HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Sade 「The Best of Sade」
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 今回は思いっきり変化球ですが、これもある意味「ミックステープ」な作品じゃないかと思う作品です。
 もしかしたら、今まで紹介してきた作品の中で、聞いたことがある方が一番多いかもしれない作品ですね!!


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 今回は、ジャケを見れば一目瞭然ですが、あの有名ボーカリスト(グループ)である「Sade」の歴史的なベストアルバムである「The Best of Sade」のテープ版を紹介したいと思います。

 このブログを読んでいただいているお方であれば、知らないなんてお方はいないと思うし、むしろ「大好きだ!」ってお方の方が多いかな~と思います。
 作品自体も世界各国で大ヒットし、彼女達の良さを広く伝えた作品であることは間違えなく、永遠の名作でしょう・・・

 私も当然大好きで、中学生ぐらいの時にこのベスト盤が出て、輸入版のCDを買って背伸びしながら聞いてました・・・
 英語を覚え始めた中学生に、英語の歌詞や、その歌の意味を理解することは出来ませんでしたが、その「気持ちよさ」みたいのは体感的に理解し、意外と今の音楽嗜好に繋がってるのかな~と思ったりします。


 そんなわけで、当時に愛聴をしていたCD版はなぜか無くなって(借りパクか?)しまいましたが、写真の通りアナログ盤とテープ版が残っており、今の私の嗜好通りな組み合わせになっています(--;)

 アナログ盤はお持ちの方が多いかもしれませんが、テープは意外とレアかもしれないですね・・・というか、この作品がCDでリリースされた時点で、テープ版を買おうとする人は少ないっすね(^^;)
 このテープ自体は、作品がリリースされた94年のモノではなく、2000年にリマスター版が出た際にアメリカでプレスされた作品のようです。

 一応、なぜテープ版がリリースされているのかを指摘しておくと、諸説ありますが、欧米(特にアメリカ)では車社会だけあってカーステレオで聴くことを前提に音楽を買うという習慣があり、それでテープ版のアルバムが80年代ぐらいより定番化してた流れがあります。
 特に80年代はアナログレコードの時代で、アナログ盤を車の中では聞けないのでテープ版はかなり普及しており、この流れは日本でもあったと思われます・・・その後、日本ではCDに完全移行しましたが、欧米ではその流れが続いていたようですね。

 んで、面白いのが、その流れが実は結構「息」が長かった点で、アメリカでは普通に2000年初期ぐらいまではテープ版が各社で作成されていました。

 写真右は、私の手持ちのテープで、その00年前後にリリースされたR&B系のテープですが、D'Angeloも、Maxwellも、Erykah Baduも・・・普通にテープ版があります。
 まあ、日本では需要は殆どなかった訳ですが、こういうのが普通にあるってことは、あっちでは需要があったんでしょうね・・・

 ちなみに、私は数年前にMのレコード屋さんで、売れ残り品が最終処分価格で放出されてたので、これらのテープを救出しました・・・こういう所は昔っから抜け目がないっすね(--;)
 んで、Sadeのはいつ買ったか忘れましたが、リマスター版できっと音も良くなってるはずなのにテープで出すのかよ!っと思いましたが、アメリカさんはこういう豪快なところがあって素敵ですね(^^;)


 ンなわけで、作品の紹介に行きましょう♪


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 作品としては、CDやアナログのプレスと全く一緒で、Sadeの80年代にリリースされたファーストアルバムから、90年代初期にリリースされた4thアルバムの中まで、年代に沿ってヒット曲を選んだ内容になっており・・・いわゆる「ベスト盤」になっています。
 それこそ、初期のヒット曲「Sade / Smooth Operator」(写真左)から、90年代に入ってからの特大ヒットである「Sade / Kiss of Life」(写真右)など、今でも愛され続けている名曲達が収録され、ファンには堪らないし、またこれからSadeを聞きたいって方には絶対お勧めな作品ですね。


 ただ、冒頭で書きましたが、私にとっては「ある意味ミックステープ」なのかな~と感じる部分があります。

 無論、この作品にはDJミックスはされてなく、通常のアルバムと同じように曲が終わって曲が始まる・・・みたいな普通の進み方で進行されており、指摘するのであれば、作品の発表順に進行していきます。
 ただ、私も当初はDJミックスとは無縁のモノと考えて聞いていましたが、何度も聞いてるうちに、選曲の進み方や具合がメチャクチャよく、ある意味で「ロフトミックス」のようなノーミックスの哲学が感じてしまい・・・何か特別なモノを感じるようになりました。

 まず、選曲に関しては同一アーティストなので統一感があって然るべきなんですが、Sadeって作ってる音楽の軸がぶれず、そのクールなんだけど気持ちいい疾走感や温もりがある感じは一貫しており、曲を並べただけでも一貫したグルーブが続くので、その辺がミックステープ的かな?と思います。
 まあ、裏を返せば曲が似てる(特にベースラインとかドラムパターンは似てる曲が多い)だけかもしれないですが、彼女たちにしか出せない「音楽」があってでしょう!

 また、選曲の順番や具合もイイんですよね~
 
 選曲の順番は、年代順ではあるのですが、DJミックスにおける「上げる曲」と「押さえる曲」を上手く組み合わせ、選曲に流れを作っており、それこそ、写真で上げた「Smooth Operator」や「Kiss of Life」なんかは効果的なタイミングで選曲してて、上げる選曲としてしっかりと機能してます。
 恐らくSade側が選曲の順番なんかを考えたと思いますが、Kiss of Lifeはホントいいタイミングでプレイされてて、前の曲でテンションを落としつつ、突然あの耽美なピアノイントロが聞こえる感じになっており、この辺はヘタなDJのミックス/選曲よりも上手すぎです!!


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 一応、このブログでは「DJミックスすることで音楽が無限大に広がる」みたいな考えを広めたいと思い、色々と作品を紹介してる部分があるのですが、この作品はそのDJミックスをしてないんだけど、それと同等の価値を発揮していると思います。

 もちろん、楽曲がかなりあるアーティストだし、曲のカッコよさや影響力もあるので、Sadeのみの音源でミックスしたミックス作品も結構あり、写真に上げたSpinnaとかPaul Niceとかが作品を発表していますが・・・私の中ではどのミックス作品もこのベスト盤には敵わないな~と思います。

 なんか、上手く表現が出来ないのですが、Sadeの音楽においては、何も手を加えず、そのまま聞いた方がイイってことなんでしょう・・・
 Spinnaであれば、ダブ的な解釈でミックスをしてたりしましたが、私としてはこのアルバムの方が「Sadeらしさ」がストレートに聞こえ、かつDJミックスと同等の興奮を感じました・・・これこそ、ロフトミックスの「極み」であって、期せずして同等の効果が発揮されていると思います!

 
 
 まあ、テープは買うのが難しいと思いますが、すでにCDを持ってる方は多いと思うし、持ってない方も普通に買えるので・・・ちょっと「意識」して聞いてみてください。
 ミックステープ以降の「耳」を持ってる方であれば、そこらへんの変なミックス作品よりもヤバいってことに気付くと思うので、是非聞いてみてくださいね!!

 また、この記事を書いてて気付いたのですが、Sadeとして「2枚組みのベスト盤」を来月リリースするみたいです・・・これもこの作品と同じようになるのかな?? 個人的には微妙っすね(^^;)






<Release Date>
Artists / Title : Sade 「The Best of Sade」 
Genre : Soul、R&B、Jazz・・・
Release : 1994年(リマスターは2000年)
Lebel : Epic(US) ET 85287

 

<コレも紹介!>

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 なんと、2002年にリリースされたライブ盤(Lovers Life)もテープが存在しており、こちらもテープで聞くとイイ味わいがあります(^^;)

 ちなみにアルバムのテープ版は、好きな作品は買ってますが、実はかなり量が多いジャンル(特にHipHopとか)なので、まだそんなには深追いしてないっす。
 特にG系はテープでしかリリースされてない作品も結構あり(80年代後期から90年代初期)、ミックステープ市場よりももっと濃い市場でマニアの諸兄の方々に珍重されております・・・G系はやっぱり車で聞く前提があるので、テープ版が多いんですかね??





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<独り言>
GWは飛び石ですが、久しぶりにまとめて休めるので嬉しいっす(^0^)
ちょうど、多忙の元凶であった仕事がやっと片付き、イイ骨休みになりそうです・・・

あと、自分にプレッシャーをかける意味で書きますが、久しぶりにネタ企画をやろうと思います・・・かなり「引く」内容になると思いますが、お楽しみに・・・(^^;)

では、良い休日を・・・今日はこれから何をしようかな??









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Daisuke Kuroda 「Kickin」
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 最近はテープでリリースされたミックス作品CDで再発されることも多くなりましたが、CDの方が売れちゃって、オリジナルのテープ版がどんなのだったか分からない作品も多いかと思います。
 まあ、リスナーの方も、テープを聞ける環境が無いこともあり、オリジナルを求めない傾向にあるようですが・・・テープ馬鹿はそんなことはお構いなしで、オリジナルのテープを捕獲しています(^^;)

 そんなわけで、今回は日本を代表するFunk系DJである「黒田大介」さんの人気シリーズ「Kickin」の第1作目を紹介します・・・
 後で紹介しますが、この作品は数年前にCDで再発され、そっちの方が有名かと思いますが、オリジナルはテープ作品で、こっちは全然知られてないだろうな~と思い、紹介したいと思います!

 なお、先月紹介したRyuhei氏と同じように、やっと作品が揃えることが出来たので紹介する・・・といった具合です(^^;)
 ちなみに、今回はテープの2が入手出来なかったんすが・・・某ユニオンで発見し、ちょっとブルっちゃいました!!


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 まず、黒田さんのことを知らない方もいると思うので紹介しておきましょう!

 黒田さんは、意外とバイオデータが無い方なのですが、90年代初期のRareGrooe的な動きに影響を受けたことでDJをスタートし、90年代後半にはFunk45の世界に本格的に参入し、世界ランカーなFunk45コレクターでありながら、日本のFunkシーンを引っ張るDJとして活躍をしていたお方です。

 現在も小箱中心ではありますが、様々なパーティーに引っ張りだこなDJで、渋谷Asiaで定期開催されている「in Business」や、もはや拠点でもある渋谷Roomでの「Wah Wah」などでのプレイが有名で、私自身は黒田さんのプレイを聞いたことが無いのですが、ちゃんとお客さんを「踊らす」ことが出来るDJかな~と思ってます。
 Funk系だと、コレクターどまりで、DJはそんなに上手くないって感じの方も多いかと思いますが、黒田さんに関しては作品だけを聞いてても「DJとしての基礎」みたいのがしっかりとあり、Funkという難しいジャンルでDJ(=お客さんを踊らせる)がちゃんと出来る方だと思います。
 一度は現場で聞いて踊ってみたいな~と思ってますが、実際はどうなんでしょう??


 んで、ミックス作品に関しては、今回紹介する「Kickin」シリーズが第4段まで出てて、結構好きな方も多いかと思います。
 結構、レコ屋でもトップレコメンドされることもあるし、中古でも結構出回ってるので、手にする機会は多いかと思います・・・

 ただ、好きな方の大半が「CD」の作品を聞いて好きになった方が多く、初期作品がテープで出てた事を知らない方も多いんじゃないかと思います。

 歴史的な流れを紹介しておくと、第1弾は2000年にテープでリリースされ、第2弾は2002年にテープでリリースされ、2007年に第3段がCDでリリースされる時に、第1弾と第2弾がまとめてCD再発された経緯があり、その後、CDの方が普及しちゃったので、テープ作品の方が忘れ去られた印象があります。
 実際問題、テープにはインデックスがついて無く、テープ自体がかなり入手困難なので、聞くのであればCDで全然OK(CDだとインデックス有り)だと思います・・・

 しかし、このテープをリリースしてたのが、あの「Ulticut Ups」の諸作品をリリースしてた「Delic Records」だったと知ればマニアとしては集めない訳には行きません・・・かなり苦労しましたがやっと集めました(^^;)


 んでは、作品の紹介に行きましょう!


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 A面、B面ともFunk45なDeepFunkが炸裂しており、定番モノやレアモノ、はたまた黒田さんがプレイしたことで知れ渡ったモノ・・・など、様々な曲がプレイされていますが、全体的にかなり聞きやすい内容になっていると思います。

 そんなにDeepFunkは詳しくは無いのですが、気づいたら聞いたことがある曲が多く、ド定番な「Communicators & Black Experience Band / The Road」(写真左)などをカッコよくプレイされてますね・・・

 調べてみれば当然レアな曲が多く、一見すると知ってる人にしか理解できない作品かな~と思われがちですが、ネタになった曲も多数収録されてて、意外と入りやすい内容かもしれないです。
 DJ ShadowやMUROさんネタ、はたまた大ヒットしたFatboy Slimネタなんかが入っており、そんなにDeepFunkを知らなくても聞いてて「おおっ」と反応も出来るし、サラッとBreakestraのような当時のヒット曲を入れてきたり・・・意外と間口が広い感じがあります。

 また、これは黒田さんの良さになると思うのですが、そういったちょっと取っ付きにくい曲達を、しっかりと「DJ」をして、聞きやすいミックスのグルーブを作っている所がポイントだと思います。

 ミックスに関しては派手なミックスはあまりないですが、選曲をしっかりと続けることで生まれる流れをかなり大事にしてる感じで、引っ張るところは引っ張るし、盛り上げるところはガツっと盛り上げるし・・・聞いてる者の「足を止めない」「飽きさせない」選曲が素敵ですね!
 それこそレアな曲を並べたのではなく、踊らせるためのDJがしっかりと出来てて、こういった点も上手いと思います・・・個人的には「Beginning Of The End / Superwoman」(写真右)のプレイの仕方が好きで、徐々にグルーブを上げてったダメ押しで入れてくる感じが最高です!



 あんまり知識がないので、説明はココで止めておきますが、取っ付きにくいジャンルであるにも関わらず、リスナーに対して聞きやすい内容にまとめてて、流石DJだな~と思わせる作品だな~と思います。
 特に、Funkの躍動感みたいのはしっかりと表現されてて、独特の黒いグルーブが玉乱ですよ・・・月並みな表現ですが、車に乗りながら聞いてたら、ついアクセルを多く踏んでいってしまう感じが素敵です(^0^)

 CDの方は買いやすいので興味があったら聞いてみてね♪





Artists / Title : Daisuke Kuroda 「Kickin」
Genre : DeepFunk、Soul、JazzFunk・・・
Release : 2000年
Lebel : Delic Records DTP-010

Notice : CD再発について

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 文中でも触れましたが、この作品は2007年3月に上記のようなCDの再発が出ており、こっちの方が買いやすく、かつトラックリストがついているので、これから買うのならCDを買う方が絶対にイイです(^^;)





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<独り言>

 週末になり、体調を崩し、今日は完全に寝落ちをしてましたが、少し復調したので文章を書いてみました・・・いや~辛いよ~(^^;)

 本当は、土曜日にelevenであったNoriさんとMUROさんのイベント(超楽しみだった!)に行こうと思っていました・・・最近は、クラブ活動も仕事とか体調とか個人的な事情で行けなくなっちゃうことが多く、いつ行けるんでしょうか??
 健康第一って考えたいところですが、もう暫くは仕事が忙しいので頑張らないと・・・とほほ・・・

 そんなこんなで、ちょっと嬉しいニュースが!!

 なんとMUROさんがSavageのようなお店をオープンさせるそうですよ!!

 詳しくは「このブログ」を参照ですが、超楽しみっすね!!

 ではでは~







須永辰緒 「Organ b. Suite No,3」
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 今週は何となくコレを聞いてたので、コレを紹介です~
 辰緒さんのテープは、今聞いても色々と勉強になりますね(^0^)


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 辰緒さんの名物シリーズ「Organ b. Suite」の第3作目で、今回はFreeSoul系のアコースティックな感じの曲を多く選びつつ、毎度の意外な選曲もあり、結構面白い作品です。


 まず、選曲面ですが、リラックスモードな感じのユルイ曲が多くプレイされてて、JazzやSoul、FolkやSSWなどの渋い曲が多くプレイされてて、いわゆる「Freesoul」的な切り口があります。
 Freesoul的な形容詞でいくと「エバーグリーン」みたいな感じのアコースティックな旧譜を多数プレイしつつ、現在のJazz選曲にも通じる北欧Jazzをプレイし、非常にリラックスした選曲が素敵で、辰緒さんも流石だな~と唸らせます。

 この辺は弱いジャンルなので、レコードを殆ど持ってないですが、写真左の「Judy Roberts / Sweet Sticky Thing」辺りが象徴的かな・・・私はMUROさんから教わった感じですが、この頃からプレイされてたのにはビックリしました!
 もしかしたら、MUROさんも辰緒さんから影響を受けたって言ってるので、こういった曲を教わってきた・・・のかもしれないですね??

 なお、辰緒さんって、今となってはあんまりFreeSoulのイメージが無いかな~と思いますが、Organ Barの初期にはFreeSoulのパーティーがボチボチ開催されてたようだし、このテープシリーズでもFreesoulっぽい曲がプレイされることもあるので、影響はあったのかな??
 まあ、RareGrooveとFreesoulに違いはそんなにはないのでアレですが、Freesoulっぽいプレイをする番長も悪くは無いですね!!
 ちなみに、Freesoulの橋本氏とは色々とあって仲が悪いです(^^;)


 んで、毎度の意外な選曲(?)ですが、A面の最初の方では「Dimitri from Tokyo / Love Love Mode」(写真右)をプレイしてますね!!

 先週紹介したMUROさんのテープで紹介したDimitri先生が東京滞在時に作成したとされる曲(なのでfrom Tokyo名義・違ってたらすみません)で、変な日本語(?)を要所要所でフレーズ使用したHouse系の曲で、このテープで選曲されている別の曲と比べると異質なんですが・・・選曲的には間違って無く、上手いな~と思わされます。
 当時は結構ヒットした曲で、もしかしたらDimiと辰緒さんも交流があり、それで収録したのかな・・・どうなんでしょう??
 ちなみに、ヒットしただけあり、中古屋さんで見かける率がかなり高く、そういえば持ってなかったので、今日の日中に難なく某ユニオン(いつもどうもです!)で買ってきましたよ♪



 ザックリとした紹介になりましたが、割とチルモードな感じの作品ですかね?

 辰緒さんのOrganシリーズは、一般の方にも聞きやすい内容なんだけど、内容の深さや選曲の幅なんかは流石で、お勧めですよ~♪





Artists / Title : 須永辰緒 「Organ b. Suite No,3」
Genre : Freesoul、RareGroove、Folk Rock、SSW、Soul、Jazz、House・・・
Release : 1997年
Lebel : Organ Bar No Number




MURO & Dimitri from Paris 「WKOD - The Golden Era of Disco」
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 やっと季節も春めいてきて、会社の近所も桜が咲き始め、お昼を買いに行く時に見上げると、なんか前向きな気持ちになってきます。
 被災地のことを思うと「春が来た!」って大手を振っては言えませんが、やっぱり春はイイですね・・・

 ンなわけで、「春っぽい」と言えば「春っぽい」かな?という作品の御紹介です・・・というか、シリーズものの紹介なので、なんとなくコレを紹介することになりました(^^;)

 今回は、MUROさんのWKODシリーズの第2弾で、いわゆる「Disco」にターゲットを当てた作品ですよ!!


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 このシリーズは、WKODという架空のラジオ局の深夜プログラムを想定し、あるジャンルのスペシャリストを共演者として迎え、A面をMUROさんのプレイ、B面をその共演者のプレイを収録する・・・そんな感じのシリーズです。
 ただ、第1弾のHipHopで紹介した通り、掘り師としての「対決」的な要素も入っており、お互いが「コレは知らないでしょ?」みたいな曲を多数収録され、結果として超深い選曲が聞きどころになっています。

 そんなシリーズの第2弾は「Disco」を焦点にあて、共演者に指名されたのは、世界を代表するHouse系DJ/Producerでありながら、ハードなDiscoコレクターとして有名な「Dimitri from Paris」先生です!!

 HipHopが好きだ!って方にはあまり馴染みがないと思うので指摘をしておくと、フランスに在住するお方で、一般的にはHouseのDJ/Producerとして有名で、70~80年代のDiscoテイストを現代のHouseと融合してのプレイが評判のお方です。
 多分、一般的なイメージだと「おしゃれなDJ」って感じがあると思いますが、この方の凄いのが、その「おしゃれ」の中に、サラッとマニアックなディスコの曲を入れてきたり、最高なエディットを施したり・・・明らかに「オタク」な匂いも入ってる・・・・みたいな点が素晴らしいと思います。
 その片鱗は彼がリリースしてる多数のミックス作品に現れ、ジャケットなどは凄い洒落てるんだけど、中身を深く聞くと、メジャーリリースなのに平気で超レアなマイナー曲をプレイ(それも権利をしっかりと取って!)したり、エディットもオリジナルのアーティストに音を足してもらうために現地に行ったり・・・かなりマニアックな事をしてます!!

 こういった点は、過去の紹介でも力説しましたので、興味がある方は私の過去記事を読んでみてくださいね・・・


 そんなDimi先生と、主賓であるMUROさんは、お互いの事は昔から知っていたようですが、00年頃のマイアミのWMCで開かれたPlayboy Mansionのパーティーで、イエロープロダクション繋がりで一緒にDJし、それで意気投合し、レコードの情報交換やトレードをするようになったそうです。
 元々、Dimi自体がかなりの親日家(超合金コレクターでもある)なのでそれもポイントかもしれないですが、レコードを掘ってる者にしか分からない「きずな」みたいのがあり、仲良くなり、この作品が実現したのかもしれないですね~

 ちなみに、マニアックな指摘を入れておくと、MUROさんの名曲「Chain Reaction」のPVの冒頭で、レコ屋の店員役でDimiが登場しててますよ!!



 んでは、作品の紹介にいってみましょう!!

 なお、今回はギリギリで手持ちレコがあったので、ソレだけでレコ写をカバーしたいと思います・・・深すぎて見たことないレコードばかりです(^^;)
 

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 作品はA面をMuroさんB面をDimiが担当し、全編で深い掘りの利いたDisco曲の連打にヤラれますが、どちらかというと直球のDiscoは少なく、土臭い感じの、ある意味「Super Disco Breaks」って感じのFunkyな曲が多くプレイされてます。

 まず、共通項としてMUROさんもDimiも「Old School HipHop(=Disco Rap)」のドマイナー曲をチョイスしてて、MUROさんであれば、写真左の「Lonnie Love / Young Ladies」のインストをプレイしてます。
 この辺は、一時期はメチャクチャ高かったですが、最近はお手頃な値段なので欲しいのは買ったりしますが、コレがリリースされた当時は、まだ未発掘な曲が多く、流石ですね・・・
 まあ、MUROさんなら当然ですが、Dimiもこういうところをプレイしてるのは結構ビックリで、Dimiのプレイの最初は3連発で濃いのをプレイしてました・・・MUROさんはRap→Discoの流れで発見したのに対し、DimiはDisco→Rapの流れで同じものを発見した訳で、こういう視点の違いも見えて面白いですね。

 また、ミックスもどことなく「Super Disco Breaks」的なプレイが見え隠れしており、MUROさんであれば、ブラジル産(!)のRappers Delightのカバーをプレイした後、オリジナル曲のイントロネタである「Love De-Luxe / Here comes that sound」(写真右)に繋いだり、DiscoをプレイしつつもHipHopテイストをしっかりとアピールしてる点も面白いですね!
 Dimiのプレイも、いつものHouse/Disco的なミックスではなく、MUROさんに合したようなHipHopライクなミックスをしてて、どちらもプレイしているDisco曲の「ファンキーさ」や「土臭さ」みたいのを最大限に引き出してる・・・そんな感じです。


 ただ、ホントは指摘したいのは・・・プレイしてる曲の「掘りが深すぎる」点です!!

 もー、今回はプレイした曲を調べてると「うわ・・・」って思うような曲/レコードが多く・・・心の中で「スゲーよ!」って何度もつぶやきました・・・

 先ほど指摘したブラジル産のRappers Delightのカバーはブラジルで7inchだけのリリースだったり、全然知らないLPオンリーの曲をプレイしてたり・・・何よりも私が手持ちで写真として貼った「メジャーレーベル」の曲が殆どなく、驚愕の連続です!!
 個人的には、MUROさんのプレイで「Ain't No Stopping Us Now」のカバーにはヤラれました・・・Risco関係かな~とズーッと思ってしましたが、Riscoよりももっと深いLP(バルバドス産のソカだった!)から抜いてきたのが分かり、ほんと凄いっすね!!

 今はネットでタイトルを入れれば大体が分かりますが、今でもネットにすら引っ掛からない曲もプレイしてて、どうやってこういう曲を抜いてくるんだろう・・・こればっかりは全方向にアンテナを向けて、積極的に掘り続けないといませんよね。
 また、いくら人が知らない曲を掘っても、それらをカッコよくプレイするというのはもっと重要で、MUROさんもDimiも、こういう所は頭が上がりません・・・



 そんなわけで、やや漠然とした説明になっちゃいましたが、どちらかと言えばファンキーで土臭い感じのまとめ方でプレイしたDiscoが気持ちよく、分かる人には分かる作品かな~と思います。
 ただ、あんまり興味が無い人にとっては、掴みにくい作品かも?? どうなんでしょう??




<Release Date>
Artists / Title : MURO & Dimitri from Paris 「WKOD - The Golden Era of Disco」 
Genre : Disco、JazzFunk、OldSchoolHipHop、ModernSoul・・・
Release : 2003年08月
Lebel : KODP No Number



Notice : 続編(?)について

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 今回のテープの続編という訳ではないですが、2005年にはUKのHeadphone Heroesというレーベルから、この作品の発展作品である「Dimitri form Paris & DJ MURO / Super Disco Friends」がリリースされています。

 どうやら、こちらのCDはDimitri側の企画で、一緒にやるならMUROがイイ!っと推薦があって実現をした海外リリースの作品です。
 ちゃんと権利をクリアーして作っているので、このテープみたいな鬼ディープな曲は出せないのですが、流石の出来で、Super Disco Breaksが好きな方だったら、今回のテープよりストライクだと思いますよ!!






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毎度の独り言

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 え~、形あるものはいつかは壊れる・・・なんて良く言いますよね?
 モノは未来永劫に同じ形であるわけがなく、諦めるのも大事だぞ!って意味でもあると思います・・・

 そんなわけで、今週は携帯が壊れ、機種変の時にアドレス帳がコピーできないというショックもありましたが、それ以上に上の写真の野郎がショックでした(^^;)

 この間の更新の時、酔っぱらった勢いでカードで買った「Diggin' Ice」の再発CDですが、封を開け、CDを取りだそうとしたら、力の入れ加減が悪かったのか、写真の部分が見事に切れてしまいました・・・聞く前のジャケ破損は諦めがつかないです!!
 買った方なら分かりますが、妙にジャケットを凝ってて、CDを出すのが結構大変なんですよ・・・ただ、その割にはジャケ本体の紙はペラペラで、耐久性が全く無い感じです・・・酔っぱらっててならまだ諦めがつきますが、シラフでこうなるとキツイっすね・・・
 
 MUROさんの最近の作品に言えるのですが、結構凝ってるジャケの作品って、持ってて困ったりしませんか?
 特に「紙ジャケ」系のヤツは、形がCDケースと異なるので収納がしにくいし、今回みたく耐久性が無かったり・・・個人的には普通にCDケースにしてくれよ!って思います。


 Diggin' Iceは、今後もシリーズが再発されるようですが、ジャケの紙質は変わらないと思うので、出す時は注意しましょうね(^^;)


 
Mega-G, Muta, DJ49 「Basic Training」
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 今さら言うのもアレですが、気づいたらマニアックな作品ばっかり紹介してて、読んでいただいてる皆さんが着いてこれてるのか?と思ったりします(^^;)
 特にテープ作品は買えないどころか、テープを聞ける人が殆どいないんだろうな~と思いつつ・・・勝手に更新してます・・・これでいいんでしょうか?

 そんなわけで、記憶に新しい最近の作品の紹介です!

 昨年の11月末にリリースされた作品で、日本語ラップのクラシック曲を、この作品の首謀者であるMega-Gと、Mega-G周辺の優秀なMC達でリコンストラクトした曲をDJミックスした作品で・・・単なるDJミックスではなく、彼らの「日本語ラップ」に対する愛情が伝わる作品です!!

 もー、これは既に殿堂入り決定ですよ!!


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 まず、作品の首謀者であるMega-Gの紹介から始めましょう。

 Mega-G氏は、残念ながら活動を停止している「Juswanna」のMCで、Libra周辺で活動するアンダーグラウンドな方(失礼!)です。
 HipHopが好きな方でも、ちゃんと日本語ラップを補足してないと知らないかと思いますが、ラップに関しては独特な感じのフローが特徴で、東京のアンダーグラウンドをしっかりと支えてるかな~と思います。


 個人的には名前だけは知ってましたが、あまり知らなかったお方で、この作品を聞き、かなり好きになりました!!

 特にイイな~って思うのが、全編に渡って溢れんばかりの「HipHop愛」が表現されてて、その一端として過去のHipHopをサンプリングする形でその作品などに敬意/愛情みたいのを表しており、大変素敵ですね・・・

 例えば、Juswannaの1stアルバムではKool G Rapのアルバムジャケをサンプリングしたり、そのアルバムの限定のLPではBlack Moonのアルバムジャケをサンプリングしたり・・・要所要所で細かいながらも愛のあるサンプリング・センスがイイですね!
 また、歌詞などでもサンプリング的な引用を結構しており、1stアルバムではBiggieの「10 CRACK COMMANDMENTS」からインスパイアーされた曲として「10 BUDZ COMMANDMENTS」って曲を書いてますが、このエピソードが強力で、曲の長さが3分9秒(ビギーの命日は3月9日)にしてある・・・といった超細かいところまで「HipHop」ですね!!
 もー、この点はメチャクチャ最高で、私と同世代のHipHop出身者には即死な「愛」で、タマランですよ・・・興味がある方は「Amebreakのインタビュー」が最高なので、読んでみてください・・・・

 多分、私と世代が近い(90年代中ごろのHipHopブームでHipHopを好きになった世代=今は30代前半)と思うので、メチャクチャ分かるんですが、自分たちが影響を受けた曲や人に対しての「リスペクト」があり、それを後世に伝えたい・・・そんな意思のもと、彼ら特有の「HipHop愛」があるのかな~と思いました。
 私も「同じ釜の飯」を食べてきたこともあり、ネタ元のことが分かるという面白さもありますが、それ以上にこんなにストレートに「愛」を表現している点が気持ちよく、なんか嬉しくなってしまいました・・・
 

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 んで、その「HipHop愛」の一つとしてこの作品がリリースされたようです・・・

 アルバムなどではUSのHipHopをサンプリングすることが多かったようですが、それを「日本語ラップ」に置き換えたのがこの作品で・・・もー、とにかく最高の出来ですね!!

 内容としては、日本語ラップの名曲を、Mega-G氏と関係のあるMC達が曲をカバー(ビートジャック)した上で、その作った曲をDJミックスする・・・といった内容で、ミックス作品と言うよりもアルバム的な要素の強い作品です。
 一応、作品には「基礎からの訓練」という副題がついており、日本語ラップの名曲を知らない若者に「こんなカッコいい曲があったんだぜ!覚えておけよ!」みたいなメッセージ/意思があるみたいですね・・・

 ただ、カバーした曲のレベルが異常に高く、元曲を知ってる人であれば狂喜乱舞です!!

 詳細は以下の記事で紹介しますが、ジャケからして最高で、表ジャケはKing Giddraの1stアルバム「空からの力」のジャケをサンプリングし、裏ジャケではYouさんの「The Soundtrack 96」の裏ジャケをサンプルし・・・その完成度の高さからして間違え無しって感じです!!
 特に表のギドラは最高で、コレだけでご飯が何杯でも食べれちゃう感じです・・・ちなみに、DJ49氏のブログによると九段下の北の丸公園(大学時代によくチルしてました)で撮影したそうですよ!! 

 んで、この作品自体は彼のブログを確認すると、水面下で温めていた企画なようで、1曲1曲を録音してる訳で、かなり準備をして作ったのは明白で、作業的には結構苦労して作ったのかな・・・?

 ただ、USのHipHop以上に、自分たちの世代は「日本語ラップ」に影響を受けているので、1曲1曲の思い入れは計り知れず、どの曲もかなりクォリティー高く、愛情に溢れてます・・・最高です!!
 発売前にアップされた告知用動画では、Mega-Gさんがニコニコしながら オリジナルのレコードを紹介(?)してて、コレだけでも彼の「愛」が分かります・・・


 んでは、作品の紹介に行ってみましょう!!

 ちなみにレコ写は、今現在持ってるレコードの写真と、数年前に売ってしまう前に撮影したレコードの写真を併用してます・・・この辺はちゃんと持ってたけど、売っちゃったんですよね~(^^;)


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 作品は2枚組で、1枚目は「ILL Side」として動きのある曲を集め、それをJuswannaのDJである「DJ Muta」氏が担当、2枚目は「Chill Side」として割と押さえた曲を集め、日本語ラップイベント「触」でもDJをしてる「DJ 49」氏が担当しています。
 ただ、選曲面などではMega-G氏のディレクションがかなり入っており、ミックス作品というよりもアルバム的な要素が強いので、DJミックス的な話は今回は置いておきたいと思います。
 

 まず、この作品で使用した曲は、オリジナルの曲を踏襲した上で、印象的なラインや歌詞は模倣&踏襲しながらオリジナルの歌詞を当てており・・・これがヤラれますよ!!

 写真にも上げた「Buddha Brand / Buddhaの休日」であればPrimalが参加し、タイトルを「Buddhaで休日」にしてBuddhaネタ(オリもそうか?)にしてますが、オリジナルの歌詞やラインを上手く使いつつ、独自の内容にしてるのがイイですね・・・
 同じブッタ曲だと、鬼クラシックな「Buddha Brand / 人間発電所」もカバーしてて、コレにはL-VokalとSimonが参加してますが、元曲で披露されたフローや韻回しを利用しつつ、テンション高めに仕上げてる感じが最高ですね!!

 選ばれた曲は「さんぴん」以降の曲が中心になり、BuddhaとかYouさん、Rhymesterやギドラ、ECD、MUROさん・・・渋いとこだとNaked Artzなんかの曲を使用しており、さんぴん世代には直球ですね(^0^)
 定番もあれば渋い曲を選んでおり・・・何よりも「日本語ラップ」をちゃんと聞いてた!って感じの選曲で、全てオリジナルの曲の構成やラップの歌詞&フローを踏襲しつつ、自分たちの歌詞や考えを盛り込んでおり、これはオリジナルを知ってるとかなり来ますよ・・・

 客演者には、Mess、I-Volal、Dag Force、Gocci、サイプレス上野、Chino、Sideride、少佐、MSC、Kashi、Er-one、Shingo☆西成、Primal、仙人掌、Casper Ace、Vikin、Marin、Issugi、Simonなどのアーティストが参加してて、それぞれがかなり真剣に歌詞を書き、ラップしてる感じがあります。

 歌詞の内容はネタばれになっちゃうので止めておきますが、やっぱりみんな「日本語ラップ」に影響をされて、育ってきたんだな~ってのが分かる歌詞が多く、素敵です・・・
 きっとその曲が好きだから参加した・・・その曲にリスペクトがあるから参加した・・・そんな思いが重なり、模倣の範疇ではあるものの、大変レベルの高い楽曲が集まっており、シングル化してもおかしくないレベルだと思います!!


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 また、これらの曲は、オリジナルの「インスト」の曲を用いて、その上でラップをしてる訳ですが、一部の曲はオフィシャルにはインストが出てない曲もあるのに、ちゃんとインストを用意してるのは凄いっすね!!

 例えば1枚目のILL Sideのイントロでは、Rhymesterの名作アルバム「Respect」のイントロ的な曲をビートジャックしてます・・・分かる人には分かると思いますが、あの「ロボ声」のヤツで、いきなり渋いところを突いててヤラれます!!
 ライムスのライブでもお馴染みの曲(ネタ?)で、分からない方は以前私がアップしたライブの動画を確認して欲しいのですが、確かプロモでアルバムのインスト皿があったと思うのでそれを使用したのかな??
 また、この曲の次は、タイミングのいいところで「Buddha Brand / 天運我にあり」をプレイし、スタート時から猛ダッシュしていきますが・・・写真の12inchにはインストはなく、これも100枚オンリーのプロモか、短冊CDだけにインストがあったと思います・・・??

 この点においては、インストが無い曲に関しては実際に製作をしたアーティストにお願いしてインストを貰ったのもあるかもしれないですが、たんなる既存曲のインストの上でのフリースタイルではなく、既存曲のインストを使用した「曲」として作り上げてる点も見逃せません!!

 録音機材やスタジオ機材が安価になり、個人スタジオを普通に持ってる現在だから「曲」として完成させることが出来たのかもしれないですが、曲自体のクオリティーを高くしてる点には頭が上がりません。
 もちろん、この作品でのDJミックスもセラートなどのデータでミックスした形だと思いますが、DJミックス自体もかなり丁寧でありながら、ツボを抑えた2枚使いがあり、曲をしっかりと聞かせるプレイにもグッときます。

 Mega-Gさんや参加したアーティスト、そしてその曲をDJミックスしたMUTAさんと49さんがどんな思いで作ったかは分かりませんが、先人たちの残していった曲に失礼がないように・・・みたいな気持ちもあるだろうし、ビートジャックするからには負けられない・・・みたいのもあるかもしないですね。

 こういった点にも「愛」を沢山感じますよ・・・ホントみんな「日本語ラップ」が好きなんだな!!


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 そう、みんな「日本語ラップ」を聞いて育ったんですよね!!

 聞いてるとホント「グッ」とくる歌詞が多く、ヤラれるんですよ・・・

 個人的には「キングギドラ / 行方不明」が好きっすね・・・この曲自体「Back in the Days」的な曲で、オリジナルに踏襲して参加者の昔話を書いているのですが、キーワードとして「渋谷のレコ村」とか「レコ屋」とか「ミックステープ」とかを中心に書かれてて、グッと来ました!! 

 Cisco坂の下にあった「吉牛」とか、ショックウエーブでSpinbadのミックステープを聞いたとか・・・私も同じことをしてましたよ!!
 聞いてると懐かしい単語がたくさん出てきて、あの頃の「渋谷」を、背伸びしながら走り回った感じがしっかりと曲になってて・・・ちょっとホロっと来ましたよ。

 歌詞は割と「昔話」的な話が多い場合が多く、韻踏のEr-oneはジブさんとD氏の「続・末期症状」で、自分の昔を振り返ったり(カラオケ屋でマイクをパクってMCに進路決定って!)、サ上もイイこと言ってるし・・・みんな、自分が影響受けた曲だから結構真剣に書いてるのかな・・・


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 また、なぜかYou The Rockの曲が多く使用されてて・・・それもグッとくるんですよね!!

 シングルになった「Free」はもちろんですが、名作アルバムである「The Soundtrack 96」に収録されているシャウトアウトの曲を使用してMega-Gさんからの作品上のシャウトアウトをしたり、名曲である「Back City Blues」を入れたり・・・Mega-Gさんもユーさんに影響を受けたんだろうなと思わせるセレクションです。

 あの事件で引退しちゃいましたが、ユーさんが僕らに与えてくれた影響はホント大きいと思うんですよね・・・

 楽曲単位で行けばBuddhaとかギドラとか証言とかの方が大切かもしれないですが、さんぴん前後でシーンにおけるハイプマンを請負うことでシーンを引っ張ったり、ラジオやライブでの熱いMCで影響を与えたり・・・日本のHipHopを考えた時、かなり重要なことをしてたんですよね。
 ユーさんも「ユーちゃんda兄貴」なんて言ってましたが、僕らにとっては信頼のおける「兄貴」で、馬鹿なことも言ってましたが、凄い真面目なことも言ってて・・・ユーさんから「HipHop」の素晴らしさを教えてもらった様な気がします

 この作品って、やっぱり「思い入れ」みたいのが大切で、それが曲や作品を良くしてるんですよ・・・

 オリジナルの曲を上手く使いつつ、その曲に対する「愛・感謝」みたいのを恥ずかしがらずに表現した結果もあるだろうし、逆に聞いてる側もその「思い入れ」を知ってたりすると、更にその良さが分かってくる・・・ような感じがあります。

 Mega-Gさんが本当にユーさんに思い入れがあるかは分かりませんが、私には感じちゃうんですよ・・・上手く説明は出来ないんですが、ある意味、この作品を「教育的な側面(=後輩たちに教える)」という点はユーさんっぽさを感じました・・・・
 作品ではいろんなオリジナルアーティストからシャウトアウトを貰ってますが、一番欲しかったのはユーさんのシャウトじゃないのかな・・・そんなことも思いました・・・どうなんでしょう??




 そんなわけで、いつも以上にあんまりまとまらない文章でしたが、素晴らしい作品の御紹介でした!!

 聞いてみれば分かると思いますが、とにかく「日本語ラップ、最高だぜ!」って気持ちがビンビン伝わる内容で、こういった作品こそ、評価されるべきだと思います・・・
 実は権利的にかなりヤバいラインをジャックしてるのでアレですが、そのことを理解した上で、根性と情熱で作り上げたMega-Gさんには最大級のビガップを送りたいと思います・・・ホント、ありがとうございます!!

 今回、文章を書くにあたって、かなり難産をしながら書きました・・・なぜなら、自分たちの世代が一番誇れるの「時代」の素晴らしさが如実に表れた作品で、その良さを表現するのが意外と難しく、時間ばっかりがかかってしまいました・・・結果で行くと、あんまり上手く書けなかったですね(^^;)
 ただ、Mega-Gさんもそういった点を伝えたかったはずだし、それが素敵に作品化されてるという点はもっと評価されるべきだと思うので・・・自分が出来る限りでちょっと力説気味に書いてみました。

 売り切れのお店が多いし、色々とあり再プレスが絶望的な作品だと思われますが、まだ中古では普通に出る範囲だと思いますので、興味がある方は是非聞いてみてね・・・私と同じ「さんぴん世代」なら即死保障ですよ(^0^)
 無論、若者にもお勧めなので、興味があったら絶対にチェックしてね!!





<Release Date>
Artists / Title : Mega-G, Muta, DJ49 「Basic Training」
Genre : 日本語ラップ、Japanese HipHop・・・
Release : 2011年11月
Lebel : Bootbang Entertainment BBENT-002-003



Notice : シャウトアウト&権利について

 本文では書くタイミングが無く、書かなかったのですが、オリジナルのアーティストからシャウトアウトをしっかりと貰ってるのもポイントです!!

 シャウトをしてるのはTwigy、Muro、UZI、Mammy-D、Rino、Shiro、Boy-ken、Egg-man、ECD、Zeebra、K-Dub Shine、DJ Oasis、Nippsなどで、いろんな話を見ていると、一応オリジナルのアーティストにはこういう作品を作るって話をしたり、曲を聞かせたりしてシャウトを貰ったようです。
 先輩達も、後輩たちが自分たちを尊敬してくれるのは嬉しいと思うし、HipHopというサンプリングが主体の音楽において、そういった精神性を保ってるヤツがいるというのも嬉しいと思うし・・・割と協力的だったみたいですね。

 ただ、この点においては、 話の行き違いでDLから苦言があり、本人も陳謝をする・・・ということがあったようです。

 あまり書きたくは無いんですが、この作品だったり、私が紹介しているミックステープ/ミックスCDって著作権的には完全にアウトで、DLが言ってることはかなり重要で、アーティスト側もこういう行為は協力したいけど、100%協力が出来ない・・・というのが本音なんでしょうね。
 HipHopという音楽がもつ「ブートの美学」を守るか、一般社会の「権利/秩序」を守るか・・・という点は、今後もっと考えないと行けないかもしれないですね。





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<毎度の近況報告>

 ホントここ最近は仕事が忙しく、その反動でダメダメな事をしてます・・・

 自分でもビックリなのが先週の土曜日で、土曜出勤をした後、しこたま一人酒をして、酔った勢いで立ち寄った某ユニオンで、色々と爆発しました・・・以下の内容は同日に起こったことです(^^;)
 そんなに欲しくないのに3割引きだからって気付いてたら買ったてた暴利の和物ディスクガイド本(割引価格5400円)とか、結果として同じ内容のミックステープを気付かずに2本買い(ジャケが微妙に違うように見えたので・・・)したり・・会計をすまし、フッとレジ横にあった再発したばかりのDiggin'IceのCDが出てることに気付き、コレも買う!ってレジの兄ちゃんに勢いよく出したら、現金が意外と無くってカードでCDを一枚買ったり・・・駄目人生を進んでます(--;)

 ただ、そんなことをしてるので、ついにある「目標」に到達しました!!

 まだ、発表できない「ネタ」になりますが、ある意味「前人未到」な目標です・・・近いうちに紹介すると思うので、楽しみにしててね~♪

 あと、ここ最近でグッときたのは、待ちに待ってたUlticutの新作が出るらしいですよ!!

 詳細は「コレ」ですが、超楽しみっすね!!

 んなわけで、雑談まじりの近況報告でした~