HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
ちょっと嬉しかったこと
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 え~、このブログでは、自分が好きなテープとかを「かなり一方的」に紹介してる訳ですが、コメントとか拍手とかで読んでる方から反応があると結構嬉しいし、個人的にはかなり楽しみな部分だったりします!
 結構、コメントを書くのって敷居が高いらしい(?)のですが、ご意見は何でもウエルカムなので、何かあったらコメントをくださいね!

 そんなわけで、昨夜の夜遅くに確認したのですが、先日紹介した「The Marrows Tokyo Newyork / Melting Pop」について、制作者のMarrowsさんから早速反応があり、Marrowsさんのブログに取り上げて頂きました!!

 The Marrows MIXTAPE TROOPERS
 
 記事を書いた時点で、メールで報告をして、Marrowsさんがバカンス先のジャマイカ(!)より、ありがとうございましたのメールを頂いていたのですが、こうして記事にして頂けるのは嬉しく、記事を発見した時、夜中なのに「おうっ」と声をあげてしまいました(^^;)
 特に実際に製作された方からの反応は、その反応を聞くのが怖い半面、その反応が良かったら、なんか「恩返し」が出来たみたいな感覚があり、メチャクチャ嬉しいっすね(^0^)

 Marrowsさんに関しては今後も良い作品を作って頂くことを切に願っております・・・頑張ってくださいね!!


 あと、マイメン・ソロバンさんからもこの記事の紹介を頂きました・・・いつもホントありがとうございます(^0^)

 MELTINGPOP × MIX TAPE TROOPERS




 そして、紹介関係をもう一つ!
 
 先日、Spinbadの80's Meagamixの超熱い映画ネタを教えて頂いた「Kouta」さんに関してのことです。

 実は、許可を得てから書こうと思ってたのですが、Koutaさんは知る人ぞ知る横浜のサウンドシステムクル―「KAMOME SOUND WORKS」のスタッフの方でした!!

 サウンドシステムって書いちゃうとレゲエを想定する方が多いかと思いますが、Houseなどのダンスミュージックに強いシステムで、Houseが好きな方だと御存じの方が多いかもしれないっすね!
 私自身は、カモメさんのシステムを体験したことは無いですが、音がメチャクチャ良いと評判で、結構気になっていたので、連絡を頂いた際、コッチの点でもビックリしました!

 興味のある方は、リンクを下記に貼っておきますので、覗いてみてくださいね!! 

 KAMOME SOUND WORKS





 Marrowsさんも、ソロバンさんも、Koutaさんもそうですが、音楽が「好き」な方から反応があるのはホント嬉しいです・・・

 そんなわけで、そういった音楽が好きな方から支えられてる当ブログは、来月で「3周年」を迎えます!!

 なので、久しぶりにボム企画をアップする予定ですよ・・・ただ、毎度の如く一部の人だけにウケるネタかもしれないっすね(^^;) 
 月が変わる今週末にはアップ出来ると思うので、宜しくお願い致します(^0^)


 んでは、宣伝上等な雑記文でした!!





<追伸>
 Marrowsさんも書かれてますが、Googleの検索で「Mixtape」って打つと、結構上位になってきましたね・・・だけど、私も読んでた大先輩のブログがまだ上にあるので、引き続き精進したいと思います(^0^)




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The Marrows Tokyo Newyork 「Melting Pop」
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 今回は初の試みで・・・なんと、製作された方から「作品紹介の御指名」を頂いた作品の紹介です!!
 おのずと製作された方も読むので、ちょっと緊張しちゃいますが、いつもの通り(?)御紹介をしますね~♪


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 今回は、東京とNYにメンバーがいるレゲエ系クリエイター集団「The Marrows」さんの作品で、今年の夏に出た最新作を御紹介いたします。


 現状だと、レゲエ関係に興味がある人なら知ってる方も多いと思いますが、あんまり興味のない方だと知らない方も多い(すみません!)ので、先にバイオ的な話をしましょう。

 The Marrowsは、東京とNewYorkにそれぞれメンバーがいるクリエイター集団で、メンバーがそれぞれの価値観/アイデアを出し合いながら「The Marrows」というブランドを発信しています。

 聞いたお話によると、以前は某レゲエクルーに所属をしてたそうですが、レゲエ界ゆえの窮屈さ(?)を痛感され、もっと自由な活動をしたい・・・ということでMarrowsを始めたようで、後の作品紹介で触れるように、レゲエの心を持ちながら、幅広い音楽感を持つ集団です。
 現状では、独自のミックス作品の制作や、有名レゲエダンサーである「I-Van」さんのDVDを製作したり、クラブでのダンスを開催したり、なかなか面白い活動をされておりますが・・・一般的なレゲエというイメージから一歩抜け出し、独自のスタンスが見えて大変素敵です。
 私も結構前から読まして頂いている「彼らのブログ」なんかが象徴的なんですが、どこかレゲエらしくない(?)インテリジェンスが感じられ、非常に「読ませてくれる」感じがイイですね・・・

 また、特に彼らが面白いのが、作品だけを評価の基準にしてほしいという理由から、対外上は「詳細不明/顔出し基本NG」で運営しており、あえて「誰がやってるのか分からない」形にしています・・・
 レゲエという「顔が売れてナンボ」の世界において、あえて反旗を翻して「作品だけで勝負」するという姿勢が素敵で、浮世の音楽業界において珍しく「芯」がある方だと思います。
 実際にリリースしている作品は、特にミックス作品がそうなんですが、作品のコンセプトだったりミックスだったり・・・非常に「芯」があり、そこらの薄っぺらいミックス作品とはレベルの違う作品が多く、今後の活躍にも大変期待が持てます!!


 そんなMarrowsさんですが、今回は色々とあり、今回の作品紹介に至りました・・・

 実は、このブログのトップのタイトル画像を作って頂いたマイメン「ソロバン」さんから話があり、Marrowsさんが私のブログを読んでおられたそうで、私に「この作品を聞いて、どんなことを思うのか感想を聞きたい」・・・というお話を頂いたんですね!

 Marrowsさんのことは、ソロバンさんのブログを通して随分前から知っていて、ブログもズーッと読んでいたので、お話を頂いた時点で大変ビックリしたのですが、信頼をしているソロバンさんもかなりプッシュしてたこともあり、内容が良かったら実際にCDを買って、作品紹介という形で感想を伝えよう・・・という形でまとまり、Marrowsさんからサンプルデータを送って頂きました。
 んで、ソロバンさんからお話があった時点でCDを買うつもりでしたが、サンプルを聴いたら一撃で・・・すぐにCDをManhattanで新品を買い、気づいたら何度も聴いていました!!

 そこからは毎度の悪い癖で、他の作品を掘り始めたり、作品の収録曲を掘り始めたり・・・すっかり、ハマっております(^0^)
 この作品も大変いいですが、昨年リリースした「Island Pop」も大変良く、他の作品も物色中です~♪



 そんなわけで、作品の紹介にいってみましょう!


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 この作品は「時代、ジャンル、国境の壁を越えた名作たちが音楽のるつぼから溢れ出す」というコンセプトの元、様々なジャンル/時代の楽曲を、Marrowsさんの感性で混ぜ合わせた作品で・・・夏にはもってこいな感じの作品になっています!
 メンバーのいるNYが、様々な人種がいることを模して「Melting Pot」と言いますが、それを音楽に置き換え、Marrowsという「壺」に様々な音楽を入れたらどうなるか・・・というのが分かりやすいかな~と思います。

 作品をレゲエというジャンルの「イメージ」で聴いてしまうと、まず「その幅の広さ」にビックリしてしまうのですが・・・レゲエという「芯」はしっかりと根付いている感じがあり、かなり素敵な作品に仕上がっています!!


 では、最初に選曲面の話をしておくと、レゲエ系と思いこんでしまったらビックリしてしまう選曲の広さで、大変素晴らしいですね(^0^)

 出だしの方では、いきなり「Kool & The Gang / Summer Madness」のライブ→スタジオ版でミックスをしたり、最後の方では名スローな「Grover Washington Jr. / Just The Two Of Us」をプレイしたり・・・何も予備情報なしに聴いたらレゲエの人が作ったとは思えない選曲になっています!
 これ以外にも、Ramsey LewisのようなRareGroove的な選曲だったり、某月9ドラマの挿入歌(ロング・・・ですね)をサラッと入れてきたり・・・一聴して、かなりビビりました(^0^)

 また、レゲエ方面は流石で、写真左下の「Thriller U / Lets Stay Together」のような名曲カバー(この曲、バックは何とスカパラで、日本企画皿です!)だったり、あの「Freddie McRregor /That Girl」のスペシャルダブ(!)を作ってきたり・・・こちらも大変素敵な選曲になっています!
 レゲエ選曲においてはカバー系が多く、Hemoさんのレーベルから出てる「Everybody Loves The Sunshine」のカバーや、Evelyn "Champagne" King の「Love Come Down」のようなレゲエディスコのカバーだったり・・・素敵な曲が多く、ジャンル外の人でも絶対に聴ける感じが素敵です・・・
 ただ、レゲエの「芯」は失っておらず、おそらく現場ではプレイされ続けているような曲・・・それこそ「レゲエの人だから知ってる曲」も多くプレーされていて、大変勉強になります。


 選曲を聞いてるだけでも作品のコンセプトである「時代、ジャンル、国境の壁を越えた名作たちが音楽のるつぼから溢れ出す」がしっかりと伝わり、彼らのバックボーンである「レゲエ感」を通して、全体的なリラックスした雰囲気も作り上げ、素敵な選曲/ミックスになってるな~と思います。

 ミックスも大変丁寧に作られており、PCミックスではありますが、その特性を踏まえた丁寧な繋ぎでミックスを進め、曲と曲のグルーブを心をこめて繋ぎ、全体のストーリーが一本通ってる感じが秀逸です。

 特に、作品における「ストーリー作り」は素敵で、一般的なレゲエの持つポップなイメージ(タオルでヘリコプターみたいな)というよりも、ちょっとサウダージした大人なリゾート感で進める感じで・・・時間の流れと共に気持ちよく進んでいく感じです。
 なんでしょう・・・聴いてると「潮騒」が遠くで聞こえるような・・・キングストンの喧騒というよりも、モンティゴ・ベイの波の音と潮の匂いが感じられるようなグルーブを作っており、大変気持ちいいです・・・

 Marrowsさんも、この「作品のストーリー性」にはかなり拘りがあるようで、ただのコンピレーションになりがちなレゲエ系のミックス作品が多くリリースされている現在において、かなり異端な作りではありますが、私が標榜している「DJミックスの素晴らしさ」を体現しており、大変心強いですね!


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 ただ、この作品を聞いた人ならヤラれるのが・・・写真左の「山●達●」のプレーじゃないでしょうか!

 序盤のクールな展開の流れで、某月9の後に「風女」をプレーし、その後は「踊り子」をプレーする・・・という流れで、一番最初に予備情報なしサンプルを聴いてたら、コレには超ビックリしました!!
 Marrowsさんが山●さんにハマってるという情報が後で分かったので合点がいったのですが、コレをレゲエラインで入れてくるセンスの良さが・・・素敵です(^0^)

 レゲエの現場レベルの話であれば「レゲエだけしかプレイしない」ということは実は無く、普通にSoulやR&B、HipHopなんかもプレイ(多くはないけど)される訳ですが、ある程度の「レゲエ受け」が無いとダメ・・・みたいな壁があるのかな~と思います。
 現場であれば、おそらく「レゲエ」を楽しみに来てるお客さんを相手にしないといけないわけで、彼らが求めるレゲエか、そのレゲエフレイバーがある曲/レゲエとしても耐えられる曲じゃないとダメ・・・みたいな「壁」があると思います。

 その限りにおいて、Marrowsさんのこの選曲は、その壁を完全に取り払い、Marrowsさんの視点で「レゲエ」という音楽/フレイバーを再構築した感じがあり、大変素晴らしいと思います。
 これこそ、彼らの求めている理念なのかもしれないですが、レゲエという考えを根底におきつつ、自分たちの自由なグルーブを出していきたい・・・これが生きた部分じゃなかな~と思います。

 それこそ、我らのMUROさんが、ジャンルの壁を取り払い、HipHop的な感覚でミックス作品を出してたのと一緒かな・・・


 んっ、MUROさん・・・そうそう、この作品においては「MUROさん」という言葉が「裏テーマ」と感じる部分もあります!

 選曲面でもMUROさんが作った「Diggin' Ice」などでプレイされた楽曲が多くプレーされ、それこそ山●さんもそうだし、「Freddie McRregor /That Girl」とかDennis Brownの曲とかCocoa Teaの曲なんかはMUROさんのテープに入ってた曲だし、あとMUROさんがカバーした「Jah Music」がプレイされてたり・・・MUROさんを通して教わった曲が多かったので、すぐに馴染めた部分は多いにあります。
 また、先ほど指摘した「ジャンルの壁を取り払ってミックスする」という点もそうだし、ミックスに遊びがあるところ(踊り子の空耳繋ぎには負けました!)、そしてミックス作品のストーリー性や全体のグルーブを考えている点など・・・MUROさん的なスタンスが見え隠れしています。

 Marrowsさんが実際にMUROさんから影響を受けたり、ある程度のオマージュとして作ったかは分かりませんが、この作品においては、私が愛してきた「Diggin' Ice」の感覚も根付いており、その点も魅力になるのかな~と思います。




 そんなわけで、レコード店の陳列棚ではレゲエの棚にしか置いてない作品ですが、レゲエの棚には収まらないグルーブが秀逸で、どなたでも楽しめる好作品の御紹介でした!
 この作品をレゲエコーナーだけに置いておくのはもったいなく、是非色んなジャンルのファンに聞いてもらいたい・・・そんな作品だと思います。

 Marrowsさんの持つ個性を生かしつつ進んでいく音楽旅行が気持ちよく、Diggin' Ice辺りが好きな方ならドストライクな作品なので、興味のある方は聞いてみてくださいね!!


 ちなみに、今回のような依頼があった紹介(aka提灯記事??)は、私がイイと思い、実際に購入させる位イイ作品じゃないと紹介しませんよ(^0^)

 あと、マイメン「ソロバン」さん、Marrowsさん、今回は色々とありがとうござます!! 今後とも宜しくお願い致します(^0^)




<Release Date>
Artists / Title : The Marrows Tokyo Newyork 「Melting Pop」
Genre : Reggae、Soul、RareGroove、Pops、HipHop、Disco・・・
Release : 2011年8月
Lebel : The Marrows Tokyo Newyork TMTNCD-009

Notice : トラックリストについて
 この作品は制作者の意向で「曲名のみ表記」で、アーティスト名は無表記になっています。ただ、私が今回、気合を入れて検索した限りでは、8~9割位が分かりました。興味のある方はLet's Diggin'ですね♪
 ちなみに、文中でも触れた「Marrowsさんのブログ」では、この作品の発売前後で収録曲に関するコラムのような記事が数本上がっており、大変面白いですよ。気になる方はMarrowsさんの2011年8月前後の記事を読んでみてくださいね。





再編集記事の紹介
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 毎度おなじみの再編集の報告ですが、今回はちょっと違うのでご注意ください。


● DJ Spinbad 「"Rocks The GasBah!!... " The 80's Megamix」


 つい何週か前にアップした記事ですが、色々とあり、一部文章の修正と、追加記事を入れて、少しだけ内容の増強を行いました!!


 実は、この記事を書いた後、Koutaさんという方から書き込みをいただき、色々とメールでやり取りをし、Koutaさんから「映画ネタ」関連の情報を教えていただき、私が当初書いた記事では、その映画ネタの指摘が少なかったので、再編集をした次第です。

 以前の記事でも書きましたが、この作品においては「映画などの会話シーン」を挿入し、ミックスの素材の一つとして役立たせてるのですが、私自身が英語に弱く、また映画関連にも知識がなかったので、あんまり触れなかった部分でした・・・
 この限りにおいて、Koutaさんから情報提供頂いた内容は素晴らしく、この部分ではこの映画からネタを抜いてるなど・・・メチャクチャ的確なご指摘を頂き、それを踏まえつつ、私見を交えて更新をした次第です。

 Koutaさん自身は、この作品が出た当時、80年代の映画を見るのがブームだったらしく、たまたま見た某映画で、このテープで使われている部分を発見し、その使い方に驚き・・・この作品の「映画ネタ」を調べるようになったり・・・勢い余ってSpinbad本人にメールを送ったり(!)、最高の熱意の元、情報を頂きました。
 Koutaさんには失礼な表現になるかもしれないですが、どーしょもない80年代の映画を掘り起こし、誰も必要としない情報を調べ続けたことは・・・人生においては無駄な行為かもしれないかもしれないです・・・
 ただ、その情報は、この作品を語る上では欠かせない「必要な情報の一つ」であることは間違いないと思ったので・・・Koutaさんに了解を得た上で情報を追加させた頂きました!!

 全ての情報は網羅出来なかったのでアレですが、詳しい内容は更新した記事にてご確認ください・・・


 それにしても、私も相当影響を受け、当時から無駄に深いところまで調べたりしましたが(Maneaterのジャグリングとか)・・・別角度で掘り下げてる方がいたというのは・・・超嬉しいですね!!
 Koutaさんの言葉をお借りすれば「ボンクラ美学」って言うんですかね・・・どーしょもないことに熱意を上げるって言うのかな・・・実生活に有益ではないかもしれないけど、その「押さえられない熱意」に正直に生きる・・・って言うんですかね?
 そんな感じのことを、私と同じように実践してる方がいたことはホント心強く、このブログをやり続けてホント良かったと思います!!

 まあ、何よりも、この作品をサラッと作り上げたSpinbadの「ボンクラ魂」の方がイル(単なるミックステープにココまで労力と発想とセンスをぶち込まないよ!!)ですが、私も負けないぐらい、今後とも頑張っていきたいと思います!!


 一応、記事においては、どの部分がKoutaさんから教えて頂いた部分かは判断しづらい書き方になってしまいましたが、、映画関連の情報に関してはほぼKoutaさんからの情報になります。

 この場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います・・・ホント、ご指摘いただきありがとうございます!!


 では、今後と「イルな輩」の参加はお待ち申して上げますので、今後とも宜しくお願い致します(^0^)




 
Victor Rosado & Lenny Fountana 「A Tribute to Larry Levan World Tour」(@eleven 2011/9/17)
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 久しぶりに踊りに行ってきたの報告です~♪
 今日は結構疲れました・・・(^^;)


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 昨夜は、伝説のDJである「Larry Levan」をトリビュートしたイベントで、Larryの片腕であった「Victor Rosado」氏と、先だって英BBCにて放送されたLarryの特集を企画した「Lenny Fontana」氏がメインDJに、あの「Paradise Garage」を体現したイベントでした。
 一応、日本での開催は「Noriさん」が仕切りのイベントで、Garage好きとしては行かないといけないイベントだったので、昨夜踊りに行ってきました!


 一応、Larryだったり、Garageだったりが分からない方もいると思うので補足しておきましょう。

 Larry Levanは、70年代末から彼の牙城であるParadise GarageというNYのクラブでプレイをしていたDJで、ハイブリッドで愛のある選曲/DJや、音の重要性など、現在の「クラブ」「House」の原型を作ったともいえるDJで、残念ながら90年代初期に若くして亡くなってしまいましたが、現在でも世界中からリスペクトを受けてるDJです。
 彼のDJのことは、ホント多岐にわたるので全ては書けませんが、根底にゲイマインドが色濃く残った愛のあるオールジャンル選曲や、躍動感のあるミックスの進め方、時に感動的なメッセージプレイは人々に影響を残し、そんなLarryが愛した曲達は「Garage」と呼ばれ、現代にも引き継がれています。
 時代的にはDisco、DanceClassicsの時代なのですが、ホント色んなジャンルの曲をプレイしてて、かつ音のイイクラブでプレイするとホントカッコいい曲が多く、彼の感性や耳が時代を超越してたことは明白で、彼がいなかった現在の「クラブ」という存在がなかったのでは・・・と思わせるほど重要な御方です。

 そのLarryの弟子筋がVictor Rosado氏で、Paradaise GarageのレギュラーDJとしてもプレーしてて、現在はGarage音源のエディット作品を多数リリースし、Garageの普及/復興を進めてるDJの一人です。
 んで、Lenny Fontana氏もその流れを進めてるDJの一人で、Larryの素晴らしさを伝えたく、英BBCでの放送を企画したり、本ツアーを開催してたようですね・・・ちなみにNoriさんの古くからの友人のようで、それがあって日本ではNoriさん仕切りになったんでしょうね。


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 そんな訳でレポに行きましょう!

 昨日は12時半ごろに会場につきましたが、ボチボチの入りで、全体を通して満杯って程ではなかったかな~と思います。
 ただ、ついた時にはVictorが既にDJしてて、分かってらっしゃるダンサーが結構いて、みんな好きなんだな~と思いました。

 DJセットは確認出来なかったですが、CDJメインで、それにロータリーミキサーとアイソがある感じで、VictorとLennyが2時間ごと位に変わったり、たまに交互にプレイしたり、割とユルイ空気でプレイしてました。
 両者とも初めて聴くDJで、正直言うと、DannyとかTimmyやJoeみたいな4番打者級ではないかな~と思いますが、ツボを突く感じは悪くなく、結構楽しめましたよ!

 プレイ的にはGarageと現代的なHouseを3:2位の割合でプレイしてて、久しぶりに「歌いながら踊れる」感じだったので気持ちよかったですね~

 まず、選曲的にグッと来たのが「Larry関連の曲」をグッとくるタイミングでプレーしてて、良かったですね!!

 分かりやすいところだと、Larryの当時のライブミックスをCD化したことで有名になった「Ashford & Simpson / Bourgie Bourgie」(もしかしたら別バージョン?)とか、渋いインスト曲である「Motown Sounds / Bad Mouthin'」なんかがプレイされてましたね!
 この辺は、CDをかなり聴きこんでる輩が多かったので反応する人が多かったかも・・・ちなみにAshfordのプレイは、旦那のNickolas Ashfordが先日亡くなったばかりだったので、グッときましたね~

 また、Larry製作系の曲もプレイされてて「New York Citi Peech Boys / Life is Something Special」とか「Central Line / Walking into Sunshine」なんかをプレイしてましたね!
 Peechのプレイの時は、Lennyがプレイしてましたが、DJブースの後ろにあるLarryの写真に祈り(?)を捧げてたり、Central Lineは、たしか「First Choice / Let No Man Put Asunder」の後にロングミックスでプレーしてて、ヤラれました(^0^)


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 その他にも多数のGarageクラシックがプレーされ、個人的にはお腹いっぱいです(^0^)

 覚えてる範囲だと、Victorが長尺エディットを施したことで有名な「Teddy Pendergrass / The More I Get, The More I Want」とか、未だにクラブクラシックな「Two Tons o' Fun / I Got The Feeling」なんかの上げチューンや、渋いところだとPatrick Adams作の「Phreek / Weekend」とか、「Harvey Mason / Groovin' You」なんかをプレーしてましたよ!

 個人的に思ってることなんですが、いわゆる「Garage」の曲って、昔の曲ではあるんだけど、人が楽器を演奏したり、時代の匂いだったり・・・今のデジタルナイズな曲にない「グルーブ」があって・・・へんな話、今現在作られている曲よりも魅力的だったりします。
 こういう点があるので、12inchとかをガンガン買ったり、クラブに行って馬鹿みたく踊ってる訳ですが・・・昔の方が音は「リッチ」だったことは確かで、それにハマるとなかなか抜け出せないみたいですね(^^;)

 実際に昨日のプレーでは、大半のお客さんがGarage狙いなのか、普通なHouseだと反応が悪いけど、この辺がかかると盛り上がる感じでしたね・・・まあ、elevenなので、普通なお客さんも多かったので、アレでしたが、分かる人は盛り上がってましたね!
 私も、Teddyがかかった瞬間、近くにいる分かってる人とハイタッチしたり、馬鹿みたく歌ってましたね(^^;)


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 んで、今回はNoriさんの仕切りでしたが、Noriさんはメインフロアーには現れず、B1のラウンジでNoriさん関係の人とプレーしてました。

 たまに休憩で登っていったら、メインとは対照的なミディアム選曲&ほぼアナログプレーな感じで、こちらもGarage愛が素晴らしかったっす!!

 4時ごろに行ったら、Noriさんがプレーしてて、超素敵なエディットの「Michal Jackson / Rock With You」のプレーをしてて皆で合唱してましたね・・・マイケルの後は「D Train / Keep On」をアナログでプレーしてましたが、こういう感じも悪くないっす。
 今回、Noriさんは裏方に徹してる感じで、Noriさんの前には若手っぽい人がプレーしてて、心配そうに見てる顔も伺えましたが、ホント上手い人が多く(7inchでGarageプレー&2枚使いしてる人が超上手かった!)・・・日本のGarageスピリットは健在ですね!!


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 んで、朝方ぐらいになり、フロアーが空き始めて・・・クラシックタイムになるかな~と思ったら、焦らしながらのプレーで、私は7時半ごろにリタイアしちゃいました。
 よくelevenで見るお客さんがこの位の時間から入ってきて(朝インっすね)、フロアーの濃度が高くなってきましたが、私も疲れちゃったし、周りも疲れてる人が多かったので・・・今回も最後まではいられなかった・・・最後にはどんな「プレゼント」が待ってたのかな??

 ただ、朝方は、イイ感じのクラシックをプレーしてて、「Sylvester / I Need You」とか「Lonnie Liston Smith / Expansions」「Janice McClain / Smack Dab in the Middle」とか「Dan Hartman / Relight My Fire」などのような・・・歌えて踊れる曲が多く、これで力尽きたって感じですかね(^^;)
 個人的にはSmack Dabが嬉しかったっすね・・・コレもLarryのCDで知りましたが、フロアーが青い光で包まれ、ホント気持ちいい曲ですね・・・この辺って、意外とクラブでプレーされないので、結構新鮮でしたよ!



 そんなわけで、日ごろの「うっぷん」をはらすべく、気持ちよく踊ってきました・・・
 
 残念ながら、Garageのもつ「愛」の全ては分かりませんでしたが、要所要所でメッセージプレイを入れてきたり、気持ちいいグルーブでのDJだったり・・・やっぱり「ダンス」ってイイですね(^0^)
 
 では、次回をお楽しみに~



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<今日は爆釣!>

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 え~、無駄に毎日を過ごしていると、何をやっても失敗する日もあれば、オカシイぐらい運がいい日ってあると思います。
 出来れば運がいい日が続けば一番イイですが、そんなことはあんまりなく・・・個人的には3勝2敗2引き分け位のペースがちょうどイイのかな~と思ってます(^^;)

 ただ、昨日は・・・ビックリするぐらい「ラッキー」でした!!

 たまに書きますが、私はミックステープを聴くための「Shock Wave」を中古で探すため、時間があればフリーマーケットに行くのですが・・・今日は特大ホームランをゲットしてきました!!

 昨日は、某都内のM公園のフリマに行ってきましたが、個人出店のブースで、ある御兄さんが「レゲエ」系のテープを鬼のように出品されてて、それも殆ど市場に出てこないタイトルが多く・・・交渉してまとめ買いさせていただきました!!
 約60本で・・・なんと2000円!! もー、見かけた時も震えましたが、値段を聞いた時も震えましたよ!!

 御兄さんは、00年代前後にレゲエが好きだったみたいで、ちょうどテープのデータ化が済んだので、まとめて出品したそうで・・・まさか売れるかとは思っていなかったようです。
 私自身も、ここ数年は、フリマでミックステープが出ることは「皆無」だと考えていた(ただ3~4年前ぐら今では鬼級のが出ることも多々あった)ので・・・超嬉しかったです(^0^)
 あんまりにも嬉しすぎて、自分から「こういうブログをやってるので是非見てね!」って言ってしまいました・・・ちゃんと報告しましたよ~♪

 フリマって、探してるモノと出会えるのがホント「運」で、洋服とか靴なんかは遭遇率が異常に高いですが、誰も求めない/出品しないテープとかShockwaveなんかは・・・ホント「運」が良くないと出会えません。
 昨日は、たまたま「3連休の初日だし、行ってみようかな~」程度で行きましたが、こんな出会いがあるなんて思いもしませんでした・・・だからフリマ通いは止められないっすね(^0^)


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 んで、内容もチラッと入れておくと、ここ最近探しまくってる「クラッシュ」系のテープが多く、ブート系も多かった(レゲエはブートのようでオリジナルのもあるので良く分からない)ですが、テープを拝見してる指が震えそうでした(^^;)

 例えば、写真左だと、あの伝説のクラッシュである「頂点」のマイティーサイドのテープとか、World Clashのテープとか、JudgementがUKで勝った後の日本ツアーのテープとか・・・レゲエマニアならグッとくるタイトルが多いですね!!
 また、ラベルがないコピーモノでも、グッとくるのが多く、御兄さんに「この頃のMightyは超ヤバいっすよね!」とか、「ロディガン、好きなんすか?」「やっぱりダブ・プレートで切ってる頃のクラッシュは違うよね!」みたいな話で盛り上がりました!!

 あと、写真右は・・・分かる人は「うほっ」となるでしょう!
 あの有名レゲエ系レコード店「Rockers Island」が出してた現地録音系のテープで、内容は色々でしたが「合計21本」ありました・・・写真は1本だけですが、並べると異様な光景です(^0^)
 このくらいあると、多分全部は聴かないと思いますが、こういうのも嬉しいな・・・ちなみに、この絵って、Pushimの作(富心とかいてある)でイイのかな??
 あと、これ系だと、さり気無く「Ciscoのレゲエ店のノベルティー」も入っており、これもグッときました!!
 

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 ンなわけで、この後もラッキーが続き、そのフリマで久しぶりにShock WaveのCD版をゲットしたり(通算2台目)、その後いった某ユニオンで、探してたレコードが連続でかなり安い値段で見つかり、テンションあがってたので大判振る舞いをしたり・・・出来すぎな一日でした(^0^)
 レコは、念願のSpanish HustleのUS12inchを、自分が決めていたプライスライン以下で出てたので、久しぶりの万越え購入! ただ、この辺は、昔であれば、金額的に絶対に変えない系だったのに、随分安くなりましたね・・・嬉しい限りです(^0^)

 
 毎度の散財報告でしたが、今回はフリマの御兄さんのおかげです・・・ありがとうございます!!




DJ Muro 「Manhattan Records presents Best 2001 HipHop/House」
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 今月は仕事の谷間でそんなには忙しくないので、頑張って更新しようかな~と思っております・・・が、何とも上手くいかない毎日が続いています(^^;)
 まあ、ボチボチ頑張っていきますが、そろそろ3周年記念のネタを仕込まないと・・・こっちの方が大変かも(^^;)

 ンなわけで、紹介するのを忘れてた(?)作品の紹介です~


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 私のライフワークの一つでもある「MUROさん」の作品で、いわゆる「外注」仕事な作品の御紹介です。

 この作品は、渋谷を代表するレコード店「Manhattan Records」が2002年元旦よりノベルティーとして配布したテープで、2001年に流行った曲のみでミックスした作品・・・つまり「Best of 2001」な作品です。
 記憶だと5000円以上でプレゼントだったと思います・・・この頃まではManhattanで普通に新譜を買って5000円以上になることがボチボチありましたので、普通に2本持っています(^^;)

 レコ屋のノベルティーテープ/CDって、Ciscoの方が記憶にある方は多いかと思いますが、Manhattanも有名で、Manhattanの方はどちらかというと「Best of」系のノベルティーを作ることが多かったかな~と思います。
 特に00年代になるとリリースする頻度は高くなり、ある時期はこの「Best of」系の作品が年中行事みたくなってたと思います・・・凄い面白いのはそんなにはないかな~と思います。
 ただ、たまにクラシック系のミックスとかを出してきたり、DaboがサイドMCを務めた作品があったり(Hazimeさんが製作したBest of 2000)、探すとイイのがあったりします??

 
 そんなわけで、2001年のベスト担当はMUROさんになるわけですが、配布になった時、結構驚いた方が多いかと思います。

 なぜなら、A面がHipHopで、B面がHouseという・・・ある意味「水と油」な構成になっているからです。

 今となっては、HipHopもHouseも壁があまりありませんが、この頃はまだ「壁」みたいのがあり、どちらかのジャンルを中心に買ってる方は、別のジャンルには全く手を出さない・・・みたいな感じがまだあったと思います。
 実際に、Manhattanも本店とは別にHouse専門店があったので、その分け方が「壁」を象徴になるのかもしれないですね・・・私も当時は本店は行ってましたが、それ以外ジャンルの店舗は勉強で覗きに行く程度でした。
 
 今回のお題目である「Best of」系に関しても、House方面もノベルティーを出すことがありましたが、HipHopとは別に作られることが中心だったと思います。
 まあ、客層がクロスしないし、興味外のジャンルのテープを貰っても嬉しくないはずなので、別にリリースされるのが自然でしょうね・・・


 ただ、この時期のMUROさんは「Super Samba Breaks」をリリースするなど、積極的にHouse方面のアプローチをしていたので、コレが実現したのかもしれないですね。

 なんでHipHopとHouseの両A面でリリースしたのかは謎ですが、どうせ作るのあれば一緒にしちゃった方が効率がイイよね・・・みたいな理由かもしれないっすね??
 でも、この両者の良さがプレイ出来る人って、MUROさん位しか当時はいなかったので、適任と言えば適任ですかね??


 ンなわけで、作品の紹介に行ってみましょう!!


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 先ほども触れたとおり、A面はHipHop中心のミックスで、B面はHouse中心のミックスになっており、2001年にヒットした曲をプレイしてる・・・そんな感じのミックスです。

 A面のHipHopでは、改めて聴いてみると「いや~、懐かしいね~」みたいな曲が多く、写真に上げた「Jay-Z / Izzo」とか「Beatnuts / No Escapin' This」みたいな曲が多いっすかね~

 2001年ぐらいは、既にメジャーHipHopには興味が薄れてきてたので、この辺の12inchは買ってなかったですが、サイファーとかで嫌になるぐらい聴いてたので・・・懐かしいな~と真っ先に思ってしまいます。
 どうしても「今現在」の尺度で聞いてしまうので、選曲面はキツいですが、ミックスの方はMUROさんらしい「小技」も聴いており、ツボを突いた2枚使いや、元ネタからのミックスなど・・・結構「グッ」とくる部分も多いっすね~

 一方、B面のHouseでは、当時流行ってたブラジル/サンバ系のHouseを多く取り上げ、割とアゲた選曲をしてますね!

 この時期のHouseは良く分からないのでアレですが、クロスオーバーなヒットをした「Tom & Joyce / Un Regard Un Sourire」みたいな曲や、EminemのStanネタの「Dido / Thank You」のHouse Mixなど・・・ゴリゴリのHouseファン以外でも楽しめる内容になってるかな~と思います。
 質感的には「Super Samba Breaks」な感じで、当時はHouseもしっかりと掘ってたんだな~と思わせる感じで・・・流石MUROさんですね!!



 んで、全体の説明をしたいと思いますが・・・残念ながらマアマアですかね?

 題材が「2001年のヒット曲」という大命題がある以上、これを逸脱した選曲は出来ないので・・・選曲面に関しての「殺してくれる」感は全くなく、淡々とミックスする感じですかね・・・
 また、ミックスにおいても、要所要所で「おっ」と思う2枚使いなんかはありますが、そんなに気張っては作ってないので、こっちの方もマアマアですかね~


 割と中古市場では出るテープなので、買いやすいと思いますので、興味がある方は探してみてくださいね~



 <Release Date>
Artists / Title : DJ Muro 「Manhattan Records presents Best 2001 HipHop/House」
Genre : HipHop、House
Release : 2002年1月
Lebel : Manhattan Records No Number
Notice : Manhattanのノベルティー作品(5000円以上購入でプレゼント)



Notie : CD再プレスについて
 1年くらい前ですが、Manhattandで今までリリースした過去のノベルティーを再配布するというイベントがあり、この作品も2枚組CDとして再プレスされました。
 流石に内容が内容なので飛び付かなかったですが、5000円以上で配布をしてたと思います・・・その内、中古で出てたら買うんでしょうね(^^;)



Notice : プラスチック製ケースについて

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 この作品は、一風変わったプラスチック製のケースに収納されています。

 何とも形容しずらい形状なのですが、カセットテープを蓋と蓋で挟み込むような感じで収納するタイプです。
 このタイプのケースは、割とこの作品がリリースした2000年前後にプレスしたテープに見かけるタイプで、個人的にはレコード店向けのアドバンステープでコレを使用したテープを見かけることが多いかな~と思います。

 ただ、このケースは・・・蓋の開閉部分が大変脆く、私のこのテープは上記のように真っ二つになっています(--;)
 乱暴に扱った記憶は無いのですが、何度か開閉してたら切れてしまいました・・・こんな理由があったから、市場では不人気なケースだったのかもしれないですね。

 ちなみに、文中でも書きましたが、このテープは期間中に2本ゲットしてたので、一本は全く聴かずに保管してたので、マニア的には無問題です(^^;)



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2015年10月25日 追記

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 2010年には、Manhattan Recordsは過去のノベルティーミックスを再プレスし、それを期間限定でノベルティー配布をしていました・・・
 MUROさんのこの作品も再プレスされましたが、結果的に配布数が少なく、今ではCDの方がレアですね・・・






Sgroove Smoove 「Dis-Co-Nnection 3」
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 そろそろ、夏物の紹介は終わりっすかね・・・今年も全然紹介が出来なくってすみません(^^;)

 ンなわけで、もう夏も終わりなので、夏の終わりに最適なミックスの紹介です~
 個人的な嗜好としてはストライクなスグルさんの作品の御紹介ですよ!


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 今までも何度か紹介をしたことがある4DJ's Records発のテープレーベル「Ke.T Drive」からの紹介で、オーナーである「Sgroove Smoove」さんの作品の御紹介です(^0^)

 このレーベルは、個人的には「レーベル買い」が出来るレーベルとして、見つければセッセと買ってますが、あんまり出ないんですよね・・・かなり揃ってきましたが、CDとかレゲエ系のがまだって感じですかね~
 ただ、ホントイイ作品が多く、オーナーのスグルさんの力量/センスがあってだな~と思い、沖縄のカヤさんのレーベルもそうですが、イイ作品を出すレーベルは、何か「一本」通ってるところがあり、素晴らしいですね・・・

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 んでは、早速作品の紹介にいきましょう!!

 以前の記事にも書きましたが、このスグルさんの作品の魅力は「HipHop Meets Garage」な点で、HipHop出身→今はGarageな私にとってはドストライクな選曲で、ホント素敵です(^0^)
 R&BとかBreakbeatsなんかを含むHipHop的な選曲&ミックスと、HouseやDanceClassicsなどを含むGarage的な選曲とミックスが上手く混在し、それがしっかりと一つのストーリーに仕上がってる点は聴きどころだと思います。

 この作品は、A面とB面が通しでミックスされており、全体的に「HipHop Meets Garage」な選曲が生き、前半は割とHipHop的な選曲でまとめつつ、後半に進むにつれGarage的な選曲でジワジワと上げてきて、上品なグルーブの作り方が大変イイです!


 選曲的には、HipHop系のレコは持ってなかったので、Garage系のだけの紹介になりますが、有名曲とマイナーな曲、知られてない曲や見逃し系の曲など・・・幅の広い選曲でヤラれます!

 例えば、写真左上のような「Sharon Redd / Can You Handle It (Dub)」のような定番から、70年代のCTI時代の作品は有名だけど、それ以降の曲はあんまり知られていない「Deodato / Night Cruiser」(写真右上)など・・・Garageっぽいのだけでも選曲の幅の広さが分かります。
 この当時でも鬼レアな曲(SessomattoとかRiscoとか)を普通にプレイしつつ、そんな高くない曲も普通にプレイしてて、この辺はグッときます。

 あと、写真は無いですが、この選曲の面白さはHipHop系でもあり、MUROさんがNippsと共演した曲のインスト(!)をBreakbeatsっぽく使用したり、今でも100円コーナーの常連(?)なWill Smithの曲を使用したり・・・上手いっすね(^0^)


 そして、それらの選曲は「ジャンルレス」にミックスされることが多く、これも魅力だと思います。

 例示でいくと、前半のHipHop的な流れからGarage的な流れに変化する過程で「Roy Ayers / Can't You See Me」(写真左下)から「Ten City / All Loved Out」に繋いでいきます・・・
 Garage→Houseへの繋ぎで、ジャンル的には違和感がないと思いますが、Roy AyersをHipHopのBPMの流れでプレイしており、その流れを受けてTen Cityに繋いでいき、曲をプレイしていく過程でGarage的な流れに替えてる感じがあり・・・この辺はジャンルレスでありながら「橋渡し」のプレイが上手いですね(^0^)


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 あと、作品の「流れ」も大変イイですね~

 ジワジワと上げていく選曲なんだけど、要所要所で小さな山や意外性を出しながらストーリーを繋いでいき、気づいたらその流れに乗りつつもテンションは上げられちゃう選曲で、こういうのは好きなんですよね(^0^)

 この作品は、インデックスによると夏の時期に作られた作品で、夏の「避暑地感」が出た選曲&ミックスになり、先ほども触れましたが、前半はHipHopっぽい選曲で攻めつつも、徐々にグルーブを盛り上げていき、頃合いを見てGarage系の選曲に移行して、ガンガンとは上げないまでも、適度な高揚感を演出しながら進んでいく感じがイイですね~
 最近よく書く表現ですが、夏の葉山当りの海に近い避暑地で、クラシックなオープンカーで適度に流すのに最適な・・・そんな感じですかね??

 それも、テープを全体的に聴くと、序盤は午前中で、太陽の昇り具合に合わせてグルーブが上昇しつつ、後半になると夕焼けに合いそうな感じにミックスしており、トータルでいくと「夏の終わり」な感じが大人で大変良いです(^0^)


 また、ピークタイムの演出も素敵で、この作品だとB面の中頃がそうだと思いますが、個人的にはアップな曲の流れで鬼定番な「Jackson Sisters / I Believe in Miracles」で更に押しつつも、そこからロングミックスでまさかの「真心ブラザース / Endless Summer Nude」に持っていくのが最高です!!

 この流れは、このテープの良さだったり、スグルさんのDJの良さを表しているところだと思うのですが、定番曲でも、超意外な曲でも、流れを重視して繋いでいっちゃう・・・これを真似出来る人はあまり「いない」と思いますよ!!
 選曲の流れとしては、先ほど例示した範囲だと段々と夕方に向かっていく位の時間帯で、盛り上がりの余韻を残しつつも、夕焼けの哀愁感を匂わせる選曲として真心を持ってるのは本当に参りました!

 真心自体、DJなりレコードを知らない人でも絶対に知ってる曲だと思いますが、コレを持ってくるセンスは素敵ですよね・・・
 しっかりとグルーブが繋がった真心は、凄いイイ曲で・・・勢い余って、レコードを探して買っちゃいましたよ!!


 
 ンなわけで、特に意味もなく聴いてたら、意外と夏に合うな~と思い紹介してみました(^^;)

 4DJ'sモノは、あんまり数はでないですが、あまり知られてない分、結構な確率で売れ残ってます・・・某ユニオンでもこのテープが一向に売れてないのが心配です(^^;)
 ただ、内容は凄くイイと思いますので、趣味が合う方は是非探して聴いてみてくださいね!!



 <Release Date>
Artists / Title : Sgroove Smoove 「Dis-Co-Nnection 3」
Genre : HipHop、R&B、UK Soul、Breakbeats、House、DanceClassics、Garage、JazzFunk、J-Pop・・・
Release : 2002年
Lebel : 4DJ's Records / Ke'T Drive

Notice : 参加アーティストについて
マスタリングでYouTheRock筋のJack"E"Lee氏が参加。
また、イントロのスキットでは、あの「Darth Reider氏(復活、おめでとうございます!)」と「King 3LDK氏」が参加してますよ!!







DJ Spinbad 「"Rocks The GasBah!!... " The 80's Megamix」
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 え~、ず~っと紹介しようと思ってましたが、上手く紹介出来る自信がなかったので・・・紹介するのをサボってましたが、スピ大先生の来日を祝し、紹介をしたいと思います!!

 結論から書いちゃうと、ミックステープの歴史を変えたと言ってもイイぐらいの重要作で、コレに影響を受けた方は・・・本当に多いと思うし、私自身も超影響を受けました!!
 内容的にはかなり特殊(?)な内容かもしれないですが、これこそ「HipHop」・・・いや、これこそが「ミックステープ」です!!

 もし、このブログを読んでいる方で、ミックステープやミックス作品が好きな方なら・・・絶対に「聞かないといけない」作品で、リリースされて十数年経ちますが、その魅力は今も輝き続いていると思います(^0^)

 毎度の手持ちレコードは少ないですが、これだけは気合を入れて書きたいと思います!!


 

(1)作品の概要

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 まず、Spinbadの紹介は久しぶりなので、少しだけ補足しておきたいと思います。

 90年代初期よりNY周辺で活躍をしているHipHop系DJで、90年代中ごろよりリリースしていたミックステープで名前を上げ、バトルDJ顔負けのDJスキルと、類まれなミックスセンス、そしてぶっ飛んだイルな作品性で、名作ミックステープを多数リリースしてきたお方です。
 ちょっと前まではNYのPower105の帯DJなんかをしてたり、NYでもかなり顔が売れているDJで、最近ではSnoopのオフィシャルミックスCDなんかをリリースしてましたが、今となっては「知る人ぞ知るDJ」かもしれないですね!!
 詳しくは、以前紹介した「この記事」に無駄に詳細を書きましたので、ご参照くださいね・・・

 まあ、一般的には「スキル」で有名になった方かな~と思いますが、とにかく彼が作った「ミックステープ」のレベルの高さは異常に高く、スクラッチやジャグリングなどのスキル面もさることながら、ミックスの展開の良さや、作品のイルさ加減が素晴らしく、日本を問わず、世界的に影響を受けた方が多いかと思います。

 その代表格はこの作品で、この作品をリリースしたことでシーンで男を上げ、一時期は「Spinbadのミックステープに外れなし」と言わしめたほど・・・この作品は重要だと思います。

 1996年頃にリリースされた作品で、タイトルの「The 80's Megamix」が示す通り、80年代の楽曲をプレイした作品なんですが・・・クラブとかとは縁遠く、全くもって無視されていた「ポップス」を、スピ先生が放つ超絶なスクラッチや2枚使い、そしてグルーブのある展開で攻め上げた作品です・・・
 いわゆる「ビルボードヒット」を題材にした作品で、今となっては珍しくない感じの作品かもしれないですが、リリースされた当時は、プレイされたような80年代の楽曲は一般的にも無視されており、その無視されていた曲で作り上げた点は面白く、何よりも「HipHopのDJはHipHopしかプレイしちゃダメ」みたいな風潮があった当時において、この作品のアイデアは画期的で、HipHopの本来の「自由さ(=何でもあり)」っていうのを教えてくれた作品なのかな~と思います。


 今回は(今回も?)、話したいことがいっぱいあるので、上手くまとめられるか分かりませんが、以下で色々なポイントを紹介しつつ、このテープの素晴らしさを紹介したいと思います!!




(2)作品の紹介


①製作の経緯

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 まず、この作品の紹介に移る前に、この作品がなぜ作られたのかを紹介したいと思います・・・あまり知られてない事実かもしれないですね!

 当時、Spinbadは、Cold Cutz CrewというDJ集団を結成し、ミックステープを中心とする「ミックス作品」を多数リリースしてて、ある意味でミックステープがDJにとっての「作品」であることに誇りを持って様々な意欲的な作品をリリースしていたようです。

 ただ、時代的にはアンダーグラウンドだったHipHopがメジャー化し、最新のヒット曲しかプレイしないDJも増え、そういったDJ達の方が儲かっている時代になってきました・・・

 その代表格が、今となっては懐かしの人ですが「DJ Crue」で、DMXやJay-Zといった売れ線のラッパーの曲を、本人たちから真っ先に貰い、それを「New Shit!」とか言いながらプレイする・・・ある意味、DJ技術よりも「政治力」の方が強いDJがシーンの中心になってきました。
 日本ではアレですが、ラジオよりも早くテープに収録されちゃうことも多く、NYなんかでは新作テープをリリースすると相当な数が売れ、Crue自体の評判もうなぎ上りになっていた・・・記憶があります。

 しかし、DJやミックステープという存在を、ある意味「アーティスティック」に考えていたSpinbad達にとっては、こういったCrueみたいなDJが作るテープや、そういったレベルの低いテープが売れる風潮が面白くなかったようです。
 実際に、写真右のような反Crueをタイトルにもじった作品もリリースしてるぐらいで、結構頭にきてたみたいです・・・

 そして、それに対抗するべく、実は「遊び」の意味で作ったのがこのテープと言われています!!

 つまり、Crueの言う「New Shit!」の反対である「Old Shit!」で攻めたのがこの作品で、CrueみたいなDJが一番毛嫌いしそうな「ダサい80年代のポップス」で作品を作ったそうです!!
 当初はジョークのつもりで作り始めたそうですが、スピ先生の先輩筋に当るJazzy Jeffに「完成させるべきだ」と言われたそうで完成させたようで・・・本人もそんなに売れるとは思ってなかったみたいですよ!


 まとめると、確信犯で作ったわけでなく、上記のような「実は適当」な流れがあって作ったわけですが・・・リリースしたらなぜか作品は全世界で受け入れられ、かなりの人が影響を受けたと思います!!
 
 んで、以下でやっと作品の紹介に移りますね~



②選曲について

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 まず、選曲面の話からしましょう!

 先ほども触れたとおり、80年代の楽曲における一般的な「ポップス」をメインにした選曲で、スピ先生は「ダサい80年代のポップス」なんて言ってますが、あながち間違ってないかな~と思います。

 とりあえず、借り写真で収録曲を並べてみましたがHall&Oatesだったり、Cyndi Lauperだったり、David Bowieだったり、Frankie Goes to the Hollywoodだったり・・・誰もが知ってる洋楽ポップスをプレーしてて・・・まるで夜中の通販でやってる「青春の80'sボックス」みたいな選曲です(^^;)
 一番明確な表現は「80年代のビルボードヒット」という表現が近いと思いますが、Rock、NewWave、Dance、R&B・・・などあの時代の「ポップス」の代表的なところを多くプレイしてます。

 まあ、日本人で、世代がちょっとずれてる我々にとっては「なんか聞いたことがあるな~」って感じだったり、逆に聞いたことがなかったので新鮮だったり・・・するわけですが、スピ先生たちにとっては「ガキの頃に流行ってた歌」みたいな感じなのかもしれないですね?

 ただ、そういった昔のヒット曲は、その時はヒットしたけど、別のヒット曲がその座を奪い、時代の流れと共に忘れ去られてしまう運命あり・・・誰も「聞かない」運命があったりします。
 それどころか、そういった曲を聞くこと自体がダサい行為になったりする場合もあり・・・聞くこと自体がタブーみたくなる場合もあるかな?と思います。

 また、今となっては、こういった80年代のポップスは、音楽のサイクルが一回りしたのか、普通に聞けるようになったと思いますが、この作品をリリースした90年代中ごろは、全くもって無視されており、へんな話、レコ屋では投げ売りをされてましたね・・・
 実際に、私がレコードを買い始めた90年代中ごろでも、これらのLPは100円ぐらいで投げ売りされてるけど誰も買わない・・・そんな運命でレコ屋の隅に追いやられていましたね・・・特に、この作品がリリースされた90年代中ごろは一番ひどかったと思います。


 そんな、ダメな曲をスピ先生のDJでミックスするわけですが・・・これが「とんでもない」ことになります!!

 以下で詳しく御紹介しますね~



③DJミックスについて

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 ミックス的には、完全な「HipHopミックス」で、バリバリの2枚使い&スクラッチ、ブレンドミックス、カットイン・・・などを駆使してミックスしていきますが、そういった「HipHopミックス」とは無縁なはずな80年代のポップスを擦り倒し、スピ先生のレベルの高さによって「とんでもない内容」になっています!!

 90年代中ごろの時点でこんなことをしようと思うDJがいなかったのに、こんな作品を作っちゃったことがいかにもHipHopらしく、真っ先に評価しないといけないのですが・・・先に技術関係の話からしたいと思います。


 まず、A面のイントロでは、今ではクラシックな「Hall&Oates / I Can't Go For That」イントロブレイクの2枚使いから始まりますが、しょっぱなから超ドープな2枚使いでヤラれます!!
 2枚使いの話に関しては、下でもうちょっと詳しく説明をしますが、全編に渡って鬼カッコいい2枚使いが炸裂しており、メチャクチャイイですね・・・
 この辺は聞かないとアレですが、2枚使いされる運命になかった曲達が2枚使いやスクラッチをされることでココまでカッコよく聞けるのにはビックリすると思います!

 また、色んな曲の上でスクラッチを入れてくるのですが、コレも絶品でヤラれます・・・
 特に「言葉系」のコスリが最高で、分かりやすいのだと「Queen / Another One Bites The Dust」で、サビのところで「Bite」って擦ってます・・・この曲は「Chic / Good Times」のベースラインをパクったことで有名なので「Bite(=パクってる)」って擦ってます!!
 コレ系だと「Cyndi Lauper / Girls Just Wanna Have Fun」で「Bitch(=Cyndi Lauperのキャラを指してる)」と擦ってたりしますが、随所に渡ってその曲に合ったフレーズを擦ってて・・・私自身も英語が完全に分からないのでアレですが、センスの高さが違いますね!!


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 あと、この作品では2タンテ1ミキサーの一発撮りではなく、タンテのミックスとMTRを駆使して作ったミックス作品で・・・通常のDJミックスでは出来ないことを多く取り入れた作品作りをしています。

 その中で「映画やドラマなどの会話」を巧みに混ぜているのですが・・・これもドープですね!!
 こちらは英語なり、なぜ入れたかの意図が理解できないと分かりませんが・・・その曲やアーティストに関連する内容だったり、その曲に近い意味の会話をミックスしてて・・・最高です!!

 例えば、フィットネスのPVで有名な「Olivia Newton-John / Physical」であれば、なんかのドラマの会話で「Let's Initiation Begin・・・」という言葉の後、カットインでOliviaの「♪Let's Get Physical~Phsical~」という歌詞に繋いでいきます。
 一見、「Let's」という言葉で繋いでるのかな~と思うし、PhysicalがダイエットのPVで印象的なので「Initiation(儀式)を始めよう」=「運動開始」みたいな意味なのかな~とも思います。
 しかし、その元ネタの映画だったり、Physicalの歌詞なんかを総合的に考えると・・・その繋ぎがメチャクチャ凝っててヤラれます!!

 元ネタの映画(Revenge of the Nerds/冴えないオタク大学生が同じ大学のヤリチン同級生にいじめられるが、逆襲する・・・みたいな映画)からは、オタク達がエリートの同好会に入会希望に行くと、愚息にコンドームを着けて山羊とヤルのが入会の条件だ・・・とドッキリをしかけられるシーンの会話を使用しています。
 んで、なんでPhysicalに繋げるかというと、この曲は意訳をすると「Hしたい」って言ってる歌で・・・山羊とヤルを受けて「ヤリ」ネタで繋げているんですね!!
 実は、この曲、歌詞を深く聞いちゃうと「Hしたい」って曲だったのを、PVなんかではそのイメージを回避するためにフィットネスの話題に転換してたそうで(それでも最後のゲイネタは露骨かな?)すが・・・英語が分かると「大爆笑」な繋ぎだったんですね!!

 コレ以外にも、超ドープな「映画の会話」繋ぎが炸裂してて・・・スピ先生がYouTubeもなかった時代に、VHSなどでその声を掘りだし、MTRで処理してる姿を想像すると・・・この人はホント「イル」で「センスがメチャクチャ良い」んだな~というのが分かります!!


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 また、MTRでプレイしてるので、スピ先生の代名詞である「セルフミックス」もプレイされていて、Sucker MC'sのインストをブレンドミックスした曲をプレイしてたり、あの「We Are The World」ではドラムンをブレンドしたり・・・こっちもぶっ飛んでますよ!!
 結構、この辺もビビった方が多いかと思います・・・ちなみに、この辺のセルフミックスの曲は、数年後の12inchでプレスしてましたね・・・ただ、意外と使いづらいっすね(^^;)

 
 んで、全体的な流れの話も入れておくと、明確な流れは無いものの、緩急をつけた選曲&ミックスが素晴らしく、非常にノレるミックスになってます。
 
 特に、この作品においては「スピード感」のつけ方が上手く、気づいたらその勢いに乗らされちゃってる感じが上手いっすね・・・
 2枚使いなんかが顕著なんですが、印象的なビートを2枚使いして勢いを増やしつつも、流れの中でビートダウンで2枚使い入れ、一度クールダウンをしてからまだ通常のビートに戻したりするので、聞いてる者を更にビートに乗せてきたりしてて上手いっすね!!


 そんなわけで、HipHopと関係ない曲達をHipHopの曲と同じようにミックスすることで、曲に躍動感を与え、全く違う価値観で聞かせちゃう辺りが素晴らしいです!!

 特に、スピ先生にしか出来ない「技術面」の功績が大きく、そのレベルの高さは・・・誰にも追いつけません。




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 ただ、個人的な話だと、凄いレベルの高いスクラッチとか2枚使いなんかをしてるんだけど、実は「アイデア」で勝負してる部分も多く、そのアイデアが「実はシンプル」だったことに驚いたことがあります!!

 久しぶりに音源のアップ&自作の図の登場ですが、その「実はシンプルなアイデア」の点を一つ指摘したいと思います。
 この作品のベストルーティンに上げる方もいるかもしれない「Hall&Oates / Maneater」の2枚使いです!!

 上の動画はこの作品でのプレイで、開始20秒目ぐらいからスピード感のある2枚使いを20秒ぐらいしてて、よく聞かないと分からないぐらいの完成度の高い2枚使いなんですが、オリジナルのベースラインの崩し方がカッコよすぎです!!
 この2枚使いも、印象をつけながら、ちょっとスピードダウンを入れた2枚使いなので、終わった後にオリジナルのビートに戻った時の疾走感も素敵ですね!!

 んで、このルーティンがどうやってプレイされているのかを説明すると、私が作った図(クリックして拡大してね)のように、この曲はベースラインが2拍ずつのタイミングで変化する曲なんですが、実は図でいう①と③の部分を2枚使いしているだけなんですね!!
 つまり、半音ずつ変化していくベースラインを入れ替えただけなんですが、コレだけでかなりインパクトのある変化をしており、その後はフェイクやビートダウンをしながらの2枚使いなので、ちょっと技術が要りますが、そんなに難しいことをしていないんですね!!

 私自身は、コレを聞いたのが高校生の頃で、Hall&Oatesのベスト盤であれば100円で投げ売りされてたので、コレを真似したく速攻で2枚買って、色々と実験をしてたら発見をして、そのシンプルさにかなり驚いた記憶があります。
 無論、結構頑張って練習して、コレに近い2枚使いが出来るようになり、試しに10数年ぶりに同じ2枚使いをしてみましたが、まだ何とか出来ました(^0^)


 スクラッチとか2枚使いって、相当練習をしないと上手くならないと思いますが、実は「アイデア」の部分もかなり重要で、そのアイデアに関しては、練習以上に発想力の方が大切だ・・・ということの証明みたいなルーティンで、個人的には結構刺激を受けました。

 そう、Spinbadって「アイデア」の人で、それがあるから他のDJよりも優れた作品が作れるのかな?とも思います!!

 もちろん、基礎としてのDJ技術の高さもあってだと思いますが、こういった2枚使いのアイデアだったり、作品でのワードスクラッチだったり、スピード感のあるミックスだったり・・・そして「無視された曲でミックス」をしたことだったり・・・やっぱり「アイデア」を出すことが優れてるんだと思います。

 DJミックスって、ただ単に「次の曲に繋ぐ」行為ではなく、そこに何らかの「アイデア」を入れて曲を繋ぎ、それによってプレイする曲が更に良くなる・・・ことだと思います。
 この限りにおいて、スピ先生の作品やミックスは、実はDJ技術以上に色んな部分で「アイデア」が光っており、それが作品やミックスを良くしてると思います!!



③作品の価値

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 んなわけで、作品の詳細は終わりますが・・・次はこの作品が生んだ「価値」を考えたいと思います。


 まず、この作品は結果として「無視された曲」を、その無視された理由(ダサい)で作った作品ですが、期せずして「新たな価値観」を生んだと・・・私は思います。
 つまり、こういった「無視された曲」をあえて使用し、それらの曲を「DJミックス」することで「新たな価値観」を生んだ・・・という点です!!

 実際のミックスの内容は、あんまり上手く指摘できませんでしたが、上記のように常人の感性を超える内容にになっており・・・それまで「ダサい」と烙印を押されていた曲達が、スピ先生の超絶技術によってプレイされると「カッコいい曲」に生まれ変わる効果があり、それがこの作品の重要点だと思います!!
 こればっかりは聞いてみて、その人が反応できるかどうかに関わってきますが・・・私のブログでの永遠のテーマでもあります「DJミックスすることでプレイする曲が更に光る」みたいなことを、HipHopの技法で実践しており・・・これこそ「ミックステープ」の醍醐味を体現していると思います!!


 また、当時って、HipHopが好きならHipHopしか聞かない!みたいな風潮があった中で、こういったHipHopとは無関係な曲でミックスしたのに、HipHopの作品として成立させちゃった点は・・・メチャクチャ大きいですね!!
 
 特に日本においては、この作品がリリースされた90年代中ごろは、DJブームとかHipHopブームがあり、HipHop自体の人気は熱かったですが、黎明期ゆえの虚栄感っていうのかな・・・参加者の知識がない分「俺はこれ一本」という虚勢が蔓延っていたと思います。
 なので、HipHopに近いのはまだOKだけど、一歩外に出たらアウト!みたいな不文律があったと思います。

 ただ、HipHopという音楽の歴史を考えたら、そんな考え方はなく、OldSchoolのDJが、観客をロック出来るブレイクビーツをジャンル関係なくプレイしてたし、サンプリングが本格化した頃には、ジャンルを関係なく、カッコいいループやドラムがあれば抜いてた訳で・・・そういった「俺基準」で音楽をブッた斬ってたのがHipHopの本当の魅力だと思うんですよ!!
 それこそ、楽器がプレイ出来ない(=買えない)キッズ達が、タンテ2台とミキサーでクリエイト出来る音楽がHipHopで・・・既存の音楽の概念をブッ飛ばした「自由さ」がHipHopの魅力なんだと思うんですよね。

 その限りにおいて、このSpinbadの作品は、HipHop本来の「魅力」を結果としてシーンに知らしめた効果があり、これを聞いて「これこそがHipHopだったんだ!」と痛感した方が多いと思います!!

 これに関しては、私は間違えなくそうで・・・ホント影響を受けました!!

 当時(97年ごろ)は、やっとHipHopの歴史や構造が分かってきて、その自由さにヤラれ、更に好きになった時期だったのですが、この作品はホントショックでした・・・だって、HipHopと無関係なはずの曲が、スピ先生のミックスによってHipHopになるんですから・・・ピュアな高校生(?)にとっては「毒」以外の何物でもないですよ(^0^)
 個人的には、これを聞いて、ジャンルに固執する必要なんてないんだな~とか、世間の目よりも自分がイイと思うものを追求すればいいんだな~とか・・・なんらかんら言って、今の自分を作り上げた契機になったように思います・・・誰も追求しないミックステープを追い求めてたり、気づいたらHouseとかの方が好きになったのもスピ先生のおかげです(^^;)


 あと、指摘したいのが・・・レコードを「掘る」という行為においても「大切なこと」を教えてくれた点だと思います。

 この作品を評した時に、必ず出ててくる名言が一つあります・・・当時のDMRのスタッフの方が、この作品の紹介文で「テープに入ってる曲を全部買ったとしても1万円以下!」といった文章があります。
 レコードを現役で買ってない方にはピンとこないかもしれないですが、これを解析すると「中古で収録曲を買えば1万円以下でテープが完成しちゃう」って意味で・・・大半の曲が中古屋で100円で投げ売りされてる「死んだレコード」で作ってるんだよ!って意味だと思います・・・
 
 そう、レコードを掘る行為において、高い値段の曲がイイ曲だ!と思いがちなところにおいて、100円でもプレイの仕方によってはカッコ良くなる!っという点を教えてくれたんですね!!

 この点は、当時の私はホント影響を受け、高校生でお金もそんな無かったので、ユニオンの100円コーナーでこのテープに収録されている曲を掘り、色々と勉強させて貰いました!!

 当時は、HipHopバブル真っただ中で、今となっては大したことのないHipHopの曲が平気で万近で売られてて、金額が唯一の価値判断の材料に近かった少年たちにとっては、高根の花こそ素晴らしい曲だと思いこんでいました・・・
 ただ、この限りにおいて、レコ屋の壁に飾ってある曲ばっかりが素晴らしい曲ではない!っということを体験的に教えてくれたのが・・・私としてはコレでした!!

 その痕跡が、だいぶ上の方に貼ったHall&Oatesのベスト盤で・・・邦盤なら100円以外で売ってないという超名盤(?)で、このLPを使ってManeaterの2枚使いは勉強しました・・・以前書きましたが「全裸インピーチ」級に、夏の暑いさなかに全裸で2枚使いをしてた記憶があります(^^;)
 その他にも、邦盤のLPであれば、収録曲が大半が100円で買えたので、上野のユニオンとかお茶の水のユニオンのロックコーナーの隅の100円箱を掘ってましたね・・・この話は結構重要で「ジャンル外の箱で掘れ」ってことを学んだのもこの作品のおかげかもしれないっすね!!

 死ぬほど擦ったManeaterは、今となっては、その値段よりも数10倍高いアメ盤12inch(と言っても2000円ぐらい)も買いましたが、汗が染みたこのレコードだけは手放せず、今もUltimateと同じ「2枚使いレコ」のコーナーに収納されています(^0^)
 HipHopという「己の創造性」を大事とする音楽において、こんな原始的な体験をさせてくれたんだから・・・ホント「感謝感謝!」ですね!!




(3)まとめ

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 そんなわけで、最後は分かる人にしか分からない画像で締めますが・・・ホントこの作品は「超ヤバい作品」だと思います!!

 書き忘れた点を書けば、ミックステープにおける「コンセプトミックス」のはしりで、DJにしか作れない世界観が聞きどころで、まさに「ミックステープ」という言葉が当てはまる作品だと思います。

 Spinbadの作品には「This is a DJ Tape, Not a Compilation」と必ず書いてありますが、まさにその言葉を体現した作品で、このブログの「根幹」となる力を兼ね備えた作品だと思います!!
 つまり、DJという特別な存在が作りあげた、一つの「作品」な訳で・・・これに関しては、誰も見向きもしない食材を、Spinbadという優秀な料理人が、一般に蔓延っているセオリーを無視して、自分流にアレンジしまくり・・・誰にも作れない「フルコース」を作った・・・そんな作品で、DJという存在の「素晴らしさ」を体現してくれた作品だと信じています!!

 この作品が出た時点で、日本においては、MUROさんや辰緒さんのような優れたコンセプトをもった作品をリリースしてた方がいましたが、これほどまでに明確に「DJミックス」の意味を教えてくれた作品はなく・・・個人的には「ミックステープ」の素晴らしさを分かりやすく教えてくれた作品だと思います。
 

 ただ・・・ただ・・・このことは書きずらいのですが、この作品を「今」聞いた場合は・・・残念ながら、私たちがリアルタイムで聞いた「感動」は無いのかな~とも思います。

 多分、作品を聞いた時の「衝撃」ってところだと思うのですが・・・今となっては何でもプレイしてもアリだ!って意識が平均化しちゃってるので、それが「普通でない」ってことを知らない前提で聞く訳ではないので・・・悲しいかな衝撃は少ないですよね。
 それはまるで、コロンブスが新大陸を発見した時の感動に似てて、私たちはそれを肉眼で見たので衝撃を受けたわけですが・・・今の人たちは、そのコロンブスが見た事実を教科書とかで知り、後で体験するような形なので・・・グッとこないと思うんですよ。
 まるで、禁断の果実を、何も知らないでかじり、その味に酔いしれるのか・・・ある程度予備知識があった状態でかじり、その答え合わせで味合うのか・・・そんな「時代性の壁」が出てくると思います。



 もし、この作品を、皆さんに真剣に聞かせたいのなら、MP3をダウンロードしたiPhoneで聞くのではなく、またタイムトリップしてこの作品が出た90年代中ごろに戻って聞くのでもなく・・・何も知らないキッズの頃に時間を巻き戻して聞いてほしいと思います・・・

 無論、作品の技術論や内容としても最高なんですが、これほどまでに「時代を揺さぶってくれた作品」は無く・・・ある意味、この時代に聞いても魅力の全てが分からない作品なのかな~と思います。
 なので、その魅力を代弁するべく、かなり真剣に書いてみましたが・・・私の言葉不足で全ての魅力は語れませんでした・・・



 私がこれほどまでにミックステープを追っている原体験になったテープの紹介だったので、必要以上に熱くなってしまいましたね・・・

 これを書くに当り、久しぶりに聞き直してみましたが・・・残念ながら当時のように「熱く」は聞けなかったです・・・1000本記念の時に話しましたが、ウチの犬と夜の散歩の時、コレを聞いて爆走してましたが・・・その時の「疾走感」は、残念ながら戻りませんでした・・・
 
 ミックステープとかミックスCDって、その時の「時代性」も実は大きく左右されてるんですが、その時代性をある意味「味方」にしたのがこのテープかもしれないですね・・・私はそれを「味方」に出来たから幸せですね!!

 ただ、この作品こそ「ミックステープの古典」にしたいんですよ・・・いや、古典じゃない・・・正しいのは「クラシック」ですね!!

 ミックス作品が「DJの創造物」であることを考えれば、これほどまでお手本になる作品はなく、こういう作品を聞いて、もっと意欲的な作品が出ることを切に望みたいと思います・・・
 それこそ「This is a DJ Tape, Not a Compilation」と胸を張れる作品がもっと沢山リリースされることを願いますので、プロのDJほど聞いてもらいたいと思います!!


 頑張って書いてみましたが、あんまり上手く書けなかったかな・・・自分が「ヤバい」と思ったことを文章に起こすのはホント難しいですね・・・
 ミックステープ的には、かなり本数が売れたので、中古市場で簡単に遭遇出来るし、今となっては簡単にDL出来るし・・・かなり聞きやすい作品だと思いますので、この文章を読んで興味が出た方は是非聞いてくださいね!!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Spinbad 「"Rocks The GasBah!!... " The 80's Megamix」
Genre : 80's Pops (Rock、R&B、NewWave、Pops)・・・
Release : 1996年ごろ
Lebel : Cold Cutz Crew No Number





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<作品に関わる小ネタ集>


①関連作品について

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 かなりマニアックな指摘ですが、この作品は影響度が大きいだけに関連作がボチボチありますので、紹介をしたいと思います~♪

 写真左は、この作品の第2弾の作品(80's Megamix Part2)で、第1弾の作品を更に進化させたような感じですかね・・・「Eye of the Tiger」の超ドープな2枚使いなど、こっちもヤラれるところは多いっすね。

 んで、写真右のは・・・結構レアかも? 今回の作品のちょっと後にリリースされたと思われる作品で、スピ先生の盟友である「JS-One」がミックスした作品で、スピ先生の80'sの「70年代版」な作品で、スピ先生も共演しており、コレも結構ドープな作品ですよ!!
 ただ、録音状態があまり良くなく(録音レベルが低い)、かなり聞きづらいのが残念・・・また、市場では殆ど見かけない作品なので、聞きたい方は気合を入れて掘ってね!!


DSC07702.jpg DSC07703.jpg

 今度はCD編の紹介ですね!

 写真左は、スピ先生が作った「80's Fresh Mix」という作品で、先ほど紹介した第2弾のテープの内容を膨らませた感じの作品です。
 あんまり詳しく聞いてないので、アレですが・・・これはコレでイイかも??

 んで、写真右は、近年にスピ先生がリリースした作品で、90年代楽曲のみでミックスしてますが・・・スピ先生のロック趣味が大爆発したある意味マニアックな作品だと思います?
 元々、ネットで先に配信されてたのを、日本限定でCDプレスした感じな作品で・・・マニアは実物が欲しいので、つい買ってしまいます・・・ただ、これもあんまり聞いてないっすね(^^;)
 


②製作環境について

yamaha.jpg
                     ※写真はイメージ図です

 文中でも触れましたが、この作品はターンテーブルミックスではなく、タンテのミックスとMTRを駆使して作った作品なんですが・・・そのMTRの話が面白いですよ!

 この作品を作った頃は、当然デジタルな環境はなく、当時のスピ先生はYamaha製の「カセットテープ式のMTR」を使用してたそうで・・・それも4TRというチープなやつなんだけど、1ラインは壊れてて、実質3トラックでこの作品を作ったそうですよ!!
 つまり・・・この作品は「ピンポン録音」を駆使して作った作品とも言え・・・イントロなんかはミックスダウンに1週間ぐらい作業を要したらしいです!!

 今だと簡単にPCで作業出来ちゃう訳ですが・・・かなり手垢を付けて作った作品だから「味」があるのかな・・・
 ただ、こういった点を知ってると、この作品の「音の悪さ」が理解できますね・・・ピンポン録音のしすぎは良くないですね(^^;)

 あと、使用曲は大抵が2枚使いをしてるので、レコを2枚揃えてる訳ですが、モノによってはLPと12inchで普通にジャグってたらしいです!!



③ジャケの元ネタについて

breakfast.jpg

 この作品のジャケットは、アメリカで85年頃に公開された「The Breakfast Club」という青春映画(?)をパロったジャケになってます!!
 映画のことは全然分からないですが、調べちゃいましたよ・・・見比べてみるとかなり細部にまで拘ったサンプリングでイイですね!!

 ちなみに、この映画もそうですが、作品中で映画やドラマの音声を効果的に使用していますが・・・日本人には全く分からない感じが困ったものです(^^;)



④音源のダウンロードについて

Spi_80.jpg

 最後は、嬉しい情報かも?

 この作品に関しては、なんとスピ先生のサイトに音源がアップされており、無料でダウンロードが出来ますよ!!

 コレだけ、色々と書いたから、興味がある方も多いと思うので、聞いてみたい方はスピ先生のサイトから探して聞いてみてね~♪
 私は落として聞いてないのでアレですが、トラックリストを見ると途中で終わっちゃうみたいっすね・・・あと、その他にも色んなミックスが上がってるので興味のある方は聞いてみてね!!

 


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追記 2011/09/21

コメントを頂きました「koutaさん」より、作品中でミックスされた「映画のトークシーン」のネタの情報を頂き、映画ネタの部分を大幅に修正致しました。
この記事において、映画関係の情報は、全てKoutaさんより頂いた情報になります。予めご了承ください。

メールで情報交換をさせていただいたのですが、私と同じく、この作品に並々ならぬ思い(超イルですよ!!)があり、個人的に超感動してしまったエピソードもありましたが、その内容はココで書かないといけないと思い、Koutaさんに了解を頂いた上で、紹介の修正を行い、更に書ききれなかった内容は下記で紹介をしたいと思います!!

koutaさま、ご指摘、ホントありがとうございます(^0^)
なお、エピソードに関しては「この記事」で紹介を致しましたので、ご参照ください!!



< 映画ネタについて >

erumugainoakumu.jpg ghost-busters.jpg

 文中でも指摘しましたが、映画のワンシーンなり、TV番組のワンシーンを「ネタ」みたいな形で挿入しているのですが・・・これが超ハイレベルで、DJミックス以上に凝っており・・・Spinbadのイルさや非凡さを表している部分が多いです。

 大部分が、収録されている楽曲と同じ「80年代の映画」で・・・いわゆるポピュラーヒットをした大衆映画の類で・・・収録された楽曲と同じく「無視された映画」を多数使用しており・・・日本に置き換えると「テレビ東京の昼間にやってる映画」です!

 私も、この点はあまり知識がなかったですし、その映画なり、その映画の会話の意味だったり・・・かなり「英語力」が分からないと理解できない部分なのですが、Kouta様にご指摘いただき、そのイルさに再度ヤラれております・・・やっぱりこの時期のスピ先生が最強だったところが如実に出てると思います!!

 では、その映画ネタの一部を紹介したいと思います!!

 まず、B面の一番最初では「Queen / Another One Bites The Dust」がプレイされるのですが、このプレイの前にはある映画の会話シーンがミックスされています。
 このシーンでは「エルム街の悪夢」のワンシーンを挿入しており・・・Queenの曲が「地獄へ道連れ=殺してやる」みたいな意味なのでネタに使ったと思われます。
 ただ、ご指摘を頂いたKoutaさんからは更なる指摘があり、エルム街の悪夢のキャラである「Freddy Krueger」と、Queenのボーカルである「Freddie Mercury」「Freddie繋がり」も・・・あると思われます!!

 その他にも「Back to the Future」「Beverly Hills Cop」、ジャケネタな「Breakfast Club」など・・・80'sフレイバー(テレ東の午後の匂い!)が満載なセレクションでヤラれます!!
 それ以外にも、TVの音楽祭的な番組の前振りのシーンを使用したり(Hall&Oates / Maneater)・・・どうしてこんなに凝るんだろう・・・って位、凝ってますね(^0^)

 ただ、この点って、凄い重要で・・・アナログのレコードを掘るのと同じで、昔のVHSなどを見て、抜けそうな部分を抽出してる訳で・・・それこそ、DJ Premierが一般人には分からない「音」を聞きとり、ループしたら最高なトラックになる・・・みたいなHipHopの精神がココにも生きていると思います!
 それも、名作映画とかではなく、過去のヒットした「微妙な映画」から抜いてきたり・・・VHSとMTRという超アナログな材料/機材から抜いてくる訳ですから・・・Koutaさんの言葉を借りれば「ぼんくら」の極みですよね!! 
 ホント、こういったセンスの良さが素晴らしすぎます!!


 んで、その極みが・・・未確定ではあるのですが「モノマネ・シャウトアウト」ですね!!

 これもkoutaさんにご指摘いただいた点なのですが、B面の最後で関係者からのシャウトアウトがあるんですが、それがバックでプレイされている歌手のモノマネをしてるんじゃないか?というところがあります。
 例えば「Ray Parker Jr. / Ghostbusters」では、Spinbadが属していた「Cold Cutz Crew」のメンバーらしきDJ(おそらく、本作品にも参加してるA.VeeかJS-Oneかな?)からシャウトが入ってるのですが・・・何となくRay Parkey Jrっぽいスムースな喋りでシャウトしてます!
 これ以外にも、この前の曲でもモノマネ・シャウト的なこと(Duran Duranの曲)をしてるっぽいのですが、ほんと「どうでもいいこと」なのに、そこまで凝ってしまうスピ先生のセンスには脱帽ですね!!
 この点は未確定ですが、そうだったら・・・ホント最高ですね!!


 映画ネタは、個人的にも分からない部分が多く、あえて触れなかったですが、Koutaさんにご指摘いただき、その深さに痛感致しました!!

 ここまでくると・・・Spinbadって「き●がい」なんじゃないか?と思うほどヤバいっすね・・・こういうのって「ヤッたもの勝ち」なところもありますが、ヤッてしまった時点でゲーム差20位をつけちゃうセンスのイルさが素敵です!!
 だって、これを「96年」というアナログ時代にやってた訳ですから・・・今の時代にProToolとかのPCミックスで簡単に作った訳ではなく、YouTubeもDVDもない、VHSしかない「アナログ時代」に作った訳ですから・・・この発想力には勝てません!!

 この作品自体、遊びの一環として作ったとはいえ、ココまで「イル」で「深い」作品は無いですよ・・・聴いたことは無い方は、理解できなくっても是非聴いてみてくださいね(^0^)

 ちなみに、これもKoutaさんからのご指摘なんですが、スピ先生のサイトにいくと、シャウトアウトの音源が流れるのですが、そのシャウトのなんかにはMCなんかにまぎれて俳優さんなんかのシャウトもまぎれています・・・アル・パチーノとかチャーリー・シーンなどの有名どころや、マニアックな俳優さんまで網羅されています・・・
 もしかしたら、スピ先生は「映画マニア」な部分があるのかもしれないですね・・・こういうところが繋がってくるとなんか嬉しいです(^0^)











DJ Spinbad インストアプレー(@渋谷Manhattan Records 2011/09/03)
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 あ~あ、あんまり上手く撮影出来てなかったや・・・すみませんね(^^;)

 突然な更新ですが、私のアイドルである「DJ Spinbad」大先生が久しぶりに来日し、渋谷のManhattanでイベントがあったので行ってきたので、その報告です~


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 Spinbadは、NYのHipHop系DJ/Producerで、超絶スキル独特の高揚感のあるミックスを駆使しつつ、誰にも真似できない変態的な感性を爆発させ、あまたの名作ミックステープを作った方で・・・90年代後半においては、彼に影響を受けた方はメチャクチャ多いと思います!!

 私もその一人、テープはホント聞きまくったし、今でも好きなテープも多く・・・とにかく好きなDJの一人です(^0^)

 まだ、あんまりスピ先生の作品は紹介してないですが、興味のある方は「こちら」に過去記事のリンクがあるので、読んでみてくださいね!!


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 んなわけで、イベントの報告です(^0^)

 代官山airで行われるStuusy関係のクラブイベントにブッキングされた流れでManhattanでイベントがあったようで・・・昨日は仕事でしたが、定時に上がり、そのまま渋谷に直行しました。

 Mの2Fで6時から30分程度のプレイで結構お客さんも多く(意外と娘っ子が多かったね!)、ついた時にはイベントが始まってて、後ろの方にしか入れなかったですが、流石のSpinbad節炸裂でグッときました!!

 私としては、何度か来日しているけど、タイミングが合わなかったりして・・・実はスピ先生のクラブプレーは聞いたことがなく、生で聞いてみたいな~とずっと思っていたので、今回のプレーは短かったけど、かなり満足でしたよ(^0^)

 MacBookを持ち込んでのセラートでのDJセットでしたが、代名詞のスクラッチや2枚使い、非凡なミックスセンスは健在で・・・いや~、やっぱり上手いっすね!!
 LLメドレーからの「Rock The Bells」の2枚使いや、ビギー声ネタからの「Juciy」へのミックスとか、RUNDMCの「Peter Piper」の2枚使いとか・・・終始、首をふらさせつつ、中指と薬指が動いちゃう・・・そんな感じのプレイで、元気を貰いました!!
  最初は声を押さえてましたが、段々とラップしたり、声を出したり・・・反応せずにいられない感じで、一人無駄に汗をかいてましたね~(^^;)

 ただ、あれっすね・・・明るい店内で聞いてると、普段クラブで出してるような歓喜の声は出せない・・・というか、明るいとなんか恥ずかしいっすね・・・
 airのイベントは行こうかどうか迷ってましたが、オッサンになるとHipHop系のイベントはなんか辛い(?)ので、行かないと決めてたのでこのイベントに行きましたが・・・やっぱり行けばよかったのかな?? どうなんでしょう??
 



 では、簡単でしたが報告でした~

 ちなみに・・・これがあったので、私の中でスピ熱が先週より高まり、まだ紹介してない「あの80」の紹介記事を頑張って書いてますよ~
 その内(?)、アップ出来ると思うので、暫くお待ちを~

 あと、噂のDMRに行きましたが・・・あの区画整理(?)は悲しいですね・・・厳しい意見ですが、あの店舗は閉鎖した方がDMRのタメになるのかな~と思います。 どうですか、みなさん??