HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Hazime 「DJ Hazime Vol,02」
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 先日、今回紹介するテープをやっとゲットできた話を書きましたが、忘れないうちに書いちゃおうと思い、紹介です(^0^)
 これも「やっと揃った」ので紹介なテープですが、ミックステープ史においては超重要な作品ですね!!


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 今回は、現在でもトップDJとして全国をロックしている「DJ Hazime」さんのミックステープを紹介したいと思います。

 Hazimeさんの作品紹介は実は初めて(!)なのですが、日本のHipHopへの貢献度や影響力は間違えない存在かと思います!!
 肩書き的には「HipHop系DJ/Producer」といった所ですが、とにかく現場にこだわったDJは重要で、今でも「現場」をしっかりと支えている姿は大変頼もしいですね・・・

 世代的には、さんぴん出演組が第1世代としたら、次の世代(第2世代)に当たり、それこそ同世代のニトロの面子と90年代初期~中頃より活動を開始し、早い時期から活発な活動をしていたかと思います・・・昔に紹介した雑誌特集の中で95年ごろのBoonに登場してて、その位の時期からちゃんと活動をしているんですね~
 割と第1世代の諸先輩方(Dev Large、Shakkazombie・・・)やDJの先輩(Taikiさんとか)に可愛がられていた面もあり、早い時期からフックアップされ、ライブのバックDJや、クラブプレーを多くこなし、現場での実力が評価されたことでトップヒッターになった・・・そんな印象があります(^0^)


 そんなHazimeさんですが、Mixtape業界的にも大変重要な存在だと思います!!

 その論拠が、今回紹介するミックステープシリーズ「DJ Hazime」で、当時これを聞いて影響を受けた方が大変多いかと思います!!

 内容的にはいわゆる新譜ミックスで、97年前後よりリリースし始めたテープシリーズなのですが、その当時の最先端のHipHopを紹介しつつ、カッコいいDJプレイやミックスが聴きどころで・・・このテープを通してHipHopの面白さや、DJの面白さを知った方は多いかと思います。
 値段的にも買いやすく(1200円ぐらいだった?)、新譜の情報収集以上に、DJミックスやHipHopの面白さを広く伝えた点は大変大きく、Hazimeさんのテープを足がかりにDJやHipHopにハマっていった・・・そんな方が多いかと思います!

 また、積極的に「日本語ラップ」の選曲をしてた点も重要で、日本語ラップ躍進の後押しをしてた点も重要です!!
 
 リリース前の楽曲や、フリースタイル、そして特別な楽曲などを広くプレイしてて、2000年前後の日本語ラップブームを後押しした部分は大変大きいでしょう。
 特に、仲間であるニトロの面々の楽曲は多く、DaboやSuikenといった多数のメンバーがテープに参加し、結果的にニトロ関連の盛り上がりを手助けした部分は重要かと思います。


 そんな訳で、先に結論的な話を書いてしまいましたが、結構重要なテープです。

 筋であれば一番最初のテープから紹介する所ですが、今回紹介をする2の方が、このテープの魅力を紹介出来るかと思い、2で紹介をしてみたいと思います!!


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 内容的には、先ほど書いたとおり新譜ミックス(97年ぐらい)になり、A面はUS産ラップ中心、B面は日本語ラップ多め・・・となっております。

 USの選曲に関しては・・・個人的には「懐かしい!」の一言で、高校生の頃、ManhattanとかCiscoで12inchを買ったな~という曲が多いですかね。

 当時はHipHopが好きだったので、普通に買っていた曲も多く「Puff Daddy / It's all About the Benjamins」のような曲がプレイされています・・・レコ写は借り物ですが、こういうレコも昔は普通に買っていました(^^;)
 選曲的にはパフィーのようなポップな曲も扱いつつ、ハーコーな曲もプレイする・・・B面の最後では歌モノなんかもプレイしてて、色んなお客さんが出入りするクラブで鍛えられた「芯のぶれない幅広い選曲」があり、この辺はHazimeさんらしいですね!!

 また、2枚使いや細かい技も働いてて、これも懐かしい「AZ / Hey Az」では、プレイする前にネタ曲(Hey DJ)をサラッとプレイし、そこからAZの曲をプレイする・・・そんなプレイもしています。
 私自身はそうでしたが、同時の素人DJ(高校生DJ)にとっては、ネタ曲まで買える余裕も知識もなかったので、こういう風に「サラッ」とプレイしてくる辺りは憧れちゃうんですよね・・・凄い難しい2枚とかミックスはしてないですが、それが流れの中でカッコよくされていて、そういう部分に影響された方は多いかと思いいます。

 
 そして、日本語ラップ選曲ですが・・・これもグッときますね!!

 発売日に走って買いに行った曲も多く、それこそ「MURO / Concrete Jangle」や、Hazimeさんの盟友であるGore-Tex、Suiken、Dabo、Macka-Shinがフックアップされた「Shakkazombie / 共に行こう(Version Pure)」などがプレイされています!

 これらの選曲、一聴すると「懐かしいな~」と思う選曲ですが、Hazimeさんのプレイに関しては「ひと手間」入っていることが多く、グッときます・・・
 MUROさんの曲であれば、弟子筋のGote-Texの粋なフリースタイルの後にGore氏からMUROさんの曲を紹介して本編に流れたり、ShakkaであればOsumi氏からのシャウトを入れてプレイしたり・・・この辺もHazimeさんにしか出来ない部分ですね!!

 後ほどでも別角度で紹介をするのですが、単に日本語ラップをプレイしているのではなく、その曲のアーティストや関係者を巻き込んで、プレイする曲に「勢い」みたいのをプラスした上でプレイしているのが印象的で・・・本当に日本語ラップや日本のHipHopを盛り上げたい・・・そんな気持ちを感じます。
 当然、その曲のMC達と近かったのも重要ですが、そのMC達からも信頼されていたからこそ出来た部分も多く、時期的な実証は出来ないですが、世に流通される前の段階でプレイされている場合も多く、日本語ラップのプロモーションとしても価値があったと思います。

 シリーズの全てを聴いてないのでアレですが、日本語ラップに関しては、そういう意図があってなのか「凝ってる」部分が多く、コレを聴くだけでも聴く価値があるかと思います。
 個人的には、このテープだと、最後に亡くなったBiggieへの哀悼を込めて、Daboさんの粋な曲紹介からBiggieの曲へプレイされる流れは好きで、こういった細かい部分も聴きどころですよ!!



「Hustler Bose & Suiken / カモ狩り」

 そして、その「凝ってる」部分の最たる例が「Hazimeさんのテープにしか入っていない曲」が収録されていることです!!
 分かりやすい例だとフリースタイルになるのですが、世に出回っていない「エクスクルーシブな曲」が入っているのも魅力で・・・上の音源はその代表格だと思います。

 上の曲は「Hustler Bose(Dev Large) & Suiken / カモ狩り」という曲で、日本語ラップファンならご存知な曲かと思います・・・YouTubeにも普通に上がってましたので、そちらの音源をお借りしました。

 「Eric B. & Rakim / Juice」の上でDLとSuikenによる熱いマイク共演が魅力な曲ですが・・・この曲はZeebraさんへのディスソングとして作られた曲のようです。
 流れ的には「OZROSAURUS feat Zeebra / 狩人の歌」の中で、ジブさんのラインにDLをディスったとも思われるラインがあり、それを受けてDLが書いたアンサーソングで、要所要所で直球でジブさんをディスってるラインがありますね・・・結果的にはジブさんのラインがDLをディスってないことが分かり、双方が和解したそうです。
 
 当然、こういった曲がリリースされる訳がないので、必然的にこのテープだけで聴ける音源になってしまう訳ですが、これもHipHopやミックステープの魅力なんですよね。

 HipHopの歴史を考えると、ディス合戦(マイクバトル)は魅力の一つで、その舞台としてミックステープが機能する場合が多いかと思います・・・今ならネットに音源を上げてバトルみたくなりますが、作った曲をストリートで広げるにはミックステープは格好の媒体で、アメリカであればDJ Clueなんかが有名ですね。
 喧嘩なら、直接合って罵り合えばイイのかも知れないですが、作品なりに落として「スキルで勝負」というのが魅力の根幹で、ストリートのヘッズからのジャッジを仰ぐためにミックステープを使っていた・・・コレもミックステープの魅力かと思います。

 なぜこの曲がHazimeさんのテープに収録されたのかは分かりませんが、DLとHazimeさんが近かったことや、Hazimeさんのテープが効果的にストリートに曲を配ることが出来たのがポイントかも知れないですね。
 Hazimeさんもヤル気だったのか、次の曲が「Chubb Rock / Beef」という曲をプレイしてて、偶然かも知れないですがバトルモードだったのかな・・・ただ、ジブさんを相手にするだけに、Hazimeさんも緊張をしたでしょうね??(^^;)


 こういったエクスクルーシブ曲は、全てのテープに入っている訳ではないですが、既存曲のミックステープだけのバージョンやフリースタイル、結果としてリリースされなかった曲など、ちょこちょこあるみたいですね。

 日本語ラップにそんなには詳しくないのでアレですが、4にLunch Time Speaxの「童話」という未発表曲(?)があったり、8には超ド級のレアプロモらしいニトロの「45 FINGAZ OF DEATH (DJ HAZIME Remix)」が入ってたり・・・日本語ラップファンにはグッとくる部分も多いですね。
 詳しくは、某日本語ラップコレクターさんのブログ(大変参考にしております!)にHazimeさんのテープにおける日本語ラップの収録曲の一覧がありますので、ご参照ください・・・



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 そんな訳で、新譜ミックスなので、あんまり書けないかな~と思ったら、意外と書けて、自分でもびっくりです・・・2を紹介して正解でしたかね?

 シリーズとしては10作発表され、どれも新譜ミックスなので、今聞くのには微妙な部分もありますが、聴き方によっては大変面白いテープだと思います。
 特に日本語ラップファンにはツボな部分が多いかと思いますので、お好きな方は探してみてね・・・初期の作品は見かけづらいですが、後半のテープは結構ありますので、頑張って集めてみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Hazime 「DJ Hazime Vol,02」」
Genre : HipHop、R&B、日本語ラップ・
Release : 1997年
Lebel : Hazime Mixtape No Number


Notice : 他の作品について
 新譜ミックスなので、今後紹介するのが怪しい(?)ので、ジャケ写の一覧をindexページに新設しておきました。
 テープコレクターさんはご参照ください・・・

 ● DJ Hazime 作品リスト






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Bobo James aka Dev Large 「Ghetto Funk Vol.0」
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 え~、読んでいる方にはあまり関係ないですが、おかげさまでブログのヒット数が20万ヒットを超えました!!

 ブログをやっていると、結構一方的な行為になるので、読んでいる方からの反応が気になる訳ですが、そうするとコメントを頂くことや、拍手の数、そしてヒット数なんかで判断しています・・・
 ヒット数に関しては、自分でも20万ヒットが凄いのかはどうかは分かりませんが、多くの方に読んで頂いただいていることは事実で、日々の数字の変化が励みになり、大変嬉しいです(^0^)

 いつもなら、20万ヒット記念でネタを投入するところですが、時間とネタが無かった(すみません・・・)ので、挨拶だけになりますが、今後とも宜しくお願い致します!!

 では、今週聞いてた作品のご案内です(^0^)


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 言わずと知れたDL氏の人気ミックステープで、DLらしい「黒さ」が素敵なミックスシリーズの第3段になります。

 このシリーズは、お好きな方も多いと思うし、市場でも人気なシリーズですね・・・私も結構好きなシリーズです。
 一応、リリース順としては1→2→0になり、選曲は間違えないですが、ミックスは段々と上手くなっている印象があり、個人的には、今回の0が一番好きですかね??


 内容的にはSoul、Funk、RareGroove選曲の旧譜ミックスになるのですが・・・定番曲もレア曲も入りつつ、DL氏らしい「黒さ」が出た感じが大変素晴らしいですね(^0^)

 それこそ「Bob James / Nautilus」のようなド定番のネタ曲から、個人的には辰夫さんのテープで知った「Milton Wright / Keep It Up」などのレア盤などがプレイされており、HipHopとしての「ネタ」以降の曲や、RareGrooveとして掘り起こされた曲など・・・一言で言って「くっ、黒い・・・」な感じがしてて、流石です!!
 一応、タイトル的には「Vol.0」なんですが、その「0」は「Origin」の意味のようで、それこそDLの「オリジナル(=基礎)」的な部分を出した内容になっており、奥深い黒さがあって大変良いかと思います・・・


 また、上手いな~と思うのが、要所要所でサラッと2枚使いをしてて、それがイイ味になってるんですよね・・・

 個人的には「Manzel / Sapce Funk」でのイントロブレイク2枚使いで、凄い短い2枚なんですが味があるんですよ・・・なんでしょう、スクラッチDJのような技巧性があるのではなく、聴いただけで耳に残るんですよね・・・
 一言でいえば「黒い感覚」なんでしょうが、こういう2枚はなんか自宅DJで真似したいですね・・・そして、それが成功すると、心でガッツポーズしちゃいそうです(^^;)


 最後に、全体的なミックスですが、個人的には大好きな「徐々に上げていく」感じが凄い好きです!!

 今回はテープで紹介をしましたが、内容的にはCD用のワントラックミックスになり、A→Bにつながっているのですが、A面ではBPM遅めなグルービーにミックスし、B面になると徐々にBPMを上げていく感じで、聴いてる方のアクセルも踏まれていきます。
 序盤は割とメローなネタ曲で攻め、耳を優しく馴染ませ、後半になると個人的にはクラシックな「Samba Soul / Mas Que Nada」のようなブレイク感の強い曲で上げ始め、最後は割とアッパーに攻めていく感じが秀逸です!!

 イメージとしては、クラブのラウンジで飲んでたお客さんを、序盤のゆっくりなグルーブで気持ち良く酔わせつつ、段々とBPMを上げていき、フロアーに連れ出していき、気づいたらフロアーが埋まっている感じで・・・こういう展開は大好きです(^0^)
 


 そんな訳で、ザックリとした紹介になりましたが、DL氏のセンスと感覚が生きた「黒い」一本だと思います。

 テープもCDも、市場だと割と値段がつくことがありますが、お好きな方には絶対お勧めな作品で、ハマれば長く聴ける作品なので、是非聴いてみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : Bobo James aka Dev Large 「Ghetto Funk Vol.0」
Genre : Soul、RareGroove、Funk、Disco・・・
Release : 2005年3月
Lebel : Lesson Breed LBTP-12

Notice : CD盤について
 同時発売でCD盤もリリースされています。

Notice : トラックリストについて
 テープ版だけでの判断になりますが、プレイ曲のアーティスト名だけ表記したトラックリストがついていますが、私が見た限りだと、順番が微妙にバラバラに記載されていて役に立っていません(^^;)
 まあ、この辺は、いわゆる「ディガーマナー」ってやつですね・・・こういう感覚は、若い世代には通じないかも知れないですね??





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<近況報告>

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 ちょっと文章が短かったので小ネタを・・・

 え~、どのくらいの人が追っているのかは不明ですが、我らのMUROさんのリリースラッシュが止まらないですね!!

 ここ最近は、MUROさんのマラソンに気合で伴走をしている・・・そんな感じなので、とりあえずリリースされたのは購入する・・・だけど、そんなには聴いてない(すみません・・・)な日々が続いています・・・
 ただ、ちょっと、私の中で「達観」したなか~と思うことがあったので、書きたいと思います。

 今年の冬~春にかけては、ちょうど名作ミックステープ「Super Funk Breaks」がCD再発されるに伴い、新録の関連ミックスがリリースされていました。
 最初はUSモノ、そしてEUモノ、先月はBrazilときて・・・その時点で、私の中では笑い半分で「次はAsiaかな~」と思っていたら、先週Asiaモノが本当にリリースされ、無事に世界一周が完了しました!!

 どの作品もトラックリストがなく、一聴して食いつきやすい内容ではないのですが、流石の高内容で、堀の深さやミックスのレベルの高さがあるのですね・・・

 ただ、それらを聴いて、ここ最近思ったのが、今のMUROさんのミックス作品って「着いていかないと分からない面白さ」があるのかな~と思います。

 どの作品もリリース直前まで公表をしてないのですが、リスナーとしてはMUROさんの「次の一手」を考え、その次の一手が出たら、その答え合わせ(?)にヤラれたり・・・実際に聴いて、その方向性で驚いたり・・・しています。
 
 そう、これって「瞬間芸術」的な側面があると思うんですよね!!

 音楽って、面白いもので、音楽家が作った「音」は形が変わらずに一生残って行くのですが・・・それを聴くリスナーの状況は違くって、何も聞いてない状態で聴く場合と、数年たって周りの評価や聴く側の耳が変わった時期で聴く場合では・・・全然、違うものだと思います。
 うまくまとめられませんが、聴き方としては「今」を聴く方法か、「昔」を聴く方法と言えば分かりやすいですかね・・・楽しみにしていたアーティストの新譜を聴くことか、その新譜がリリースされ、周りから評価された上での聴き方か・・・音楽にはこういう聴き方に分かれる側面があるかと思います。

 その限りにおいては、今のMUROさんの方向性って、「昔」の音をプレイしつつ、聴き方しては「今」で聴かないと面白さが半減し、結果としてオンタイム(=瞬間)で聴かないと面白さが分からない(=芸術)・・・そんな感じなのかな~と思います!!

 「今」の聴き方の根幹になるのですが、何も知らないで聴いた方が面白いですよね・・・MUROさんの場合は、それが凄いハードルが高いのですが、リスナーの上をいく「ネタ」を用意し、リスナーはそれにヤラれます。
 その行為は、ホント情報が出た後では意味がなく、MUROさんに着いていって初めて受け取ることが出来る「面白さ」かと思います。

 ただ、その内容は・・・誰にも表現できない「過去の産物」や「誰も扱わない産物」といった「昔」の音を、「今」として表現してるのが痛快なんですよね・・・
 これも、音楽知識や経験がないと理解できない部分にはなるのですが、聴けば聴くほど深かったり、逆に裏切られたり、その深さにヤラれる訳です・・・私も追いつけない時もありますが、昨年後半のDisco/Boogie系のミックスは、現行市場のレアBoogie系ではなく、忘れられたメジャーレーベル系Boogieを抜いてきた辺りはヤラれました!!
 

 そんな訳で、あんまり上手くまとまりませんでしたが、MUROさんの正しい聴き方をアジってみました(^^;)

 まあ、今風に言うと「今でしょ!」になるわけで、追いつくのが大変(特に購入資金)ですが、この喜びは「今」しかないので、皆さんも頑張って追いついて行きましょう!!


 ちなみに、凄い固い内容になってしまったので、砕けた話(?)もいれておくと、個人的には「もやもやさまーず」の狩野アナには期待大です!
 普段は全く出ないテレビネタですが、今日の初陣を先ほど見た限りだと、なんか「もってる」感じがあります・・・分かる人だけ反応して頂ければ幸いですが、是非、前任の大江アナを超えて頂きたいと思います・・・凄い大きな壁かと思いますが期待しておりますよ(^0^)






 
David Morales 「King Street Sounds - 20 Years Anniversary Party」(渋谷Sound Museum Vision 2013/4/13)
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 いやいや、久しぶりに踊りに行ってきましたので報告です~

 ちょっと腰痛気味で行ったので、当然ながら微妙に痛くなってます・・・(--;)


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 今回は有名Houseレーベル「King Street Sounds」の20周年記念パーティーということで、渋谷Vishionに行ってまいりました!!

 まず、King Street Soundsのことを説明しておくと、今やNYを代表するHouse系レーベルで、日本人オーナーである「Hisa Ishioka」さんが運営していることで有名かと思います。

 あのPradise Garageがあった通りの名称をレーベル名にしただけあって、NYのDance/Houseの伝統を引き継ぐ存在で、お好きな方も多いかと思います。
 私自身も、好きなレーベルで、好きな曲も多いですが、曲以上にパーティー開催の方がお世話になっていて、Hisaさんのパーティーは良く行かせてもらってます・・・ホント現場が分かってるし、何よりも「音」を中心にパーティーを考えているので、イイんですよね~

 そんなこんなで、日取りも良かったし、何よりも今回の主役のDavid Moralesのプレイを聞いたことが無かったので問答無用で行ってきた次第です。

 以下でレポートしますが、今回のレポは色々とあって、注意しながら(特にレコ写?)読んでください・・・




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 会場のVishionについたのは12時チョイで、その時点で結構お客さんが入ってました・・・流石、渋谷の中心地近いだけあって、集客力が違いますね。

 実はVishionに行くのは初めて(なかなか行く機会がなかった)なのですが、airでお馴染みの村田大造さんのお店なので安心は出来るのですが、客層なり雰囲気なり音なり・・・色々と違いますね。
 総括的な話は後でしますが、ある程度一般向けなクラブ感があり、とにかくバーが混雑してる・・・そんな客層が多い感じですかね?

 んで、初めてのお店なので店内観察をしつつ、メインフロアーではEmmaさんがプレイをしてたので、踊り始めます・・・

 Emmaさんのプレイは久しぶりで、以前はそんなに相性が良くなかったDJでしたが・・・私にとって、昨日、一番踊らされたのがEmmaさんだったかもしれないです!!
 ホント、職人肌というか、日本人のツボを知っているというか・・・安定して踊れるんですよね・・・気づいたら2時間連続で踊ってました(^^;)

 プレイ的には現行のHouseをプレイしつつ、Disco Edit系の曲もプレイしてて、吉田美奈子ネタのアレで盛り上げてました・・・
 それも、アナログ中心のプレイなんですよね・・・その姿だけでグッとくるのですが、真摯にDJをしてる姿が素敵で・・・Emmaさんのファンが多いのが分かったような気がします。


 そんなこんなで2時になると主役のMoralesが登場!!

 PCセットでのプレイでしたが、かなり初期の段階から裸になってワイルドにプレイをしてました・・・音的には縦ノリというかEuropeっぽい感じ(?)で、メジャー感のあるプレイで、ある意味にDef Mixスタイルな感じですかね・・・
 ただ、アニバーサリーだけに、NYっぽい感じで攻めるのかな~とも思っていたので、最初はついて踊っていましたが、段々ノリについて行けず、休憩がてら混雑している店内(凄い集客数ですね!)を移動し、別のフロアーに行きます・・・


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 小道(?)を通り抜け、奥のサブフロアーでは、Kingsにゆかりのある日本人DJ達がプレイをしてて、私が着いたときは沖野修也さんがプレイしてて、ちょっと踊ってたら「Sylvester / Over and Over」をプレイ!
 音的に、こういったガラージ曲に飢えていたので、周りに関係なく踊ってしまいました・・・そして、その時、気づいたのですが、今日はこっちのフロアーだな・・・と。

 どうも、Moralesのプレイが思いのほか肌に合わず、King Street Sound的なHouseはサブフロアーの方が花開いてて・・・結局、こっちのフロアーに長居をしてしまい、Moralesのプレイは殆ど聴いていません(^^;)
 最初に書いた「注意しながら」と言うのはこういう意味でした・・・何度かはMoralesのプレイに戻りましたが、結局ノリについけず、すぐにサブに戻ってしまいました。

 心を決めて、サブで踊り始めるころには、更に奥の部屋で馬場正道さんがDJをしてたので、裸でDJする伝統(?)が伝播し、沖野さんも珍しく裸でDJをしてて「Side Effect / Always There」のエディットなどを気持ち良くプレイ・・・
 沖野さんのDJも久しぶりですが、King Street Soundらしいガラージ感が素敵で、ちゃんと最初から聴いていればよかったな~と思いました。


 そして、沖野さんの次はNoriさんがプレイ!

 交代前は沖野さんが粋で、今度リリースするNoriさんのミックスCDのことがあってか、Westendの曲(Raw Silk / Do it the Music)でバトンタッチし、NoriさんはNoriさんで同時にリリースするSalsoulモノで「Instant Funk / I got My Mind Made Up」からプレイ・・・こういう所はマニアにはグッときます(^0^)

 Noriさんのプレイを腰を据えて聴くのは久しぶりでしたが・・・やっぱりイイですね!!

 Emmaさんと同様にNoriさんもアナログを中心としたプレイで、前半は渋いガラージチューンをプレイし、後半はKing Street SoundsらしいDeepなHouseをプレイしてましたが、個人的には「The Salsoul Orchestra / 212 the North」のプレイが嬉しかったです!
 恐らく、ミックスCDの製作で、Noriさんの中でSalsoulの掘り起こしがあったのかな~と思いますが、こういうド渋な曲で踊らさせちゃうのは上手いっすね・・・サブフロアーは残念ながら空いてましたが、その分、踊りに飢えた人が多く踊ってて、大変いい環境でした(^0^)

 ちなみに、馬場さんがいたからか、Noriさんも速攻で裸でDJをしてましたね・・・こうなってくると、Moralesのマッチョな裸よりも、ちょっと肉のついた日本人の裸DJの方が好みになりました(^^;)


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 んで、NoriさんのDeepなプレイの後は、Toshiyuki Gotoさんのプレイ・・・考えてみると、今回のサブフロアーは豪華ですね!!

 トシさんもガラージっぽい曲やHouseを中心にプレイし、交代の時には「Brass Construction / Movin」からプレイし、個人的には激上がり・・・ただ、時間は5時なので、脱落した人も多く・・・私も段々疲れてきてしまいました(^^;)

 Moralesのプレイを覗きに行ったり、 給水をしつつ休んだり・・・で、思いのままに踊っていましたが、残念ながら殆ど人のいないサブフロアーは気持ち良く、結構踊っていました。
 面白かったのが、偶然だと思いますが、疲れて椅子に座って、ちょっと眠くなってたら、トシさんが「Bee Gees / You Should Be Dancing」をプレイし、曲名通り「踊りなさいよ!」というメッセージを頂き、踊っていましたよ!

 ただ、トシさんにとって残念なのが、ビックリするぐらい人が集まらず、最後は私を含めて4人ぐらいしかいませんでした・・・段々ヤケクソ気味なのか、出音のバランスが悪く、air系の耳の痛さ(分かるかな?)が残るプレイで・・・結果的に「帰ってね」なプレイになってしまったのが残念でしたね。
 

 んで、6時になり、Moralesの方に戻ったら、まだまだアグレッシブなプレイを続け、しばらくは踊っていましたが、飽きてきちゃったので、6時半にはお店を出ました。

 6時台では、哀悼の意味を込めてか「Loleatta Holloway / Dreaming」の現行ハウスエディットをプレイし、そこから「Cher / Take Me Home」のこれまた現行ハウスエディットの歌モノ2連発で、ちょっと上がりましたが、なんかついて行けませんでした・・・

 どのクラブでもそうですが、クラシック系の楽曲って、音圧の問題があってか、音圧の高いハウストラックの上でブレンド気味でプレイすることの方が多いですよね・・・
 また、お客さん自体もその歌を知らないことが多いので、どうしても勢いのあるトラックに頼らざるを得ない・・・そんな部分が多いかと思います。

 ただ、私自身はそういう方向はあんまり好きではないんですよね・・・なんか下品になってるというか、歌が生きてないかな~と思います。
 でも、これも時代の流れなので仕方がないのかな・・・帰るときに耳鳴りがするぐらいがちょうどいいんですかね??





 そんな訳で、レポートは終わりです。

 主役の話があまりなく、脇道の話ばっかりでしたし、いつもそうですが、Houseのイベントなのに、ガラージ系の話題で強引に話を持っていてしまい、こういうレポートでイイんですかね・・・(^^;)
 ただ、個人的には結構踊れたので大満足・・・GWも一度は踊りに行きたいっすね!!

 ちなみに、個人的なVishionの感想は・・・正直、airとかElevenの方が好きかな??
 
 フロアーは板で踊りやすく、レイオーディオなので音は悪くないのですが、かなり音圧高めに設定してるのか、長時間いると耳がつかれ、今もちょっと耳鳴りがします・・・あと踊るスペースがあんまりないのも辛いし、客層もちょっと合わないかな??
 
 
 ではでは、以上で終わりです!!





 
 
Sgroove Smoove 「Dis-Co-Nnection 5」
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 5月の連休が近づき、ユニオンのセール情報やパーティー関連の情報が気になる今日この頃です・・・今年は飛び石というか、まとまった連休が2週連続あるみたいな感じで、なんか面白い日取りですね。
 多分、遠出が出来なさそうなので、ユニオンで散財をするんだろうな~ 今から怖いです(^^;)

 そんな訳で、今週の耳にジャストだった作品のご紹介です!!


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 大好きなSgrooveさんのミックス作品で、第5段に当たる作品です・・・2003年の春に製作されたようなので、今の時期には大変ぴったりです!!

 内容的には、シリーズを通して一貫をしているオールジャンルミックスになるのですが、春の気だるい心地よさみたいのを表現したミックスで、聴いてると心からリラックスしてしまうミックスになります(^0^)


 1曲目から分かりやすいのですが、ド定番な「Patrice Rushen / Remind Me」からスタートし、Remind Meが持つような「気持ちいい空気」をB面の最後までプレイしてくれます。

 選曲としては「Curtis Mayfield / Tripping Out」のようなSoul/ RareGroove/JazzFunk系の楽曲や、「Ray Parker Jr / She Needs To Get Some」のようなR&B/UK Soulなどの歌モノなどを幅広くプレイしています。
 また、意外な選曲も多く、「DJ Lark & The Funk Messangers / The Lite Funktion」のようなBreakbeats系の曲などをプレイしてたり、ベストヒットUSAに出そうな某80年代有名曲をサラっとプレイしたり・・・流石の選曲です!

 この辺は聴いてみないと分からないかもしれないですが、色んなジャンルの曲を一定のグルーブにはめ込んでプレイしているのが素敵で、つい聴きこんでしまい、気づいたらそのグルーブに乗せられちゃう・・・そんな感じです。
 まるで、日曜の朝、温かい布団に包まれて、起きようか、このまま眠ろうか・・・そんな温もりのある小さな幸せが全体的に生きた感じですね(^0^)


 そして、技術的な話だと、今回は語れる部分が少ないのですが、やはり「作品のストーリー」の作り方が上手いですね!!

 今までのSgroove作品と比べて「ミックスの山」みたいのは明確にはないのですが、全体を一定の空気感で維持しつつ、選曲の多彩さで飽きない展開と奥行きを作っており、何度も聴ける・・・いや、何度も聴きたくなるミックスにしているのが素敵です(^0^)
 上手く表現が出来ないですが、良くできた映画のように起承転結があるのではなく、良くできた一枚のLPを聴くみたいな・・・感じですかね??



 語れる部分は少なかったですが、流石のミックスで、これも殿堂入りです(^0^)

 Sgrooveさんの作品は、CD再発などが無いのでテープで聴くしかないのですが、中古市場では買いやすいレベルだと思うので、お好きな方は是非掘ってみてくださいね(^0^)



<Release Date>
Artists / Title : Sgroove Smoove 「Dis-Co-Nnection 5」
Genre : Soul、RareGroove、JazzFunk、DanceClassics、R&B、UK Soul、Breakbeats・・・
Release : 2003年
Lebel : 4DJ's Records / Ke'T Drive ke.t-018





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<釣果報告>

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 記事が短かったのでオマケ話でも・・・

 ミックステープって、そんなに流通量が多くないので、ユニオンとかでもセール的なイベントは少ないのですが、渋谷のユニオンでまとまった放出があり、どうしても欲しいテープがあり、行ってまいりました!!

 先に欲しいテープを書くと、写真のDJ Hazimeさんのミックステープの「Vol,2」なんですが、なぜかコレだけ手に入らず、ブログでの紹介が出来ない状態でした・・・私のダメな性分なんですが、オールコンプしないとブログで紹介しないようで、そういう理由で紹介してないテープが結構あります(^^;)

 そんな訳で、15分前に渋谷にユニオンについたら既に待っている人がいます・・・ここ最近、ミックステープを集めている人が増え、嬉しさもありますが、敵が増えてちょっと焦りました・・・特に、日本語ラップ系のコレクターさんが集め始めている感じがあり、戦々恐々です(^^;)

 んで、開店時間になったら集まった人達とエレベーターに乗りこみ、4Fへ・・・開いたと同時に餌箱へ移動・・・ホント数名レベルですが、久しぶりに鉄火場な感じでした!!
 個人的にはこういう空気が好きでレコ屋のセールに行くのもあります・・・買えるかどうかの不安もあるけど、なんか熱くなるんですよね・・・絶対に取ってやるみたいな(^^;)
 
 小さな段ボール箱の中、大きな大人が群がっている訳ですが、今回の私はHazimeさんのテープだけ狙ってたので、少し探してしまいましたが、運よく発見し無事にゲットしました!!

 ちょうど、このテープだけ裏返しになっており、タイトルが見えない状態だったのが良かったのかな・・・他にも狙ってた方(申し訳ないです・・・)もいましたが・・・ここで入手しておかないと、いつHazimeさんのテープが紹介出来るか分からないので、運が味方してくれたみたいです??


 そんなわけで、今日はテープ的にはこの1本のみですが、まだまだ買いたいテープが沢山あるので、頑張って掘って行きたいと思います!!

 では、今日はこれから仮眠をしまして、久しぶりに踊りに行きたいと思います・・・zzz



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追記 2013/4/14

書くのを忘れてましたが、渋谷のユニオンでテープをゲットしたあと、地下に行ったらMUROさんと久しぶりに遭遇!!
土曜の朝から掘ってるって・・・またキングから元気を頂きました(^0^)

あと、この前の記事で書いたSalsoulミックスですが、流石ですね・・・ブレイク視点でのミックスもそうだし、メジャーな曲を選んでない辺りも流石です・・・ただ、収録曲は結構持ってたので、その辺はちょっと勝った(何を??)かな~と思いました。







DJ Komori 「Luire × Salsoul - The Style of New York」
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 昨年はダニーのミックスを紹介しましたが、どうも春先になるとSalsoulが聴きたくなるようです・・・きっと春めいてきて、気分を上げたいからでしょうね(^0^)

 そんなわけで、Salsoulミックスにおいて、個人的には鉄板な作品をご紹介です!!


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 今回は、言わずと知れた「DJ Komori」さんによるSalsoulミックスで、市場的には結構「穴」な作品ですが、個人的には大傑作な作品のご案内です!!

 まず、Salsoulについては、以前書いたDannyの記事に詳細があるのでご参照を頂きたいのですが、ワンレーベルでかなりの音源がまとまっていて、ダンスフロアーの為のレーベルだけに多数のDJミックス作品がリリースされています。
 それこそ昨年紹介をしたDannyとかDimitriなどのHouse系だったり、Grandmaster FlashやUlticut UpsなどのHipHop的な流れでもリリースしており、DJのプレイの仕方によって色々な表現が出来るレーベル(音源)かと思います。

 個人的にはSalsoulは・・・以前から書いてますが「超大好き」で、こういったミックス作品はもちろん好きだし、クラブでもプレイされるとつい踊ってしまいます(^0^)
 不思議なもので、Salsoulの曲って、ド定番はド定番で永遠に好きなんですが、マイナーな曲でも聴いてると自然と耳に溶け、気づいたら好きになってることが多く・・・年々レコードが増殖しており、もうちょっとでレコ棚の一区画を占領するぐらいになりそうです(^^;)


 そんなSalsoulですが、2006年にリリースされた今回のKomoriさんのミックス、私自身は相当影響を受け、今でもよく聞いてるし、何よりもコレを聴いて収録曲を買わされた(?)のが大変多く、個人的には殿堂入りな作品です・・・

 この作品自体は、Grooveなどを発刊しているリットーミュージックから出ていた女性ファッション誌「Luire」企画CDで、ある程度は「マス向け」に作られた作品になります。

 Luire自体は現在は休刊しているのですが、内容としてはBlack系ファッションの雑誌で、Salsoulの雰囲気と雑誌のファッション感が近かった(?)ので作ったようです・・・こういった企画系のCDって、ファッション誌だとよくあり、実はレコード会社がそのファッション誌の看板を借りて、その読者層に売り込みたい時に使う手法(?)かと思います。
 まあ、そういった作品って、モノによっては胡散臭い作品や、低レベルな作品もありますよね・・・内容的には一般向けな分かりやすい作品になりがちで、ミックス作品として厚みがないのが多いかな~と思います。

 ただ、この作品に関してリリース元のVictorのディレクターがあの「JAM」さんなのがポイントです!!
 ブラック系のライターさんとしても有名ですが、Rhymesterでお馴染みの早稲田大学ギャラクシー人脈の大ベテランで、個人的にはJAMさんが仕切ってたので、他の企画系CDよりも厚みがあると思いました・・・どういった経緯でKomoriさんが作ったのかは不明ですが、JAMさんの感性が働いた上での打診なのかも知れないですね。


 そんな訳で以下で作品の紹介をしますが・・・割と一般向けな作品と言っても過言ではないのに、Komoriさんのセンスと技術が光りまくった内容に仕上がっており、109辺りにいそうなお姉ちゃんに聴かすのには「もったいない」作品になっています!!
 

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 まず、今回は技術的な話からしますが、イントロからイカしてて、MUROさんもSuper Disco Breaks 2012でプレイしてた「Skyy / No Music」のアカペラブレイクから、ド定番な「The Salsoul Orchestra / Runnaway」のイントロブレイクを絶妙にロングミックスをして、華やかにミックスがスタートします!!

 この部分を聴いただけで、ある程度DJが分かる方なら「うっ、上手い!」と唸ってしまうのですが、この作品においては「HipHopスタイル」でミックスをし、それが上手く機能していると思います。
 イントロのブレンド的なロングミックスもHipHop的なアイデアだと思うし、これ以外でもカットインやショートミックスを駆使しつつ、サクサクと進んで行くのがHipHop的ですね。

 また、HipHop的だな~と思うのが、ブレイクのある曲では2枚使いをしており、例えば「First Choice / Love Thang」のような定番ブレイクや、「Skyy / Superlove」のような意外な曲など、粋に2枚使いをしています。
 コモさんって、そんなに2枚使いをする印象はないのですが・・・これが上手くって、作品上はHipHopらしい跳ねた感じを演出していると思います。


 今回は技術的な話からあえてしましたが、こういった「HipHop感」でミックスをすることで、Salsoulの「ファンキーさ」みたいのを全面に出し、分かりやすい「パーティーミックス」に仕上げているのが大変良いと思います。
 それこそ、作品として一般の人向けに聴かせる必要があるのだから、コアな内容にならず、分かりやすいミックス展開やグルーブを出す必要があり、それをHipHop的なミックスで構築させているのが大変上手いですね(^0^)


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 ただ、表面的にはHipHop的にザクザクとミックスをしますが・・・細かく聴いていると曲と曲を繋ぐ「ミックス」が異常に冴えており、Salsoulの持ち味を「DJミックス」で更に引き出している印象があります!!

 例えば、これまたクラシックな「Instant Funk / I Got My Mind Made Up」であれば、ファンキーに曲をプレイしつつ、曲のブレイク部分になったらあえてグルーブを一瞬落とし、そこから「Silvetti / Spring Rain」のピアノイントロをロングミックスし、最高潮のタイミングでSpring Rainに行く・・・みたいなミックスが最高です!!
 いわゆる「ため」を作ってからのクラシック投入!みたいなミックスですが、これが異常に冴えてて、ミックスの流れに最高なグルーブと展開を作っていますね!!

 ミックス自体、聴き方によってはHipHop的な感じでサクサクと進むミックスに聞こえますが・・・とにかく曲の展開/グルーブを読み切った上でのミックスが多く、プレイする曲を光らせたり、ミックス自体に動きのあるグルーブと展開を上手く作っていると思います!!

 また、ミックス面においては、ストリングス系のメロディーやキーが合う曲、またはベースラインやドラムパターンの近い曲で繋げており、陳腐な表現になりますが「流れるようなミックス」が上手すぎです!!
 特にストリングス系の合わせ方は最高で「Loleatta Holloway / That's What You Said」から「Double Exposure / Ten Percent」への繋ぎは最高です・・・Salsoulらしい「可憐さ」や「躍動感」も上手く昇華していると思います!!


 先ほどのHipHop的な指摘にもつながるのですが、曲と曲をつなぐミックス面でも「聴きやすさ」を優先してミックスしており、そこには「House」的な曲の持つグルーブを利用しての選曲やミックスが生きていると思います。
 その限りにおいて、曲の繋ぎだけで次の曲を光らせたり、または動きのある展開を作ったりしつつ・・・結果的に「Salsoulらしさ」を上手く輝かせているのが秀逸で・・・ホント上手すぎです!!


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 そして、今回は最後での紹介になりますが選曲面の話を通して、全体的な流れを話したいと思います。

 まず、選曲的には鉄板なクラシックを多分に入れている所がポイントで、初心者には最適な選曲でありながら、Salsoulファンにも納得な内容になっていると思います。

 それこそ、今までの例示でも何曲もクラシックが出ていましたが、ホント70分強という収録時間で、これほどまで定番を入れているのは驚異的です・・・下手したら入門編のコンピを買うよりもSalsoulの全てが入っているぐらいの勢いで選曲されています!!
 個人的には、Salsoulってホント名曲が多いレーベルなので、ミックスの流れの中で「入れたいけれど、どうしても入れられない曲」って絶対にあるはずなのに、それが殆どなく、選曲やミックスの作業を相当力を入れたんだろうな~と痛感しました(^0^)

 また、定番ばかりでなく渋い曲も多くプレイしてて・・・それらを定番曲を光らせるための「隠し味」にしたり、逆に「隠し玉」で使ったり・・・そういった部分も上手いですね。
 個人的には、作品上のピークタイムで、ド定番の「Inner Life / Ain't No Mountain High Enough」をあえてピークにせず、それを足がかりに更にグルーブを引っ張り、最終的に「Skip Mahoney / Janice (Don't Be Sou Blind To Love)」で爆発させている辺りには負けました(^0^)


 そして全体的な流れですが、かなり上手くまとまった作品になっていると思います!!

 前半から中盤までは今まで紹介したようなSalsoul全盛の70年代後半の曲でファンキーかつダンサンブルにまとめつつ、Skip Mahoneyでピークを迎えた後は、80年代のBoogieっぽい曲をプレイし、Salsoulのスタイリッシュな部分で終わらせていくのが非常に気持ちいいです。
 それこそ、後半では私が大好きなLeroy Burgess関連の選曲が多く、レアな「Leroy Burgess / Heatbreaker」などをプレイし、アフターアワーズ的な空気を作っているのが上手いですね(^0^)

 ただ、最後は最後で、しっかりと感動的なフィナーレも作っていて、Loleatta Hollowayの熱いボーカルが冴えた名曲「The Salsoul Orchestra / Seconds」で終わります・・・
 ここで指摘するのも変ですが、Salsoulの魅力である「ボーカル曲」の使い方も上手くって、特に後半の流れでは上手く活用をしていると思います・・・トラックで押している印象が強いですが、しっかりと「歌」を聴かせることも忘れて無く、そこは「R&B王子」の真骨頂ではないでしょうか?

 全体的な流れをまとめておくと、前半~中盤はSalsoul全盛期の曲、後半は80年代の曲になるわけですが、意外と相性の悪い曲(方向性の違う曲?)も、構成面でしっかりとカバーし、Salsoulの「魅力のすべて」を出し切った流れが素晴らしすぎます!!
 全盛期の曲でしっかりと盛り上げ、その余韻で80年代の曲を光らせつつ、感動的なフィナーレに持っていく展開になるわけですが、ココまで定番曲を網羅しつつ、Salsoulの全体の方向性もカバーし、かつ躍動感や可憐さを存分に引き出した展開は・・・驚異的です!!


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 あんまり上手くまとまりませんでしたが、Dannyのミックス同様に、大変素晴らしい作品だと思います。

 HipHop性とHouse性を兼ね備えたミックスを基調に、誰にでも聴きやすいミックスなんだけど、収録曲を光らせる展開とミックスが秀逸で、全体を通してのストーリー性がSalsoulの魅力である躍動感や可憐さを存分に演出した流れになっており・・・Salsoulの魅力が存分に発揮された作品かと思います。
 特に、定番曲を初心者コンピ以上に収録し、その曲達をDJミックスで更に光らせているのが秀逸で、Salsoulの魅力をこれほどまでに分かりやすく・広くカバーしている点は、どのDJでも未到達で、Salsoul系の作品では最高峰の一つといって間違えないと思います!


 また、この作品もかなり聴いており、聴いたら聴いたで収録曲が欲しくなり・・・気づいたら結構な枚数を買わされ(?)ました・・・

 いつものように収録曲写真を撮ったら、思いのほか分かりづらい(ほぼカンパニースリーブなので・・・)写真だったので、我が家の虹色なSalsoul棚の写真を撮りましたが、この作品を聴いてSalsoulの更なる魅力を発見したように思えます。
 個人的には、地味に思えた定番曲も、DJミックスをすることで更に光が輝くこともしったし、知らない曲でもプレイの仕方で超カッコよく聞こえたり・・・SalsoulがDJのプレイの仕方で曲が変化する・・・そんな魅力を再認識しました。

 今回、原稿を書くにあたって、8割は収録曲が手元にありましたが、こうなると他の曲も欲しくなりますね・・・マイナー過ぎてあんまり出ない曲や、LPのみやカナダ盤のみ(意外と多いよね)だったり・・・これからも精進をしたいと思います(^^;)



 最後のまとめになりますが、Komoriさんの非凡さが存分に味わえる作品の一つだと思います。

 この作品をどのように製作を行ったのかは分かりませんが、Komoriさんも相当考えて作った作品であることは間違えなく、ある意味「入魂の一作」かも知れません・・・
 コレを女子だけに聴かすのはホント「もったいない」ので、野郎ほど聴いて頂きたい一作です!!

 作品自体は、ボチボチ売れていたので、中古市場だと3ケタで買えることが多いと思いますので、興味のある方は是非聴いてみてくださいね!!





<Release Date>
Artists / DJ Komori 「Luire × Salsoul - The Style of New York」
Genre : DanceClassics、Disco、Garage、Boogie、Soul・・・
Release : 2006年12月
Lebel : ビクターエンタテイメント株式会社 VICP-63653



 


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<おまけ情報>

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 実は今回記事を書いた理由にもなるのですが、どうやら来週に我らのMUROさんがSalsoulミックスを出すようです!!

 いや~、これは楽しみですね・・・あえてトラックリストは見ていませんが、どんな風に攻めるのかが楽しみです。
 7inchオンリーの曲とか、ドマイナーな曲とか・・・割と選曲面で殺されそうな予感がします(^^;)

 MUROさんの最近の作品って、どうしても知らない曲が多い訳ですが、今回のSalsoulは私としても得意分野なので、心して挑みたいと思います(^0^)


追記 2013/4/10
MUROさんのはマダ買っていはいないですが、嬉しいニュースがあったので追記です!
あの「DJ Nori」さんもSalsoulのミックス(それもWestendと同時リリース!)を出すそうです・・・いや~、凄い楽しみ!!
下手したら、MUROさんよりも楽しみかも・・・なんか、価値のあるミックスCDがメジャーで出るようになり、ほんと良い状況になってきましたね!!