HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Toshiki Da Hardbop 「Rock Da Joint」
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 え~、今週は仕事的に山場な仕事があり、それが無事に片付いたので週末は羽を伸ばそう・・・と思っていたら、突然の体調不良で、結構辛いっす・・・(--;)

 本当は、Spinnaのパーティーに行きたかったのですが、それはなくなくキャンセル・・・う~ん、先週のダニエルのパーティーに行きたかったのですが、その山場な仕事を見据えて行かなかったから、余計に悔しいです・・・
 ただ、それでは今週の頑張りが無駄になってしまう(?)と思い、無理にレコ掘りに行ったら更に体調悪化・・・流石に、これではマズイと思い、途中で帰りましたが・・・久しぶりに自分の馬鹿さ加減に絶句しました(^^;)

 そんな訳で、本当はSpinnaのパーティーのことを書くつもりでいたので、紹介する作品を用意してなかったのですが、最近、発掘した作品で急遽な紹介です~


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 今回は「DJ Toshiki Da Hardbop」さんのミックス作品の紹介をします!!

 Toshikiさんは、もうDJ業などは引退された(?)かもしれないですが、90年代中期~00年代初期位までは活発に活動されていたDJ/Producerになります。

 改めて調べてみると、全然情報がなく、私の記憶と、ネットの数少ない情報のみになりますが、割と「ニトロ」や「クリスタルムーブメント」に近い位置で活動をされていた印象が強く、ソレ系の人たちが出入りしてたパーティーでのDJや、ニトロ系のMC達のバックDJなどをされてた記憶があります。
 また、いわゆるトラックメーカーとしても活動をしてたようで、妄想族やG.K.Maryanなどのトラックなどを提供したり、自身としても「男の中の男」という曲などをリリースしていたようです。

 正直、もうネットでは情報が掴めないお方になってしまいましたが、ミックステープ業界的には結構有名なお方で、表記のように結構リリースしていて、当時は結構売れていたお方になります。

 上の写真に掲載したテープは2000年~03年位にリリースされたテープで、基本的には「新譜ミックス」になります。

 このブログでは、あまり「新譜ミックス」は紹介しない題材ですね・・・新譜ミックスは、その作品が「リリースされた時」に聴かないと意味がない内容(=新しい風を感じるという意味?)が多く、あまり紹介したことがありません。

 ただ、Toshikiさんもそうでしたが、HipHopやR&Bの新曲を「そのDJの感性」でチョイスしている作品ほど、リスナーからの評価は強く、結果として何本もリリースしている状況があると思います。
 Toshikiさんに関しては、割と歌モノも綺麗にプレイできる印象があったり、今回のテープで分かる選曲の深さやセンスがあったり・・・やっぱり元々のレベルが高い人が作ると新譜ミックスでも「色」がしっかりとあり、評価されるのかな~と思います。


 んで、今回のテープ、文頭で「発掘」と書きましたが、家掘りしてたら見つけて、凄い内容が良かったテープになります!!

 裏話からすると、去年ぐらいから新譜ミックスだけどToshikiさんのも集めようと考え、無事に揃ったので、その内に紹介しようかな~と思い、下調べだけしてたら、このテープだけ新譜ミックスではなく「旧譜ミックス」で、それも意外な選曲になり、メチャクチャ内容がイイんですよ・・・
 それも、表題写真のコワモテジャケから程遠い「凄いメロウな内容」で気持ちいいです・・・そういった裏返しにもヤラれました!!

 私が「DJ Toshiki = 新譜ミックス」と考えていたから余計にそう思ったのかもしれないですが、やっぱりスキルがある人は新譜ミックスでも評価される・・・という点の実証になっていると思います!!


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 まず、旧譜ミックスと書きましたが、内容は、いわゆる「80'sミックス」で、それこそ大名作である「DJ Ken-Bo / Shade of 80's」に近い選曲になっています。

 それこそ「Swing Out Sister / Surrender」「Blow Monkeys / Digging Your Scene」のようなUK系のポップスを多く選曲してて、ベストヒットUSA世代には堪らない内容になっていると思います。
 方向的にはスロー~ミッドの選曲で、その点はKen-Boさんとは異なっているかな・・・あと、割とNew Waveっぽい選曲も見られ、「YMO / Behind the Mask」のような渋い所も押さえてます!

 も~、この作品に関しては、聴いててとにかく「気持ちイイ」選曲なんですよね・・・メローといえばそれまでですが、独特の「色気」のようなグルーブがあって素敵です。
 
 なんでしょう、月並みな表現ですが、気だるい朝のベットの中の温もりというんでしょうか・・・まず、聴いてて感じられる温もりが素敵です。
 それも、質感的には「ブラコン」的な匂いがあり、凄い色気のあるグルーブなんですよ・・・ブラックミュージックのセクシーさが背景のグルーブとして動いているのが感じられれます。

 そして、その象徴として紹介したいのが「矢●●吉 / Yes, My Love」になるでしょうか・・・B面で選曲されているのですが、個人的には、このテープの肝だと思います!!

 今回のテープ、先ほど「80's」と書きましたが、基本的にはロック寄りの曲が多く、それをブラックミュージック的な解釈で選曲しているな~と思いました。
 
 その流れでエーちゃんですよ・・・いやー、これにはヤラれました!!

 エーちゃんといえば、完全にロック的なイメージがありますが、スロー系の曲は凄いイイ曲が多いんですよね・・・それこそ「時間よ止まれ」とか「チャイナタウン」なんかがそうですが、コレもイイ曲ですよね・・・
 今回の紹介で出た単語であれば「色気」という表現がエーちゃんのスローにはあり、誰にも真似できません・・・この曲、知ってはいましたが、そんなにはピンと来なく、このテープを聴いてヤラれ、速攻でレコを買いました!!

 話をToshikiさんに戻すと、この人の選曲とグルーブの作り方は「やっぱり上手い」ですね・・・その一つが「色気」のあるグルーブです。

 選曲面では、エーちゃんを含む広い範囲での選曲を、ブラコン的な解釈でミックスしていく感じは素敵で・・・今風な表現(?)なら「Elegant Slow Funk」といった感じの色気があります。
 また、ミックス面でも、プレイする曲をなるべく長くプレイして、選曲した曲の良さを引き出すようなプレイの仕方がイイです・・・大人の余裕というんでしょうか、懐が深いプレイですね!



 そんな訳で、やや調査不足な紹介ではありましたが、かなり内容の良い作品です!!

 新譜ミックスって、市場では評価が低いジャンルの一つだと思いますが、今回のToshikiさんのように、もともと実力があって作っている作品は絶対にイイんですよね・・・
 今回の作品は、新譜ミックスの中に隠れた好ミックスでありつつ、こんなヒドイジャケ(失礼!)なのに、最高にスムースな選曲が素晴らしく、こういうのも掘らないとダメですね・・・これからも精進します!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Toshiki Da Hardbop 「Rock Da Joint」
Genre : 80's Pop、Rock、R&B・・・
Release : 2001年ごろ
Lebel : No Label fj5






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<独り言>

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 今回はこっちの話の方が本題ですね!!

 先月に報告したMUROさんとの対談を収めた雑誌「フイナム・アンプラグド(HOUYHNHNM Unplugged)」が無事に発売されました!!

「フイナム・アンプラグド(HOUYHNHNM Unplugged)」

 中身は実際に雑誌を手にとってのお楽しみですが・・・いや~、こんなにもオシャレな雑誌に私が登場して良かったんだろうかと思うほど、大変素敵な雑誌です!

 元々、ファッション系ウェブマガジンのフイナムさんが、10周年を期にチャレンジした雑誌になり、webの内容をギュッと凝縮したような内容で、入口から出口までオシャレ地獄(?)です(^^;)
 私も手にとって、ページをめくるたびに有名ブランドの広告の連打や、オシャレな特集ページ連打で・・・失礼な表現ですが異世界に来ちゃったような感じを最初に覚えました・・・

 ただ、読んでて段々心地よい感じも覚えました・・・

 私としては、今回のフイナムさんの雑誌が、私が少年時代に読んでいたファッション誌に近い質感があると感じました・・・

 それは、ファッションだけではなく、ファッションを切り口に生活スタイルや遊び、スポーツや音楽など、様々な文化を真剣に取り扱う姿勢が大変心地よかったです・・・
 それこそ、昔書いた「この記事」で触れたポパイやホットドックプレスなどがそうで・・・ファッションという消費文化という側面以上に「僕たちの文化」という点を押した内容がグッときました!!

 まあ、この話の裏は、ここ最近、ファッション誌を見てないのでアレですが、恐ろしいぐらいの文字数&情報量だったのにヤラれた部分もありますが、とにかく「ヒップ」な雑誌です!!


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 そして、肝心のMUROさんとの対談ですね・・・上記の流れから、かなり濃い内容になっております!!

 基本的にフリートークに近い形で対談し、編集の方がその対談を切り取って記事にして頂いたのですが・・・単語として「神戸のフリークアウト」が出るぐらい、濃い内容にして頂いたと思います!

 詳細は雑誌を手にとってのお楽しみですが、雑誌の記事には載っていなかったボム話を一つ出しておきたいと思います・・・

 記事を読まれている方だと「おやっ」と思った写真かも知れませんが、写真の「DJ MURO / diggin' ice 96」に関する話です・・・

 MUROさんのお話だと、このジャケのデザインは「故・Nujabes」さんが担当されたそうです!!

 もー、腰を抜かす人もいるかもしれないですが、私としては「やっぱり・・・」が通った瞬間でした!!

 MUROさんのお話と、私の推測を加味すると、Still Diggin'時代、Stillがあったボロいマンションの対面のマンションにNujabesさんが勤めてて、その流れで「King of Diggin'」のジャケなどを製作してもらってたそうで、グラフィックのセンスから最初のiceもそうなのかな?と思っていました。
 Nujabesさんは、その後、そのビルでGuiness RecordsやTribe Recordsを開店させますが、Manhattan Recordsの裏の、あの暗いフッドで、こんな後世にも残る作品が作られていた事を考えると目頭が熱くなります・・・久しぶりにiceを聴きながら書いてますが、ますます好きになりました!!

 もう一個、教えて頂いたボム話もあるのですが、それは機会を見て・・・ただ、先に突っ込まれる前に報告しておきますが、私の素顔がチラッと写っているのもボムかも知れませんね(^^;)
 仕事帰りに対応したので、普通にスーツ姿だったのですが・・・スーツでテープの事を熱く語ってる人もそうはいませんね・・・これはこれでイルマティックな逸話を残しました(^^;)


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 そして、今回の記事を総括すると「こうなった」話です・・・

 Mixtape Troopersが、今更ながら「Twitter」を始めました!!

 https://twitter.com/mixtapetroopers


 これまた、「何で今のタイミングに?」と思う方も多いかと思います・・・私もそう思います(^^;)

 始めた理由としては、MUROさんが今回のフイナムの件をツイートされてて、私の名前も出して頂いたので、そのお礼を・・・と思い、突然始めてみました。
 また、昨日から体調不良で、今日の寝起きに普段以上に朦朧としてた中、MUROさんのツイートを見ちゃったので・・・酔っぱらった勢いならぬ「病んだ勢い」で登録してみました(^^;)

 よく分からず開設し、MUROさんにお礼のメッセージを出したら、早速フォロー(でイイんですよね?)を頂いた方が多く、嬉しい限りです。

 基本的には、私がつぶやきは、こっちのブログの方が輝ける(?)と思ってますので、サブ的な使い方になると思いますが、Twitterも宜しくお願い致します~
 なお、全然使い方などが分かってないので、諸々の処理や対応が出来なかったり、遅れてしまっても怒らないでね・・・ちゃんと使いこなせるのかな??



 そんな訳で、体調不良ながら、結構書きましたね・・・いつも以上に疲れちゃった(^^;)
 ではでは、皆さまもご自愛くださいね~






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DJ Kiyo 「Give Me A Break」
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 え~、今年は「苦手だった作品」をなるべく取り上げよう・・・と頑張っておりますが、Kiyoさんも全然取り上げてなかったですね・・・

 こればっかりは趣味の問題で、私自身がKiyoさんの作品やセンスに上手く入り込めないのが問題のようで、それで聴く機会が少なく、今まで殆ど取り上げていなかったんですね・・・すみません・・・
 ただ、ミックステープって、自分の経験値が少しでも上がると、聞こえ方が変わり、途端に入れるようになったりもします・・・今回の作品は、ちょっとだけ入れたような気がします??


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 そんな訳で、あまり紹介していないKiyo作品ですが、以前からの流れで、1999年の年末ごろにリリースされたRoyaltyシリーズの第5段の紹介です!!

 まず、当時を知っている方や、テープを集めてる方だとご存知かと思いますが、Kiyoさんのミックステープは「ケースの違い」で前期と後期に分かれています。

 前期は通常のプラケースですが、後期は通常のプラケースの約2倍ほど大きい「塩ビ素材のソフトケース」を使用しており・・・色々な意味で目立つ存在でした!

 カセットテープって、そのコンパクトさが魅力だったりしますが、販売店において、商品として陳列すると小さいが故にあまり目立たない部分があり・・・いかに「他の作品よりも目立つか」ということが大切になります。

 なので、相対的にミックステープのジャケットが凝っているものが多く、その一つが「大きさ」になり、今回のような塩ビ素材のソフトケースも一時期流行りましたね!
 個人的には、コレ系のはしりはMUROさんの「Super Disco Breaks」あたりが最初かな~と思っていますが、大きければそれだけお客さんの目に入るし、お店側も面白がって売ってくれた部分があったかと思います。

 ただ、Kiyoさんのこの作品はどちらかというとアート的な部分で作られた部分があり、ジャケのセンスの良さには当時ビックリした記憶があります!

 このジャケットは、Tei Towa作品などのデザインでお馴染みの「Tycoon Graphics」が担当し、そのオシャレな感じにヤラれた方が多かったと思います・・・
 Kiyoさんに関しては、初期作のサンプリングジャケのセンスの良さだったり、前作の「Fleshmode」のプレイヤーを模したデザインだったり、ジャケにはかなりコダワリを持っているので、この作品のデザインも納得できますね!

 なお、私個人としては、この塩ビは経年劣化でビニールが波をうったり、別のケースとくっついたり、何よりも形が通常のケースとは違うので仕舞うのが面倒で、実はあんまり好きではありません(^^;)

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 そして、以後のRoyalty作品では、同僚のDJ Senさんも含み、この「塩ビ素材のソフトケース」を使用し、ある意味で慣例化していました・・・一応、Kiyoさんとしては上記の5本が後期作品になるかと思います。

 ただ、ケースが変わった点においては、Kiyoさんの興味深い流れとリンクをしているかな~と思っています。

 それは、Kiyoさんの「DJの方向性」で、この時期ぐらいから「脱HipHop」的な動きをしています・・・

 前作の「Fleshmode」にもその片鱗がありましたが、メジャーなHipHopの流れに違和感を覚え、非メジャーなHipHopやBreakbeatsなんかを好むようになったのがこの時期ぐらいだと思います。
 それこそ、脱HipHopというよりも「オルタナティブHipHop」の方が表現的に合うと思いますが、こういうのをいち早くキャッチし、自分のDJスタイルに昇華し・・・これが後続のDJ達に影響を与えた点を考えると、このジャケの切り替えという点には結構重要だったりしますかね??

 では、作品の紹介です!!


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 この作品は、タイトルからして「ブレイクをくれ!」な訳で、Kiyoさんの広い解釈の元で「Breakbeats」を再定義しているかのような内容になるかと思います。

 それこそ、A面の最初は大ヒットした「Jean Jacques Perry / E.V.A. (Fatboy Slim Remix)」のようなノリの良いBreakbeatsからスタートします・・・ただ、ここから「流石Kiyoさん」な内容です!
 印象的なビートレスなイントロを経てビートが始まる瞬間からキラーなスクラッチソロを行い、曲のスピード感を大幅にアップさせたミックスをしています!!

 この作品においては、先ほど「Kiyoさんの広い解釈の元でBreakbeatsを再定義している」と書きましたが、この「スクラッチ」が大きなポイントになっています。

 選曲される曲は、オルタナティブなHipHopから始まり、BreakbeatsやDrum'N'BassやHouseなど、通常のHipHopよりも「BPMが早い曲」を中心に選曲してて、それを「HipHopとして一つにまとめる」為にスクラッチを入れていると思われます。
 スクラッチはオンタイムでのカットか、それともミックスを録音した後に入れたのかは、何とも言えませんが、大半の曲でスクラッチソロが入ってて、全体的にスピード感が増し、かなり良いです!!

 また、渋いな~と思ったのが、HipHopの曲をドラムン系のBreakbeatsをブレンドしてプレイしてて、LPの中の一曲で、もともとビートパターンがドラムン的な「Boogie Down Productions / Who Protects Us From You?」をチョイス・・・選曲も渋いですね!!
 選曲面においても、Jangle BrothersやATCQなど、一時期流行ってたHipHopの曲のBreakbeats Mixなどをプレイしてて、結構深いです・・・ジャンルの広さもモチロンそうですが、流石の選曲です・・・

 

 正直、凄い強いジャンルではないのと、聴きこんでも理解できなかった部分があった(特に選曲面)ので、説明は以上になりますが、やはり評価されているDJだからこそ、その人にしか出せない「グルーブ」があるんだな~と思いました。

 全体的には「HipHopリスナーでも聴きやすいBreakbeatsミックス」で、気づいたら首を振ってしまう内容です・・・
 ただ、その内容において、選曲やミックスのKiyoさんらしい塩梅加減が絶妙です・・・流石です!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kiyo 「Give Me A Break」
Genre : HipHop、Breakbeats、Drum'n'Bass、House・・・
Release : 1999年
Lebel : Royality No Number




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<独り言>

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 おおっ、やけに大きい写真になっちゃった・・・最近、あんまり写真を小さいと見づらいので、なるべく大きめに載せるようにしてるのですが、微調整がイマイチです(^^;)
 なお、写真については、ミックステープという「グレーゾーン」の媒体なので、あんまり大きくするのもアレだしな~と思って小さい写真を多用してました・・・今後、どうするかは検討中です・・・

 そんな訳で、今回の記事はこっちの方が本題かも知れません・・・この「紙」が出たということは「セール」の話です!!

 今回は渋谷のHMVでテープのセールとテープ関連のイベントがあるとのことで、何となく早めに行って並んでみました・・・

 正直に書くと、昨年末に海外買い付けのテープ放出をHMVでやった時、意気込んで行ったら私一人だったという寒い状況もあったり、出品情報からすると国産の洋楽・邦楽のテープアルバムが中心とあって、今回も大したことが無いのかな~と思っていました・・・

 ただ、結果的には激熱なセールになりましたよ!!


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 整理券的には、1番の方がレゲエのセール狙いとのことで、私がテープの実質的に1番で、整理券の段階では、やっぱりテープ狙っている人が少ないんだろうな~という配布状況でした・・・

 ただ、開店前に異様に人が集まり始め、集まった人が入口手前に陳列されたテープセール付近を見ており、開始時には10人位はいたと思います・・・なんか、変な展開にちょっとザワザワしちゃいました・・・
 集まった方々は、40代~60代のロックファンらしき感じの方で、最近、ロック系もテープを集めている人が増えてきているので、その流れでしょうね・・・
 
 そして、11時に開店、一気に人が入店し、実質1番も関係なく、鉄火場の中での戦いが始まりました!

 まず、あえて書きますが、さすがHMVらしい仕切りの悪さ(笑)で、展示スペースが畳の1/3位の陳列台が一つで、それに10人ぐらいが突っ込むのですから大変です・・・また、その陳列台がキャスター付きだったので動いてしまい、満足に見ることが出来ません・・・
 それこそ、ユニオンのCDセールみたく、段ボール箱に分割して分けて欲しかった・・・その後に行った渋谷ユニオンのレアHipHopCDセールが見習うべき姿で、あちらも激熱なセールでしたが、狭い店内でピースフルに掘っている人の姿を見て、こっちだよな~と思いました・・・

 そんな中、一つの餌箱にあちらこちらから手が出て、テープを抜いて行きます・・・

 正直な話、今回はそんなに欲しいのがなさそうだな~と思って行っていたので、あまり焦りは無かったので、気を取り直して見てましたら・・・「意外な出品」があることに気づきました。

 そして、その出品物は、大半の参加者にとっては対象外のようで、誰も手をつけず残っています・・・参加された方の大半がロックなどのアルバムの「テープ版」を狙ってて、スルーだったんでしょうね。
 そのことに気づき、急にディガーモードにスイッチが入り、ザーッと回収していきます・・・また、今回は勢いで確保したけど、必要じゃないので餌箱に戻す人が多く、それも狙って回収しました・・・

 結果は以下の通りです・・・

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 大爆釣とは言えない本数かもしれないですが、先週のJah Shakaに続き、2週連続の万超え会計で、なかなか良い買い物が出来ました!!

 「意外な出品」と書いたのは、これらのテープで、これは通称「店頭演奏用テープ」というモノで、プロモ中のプロモテープです!!

 一般的なプロモテープ(アドバンステープ)というと、レコード屋さんが仕入れをする判断をする為の資料という位置付けなんですが、このテープは商品を販売するレコード店の店内で「BGM」としてかけてもらう為に、レコード会社が作成したテープになります。
 具体的には、そのレコード会社が一押しのアーティスト/曲をコンピレーション的に集めたテープで、お店側としては色々な曲がプレイされるので店内でのBGMとしてはうってつけで、レコード会社としても結果的に自社の宣伝になるので、各社がこぞって作っていて、業界的にはポピュラーな存在だったようです。

 個人的には、ヤフオクなどで見かけたことがあったので「こういうのがあるんだ~」と思っていた程度ですが、実物と遭遇したことはなく、結構ビビりました・・・
 これらは今回の出品物の極一部でしたが、この内容じゃ事前に情報が出せないですよね・・・あと、HMVもこの辺もOKになってきたんだ~と思いました・・・

 んで、単なるコンピなら私もスルーする所でしたが、よく見ると「夏」や「ディスコ」など、ちゃんと「内容に合わせて選曲」をしているようです・・・

 恐らく、店内でのBGMなので風情に合わす必要があったり、その時期に売れる曲でないと意味がないので、こういった主題を設定した内容にする必要があったようです・・・
 この観点で行くと、以前紹介した「波の数だけ抱きしめて」に通じる部分があるな~と思い、これで買うことが決まった次第です・・・
 
 内容は明確には書けないのですが、洋楽のもあれば、邦楽のもあるという感じで、DJミックスが入っているのは無いですが、結果的に「選曲テープ」にはなっており、ミックステープとして耐えられる内容かと思います。

 特に、夏向けのは結構良く、杏●とか、マリー●とか、いい所を突いてきますね・・・購入した一つには、仕入れ担当者の手書きメモ(東京JAPがシブイって!!)が入ってて、それにもグッときました・・・
 また、冬向けで1本、超ゴツいのも買いましたよ・・・タイトルがタイトルだけにコレだけ高額で、ある意味「裏目玉商品」だったのですが、無事にゲットできて良かった・・・これは、今年の冬に紹介しますね!!


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 そんな訳で、参加者多数だった割には、ラッキーなセールでした!

 それにしても、大の大人が「カセットテープ」欲しさにコレだけ集まるんだから・・・テープ再評価の波は、今年は爆発するかもしれないです!!
 一緒に並んでいた方ですが、かなり豪快に買われてて、確実にテープコレクターが増えてきてるんだな~と実感しており、今年はもっと動きがありそうですね!!

 ちなみに、お昼を挟んで午後からはテープ&ラジカセに関するライブとトークショーがあり、日本の70年代~80年代のラジカセを修理して販売をしているデザインアンダーグラウンドの松崎さんのお話が大変面白かったです!
 次に掘りに行くレコ屋の時間があったので、途中で中座してしまいましたが、写真のラジカセを実際に動かしてみて、その音の良さをアピールしていたのですが、やっぱり大きなラジカセは音がイイですね・・・70年代中期から80年代中期はラジカセにおける「黄金期」だそうですよ!

 あと、某有名TV局が今回のテープセールとトークショーを取材していましたよ・・・恐らく、テープが巷では再評価されている事を取り上げたかったんでしょうね・・・

 なお、テープを購入して、ユニオンに行こうとお店を出たら、その番組の関係者から「買ったテープを見せてください」と声をかけられましたが、丁重にお断りしました・・・
 今回のテープの内容も出せない内容ですが、私がTVに出るのはプライベート的に大変まずいので、お断りしました・・・ただ、チラッとは写っているかも・・・恥ずかしいな~(^^;)
 





Kenny Dope 「Break Beats Volume One」
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 気づいたら3月も半ばで、季節は春になり、だいぶ暖かくなりましたね~
 今週は朝と夜は少し寒いですが、日中はコート要らずで、逆に熱い位な日もありました・・・季節の変わり目は気分の変わり目でもあると思うので、上向きに行きたいものです!!

 そんな訳で、個人的には気分が上がってしまう「ブレイクビーツ」モノの紹介です(^0^)


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 ここ最近、全然紹介してなかったテープを中心に自宅発掘をしてて、今回のKenny Dopeも全然紹介してなかったことに気づき、今回の紹介になりました(^^;)
 まあ、正確に書くと、欲しかったKennyモノのテープがやっと買えて、それで気づいた次第です・・・前回の紹介が5年前の「この記事」だったようで、忘れすぎですね(^^;)

 では、今回のテープの紹介です!

 まず、Kenny Dopeについては説明不要でしょうか・・・Kennyの肩書を紹介しようとすると、もー幅が広すぎて、形容が難しく、あえて書くなら「ダンスミュージック系DJ/Producer」になると思います・・・
 
 昨年はMasters At Workの復活(是非、日本でもプレイを!)があったりで、にわかに注目が集まったりしましたが・・・ミックステープコレクターとしては避けては通れないお方かと思います。

 時期的には00年代前後になるのですが、写真のように味のある「絵ジャケ」のミックステープを連発してて、影響を受けた方が大変多いかと思います。

 特に、テープという側面で指摘したいのが、これらのテープが「Kenny Dopeの音楽感」をパーソナルに表現してて・・・結果的にリリースされたテープを揃えていくと、Kennyの音楽感を一つ一つ表現してたんだな~と思いました。

 前段で「幅が広すぎて」と書きましたが、それはKennyが様々なジャンルの音楽を掘って、自身の音楽活動に昇華しているのが背景にあるからで・・・その掘った音楽をジャンル別に紹介してたのが、これらのミックステープになると思います。
 リリースしたテープは、以前紹介した「Disco」を始め、SoulやRareGroove、DeepFunk、HipHop、Reggae、Brazilなど・・・Kennyが影響を受けた音楽を一つ一つ紐解いていて、私自身もこれらのテープを集めてやっと合点しました!

 そんなKenny作品の中で重要作と言えば、今回の「ブレイクビーツ」になると思います!!

 これは、ザックリと説明すると、HipHopのビートネタになるようなドラムパートが特徴的な昔の曲を題材にしたテープで・・・ビート職人でDJであるKennyにとっては外せない題材だと思います。
 この話をすると長くなるので、詳細は同じ題材を豪快に調理した「カプリのテープ」を参照頂きたいのですが、とにかく「2枚使い」をすることで価値が生まれる楽曲をプレイしたテープになるかと思います。

 特に、Kennyに関しては、DeepFunkを含む、この手のブレイクの鬼として名高く、お気に入りのブレイクをリエディットした7inchのボックスセットを作ったりする位、ブレイクビーツは切っても切れない存在だと思います。
 なんでしょう、ダンストラックの骨となるビートが、打ち込みで作ったドラムパターンではなく、黒さが光るオリジナルのブレイクを基礎としている部分が大変強く・・・この内容は直球ですね!

 詳細は下記で説明をしますが、かなりドープな仕上がりで、Kennyの良さが沢山でています!!

 
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 では、作品の紹介です!

 この作品では、いわゆる「ブレイクビーツ」という、SoulやFunk、DiscoやRereGrooveといった70年代~80年代の音楽で、ドラムブレイクに特徴がある楽曲をプレイした内容で・・・様々なジャンルの曲がプレイされています。

 それこそ、ブレイククラシックな「Juice / Catch A Groove」や、曲としてもしっかりと踊れる名曲「Booker T & MG'S / Melting Pot」などを選曲し、全編にわたってファンキーに攻めている内容です!

 そして、これらの楽曲はドラムブレイクが爆発する部分がポイントとなる中で、Kennyの大柄な体からは想像が出来ない細かくもファンキーな2枚使いが炸裂してて、ヤラれます!!

 Kennyって、あんまり2枚使いとかをしないイメージがあるのですが、やっぱり根は「Bボーイ」なんですね・・・Bの心に響く熱い2枚使いでグルーブを作ってて、大変良いです・・・
 カプリほどゴリゴリな感じは無いのですが、要所を突いた2枚で、聞いているとつい踊りたくなったり、首を振ってしまう2枚が炸裂してて、個人的には大好きです(^0^)

 ただ、その反面、これがKennyらしいのですが、Melting Potのように曲全体のブレイク感がイイ曲は、そのグルーブを大切にしながらプレイもしています・・・
 この辺はDisco~Houseラインの曲のプレイの仕方になり、Masters At WorkとしてのKennyな部分になるのかもしれないですが、私としては、それはあくまでも「Bボーイ」の延長としてプレイしている感じがあり、これもKennyの味でかなりイイです!!

 また、掘り師のKennyらしく、渋い所も攻めてて、Disco系であれば「Sessomatto / Sessomatto」のようなレア曲や、Old School HipHopな「Cold Crush Brothers / Weekend」など、深い曲や意外な選曲もあり、流石です・・・

 割と日本人だと「ブレイクビーツ=HipHopの元ネタ」というイメージがあり、カテゴライズ上はHipHopなOld Schoolをブレイクビーツとして取り扱わない様相が強いですが、NYでHipHopを通過した方だと、この辺が違いますよね・・・
 まあ、この時代の曲はバンド生演奏で、ある意味でFunkやDiscoの延長としても評価ができるので、個人的には全然問題なしなのですが・・・Weekendというレア盤で2枚をしている姿にはBを感じずに止みません!

 あと、BDKネタ曲で繋ぎつつ、その上で、後処理でBDKの声サンプルをブチ込んできたり・・・クラフトワークにSucker MC'Sをブレンドしてプレイしたり・・・分かってらっしゃる細かい仕事も光りまくりで、最高です!!



 そんな訳で、ザックリとした紹介でしたが、Kennyがやっぱり「HipHop」がベースで、それも、HipHopが本来持っている「自由さ」や「黒いグルーブ」がベースになっていることが分かるテープだと思います。

 Kennyに関しては、音楽感に「House」的なニュアンスも多分にあるのですが、それが「HipHopの貪欲さ」を起点に取り込んでいることが感じられ・・・結果として「Kenny Dopeの音楽」に仕上がっているのが凄いな~と思います!!
 それは、カプリ級に真っ黒ではないですが、Kennyらしい繊細さを伴った「黒さ」が熱く光っています・・・う~ん、上手くまとまらないですが、やっぱりルイべガだけが「Nuyorican Soul」では無いですね!

 テープ自体は、割と入手しやすい作品だと思うので、気になる方は探してみてね・・・あと、この手の海外の名作は普通に空雲とかにアップされていますよ!




<Release Date>
Artists / Title : Kenny Dope 「Break Beats Volume One」
Genre : Soul、Funk、RareGroove、Disco、Rock、HipHop・・・
Release : 1999年
Lebel : Dragon Tape Recordings No Number


Notice : Kenny Dope作品について

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 今回、無事に未入手だった作品が手に入ったので、未紹介の作品も含む、Kenny DopeのIndexページを作ってみました!

 Kenny Dopeのテープに関しては、割と簡単に買えるテープもありますが、CDと併売が故にテープ版が全然流通してない作品(テープに「74min」と書いてある作品)もあり、集めるのに苦労をしました(^^;)
 
 最近、こういった「テープの一覧化」もしないといけないな~と思っていたのと、個人的に持っているテープの確認をするため(すみません・・・・)を兼ねて、アップしておきますね!
 コレクターの方は、是非、ご参考にしてくださいね~

  Kenny Dope 作品一覧



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<独り言>

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 今回の記事はテープの集合写真が多いですね・・・そんな訳で久しぶりの釣果報告です!!

 え~、ここ最近、面白いもので、週末の掘り活動より、平日にお店に行って掘ることが増えています・・・

 まあ、そこまでレアではないので週末の目玉商品にせず、お店側が平日にヒッソリと放出するブツが、私にとって欲しい対象であるだけなんですが・・・そういった平日放出情報を元に、会社帰りに掘りに行くことが増えています。
 こういった放出って、既に告知された情報を元にお店に行くので、すでに無くなっていることもあれば、マイナー過ぎて週末まで売れ残っていることもあったりで・・・平日の微妙に忙しい中にお店に行くかどうかは迷うどころですが、やっぱり気になって行ってしまい、スーツ姿で無駄に一喜一憂をしています(^^;)

 そんな訳で、今週の平日、写真のテープが某ユニオンで放出されたということで、都内出張帰りに寄って、無事にゲットしてきました!

 このテープは、UKのレゲエ・サウンドマン(DJ)である「Jah Shaka」の80年代~90年代のライブ音源テープで、レゲエを掘っている人でも簡単には手を出さないテープ(?)かと思います。

 Jah Shakaは、もはや「伝説」なお方で、60年代末よりUKでDJ活動を開始し、一貫して「ラスタファリズム」を尊重したプレイで・・・レゲエにけるRoots Reggae~Dub関連の重鎮として名高いお方です。

 現場は行ったことが無いのでアレですが、自身のサウンドシステムを率いてのプレイでは、鬼のような低音地獄だそうで、そのストイックで精神的なプレイからか、失神者が出ると言われるほど神な存在です。
 特に面白いのが、今は違うかもしれないですが、当時はタンテ1台でプレイをし、一曲が終わるたびにマイクを粋に交えながら曲を変えていくスタイルが独特で・・・それが聞きたくて手を出した次第です!
 
 購入に際しては、もう無くなっているかな~とドキドキしつつ行ったら、まだ残っていたけど、たまたまレゲエを掘りに来てた外人さんがそのテープを見てて「Oh ! Shaka!」とつぶやいて、これはヤバいと思い、横から抜くという、強引な方法でゲットしてきました(^^;)
 外人さんも「Oh!Kichigai Sarari-man ne!」といった感じでニッコリとしてくれましたが、どうかしてましたね・・・きっと、外人さんも、国に帰って「日本にはスーツでテープを必死になって掘ってるイルマティックがいるぞ!」と報告してくださると思います(^^;)

 そんな訳で、このテープ、少しずつ聞いてますが・・・ヤバいですね!

 このJah Shakaのテープは、UKのレゲエの現場でよくあるスタイルで売られた(作られた)もので、Jah Shakaがプレイする現場でしか売られていなかったそうで・・・店員さんの話(ありがとうございます!)だと、トレードした方がUKの現地で買ってきたブツのようです。
 内容も、正に「ラスタファリ~」なスタイルで、独特の空気感がヤバく、深く聴いてたら宇宙に飛ばされちゃいそうな内容で、恐ろしいです・・・この辺、探せばYouTubeとかで聴けるんでしょうが、テープで聴く方が味があると思います!

 ただ、購入したテープに関しては、深く読みとると日本産のが多く、完全なUKオリジナルとは言い難いかな??
 恐らく、前オーナーがアレな方で、アレな感じで買ったか作ったんだろうな~と想像すると、それはそれでご飯が何杯でも食べられる内容です・・・特にジャケの紙の裏が衝撃的で腰を抜かしました(^0^)

 
 値段は結構出してきましたが、こういう1点モノは財布が開いちゃいますね・・・レゲエに関しては、こういうRoots~Dub系のレコード市場は熱いですが、相対的にテープがまだ弱いので、コレを機会に放出が増えるとイイですね~

 では、釣果報告でした~


DJ S-KY 「Donuts Record.com Volume 1」
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 季節ネタで申し訳ないですが、花粉がきつくなってきましたね~(^^;)

 まあ、3月なので仕方がないのですが、今年はどうなるんでしょうね・・・今日は雨なのに、朝から鼻がむずむず、目がしょぼしょぼで、ちと辛いです・・・

 そんな訳で、やっと手に入ったブツの紹介です!!


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 今回は、テープコレクター業界における「最難関テープ」の一つである、S-KYさんの「Donuts Record.com」を紹介します!!

 このテープ、1と2(写真の上の段のテープ)があり、2は数年前にやっとの末でゲットしましたが、1が手に入らずで・・・先月、某所のセールで無事にゲット!
 値段はある程度出しましたが、これで一安心・・・どうも、こういうブログをやっていると、テープが揃わないと不安になる(?)ので、不安が晴れて良かったです(^0^)

 では、まず最初にS-KYさんの紹介からいきましょう!

 S-KYさんは、人脈的には「DJ Koco」さん関連のお方で、Kocoさんと並び、レアミドル/アングラHipHop系には定評があったDJの一人と言われています。
 元々は「Cookinjax」というDJユニットを組んでいた方で、ある時期からソロ活動をしてますが、Kocoさん関連のイベントなどで活躍し、Kocoさんと同様に、掘りが光った選曲、そして2枚使いなどのDJプレイには定評があったお方になります。

 特に、Kocoさんとの接点になるのが、今回のテープのタイトルにもなる「Donuts Record」になるかと思います。

 Donuts Recordは、実在した「レーベル/Web Shop」で、KocoさんやS-KYさんのミックス作品を出していた所として有名で、テープを掘っている方であれば定番のレーベルかもしれないです。
 S-KYさんも、写真の下2本が有名で、Kocoさんの初期作と同様に、コレ系が好きな方には堪らない作品ですね(^0^)

 んで、今回のテープです・・・これもDonuts Recordからのリリースなのですが、見たことあるかは相当少ないかと思われます。

 不確定な話ではありますが、今回紹介をする「Donuts Record.com Volume 1」がDonutsとしての最初の作品にあたるようで、そのDonutsがWeb Shopとして中古レコードを販売してて、そのノベルティーで出されたテープと言われており・・・販売がなかった故に出現率が低いテープと言われ、知る人ぞ知るテープになるかと思います。
 なお、割と業界的には「Koco's Jazzy Grooves」が一番最初と思われがちですが、こっちの方が初期になります・・・型番的な話は最後に書いておきますね。

 では、作品の紹介にいってみましょう!


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 内容的には、KocoさんのJazzy Grooveと同様に、ガチガチのアングラミックスではなく、アングラ/マイナーHipHopを含みつつ、ノリの良いブレイクビーツを中心としたオールジャンルミックスになっており、流石の手腕を発揮しております!!

 それこそ、ド定番な「DJ Shadow / Numbar Song (Cut Chemist Party Mix)」のようなカットアップ系の曲や、Gangstarrでお馴染みのレーベルChrysalisからリリースされていた「The Solsonics / Jazz in the Present Tense (Bounus Beats Remix)」のようなマイナーJazz Breakbeatsなど・・・流石です!
 全体的にはマイナーな曲が多く、それでグルーブを作っていく感じなのですが、さらっと「Dev Large / Untochable Buddha Funk Jazz」のような意外な曲をプレイしてたり、「DJ Spinna / Ladbroke Groove」のようなHouseを違和感なく流れでプレイしたり・・・選曲の広がりも上手いです!!

 ザックリ書くと、やっぱり「ノリの良いブレイクビーツを中心としたオールジャンルミックス」になってしまうのですが、マイナーHipHopやBreakbeats、そしてHouseなんかで表情をだしつつ、ノリの良いグルーブに落とし込んでいる内容が大変素敵だと思います。

 特に、選曲面で上手く語れなかった点ですが、知られていないマイナーな曲や、意外な曲を上手く使っている印象がありつつ、誰が聴いてもノレる展開にしているところは上手いな~と思いました。
 また、ミックスも、内容が内容なので、2枚使い等はないですが、切れの良いカットインや、グルーブを繋ぐロングミックスを多用し、選曲のグルーブを失わないプレイが冴えており、素敵です・・・


 なんか、聞いてて結構ヤラれたので、文章に起こすのが楽しみだった(?)のですが、意外と短くなっちゃいましたので、別視点の話も入れておきましょう・・・

 Kocoさんが正にそうだと思うのですが、レアなRandom Rapや90'sアングラHipHopをプレイしてたのって、掘り師的な部分もありますが、個人的には「楽曲のノリの良さ」を追求してた部分があったからだと思っています。

 つまり、サンプリングミュージックとしての「HipHop」という感覚を起点としつつ、DJプレイをすることで生まれる「グルーブ」みたいのを大切にしてた点で・・・DJプレイをすることを前提に、そういったマイナーな曲を掘っていたのかな~と思います。
 今回のS-KYさんの作品もそうですが、ちゃんと流れで聞くと、レアな曲をアピールするための選曲では無く、一本のグルーブに落とし込むための選曲をしてる部分の方が強いです・・・そう、聞いている人を「ロックする(ノラせる)」ためのプレイを大事にしていると思います!

 う~ん、あんまり上手く説明できないですね・・・

 つまるところ、彼らのDJプレイにおいて、マイナーな曲を掘ることや2枚使いをする点などは要素の一つであり、目標は「グルーブで押すDJ」であることを説明したかったのです・・・
 特に、ここ最近のKocoさんの場合は、更にマジカルな2枚使い等を加えることで誰にも真似できない独自性を作っていますが、背景にはこういう部分があるかと思います・・・どうでしょうか??



 そんな訳で、レアな作品の紹介でした!

 なお、Donuts Record.comは、1と2を揃えるのに5年くらいかかっていますので、探している方は気合を入れて探してくださいね!!





<Release Date>
Artists / Title : DJ S-KY 「Donuts Record.com Volume 1」
Genre : HipHop、Breakbeats、House・・・
Release : 2002年ごろ?
Lebel : Donuts Records DN-001



Notice : Donuts Recordの型番 / その他のテープについて

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 文中でも触れましたが、今回紹介をするテープは、Kccoさんの諸作品よりも前に出ていたテープになります・・・
 個人的には、以下でリストアップする型番において、Kocoさんより前の作品は何かが謎で、おそらくアレなのか?と思っていたので、今回の揃いで、無事に謎が解明されて良かった(^0^)

DN-001 DJ S-KY 「Donuts Record.com Volume 1」 ※今回の作品
DN-002 DJ S-KY 「Donuts Record.com Volume 2」
DN-003 DJ Koco 「Koco's Jazzy Grooves」
DN-004 DJ Koco 「Shimokita House」
DN-005 DJ Koco 「Who Got The Flava?」
DN-006 Cookinjax 「We Got the Flava」
DN-007 DJ S-KY 「Spec:al Roasted Beans」

KS-001(?) DJ Koco & DJ Sunao 「Nuthin' But Emotion Mix」
KS-002 DJ Sunao & DJ Komuro 「Cross Collector」
※KS型番の作品は、Sunaoさんが所属していたDJ Oka & Hara Bow関連の「Ultimator Production」よりリリースらしい。KSは「Koco」と「Sunao」の頭文字か?なお、KS-001は型番が明記されていないが、恐らくこの番号と思われる。


 そして、コレ以外のテープだと、新宿のユニオンと渋谷のユニオンでノベルティーで出たテープがありますよね・・・その辺も込みで、KocoさんのIndexページを整理したので、興味がある方は覗いてくださいね~

  DJ Koco / Donuts Records関連 作品リスト


 ちなみに、Kocoさんのテープ話にもなったので、長年の謎があります・・・

 ミックスCD「All The Way Live」の裏ジャケの写真の中に、パーソナルな手書きミックステープの他に、ミックスCD「Back to the Lab」と似ているミックステープが写っています・・・若干、文字も確認出来て、それを読むと「DJ Koco / Back to the Lab」と読みとれます・・・
 これって、そのBack to the Labのテープ版なんでしょうか・・・恐ろしくマニアックな謎ですみませんが、ご存知の方は教えてください!



DJ Gerhun 「胎内Groove!?」
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 え~、先週のMUROさんの件では、皆様にコメントや拍手を頂き、ありがとうございます!

 コメントでも色々と書きましたが、この話は、私以上に皆さんの方が喜んで頂けると思っていたので、嬉しいコメントや反応ばかりで感謝感激です・・・こういったことが、私の日々のモチベーションに繋がっていて、また元気を貰いましたよ!!
 雑誌の方は、今月の後半に出るようなので、楽しみにお待ちくださいね~

 そんな訳で、通常営業です・・・今週は変形ジャケものです!


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 今回は、あの有名ラップグループ「Gagle」のMCである「Hunger」さんが変名で作ったミックステープの紹介です。

 まず、Gagleというと、説明不要なラップグループで、MitsuさんとMu-Rさんによる素敵なトラックの上で、Hungerさんの独特の節回しと声で奏でるラップが混ざり合い、唯一無二なグルーブを発するグループだと思います。
 アルバムも沢山出していたり、MitsuさんとMu-Rさんに関しては結構ミックス作品をリリースしているので、お好きな方が大変多いかと思いますが・・・ただ、Hungerさんがミックスを出していることは意外と知られてないですかね?

 Hungerさんに関しては、Gagleにおいては「MC」に徹している印象がありますが、やっぱり音楽がお好きなお方で、彼らのレーベル「松竹梅レコード」を仕切っていたり、たまにミックス作品を出したりしています。
 特に、ここ最近の人気ミックスシリーズ「IMA」に関しては、世界中の「今」なHipHopを紹介するコンセプト自体が、Hungerさんの意向もあるのかな~と思わせる節もあり、HungerさんもGagleの音楽的中枢の一人なんだな~と思います。


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 ただ、出されているミックス作品なりが、Hungerさんのラップのように「独特」で・・・今回のテープも独特な存在になっています。

 まず、この作品は2003年の5月ごろにリリースされた作品(松竹梅の1番最初の作品)になり、上の写真のように布製(革製)のポーチにカセットテープが入っているという内容になり、この時点で独特ですね(^^;)

 ケース違いの話は、一番最後に書きますが、どうやら「タバコ」用のケースを転用したようで・・・インパクトは絶大で、リリース当時から話題になった作品になります。
 こういった「変形ジャケ」は、過去にも色々と紹介をしていますが、やっぱり「インパクト」が大切で、これもミックステープを楽しむ要素の一つかな~と思っています。

 んで、Hungerさんに話を戻すと、こういった「独特な方向性」をお持ちのようです・・・

 この作品の正にそうなんですが、旅行好きが高じて、世界各国を回った際に集めたらしい非US以外のHipHopで作ったミックス作品(UMA)があったり、ラップの内容やトピックも視点がちょっと違うし・・・独特ですね。
 ただ、今回の作品を聞いたり、紹介をするにあたって色々と調べた中で、人と違うことをしたいがための「独特さ」なのではなく、自分の信念や考えがあっての「独特さ」があるんだな~と思い、Hungerさんのことをかなり見直してしまいました!

 では、作品の紹介です・・・内容もかなり独特で、説明が大変です(^^;)


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 まず、この作品は、いわゆるコンピレーションに近い内容になっており、2タンテで作ったDJミックスではなく、なんとも言えない内容(?)になっています。
 リリース時の情報によると「コンサート方式」と形容してて、日本の映画や歌謡ショーなどの声ネタを間にはさみ、マスターミックスのような感じにもなっています・・・

 また、収録曲も写真にあげた「Bahamadia / Philadelphia」「Slum Village / Hustle」のような、そんなに有名ではないアルバム収録曲を中心に選曲してて・・・Gagleの音に近い内容にはなっていますが、正直、取っ付きにくい内容になります。

 え~、言いづらいですが、内容に関しては「謎」な内容です(^^;)

 ミックスの方向性や内容、収録曲など、普通に聞いたら「謎」な内容ばかりで、多分、普通の人は入り込めないないようです・・・私も最初に聞いたときは、謎すぎて上手く入り込めませんでした(^^;)
 トラックリストも謎で、例えば「1stアルバムから / Beatnuts」と書いてあったり、意味不明の曲が入ってたり・・・この辺は遊びでそうしているのかもしれないですが、パッと聞いただけでは理解が出来ません。

 ただ、あえて「謎」にしている理由もあったりします。

 このテープ、Hungerさんが独自に入手した音源や、ビデオやTVなどから抜いたライブ音源などを収録してて、いわゆる「音源では無い音源」を結構使っているのが理由の一つかも知れません。

 独自入手系だと、US HipHopグループのCrown City Rockersの前身であるMissionのフリースタイル音源や、同じくUS HipHopグループのSound Providersのレコーディング風景らしき音源(!)などが収録されています!
 恐らく、海外勢と交流があったことで、たまたま録音してた内容だと思いますが、こういうのが入っています・・・ライブ音源もGangstarrなど、渋いところを押さえています!

 

 結果的には、ジャケットのインパクトさはありますが、全ての内容が「謎」な部分が多い作品です・・・

 ただ、Hungerさんが思い描く「HipHop」がそこにはあり、独特な世界観のある作品に仕上がっているかと思います。
 特に、秘蔵音源を入れてくるセンスや、アルバム系の曲も、あまり注目されない曲を中心にチョイスしてて、Hungerさんのセンスが生きた内容になっていることは間違えありません!

 コレクター的には色々とある作品ですが、入手しようと思えばそんなには難しくないので、是非探してみてくださいね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Gerhun 「胎内Groove!?」
Genre : HipHop・・・
Release : 2003年5月
Lebel : 松竹梅records STB-001


Notice : ケースについて

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 本文中では上手く説明できなかったので、ケースについては、ここで詳しく紹介をします。

 この作品は、上記のような2種類のケース(上:布製 下:革製)が流通しており、それぞれに色違いがあります。

 一応、資料だと革製のタイプが初回出荷130個のみの限定タイプで、布製の方が通常タイプのようです・・・流通量に関しては、そんなには差がないと思っており、個人的には布の方が入手が難しかったように思えます。
 今回、軽く奇跡が起きたのが、紹介しようと聞き始め、週中で、某ユニオンでテープ放出があるとのことで、このテープとは関係なしに会社帰りに行ったら、布の別色タイプが出てて、タイミング良く入手が出来ました・・・こういう入手の仕方は上がりますね(^0^)

 そして、色に関しては、全てを把握はしてないですが、布であれば「赤×黄土色」「オレンジ×茶色」、革であれば「黒」「茶色」が手元にあり、他の色もあるかも知れません・・・
 一応、手持ちの資料だと4色らしく、それでいくと、コレでパーフェクトなのかな?とも思いますが、他の色もあったような記憶があり・・・詳しくは分かりません(^^;)

 ちなみに、これは全くの憶測なのでアレですが、コレだけの為にケースを作ったとは考えずらく・・・ケースに関しては、知り合いの輸入雑貨屋さんなどがタバコケースとして仕入れたけど、あまり売れなかったのを引き取って転用したのかな~と思っています??
 この作品、当時の定価が結構安く(1200円)、普通にケースを作ったら高いので、そういった入手経路であれば、この値段でも理解が出来るな~と思っています・・・実際はどうなんでしょう??


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 ただ、コレクターとして、一つ指摘しないといけないことがあります。

 この「革製」のケース・・・どんなに厳重に保管しても「カビ」てしまいます(--;)

 布の方は大丈夫なのですが、革製の方は材質の内容からか、かなりの頻度でカビが革の表面に付着し、気づいたら白くなってることが多いです・・・
 その度にケースをはたいて天日干ししたり、洗濯(!)をしたり、ジップロックに入れて保存をしたり・・・色々と策を講じていますが、今回も上記の写真のように、すこし分かりづらいかもしれないですが、カビていました(--;)

 テープにおける「カビ」の存在は、いつも頭を悩ませる存在です。

 まあ、根本を揺るがすような問題という訳ではなく、ケースであればふき取ったり、テープ本体の磁気テープへの付着であれば、テレコで早送りを繰り返してカビを飛ばしたりする作業があるぐらいで・・・微妙に面倒な存在です。
 ただ、あるテープにカビが見つかると、他のテープにも伝わる可能性があるので・・・管理面での面倒さの方が問題ですかね・・・

 私としては、無印良品の折りたたみコンテナにテープを詰め込んで保存をしているのですが、なるべく、どのケースも定期的に開けて、テープを取り出し、少しでも空気の循環をさせたり、特殊ケースなのはジップロックに密封して保管をしたり・・・色々とやってますが、対処が出来ません(^^;)
 特に、あまり聞かないテープ箱が危険で、今回のHungerさんの作品も、大変失礼ですが、そっちの箱に入っていて被害を受けてたようです・・・やっぱり、紹介するジャンルに偏りがあるとイケませんね(^^;)


 そんな訳で、作品の補足を使って愚痴(独り言?)を呟いてみました・・・なので、今週は独り言はお休みです(^^;)