HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Watarai 「The Beatnuts Classics 1992 - 1997」
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 え~、年度末で無駄に仕事が流れ込み、右往左往な毎日です(^^;)
 だけど、今期の売上が芳しくなく、仕事してるけど会社には評価されない・・・なんか憂鬱な思いもあり、困ったものです・・・早く仕事も季節も春になるとイイですね!!

 そんなわけで、ブログの更新が遅れておりますが、先週書いた「Fell the Funk」を聴いてたら思いだした一本(ネタ?)です!


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 今回は、あのDJ Wataraiさんが「Beatnuts」の曲のみでミックスしたテープのご案内です。

 まず、このテープ、リリースした経緯がちょっと面白いので、その話からしたいと思います・・・

 このテープは、恐らく1997年にリリースされたテープで、その当時の国内盤をリリースしていた「Sony Music」よりプロモーション用に作成されたテープになります。
 時期的にはBeatnutsの2ndである「Stone Crazy」が出た時で、そのプロモーション用に配布されたものだと思われます・・・


 当時の日本では、クラブミュージックに力を入れてた大手レコード会社ってそんなにはなかったのですが、ソニーに関しては割とクラブミュージックに力を入れていたので、HipHopなりTechnoなどの海外音源の国内盤CDを多く出していました。
 特にHipHopはColumbiaやEpic、DefJam、Relativity、Tommy Boy、Ruffhouse、Loudなどのカタログを持っており、かなりの作品をリリースしていて、対訳が読みたいからCDを買ってた方も多いかと思います・・・私もNasのファーストは買った記憶があります。

 ソニーって、当時を知る方なら記憶にある方が多いかと思いますが、ホントHipHopに力を入れてて、写真に貼った広報誌/フリーペーパー「Fat Jam Press」などを配布してたり、独自の初心者向けコンピレーションを出したりしてて、ソニーを通してHipHopが好きになった方も多いと思います。

 写真のFat Jamはその象徴で、95年~97年ごろに無料で配布されてた広報誌なのですが、自社のCDの宣伝のほかに、DJチャート(Kenseiさんなど!)、ネタ紹介コーナー(MUROさん!)、そして国内アーティストの紹介など・・・自社に関係のないHipHopもバンバン紹介してて、HipHopを盛り上げよう!みたいな意思が伝わります。

 画像をクリックすると大きくなるので、気になる方は読んで頂ければ幸いですが、私も当時、よくコレを入手して情報を得ていました・・・当時はホント情報が少なかったので、こういったフリーペーパーは大変貴重でした。
 今回、久しぶりにタンスの奥から取り出して読み返してみたら「Ill Vibes」のリリース情報(!)が載ってたりしてて、ちゃんとフッドな情報を載せており、大手のレコード会社らしからぬ「HipHopを分かってる」誌面でヤラれます・・・これが一般的なCD屋さんでも入手できる訳でから最高ですね!!


 そんなソニーなので、今回紹介をするミックステープも出してたのかな~と思います。

 後でも紹介しますが、ソニーのミックステープに関しては、割とツボをついた人選で、その人選だけでも「わかってるな~」と思います。
 なぜ、ワタさんが作成したのかは分かりませんが、人選的には間違えなしかな~と思います。 


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 では、作品の紹介です。

 A面、B面とも同じミックスを収録してて、実質的に45分程度のワンミックス作品なのですが、最初のEPからStone Crazyまでの音源を使ってミックスしています。

 選曲的には、先週紹介をした「Fell the Funk」とほぼ同じで、それこそ「Props Over Here」などのクラシック曲や、最新作からの曲として「Off The Book」などをプレイしています。

 ヒットしたシングル曲を入れつつもLPだけの曲も入ってたり、Remixとオリジナルの曲をミックスしたり、ワタさんらしいスクラッチや2枚使いが入ったり・・・悪くはない内容です。
 正直、凄い良いミックスとは言い難いですが、初めてBeatnutsの曲を聴いた人が興味を示してくれるような内容になってるかと思います。



 作品の紹介は以上になってしまいますが、当時のソニーが頑張ってたことを伝えたく記事にしてみました。
 
 ミックステープ的な話だと、大手レコード会社がプロモーション用に作ったミックステープは結構あり、紹介してないのが多数ですが、これもコレクター泣かせなジャンルですね。
 私も入手できてないのが多いので、アレですが、この辺ももうちょっと紹介しないと・・・ただ、内容的に凄いイイのが少なく、今回の記事のように「コレクターアイテム」的な扱いになってしまい、記事を書くのが難しそうですね・・・どうしましょ(^^;)



<Release Date>
Artists / Title : DJ Watarai 「The Beatnuts Classics 1992 - 1997」
Genre : HipHop・・・
Release : 1997年ごろ??
Lebel : Sony Music No Number



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『おまけ その他のソニー関連テープ』

 多分、ここで紹介しないと、ずーっと紹介をしなくなりそうなので、今回の主役である「ソニー」が作ったプロモーション用のミックステープをサラっと紹介したいと思います!


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「DJ Jin & Maki The Magic / The Beatnuts Classic Nuts Mix」

 1本目は、2002年にリリースされたベスト盤のプロモーションの一環で作成されたと思われるテープです。
 内容的には、今回のワタさんとほぼ同じなのですが、JinさんとMakiさんというレアなコンビによるミックスがテープ馬鹿の心を喜ばせます(^^;)


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「DJ Kensei & DJ Okubo / Original Phat Beats Sampler '97 - Do You Want More」

 これは激レアな一本ですよ!!

 97年ごろに何らかのプロモーションの一環で作られたテープかと思いますが、なんとKenseiさんとOkuboさんの師弟コンビによるミックステープです!!
 内容的にはミックステープというよりも、恐らくKenseiさんとOkuboさんで作ったであろう「ソニー音源を駆使したトラックス」をDJミックスした内容(マスターミックスみたいな感じ?)で、Kenseiさん達のイルさが出ているかと思います(^0^)
 ただ、この作品、普通にCDで聴ける曲が一切入って無く、これを一般の方が聴いても「?」と思う内容で・・・これをプロモ用品にするソニーの根性(?)が大変素敵です(^^;)


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「DJ Okubo / Original Phat Beats Sampler '98」

 上記のテープ、翌年にはOkuboさん単独で続編を出しており、これもボチボチレアかと思います。

 内容的にも97年のと内容は近く、一般的な曲もミックスはしてますが、イルなトラックスが炸裂してて・・・マニアには堪らない作品です!
 また、このテープにおいてはジャケが豪快で、ジャケットが「Mixmaster Mike」のアルバムをモロパクリ(オリジナルの絵にOkuboさんの顔写真を当てはめてるだけ!)してて、大手レコード会社の販促品なのに、権利面は大丈夫なのか・・・と思ってしまうところがグッときます!!





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「Coby社製 カセットテープレコーダー」について
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 予期せぬタイミングでしたが、ついに「コレ」を入手しましたので紹介です!!

 オッサンBボーイにはグッとくるブツじゃないでしょうか(^0^)


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 今回は、90年代のBボーイの必須アイテムの一つであった「Coby製のテープレコーダー」について紹介をしたいと思います!!

 私もコレに関しては、当時は持っていなく、当時からショックウェーブを使ってたのでスルーしていましたが、テープ道を進むにつれて大変欲しい存在でしたが・・・このたび、無事に入手しました(^0^)

 入手に関しては、いつもお世話になっている下北沢のユニオン・クラブ店さんで、なんとデットストック品を仕入れ、昨日から限定販売するとのことで・・・昨日の午前中に面倒な仕事(社員研修・・・)を終わらしてから、速攻で買いに行きました!!
 テープ馬鹿なので、普段使い用とストック用で2台を購入しましたが、これは嬉しいですね・・・N村さん、ほんとありがとうございます(^0^)

 では、簡単な紹介にはなりますが、以下でCobyのことを紹介したいと思います!!


 なお、真面目な記述ですが、今回の記事においては「Coby社」および「Coby社製商品」に対して粗悪なイメージを与える記載がありますが、これは決して現在の「Coby社」および「Coby社製商品」に該当することではありません。
 今回紹介をする「CX-34」のみに該当する指摘・表現になりますので、読まれる方はご注意の上、記事を読んで頂ければ幸いです。




(1)Cobyとは?

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 まず、Cobyのことをサラッと紹介をしたいと思います。

 Cobyというのは会社の名前になり、アメリカにある家電メーカーになります・・・記事を書くにあたって調べたら現在もある(!)ようです。
 日本にも多少は入ってきてたようですが、イメージとしてはアメリカのディスカウントショップなどでノンブランドに近い形で売ってる家電メーカーで、質より価格で勝負をしている(?)メーカーさんかと思います。

 ただ、一般的には・・・あの「SO●Y」のパクリ品メーカーとして認識されていることが多いかと思います。

 現在はパクリ品を作ってはいないと思いますが、当時は社名のロゴだったり、商品の内容だったり・・・外観は似てるけど、値段は安い・・・みたいな感じで売られてたかと思います。
 特に、テープレコーダーはその認識が強く、写真のように左側の●ニー製のテレコに対して、右側のCobyのテレコが激似ですね・・・分かりやすい例かと思います。


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 しかし、このテープレコーダー、90年代のB業界では珍重されていた名機(迷機?)になり、私が愛してやまない「Shock Wave」と共にBの必須アイテムになっていました。

 聞いた話になるのですが、90年代当時のアメリカ(特にNY)では、ソニーとかパナソニックといった大手のメーカーのテープレコーダーが値段が高かったこともあり、安売りされていたCobyに人気が集まったのようです。
 HipHop自体を考えると、お金の無いキッズ達が自分たちのアイデアで音楽などをクリエイトする文化なので、金額的な話は重要ですね・・・ビールであれば40ozとかが受けたのが近いかと思いますが、機能的で値段が安い方が受けやすいんですかね??

 また、Cobyに関してはデザイン面が受けたのも大きいかと思います。

 先ほども指摘しましたが、ソ●ーのパクリ品と言われるぐらいで、当時のアメリカでヒットしていた●ニー製のスポーティーなテレコと瓜二つな感じな訳ですが、パクったが故の独特なフォルムが受けた理由かと思います。
 なんて説明をしたらイイのかは分かりませんが、HipHop的な表現であればサンプリングをしてループをしたら更にファットになった・・・みたいな感じで、ソ●ーのスポーティーなデザインに独特なフレイバーが重なった感じでしょうか?

 そんな訳で、アメリカのB周りではかなり一般品になっており、ソ●ーとかパ●よりもCobyだろ!っとなっていたようで、テープレコーダーやヘッドフォンはCoby愛用者が多かったです・・・当時のアーティスト写真なんかを見ても、Coby率が高いので、理解が出来るかと思います。


 そして、日本においては、一般的には全く知られてない存在でしたが、日本のBの周りでは知られたアイテムだったかと思います。

 一般的な家電屋さんでは販売がありませんでしたが、いわゆるB系の洋服屋さんで「NYで大人気」みたいな感じで現地品を買い付けしたのを販売してて、それで買ってた方が多かったかと思います。
 どちらかというとファッションアイテム的な流れで売られていたかと思いますが、商品から発する独特なオーラがBの嗜好にバッチリで、腰にガツっと付けて使ってた方もいましたね・・・ただ、人によっては「これはアッチで流行ってるから」だけで使ってた方もいましたかね??

 なお、日本だと同じ考え(=値段が安い)なら「Aiwa」辺りのテレコがB周りで普及してたかと思います・・・下手したら1000円ぐらいでも買えたので、Aiwa派も多かったかな?
 ただ、個人的にはやっぱり「Shock Wave」ですかね・・・値段は(CobyなりAiwaと比べればですが)高かったですが、音も質もデザインも良かったので、こちらも外せないっすね!!


 そんなわけで、商品の詳細は下で書きたいと思います。




(2)商品について

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 商品としては沢山あったと思いますが、今回入手した「CX-34」という型番(1995年製)のテレコで紹介をしたいと思います・・・記憶だと、コレっぽいのがB系の洋服屋さんで売っていたので、当時は結構出た型番かもしれませんね。

 まず、商品包装ですが、安売り品にありがちなプラ梱包で経費節減(?)をしつつ、ソ●ー的なパッケージが素敵ですね・・・以下、この表現は褒め言葉として捉えて頂きたいのですが、なんとも言えない「安売り感」が素晴らしいです(^^;)
 パッケージもそうだし、後で紹介する本体、そして説明書も・・・全てにおいて「安売り感」が出ており、それが独特のフレイバーになってるかと思います。

 ちなみに、安売り品なので当然なのですが、パッケージにも本体にも大きく「Made in China」と書いてあり、妙に納得してしまいました(^^;)


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 では、中身の紹介です。

 内容的には片面再生のみのテープレコーダーで、必要最低限の機能が付いているテレコって所でしょうか?

 ただ、要所要所で感じられる「安売り感」が堪らないですね!!


 まず、本体は一応「生活防水」的な内容になっているのですが、本当に水から耐えられるのかに疑問を感じる・・・そんな外装に包まれています(^^;)

 なんて言えばいいんでしょう・・・とにかく「作りが荒い」のが印象的で、イイ意味でコストをかけて無いんでしょうが、それが味になっていると思います。

 本体自体は、釣りの時に餌を入れておくプラ製の箱(タッパ?)みたいな感じで、頑丈さは一切なく、防水のパッキンや留め金も強さが無く・・・多分、水没したら終わりっぽいです(^^;)
 ただ、それも込みで「味」になってるかと思います・・・とにかく、結果として生まれてしまった「独特のフォルム」が堪らないです!!

 また、中身はもっと「荒い」です(^^;)

 中身を空けてビビりましたが、プラスチックの溶接はかなり適当だし、品質ラベルのシールが曲がって貼られてたり・・・更に私の買ったのには、髪の毛が1本入ってたり(本当です!)・・・流石「中●製」という感じです。

 そして、電池を入れて動かしてみてビックリ・・・最初は再生が倍速になってて、何度か別のボタンを押してたらやっと直った・・・そんな内容でした。

 Cobyの商品に関しては、当時から作りが荒いと言われてて、使ってるとすぐ壊れる・・・そんな話がありましたが、恐らく本当でしょうね(^^;)
 ショックウェーブを使っている立場からすると、明らかに品質面で劣ってる感じはし、当時に出た新品だとしても、そんなには長く使えないかな~と思います。


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 そして、今度は「音」の部分を紹介します。

 これにはショックウェーブ同様にスポーティーなヘッドフォンが付いていて、それで音を聞いてみました・・・ちなみに、このヘッドフォンも速攻で壊れそう&音漏れがひどく、あまり使えなさそうです(^^;)

 まず、適当にあってテープで音を聞いてみた限りでの印象は・・・いや~音も「荒い」ですね(^^;)
 
 なんでしょう、再生音以外のノイズ(プーっという音)が必要以上に入る感じで、ショックウェーブで聴きなれちゃうと聴ける代物じゃないです。
 また、本体からの動作音もボチボチあり、モーターの回転音がちょっと気になります・・・

 ただ、そういった荒い環境ではありますが、その中で聴くミックステープは・・・個人的には悪くはないかな~と思います。

 5分ぐらい聴いてみたのですが、音も独特で、基本的な出力は強くはないですが、独特の空気感があり・・・音自体はファットじゃないけど、聴き方によっては「Fat」な感じでイイですね!
 普段使ってるソ●ーのヘッドフォンでも聴いてみましたが、独特の空気感はあり・・・上手い表現が見つからないのですが、貧乏くさいアンダーグラウンドなHipHopっぽい音に合いそうだな~と思いました??





(3)最後に

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 今回は下調べや資料集めをせずに書いたので、結構適当な紹介になりましたが、Cobyのテレコはこういうモノでした。

 結論として、商品内容的にはアレですが、本体や音から発せられる独特のフレイバーがBにマッチする・・・といった所で、その魅力は今でもあるかと思います。
 正直、コレを日常的に使うことは少なさそうですが、ミックステープの内容によっては力を発揮してくれそうな感じはあり、良き相棒になってくれそうです。

 最近、私がテレコをゲットしているフリマでも、テレコが殆ど出てこなくなり、寂しい毎日(?)を繰り返してたので、今回の入手は本当に嬉しかったです。
 あまりにも嬉しかったので、途中まで書いていた通常紹介の記事を飛ばして、今回の紹介を一気に書いてしまいました(^0^)

 今後も、ミックステープ収集と共に、テープレコーダー収集(ラジカセは対象外です)も頑張りたいと思います・・・この世界も深いですよ!!





<オマケ話>
 今回、商品を買わせて頂いた下北ユニオンのN村さんのお話だと、私世代のアラサー&アラフォーに激売れらしく、昨日の時点では残りが少ないと言っておりました・・・
 私も金曜日のブログで情報を知って、仕事終わり(半日講習で良かった!)に速攻で買いに行きましたが、同じことを考えている方が多いんですね・・・テープ馬鹿がいることは嬉しい限りです(^0^)

気になる方は、是非、下北に走ってくださいね・・・ただ、在庫が無くなってたらすみません・・・
  ⇒ 追記(2013/3/25)
  下北店のブログによると、無事にSold Outになったようです・・・
  次回の入荷に大期待ですね! N村さん頑張ってね!!






 

 



DJ Shogo & Toshi 「Feel The Funk ! Vol.04 - Best of Pete Rock & Beatnuts」
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 え~、今日は祝日でお休みですが、体が平日モードなのか、普通に起きてしまい、ヤルことがないのでブログの更新となりました(^^;)

 そんなわけで、今回も「やっと発掘できたので紹介系」です・・・でも、オチもありますよ(^^;)


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 今回もマニアックなタイトル/DJの紹介ですが、渋谷を中心に活動をしていたDJ ToshiさんとShogoさんによる「Feel The Funk」シリーズの紹介です。

 多分、知らない方が多いと思うので、紹介をしておくと、渋谷Harlemの初期(90年代後半)に開催をしていたパーティー「Feel The Funk」からの派生シリーズで、ある意味「渋谷/宇田川町」らしいお方達かな~と思います。

 昔の記憶からの指摘になってしまうのですが、ToshiさんなりShogoさんは、MUROさん周りにいた方々で、凄いお洒落なんだけど、ちゃんとDJも出来ちゃう感じの方々で・・・それこそDJだとKoyaさんとか、MCであればDaboさんみたいな、仕事も出来るけど遊びもバッチリみたいな「東京のBボーイ」な匂いがします・・・

 なんでしょう、私ぐらいの年代の人なら分かるかな~と思いますが、高校生ぐらいの時に渋谷~原宿辺りのB系の洋服店にいって、身なり以上に佇まいがクールで粋な店員さん・・・みたいな感じですかね??
 ファッションとしてのHipHopも着こなしつつ、しっかりと音楽的なバックボーンがあり、HipHopを生活の一部として着こなしていた・・・そんな感じの方々だったかと思います。


 そんなFeel The Funkですが、個人的にはテープを掘り始めて早い時期に遭遇し、内容の良さから掘るようになり、聴けば聴くほど彼らのスタイルが好きになりました。
 スタイル的な話だと、MUROさんっぽいHipHop感が近い感じで、HipHopを根底にしながら、R&Bなんかもプレイし、かつ掘りもしっかりしてる・・・そんな所も宇田川らしいかな~と思います。

 そんなわけで、シリーズの中で、今回もマニアな事情でこの第4段を紹介することになりました(^0^)


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 作品の内容的には、副題の「Best of Pete Rock & Beatnuts」でご察しが出来るかと思いますが、A面ではShogoさんによるPete Rock音源でのミックス、B面ではToshiさんによるBeatnuts音源でのミックスになります。
 こういったワンアーティストのベスト盤的なミックスは良くある内容かと思いますが、内容的には悪くはないと思います。

 A面ではPeteRock音源でのミックスな訳ですが、それこそ自身名義のマスターピース「Pete Rock & C.L.Smooth / T.R.O.Y」とか、外部プロデュース/リミックス作品であれば「Public Enemy / Shut'em Down」なんかをプレイしています。

 選曲面では、しっかりと定番どころを抑えつつ、渋い曲もプレイしてたり・・・なかなか上手いですね。
 また、聴いててハッとするミックスもあり、ネタ曲から本編にミックスしたり、RemixからOriginalに繋いだりするミックスも大変イイですね!

 そしてB面ではBeatnutsを題材にするのですが、こちらも自身の曲「Beatnuts / Props Over Here」なんかをプレイしつつ、外部プロデュース/リミックス曲、ネタ曲を交えてプレイしています。
 持ちレコが無かったので、強引にテープアルバム(こっちの方がレアか?)での紹介写真になりますが、アルバムオンリーの音源もプレイしてて、こちらも中々イイですね!!



 え~、説明的には以上になってしまうのですが、平均点は越えたミックスになるかと思います。

 正直、他の作品の方が、私の思う彼ららしさ(特に歌モノまじりのミックス)があるので、そっちの方がイイのですが、マニアな事情があったので、紹介させて頂きました・・・
 テープを掘られてる方は是非掘ってみてくださいね~





<Release Date>
Artists / Title : DJ Shogo & Toshi 「Feel The Funk ! Vol.04 - Best of Pete Rock & Beatnuts
Genre : HipHop・・・
Release : 1998~99年ごろ??
Lebel : Feel the Funk!/GQ Inc No Number



Notice : シリーズの初期作について

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 紹介文でも書いた「マニアな事情」なのですが、このシリーズ、合計9作リリースされているようですが、初期の1と2が全然見つからず、個人的にはトップウォントだったのですが、先月に某所で捨て値に近い形で、おそらく1らしい作品(上記写真)をゲットした。
 今回の入手から想定するに、1と2はどうやら手製らしく、相当プレス数が少ないのかな~と思いましたが、この1らしいのが「Pete Rock & Beatnuts」ミックスで、ちゃんと流通させるべく今回の4をプレスしたのかな~と思います・・・想定な話ですが、そんなこともあり、今回の紹介になりました。

 ただ、これには大きなオチがあります・・・

 家に帰って聞いてみたらビックリしたのですが、聴いてたら聞き覚えのあるラッパーの声が聞こえました・・・ なんと、買ったテープの実際の内容は「Night Flight」の録音テープでした(--;)

 恐らくですが、これを某所に売った方が、Feel The Funkのテープに上書き録音したか、Feel The FunkのテープケースにNight Flightの録音テープを入れたまま売ってしまったか・・・そのどちらかだと思いますが、極めて昭和らしい話に、怒りも込みあげずに「おいっ」っと一人突っ込みをしてしまいました(^^;)
 
 手製系のテープはこういうことが起こる場合がありますが(凄い低い確率ですけどね)、MUROさんの「のっぺらぼうレコード」と同じ感覚で、こういうテープも楽しめるようになればテープ馬鹿として一人前かと思います??

 ちなみに、その録音テープ、聞いたことのなかったVol.3(1995年12月のクリスマス)で、4時間の放送だったのに、果敢にも60分テープで最初の1時間だけ録音したようで・・・帰国直後のブッダの面々がゲストで出たと思ったらテープが終わる・・・という素晴らしい構成になっています(^^;)
 




Napsack & The Lost Generations 「Colored Soul (to blind man)」
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 え~、毎年恒例ですが花粉の季節になり憂鬱な日々が続いております・・・今年の花粉はかなりキツく、ティッシュが手放せない毎日です(--;)
 ただ、春の足音も聞こえてくる季節でもあるので、なんか気分が上向きになったりしますね・・・

 そんなわけで、気分を上げたい時に良く聴いている作品のご紹介です(^0^)


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 この作品は現在はオンライン・レコードショップ「BBQ Records」のオーナーさんである「DJ Napsack」さんによるミックス作品で、ちょっとマイナーな作品かも知れないですが、かなり高レベルなジャンルレスミックスで、発売以来、結構な頻度で聴いている作品です!

 Napsackさんに関しては、昨年に「Portable Cornerstone 01」という関口紘嗣さんとの共作作品を一度紹介をしたことがありますが、個人的には関口さん同様に幅の広い選曲と粋なミックスが出来るお方と認識しております。

 正直、ミックス作品は殆どなく、現場でのDJを聴いたことがないので、なんとも言えませんが、Cornerstoneのテープでヤラれた身としては、このCDが出た時も、かなり期待して購入した記憶があり・・・流石な内容に喜んだ記憶があります。
 また、今回の記事を書くに辺り、調査じゃないですが、Napさん(BBQさん)のブログを拝見したら、放出情報に交えて、音楽愛に満ちた記事が多く、つい読みふけてしまいました(^0^)


 そんな、Napさんの今回の作品ですが、リリースの流れとしては、あのサンプリング辞典「The Sampling Dictionary 2008」のスピンオフ企画みたいな形で2010年5月にリリースされました。

 その辞典に関しては、私が以前に書いた「この記事」をご参照頂ければ幸いですが、その本のバックボーンである「サンプリング(ネタ)」や「掘る」といった「HipHop視点」の元でミックス作品を作ったら面白いんじゃないか・・・という意思の元、作品が作られたようです。
 サンプリング辞典としては結構売れた書籍だけに、Napさん以外にも関係者のBozmoriさんなんかもネタ系のミックスを同看板でリリースしていますが、どれも結構注目されたミックス作品だったかと思います。


 そんな訳で、作品の紹介です~


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 まず、選曲的な話からすると、先ほどご紹介したサンプリング辞典の話があるので、いわゆる「ネタミックス」と思う方が多いかと思いますが、この作品では、その「ネタ選曲」をベースに置きつつも、それらの楽曲をDJミックスでグルーブを与えており、ネタミックスを超えた「ミックス作品」になっているかと思います。
 まあ、ネタを通り越して既に「ド定番な楽曲」も多いだけに、もともとネタ感が少ない選曲かも知れないですが、Napさんの独自のグルーブが生きた選曲かと思います!

 実際のプレイ曲でいくと、ド定番な「Archie Bell & The Drells / Don't Let Love Get You Down」のようなドラム/ブレイクネタや、De Laネタの「The Whatnauts / Help Is On The Way」や・・・ネタ曲を通り越して、曲として最高な曲が多く、ヤラれます!!

 それこそ、コレ系だとSoulやRareGroove、JazzやFunk、DiscoやRock、そしてネタが光ったHipHopなど・・・様々な曲をプレイしてるのですが、曲先行で考えている部分が強いのかな~と思います。

 Napさんも、恐らく「ネタミックス」という意識は大きくせず、その曲を生かした選曲/ミックスにしたのだと思いますが・・・素敵だな~と思うのが、それにプラスして、要所要所で「ネタ/サンプリング/HipHop」的な感性が生きている所です。
 例えば、Archieではイントロブレイクをグルーブを伸ばす意味で粋に2枚使いしたり・・・WhatsnautsではDe Laのネタ曲(Ring Ring Ring)から声をサンプリング挿入したり・・・随所でセンスが光っています!!

 また、これもHipHop的だな~と思うのが、Norman Jay作の「Hipness」のネタ繋ぎ(Stevie Wonder / As → The Jeff Lorber Fusion / Lift Off)もグルーブの流れの中で上手くプレイされるんですよね!
 この辺りは、副題の「to blind man」に現れるのですが、粋に御大へリスペクトしてる辺りも素敵ですね・・・(^0^)

 選曲を見てるだけでも「この人、音楽が好きなんだな~」と分かる感じで、大変好感が持てる選曲かと思います。
 一番分かりやすいのが、それこそジャケットで、いわゆるサンプリングなんだけど、自分の感性が生きつつも、色々な部分で「愛」を感じるサンプリングになっているのが大変素敵です(^0^)


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 そして、今度はミックス面の話をしましょう。

 流れ的には序盤はBPMを抑えつつグルーブを伸ばしていき、中盤ぐらいからBPMを徐々に上げ、頃合のいいとこでピークつくり、選曲的に盛り上げ、後半はその余韻を出しつつ優しく終わる・・・みたいな感じで、かなり定番なミックスの進め方をしていますが、この塩梅が素晴らしく、作品の良さを盛り立てていると思います。
 先ほど紹介した選曲面もそうですが、それぞれの「曲の持ち味」を理解した上で、ミックスをすることで「一つのストーリー」に仕上げている感じが秀逸で、通して聴けば納得が出来るかと思います。


 まず、ミックス面で上手いな~と思ったのが「ピークの作り方」です。

 先ほど話に上がったHipness選曲辺りからBPMを温めていき、Freesoulクラシックな「A Touch of Class / Love Means Everything」で温めきった所で、カットインで「The Keane Brothers / Candy」にミックス・・・これは殺しのカットインで、一気にピークへ持っていきます(^0^)
 
 Candyと言うと、個人的にはMUROさんなんですが、MUROさん同様に入れるタイミングが上手いですね・・・Freesoul的な曲が持つパワーを信じた素直なミックスなんだと思いますが、こういうところでセンスが出るんでしょうね~
 また、その後はピークのグルーブをしっかりと引っ張り、クラシックな「Coke Escovedo / I Wouldn't Change a Thing」などに繋いでいきますが、この辺も最高です!!
 
 作品上、スクラッチとか2枚使いが少々ある程度ですが、技術面だと、とにかく「選曲/ミックスのタイミング」が上手いな~という印象を持ちました。
 Candyの繋ぎ方もそうだし、それ以降のピーク曲の小刻みな繋ぎ方もそうだし・・・凄い複雑なミックスをしている訳じゃないんだけど、プレイしている曲を光らせる技が素敵で、大人の余裕すら感じられます(^0^) 

 
 そして、もう一つ、上手いな~と思うのが、そのピークの後ですかね・・・

 ある程度、ピークを作った後、一度グルーブを落とす意味で「El Coco / Let's Get It Toghther」をプレイし、優しいグルーブに変えていき、ここでもStevie御大関連の「Sergio Mendes / The Real Thing」をプレイ・・・このシフトチェンジが上手いんですよ!

 ミックス作品って、限られた時間で「起承転結」みたいのを作らないと行けない訳で、上手い作品ほどそれが効果的(戦略的)に作られているのですが、Napさんのミックスもその「起承転結」がメチャクチャ上手いんですね・・・これは聴けば聴くほど上手いと納得してしまいます!!

 その中で、このピーク後の流れは「転→結」の部分になるのですが、しっかりと「転(=ピークタイム)」の良さを引き継ぎつつ、作品としての「余韻」みたいのを出しててイイんですよ・・・
 それまでプレイしていた曲の良さ(あえて言えばアナログ盤が持つグルーブかな?)を総決算したような優しい流れで、グッときます・・・このまま音が鳴り止まないで!と思ってしまうほどのグルーブの良さです(^0^)
 
 最後の「転→結」の部分で紹介した形になりますが、全体的なミックスの作り方がホント秀逸で、理想的な「起承転結」型のミックスですが、Napさんの選曲手腕と共に、大変素晴らしいストーリーになっているかと思います!!


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 結構、頑張って紹介しましたが、上手く伝えられましたかね・・・

 上手いマトメ方かどうかは分かりませんが、個人的には「HipHop視点でのFreesoulミックス」が割としっくりとくる表現かと思います・・・ただ、その言葉に収めることの出来ないグルーブとストーリーがあり、大変良いミックス作品だと思います。

 んで、結構聴きこんでいたので、例の如く、この作品を聴いて買ったレコも多いです・・・たまに出る持論ですが「そのミックス作品を聴いて、聴いた人に収録曲を買わせるパワー」がこの作品にもしっかりとあり、DJのマジックが生きた作品であることは間違えなしですね!!
 また、これは不思議なんですが、今回は記事を書くにあたり、深くこの作品のことを考えてたら、あんまり反応しなかった曲も輝いて聞こえてきました・・・起承転結のストーリーを作る上で、プレイした曲に捨て曲が無かったからかも知れないですが・・・更に散財の日々が続きそうです(^^;)


 総括すると、内容面は抜群で、ドライブのお伴でも、リラックスタイムのBGMでも、誰でも愛せられる作品で、あまりレコード知識がない方でも絶対に好きになるミックスかと思います。
 特にレコ好きな方は一聴を・・・最初はトラックリストを見ずに、音と対峙して聴いてみると「おっ」と驚かされるミックスでありながら、気づいたらズーっと聴いちゃうミックス作品になると思いますよ(^0^)
 




<Release Date>
Artists / Title : Napsack & The Lost Generations 「Colored Soul (to blind man)」」
Genre : Soul、RareGroove、Jazz、Funk、Disco、Rock、HipHop・・・
Release : 2010年5月
Lebel : Ful-Fill Recordings FULFILL 008




DJ Kentaro 「My Favorite Songs」
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 え~、ミックステープのブログなのに、ビックリなぐらいHipHopのテープを紹介してないっすね・・・すみません(^^;)

 ただ、マニアな事情でやっと紹介出来るテープが出ましたので、紹介でございます!!


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 言わずと知れた「DJ Kentaro」さんのミックステープで、2002年のDMCで世界チャンプになり、それを受けてリリース(再発)された作品になります。
 当時、結構売れたテープで、聞いたことがある方が多いと思うし、中古市場でもよく出る作品なのでご存知の方も多いかと思います。

 まず、Kentaroさんの紹介ですが、今となっては世界的なアーティストになり、もはや説明不要ですよね・・・

 今でも自身の活動の表題として掲げている「NO WALL BETWEEN THE MUSIC(音楽に壁はなし)」の元、独自のセンスで切り開く音楽は、影響を受けた方や好きな方は多いでしょう・・・
 一般的には「ターンテーブリストDJ」となるのかも知れないですが、今ではその技術/感性をベースにしつつ、立派な「音楽家」になり、世界をロックし続けている存在かと思います。

 ただ、我々世代としては2002年のDMC優勝はメチャクチャ大きいですよね!!

 当時、日本人がDMCで世界を取ったことはメチャクチャ興奮したし、実際にKentaroさんのプレイを見て衝撃を受けたし・・・ホント刺激を受けました!!

 日本って、海外の文化が容易に入ってきて、それが普及したり、独自発展をしたりして・・・いわゆる「洋物文化」が割と簡単に発展したりするのですが、その独自発展した文化が、本場の文化に認められるケースは少ないように思えます。
 まあ、海の向こうの本場の文化が絶対的に素晴らしい訳ではないと思いますが、どんなジャンル/文化でも、本場から心の底からリスペクト/評価されることは少ないかと思います・・・HipHopに関しては結局そうなのかな~と思います。

 その限りにおいて、KentaroさんがDMCを取ったことは、あの当時の空気としては「ついに本場を打ち負かした!」みたいな感じがあり、凄い興奮をした記憶があります。
 それも、内容的にも技術的な部分に加え、多様な音楽性をタンテとミキサーで披露した点は素晴らしく、kentaroさんの標榜する「音楽に壁はなし」を日本人として表現してくれた点は大変誇りに思います・・・なんと表現したらいいのか分かりませんが、言葉や人種の壁を越えてくれた・・・そういう点があったかと思います。

 久しぶりに「2002年DMC優勝動画」を見ましたが、今でもフレッシュだし、逆にアナログだけでロックしてるのがグッときますね!!

 バトル系の映像って、好きじゃないと入り込めない感じもありますが、カラフルな音楽性と、それを作り出す技法がフレッシュで、かなり面白く、入りやすいと思うので、見たこと無い方は是非見てね!!
 あと、個人的にコレ系の動画だと、あの「ロベルト吉野」氏のセットも衝撃を受けました・・・比較的最近の動画なので、見たことある方も多いかと思いますが、これも見たことない方はチェックしてね・・・開始1分で衝撃を受けますよ(^^;)


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 そんなわけで、作品の紹介です!!

 タイトルの「My Favorite Songs」が示すとおり、Kentaroさんが好きな曲でミックスしたような感じで、HipHop~Breakbeats系の楽曲で固めた内容になります。

 選曲的には当時の新譜のHipHopやBreakbeats系の楽曲が多く、借り物写真の「Ugly Duckling / Rock On Top」のようなアングラ系から、Gangstarrネタにして大ヒットした「Jean Jacques Perrey / E.V.A (Fatboy Slim Remix)」など、割と当時のDMR的な匂い(?)がする楽曲で固められています。
 
 バトル系DJのミックスというと、スクラッチなどの技術面で押しすぎて、選曲的にはイマイチ・・・みたいのが多い中で、イイ意味で現在の立ち位置である「雑食性」が感じられる選曲で、個人的には好きな選曲です。
 正直、選曲にメリハリがなく、選曲的にノリやグルーブで押している部分はあり、選曲面で驚くところは少ないのですが、結果としてKentaroさんらしいグルーブが出てて結構イイですね・・・上手く表現が出来ないのですが、現在の活動のオリジナルな部分が出ている感じですかね??

 また、技術的な部分は、バキバキに2枚使いとかスクラッチをせず、クラブプレー的なミックスに努めていますが、たまに炸裂する2枚使い&スクラッチは流石ですね!!
 技を少なくしたのは意図的だと思いますが、その分、技を出した時のインパクトが光っており、上手いっすね・・・技自体も、流石のキレの良さで最高です(^0^)



 そんなわけで、作品自体の説明は少なかったですが、Kentaroさんの個性がしっかりとでた「ミックス作品」になっていると思います。

 繰り返しになりますが、バトル系DJのミックス作品においては、技ばっかりが光ってしまい、選曲した曲を聴かせる「ミックステープ」になっていない場合がある中で、しっかりとKenataroさんのグルーブが生きた内容になっていて、素敵な内容です!!
 中古市場だと、結構簡単に遭遇すると思いますので、気になる方は探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kentaro 「My Favorite Songs」
Genre : Hip Hop、Btreakbeats・・・  
Release : 2002年12月
Lebel : Sqrew / DMC Japan MTKO-01


Notice : ファーストプレスについて

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 紹介文ではあえて書かなかったのですが、この作品は2001年11月(7月?)頃に、恐らくKentaroさん側でテープをリリース(上記ジャケット)し、翌年の2002年にDMCで優勝をしたことで、DMC Japanで再発をした作品になります。
 テープの流通量でいくと再発の方がメジャーなので、再発で紹介をしましたが、こっちの方がオリジナルです・・・というか、ファーストプレスがやっと手に入ったので今回の紹介になりました(^^;)

 なお、内容に関しては、ほぼ一緒なのですが、B面の最初にKentaroさんのバトル音源が入っており、ファーストでは2000年の地方予選の音源が入ってて、再発では2002年のDMC優勝音源が入っています。
 
 う~ん、ファーストプレスは相当探してやっと手に入ったレベルですが、マニア以外は探す必要は一切ないかと思います・・・(^^;)




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<久しぶりの釣果報告>

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 え~、ここ最近は年度末の忙しさと花粉症の重荷でレコ屋活動をしてなかったですが、結構イイのが買えたので報告です~

 特にセールなどがあった訳ではないですが、何となく下北のユニオンに行ったら、上記の写真のテープが普通に出てて喜びながらゲットしましたよ!!

 写真がゲットしたブツで、見ても「ほへ?」と思うだけかもしれませんが、個人的にはヒットなのが多かったです・・・

 ピックアップすると、日本語ラップモノでリブロ氏のテープアルバムや、以前紹介したDJ Jin&Mummy-DによるBordermade産のミックステープ(ジャケ違いでした・・・)など、マニアには「濃い」感じでした!

 特にビビったのが、写真左下のトラックリストだけのテープで、なんとDJ WataraiさんによるCiscoノベルティーテープでした!!
 これはニューディスカバーなテープで、恐らく96年ぐらいにリリースされた感じですが・・・Ciscoモノはマダマダありますね!!

 ミックステープ・・・こんなにいっぱい買っても、まだまだ知らないテープが多く、精進の日々が続いております・・・
 市場的にも値段が付いている作品でも、まだ持っていないモノも多いですが、今回みたいな誰も知らないテープも多く、こういったモノこそ掘って行きたいと思います!!

 ちなみに、今回のKentaroさんのファーストプレスも、2週間ぐらい前に下北で救出しましたよ・・・N村さん、いつもありがとうございます(^0^)





DJ Crystal 「Made in Japan Classics vol.03 - A Long Summer Vacation」
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 先月も紹介をしたCrystalさんの和物ミックス第3段です・・・これも大変素敵な作品です(^0^)
 これも昨年の晩夏ぐらいに買ったのですが、予想通りの「大ハマり」で、聴きまくったし、収録曲も大半を買い揃えてしまいました!

 ただ、これも内容が内容だけに「伏字」対応になります・・・ちなみに、モザイクはこの位でイイですかね?(^^;)


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 この作品は、現在もHouse系DJ/Producerとして活動されている「DJ Crystal」さんが製作した作品で、いわゆる「和物」でミックスした作品です。

 和物っていうと、ちょっと飛び道具な感じや、音の質感の違いなんかがあったりするので、クラブミュージックとは離れた存在に思えるかも知れないですが、それらの音楽をHouse/Disco的な感覚で選曲/プレイしているのが唯一無二で、しっかりと「踊れる内容」になっています!!
 このシリーズやCrystalさんの詳細は「第1段」の記事を参照して頂きたいのですが、この第3弾も素晴らしく、聴いてると自然と足がステップしてしまう内容です(^0^)


 まず、第3弾の詳細ですが、この作品も時期をおかずに作られたようで、作成されたのは2005年6月ごろ・・・一応、内容は「夏物」なので、夏前に作ったんでしょうね~
 この作品も今までの作品と同様に手渡しレベルでCD-Rを配布したり、mixi辺りで限定的に配信したり・・・かなり限られた条件で配布されたようで、今回紹介するCDは手渡しで配布されたモノだと思われます。

 内容的には、副題の「A Long Summer Vacation」が示す通り、いわゆる「夏」を表現した内容で、レイドバックな雰囲気を出しながら、しっかりとグルーブを上げている感じは流石で、45分程度の短い内容ですが、聴いてるとつい聴きこんでしまいます!
 
 では、作品の紹介にいきましょう!!


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 出だしは、波の音がバックで優しく鳴る中で「●ディス●ィックス / ●ar A●ay」からスタート・・・潮騒を駆ける心地よい風が感じられるスタートです。

 序盤はバレアレリック的なレイドバックした雰囲気と、上品なアップ感を織り交ぜる様に選曲/ミックスを行っており、リラックスしつつも気持ちは高揚されます・・・
 まるで、気の利いたオープンカーで海に向かってドライブしているみたいで・・・海岸線や木々のある道を交互に走っているみたいで・・・非常に気持ちいいですね(^0^)

 選曲的には、一発目のサ●ィスティッ●スのような、後のCity Popsに繋がっていく楽曲や、写真右上の「●井滋● / ●ip ●ruiser」のような邦人Jazz/Fushion系の楽曲、●ディにも参加をしてた「高●正● / ●weet Ag●es」「大●妙● / Samba De Mar」のようなポップスと言ってもいい楽曲など・・・同じ和物でも幅の広い選曲が流石です!

 傾向的にはインスト曲が多く、クルービーな曲や夏らしい軽快な曲などを選んでいるのですが、DJ業界的にあまり知られてない曲が多く、流石の選曲です・・・
 この作品でも「Light Mellow 和モノ 669」に掲載アルバムが多いのは事実ですが、前作と同様にCrystalさん独自の「ダンス視点」が生きた選曲かと思います。

 個人的には「和Jazz/Fushion」系のチョイスがグッときました・・・それこそ、後で紹介をする「松●直●」なんかもそうですが、現行の和Jazz系から時期的に見落とされている(本流のJazzとは違いますからね~)楽曲を上手く選んでいる辺りには勉強になりました・・・
 また、Crystalさんらしく、強引(?)に「島●奈●」のアノ曲を入れてくる辺りはニヤッとしました・・・流れを変える選曲で、ラリーが微笑んでいる姿が感じられます(^0^)


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 そして後半になると、徐々にテンションを上げていく感じが秀逸です・・・

 ●貫妙●のサンバ調のリズムを受け、教授作のレゲエ曲「坂●●一 / ●leep On My B●by」に軽快にミックスし、徐々にシフトアップさせ、和Jazzの「松●●也 / Santa Monica Frwy」に繋いでいきます・・・

 この作品においてもですが、Crstarlさんは序盤~中盤にかけては「静と動」を上手く使い分けた選曲をしてて、それでグルーブを飽きない展開にしつつ、後半のピークに向かっては選曲で徐々に加速をさせる感じが上手いと思います!
 教授の曲のワンループ感のあるトラックでグルーブを徐々にに弾みをつけさせ、松●さんの曲で解放感のある彩りを加えていく感じで・・・踊っていたら徐々にステップが早くなっていく感じが大変秀逸です(^0^)


 そして、●岡さんの曲にテンション高くビートミックスで繋いでくるのが「●ペクト●ム / トマ●・イ●パツ」です・・・この展開にはヤラれます!!

 Crystalさんも、これをピークに見据えて選曲/ミックスをしていたのだと思いますが、これはグッときますね・・・正直いうと、原曲よりちょっとピッチを落としてるのがチョット勿体ないかな~とも思いましたが、パワーのあるグルーブで踊りが過熱します・・・
 また、上手いな~と思うのが、この作品においては、純粋な「歌モノ」は中心にせず、インスト系、またはそれに近い歌モノをプレイしてるんですよね・・・焦らしの効果じゃないですが、タメてからの歌モノは効果抜群で、歌いまくりです(^^;)

 ちょっと、話がそれますが、ここ数年、私の中では「和物ブーム」が続いており、Disco的な延長として達郎さんやサザンなんかに反応してた訳ですが、この「スペク●ラム」も大好きなバンドの一つです・・・

 一般的には「和製アース」として評され、場合によっては「色モノ」みたいな扱いになったりしていますが、腰の入ったリズム隊と華麗なブラス隊が奏でるグルーブが最高で、日本にもこんなにグルービーなバンドがいたことにビックリした記憶があります。
 知らない方は是非「この動画」を見てください・・・「Chicago / Street Player」を女性ヴォーカリスト(はつみさんが素晴らしすぎる!)とカバーをしてるんですが、ヤバすぎでしょう!!
 
 私もこの動画を見て腰を抜かしましたが、そんな彼らの代表曲「●マト・イッパ●」をピークでプレイ・・・動画でも確認が出来るパワフルでグルービーなプレイが夏の海岸線を気持ち良く疾走しますね!!

 ちなみに、写真左下のレコ写はイッパツのレアなプロモ12inchです・・・LPテイクより短いですが、こういう曲こそ12でプレイしたいですよね(^0^)
 あと、12繋がりで、動画のStrret Playerも12inchがあったらイイですね・・・スタジオテイクの音源なので、マスターが現存するのであれば、是非、音源化希望!! そして、個人的にはDanny辺りにリエディットして欲しいです!!


 そして、イッパ●でピークを作った後、この曲のミソでもある、最後の高速ラテンブレイク(って表現でいいの?)から、あの国民的バンドの「S●S / ●い過ごしも●のうち」に美しいぐらいのビートミックス・・・この「アイデア」と「グルーブの繋げ方」、そして分かる人には分かる「新田つなぎ」は最高です!!

 この曲で最後になるのですが、更にBPMを上げ、更にテンションを引っ張りつつ、ストーリーの終わりをイメージした選曲で・・・まるで、夏の夕暮れ時で、眩しいばかりのオレンジ色の太陽に向かって、車を疾走させていくような・・・そんな感じで大変イイですね(^0^)
 また、上手いな~と思うのが、要所要所でアイソで低音を削り、桑●氏の素晴らしいボーカルだけを出したりすることで、歌詞のイメージやグルーブを強くし、ストーリーの最後へ繋いでいる・・・そんな感じに聞こえる部分もあり、選曲/ミックス以外の部分でも大変良い仕事が生きているかと思います!!


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 そんなわけで、和物という題材で、非常に素敵な「夏のストーリー」を奏でた作品になります!!

 この作品でも影響されて色々とレコを買いましたが、ほとんどが1000円以内で購入しました・・・場合によっては捨て値に近い価格でも買えるのもあり、そういった所も素晴らしい所だと思います。
 足元に転がっている「石ころ」を、DJのマジックで「宝石」に変えられる・・・そんなDJにしか出来ないことを和物で体現した作品だと思います(^0^)

 なお、この作品の入手に関しては、CDという形だと掘るのは結構難しいかも・・・でも、ネット音源でも流通していたので、そっちの方が聴きやすいかも知れないですね?? 


 これでCrystalさんの和物3部作の紹介は終わりですが、Crystalさんの他の和物ミックスも是非聴いてみたいですね・・・
 特に「達郎さんミックス」は是非聴いてみたいです(^0^)

 個人的には、達郎さんのオフィシャルミックスが実現するのであれば、MUROさんではなく、Crystalさんを強く推したいです!!
 Crystalさんなら、誰にも作れない「達郎ストーリー」を作ってくれるはず・・・昨年紹介した「●澤さんのミックス」もそうですが、プレイされた楽曲やアーティストが更に光るDJミックスは、もっと日本で一般化させたいですね(^0^)





<Release Date>
Artists / Title : DJ Crystal 「Made in Japan Classics vol.03 - A Long Summer Vacation」
Genre : 和物(City Pop、Pops、Light Mellow、Jazz、Fushion・・・)
Release : 2005年6月頃
Lebel : No Lebel No Number

Notice : トラックリストについて
 CD版にはトラックリストは無いですが、ネット上にはこの音源がネット配信された時に配布されたと思われるトラックリストを記載しているサイトがあります・・・気になる方は探してみてね。




<追伸>

 書くところがなかったので、ここで書きますが、会社帰りにコレを聴きながら家に帰っていたのですが、最後の流れを聴きたく、ワザと遠回りして帰ってたりしました(^^;)
 そういったことをするのも久しぶりですが、そういったことをさせる「パワー」がこの作品にはあるんだと思いました(^0^)

 あと、MUROさんの達郎ミックスは、オフィシャルじゃなくて「ストリート」で出して欲しいです・・・カバー曲繋ぎとかやってほしいな~(^0^)









DJ Muro 「Wondirection」
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 え~、ここ最近は、仕事中心の地味な生活が続いておりますが、なんとか生きております(^^;)

 ただ、こういう生活が続くと、私に関してはストレス発散でユニオンを攻めに行くのですが、先週末は5枚で10%オフの罠(?)にハマり、ビックリするぐらい散財をしました(--;)
 本人としては「超お得じゃん!」って思ってガツガツ高額レコを買い込んだのですが・・・家に帰って冷静になると、結構「引く」んですよね・・・特に財布からレシートを取り出して、買った内容をノートに記録している時が一番引きます・・・
 だけど、それが分かっていても、おバカさんなので止められません・・・いつになったら大人になれるんでしょうか(^^;)

 そんなわけで、先週に引き続き「Stevieモノ」の作品紹介です!!


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 先週の「Wonder Wrote it」を聴いてたら、自然と手が伸びた作品で、MUROさん版の「Wonder Wrote it」と言っても過言ではない作品です!!

 この作品は、2006年11月ごろにリリースされた作品で、あの有名ストリートブランド/セレクトショップ「Hectic / Masterpiece」がMUROさんにオファーして作られた作品で、Wonder Wrote itと同様に、全編にわたって「Stevie Wonder」のカバー曲でミックスされた作品です!!
 MUROさんとしては外注作品かも知れないですが、流石「King of Diggin'」な内容で、中古市場でも人気な一枚だと思います。

 内容的には、MUROさん流にStevieのカバー曲をミックスしてるんですが・・・堀の深さに感服です!

 まず、選曲面ですが、トラックリストが無いので、自分で調べた限りでのご案内になりますが、SpinnaやBobbitoとは違う深さでヤラれます・・・それこそ、UK産Funkとして珍重される「F.B.I. / Keep On Running」や、辰夫さんも取り上げたラテン系カバーな「Sol / Bird Of Beauty」など、レアどころの連発でヤラれます!!
 何枚かは収録曲のレコがありましたが、太刀打ちが出来まいぐらいなレアカバーの応酬で、流石ですね・・・MUROさんの作品って、曲名が分からない作品ほど、調べてみて凄さが分かるわけですが、この作品も調べてみてビックリしました!!


 また、ミックス面も上手いですね!!

 流れや展開を意識した展開が上手く、前半はゆったりとした展開をしつつ、JazzやLatin系のカバーで段々と上げていき、グルーブを高めるミックスにしてるのが素敵です!

 特に、グッときたのが、後半でDiggin' Iceにも収録された「Blue Mink / You Are The Sunshine Of My Life」から、MUROさんクラシックな「Ray Barretto / Pastime Paradise」へ効果的にミックスする部分ですかね・・・絶妙な具合でのミックスが素敵です!!

 MUROさんファンなら悶死なミックスですが、個人的にはRayのイントロのオルガンソロがグッときました・・・ビートレスなイントロ部分ですが、レコード特有のチリノイズが走ってるんですよね・・・
 Rayは「Diggin' heat 2000」でプレイされた曲ですが、その時には聴けなかったノイズが、6年後ぐらいに作られたこの作品では聴けたことを考えると・・・その間に様々な機会でプレイされたんだろうな~というのが感じられ、なんとも言えない気分になりました!
 まあ、妄想かも知れないですが、まるで「レコード盤についたDJの指紋」が、プレイする曲を更に良くする・・・そんな感じがあり、グッときましたよ!!



 かなり適当な紹介になってしまいましたが、やっぱりMUROさんの作品だけに、出来は素晴らしいですよ(^0^)

 中古市場では、結構レアな値段になってますが、ファンなら外せない1枚だと思いますので、頑張って掘ってみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Muro 「Wondirection」
Genre : Soul、RareGroove、Latin、Jazz、HipHop、Disco・・・
Release : 2006年11月
Lebel : Hectic / Masterpiece HCTD-022