HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Koco 「Who Got The Flava?」
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 日に日にですが、寒さが増してきて、確実に冬に向かってますね・・・季節的には冬は嫌いじゃないですが、季節の変わり目には弱いので、体がお疲れの模様です(^^;)
 なので、今日は自宅で、今季初の「適当に作った鍋」を仕込中・・・体を温めないとね!!

 そんなわけで、鍋とは全く関係ないですが、今週聞いた1本のご紹介です~
 そういえば、最近はこういう書きだしが多いですね(^^;)


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 今回は、Kocoさんの代名詞と言える作品のご紹介です!!

 ここ最近、HipHopは個人的な趣向から外れつつあるので、HipHop関係の作品の紹介が遅れ、こういう重要な作品も後回しになっていましたね・・・すみません(^^;)
 ただ、この作品に関しては、影響を受けた方が多いでしょう・・・ある意味、日本のRandom Rapの起爆剤ともいえる作品かもしれないですね。

 Kocoさんのミックス作品においては3作目の作品になり、Kocoさんの代名詞ともいえるマイナーなHipHopを、2枚使いやスクラッチを駆使し、ゴリゴリにミックスした作品です!

 内容的には、副題の「early 90's undergroud hip hop」からお分かりのとおり、90~93年ぐらいまでのNew School期において、日の目を浴びなかったマイナーなHipHopを中心に選曲しており、ド深い掘りっぷりに感服です!
 それこそ、このジャケのネタ元である「Ebony Broadcast System / Skillz」とか、未だに4万オーバーな「Lord Aaqil / Check it Out EP」など、今でも鬼レアなタイトルが目白押しですね!!

 時期的には、2001年に「DJ Ivory / Hear No Evil」が出て、世界的にマイナーHipHopに注目が集まり、初期は80年代後半のMIddle期の作品(Paul Cとか)に注目が集まっていた印象があります。
 その流れがあってかなのか、2004年にKocoさんが出したこの作品は、対象の時期が90年代に移っており、目の付けどころが早いですね・・・第1作の「Koco's Jazzy Grooves」や、2作目の「Shimokita House」でも、こういったマイナー系は披露していましたが、ココまで掘り倒したのは初めてで、この掘りっぷりには影響を受けた方も多いかと思います。

 私自身も、このくらいの時期からHipHopの興味が薄れてきてしまったので、記憶が曖昧なのですが、この作品が出て以降、マイナーなHipHopの高騰ぷりっと言ったら大変で、ジャケネタのEbonyとかはかなり高額でしたね・・・この辺はKocoさんの影響なんでしょうね~
 ミックステープ業界でも、この作品が出て以降、マイナー系に焦点を当てた作品が多くリリースされ、それこそShigeさんの「Full Time」シリーズなんかは、Kocoさんに影響を受けて作ったのかな~とも思います。


 ただ、重要なのが、単にマイナーなHipHopをプレイしてるんじゃなくて、それらを「カッコよく」プレイしてるのがKocoさんの素晴らしい所で、それがあったから無視され続けていた曲などが光り、マイナーな曲の中でもカッコいい曲がある!という点をリスナーに伝えたことは大変大きいと思います。

 無論、ド深い掘りっぷりもポイントですが、選曲的にもNew School期特有の首フリ感を維持した選曲が素敵ですし、何よりも要所要所で披露される2枚使いなどが素敵です!!
 内容が内容なので、詳しく説明ができませんが、A面最初の「Dope and a Gun / I Got Open」では、この曲のB面にある「Who Got The Flava」のサビとを絶妙に2枚使いしてて、この作品のタイトル/主題を煽りつつも、カッコ良い展開に悶絶ですね!

 そのほかにも、カッコいい擦りや2枚使いは要所要所で炸裂してますね・・・Kocoさんの素敵な所って、深い選曲もポイントなんですが、それらの選曲を、素晴らしいDJスキルで更に昇華させちゃう辺りが重要だと思います・・・
 最近の45なんかは正にそうで、人が目をつけない内容に着目しつつ、それをカッコ良く紹介している・・・っていうのがKocoさんらしく、その辺の感覚はMUROさんに近いっすよね・・・そういえば、今度、KocoさんとMUROさんが45縛りのイベントをやるらしいですよ・・・楽しみです(^0^)



 そんなわけで、知識があまり無いので、説明はこれで終わりですが・・・ミックステープ/レコード業界的には重要な作品で、かつ内容も素晴らしい作品のご紹介でした(^0^)
 う~ん、やっぱり知識が無いと上手く説明が出来ないっすね・・・すみませんでした(^^;)





<Release Date>
Artists / Title : DJ Koco 「Who Got The Flava?」
Genre : HipHop
Release : 2004年冬~春
Lebel : Donuts Record DN-005






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<独り言>

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 最近は、よく「仕事が忙しい~」と愚痴っており、ユニオンで放出情報があってもタイミングが合わず、買いに行けないケースが多いです・・・今月はテープ系で買えなかったのが多かったです(--;)

 ただ、タイミングが合えば気合を入れるわけで、昨日の土曜、新宿の某ユニオンでDisco系12inchの緊急放出があり、久しぶりに開店前から並んで、ずーっと探していた「Ashford & Shimpson / Stay Free」(独onlyの12inch)をゲットしましたよ(^0^)

 Kocoさんの作品を紹介して、このレコの話をするのもアレですが、個人的にはダニーの朝方プレイでヤラれ、かなり探してました・・・つい最近、あまりにも出なかったので、再発のボックスセットを買ったのですが、やっぱりオリジナルは欲しいので、気合が入りましたよ(^^;)
 私は3番目でしたが、先に並んでた方が別のを狙ってたみたいで、店に入って、速攻で壁にかけてあったレコを抜いて無事ゲットです・・・セールって待ってる時のドキドキ感や、抜けた時の安心感など、色々と刺激があって好きなんですよね・・・今回は値段も個人的なプライスラインよりも低く嬉しい限りです!!

 あと、もう1個嬉しかったのが、その新宿のお店にDiscoに強い店員さん(S藤さん)が戻ってきてたことですね(^0^)
 その店員さんは、ちょっと前まではお茶の水におられましたが、もともと新宿にいたお方で、新宿時代のDisco系の品揃えにはヤラれ、凄いお世話になっていたので、これからの新宿が楽しみです!!

 ちなみに、10月でユニオン的には人事異動があったみたいで、いろんな店員さんが別店舗に移動してますね・・・
 よくこのブログに登場するN村さんは下北に移動をし、一発目からDev Large関連のゴツいテープを放出してましたね・・・その日は仕事で、夜に行ったら売り切れてました・・・まだお会いできないですが、下北もちょくちょく行くのでよろしくお願い致します(^0^)


 では、独り言でした~






 
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Mighty Crown 「Mighty Crown Vol.8 - Fivestar Cup 98 頂点」
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 いやいや、あんまりココで愚痴るのもアレですが、仕事が鬼忙しいっす・・・泣きたくなるほどではないですが、毎日午前帰りなのでちょっと辛いっす(^^;)
 う~ん、いつになったら状況が変わるのかな・・・早く後輩を育てて、雑務を回せばいいんですが、教える&鍛えるのには時間がかかるんですよね・・・なので、まだまだ苦労が続きそうです(--;)
 
 そんなわけで、愚痴とは関係なく、久しぶりにドマニアックなネタも込みで、レゲエのテープの紹介です!!


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 言わずと知れた「Mighty Crown」の初期クラッシュのテープで、日本での地位を絶対にした歴史的クラッシュ「頂点」でのMightyのプレイを収録した作品です!
 Mightyのことは説明不要かと思いますが、流れ的には98年4月にTaxi HiFiとのクラッシュで勝ち、その勢いのまま「頂点」でも勝ち、翌年にはWorld Clashで初出場ながら勝利し・・・Mightyが名実ともに頂点へ駆け昇る時期の貴重な音源かと思います。

 個人的にもレゲエのテープをガンガン掘るようになったのは、Mightyのクラッシュなどを聴き、ハマっていった・・・と経緯があり、Mightyのテープ(特に現場/クラッシュモノ)はガンガン買ってます(^0^)
 まだまだ掘れてないのも多いですが、現場でしかあり得ない「バイブス」のヤバさは唯一無二で、他の作品も込みで、これからもがんばって掘りたいと思います!!

 なお、今回紹介する内容(クラッシュとかサウンドシステム、ダブなど)が分からない方は、私が以前書いた以下の記事をご参照ください。

● Mighty Crown 「Mighty Crown Vol,7 - Vital '98 Sound Clash Taxi Hi-Fi vs Mighty Crown」



 それでは、さっそく作品の紹介に行きましょう!!

 この作品は、1998年12月29日に大阪/Bay Side Jennyで行われたサウンドクラッシュ「頂点」でのMightyのプレイのみを収録した激熱なテープです。

 このクラッシュは、当時の日本最強サウンドを決めると言っても過言ではないクラッシュで、東京からはRankin Taxi率いる「Taxi Hifi」、地元大阪からは現在のMighty Jam Rockの前身にあたる「Tokiwa Star」、そして横浜代表として「Mighty Crown」が参加し、各々が所有するサウンドシステムを持ち込み、当日用のスペシャルが大爆発しまくり・・・結果としてMigthyが勝ったクラッシュになります。

 当日の内容は、YouTubeに素晴らしい動画が上がっていました(上げ主さんビガップ!)ので、下記にリンクを貼り付けておきますので、ご参照ください・・・

 TOKIWA レゲエサウンドクラッシュ 前編
 トキワ サウンドクラッシュ 後編
 

 Taxiは強力/巨大なサウンドシステムが売りで、日本のサウンド界では老舗として有名ですね・・・そしてTokiwaは、Ryo The SkywalkerやNG Headなどの強力DJ陣がバックにいたシステムで、地元大阪を代表する新興サウンドです・・・
 ただ、Mightyは流石の一言で、バイブスの高さが半端なく、楽勝で他のサウンドを圧勝している・・・そんな感じかと思います。

 今回紹介するテープでは、Mightyのプレイのみしか収録されていないので、正しい状況案内が出来ないのですが、終始にわたり他のサウンドを圧倒している印象で、強力なダブや、鬼カッコいいマイクなど、カッコよすぎです!!

 上の動画と照らし合わせると、Taxiは滑り、Tokiwaは日本人ダブを中心にボスってたみたいですが、後半になり、Mighty側がTokiwaのことを「(プレイしてる姿が)マンガみたいな動きで面白い」とディスり、それがお客さんに受け、Tokiwaのことを「稲中サウンド」とコケ下ろし、次第とMightyが優勢になった・・・みたいな感じで、MCを聴いてるだけでもカッコよすぎです!
 また、当日プレイしたスペシャルなダブも、海外勢はアレですが、日本人ダブがヤバくって、Chozen LeeやPapa Bonなどに歌ってもらった「殺し用ダブ」が炸裂してて、イイですね・・・ダブって「現場だから光る」存在だと思うので、それを上手く発揮させたのがMightyであり、それで勝ったんですかね??


 
 そんなわけで、あんまり詳しい説明ができませんでしたが、Mightyらしい「くそ熱いバイブス」が満載の作品で、レゲエが好きなら絶対に聴いた方がいい作品です!!
 やっぱり、ダブをアナログ盤で切ってる時代のクラッシュは何かが違います・・・抽象的な表現ですが「アナログ時代」の良さが色々と光ってます!!

 



<Release Date>
Artists / Title : Mighty Crown 「Mighty Crown Vol.8 - Fivestar Cup 98 頂点」
Genre : Dance hall Reggae
Release : 1999年?
Lebel : Ragga China? No Number
Notice : No Track List








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おまけ 『ブート・テープ』について

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 今回の紹介は・・・実はこっちのネタの方がメインでした!!

 レゲエのテープを掘ってると、オリジナル・プレスのテープに混ざり、誰かがそのオリジナルを複製して作られたテープ(=ブート・テープ)が多く、テープ馬鹿としては頭を悩ませることが多いです(^^;)
 まあ、悩んでるのは私だけかもしれないですが、このことを伝えられるだけのネタがそろったので、レゲエ界におけるブート・テープのことを紹介したいと思います。


 まず、今回紹介をした頂点のテープ、私が持っているテープはブート版の方です。

 見た目だと分かりづらいかもしれないですが、ジャケットはカラーコピーで、テープも上記写真のように市販のテープにラベルを貼った品物です。
 レゲエや他の音楽(HipHopなど)もそうですが、90年代後半より前に作られたテープは手製のモノも多く、市販のテープに録音された作品=ブートとは言いきれない背景もありますが、色々と調べると、これがブートであることが分かりました。

 これ自体は、昨年、某フリマでレゲエのテープを大量出品してたお兄さんから購入をしたもので、勝った時点でブートっぽいな~とは思っていましたが、大正解だったみたいです(^^;)


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 んで、今回紹介をした頂点はブート版だったわけですが、私の手持ちの範囲でも、色々とブート版があります。

 例えば、写真上の2枚は、Mightyが不可解な判定で負けてしまった2001年のWorld Crashで、Mighty側が国内流通用に製作したテープ(Pt1から3まであり)ですが、一番上がオリジナルのPT1で、テープに印刷の黒いラベルが貼られているのに対して、その下がブート版(Pt3)になり、頂点と同じように市販のテープに細長いラベルが貼られており、一目瞭然で下が複製だというのが分かります。

 今回紹介しているブート版は、どうやら同一の所で製造されたようで、ソニー製の市販のテープに、PC印刷(かな?)された細長いタイトルシールを貼り、ジャケットはインクジェットのプリンターで印刷されたペラペラなジャケットがついており・・・個人的には「ソニーテープ」と呼んでいます。
 このソニーテープは、国内で製作されたレゲエ系テープを中心にコピーしてたようで、私が所有しているだけでもボチボチあります・・・Mightyから始まり、カエルスタジオ、MJR、Murder Oneなど、個人的にはレアな現場テープほどブートです(^^;)

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 んで、今年の夏の関西旅行の時にも話しましたが、MUROさんの「Super Funky Reggae Breaks」に至っては、共作者のZoo-Shimiさんのテープだけ複製した一本モノ(写真右)が存在し、いろんな意味でビビりました・・・

 2本仕様なのを豪快に1本にしてしまったのもありますが、これもソニーテープが製作元で、個人的には関東圏の話かと思ってたら、関西圏にも流れているのにビックリしました・・・これでいくと、かなり全国的に流通してたんですかね??
 また、2本組みにおいて、Zoo-Shimiさんの分だけ抜き、ジャケットも恐らくスキャナーでオリジナルから抜いて、更に1本組用のテープに編集し直している・・・ブートなのにセンスの良さを感じてしまう点はコレクター泣かせですね!


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 こういった「完全コピー」なモノって、中●のブランドバックのコピーじゃないですが、かなり「アウト」な行為だと思います。

 そうすると、今回紹介をしているソニーテープなんかは、国内のモノをコピーして勝手に売ってるわけですよ・・・バックと同じで「アウト」だと思います。

 それこそ、オリジナルのテープは、製作者が音源や本体に対して資本を投入して作っているのを、コピーなので全く資本を使わないので安く作れ、恐らくですがオリジナルより安い値段で売っている可能性があるので・・・オリジナルの製作者の「食いぶち」を奪ってるわけです・・・
 実際にこういうテープを作った人が、オリジナルを作った人に「こら!」と言われたかは分かりませんが、普通だったら間違えなく怒りますよね・・・
 
 ちょっと面白い資料として、上の写真を見てほしいのですが、99年ごろにリリースされた国内レゲエ系レーベル「Jap Jam」からのテープには、HipHopでいう「Parental Advisory」の表記に真似て「AMMARI DUBBING SUNNAYO(あんまりダビングすんなよ)」と印刷がされています。

 遊びで書いた可能性もありますが、当時のレゲエ界で国内製作のテープを「コピーする行為」があったことの裏付けになり、それを製作者側も危惧していた証拠になるかと思います。

 まあ、普通に考えたら、自分が作ったモノを、勝手に同じ内容のままコピーされて売られたら、儲けが取られるわけなので・・・怒るのが当然だと思います(^^;)
 また、それ以上に作った人は業界内の人だとしたら、業界で黙殺され、結果として業界で生きていけないじゃないか・・・と思ったりもします・・・ソニーの方は大丈夫だったんでしょうか??


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 ただ、レゲエ界でそういったコピー行為はあんまり問題にならなかったようです。

 理由は明確には分かりませんが、結局は「みんなコピーをしてた」ってことが背景にあったこともポイントかと思います。

 それこそ、HipHopもそうですが、90年代初めまでは、テープ屋みたいのが存在し、欲しいテープがあれば、その場で高速コピーをして売ってました・・・
 また、録音した素材自体が、何らかの現場での実況テープや、ラジオからの録音だったり、テープでコピーする以外に購入する術がなかったため、テープをコピーする行為自体が普通だったんですね。

 まあ、無責任な話にはなりますが、結果として「誰のモノでも無い」音源だし、人気があるものだからコピーしちゃえよ!みたいな感じで、悪い意味でのコピーという意識はあんまり無かったんですかね??

 例えば、レゲエを昔から聴いてた方なら懐かしいかと思いますが、写真左上のテープは、コピーテープ屋の代名詞ともいえる「Jack Sowah」製のテープで、こういうテープを聴いて現地のレゲエのテープを学んだ方も多いかと思います。
 内容的には、どこから始まりでどこが終わりか分からない感じで、その現場を録音しっぱなしの内容が多く、作品性なんかはありませんが、レゲエの根幹みたいな「味」が満載で、これはこれでイイですね!

 また、日本においては、80~90年代のビンテージなJA音源をコピーして売っていた「Cassete China」というレーベルがあり、これも写真下のように結構あり、買ってた方も多いんじゃないでしょうか?
 結局はコレも出所が不明なコピーという範囲ではありますがコピー商品で、コレをコピーして売ってたのが・・・なんと「Mighty Crown」なんですよね!
 彼らのお店「Ragga China」から流通をさせてたテープなんですが、彼ら自身、上のJack Sowahとかのコピーテープを聴いて育ち、相当影響を受けているので、自分たちが影響を受けたテープをみんなに聴いてほしい・・・そんな思いがあったんですかね??
 まあ、自分たちもコピーして儲けてたわけなので・・・Mightyはブートに対して寛容だったのかもしれないですね・・・でも、これが元手になりダブ代になったのであれば、なんか美しい話だな~と思ったりもします(^0^)


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 また、海外でしか流通していないテープは、現地で流通しているテープを輸入するよりも、そのテープを現地で買って、日本でコピーしちゃった方が早く、安く作れることも大きいみたいですね。

 先ほどのCassete Chinaもこの理由に近いかもしれないですが、海外の有名サウンド同士のクラッシュとか、ダンスの現場音源、Irie FMなどのラジオ音源など、現地でしか得られない音源/情報を簡単に入手するには・・・この方法が一番現実的ですよね。
 こういった海外系音音源の国内コピーテープは、テープを掘ってるとワンサカあり、どういう経緯で出来たのかが分からないモノも多く、何とも言えない味がある・・・と私は思います(^^;)
 
 また、この手の話の流れで、一例あげられるのが、人気のあるMightyの海外クラッシュの音源って、Mightyが勝ったり、重要なダンスじゃないとMighty側が国内リリースしなかったようで、写真上の「2000年のWorld Clash」は、前年の優勝者として参加はしましたが、早いラウンドで脱落してしまったこともあり、Mighty側ではテープを作らなかったようです。
 なので、私の手持ちなのが絶対にとは言えませんが、海外で流通したテープを日本に持ってきてコピーした作品のようです・・・実際にコレのテープは国内流通のTDKのテープにコピられていました。

 また、これは私も手持ちテープを照合してたらビビったのですが、下の写真は2000年11月にMightyとBlack KatがNYでクラッシュした音源で、日本でもMighty側がプレスして流通させたテープもある中で、現地で流通したらしい音源を持ってきて、コピーして売っていたテープ(青いジャケ)もあったり・・・まだまだ研究のし甲斐があります(^^;)




 そんなわけで、頂点の紹介よりも長くなりましたが、レゲエにおいては、こんな背景があり、どういう訳だか「コピー行為が一般的/寛容である」になっていたので、コピー品が他のジャンルよりも「ちょっと多い」という結論になりました(^^;)

 まあ、海外系の音源だと、何がオリジナルなのかが全く不明な音源も多く、そういうことを考えること自体が意味が無かったりするのですが、国内モノのテープにおいても、結果としてオリジナルテープにまぎれて、ブートのコピーテープが流通していることを覚えていただければ幸いです。

 まあ、国内モノのブートの大半がソニーテープを作ってた所のだけなんですが、個人的にはテープ馬鹿なので、そういうコピーテープがあると「なんでそれをコピーするの?」って興味本位が先行し、今では立派な購入対象になっており、自分でも「どうかしてる」と思っています(^^;)

 う~ん、テープに関しては、研究が必要なことが多く、これからも精進してテープ研究をしていきたいと思います・・・今後も、今回のような「どうでもいい話」をすると思いますが、お付き合いください(^^;)






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<本当の?おまけ>


1998/4/27 Mighty vs Taxi 竹中直人ダブ

 そういえばなんですが、今回の記事でも触れたMighty Crown 「Mighty Crown Vol,7 - Vital '98 Sound Clash Taxi Hi-Fi vs Mighty Crown」でMightyが披露されていた「竹中直人ダブ」って、当時の記事だと文章だけで不十分だったので、音源を作り、上記YouTubeに上げてみました(^0^)
 今回のテープの音源が上げられない代わりに、Mightyの口上のカッコよさなんかをコレで聴いていただければ幸いです!!

 あと、完全に蛇足ですが、MUROさんのSuper Disco Breaksの新録版が出ましたね・・・さっそく買って聴きましたが、流石の内容ですね!
 当時のようなアグレッシブなミックスではないものの、B-Boy感満載なブレイク系Discoが多くヤラれますね・・・個人的には、夏に気合を入れて買った「The Brothers / Under The Skin」のプレイに感涙・・・結構高い値段だったけど、買って良かったです(^0^)


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追記 紹介テープの正規プレスについて 2014/5/18

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 だいぶ時間が経ってしまいましたが、無事に今回のテープの正規プレスをゲットしたので、ブート盤との違いを紹介します。

 写真の左がMighty側が正規にプレスしたもので、右側がブートになり、ジャケだけだと判別できませんが、実際のテープを見れば一目同然・・・正規はちゃんとしたプレステープで作られていました。
 凄いマニアックな話になりますが、この時期のMightyのテープシリーズ(Mighty Crown Vol.?)に関しては、これが8になり、これまでの作品(7まで)は手刷りのテープなのに対して、コレ以降はプレステープで製作をしていたようです。



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追記 2015年1月17日


「Nanjaman / 行きたきゃ行け」(Mighty Crown Dub) 
   ※0:50ぐらいから始まります

 別の作品(V.A. / Bumper Hit)の紹介で、このテープからの音源を抜粋し、YouTubeにアップしたので、こちらにも貼り付けておきます・・・これ強力ですね!!








Dimitri from Paris 「In the House」
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 いやいや、先週末に紹介をしたCypherネタですが、皆さんに喜んで頂いたみたいで・・・嬉しい限りです(^0^)
 今回は、公開をするタイミングや方法を結構悩んでて、数週間前まで白紙の状態でしたが、結果として上手く紹介が出来て良かったです!

 暇な時にとか、何かの記念の時にしか、あのような特集記事は出来ないですが、まだまだ未公開なネタが多数ありますので、お楽しみに~
 ちなみに、もうちょいでテープが1500本に到達するようですが、書くことが無いので、それ系の話は2000本に到達したときに書きたいと思います(^^;)

 それでは、通常業務に戻りますね~


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 今回は、個人的に大好きなDJである「Dimitri from Paris」のヒット作のご紹介です。

 今となってはHouse系名門レーベルである「Defected」の人気ミックスシリーズ「In the House」としての作品で、DimiらしいHouseとDiscoの融合っぷりが流石です!!

 
 内容的にはHouse寄りの作品になり、この作品がリリースされた2003年前後のHouseを多数収録しており・・・それこそ「Blaze / We Are One」のようなヒット曲も多く収録されています。
 全体的にはDimiらしい煌びやかな雰囲気のHouseが多く、ちょっとお洒落で、一般の人でも聴きやすい感じなんだけど・・・クラブで踊り続けるダンサー達にも受け入れられる・・・そんな感じのバランスになってるかな~と思います。

 また、Dimiらしいのが、お得意の「Disco」系の選曲で、もはやライフワークなDisco曲の特別エディットや、Discoネタ/カバーのHouse曲を巧みに選曲し、全体的な雰囲気を盛り上げています。
 それこそ、Momentsの「Nine Times」ネタの「Paul Hunter / Togetherness」でHouse路線ながらPillyな雰囲気を出しつつ、イントロのボンゴブレイクを伸ばしたDimiエディットの「The O'Jays / I Love Music」にミックスしていく辺りは・・・最高です!!


 んで、個人的なハイライトは、CD2の最後ですかね・・・

 ソウルフルなHouseをプレイしつつ、作品の終わりの方なので優しい方向にグルーブを進めたと思ったら・・・「Reggae Disco Rockers / I Saw The Light(Little Big Bee Remix)」をプレイ・・・始めて聴いたときはヤラれました!

 分からない方に説明しておくと、この曲は高宮紀徹さんを擁する日本人レゲエバンドによるTodd Rundgrenのカバー曲で、オリジナルは最高なラバーズなんですが・・・それを紀徹の実兄である高宮永徹さんがRemixしたHouse曲なんで・・・Dimiが日本人の曲を選らんだ訳ですよ、コレにはビックリしました!
 私はオンタイムではこの作品を聴きませんでしたが、Reggae Disco Rockersは当時から普通に好きで、好んで聴いていたので、Dimiがこういう曲までチェックしてるのにはヤラれました・・・昨年のDimiのパーティーで達郎さんをプレイしてたのもありますが、日本人としてはグッとくるチョイスですね!

 また、プレイの仕方も上手いんですよね・・・適度にアップなんだけど、終わりなので耽美な流れの中で、この曲をチョイスし、その流れを更に引っ張りつつ、この曲の最後の方にあるドラムが抜ける部分を上手く活用し、ある意味「ピークタイム」にしちゃう辺りも流石です・・・
 
 この曲の次には「Rufus & Chaka / Any Love」にミックスして終わるのですが、Rockersのピーク的なプレイが生きて、Any Loveが凄い光ります・・・
 もー、この辺は現場をわかってるな~というプレイで、踊りたらないダンサーへのプレゼントというか・・・Rockersの曲で酔いしれ、そこからのAny Loveですからね・・・きっと朝の6時ごろだと思いますが、馬鹿みたくダンスをしながら歌ってる私が思い浮かびます・・・最高です(^0^)





 そんなわけで、凄い詳しい紹介ではないですが、かなりお勧めな作品です(^0^)

 Dimiのミックスって、王道のHouse感を維持しつつも、聴きやすいDisco感が入り、Houseなんかが好きじゃない方でも聴きやすいと思います!!
 特にこの辺は、中古だとメチャクチャ安いので、お手にとる機会がありましたら、ぜひ聞いてみてくださいね~

 あと、蛇足な話ですが、今年は全然踊りに行ってないですよね・・・
 なんか、こういうのを聴くと無性に踊りに行きたくなります・・・最近は中々時間が取れないのが悲しいですが、年末までには何回かは行きたいな~



<Release Date>
Artists / Title : Dimitri from Paris 「In the House」    
Genre : House,Garage,Disco・・・
Release : 2003年
Lebel : ITH Records/Defected Records ITH06CD

Notice : 作品の概要
 書く場所が無かったので、ここになりますが、作品は3枚組で、1枚目と2枚目がミックスCD、3枚目がミックスで使われたDimiのエディット曲がアンミックスで収録されています。
 また、エディット曲を中心にしたLPも発売されています。





DJ MURO 「Da Cypher's Choice Vol.4」
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 さ~て、ついに公開ですよ!!

 数年前より紹介をしようと温め続けてきたテープのご紹介です・・・

 先日、ブログ開設4周年記念として書いた「Cypherの改定版」を書きましたが、コレを紹介がしたいために書き直したんですね・・・ある意味、今回の記事の方がボムかも知れないです!

 このテープは、私が愛聴をしていたラジオ番組「Hip Hop Journey - Da Cypher -」において、DJミックスが良かった録音を、個人的に特別編集をして作ったミックステープです!!

 まあ「エアチェックテープ」って所なんですが、色々とあって・・・超イルな「ミックステープ」になり、個人的には「至極の1本」です!!





(1)はじめに

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 まず、こういったラジオ番組を録音したテープについて話しましょう。

 今までも、Youさんがやっていた「Night Flight」やTBSで放送してた「Club Edge」、そして前回の更新で改定版を書いた「Da Cypher」など、DJミックスが聴けるラジオ番組を紹介してきましたが、当時としてはDJミックスが聴ける番組は少なかったので、こういった番組を食い入るように聴いていた方は多いかと思います。

 時代的には90年代中盤から後半の話になるのですが、当時の私は高校生で、ホント食い入るように聴いてました・・・
 当時はそんなにお金がなかったのでミックステープが買えなかったし、今みたくネットにつなげばDJミックスが簡単に手に入る時代ではなかったので、ラジオとして「タダ」で聴けるのはホント貴重でした!!

 んで、そういった意味があったり、深夜帯の放送なのでタイマー録音して後で聴いていたので、大抵の放送はテープに録音をし、内容が良かった放送は段々と繰り返して聴くようになり・・・気づいたら、今回紹介するようなテープが出来上がってました(^^;)

 つまり、段々繰り返し聴いてると、単純にDJミックスだけ聴きたいので、番組内でのトーク部分が要らなくなってくる場合があり・・・そうなると家にあるダブルラジカセを駆使して、DJミックスの部分だけをダビングし、DJミックスだけを残した「お手製のミックステープ」を作っていたんですね。

 ま~、なんとも昭和な話で申し訳ないですが、当時は高校生だったので、無駄に時間があり、暇にまかせて色々と作ってましたよ・・・写真はCypherのお手製テープが中心ですが、内容にこだわったり、ジャケも手製で作ったり・・・どうかしてました(^^;)

 特にジャケットは・・・今見返すと「かなり痛い」作風で、私は字が汚い(タグが一切書けない!)ので、フライヤーやFrontなんかをコピーして、文字や写真を切り貼りして作ってました・・・
 流石に大学生ぐらいになると暇じゃないので、ダビングはするけど、ジャケは作りませんでしたが、自分だけしか聴かないのに、なんでそんなに時間をかけて作ってたんでしょう??

 また、この手のテープにおいては、Cypherは良質なミックスが多く、色々と作りましたね・・・一応、勝手にですが「Da Cypher's Choice」なるシリーズを作り、合計8作ほど製造しました(^^;)
 内容的にはMUROさんのばっかりになりますが、かなり聴いたテープもあり、個人的には今の自分がいるのも、こういったテープを聞いてきたから・・・と言っても過言ではありません!!


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 んで、そのCypherのテープシリーズにおいて、ホント死ぬほど聴いたのが、今回紹介をする「第4作目」で・・・これでMUROさんの素晴らしさを叩き込まれ、今でも普通に聞いてるモンスターテープになります!!


 まず、このテープの内容ですが・・・なかなか強引な方法で作っています(^^;)

 上の図を参照頂きたいのですが、90分のテープにおいて、約30分程度のDJミックスを3本入れた感じになり、②のミックスだけはA面からB面に変わるところなので、一度録音が切れる・・・内容になっています。
 普通に作るのであれば、A面45分、B面45分でつくるはずなのですが・・・どうしてこういう風に作ったのかは思い出せません(^^;)


 ただ・・・内容は「気づいたら鬼ヤバい内容」になっていて・・・個人的には「奇跡の一本」だと思っています!!

 まず、ミックス的にはMUROさんがプレイした以下の放送からダビングをしたのですが・・・当時聞いた方なら悶絶じゃないでしょうか!! 

 ①1998/02/14 DJ:MURO - Valentine Special MiX Part-1 
 ②1998/02/14 DJ:MURO - Valentine Special MiX Part-2
 ③1998/07/11 DJ: MURO - Diggin Ice Mix


 特に「1998/02/14のValentine Mix」は、当時から語り草になっており、今聞いてもホントヤバいミックスで、放送上、前半と後半に分かれていましたが、どちらも素晴らしいミックスです。
 内容的には、Part-1がMUROさんの十八番でもある「Super Disco Breaks」的なアッパーミックスで、MUROクラシックの連打にヤラれ、Part-2では「Diggin' Heat」的な感じで攻めつつもカバー系の応酬に悶絶で・・・最高です!!
 また「1998/07/11のDiggin Ice Mix」も素敵で、タイトル通り「Ice」なミックスで、ド定番をプレイしつつ、ミックスの最後には「殺しのミックス」が炸裂してて・・・凄い好きです!!


 そんなわけで、内容的には異なるミックスを、先ほど指摘した謎の3部構成でテープにしました・・・

 最初のうちは、割と普通に聴いてたような気がしますが、聴いてるうちに段々と好きになり、結果的には比類出来ないミックステープになり、何年も愛聴してる・・・そんなテープになりました!!

 先に要約をすると、異なるはずの3つのミックスが、1本のテープの中で衝突することなく、むしろMUROさんの良さが幅広く光り、ミックスの流れもしっかりと流れのある感じに仕上がり・・・下手したら売っていたテープよりもヤバい出来になってるかも知れません!!
 無論、どのミックスも単体の時点で素晴らしい出来なのもポイントですが、3部構成がしっかりと繋がっていて、90分をかけて素敵なミックスになっており・・・作ってみたら「凄い良いミックス」になっていた・・・その辺が奇跡かな~と思います(^0^)


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 そして、このテープにおける「奇跡」はもう一つあります。

 このテープを作ってから、下手したら14年ぐらい経過してるのですが・・・ホント愛聴してるテープで、今でも普通に聴いています。

 ただ、テープって聴けば聴くほど劣化をしていくので・・・へんな話、他のテープよりも音質が落ちてたり、テープが適度に伸びてしまい、全体的に間延びしたような音質(ピッチ-0.5ぐらいな感じ)になり・・・正直、音がかなり悪くなっているのですが・・・それが「なんとも言えない味」になっています!!

 なんでしょう、長年にわたり、愛用のショックウェーブで聴き続けたのが原因なのか・・・音は悪いんだけど、なんとも言えない「温かさ」みたいのが加わり、とても良いグルーブを発してるんですよね。

 まるで、長い間、大事に履きこんだジーパンみたいな風合いがあり・・・ある意味、私の汗を吸い取ったテープになのかな・・・比類する音とグルーブはないと思います!!
 はい、同じ内容を作ったとしても、ここまでの「ノリ」は作ることは出来ない状態で、ある意味「一品モノ」なミックステープになっていると思います!!

 
 
 そんなわけで、このテープの概要を紹介しましたが、なんとも「イル」なテープだと思います(^0^)

 端的に説明すると、ラジオ番組を抜粋して作ったミックステープなんですが・・・MUROさんの素晴らしいミックスを、ダビングという形でミックスを並べたら・・・奇跡のミックスになり、かつ、そのミックスを私が温め続けたことで、何とも言えない音質とグルーブに仕上がった・・・そんな感じのテープだと思います。

 んなわけで、以下ではテープの詳細を説明する訳ですが・・・私が勝手にダビングして作り、かつ私が聴きすぎて音が悪くなったミックステープなので・・・私以外、聴くことができません(^^;)

 なので、今回は特別大放出で、このテープの音声を丸ごとアップしてみましたよ!!


 実は、Cypherの再紹介をするときに考えたのですが、読んでくださってる皆さんにとっては「音を聴かせる」方が喜ぶ方が多いんだろうな~と思っていました。

 ただ、●作権的な話で、かなり細かくしないとマズいな~と思い、再紹介はあのような形になりました。
 また、私もこういうブログをやってる以上、その魅力を言葉で語りたかったので、単純に音声だけを上げるのは負けかな~とも思っていました。

 この限りにおいて、今回紹介するような内容であれば、Cypherという番組の良さを伝えつつも、私個人のオリジナルに近い(著●権的にはアウトだし、私のモノでは決してないけど)内容なのでイケるかな~と思ったり、私としてもこういう形であれば負けにならない(?)と思ったので、上げてみました。
 また、いつかは「テープの音の良さ」を伝えられる機会があればな~と思っていたので、その格好の教材になるので、始めて音雲にチャレンジしましたよ・・・英語サイトはよく分からないですね~(^^;)

 まあ、音声はかなり悪いですし、内容も90分少々ありますので、お時間があるときトラックリストと紹介文を参照に聴いていただければ幸いです。
 あと、内容的には、途中でRikoさんのトークとかも入るので、Cypherという番組が理解できる内容にもなっていると思いますので、資料として役立てていただければ何よりです。


 では、作品紹介にいってみましょう!!






(2)作品紹介


 
※上記の埋め込みから再生出来ない方は以下のリンクへ
  da-cyphers-choice-4

①1998/02/14 DJ:MURO - Valentine Special MiX Part-1 
Bill Withers / Loverly Day(Sunshine Mix)
Sybil / Make It Easy On Me
Leon Ware / Why I Came To California
Universal Robot Band / Dance and Shake Your Tambourine
Super Wolf / Anybody Can Do It
Denise Lasalle / I'm So Hot
Chanty Savage / Betcha'll Never Find
? / ? (Inst)
Salt-N-Pepa / Independent(PA Mix)
LL Cool J / Around The Way Girl(Marley Rub)
Alicia Myers / I Want To Thank You
Frederick "MC Count" Linton / I'm Somebody Else's Guy
Sugarhill Gang / The Lover in you
Nu Shooz / I Can't Wait
Silvetti / Spring Rain (※Edit Version from Salsoul Jam 2000)
Fonda Rae / Over Like a Fat Rat(inst)
Grandmaster Flash & The Furious 5 / Superrappin'
Freedom / Get Up And Dance
Hodges,James & Smith / What Have You Done For Me
De La Soul / Saturdays(Ladies Nite Decision Mix)
Thelma Houston / Satuday Night, Sunday Morning(Inst)

②1998/02/14 DJ:MURO - Valentine Special MiX Part-2
Heatwave / Mind Blowin' Decisions (Head on Colison Mix)
Dread Flimstone / Sittin' In The Park
Massivo / Lovin' You (Summer Breeze Mix)
Phillp Leo / Hypnotic Love
James Brown / Funky Drummer(Bonus Beat Reprise)
Janet Jackson / If(D&D 7" Mix)
? / ? (inst)
Eric B & Rakim / What's On Your Mind
After 7 / Can't Stop
Alison Limerick / Hear My Call
New Birth / Never Can Say Goodbye
Opaze / Reminde Me
Misia / つつみ込むように(DJ Watarai Remix)
Stephen Simmonds feat Big L / Alone (Lord Finesse Remix - Inst)

③1998/07/11 DJ: MURO - Diggin Ice Mix
Kool & The Gang / Summer Madness
Jazzy Jeff & The Fresh Prince / Summertime
Nicki Richards / Summer Breeze
World Famous Supreme Team / Hey Mr.DJ
Y?N-Vee / Chocolate
Barrington Levy / Don't Throw It All Away
Africa Bambaataa / Very Special
Bee Gees / Love You Inside Out
Total / When Boy Meets Girl
Hubert Laws / Family
Penny Ford / Daydreaming
Debelah / Free
Wayne Wondey / One Night
J.R.Bailey / That's Love
Blow Monkeys / It Doesn't Have To Be This Way
Judy Roberts / Sweet Sticky Thing


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 では、初めに①のミックスから紹介していきましょう。

 このミックスは、もろに「Super Disco Breaks」なミックスで、MUROクラシックの連発に上がりまくりです!!

 98年に「Super Disco Breaaks」の銀がリリースされており、ちょうど時期的にも近いので、銀の内容が生きたミックスになっています。
 特にイイのが、Disco的な要素と、銀にはあまりなかったR&B的な要素を上手くミックスして・・・最高に跳ねたミックスになっています。

 特にグッとくるのが、私が大好きなLesson 3のミックスを軸にしている点で、MUROクラシックな「Universal Robot Band / Dance and Shake Your Tambourine」を熱くプレーしつつ、Super Wolfからの「Denise Lasalle / I'm So Hot」には激上がりです!!

 この辺は、好きな方なら絶対に悶絶でしょう・・・私自身は、このミックスを聴き倒し、そこからテープのSuper Disco Breaksを聴いたので、ちょっとイレギュラーな形でSuper Disco Breaksが好きになりました・・・
 正直、テープよりもラジオの方が好きで、今回のラジオ音源の方が生放送ということもあり、独特の跳ねたテンションがプラスになっていて、今聞いてもホント痺れます(^0^)

 また、このミックスは、当時はトラックリストが公開されず(私がゲットできなかった?)、地道に曲を調べ、MUROさんの背中を追いかけて行った・・・そんな良い思い出があります。
 個人的には、実はピッチアップでプレイしてた「Sugarhill Gang / The Lover in you」使いとか、リリースされた当時はだれも目をつけてなかった「Silvetti / Spring Rain (※Edit Version from Salsoul Jam 2000)」など、プレイのアイデアや、掘りの濃さなんかを存分に学ばせてもらいました・・・

 ①に関しては、とにかくアッパーに突き進んでいく感じが素敵で、その中にMUROさんらしさが存分に光っていいて最高です!!

 あと、ここで書くのもなんですが、要所要所で入るRikoさんのトークも注目・・・これもミックスおいては、よい「スパイス」になってて、個人的には外せません(^0^)


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 そして②のミックスです・・・①と同日のミックスで、一応「バレンタイン」だったので、後半は前半とは対照的に甘~い「チル・ミックス」をしてて、質感的にいくと温もりがある感じで、いわゆる「Diggin' Heat」的なミックスになっているかな~と思います。

 それこそ、Heat収録曲をプレイしつつ、前半ではレゲエっぽい質感の歌モノを上手くチョイスしてて、ナイスカバーな「Dread Flimstone / Sittin' In The Park」や、甘いグルーブが素敵な「Phillp Leo / Hypnotic Love」などをチョイスしてて、いぶし銀なプレーが素敵です!!
 時期的にも真冬な時期なので、どうしても寒くなりがちなところを、Heat的な温かくしてくれる選曲は流石で、こういうところもMUROさんの良さですよね~

 また、この②のミックスでは、裏テーマとして「カバー曲」がポイントで・・・そのチョイスも素晴らしすぎなんですが、個人的には、後半にミックスする「New Birth / Never Can Say Goodbye」から、カットインで「Opaze / Reminde Me」へのカットインは・・・いつも殺されます!!
 選曲のレベルの高さも間違えないですが、ジワジワとグルーブを上げていって、一気に殺してくる辺りは、MUROさん好きには堪らないかと思います!!

 一応、全体的な流れを説明しておくと、①で上げていたので、その熱い余韻を徐々に冷ましつつも、体の温もりだけはキープし、選曲を楽しませ・・・かつ最後に山を作ってくる辺りは流石です!!


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 そして、最後は③のミックスです!

 こちらのミックスはタイトル通り「Diggin' Ice」なミックスで、ほてった体を優しく冷やしてくれます・・・ただ、ガンガン冷やすのではなく、快適な感じにしつつ、徐々にミックスは上げているのが上手いっすね!!

 選曲的には、こちらもMUROさんらしいカバー系の攻め方が素敵で「Nicki Richards / Summer Breeze」「Africa Bambaataa / Very Special」などを選曲します・・・定番を出しつつも、バンバータ版のVery Specialを持ってくる辺りが素敵ですね!

 こちらのミックスも、Iceらしい曲や、MUROクラシックが多分に選曲されていて最高です・・・ただ、面白いのが、期せずしてなんですが、②の冬的なミックスから、③の夏的なミックスに繋がっていくのに、全然違和感なく繋がっていくんですよね・・・
 個人的にもIceとHeatって、実は質感は同じような部分もあるので、この辺のハマり具合は不思議ですかね・・・

 また、③は③で、後半に向かって上げてくるのですが、徐々に上げていって、個人的には「Wayne Wondey / One Night」から、カットインで「J.R.Bailey / That's Love」へミックスする辺りは・・・いつも即死です!!

 この後に選曲されるBlow Monkeysも最高なんですが・・・③単体でも素敵な殺しのミックスになっていたのが、①→②→③と繋がることで、ストーリー性が増して、最高なエンディングになったのかな~とも思います。
 Ice96では達郎さんからThat's Loveへ繋いでいましたが、こちらのミックスだと、①のミックスから繋がってて、90分の大ラス辺りでコレが来るのでグッとくるんですよね・・・

 あと、私的な話だと、犬の散歩が毎回90分ぐらいで、①から聴いてると、序盤でテンションを上げ、②ぐらいからゆったりとし、③で大ラスに向かっていく感じが・・・散歩の終盤なので、こちらもテンション高くなってるので、ここのラインはいつも即死ですよ・・・むしろ、ここの即死ラインを聴きたく、犬の散歩を延長するぐらい好きなラインです(^^;)


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 凄い思い入れがあった作品ですが、意外と書こうと思うと難しいですね・・・なんか簡単な紹介になってしまいました。

 結論として、MUROさんの素敵なミックスを、なんとなく並べてみたら凄い一本のミックスになっていた・・・ということなんですが、いかがだったでしょうか?

 結構、今回の紹介は怖くって、今までの作品紹介と違い、誰も聞いたことが無い作品の紹介を、そのミックス音源をを聴いてもらった上で、作品紹介を読んでもらうようになるので・・・作品を聴いた感想の方が前に出そう・・・なのがちょっと怖いです。
 変な話、聴いてみて「全然良くないよ!」と思う方もいるだろうな~と思います。

 ただ、MUROさんのミックスの中で、かなり美味しいところを抜きつつ、しっかりとしたミックスの流れだったり、MUROさんらしい殺しの展開だったり・・・かなり良いミックスだと思います。


 また、語るのが最後になってしまいましたが、この音源自体の「音質」のことも・・・正直言うと、かなり聴いた人によって左右されると思います。
 
 私が聴いても、音はかなり悪いと思います・・・特に①のミックスは、原音に対して音の劣化と、ピッチの遅れ(伸び)があるので、間延びした内容になっており・・・聴き方によっては耐えられないかもしれないです。

 ただ、私が聴いてる限りだと、独特の丸みを帯びた音質が心地いいんですよね・・・個人的には、テープの丸みのある音が凄い好きで、これはCDやMP3には無いし、アナログだとちょっと近いんですが、微妙に違うんですよね。
 音の「良さ」の話になると、その人の好みでかなり差が出ると思うので、この音がいいかどうかは決めないでおきましょう・・・ただ、この音が、テープ音質といえばそれまでですが、Mixtapetroopersという「アンプとスピーカー」を通して再生された音だと思っていただければ何よりです。
 



 んなわけで、ちょっと異質な紹介でしたが、CypherなりMUROさんのミックスの良さや、テープの音の良さが少しでも伝われば幸いです。

 一応、これで4周年企画は終わりですが、また機会があればボムを投下しますので、今後ともよろしくお願い致します。






<Release Date>
※発売作品ではないので、今回は記載しません。







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<限定のおまけ>

 今回の音源、音が劣化しているわけですが・・・どのくらい悪くなったか気になりませんか?

 ということで、期間限定になりますが①と②の「1998/02/14」の放送のオリジナル音源・・・つまり、全く加工をしてないCypherの1回分の放送をアップしてみました!!

 自分でも、今回の記事を書くにあたり、聴きなおしてみたら、びっくりするぐらいオリジナルの方は音がきれいで、もっとミックスにハリがあります・・・普通に聴いたら、こっちの方がいいですね(^^;)

 では、アレの関係で1週間限定ですが、お暇な方は、以下のところから落として、聴いてみてくださいね(^0^)

 cypher_19980214


<追記> 2012年10月10日
 勝手が分からないのでアレですが、空雲に上げた音源がダウンロードのリミットを越えたらしいので、念のためそのMP3音源を下記に上げました。
 1週間限定ですが、よろしかったら拾ってください。

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J-Wave 「Hip Hop Journey - Da Cypher - 」について (改定版)
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 え~、おかげ様で当ブログが「4周年」を迎えました!!

 ノラリクラリな更新が続いておりますが、続いているのは読んでくださってる皆様のおかげです・・・いつも読んでいただき、ありがとうございます(^0^)
 こういったことを書くのが好きなので、ほんと趣味の一環で始めたのですが、書いた記事に反応があるとホント嬉しくって、実生活のエンジンになっております!!

 そんなわけで、4周年記念という形になりますが、皆様への感謝を込めた特別企画として、数年前に記事を書いた「Da Cypher」を再紹介したいと思います。

 掲載以降、ほんといろんな方より反応や書き込みを頂き、書いた側としては大変嬉しいのですが・・・あの文章は私がインフルエンザになり、自宅療養で暇だったので書き始めた紹介だったので・・・個人的には不完全に紹介をしたな~と思っておりました。

 そういうこともあり、以前より記事の更新を考え、テープで保管してた音源をMP3化(大変だった!)し、音源込みで再紹介をしようと思います。
 文章は大幅な更新はできませんでしたが、音源の方は通例でいくと数ヵ月後には消してしまうと思いますので、音源込みでお早めにお楽しみいただければ何よりです。

 では行ってみましょう!!





(1)番組について

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 まず、番組の簡単な概要を説明したいと思います。

 この番組は、東京を中心に全国ネットもあるFM放送局「J-WAVE(81.3)」から、毎週土曜の深夜に放送されていたラジオ番組です。

 記録だと1997年4月5日より放送を開始し、最初は深夜3時より放送していましたが、人気が出てきて、だんだん早い時間に移動し、最終的には深夜1時より放送していました。 
 番組は90分の内容で、その中ではDJによるHipHop,R&BなどのDJミックスをメインに、ゲストとのトークコーナー、ニューリリース情報、クラブ情報などを交えた音楽番組です。

 番組のMCはRIKO(リコ)いう女性MCが担当、DJは大半の放送をMUROさんが担当し、MUROさんの他にも多彩なゲストDJが担当し、毎回素晴らしい放送になっておりました。
 なお、番組は色々な経緯があり、2002年3月30日の放送で終了をしました・・・放送期間は5年です。


 ざっと、概要を書くとこんな感じなのですが・・・私にとってはホント大切な番組で、この番組がなかったら今の自分はいないと言っても過言ではありません!!
 東京中心の話になってしまうかも知れないですが、Cypherにお世話になってない人はいない・・・ってくらい重要な番組だと思います。

 以下では、音源や写真などを交えて、この番組の素晴らしさを紹介したいと思います。



① 番組の始まりについて

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 まず、初めにこの番組の成り立ちから紹介をしましょう・・・

 番組が始まる97年前後、あの有料音楽チャンネルMTVでHipHop系のVJをしていたRIKOさんが「日本でもNYのようなHipHopのラジオ番組をやりたい!」と考え、FM番組デレクターさん(前田章太郎さん)と相談をし、いろんな放送局にデモテープを何度も持ち込み、やっとのことでJ-WAVEで始めることができた・・・と番組内で言っていた記憶があります。
 また、終了をした際、当時のBlastの記事(2002/06)によると、当時RIKOさんの家から近かったMUROさんの家に行き来し、みんなで新譜のレコードを聞いてて「ああ、こういう感じで皆で新譜とか聴きあえる場所が作れたら良いな」というのもきっかけだそうで、簡単で安価に「情報交換が出来る場所」としてラジオに目を付けた・・・みたいな話もあるようです。

 当時としては、音楽中心の番組ももちろんありましたが、DJがレコードをまわして・・・って番組だとほとんどなかったと思いますし、放送局としても「HipHopとR&Bだけで番組が成り立つ・人気が出るのか」が分からなかったので、なかなかすぐに始めることができなかったのかも知れないですね。

 ただ、歴史的に見ると、DJがまわしてた番組は80年代でもあったし、Cypherのちょっと前にもYouさんが司会してた「Night Flight」(Tokyo FM)とか、「Street Flava」(Nack5)なんかはありました・・・。
 もしかしたら、Street FlavorはRIKOさんがMCをやってたような気もします・・・当時、1回だけ聞いたことがあったのですが、私の家(千葉の某所)から埼玉にあるNack5は殆ど聞けなかったので、正しくは分かりません(^^;)



② 番組のタイトルについて

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 そして、本編の説明に入る前に、この番組の名前についての由来を紹介します。

 当時、RIKOさんがMTVのVJをしてた関係で、アメリカのアーティストと親交があり、この番組のタイトルをどうしよう・・・と悩み、なんと、あの「KRS-ONE」に相談したら「Da Cypherがいいんじゃないか!」と助言を頂き、決定したそうです!

 Cypherといえば「円陣を組んでフリースタイルをし合う・楽しみ合う」っていう意味が最近は定着してますね?
 昔からこの意味が強いと思いますが、拡大解釈をして、みんなが手を取って、友達の輪を広げよう・・・・的な意味もあるのかな~と思います。

 今となってはKRS信者は皆無かと思いますが、私も含めて、あの時代にHipHopを聞いてた方ならKRSの行動や発言からでる「ラージな感じ」で「もろHipHop」な感じは間違えなく、番組名として最高のタイトルを与えてくれたと思います。
 なので、私もKRSに敬意を払うべく、このブログらしく、KRSのテープで表現をしてみました・・・KRSのファーストをショックウェーブを通してテープで聞くのは超格別ですよ!!



③ Rikoさんについて

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 んで、Cypherと言えば「Rikoさん」の存在が大きく、彼女がいたからこそ成立した番組なので、番組の紹介の前にRikoさんのバイオを分かる限りでご案内しましょう。

 RIKOさん(桜井理子さん)は、国際基督教大学(ICU)の出身で、早稲田大学の名門音楽サークル「ギャラクシー」に在籍してたことから、HipHop系の音楽業界に進出したと思われます。
 ギャラクシーに関しては、以前に同サークル出身の関口紘嗣さんの作品紹介でちょっと紹介をしたので、ご参照ください・・・
 ちなみに、RikoさんのころはRhymesterのDさんと士郎さんが同窓に近かったようで、彼らと色々と暴れてた(?)らしいですよ・・・

 そして、大学を卒業し、紆余曲折がありながら某テレビ局に就職をしつつ、来日する海外アーティストのツアーマネジャーをアルバイトで行っていた縁があり、MTVの仕事をし始め、本格的に音楽業界で仕事をするようになったようです。

 Cypherに関しても、こういった流れで始めたんだと思いますが、彼女の持つ交友関係や、音楽に対する強い気持ちがあって仕事をしていたんだと思います。

 Rikoさんに関しては、ほんと資料がなく困ってしまうのですが、番組で話していたことなんかを思い出すと、ホント音楽に対して情熱を持ってて、そういった情熱を皆に伝えよう!って気持ちが大きく、活躍をされていたと・・・思います。
 彼女の発案でそれこそCypherが始まったり、色々なイベントやCDが発売されたり・・・男社会のHipHop業界において、彼女の行動力は素晴らしく、Cypherの終了直前より関わってたDef Jam Japanの功績は彼女があってのことでしょうね・・・

 また、RIKOさんに関しては、声がホントに良いですよね・・・英語が喋れるのもポイントですが、声質もハキハキしてて、聞き取りやすく、そして何よりも会話の内容も面白く・・・彼女がいたからこの番組が成立してたんだな~と痛感をします。
 実際の番組紹介のほうでYouTubeに上げた音声を聞いていただければ幸いですが、個人的にはCypherが終わり、Rikoさんの声が聞けなくなったときはかなり寂しかったです!!


 なお、現在の活動は不明なのですが、ある時期より「RJ267」というマーケティングと洋服デザインの会社を興したようで、現在はロンドンにいるのかな??
 もしかしたらご結婚をされ、お子さんもいるのかな・・・どうなんでしょう??

 また、Rikoさんに関することってビックリするぐらい情報がないのですが、2009年4月に発刊された日本のHipHopに関する書籍「イアン・コンドリー / 日本のヒップホップ」において、女性のHipHopみたいな流れでインタビューを受けていて、Rikoさんが人生の中で色々と苦労をしていたことが少ないですが記載があります。
 内容自体、かなり読みにくい本(社会学の範囲の本かな?)なのですが、Rikoさんのココでは書けないパーソナルな内容まで掲載されていて、ご興味があれば読んでみてください・・・






(2)番組の詳細

 以下では番組の実際の内容を紹介したいと思います。
 
 5年ぐらい放送をしており、時期によって微妙に内容が変わるのですが、根本はそんなに変わらない番組だったので、以下の記事で詳細がわかるかと思います。
 ただ、この別記事で紹介する「放送日リスト」でも分かる通り、毎週ちゃんと聞いてはいましたが、テープに残っているのが割と初期のものばっかりなので、音源は初期が中心になります・・・予めご了承ください。



① オープニング


『1997/8/16 オープニング』

 最初はオープニングのサウンドステッカーとオープニングトークから行きましょう!!

 Cypherは時期によってサウンドステッカーが変わりますが、こんな感じのコラージュ的なカッコいいステッカーになってて、当時聞いてた方ならコレだけでグッとくるんじゃないでしょうか??
 ステッカー系だと、有名アーティストからのシャウトアウトも聴きどころで、いろんなアーティストが出ていましたね!

 そして、Rikoさんのオープニングトークも入れましたが・・・ホント素敵ですね!!

 予備知識なく聞くと、FMらしいバタ臭い英語トークに聞こえますが、HipHopらしい跳ねた(?)しゃべり方をしててカッコいいな・・・これも今聞いてもシビれますね!!
 また、短い時間で内容の報告や近況報告を入れてて・・・その伝え方も上手いんですよね~ Rikoさんの声だと、自然に耳に入ってくる感じですね(^0^)

 ちなみに、アップした回は、あのDJ Hasebeさんがある理由があってゲストで来てました・・・上げた音源でもチラっと言ってましが、この当時、Hasebeさんが某女優さん(宝●舞)とクラブから出てくるところをフライデーされて、その弁明(?)で出演してたようですね(^^;)
 流石、元祖エロDJですね・・・久しぶりに聞きなおし、かなり爆笑しましたが、タイムリーな内容が放送出来たり、実際の当事者を呼べたのもCypherの魅力でしょうね!!



② DJプレイ


『1999/02/13 DJ MURO Valentine Mix』

 DJプレイがメインと言ってもいい番組なので、これは強く解説したいし、皆さんも聴きたいところですよね?
 ただ、最近のYouTubeのサーチ度高く、引っかかる曲が多く・・・スルー出来たっぽい音源だけの紹介になります・・・すみません(^^;)

 まず、DJに関してはMUROさんがメインで、MUROさんがいない日(別の営業が入ってる日?)以外はゲストのDJがプレイする感じでラインナップされ、今考えるとかなり豪華なメンツだったと思います。
 主要な国内HipHop系DJは殆ど参加しており、それこそDJ Master Key、DJ Hasebe、DJ Watarai、DJ Maki the Magic、DJ Yas、DJ Kiyo、DJ Ken-bo、DJ Jin、DJ Missie・・・など有名どころは殆どプレーをしてると思います。
 また、海外のDJが来日した時にプレイすることもあり、Lord Finneseなんかがプレーした放送もありました。

 そして、ミックスの内容は・・・HipHopやR&Bが中心ではあるのですが、ホント素晴らしい内容だったと思います!!
 90分の放送においては、前半と後半に分けてプレイし、プレイの合間に曲をインストにしてトークを入れたりする時間もありましたが、DJミックスがこの番組の中心になり、食い入って聞いてた方も多いかと思います。

 まず、時期的には日本においてHipHopやR&Bが人気になり始めた時期なので、リリースされた新譜の曲がいち早くプレーされてて・・・最高でしたね!!
 今であれば新曲を知るなんて簡単なことかもしれないですが、HipHopとかR&Bに関しては、そんなに簡単に新曲を知ることができず、Cypherを通して知った曲は多く・・・大変助かりました(^0^)

 また、新譜ミックスだけに偏らなかったのもCypherのいいところですね!!

 頻繁に新譜以外のミックスを披露することが多く、それこそクラシックなHipHopミックスやR&Bミックス、Funk45ミックスなど・・・様々な音楽が聴けたのは大変大きかったです!!
 上に貼った音源は、MUROさんによるスイートなR&Bミックスの一部で、いわゆる旧譜ミックスなんですが・・・こういう昔の曲は中々聞く機会がなかったので大変勉強になったし、何よりもミックスが素敵なのが多く、クラシックなミックスはテープにダビングして繰り返し聞いてました(^0^)

 後でも詳しく書きますが、個人的にはMUROさんのミックスはホント勉強になり、超影響を受けました!!

 MUROさんは新譜ももちろんかけますが、ほんといろんなジャンルの曲をプレイし、そういったプレイを聴き続けたことでMUROさんのことがホント好きになり、プレイの姿勢やレコードを掘り続ける姿勢など影響を受けた点が大変多いです。
 CypherでのMUROさんの新譜以外のミックスって、新しいテープがリリースする前になると、そのセットの一部をプレイしたり、テープ化はしてないけど現場ではよく使ってたセットを披露したり・・・結果としてMUROさんが持つジャンルレスなプレイを多分に披露していたと思います!!
 


③ ゲストの参加 / トーク


『1998/01/24 ゲスト:宇多丸 B-Boyイズム新曲紹介!』

 Cypherでは、DJやMCのゲストが多数参加してて、そのゲストの参加も聴きどころだと思います!!

 大半が新譜リリースの際にゲストとしてくることが多いのですが、どのゲストの方もリラックスしつつ参加してて・・・アーティストたちの信頼が大きかったのではないでしょうか?

 サンプル音源として、あの「Rhymestar / B-Boyイズム」がリリースされる直前に士郎さんが参加した音源を上げてみましたが・・・イイですね!!

 Rikoさんと士郎さんが旧知の仲というのもあるので、トークは凄い弾けてますよね・・・番組において、Rikoさんのトーク、もしくはRikoさんとゲストとのトークも聴きどころで、これも聴きどころでしたね(^0^)
 どのゲストの方も、Rikoさんなどの知り合いに近い存在なので、変に固くなることなく、かなり砕けた感じで参加してくれ、聞いてる側としても凄く入りやすい感じになってて・・・大変良いですね!

 特に、こういったトークにおいてはRikoさんの存在は大きく、彼女自身のフリートークも相当面白かったですが、ゲストの話を盛り上げることも大変上手く・・・内容によっては爆笑しながら聞いてましたよ(^0^)
 シリアスな話もありますが、馬鹿っぱなしになることが多く、先ほどのHasebeさんの回とか、Makiさんが参加した回は笑いましたね・・・こういったトークも番組の華でしたね!


 また、アーティスト側も、この音源のように新譜が出来たら必ずゲストで出演してプロモーションをしています・・・この辺は信頼の賜物でしょうか?

 個人的な記憶だと、この放送でB-Boyイズムを初めて知り、一回聞いただけでもぶっ飛びましたが・・・アーティスト側も、Cypherに出れば、私みたいな輩が必ず聞いてるので、効果的なプロモーションが出来るとあって、かなり献身的にゲスト参加をしてたと思います。

 時期的には日本のHipHopが盛り上がってた時期なので、アーティスト側も活発に動いてたし、私のようなファンも情報に飢えていたので、ゲストの参加はかなり楽しみに聞いてました。
 音源の紹介ももちろん楽しみでしたが、そのアーティストたちのトークも楽しみで、彼らの個性を知る上で貴重だったかな~と思います。



④ 新譜紹介


『1997/09/27 Manhattan's This Week Speaks』

 ミックスの前半と後半の間には、いわゆる「新譜紹介」的なコーナーがあり、これも結構重要なコーナーだったと思います。

 具体的には「渋谷・Manhattan Records」が、その週に入ってきた新譜をフラッシュで紹介し、コメントをし、気になる・話題の一曲は全部かける・・・みたいなスタイルでした。

 内容的には聞けばわかると思いますが、当時はレコード市場が加熱してて、リリース量も多かったし、欲しいレコードも遅れると買えないことが多かったです・・・その中において、お店に行かずとも情報が得られるのはホント大きいです!!

 情報的にもかなり詳しい話をしてくれ、このコーナーを参考に新譜の情報を仕入れ、次に渋谷に行くときに買ったり・・・はたまた買おうと思ったら売り切れだったり・・・色々とありましたね~
 個人的には、97年の夏ぐらいに、このコーナーでリリースされる直前の「Gangstarr / You Know My Steez」を初めて聞き、超ヤラれ、速攻で買いに行った記憶があります・・・この音源で紹介されているCommonの曲も、気張ってPromoの12inchを買ったっけ・・・イイ思い出です(^0^)
 
 んで、このコーナーの初期においては、音源でも登場をしてる「Manhattanの前川さん」の存在はメチャクチャ大きかったと思います!!
 Manhattanの店頭でもお見かけしてましたが、あの印象的な声と、渋谷のB-Boyらしいルーディーな感じが素敵で、番組上ではRikoさんの相方的な位置でコーナー以外でも登場し、前川さんの存在をなくしてCypherは語れない・・・ぐらい重要ですね!!

 また、このコーナーは、番組が3年目ぐらい経った頃になると、Ciscoの名物バイヤー「柳川剛志」氏(Yanatakeさんですね)の激烈なプッシュにより、ManhattanとCiscoが交互に担当することになりました。



⑤ リスナー参加 / プレゼント

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 リスナーと近い番組を目指したてたのか、結構リスナーからのFAXとかメールを受け付け、番組内で読むことが多く、これもなかなか面白かったです。
 たわいのない話や質問だったり、バレンタインの時期の放送では番組内でリスナーが電話で告白をしてたり・・・結構色々とありましたね。

 そして、Faxなり参加をしてくれたリスナーには毎回何らかのプレゼントがあり、これもポイントだったかと思います。

 時期によっても変わるのですが、例えば「Manhattanの新譜12inch詰め合わせ」とか、今週プレイしたDJの「トラックリスト」とか、いろいろありましたね・・・・

 個人的には、何度かFAXとか出したことがあり、トップ写真の「番組名のロゴが印刷されているステッカー」は実はプレゼントで貰ったシールで、上記写真のお手紙と共に郵送されてきました・・・どちらかと言うと「はずれ」な当選だったんですかね(^^;)
 また、番組の後半の時期では、なぜか「朝日新聞」がスポンサーになった時期があり、その時期に当たったプレゼントは朝日新聞の謎の携帯電話用ストラップでした・・・



『1998/02/28 Misiaの生ライブ!』

 なお、プレゼント関係で一番強烈に覚えてるのが「Misia / つつみ込むように」の12inchプレゼントですね! 
 上の音源が放送された日にプレゼントがあったのですが、私も12icnhが欲しく、夜中にガンガンFaxをかけてましたが、まったく回線が繋がらず、Faxするのを断念した記憶があります・・・ある意味、真冬でしたが「激熱」な夜でしたね(^^;)

 曲に関しては知らない方は少ないかと思いますが、この背景を知らない方に詳細を説明すると、その12inchはMisiaのデビューシングルで、日本のR&Bブームの代名詞と言ってもいい曲で、この曲のRemixをMUROさんが担当したこともあり、Cypherでは真っ先にこの曲がプレイ(世間で騒がれるずっと前にですよ!)され、ほんと度肝を抜かれました!! 
 アップした音源を聞いただけでも分かると思いますが、デビュー直後でこの歌声なわけですよ・・・日本にこんなに歌が上手い人がいたなんて・・・ホント驚き、みんなが称賛をしていたと思います。

 そして、このMisiaのこの曲に皆がヤラれ、いろんな要素が重なり、この12inchが「とんでもない値段」になりました・・・いわゆる「Misiaバブル」ですね!

 私自身も発売されたらすぐ買おうと思っていたら、リリースされた12icnは即日完売・・・どこに行っても売ってなく、みんなが「Misiaはないですか?」の質問をしてて、なんとも言えない「ざわざわ感」がありました。
 そして噂が噂を呼び、レコード屋で放出するとなれば徹夜組が出たり、恐ろしいぐらいの長蛇の行列ができたり、中古屋での値段が1週ごとに上昇したり(私が知ってる限りでは某店で約10万円でした)・・・挙句の果てには、当時あった「AirMax狩り」にあやかって「Misia狩り」もありましたよ!!
 Misia狩りに関しては、私も当時遭遇しました・・・友達とレコ屋帰りに渋谷・西部の前を歩いてたら、ちょっと強めのアンちゃん1名にレコード袋を持ってたので捕まり、ちょと脅されましたが、相手が知識がないやつだったので詳細を伝え、解放された記憶があります・・・(^^;)

 そんなわけで、誰しもが喉から手が出るほど欲しかった12inchなので・・・みんなFaxをしてたんでしょうね(^^;)

 なお、その日の放送は、FAXのほうが大切だったので、放送の内容はあまり聞いてなかったようですが、改めてMisiaの生歌を聴くと素晴らしすぎます・・・かなり貴重な音源だと思うので、お好きな方は保存しておいてね♪


⑥ イベント / リリース

 番組を放送してる過程で、色々なイベントだったり、作品のリリースがあり、それもポイントだと思います。

 私が把握してる限りになりますが、紹介をしたいと思います。

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 まず、番組を通して、結構リスナーに伝えていたのが「クラブでの遊びも、HipHopの一つだよ」という点で、Cypher発のクラブイベントを、何回か開催したことがあると思います。

 資料の写真は、ちょうどCypherが始まった1997年の年末に渋谷・Harlemで開かれたイベントの記事で、番組としては2回目のイベントのようです。

 以後、何回か開催してたと思いますが・・・私自身行ったことはないです(^^;)
 
 う~ん、私に関しては、色々と無駄な講釈をしていますが、ガキの頃は殆どイベントに行ってないんですよね・・・今となっては後悔の一言ですが、きっと楽しかったんだろうな~


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 クラブイベントの他にも、色々と面白いイベントをしていた記憶があります。

 細かいイベントも結構ありましたが、面白いところだと、このチラシのイベントだと思います・・・なんと、あの「Out Kast」の新作を記念しての企画で、日本独自のRemix(Mammy-D氏のPro!)に、リスナーのMCを募集し、優勝者は音源化する・・・みたいな企画がありました。

 リスナー参加型な番組だったので、企画されたんだと思いますが、この他にも番組で放送される朝日新聞のCMでラップする人を募集する企画だったり、番組でのDJを募集するコンテストがあったり・・・企画も色々とあったと思います!


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 音楽番組にはありがちな「CDリリース」は意外と少なく、上記の写真のMUROさんのミックス作品だけがリリースされました。

 98年11月にリリースで、MUROさんらしいHipHop~R&B~Classice~を連発し、Cypherらしいミックスを披露しており、リリース当時は購入しませんでしたが、Cypher世代には堪らない内容になっています!!
 詳細は、下の記事をご参照ください・・・

 ・ MURO 「70 minutes of Funk」





(3)私にとってのCypher

 そんなわけで、Cypherという番組はこんな感じでした・・・今思うと、かなり豪華な番組だったと思います。

 一応、(1)~(2)までは客観的に書こうと思い、私的には控え目(?)に書きましたので、ここでは「私にとってのCypher」を熱く語りたいと思います。



① 出会いと愛聴・・・

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 まず、Cypherに関しては、開始直後(97年4月)からは聞けず、どうやら放送を開始した1ヶ月後ぐらいから聴いていたようです。

 当時は、インターネットはなんかは一般的でなく、今であれば、検索とかで調べられるかもしれないですが、こういった情報を得るためには「足」で稼がないとならず、記憶だと我々世代の愛読書である「FRONT」か、YouさんがMCをしてた伝説的なラジオ番組である「Night Flight」辺りでCypherの存在をしり、聴き始めたような気がします。

 んで、さっそくCypherを聴いてみたら・・・一発で気に入りましたよ!!

 だって、それまでは数少ない情報誌やラジオ番組で情報を得たり、結果としてなかなか行けないお店に行って情報を得たり・・・圧倒的に情報が少なかった状況で、家にいても毎週フレッシュな情報が入ってくるんじゃ・・・聴かないわけがないですよ!!

 NEWリリースの情報も早く、実際の楽曲を聞いてレコードを買う時の参考にしたり、日本語ラップなんかも、いつ発売するかちゃんと教えてくれたり・・・レコード購入時の判断材料としてはかなり良かったと思います。

 また、クラシックなHipHopやR&B、DiscoやSoulの曲を簡単に勉強できたのも大きいですね・・・

 当時としては、そういった昔の曲って、そういった部類のミックステープを買わないと勉強ができず、お金がなかった高校生時代は本当に助かったし、幅広い選曲で、本当に勉強になりました。
 特に、MUROさんの選曲は本当に幅が広く、私もMUROさんのミックスを聞いてホント影響を受け・・・CypherでのMUROさんのプレイを聞かなかったら今の自分がいないぐらいだと思います!!


 そんなわけで、放送した分で、内容が良かったものはしっかりと録音してあり、写真のように今でもちゃんと保管しております・・・

 まあ、当時は高校生~大学生だったので、すべての放送をオンタイムには聴けず、タイマー録音をし、大抵が録音したテープを自宅か通学時に聴いてた感じなのですが・・・今となっては捨てられないお宝です。
 割と初期の放送は、私的にもカルチャーショックの連続で、おのずとテープが残っていたのですが・・・今回の紹介でMP3化をするついでに聴いてたら、なかなかイイ録音を残してたな~と思いました。


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 また、ミックスの内容がめちゃくちゃイイ放送に関しては、個人的に特別編集したテープを作り、通学時に聴きまくってましたね~

 特にMUROさんのミックスはヤバいのが多く、そのヤバいミックスを通して色々と勉強しました・・・以前紹介した「犬の散歩」のときは超ヘビーローテーションで、犬が呆れるぐらい愛聴をしてました・・・
 なんか、こういった録音編集系のテープは、聴きすぎて普通のミックステープ級に価値が生まれてしまい、ジャケも自分で作っちゃったり・・・ちょっと「どうか」してましたね(^^;)

 ただ、自分の基礎たるミックスが入っているので、これらのテープも今でもたまに聞いてるぐらい好きなテープです・・・こういったテープもそのうち紹介をしますね!!



② トラックリスト

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 あと、書かなきゃいけないのが・・・そう、トラックリストですね!!

 初期のころは、その日の放送の間にFAXくれたリスナーの中から、その日にプレイされた曲のトラックリストをプレゼントするみたいなことはしてました・・・が、私自身は大抵がタイマー録音してたので、入手するのが難しかったです・・・
 ただ、ある方法があり、それで入手してましたよ・・・

 実は、当時、番組の協賛に近い存在だった渋谷・Manhattan Recordsの1階から2階へ上る階段で、フライヤーなんかがおいてある所にCypherのトラックリストが貼り付けてあることが多く、アナログな方法でしたが、それを必死にメモってトラックリストを作ってました!!

 トラックリストが貼ってあることに気付いた初期は、その場でメモるのが恥ずかしく、ちょっと見ては、外に出て書いて・・・の繰り返しをし、結果としてメチャクチャなトラックリストを作ってましたが、ある時期から人目を気にせず、気合いでメモるようになりました(^^;)
 流石にメモったときもメモは残ってなかったですが、そのメモをもとに手書きで作成したトラックリストを貼りますね・・・なんか汚い字ですが、いい味を出してますね~

 Cypher自体は「まっとうなラジオ番組」なわけで、放送局としてプレイした曲を残す必要(JASRACにロイヤリティーを包括的に出す為?)があったので、必然的にリストを作る必要があったんだと思いますが・・・これはホント役に立ちました(^0^)
 曲を聴いただけでは曲名は分からないし、今みたく、ネットで簡単に検索もできないし・・・まるで宝探しの地図を自分で作っているみたいですね・・・自分の力で一歩一歩進んでいった・・・そんな感じの話かもしれないです。

 まあ、番組も後半になると、ホームページが出来、そこで公開なんかしてましたが、このようなアナログな方法で曲を知ろうとすると、ホントその曲に対する思いが爆発するんですよね・・・

 例えば、リストで書いた曲と、実際にプレイした曲が違ってて、ずーっと勘違いしてて覚えてたり・・・どうしても知りたかった放送の回に限ってリストを出してくれず、数年後にやっと曲名が分かったり・・・色々と苦労をした分、その放送だったり、その曲に愛着が湧いたりしてますよ・・・
 今の時代、こんあ面倒な方法は受け入れれれないと思いますが、私としては全然OKです・・・自慢できそうで自慢できない思い出ですが、いい思い出ですね~






(3)Cypherの意味

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 え~、Cypherという番組はこういう番組でした・・・聴いてた方には「うんうん」と思ってくれれば嬉しいし、何よりもこの番組を知らなかった方には「凄いな~」と思ってくれればうれしい限りです。

 では、まとめではないですが、Cypherがあったことで生まれた価値なんかを考えたいと思います。


 まず、Cypherの良かったところは「DJをメインに置いた」ことがポイントだと思います。

 つまり、番組構成において「音楽」を主体にし、絶えずニューリリースするレコードを発信し続けたり、昔からプレイされていたクラシックな曲や、あまり触れることがない曲だったり・・・僕らのようなDJ志望の子供たちにとってはホントよい教材番組だったと思います。

 私自身も、この番組を聞いてホントいろんなことを学びました!!

 プレイされた曲を通して音楽知識を増やしたり、DJプレイだったり、スクラッチや選曲の技だったり・・・絶えず新しことが学べたことは大変大きいと思います。
 それも、お金を出さずに学べるわけですから・・・学生時代だったので、レコードやミックステープを買う余裕もそんなになかったし、クラブなどにも簡単に行けなかったし・・・誰でも簡単にHipHopなりDJの素晴らしさを学べたのは大変貴重だったと思います。


 そして、これを聞いて、HipHopなりR&Bを知り、このシーンに参加するきっかけになった点も大きいと思います。

 私の周りでも、ターンテーブルを持ってなくても聞いてる子もいたし、私個人も、興味あるヤツにはCypherを薦めるケースが多かったと思います。
 つまり、Cypherを足がかりにHipHopやR&Bを知り、それを足がかりにタンテを買ったり、レコード買ったり、クラブ行ったり・・・と、草の根でHipHopやR&Bなどの音楽文化を広めた効果は大きいと思います。


 また、シーンの「中心」として上手く機能した点も大きいかと思います。

 かなりのHipHop/R&B好きが聴いていたので、みんなが集まる「中心」になり、効果的に情報を共有/情報が広まる部分があったと思います。
 それこそ、その価値を知って、アーティストが必ず参加してくれ、そのアーティストの情報がCypherを通して確実に広まり、リスナー側もすぐレスポンス(買ったりとか)が出来・・・情報が効果的に広まった効果はあると思います。
 上手く表現が出来ないですが、シーンの中心になって、アーティストをサポートし、リスナーを引っ張って行った効果は大きかったと思います。
 

 ざっと書くとこんな感じですが・・・思い返してみてもかなり価値があったと思います!!





(4)最後に


『2002/03/30 最終回』

 ザッと書きましたが、本当に価値があった番組だと思います

 時期的にも、インターネット前の、アナログ的手段の情報発信だったとは思いますが、有効的に情報を発信し、リスナー側もそれをうまくキャッチして、お互いが前に進んで行ったな~という印象があります。
 番組自体も、放送を重ねるたびに人気が増し、放送時間も早まり、みんなが楽しみながら発展していったと思います。
 
 ただ、番組は2002年の3月30日に惜しまれながら終了しました。

 上の音源は、その最終回の時の音源で、MUROさんの素敵なミックス(NasのOne Micのブレンドプレイにはグッときます!)の上で、Rikoさんが「みんなでこれからも進んでいこう!」とみたいなことを言いつつも・・・出る言葉は涙声で・・・みんなが終わってしまうことに寂しさを覚えていたと思います。

 私自身もCypherが終わってしまうことは・・・本当に寂しかったです。

 Cypherが終了した理由は明確には分かりませんが(RikoさんのDef Jam Japanが本格化したため?)、こんな面白い番組が終わってしまうのは勿体ないと思ったし、何よりもRikoさんの声やMuroさんたちのミックスが聴けなくなってしまうのが残念でした・・・

 ただ、終わることに関しては、最終回で「Cypherの使命が終わった・・・」みたいなことも言っていました。

 それまではアンダーグラウンドだったHipHopシーンが、Cypherを通して大きくなり、シーンの「中心」としての機能が無くっても進んで行けるんだろう・・・そんな想いがあって終わったのかも知れません。 
 Cypherがあったことで、ホント色々なことが起こったと思います・・・HipHopなどを聴く人が増えたことや、クラブで遊ぶ人が増えたこと、レコードを掘ったり、マイクと格闘したり・・・色々な形で「音楽」を愛する人が増えたことは事実で・・・使命を全うしたってことなんですかね・・・

 こういうことは中々実数に出来ませんが、以前書いたCypherに関する記事に寄せられた熱いコメントの数々に片鱗はあると思いますし、何よりも私自身がそうです・・・Cypehrに育ててもらい、今があるんだと思います!!
 ホント、Cypherがあったから、今の自分があったのだと思います・・・ホント、ありがとうございました!!



 それでは、最後に〆をしましょう。

 この番組が終了以降も、いろんな番組がありましたが、残念ながら、Cypher級に「シーンの中心」になる番組はなく、リスナーを結果として育てた番組はなかったと思います。

 聴いたことが無い方にとっては「ただのDJミックス番組じゃないの?」って思うかも知れませんが、この番組が「ただのDJミックス番組」以上の価値があったことを伝えたく、記事を再修正しつつ書いてみました。

 今の時代、ネットでどこかにアクセスすれば、生でDJミックスやラジオ番組を聴けるわけで、深夜にラジオを合わせるなんてことをしなくとも音楽が聴けると思います。
 ただ、こんな「ラジオ」というアナログな方法で、文化が育っていったわけです・・・上手くまとめられませんが、こういう存在があったことは・・・忘れてはいけませんね!!

 Cypherが復活することはないかと思いますが、また「みんなが集まれる大きな木」の復活を祈りつつ、紹介を終わります・・・ありがとうございました!!





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< 補足事項 >


① 旧記事について

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 この記事は2009年1月に作成した記事を発展した記事になります。
 以前書いた記事も、皆さんから評価を頂いたので、そのまま残しておりますので、気になる方はご参照ください。

J-Wave Hip Hop Journey - Da Cypher -



② 放送日リスト

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 私が所持してる録音テープより、この番組の「放送リスト」を作成しました。
 興味がある方は、下記リンクよりご参照ください。

Da Cypher 付録 「放送日リスト」



③ 詳細な音源

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 別記事扱いになってしまいましたが、私が当時録音をしたCypherの音源を使用して作ったミックステープの紹介記事にて、CypherのDJミックスを紹介した記事を書きました。
 詳しくは、下記のリンクをご参照ください。

DJ MURO 「Da Cypher's Choice Vol.4」





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 4周年記念で、久しぶりに特集記事を書きましたが、如何だったでしょうか??

 前に書いた記事とそんなには変わりませんが、かなり整理が出来たと思うので・・・読んでいただければ幸いです。

 ただ・・・実は今回の記事は「前振り」なんですよね・・・もうひとつ、4周年記念のボムを用意してますのでお待ちくださいね・・・このブログらしく、Cypherの魅力を「別角度」でイルに紹介したいと思います(^0^)

 ではでは、しばらくお待ちくださいね・・・

   ⇒追記 2012/10/8 以下の記事でイルに紹介をしました!
       DJ MURO 「Da Cypher's Choice Vol.4」