、これも作品を良くしてます・・・
 合いの手としてのマイクも最高なのですが、ここでは「替え歌」を指摘したいと思います・・・

 永遠のNYクラシックな「Maze / Before I Let Go」であれば、歌詞で♪Before I Let Go~♪と最後に歌詞が伸びる部分にマイクインして「♪ビズ マ~キ~♪」と入れてきたり、これまたクラシックな「Meli'sa Morgan / Fool's Paradise」であれば、サビの「♪Foooool~'s Paradaise~♪」の部分で、「's」の部分をマイクインして「In」とか「And」と入れて歌詞の意味を変えたり・・・してきます!!

 割とB面はマイク率が高く、要所要所で入れてきますが、カプリとは違う「おちゃめさ」や「ファンキーさ」が素敵で、何度も聞いてると、マイクを入れてくるところで一緒にシャウトしちゃったりしますね!!
 これも2枚使いと同じで、Bizだから許せる感じに仕上がっていますかね・・・

 ただ、マニアックな指摘を入れておくと、写真下段の「Keni Burke / Risin' To The Top」「Dennis Edwards / Don't Look Any Further」は、カプリと同じ内容の替え歌をしてますね・・・
 特にDennis Edwardsでは「朝食ネタ」の替え歌をしてますが・・・これって昔っからある「定番替え歌」ってことなのかな??
 個人的には、Bizが朝食ネタで替え歌する方が、説得力がある(=食いしんぼキャラですからね~)かな~と思います??



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 そんなこんなで、この作品の「下手さ」を中心に紹介していきましたが・・・気づくとその下手さが「味」になり、大変素晴らしい作品になっています!!

 特にビックリなのが、最初は「えっ」とビックリしちゃうミックスが、何度か聞いてると味が煮詰まり、一回りして更に「美味」になる・・・みたいなプレイがある点です!!
 今までに列挙した「下手」な部分はモロにそうで、その部分がある種「個性的」なので、一度聴いたら忘れられないミックスになっており・・・気づいたらソコを目当てに聞いちゃったりします(^^;)
 この辺は、確信犯かどうかは分かりませんが、Bizだから許せる世界なのかもしれないですね~


 また、そういった「下手」な部分が目立つことで生まれる現象(?)が一つあります。

 一応、Biz先生の名誉のために言っておくと、全てが全て「ド下手」なわけではなく、ラフな感じのミックスにはなりますが、普通にミックスしている所も結構あります・・・
 まあ、大半が小細工不要なカットインでガシガシ繋いでいく感じなのですが、要所要所で爆発する下手さがあることで、普通にミックスしている部分が・・・なぜか「上手い!」と思わせたりする現象が生まれてます(^^;)

 例えば「I Level / Give Me」から「Philys Hyman / You Know How To Love Me」への繋ぎは、頃合いのイイ所で普通にカットインして繋いでるだけなんですが・・・周りが下手なミックスがあるので、なぜか上手く聞こえてしまい、何度も聞いてると「待ってました!」っと待ち望んでしまう私がいます(^^;)
 コレ系の聞かせ方は結構多く、この「下手⇔普通」のバランス感が作品に深みを与えてるかもしれませんね~♪




 ンなわけで、一言でいえば「ヘタウマ」なミックスなのですが、Bizにしか作れない世界がたまらないミックスに仕上がっています!!
 カプリとはまた違う世界ではありますが、これも「HipHop」であることには間違えなく、今後も伝えていかないといけないな~と思います。

 また、作品の内容を総括しておくと、Bizの御茶目なDJと、抜けた感じの選曲が相まって、かなりリラックスしたミックスになっており、肩ひじが貼らない内容になっているのもイイですね!
 NYクラシック満載な選曲/ミックスではありますが、ちょっと田舎な道を、ダットサンみたいなピックアップトラックで低速で流す際に聞いたら最高な・・・そんなルーディーな感じもあり、なかなかイイですね!!


 なお、この作品はCDで再発されてたり、ネットで普通に音源が落ちてたりしますが・・・出来ればテープで聞くのが一番だと思います!!
 特に、この「ド下手」な感じはテープ以外では上手く再生できないかな~と思いますよ??


 んでは、興味がある方は是非テープを掘って聞いてみてくださいね!!






<Release Date>
Artists / Title : Biz Markie 「Theory of Old School」   
Genre : DanceClassics、Soul、Funk、R&B・・・
Release : 1992年頃???
Lebel : Tape Kingz No Number




<Notice> ジャケット、トラックリストなど

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 この作品に関しては、私が確認した限り(=私が持っている限り)では、上記のように「白」と「赤」の2種類のジャケがあります。
 どっちが先にプレスしたのかは不明ですが、白の方にはTapeKingzのURL表記があるので・・・赤の方が先なのかな??
 ただ、TapeKingzモノは、かなりテキトーなので、ファーストプレスがあってないような気がします(^^;)

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 また、TapeKingz作品とあって・・・作品外でも豪快な仕上がりになっています!!

 例えば、トラックリストは「曲名」のみを表記してますが・・・結構「テキトー」な感じで、プレイしてるのに曲名を書いてないのがあります・・・A面の最後の方は素敵なぐらい書いて無いですね(^^;)
 あと、以前に他のTapeKingz作品で指摘しましたが、白の方のジャケットは有り得ないぐらい「綺麗に切れてなく」、写真のように素敵な仕上がりになってます・・・
 んで、赤の方はまともなのかな~と思ったら、私の手持ちの「赤」はメチャクチャ音が悪く、ノイズが走る個所が多いです・・・う~ん、流石「Tape Kingz」です(^^;)




<Notice> 他の作品について

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 Bizに関しては、ミックス作品はあまり出していないのですが、探すと微妙にあるのでご紹介します・・・

 写真左の2本は、日本独自企画の作品(P-Vine Records)で、ネタ系の曲をミックスした作品です・・・98年と00年に2作品リリースされていますが、そんなには面白くないです(^^;)
 ちゃんと権利を取ってリリースされているのは評価出来ますが、規定外な感じは無く、今回紹介した作品の方がヤバいっすかね~
 ちなみに、CD版もリリース(CDの方がメインだった??)されています。

 また、写真右はBizが作った作品ではないですが、ラッパーとしてはかなり作品を残してる方なので「ベストミックス」作品もあり、個人的にプッシュしてるテープレーベルである「Ke.T Drive」から、You The Rock人脈のDJである「Jake E Lee」氏が作ったミックス作品になります。
 内容的にはボチボチですが、結構レアな作品で、掘るまでかなり時間がかかりました・・・まあ~、ミックステープ馬鹿以外は掘る必要が無いですかね~(^^;)





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<毎度の独り言>

 え~、まだお店に行ってないので売れたかどうかは不明ですが、ついに某ユニオンで「コレ」が中古で出たみたいですね・・・
 昨日の夜、上司の愚痴をシラフで10時ぐらいまで聞くという重労働(?)のあと、帰宅してチェックをしてたらこの情報に出くわしましたが・・・昨日だけは上司の愚痴を恨みました(^^;)
 う~ん、もう売れちゃったんだろうな・・・いくらで出たんですかね??

 また、違うユニオンでは、同じムロもので意外と出ない「45rpmの限定版」とか、先日紹介したCrystal氏の和物ミックスが売りに出たみたいですね・・・
 これは両方持ってるのでアレですが、45rpmの限定版(水着のお姉ちゃんのジャケのやつ)は面白い方法で私は入手しました・・・この入手ネタも早く公開したいっすね~(^^;)

 んでは、テープとかミックスCDのことばっかりを考えている人の日常報告でした(^^;)




Free Paper 「Riddim(リディム)」 について バックナンバーリスト
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 え~、毎度の長文で読むのが大変だったかもしれないですが、Riddimネタの続きです。
 需要があるかどうかは分かりませんが、私が持っているRiddimの「バックナンバーリスト」を紹介です~♪

 Front/Blastの時もそうでしたが、メインの文章を書くにあたっての資料整理の一環ととして作り、色々と記事に反映させていましたが、もったいないのでリストも整理して掲載したいと思います(^^;)

 どんな役に立つかは分かりませんが、ご利用いただければ何よりです・・・


< 注意 >
・ リストアップした内容は、その号で扱いが大きかった記事と、個人的に重要だと思った記事をリストアップしています。そのため、掲載内容に関しては多少の偏りがありますのでご了承ください。
・ 写真はクリックするとちょっと大きい画像になります。
・ 雑誌なので「発行月-1」が実際に配布された月になります。
・ リスト上で文字を太く強調してるモノは、ミニコラムがリスト下にあります。

・ リストは私の持っているRiddimのみを掲載しています! ご注意ください!




< 1997年 >

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169 1997-05
170 1997-06 KRS-ONE 沼田さん連載開始
171 1997-07
172 1997-08
173 1997-09 Thriller U, DJ Next Generation
174 1997-10 DJ Shadow, Lee Perry, Reggae Japan Splash 97'
175 1997-11  
176 1997-12 石田昌隆・海外写真特集

 ※注意 空欄は私が持っていない号なので詳細は分かりません。
 ※恐らくですが、97年11月号より「縦」から「横」に仕様が変更したと思われます。なお、横にはなりましたが、この頃は開き方が現在とは異なり「右→左」で開く感じでした。


<DJ Next Generation>

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 Riddimっていうと、かなり日本人アーティストの後押しを行っていましたが、縦時代のこの頃にも記事がありました!
 内容的にはランキン氏がプロデュースした「Bad Bad」という日本人アーティストのコンピレーション(東編と西編の2作)を発売を記念(?)したライブの模様をレポートしており、現在でも活動をしているアーティスト達が若手として多数参加しています。
 面子的には、写真右上をクリックして欲しいのですが、RyoやPushim、H-Manなど現在も活動してる方が多く、どなたも若いっすね・・・個人的にはTakafinの顔写真が有り得ないっすね(^^;)

 あと、Moomin氏がちょうどメジャーデビューした時で、記事での扱いはちょっと大きめですね・・・記憶だとこの頃に放送された「Night Flight」でDev Largeがフックアップ(デビューシングルのプロデュースをしてた)する形で出演してて、その放送を聞いてMoominを初めて知りました・・・
 んで、それとは関係があまり無いですが、今回のRiddimの記事を書いてた1月某日に、ズーと探してた「Moonlight Dancehall」のプロモ12inchを遂にゲットしました!!
 メジャーデビューをしたSonyのプロモで、CDに入ってたアコースティックミックスの方ですが、やっぱりイイ曲ですね~♪ メジャー前にリリースされたオリジナル(VIPの7inch)も欲しいな~




< 1998年 > 

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177 1998-01 3ed Eye
178 1998-02 Bristolの音楽
179 1998-03 Buju Banton, Mommin, '97 Riddim Count Down
180 1998-04 Bob Marley(未発表音源発売), Reggaeのミックステープ
181 1998-05 Gangster, Island Records
182 1998-06 創刊15周年, Digital B
183 1998-07 Thriller U feat UB40, 関西のレゲエシーン, Yann Tomita
184 1998-08 Moomin
185 1998-09 日本各地のレゲエシーンについて(東京,横浜,名古屋,大阪), Maxi Priest, DJ Kensei
186 1998-10 Riddim 15周年パーティー , Spanner Banner
187 1998-11 NewYorkのReggae(MassiveBなど), Tokyo SKA Pradise Orchestra meets Dennis Bovell
188 1998-12 U-Roy, DJ Spinbad


<Reggaeのミックステープ><DJ Spinbad>
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 レゲエもミックステープ文化が重要な音楽なので、昔のRiddimはミックステープには明るく、新譜紹介の範囲でも結構取り上げられていましたが、こういった特集も数は少ないですがありました。

 4月の記事ではその当時流通してたテープ(クラッシュの現場録音ものやテープアルバムなど)を紹介してて、資料として大変面白いですね・・・というか、この辺のテープって全然掘れないんですよね・・・欲しいな~(^^;)
 私も最近、レゲエのテープは買うようにしてて、ジャロとかのシステム系テープとか、国産作品などを掘ってますが、結構面白いのが多いですね~
 個人的には「Hunter Chance」氏が注目で、今でもミックステープをリリースしちゃう姿勢にビガップです!!

 んで、12月号ではSpinbadの来日に合わせてインタビューを敢行!
 Spinbadのことは、当時からヤバい作品を作るDJとしてRiddimでは評価してて、同時期にFrontでもインタビューをしてましたが、それよりも扱いが大きいのが面白いですね!!


<日本各地のレゲエシーンについて(東京,横浜,名古屋,大阪)>

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 これも本文でチラっと触れましたが、日本のレゲエを盛り上げよう!みたいな意思の表れで、現場のインサイドレポート記事になります。
 この特集では各地ではどういうサウンドやアーティストがボスってるか?を紹介する記事で、いや~渋い名前が多くってイイですね~
 サウンドでいけば、Mighty Crownといったメジャーどころから始まり、Sun Set、Guiding Star、Rock Desire、Tokiwa・・・などちゃんと「押さえてる」感じが素敵です・・・
 皆さんはどうかは分かりませんが、今考え直してみると、こういう記事がRiddimで読みたかったような気がします・・・現場の情報って、そこに行かないと分からない訳で、そのパイプ役としてのRiddimを読んでみたかったような気がします??




< 1999年 >

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189 1999-01 RZA, Mr.Vegas
190 1999-02 Legendary of the 90's, Moomin
191 1999-03 Bounty Killer, Roland Alphonso(RIP), 頂点(Mighty/Tokiwa/Taxi)
192 1999-04 Riddim Award '98, Busta Rhymes, Mighty Crown
193 1999-05 Mighty Crown meets Digital-B, Jah Mali
194 1999-06 MURO&DL NYの思い出, Morgan Heritage, Jah Shaka
195 1999-07 Pushim, Junior Delgado, Mighty Crown meets Digital-B Tour
196 1999-08 Moomin, Augusutus Pablo,
197 1999-09 Rhymester, Reggae FM
198 1999-10 Bounty Killer, こだま和文, Moomin
199 1999-11 You The Rock, Gladstone Anderson
200 1999-12 200号記念 - Best Reggae Albums 90-99, Beenie Man


<頂点(Mighty/Tokiwa/Taxi)>

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 サウンド文化において「クラッシュ」は重要なことだと思いますが、この頃までのRiddimは、重要なクラッシュに関してはちゃんとレポートがありました。

 98年12月に大阪で開催されたクラッシュで、Mightyが圧倒的な強さで勝ったようですが、その結果への過程が少ない文字ではありますがレポートされており、こういったことは大切だな~と思います。
 結果だけ書いたらそれまでですが、その「過程」にこそストーリーがあり、それを伝えるのが雑誌の役目では?と思います・・・どうなんでしょう?
 
 ちなみに、数ヵ月後のRiddimでは、このクラッシュの結果とは関係ないかと思いますが、あの「Tokiwa」が解散するという広告(!)が載っていました・・・広告で報告するってスゲーな!!


<MURO&DL NYの思い出>

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 HipHop系の記事も楽しみの一つだと思いますが、このインタビューは読み返してしまった!
 我らのMUROさんとDLがニューヨークの思い出を語る・・・みたいな内容で、レコードの買い付け話のレアな話が多く、マニアには玉乱っすね!!

 あと、HipHopではないかもしれないですが、4月号のエガGの連載では写真右のように「クボタタケシ」氏のインタビューが載ってて、こっちも悶絶です!!
 最初のテープ(Classics)を受けてのインタビューですが、当時からあのテープが評価されてた点はビックリですね・・・私自身は高値であのテープを買いましたが、まだその良さが微妙に分かりません(^^;)


<200号記念 - Best Reggae Albums 90-99>

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 Riddimは「@周年」とか「@00号」とか記念的な数字があった時は結構特集を組んでおり、この200号では、1990年から99年の間にリリースされたレゲエアルバムを特集していますね。
 ただ、200号記念の時は誌面外で面白い動きをしてて、写真右のようにアナログ盤のリプレス(それも200枚限定!)をしてて、Mute BeatやGladstone Andersonなどがリプレスされてました。
 特に青色の「Mute Beat / Sunny Side Walk」は、インピーチっぽい固いイントロブレイクが最高で、私も当時から2枚使いしてました・・・記憶だとDLもレコメンドしてたような気がします。




< 2000年 >

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201 2000-01 Kashief Lindo, Horace Andy, Judgement(Global Gold Cup'99 優勝!), Mighty Crown(World Clash'99 優勝!)
202 2000-02 Riddim Award '99, 200号記念ライブ(こだま和文)
203 2000-03 Buddha Brand, One Love Bob Marley All Star Tribute Live, Mighty Crown Meets Judgement
204 2000-04 Pushim, Twigy, Word21, 日本のレゲエレーベルについて
205 2000-05 Common, Dev Large, Tucker連載開始
206 2000-06 Beenie Man, Pushim, Dry & Heavy,
207 2000-07 Determinations, DJ Spinna
208 2000-08 Buju Banton, Mad Professor,
209 2000-09 Wyclef Jean, Muro, Rappagariya, Determinationsのライナーの日本訳版
210 2000-10 History of Japanese Dancehall Reggae 1983-2000
211 2000-11 History of Japanese Reggae 1983-2000
212 2000-12 Soul Rebel 2000, World Clash 2000


<Mighty Crown Meets Judgement>

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 1999年の所で紹介した200号記念の一環イベントで、1999年に海外であったクラッシュで優勝したMighty CrownとJudgementが共演する・・・みたいなイベントの記事です。
 実際にクラッシュは無かったようですが、こういうのを企画する当りはRiddimの良さがありますよね~ 実際にタイマンのクラッシュだったらどういう火花が散ったんだろう・・・想像しても面白いですね!


<History of Japanese Reggae>

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 2号に渡って掲載された企画で、日本のレゲエの過去を振り返ろう!みたいな内容で、流石の深い内容にグッときます!!
 ランキン氏の苦労話や、MuteBeatの頃の話など、温故知新な内容が過去を知る上で重要で・・・結構貴重な記事かもしれないですね。
 ただ、今回の最終号ではコレは再録がなかった・・・なんでだろう?




< 2001年 >

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213 2001-01 Baby Cham, Pushim & DJ Premier
214 2001-02 Riddim Award 2000, Mighty Crown meets Volcano
215 2001-03 DJ Krush, Moomin & Mikidozan, Alton Ellis
216 2001-04 Dub No Dead連載開始(Dubに関する歴史/アーディスト紹介), Little Tempo
217 2001-05 Lee Perry, Suiken, Morgan Heritage
218 2001-06 Moomin, Mad Professor, Junior(Red Spider)
219 2001-07 Pushim, Japan Reggae Festa in Okinawa,
220 2001-08 Pushim, Funkmaster Flex, Osaka Cup 2001
221 2001-09 Mikidozan(Lifetime Respect オリコン1位!), Mighty Crown 10周年
222 2001-10 T.O.K, Gaki Ranger, Kaana
223 2001-11 Soul Rebel 2001, Determinations
224 2001-12 Mighty Jam Rock, Soul Rebel 2001, Twigy

 ※3月号より「中閉じ」だったのが「くるみ」に変更し、ページが大幅に増えました。


Dub No Dead連載開始(Dubに関する歴史/アーディスト紹介)

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 レゲエが分からない方にとってはチンプンカンプンな連載だったかもしれないですが、数少ない啓蒙/勉強系の記事だと、この連載が結構勉強になりました。
 毎月2ページの連載で、Dub/Roots系のアーティスト/プロデューサーを紹介しており、写真に上げたKing DubbyMad Professorなどの大御所を紹介してて、当時は色々と勉強しました。
 ただ、そんなには人気が無かったのと、ネタが尽きちゃって1年ちょっとで終わってしまいましたね・・・残念!




< 2002年 >

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225 2002-01 Rhymester, Reggae Disco Rockers, World Clash '01
226 2002-02 Riddim Award '01, Determinations Live
227 2002-03 Carlton & The Shoes, 浪花男復活
228 2002-04 Shaggy, UB40
229 2002-05 Capleton, Japanese Hip Hop 特集
230 2002-06 Japanese Hip Hop 特集
231 2002-07 Fire Ball, Japan Reggae Festa in Okinawa
232 2002-08 Home Grown, Moomin, H-Man, Bounty Killer, Dry&Heavy
233 2002-09 Kashief Lindo, Nanja Man, Gary Panter(4コマ漫画の作者)
234 2002-10 Beenie Man, Ryo the Skywalker, Mute Beat 結成20周年
235 2002-11 Determinations, 夏のReggaeイベント報告(Highest,横浜レゲエ祭など), Mikidozan活動停止
236 2002-12 Soul Rebel 2002(RankinTaxi大怪我なのに出演!), World Clash '02

 ※4月号より、ページの開き方が変更し「左→右」になりました。


<Japanese Hip Hop 特集>

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 日本語HipHopの後押しも一つの功績だったかと思いますが、作品がまとめてリリースされると特集を組むことが多く、これもその一環ですかね?
 ちょうどソウスクとYoyo-Cがコラボした作品がでた時で、Riddimとしては一番扱いやすいトピックス(HipHop meets Reggae!)なんでしょうね~
 ただ、この辺の記事って、そんなに内容が濃いわけではなく、今読み返すとそんなには面白くないっすね(^^;)




< 2003年 >

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237 2003-01 Sean Paul, Rankin Taxi, Corn Head, Macka-Chin
238 2003-02 SL-1200 Night, Riddim Award '02, Elephant Man
239 2003-03 Sizzla, Snow, Rebel Tone(World Clash '02 Champion)
240 2004-04 Pushim, Buju Banton, Jah Shaka
241 2003-05 Wayne Wonder, Minmi, Twigy, Determinations feat Prince Buster
242 2003-06 Little Tempo, Prince Buster, Moodisc
243 2003-07 Moomin, Boy-Ken, Pushim Live Tour, Spicy Chocolate
244 2003-08 Fire Ball, Yoyo-C
245 2003-09 Home Grown, Ackee & Saltfish, Migthy Crown, Ryo & 湘南乃風
246 2003-10 Sun Fest 2003(in Jamica), Mighty Jam Rock, Wayne Marshall
247 2003-11 横浜レゲエ祭, Moomin, DJ Hasebe
248 2003-12 David Corio(写真家), World Clash '03


<David Corio(写真家)>

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 本文でも書きましたが、石田氏のアート志向の一環で、こういった写真家の特集が組まれることがタマにあり、この号では80年代末ぐらいにNYでHipHop関係者を撮影していたDavid Corioという方の紹介をしています。
 この手の特集は結構面白いものも多く、今までに見たことない写真がタダで見れるって点は大きいですね~
 それにしても、写真もデジタル化してる現在、昔の白黒ポジで撮影した写真の方が記憶に残るぐらいの「インパクト」のあるように思えます・・・どうなんでしょう??




< 2004年 >

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249 2004-01 Elephant Man, Rude Boy Face, Ricky Trooper(World Clash '03 Champion)
250 2004-02 Dabo, Riddim Award '03,
251 2004-03 Soul Rebel 2003 Revenge, MURO, Turbulence, Rhymester, DJ Yutaka
252 2004-04 H-Man, Carlton & the Shoes, Sly & Robbie,
253 2004-05 Kaminari-Kazoku, Jackie Mittoo, Dilated Peoples, Moomin
254 2004-06 Toots & the Maytals, Kevin Lyttle, Tanya Stephens
255 2004-07 Moomin, Papa B, Japan Reggae Festa in Okinawa
256 2004-08 Home Grown, Coxsone Dodd(RIP), Fire Ball, Horace Andy, 松下考義
257 2004-09 Pushim, Beenie Man, Mighty Jam Rock
258 2004-10 Vibz Kartel, Boy-Ken, Nitro, 湘南乃風, Nanjaman
259 2004-11 Lady Saw, Mr.Vegas, Rupee, Highest Mountain & 横浜レゲエ祭, Machaco
260 2004-12 DJ Krush, Capleton, Yokosuka Reggae Super Bash


<Coxsone Dodd(RIP)>

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 Front/Blastの時もそうですが、アーティストが亡くなられた際に掲載される「弔い記事」もRiddimは結構多く、哀悼の意を捧げた記事が多かったです。

 例えば、名レーベルである「Studio One」を切り盛りし、レゲエ界に多大な影響を及ぼしたCoxsone Doddさんの記事では、彼と生前に交流があったソニー落合さん(Wackies'sの関係者ですよね?)の記事は秀逸・・・流石近くで見てるだけあってレアな話がいっぱいですね!!
 ただ、レゲエ関係だと、必ず「お金」の話が付いて回りますね・・・Coxsone氏はあまりイイお金の話題が無いみたいっすね(^^;)




< 2005年 >

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261 2005-01 Soul Rebel 2004, Anthony B, Moomin, World Clash '04
262 2005-02 Beres Hammond, Riddim Award '04, Pushim Live Tour
263 2005-03 Wyclef Jean, DJ Hazime, Ms.Thing
264 2005-04 Richie Spice, Roots Manuva, Junier Dee & 振動弐百, RagaNuts
265 2005-05 Little Tempo, Mad Professor, Beenie Man
266 2005-06 H-Man, Black Eyed Peas, Cool Wise Men
267 2005-07 Fire Ball, Papa B, T.O.K
268 2005-08 Moomin, Ryo the Skywalker, Junior Dee, UB40
269 2005-09 Morgan Heritage, Mighty Jam Rock, NG Head, Rankin Taxi
270 2005-10 I Wayne, Assasin, Home Grown, MURO
271 2005-11 Sean Paul, Bitty Mclean, Laurel Aitken
272 2005-12 The Ska Flaemes, Damian Marley, Bitty McLean, Boy-ken


<サウンドの広告が増える>

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 いや~、段々紹介するコラムがなくなってきますね・・・マンネリな記事が多く、特筆すべきな記事が少ないんですよね~(^^;)

 そんな中で、本文でも触れましたが、この頃ぐらいになると各地でサウンドを営んでる方々の広告が増えてきた・・・ような気がします。
 例えば、写真左であればSunSetのクラブツアーの告知だったり、右だとInfinity16の作品リリースの広告だったり・・・いろんなサウンドの広告が載るようになりました。
 それだけ彼らの仕事が増えたってことだと思いますが、個人的にはリディムでカラー1ページの広告が打てるようになったら「一流サウンド」って思ってました・・・どうなんでしょう??

 なお、翌年には白黒ページで日本の各地のサウンドを紹介するコーナーが始まりましたが・・・数か月で終わりましたね(^^;)




< 2006年 >

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273 2006-01 Soul Rebel 2005, Warrior King, World Clash '05, Junior
274 2006-02 Riddim Award '05, Voice Mail,
275 2006-03 Beenie Man, Terry Linen, Likkle Mai, 和田アキ子
276 2006-04 The Melodians, Tanto Metro & Devonte, Dabo, Sly Mongoose
277 2006-05 Vybz Kartel, Yoyo-C, Rudeboy Face, Minmi, DJ Krush, Circus DJs
278 2006-06 Moomin, Money-O, 真衣良, U-Dou & Platy,
279 2006-07 H-Man, Junior Dee, Mighty Crown, Rico Rodriguez
280 2006-08 Home Grown, Mighty Jam Rock, Fire Ball, Nanjaman, Boy-Ken, Papa B,
281 2006-09 Pushim, Ward 21, Mighty Jam Rock, Hemo&Moofire, Bagdad Cafe The trench town, Hibikilla, Goki, Megaryu
282 2006-10 Linval Thompson, Beenie Man, Steve Barrow, Rankin Taxi, Eat Deel League
283 2006-11 Ruffn' Tuff(石井志津男氏監督映画), Tanya Stephen
284 2006-12 Soul Rebel 2006, Bitty McLean


<Ruffn' Tuff(石井志津男氏監督映画)>

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 コレはかなり紹介されてましたね・・・自社作品でもあるので、書きやすいネタだし、宣伝していかないといけない作品ですからね・・・

 石井氏が監督した映画「Ruffn' Tuff」に関する記事で、この号以外にも多数記事が載ってますね・・・映画自体がジャマイカ音楽の忘れてはいけない回想録的な内容なので、その映画に載せられなったアウトテイクなども記事になっていたと思います。
 私はまだ見てないのですが、ジャマイカ音楽史を語る上では貴重な映像/インタビューが多く、石井氏の努力が感じられます・・・
 ただ、興味のない人には「昔話」でしかなく、私も当時は理解できなかったです・・・改めて読みなおそうかな??




< 2007年 >

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285 2007-01 Old School HipHop(Charlie Chase), Kenny Dope, Buju Banotn, World Clash '06
286 2007-02 石井志津男 & Masta Simon, Luciano, Clive Hunt, Riddim Award '06
287 2007-03 Spragga Benz, Dev Large, Ita-Cho, Red Spider(Junior)
288 2007-04 Richie Spice, Stephen Marley, Moomin, Rebel Familia
289 2007-05 Photo Issue(プロ写真家の1枚)
290 2007-06 Moomin, Lady Saw, Voice Mail, Chehon
291 2007-07 Chuck Fenda, Ackee&Saltfish, Rudebwoy Face, Junior Dee, Junior Kelly, 浪花男&笑連隊
292 2007-08 H-Man, Mighty Jam Rock, Ryo the Skywalker, Papa U-Gee, Home Grown
293 2007-09 Shaggy, Mavado, Elephant Man, Fire Ball, NG Head, 西日本のDJ, DJ Harry
294 2007-10 Assassin, Collie Buddz, Wackie's, 東日本のDJ, Rock Desire
295 2007-11 Wayne Wonder, Wayne Smith, Spragga Benz, Bana,
296 2007-12 Soul Rebel 2007, Moomin, Jah Cure(出所!)


<Old School HipHop(Charlie Chase)><DJ Harry>

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 インタビューとかは同じアーティストの繰り返しになりがちで、結構読み飛ばしてしまうことも多かったですが・・・たまにこういったレアなインタビューが載ることもあり、チェックに余念がないです(^^;)

 1月号では、HipHopのOld School期の重要グループであるCold Clash BrothersのCharlie Chaseのインタビューが載ってたり、10月号では関西のベテランセレクターであるDJ Harry氏にインタビューするなど、結構マニアックなこともしてます。
 毎号、マニアックな話題があったわけではないですが、こういう記事は貴重かもしれないですね~♪


<Wackie's>

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 新譜が発売されたら記事になる・・・みたいな流れがある中で、レーベル単位で再発があったり、関係者が来日すると「レーベル特集」をすることも多く、ここで取り上げたWackie'sのように、少ないページではありますが特集になったりします。
 メチャクチャ濃いって程ではないかもしれないですが、私のような「そんなにレゲエを知らない」モノにとってはちょうどイイぐらいかもしれないですね・・・




< 2008年 >

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297 2008-01 Wyclef Jean, The Hello Works, Burro Banton, Sadiki, Burn Down, Infinity 16
298 2008-02 Riddim Award '07, World Clash '07(Mighty Crown逆転優勝!), MURO(素敵なインタビュー)   
299 2008-03 Flexx(T.O.K), Pushim, Sunset, Mighty Massa
300 2008-04 300号記念 Dubについて考える, Don Corleon, Rankin Taxi, Ryo the Skywalker, Rickie-G
301 2008-05 Reggae Academy Awards(in Jamaica), Kon MPC Ken, Kiprich, Terry Linen, Joe Gibbs(RIP)
302 2008-06 Mutebeat 再結成ライブ(300号記念), Little Tempo, Red Spider(Junior), Dancehallのバンド
303 2008-07 H-Man, Lee Parry meets Adrian Sherwood, Zion Train
304 2008-08 Moomin, Tarrus Riley, Papa U-Gee, Mighty Jam Rock, Home Grown, Rudebwoy Face, Han-Kun, 卍Line
305 2008-09 Papa B, Jr.Dee, Richie Spice, Chinna Smith, Micky Rich, Domino-Kat, NG-Head,
306 2008-10 Highest Mountain 2008, Etana, RDX, VP Records, Yoyo-C
307 2008-11 Anarchy, t-Ace, Jah Shaka, Wayne Wonder, Spicy Chocolate, Blast Star
308 2008-12 Pushim, Soul Rebel 2008, いとうせいこう, 朝本浩文, Alton Ellis (RIP)


<World Clash '07(Mighty Crown逆転優勝!)>

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 これは記事を読んで上がりましたね!!

 MightyがWorld Clashで逆転優勝した記事で、実際のDVDを見るともっとヤラれます・・・今回のRiddimの記事を書くに当り、クラッシュのDVDとか音源などを積極的に掘ってるのですが、結構ハマってきました(^^;)
 クラッシュの面白さは、きっと現場に行かないと分からないのかもしれないですが、映像や音源だけでも結構楽しめ、Mightyが優勝したこのクラッシュは面白いですね・・・観客の空気の変わり方なんかは見てて面白いです!!
 なお、ダメな方向でグッとくるクラッシュ作品も結構あり、某広島で行われたクラッシュで3度連続プレイバックをしたサウンドのプレイは・・・哀愁があってなかなか良かったです(^^;)


<MURO(素敵なインタビュー)>

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 Mightyの優勝記事が載った号には、もう一つグッとくる記事がありました!!

 近年のMUROさんの作品には必ず対談相手として登場する二木崇さんとの対談で・・・アナログのこととか、業界のこととか、Riddimのこととか・・・イイことを言ってます!!
 詳しくは記事を参照ですが、MUROさんって、Front/Blastの時もそうでしたが、こういった雑誌へのインタビューとかに凄い献身的なんですよね・・・こういうのが読めなくなっちゃうのは残念ですね~


<300号記念 Dubについて考える>

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 200号の時にも書きましたが、こういった記念数字だと特集をやることが多く、Reggaeの基礎たる「Dub」について割と長い特集をしてます・・・が、個人的にはこの号の「表紙」を推したいです。

 写真左のように「300」という数字が切り抜かれていれ、裏のページ(写真右)を見ると、その300という数字が裏返り「OOE」となり、そのページ書かれた広告にリンクする・・・みたいな使い方をしてます!!
 こういう点は、流石「石井さん」だな~と思います・・・単純ですが、センスがあって良いですね(^0^)
 ただ、この「3」が何かに引っかかりやすいので、私の3は切れかかってます・・・アートは時として犠牲を生むんですかね~(^^;)




< 2009年 >

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309 2009-01 Vybz Kartel, Power House, Nanjaman, Kenty Gross
310 2009-02 Riddim Award '08
311 2009-03 Fire Ball, Beres Hammond, Munga Honourable, Microphone Pager, Dabo, Burn Down, Amigo Gunshot
312 2009-04 Photo Issue(テーマ:Girls、アーティストが写真を担当)
313 2009-05 Mavado, Mitty McLean, Sly&Robbie, Pushim, Chehon, U-Dou&Platy
314 2009-06 Buju Banton, Japanese Hip Hop(Schadaraparr,Juswanna,etc), Mighty Crown, Corn Head, 犬式
315 2009-07 H-Man, Nanjaman, Jr.Dee, T.O.K, Clive Chin,
316 2009-08 Home Grown, ラガラボMusiq, Rudebwoy Face, Papa U-Gee, Mishaka, Black Chiney, DJ Kenny, Sing J Roy, Hibikilla
317 2009-09 Mighty Jam Rock, Ryo the Skywalker, You The Rock, ECD, Sunset, Moomin
318 2009-10 Sean Paul, Tarrus Riley, Highest Mountain, Tucker, Stone Love, Jam Massive, Yellow Choice, Infinity 16
319 2009-11 What's Reggae For You(総勢75名のレゲエに関するアンケート特集!), Wycliffe"Steely"Johnson(RIP), 横浜レゲエ祭
320 2009-12 Soul Rebel 2009, Ent Deal League, Mavado, Pushim, Likkle Mai,


<Photo Issue(テーマ:Girls、アーティストが写真を担当)>

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 本編の紹介では批判的に書いてしまいましたが、何度かあった写真特集において、色んなレゲエ/HipHopアーティストがテーマに沿った写真を載せる・・・みたいな特集があり、コレは結構面白いです。

 この号では「Girls」というテーマの元、いろんな写真が載っており、MightyのSami-T氏の写真だと、自身のパーティーの後に、遊びに来たお姉ちゃん達を集めて撮影(こんなに来てるの!)したり、我らのMUROさんは、お得意のジャケコラージュだったり・・・結構面白いです!
 ちなみに、このアーティスト特集の際は、その後に写真展みたいのが開かれたようですね・・・


<What's Reggae For You(総勢75名のレゲエに関するアンケート特集!)>

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 こういった企画は今までなかったのですが、流石リディムな感じな内容で、結構ヤラれますね!!

 色んなアーティスト/関係者に「好きなアルバム」とか「尊敬するアーティスト」みたいなアンケートを取り、それをそのまま掲載するっていう、ある種ベタな内容なんですが、MightyのSami-T氏から始まり笑連隊あたりまで網羅しており、流石の幅の広さです。
 内容も結構読ませてくれてイイですね~




< 2010年  >

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321 2010-01 Chozen Lee, Afrika Bambaataa, Burn Down, 導楽, Japanese Riddim Maker
322 2010-02 Riddim Award '09, The Sexorcist, t-Ace
323 2010-03 L.U.S.T, Sanchez, Dabo, Bes, Spicy Chocolate, Reili
324 2010-04 Moomin, Rhymester, K-Dub Shine, t-Ace, Reggae Disco Rockers
325 2010-05 Photo Issue(テーマ:Music、アーティストが写真を担当)
326 2010-06 Mighty Crown, Rudebwoy Face, Daibutsu, VP Records,
327 2010-07 Guru(RIP), 藤原ヒロシ&K.U.D.O, Stevie Face, Hase-T
328 2010-08 K'Naan, Chino, Christopher Martin, Ackee&Saltfish, Chehon, Han-Kun, Peter Man
329 2010-09 Ryo the Skywalker, Fire Ball, Mighty Crown, Nanjaman, Big Bear, Ken-U, Gyptian
330 2010-10 Sugar Minott(RIP), Gladstone"Gladdy"Anderson, D.O.B, Infinity 16, Terry The Aki-06, 卍Line, Rueed,
331 2010-11 Soul Rebel 2010 出演者インタビュー(Bana, Moomin, Killa Bam Bam, Ryo the Skywalker, etc)
332 2010-12 Overheat 30周年記念ライブ「Dub Clash」特集, Royy(Stone Love), Papa B


<Soul Rebel 2010 出演者インタビュー>
<Overheat 30周年記念ライブ「Dub Clash」特集>


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 これも本編でも書いたのですが、誌面をこれらの自社系イベントの記事で無理矢理に埋めてる感じがあり・・・読んでて不安になった覚えがあります。
 読み返してみると分かるのですが、ほんとこれらの記事と連載ページしか無く、いつもあったインタビューが殆どない・・・感じで、ある意味「特殊な記事」かもしれないです・・・




< 2011年 >

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333 2011-01 Dabo, t-Ace, Overheat 30周年記念ライブ「Dub Clash」特集, Burn Down,
334 2011-03 最終号/Collector's Issue(約180ページの厚さに!過去記事の再掲載が中心)


<最終号/Collector's Issue>

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 本編でも書きましたが、最終号は過去記事の再掲載が中心であるものの、約180ページという増量になっており、これは永遠に保存しないとな~という内容になっています。
 
 ただ、もうちょっと過去を振り返る記事があっても良かったのかな~と思いました。
 写真に上げたように、最初の方で石井氏と現編集長の大場氏の対談があり、少しだけ裏話的な話はありましたが、こういった所はもうちょっと読みたかったです・・・




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 以上でリディムに関する話は終わりです~

 何のために書いたのかは分かりませんが、このリストだったり、本文だったり・・・役に立てば何よりです。

 では・・・次は何の大型特集をするんだろう?? 長い文章を書くと、なんらかんらいって疲れる(特に腰が)ので、暫くは書きませんが、また何か機会があればブチ込みたいと思います!!
 
 ではでは、皆さんお疲れさまでした(^^;)







Free Paper 「Riddim(リディム)」 について
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 さ~て、やっと公開・・・というか、遂に出ちゃいましたね・・・Riddimの紙媒体としては最終号が・・・残念!!

 そんなわけで、恒例(?)の雑誌紹介記事をアップします・・・先に言っておきますが「メチャクチャ長い」ですよ(^^;)




(1)はじめに

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 今回はタイトルの通り、Reggae/HipHop系の有名フリーペーパーである「Riddim(リディム)」について語りたいと思います。

 長い歴史のある雑誌だし、Reggaeは私としては部門外になるので、書くことに躊躇いを覚えましたが、今回の紙媒体での発刊が無くなるという大変ショッキングな話題があり、この雑誌の価値を伝えたい・・・そして感謝の言葉をかけたい・・・との思いで書くことにしました。

 今回に関しては雑誌が廃刊ではなく「ネットへの移行」なので、このRiddimという存在が無くなるわけではありませんが、雑誌として流通していた「Riddim」の存在感・価値は大変大きく、多くの方に影響があった・・・かと思います。

 このブログを読んでいる方であれば、このRiddimにお世話になった方/お世話になってる方は大変多いかと思いますし・・・当然、私も高校生の頃から愛読をし、98年頃からは1号も欠かさず読み続け、いろんな影響を受けてきました。

 特にこの雑誌が、皆が必要としていた情報が網羅されていて、かつそれが無料で簡単に手に入れることが出来る点は重要で、結果として「一つのエンジン」としてシーンを牽引していた点は重要だと思います。
 特に、この雑誌の中心対象であったReggaeとHipHopに関しては、時期は違いますが、この雑誌が後押しした点は大きく、レゲエに関しては間違えなくシーンの中心の一つであった・・・と思います。


 んなわけで、私が書くので色々と変な切り口が多いかもしれないですが、お付き合いいただければ幸いです・・・


<お断り>
・ Riddim自体は80年代中ごろより発行されていますが、私は97年頃以降のものしか読んでいないので、それ以前の情報は割愛、又は参考程度の記事になります。
・ 私自身はReggaeが嫌いではないですが、メチャクチャ詳しいという訳ではないので、レゲエ系の内容がどうしても内容が薄くなります。
・ なるべく事実に即して書きますが、私が思ったこと/考えたことが中心になるので、読んでて異なる意見/考え方があると思いますが、あまり突っ込まないでください(^^;)

・ 写真はクリックするとポップアップで大きくなりますが、資料程度に張り付けた為、画像は綺麗には撮影しませんでした(いつもそうだけど、あえて素人接写で撮影しました)。
・ これは、撮影したRiddimに関する著作権/肖像権への配慮で、当方としては実際に著作権/肖像権を持つ方への権利の侵害は一切行わない方針があります。
・ もし、仮に、私が撮影したRiddimに関して異議の申し立てがあった場合、状況によっては画像の削除を行います。予めご了承ください。





(2)Riddim/Overheatとは?

 まず、この雑誌のことを知らない方もいるかもしれないので、ザックリとした説明をしておきましょう。

 この雑誌は、Regaae/HipHop系のレーベル/プロダクションを営んでいる「Overheat(オーバーヒート)」という会社が長く発行している雑誌で、形態としてはフリーペーパーとして無料配布をしていました。
 会社の事は詳しく知らない方も多いかもしれないですが、雑誌に関してはレコード屋さんとか洋服屋さんの片隅に置いてあることが多いので、知ってる方は多いかな~と思います?


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 では、まず発行するOverheatについて話をしましょう。

 この会社は現在も元気に活動をしておられる石井志津男さん(写真左の日本人男性)というお方が、80年代初期に起こした会社で、記憶だとあの名作Reggae映画である「Rockers」を日本で配給するために起こした・・・だったと思います。
 当時、石井氏は雑誌のライターをされてたそうで、取材の一環でNYに行った際、Rockersのプロデューサーに出会い、それで色々あってRockersの日本での配給を担当するようになり・・・段々とレゲエの魅力に取りつかれて、会社を作ってしまったようですね。
 ただ、当時はレゲエと言えばBob Marley程度の認識力で、レゲエという音楽が正当に評価されてなく、そして正当にその良さを伝えられる存在が殆どなかったそうなので、この会社(石井氏)があったことで、日本に正当なレゲエを伝える手段が出来たことは大きく、言ったら「日本でレゲエを広めた張本人」と言ってもいいかもしれないです。

 会社としては実は色んなことをしてて、今回紹介するRiddimの発行のほかに、有名レゲエアーティストであるMoominやPushimなどのマネージメント業や、CD作品の販売をするレーベル業、あとコンサートなどのプロモーション業などを行っており、幅広い音楽業種を扱っています。
 レベル的にはインディーな位置で、一般的にはあまり知られてない会社になるのかもしれないですが、ReggaeやHipHopといったメジャーなレコード会社じゃ結果として扱えないマイノリティーミュージックを自信を持って扱ってる・・・そんな心強さがあったりします。


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 んで、今度はRiddimの話を軽くしましょう。

 この雑誌は、先ほど紹介をしたOverheat社が発行するフリーペーパーで、83年5月より月刊誌として発行をしていたようです。
 だいたい月の初めに配布店の店頭に置かれ、最近のデータだと76500部発行なので、下手な音楽誌よりは流通してるかな~と思います。

 時期によって微妙なマイナーチェンジをしてましたが、基本的にはあまり内容が変わらない雑誌で、今のB5横版(これでイイの?)で、平均50ページ前後のボリュームで、後で色々と紹介しますが、ニューリリースのインタビューだったり、イベント情報だったり、連載だったり、広告だったり・・・結構クォリティーも高かったと思います。

 そういえば、高校時代に友達に見せたら「えっ、これタダなの?」ってビックリしてた記憶があります・・・
 私ぐらいの世代は雑誌文化がまだあり、お金を払って雑誌を買うというのが当然だったので、私自身も初めてRiddimを読んだ時は「これがタダなんだ~」とビックリした記憶があります。

 発行を開始した理由は、先ほども指摘しましたが、当時はレゲエに関する正しい情報を扱ってる媒体は少なく、この雑誌もOverheatという会社の存在と同様に、日本において「レゲエって面白いんだよ!」ってことを広めるべく発行されたようですね・・・
 初期はレゲエが中心だったようですが、レゲエの異母兄弟と言っても過言ではないHipHopも取り扱い、広い意味での「ストリート・ミュージック」を扱う雑誌で、たまにRiddimの存在意義を「ストリートの尖った音楽を支持する、情報に飢えたマイノリティーに向けて情報を発信する雑誌」みたいに表現をしてたかと思います。

 今となってはネットなどで沢山の情報を得ることが出来ますが、当時は情報はあっても「情報網」がなかった訳で・・・その意味ではReggaeやHipHopといったストリート性が大切な音楽を専門に扱い、長い間、ストリートにいるキッズに情報を提供していた点はホント大きいですね!!


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 そして、この雑誌が面白いのは「フリーペーパー」として無料で手に入った点だと思います。

 流石にお金を払って買う音楽誌よりはページ数が薄いですが、結構な情報量が入っているのに「無料」で貰える・・・という点は大きいと思います。
 特に、私が学生時代だった頃、学生なのでそんなにはお金がなかったので、有益な情報がタダで手に入るのは有り難く、またタダだからこそ知らない情報も積極的に読もうとなり、Riddimを読んでReggaeが好きになったって方もいるかもしれないですね・・・私自身は、Reggaeに興味をもったきっかけの一つはRiddimだと思います。

 貰えるところは、ReggaeやHipHopに関係するお店が大半で、レコードショップや洋服店などがメインで、大抵が入口とかのフライヤー置き場みたいな所においてありましたよね?
 私は渋谷周辺のレコ屋で貰うことが多く、ここ最近は上に写真を貼ったManhattanとかYellowPopとかのフライヤー棚とかから貰うことが多く、あんまり買わないのに貰ってばっかりで悪いな~と思いながら貰ってます・・・

 一応、本には定価(今は250円)が書いてありますが、どうやらその配布店が「送料のみ」を負担すれば手に入るようで・・・配布店側とすればある意味「販促ツール(=客寄せ)」みたいな位置づけがあり、結構色んなお店で配布をしてたと思います。
 最近の資料だと全国2150箇所/76500万部を配布をしてたそうで、ホント全国津々浦々のストリートに根づしたお店で配布があったみたいですね・・・ある意味「草の根」で広がったと言っても過言ではないかもしれないです!!


 ちなみに、未確定情報ですが、地方なんかだとコレを商品として売ってたお店もあったりしたそうです・・・どうなんだろう??



 以上がザクっとしたRiddimに関する説明になります。

 以下では、もっと突っ込んだ雑誌紹介をしたいと思います。
 




(3)Riddimという雑誌について

 まず、断っておきたいのが・・・この雑誌は私が97年頃から読んでる限りでは「全く変化がない」雑誌です!!

 もちろん、細かい部分は変化がありますが、イイ意味でも悪い意味でも変化ないですね・・・なので、今回の記事を書くのは結構困ってしまいました(^^;)
 以前私が書いた「Front/Blast」の方は、かなり読んでたし、変化もあったので、ああいう風に書けましたが、Riddimに関してはそうもいかず、今回の文章はかなり頭をフル回転しましたよ(^^;)

 特に書いてある記事に関しては、結果として分析しちゃうとかなり「パターン化」しており、大きく分けると以下で紹介するような「3つの構成」になっています・・・
 それが良いか悪いかは読んだ人によって違うと思うので、私からは何とも言えないっすね・・・

 ちなみに、全く変化がないって表現は私がこの雑誌を調べてる範囲で分かった話で、普通に毎月読んでいる範囲では殆ど意識せずに読んでましたよ!!



①ニューリリース関係の記事

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 Riddimは一応「音楽誌」なので、一番扱いやすい題材は「ニューリリース/新曲発売」になり、そのアーティストへのインタビューや新曲解説などが雑誌としての中心になります。

 どの雑誌でもそうですが、アーティスト側としては新曲を宣伝したいし、雑誌側も新しい情報を扱いたいし、読者側も気になるアーティストの動向を知りたいし・・・一番ベタな記事かもしれないですが、結構重要な記事だったりします。

 写真に上げたRyo the Skywalkerなどの国内勢や、Sean Paulなどの海外勢など、国内・国外を関係なく色んなアーティストを取り扱い、またReggaeにおいてもDanceHall系からRoots系、Dub系、Ska系など同じジャンルの中でも実はあんまりクロスしない部分まで幅広くホローしたりしてて、結構奥深いな~と思います。
 特に、Reggaeに関しては「ニューリリース」というのが第一前提になっちゃいますが、メジャー/インディーを問わない姿勢があり、ニューカマー系のアーティストや昔のアーティストなんかもしっかりとホローしてました。

 また、写真には上げないですがHipHopなどもしっかりとホローしており、その人を取り上げるの?って感じの記事(DJ Shadowが表紙になったりしました)もあり、人選的にもかなり渋かったな~と思います。

 結局、社訓じゃないですが、先ほども紹介した「ストリートの尖った音楽を支持する、情報に飢えたマイノリティーに向けて情報を発信する雑誌」という根幹があるので、一般誌やメジャー音楽誌が扱わない(扱う必要がない)アーティストをホローしてた点は大きいと思います。
 まあ、後で書きますが、結果として同じアーティストばっかになってしまったりもするのですが、ReggaeなりHipHopの底上げには一役買っているのは明白だったと思います。

 ただ、正直言うと、フリーペーパーが故にページ数に限界があるので、インタビューなどのレベル/クオリティーは専門誌(それこそFront/Blast)の方が濃密だった事実もあると思います。
 Frontとかでやってた総力特集(それこそ20ページ超えみたいなヤツ)みたいのは流石に出来ず、その新曲を知る上では必要最低限なレベルに留まってた感じもあり・・・もっと知りたいと思う読者もいたかもしれないですね~

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 ちなみに、Riddimには面白い傾向がありまして、上のグラフのように「夏場の発行のモノはページ数が多い」という傾向があります・・・グラフが見づらかったらクリックして大きくしてね♪
 グラフは雑誌に書かれた「発行月」で集計をしており、実際に配本されたのは「-1ヵ月」の月になりますので、盛りの時期が少し秋にズレているように見えます・・・が、明らかに夏場が盛り上がってます。

 コレは、Reggaeという音楽を考えると、どうしても「夏」向けになり、アーティストも夏を目標に新曲をリリースするので、夏場のRiddimはインタビューがいっぱいになる為、ページが増えるようです。
 ページ数という形で一部の年度を可視化して見ましたが、だいたいどの年度もこんな感じの流れになっています・・・

 また、下で紹介するイベントなんかも夏場が多いのでページが増える原因になったり、それに付随して「広告」が増えたりするのもポイントですね・・・この点は後でもう少し突っ込みます。

 なお、今回の記事においては、こういった数字データを集計した上で書いてる記事もあり・・・ちまちまとエクセルに数字を打ちこんでみました(--;)
 数字ほど正直な数はないかな~と思ったので、色々と集計しましたが、地味な作業で結構疲れました・・・



②イベント系記事

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 そして次にご紹介するのが「イベント系」の記事で、これも楽しみにしてた方が多いんじゃないですか?

 Reggaeに関しては、ホント各地のイベントプロモーターの活躍があり、フェス形式のイベントが盛んになり、「レゲエ=ライブ」という素晴らしい図式が出来たと思います。

 これに関しては批判もあると思いますが、どのイベントも自分たちで開催し、自分たちで大きくしていった点は大切でしょう・・・
 Mightyの横浜レゲエ祭が、最初は小さなクラブから始まったのが、何年もかけて横浜スタジアムで開催し、そこに何万人ものお客さんが訪れた・・・という事実は努力の賜物としか言いようがありません。
 ちなみに、この点(音楽=ライブ)はHipHopには出来なかったことで、00年前後のHipHopブームにおいて、持続力がなかったのはこの点かな~と思ったりもします。

 んで、こういったイベントの報告だったり、開催予告だったりというのもRiddimにおいては中心記事の一つであり、全てのイベントは取り上げてはいなかったですが、結構な数のイベントが掲載をしてました。

 例えば、Mighty Crownが主催している「横浜レゲエ祭」や、Mighty Jam Rock主催の「Highest Mountain」などの大きなモノや、Overheatが自社開催してた「Soul Rebel」などは、開催にあわしての前振り記事だったり、開催後のレポート記事だったり、結構掲載があったと思います。
 まあ、ほんと小さいイベントは載らなかったですが、夏前のRiddimにはイベントの広告でいっぱいになったり(それでページ数が増えてた)、写真右下のように夏場のイベント一覧表(毎週末に各地である!)があったり、こういったイベントの後押しをしてた点は大きいと思います!


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 そして、ちょっとイベントとは離れるかもしれないですが、いわゆる「クラッシュ」系の話題も楽しみな記事だった方も多いかもしれないですね・・・

 例えば、写真左の99年においてTucker氏(現Rockers Islandのボス)が率いたJudgementがUKのクラッシュで優勝し、その数ヵ月後に開催したNYのWorld ClashでMightyが優勝した記事は、まだサウンドの事を全然知らなった私でも、日本人が本場の海外で実力を見せつけたことにはかなり興奮しました・・・
 また、写真右の07年の最後のWorld ClashでMightyが悲願の逆転優勝をした記事も痺れました・・・これは最近になって実際にDVDを見ましたが、第3ラウンドでSami-Tがオールドスクールファッションで登場した瞬間や、Tune Fi Tuneで5連敗してたのに、一気に空気を持っていく瞬間とか・・・実際の映像を見るともっとヤラれました!!

 残念ながらメジャーどころばっかりで、細かいのはTucker氏の連載で書いている程度て、クラッシュの本当の魅力までは表現出来てないと思いますが、こういった「スゲー!」って思う情報をしっかりとホローしてた点は大きいな~と思います。

 ただ、もうちょっと「クラッシュ」とか「サウンド」の詳細解説がRiddimには欲しかったですね・・・ホントの現場のことはあんまり書いてないですからね~



③連載記事

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 んで、最後は連載記事の事にふれたいと思います・・・こっちの方が記憶にある方が多いかな~と個人的には思います。

 一番最初に「パターン化」されてるみたいな事を書きましたが、この連載記事が正にそうで、10年前のRiddimをめくっても同じ感じの記事が載っています・・・

 上の写真がそうで、Riddimの割と後半にあるHipHop系のアルバム/シングル紹介のページなんですが、左が97年で、右が先月号(11年1月号)です。
 昔のRiddimは縦長だったのでちょっと違く見えたり、掲載されているアルバムとかは97年頃は12inchもミックステープも掲載がありますが、デザイン面はビックリするぐらい変わってないと思います!
 それも、97年のは右ページに沼田充司さんの連載がありますが(ちょうど始まったとき)、先月号もしっかりと右のページには沼田さんの連載がありました(たまたまかもしれないですけどね)。

 まあ、他の連載も殆ど変っていなく、一見するとマンネリっぽく見えるんですが・・・この連載記事は結構「濃い」ものもあり、これが役立ったって方が多いように思えます。
 変な話、先ほど紹介した①ニューリリース系の記事や②イベント系の記事よりも「濃い」ものが多く、Riddimにおいて本当のストリート性を保ってた・・・ように思えます。

 どういう風に濃かったかを全ては紹介が出来ないですが、重要だと思う連載を以下で紹介したいと思います・・・
 一応<タイトル>著者の並びで紹介しています。


<UK Report>Simon "Maverick" Buckland

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 あまり読んでなかったので、いきなり自信がない記事なのですが、UK在住のレゲエ・ジャーナリスト(?)であるMaverick氏による連載で、UKのレゲエシーン、またはUKから見た世界のレゲエシーンをリポートする・・・かなり濃い内容の連載です。
 残念ながら、私はそこまでは興味がなかったのであまり読まなかったですが、レゲエが好きな方だとかなり読んでたんじゃないかと思います。

 レゲエを知らない方に補足をしておくと、ジャマイカはイギリスの植民地だったこともあり、イギリスに住んでるジャマイカンが多く、レゲエに関しての第2の首都と言ってもイイぐらいレゲエが根付いてる国で、レゲエ自体も様々な音楽に影響を及ぼして(あのPunk BandのClashとかね)います。
 また、ジャマイカのレゲエとはちょっと異なったフレイバーが逆に魅力だったりして、ラバーズものとか、ダブなんかは独自発展をした・・・ように思えます。

 そんな濃い国からのレポートなわけで、毎回相当濃い記事が多かった・・・と思います。

 私も読み返しましたが、かなり濃い情報が多く、レゲエファンでも相当知識がないとついていけない・・・感じですが、理解できると相当濃い情報が多かったと思います。
 例えば、80年代に活躍してた??というアーティストは今は俳優業に転向し、この間見たドラマでチョイ役に出てた・・・のように、重箱の隅を突くような記事から、亡くなったアーティストに対しての追悼記事など、現在と過去、UKから世界各国の「レゲエ」を彼の視点でレポートされており、メチャクチャ濃いっすね!

 多分、読んでる人は少なかった・・・かもしれないですが、今回読み返してて重要だと気付きました(^^;)


<DALTOKYO>Gary Panter

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 これまた、殆ど読んでないのでアレですが、Riddimの方針においては結構重要な存在だったと思います。

 Gary Panterさんは、現在NYのブルックリンに住むアーティストで、Riddimにおいては上記のような四コマ漫画を連載しています。
 私もあまり読んでないので、詳細は分かりませんが、バスキアやアンディー・ウォホールのようなファインアートの部類(カテゴライズするのはスノッブですが)のお方で、連載のコンセプトは・・・よく読んでないのでアレですが、アート的な範囲での風刺マンガみたいなもんですかね??(^^;)

 もしかしたら、皆さんも頭を「?」にして読んでた方も多いかと思いますが、なぜコレを取り上げたかというと、Overheatのボスである石井氏が、結構「アート」に関して理解があり、Riddimでもそういった「アート志向」をチョクチョク入れてたんですね。
 石井氏がどういう経歴かは分かりませんが、Riddimを始める前からアート志向はあったようで、現代アートの作品を結構買ってた(80年代初期に銀座の画廊でウォホールとか買ったらしい!)らしく・・・その流れか、後年のRiddimでは全ページを使っての「写真特集」をしたり、現代アートの連載を短期間したりしてました。

 そんなわけで、どういう意図でこの連載があったのかは不明ですが、その石井氏の方針がこの連載に集約されてるのかな~と思います・・・
 ただ、読んでる立場としては残念ながら理解が出来ませんでした(すみません・・・)。

 ただ、Riddimという雑誌が、文字情報よりも写真などのビジュアル面に拘っていたり、レゲエに関する歴史考証の映画(Ruffin' Tuff)を撮影したり・・・そういった文化面の広がりがあるのは石井氏の存在があってなんだと思います!


<(U Know) What tha deal is> 沼田充司

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 私はHipHop出身なので、どうしてもHipHop寄りになっちゃいますが、この連載は絶対に読んでました!!

 Front/Blastでも長期にわたって活躍をされていた沼田充司さんの連載で、NYから独自の視点でレポートが読みどころで、先ほど紹介したUK ReportのHipHop版といえば分かりやすいかな~と思います。

 Frontの連載もそうですが、ある意味「硬派」な視点が素敵で、Frontとかでは編集部からの政治力にも関係なく、現地からの「生」な情報を提供していましたが、この連載ではもっとパーソナルになり、HipHopの話題もさることながら、政治の話や生活の話など日常に根差した情報も多く、遠いNYの今を伝えてくれてました・・・
 内容的にはかなり細かく、誰かのライブに誰が飛び入り参加した・・・とか、ちょっと前に活躍してたあのMCは今は床屋をやってる・・・など、こちらも重箱の隅を突くようなマニアックな感じなんだけど、要所要所で沼田さんの一本通った主張が入ってて、個人的にはかなり好きな連載でした。

 多分、この連載があったから「Reggae専門誌」にならずに済んだのかな~とも思いますが、皆さんはどうですか? この終わり方でイイですよね?


<Ring Ring Ring> 荏開津広

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 これも読んでた人と読んでない人が分かれてたかな~と思いますが、私は読むときは読むって感じでした(^^;)

 荏開津広さんによる連載で、先ほど紹介した沼田さんの「東京版」になるのかな・・・つまり、荏開津さんが気になったアーティストへのインタビューや、気になる事象に関するコラムなどを、荏開津さんの視点で書いてる連載です。
 ちなみに、荏開津さんのことを知らない方に補足を入れておくと、80年代末よりクラブ業界で活躍してるDJ/ライターで、さんぴんのころのHipHop業界では彼の尽力は結構大きく、大怪我の最後で、DLのシャウトで「エガG」って言ってるのはこの人の事ですよ!

 これも昔と全然変わらない連載なのですが、東京の「クラブ」的な視点が面白く、HipHopであればDevLargeが出たり、クボタタケシさん(珍しい!)が出たり・・・たまに大ヒットな内容があったりします。
 個人的には、Mixtapeに関する資料収集で、クボタさんの「クラシックス」の一本目が出た時に、この連載でクボタさんのインタビューがあり、狂喜乱舞しちゃいました(^^;)

 ただ、あんまり書きたくないけど、荏開津さんの文体って凄い読みづらいんですよね・・・読んでて途中で読まなくてもイイや~って感じになってしまいます。
 私もまどろっこしい文章を書くのでアレですが、文章にリズム感や簡潔性がない感じで、結果として何を伝えたいのか分からない文章が多いかな~と思います(すみません・・・)。

 う~ん、褒めてるんだか褒めてないんだか・・・(^^;)


<俺は Mi Neva Know> Tucker

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 Reggaeが好きな方であれば、コレは読んでた方が多いんじゃないですか? 私も当時はそんなにはレゲエの事を知らなかったのですが、この連載は必ず読んでました!!

 Reggaeが好きな方でも知らない方もいるのでTuckerさんの詳細を説明しておくと、現在は有名レゲエショップである「Rockers Island」を仕切ってるお方で、元々はバリバリのサウンドマンで、Judgementというサウンドで日本はおろか、世界で戦ってたお方です。

 んで、この連載は、一番最初に提示したUK Reportの「DanceHall版」と言えばイイのか・・・現在進行形のレゲエの細かい情報をリポートしてくれてました。

 特に、元サウンドマンだけあって「サウンド」「クラッシュ」の話題は豊富で、本誌で特集されないような細かい話題もしっかりと取り上げていた点はビガップでしょう!!
 本誌でもWorld Clashのような大きな大会は掲載されましたが、その他の小さい大会や日本人が負けた大会は扱いが少なく、その点をしっかりとホローしてたし、現地であるジャマイカの動向なんかも詳しく書いてあり、必ず読んでたレゲエファンは多いんじゃないかと思います。

 まあ、後で書きますが、Riddimも結果として「本当の現場」の事は書けなかった側面があり、その側面を補ってくれてたのがTucker氏の連載だと思います。

 個人的には、サウンドマンらしい「べらんめい口調」の文体が好きでした(^0^)


<Rhythm Tracks> Hase-T, Triggerなど
<raw Singles> 石川貴教


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 この辺はサウンドマン諸氏なら必読でしょう! だけど一般人にはチンプンカンプンな連載っすね(^^;)

 一応、音楽誌なので実際の形になった「新曲紹介」みたいのは必須で、ここで紹介するコーナー以外にも常設コーナーがあり、CDの紹介やHipHopの作品紹介などがありましたが、マニアックな視点になるとコレに尽きると思います!

 いわゆるレゲエのシングル曲に関するコーナーで、Rhythm Tracksというコーナーはその曲の「Riddim」の解説をプロの視点から行いraw Singlesでは話題の新曲45の紹介を行ってて・・・アナログリスナーでも相当本格派じゃないとついていけない高度な連載だったと思います。


 まず、Rhythm Tracksというコーナーですが、まず「Riddim」って意味を説明しないといけないですよね・・・
 この雑誌のタイトルでもある「Riddim」という言葉は、ジャマイカで「Rhythm(リズム)」という言葉がなまった言い方だそうで、分かり訳すいえば、その曲のインスト(=バックトラック)のことを指します。
 ただ、面白いのが、最終号によると昔は「Rydim」というスペルだったらしいのですが、アメリカやイギリスのタワーで今回紹介してるRiddimを販売をしたり、ジャマイカにいるアーティストやプロデューサーに送り続けたことにより・・・気づいたらこの「Riddim」というスペルと言葉が世界統一になったそうですよ!!

 んで、このコーナーでは、その当時ヒットした曲のRiddimを解説する・・・って感じなんですが、これが相当マニアックですよ!!
 この曲はこの昔の曲を焼き直したとか、このリズムの入れ方が面白いとか・・・実際に音を作ってる人やその音を扱ってる人、つまりトラックメーカーかサウンドマンじゃないと分からない内容の連打でヤラれます!
 色んな人が担当してましたが、Taxi-HiFiのHase-T氏や、名古屋の名物サウンドGuiding StarのTrigger氏など、現場の人の声なので相当濃いっすね・・・だけどついていけた人はどのくらいいたんでしょうか(^^;)


 また、raw Singlesというコーナーもマニアックで、その月に出たシングル盤(つまり7インチのアナログ盤)から気になった曲を紹介する・・・というコーナーで、アナログユーザーでも中々ついて行けない濃さがあったと思います。

 担当してたのは、渋谷にあった「Gloria」というレゲエ系レコード店の店主である「石川貴教」さん(大昔はCISCOのレゲエ部門にいた)が担当しており、私はたまに読んでました(^^;)
 まあ、Riddimってアナログの話って実は少なく、その空き間を埋めてたのがこの連載で・・・当時、ちゃんと45を買ってた方はかなり参考にしてたんじゃないでしょうか?
 レゲエのシングルの切り方って結構独特(同じRiddimで違うDJの皿が5組ぐらい出たりするでしょ)なので、こういったガイドは絶対に必要ですからね・・・


 んなわけで、サウンドマン諸氏にはマストな記事ではありましたが、恐らくついていけなかった人も多かった連載だと思います・・・
 一応、コレ系だと巻末のチャートも結構参考にしてた方が多いかもしれないっすね・・・私はHipHop系のチャートしか見たなかったけど(^^;)

 また、ここ数年で、ジャマイカでもシングルが45でプレスされなくなってしまったこともあり、これらの連載は忘れた頃に復活する連載になってしまいましたね・・・残念!


<Island Express> Reiko "rico" Nagase

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 これは意外と読んでなかった方が多いかもしれないですが、個人的にはちゃんと読んでました(^0^)

 ここまでくると、これらの連載に関しては「その執筆者がいる各地からのレポート」みたいなことに気付くと思いますが、最後になって本国であるジャマイカからのレポートがこの連載になります。
 この連載は、長年に渡りジャマイカ/キングストンに在住する女性日本人画家である「riko」さんから、その当時のジャマイカの動向と、彼女が書いたスケッチが掲載される連載で、ジャマイカの内部にいないと分からない情報が多く掲載されており、大変面白い連載だったと思います。

 音楽の話題も多いですが、どちらかというと一般的な生活の話題が多く、ジャマイカの交通事情や映画館の話、政治の話など・・・いろんなトピックを扱っており、読んでてかなりジャマイカの生活環境の勉強になりました。
 
 特に感じたのが、書いてる視点が「女性」の視点というのが面白く、なんらかんら言って男社会なジャマイカにおいて、勝気で、時にユーモラスに対峙するricoさんの視点が素敵で、ananとかで連載しててもおかしくない(?)クオリティーだと思います。
 きっと、現地にいる日本人の男(それこそサウンドマンみたいな人)が書いたら、それこそ音楽や女やク●の話になってしまい、ココまで面白い内容にはならないだろうな~と思います。


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 そんなわけで、連載記事は面白いのが多く、いっぱい書いてしまいましたが、以上に留めておきたいと思います。

 また、チャートの事とか、HipHopの新譜案内でミックステープのことが載ってたことなど、書きたいことが多いですが、以上にしておきます(^^;)



④Riddimに関するまとめ

 かなり長い文章になってしまいましたが、Riddimという雑誌はこんな感じです・・・相変わらず論旨がぶれた長い文章ですね(^^;)

 ただ、フリーペーパーなのに、ココまで書けるんだから・・・凄い雑誌でしょ(^0^)

 人によって意見は違うかもしれないですが、私にとっては「連載」の記事がこの雑誌の「肝」と考えてたので、連載のことばっかり長くなってしまいましたね・・・皆さんはどうでしょうか?


 ちょっと、まとめておくと、以上のような「情報」を結局「無料」で提供してた訳ですが・・・これってやっぱり凄いことですよね!
 特に連載系の記事に関しては、相当のクオリティーで、これがまとまって読めた点は非常に大きいと思います。

 これらの情報が、よく行くお店の店頭にあるのであれば、何かのついでに貰いにいってもイイと思うし、コレだけを貰いに電車賃を払って貰いにいってもイイくらいだと思います。
 また、ちゃんと毎月発行をしてた点も大きく、情報を安定的にシーンに配給してたことになるので、その点も評価しないといけないかな~と思います。


 ただ、これだけではRiddimという存在は語れないと思うので、次のお題目ではもっとマクロで見たRiddimを紹介したいと思います・・・





(4)Riddimと時代の流れ

 この項では、私とRiddimの付き合い(?)を通して、時代の流れと共に、この雑誌の価値を考えてみたいと思います。

 ちょうど私がこの雑誌と出会った97年頃から今のことを考えると、結構色々と動きがあり、その中では00年前後にあった「HipHopのブーム」だったり、00年代後半からあった「レゲエブーム」だったり・・・その流れの中でこの雑誌が拡大し、そして今回の紙での印刷が終了する・・・という浮き沈みが感じられ、ちょっと考えるところが多かったです。

 なので、私の思い出や、雑誌に載っていた事柄を紹介しながら、この雑誌の価値をマクロの視点で考えたいと思います・・・


①出会い(97年頃~)

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 私がRiddimと出会ったのは97年なので私が高2の時ですね・・・

 今までにも色々と書いてるのでアレですが、中3の冬に丘DJになり、その1年後ぐらいにFrontと出会い、高校時代はHipHop/DJ街道一直線だった中でRiddimと出会ったようです。
 多分、渋谷のCisco辺りで発見した(ManhattanとかDMRはあんまりフライヤーが置いてなかったような気がする)んだと思いますが、トップの写真の通り、KRSとかShadowに引かれて貰ってきたんですかね??

 時期的には、日本語ラップブームが拡大し、渋谷のレコ村が拡大し始めた時期で、いわゆる「DJ文化」が更に大きくなろうとしてる時期で、私自身は渋谷に入り浸ってるようなヘッズではなかったですが、熱心には通ってた方で、あの界隈自体が「熱かった」ころだと記憶しています。

 ちなみにこの頃はRiddimが「縦」な仕様で、すぐに横長のRiddimに変更する時期でしたが、内容は殆ど今と一緒で、レゲエが中心で、HipHopも程よく掲載があるって感じでした。


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 私がRiddimに気付いたのは、きっと遅い方だと思いますが、当時の記憶だと、HipHopの情報が載ってる雑誌とかって少なく、Frontもそうでしたが、ちゃんとレコードの事が載ってる雑誌は貴重で、Riddimも分からない記事(特にレゲエ)が多かったですが、何度か読んで「コレは必ず読まないといけない!」と思って、ある時期から必ずゲットする雑誌になっていたみたいです。
 特に写真に貼った12inchとかミックステープの情報とか、Ciscoのチャートにのってる日本語ラップのニューリリースの情報などは貴重で、これを参考に買っていたのは言うまでもありません!
 
 また、Riddimに関しては、やっぱりレゲエの情報が多く、最初はあまり読みませんでしたが、ガキだったこともあり、なんとか知ろうと努力して読んだり、訳も分からずCiscoのReggaeで45を買ったりしましたが・・・当時は全く理解できませんでした(^^;)

 そういえば、コレはイイと思って買ったHase-Tの12inch(タイトル忘れました)をミックステープに入れて友達に聞かしたら爆笑された(なんだこのラップは!お笑いか!みたいなことを言われた)思い出もありましたっけ・・・
 そんだけ当時のレゲエの市民権(特に日本のレゲエは)は残念ながら高くなかったようです・・・というか、Hase-Tの一件は結構自信があったので傷つきました(^^;)

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 ただ、読み返してみてビックリしたのが、当時のRiddimって、かなり現場情報的なコアな情報もホローしてて、写真左のレゲエのミックステープの特集(スゲー欲しいのばっか!)とか、各地のアーティストやサウンドの詳細特集とかがたまにあったりしてて、ちゃんと現場に行ってたんだ・・・とビックリしました。

 考えてみれば、この頃って今一線で活躍してる方はみんな既に活動してて、Mightyとかは横浜でブイブイ言わせてたし、PushimとかRyoはトキワとして活動してたし・・・そういった地下活動が載ってたということは、Riddimが「日本のレゲエを盛り上げよう!」って意思がしっかりとあった証拠だと思います。
 実際にその点を公言してた時期もありましたが、HipHopが人気になる過程において、水面下では「レゲエの底上げ」をやってたのがこの時期のRiddimかな~と思います。



②HipHopブーム(00年~)

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 そんなこんなで2000年ぐらいから世間では「HipHopブーム」と呼ばれる動きがあり、オリコンにリップスライムやキックがチャートインしたり、メジャーレーベルからCDが出たり・・・今までアンダーグラウンドで頑張ってたHipHopが大きく発展した時期になりました。

 私自身はアナログを中心に買ってたので、メジャー的な動きは興味なかったし、段々とHipHopに対する興味が薄くなってきたこともあり・・・だいぶ冷静な位置で見てましたが、レコード屋はいっぱい増え、どのお店もお客さんが結構いる時期だったので、このシーンもだいぶ大きくなってきたな~と思いました。

 そんなわけで、RiddimでもHipHopアーティストがフューチャーされることが更に増え、上記のBudddhaが表紙を飾ったように、HipHopのアーティストが新しいアルバムが出るとインタビュー記事が載ることが増えたと思います。


 まあ、メインはやっぱりレゲエなんですけど、私なんかは結構HipHop系の記事を楽しみにしてたので、嬉しい限りでしたが、もう日常的な雑誌だったのでReggae/HipHopに関係なくRiddimを読んでいました・・・
 ただ、この頃になるとRiddim自体が結構どこでも手に入るようになった・・・ような気がします?


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 ここで「俺リットン調査団」の登場ですが、上図ではRiddimの発行数と配布店数の推移をグラフ化してみました・・・意外と見ずらいのでクリックして大きく見てね♪
 Riddimの最後の方のページにはなぜか「発行数」と「配布店数」の表記があり、それを全部エクセルにデータ化してみたグラフが上図になります・・・これも地味な作業で疲れました(^^;)

 このグラフで何を言いたいかというと、HipHopブームなり、DJブームなどの影響で90年末ぐらいから緩やかにRiddimの発行数/配布店数が伸びてるのが分かると思います。
 そして、00年11月になるのですが、一気に部数を1万部以上増刷をかけ、7万部ラインに増やしており、それ以降も緩やかに発行数を増やしています・・・

 ちょと私の強引な推論になっちゃいますが、90年末から徐々に拡大し、00年以降に爆発したHipHopブームの影響で、Riddim自体の需要が増えたと考えられます。
 
 考えてみると、この時期はHipHop系のアーティストのアルバム発表が多かったこともあり、ニューリリースの記事として取り上げられることが多かったり、広告も結構掲載があったり・・・レゲエの記事/広告の方が量は多かったですが、HipHopも雑誌の牽引役になってたんじゃないかと思います。
 
 そんなこんなで、Riddim自体の規模が拡大し、読者にとっては更に読みやすい環境になり、Riddimが押しているストリートミュージックを後押ししてたのかな~と思います。


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 ただ、この時期はHipHopだけが頑張ってたわけでなく、レゲエもかなり水面下で動いてたと思います。

 特にRiddimでは「もっとレゲエを広げよう!」みたいな気持ちが感じられる記事/企画が増えた時期かな~と思います。

 誌面であれば、日本の過去から現在のレゲエの動きを深く追求した企画(写真左上・2000年10月&11月)や、Dubという視点から過去の有名アーティストを紹介する「Dub No Dead」(写真右上・2001年4月~)なんかで読者の啓蒙を図ってましたね。
 また、今と比べたらまだ規模が小さかったレゲエ系コンサートを自社で開催(Soul Rebel)し、日本人アーティストの活躍の場を作り、シーンに対してサポートをし始めた時期でもあるかな~と思います。

 
 もちろん、各アーティストも活発に活動をするようになり、MoominとかPushimとかRyoなんかはメジャーに進出し、Riddimもアルバムやシングルが出れば必ずインタビューを行い、そのアーティストに対するサポートもしっかりと行ってたと思います。
 
 その中で、写真右下の三木道三の「Lifetime Respect」のオリコン1位(2001年9月号)は衝撃を受けた方は多いんじゃないでしょうか?

 三木さん自身、90年中頃からかなり頑張ってたし、特にHipHopシーンとのリンクはかなり意識的に頑張ってて、地道な活動をされてて・・・当然Riddimも結構サポートしてた中で、あの曲がそんなにはメジャー的な宣伝をしてなかったのにも関わらず、1位を取ったことはレゲエファンとしては喜んだ方も多かったかと思います。
 個人的な感想だと、アレに関しては完全に「曲の良さ=レゲエの良さ」をストレートにアピールし、それが支持された結果だと思います・・・つまり、日本のレゲエが一般でも認められるようになったということで、これ以降のレゲエブームの下地を作った一端と言ってもいいかもしれないですね。

 私自身も、Riddimを読むようになり、レゲエシーンに対して愛着が出るようになり、この一件は本当に嬉しかった・・・と記憶しています。
 この頃は大学生ですが、あまりHipHopとかReggaeとかを知らない同級生が普通にカラオケで歌ってたり、MD(もう死語っすね)で聞いてたり・・・なんか自分たちが追いかけてた「ストリートミュージック」がやっと認められた・・・みたいな感覚があったと記憶しています。
 HipHopもこの頃は大きく拡大し、今までHipHopを聞いてなかったヤツが、キックはヤバいよね~とか言い始めてたりしましたが、実績の面では三木さんの一件のほうが大きいのかな~と思い返しました。

 ただ・・・その後、三木さんが業界内部でセルアウト的なことを言われたり、業界外(一般社会?)からは一発屋みたいなことを言われたり・・・して、それが原因かどうか分からないですが、活動を停止(今は復活?)しちゃったのはホント残念ですね。
 私も未だにレゲエ界の内部のことは詳しくはないですが、結果として市場は大きくなったけど、あそこまで大きな「一発」を作ることが出来た人って、結局は未だに誰もいない訳で、本当は批判する理由なんてなく、むしろもっとサポートすべきだったのかな~と思いますが・・・どうなんでしょう??



③ レゲエ発展期(03年~)

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 そして、03年頃からHipHopの人気が次第に下降をたどる中、レゲエが着実に人気をつけ、更に市場規模が大きくなっていったかな~と思います。

 その流れにおいては各アーティストが活発に活動をしてることも大切だと思いますが、個人的には写真に貼った横浜レゲエ祭のような「フェス系イベント」の存在が大きいのかな・・・と思います。


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 また、マニアックな小ネタを挟みますが、上に貼ったのは歴代の横浜レゲエ祭のフライヤーで、私が持っているものになります(^^;)
 一部、ピンボケしちゃってるのもありますが、横浜レゲエ祭の変化を通して「レゲエ市場」の拡大を考えたいと思います。
 ちなみに、人数のデータ&小ネタは、Mighty周辺が作ってたフリーペーパー「Strive」のバックナンバーより調べました・・・この雑誌も相当凄く、今となってはレアですね・・・これもチャンと読んでましたよ(^0^)


 横浜レゲエ祭は、言わずと知れたMighty Crownが主催するビックイベントで、95年より横浜で開催をしてたそうで、ごく初期は小さなクラブ(Club24Yokohama/250人ぐらい)から始まりました。
 どのようなキッカケで始まったかは分かりませんが、インタビューによると、日本におけるレゲエのコンサートは「Reggae Japan Splash」のような外タレを呼ぶイベントがあり、そこには企業とかのサポートがあるのに、日本人のアーティストにはサポートしてくれない状況があり・・・それであれば自分たちで日本人レゲエアーティストのイベントをやろう!っていうのがキッカケみたいですね。

 んで、初期はクラブなりイベントホールでの開催ではありましたが、段々と規模が大きくなり、00年前後では横浜Bay Hall(収容人数だとマックスで2000人ぐらい)で開催をしてたようです・・・
 ちょうど左上の緑のが02年のですが、この頃になると2回公演をしてて、規模でいくと×2なので4000人ぐらいの規模になるでしょうか? もう、この時点でかなり規模は大きいですね・・・

 そして、翌年に当る03年には、右上のフライヤーの通り「横浜八景島シーパラダイス」に進出をし、野外イベントに着手をするようになりました・・・
 Mighty側も色んな所に営業していく中で、野外イベントの解放感とか、地元をレぺゼンすることとかなんかが引っかかり、今までやってたクラブでのイベント開催が窮屈に感じたそうで、レゲエという開放的な音楽をやるのであれば「野外だろ!」&「地元横浜で大きく開催!」となったみたいで、野外進出を考えたそうです・・・確かに、真っ暗なクラブで聞く音楽もイイですが、太陽の下で爆音で聞く音楽も悪くないっすからね~
 そして、実際に開催したら、チケットも即完売(約1万枚!)をし、イベントも大成功だったそうです・・・この量のチケットが捌けちゃう時点でこの市場が大きくなったのが分かるでしょ?
 ただ、この八景島の話には裏があり、当初は横浜市内の某所で予定してたのですが、大人の事情(レゲエのイメージがあんまり良くなかったのですね・・・緑のアレとか)で使えず、八景島になったそうですよ・・・

 んで、翌年の04年には・・・03年の時に開催しようとしてた「横浜新港埠頭」での野外開催になり、規模が更に倍の「2万人」になりました・・・翌年の05年もココで、その時のフライヤーが左下のです。
 Mightyとしては地元である横浜市中区(山下町近辺)で開催を望んでたようで、空き地だった横浜新港埠頭を狙ってたようですが、ココが横浜市の持ち物で、イメージ的な問題で許可が下りなかったのですが、徐々にレゲエがポジティブな音楽であるとか、こんなに集客力がある(観光都市なのでココ重要!)ってことが伝わり、やっと開催が出来たそうです。
 その過程で、なんと当時の市長さんである中田市長さんと会談をし、中田さんに「ガンガンやっちゃってください!」とお墨付きをもらったみたいです!

 当然、フライヤーをちゃんと持ってるぐらいなので、私もこの過程を見てて、段々と大きくなる姿は驚異的でビックリしながら見ていました・・・
 だって、HipHopのイベントであれば1000人も集まればいい方で、それが2万人なんて言ったら・・・日本じゃ無理だろ!って思いました。

 ただ、その次の06年はビビりました・・・だって「横浜スタジアム」での開催ですもん!!
 当時のキャパはなんと「3万人」で、その後の開催はもっと人数が多かったようで、某情報だと最大で「5万人」までいったそうです・・・
 Mighty側としては、今までの野外開催で、チケットを買えなかった人が多かったのでもっと大きい規模でやりたかったようで、彼らの地元のど真ん中である横浜スタジアムに目を付けたようです・・・個人的にはコレは大正解でしょう!
 だって、人数以上に「レゲエ」という音楽が普通のアーティストでも満杯に出来ない球場でのコンサートを成功させちゃう事実は、ストリートミュージックが一般社会を超えちゃったことだと思うんですよね・・・傍から見てた私も、この事態は「本物」だと思いました・・・

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 なんか、ダラダラと書いてしまいましたが、この横浜レゲエ祭の人数増加(4千→1万→2万→3万)を見れば、04年前後でレゲエの市場規模が急激に大きくなったのが分かると思います。

 ただ、この発展において重要なのは、マスコミやメディアが作ったのではなく、Mightyのような「独立プロモーター」が作った点です。
 もちろん、マスメディアの力は使ってないとは言えませんが、かなりフッドに根差した売り方をしてて、今までコンサートビジネスであったビジネス論とは違うアプローチで・・・それもプロの興業屋からすれば素人の兄ちゃんみたいなヤツが成功してる訳ですから、この点は注目に値します。

 また、この点において、もう一つ注目しないといけないのが、これが局地的な話ではなく、全国で同時多発的にフェスが開かれた点で、そういった各地での動きがあったからこそ、日本におけるレゲエシーンが加速したのかな~と思います。
 例えば、夏のフェスシーズンの始まる前のRiddimの誌面には、必ず全国のフェス一覧みたいのが掲載され、年々で増えていくのですが、見てるとホント全国各地で行ってて、どのフェスも地元のプロモーターが頑張ってるのがビックリしました。

 個人的には、この流れを見てて、規模の大きさが大きくなっていくことや、地方でも同じことが行われていることに驚きましたが、それ以上にストリートミュージックのスタンス/方法論が一般社会で通用しちゃうことにビックリした記憶があります。
 まあ、一般社会(=若者文化,ファッションなど)に上手く当てはまったのもあるかもしれないですが・・・レゲエってスゲーな!っと思いました・・・

 ちなみに、この流れって社会学的な見地から言ってもかなり面白い題材だな~と思います・・・ので、興味のある学者さんは早めに論文を書いた方がイイですよ(^^;)


④ レゲエ絶頂期(07年~)

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 そんなこんなで、各地でレゲエフェスの華が開き、全国的にレゲエ熱が高まっている中で、今回の主役であるRiddimは・・・なんらかんらで色々と活躍していたと思います。

 文章内で小出しに書きましたが、Riddimに関しては、フェスがあればフェスの後押し記事を書いたり、アーティストが新曲を出せばインタビューを載せたり・・・結果として華開いた日本のレゲエシーンを後押ししていました。
 無論、発展するレゲエシーンの中で、Riddimも色々と発展をしていきましたよ・・・


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 ココでまた「俺リットン調査団」の資料紹介ですが、上のグラフはRiddimのページ数の合計を年間別で列挙してみました・・・一冊ずつページ数を数えましたよ(^^;)
 一番最初の方で、Riddimは夏だけページが増えてる・・・みたいなグラフを紹介しましたが、基本的にはあの山形のグラフが一年の流れなので、ページの年間合計数で比較をすると発展率の意味では一番分かりやすいのかな~と思いまして作ってみました。

 ページが増えると言うことは、Riddim内の「記事」が増えることだし、更に「広告」が増えることを意味しており、グラフを見れば一目同然で、段々とページ数が増えてるのが分かると思います。
 この章の最初で紹介した発行数&配布店数のグラフも同様の上昇傾向を示していましたが、こっちの方が段々と増えており、先ほどの横浜レゲエ祭の上昇傾向と上手くマッチしたグラフになっています。

 つまり、日本のレゲエ人気の上昇とともに、Riddimがページ数の増大と共に発展をしていたことが分かるかと思います。


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 特に、ページの増大という発展においては「広告」の存在は非常に大きいと思います。

 この雑誌において「広告」という存在は非常に大きいんですよね・・・なぜかというと、フリーペーパーという形で無料配布はしていますが、製作費なり印刷代は絶対に必要になるので、それが「広告収入」という形でペイしているので、これが無いと雑誌が発行できない訳です。

 私も雑誌業界の事はそんなには詳しくないですが、雑誌とかって実際に売れる部数よりも、いかに広告収入を取るか・・・って方が重要なモノも多く、女性のファッション誌とかは実はそうですよね。
 また、実際に雑誌を売るのは実は不安定で、どれだけ売れるかは確実には分からないですが、広告の収入は安定的なので、経営面で考えるとかなり重要だったりすると思います。

 そんなわけで、Riddimもその広告が非常に重要で、恐らく雑誌の発行の初期より重要な存在なわけでしたが、この頃になるとその存在感が更に重要になってきてると思います。

 初期の頃は派手なカラー広告ってそんなにはなく、上段2枚の写真のような白黒な地味な広告が大半でしたが、レゲエが人気になってくると、当然作品のリリース数が増えたり、フェスなどのイベントが増えたりしたので、下段のようなカラーでインパクトのある広告が増えたと思います。
 特に、夏場は凄くって、そういった広告だけでページの半分以上(30ページ以上も!)を取ることも多く、広告収入って意味では結構儲かってたのかな?とも思います。

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 ただ、Riddimにおける広告については、他の一般的な雑誌と大きく違う点もあります。

 それは、同じ「レゲエ」や「HipHop」という音楽/文化を志した人や企業が広告を打っている点にあると思います・・・

 例えば、写真左上のようにイベントの告知(あの伝説のクラッシュ!)は昔っからあったし、今なんかはサウンド達が自主的に作ったダブ・ミックス程度(写真右上、Burn Down)でも広告を打ってますよね・・・
 特にサウンド達の広告が打てるようになった点も大きい(それだけサウンド文化が育ったってことでしょう!)ですが、こういった点はRiddimらしさがあるのかな~と思います。


 もちろん、他の業態の広告(裏がいつもEdwin系のファッションブランドの広告でしたね)もありますし、Reggaeが好きな人が読んでる雑誌なので、Reggae系の広告を打ちやすい・・・って側面もあるのですが、個人的にはこういった広告があることは「みんながRiddimを支えてる」みたいなニュアンスを感じ、美しいな~と思ったりします。
 つまり、レゲエという共同体の中心としてRiddimを、同じレゲエを志した人/企業が広告という形で支援し、その共同体を支えた/広げた・・・って流れはあったと思います。

 この部分を実証する広告はそんなにはなく、写真下段の2枚の「おめでとう広告」(左は200号記念、右はStussyがEC氏が撮影したRuffin' Tuffの映画化記念!)なんかがそうかな~と思いますが、こういった「支え合う」ってことは・・・素敵ですね。

 文化の発展においては、何か「中心」となる存在は必要で、それが「雑誌」だったりすることは多いと思います。
 例えば、日本のHipHopにおいては「Front/Blast」の存在は絶対そうだと思うし、他のジャンルの文化においても何らかの雑誌(プロレスであれば週刊プロレス/週刊ゴングみたいな)がありますよね?
 雑誌は、情報の発信だったり、読者の啓蒙だったり・・・色々な影響を及ぼすことが出来ますが、その文化の「象徴/中心」になる効果は大きく、その共同体の牽引役になることが多いかな~と思います。


 なんか、上手くまとまらないのですが、広告を打つ人や企業は、その現場で活動はしてますが、広い意味での「共同体」を引っ張っていくことは難しいのだが、広告という形で資金支援をしてRiddimを支えた・・・って点は、結構面白い側面かもしれないですね。


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 しかし、この広告の点においては「批判」をしておかないといけないこともあります。

 レゲエの現場で頑張ってる方々だと、色々と言いたいこと(広告費が高いとか、広告掲載のポリシーが微妙とか)あるようですが、個人的には掲載した記事が結果として「自社広告」になっている点は指摘しておかないといけないかなと思います。

 私も今回の記事を書くに当って初めて気付いたことなんですが、有名アーティストや一部のアーティストが何度も表紙を飾ることが多く、その意味では一番最初に書いた「パターン化」してるな~とか思ってたんですが、このことを深く考えると事情が分かってきました。
 PushimとかMoominとかH-Man、Mutebeatやこだま和文氏なんかそうなんですが、彼らは発行元である「Overheat」でマネージメントをしてるアーティストで、変な話、自社のアーティストなので他のアーティストよりも掲載率が高いんですよ!

 PushimとかMoominなら、市場でもヘッドライナーなので表紙になったり、トップ記事になったりするのは分かりますが、H-ManやMutebeat程度だと・・・遠慮なく言えば表紙級にはならないですよね。

 また、写真左下の「真衣良(マイラ)」であれば、湘南辺りで活動をしてた女性MCのようですが、2006年頃に突然Riddim誌にアルバムデビューみたいな形で掲載され、一時的にフックアップされてました・・・
 当時読んでた人であれば「誰なの?」と思った方が多いかと思いますが、掲載の理由はOverheatがマネージメントとCDリリースをしてたからでしょう。

 あと、自社系イベントも結構持ち上げてて、秋のレゲエフェスであるSoul Rebelや、Mutebeatなんかのライブ系の記事は前振りも込みで結構記事が載ってて・・・結果として「記事の名をかたった宣伝(=広告)」になっていた部分があったと思います。

 自社の宣伝なんて、当然のことと言えば当然で、私も普通に毎月読んでる限りだと気付いてはいたけど、気にはならなかったのですが・・・読み返してみたら結構「露骨」にやってるな~って感じもありました。

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 そう、この記事も最後の方になりましたので、ちょっと切り込んだ話をしますが、Riddimって結局は「広告」が生命線で、これが結果として雑誌の方向性を決めていた・・・と私は思います。

 広告があることは決して悪くはなく、無料で広く配るという大きな効果を生むために広告収入で運営していくことや、先ほども「支え合い」みたいな効果があったりします・・・
 しかし、これって読み方によっては「広告次第」なところもあり、色んな問題が浮上します。

 例えば、写真左上でFire BallのSuper Criss氏(元Overheatの社員っすね)がパナソニックのデジカメを持って広告になっています・・・これは09年4月号の写真特集号の際に掲載されたパナソニックの広告で、あの特集自体は凄い面白いのですが、ココまで露骨なバーター広告を載せるのには疑問を感じます。
 まあ、これを作るにあたって資金を得るためにこうしたと思いますが・・・意外と広告に対しては節操がないのかな・・・と思いました。

 また・・・これは実証がないのでアレですが、Riddimって広告を載せないとインタビュー記事が載らない・・・ようにも見受けられます。
 全てはカウントしてないですが、インタビューなどの記事が載ってるのは、どこかにそのアーティストの広告があったりすることが多かったり、フェス系も同じような感じもあり・・・記事を金で買ってる(売ってる)感じがあります。

 あと、Riddimの一番後ろの方のページには、なぜか毎号「発行部数」と「配布店数」が写真右上のように記載があり、その横には都道府県別に配布店の一覧が載っております・・・
 この記載があったのでグラフとかが作れたのですが、これって読者にとってはそんなに関係ないんだけど、広告という側面では非常に重要で、その雑誌の「広告力」がどのくらいあるのかをアピールする為だと思います。
 つまり、広告を出す側にとっては、その広告を打った時にどのくらいの地域に、どの部数が配布されるか・・・が分かり、この雑誌に広告を打つとどれだけ費用対効果がありますよ・・・ということを暗に伝える為に載せてたんでしょうね・・・

 まあ、こういった広告主体のことは一般的な雑誌においても普通なことなので、そんなには気にする必要がないし、むしろ無料で貰ってる立場の人間が言うことではないのですが・・・結果として「広告」先行で記事なり、雑誌の方向性が決まっていた(=コレがパターン化の所以でしょうね)のは・・・ちょっと残念かもしれないです。


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 また、この広告先行の話に繋がるんですが・・・そういった方向性になると新しく発売されたアルバムの記事や、今度やるフェスの話題ばっかりになり・・・本当の「現場」の話が全然出てこないんですよね!!

 これも読み返してみて分かったのですが「ストリートの尖った音楽を支持する、情報に飢えたマイノリティーに向けて情報を発信」と言ってる割には、そのストリート(=現場)の話はあまり出てこないんですよ・・・

 例えば、World Clashとかの大きなクラッシュの情報は後追いで出ますが、結構重要なクラッシュの情報はそんなになく、Tucker氏の記事ぐらいでしか補足されてないです・・・
 昨年あった「ヒビキラーvs親指」のバトルとかもちょっとしか記事がなく、個人的にはもっと取り上げるべきだったと思いますが、こういったバトル/クラッシュ系の話題はBlastにおけるDL vs K-Dubの時みたいな「大人の事情」があったのかもしれないっすね。

 また、ニューカマーのアーティストや現場では大忙しな人が対象になってないケースも多く、やっぱりそのアーティストがCDとかを出さないと誌面に出ないことが多く、その点でもストリート性に欠けていた部分が多かったと思います。
 関西圏であれば、Mighty Jam RockなどCDを普通に出してる人たちはイイですが、現場ベースでは大忙しなRed SpiderのJuniorとかってそんなには載ってないですよね・・・Juniorが作ったコンピ系のCDが出たらインタビューが載りますが、一人で9000人と対峙する「緊急事態」なんかのイベント(正確にはゲストも参加してるけど)はメチャクチャ重要(あんなの出来る人いないよ!)なのに、サラッとした掲載してないんですよね!
 その範囲でいくと、個人的にはフライヤー収集をレゲエも結構してるので、現場で頑張ってるアーティスト/サウンドの事はわりと詳しいんですが、フライヤーレベルで結構頑張ってても、誌面に登場出来るのは作品をリリースしないとやっぱり出れないケースが多く、これに泣いたアーティスト/サウンドマンとかは多いんじゃないっすかね??

 つまり、Riddimとしてはその対象が「作品」なり「イベント」という形にならないと結果として取り上げない傾向があり、本当にストリートの動向を補足していたかどうかには・・・疑問を感じます
 変な話、けっこうサウンドにダブ依頼があるアーティストや、現場をメチャクチャ「ボス」ってるサウンドが載らずに、ポッと出の真衣良(当然、現場では頑張ってたんでしょうけど・・・)が簡単に載ってしまうのは・・・ちょっとフェアじゃないな・・・と思います。

 その点で行くと、実はレゲエ系は写真左上のように色んなフリーペーパーがあり、そっちの方がしっかりと声を拾って記事にしてたので・・・やる必要がなかったんですかね??
 割と昔はミックステープとかの話題(Spinbadのインタビューをしてる!)があったり、濃い時期があったとは思いますが・・・00年以降は顕著に載らなくなったように思えます。
 

 あと、もう一点指摘したいのが、雑誌として「特集」が殆どなかった点は悔やまれます。

 Dubとか、昔のレゲエに関する特集はボチボチありましたが、基本的にはインタビュー記事やイベント記事ばっかりで、何かを深く追求するような特集はあまりなく・・・それを読んで読者が勉強するような啓蒙効果があまりなかったかな~と思います。

 それこそFront/Blastで繰り広げられていた特濃な特集ページなんかは皆無で、私も10年以上Riddimを読んでたのに関わらず、レゲエの奥深いところは勉強出来なかったです・・・例えばサウンドの歴史とか、システムの作り方とか、ダブの作り方とか・・・そういう特集は読みたかったな~
 むしろこの点も、さっき上げた他のフリーペーパーの方が濃く、Mightyがらみの「Strive」とか、カエルスタジオの「ZomZomマガジン」とか、小さいけど内容がめちゃ濃かった「B-AS-H」の方が色んな意味で濃かったと思います・・・その内、こういったフリーペーパーも特集しないとね!!

 まあ、編集部の方針かもしれないし、そういった事を書ける/取材ができるライターがいなかったのも原因かと思いますが、私の率直な感想だと、もしそういった特集を頻繁にやってたら、もっとレゲエの理解度/理解者が増えたんでは?と思います・・・
 だって、なんらかんら言ってもレゲエ界の中心なんだから・・・波及効果の意味では凄い多くなるはずですよ・・・



⑤ レゲエ下降期(09年~)

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 ④ではレゲエの発展がテーマなんですが、なんか批判的な内容になっちゃいましたね・・・
 というのも、④で紹介した批判的な部分が問題になり、Riddimが下降を余儀なくされるようになったと思われるからです。
 
 以下で分析と紹介をしたいと思います。


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 まず見ていただきたいのが、2つのグラフの上の方のグラフで、先ほども登場したページ合計数のグラフですが、00年ぐらいから緩やかに上昇しましたが、08年を頂点として合計ページ数が減少しているのが分かるかと思います。
 また、下のグラフは、その減少期である2008年から2010年の各月のページ数を比較したものになりますが、多少の上下はあるものの、どの月も年が進むごとに右肩下がりで減少しており、ウグイス色の2010年の減少率は著しいですね・・・

 私自身は毎月読んでても気付かなかったんですが、08年頃を頂点に緩やかにページ数が下降を辿るように・・・なり、この事実が、結果として紙媒体でのRiddimの発行終了に繋がったのかな~と思います。

 つまり、Riddimという雑誌は、④辺りで指摘しましたが「広告」が非常に重要な雑誌だけに、広告がないと雑誌として運営が出来ない側面があり・・・ページ数が減っているという事実は、確実に合致するとは言い切れませんが、「広告が減少」してしまったことの裏付けであり、このことが原因で発行終了に繋がったのでは・・・と考えます。

 この考えで顕著なのが、ここ最近に発行されたRiddimがそうで、自社イベントである「Soul Rebel」や、自社の設立30周年イベントである「Dub Clash」のことが中心に載っているのですが、それまで冬の時期でも一定数があったカラーの広告が殆どなく、そのイベントの情報を必要以上に掲載し、まるでページの穴を埋めてる・・・かのような出来になっていました。
 まあ、最近のRiddimに関しては、ネット以降が決まっていたので、紙での広告掲載をあえて縮小させていたのかもしれないですが、グラフで見れば、繁忙期である8月のRiddimは確実にページ数が減ってる(特に広告数が減ってる)し、今まで雑誌の幅が結構厚かったRiddimが、結構薄くなってきてるのが分かったりし・・・さみしい限りです。


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 ただ、広告が減ったという事実は、Riddim側の問題ではなく・・・むしろ日本のレゲエ業界の問題であったり、しいては音楽業界全体の問題であったりもすると思います。

 各種ニュースではCDが売れないみたいな話題や、ネット配信への移行といった産業の変化などで売上が減少など・・・あまりイイ話題がないですね。
 考えてみれば、HMV渋谷が閉店したことなんかはその象徴で・・・CDなどの音楽ソフトが売れないんだから、Riddimにおける広告も減りますよね・・・


 また、レゲエ業界にもそういった波はきており、CDの売り上げ低下はもちろんですが、各種イベントが縮小しているようですね・・・

 詳しくリサーチしてないのでアレですが、横浜レゲエ祭であれば、昨年まで横浜スタジアムでマックス5万人規模でやってたのが、今年はなぜか赤レンガ倉庫の野外会場で開催し、調べると規模は2万5千人程度だったようです・・・
 何らかの会場的な問題があるのかもしれないですが、私もその話を今年の開催話を知り「遂に限界が来たか~」と思いました・・・まあ、この規模の人数が集まるだけでも凄いんですけどね・・・

 ただ、こういったイベントやCDの売り上げなんかは特にそうだと思うんですが、それまで毎年参加してた18歳ぐらいのお兄ちゃん/お姉ちゃんたちも、何年もすれば大人になるわけで・・・彼らは自然に卒業していってしまうことが多いと思います。
 私の実感であれば、95年ぐらいから徐々に上り始めてHipHopブームがまさにそうで、私も高校生から大学生になり、そして社会人になりましたが・・・その過程で音楽は「子供の遊びだった」と判断して、それまで履いていたティンバーを脱いだ輩が多かった・・・と記憶しています。
 
 つまり、レゲエシーンが、人気になったのはイイものの、既存客を固定化出来なかったことと、お客さんの循環を考慮したうえで、次のお客さんを上手く呼び込めなかった・・・点が問題化もしれないですね。


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 あと、個人的には、写真に貼ったような、明らかに「セルアウト」なCDがリリースされるようになってきたのは・・・痛いな~と思いました。

 Hase-T製作の日本語レゲエ系のコンピミックスCDであれば、写真左のようにジャケットにレゲエとは関係ないタレントを起用(写真は木下優樹菜、翌年は川村ゆきえ)したり、昔からの老舗レーベルであるカジノ891のコンピだと「コタツレゲエ」なるタイトル/切り口で冬向けのラバーズ調のコンピを作ったり・・・一般市場で売る為に努力をしたんだと思いますが・・・ちょっと違うと思います・・・
 あと、写真に撮るのも馬鹿らしかったので取らなかったですが、お笑いタレントの山崎某氏がブリーフ姿で映ってる「涙レゲエ」とかは・・・セルアウト以外の何物でもないな~と思いました・・・

 それの全てが悪いとは言い切れませんが、結局業界の中に「お金儲け」を第一にする人が増えてしまった、又は業界がその味を知ってしまった結果・・・なのかな?と私は思います。
 決してHase-Tさんや891がセルアウトしてるとは断言はできませんが、業界内で誰もディスってないところを見ると・・・Riddimもそうですが「マニ―」が重要になってしまったのかもしれないですね・・・


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 んなわけで、業界の縮小→広告減少→Riddimが運営できない・・・という流れがあり、Riddimの紙媒体での発行が終了することになったと考えられます。
 あっ、この考えは私の推測なので、本当にそうとは限らないので、信じないでください(^^;)

 まあ、コレだけインターネットという存在が身近になり、ほぼすべての人が活用している現在において、費用対効果やコスト面では紙媒体は圧倒的に不利になってきているので・・・ネット移行は当然と言えば当然ですよね・・・

 また、レゲエ自体も人気が落ちてきた・・・なんて言いますが、まだ全国ではフェスが盛んに行われてるし、規模だって6ケタのが多いわけですから・・・むしろ「バブル」が終わり、正常に戻ってきた・・・って考えの方が正しいのかな~と思います。

 変な話「身の丈」で活動をすべき時期になったのかもしれません・・・その意味においては、まだRiddimの存在は必要で、シーンに対して、有益な情報を発信し続けてほしいです・・・ネットでの活躍も楽しみにしてます!!





(5)まとめ

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 毎度のダラダラスタイルで書いたので長くなってしまいましたが、まあ~割とまとまった文章にはなったかな?
 だけど、上手く論旨とかがまとまらず、結構強引に文章/考えを書いてしまったところもあり・・・読みやすさ以上に正確さがない部分もあるのがチョット残念です・・・

 んで、この項では、話が長くなってしまったので、今回の主役である「Riddim」に関してちょっと話をまとめてみたいと思います。



① Riddimという雑誌の功績&問題点


< 功績 >
・ ReggaeやHipHopといった、一般音楽市場ではフォローしきれない音楽/文化を取り扱い、その音楽/文化の普及や後押しを行ったこと
・ レゲエに関しては「業界の中心」としてシーンを牽引していったこと
・ 無料で、かつ簡単に手に入る状況を作ったことで、シーンに対しての情報配給をスムーズに行えたこと
・ また、そういった簡単に手に入る状況が、新たに興味を持った者/ちょっとだけ興味がある者に対して、その音楽/文化への入り口として機能したこと



< 問題点 >
・ フリーペーパーの特性上、収入母体である「広告」に頼らざるを得なく、雑誌の内容自体が結果として、その広告に寄り添った内容になってしまったこと
・ また、この限りにおいて、本当のストリートシーンは対応できず、ある程度メジャーな情報しかカバーが出来なかったこと



 上手く本文で書けなかったこともリストアップしちゃいましたが、Riddimの功績と問題点をまとめてみました。
 あくまでも私の意見なので、これとは違う考えの方もいると思うし、Riddim側としてはもっと違う考えや、それは違う!みたいな事も多分にあるかと思いますが・・・ご了承ください(^^;)

 Riddimという存在を考えると、上記なようになるわけですが、この雑誌が存在した意義はホント大きいと思います!!

 存在意義に関しては「功績」面に集約されるのだと思いますが、ストリートでしか生まれなかったレゲエやHipHopが、日本でコレだけ華開いた事実において、Riddimが行った情報提供やシーンの後押し/牽引という点は非常に効果的だったと思います。
 Riddimがよく言っていた「ストリートの尖った音楽を支持する、情報に飢えたマイノリティーに向けて情報を発信」みたいな信念は一応には達成しており、陳腐な表現かもしれないですが「ストリートのスピーカー」になっていたのかな~と思います。

 しかし、本当に「ストリート」を後押ししてたか・・・という点になると、残念ながらフォローしきれなかった部分もあり、その点は悔いが残ります
 当然、全てをフォローすることをフリーペーパーに求めるのは酷なのかもしれないですし、メジャー誌が取り扱わない情報も結構載っていたので判断が難しいところですが、そういった良さを「広げることが出来た存在」であったのであれば、もっとストリート(フッドの方がいいかな?)に根付いた情報提供も欲しかったですね・・・



② Riddimの今後に期待すること 

 そんなわけで、Riddimは「雑誌」としては終了し、どんな形になるのかは未定ですが、舞台をネットに移行し、リニューアルをするそうです。


 個人的には、雑誌としての「Riddim」がホント好きでした・・・

 月の初めにレコ屋に行くと、必ず新しい号がないかチェックし、あれば速攻で頂いて、帰りの電車や一服がてら寄った喫茶店(今は飲み屋)で読んで情報を吸収し・・・また次の月になれば同じことを繰り返して現在に至ってます。
 無論、頂いた号はちゃんと全て保管をしていましたし、必要であれば読み返したりもしました・・・実はこの記事を書こうと思うちょっと前から、ミックステープの情報収集で久しぶりに読み返していました!

 また、あの横長の「独特な存在感」が好きでした・・・電車で座って読んでると、隣の人に当ったりする(本当です!)こともありましたが、あの横長の形はOne&Onlyで、読んでるとなんか安心するんですよね・・・情報に飢えた者にとっては「シェルター」みたいなもんでしたよ!
 特に、ここ最近はHipHopやレゲエに関する「紙」の情報が減ってきている中で、あの「横長」だけは読ませてくれる・・・みたいな感じもあり、習慣で読んでた以上に期待して読んでた部分もありましたよ!!


 今後、レコ屋に行って、あるべき場所にRiddimが無いのはさびしいですが、ネットに移行しても頑張ってくださいね!!
 ただ、レゲエ界のネット環境はメチャクチャ凄く、本誌でも連載を行ってたTucker氏の「Rockers Channel」など、既に強力なサイトがあるわけで・・・どういう独自性を出していくのかな? 楽しみにしていますよ!!




(6) 最後に

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 まあ、いつも通り、あんまりまとまらなかったですが、Front/Blastの時と同様に、Riddimに対して「リスペクト」があるから気合を入れて書いてみました!!

 文字量=熱意にはならないかもしれないですが、私からのRiddimに対しての「感謝」だと思って読んでいただければ幸いです。
 また、日本のReggae/HipHop業界においては非常に価値があると思いますので、この記事が後世にも継がれていけばイイですね・・・
 この側面で行くと、批判的な部分も入れといてよかったのかな?? どうなんでしょう??


 ただ、今回は記事を書くのが非常に不安でした。

 レゲエはなんらかんら言ってあんまり知らないし、Riddimという雑誌は読めば読むほど「内容が同じ」なので、どう表現したらイイのかな・・・と、書きだす前は結構悩んだのでたからです。
 まあ、悩んでも仕方がないので、最終号になることが分かった12月初めから調査&下調べを行い、今年の元旦ぐらいから書きたいことをとりあえず書いて、それを整理しながら文章として並べて・・・を繰り返してたら、なんとか今回の文章までまとめること出来ました(^^;)

 なお、一応報告しておくと、この記事は1月の前半で殆ど書きあげ、最終号がリリースされたのを確認したうえでアップをしてみました。
 なので、最終号の内容は見ずに書いてみた訳ですが・・・結果として「裏 Riddim」みたいな記事になり、良かったかな~と思います。
 まあ、最終号が過去の再録記事が大半だったので、結果としてネタがバッティングしなかったことには安心しましたが・・・石井氏などには書けない客観的な視点(?)で書けたんじゃないかと思います??


 あと、予定では、Front/Blastの時と同様に、Riddimのバックナンバーを紹介する「データ編」を掲載する予定なので、そちらもお楽しみに~♪
   ↓
  <追記>2011年2月12日
   データ編としてバックナンバーリストを公開しました。
   無駄に長いですが「こちら」からどうぞ!!


 Riddimの「火」はまだ消えたわけではありません・・・

 これからも、我々「情報に飢えたリスナー」に対して、素晴らしい情報の提供をお待ちしてますよ!!

 そして、最後に・・・石井氏を始め、Riddimスタッフの皆さま、本当にご苦労様でした!!





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<補足事項> 最終号について

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 Riddimの最終号であるNo,334は、RiddimのTwitterによると先週末(2月7日)に納品され、順次配布されているようですが・・・もし欲しいのであれば、早めに動いた方がイイです!!

 なぜなら、都内各配布店では既に「売り切れ」になっているからです!!

 写真左のように、もう売り切れですよ~という紙も貼られる(新宿のTower・2月9日)ぐらいなので、相当人気だったみたいですね・・・配布1~2日で完売って凄いっすね!!


 ちなみに私は無事にゲット出来ましたが・・・個人的には美味しいネタ(?)込みでのゲットになりました(^^;)

 今回の記事を書いてたこともあり、配布が始まったらすぐに最終号をゲットして、記事をアップしよう・・・と思っていたので、配布日のチェックを随時しており、2月7日に納品されたことを知り、ちょうど昨日(2月8日)が仕事だったので仕事帰りに貰おうと考えてました・・・
 ただ、先週末より体調が悪化気味で、昨日は最悪で、会社で体温を測ったら39度でした・・・どうしても抜けられない日で、あっちの世界に半分行きながら仕事をしてました(^^;)

 んで、仕事も終わり、普通ならまっすぐ家に帰る訳ですが・・・こんなブログをやってるぐらいなので「カン」が働いちゃったんですよ・・・今日行かないと最終号がゲット出来ないような気がしました。
 なので、定時に会社を上がり、渋谷に即移動したら・・・予想は的中で軒並み売り切れになってて、肝を冷やしましたが、無事に某所でゲット出来ました・・・
 寒い夜の渋谷を高熱でボーっとしてる中、何としてもゲットしないと・・・と思いつつも、体と頭があまり働かず、まるで幽霊の如く彷徨ってた甲斐がありました(^^;)

 
 なお、最終号の内容を軽く紹介しておくと、Collector's Issueと名を打ち、約180ページ(!)という普段の4倍ぐらいの厚さになっています!!
 記事の大半が、過去記事を再録してるのですが、時代を追いながらの掲載で大変興味深い内容ですね(^0^)









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<個人的な記事> ※Riddimとは全く関係ないです(^^;)

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 まあ~、いつも馬鹿みたくテープを買ってるわけですが、今日は新宿のユニオンでテープのセールがあるとの事で、体調不良の最中、行ってきました!
 昨日、最大39度の熱を出し、インフルエンザかも?と思いましたが、帰宅して速攻で寝たこともあり、今朝は37度チョイにまで落ちたので、神は私を見捨てて無いな~と思いました(^^;)

 ユニオンでは今回のようなテープのセールがたまにありますが、あんまりライバルがいないこともあり、普通に開店と同時に行けばゲットできたりするのですが、今回は新宿のブログを読んでると、問い合わせが多いらしく、急遽「整理券」を配布するとのことでした・・・
 昨日同様、なんか「カン」が働いてしまい、ほぼ寝起きでその情報を知り、軽く身支度を済ませた後にすぐ移動・・・配布時間の10分前にはテープ目当ての方が1人いる!
 2番目の整理券を貰い、あんまり体調が良くなかったので、近くのスタバで待機しながら昨日貰ったRiddimを読んでたのですが、やっぱりテープが欲しい人って増えてるんだな~と思いました。

 ただ、この後が大変嬉しいことがありました。

 開店の15分前に整理券を持ってお店にいくと、1番の方がおられ、色々と話をする中で、1番の方から「もしかしたらブログやってませんか?」みたいな質問をされ、私がこのブログの作者ですよ~と言うと「いつも読んでます」みたいな有難いお言葉を頂き、その後、色々と話が進みました(^0^)
 1番の方は、こういうブログをやってるぐらいだから、こういうセールに来るんだろうな~と思ってたそうで、それで質問されたようですが・・・バレちゃいましたね(^^;)

 以前、ユニオンの店員さんにもメール貰ったりして、お店に行った時に挨拶をしたりしましたが、こういう展開はビックリで凄い嬉しかったです。
 私もちょっと頭がボーっとしてたので、的を得ない話をしたかもしれないですが、ミックステープの話が出来る人がいるって時点で嬉しく、短い時間でしたが、面白い話が出来ました(^0^)
 個人的には、ミックステープを集めてる方って、徐々に増えてると思います・・・これからももっと増えるとイイですね!!

 んで、実際のセールですが、結果として並んでたのが私と1番の方だけで、話をしてると、狙ってるブツが微妙に違うみたいで、後は運次第かな~と思ってましたが、無事に狙ってたブツをゲットしてきました!!

 写真の中で左下の方の2本ですが、Ciscoのノベルティーモノで、MUROさんの95年のと、Kiyoさんの98年のが・・・喉から手が出るほど欲しかった作品です!!
 Ciscoノベルティーモノは、あまり市場に出ないのですが、この2本は殆ど市場には出ない作品で、いくら出しても欲しかったのですが・・・蓋を開けたらビックリするぐらいの安さ(1本5000円でも買ってましたよ!)で、二重に嬉しかったです(^0^)
 また、予想以上に安かったので、余分に他のを買ったり、最近コレクトしてるHarlemのノベルティー作品(4周年/Missie)が買えたり・・・体調不良がすっ飛びました!! 
 そして、新宿店の「男の値付」にも感謝感謝です!!

 あと、1番の方も狙ってたブツが買えたみたいで(私が買ったのは狙ってた?)、帰る時も「これからも頑張ってくださいね!」みたいなことを言われ、嬉しい気持ちで帰りました・・・ちょっと体調不良だったので、返答が変だったかもしれないですが、これからもご愛顧くださいね(^0^)


 ンなわけで、風邪をひいてもテープを買いに行く「馬鹿」のお話でした(^^;) 









Maki the Magic 「good Old Days」
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 いや~、長い文章を書いた後だと、パソコンの前に座るのが億劫になり、更新が遅くなったりします・・・
 今回もちょっと逃避をしてましたが、そういう訳にもいかない(?)ので、サックリと書けそうなのを選んでしまいました(^^;)

 んなわけで、今回は久しぶりの「Maki作品」のご紹介です・・・なんか、作品の選定に困った時もMaki作品を選ぶことが多いっすね(^^;)
 なお、今回は収録曲を全く持って無かったので、男らしく「写真無し」での紹介です・・・この辺の曲は意外と持ってないっすよね~(--;)



 今でも多作なMakiさんの作品で、タイトルの「good Old Days」が表す通り、クラッシックな「Soul」系の曲で、HipHop以降(=サンプリング以降)の有名曲をミックスした・・・気持ちいい作品になります。
 聞き方によっては「ネタ系」の選曲とも取れますが、Soul系のメローな曲を中心にミックスしており、流石の選曲で聞いてると「心がホッ」っとしてしまう・・・そんな温もりのある選曲かな~と思います。

 
 まず、選曲面の話をしておくと、サンプリング以降のチョイスが感じられる選曲で、UBBにも収録されたブレイク・クラシックである「Pointer Sisters / Yes We Can Can」や、イントロホーンにヤラれる「Marlena Shaw / California Soul」などの古典(=Classics)が多く選曲されています。
 その他にもド定番なメロークラシックな「Ohio Players / Sweet Sticky Thing」や、Swing Out Sistersがカバーして有名になった「Barbara Ackyin / Am I Same The Girl」などの有名曲が選曲されており・・・聞き方によっては結構「ベタ」な選曲になってますかね??

 ただ、この作品においては、上記で一例を紹介した曲達の「統一感」が素敵で、クラシックなSoul/Funkの曲達が醸しだす「温もり」みたいなのを抽出した選曲になっており・・・聞いてるとなんか「ほっこり」して暖かくなってしまいます(^0^)
 個人的には「君の瞳に恋してる」のオリジナル曲(Frankie Valliっすね)がツボで・・・なんか目頭が熱くなってくるんだけど、暖かく包んでくれるみたいな感じにさせてくれました。


 んで、DJミックスの側面ですが、Makiさんらしいザックリとしたミックスをしており、特別に指摘する所は無いかな?
 ただ、ネタ系の選曲をしてるので、ブレイク部分やネタ部分で珍しく2枚使いを地味~にしてたり、ネタ系の曲を連続でプレイしたり、要所要所で細かい遊び心があるのがイイっすね。
 


 ンなわけで、かなり短い説明になってしまいましたが、今の寒い時期には最適な作品のご紹介でした(^0^)
 ただ、アレっすね・・・最近、なんでも長く書いてるので、こんなに短い文章で終わってしまうと・・・なんか不安です(^^;)





<Release Date>
Artists / Title : Maki the Magic 「good Old Days」    
Genre : Soul、RareGroove・・・
Release : 2003年4月
Lebel : Groove Serchers No Number