HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Noori 「R&B Mix - Drivin Vol.1」
DSC00940.jpg

 ここ最近、仕事飲みが増えてしまい、自宅酒なり、一人飲みがなく、ちょいと寂しい状況です・・・

 つまるところ、一人で、自分の為に飲めてないってことなのですが、飲んでる日が多いと、休肝日がいるな~となり、一人の時は飲んでない・・・という状況です(^^;)
 まあ、凄い飲んでいる訳ではないですが、たまには一人で夕方ぐらいから飲み歩きをして、適度に潰れたいな~と思ったりもしています・・・

 そんな訳で、やっと集まったので紹介なテープです!!

DSC00941_201410261002527d2.jpg

 R&Bや歌モノのミックスがお好きな方であれば、紹介するのが遅いよ!と思うかも知れませんが、やっと「Noori」さんのミックスが揃ったので紹介です!

 昨年ぐらいから、こういった「レアR&B/歌モノ」関連のテープも揃えよう/紹介しようと奮闘してて、DJ DDT-TropicanaさんのテープDJ Yoshifumiさんのテープの紹介を紹介などしましたが、代名詞の一人が「Noori」さんで、お好きな方も多かったと思います。

 ただ、今となっては、詳細が掴みづらいお方なので、作品紹介の前に、Nooriさんの紹介からしましょう・・・色々と調べましたが、誤認識もあるかもしれませんので、違う部分がありましたら、ご指摘ください。

 情報によると、Nooriさんは90年代前半からDJをされていたお方で、90年代末から00年代中期ぐらいまでの「レアR&B」シーンの中心人物の一人になるかと思います。

 DDTさんやYoshifumiさんの紹介でも書きましたが、日本のレコード業界だけに発生した流れで、90年代のR&BやPopsを含む歌モノにおいて、日の目の当らなかったマイナー盤を中心に、カッコいい曲を掘り進める・・・そんな流れになり、日本のシーンには重要な流れでした。
 それこそ、今となってはですが、Rare Groove的な意味合いもあり、その金額的なレア度以上に、有名無名を問わずにイイ曲はイイ!みたいな流れを生んでくれ、様々な曲を発掘してくれたかな~と思います。

 その中で、Nooriさんは、今回紹介するミックステープシリーズ「Drivin」の功績が強かったと思います。

 これもDDTさんやYoshifumiさんと同様なのですが、シーンの形成において、ミックステープが牽引役になってた部分があり、Nooriさんのテープも相当影響力があったと思います。

 私の認識では、割とヨーロッパ方面の歌モノの掘り込みが強かった印象があり、コアなファンも納得なんだけど、単純に歌モノが好きな方にも楽しめ、テープのセールスは結構あり、DMRとかでも普通に売ってましたね。
 詳細は、作品紹介の方でしますが、テープが「シーンの起爆剤/伝達役」になってた好事例で、Nooriさんのテープを聴いて、収録曲を探した方も多いかもしれないですね~


 そして、Nooriさんに関しては、それ以上にシーンを「裏」から支えてた部分もあったようです。

 まず、今回、調べててビックリしたのが、Nooriさんは、そのシーンの巣窟ともいえる「808 Records」の設立者だったそうで、今回のテープを始め、表からも、裏からもシーンを支えていた方かと思います。

 一応、808のことも触れておくと、渋谷にあった中古レコード屋さん(ファイヤー通りの方)で、いわゆる「R&B/歌モノ」が強く、定番から未開拓なレコなど、かなり強力なお店で、今はネット通販のみになってしまいましたが、私も良く行ってたレコ屋さんです。
 全盛期はかなり値段もハイエンドだったので、勉強がてらの訪問で、行く度にビビっていましたが、ホント良質なレコード屋さんで、お客さんも多かったですね!

 そして、その808の流れから分かったのが、今回のテープのリリース元であるテープレーベル「Favorite」の運営者だったようです!
 DDTさんの紹介でも触れましたが、レアR&Bミックステープの総本山とも言えるレーベルで、私の中で色々なことが繋がりました・・・やっぱりFavoriteのヤバさは、Nooriさんが肝だったんですね(^0^)


 また、Nooriさんは音源製作/エンジニアなどもされており、様々な音源リリース、コンピレーションの製作などをされつつ・・・いわゆる「Special Remix」なレコードの製作をされてたようです??

 この点は、Nooriさんが本当に作っていたかの確証はなく、権利的にもアレなので、深くは詮索出来ないのですが、今回紹介するようなレア歌モノをRemixして、使いやすい状態にした12inchで・・分かる方には分かる「アレ」なレコを作られてたようです??

 私も、あの手のレコは、昔からブー●という認識があったので、手を出さなかったのですが、ここ最近、レアR&Bのことを追いだして、それらのレコが、CDオンリーの曲のアナログ化だったり、使いやすいミックスにしてたり・・・実は「曲が好きだから作った」的な「愛」があることが分かり、評価がウナギ登りです(^^;)
 私世代だと、レア盤のアレって、金稼ぎの一種でしょ?と思ったりするのですが、昨今のリエディット文化を通過すると、その姿勢は評価でき、日本独自のリエディット文化な部分もあったのかな~と思たりもしました・・・コレ系もそろそろ掘ろうかな??

 そんな訳で、作品の紹介です・・・紹介レコは、レアすぎて借り物です(^^;)


noori_01_03.jpg noori_01_02.jpg
noori_01_01.jpg noori_01_00.jpg

 この作品は、Nooriさんのテープシリーズの第1作目になり2001年5月に製作されたテープのようです。

 内容は、先ほども触れたとおりR&Bや歌モノを題材にした作品で、タイトルの「Drivin」が象徴的で、明るかったり、気持ち良かったりする曲を、スムースに繋ぎ・・・それこそドライブが楽しくなるような内容になっており、どのテープもお勧めです!!

 まず、選曲になりますが・・・メチャクチャ深いですね!!

 第1作目に関しては、定番曲が全くなく、一回聞いただけだと、知ってる曲が数曲といった感じで、正に「レアR&B」なテープな印象もありますが・・・聴けば聴くほど、ヤラれてしまいました!!
 
 それこそ、今となっては定番とも言える「Riff / Judy Had A Boyfriend」などのUS産の好曲や、あまり知られてないUK Soulなどをパワープレイしつつ、あの「Spice Girls」のLPオンリーの曲(Something Kinda Funny)をサラッとプレイしてきたり・・・いや~、流石です!

  今回、Nooriさんのテープを紹介しようと思い、単純な気持ちでテープを聴き込み始めたのですが、とにかく「聴きやすい」選曲で、聴いてて「気持ちいいな~」なんだけど、曲を調べたら全然知らない・・・みたいな連続で、空気感の作り方も込みで、選曲が上手いですね!!
 歌モノやR&Bが持つ「ポップさ」や「跳ね感」や「気持ち良さ」を念頭に選曲しつつ、それを定番に頼らず、知られていない曲で押していく術が最高です!!


 その中で、やっぱり肝となるのは「レアもの」になるのかも知れません!

 個人的にも、NooriさんというとEU方面の歌モノが強い印象があり、UK Soulの深い所を選曲しつつ、ドイツ産の「Joy Denalane / Can't Stop Won't Stop」などを選曲したり、なぜかAvexが作った国内CDオンリーの好曲「Nasty Jamm / All Your Lovin'」などをプレイ・・・どえらい所を攻めてますね(^^;)

 今はこういったレア系を攻めている人が少なくはなりましたが、この手のレコは、今の日本語ラップ・レア盤の市場並に熱かった時期があり、Nooriさんのテープなどを通して知った方は多いかと思います。

 特にヨーロッパ系は、この代表格で、とんでもない値段で流通していました・・・市場的にも未開拓だし、恐らく、現地では普通のポップスとして出てた感もあるので、アナログ自体が少なかったのもあるので、今でもレアなのが多いです。
 言葉は悪いですが、バブルだった時期があり、かなり狭い市場で一部の参加者だけしかいなかったので、かなり過熱してたのですが・・・私も当時、良く分からないフランスのレコードに、なんでこんなに値段がつくんだろうな~と思っていました(^^;)

 ただ、今回、Nooriさんのテープを聴いて思ったのが、参加してた人が「曲の良さ」を念頭において切磋琢磨してたのが、改めて分かりました!!

 この作品のミックスを聴いて、素直に思ったのが、単なる「レア盤披露」なミックスではなく、曲の良さを中心にした内容なので、そういったレア物もカッコいいんですよね・・・
 どうしても、市場の価格を「曲の価値」としてしまう部分は、誰しもゼロでは無いかと思いますが、Nooriさんは、選曲の良さと広さから、そういった価値観は少なく、自分のイイと思った曲をストレートに選曲してて、ヤラれました!!



 そんな訳で、ミックス全体の話はあまり出来ませんでしたが、メチャクチャ深い選曲なんだけど、普通に聴いて、R&Bや歌モノの良さが楽しめるテープだと思います。

 シリーズとしては、合計6本リリースされていて、どれも人気があったかと思いますが、私が掘っている過程での判断で行くと、初期のは本数が少なかった感もありますので、好きな方は是非探してみてね~

 あと、蛇足ですが、今まで、散々「レアR&B」とか「レア歌モノ」と書いてきましたが、なんか、ニュアンス的には「Deep R&B」とか「Deep Pops」の方がイイかもしれないですね・・・
 レアって書くと、どうしても金額面が先に出てしまう(Deepもそうですが・・・)感があるので、そんな風に思いました・・・どうでしょう?




<Release Date>
Artists / Title : Noori 「R&B Mix - Drivin Vol.1」
Genre : R&B、Pops、UK Soul、EU・・・
Release : 2001年ごろ
Lebel : Favorite Rec No Number



------------------------------------------------------
------------------------------------------------------
<独り言>

DSC00942_00.jpg

 え~、先月末に報告をしました「Ultimate 4th / Let It Groove」が、無事に発売されましたね!!

 まだ、実際の店舗での陳列は見てないのですが、CDの右上に宣伝ステッカーが貼られており、そこにも私がプッシュしていることが書いているそうで・・・なんとも恥ずかしい気分です(^^;)
 写真のは頂戴したサンプル盤で、実際、私は宣伝文句と、中の簡単な紹介文を書いただけですが、自分がチョットだけでも関わった作品が、タワーとかのCD屋さんにも並んでいる姿を想像するだけで嬉しいです!

 早速、敬愛するサンプリング・ラブさんにも取り上げられ、反応は上々のようです・・・内容に関しては、前回書いた通りなので、ご興味ある方は是非!!


 そして、こちらもちょっとだけ関わった「V.I.P HIPOWER BETTER THAN BEST & V.I.P HI-POWER meets DJ MASTERKEY」の再発CDも無事にリリースされましたね。

 こちらは、先週末、某ユニオンに行った際、普通に買っている方がおり、私としては簡単な文章を書いただけですが、我が子を送り出すかのような心境で見守ってしまいました(^^;)
 こちらも、かなり面白い内容になりますので、ご興味ある方は是非です(^0^)


 そんな訳で、業務報告的な独り言でした~

スポンサーサイト
Dimitri from Paris 「In the House of Love」
DSC00783.jpg

 なんか、ここ数年なんですが、あまりクラブ活動が出来ていないので、定期的に「踊りたい!」という欲求が突発的に出るようになりました(^^;)
 30過ぎて、こんなことで悩むのもアレですが、欲求不満は体に良くはないので、ミックス作品でごまかしてたりします・・・今週が正にそんな感じで、今回の作品でごまかしてました(^^;)

 そんな訳で、私のダンス心を満たしてくれるDJの一人でもあるDimi先生の作品の紹介です!!

DSC00790_20141019113546d2f.jpg DSC00788_2014101911352295c.jpg
DSC00785.jpg DSC00787_20141019113520972.jpg

 この作品は、2006年にUK/Defectedよりリリースした作品で、2004年にリリースした「In the House」の続編にあたる作品です。
 Dimiの真骨頂である「House」と「Disco」の融合が最高な作品で、タイトルのとおり「Love」がキーワードな曲/グルーブが多く、個人的には大好きな作品です(^0^)

 まず、選曲的には、Houseを基調としながら、上手くDiscoなどの昔の曲を混ぜてくる感じで、個人的にはドストライです!
 他の作品と比べると、割とDisco率は高く、Discoの高揚感を伴い、非常にダンサンブルな構成で、レベルの高さもさることながら、誰でも楽しめる作品になっています。

 ミックスは2本あり、1枚目は割とアッパーな展開のミックスで、クラシックな「Fat Larry's Band / Lookin' For Love」や、割とレアな「Elaine And Ellen / The Look Of Love」などを選曲し、聴いてて踊りたくなるような選曲/プレイをしています!
 そして2枚目の方は、少しだけレイドバックした選曲で、これまたクラシックな「Change / The Glow of Love」や、朝方にピンク色の温かいライティングで踊りたい「Grace Jones / La Vie En Rose」など、気持ち良い曲が多く、こちらも素敵です(^0^)

 もう、曲名から「Love」が入ってる曲を選んでいる時点でヤラれますが、Dimiの選曲眼の高さは凄いですね・・・定番曲は煌びやかに輝かせ、知らない曲もカッコよく聴かせるですよね・・・

 Dimiの素敵なところって、踊らせる意味での「House」というグルーブを根幹にしつつ、煌びやかで美しい「Disco」の曲達を生まれ変わらせる術があるところだと思います。
 つまり、プレイの仕方で「その曲がカッコ良くなる」ことで、昔の曲なのに一般的なダンスミュージックに負けてないミックスにしてるのが・・・素晴らしいです!

 ミックス作品では分かりづらいですが、現場であるクラブに行くと、歌モノのクラシックは盛り上がるけど、進行形のダンスミュージックと音圧やグルーブが違うので、プレイの仕方によっては、現場の空気感を落としてしまうことがあります。
 Dimiに関しては、後で触れるエディットの話もそうですが、煌びやかで美しい「Disco」の曲達を、最良の方法で選曲/プレイすることで、Discoの魅力を引き出している点は最高ですね!!


DSC00793_201410191135507a5.jpg DSC00784_20141019113516ec1.jpg

 そして、Dimiの真骨頂といったら「リエディット」で、この作品でも大爆発しています!!

 Dimiに関しては、先ほども触れたDiscoをフロアーでプレイ出来るように、プレイする曲の大半を自分用にリエディットを行っており、発表するミックスCDが、そのリエディットを公に公開をする場になっています。
 過去の作品でも、ナイスなリエディットを施していますが・・・今回の作品も素晴らしいですね(^0^)

 まず、多くの方がビビるのが、1枚目の1曲目で、クラシックな「Originals / The Down To Love Town」のイントロをビートレスなストリングスで彩ったエディットで・・・最高ですね!!
 詳細は分からないのですが、奥付を読む限りだと、あのTom Moltonが仲介(?)をしたと読みとれる部分があり、恐らくオリジナルのマルチトラックから作業をしたのかな・・・いわゆる「リエディット」とはレベルが違います!!

 また、いわゆるHouseの楽曲も、気にいった曲は良くリエディットをしており、手持ちレコの範囲だと「Tortured Soul / Enjoy It Now」という曲をリエディットしており、歌の構成を変えただけですが、原曲よりも歌が輝いた構成にしています。
 このレコ、今回の紹介にあたり、週末に探しに行って、たまたま買えたのですが、不思議なもので、原曲よりもDimiのプレイの方がカッコいいんですよね・・・オリジナルの製作者が気づかなかった点を、あまり良くない言葉ですが修正し、その曲の良さを更に光らせている・・・リエディットの鏡ですね!

 Dimiのリエディット、レベルが違いすぎます・・・

 今でこそ、製作環境が向上し、誰でもリエディットは作れるかと思いますが、Dimiの場合は、リエディットのセンスの良さに加え、その原曲を更に良くしたいという「愛」が感じられ、本当に素敵です!

 このOriginalsに関しては、原曲のアッパーさをさらに増加させつつ、ドリーミーな展開にしてる点は正にそうだし、Tortured Soulも原曲よりも歌が前に出ており・・・何よりも、これらをちゃんと許諾を取って、ココまでレベルの高いことをしてる点が凄いですね!
 それこそ、この作品の収録曲で、オリジナルは現代風なHouseな曲(Ron Hall & MuthaFunkaz / The Way You Love Me)を、なんとMFSB~Salsoulでお馴染みのVincent Montana, Jr.の所まで赴き、師にストリングスの追加アレンジと、ヴィブラフォンを演奏してもらい(!)、オーセンティックなDisco調の曲に仕上げるなど・・・レベルが違いすぎます!




 そんな訳で、選曲、ミックス、リエディット、全てが「愛」に満ち溢れて、ホント素晴らしい作品です!!
 このラインで行くと、Danny先生もそうですが、DJという職業は「音楽が好き」でないと務まらないのかな・・・と思います!!

 このCD、当時は結構売れたので、中古だと結構安いのですが、ほんと価値のあるCDだと思います・・・気になる方は探してみてね!!



<Release Date>
Artists / Title : Dimitri from Paris 「In the House of Love」
Genre : House、Disco、Garage・・・
Release : 2006年2月
Lebel : ITH Records/Defected(UK) ITHLOVE01


Notice : 関連作品について

DSC00794.jpg

 この作品では、Dimiがリエディットをした曲を中心に、上記のアンミックスLPが2枚、リリースされています。なお、CDにも、Disc3でアンミックス音源が入っています。

 なお、以下は独り言ですが、ここ数年、リエディット市場の人気は活況していますが、やっとDimitriだったりDannyの作品が評価されてきたな~という感じがあり、Dimiがミックス作品を発表する度に作っていたリエディット音源(アンミックスLP)も評価されつつありますね。
 昨日、某ユニオンに行ったら、あるDimi作品のアンミックスLPが恐ろしい値段で出てて、時代がDimiに追いついたんだな~と思ったりしました(^^;)

 個人的な観測ですが、変な話、リエディットって、ある意味、ブートレッグ的な要素が強かったので、DimiとかDannyのオフィシャル・リエディットは対象外だった感があったので、今まであまり評価がされてなかったと思います。

 特に、Dimiに関しては、発表していたアンミックスLPが、当時としてはオリジナル版の代用と考えられてた部分があり、私を含むレコード馬鹿からは過小評価され、市場でも安かったこともあり・・・Dimiがリエディット市場では対象外だったようにも思えます。
 また、今のリエディットって、原曲を更に良くするためのリエディットというよりも、原曲をパーツとしてリコンストラクトする為の音楽な部分があるので、その点ともDimiとかがズレている部分があったり、こういう市場の特異点で、アングラ・ヒーローを評価するみたいな流れもあり、HarveyやTodd TerieはOKだけど、Dimiはメジャーすぎてダメみたいな背景もあったかも知れません・・・

 Dimiもアンオフィシャルなリエディット音源を結構だしてるので、最初からリエディット市場で評価はされてなかった訳ではないですが、今回も力説してしまった楽曲のクオリティーの高さが評価されるのは嬉しいですね(^0^)
 Dimiに関しては、現場でしかプレイしてないリエディットも数多く、それこそ達郎さんの某曲など、まだまだ未発表な曲が多いので、こういった人気が出ると、Dimiの活動の後押しになるので、コレからが楽しみです!!



V.A. 「V.I.P Show Case - 6th.SEP.1997 at Club Citta'」
DSC00775.jpg


 いやいや、更新が遅れてすみません・・・事情は下の独り言で書きますが、色々な事に翻弄され、落ち着かない日々が続いています(--;)
 う~ん、暫くはこんな感じなのかな・・・遅れても怒らないでね(^^;)

 そんな訳で、今回も「訳あり」な作品の紹介です!


flyer_b5_0017.jpg flyer_b5_0029.jpg

 今回は、何度か紹介をしているレゲエ・クルー「V.I.P」関連の作品で、97年9月に開催されたライブ音源を作品化したもので、さんぴん世代の日本語ラップ勢が参加しており、なかなかの作品です。

 V.I.Pに関しては、今年5月に書いた記事をご参照頂きたいのですが、日本のレゲエ界のパイオニアでありながら、日本語ラップ勢と親交が深かったのが興味深いクルーになります。

 まあ、80年代末~90年代初期の日本のクラブ黎明期の頃であれば、どんな音楽ジャンルも「クラブ・ミュージック」という屋根の下に皆が集まってて、実は壁が無かった点があるので、HipHopとReggaeがリンクすることに不思議ではなく、V.I.Pと日本語ラップ関係者とのリンクも自然な流れだったと思います。
 特に、YouさんやTWIGYなどの雷関係者は、かなり初期からV.I.Pにお世話になっており、V.I.Pの胸を借りて現場でマイクを握ってたそうです・・・90年代初期の話ですが、当時は日本語ラップのシーンはまだ大きくなく、レゲエの方がシーンがあったので、お世話になってたようですね・・・

 そんな流れがあり、V.I.Pと日本語ラップ勢は縁が深く、前回紹介した「V.I.P Hi-Power meets DJ Masterkey」などが企画された訳ですが・・・いわゆる「ライブ」でも盛んにリンクをしていました!

 例えば、写真左のフライヤーは、今回のテープの翌年に行われたV.I.P主催のイベントのフライヤーで、日本語ラップ勢が大挙して参加をしています。
 また、逆に日本語ラップ勢のイベントにレゲエ関係者が参加することもあり、少し後にはなりますが、写真右の雷主催のイベントにV.I.Pに所属するBoy-Kenさんが参加されています・・・手持ちのフライヤーでの紹介にはなってしまいますが、Boy-Kenさんは常連でしたね!


DSC00774.jpg

 そして、日本語ラップ勢も、レゲエ勢も、ラッパー./DeeJay達をメインに据えた「ライブイベント」は、沢山開催されており・・・今回紹介をするテープは、97年ごろの音源で、あり意味で貴重な部類に入るかも知れません。

 ライブイベントに関しては、ほんと沢山開催され、私自身は90年代のイベント殆ど行けなかった(行かなかった)のですが・・・日本語ラップもレゲエもいっぱいありましたね!

 日本語ラップ関連は、今年の春先に紹介をした「フライヤー紹介」の記事で色々と書きましたが、ホント色々とありました。
 レゲエにおいては、シーン的に90年代は大規模なライブイベント(ジャパンスプラッシュは除いて)は少なかったですが、00年代以降のレゲエ人気に伴い、クラブよりもライブの方が一般的かも知れませんね・・・

 ただ、面白いもので、その「ライブ」の音源って、日本語ラップ勢のはあまり残されてなく、探してみてもあまりありません

 なぜか?となると答えが見つかりませんが、90年代の日本語ラップのライブ音源でいくと、これも以前紹介をした雷関連のクラブイベント「Black Monday」位しかなく、シーンの規模から行けば、もっとあってもイイと思います・・・
 まあ、この辺は慣習の問題で、ライブ音源をテープで聴くという慣習が無かったんでしょうね・・・今となると、当時、どんなライブをやってたのかは聴いてみたいですよね・・・

 その限りにおいて、レゲエに関しては、むしろ盛んで、ライブ系のテープは沢山あります!!

 とりあえず、見本となるようなテープを載せてみましたが、伝統的に「現場」を重視する音楽なので、現場録音のテープは、その現場の空気を届ける格好の媒体として流通しており、その一環でライブ系のテープも沢山あります。
 それこそ、ゲストライブだったり、ラバダブショー(インスト曲に各DeeJayが持ちネタ曲を披露?)だったり、ワンマンのライブだったり・・・ほんと色々あり、こういうテープを聴いて、レゲエDeeJayやSingerのカッコ良さをも学んだかたも多いかと思います。

 んで、今回の本題になりますが、そういったレゲエ系のライブテープの中には、日本語ラップ勢が参加した音源が多少あります。

 今回、紹介するV.I.Pのテープもそうですが、以前紹介をした「Time Machine」の現場テープにHACさんが出てたり、上記のレゲエ現場テープ写真の中であれば、右下の緑のはIllmarachi(=Tokona-X!)が出てるテープだし・・・探すと色々あります。
 この辺は、私も色々と調べていますが、ボチボチありますね・・・でも、こういうテープを聴いてると、レゲエDeeJayの上手さの方がグッとくるようになってしまったので、最近はそっち目的で掘っています(^^;)


vip_00002.jpg vip_00001.jpg
 
 では、作品の紹介にいきましょう!

 この作品は97年9月に川崎クラブチッタであったV.I.P主催のイベントのライブ音源をテープかしたもので、V.I.Pの母体とも言える「V.I.Pバンド」が奏でるりディムの上で、レゲエDeeJayとHipHopのラッパーが共演した・・・そんなイベントです。

 A面ではV.I.P所属のDeeJay達(Boy-Ken、Shiba-Yankee、牛若丸)のライブ中心、B面は雷勢の日本語ラップ中心といった感じの構成で、聴いているだけでもかなり面白い内容です。

 A面であれば、やっぱりKenさんが最高で、Major Force発のコンピに収録された活動初期のシリアスチューン「Boy-Ken / That's The Jail」などのオールドスクールチューンや、3人でのコンビネーション曲など、熱いライブが聴きどころで、Shibaさんの早口まわしとか、牛若丸さんの独特の歌声など、イイですね・・・

 そしてB面は、日本語ラップファンにはグッとくる内容です・・・You The Rock、Twigy、GK、Rino、Gama、Patrickなどが参加してて、往年の名曲をキックしています!
 一番象徴的なのは「Twigy / 夜行列車」でしょうか・・・活動初期にV.I.Pのコンピに収録された名曲で、これをV.I.Pバンドをバックに聴けるのは嬉しすぎ・・・カッコよすぎですね!!

 詳細は聴いてのお楽しみなので、明確には書きませんが、日本語ラップ勢の貴重なライブ音源が聴ける意味では、このテープはレアですね・・・

 ただ、このテープの楽しみ方は別にもあります・・・それは「V.I.Pバンド」の演奏力の素晴らしさだと思います!!
 
 今でこそ、HipHopのラッパーがライブを行う時、いわゆる「インスト」をバンドが生演奏するのは普通になりましたが、レゲエにおける「バンド」の位置はちょっと違うかも知れません・・・
 それは、HipHopにおけるバンドは「イレギュラー」な存在/方法ですが、レゲエにおいては「基礎」のようなものかと思います。

 つまり、HipHopはOldSchool期の極初期を除いて、バックDJがスピンするインスト曲でラップするのが基本となるので、バンドはイレギュラーな部分になるのですが、Reggaeにおいては、歴史的に楽曲を奏でるのが「バンド」であり、デジタル以降もその根底が残り、音楽の基礎として「バンド」が支えている・・・そんな部分があると思います。
 それこそ、レゲエだと有名なバックバンドが多く、日本だとHome Grownさんが有名かと思いますが、V.I.Pも、元々はバンドがスタートで、バンド活動を通して、様々な日本のレゲエを支えていたと思います。

 ただ、一言で「バンド」と言えど、ここには注意したいところがあります。

 レゲエにおける「バンド」は、妥当な表現では無いかもしれないですが「楽譜を使わない演奏」をしており・・・これが魅力です!!
 つまり、ある曲を楽譜通りに演奏するのではなく、ステージの前の演者に合わせて演奏しており・・・ある意味、流れに任せて「フリースタイル」な演奏をしており、これが素敵です!!

 
 今回のテープでは、本当の意味での主役な「V.I.Pバンド」が奏でるりディム(バックトラックの意味)の上で、各DeeJayやラッパーがパフォーマンスをするのですが・・・V.I.Pバンドの演奏のカッコ良さにヤラれます!!

 分かりやすい例だと、GKのライブでは「Bob James / Nautilus」のベースラインを演奏してたり、最後の方での出演者総出のフリースタイルだと「Cheryl Lynn / Got to be Real」のフレーズで演奏したり・・・小技が光っています!
 あくまでも「バックトラック」として演奏しているので、各DeeJayやラッパーが歌いやすいトラックで引っ張りつつ、サビではしっかりと上げてくれる感じが最高です!!

 この点、ほんと奥が深くって、レゲエが好きな方の中には「バックバンド」の上手さ/存在が好きな方も多いかと思います!!

 特にDeeJayとバンドの掛け合いで、DeeJayがトラックに緩急をつけて欲しい時にバンド側に指示を出したり(ロー!とか言ってるヤツですね) 、バンド側も「こう来るな~」と思ったら、それに合わせて曲を変えてきたり・・・その場の空気感だけでコントロールしてる感じは素敵です!!
 このステージ上での掛け合いが、なんか「レゲエ臭い」ので敬遠されている方もいるかも知れませんが、少しバンド側に注視して聴いてみると、かなりカッコいいことが分かりますので、聴いてみてね~



 そんな訳で、貴重な日本語ラップ勢のライブ音源の話だけにまとめたくなかったので、最後はレゲエにおける「バンド」の話で〆てみました。
 
 この2点を交えると、YouさんとかTwigyは普通にV.I.Pバンドとの息が合っており、やっぱりパフォーマンスが上手かったんだな~と思います。
 技術のラップとしてのではなく、パフォーマーとして「フリースタイル(即興)」が長けてて、その音に乗りこなし、会場をロックしてる姿は、今でも学ぶところが多いかと思います(^0^)

 テープ自体は、普通に中古でありますので、気になる方は探してみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : V.A. 「V.I.P Show Case - 6th.SEP.1997 at Club Citta'」
Genre : Reggae、日本語ラップ・・・
Release : 1998年6月
Lebel : V.I.P International No Number
 




----------------------------------------------------
----------------------------------------------------
<業務報告>

vip_00003.jpg

 え~、今回、V.I.Pさんの作品を紹介したのには理由があります・・・

 5月に紹介をした「V.I.P Hi-Power meets DJ Masterkey」と、ほぼ同時期にリリースしたReggaeミックス「V.I.P Hi-Power / Better Than Best」の2作品が、この度、ダブルCDで再発することになり、その紹介文章をちょこっとだけ書かさせて頂きました!

『V.I.P HI-POWER BETTER THAN BEST & V.I.P HI-POWER meets DJ MASTERKEY』
  ※ユニオンさんの商品ページにリンクをしました!

 2年前に「Black Monday」の紹介文を書いたことがあったので、先月、依頼を頂き、一部販売店で使用される紹介文を書かさせて頂きました・・・
 既に発売の情報が各種サイトで流れておりますが、私の方でもご案内出来れば・・・と思い、今回の記事になりました!

 発売はもう少し先ですが、日本語ラップファンには悶絶なフリースタイル(DAT録りのようですが、ほぼ一発録りらしいです)の連続で、ヤラれます・・・夏前、マニア騒然だったMUROさんのMisiaダブ(アセテートのアレ)もコレが出所のようです??
 また、レゲエの方も熱くって、流石にMarleyのみはダブではないそうですが、全編にわたりヴィンテージダブの応酬でヤラれます・・・Garnet Silkが入っている時点で凄すぎです!!

 今回は、生産数が少ないようなので、お好きな方はお早めにゲットしてくださいね(^0^)





-------------------------------------------------------
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
-------------------------------------------------------
<色々とあった独り言>

DSC00776.jpg

 え~、やっと独り言です(^^;)

 また、2週間ほど更新をサボってしまいましたね・・・理由は「仕事」が忙しかったからです(--;)

 実は、結果的には嬉しくなかったのですが、社内で異動があり、私が入社してから10年近くいた部署より別の部署に異動し、慣れない仕事に手こずっています・・・

 会社的には、発展的な異動ではあるようですが、引き継ぎだったり、前の部署の残務で土日出張(長崎に弾丸で行きました・・・)をしたりで、この2週間は仕事しかしていなく、疲れ果てていました(--;)

 特に、新しい部署が管理職的な仕事(人を動かす/調整する仕事?)なので、精神的に疲れてしまい、久しぶりに仕事に対して不安を持ってしまいました・・・
 そんな訳で、精神的にも良くない日々が続き、体調も落ち気味で、ブログの更新も気が乗らず、放置していました・・・すみませんでした。

 ただ、ここで折れちゃったら、コレクターとして生きていけないので、とりあえずは頑張ろうと思います!

 残念ながら、地方出張は大幅に減りますが、馬鹿みたく土日を潰しての出張や長時間の残業が減るようなので、ブログ的には良い方向に行けるかな?
 もう30半ばになるので、体力的にも、時間的にも余裕が欲しい所だったので、良い方向に行くといいな・・・今思い返すと、よくあんな無理なスケジュールで生きてたな~と思いました(^^;)

 実際に自由に動ける時間が増えるかどうかは自分次第ではあるのですが、仕事もブログも発展するように頑張りたいと思います!
 ただ、暫くは、仕事の愚痴が多くなると思いますので、その点はご容赦ください・・・(^^;)


 そんな訳で、最近の釣果報告です!

 ここ最近、凄いレコ屋に行けている訳ではないですが、チョコチョコは行っている感じで、某長崎出張では、仕事が早く終わったので、徒歩でHard Offを攻めたり(店によってはテープがあることが判明!)と、日々精進をしております(^^;)

 ただ、行きたかった土曜日の下北ユニオンのテープセールは、日中は見事に仕事で、夕方からの参戦・・・ボチボチはイイのが抜けましたが、う~ん、消化不良です(^^;)

 N村さんのお話だと、朝一が修羅場だったみたいで、常連のIさんを筆頭に争奪戦があったようで、やっぱり朝一だよな~と痛感しました・・・狙ってたDenka氏の手刷りテープや、Teiさんのプロモテープ、そして中途半端な安売りテープも結構抜かれてて、前回の渋谷のような奇跡は起きませんでした(^^;)
 ただ、狙ってたKayaさんがらみの沖縄ラップコンピ(Aサインブートレッグ)が残ってくれてたり、レゲエ現場系や抜け番のテープなど、ボチボチは抜けたので良かったかな・・・今度は朝から参戦させてくださいね!!


 そんな訳で、釣果報告でした!

 ちなみに、10月なのでブログ開設5周年(だったけ?)の記事を書きたいところですが、今回は時期がズレそうです・・・すみません(^^;)
 あと、9月末の時点で、帳簿上はテープの所持数が2500本を突破しました・・・2000本突破の記事がついこの間だったような気がしますが、これで行くと、3000本も割とすぐ到達しそうな予感がして、ちょっと怖いです(^^;)