HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Tatsuta 「Terminator Searching」
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 完全に紹介するのを忘れてましたが、ミックステープにおいてはコレも名作の一つでしょう!

 テープという存在でしか表現できない作品で、今となっては「イルすぎる」作品の紹介ですよ~(^0^)
 ある意味「カセットテープ」というフォーマットを最大限に利用した作品で・・・テープ以外のフォーマット(CDやMP3)では成立が出来ない作品です!!

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 まず、Tatsutaさんは、実は初めて紹介をする方なので、ちょっと紹介をしておきましょう・・・

 Tatsutaさんは、日本語ラップが詳しい方なら分かると思いますが、同級生であるMCUさんがメンバーだったRadical Freaksで業界デビューをし、その流れでKick the Can Crewのトラック製作やバックDJなんかをしてた方ですね。
 どちらかというとDJの方が印象にあり、Kick系の面子が集まってたイベント「Dynamite」を開催したり(現在も開催中!)、Rhymester関連でお馴染みの「FG Night」のレギュラーDJだったり・・・知ってる方は結構いると思います。
 また、最近はアレですが、本名でライター活動もしてて、当時のGrooveでHipHop系の記事を書いてたりもしましたね!!

 んで、ミックステープ的には、結構本数を出しており・・・ミックステープ馬鹿としては、捕獲対象のDJとして君臨(?)しております!!
 個人でのソロ作も良作が多いですが、Tatsutaさんが仕切ってるイベント「Dynamite」のノベルティーテープが結構あり、コレがヤバいんですよね・・・全ては集めてないですが、あのKrevaがDJとして共演したテープや、内容がメチャクチャ良いのもあり・・・個人的には「即ゲ」な感じでございます(^^;)
 イベント系のテープは、作った本数が少ないのでゲットするのが大変ですね・・・この辺のジャンルもマダマダなので、精進して掘りたいと思います!!


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 んでは、このテープの紹介に行きましょう・・・この作品は、カセットテープというフォーマットを利用し、普通のミックス作品とは「構造面」で異なることがあり、コレが大変「イルマティック」になっています!!


 まず、この作品のイルさを説明するには、カセットテープというフォーマットの説明をしないと理解が出来ないと思うので、そこから説明をしたいと思います。

 カセットテープって、一本の磁気テープを利用し、2本の録音を入れることが出来るフォーマットになっています。

 テクニカルな話をすると、幅が約5mm程度の磁気テープに、4本のトラックが録音することが出来、一般的なカセットテープでは、表面(A面)でLとRの2本、裏面(B面)でLとRの2本を録音が出来るようになっています。
 90分と言われるテープでは、45分分のテープにA面とB面の2本とトラックが入り、録音をした磁気テープの同一の位置には、A面とB面の内容が録音されており、上図のようにA面は左から右に進行するのに対し、B面は右から左に進行するというフォーマットで・・・MP3なりCDには出来ないフォーマットなんですね。
 もはやカセットテープを触ったことがない世代もいると思ったので詳しく書きましたが、A面を聴いてても、テープレコーダーにある「リバースボタン」を押すとB面がすぐに聴ける・・・意外と便利な構造になっております。


 んで、そのテープの構造を利用したのが、この作品になります!!

 この作品はなんと、A面でHipHopの曲をミックスしてるのですが、その曲が流れている部分でB面にリバースすると、A面で流れてたHipHopの曲の元ネタが聴ける・・・という、とてつもなくイルな作りをしています!!

 分かりやすくするために上図にも注釈を入れましたが、A面の①というHipHopの曲を聞いてる途中に、リバースをすると①の元ネタ曲がプレイされてて、他の曲でも同様に元ネタ曲がプレイされ・・・このアイディアを思い付いた時点で優勝ですね!!
 テープの構造上、A面で①→②→③と進む曲順は、B面では③→②→①という風にA面と逆に進行する訳で、それに合わせて選曲/ミックスをする訳ですが、両サイドとも40曲近くの曲をプレイしてるので、どのタイミングで曲をプレイするのか・・・という部分が相当作るのに大変だったと思います!!


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 曲紹介を兼ね、もうちょっと詳しく説明を入れると、HipHopサイド(A面)の一番最後の曲は、上記の「Pete Rock & CL Smooth / Searching」をプレイしてA面が終わります。
 テープは、A面が終わると、オートリバースでB面である元ネタサイドに切り替わり、B面の一番最初では、そのネタ曲である「Roy Ayers / Searching」がプレイされます・・・普通に聞いてるとどうも思いませんが、Pete Rockを聞いてる時点で、リバースボタンを押すと、B面に切り替わり、すぐにRoy Ayersが聴ける・・・そんな感じです!

 HipHopは定番系の曲をプレイし、ネタサイドも割と定番ネタで固めてきていますが、このアイデアは最高にフレッシュで、どちらかのサイドを聞いてて、元ネタなりネタにした曲が知りたくなったらリバースボタンを押すだけ・・・という、かなり便利な構造ですね(^0^)

 また、結構凝ってる部分もあり、同じネタを使ったHipHopの曲を、そのネタが裏面でプレイされてる間に2曲連続でミックスしてたり、ネタサイドも、印象的なネタの部分を2枚使いしてループ的な聴かせ方をしたり・・・ホント苦労して作ったんだろうな~


 んで、ミックス的な話も入れておくと、HipHopサイドは、恐らくMTRなどでミックスを編集し、マスターミックス的に作ってあり、ネタ曲サイドは、アナログで一発録音みたいな感じですね・・・恐らく、どちらかを先に作って、作ったミックスを元に裏面を作ったと考えれば、ネタの方を先に作ったのかな??
 
 HipHopサイドは、割とテンション高めに作ってあったり、ネタサイドもMUROさんのKing of Diggin'みたいなネタミックスで、聴いててネタ部分に来ると引っかかる感じが面白いです!
 ただ、リバース構造を念頭に作っているので、選曲のグルーブみたいのはなく、ズーッと聴きとおすのにはチトキツイかな・・・何度も繰り返して聴く感じではないっすかね??


 あと、もう一つ苦言を入れておくと・・・リバースボタンを押すと裏面が聴ける訳ですが・・・ショックウェーブなどで再生中にリバースを押すと、壊れそうな気がするので・・・実際を考えると、あまり使わない機能かもしれないですね(^^;)
 コレを聴くにあたって、何回かリバースして、ネタ曲が出てビビったりしましたが・・・何度もやるほどではなく、普通に通して聴いてました・・・さも便利な風に書きましたが、実情は違いましたね・・・すみません・・・



 
 まあ、ミックステープという存在において、ある意味「裏技」みたいな感じでもありますが、こういう発想が出来ることを褒めるべきで、この企画を思いついたTatsutaさんにはリスペクトです!!
 イルな発想って、そう簡単には出来ないし、デジタルな現在においては、便利な方に流されすぎて、自分で発想する行為が忘れられているように思うので、こういったイルな作品があったことを覚えて頂ければ幸いですね(^0^)

 中古的には結構見かけるタイトルで、値段も高くないと思うので、興味のある方は探してみてくださいね!!
 たぶん、CD再発は・・・構造面から考えて無理でしょうね(^^;)







<Release Date>
Artists / Title : DJ Tatshuta 「Terminator Searching」
Genre : HipHop、ネタ曲(Soul、Funk、Jazz・・・)
Release : 1999年春ごろ
Lebel : adjust audio No Number






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<毎度の出張報告>

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 サ上のイベントの記事で「某東北に出張・・・」みたいなことを書いたので、一応出張の報告です(^^;)

 今回も、色々とあり、私が出張要員で「福島県いわき市」に行って参りました・・・雪は降ってなかったですが、風が冷たく、大変寒かったです・・・
 地元の人の話だと「今日は全然寒くないよ!」って言ってましたが、街を歩いてると、耳がちぎれそうになり、心が折れそうでした・・・ただ、いつも寒い地方に行って思うのが、女子高生が普通に生足で歩いてる姿をみると「人間、やればやれるんだ・・・」と思ったりしています(^^;)
 
 まあ、このブログ的な範囲で行くと、レコ屋の話なんかをしないといけませんが、レコ屋は一切なく、地味に仕事して、飲んだくれて帰ってきました・・・一応、被災地の一つでもあるので、そういった面を心配してはいたのですが、飲み屋街が明るかったのはちょっと嬉しかったですね!

 ただ、個人的には「いわき」ってちょっとだけ行きたい地区ではあったんですよね・・・いわき市っていうと「小名浜」があり、HipHopが好きな方なら「鬼」さんの出身地なので・・・ちょっと興味があったんですよ!!
 
 鬼さんの名曲である「小名浜」のPV(必見ですよ!)を見てて、あの枯れた世界観があるのかな~と思っており、実際には小名浜にはいかなったのでアレですが・・・独特の「空っ風」が感じられ、やっぱり音楽って「風土」に影響されるんだな~と思いました。
 個人的には、前ノリで行ったので、夜飲んで(いわきって豚ホルモン系が名物なの??)、帰る時に見た代行運転の業者のおっちゃん達の眼の色がリアルで・・・絶対に正しくない表現ですが「ゲットー」な感じがして、グッとくるところがありました・・・
 
 日本語ラップって、気づいたら「日本のゲットー感」を唯一表現出来る音楽になったのかな~と思います。

 それが良い例えなのかは分らないし、私自身もそんなには日本語ラップを捕捉してないので正しく主張は出来ないのですが、話に上がった鬼さんや、Norikiyoさん、Anarchyさんなど・・・テレビには映らない「ある日本の姿」を言葉に乗せることが出来るMCが増えてることは・・・良し悪しはあるものの、真実を語るという上では大切なのかもしれないですね・・・
 ただ、その表現を前にして、実体験がない立場としては理解も出来ない部分もある訳です・・・それこそ「お薬」とか「別荘」とか・・・正直理解が出来ないっすよね。

 その限りにおいては、いわきの空気を今回吸えたのは大きかったですかね・・・改めて小名浜のPVを見るとグッとくるところが多かったです!!


 なんか、酔いに任せて書いてるので、アレですが、そんなことを思ったので正直に書いてみました・・・やっぱり現地に行くって大切ですね!!

 んでは、答えのない雑文でした・・・







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サイプレス上野&東京ブロンクス 「Legend オブ 日本語ラップ伝説」 発売記念トークショー (@渋谷Tower Records 2012/1/27)
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 いや~、めっきり寒くなりましたね・・・東京も週の初めの降雪以降、寒い日が続きますね・・・あんまり寒いとビールを飲む気がしなくなるので困ります(^^;)

 そんなわけで、ミックス作品の紹介ではないですが、興味があったイベントに行ってきたので報告です~♪
 ちなみに、寒い日はビールではなく、芋焼酎のお湯割りが大変良いですね(^0^)


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 昨年末に単行本化されたHipHop関連書のイベントで、日本語ラップの光と闇(?)を語りつくした「Legend オブ 日本語ラップ伝説」の作者であるサイプレス上野さんと東京ブロンクスさんのトークイベントに行ってきましたよ!!

 元々、Tower Recordsのネット版にて不定期掲載されていた対談集を集めた本で、出版化で結構話題になったのでご存知の方は多いかと思いますが・・・このブログ的には「大推薦」な本で、私も真っ先に購入をしました!
 ネット版も結構読んでいましたが、とにかくマニアックで爆笑&感涙な話題の連続で・・・30代以上のBな輩には直撃な対談集で、体調不良だった正月に読み、結構元気を貰いました!!

 内容は本著に譲りますが、日本語ラップの名作アルバムを題材に対談し、日本語ラップが熱かった90年代の背景を見事に語りつくした部分があり、大変価値のある対談集だと思います・・・私もギリギリ同じ空気を吸ってた(サ上とブロンクスさんには敵いません!)ので、懐かしさもあれば、非常に参考になる部分も多く、貴重な文献だと思います。
 ただ、文化的に重要な感じもありますが、それ以上に爆笑な話題も多く、サ上氏のコレクションや武勇伝の数々がヤバ過ぎで、ヤラれました・・・Tシャツコレクションや、レアなフライヤーなど、この人こそ日本語ラップの申し子なんだな~と思いましたよ!!


 そんなわけで、この本をたまたまタワーで買ったら、トークショーがあることを知り、社会人には微妙に辛い週末の7時に渋谷のタワーに行きました・・・

 内容的には、この対談集を行った理由とか、苦労話(怒られた話?)とか・・・のような出版記念トークショー的な話が最初にありましたが、大半はサ上とブロンクス氏の「スクラップコレクション」をモニターに映しながら、色々と話す感じで・・・かなり面白かったです!!

 もー、とにかく、両者のスクラップがハンパなく、当時の雑誌の切り抜きや、フライヤー、ラッパーのサイン、チケットの半券(鬼だまり!)など、参加者がついて行けないぐらいレアな物品の応酬でヤラれました!!

 特に雑誌Fineの切り抜きで、有名ラッパーの微妙な姿(K-Dubがヤバかったっす!)や、レアな記事などグッとくることが多く、私も昔のFineを掘ろうかな~と思ってしまいました・・・私はFineはファッション的には好きではなかったので(当時としてはPopeyeとかHot Dogの方が好きだった)、立ち読み程度しか読んで無かったので、ちゃんと読んでおけば良かったな~と思いました。
 また、紹介は無かったものの、ペラペラめくってる中で、ホントレアなフライヤーが多数あり、ヤバいっすね・・・普通にさんぴんのフライヤーとか持ってる辺りは流石だし、まだブログで紹介してないですが、当時のSONYが発行してた「Rugged」というフリーペーパーをサ上氏が全部持ってる辺りもヤラれました・・・あれが私も当時参考にしてましたが、全部はゲット出来なかったです!!

 当日、会場に来てた方は、私と同世代(30チョイ)の方と、割と若いBな輩、そして女性も結構いましたが、ノスタルジーに浸るという訳ではないですが、かなり有意義な時間を頂いたな~と思いました。
 以前、私が紹介した「90年代の雑誌特集」で紹介したHot Dog Pressの記事も紹介していましたが、私も30超えのオッサンなので、聴いてて「あった、あった!」とか「え~、そんな記事があったんだ~」とか、心の中でヤラれまくってましたよ!!



 ンなわけで、1時間チョイのお話の後、恥ずかしながらサイン会に参加し・・・明日から出張なので普通に帰りました(^^;)

 まあ、イベント自体は凄く盛り上がった訳ではないですが(居酒屋でやったらもっと盛り上がってたでしょうね!)、サ上氏とブロンクス氏にはリスペクトです!!
 もし、日本語ラップが好きな方、もしくは90年代中ごろにBな輩だった方は、是非この本を読んで頂くことをお勧めしますよ!!
 

 では、短い報告ですが、これにて失礼・・・私は明日から泊まりで某東北に行ってきます・・・サ上とブロンクス氏に元気をちょっと貰ったze!!





DJ Paul 「Connectin' Soul Style - Live Mix」
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 大好きなDJ Paulさんからコメントを頂いたら、突然Paul熱が再発し、紹介してなかったこの作品を突然聞きこんでしまいました!!

 この作品は、PaulさんのConnectinシリーズの中では「番外編」的な位置づけかもしれないですが、メチャクチャ良い作品で、Paulさんの良さを一番分かりやすく出してるかな~と思う作品の御紹介です!!


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 まず、この作品はちょっと注意が必要です・・・

 この作品は、既に紹介をした「Connectin' Soul Style vol,09」(テープ版)と同じジャケットで、ポールさんのテープ作品のCD再発からすると、その9の再発作品かな~と思われがちですが、全く別の作品になります。
 再発CDの方は持ってないので、Paulさんのサイトからお借りしましたが、写真右のようなジャケが9の再発になります・・・憶測ですと、テープの9が出た後に出たので、同ジャケにしたのかな~とも思います??
 また、リリース順で行くと、これが10作目ではあるのですが、Connectin'シリーズのVol,10ではない作品になり・・・ある意味「番外編」的な内容かもしれないですね??

 ただ、今回紹介する作品はコレはコレである意味「激ヤバ」な作品で、個人的には愛聴し続けている作品です(^0^)
 番外編の真意も交えながらご紹介をしたいと思います!


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 この作品はPaul作品における原点回帰ともいえる「Live Mix」にこだわった作品で、Paulさんのお膝元である大阪のClub Jouleでのライブ録音を収録した作品です!!
 
 シリーズとしては第1弾がクラブでのライブ録音でしたが、クラブでプレイすることで生まれる「グルーブ」を表現したいためにリリースした作品だそうで、2001年にPaulさん自身が企画したパーティー(上記フライヤー)での録音を使用したそうです。
 容量の関係で、画像を圧縮しましたが、Ryoさんだったり、Akakabeさんだったり・・・凄い面白そうなパーティーっすね!!

 確かにクラブでしか生まれない「グルーブ」ってある訳で、それはスタジオや自宅で作ったのとは別次元の存在ですよね・・・
 それは、いい時もあれば悪い時もある訳ですが・・・Paulさんのこの作品に関しては、間違えなく最高の出来で、Paulさんらしい「選曲の幅」や「ミックスの自由さ」、そして「グルーブの良さ」が出ております!!

 Paulさん自身も、この録音は相当気に入っていたようで、それまでのテープ作品の集大成的な位置づけで出したそうで・・・リリースに関しては権利面などでかなり苦労をしたそうですが、Paulさんもミックスにおいては決定版と言っても過言ではないかもしれないですね!

 では、以下で紹介しますね!!
 

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 まず、選曲面ですが、過去のミックス作品でも選曲面の良さはかなりプッシュしていますが、この作品も「流石Paulさん!」な選曲の広さでヤラれます!
 範囲的には得意とするHipHopやR&B、BreakbeatsやHouse、DanceClassicsなど、ジャンルの壁を飛び越え、新旧織り交ぜた選曲が大変素敵です!!

 一曲目には「坂本龍一 / Merry Christmas Mr.Lawrence」のサブシス使いのセルフミックス(!)からスタートし、Breakbeatsクラシックな「Think Tank / A Knife and A Fork」、オールドスクールブレイクな「First Choice / Love Thang」、そして永遠の名曲である「Sade / Kiss of Life」で〆る・・・という感じで、一筋縄でいかない選曲です(^0^)

 選曲面はホント広くって、後で紹介する技術面で触れる部分の選曲なんかもヤラれますが、トラックリストを見ずに聞いたら「えっ」と驚いちゃう部分もありつつも、絶対に盛り上がる定番曲を上手くプレイしてて・・・選曲の幅と奥深さが流石です!
 特にグッとくるのが「アナログを前提にした選曲/DJミックス」になってる点で、MUROさんで同じみの「Grandmaster FlashがDJ MixしたSalsoul Mix」をプレイしたり、DMCからDJ用にエディットしたアナログオンリーなミックスをプレイしたり・・・流石っすね(^0^)

 Paulさんの作品やミックスが好きなのは、アナログの匂いがするところなんですよね・・・それはオタク臭くなく、暖かく包むような感じで、聴いてて「ホント音楽が好きなんだな~」と感じるところかな~と思います。
 後で紹介する「グルーブの良さ」にも通じるのですが、音楽をプレイし続けることで生まれるケミストリーを、黒い円盤から生み出していくことを理解してプレイしてる点は重要だと思います!!


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 そしてDJミックスの部分にも触れておくと・・・こちらもPaul節が爆発しててメチャクチャイイっすね!


 まず、先ほども触れた先ほども触れた坂本教授の戦メリのブレンドですかね・・・

 戦メリのオリジナルのビートレスなバージョンに、オンタイムでサブシス使いのBreakbeatsをブレンドし、先ほど写真に上げた12inchのGrandbeatバージョンを意識しつつ、Paulさんらしい跳ねた展開を維持したブレンドで、時に戦メリの方をスクラッチでいじったりしててカッコよすぎです!!
 コレをライブミックスでやるんだから凄いっすよね・・・ブレンドって一歩間違うと、変な空気を作りますが、ハマり方がハンパなく、最初はPaulさんが作った曲をプレイしてるのかな~と思ったぐらいです(^0^)

 
 あと、個人的には流れるような繋ぎは聴きどころで、要所要所で元ネタミックスもカマしており、最高に光ってるかと思います!!

 序盤では、なんと「Moomin / Big City」の元ネタである「The Limit / Pop」からMoominに違和感なく繋いできます・・・Moominの方は昔っから好きな曲でしたが、Paulさんのミックスで元ネタを知りましたが、これは違和感がなくって上手すぎです!!

 繋ぎに関しては、普通の繋ぎも秀逸で、ロングミックス、カットインを上手く使い分け、グルーブを繋ぎ続けるのが印象的で、普通に聞いてるとサラッと繋いでくるので気付かないところも多いですが、ホント上手いっすね・・・
 個人的には「A Tasete of Honey / Rescue Me」から「Michael Wycoff / Looking Up To You」へのスクラッチカットインとかがグッときて・・・BPMだったり、メロディーだったり、そしてミックスのグルーブをしっかりと繋いでくる辺りには耳を奪われます!!


 あと、異ジャンルへの繋ぎとか、味のある2枚使いや半拍づらし(Funky 4は気合入りまくりですね!)などにも反映されてて・・・Paulさんらしさが余すことなく出てるかと思います!!
 これをライブでやってるんだから・・・聴いてたら堪らないですね!!


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 そして、最後に紹介したいのが作品の「流れの良さ/グルーブの良さ」じゃないかと思います!!

 Paulさんの良さって、個人的にはこの部分が大きく、選曲やミックスの良さを、この流れの良さが更に引き立てていると思います・・・

 この作品でも、出だしの教授使いで聴いてる者の心をつかみ、徐々にフロアーを温め、中盤で定番曲でガツっと盛り上げ、更にHouseラインまでBPMを上げて気持ちよく踊らせ、最後はしっとりと終わる・・・みたいな理想的な流れがあるかな~と思います。
 流れに関してを全部紹介するのは難しいですが、写真に上げた曲なんかをみれば・・・ツボを突いた選曲と流れの良さが想像出来るんじゃないかと思います(^0^)

 また、プレイする曲の緩急のつけ方も良くって、ガッツリ盛り上げたいところはバシバシ攻めて行くのに対して、グルーブを出したいときはロングプレイをしたり・・・みたいな部分もあり、Ben LiebrandがRemixした「Hall & Oates / I Can't Go For That」なんかは、House的な流れにするためにロングプレイしてて上手いっすね!!

 あと、個人的にグッときたのがそのHaose的な流れで「Sergio Mendes / Mas Qoe Nada」のRemix(写真のレコとは別のDMC Mix)をプレイするのですが、その曲の最初と、その曲が終わったところで拍手のSEを入れて次の曲(Mas Qoe NadaのTHORのカバー)に綺麗に繋ぐ部分にはヤラれました!
 コレって、クラブで言う「お客さんからのアンコール」的な部分を疑似的に入れてることだと思いますが・・・これ以降、アフターアワーズ的な空気にしていく効果もあり、ホント上手いです!!

 また、そういう意匠があるのは、この作品自体がライブミックスで収録されているのもポイントかもしれないですが、Paulさんが現場=クラブを意識してる証拠にほかならず、なんか嬉しいです(^0^)





 いや~、勢いで書いてみましたが、あんまり上手くまとまらなかったですね(^^;)

 とにかく言いたいのは、PaulさんのDJの良さが「ライブDJ」というプラス要素で更に輝いた作品で、内容の良さは抜群ですよ!!
 MUROさんのSuper Disco Breaksが好きな方なら即死だと思いますし、とにかくノリノリな作品を聞きたい!っていうのなら絶対にお勧めなので、機会があれば是非聴いてみてくださいね!!






<Release Date>
Artists / Title : DJ Paul 「Connectin' Soul Style - Live Mix」
Genre : HipHop、R&B、Breakbeats、House、DanceClassics・・・
Release : 2005年2月
Lebel : G.A.S Sound Production GASSP-001




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<編集情報> 2012年1月20日

 記事をアップした後、内容が心配だったのでPaulさんに確認したところ、事実誤認の内容が多数あり、間違えた個所を訂正し、更にPaulさんから教えて頂いた情報や写真/動画を加え、内容を訂正致しました。
 特に、Paulさんにこの作品の経緯やリリースした真意などを教えて頂いたら、この作品の良さともいえる「クラブでのライブ録音だから出せるグルーブ」という点に改めて気付かされましたので、その点を考慮して書き直した部分もあり・・・文章的には更に良くなったと思います。

 Paulさんには大変ご迷惑をおかけいたしました・・・申し訳ございませんでした。


追伸 
Paulさんより、戦メリのブレンドの動画を教えて頂いたので、僭越ながら下に動画を貼らさせて頂きます・・・やっぱりカッコいいですね!!



DJ Tus-One 「Rap Classics Vol,1」
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 連チャンでHipHopなテープアルバムを聞いてたので、何となくHipHopのミックステープを聞いてた・・・今日この頃です(^^;)
 なんか、考えてみると自分の中ではHipHopが「冬の音楽」になりつつあります・・・これでいいんでしょうか??

 そんなわけで、DJ Tus-Oneさんによるラップクラシック満載な作品を御紹介です!

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 この作品は2002年12月頃にリリースされた作品で、全編に渡ってMiddle前後のクラシックなラップを取り扱った作品になります。

 まず、Tusさんは今となっては説明が要らないかと思いますが、当時はまだそんなには有名ではなく、このテープ自体もメチャクチャ大々的には売ってなかったような記憶があります。
 ただ、KODP周りでは有名な存在で、MUROさんにも負けない掘りっぷりが素敵で・・・Random RapやFunk45なんかは日本屈指の存在だと思います。

 個人的な思い出だと、MUROさんのお店(Savage)の入ってたビルの上階に、Tus-Oneさんが勤めてたEbony Recordsの支店があり、たまにお店で見かけていました・・・
 ちょうどこのテープがリリースされる前後の話ですが、まだまだレコードの値段がバブルで、このテープでプレイされているHipHop系の高額盤がかなりありましたが、白い塗装で統一された綺麗な店内に、人気なレコードが程良く陳列されており・・・結構素敵なお店でしたね。
 その後、下北の駅前に移転(すぐ閉めちゃったけど)しましたが、なかなか見ないレコードが結構置いてあり、TusさんのDJに通じるような「奥深さ」があったような気がします・・・


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 そんなわけで、作品の紹介に行きましょう!
 
 この作品はタイトル通りな内容で、いわゆるHipHopのクラシック曲をミックスした・・・ある意味「定番」な作品ですが、Tus-Oneさんの「黒さ」が程良く出てる作品かな~と思います。

 この辺のHipHopの12inchは殆ど掘ってないので、レコ写は借りちゃいましたが、上記の写真のような80年代末前後のクラシックを濃くプレイしています!
 Tusさんだから、レアで知られてない曲とかをプレイするのか・・・と思ったら、Kool G RapとかEric B & RakimとかBig Daddy Kaneとか・・・ラップもトラックも変に凝ってないストレートな「HipHop」が満載で、ちょっと意外な面もありますが、こういうのは嫌いな人はいないですね(^0^)

 選曲的にはホント定番曲が多く、聞いてるとついラップに合わせてラップしたり、トラックに合わせて首を振ったり・・・とにかく安心して聞けるのがポイントですかね??
 また、同じアーティストの曲は連続してプレイすることが多く、Kaneであれば写真下のRawからSet it Offへ繋ぐなど・・・聞きやすさもありますね。
 

 そして、ミックスは・・・淡々と繋いでいく感じで展開に乏しいのですが、それはそれでいいかな~とも思います。

 ミックスに関しては、プレイする曲が持つ黒さやラップの熱さを出すべく、派手なDJミックスを排除して、曲を聞かせる感じで、気づいたらラップのパンチラインを一緒に踏んでる・・・そんな良さがありますかね? 
 また、そういった「曲で聞かせる方向性」が全体にあるので、全体的にHipHop特有の「太い黒さ」が出てて、それがTus-Oneさんらしいかな~とも思います??




 ンなわけで、メチャクチャ良い作品とは言い難いですが、Tus-Oneさんらしい「黒さ」が出てて、HipHopが好きな方なら反応する作品の御紹介でした。

 ただ、無理して買うほどではないかな・・・この作品、割とレアな値段(3000円前後)で出ることもありますが、そこまでして買うほどではないっすかね??
 Tusさんとしても「名刺代わり」に作ったような感じもあるので・・・お好きな方だけ掘ればイイのかな??

 なお、蛇足ですが、あまりにもこの辺のHipHopの12inchを持ってないので、そろそろ真面目に掘ろうかな~と思いました・・・散財は続きます(^^;)
 




<Release Date>
Artists / Title : DJ Tus-One 「Rap Classics Vol,1」
Genre : HipHop
Release : 2002年12月
Lebel : Ebony Sounds No Nomber

Notice : シャウトアウトなど
 A面の最初には、Tusさんが所属するKODPの親分であるMUROさんからシャウトアウトがあります。
 またA面の終わりと、B面の終わりには、Tusさんがトラックを提供した「Go Forcemen」の曲やフリースタイルが収録されています。久しぶりに聞きましたが男澤はイイですね(^0^)





DJ Shadow 「Endtroducing.....」
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 先日紹介をしたNasのテープに引き続き、個人的には「冬と言えばコレ」なテープアルバムを連続で紹介!

 コレも冬の夜にピッタリなテープで、ヘッドフォンをして夜の街を歩く際にはピッタリですね(^0^)


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 トップの写真を見ると「あれ?」と思う方も多いかと思いますが、DJ Shadowのデビュー作のテープ版を紹介します。

 先日のNasもそうですが、これも個人的には超影響を受けてて、当時は結構高額だったLPを買って、かなり聴いてました・・・たまに無性に聴きたくなることがある点では、Nasと一緒ですかね??
 コレも、あったら欲しいな~と探してたら、意外と簡単に見つかり、以前よりたまにテープで聴いてましたが、やっぱり「冬」の時期には大変バッチリで、Nasを聞いてたら連鎖で聴いてしまいました(^^;)


 んで、まずこの作品が面白いのは、ジャケットでしょうか??

 テープ版では、LP版を開いた状態の写真(写真右)でジャケットを作っており・・・これは微妙っすね(^^;)
 一般的には写真左のジャケット(LP/CD盤)の状態が普通で、そっちの方がカッコいいですよね・・・まあ、このテープ版の構成は、撮影者のB+が本当に撮影した状態なので、コレが本物かもしれないですが、ちょっとインパクトに欠けますね(^^;)

 最近、ちょっと意識をしてるのですが、この手のテープアルバムは、あくまでもCDやLPの2次産物なので、メインリリースのCDやLPのジャケを、どうやってテープ版にするのか・・・というのが、これらのテープアルバムの楽しみ方の一つと思っています。
 つまり、CDやLPの「正方形」のジャケットを、7cm×10.5cmというカセットテープサイズの「長方形」にどうやって当てはめるのか・・・ということで、これがハマると結構面白いです!

 先日のNasの1stは右端と左端を切り、幼少期のNasの顔を何とか入れるという方法でしたが、Shadowのコレは、見開きの写真で入れる方法までは良かったですが、実際にジャケットにしてみたら、画像が小さすぎて微妙になっちゃった・・・というところですかね??
 なんか、ここ最近でブームになってる70~80年代にリリースされたSoul/Funkなどの「日本産45のジャケット」みたいな鑑賞方法(?)ですが、こういう観点になると、なるべく豪快な方がいいので、その点で行くと、このShadowもアリなのかな~とも思います??


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 そんなわけで、作品の紹介に行きましょう!

 コレも内容には深く触れませんが、Shadow節なDeepFunk系ドラムループと印象的なネタの組み合わせが相まって一つの世界が生まれており、個人的には本作品に収録されている名曲「Midnight In A Perfect World」が示すような「夜」を意識した感じが大変好きです・・・
 この作品を聞いてると、月が妖しく彩る夜に、まるでアゲハ蝶のようにフワフワ浮遊しながら音と戯れてる感じになってしまい・・・夜道で聴いてると、かなりヤラれます(^0^)

 大名曲な「Organ Donor」「Number Song」もさることながら、「Midnight In A Perfect World」「What Does Your Soul Look Like」のような比較的メジャーじゃない曲も最高で・・・トータルアルバムとしてしっかりと考えて作っている点が大きいですね!
 この作品も、改めて夜道でショックウェーブ×ソニーのヘッドフォンで聴き直しましたが、ハードなドラムで引っ張りながらも、独特の間合いやネタの組み合わせで持ってかれることが多く、Organ Donorなどでは首を振りつつも、作品全体でのグルーブが秀逸で、まさに「Midnight Music」という感じで、ホント素敵なアルバムだと再考しました(^0^)



 んなわけで、これまた内容にはあんまり触れませんでしたが、コレもテープで聴いたら最高な作品なので、興味のある方はテープ版を掘ってみてね!

 ちなみに、この1stのアメリカ編集版(白赤の絵のヤツ)もテープで見かけたことがありますが、ミックステープ的な聴き方だとこっちの方が絶対にいいので、流石に白赤のヤツはスルーしました(^^;)





<Release Date>
Artists / Title : DJ Shadow 「Endtroducing.....」
Genre : HipHop、Breakbeats
Release : 1996年
Lebel : Mo'wax(UK/US) 697-124 123-4




Nas 「Illmatic」
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 このブログを読んでる方であれば、ジャケを見ただけで反応しますよね!
 
 これはミックステープじゃないけど・・・テープで聴けば、内容が良すぎて「ミックステープとして聴ける」作品なので紹介します!!
 個人的には、ずーっとテープで欲しかった作品で、昨年の夏ごろやっとゲットし・・・冬の時期まで紹介を寝かしていた作品です・・・年が明けて、クソ寒いこの時期にショックウェーブ×ソニーのヘッドフォンで聴き直してますが・・・最高の一言ですね!!


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 このブログを読んでいる方なら知らない方はいないと思いますが、永遠のB-Boyアンセムと言っても過言ではないNASのファーストアルバムのテープ版を紹介したいと思います。

 昨年はSadeのベストアルバムのテープ版を紹介しましたが、個人的な見解だと、優れたアルバム作品は、ミックステープのように流れやグルーブがしっかりとあり・・・それこそ優秀なミックス作品と同じような効果があると考えています。
 つまり、一つのアルバムを通して聞いてると、一つの映画を見ているような感覚があり、DJ達が創造をする「ミックスの先にある世界観」を提示できる・・・のが優れたアルバムだと思います。

 まあ、そのアルバムを聞いて、一本の「筋」が通ったストーリーやグルーブがある・・・ということを言いたいことなんですが、実際は単なるシングル曲の寄せ集めだったり、中途半端な作りだったり・・・何らかの一本通った「筋」を作れるのは稀ですよね・・・

 私自身は、普通にリリースされるアルバム作品よりも、DJがミックスすることで出来上がる「筋」が好きでミックス作品に魅力を感じたと思います。
 ただ、ミックス作品を聞き続けたことで、作品の中に何らかの「筋」がある作品には魅力を感じる(=分かる)ようになり、逆説的ですが、そういったアルバム作品を好むようになりました・・・

 んで、そういった作品を聴くにあたっては、その魅力が一番感じやすいのは「テープ」であると感じ、CDやLPが普通に買えるのに、気づいたら「テープ」を掘るようになり・・・Nasのファーストをテープで聴くようになりました(^^;)
 なお、気づいたら、こういった「テープアルバム」も捕獲対象になりましたが、かなり量があるジャンルなので気に入ったモノだけ買ってます・・・まだまだ欲しいのがいっぱいあるので、精進しますね・・・


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 そんな訳で、今回紹介するNasのファーストですが・・・分かる方なら分かると思いますが・・・ホント最高なアルバムですよね!!

 ジャケットもさることながら、収録されている曲の統一感や質の高さなど、HipHopという音楽における最高峰だと思います。
 とりあえず、持ってるシングル曲を並べてみましたが、捨て曲が一切なく、シングルになった曲も、そうでない曲も半端無く・・・それが一つに集約された時の世界観と言ったら・・・最高っすね(^0^)

 特に個人的に意識してたのが「冬のストリート感」で、ダウンを着こんで、帽子を目深にかぶり、ショックウェーブにコレをぶち込み、ヘッドフォンを耳に装着しながら・・・夜の街を歩くのは最高ですね!!

 1曲目のWild Style使用のイントロから一気にNYの世界に持っていってくれ、冬と夜の寒さが逆に心地よくなるようなグルーブがあり・・・段々と心の中に「B-Boy」という灯がつき、男を強くしてくれる感じが大変イイですね!

 NY State of Mindのような孤独感、One LoveやLife's a Bitchで涙をし、The World is YoursやRepresentで拳を上げ、HalftimeやIt Ain't Hard to Tellで首を振り・・・曲単位で聴くとそれぞれ特色がありますが、それらが集合するとNYの冬の厳しいストリートを表現しつつ、そこで生きる若者の力強さが出てて・・・分かる野郎どもの心に灯を付けます・・・
 決してメインカルチャーではない「はみ出し者の挽歌」って言うんですか・・・一度「Bの烙印」を胸に刻んだ漢(おとこ)としては堪りませんね!!

 特に最高なのが、ショックウェーブのベースをマックスにして、ソニーのヘッドフォンで聴く「Halftime」のベースラインの最高すぎです!!
 Representもヤバいですが、このアルバムをショックウェーブ(カセットテープ)で聴く価値はこのためにあり、これからも聴き続けると思います!!



 ンなわけで、あんまり作品の紹介にはなっていないですが、ミックステープを凌駕する作品の御紹介でした(^0^)

 CDでもMP3でも聴けますが、この作品は是非「カセットテープ」で聴いてくださいね!!





<Release Date>
Artists / Title : Nas 「Illmatic」
Genre : HipHop
Release : 1994年
Lebel : Sony Music Entertaiment(US) CT57684







 
Various Artists 「Harlem 1st Anniversary Premium Live Mix」
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 あけましておめでとうございます(^0^)

 今年は年末から続く体調不良が尾を引き、大晦日のユニオン各店のセール巡り&大晦日・元旦の酒飲みで更に悪化し、体調不良で近年稀にみる地味な正月を過ごしてます・・・(^^;)
 実家に帰った時、奮発して久保田の万壽と佐藤の黒を買って帰ったのに、自分はダウンで飲めず・・・酒がまずい正月はホント久しぶりです・・・
 
 まあ、そんなこんなで、実家から追い出され(?)、自宅でゴロゴロすることにしましたので、暇にまかせて今年の第1発目を紹介しましょう!!

 これは全然知られてないテープだと思いますが、内容がとにかくヤバいので、お年玉込みでの紹介ですよ(^0^)


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 このテープは東京・渋谷を代表するHipHop系クラブである「Harlem」のオープン1周年のパーティー(1998/04/25・写真左)で配布されたらしいテープで、マニアには堪らない内容になっています!

 個人的にはクラブで配布されたテープ/CDもディグっており、探すと結構あるのですが、当時のHarlemと言えば、渋谷のHipHopの中心地と言っても過言ではないことから、結構ノベルティーとしてテープとかCDが配布されてたと思います。
 写真右のがそうで、どのテープ/CDも後で中古でディグったのばかりで、現場に行って貰ったのはないのですが、コレクター心をくすぐっちゃうのでマニアには堪りませんね・・・この辺はもっと掘りたいです!

 まあ、内容的には微妙なモノが多い(当時のクラブヒット中心)ので、凄く面白い訳ではないですが、、今回紹介するテープのように「ボム」も紛れてることもあり、なかなか手が抜けないジャンルかな~と思います。
 ちなみに、Harlemの4周年のCDは、DJ MissieのミックスCDが1枚と、関係者のシャウトアウトのみを収録した8cmCDが1枚がつく・・・という、豪快な内容になってて、コレも大変イイですね(^0^)


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 んで、このテープですが、配布前の98年3月頃にHarlemで開催された人気パーティーの生録音を収録した内容で・・・今となってはとてつもなく豪華なラインナップになっています!!

 懐かしいフライヤーも貼ってみますが、WataraiさんとHasebeさんが平日にやってた「Honey Dip」や、Master Keyの代名詞でもある金曜の「Daddy's House」、そしてTaikiさんがやってた土曜の「No Doubt」の3つから録音した音源を収録しててかなり熱いです!!
 Daddy's Houseだと、まだKenseiさんがいた頃で、ちょうどKenseiさんのバースデーのタイミングだった日の録音で、Masterのマイクが最高だったり・・・No Doubtの準レギュラーだったMUROさんの貴重なライブ録音だったり・・・熱いですね(^0^)

 時期的に考えても、Harlemだったり、渋谷だったり・・・何よりもDJ/クラブシーンがメチャクチャ盛り上がってた時期で、オープンしたてのHarlemでしたが、HipHopクラブの楽しさを体現し始めてた時期なので聴いてるとグッときます・・・
 私自身はこの頃のHarlemにはまだ行けなかった(年齢&気合の観点で?)ので、羨望の思いがあり、他の人以上に思い込みがあるかもしれないですが、今はあまりない「純粋な感じ」が大変素敵です・・・2タンテのみの男らしさみたいなのがイイですね!!

 





 そんなわけで、こんな説明じゃ分からないと思うので、お年玉企画としてこのテープの音源を上げましょう・・・上の2本をYouTubeに上げてみましたよ!!

 B面に収録されているNo Doubtからの音源(1998/03/21)で、我らのMUROさんのミックスが30分ほど収録されていたので、それを2分割したものになりますが・・・コレが最高ですよ!!
 詳細は後ほど紹介をしますが、Super Disco Breaksが好きな方なら撃沈な感じになってます(^0^)

 一応、私が耳コピした範囲(間違ってたらごめんなさい)でのトラックリストを先に載せますので、それを参照に聞いてみてね・・・


???
LL Cool J / Jack the Ripper
Das EFX / Mic Chacka (Remix)
Chic / Good Times
Eric B & Rakim / I Know You Got Soul(The Double Trouble Remix)
Jackson 5 / I Want You Back('88 Remix)
Blondie / Rapture
De La Soul / Saturday
Thelma Houston / Saturday Night,Sunday Morning
C+C Music Factory / Do You Wanna Get Funky (Remix)
???
Funkadelic / Knee Deep
Parliament / Flash Light
Double Dee & Steinski / Lesson 2
The Salsoul Orchestra / Runaway (DJ Grandmaster Flash Edit)
Hodges,James & Smith / What Have You Done For Love?
The Urban Allstars / It Began in Aflica
Grandmaster Flash & The Furious Five / Superrappin'
Freedom / Get Up And Dance
Grandmaster Flash / The Adventures of Grandmaster Flash on the Wheels of Steel
Def Squad / Rappers Delight
DJ Kool / Let Me Clear My Throat


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 ちょうど98年というと、MUROさんが「Super Disco Breaks」を出した頃で、その頃の選曲/セットがモロに生きたミックスになり、個人的には悶絶です!!

 土曜なので「De La Soul / Saturday」から「Thelma Houston / Saturday Night, Sunday Morning」への黄金の繋ぎには感涙だし、Grandmaster Flashのあの皿からはSpring Rainではなく「The Salsoul Orchestra / Runaway」をプレイしたり、Superではプレイしてないけど、この時期のCypherで良くプレイしてた「Hodges,James & Smith / What Have You Done For Love?」など・・・往年のMUROクラシックの連打にヤラれますね!
 コレにSuper WolfからのI'm So Hotとか、Dance & Shake Your Tambourineとかがプレイされれば最高ですよね・・・もしかしたらパーティーの一部の録音なので、プレイしてたかも?? いや、して欲しいな~(^0^)


 また、コレに「サイドMC」がつくのも最高ですね!!

 MUROさんの現場のプレイを知ってる方なら分かるかと思いますが、KODPクルーを引きつれ、クルーのMC達にサイドをやらせ、それで更に盛り上がる・・・っていうのが魅力の一つで、この音源でもイイ感じに炸裂してますね(^0^)
 声だけでは判断できないですが(この時期だとKashiかSword辺り??)、現場のパーティーを知ってれば絶対に反応しますよね・・・私もかなり後期の頃にサイド付きのMUROさんのDJにヤラれた口なので一撃っすね!!





 そんなわけで、紹介はかなり適当になってしまいましたが、内容的にはかなりヤバい内容だと思います!!
 あんまり遭遇しないテープですが、興味のある方は是非掘ってね!!

 あと、今年は、こういうマニアックな部類も紹介していこうと思います・・・あんまりマニアック過ぎると分からない方も多いのかな~と一方的に思っていましたが、そろそろドマニアックなのもOKだと思うので、頑張りますね!!

 では、今年もお付き合いのほどを宜しくお願い致します(^0^)




<Release Date>
Artists / Title : Various Artists 「Harlem 1st Anniversary Premium Live Mix」
Genre : HipHop、R&B、DanceClassics、Soul、Funk・・・
Release : 1998年4月(?)
Lebel : Harlem No Number
Track List : No List





<追伸> 
 MUROさんのTwitterによると、昨年末にプレイした45セットの音源をお年玉企画でアップするみたいですね・・・超楽しみです(^0^)
 あと、Denkaさんの件でコメントを頂いた「HI- mari」へ・・・音源の譲渡はしませんが、資料用にたまに音源を上げたりすることはあります・・・なんか紛らわしっくてすみません(^^;)