HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Nishimia 「Loop the Beat Productions no,35」
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 先日紹介したSeijiさんに続き、手製作品系の作品をご紹介・・・こちらは高校生当時の私が購入したもので、奇跡的に残っていたテープです!
 久しぶりに聞きましたが、かなり聞きこんでいたので、曲の流れを覚えてましたよ(^0^)


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 このテープは、HipHop系DJとして有名な「DJ Nishimia」さんが97年~98年頃に作成したテープで、Seijiさんのテープと同様に、市販のカセットテープにダビングをして作成したテープになります。
 お店の名前は忘れてしまいましたが、渋谷のファイヤー通り沿いにあったHipHop系の洋服屋(Triple 5 Soulがあった辺り??)で、高校生だった私が購入をしました・・・値段は1000円ぐらいだったような気がします??

 まず、Nishimiaさんは、渋谷を中心に活動をするHipHop系DJ/Producerで、一時期はHarlemなんかでレギュラーを持ってたり、自身がプロデュースするアルバムをリリースしたり・・・知ってる方も多いかと思います。
 また、このブログ的な話だと、00年代前半にリリースされていた人気ミックステープ・シリーズ「in ya area」を制作してたことが有名かと思います・・・残念ながら新譜ミックス系なので収集してないのですが、結構人気なテープで、一時期は結構売れていたかな~と思います。

 そんなNishimiaさんですが、in ya areaの前にはこんなテープを制作していました・・・

 紹介するテープの番号と、自分の拙い記憶だと、結構リリースしていたテープで、ファイヤー通りにあったお店で何本か購入したような気がします・・・
 Nishimiaさんが凄い好きだったという訳ではないですが、そこのお店が「買いやすかった」のが記憶にあり、それが原因してるのかな~と思います。

 以前も書いたことがありますが、90年代当時、ミックステープの入手先で活躍したのが「洋服屋」さんで、この存在が意外と大きいと・・・私は考えています。

 時期的にはHipHopブームで、とりあえず「形から入る」人種が多い中で、洋服屋さんはその「入口」として機能し、HipHop業界の新人(?)達にミックステープの存在を知らしめたところがあると思います。
 また、当時としては、ManhattanとかCiscoのようなレコード屋って、一般人がなかなか行きづらい雰囲気があり、とくにManhattanは、いかついBな輩が多く・・・個人的には入りづらかったお店でした(^^;)
 その限りにおいて、洋服屋さんも、B特有の怖さはあったものの、敷居はもっと広く、ミックステープの主要購入先だった方が多いかと思います。

 また、別の側面で考えると、当時のDJなりMC達が、その仕事一本で食べていける訳が無いので、洋服屋で働いているケースが多かった・・・というのもポイントだと思います。

 DJやMC達は、洋服屋で働くことで日々の生活費を稼ぎ、お店側としてもファッションセンスがイイDJやMCを雇うことで、そのお店のブランド力を高めることが出来・・・実は相互関係があった訳ですが、DJとしては、そのブランド力を向上する目的と、自身の名声(と小遣い稼ぎ)の為にテープを作っていた流れがあるかと思います。
 以前紹介したMaster Keyの初期作なんかはその流れに近いモノですが、Nishimiaさんなんかは実際に店員として働いていたから・・・その店で売っていた・・・と記憶しています。

 この辺も記憶が曖昧で、間違いかもしれないですが、お店によって売ってるテープが微妙に異なっていて、この差は、そのお店のコネクションや、店員さんの人選によって変わっていたような気がします。
 私自身はB系の洋服があんまり好きではなかったので、洋服屋系の思い出が殆ど無いのですが、Beamsの裏手にあったHipHop系の店(ESPだっけ?)では、SoulScreamのDJ Celory系のテープが熱く、Celoryさんのテープをボチボチ買っていた記憶があります・・・この辺の話はサイプレス上野さん辺りが強いと思うんですよね~


 そんなわけで、このテープだけは、誰にもパクられる(ココ重要!)ことなく、手元に残っていました・・・以下で、その残っていた理由と共に、この作品の紹介をしたいと思います。


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 このテープは、A面が当時のUS系HipHopをミックスし、B面では、当時はまだあまりミックス作品がなかった日本語ラップをミックスし・・・今となっては97~98年ぐらいの懐かしい匂いを出しています。

 それこそ、A面では「Lord Tariq & Peter Gunz / Deja Vu」とか「Daiamond D / The Hiates(Remix)」などが選曲されており・・・懐かしいの一言です(^0^)

 当時の手製系のテープって、基本的に新譜ミックス的なモノが多く、MUROさん級にコンセプトが立った作品は殆どありませんでした・・・ただ、新譜の情報を得るだけでも価値があったので、それはそれで助かっていました。

 その限りにおいては、当時、日本語ラップの曲を聞ける機会ってあんまりなかったので、このテープのB面の存在は大きく、当時は食い入る様に聞いていた記憶があります・・・
 選曲的には「You The Rock / Fukurou」とか、大名曲の「Lamp Eye / 証言」など・・・割とYouさん寄りの選曲をしてて、渋いところではMaster Keyの日本語ラップミックスCD(Far East Corsting)に収録されたCutting Edge系アーティストのポッセカット(ブッダ+シャカ+ユーさん+ECD)の曲など・・・ナイトフライト世代には堪らないですね!

 今となっては信じてもらえない話かもしれないですが、当時は「証言」をまともに聴いたことがなく、みんなのうわさで「アレはヤバい!」という情報が流れて、聴いてみたいんだけど聴けなかった曲の一つでした・・・
 さんぴんのVHSでは確認したのですが、レコードは鬼レアだったし、CDも確かまだプレスされてなかったし・・・聴くに聴けない状況だったので、どうしても聴いてみたく、このテープを買って聴いた記憶があります・・・なんか昭和な匂いがする話ですが、このテープで初めて証言のヤバさに触れ、日本語ラップって凄いな~と思った記憶があります。  

 なんか、当時の日本語ラップの曲って、結果として一般的なマスアピールとしての宣伝が殆ど出来ませんでしたが、こういうテープの存在があり、ヘッズの耳から耳へとしっかりと伝わっていた・・・という実証にもなるのかな~とも思います。





 そんなわけで、作品の説明は少なかったですが、歴史的な価値は十分にあるかと思います。
 無理して買うほどの作品ではありませんが、中古などでこの辺の手製テープを見ることは少なく、個人的には即ゲなアイテムでございます・・・この辺のテープはもっと欲しいっすね(^0^)




<Release Date>
Artists / Title : DJ Nishimia 「Loop the Beat Productions no,35」
Genre : Hip Hop・・・  
Release : 1997年~98年ごろ
Lebel : Loop the Beat Productions No Number




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DJ Seiji 「Old School Hip Hop 2」
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 ミックステープというと「Hip Hop」がメインな感じがありますが、このブログではHip Hop系のテープをあんまり紹介していないんですよね・・・現在の私の趣味の問題もありますが、自分でもビックリするぐらい紹介していないです(^^;)
 ただ、HipHop系はガンガン買っており、溜まる一方なのが現実・・・なので、すこし真面目にHip Hop系も紹介しないといけないな~と思っていたら、今回紹介するテープと目が合いました。

 ンなわけで、今でも「頼れる現役DJ」であるSeijiさんの初期作品をご案内です!!


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 今回は、北海道・札幌が誇るベテランHipHop系DJである「DJ Seiji」さんの初期作品で、恐らく95年頃に作られた・・・いわゆる「手製」時代のかなりレアな作品の紹介です。

 Seijiさんに関しては、昨年にソロアルバムを出したり、盟友であるDJ Tamaさんと共同に近い形で年代別のHipHopミックス作品をリリースしたり・・・現在でも多忙な活動をしておられるのでご存知の方は多いかと思います。

 元々は80年代中期より東京で活動をしてて、原宿のホコ天時代のDJ Krushさんなんかと活動をしてた位なお方で、95年頃には地元である札幌に戻り、現在の活動があるのですが、若い頃はバトルDJとして有名だったし、ネタ系の知識もメチャクチャ高いし・・・ある意味「Hip Hopの生き字引」みたいな方かもしれないですね。
 ただ、Seijiさんに関しては、そういった「ベテラン」という風味はなく、常に「フレッシュ」な活動をしてる方だと思います・・・特に近年にリリースをしまくってるミックスCDのリリース量はとてつもないし、Seijiさんにしか出来ない感じが素敵ですね!!


 そんなSeijiさんですが、ミックス作品に関しては、かなり初期の頃よりリリースをしてたDJの一人だと思います。

 昨年、私が書いた「ミックステープを考える」でもちょっと書きましたが、日本においてミックステープが「作品(=商業作品)」として流通し始めたのは95年前後からになり、Seijiさんに関してはその頃から作っていたと思われます。
 私自身も、DJ業界に足を踏み入れた95年頃に、あのVeataxの直営店であった「Paco」でSeijiさんのテープを買ったことがある(このテープとは別で、買ってから暫くして友達に奪われました)ので・・・多分合っていると思います。

 ただ、この頃は、まだミックステープの市場も明確にないし、何よりも「テープをどうやって作るか?」や「テープをいかに流通させるか?」といった諸問題もあり・・・結果として「手製」に近いテープが流通してた頃だと思います。

 MUROさんや辰緒さんのテープ位だと、ちゃんと業者に依頼してプレスをしていましたが、それ以外はほぼ手製の世界で、まさに「アンダーグラウンド」な流通をしてました・・・今回紹介するのもその範疇のもので、市販のテープにダビングした作品になっています。
 そうなると、流通面でもアンダーグラウンドな部分もあり、売ってる店もかなり限られ、当時としてはその一部のレコード屋や洋服屋が主になっていました・・・私もSeijiさんのテープはPacoで買った訳ですが、明らかにスクラッチ関係の繋がりがあってたので売ってたんでしょうね。

 まあ、この時期のミックス作品は、まだ「作品」としての意識は少なく、新譜ミックスに近いのも多いので、ミックス作品としてはレベルが落ちる部分も多いのですが、当時としては貴重な情報源だったので、大変活用されてたと思います・・・
 個人的にはNishimiyaさんなんかのテープもたまに買ってましたが、新譜の情報を得るのにも役立ったし、レアな旧譜の情報もかなり得ていたと思います。


 ちなみに、この頃のSeijiさんのテープに関しては、手製のテープだったので、ジャケの裏面(何も印刷がされていないところ)には「せいじ」と書かれた手製のハンコが押されていました・・・ブート防止のタメですかね??

 また、私が当時Pacoで買ったSeijiさんのテープには、Blue Herb結成前のBossの曲が収録されていたと記憶しています・・・確かBest of Japanese Hip Hopのコンピに入ってた「悪の華(?)」だったと思いますが、当時は、なんかゴモゴモしたラップだな~と思いながら聞いていました(^^;)
 まあ、記憶の話になるので曖昧な部分もあるのですが、今回紹介するテープにおいても、インデックスのSpecial Thanks欄にBossの名前が書いているので、間違ってないかな~と思います・・・それにしても、そのBossの曲が入ってるテープ、なんでパクられたんだろう??


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 そんなわけで、テープのご紹介です!

 タイトルの通り「Old School」なので、Hip Hopの昔の曲を題材にした作品になっています。
 時期的には80年代中期から後期のMiddle期の曲を多くプレイしてるので、現代的な解釈だとOld Schoolからはちょっとズレる印象がありますが、95年の時点で「ド渋」な選曲をしてて、そのレベルの高さにヤラれます!!

 この辺もレコ的には弱いジャンルになるので、借り物写真になりますが、A面の最初の方には「Rammelzee vs K-Rob / Beat Pop」をプレイしてて、これ以降もド渋な曲の連発にヤラれます。
 選曲に関しては「ほぼ」と言っていいほどメジャーな曲はなく、808のビートが鳴り響くマイナー曲の連発になり、今となってはレコ知識も増えてるので有名な曲も多いですが、ド渋な選曲の連発には感涙です!

 95年ぐらいだと、HipHopの世界に足を踏み入れた輩がドッと増えた時期なわけで、旧譜の知識がある方は皆無に近かったと思います・・・その限りにおいて、80年代から活動をしていただけがあり、ド渋な選曲には「流石」の一言です!!
 また、A面の最初には、なんと「Red Alert」からのシャウトも入れてて・・・手製のミックステープの「域」を楽勝で超えてますね!!


 んで、ミックスに関しては、正直に書くとメリハリがなく、聴きずらい内容かな~とも思いますが、要所要所で渋い技が出てて、グッときます。

 例えば、「MC Shan /Down By Law」では、曲のブレイク部分で、あの名作HipHop映画の「Wild Style」のクラシック曲である「Down By Law」のワード部分をパンチイン的に擦ってて・・・グッときました!
 Seijiさんのスクラッチスキルなり、曲に対する知識の高さが表れた例示だと思いますが、こういった「いぶし銀」的な技を95年の時点で出してる辺りには感涙です・・・ホント、素敵なスクラッチ&2枚が渋く炸裂してて、流石です!!



 ンなわけで、何も知識がなく聴くと、凡庸なミックスな作品かもしれないですが、95年頃という時代性を考えると、とてつもなくドープな作品であることが分かるかな~と思います。

 手製作品につき、流通量はとてつもなく少なく、入手するのはかなり難しい部類のテープではありますが、欲しい方は気合で掘ってくださいね・・・
 私自身も、この時期のテープはトップウォントの部類なので、気合を入れて掘りたいと思います!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Seiji 「Old School Hip Hop 2」
Genre : Hip Hop・・・  
Release : 1995年ごろ
Lebel : No Lebel No Number


 

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<毎度の釣果報告>

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 今月は、ボチボチとレコ屋に行っていますが、レコードもテープもあんまり掘れないな~と思ってたら、今週末にかけて爆釣で、万々歳でしたので、報告しておきます!

 まず、週末恒例のレコ屋行脚の一軒目に寄った渋谷の某ユニオンでは、MUROさんの鬼レアテープ「Funky Potion 95 to 96」が有り得ない値段で告知なしに売られてて、救出買いをしておきました!
 既に持ってるテープだったので、アレですが、トレードの予定がないのにトレード用に買いました・・・ただ、こういう鬼レアなのが出てくるのは嬉しい限りですね(^0^)

 んで、そのラッキーな勢いを武器に、下北で見たことないのをドマイナーなテープ(最近は見たことないテープを見るとつい買ってしまう)をゲットしたり、新宿では、毎度の見切り品テープでHouse系のテープがゴソッと出てたのでまとめて買ったり・・・土曜の時点で爆釣りでした!

 そんなわけで、帰りは一人祝杯をし、帰宅の途中にある池袋のユニオンに行き、なぜか私が酔っぱらった時にしか会えないN村さんと話をしていたら・・・ボムな話がありました!
 なんと、大口のテープの入荷があったらしく、良かったら見ませんか?というお誘いでした!!

 もー、二つ返事でお願いし、土曜は在庫が倉庫から出せなかったので、今日である日曜日に見させてもらったら・・・鬼ボムで、皆さんには申し訳ないですが、10数本を買わせて貰いました(^0^)
 本数的には50本程度でしたが、かなり探していたPaulさんの弟子筋に当る「Ruka」さんのテープや、辰緒さんの「Organ Bar No.00」という謎の作品(もしかしたら鬼レアな部類かも?)や、個人的には勉強中な海外スクラッチ系DJの作品などを買いました!!
 
 こういう裏取引的なことを書くのはどうかと思いますが、今回の放出は、売って頂いた方のセンスがメチャクチャ良かったのに救われます・・・恐らくDMRを中心に買ってたんだろうな~という感じで、ホント嬉しい限りです。
 テープって、レコードと違い、意外と「タンスの奥」に隠れていることが多く、タンス預金的な在庫(不必要なのに売られてない在庫)が多いジャンルだと思います・・・なので、こういった放出がたまにあり、出るときはその売った人のセンスが出てることが多く、その辺も面白いです。
 
 もし、このブログを読んでる方で、タンスの奥にミックステープが沢山あるのなら、私みたいな輩がいますので、是非、放出して頂けると助かります!
 正直、割と真面目に買い取ってくれるユニオン辺りでも、メジャー作品以外は底値かもしれないですが、意外な作品が高かったりしますので、是非お願い致します!!

 あと、池袋の件については、私が買わなかった分の話をすると、かなりイイ作品が多く、それこそSpinbad関連だったり、Paulさん関連、Organのスーさん関連などが、まとまって出てましたよ。
 レアどころで行くと、Ill Vibesの第2弾だったり、クボタタケシさんの第1弾などがあり、かつ値段もお手頃な感じでした・・・いつ放出するのかは分かりませんが、テープがお好きな方は是非「池袋」をチェックしてくださいね!!


 そんなわけで、釣果報告でした~ 
 N村さん、いつもどうもありがとうございます!!

 ちなみに、今週末は某所に出張予定なのですが、テープ関連で楽しみな話があります・・・どうなるのか、いまからワクワクしています(^0^)






Rainer Truby 「Strings & Things」
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 梅雨が始まり、ジメジメとした日が多くなりましたね・・・
 そんな時はちょっと爽やかなのを聞きたいな~と思い、たまたま聴いたテープが思いのほかヒットだったので紹介です(^0^)


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 今回は、個人的に一押しなテープシリーズ「EMTシリーズ」から、ドイツのJazz系DJである「Rainer Truby(レイナー・ドルビー)」さんによる作品のご案内です。

 EMTシリーズは、今までにも何度か紹介をしたことがあるので詳細説明は避けますが、海外のJazz系ビックDJが登場する素晴らしいテープシリーズで、今回紹介をするRainerも間違えない人選だと思います。

 最近はちょっと名前を聞かなくなってしまいましたが、ドイツを拠点に活動をしているお方で、一時期は「Rainer Truby Trio」として積極的に音源を出したり、世界各国でDJをしたり、各種コンピレーションを制作したり・・・Jazz系というカテゴリーには収まらない活動をしています。
 まあ、JazzといってもJazzだけをプレイする訳ではなく、Jazzという自由な精神性みたいな感性で音楽をプレイしており・・・それこそ、このテープで披露されているような深くて広い音楽性がある・・・お方だと思います。
 特に古いBrazilやJazz、SoulやLatinといった旧譜系はメチャクチャ強いそうで、各種コンピレーションなんかで彼の力量が発揮されています・・・あまり詳しくないのでアレですが、コレでイイのかな??

 そんなRainer氏ですが、このEMTシリーズのリリース元であるEspecial関連/経由でちょこちょこテープがあります・・・
 気づいたら上の写真の2本を持っていましたが、Especial(というか沖野兄弟)は、日本と海外の橋渡しをテープという形で実現しており、今思うとリスペクトですね!!


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 ンなわけで、作品の紹介に行きましょう・・・なお、今回も選曲がドープ過ぎて写真は借り物です~

 この作品はDJミックスがなく、選曲だけの作品ですが、タイトルにある「ストリングス」をキーワードに、JazzやSoul、Brazilなどの旧譜を通して織りなす緩やかなグルーブが大変気持ちいい作品になっています。

 選曲的には、調べてみると結構面白く、出だしからニューディスカバーな「Crystal Winds / Signs of Winter's Time」のような人に知られていない曲をプレイしたり、「Ahmad Jamal / Children Calling」のような有名ミュージシャンの知られてない曲だったり・・・はたまた、一時期は100円レコの常連と思わしき「Bob James / Hypnotique」を爽快にプレイしたり・・・得意のブラジル系では80's Boogieな「Marcos Valle / Estrelar」を粋にプレイするなど・・・流石の選曲です。

 私が説明するよりも、このテープに一貫して寄稿をしている小川充さんの解説を読んで頂ければ分かると思いますが、レア盤披露な内容にはせず、人が注目しないレコードだけでグルーブを作ってしまう辺りは流石ですね!!
 私自身も全然知らない曲の方が多いのですが、不思議と耳を奪われてしまうグルーブがあり、ホント上手い選曲だと思います。


 なお、全体的な作りも、コンピ形式ではあるものの、全体のグルーブをしっかりと考えた構成が素晴らしく・・・今の時期であれば、梅雨のジメジメ感を徐々に飛ばしていくような爽快さがあり、大変素敵です!
 選曲的にはJazzっぽい質感で、スローな曲が多く、チルなりレイドバックと言えばそれまでかもしれないですが、不思議な空気感が素敵で、リラックスして聞けるのがイイですね・・・

 また、キーワードとなっている「ストリングス」に関しては、一般的な解釈(=弦楽器など)である華やかなイメージはあまりなく、選曲上はそんなには目立っていないのですが・・・全体的に聞くと不思議とグルーブが一貫しています。
 う~ん、説明が上手く出来ないのが悔しいですが、ジワジワとグルーブを温めている感じがストリングス的で、まさにプロDJにしか出来ない選曲だな~と思いました。



 久しぶりに、主題がまとまらないまま書いてしまいましたが、このテープにある「空気感」だけは間違えなく、流石の作品だと思います。
 もっと詳細を知りたいなら、小川さんのライナーを読んで頂ければ幸いですが、今の時期のジメジメ感を不思議と爽やかにしてくる感じが素敵ですね!!

 それにしても、小川さんのライナー、ほんと的確過ぎてズルすぎます・・・こういう文章を書けたらイイのにな~



<Release Date>
Artists / Title : Rainer Truby 「Strings & Things」
Genre : Jazz、Soul、Brazil、Fushion・・・  
Release : 2003年ごろ
Lebel : Especial Records No Number




Sgroove Smoove 「Dis-Co-Nnection 4」
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 え~、久しぶりにレコードやテープ以外のモノに物欲が湧いております・・・まあ、出張用のバックを新調しようかな~と思って探してるのですが、根っからの凝り性&だけど優柔不断なので全然決まりません(^^;)
 レコードとかテープとかは、よほど高額ではない限りはスパッと買ってしまうのですが、それ以外のモノ(特に洋服関連)はホント優柔不断なので困ります・・・はたして私は無事にバックを買うことが出来るんでしょうか??

 ンなわけで、バックとは全く関係ないですが、大好きなSgrooveさんの作品のご紹介です!!


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 個人的には一押しな作品である「Dis-Co-Nnection」シリーズの第4段に当る作品で、2003年の冬頃にリリースされた作品になります。
 時期的には冬なので、冬っぽい感じもするのですが、今の時期でもイケる内容になっており、大変良い作品です!!

 内容的には以前の記事でも紹介した通り、素敵なオールジャンルミックスになっております!

 実際の選曲であれば「Malcolm McLaren / World Famous」のような旧譜の曲から、Minnie Riperton使いで有名な「Kenny Dope / Get On Down」のようなHipHop/Breakbeats系の曲など・・・新旧問わず、そしてジャンルの壁を飛び越えた選曲が聴きどころですね。
 この後に紹介するレコードなんかを見て頂ければ、いろんなジャンルの曲をプレーしてるのが分かるかと思いますが、そのバランスだったり、混ぜ具合だったりが絶妙で、ファンになると堪らない選曲ですね。


 特に今回の作品では1曲1曲を長めにプレーしているのが印象的で、その曲のグルーブを生かした選曲/ミックスが大変良いです・・・

 例えば、鬼クラシックな繋ぎですが「A Taste of Honey / Rescue Me」からネタ繋ぎで「Funky 4 Plus 1 / That's The Joint」に繋ぐのですが、定説であればクイックに繋いで、この曲の勢いみたいなのを出したいところで・・・あえてなのか、それぞれの曲をユッタリとプレーし、心地よい感じにしてるのは結構良いです!
 次に紹介するミックスの部分にも通じるのですが、ホント「グルーブ」の出し方は秀逸で、全体的には「人肌ぐらいの温もり」を気持ちよく引っ張り、かつ飽きない程度に展開のある選曲をしている辺りも流石です!!


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 そして、そのグルーブを更に生かしているのが「ロングミックス」だと思います!!

 作品上だと、A面の中盤から後半がキラーなので、ちょっと詳しく紹介をしましょう・・・

 先ほど紹介をした「Funky 4 Plus 1 / That's The Joint」で、抑え目なんだけどファンキーな展開を引っ張り、クラシックな「The Salsoul Orchestra / Runaway」をプレイし、更にファンキーな展開を引っ張ります。
 展開的にはガン上げな感じにはせず、ユッタリとしたグルーブで引っ張る感じで、まるで穏やかな太陽の光を浴びながら、ちょっとした田舎道をオープンカーで流してる感じ・・・ですかね?

 んで、そのRunawayの後は、頃合いが良いところで、大ヒットしたカバーバージョンである「Nuyorican Soul/ Runaway」のラテン風味満載なブレイク部分(Phily Beats)をミックスし、少しだけグルーブにおけるブレイクを作ったと思ったら、その躍動感があるブレイクに合わせて「Sunaga t Experience / It's You(MURO Remix)」の印象的なイントロをロングミックス・・・コレは上手すぎです!!
 コレは聴いてみないと分からないかもしれないですが、ホント痺れるミックスです・・・辰緒さんの曲の「♪It's You~♪」と囁いているボーカルが段々と入ってきて、グルーブの気持ちよさを更に引っ張ってくれ、気づいたら辰緒さんの曲になってる・・・みたいな感じで、メチャクチャイイですね!!

 そして、その後もイイんですよ・・・
 It's Youの最後にあるビートレスなピアノソロに、Garageクラシックな「The Paul Simpson Connection / Use Me, Lose Me」のピアノソロを絶妙にミックスし・・・それぞれのピアノがぶつかりそうなのに、しっかりとメロディーが重なり、幻想的な雰囲気のままUse Meに進みます・・・これも痺れますね!!
 この辺なんかを聞いてると、Sgrooveさんが尊敬してやまないLarry Levanが降りてきたかのようなミックスで、ホント良いです・・・また、ミックスの自由さもあり、Use Meはインストからプレーし、しっかりと引っ張ってからボーカルにスイッチしてるのもグッときました!!


 かなり好きなラインなので、必要以上に長く書いてしまいましたが、ミックスに関しては全編に渡って素敵なミックスが多く、作品のグルーブを更に良くしている印象があります。
 技術的にはそんなには難しくないことをしているのですが、曲のかけ方だったり、ミックスの仕方なりが絶妙で・・・この辺は本当に個性が光っていると思います。
 料理にたとえるのであれば、素材を加工せず、その素材の良いところを素直に調理した料理を、絶妙なタイミングで出してくるフルコース・・・というのが近いかもしれないですね!!




 そんなわけで、今でもしっかりと聞ける作品のご案内でした~
 やっぱりバイナル全盛の頃のミックスは「何か」が違いますね!!



<Release Date>
Artists / Title : Sgroove Smoove 「Dis-Co-Nnection 4」
Genre : HipHop、Breakbeats、DanceClassics、Garage、R&B・・・
Release : 2003年
Lebel : 4DJ's Records / Ke'T Drive ke.t-015




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<独り言>

 東京近郊以外の方には関係ないかもしれないですが、我らのDisc Unionが新店舗を「高田馬場」にオープンするそうです!!

 いや~、個人的には激上がりです・・・職場からも近いし、何よりも私のホームグランドの一つなので、嬉しい限りです(^0^)
 また、斜陽気味なレコード/CD小売業界において、新店舗を出すユニオンにもビガップですね・・・馬場はレコファンが数年前に消え、独立店だった「Time」というレコ屋が縮小したり・・・レコ屋的には淋しい地区になってしまったので、コレで盛り上がるとイイっすね~

 どんなお店になるのかは分かりませんが(場所柄でいくとロック系が強くなりそうですね)、楽しみにしています・・・ただ、馬場の駅前に繰り出すと、普通に飲み屋に行く習性があるので、ほろ酔い気味で行くことが多そうです(^^;)





MURO & Yo Iwasawa 「Beams Happy 25th Anniversary!」
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 え~、暑くなってきましたね・・・というか、ジメジメしてますね(^^;)
 夏に向かっていくのは大歓迎ですが、梅雨時期のジメジメ感はあんまり好きではないです・・・早く夏にならないのかな~

 そんなわけで、時期的にもバッチリな作品のご案内です~


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 前回紹介をしたBeamsのテープ繋ぎで、Beamsの25周年記念という名の元、我らのMUROさんとBeamsに所属する日本屈指のレコードコレクターである岩沢洋さんが選曲したナイスなコンピレーション(DJミックス無し)のご案内です。
 なぜ25周年記念でCDを?という疑問もありますが、ジャケからしてアメリカのお菓子の箱みたいなお洒落なデザインが秀逸で、かつ選曲も素晴らしく・・・かなり良い作品ですよ!!

 
 まず、岩沢洋さんのことを紹介しましょう。

 岩沢さんは、あまりメディアに出ないので不明なところも多いのですが、普段はBeamsのバイヤー(確かレディースラインのBeams Boyの担当?)をしている方で・・・その一方で、レコード業界的にはDeep FunkやModern Soul/Boogie系のハードコレクターとして有名なお方です。
 新しいところだと、日本版のWax PoeticsでドマイナーなModern Soul/Boogie系レコードを紹介する連載をしていたり、昔だと旧GrooveのDeepFunk特集で、Keb Dargeなんかに混ざってレアな45を紹介したり、要塞みたいなレコード部屋(?)を紹介したり・・・大変「濃い」方かと思います。
 また、その音楽知識を生かし、今回のようなコンピレーションを多数リリースしており、Beamsの音楽部門(?)を引っ張っていた方かな~と思います。

 そんなわけで、恐らく「レコード」が縁でMUROさんとこのコンピを作ることになったようです。
 ブックレットによると、何か一緒に仕事がしたいね~という話の流れで、このコンピ話が上がったみたいです・・・お互いレコードの猛者だし、洋さんもDJをしてたりするので、DJ視点が生きたコンピレーションになったみたいですね。

 ちなみに、コレを調べてる過程で知ったことなのですが、90年代前半位に洋さんが働いていたらしい原宿のBeamsの店舗では、洋さんがプライベートに作ったミックステープを流してたこともあるようです・・・あるブログで紹介をしてたのですが、MUROさんの手作りテープなんかも流してたそうです!!
 これは是非聞いてみたいですね・・・ほんとミックステープの世界は奥が深いっすね~


 そんなわけで、作品の紹介です!!

 この作品は2001年7月にメジャーリリースされた作品で、ConcordやBrunswick、Fantasyなどのレーベルの音源より選曲した作品です。

 割とJazz系が多いのですが、SoulやFunk、Brazilなどの黒い音楽から幅広く選曲しており、内容的にはかなりマニアックな曲が多いですかね・・・
 ただ、DJ視点の生きた曲の選び方や、流れをしっかりと意識しているところなど、全体的に聴きやすい内容に仕上げているのは流石です。

 それこそ1曲目では、クラシックな「Tania Maria / Come With Me」のライブ盤から爽やかにスタートしたり、Stevie Wonderのカバー曲である「Ernestine Anderson / Bird of Beaty」を選んできたり・・・かなりマニアックな選曲なんですが、聴きやすさは抜群でヤラれます!!
 また、流石MUROさんなので、中盤にはネタ選曲もあり、ビヨンセネタの「The Chi-Lites / Are You My Woman?」とか、Kool G Rapネタの「Boobie Knight / The Lovemaniaacs」なんかもプレイしててイイですね!

 どの曲もレコードを持っていませんが、実感的にはかなりマニアックな選曲だと思います・・・ただ、ホント聴きやすい内容で、しっかりと「DJ的な視点」や、Beamsらしい「提案感」が盛り込まれており、普通に聞いていても難しく感じる部分はありません。

 また、選曲の並びも、DJミックスはしていませんが、しっかりと流れがあるのがイイんですよね~
 出だしはBrazil系の爽やかな展開で始まり、徐々にFunk系の熱いところにシフトしつつ、後半はしっとりとJazz系の選曲で引っ張っていく感じが上手く、湿気の多いこの時期においては「除湿感(?)」がある感じで素敵ですよ!!



 そんなわけで、説明は短いですが、ナイスなコンピの紹介でした。

 総括すると、様々な「黒い音楽」を、MUROさんと洋さんという腕利きのバーテンダーが作った口当たりのいい爽やかなカクテル・・・みたいな感じで、様々な要素の音楽が含まれているんだけど、一つに綺麗にまとまっているのは流石です。
 なんか、出張で偉い方々とホテルの最上階ラウンジ的なところに行ってきた直後なので、こんな安い表現になりましたが、夜景の綺麗なガラス張りのラウンジで、一人でゆっくりと時間の流れにまかせながら飲みたい・・・いや聴きたい・・・そんな感じの作品かと思います。

 レコード相場的には、かなり安く売られていると思いますので、気になる方は是非掘ってくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : MURO & Yo Iwasawa 「Beams Happy 25th Anniversary!」
Genre : Brazil、Funk、Soul、Jazz・・・
Release : 2001年7月
Lebel : ビクター・エンタテインメント株式会社 VICP61399





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<文章が短かったので独り言>

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 今年も出張シーズンが始まり、週末は地味に千葉方面に泊り出張をしてきました。
 私自身、千葉出身なので新鮮味はないのですが、地味に仕事をこなしてきました・・・といっても、今回は呑んでる時間の方が長かったような気がします(^^;)

 んで、帰りはあまり行かない(行けない?)千葉の某ユニオンに寄り、写真のテープをゲット!!
 ご当地モノで、千葉の名物ラッパー(?)である「Mr,Omeri」氏が作成したミックステープです・・・テープがあったことは知らなかったですが、こういうご当地モノが現地でゲット出来ると嬉しいですね(^0^)
 内容的には、当時(00年代初期)のUS産HipHopのミックスに交じって、彼のフリースタイルや曲をプレイしてて、日本語ラップマニアの方が反応しやすいかもしれないっすね~

 ちなみに、今年の出張はいつも行くところが多いのですが、途中下車などを駆使して、今まで行ったことのない街のレコ屋を攻めようと色々と計画を練っていますよ・・・色々と出会いがあればイイですね~

 あと、コレは愚痴なんですが、我らの下北ユニオンで先週の木曜日にあったイベントで、サイプレス上野&ダースレイダー&Ken The 390さんによる「Front/Blast」のトークショーがありました・・・行きたかったのですが、出張直前で普通に残業してて行けませんでした(--;)
 面子からいって間違えない人選で、絶対に面白かっただろうな~ 行った方っておられますか??




Beams Records 「Beams Records Launching In The Autumn,1999」
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 う~ん、これは上手く撮影が出来ませんでした・・・すみません(^^;)

 知っている方は殆どいないかと思いますが、この「外観」はミックステープ・コレクターなら絶対に手が出てしまいます・・・実際、私も入手するのに結構苦労したテープで、マニアなら堪らない一品ですよ(^0^)


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 このテープは、あの有名洋服ブランド/ショップである「Beams(ビームス)」が1999年に「Beams Records」という音楽ブランド/レーベルを立ち上げた際に製作されたと思われるモノで・・・我らのMUROさんの大名作である「Superシリーズ」の2本組み仕様ケースで制作されたテープになります!! 
 MUROさんのテープと並べた写真だと分かりやすいと思いますが、写真の「Super Disco Breaks Lesson 1 - 4 」が1998年のリリースで、かつ銀色のジャケということで・・・ある意味「パクった?」ともいえる外観ですが、この外観にグッと来ない方は少ないんじゃないかと思います(^0^)

 ミックステープにおいて2本組み作品ってボチボチあるのですが、Superシリーズのような「厚みのある2本組み仕様」はMUROさんの作品以外では殆どありません・・・前回紹介をしたKomoriさんの2本組みのように、2本のテープを縦に並べてるのが多いですね。
 コレ自体は、結構前にネットで存在を知り、Superシリーズにヤラれたテープ馬鹿としては絶対に欲しいな~と思い、結構探していたところ2年前位に下北ユニオンのソウルのCDコーナーの片隅で発見し、思わずガッツポーズをしながら買いました(^^;)
 
 内容的には「ノベルティー」に近い位置づけなので、いつも紹介をしているミックス作品とは毛色が違いますが、以下で紹介をしたいと思います。


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 まず、Beamsに関しては、もはや説明不要ですよね・・・というか、ミックステープやDJの説明ならスラスラ書けるのですが、ファッション関連になると頭を捻りましたが上手く説明が出来ません(^^;)

 まあ、誰しもが一度は買ったことがあるブランドだと思うし、好きな方も多いですよね・・・私自身も高校生~大学生時代はボチボチ利用し、適度にお洒落で長く着れ、かつ値段もお手頃なのが多く、大変素敵なブランド/お店ですよね!
 私ぐらいの世代(30前後)だと、洋服以上にお店のショッピングバック(?)が人気で、高校生の頃とかは、あれに体操服とかを入れて通学してた方が多いかと思います・・・懐かしいですね~


 そんなBeamsですが、1999年の秋ごろに「音楽ブランド/レーベル」を立ち上げ、ボチボチと独自の作品をリリースしていたようです。

 現在はあまり独自の作品をリリースしていないようですが、洋服と同様にBeams視点で選んだCDなどを店舗で販売しているようです・・・最近はBeamsは行かなくなってしまったのでアレですが、各店舗の片隅で洋服のついでに販売している感じなんですかね??
 まあ、洋服屋さんって、雰囲気だったりブランドイメージを大切にするところがあるので、店舗でかかってるBGMだったり、独自のコンピレーションCDを作ることもあったり・・・何よりも「音楽」と「洋服」を結びつけることで、ファッショナブルなイメージを作っている側面があり・・・Beamsに関してもその流れがあるかと思います。
 
 ただ、Beamsって、洋服なりスタイルを「提案」することが特徴的な部分があり、その提案が多様性と独自性に富んでいるところが魅力であり・・・この流れを生かして「音楽ブランド/レーベル」を始めたようです。

 洋服って、自分が着たい洋服をお客さんが選らんで買う訳ですが、その「着たい」と思わせるところにブランドなりの「差」が出るのだと思いますが、Beamsに関してはお客さんに対して「こういうスタイルもあるよ」みたいな一歩だけ先を行く提案が上手く、それが差になっていると思います。
 上手く説明が出来ませんが、ただ洋服を仕入れて売るのではなく、しっかりとコンセプトなりを考えた上で、お客さんの胸に「何かが響く提案」をしている・・・そんなイメージがあります。

 実際に、このテープの中にはパンフレットが入っており、そこには「ビームスはライフスタイル提案の一環として“ファッションからの音の提案”をしてきます」と記載があり、かなりコンセプトが立ったところはあったと思います。

 また、Beamsって、実際に音楽に密接なスタッフの方が多く、それこそDeep Funk / Modern Soulのハードコレクターとして有名な岩沢洋さんや、DJとしても有名な青野賢一さんなどが在籍している点もポイントで、その提案を「本格的」にしていた部分もあったと思います。
 このテープでも以下で紹介する点を中心に「濃い」のですが、現在でもBeamsのオンラインショップで確認した限りだと、最近でた「James Mason」の再発CDをチョイスしてる時点で流石で、山師根性でCDを売ってるわけではないな~と思いました。


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 では、テープの紹介をしましょう!

 このテープは、Beamsの音楽部門が立ちあがった1999年秋ごろに配布されたと思われるテープで、ブランドコンセプトを伝えるべく資料のような形で配布されたと思われます。
 恐らくですが、一般販売/一般流通は一切なく、このブランドがスタートしたことを伝えるべくファッション業界や音楽業界で配布されたモノだと思います。

 本体には今後リリースされる楽曲/CDを収録したテープが2本と、Beams Recordsのコンセプトや今後のリリース予定を載せた小冊子が一冊あり、内容面から考えても資料用というのが分かるかと思います。

 なぜテープにしたのかは謎ですが、音楽業界的にはリリースする作品の資料としてカセットテープが一般的な時期だったのでテープにしたんでしょうね・・・ただ、当時としてもインパクトは絶大で、インパクト面から発する広告効果が高かったように思えます。
 ファッション業界なり音楽業界のことは詳しく分かりませんが、こういう資料的なモノは沢山あると思うので、その業界の人の「目」に止まるようにする必要がある訳で・・・その限りではバッチリですね!
 また、このアイデアは時期的に考えるとMUROさんのテープが発端な可能性は高いと思いますが、コレを選んでくるセンスは素敵で、Beamsらしい「提案力」が生きた資料になったと思います。


 んで、ミックステープのブログなので、テープの内容にふれておきましょう。

 基本的には資料(=アドバンステープ)なので、今後リリースする予定の作品の一部を2本に分けて収録しています。

 Jazz系ミュージシャンで作曲/編曲家である三宅順さんの作品や、Beamsスタッフ企画の作品が収録されていますが、白眉はスタッフ企画レーベルの第1弾で、あの「Keb Darge」の選曲作品が収録されているところでしょうか?
 洋服屋さんが始めたレーベルっていうと、本格派なイメージはあまり無いかと思いますが、Keb Dargeにオファーしちゃう辺りでBeamsの底力を感じちゃいますよね・・・きっと洋さんが暗躍(?)したんですかね??
 
 まあ、ミックステープ的な要素は一切なく、ホント「資料」としてしか機能はしないのですが、コレクター的には色んな要素があってグッときますね・・・






 そんな訳で、かなり変化球な作品のご案内でした~

 ちなみに、市場では殆ど見かけないので、入手したいと思う方は気合で探してくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : Beams Records 「Beams Records Launching In The Autumn,1999」
Genre : Funk、Soul、House、Lounge・・・
Release : 1999年秋
Lebel : Beams Records No Number


Notice : Keb Dargeの別バージョン

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 ついでなので「合わせ技」な紹介です!!

 本文でもちょっと触れたKeb Dargeの選曲作品(The Keb Darge EXperience)ですが、実際にCDとLPで発売されました。
 ただ、今回紹介したテープだと、リリースする作品の資料というよりもBeams Recordsの資料という位置づけが強く、作品の詳細が良く分からないので・・・写真のような一般的なアドバンステープも配布されたようです!!

 コッチのテープだと、全曲が収録されており、かつKebによるナイスなDeepFunk選曲が聴きどころで、ミックステープ的な聴き方も出来るし、ジャケもCD盤とは全然違いますが、テープ版も十分カッコよく、コレはコレで最高な作品です!!
 このテープは2年くらい前に新宿のユニオンでゲットしましたが、他で見かけたことがないので、かなりレアな部類だと思います・・・ただ、音があまり良くなく、ミックステープとしては聴きづらいっすね(^^;)

 ちなみに、最近の調査だと、Keb Dargeもアンダーグラウンドでテープを作ってたみたいですね・・・某代々木のレコ屋さんで、売り物ではないテープを強引(?)に見させてもらったことがあるのですが、Northen Soul(だったかな?)のテープがありました。
 そのテープ、凄い欲しかったので若いスタッフの方に「売ってください」と尋ねてみたら「スタッフの私物なので売れません」と即断で断られました・・・残念でしたが、テープには目がないので、虎視眈々と狙っていきたいと思います(^^;)