HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Komori 「Ocean Fruits 6」
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 今週は、もろ梅雨まっただ中な感じで、蒸し暑い日が多く、夏に近づいてきたんだな~と感じた一週間でした。

 ただ、それと同時に、周りがエアコンをつけ始めるので、ちょっと困ります・・・私は基本的に寒がりなので、エアコンがあんまり得意ではなく、今の時期は逆に寒くって困るんです(^^;)
 なんでしょう、周りはクルービズ一直線の中、シャツは長袖、上着もたまに羽織っています・・・もうちょっとしたら体が追いつく(?)ので、暫くは辛抱です・・・

 そんな訳で、機械的なエアコンよりも、耳からのエアコンの方が好きなので、今週はこちらを紹介です(^0^)


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 毎年恒例ですが、コモリさんの名作ミックスシリーズ「Ocean Fruits」の第6段を紹介します・・・・Oceanはこの第6段で終わりますが、やっぱり最高なミックスですね!

 Ocean Fruitsは、コモリさんが毎年夏の時期に出していたミックスで、ミックスの主題としては「夏を盛り上げる(=アップ)」や「夏の涼にする(=チル)」などを主題に歌系の曲をミックスした内容で、色々なDJが作りそうな内容ですが・・・コモリさんの作品は、流石のクオリティーで、一度聞きこむと暫くはハマってしまうことが多く、今週の通勤時の憩いがこのテープでした(^0^)

 そして、この作品では、どちらかというと、その「アップ」と「チル」が上手く混ざったような選曲・ミックスになっており、選曲の流れでその二つが上手くスイッチしていて・・・通して聴くと「気持ちイイ・・・」みたいな内容になっています(^0^)

 まず、選曲面ですが・・・流石ですね!

 今回の作品では、割と「カバー」曲が多く、90年代のR&B/UK Soul/Grandbeat/Loversなんかを中心に選曲してて、写真に上げた「Lisa Maxwell / Thinking of You」のようなミッド~アップ系の曲から、「Heat Wave / Feel Like Making Love」のようなスロー~ミッド系の曲なんかをプレイしています。

 コモリさんのミックスにおいては、いつも同じ説明になっちゃいますが、選曲面についてはプレイした曲の知識がなくっても普通に楽しめる選曲で・・・定番も意外な曲も、そしてあまり知られてない曲も、素敵にプレイしています。
 なんでしょう、曲の知識が無い状態で聞いてると、段々とコモリさんのグルーブにハメられちゃう感じの選曲で・・・聴いてて適度に気分を高揚したり、リラックスしたりする「グルーブの塩梅」が絶妙でヤラれます!

 ただ、選曲面を深く掘り下げると・・・いや~、凄いっすね!

 普通に聞いてると「いい曲だな~」と思う曲を調べると、メチャクチャ深くって、CDのアルバムオンリーの曲や、一般人には知る由の無い深い世界(?)であるEuro Pop、そして殆ど知られていないLoversカバーとか・・・ド渋な曲も多いです!
 そして、その上で凄いのが、そういった深い曲を「レア曲披露!」みたいな感じではなく、あくまでも「選曲のグルーブ」にする為にプレイしてるのが素敵で・・・コモリさんの大人な選曲にもヤラれます(^0^)

 んで、ミックスもイイんですよね・・・

 全体的には、ミッドを主軸にしつつ、ちょっと上げたいときはアップに持っていき、また落ち着かせたいときはスローに持っていく・・・みたいなストーリー作りがあり、大変気持ちイイ展開になっています。
 A面は割とミッドからアップへ、B面はアップ~ミッドからスローへみたいな展開で、それらをコモリさんらしく上品にまとめてきているのがイイですね!

 あと、細かい技術的な点も入れておくと、アップの要素としてHouseの歌モノの曲で、割とロービートな曲をR&Bとしてプレイ(この辺のセンスも素敵!)してるのですが・・・Houseの4つ打ちな展開に違和感なくミックスしたり、また違和感なくR&Bっぽいビートにミックスし直したり・・・ミックスも上手いですね!
 繋ぎの上手さはモチロンですが、こういったビート感の転換も難なくと対応してしまう辺りも上手いんですよ・・・前後のグルーブを切らさずにミックスしていく技術の高さはホント素晴らしいです!



 そんな訳で、何も考えずに普通に聞いてると「あっ、気持ちイイな~」と思う作品で、更に深く進んで選曲とミックスのレベルの高さも嗜むようになると、そのレベルの高さに悶絶してしまう作品だと思います。
 ただ、その直感で聴いて「気持ちイイな~」と思うことがコモリさんの真骨頂でしょうか・・・水面下の技術の高さや掘りの凄さを表に出さず、とにかく聴いて「気持ちいい」とする作品作りは流石です!!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Komori 「Ocean Fruits 5 "UK Taste"」
Genre : R&B、UK Soul、EU系Pop、Grandbeat、Lovers・・・
Release : 2005年夏
Lebel : Undaprop Wreckordz UWT-114







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独り言

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 この写真だけでは何を表したいのか分からないですね(^^;)

 今回の独り言は、毎度の釣果報告です~

 まず、話を始める前に前段な話を入れておきます・・・

 え~、ここ最近、仕事がかなり忙しく、気づいたら1日が終わってる日々が続いています・・・(^^;)
 来月もそんな感じなのですが、日中は色々な仕事の対応に追われ、夜は夜で流れで飲みに行く(連れてかれる?)ことが多く・・・殆ど平日は自分の時間が作れず、ストレスが溜まっています・・・

 んで、こういう展開があると、私の場合は「レコ屋で馬鹿買い」をしてストレス発散をするのですが・・・今回の独り言は、結果的にはそういう話になっています(^^;)

 昨日(土曜日)ですが、柏のユニオンで突如「ゴツいテープが放出」されることになり・・・朝早くから移動をして、無事にゲットして、ストレス発散をしてきました(^0^)
 
 今回の放出、金曜の夜に情報が流れ、会社帰りにTwitterで見かけ、即決で「明日は柏」と決め・・・自分の為の週末が始まるのにあえて酒を飲まずにチャンと寝て、朝早くから移動をする・・・という、真面目な対応をするぐらい、直感で「ヤバい」と思った放出でした。
 内容は以下で書きますが、ちょうどストレス溜まりまくりの状態だったので、こういう放出は願ったり叶ったりです・・・よほど嬉しかったのか、開店のかなり前についてしまい、一人でポツンと待つ羽目になり、お店の隣にある写真館に出入りする幸せそうなヤングファミリーの視線が凄い痛く、待つのが微妙に辛かったです(^^;)

 そんな訳で、テープ狙いの方は一人もおらず、一人でイソイソとカゴをもって入店し、目的のテープ売り場へ・・・情報だけで感じてた「ヤバい」がやはり的中で、陳列してたテープをほぼ全て回収しました・・・上の写真はそんな回収後の姿でした(^^;)

 んで、ゲットした戦利品は以下の通りです・・・

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 結果的に数は少なかったですが、個人的には大満足な収穫でした!!

 下を読み進めると分かりますが、いわゆる「アレ系の方」からの放出と分かる内容で、かなり濃いテープがゲット出来ました・・・レコでも水●系のテストプレスが出てたので、なるほどな~と思いました(^0^)
 また、ドマニアックな指摘ですが、コンディションが悪いのが多いのもポイントで、その辺も「アレ系」だよな~と思ったりしました・・・テープが途中で止まっている状態で出してたり、カビてるのが多いと、やっぱりラフなアレ系の方かな~と思います??

 んで、内容的には「US系」「日本語ラップアドバンス」が少数精鋭であり、USの方は全然見ないタイトルが多く、内容が良かったです・・・Tape Kingz系で渋いのが多くヤラれました!
 個人的には、お会計の際にテープの現物を見て「失敗したか?」と思ったのですが、左下のBeastieのテープアルバムはボムです・・・おそらく、東アジア系のブート版ですね・・・お店の方も良く分からず出していた感が強い放出で、これも微妙な値段でしたが、結果的には買って良かったかな??

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 そして、今回のボムはコレでしょう・・・

 いわゆる日本語ラップのアドバンステープで、あのMicrophone Pagerの「Rappaerz Are Danger」という曲のアドバンス(Fileの12inch用)なのですが・・・・ボムはそのアドバンステープの後ろにある素気ないテープです・・・

 後ろのは、なんと、この曲を収録したスタジオで作成したと思われるテープで、いわゆる「音源確認用のテープ」です!!

 コレ系のテープ、私もあることは知っていましたが、まさか日本語ラップで出るのにはビビりました・・・モノがモノなので、はっきりと写せないですが、もー、ガチガチのアレ系のブツですね!

 これらのテープ、作られた理由は色々とあると思いますが、想定されるのが、スタジオで録音(マスタリング)した曲を、そのアーティストやレコード会社の方が確認するために、スタジオ内でオリジナルのマスターよりカセットテープにコピーしたもので、今回のは、しっかりと収録したスタジオ専用のテープに録音され、手書きで何の内容かを書いてあるブツでした・・・
 詳細は伏せますが、スタジオは日本語ラップ関係者が出入りしてた都内の某スタジオ(の前身の名前?)製のようで、こういったテープにコピーすることは、これらの貸しスタジオでは良く行われている作業(仕事)だと思います・・・よく、バンドがデモテープを作る際に、録音と録音マスターまで作ってくれるサービスがあるので、それにも近いですね・・・

 ただ、プロのアーティストとなると、おおよそで「曲のチェック」「録音バランスのチェック」の為にあるもので、曲が「曲として完成される前」の確認用に存在をしているものだと考えられます。

 ここ最近の日本語ラップ市場だと、アナログのテストプレスが話題になっていますが、そちらはアナログをプレスする際に「プレスされる内容を確認する」為に作られたもので、「確認用」という意味では近いですかね・・・
 しかし、こっちのテープは、大半がマスタリング終了後の音源を確認するためにあると思われますが、場合によってはスタジオで録音しただけで、結果として未発表な曲も入っている可能性もあると考えられ・・・いや~、危険ですね・・・
 
 まあ、かなり危険なモノではありますが、こういった録音物はロックの業界においては実は流通しており、ハードなコレクターの中ではポピュラーな存在(?)だったりもします・・・
 例えば、ビートルズだと、リマスターをした再発盤なんかを作った時に、スタジオでリマスターした音源の確認用に作られたCDに鬼のような値段が付いてたりし・・・マニアには需要はあるブツだと思います??


 んで、今回のテープは、聴いた結果、正規の内容と同じで、いわゆるトラックダウンかマスタリング後の音源だと思います・・・もし、未発表の違う曲が入ってたらココには書けません(笑)
 ただ、マニアの胸をくすぐるブツではありますね・・・コレを目的に柏に行った経緯もあるので、無事に買えて良かったです!

 あと、こっちの話の方が中心だったので、サラッと書きますが、他のアドバンスでは90年代初期の日本語ラップコンピである「Real Time Compact」のアドバンスが1と2が同時に出るという奇跡があり、そちらも勢いでゲットさせて頂きました・・・
 超日本語ラップマニアならピンとくるかもしれないですが、これにもペイジャーの曲が収録・・・そうなると、今回の放出は・・・う~ん、テープの闇は「深い」にしておきましょうね(^^;)


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 そんな訳で、釣果報告でした・・・柏では、おかげさまで散財をし、ストレス発散です!

 ちなみに、柏に行った後、休みの日でしたが仕事の打ち合わせがあり都内に大急ぎで戻り、打ち合わせという名の飲み会になってしまい、終了後、変なテンションになり、流れで都内のユニオンを徘徊してました(^^;) 

 そしたら、渋谷で、探してたMUROさんの「King of Diggin'」のUS版で、持ってなかった2が告知なしで出てて、嬉し泣き・・・私の調査では、このUS版は1~3が出てて、これで無事に揃えることが出来ました(^0^)
 また、昨日の渋谷は熱かった・・・ちょっと前に出たブツが50%オフで行けることが分かり、Disco系の高額盤を抜かさせて頂きました・・・こういった事があると、仕事を頑張ったご褒美と思い込み、つい財布の紐が緩んじゃいますね(^^;)


 んでは、久しぶりに独り言の方が多い更新になりました(^^;)

 今週は、もう7月になります・・・私もそうですが、皆さんも夏の暑さに負けないで、頑張りましょうね(^0^)





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DJ Baku 「No Pain No Gain」
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 え~、今回は「やっとテープが揃った」から紹介出来る作品(アーティスト)です・・・

 ただ、当初の予定とは別の作品での紹介になります・・・・下でも書きますが、作品の表現をするのが難しいと、どうも気分が乗らず、作業が進みません・・・・
 なので、急遽、紹介が出来そうな、このテープで紹介です・・・ただ、これはこれで相当レアなテープですかね??


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 今回は、言わずと知れた「DJ Baku」さんの作品を紹介します!!

 なんで今まで紹介をしなかったのかが不思議ですが、Bakuさんもミックステープというフォーマットを用いて「自分のDJ」を表現したDJの一人で、ミックス作品が「アートである」と胸を張って主張をしているDJだと思います。
 
 もしかしたら知らない方もいるかもしれないので、少しだけバイオの話をいれておくと、90年代後半より活動をするDJ/Producer/Artistで、得意とするスクラッチと、独特の世界観のある音楽を軸に、アーティスティックに音楽を奏でる方で・・・DJではあるけど、DJ以上に「表現者(=アーティスト)」として活動をされています。

 それこそ、Bakuさんが「DJでは唯一本気で尊敬してる人」として公言している「DJ Krush」さんのように、DJプレイを通して独自の世界観を表現するDJで、一昔前であればアブストラクト系DJなんて呼ばれていたジャンルに属するかもしれません・・・
 ただ、Bakuさんもそうですが、ジャンルとして「DJ Baku」という世界観を持ち、唯一無二の世界観/グルーブは聞きどころで・・・DJプレイやライブ、そして発表する音源など、お好きな方も多いかと思います。

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 そんなBakuさんですが、自分を表現する手段として「ミックステープ」を活用してた方で、ミックステープを「自分のアート作品」として色々とリリースしており、これらのテープを通してBakuさんを好きになった方もいるかと思います。

 特に上記写真の連作は有名で・・・私も遂に揃える事ができ、無事に「絵」にすることが出来ました(^0^)

 1999年にリリースした処女作「Kaikoo with Scracth」(右下)から2010年の「5th Elements」までの5作で、2作目から5作目を揃えると上記のような絵になるのですが・・・このシリーズはBakuさんも、自分を表現するための舞台として考えていた作品のようで、Bakuさんの世界観が強く出た作品になるかと思います。

 作品では、タンテでのDJミックスと、緻密なエディットを駆使して、いわゆるマスターミックスのような内容になり、プレイする曲をまるで「パーツ」のようにプレイし、全部のパーツを緻密に組み立てることで「DJ Baku」という音楽を成立させている内容になるかと思います。

 時期によっては多少は方向性が異なりますが、HipHopをベースにアブストラクトな世界観を出しており・・・まるで、DJ Bakuという「演劇」を見てるかのような世界観があります??
 なんでしょう、DJミックスにおいては、世界観や物語がある作品は映画に例えますが・・・Bakuさんのミックスは、作品性と共にライブ要素が感じられ、私としては「演劇」なイメージです・・・それも、もしかしたら失礼な表現かもしれないですが、小劇場を中心に抽象的な演劇をするアングラ劇団のような世界観かな~と思います??


 そんな訳で、Bakuさんを紹介するのであれば、本来なら上記のテープシリーズから紹介すべきですが・・・私には紹介するだけの言葉を持っていなかったので、残念ながら別の作品で紹介します(^^;)

 処女作の「Kaikoo」を紹介しようと思い、結構聞きこみ、途中まで書いたりもしたのですが・・・全体的な世界観(=DJ Baku)まで書けなかったんですね・・・
 う~ん、正直に書くと、こういう「アブストラクト」的な作品って、確かに「一つの世界観」があるのですが、知識や理解がないと全体的なイメージ(グルーブ)が抽象的にしか表現が出来ないので・・・書いてて壁に当ってしまいました(^^;)

 なので、急遽ですが、Bakuさん作品の中ではあまり知られていない、この「No Pain No Gain」に白羽の矢が立ちました!

 では、この作品を通して、BakuさんのDJを紹介したいと思います!


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 この作品は、リリース的にはKaikooの後に出たと思われる作品(2000年ごろ??)で、時期的には1997年4月に録音したとされるミックス作品になります。
 
 なぜ、このテープがリリースされたかは分かりませんが、1997年ごろはBakuさんの素人時代と言ってもいい頃で、まだ独特な世界観のあるDJプレイはしておらず、通常のDJミックスだけをしているのですが・・・選曲やミックスに「Bakuらしさ」があり、なかなか面白い作品になるかと思います。

 選曲的にはHipHopを中心とした選曲で、割とアングラっぽい曲やマイナーな曲をプレイしてて、今のBakuさんに繋がるような選曲になっているかな~と思います。
 ジャケットがトラックリストなので、詳細はジャケを参照ですが・・・結構渋い選曲で、意外性もありながら「Bakuさんらしいかな?」と思います・・・

 私がレコを持ってた範囲だと、「O.C. / Born 2 Live」のような渋いJazzy系の曲をプレイしつつ、意外にも「Eric B & Rakim / Paid In Full (Remix)」をプレイしたりしてます・・・Paidの後はDes'reeのようなR&Bもプレイしてて、これにはビックリですね。
 手持ちのレコだと全てを上手く表現出来ないのですが、やっぱり「アングラ感」がある曲を選びつつ、Bakuさんらしいエッジの利いた選曲になってますかね・・・全部通して聴くと、不思議と「Bakuさんらしいな~」という感じでまとめられています。

 そして、スクラッチや2枚ですが・・・やはり上手いです!

 スクラッチなどが入り乱れている訳ではないですが、要所要所で切れ味の鋭い技が光り、ミックスの内容を良くしています・・・なんでしょう、ミックスの内容を盛り上げる為の技ではなく、プレイした曲のグルーブを光らせる為の技で、若くしてこういうプレイが出来たのもビックリです・・・



 そして、一番ビックリなのが・・・上のフリースタイルでしょうか?

 B面の最初にはDJ Bakuさんが属していたラップグルーブ「般若」のフリースタイルが入っています!
 
 この「般若」は、Bakuさんと、Bakuさんの元奥さんである女性ラッパー「Rumi」さん、そして、この頃は「Yoshi」と名乗っていた「般若」さんが結成したラップグループで、日本語ラップが詳しい方ならご存知かと思います。
 ややこしいので整理すると、いまや日本を代表するMCである般若さんは、このグループが解散した後に妄想族を結成(参加)をするのですが、その妄想族へ流れる過程でMC名を「般若」に改名した経緯があり・・・この音源は「般若さんになる前」の音源になるかと思います。

 んで、この「般若」というグループは、いわゆる高校生ラップグループみたいな感じですが、あの伝説的なラジオ番組「Hip Hop Night Flight」のデモ音源紹介コーナーで紹介されるなど、結構実力があったグループのようです。
 フリースタイルの質に関しては評価をしませんが、若さ特有のフレッシュな感じが大変イイですね・・・まだまだアナログな時代(情報が少なかった時代)だからこそ、必然的に不器用な感じもあり、大変イイですね・・・

 なお、ミックステープ的な話を入れておくと、MCのフリースタイルが入っていることは普通なことですが、今回のBakuさんのテープのように、後に有名になるMCのフリースタイルが入っているテープはボチボチあり、私自身も力を入れて掘っている部類になります。
 時期的には95年~98年ぐらいが熱く、有名な作品だと、DJ SeijiさんのテープにBossのフリースタイル(曲)が入っていたなど、探せば探すほどある部類です・・・個人的には、この辺の素人DJの手刷テープを狙ってて、思わぬ人のフリースタイルとかがありそうで、夢が膨らみます??



 そんな訳で、Bakuさんの紹介にちゃんとなったかは不安ですが、なかなかな作品です!

 ただ、市場では殆ど見かけないテープです・・・こういう紹介をするとBakuファン以上に日本語ラップ系の方に火が付きそうですが、欲しい方は気合を入れて探してくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Baku 「No Pain No Gain」
Genre : HipHop、R&B、Breakbeats・・・
Release : 2000年??
Lebel : Dis-Defense Disc No Number


Notice : Dis-Defense Disc(DJ Baku)のミックステープについて

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 今回紹介しているBakuさんのテープは、コレクター的には結構ヤヤっこしい存在で、私の整理を込めて紹介をします。

 Dis-Defense Discは、初期作には型番がついてなく、そもそも初期作はプレス数も少ないことから、謎な点が多い存在です・・・

 一応、リリース内容を型番に当てはめると、以下のような感じになるかな~と思います・・・私も知識も情報もないので、コレが正しいのかどうかが分かりませんので、詳しい方がおられたら、ご指摘ください!!

 あと、調べている過程で005の存在が分かったのですが、いや~、見かけたことがない・・・なぜか「Discogs」には掲載されているのですが、これは探してコンプを目指さないと・・・

DDD-001 DJ Baku / Kaikoo with Scratch (1999)
   ※No Numberの為、恐らくこの番号だと想定しています
DDD-002 DJ Martin / Whole Staff Are Wack (2000)
DDD-003 SKE / 1997-2000 (2000?)
DDD-004 DJ Baku / 2nd Musics (2001)
DDD-005 Tatsuki / Batch 振降 (2002)
DDD-006 DJ Baku / Angry Hip Hop For 3rd Chill (2002)
DDD-007 DJ Baku / True 4th, True Vandalism (2003)
DDD-008 DJ Baku / 5th Elements (2010)


 あと、流れでBakuさんの作品リストを作ってみました・・・DDD以外のテープもリストアップしましたので、宜しかったらご参照ください。

● DJ Baku 作品リスト


 なお、あの「絵」を完成するためには「5」が難関です・・・

 5に関しては、2010年のリリースでCDとテープが同時発売されたのですが、どう考えてもCDを中心にプレスされ、テープの方が圧倒的にプレス数が少なかったようで、かなり入手するのが厳しいです・・・というか、Bakuさん側も絵の完成があるので、テープを作らざるを得なかったのかな??
 私も5をずっと探してて、先日の名古屋帰りの北浦和ユニオンで奇跡的にゲットし、無事に揃いました・・・2010年であれば、ガンガンとテープを買ってましたが、この頃はBakuさんが対象外だったようで、スルーしてたんですよね・・・まさか、入手するまでこんなに時間がかかるとは思いませんでした(^^;)



追伸
今回は独り言は無しです・・・仕事の愚痴しか無いのです・・・(--;)
ただ、Barrier FreeとMighty Crownのクラッシュがボムですね・・・Mightyが勝ったみたいで、やっぱり格が違ったんですかね~
詳しくは情報待ちですが、Chackeyさんのレポが大変楽しみです・・・レゲエが好きでないと分からない情報でした(^^;)



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追記 2015年7月5日

某コレクターさんからのご指摘で、DDDのカタログ番号に誤りがあり、以下の訂正を行いました。
  
誤 DDD-003 DJ Baku / No Pain No Gain (2000??)
   ↓
正 DDD-003 SKE / 1997-2000 (2000?)

そうすると、今回のテープの型番はどうなるんでしょうね?? 謎です??





DJ "R" 「Temple of the Sample」
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 今回はドマニアックなテープで、一部の好事家しか知らないであろう作品です・・・

 ミックステープ掘りの醍醐味として、まったくもって有名ではない「マイナーな作品」を掘ることがあり・・・今回の作品は、ここ数年で一番ヒットした作品(レーベル)になります!
 まあ、こういうのが出ても、お店側も謎すぎて価値が付けづらく特価価格になり、買う側も謎すぎて手が出ない・・・そんなテープにこそ「ボム」が潜んでいるという好事例になるかと思います(^0^)


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 そんな訳で、今回は2000年代初期に大阪で運営をされていたHipHop系レーベル「Oosacker Entertaiment」からのミックステープで、Lareg ProphitsというHipHopグループに属するDJ「DJ "R"」さんの作品を紹介したいと思います!!

 まず、Oosackerですが、今となってはかなり分かりづらい存在ですが、大阪(関西圏)ではボチボチ有名だったレーベルのようです。
 イメージとして、日本語ラップ関係者を多く含むHipHop系レーベルのようで、イベントの開催や、CDやレコードでの音源リリース、そして今回紹介するようなミックステープのリリースなどを行っていたようです。
  
 私自身は、全然知る由もないレーベルですが、ここ数年は「知らないテープは何でも買う」のスタンスがあるので、とりあえず上記のようなテープをチョコチョコ抜いてたら、Oosackerのテープが自然と集まってた感じで・・・深く掘り下げていくと、テープの内容も、そしてその存在も面白い事に気づき、去年ぐらいから注視をしてた存在です。
 ブログでも、Babaさん(いつもどうも!)などのような濃い方から報告があったり、関西圏在住のソロバンさん(このブログのトップバナー製作者)からも「当時、聞いてた」みたいなコメントがあり・・・それで意識をし始めた部分があり、家掘り&聞きこんだら凄く良く・・・最近は、このロゴがあれば絶対に買うようにしています!

 例えば、「Black Night」というテープがあるのですが、これは同名のイベントが00年代初期にあったようで、関西日本語ラップの大御所(O.K.I、Baka de Guess?、Terry the Aki)などが参加してて、現場ではフリースタイルが超ドープだったそうです・・・このテープではそのフリースタイルも入ってて、激熱ですね!
 また、DJミックスも入っているのですが、しっかりと現場を盛り上がらせるためのプレイで、DJ Sobaさんなど、名前の知らない方になりますが、ツボを心得たDJミックスがイイですね!
 このイベントがOosackerが主催してたかどうかは分かりませんが、実際に日本語ラップの作品(アナログ、CD)も出してたようで、日本語ラップが強かったレーベルだと思います・・・この辺は大阪なのでグンジョさんが詳しいのかな??

 そして、他の作品を込みでこのレーベルを考えると・・・個人的には「DJミックスの内容の良さ」に反応してしまいました!!

 先ほどのBlack NIghtが「MC」サイドの活動としたら、当然「DJ」サイドの活動もある訳で、いわゆる「DJミックス(=ミックステープ)」もボチボチあり・・・これが異常にクオリティーが高いんですね!
 本数が少ないので、明確なことは書けないのですが、日本語ラップとリンクしてるが故に「ネタになりそうな過去の曲」が強く、かつクラブプレイもしっかりと出来るイメージがあり・・・Rare Groove / Soul系のミックスはかなりレベルが高いです!

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 その中で反応したのが、今回の主役である「DJ "R"」さんのこの作品でした!

 Rさんについては、これまた情報が掴みきれなかったお方で、どうやら90年代中頃より活動をしていた「Lareg Prophits」というラップグループのDJ(トラックメーカー?)をされてたようで・・・今でも活動をしている方のようです??

 作品の内容は、後に譲りますが・・・個人的には、Oosackerに出会い、そのミックスの良さに気づいた中で素直に思ったのが・・・大阪の「レコード愛の深さ」を感じました。

 どういうことかというと、大阪って、昔っから「良質のレコード屋さん」が点在する都市で、特に心斎橋周辺には、今回のミックスに収録されているような「ネタモノ」が強いレコ屋さんが多く・・・良いレコード屋さんがあるからこそ、良いDJミックスが生まれる・・・と痛感しました!

 このブログにおいては、大阪のレコード屋さんに行きたいが為に毎年「俺の旅」と称して大阪に行っていますが、現在も過去も素晴らしいお店が多いですよね!
 どれも個人経営の中古レコード店になりますが、そういったお店があるからこそ、DJやトラックメーカーが良質なレコードと出会え、それを楽曲やDJミックスに生かす・・・という好循環が生まれており、今回紹介するRさんのミックスや、Oosackerの他の作品の「良さ」に繋がっているのかな~と思います。


 ではでは、作品の紹介です!!


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 この作品は、タイトルの通り「Sample(ネタモノ)」という位置付けの作品になりますが、それらのネタ系の曲をグルービーに選曲・ミックスをした作品になり、大変素敵な作品になります。

例えば、Black Moonネタな「Grover Washington Jr. / Hydra」や、Gangstarrネタな「Pointer Sisters / Don't it Drive You Crazy」などのようなSoull、R&B、Funk、Jazz Funk、Rare Groove系の曲を幅広く選曲しています。
 それこそ、定番から隠れた一曲を選曲してて、ド定番な「Patrice Rushen / Remind Me」や、MUROさんもdiggin' Iceでプレイしてた「Curtis Mayfield / You're so Good to Me」のような隠れた名曲を小粋にプレイしてて・・・大変良いです!

 ネタ系のミックスというと、MUROさんのKing of Diggin'のように、ネタ部分をクイックで繋いでいく方法論がありますが、この作品では、あくまでもネタ系の曲を「曲として純粋にプレイ」してて・・・これがメチャクチャ良いですね!

 プレイの仕方自体も、ネタ部分を強調するようなプレイではなく、あくまでも「曲全体」をプレイするような感じで、全体的にメロウでグルービーにまとめてきてるのがイイですね・・・曲がイイからプレイしている感じで、この辺は大人の選曲ですね(^0^)
 それこそ、Hydraであれば、一番重要なイントロブレイクをから入りつつ、しっかりと曲にも入り、グルービーなプレイの仕方が光ってます・・・また、一部の曲ではネタ部分を2枚使いしてたりしますが、最低限の2枚使いをして、その曲のグルーブを伸ばすようなプレイをしてて渋いっすね!

 今回、個人的にも、この作品を聞いててヤラれたところがあります・・・それは「やっぱりLPも掘らないとな~」でした。

 ご存知かどうかは分かりませんが、私が一番好きなフォーマットは「12inch」で、理由としては音の良さだったり、長尺にエディットされてたり・・・その曲がLPと12inchであったら、迷わず12を選びます・・・

 ここで「7inch」に行かないのは別の話なので置いときますが、こういう趣向があると「LP」ってあんまり注視しなくって、LPにしか入ってない曲があれば買ってる程度で、凄い真剣に掘ってなかった部類なんですよ・・・
 今回、この作品でHydraとかPointer Sistersとかを聞いてグッときちゃったんですよね・・・この作品では、そういったフォーマットの嗜好でプレイは一切しておらず、とにかく「良い曲」をプレイしている点が美しく・・・影響されて、久しぶりにLPコーナーを掘り掘りしてました(^^;)
 特にJazz Funk系はあまり攻めていなかった部類で、私が持つDiscoの嗜好からも全然イケる(むしろLoftですね!)ので、暫くはこっち系も掘ろうと心に誓いました・・・


 話をこの作品に戻しましょう・・・

 この作品の良さを演出している点として「繋ぎ」が最高で、そのグルービーな感じを更に引っ張っています!

 全体的にHipHopライクでカットインで繋いでいくのですが、繋ぎのグルーブが全然ズレないんですよ・・・前後の曲のBPMや曲のグルーブやメロディーなどをしっかりと読みとって繋いでおり、これにはヤラれました! 
 なんでしょう、聞いてて曲が変わったのが分からない位の繋ぎになってて、普通に聞いたら気づかないですが・・・それが、曲の良さとグルーブを引っ張ってて、最高です!

 そして、全体的な曲の運び方や、その運び方で生まれる曲の光らせ方も上手いですね!

 明確なストーリーは無いのですが、平坦にならない程度の起伏のあるストーリーで大変心地よく、聞いてて飽きないです・・・聞けば聞くほどハマりやすいミックスで、個人的には大好きです!
 また、ある曲を光らせる為に、あえて落とした選曲からのプレイなんかもしてて上手いですね・・・Remind Meであれば、Keni Burkeからのプレイですが、ややクールめなラインからのカットインで、Remind Meの光り方が大変良かったです(^0^)



 そんな訳で、かなりベタ褒めしちゃいましたが、かなりの良作です!!

 今回の紹介において、一番分かりやすい表現は「diggin' Ice」的なミックスだと思います・・・選曲的も結構カブってるし、これが一番分かりやすいかな??
 ただ、Rさんの「繋ぎの上手さ」と「グルーブの良さ」はこの作品の要(かなめ)であり、Rさんの「作品」として成立しています・・・そして、大阪のレコード愛の深さを感じる一作だと思います!

 作品的には、メチャクチャ量がある部類のテープではないので、探すのは大変かもしれないですが、気になる方は探してみてね~



<Release Date>
Artists / Title : DJ "R" 「Temple of the Sample」
Genre : Soull、R&B、Funk、Jazz Funk、Rare Groove・・・
Release : 2000年代前半??
Lebel : Oossacker Entertaiment No Number





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<独り言>

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 もー、今週はコレしかないですね!

 MUROさんの代名詞「Diggin' Ice」が2015年版としてオフィシャル・リリースされました!

 それも、今回はタワーレコード限定で、ちゃんとレコード会社からリリースしているオフィシャル版でありつつ、なんとCDとテープが同時発売をするとあって・・・期待大な内容で、発売日を楽しみにしてましたよ(^0^)

 期せずして、今回の作品紹介でもDiggin' Iceに触れましたが、ほんと「素晴らしい作品」です!!

 私が影響を受けたテープの5本の指には確実に入り、過去の作品紹介でも熱く語っていますが・・・ホント、素敵な作品(シリーズ)ですね(^0^)

 知らない方もいると思うので、簡単に紹介をすると、いわゆる「チル系ミックス」で、SoulやR&B、FunkやJazz Funk、Rare Groove・・・など、過去の様々な曲をMUROさんのセンスでジャンルレスにミックスした作品で・・・それこそ、聞くと自然と心が和み、涼しくなるような作品です。
 そして、私に関しては、作品の良さもさることながら、そこから「レコードを掘ること」を教えてもらい・・・レコードでも何でもそうですが、壁を作らず、自分の感性に従って掘っていく・・・そんな精神論まで教わった作品になるかと思います。

 上の写真で「Mix Tapeの頂点(@Tower Records 新宿)」と謳われていますが・・・間違いなしの表現で、MUROさんにしか出せない作品だと思います!!

 
 んで、独り言です・・・いや~、テープが無事に買えてよかった!!

 実は、後で知ったことではあるのですが、テープのプレス数が結構少なく、軒並みソールドアウトで、今日の更新の時点で、これからテープ版を買うのは厳しいかもしれないです・・・

 個人的には、発売日に行けば普通に買えるかな~と安直に思ってて、発売日の水曜の会社帰りに某タワーに行ったら売り切れで・・・MUROさんのお店「Captain Vinyl(digotから改名されたようです?」に行けばあるかな~と思い、土曜に行ったら残り僅かで、ギリギリなタイミングで買えました・・・
 店員さん(ありがとうございます!)のお話だと、予想以上にテープが売れてて、ビックリしてるとのことで・・・着実にテープ人気が復活してきた証拠なんですかね??

 なお、MUROさんのTwitterでも紹介がありましたが、店内には今回のICEのジャケをモチーフにした調度品があり・・・これがカッコよすぎです!!
 

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 そして、肝心な内容ですね・・・もー、最高です!!

 Twitterでもつぶやきましたが、日曜の朝、このテープ版をBGMにして洗濯と掃除をしてたら、あまりの気持ち良さに聴きこみモードになり、次第と眠りに落ちる・・・というぐらい、気持ちイイ内容です(^0^)

 MUROさんにもRTして頂き、嬉しい限りです・・・ほんと、イイ作品ですね!!

 ちょっと解説を入れておくと、今回の作品、いわゆるメジャー作品なので、使用できる曲が限られている中で、往年のDiggin' Iceクラシックが満載で、グッときます!

 MUROさんに対しては意地悪な表現になるかも知れないですが、現行のミックス作品はMUROさんの「今の掘り」に合わせて作られているため、結構難解だったりするのですが・・・今回の作品はクラシック中心の選曲になっており、かなり聴きやすく、そして長く聴ける作品だと思いました。
 毎度のごとく、初めて聴くときは一切トラックリストを見ずに聞くのですが、DebargeメドレーからのMoonchildには思わず感涙・・・どころか、安心して(?)寝てしまうほど、素晴らしいミックスでしたよ(^0^)
 
 
 CD盤は普通にタワーで買えますので、気になった方は是非聴いてみてね・・・個人的には今年の「MTT大賞」候補になっております!!

 なお、テープ版はCDよりも長くミックスされ、お尻の部分の収録曲が若干多いです・・・CDの人には聞けないですが、Mary Jane繋ぎからのTa Maraには感涙で、個人的にはテープ版の方に軍配が上がるかな??








DJ Hasebe feat MC Dabo 「Bounce Recording Mix Tape Vol.1」
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 いやいや、先週は予告通り(?)で仕事が忙しく、ブログが更新できませんでした・・・すみません(^^;)

 仕事については、半年ぐらい仕込んだ出張仕事をしてたのですが、課題を少し残しながらも無事に終わってくれてよかったです・・・ただ、帰ってきてからも代休は結局取れず、今週は本当に疲れちゃいました(^^;)
 そんな訳で、週末はストレス発散のレコ買い行脚(ユニオンの10%オフは熱かった!)で散々し、定番の風呂屋からの飲み歩きでは、自分の為に飲むのが久しぶりだったので気づいたら潰れるぐらい飲んで・・・結果的に今週末がちゃんと疲れを取るための休日になっていたかは微妙でした(^^;)

 そんな訳で、今週の紹介です!


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 今回は、ミックステープを掘ってる方なら上記のジャケでピンとくる、Hasebeさんの「Bounce Recording」を紹介します。

 Hasebeさんと言えば、割と早い時期からミックステープを出していたDJの一人で、Ciscoの協力を得て作った「DJ Hasebeシリーズ」が有名で、ミックステープを広めたDJの一人になります。

 時期的には96年~97年ぐらいの話ですが、この頃は手刷りに近いミックステープや海外製のミックステープなどがあったぐらいで、ちゃんと「商品」としてリリースした作品は少なかった中で・・・Hasebeさんのミックスは、アンダーグラウンドではありましたが、買いやすい状況でリリースしたという意味で「商品」としてリリースし、結果として色々な人に聞かれ、そのテープを聞いて影響を受けた方は多かった点は大変重要だと思います。
 同時期にはMUROさんなどが先駆的にミックステープをリリースしていましたが、割とコンセプトを重要視した作品が故に「固い」印象があった中で、Hasebeさんのミックスは新譜中心でありつつ、自身のニューリリースの曲を入れてきたりして、変な表現ですが「普通なミックステープ(=柔らかい)」だった点は評価でき、ミックステープのすそ野を広げた一人と思います。

 その中で、この「Bounce Recording」も同時期ぐらいに出たテープで、結構売れたテープなので聞いてた方は多いかと思います。

 まず、この「Bounce Recording」は、記憶が曖昧なのでもしかしたら違うかもしれないですが、池袋にあったレコード店(レーベル?プロダクション?)で、そこからリリースされたテープだったと思います。

 かなりマイナーなレコ屋ですが、池袋のサンシャイン通りを一本入った所の2Fにあり、かなりボロい建物だったと思います・・・私も1度だけ行ったような気がしますが、HipHopを中心とした新譜系レコ屋で、池袋自体が学生が集まりやすい街なので、通ってた方もいるでしょうか?
 池袋は山手線で渋谷と新宿にスグ行けちゃうので、凄いレコ屋が多かった地区ではないですが、この位の時期だと、池袋のWAVEなんかでレコを買ってた方も多いかと思います・・・今は一番身近な駅なので、池袋はフル活用していますが、当時は全然接点がなく、記憶も情報も無いです・・・すみません(^^;)

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 そんな、今回のテープですが、まず白眉な点を紹介しておくと、若かりし頃の「Dabo」さんがサイドMCをしていることですね!

 写真は、Hasebeさんのブログで、このテープの紹介をした記事で披露(?)された95年ごろの西麻布Chaosでの一枚で、両者ともまだまだ売り出し中な頃ですね・・・

 この写真の当時、どのくらいの頻度でダボさんがサイドMCをしていたかは分かりませんが、後で紹介するミックスの内容からして「現場重視」な内容なので、現場感を出す意味でダボさんがサイド役に選ばれたと思います・・・

 Daboさんに関しては、昔のインタビューで、当時からチャンスを掴むべく現場を渡り歩いてたような話をしてて、積極的にサイドMCをしてたそうで、先輩のDJやMCやクラブ関係者に可愛がられながら育っていった経緯があり・・・Hasebeさんの現場にも顔をよく出していたんでしょうね?
 個人的には、サイドMCが上手いMCはラップも上手いと思っており、それはラップのスキルに加えて、お客さんをコントロールする術や、DJがプレイする曲を理解していることがポイントで・・・ダボさんもこの時期からその上手さがあったな~と思いました!

 なお、話はずれますが、Hasebeさん秘蔵写真だと「この写真」もイイですね・・・やはり「元祖エロDJ」です(^0^) 
 あと、引用したHasebeさんのブログでは、期せずしてこのテープの音源をアップしてたようですが、期間限定のため、もう聞けないみたいです・・・


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 そんなわけで、作品の紹介をしましょう!

 この作品では、前途したDaboさんがサイドMCをしつつ、もろパーティークラシックなHipHopとR&Bを熱くプレイしてて、もの凄く「アガル」内容になっております(^0^)

 それこそ90年代前半の曲が多く、クラシックな「Naughty By Nature / O.P.P.」「Monie Love / Work It Out」のようなダンサー受けをしそうな曲が多く、グッときます!
 また、ちょっと渋い曲だと「H.E.A.L / Heal Yourself」でカッコよく2枚使いを決めたり、B面では「Jane Child / Don't Wanna Fall In Love」のような跳ねた歌モノをプレイしたり・・・選曲の広さもポイントで、結構渋い曲が多いのにもグッときました!

 Hasebeさんというと、R&Bが得意だったり、Breakbeatsっぽい曲が得意だったり・・・時期によって聞く側がもつHasebeさんのイメージが異なるかと思いますが、活動初期はダンサー周りのイベントでDJをしてて、こういった「ダンサー受け」する曲をプレイするのは得意中の得意な分野で、その良さが光った選曲とミックスになっています!

 選曲面を端的に表現するとBPMが早い曲が中心になるのですが、選曲した曲を通して生まれる「独特の跳ねたグルーブ」が素晴らしく・・・なんでしょう、つい「ランニングマン」を踊ってしまいそうな選曲とミックスになっています!
 特に上手いな~と思うのが、プレイする曲と曲を繋げることで生まれる「グルーブ」が途切れないようにミックスしてるのがイイですね・・・クラブで踊ってて、曲のグルーブが切れちゃうと、そこで踊りが止まりますからね・・・現場を熟知した技も光っていると思います。

 そして、DaboさんのサイドMC・・・これも良い「スパイス」になっています!

 凄い目立つサイドではないですが、要所要所でマイクを入れてきて、まるでクラブの現場でお客さんを煽っているような感じでイイですね・・・
 時期的には、Daboさんのスキルが発展途上な感じもありますが、後に繋がる「Dabo節」も多く、やっぱり上手いですね・・・日本語ラップファンだと、この時期からあのラインをしゃべってたんだ!と思う部分もありますよ!



 そんな訳で、あまり詳しく紹介は出来ませんでしたが、とにかくノリノリな一本で、Hasebeさんの手腕が光った一作になっています。
 割と中古市場では買いやすいテープなので、気になる方は探してみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Hasebe feat MC Dabo 「Bounce Recording Mix Tape Vol.1」
Genre : HipHop、R&B・・・
Release : 1997年
Lebel : Bounce Recording No Number


Notic : 別作品について

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 色違いの同ジャケで、この作品の第2段も出てて、第2段では元オジロザウルスの「DJ Tomo」さんが担当しています。
 ちょうど、オジロの最初のEPが出た年で、Hasebeさんの初期作を出してたFlava Recordsからオジロもリリースしたので、その辺の繋がりで、このテープの話があったのかな?? どうなんでしょう??




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(溜まりに溜まってた)独り言

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 え~、2週間も更新がないと、独り言は溜まりますね(^^;)

 そんな訳で恒例の独り言です~

 まず、先週ですが、最初にも書いた出張が週末にあり、仕事に忙殺されていました・・・名古屋方面に行ってたのですが、帰りに同僚から逃げることが出来ず、名古屋のレコ屋には一切行けず、完全に「仕事」でした(^^;)

 ただ、割と東京には早く帰れたので、ここは「魂の浄化」をしないといけないと思い、足は自然とレコ屋に向くのですが・・・向いた先が「北浦和のユニオン」でした!

 ちょうど帰宅日に突発的にテープのセールを行うことが出張中に判明し、これは行かないといけない!と思ってたので、早く東京に戻れたのはちょっとラッキーでした。
 4時に東京駅につき、その足で北浦和に移動しましたが、スーツで大荷物のオッサンが必死な顔で日曜の夕方の北浦和駅前を歩いている姿はイルだったと思います・・・それ以前に、名古屋→東京駅→北浦和という移動がイルですね(^^;) 
 
 そんな訳で、5時チョイに北浦和につき、祈る思いでテープがある売り場へ・・・やった、まだ沢山残ってる!!

 最近、テープは狙ってる方が増えてきてるので、開店時に買わないと取られるケースが多く、目玉品だったKenseiさんのテープ等は無くなっていましたが、私が欲しい「中途半端にマイナーなテープ」はごっそりと残ってて、目を血走りながら回収し・・・結果的に写真のように30本オーバーの大収穫でした(^0^)
 なんか、こういうことがあるたびに「仕事を頑張ったご褒美」と思うようにしていますが、今回は正にそうかな・・・北浦和という場所もありましたが、欲しかったのがガッツリと残っててくれて、この日ばかりは「レコ神さま、ありがとうございました!」と素直に思いました(^0^)

 んで、収穫物の話も入れておくと、今回のの放出ではレゲエのテープが多く、大半が300円の特価品という嬉しい誤算もあり、欲しかったテープが結構買えました・・・Red Spiderや、Burn Down、湘南乃風、渋いところではFujiyamaなど、なかなか揃えられなかったテープが安く回収出来たのは嬉しいです!
 また、かなり探してたテープが特価で入手でき、それは以後の更新で紹介ですね・・・北浦和店さん、ありがとうございます!!


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 そんでもって、もう一つ独り言を・・・これは腰を抜かす話かも??

 実は、縁があって、実質的にあの「所ジョージ」さんの雑誌である「Daytona(デイトナ)」さんから打診があり、テープレコーダーとミックステープに関する取材を受け、この度、雑誌が無事に発売されました!!


 Daytona(デイトナ)のホームページ


 前回の記事で書いた「ボム仕事」はコレで、フイナムさんに続き、今年2回目の雑誌対応です・・・いや~、私自身もビックリしました!!

 だって、所さんの雑誌ですよ・・・子供の頃からコンビニとかで立ち読みしてた雑誌で、その「コレクター魂」や「趣味人」としての素晴らしさをカッコよく表現してる雑誌な訳で・・・恐縮もしましたが、所さんへのリスペクトも込めて二つ返事で対応させて頂きました!

 申し訳ないですが、かなり久しぶりにデイトナを開かさせて頂きましたが・・・ページをめくるとベンツを豪快に改造したりする訳ですよ・・・金銭的な部分は抜きますが、改造をすることで「こうしたらカッコ良くなる」を追求する姿勢(遊び心)は、私たちのレコード文化と大いに重なり、刺激を受けます・・・
 興味をもったモノは豊かな遊び心とともに徹底的に遊び倒す・・・そんな姿勢はコレクターや趣味人としての目標にすべき指針であり・・・今回のお話を頂き、改めて痛感しました!!

 んで、私が取材を受けた内容は「90年代がカッコイイ!!」という特集で、90年代に流行った車やスニーカー、ゲームや音楽(Big up ユニオン渋谷!)などを紹介する中で、テープレコーダーを紹介する部分で、私の持っているショックウェーブなどを紹介させて頂きました。
 見開き2ページでしたが、なかなか面白い内容になっているかと思います・・・私の姿も大きめで、ちょっと恥ずかしいですが、これでテープに興味を持ってくれる人がいればいいですね(^0^)

 なお、昨日、酔った勢いで寄った近所のTsutayaにもしっかりと鎮座してました・・・前回のフイナムさん以上に流通量が多い雑誌なので、お時間があったら読んでみてくださいね!!
 

 
 自分では、そんなに努力をしているつもりではないですが、私のブログでの活動が評価されて、今回の雑誌取材に繋がるのは凄く嬉しい半面、ある種の緊張も伴います・・・

 それは、読んで頂いている皆さんや取材をしてくださる方々からの期待に対して「どう応えるか」ということがあるからです・・・

 ただ、私としては、私が楽しむことを第一前提にしており・・・それは「私が楽しくなかったら面白い訳がない!」という考えの元、緊張をも楽しみにして、これからも前に前に進んでいきたいと思います・・・


 暫くは、大物なネタは無いと思いますが(予定は未定です??)、引き続きのご愛顧を宜しくお願いいたします!!

 では、今週も頑張りましょう!!