HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Jin & Mummy-D 「the first anniversary of bordermade」
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 今回は、知られざるレアテープを御紹介・・・内容も最高ですよ(^0^)


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 このテープは、渋谷のファイヤー通りにあった洋服店「Bordermade(ボーダーメイド)」の1周年記念で1998年頃に製作されたテープで・・・ミックスはなんと「RhymesterのDJ JinさんとMummy-Dさん」が担当をした・・・という、レアテープです!!

 まず、Bordermadeの事を触れておくと、HipHop系の洋服屋さん/アパレルブランドで、ファイヤー通りの消防署の前にあるビル(写真右)の2階にお店があり、モロB系な感じではなく、ちょっと文系が入った感じ(?)のテイストの独自製作の洋服を扱ってました。
 Front/Blastを読んでた方なら分かると思いますが、Blast公論で活躍(?)をされていた「郷原紀幸」さんが運営をされてたお店で、アメリカ直送な感じな「B」ではなく、そのBな感じを日本流にアレンジしたような(?)感じのデザインが多く、私も何枚かTシャツを買ったことがあります。
 単純なデザインの服が多かったですが、シンプルなデザインが逆に良く、B系にしては結構おしゃれな感じで、当時買ってた方もいるかな~と思います。

 そんなお店の1周年記念に発売されたTシャツのオマケについたのがこのテープで、上記のとおり、JinさんとDさんがテープを片面ずつ担当しています。

 残念ながら、どんなTシャツとセットだったのかは分かりませんが、このお店はRhymester関係者とは近い関係で、一時期ライムスの衣装を担当してたり、士郎さんの顔写真の入ったTシャツ(!)を作ったり・・・そういう流れがあって作られたようです。
 もしかしたらRhymesterの面々が所属してた早稲田大学のギャラクシーの繋がりがあるのかもしれないですが、当時のHipHop業界において「アーティスト」と「洋服店」の関係は非常にタイトだったので、こういう流れがあって当然かもしれませんね!


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 んでは、テープの紹介に行きましょう!

 当時のFrontによると、このテープは静岡県下田市にある「吉佐美(きさみ)」の海をイメージして作ったそうで・・・その言葉通り、海で聞いたら最高なSoul/Funkミックスになっています!!
 なんで「吉佐美」なのかは分かりませんが、なんか「うひひ」な事があったんでしょうかね・・・(^^;)

 内容としては、Soulを中心とした旧譜ミックスになっており、A面はJinさんが担当で、Sunburnサイドとして日中の海辺をイメージしたJinさんらしいファンキーな選曲/ミックスをし、B面ではDさんがSunsetサイドとして、夕焼けから夜の海ををイメージしたスローな選曲をしています。

 個人的にはB面のDさんが優勝で、Dさんらしい「色気」があるスロー選曲で、出だしの「Ramp / Everybody Loves The Sunshine」から「Kool & The Gang / Little Children」(写真右)のミックスでノックアウトです!
 なんか、サークルとかの夏合宿で、海に遊びに行き、日中は散々遊び、夜は宴会で・・・みたいな流れで、ちょっと気になる娘と買い出しに行く途中で、何気なく寄った静かな浜辺でBGMでかかってたら、涼しさを与えつつも、確実に娘を「落とせそうな」感じがして最高です!!

 Dさんって、ここ最近はDJしてるイメージが無いですが、ライムスのトラックメーカーだけあって、レコードは昔っから掘ってて、当時は掘り師としての印象も強かったので、このテープみたいなナイスな選曲が出来るのかな~と思います。

 また、Dさんって、なんて言ったらいいんでしょう・・・とにかく「女子モテ」なオーラがあり、それが選曲とミックスに出てるんですよね・・・普通に選曲してても「色気」があり、それがミックスのグルーブを良くしてる感じがあります!!
 ミックスの技術的には普通な感じですが、その「選曲感」が素敵で・・・こういったことこそ「個性」なんでしょうかね~



 んなわけで、かなり入手が難しいテープではありますが、気になる方は是非探して聞いてみてね・・・ちなみにA面のJinさんのミックスもイイですよ!!

 あと、今年もどうやら「海」に行く予定は全くないです(--;) 出張のついででもイイですから、たまには海でも眺めて見たいものです・・・




<Release Date>
Artists / Title : DJ Jin & Mummy-D 「the first anniversary of bordermade」 
Genre : Soul、Funk、RareGroove・・・
Release : 1998年6月
Lebel : Bordermade No Number




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<今日の出来事>

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 今回紹介でも出た「ファイヤー通り」繋がりで、我らのMUROさんの新しいお店「Digot」に行って参りました・・・
 実は、今回のテープ紹介は、MUROさんのお店がファイヤー通りに出来るって事だったので、それで思いだして書いてみました(^^;)

 今日は週末からの長雨ではありましたが、いつも通り渋谷のユニオンで掘り掘りし、その足でファイヤー通りに行き、お店にたどり着いたら・・・何と入口でMUROさんがお出迎えをしておりました!!
 上の写真は、入店する前に通りの反対から撮影したのですが、その時は気付かず、入る時に「いらっしゃい~」と言われ、心の準備が出来てなく、結構ビビってしまいました(^^;)
 ちなみに、上の写真をクリックするとちょっと写真が大きくなりますが、コカコーラの赤い自販の横にいる人影がMUROさんですよ♪

 店舗は、1Fの路面沿いで、そんなには大きくないですが、MUROさんらしいセレクション&調度品で、ヤラれます・・・なんかの写真でみたDJセットや、おしゃれな洋服など流石です・・・
 今日は新作のミックスCDを買うつもりだったのですが、なぜか置いてなく(メジャー系のは置いてあった)、クラブ用のTシャツでも買おうかな~と思いましたが、なんかドキドキしちゃって買えませんでした・・・(^^;)

 ただ、ビックリしたのが、MUROさんが店内でも直接声をかけてくれて「今後はレコードも入れますよ!」と教えてくれたり、私がSavageに通ってましたと言ったら「うんうん、覚えてるよ!」と言ってくれたり・・・超嬉しかったです(^0^)
 あんまりにも嬉しすぎて、自分でも何を言ってるのか分からなくなってしまいましたが、またお店を覗きますよ~や、現場でのDJも楽しみにしてます~みたいなことを言って帰りましたが・・・いや~元気を貰いました!!
 来月は仕事が結構忙しくなる予定で、なんか微妙に落ちてたので、ちょっとモチベーションが上がってきました・・・頑張ろうっと!!

 これから、どういうお店になっていくかは分かりませんが、凄い楽しみです・・・MUROさん、これからも頑張ってくださいね!!






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追記 2013/3/10

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 この作品には上記のような「ジャケ違い」があることが判明しました!

 内容は全く一緒ですが、マニアはじゃけ違いレベルだと捕獲対象になります・・・う~ん、無駄遣いな行為かも知れないっすね(^^;)




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DJ Taiji 「Enjoy」
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 なんか、ストレートなHipHopのテープって全然紹介してないっすね(^^;)
 最近は自分の中でのHipHop趣味が少なくなってきちゃったのが原因かもしれないですが、まだまだ紹介しないといけないのがいっぱいあるので、頑張らないと・・・KocoさんとかKiyoさんとか紹介しないとな~

 ンなわけで、KocoさんでもKiyoさんでもないですが、ジャケに誘われて何となく聞いてた作品の紹介です♪


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 今回は横浜在住のHipHop系DJである「DJ Taiji」さんの初期作品を御紹介します。

 DJ Taijiっていうと、バトル/ターンテーブリスト系DJのTaijiさん(T-Skrabble DJ's)の方が有名かな?と思いますが、このお方も有名で、横浜を中心に地に足付いた活動をしております。
 以前もOld School系の好ミックスCDを紹介しましたので、詳細はそちらで確認を頂きたいのですが、キャリアも大変長く、イイ意味で「横浜ノリ」を維持してるお方・・・かな?と思います。

 そんなTaijiさんの作品ですが、数はそんなには多くないですが、もはや盟友ともいえるDJ TOMOさん(元オジロザウルス / 現在はなんとコンビニ経営!)のレーベル「Smack Recordings」よりボチボチリリースしています。
 ここ最近、PMXさんを始めとする「横浜系」の作品がイイことに気付き、色々と掘るようになりましたが、このSmackのテープモノは現在発掘中です・・・Tomoさんのテープがメインなのですが、横浜人脈(Sami-Tとかが普通に参加!)のゲストがあったり、選曲やミックスが結構良かったり・・・掘り掘りしております♪


 そんなわけでこの作品ですが・・・このPEジャケは反則ですよね!

 いつ、この作品を買ったかは忘れましたが、私ぐらいのテープ馬鹿になると「モノマネジャケット」は絶対に買いますよ・・・内容が悪くても買います(^^;)
 以前紹介したMega-Gの作品もジャケットにおけるモノマネが上手かったですが、けっこう探すと「モノマネジャケット」は多いんですよ・・・まあ、ある種の「サンプリング」なので、発想しやすいジャケですが、ある意味「やったもん勝ち」みたいのがあり、インパクトに関しては分かりやすいぐらいありますよね!
 ただ、このジャケのように完成度が高いのもありますが、たまに写真を切り貼りしたようなトホホな作品(特に素人系のテープ)もあり、マニアには堪らん御馳走です(^^;)


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 んでは、作品の紹介に行きましょう!

 この作品はいわゆる「HipHopクラシック」モノの作品で、誰でも聞きやすい内容になりつつも、Taijiさんの良さが出たミックスになっていると思います。

 選曲的にはOld SchoolからMiddle、そしてNew Schoolぐらいまでのクラシックをチョイスしてて、それこそ写真にあげた「The Message」のようなOld Schoolから、「EPMD / So What Cha Sayin'」の頃のMiddle系、「Akinyele / Ak Ha Ha Ak Hoo Hoo」のようなNew School系のような曲をプレイしてて、首振り必死です(^0^)
 かなり手堅い選曲でありながら、HipHop的なノリの良さをしっかりと表現してて、こういう選曲は単純だけどタマランですね!!
 ただ、定番のHipHopだけを攻めてるかと思いきや、写真右下の「James Brown / Pay Back(Remix)」のような変わり種も入れており・・・選曲の幅も結構広くってイイです(^0^)

 また、選曲面で思うのが、今となっては普遍的な選曲ではあるのですが、このテープが作られた頃は「HipHopバブル」の頃なので、オリジナルのアナログがとんでもない値段だった頃なのに、しっかりとレアな曲でもプレーしてる辺りは流石っすね!
 以前紹介したOld Schoolモノでも鬼レアなのをプレイしてたり、写真に上げたAkinyelとかだって当時は万越えだったり・・・そういった「しっかりと掘ってますね!」って感じも素敵です(^0^)

 ちなみに、最近分かったことですが、Taijiさんは横浜と渋谷にあった「Props」というレコード店の店長さんをしてたそうです・・・
 また、00年頃の某雑誌には、TaijiさんがMUROさんの「KODPクルーの横浜代表」と書かれており・・・あながち間違ってないかな~と思います。
 


 んで、ミックスに関しては・・・正直言うと、派手な2枚使いやスクラッチが全くなく、淡々とカットイン&ショートミックスで繋いでいくので、かなり地味な印象です。

 ただ、その選曲とミックスの積み重ねで、徐々に選曲を盛り上げていき、ノリをしっかりとキープする感じが良く、ズーッと聞いてると「つい首を振っちゃう」感じがあり、その辺が素敵です(^0^)
 まるで、フロアーにいるお客さんを段々とハメていき、気づいたらしっかりと踊らさせる感じで・・・こういう「ノリ」の出し方は現場を知ってないとダメな感じですね!

 特に、A面もB面も序盤はOld School~Middleぐらいのゆっくりとした曲からスタートし、段々とBPMとノリを上げていき、そのノリをズーッとキープしつつ変化をつけていく感じが素敵で、ミックスの流れの作り方が上手すぎですね!
 また、聞き方によっては地味なミックスが続きますが、聞いてると「おっ」と思う繋ぎやカットインが結構あり、結構ヤラれます・・・ノリをキープしたまま繋ぐのって意外と難しいですよ!



 かなりザックリとした説明になりましたが、ジャケのインパクト以上に、中身の方が聞きこむと魅力的な作品かな~と思います。
 HipHopのミックステープって、実はそんなには個性が出しづらいジャンルだと思いますが、その中で「選曲」だけで勝負してる感じが素敵で、意外と「無い」作品ですよ・・・興味がある方は聞いてみてくださいね~♪





<Release Date>
Artists / Title : DJ Taiji 「Enjoy」 
Genre : HipHop
Release : 2000年頃??
Lebel : Smack Production SMACK-006


 
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<毎度の独り言>

 既に御存じの方もいるかと思いますが、あの有名レコードショップ「DMR」がレコードやCDといった音楽ソフトの取り扱いを終了し、輸入雑貨屋さんみたいな業態にシフトするそうです・・・
 情報元は、DMRの「こちら」のページをご参照ください・・・

 まあ、DMRの渋谷のお店を見る限りですが、行くたびに雑貨が増え、レコードが隅に追いやられて行くのを見てたし、私自身はここ何年も買物をしてないし・・・当然と言えば当然ですかね?
 ただ、DMRもかなりお世話になったレコ屋なので、これはちょっと淋しいですね・・・時代っていえばそれまでですが、世知辛い世の中ですね・・・

 ちなみに、今回は珍しく平日更新・・・私はやれば出来る子なんですね(^^;)






再編集記事の紹介
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 え~、MUROさんのDiggin' IceのCD盤が出たので、CDの事を掲載するついでに、記事を若干再編集(97のみ)してみました。

 IceのCDは、テープで死ぬほど聞いてたので、CDはそんなには聞かないかな~と思ってましたが・・・もう体に馴染んじゃってるミックスみたいなので、体が求める(?)ようで、最近は何度も聞いてますが、やっぱりイイですね・・・ただ、聞くたびに欲しいレコードが増えるので、大変です(^^;)
 なお、96の方は全く再編集はせず、97の方がボチボチ再編集をしましたが、このCDがかなりお勧めなので、両方ともココで記事のリンクを貼っておきますね♪

 
 あと、その内に記事を書き変えようと思ってた「You The Rock」モノの作品も再編集しました・・・かなり書き変えましたが、こっちはマニアックな内容なので、好きな方だけ読んでね(^^;)

 ただ、個人的にはMega-Gの作品や、このテープを聞き直したことで、私の中で「ユーさん熱」が高まったので・・・そろそろ「Night Flight」のことを書こうと思ってます!
 色々と小ネタは集めてあるので、テープを聞き返して、夏ごろぐらいまでに紹介出来れば・・・と思います。
 こうして宣言しておくと、お尻に火がついて「書かないといけない」状態になるので、自分の為にあえて宣言してみました・・・がんばろ~っと!



MURO 「diggin' ice - summer of 96」

MURO 「Diggin' Ice '97」

You The Rock 「Old Blend」

You The Rock 「Old Blend Ⅱ」



では、新しい作品の紹介ではないですが、お暇な時に読んでくださいね~

あと、MUROさんのお店、明日オープンするみたいっすね!!
今日と明日は用事があるので来週にでも行こうかな~と思います・・・凄い楽しみ!!



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<追記> 2011/05/21 11:30

記事をアップした直後に、嬉しい情報と悲しい情報が二つ入ってきました。

一つは、今回の記事で触れたユーさんが、なんとBenさんのラジオで復活したらしいです!!
詳細は全く分かりませんが、ちょっと嬉しいですね・・・

そして、悲しい情報ですが、長年に渡り、 MUROさんのライナーノーツ/対談役をされていた「二木崇」さんがお亡くなりになられたそうです。
詳細は分かりませんが、記事を見た時、言葉が出ず、絶句してしまいました・・・御冥福をお祈りいたします。




DJ Kaya 「Backin'a Days 80's Mix Ⅱ」
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 いやいや、何となく書いてみた1000本記念ですが、沢山のお祝いコメントや拍手を頂き、ありがとうございます!!
 記事のリンクや紹介(ソロバンさんSampling-Loveさんどうもです!)なども頂き、感謝感激です(^0^)
 まあ、ここまで行くと、引くに引けない感じもあるので、今後も頑張っていきたいと思います~♪


 んなわけで、1000本突破とはあんまり関係ない作品の紹介ですが、調べてる内に意外な展開になってきた・・・そんな更新です!!


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 今回は、以前に紹介したことがある「DJ Kaya(現 anqlu Kaya)」さんの名シリーズである「Backin'a Days 80's Mix」の第2弾を紹介したいと思います。

 GWの間に、たまたま80年代の日本のDiscoカルチャーに関する本が発売されてたのを目にし、速攻で買って読んでみたら、それがスゲー面白くって・・・という流れで、Disco系のミックスが聞きたくなり、Kayaさんのテープを聞いてしまった・・・そんな不純(?)な動機での紹介です(^^;)

 Kayaさんは、今となってはあんまり知られてないお方ですが、かなり好内容の作品をリリースしており、Kayaさんが作った作品に加え、彼が運営してたテープレーベルである「OH!TAPE JOINT」の諸作品もヤバいし・・・個人的にはかなり「ツボ」なお方です。
 詳細は、以前紹介した「この作品の第一弾」を読んでいただければ・・・と思います。
 私も、テープ作品においては、数少ない「レーベル買い」をしてるお方で、写真のように段々集まってきましたが、まだまだ道は険しいっす・・・


 ただ、今回の更新を書くにあたって、色々と調べてたら、ビックリしたことが分かりました!
 なんと、私が以前紹介した記事がKayaさん本人から紹介されてました・・・いや~、目が点になりましたよ(^0^)

 Kayaさんは現在、長年にわたって営業をしていたレコードショップ「FreekShow」を昨年に閉店され、様々な活動をしてる中で、沖縄のサブカルチャーに関するUstream番組である「オキナワコーリン」というのをやっており、その番組のある回で、Kayaさんがリリースしてた「ミックステープ」に関する特集があって、その内容をまとめた番組ブログで私の記事の事を紹介されていました!!
 この放送では、Kayaさんのミックステープに関する熱い思いが炸裂(私もその思いを感じるからテープを集めてるんですよ!!)してて、超貴重なお話も多数あり、凄いヤラれますが・・・私の耳に狂いが無かったことが分かり、嬉しい限りです(^0^)

 ちなみに、時間があれば皆さんにも読んだり見て貰いたいので、下にリンクを貼っておきます~♪
 なお、このユースト、沖縄のクラブシーンの超貴重な話をしておりまして、ユーストもブログも超貴重な話&写真(MUROさんの90年代の沖縄営業の写真が!)の連続でマニアには玉乱っすよ!!

 ・ Ustreamの該当放送(第13回目) 
     ※開始9分ぐらいから20分間ぐらい、超貴重な話をしてますよ!!
 ・ 番組のブログ(第13回目のリンク) 
     ※このブログの最後に私の記事の紹介がある! 



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 んでは、作品の紹介に行きましょう!

 このシリーズは、第1弾で紹介したように、80年代のブラコン系のブラックミュージックを上手く選曲したシリーズで、大変良い意味での「80年代のディスコ感」が出ており、kayaさんにしか出せない雰囲気が秀逸なシリーズです。
 今回の第2弾でも、ナイスな80年代のダンクラやポップス、R&Bなんかをプレイしつつ、当時のHipHopも選曲してて、選曲の幅広さ/面白さがありつつも、ツボを突いた選曲が堪りません。

 例えば、クラシックな「Central Line / Walking into the Sunshine」なんかは、80年代ディスコクラシックな「Ray Parker JR / It's Time to Party Now」からテンション高めに繋いでてイイですね~
 得意のパンニング(右と左に音を振る)をやりつつも、定番曲でガツっと盛り上げる感じがイイですね・・・ホントはRay Parkeyの12inchの写真を貼りたいところですが、アレは高いのでまだ持ってません(^^;)

 また、結構渋い曲もプレイしてて、「Wally Badarou / Chier Inspector」のようなガラージチューンをプレイしたり、意外と知られてない曲もプレイしてますね・・・選曲が奥深いな~
 個人的には久しぶりに聞き直して勉強になったりしたのですが、「Alexander O'Neal / Fake」という曲ではミックス違いで3枚使いをするなど、芸の細かさも素敵っす!

 あと、恐らくKayaさんがDJを始めた80年代末頃のヒット曲もプレイされてて、それこそ写真に上げた「Lisa Stansfield / All Around the World」なんかのような現行のR&Bに繋がるような歌モノもプレイされています。
 この辺なんかは直球の「ブラコン」になるのかな~と思いますが、この流れで普通に「Eric B & Rakim / Paid in Full」のCould CutのリミックスのようなHipHopに繋いで行くのにはビックリです!
 いわゆるメガミックス系のHipHopをプレイしてて、Lessonとかもプレイしてるのですが、当時からこういった曲がプレイされてたって点は結構ビックリしました・・・それもブラコンラインでプレイしてて、こういうミックスの仕方も面白いですね!!


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 んで、全体的なミックスの話ですが、早すぎず/遅すぎずぐらいのグルーブで気持ちよく流れを作っていく点は流石ですね!!
 ギラギラなディスコのイメージは無いですが、ミラーボールが優しく輝くクラブの中で、気持ちよくステップを踏む・・・・そんな感じのグルーブが全体に流れ、なかなか作れない空気感が素敵です(^0^)


 特に素敵だな~と思うのが、ミックスの「締め」の部分で、ちょっと「切ない曲」を長めにプレイしてて・・・ミックスの流れに奥行きを作ってて、凄くイイっすね!!
 
 写真に上げたのがそうですが、A面では「Maze / Joy & Pain (Remix)」では、それまでのポップな流れを一度ペースダウンし、楽曲の持つ切なさを耽美にロングプレイして、アフターアワーズのような気持ちよさを演出してますね・・・
 また、B面では「Gwen Guthirie / Outside in the Rain」を「Central Line / Walking into the Sunshine」の後にプレイするのですが、いわゆる「歌詞繋ぎ」になっており、熱くなったフロアーに対して、クールダウンの雨を与えつつも、躍動感を失わないロングプレイをしてます・・・

 両曲とも、そんなにはメジャーじゃない曲ですが、グルーブの動かし方だったり、あえて曲を長めにプレイしたりって辺りが上手いですね!
 こういう所ほど、ミックスを通しで聞いてみないと分からないと思いますが、ミックスの演出みたいのをしっかりと考えてるな~と思いました。
 


 あんまり、ディスコって表現でまとめちゃうのも違うのですが、Kayaさんにしか出せないミックスが素敵で、DJの実力がしっかりと出た作品だと思います!!
 お手に取る機会があれば、是非聞いてみてくださいね(^0^)


 

<Release Date>
Artists / Title : DJ Kaya 「Backin'a Days 80's Mix Ⅱ」
Genre : 80'sR&B、DanceClassics、GarageClassics、HipHop・・・
Release : 1999年(?)
Lebel : Freee-K Productions / Oh! Tape Joint  OTJ-02(?)


Notice : ゲスト参加について

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 前作同様、Kayaさんの右腕ともいえるバトルDJである「DJ Hinga Higa」氏が参加しており、B面の最初で「Michal Jackson」のメガミックスを披露しています!
 イントロで写真に上げた「Billie Jean」のイントロ2枚使いや、あの「Thriller」の2枚使いなど・・・流石なテーブル捌きでヤラれますね(^0^)

 ちなみに、私も写真の通り、Billie Jeanのレコにはマーキングをして2枚使いをしてますが、全然上手くない・・・
 Jazzy Jeffもそうですが、こういう曲での2枚使いが上手くなりたいです・・・そうでなければレコードを2枚持ってる必要が無いですもんね(--;)




<追記>2011年5月15日
 記事をアップした後に、レコ屋に出かけたらEricB&Rakimのレコが買えたので、記事の写真を差し替えしました・・・この辺のレコはとんでもなく安くなりましたね!!







祝・ミックステープ1000本突破記念 「ミックステープを考える」
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 え~、私事で恐縮ですが、私が所持してるミックステープが遂に「1000本」を超えることが出来ました!!

 恥ずかしいですが、アピールする意味でもう一回・・・

    ミックステープが1000本
                     を突破しました(^^;)


 4月の最初の更新で「ある目標に達しました!」と書いたのがコレで、本数の確証が取れなかったので公表しませんでしたが、今回ちゃんと数えてみたら見事に達成をしていました・・・4月30日に数えた時点では1048本でした!!
 その記念じゃないですが、数えた時にテープを全部並べてみたので、記念に撮影したのが上の写真です・・・う~ん、なんか気持ち悪い画像っすね(^^;)


 まあ、ココまで来るには色々とありましたが、よくもこんなに集まりましたね・・・

 アナログやCDが1000枚ってのは意外と簡単に行けますが、簡単に売ってない/誰も欲しがらないミックステープを1000本まで集めたのは前人未到じゃないでしょうか?
 ただ、こんなに持ってても、まだ欲しいテープや、探しても見つからないテープが沢山あるので、今後も頑張って収集していきたいと思います・・・

 
 んなわけで、1000本行った記念じゃないですが、私がなぜミックステープを収集したり、このブログで紹介したりしてるのかをちょっと真面目に考えてみたいと思います!

 まあ、大した内容じゃないので、適当に読んでください・・・と言いたいところですが、書いてたら意外と書けて、久しぶりの「有難迷惑な長論文」になりましたので、お暇な時に読んでいただければ幸いです。
 ただ、要所要所で「私のダメさ」を相当披露してるので、読みながら「この人、ダメだな~」と突っ込んでいただければ幸いです(^^;)





(1)私とミックステープ

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 いきなり謎の犬が登場しましたが、まず最初に私がミックステープにハマった理由みたいのを書いてみたいと思います。


 このことはよく書いてるのでアレですが、私が中学3年生だった95年頃、巷のDJブームを受け、なぜかタンテセットを買ったのがこの業界(?)のスタートでした。

 最初は「丘DJ」で、何も分からず暗中模索をしてた訳ですが、段々と色んな情報が掴めるようになり、DJなりレコードが好きになりました・・・その限りにおいて「ミックステープ」は大変貴重な存在でした。
 なぜなら、クラブには行けない年齢(何度かは行ったけど)なので、生のDJプレイを知る上では一番身近な存在だし、音楽の知識を増やすのも最適だし・・・分かりやすく言えば「参考になる」存在だったからです。

 この点は、当時を知ってるお方なら「同じでした!」って方も多いでしょう・・・通学時にショックウェーブを鳴らしてた方が多いかと思います。

 私ももちろんそうだったのですが、ここまで深くハマるようになったのには理由があります。

 その理由の一端が写真の「犬」の存在でした!!

 写真の犬は当時の私の家で飼っていたラブラドールレトリバー(オス)で・・・いや~この人のおかげでミックステープにハマったと言っても過言ではありません!

 この犬種は一般的には利口でおとなしい犬と思われていますが、かなり運動量の多い犬種で、メチャクチャ「散歩」をするんですよ・・・それも、ウチのはかなり散歩を生きがいにしていた犬(?)だったので、一回行くと1時間以上(5キロぐらい)は歩いてました。

 私は家族の中では夜に連れて行くことが多く、犬が満足するぐらい散歩させないと犬にダメ出しをされるので、結構長時間の散歩をするようになりました・・・
 夏の暑い日でも、冬の寒い日でも・・・雨が降ろうが、雪が降ろうが・・・あの人が満足するまで散歩をする訳ですが、私自身はそんなには嫌いでは無く、結構いい運動になるし、犬が好きだったの結構エンジョイしてたような気がします・・・犬も夜の散歩は私の散歩手腕を買ってくれ(?)て指名することが多かったです(^^;)

 ただ、夜の散歩は意外と暇です・・・明かりも消え始め、人の動いてる音もあまりしないし、犬の動きは意外と単調なので、気づいたら散歩のお供にミックステープを聞くようになりました。
 最初は何となく聞いていたと思いますが、当時の散歩は1時間半ぐらい行くことが多く、一回散歩に行くとミックステープを1周聞けるので、ちょうど都合がよく、散歩に行く時はショックウェーブにベルト止めを付け、ベルトに引っかけて聞いてました。


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 当時はそんなにお金も無かったので、沢山テープは買えませんでしたが、適当に買ったテープとかを聞いたり、サイファーの録音を聞いたり、自分で作ったテープを聞いたり・・・まあ、色々と聞いていましたが、この「散歩聞き」はミックステープを意外と集中して聞けることが出来、自分の中で「ある嗜好」が芽生え始めたような気がします。

 その嗜好とは、ちょっと抽象的な書き方になりますがミックスにおいては「グルーブの良さ」が一番大切である・・・ということです。

 つまり、ミックスの内容に動きがあったり、ミックスにストーリー性みたいのがあることで・・・DJミックスの「流れ」がしっかりとあることですかね・・・私の作品紹介において、たまに出てくる考え方ですね。
 
 ミックステープとかって、通勤/通学時に聞いたり、家で何かをしながら聞いたり・・・いわゆる「ながら聞き」をすることが多いかと思いますが、これらの聞き方って意外と「聞いてない」ことが多いかな~と思います。
 全ての方がそうじゃないかもしれないですが、本当にそのテープの中で繰り広げられる「ミックスの世界」までは入れない感じなんですよね・・・

 ただ、私が経験した限りだと、夜の暗い夜道を、犬と一緒に淡々と歩いてると、なぜか耳から聞こえてくる音がストレートに入ってくる感じがあり、ホント良いミックスだと「その世界」に入れる感じなんですよ!!
 個人的には、その内容の良さから「ミックスの世界」に連れてってくれる感覚を教えてくれたのが「DJ Spinbad」の諸作品で「That's My Sh?? !!」と「80's Megamix」にはホントヤラれました!!

 Spinbadって、一般的にはスクラッチなどのDJスキルが上手いと評されてますが、個人的には選曲/ミックスのストーリー作りがメチャクチャ上手いところが重要で、頭からミックスを聞いてると、しっかりとテンションを上げながら最後まで引っ張っていく感じがするんですよね・・・
 特に「That's My Sh?? !!」は私のバイブルで、その当時もボチボチあったHipHopの黄金期ミックスにおいて、段々とテンションを上げて行くストーリー作りが最高で、散歩中に聞いてるとこっちのテンションも上がり、散歩する足取りが早くなったりしましたよ・・・犬も「今日の兄貴はテンション高いな!」と感じとり、一緒になって爆走(競歩ぐらいの早さで散歩)してました(^^;)

 また、当時放送をしてたラジオ番組「Da Cypher」も録音したモノを良く聞いてましたね・・・良いミックスがあった放送は、他のテープに移しておいて、自分だけのテープにして聞いてました。
 特にMUROさんのミックスはホント良く、ミックスの途中で犬が家の方向に帰りそうになったら、最後までテープを聞きたいので、無理矢理に犬を方向転換をさせて、もう20分ぐらい歩かせたりしてました・・・
 この時は犬もたまに嫌な顔をしてましたが、そのミックスの世界の「気持ちよさ」みたいなのを知ってしまったからそうしたんだと思います。

 今になって考えてみれば、クラブなんかで暗闇の中で音に任せて踊ってる・・・のに近い環境(夜の暗闇の中で体を動かしてるって範囲で)なので、音に入れるのかな~と思いますが、この感覚/気持ちよさを知ったのがミックステープにハマった直接的な原因かもしれないです。

 また、ラブラドール級の運動量が多い犬との散歩って意外と馬鹿にならないくらい体を動かしてるので、結構テンションが上がってきて、気持ちよさを伴ったある種のナチュラルハイみたいな状態になることもあり、その助長にミックステープが一役買っていた点もあるかもしれないですね。
 まるで70~80年代のNYのパラダイス・ガラージでDJをしてたLarry Levanが、選曲のグルーブや流れで客を踊らせ、段々とハメていった感じにも近いかもしれないですかね・・・内容のよい作品ほど、テンションも引っ張られ、気づいたら歌いながら散歩をしてたりしました(^^;)

 なお、こういう時って、犬もなぜかテンションが上がるみたいで、夏場の散歩は最後の方になると犬と一緒に公園の噴水の中を爆走したり、数キロ先にある川を爆走したり・・・普通の人が考える「犬の散歩」とは異なる「荒行」みたいなことをしてました(^^;)
 

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 んなわけで、体験として「DJミックスの良さ」みたいのを知ったことで、ミックステープという存在が好きになり、ちょくちょく買うようになりました・・・

 時期的には私が大学生ぐらい(90年代末から00年代はじめ)の時で、ちょうどレコードブーム/DJブームの最盛期で、アンダーグラウンドではありましたがミックステープも結構な量がリリースされ始めてて好きなDJのは発売日に買ってたりしました。
 
 ただ、本格的に「掘る」ようになったのはもう少し先で、大学を卒業し社会人になった辺りから本格的に買うようになりました。

 時期的には2003年頃からで、既にミックスCDも出始めた時期でしたが、ユニオンなどの中古店でテープが中古で出品されるようになったのが大きく、当時買えなかったMUROさんのテープ(IceとかHeatとかSuper Disco Breaksとか)などを買うようになったのがキッカケです。

 テープって、そんなに継続的に売られてる作品は少なく、ワンショットで終わっちゃうことが多いので、意外とちょっと前の作品は買えないことが多く、MUROさんの作品は特にそうだったので、結構喜んで買っていたような気がします。

 また、社会人になったことで意外と暇がなくなり、頻繁に渋谷とかのレコード屋に行けなくなり、あんまりレコードを掘るってことの興味が薄れてきた時期が一瞬あり、その穴を埋めてたのがテープ掘りだった部分もあります・・・
 特に通勤時に聞いたりするのにミックステープがちょうどいい存在だったので、何でもイイからテープを買おう!みたいな流れもあったみたいです。

 そんなこんなで、いろんなテープを積極的に聞くようになり、掘れば掘るほど「面白い作品」や「レベルの高い作品」に出会えるようになりました。

 例えば、私の大好きなUlticut Upsなどは、最初はDMRで12inchをプッシュしてて存在を知り、ミックステープをリリースしてることを知り、探して聞いてみたら・・・もう一撃で、独特のテンションの上げ方がツボでハマってました!!
 特に歌モノ系を攻めた「Any Love」は、最初に就職した会社が辛かった時期に聞いてて、ボロボロに働いた後に、コレを聞きながら帰り、凄い勇気づけられた(Wendy Motonのプレイとか)記憶があります・・・

 あと、どこの誰かも知らずに買った作品が、聞いたら大ヒットだったというのもあり、大阪のベテランである「DJ Paul」さんの作品や、今は和物系のDJをされてる「関口紘嗣」さんの作品などは、かなりヤラれました!!

 どのジャンルにも言えるのですが、値段は大したことが無いのに、買って聞いてみたら凄い内容がイイ・・・っていうのは、凄く嬉しいじゃないですか? 
 私もご多分に漏れずで、そのマイナー掘りの「味」を、テープでもあることを知りテープ時代のミックス作品はどれもレベルが高い!ってことに気付いてしまい、更に掘るようになりました・・・

 
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 そんなこんなで、もっとレコ屋通いがしやすいようにするために今の仕事を転職したり(半分はホントかな?)、地方のユニオンをまわるようになったり、フリーマーケットを掘ってみたり、出張先で探してみたり・・・テープを念頭に置いたと言ってもいいような生活が始まりました(--;)

 まあ、私自身も、もともと「凝り性/収集癖/オタク性」がかなり強かったので、テープを掘るっていう行為がハマっちゃったのかもしれないっすね・・・

 掘り始めた最初の頃は月5本ぐらい買ってる程度でしたが、段々と知識が増えてしまい、いろんなジャンルを手を出すようになり、今では月10本~30本ぐらいは買うようになりました・・・おかげさまで、買ったのは殆ど聞いてません(^^;)
 あと、以前の更新でもちょろちょろ報告をしていますが、ホントダメなエピソードが多くって、テープのまとめ買いで万越えをしたり、1本5000円ぐらいのを買ったり、聞きもしないのに月に50本ぐらい買ったり、風邪をひいてるのにセールに並んだり・・・挙句の果てには酔った勢いで同じテープを意味もなく2本買ったり・・・ダメ人間を爆走してます(^^;)

 ただ、私も大人な部分もあり、中古の商品って、お客さんが買わないと、お店側が仕入れない(売らない)・・・という流れがあるので、それを分かった上でバシバシ買ってる部分もあります。
 たまに書いたりしますが、「お店」の存在ってホント大切だと思うので、それを盛り上げる意味でも買っていきたいと思います・・・

 なお、こういう点があるのでヤフオクとかは利用してないです・・・たまに覗いてますが、なんか買うのが面倒だったり、発見した時の「喜び」が無くって利用しないんですよね~
 レコ屋で探してたタイトルを手につかんだ時の喜びはホント玉乱っすからね・・・そして無事に買えた後に飲むビールがメチャクチャ上手いんですよね・・・祝杯みたいな感じです(^0^)


 こういう積み重ねがあり、1000本という大台に行きつきました・・・


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 まあ、こんな感じで「テープ馬鹿」が出来上がってしまいました(^^;)

 もちろん、現行でリリースされているミックスCDもバンバン買ってますが、ミックステープとミックスCDが山のようにあるので、私にはiPodみたいなMP3プレイヤー系は必要なく、持ってないどころか、まったく興味がありません。
 この点は、たまにどうかな~と自問をしたりしますが、今さらテープ&CDの在庫をデータ化するのはめんどくさいのと、あんな小さな機械でローファインな音を出すのに魅力を感じないので、外出時はショックウエーブかCDウォークマンに、ソニーのDJ用ヘッドフォンを直結して使ってます(^^;)
 
 そんなわけなので、テープ掘りと連動して、そのテープを聞く為に「ショックウェーブ」掘りも写真のようにしてます!!
 もうちょっとたまったら披露しますが、なかなかコンディションのイイのとか、珍品系が出てこないんですよね・・・どこで掘ってるかは秘密ですが、おかげさまで完動品は5台までストックが出来ました(^0^)
 個人的な範囲だと、ミックステープの音を一番引き立たせるのは「ショックウェーブ」しかない!と思います・・・音はテープレベルですが、独特のフレイバーみたいのも再生してくれる唯一の存在かな~と思います。



 以上が私のテープ遍歴でした・・・書き起こしてみると悲しくなりますね(--;)

 んで、これで終わるのもアレなので、次は日ごろ私が考えていた「ミックステープの歴史」を紹介したいと思います。





(2)ミックステープの歴史

 ここでは、私が無駄に熱弁をふるっている「ミックステープ」という存在を、歴史を振り返りながら考えてみたいと思います。
 結構強引な理論もありますので、注意してください(^^;)


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 まず、日本におけるミックステープの存在を考えると「海外からの輸入品」の存在が重要だと思います。

 キングギドラの「行方不明」という曲で、ジブさんが「♪ウッピーで買ったkissのカセット・・・♪」とラップしてる様に、80年代末ぐらいより「NYのラジオ番組の録音テープ」が輸入販売されており、これがミックステープという存在を広めた(=利用された)一因だと考えられます。

 この点は、80年代から活動をしてるHipHop関係者であれば、必ずと言っていいほどお世話になってるテープで、初期だとRed AlertやChack Chillout、Marly Marl、Kid Capriなど、90年代になるとStrech ArmstrongやFunkmaster Flexなんかのラジオ番組が珍重されていました。
 NYでも、このころは「商品としてのミックステープ」ってそんなにはなく、ラジオ番組のテープは結構もてはやされていたようで、現地でも流通してたようだし、日本以外の海外でも影響があったみたいです。
 この頃は日本ではホント情報が無く、新曲チェックなどにはかなり活用されてて、結構タイムラグが無く輸入されてたようです・・・日本におけるHipHopとHouseのDJ達は、こういうテープがあったからサバイブ出来たんでしょうね~

 ちなみに、以前紹介したことがあるブッダのDLとNippsが製作した「Stinky Ass Buddha Porno Funk Radio Show Vol.1」は、これらのラジオ番組を使用してミックステープを作るという荒技で、ある種のオマージュを捧げてましたね。


 んで、90年代になると「商品としてのミックステープ」が段々と流通されるようになった・・・と思われます。

 分かりやすいところだと写真に上げた「Tape Kingz」製作のテープで、Kid CapriやBiz Markie、Doo-Wop、Enuff、S&Sなどのテープがそうで、販売目的として作られた「DJミックス作品」という意味になります。

 もちろん、大昔より販売目的のテープっていうのはあり、Old Schoolのライブ録音のテープや、DJミックスのテープはあった訳ですが、Tape Kigzモノが違うのが、DJの個性や作品のコンセプトがしっかりとあり、「DJの作ったミックス作品」として1枚看板が掲げられる位の内容があったことです。
 この点は以前紹介したKid Capriの作品や、Biz Markieの作品なんかで書いたことがありますが、ラジオの録音テープ以上にお金を払ってもイイぐらいの内容で、こういった作品としてのミックステープが流通し始めた点は非常に大きいと思います。

 当時の日本でも、これらのテープは輸入されてて、影響を受けた方は大変多く、こういうテープを通して「HipHop」を知っていたって方は多いかと思います。
 ニューリリース系の情報はラジオの録音テープの方が強かったですが、クラシック系の内容になるとテープの方が強く、過去の曲についてはこれらのテープで学んだって方は多いと思います??

 ちなみに、私がレコードを買い始めた90年代中ごろには、Tape Kingzのテープは色んなお店で置いてあり、遠いNYの生の空気を伝えてくれる存在として広く売られていましたね~
 ただ、当時は「現地の作品=一番イイ」というような海外偏重志向があり、内容の良し悪しはあまり加味されずに売られていた(買っていた)ような気がします・・・私もPremierのテープとかを良く分からずに買ってガッカリした記憶があります(^^;)


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 そんなわけで、ミックステープの存在が段々と広まっていくのですが、その流れに乗って「国産」のテープもボチボチ出てくるようになったと思います。

 時期的には90年代初期~90年代中頃ぐらいからだと思いますが、写真のような「手作り」な作品が手売りに近い形で流通をしてたようです。
 市販品のカセットテープを、自宅でひたすらダビングし、手製のコピージャケットを付けて販売・・・みたいな作品で、90年代中期ぐらいまでは普通にありましたね。

 私が知ってる範囲だと、写真に上げた「DJ Seiji」さんや「DJ Gossy」さんなんかは初期から作ってて、MUROさんとかも手製のテープを作って販売してたようですね。

 ただ、販売ルートがかなり限られてて、買うのは結構難しいかったかもしれないです・・・私も上の写真のではないですが、95年頃にSeijiさんのテープを渋谷の南口にあったPaco(ベスタの直営店)で買った記憶があります。

 その限りにおいて、当時はその販売ルートの狭さをカバーしてた存在として「洋服屋さん」の存在が重要でした。
 以前、マスターキーの作品を紹介した時にも触れましたが、当時の洋服屋さんの店頭で売られたり、時に製作に関するバックアップをしたり・・・かなり重要な存在だったと思います。
 私も写真に上げたDJ Nishimiaさんのテープは、ファイヤー通りにあった洋服屋さんで定期的に買ったり、Celoryさんのテープなんかも洋服屋さんで買ってました。
 恐らくですが、そのお店の店員さんがDJで、それで作ったのを置いていた・・・みたいな流れもあるかもしれないですが、洋服を買うついでに、そういったテープを買って、DJ文化の裾野を広げた価値は絶対にあると思います。


 あと、素人DJ達がこぞって作って、友達とかに配った手製のミックステープの存在も大きいかも・・・DJ志望者の中ではコッチのテープの存在の方がミックステープを広めた功績があるかもしれないですね。

 以前、昔の雑誌を紹介する中でも書きましたが、高校生ぐらいだと「DJ」というのがステータスシンボルで、その証拠(?)にテープを作って友達にあげる・・・みたいな習慣があり、それでミックステープの存在が広まったところは大いにあるでしょう。

 私も色々と作り、友達にあげたりしましたが・・・当時作ったテープ(写真の右下)を聞くと、その内容のヒドさもさることながら、色々と酷評された記憶がよみがえるのでシラフでは聞けません(--;)
 特にDJの事を知らない友達にあげると忌憚のない意見を下さることが多く、頑張って作ったのに凹んだりしてました・・・日本語ラップは意外とウケが悪くって「お笑いか?」って言われたりしました。
 あと、カッコつけて女の子に上げてテープもウケが悪かった・・・ちょうどGroup HomeとかJeruとかのPremier系のワンループが流行ってる時で、カッコいいと思ってた「Group Home / Super Star」とかにドン引きされた記憶があります(^^;)

 そんな素人系のテープ中で、個人的には写真に上げた赤マジックで「Hip Hop」と書かれたテープが結構聞いたボム作品でした!
 コレはなんと東京の錦糸町という所であったフリマ(!)で、出店をしてたDJっぽいお兄さんから買ったテープで・・・2枚使いや選曲が上手く、凄い参考になりました。
 まず、錦糸町で買ったってのがグッときますが、特に「Da Grassroots Music / Drama」の2枚使いがカッコよく、インデックスがついてなかったので曲名が分からず、悶々とした日々が何年も続きました・・・曲名が分かった時は嬉しかったな~
 一体、誰が作ったのかは不明ですが、錦糸町はRip SlymeやSoul ScreamなんかがライブやDJをしてた「Nude」っていうクラブがあったので、その流れ・・・かも???


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 そんなこんなで、ミックステープという存在が一般的に普及してくる訳ですが、日本においては優秀なDJ達がミックステープを「彼らの作品」として、個性やコンセプトがしっかりとある作品をリリースするようになったのが、その後の流れにおいて非常に大きいかと思います。
 へんな話、今まで紹介した海外の輸入テープや、手製の作品なんかは「消費物」でしかない側面もあったのですが、テープがそのDJの個性や趣味をしっかりと伝え、ちゃんと「作品」として完成されているモノが出てきたということですね。

 代表的なのは、写真に上げたMUROさんの諸作品や、須永辰緒さんの「Organ Bar Suite」DJ Kiyoさんの作品なんかがそうじゃないかと思います。
 特にMUROさんと辰緒さんの功績は大きく、他のDJよりも早い時点(95年頃より)で個性やコンセプトがしっかりとある作品をリリースしており、その後にKiyoさんなどが続く・・・って感じだと思います。

 当時は私もテープを買っていましたが、MUROさんや辰緒さんの作品は内容のレベルが高くって買いませんでした・・・買っても理解できないと一方的に思ってたような気がします。
 なんか「大人のミックス」って感じで、Iceなんかを友達から聴かせてもらったことがありましたが、当時としては単純なHipHopミックスの方がイイや~と思ってたんですよ・・・当時、高校生ぐらいだったらHipHopを覚えるのが精一杯で、ネタ系やR&B、レアグルを攻める余裕はなかったと思います。
 なので、MUROさんや辰緒さんの作品は、私よりもちょっと上の方が買ってた記憶があります・・・

 ただ、私も大人になり、これらの作品を掘って、作品を理解した上で考え直してみると、レコードを掘ることを前面に押し出した内容や、コンセプトに合わせたノンジャンルミックスなど・・・当時の作品としてはかなり異色なんですが、ミックステープが「DJにしか作れない作品」であることを打ちだした点は凄い重要です!!

 この点は、今回強く推したい点の一つなんですが、日本においては早い段階でミックステープに「作品性」を与えた作品が出てきた点は、日本のミックステープ文化、いや「日本のDJ文化」においては非常に大切なことだと思います。

 まず、諸外国でもミックステープという存在は日本以上に沢山作られていますが、それらの大半は消費的な新譜ミックスで止まってしまうものが多く、作品性を伴うモノはあまりありません
 その点でいくと、日本のミックステープ文化においては、消費的な流れで流通してた部分もありますが、MUROさんや辰緒さんのようなDJが、意欲的な作品を早い時期に作って、リスナーや市場に対してこういった「DJミックス作品」が成立することや、それが面白いものだということを伝えた点はかなり独特な動きで、日本独自の動きといってもイイと思います。

 面白い実例として、写真に上げた「DJ Spinbad」の作品が象徴的だと思います。
 彼はNYのDJで、現地でも結構売れましたが、彼が80年代のポップスを擦り倒してミックスした「80'S Megamix」なんかは日本でウケて、それ以降、コンセプトと個性が立ったレベルの高いミックス作品(例えば「That's My Sh?? !!」とか)をほぼ日本流通で作ってたりしてるので、こういった独自性のある作品は海外では成立しづらく、日本だと成立することが分かりると思います。


 なんかうまくまとまりませんが、ミックステープという存在はDJという行為において、レコードを掘る事の面白さや、コンセプトに合わせたミックスなど、DJミックスの「多様性」をアピールすることに成功したと考えられます。

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 また、それらの作品の発生は結果として「次の作品のリリース」に繋がったと思われます。

 まず、MUROさん/辰緒さんが作った意欲的な作品が市場の中で売れたことで、そのミックス作品を聞いたDJたちが刺激を受け、自分たちでも作品を作るようになった・・・流れはあると思います。
 写真に貼ったUlticut UpsやKocoさんのようなHipHop作品や、KomoriさんやMakiさんのR&B作品、吉澤dynamaiteさんやクボタタケシさん、そして小林径さんなどのJazz/レアグル/和物系作品・・・など、こういった個性的な作品がリリースされた背景には、先駆者たちの影響が多いにあったと考えられます。

 また、その作品を販売するお店側としても、そういった個性的な作品が売れることが分かるのであれば仕入れるし、お店側が率先してDJ達にテープを作ってもらうように働きかけていた・・・っという点も見逃せません。
 日本においては、制作者とリスナーの中間に立つ「お店」の存在は実は重要で、ManhattanやCiscoはHipHop系のテープの後押しをかなりしてたし、DMRはレアグル/Jazz系のテープをプッシュしてたし・・・お店側も意欲的にテープを紹介してた点も重要です。

 んで、その作品を購入するリスナーも、テープを受け入れられる状況になっており、購入という形で後押しをしてたと考えられます。
 リスナー側もミックステープという存在が一般化し、単純に楽しむためだったり、それを聞いて勉強する為だったり・・・かなり有効活用していたと思います。
 特に、DJブーム以降、そのDJの良さを知る為の存在の一つとしてミックステープが存在し、ファン心理的な面において、その理解欲を埋める存在がテープだった点もポイントかもしれないです。


 つまり、MUROさんや辰緒さんといった先駆者達が意欲的な作品を作ったことで、流通に関わる「制作者⇔販売者⇔リスナー」の3者に影響を与え、ミックステープを楽しむ「環境」が出来たと考えられます。

 製作する側もそういった作品を作りやすいし、テープを売る側も売りにくくはないし、何よりもリスナーもそれを受け入れられる体制になったことが、こういった「次の作品」の発生につながった背景だった訳です。
 変な話、こういったDJミックスは「ある意味マニアック」な作品であり、かつ著作権的にはアウトなので、本来は売りにくい存在ではあったのですが、DJ/レコード文化に属する誰もが好意的な存在として受け入れ、DJたちが自分たちにしか出来ない世界を、DJミックスとして「作品」に出来るような「環境」が出来てきたって事は、日本においては特異的でありながら、非常に重要な流れだったと思います。


 また、こういった流れは「制作者⇔販売者⇔リスナー」で相互発展が発生し、更にミックステープがリリースされるようになったとも考えられます。

 リリースされる数もさることながら、もっと高度な作品でも受け入れられる環境にもなった・・・とも考えられます。
 お互いが「鍛えられた」って表現だと思いますが、ミックステープにおける市場開拓が更に進み、それに伴いお互いが刺激を受けて意欲的な作品が増えたり、それを聞いた後進達が影響を受けたり・・・右肩上がりとは言わないですが、高度な作品が増えていったとも言えます。

 この点は何とも実証しづらいところなのですが、ミックステープの動きと共に、みんなの「音楽を楽しむ幅が広がった」って事で、これこそ日本独自の成熟化のような気がします・・・どうなんでしょう??


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 ちょっと最後は上手くまとまらなかったですが、こういった感じでミックステープが日本で発展していったと思われます。

 おさらいをしておくとこんな感じですかね?

  80年代末~90年代初期 : 海外モノのテープが普及
     ↓
  90年代中期 : MUROさんや辰緒さんなどが作った
            意欲的なミックス作品がリリースし始める
     ↓
  90年代後期 : 段々とミックステープが普及し
            様々なDJ達が作品をリリースし始める
     ↓
  00年代初期 : テープ市場が成熟し、有名無名を問わず、
            様々なミックス作品がリリースされる
     ↓
  2002~04年頃 : テープからCDに以降し始める
     

 まあ、こういった流れが発生した土壌として、日本人の「オタク性」や優秀なレコード店があったことなど、様々な要因があると思いますが、この流れがあったからこそ色んな作品やDJを輩出が出来たとも言えます。
 つまり、私が1000本以上もテープを持ってる理由でもありますね(^^;)


 また、皆さんも御存じの通り、ミックステープは今はリリースされてなく、2002年~2004年くらいから段々とミックスCDに移行をし、次第にテープという存在は無くなりましたが、今のミックスCD市場の成熟化の背景にはこういう流れがあったと思われます・・・
 特に、次の項でも紹介をしますが、00年~03年辺りのテープ市場の盛り上がり方は面白く、日本のDJ文化の発展性を表しているかな~と思います。


 ただ、カセットテープという存在は、90年代中ごろからMDなどが普及したことで一般的にはマイナーな存在であったのにも関わらず、DJ/レコード文化の流れでは一般化した点は面白いですね・・・

 まあ、こういう一般とのギャップって実は大切で、ある意味でテープを利用してたのは「隠れ蓑」だったんですよね・・・
 著作権的にはアウトな存在なので、一般に目立たないフォーマットであれば、あまり目立つことがなく、自分たちの中だけで流通出来る・・・みたいな裏心理もあったかもしれないっすね。
 また、テープってCD/MD全盛の頃でも意外とプレス出来た存在だった点もあるかも・・・海外は普通に流通してたし(先日紹介したSadeを参照してね)、国内でも演歌のテープとかはかなり流通してるし、レコード会社もアドバンス用にテープを使用してたし・・・商品を配給する面でも環境があった点は大きいっすね。



 んでは、次は「なぜテープがヤバいのか?」を紹介したいと思います。





(3)なぜテープはヤバいのか?

 最後に、私がテープを買ってる理由みたいのを色々と考えたいと思います。
 こちらも結構強引に書いてるので、真剣に読まないでくださいね(^^;)
 

 まず、私がテープを買ってる理由としては次の理由が挙げられます。

   ①コレクタブルな点
   ②作られた時期が良い


 基本的には「DJミックス」が好きなので、ミックスCDでも、そして聞いてないですがネット音源でもイイ訳ですが、こんな理由があってテープを聞いています。

 よく分からないと思うので詳細を説明してみましょう。



①コレクタブルな点

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 一言でいえば「収集欲」になっちゃうんですが、個人的な実感だと、ホント掘れば掘るほど面白いのが見つかってしまい、つい集めてしまいます(^^;)

 まず、分かりやすいのが「番号」モノで、例えばリリース順に通し番号が振ってあれば・・・人間って馬鹿なので全部集めたくなりますよね?
 ミックステープって、DJによってはこの通し番号で作品をリリースする事が多く、こういうのは作品の内容がマアマアでもコンプリートするために集めたくなります。

 辰緒さんも集めたし、Paulさんも集めたし、コモさんも集めたし・・・番号が無いもののMUROさんも集めたし・・・男は「穴を埋める」作業が大好きな訳で、初公開かもしれないですが、上の写真のようなノートにリストを作って、日々穴埋め作業をしております・・・
 特に、最後の1本が揃わないことが多くって、最後の1本を発見した時の気持ちよさと言ったら・・・格別で、そういった「探求性」もテープ掘りの魅力かもしれないです。
 まだ、穴が埋まらないシリーズもチラホラあり、これからも精進の日々が続きます・・・


 ただ、面白いのはコレだけでなく、期待せずに買ってみてとんでもない音源にブチ当たったり、聞いてみて「なんだそりゃ!」ってビックリしたり、最近になって有名になった曲を数年前に既にプレイしてるDJがいてビックリしたり・・・そういった「発見/発掘=ニューディスカバー」的なところも魅力の一つですかね。

 この点は今後紹介したいネタが沢山あるので、過去に紹介したモノから引き合いに出すと・・・ホント色々とありますよね・・・
 過去、ミックスCDも合わせて200作品ぐらい紹介してきましたが、インドネシア産の謎のミックステープや、杉作J太郎さんのテープ作品とかのような珍品だったり、DJ PaulさんやSgroove Smoothさんなんかのような隠れた名作だったり・・・色々ありますね。

 こういった「発見/発掘」は、個人的にはライフワークになってるので、まとまり次第、このブログで報告していきますが、こういった「自分の探求欲」を満たしてくれる部分も多いにあると思います。
 一応、今後紹介しようかな~と思ってる範囲だと、某クラブのノベルティーテープに、MUROさんのSuper Disco Breaksスタイルのライブ音源(98年ぐらい?)がちょっとだけ収録されてるとか・・・今後も色々と紹介しますよ!!



②作られた時期が良い

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 んで、二つ目の理由ですが、これこそが今回「ミックステープ」を強く推してる理由にもなるかもしれません。

 ミックステープって、(2)の歴史で紹介したように90年代初期から盛り上がり始め、90年代中期に尖鋭的な作品がリリースされてシーンが盛り上がり、90年代末から2003年頃までが一番盛り上がったフォーマットなのですが、個人的にはこの「盛り上がってた頃」の作品が好きで掘っている・・・部分があります。

 なぜかというと、この時期って「アナログ文化の最盛期」なんですよね!!

 参考資料として、レコード掘りの必需品である「レコードマップ」の09-10年発行のモノに掲載があった資料を転記(一部だけ私が手直ししました)します。
 上の表がそれで、これは渋谷にあるアナログレコード店(CDショップも含む)において、レコードマップに掲載された店舗の数を年代別に数値化したもので、これが一番分かりやすいと思います。

 昔を知ってる方であれば分かるかと思いますが、グラフのように90年代末ぐらいから00年代初期の渋谷のレコード屋の数ってハンパなく、世界最大なんて言われてましたね・・・

 この頃って、DJブームの流れがあって、アナログレコードを追い求める輩がホント多く、過去に私が紹介した「雑誌」「テレビ」なんかで紹介するほど勢いがありました。
 私も経験してるので分かりますが、イイ意味で「情熱的」な部分があり、レコード屋のセールに徹夜で並んだり、ウン万円するレコードに争奪戦が起こったり・・・みんなが真剣にレコードを掘ってて、DJもお店もリスナーも「人生を賭ける」勢いで気合が入ってた・・・ような気がします。
 バイト代を全部突っ込んでレコード買ったとか、大学を中退してDJをしてるとか、会社を辞めてレコード屋を開いたとか・・・日本語ラップのブームもリンクして、DJ/レコード文化がメチャクチャ熱かった時期だと思いいます。

 そんなわけで、レコード店の数も連動して増えていて、一つのビルに数件レコ屋が入ってるのは普通で、渋谷がレコードの袋を持ってる若者であふれかえり・・・渋谷以外の地区や地方でも同様の「熱」を持った輩が多かったと思います。


 そう、コレなんですよ!

 ミックステープがリリースされてた頃(90年代末~03年頃まで)って、DJやアナログレコードに対してホント「気合の入ったヤツ」が多く、それが作品に影響してるんですよ!!


 例えば「俺はDJで生きていく!」とか「俺はレコードと心中する」って真剣に考えてる輩が結構いて、今でもそういうのは多少はいますが、昔の方が熱く、それが作品に影響するのがあったりします。

 これはなかなか実例が出しずらいですが、無名に近いミックステープを聞いてると「不器用なんだけど気合が入ってる」とか「凄い真剣に選曲してる」とか「掘りの気合がハンパない」みたいなのが結構あり、それが魅力だったりします・・・

 例えば、昔は今のようにデータやCDでDJが出来ちゃうみたいなDJ環境は無く、アナログだけで勝負しないと行けない時代だったので「イイ曲だな~」と思ってもレコードを買えないとプレイ出来ない訳ですよ・・・
 なので、アナログ1枚買うのに超気合を入れて探さないといけない時代なので・・・1曲1曲に対する「気合」や「愛」が違うんですよね~
 当時のレコード価格を考えながら、テープを聞いてると、たまに超高額盤で2枚使いをしてたりするんですけど・・・その一瞬の2枚使いの為に家賃1カ月分を使ってるんだろうな~と思うと、グッときます!!

 また、以前ですが、なぜ私が「ネット音源を聞かないか?」を書いた時にもちょっと紹介しましたが、ミックステープとかって彼らが身銭を切って自主でリリースする為、作品を売り切らないといけない・・・みたいなプレッシャーが、逆に作品をよくしてる・・・みたいな感じがこの時代にもあったと考えられます。
 DJであれば、DJとしてキャリアアップする過程で、作品をリリースすることが多かったですが、同業者やリスナーに馬鹿にされないような作品を作りつつ、ちゃんと売れる作品をつくらないといけない訳で・・・必然的に作品のクオリティーが高くなってた・・・ような気がします。


 もちろん、流石に10年くらい前の話なので、技術面であったり、レコード知識であったり、今の方が格段に環境としてはイイわけですが、テープ時代のミックス作品には色々な面で「熱意」みたいのがあり、それが魅力だったりします・・・

 うまく言葉にまとめられないですが、ミックス作品として「2タンテ・1ミキサーでアナログ一発録り」の美学が一番生きてた時代の良さが、テープには録音されていて、それがイイと感じるから私はテープを感じてるんだと思います・・・
 セラートとかで苦労をせずに作り、DivShareとかにアップロードしたミックス音源よりも、そのDJが色々と苦労して作り、自分でレコ屋の納品した手垢と汗の匂いがするテープの方がイイ・・・そんな感じでしょうか??





(4)まとめ

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 いや~、また意味もなく書いちゃいましたが、あんまり論旨がまとまらなかったっすね(^^;)

 今回は「なぜ私がテープを掘ってるのか?」という点を、何となく考えていたことを文章に起こして、視点を変えて書いてみましたが、いかがだったでしょうか??

 私自身は「良いミックス」であれば、フォーマットは選ばないスタンスでいますが、こんな流れや考えがあるので、ミックステープがたまらなく好きなんですね!!
 もう、コレばっかりは「病気」みたいなもんなんで、ほっておいても治らないんでしょうね・・・これからも頑張って買い続けたいと思います。

 あっ、そうだ・・・ミックスCDは600枚近くあるみたいなので、ミックスCDが1000枚にいったら、こういう企画をまたやろうかな~
 ただ、CDが1000枚いくことを考えると、収納する所がなくなるな・・・なんか悲しくなりますね(--;)



 では、こんなブログですが、今後ともよろしくお願い致します~(^0^)





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<おまけ>

 トップの写真のように、ミックステープを並べた写真で、拡大してもある程度タイトルが読めるぐらいの画素数で撮影した画像を、アップローダーにアップしてみました。
 お暇な方はダウンロードして、拡大してみて「へ~、こんなのを持ってるだ~」と覗いてみてください・・・知らないのが大半だと思うけど(^^;)
 あと、画像は悪用のしようがないですが、悪用しないでね!


DL先: firestorage DSC07146.zip
パス: mixtape    ※今日から1週間が賞味期限のようです。





Danny Krivit 「Spread Love Japan Tour」(@eleven 2011/05/03)
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 え~、突然ですが、久しぶりに踊りに行ったので報告です♪


 私の仕事は年明けの1月ぐらいから4月ぐらいまでが繁忙期で、今年も結構忙しかったり、忙しいことが災いして体調が悪くなったり・・・で、クラブ活動が出来ませんでしたが、やっとタイミングがあったので大好きなDanny先生のパーティーに行ってきました(^0^)

 ただ、今回は個人的にはマアマアだったので、報告は短めです(^^;)


 昨日はユニオンの渋谷と新宿でディスコのセールだったので、朝一でチェックしに行き、欲しかったレコードをゲットし(久しぶりの万越えレコ購入!)、色々と所用を済ませ、家で仮眠をとってから移動し、12時半ぐらいには会場のelevenに到着しました。
 ちなみにの話ですが、昨日も渋谷のユニオンでMUROさんと遭遇! 普通に掘り掘りして、視聴もちゃんと順番待ちしてて偉いっすね・・・最近は夜に営業があっても、セールがあれば来てるみたいですよ♪


 んで、パーティーですが、私が入った時はボチボチの入りで、ウォームアップのDJの方が盛り上げ始め、テンションが上がってきたと思ったら、フロアー後方で謎のダンスショーが始まりました・・・

 個人的にはパーティーの途中に入るダンスショーって苦手なんですよね・・・こっちが踊り始めてるのに、踊ることが出来ないことでテンションが下がっちゃうので、ダメなんですよね~
 踊り自体はかなり上手く、フロアーに華を添えてましたが、私はダメっすね・・・ちなみに男なのでポールダンスは大好きですが、ゲイ系のパーティーであるマッチョなお兄様のダンスも苦手かな・・・Juniorのパーティーで遭遇したことがありますが、ポールダンスのお姉さん以上に、体を見ることが出来ません(^^;)


 そんなわけで、2時前ぐらいからDannyがプレイ!! ただ、今回のプレイはちょっと波長が合いませんでした。

 今回のパーティーは、ここ最近のクラブ界でありがちな「復興支援」的な側面があり、ダニーも「日本のみんなに愛を・・・」みたいな触れ込みだったと思うのですが、ビックリするぐらいクラシック曲をプレイせず、Deep HouseやマニアックなDiscoをプレイしてて・・・個人的にはちょっと飽きてしまいました。

 気合で8時前ぐらいまではフロアーにいましたが、フロアーにいる人を焦らすかの如く、ダニークラシックはプレイせず、朝方は気持ちいいスローをプレイしててイイ空気を作ってましたが・・・私は疲れてしまい、退散することにしました・・・もしかしたら9時ぐらいにクラシックタイムがあったのかな??
 昨年の秋に朝インした時のパーティーも、考えてみればこんな感じでしたが、最近はダニークラシックを簡単にプレイしてくれないんですよね・・・これも一種の「愛」なんでしょうか??

 最近、たまに思うのですが、NYスタイルのDJ/パーティーだと、平気で朝以降もプレイしてて、それも魅力だったりするのですが、場合によってはダラダラと長くしてるだけになっちゃう場合もあるので、コレも考えようだな~と思ったりします。
 私もイイ年なので、終わる時間が遅いと次の日の予定に響くので、理想は7時ぐらいに終わるのがイイかな・・・休みの日は有効活用したいですからね~

 ただ、プレイに関しては流石で、ダニーらしいファンキーな感じを見せつつ、ディープな展開も出し、気持ちよく踊ることが出来ました!!
 あと、昨日のelevenは低音の鳴りがヤバくって、良かったっすね・・・何度か寝落ちもしましたが、踊るのって気持ちいい!! 


 ンなわけで、愚痴半分な報告になっちゃいましたが、報告でした♪

 ちなみに、来週はJoe先生がairに来るので、行こうかな?? どうしようかな??
 airでJoe先生って、5年ぐらい前に行ったことがありますが、airってそんなには広くないので、かなり狭かった記憶があります・・・どうしよう??

 あと、帰りに貰ったフライヤーで知りましたが、今年のBody&Soulは真夏にお台場で屋外でやるらしいっすよ・・・久しぶりに日程が合いそうなので、行こうかな~と思いますが、真夏の屋外って・・・「殺す気か?」って思ってしまいました(^^;)




< おまけの話 >

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 今回のパーティーでは上記のダニー作成のミックスCDを販売し、売り上げを復興支援向けに寄付する・・・みたいな事があり、こんなブログをやってるおバカさんなので、速攻で買いました(^^;)

 恐らく「Love」をテーマにしたミックスで、Houseとダンクラを半々でプレイって感じで、結構イイですね・・・いわゆる「メッセージ」が詰まってる感じで大変良い出来だと思います。
 ただ、入口のキャッシャーで超地味に売ってたので、買った人はあんまりいないかもしれないっすね~ その内、レアアイテムになるかも?? どうなんでしょう??

 そういえば、今回のパーティーでメッセージプレイってあんまりやってなかったような気がします・・・MFSBのLove is the Messageぐらいはプレーするのかと思ってました(^^;)