HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Hasebe 「adore - the only one for me」
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 え~、前回の更新は、連休があったのでちょっと遅れて(サボって?)更新をしましたので、今週は真面目に更新・・・
 ただ、連休は連休で色々あり、おかげさまで腰を更に悪化し、今週は辛かった・・・パートのおばちゃんに「男は腰が丈夫じゃないと、ダメじゃない?」とマツコ的な有難いご指摘が心に響きました(^^;)

 そんな訳で、サックリと更新できそうなテープを選びましたが、気づいたら長文な紹介です・・・でも、これはこれでボムですね!!


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 テープ写真を見ただけでは分かりづらく、このレコ写を見たら「おおっ!」と思うでしょうか・・・あのDJ Hasebeさんによる大名作「adore」のアドバンステープの紹介です!!

 まず、アドバンステープについてちょっと指摘をしておきましょう・・・

 アドバンステープとは、CDやレコードでリリースの予定がある曲について、レコード店や関係者に対して資料やプロモーションのような形で渡されるテープで、一般販売は全くないものになります。

 基本的に、そのリリースされる作品の音源が入っていて、レコード店であれば、その音源を聞いて発注数を考えたりする為に存在するものなので、CDなどで聴く内容とほぼ同一なのですが、個人的には「あえてテープで聴く」ことで、作品をしっかりと聴け、かつ内容が良い作品はミックステープ的にも聴けるので、数年前から色々と掘り始めているジャンルになります・・・
 まあ、一般的には「なぜそれを?」と思うかもしれませんが、これはこれで、掘れば掘るほど面白いテープが発掘され、私の「掘り魂」を刺激してくれることに加え、時代が一回りしてイーブンな状態で聴いてみると、その曲の良さや、当時は気づかなかった良さが分かったりするので・・・全然ミックステープではないのですが、ミックステープと同じ「音楽を楽しませてくれる」存在として掘っております!

 そんな中で、今回紹介するのは「日本語R&B」のアドバンスになり、私として外せなかったHasebeさんの作品を紹介したいと思います!!

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 まず、日本語R&Bと漠然と書いてしまいましたが、この点から説明したいと思います。

 今となっては、もう馴染んでしまった言葉でもあるし、何よりも日本の音楽に馴染んでしまい、作る側も、聴く側も意識をすることなく聴ける音楽になったと思います・・・
 ただ、この音楽については、歴史的な流れも実はあるので、その点をフォローしておきたいと思います。

 まず、言葉の解釈としては、いわゆるブラックミュージックにおける90年代以降の「R&B」を、日本人の歌手なりクリエイターが、日本語で歌った/作った曲「日本語R&B(Japanese R&B)」になるかと思います。
 イメージとして、HipHopを通過したブラックミュージックの歌モノで、雑な表現ですが、New Jack SwingやMary J Bridgeを通過した歌モノのように、トラックがHipHop的なR&Bであり、そのフィーリングに即した曲を日本語で作ったのがコレになるかと思います。

 当然、音楽なので、過去からその音楽を模倣することはあった訳で、それこそ80年代から久保田利伸さんやドリカムなんかは影響を受け、そのフィーリングを歌や曲に活用していたかと思いますが、ここでいう「日本語R&B」は、あくまでも本場であるアメリカで作られている歌や曲の意思や背景を理解し、現地で作られる歌や曲と遜色がない内容を目指した点が重要なポイントになります。
 これは、日本語ラップが正にそうで、90年代中頃に勃発した「さんぴん」前後の動きと同じで、本場に負けない位の歌や曲を作ろう・・・いや、本場の「スピリット」を体現しつつ、日本でしか作れない歌や曲を作ろう・・・そんな意図が少なからずあったかと思います。

 そして、この日本語R&Bについては、日本語ラップ同様にブームがあり、それまでアンダーグラウンドで活動してた人が一挙にオーバーグラウンドに登場したり、市場でも人気が出たりするなど、90年代末~00年代初期においてはかなり熱かったジャンルかと思います。

 このブームについては、スタートの時点で宇多田ヒカルやMisiaのようなR&Bフィーリングを上手く活用したアーティストがメジャーシーンに彗星のごとく現れ、日本の一般市場を牽引してた反面、ストリートレベルをしっかりと押さえたアーティストも多くいたことから、本物志向のアーティストがしっかりとメジャー/インディーを問わずに活躍していた印象があり、健全なブームだったな~と思います。
 まあ、どうしても「歌」になるので、一般的なポップス市場ともリンクして、一般的な歌と日本語R&Bの境界線が見えづらい部分もあり、私の手持ちレコ写のUAとかACOなんかはラインとしては難しいですが・・・才能のある多くの女性歌手の登場を手助けしたジャンルであることは間違えなく、日本の音楽史においては結構重要な動きだったと思います。


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 そして、やっと、今回の紹介作品に繋がっていきますね・・・そう、この「日本語R&B」の狼煙を上げた重要人物の一人が・・・DJ Hasebeさんなんですね!

 Hasebeさん自体、日本語ラップの動きもフォローをしてた方であり、95年~96年ごろ、アメリカ本土に引けを取らないオリジナルの日本語ラップが生まれる中で、Hasebeさんも日本語ラップのクラシックを多数制作(末期症状!)していました。
 ただ、DJとしては活動初期よりR&Bも多くプレイしていたこともあり、そういったR&Bに明るかった部分からか、歴史的なユニットにHasebeさんが参加をすることになります・・・そう「Sugar Soul」ですね!

 今となってはボーカルを務めるアイコさんの個人ユニットのようなイメージがありますが、スタートは、96年~97年にコンポーザーの河辺健宏さんが中心にHasebeさんとアイコさんが加わったユニットで、アナログでリリースされたデビュー曲「今すぐ欲しい」に皆がド肝を抜かれました!!
 Hasebeさん作のMinnie Riperton使いのスムースなトラックの上に、女性視点でSEXを求めるストレートな歌詞、そして、その歌詞を受けて粋に彩る客演参加のZeebraさんのラップなど・・・当時、DJシーンで「日本語でR&Bを成立させた」点が高く評価され、その後の「日本語でR&Bを歌うこと」のきっかけを作った作品だと思います。

 私自身も、当時は高校生で、純粋な日本語ラップヘッズだったので、日本語ラップを追いかける過程でコノ曲を知り、歌モノの良さも痛感し、しばらくは日本語R&Bも追いかけていました・・・

 ホント、Sugar Soul以降、様々なアーティストが登場し、宇多田ヒカルやMisiaなどメジャーシーンを取り込むレベルで、R&Bをベースに日本語で歌うことが広まり、私自身も可能な限り追いかけていました・・・
 面白い事に、この動きはアナログシーンとも連呼してて、どのアーティストもアナログを作り、人気曲は即日ソールドアウト→高額盤になるみたいな流れもありました・・・それこそMisiaの12inchが象徴的ではありますが、結果的に曲がイイから評価されていた部分もあり、私も気にいった曲はレコを買って楽しんでいました・・・

 つまるところ、HipHopスタイルでHasebeさんが作ったトラックがきっかけで、この日本語R&Bシーンが形成されたと言っても過言ではなく、Hasebeさんの功績はホント大きいと思います!!

 そして、その後押しを更にしたのが、今回紹介する「adore」でないかと思います!


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 では、やっと作品の紹介です!!

 この作品は、Sugar Soulでのリリースを経て、Hasebeさん名義で作られたミニアルバムで、Sugar Soulの「今すぐ欲しい」で作り上げた日本語R&Bを更に推し進めた作品になっております。

 トラックはHasebeさんが製作し、それにゲストボーカリストが参加する内容になり、この時は自身のアーティスト名として「Sugar Soul」と名乗り始めたアイコさんや、結果的にデビューは出来なかったけどチャーミングな歌声が印象的だったEMIKOさん、そして海外からはなんとAdriana Evans(!)が参加、またバックボーカルにはTinaさんなどが参加をしています。

 タイトルの「adore」は、NYのスラングでは「熱愛」を意味することが多く、作品においては女性視点の「熱い愛」を題材にした曲を、HasebeさんらしいスムースなHipHopトラックがマッチし、今でも大好きな作品です!!
 タイトルに関しては、確か、今回の作品でも海外コーディネートで一役をかった故DJ Hiro NYCさんから教えてもらった単語から名付けたそうです・・・個人的には、その背景と言葉の意味を知っていたので、このアドバンスが買えた時(Cさん、ありがとうございました!)に、この真っ赤なジャケットにかなりヤラれました!!

 そして、内容ですが・・・やっぱりテープで聴くとイイですね!!

 当時、かなり聴いた作品だったので、懐かしさを抱きながらの聴きこみでしたが、やっぱり「アイコ姉さん」の存在感といったら・・・最高ですね!!
 
 このミニアルバムのリード曲とも言える「いとしさの中で」では、Hasebeさんによる「Anita Baker / Mystery」使いのスムースなトラックの上で、静と動を上手く使い分けたパワフルなボーカルは聴きどころだし、「Orange」ではモロなSEXソングではありますが、グイグイと引っ張るボーカルはまるで演歌の節回しのようで、素敵ですね・・・

 また、今回、改めて聴いてみると、アイコさんの素晴らしい歌声もさることながら、やっぱりHasebeさんの「音の作り方/まとめ方」が秀逸だな~と思いました。

 基本的にはネタ使いの曲にはなりますが、しっかりと引っ張るドラム、そして心を揺らせるネタ使いが光った曲が多く・・・更に、ミニアルバムであるが故に少ない曲数であったことが良かったのか、全体の統一感が素敵なんですよ・・・
 私としては、今回は懐古的な聴き方だったことも含め、テープでユックリと聴いたことで、独特な暖かさのような質感が心に染みました・・・どうも、テープという媒体は、私の中の懐古的な部分を優しく温めてくれるようで、この作品もアナログよりもテープの方が良く聞こえてしまいました!!

 

 ちょっと論旨を上手くまとめられなかったのですが、日本語R&Bの流れにおいて、DJ Hasebeさんの活躍が大きかったこと、そして、その活躍によって生まれた曲達が素晴らしかったこと・・・また、時代が一周して、改めて聴き直すと素晴らしい曲が多く、テープで聴くと格別なこと・・・そんな点が伝わればよいかな~と思います。

 はっきり言って、無理してアドバンステープを探す必要はない(というか、普通は買えないw)かと思いますが、先週のHazimeさんのテープ同様、90年代末~00年代初期の音楽って、やっぱり素晴らしかったと思いますので、興味がある方は、この辺も掘ってみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Hasebe 「adore - the only one for me」
Genre : R&B(日本語R&B)、アドバンステープ・・・
Release : 1998年3月
Lebel : Flava Records / Wea Japan WPC6-8410(CDの型番)




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ミニ企画
素晴らしき「日本語R&Bアドバンステープ」の世界

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 え~、アドバンスに関しては、凄い出るモノではないので、あった時にチョコチョコ買う感じで・・・気づいたら結構溜まっていました(^^;)

 個人的には、日本語R&Bのアドバンスは、日本語ラップよりも出物が少ないイメージで、欲しいけど中々巡り合えない感じなんですが、夏前に代々木のココナッツさんでコレ系が大量放出され、ガッツリと買わせて頂いたのがかなり大きく、今年の夏は、裏でコレ系を聞きこんでいました~
 特に、ミックステープ的に聞くとなると、おのずと「アルバム」のアドバンスが欲しいところで、アルバムであれば何でも無作為に買っているところです・・・まだ、欲しいのに発見できないテープが多く、今後はそれらを探す感じですかね~

 そんな訳で、今回のタイミングを逃すと、いつ紹介出来るかは分からないので、ここでまとめて紹介です!!
 書いてみたら「それは日本語R&Bじゃない!」と突っ込まれるのも入っていることに気づきましたが、それはそれで多めに見て頂ければ幸いです・・・(^^;)

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Double 「Crystal」(左) 「double (ENG ver.)」(右)

 まずは、Sugar Soulと並び、このシーンを牽引し続けた「Double」のアドバンスからです!

 Doubleとは、女性歌手Takakoさんのアーティストネームで、現在もバリバリ活躍中のお方で、他のアーティストが方向転換や活動を縮小していった中で、一貫して「R&B」という存在を大事にしている姿には頭が上がりません。

 元々は、Doubleとあって、お姉さんであるSachikoさんと地道な活動をしていた中、今でも大名曲なシングルヒット「Bed」を受けてリリースされた(実質的にはファーストだが)プロローグアルバム「Crystal」の発売直前にSachikoさんが突然の死去があり・・・今でもお姉さんの意思を継いでDoubleの名前を使っている所にもグッときます・・・
 当時、この悲報は誰しもが予期しなかったことで、Bedで聴けた美しいハーモニーが聴けないことに涙をした方が多いかと思います・・・私もそうだったし、何よりもTakakoさんがそうだったと思います・・・ただ、そのことを乗り越え、活動を続ける姿にはホント頭が上がりません!!

 紹介するテープは、Sachikoさんとのハーモニーが聴ける唯一のアルバム「Crystal」と、その後、Takakoさんがソロとしてリリースしたファーストアルバムの英語リミックス版「double (ENG ver.)」です。

 もー、Crystalは、こういった点を思い出して聴いたので、涙なくては聴けなかった・・・Bedのヤバさといったら・・・思わず涙がでてしまいました・・・
 また、英語の方も良くって、元々英語で歌ってたりもしたので、そのレベルの高さがヤバく、かなり聴ける内容でした!!


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Bird 「Bird」

 HasebeさんやDoubleとかと比べると、ストレートなR&Bからちょっとズレるかもしれないですが、このBirdさんも当時はヒットしましたね!!

 紹介するテープは、彼女のファーストアルバムのアドバンスで、あの大沢伸一さんが全面プロデュースしたことで有名で、JazzFunk~RareGroove的な視点からのR&Bになっており、かなり人気がありました!
 大沢さんらしく、クラブを念頭においたプロモーション展開も外しが無く、Dev LargeやSuikenを巻き込む等、HipHop勢とのリンクも図り、上手くバランスを保ちながら、Birdの音楽を見せていたな~と思います。

 私自身は、当時はそんなにはピンとこなかったですが、ヒットしてただけあって耳には届きますよね・・・なので、曲はしっかりと覚えてて、今聴き直すと、大沢さんらしいストリングスの使い方が上手いな~と思います。

 なお、凄い蛇足ですが、当時、私は大学生でしたが、Birdさんのように、凄い小柄な女の子が、Birdさん的なパーマ(アフロ?)をかけてたのが流行ってたような気がします・・・
 Erykah Baduが流行った時に「エリカ巻き」が流行ったように、R&Bにおいては、女性の興味を引く為のファッションが重要なんですよね・・・その点、先ほどのDoubleのTakakoさんもそうですが、男の気を引くのではなく、同姓を引き付ける為のファッションが重要だったんだよな~と思いました。


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UA 「雲がちぎれる時」(左) 「情熱」(右)

 この方も、ストレートなR&Bとは言い難いですが、クラブシーンが生んだ歌姫ですね!!

 現在は音楽活動と共に原発反対活動等を行っているUA(うーあ)さんですが、この方は日本語R&Bの土台を作った方かもしれないです・・・1995年にデビューで、活動初期は大沢伸一さん、藤原ヒロシさん、朝本浩文さんなどのバックアップを経てヒットしたお方になります。
 結果的に、他のR&B系の方よりは活動が早かったので、ちょっと日本語R&Bからは外れてしまうかもしれないですが、クラブ的な音楽感を元にした点は、その後の日本語R&Bの土台を作ったと言っても過言ではないと思います。
 
 個人的には、写真右の「情熱」ですよ・・・これは当時から好きでした!!

 基本的にはJazzラインの歌い方になるかもしれないですが、独特の歌い回し方が素敵ですよね・・・当時、UAのレコードはホント高額で、この「情熱」と「リズム」の12inchは手が出なかったですね~
 そのレコは、今はだいぶ安くなり、リベンジ買いをしましたが、当時、こういう日本語の曲をサラッとDJミックスに入れてくる人はカッコ良かったですよね・・・


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Monday満ちる 「4 Seasons」(左) 「Recollections」(右)

 次は、やはりClub Jazzラインのお方ですが、クラブ系女性ボーカリストとして大好きなMondayさんのアドバンスです!

 今は割とJazzラインの活動をしているMondayさんですが、90年代はモロにクラブシーンにおられたお方で、活動の初期にはKrush Posseとの共演や、今回の紹介においては多く名前の出る大沢伸一さん(日本語R&Bの影の活躍者ですね!)なんかと活動をし、日本語R&Bのラインでも評価をされていたと思います。
 当時としても、どちらかというとClub Jazz的なラインではありましたが、当時のヒット曲「You Make Me」は、よくピッチを+8にして、Houseとしてプレーしてた記憶があります(^0^)

 そんなMondayさん、紹介するテープは、ちょっと馴染みのない作品ではありますが、聴いてたらやっぱりイイですね!!

 特に右側のは、過去の作品や未発表作品の中から、あのUFOの松浦さんが選曲した「もろClub Jazz」的なアルバムで、これはミックステープ的に聞きやすく、かなり聴いてしまいました!
 やっぱり、両親(お母さんが秋吉敏子さん、お父さんがチャーリー・マリアーノさん)から引き継いだ血が「Jazz」なんでしょうね・・・当時はスルーしてた作品の中にも、イイのがイッパイありますね~


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Calyn 「Calyn」

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MIHO 「Drop by Drop」

 書いてて、意外と直球の「日本語R&B」のテープが無かったのか・・・と軽く後悔をしましたが、この辺の方になると「おおっ、いたいた!」と思う方もいるかな??

 日本語R&Bというと、ホント色々なスタイルがあり、ストリート上がりな方もいれば、メジャーの中からデビューした人もおり、ブームだったことから色々な方が活動されていました。

 その中で、メジャーデビュー系の方は、アナログ業界にいるとそんなには耳に入ってこなかったのですが、一般市場では結構売れてて、人気も大変あったかと思います。
 写真のCalynさんは、元々Misia関連のお方のようで、メジャーのポリドールからデビュー、下のMIHOさんはDragon Ashのサポートでデビューした方で、それぞれシングルヒットもあったと思います。

 当時、どうしてもアナログ業界にいると、メジャーで出てる曲は「カッコ悪い」と一方的に思ってて、アナログをリリースしてない人はスルーだった傾向にあり、この辺のアーティストはスルーしていましたが・・・いざ、聴いてみると悪くはないですね!
 両者とも2000年のデビューとあって、日本語R&B的には円熟期に入った頃なので、周りには沢山のアーティストがいて、それに埋もれてしまった感もありますが、深く掘ればその良さも分かります・・・時代が一回りした今だからこそ、イーブンな耳で聴くと、結構新鮮でした!


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Kiss Destination 「Gravity」

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小柳ゆき 「Koyanagi the Covers」

 そして、こういった日本語R&Bが流行ると、2匹目のドジョウ(?)を狙う人達もいる訳で、メジャーなレコード会社先導の場合はよくありますよね・・・ご本人達には不本意かもしれないですが、そんなアドバンスです(^^;)

 上は、あの小室哲也さんがR&Bに手を出したユニットで、前妻の吉田麻美さんをボーカルにし、当時、ソニーが結構押していたグループでした。
 正直、R&B的な部分とはズレてて、ヒット曲もないままフェードアウトしてしまった感はありますが、当時のプロモーションは凄いお金がかかってたような気がします・・・プロモーションの一環で豪華なフリーペーパーなんかを作っていましたが、クラブ系からはスルーされてましたね(^^;)

 そして、下の小柳ゆきさんは、日本語R&Bの流れにも乗った方ですが、どちらかというとメジャーシーンのお方ですよね・・・大ヒット曲「あなたのキスを数えましょう」で見せたソウルフルな歌唱は最高ですが、クラブと言うよりもカラオケで支持された感じですかね??
 ただ、ほんと歌唱力はあるので、当時の女性ボーカリストという流れでは日本語R&Bの系譜に入ってもおかしくはなく、このカバー集で見せるレベルの高さにはヤラれてしまいました・・・オリコンの1位にもなったアルバムで、割とロック系のカバーが多いのがアレですが、やっぱり上手いですね!


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V.A. 「Tiny Voice Production Works (Mixed by 今井了介)」

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J-Soul Brothers 「Be With You / Follow Me」 

 最後は毎度の変化球で・・・これは自宅掘りで発掘です(^^;)

 上は、当時の日本語R&Bシーンの代表的なプロデューサーであった「今井了介」さん関連のアドバンスで、どうやら、自分の活動を紹介するために作成されたテープになるようです。
 そのため、今回の紹介の中で、これだけはアドバンスではないのですが、それまでに自分が作成した曲(Double、Cheyenne、Co-Keyなど)をセルフDJミックスし、いわゆる「デモテープ」のような形で配布をされたテープのようです。

 これは、今回の掘りで改めて考えてみると、凄い面白いテープだな~と思いました・・・

 というのは、この日本語R&Bの流れって、実は戦場は「メジャーシーン」であり、歌い手も製作者もどれだけメジャーにアピールできるか?という命題があるんですよね・・・つまり、それは、メジャーに属する一般のリスナーに対してのアピールでもあり、また、そこで仕事を取っていくための音楽会社向けのアピールもある訳です・・・
 このテープは、明らかに後者の為のテープで、こういう涙ぐましい努力、うん、分かりやすい言葉だと「営業努力」があって、音楽活動が成り立っている姿にグッときました!!

 そして、下のは、今や日本を代表する男性ボーカルグループ「Exile」の母体とも言えるグループ「J Soul Brothers」としてのデビューごろのアドバンスになります!!

 記憶だと、J Soul Brothersも、当時は日本語R&Bの流れから出てきたグループで、当時は明らかにクラブ向けなプロモーションをしていたと思います。
 このアドバンスも、アナログが切られていたと思いますし、何よりもリミックスでHasebeさんとTonkさんがカラんでいる時点で、そうですよね・・・

 今回の更新では、なかなか男性R&Bのことが取り上げられなかったですが、男性R&Bも実はありました・・・それこそ、直球のラインであれば、Fake Jam、Full Of Harmonyなどが活動をしていましたが、日本語R&B=女性となってしまい、あまり活動が盛んではなかったですね。
 J Soul Brothersで書くのもアレですが、当時は「男はラップ、女は歌」みたいな図式は少しだけあり、アーティスト側も、リスナー側もそれに準じた動きがあったかもしれないですね・・・


 そんな訳で、ザックリとですが、紹介しましたが・・・やっぱり、並べるとマダマダですね(^^;)
 とりあえず、Misiaの1stが欲しい所ですが、Tina、Cheyenne、Masayo Queen、嶋野百恵、Tylerなど、アナログシーンで賑わいを見せた方々のアドバンスが欲しい所ですね・・・以後、精進をします(^^;)



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(まだまだ書くのかよ・・・な)独り言

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 大変、唐突の無い写真ですが・・・ちょっと嬉しい報告です(^0^)

 先週はシルバーウィークとあって、私もまとまった休みが取れたこともある、実は一念発起して、あることにチャレンジしてみました・・・

 それは、ショックウェーブを始めとする「テープレコーダーの修理」になります!!

 これまで、あまりタイミングが無く、明確には書かなかったのですが、こういったブログをやってる位なので、テープレコーダーの消耗は激しく、気づいたら壊れてしまい、使えなくなってしまったテレコが多数ありました・・・
 それらは、清掃とかの簡単なレベルであれば、中を少しだけ開けて直してたりしたのですが、私の素人レベルでは無理な場合は諦めて、使える機種を使い始める・・・そんな感じでした。

 ただ、この夏は故障の当たり年(?)で、ショックウェーブが連続して壊れたりし、完動品が少なくなり、コレではヤバいな~と思い、何とかしないといけない痛感していました・・・

 そんな訳で、修理をお願い出来るところもないので、自分でやるしかなく、色々と作業を行った結果、上記のテレコ達が無事に復活してくれました!!

 具体的に何をしたかと言うと「ゴムベルトの交換」ですね・・・

 実は、テープレコーダーが動かない原因の1位はゴムベルトの不良を原因とする故障で、モーターからの動力を各パーツへ伝えるゴムベルトが伸びて動力が伝えられなかったり、完全に切れてたり、ヒドイと伸びが原因で溶けてしまい、モーター辺りに絡まって動きを止めちゃったり・・・結果的にゴムベルトが原因で故障することが多いと思います。

 これは、テレコ系の修理をDIYしている大先輩たちのサイトを見ててもそうだし、実際に私も調子の悪い機種の中を開けて分解してみると、ベルトが切れてたり、伸びていたりしてたので・・・このベルトが交換できれば復活させることができる・・・と思っていました。
 ショックウェーブを例にとると、正直、このレベルまで作業をすると相当分解をしないといけないので、私もビビって今までやらなかったのですが、もう、今後の人生がかかっている(?)レベルだったので、今回は本体を更に解剖をし、上手く交換する方法を考えることが出来たので、実行してみた次第です・・・

 ただ、交換と簡単に言っても、実は結構難しい話ではあります。

 というのは、メーカーでも修理はとっくに終わって、部品も残っていないことが多いので、純正品で復活させるのは難しいし、その純正品に近いゴムベルトを用意するのも難しい訳です・・・
 私自身も、そういった大先輩たちの苦労を知り、苦肉の策で活用されているパンベルトなる自作で作るゴムベルトにトライするも、上手く作ることが出来なかったりし・・・道は閉ざされていました。

 そんな中、色々と調べてみると、秋葉原の某部品屋さんで、ゴムベルトを幅広く取りそろえているお店があることを知り、シルバーウィークの最中、初潜入してみたら・・・代用できそうなベルトが売ってて、購入して付け替え作業をしてみたら・・・なんと、見事復活しました!!

 もー、これで気を良くしてしまい、動作が微妙な他のショックウェーブもベルトの付け替えをしたら動きが良くなり、これもベルトが切れて動作がしなかったソニーのラジカセも、合いそうなベルトと付け替えしたら動いてくれたり・・・結構な時間はかかりましたが、写真の方々が復活してくれました(^0^)
 
 まあ、この作業については、失敗も当然あり、中を開けてる時にガチャガチャと動かし過ぎてラインの一部を修復不可能なレベルに断線させちゃったり、ベルト交換は出来たけどモーターがアレで動かない、動いたとしても動作が不安定な機種があり・・・結果的は全く修復することが出来なかったのもあります。
 今回、ベルト交換が上手くいったので、基盤のハンダ処理が伴う作業も行い、イヤホンのラインが切れていた機種はハンダのつけ直しでイケたので、気を良くしちゃってモーターの移植作業もやりましたが、それは失敗して、完全に動かすことが出来なくなってしまったり・・・かなり痛手も追いました(^^;)


 なんか、少し簡単に出来そうな書き方にも囚われるとアレなので注意しますが、この作業は、かなり構造や仕組みを知っていないと出来ない作業です・・・それは、説明書や作業マニュアルが無いレベルにおいて、自分でその構造や仕組みを調べることが出来ないと、恐らく作業することは出来ないと思います。

 まあ、私においては、これらのテレコがないと生活が出来ないので、身を切っての挑戦でしたが・・・上手くいって良かったです(^0^)

 ではでは、今後も修理関係はスキルの向上に努めます・・・取り合えず、今後の課題はモーター交換と、ソニーのラジカセに関してはスピーカー交換(片chが音が元々出ないので)ですかね・・・(^^;)


追伸
この交換については、皆さんに推奨はしないので、作業方法などについての質問等があってもお応えしません・・・ごめんなさい。






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DJ Hazime / MC Dabo 「Manhattan Records presents Best of 2000」
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 え~、まだまだ耳に馴染まないシルバーウィークですが、今年は日取りがよく、かつ仕事の予定もないので、リラックスモードで過ごしております(^0^)

 ただ、本当は週末に踊りに行こうと思っていたのですが、週の始めで軽いぎっくり腰を出してしまい、踊りはなくなくキャンセルで、今回は緊急登板的な更新です(^^;)

 う~ん、年波には勝てないんでしょうか・・・でも、行こうと思ってたRon Trentの来日が急遽キャンセルになったのは救いなのかな??
 あっ、でも、独り言で書きますが、ぎっくり腰で踊りに行けない鬱憤が、私らしい展開(?)を見せたのには、自分でもレコ掘りの業(ごう)の深さを痛感しました・・・(^^;)

 ンな訳で、色々と用事や遊び呆けてしまい(?)、ちょい更新が遅れてしまいましたが、そういえば紹介していないテープです~


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 今回は、テープを掘ってる方だと「今さらかよ!」と思うかもしれない、HazimeさんとDaboさんによるManhattanのノベルティーミックスです!

 まず、このテープは2000年の年末か、年が明けた2001年の初頭に、渋谷を代表する新譜系レコード店Manhattan Recordsで購入者特典として配布されたテープで、私も当時、普通に購入して貰った記憶があります。

 この翌年には「MUROさんによるBest of 2001のノベルティー」が出るなど、 当時のManhattanもノベルティーでテープを出していました。
 本数的には、このHazimeさんとMUROさん、そして関東圏では意外と入手しづらい大阪店でのBest of 2000などがリリースされ、90年代の「Ciscoのノベルティー」ほどはなかったですが、ボチボチとあり、当時はコレを目当てにManhattanでお買い物をした方も多かったと思います!

 CiscoもManhattanもそうですが、現場のトップDJやMC達としっかりと繋がりがあり、そこから生まれた「信頼」があって、こういったビックネームとのコラボが出来る訳で・・・当時のレコード屋さんの勢いの良さ(=それだけ売れていた)もあって生まれたテープかもしれないですね。
 特に、HazimeさんもDaboさんは、いわゆるニトロとしてManhattanにお世話になってたので、もう、こういったコラボは即答で「やるよ!」になりますよね・・・テープのジャケであるDaboさんによる書き下ろしの絵が出る時点で、結構気合の入ったテープになっていると思います!

 では、作品の紹介です~


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 もう、このレコ写を見て、グッとくる方は確実にアラサーかアラフォーですね(^^;)

 タイトルの通り2000年のヒット曲をHazimeさんがミックスし、それにサイドMCとしてDaboさんがマイクインしてくる内容で・・・下手したら干支が一回りしたぐらいぶりに聴きましたが、流石の内容です!!

 選曲的には、当時のHipHopのヒット曲をとにかくプレーし、写真の「M.O.P / Ante Up」「De La Soul / Oooh」、そして「Eminem / The Real Slim Shady」「Dr.Dre / The Next Episode」など、当時のヒット曲が目白押しです・・・いや~懐かしい!!

 個人的には、この位の時期から、メインストリームなHipHopは遠慮しがちになり、段々とダンクラなんかにシフトしてたので、あまりレコを買わなかったり、買ったとしてもどこかのタイミングで売っちゃったりで、手元にはレコがないのですが・・・一回りすると新鮮ですね!!

 当時、どこのラジオとかでも絶対にプレイされ、耳に残ってた感もありますが、一回りして考え直すと、この2000年は豊作だったのと、何よりも当時の曲も実はクォリティーが高かったんだな~と思いました。
 それこそ、Dre絡みの曲がクォリティーが高いのは当たり前ですが、一般的なPopsとストリートのHipHopの均衡点を維持した曲が多く、曲を聞いて一発で「あっ、あの曲だ!」と分かるぐらいの個性もありますね・・・なんか、聴いててこの辺の曲が急に欲しくなってしまいました(^^;)


 んで、実際の内容についても、かなり良いです!!

 A面の一発目では、Daboさんのナイスなマイクが入りつつ、あの時代の生きたBな男子なら反応しない人はいないイントロからの「M.O.P / Ante Up」を熱くプレー・・・それも、Hazimeさんらしく、ガシガシとした2枚使いで攻め、これは上がりますね!!
 要所要所で、Hazimeさんの2枚使いが炸裂していますが、これが上手いんですよ・・・Hazimeさんらしいのが、選曲やDJミックスの流れを崩さず、楽曲を盛り上げる意味での2枚使いをしてくる感じが大変良く、ついB魂に火がついてしまいます!!

 そして、Daboさんのマイク使いも最強ですね!!

 これは持論になりますが「ラップが上手いMCほど、サイドMCがメチャクチャ上手い」と私は思っています・・・サイドMCはちゃんとHipHopなり音楽を知ってるから出来る芸当であり、かつ現場をコントロールするスキルなども含まれ、ラッパーとして持ち合わせていないといけない技術だと思います。
 Daboさんに関しては、若いころよりHasebeさんにフックアップされるなど、現場で培ったマイクテクニックが生きたサイドMCで、余裕で「De La Soul / Oooh」では、フックでRedmanが「う~う~う~」をマイクインして「とぅ~とぅ~とぅ~さうざん(=2000年)」と入れてくる辺りにはヤラれました!!

 また、B面では、当時の大ヒット曲「Eminem / The Real Slim Shady」からの「Dr.Dre / The Next Episode」Dre繋ぎをしてきますが、分かってらっしゃるピークの作り方が上手いですね!!

 A面一発面のMOPもそうですが、B魂を熱くするイントロやフレーズを使うのが上手く、Next Episodeのあのビートレスなイントロを上手く使いつつ、それにDaboさんも粋に絡んでくる訳で・・・最高ですね(^0^)
 B面では、序盤はそこまでのヒット曲を使わず、ノリをキープした流れを作ってからのDre繋ぎで、EminemからNext Episodeにカットインした時点でヤラれるのに、そこであのイントロがくる訳ですよ・・・久しぶりに即死でした!!



 そんな訳で、ノベルティーという範疇のテープではありますが、三沢×小橋組級の最強タッグに抜け目はないですね(^0^)

 ホント、干支が一回りして、こういう時代のHipHopもイーブンな視点で聴くとかなり良く、今の時代だからこそ聴く価値のある作品かもしれないです!

 最近は、90年代のHipHopなりR&B、そしてRockなんかも90年代作品が再評価されていますが、00年代前後のPopsとHipHopの均衡をぬった作品も再評価されてもイイかもしれないですね・・・
 さりげなく、昨日のレコ屋周りでこれらのレコを探しましたが、意外となく、既に再評価が進んでるのかな・・・後で、近所のハードオフで探してみたいと思います(^^;)

 なお、テープ自体は相当数がプレスされているようで、市場では見つけやすいテープだと思います・・・テープで聴くと、懐かしさと共に、この頃のHipHopも捨てたもんじゃないな~と思いますので、是非、探してみてね!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Hazime / MC Dabo 「Manhattan Records presents Best of 2000」
Genre : HipHop、R&B・・・
Release : 2000年年末~2001年初頭
Lebel : Manhattan Records No Number


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『おまけ』

Manhattan Records、DMRからのミックステープ・ノベルティーについて

 テープを集める立場になると、こういったノベルティー系は一つの壁で、その壁を突破しようと頑張って揃えようとしますよね・・・私もそうでした(^^;)
 まあ、コレ系だと「Ciscoのノベルティー」が難関なのですが、今回のManhattan、そしてDMRも地味に難関だったりします。

 そんな訳で、ManhattanとDMRで、どんなテープがあるかをメモ的に紹介しますね~



『Manhattan Records』

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DJ Muro 「Manhattan Records presents Best 2001 HipHop/House」

 このテープは紹介済み(詳細はこちら)ですが、今回紹介したHazimeさんの翌年に作られたノベルティーです。
 意味合い的には、その年の総括的なミックスなので、今回のHazimeさんと同じですが、MUROさんらしい内容とミックスで、今でも聴ける作品ですね!

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DJ Hasegawa 「Manhattan Records West presents Best of 2000 Mixtape」

 こちらは、かなりマイナーなノベルティーになりますでしょうか・・・今回のHazimeさんと同時期にでたノベルティーで、Manhattanの大阪店のみで配布されたテープになります。
 製作者は、当時の大阪店のスタッフだったHasegawaさんというお方で、内容的にはHaziemさんと同じく、2000年のヒット曲を中心にミックスされています。

 ただ、このテープ、大阪店限定とあり、一時期は関東圏では一切見かけなかったテープで、個人的にはトップウォントだったのですが、かなり面白い経緯で数年前にゲットさせて頂きました・・・Nさん、その節はありがとうございました!!
 でも、ここ最近は、関東圏でも見かけるようになり、内容的な部分でどうしても安値にせざるを得なく、出れば格安ですね・・・出現しないという意味でのレア度はかなり高いんですけどね~



『Dance Music Records』

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須永辰緒 「Organ B. DMR Suite」

 DMRは、あまりミックステープをノベルティーで配布したイメージがないかもしれないですが、探すと実はあったりする感じです。
 その中で、有名かつレアなのが、この辰緒さんのテープではないでしょうか?
 
 恐らく2000年ごろに作成されたテープで、どういう経緯で配布された(販売はないよね?)かは不明ですが、辰緒さんの代名詞である「Organ B. Suite」の別注作品になります。
 選曲的には、辰緒さんらしいJazz~RareGroove的な選曲を踏まえつつ、様々な曲をプレイし、流石な内容です・・・昔っからDMRが辰緒さんが好きそうなJazz~RareGrooveの曲をプッシュしてたので、やっぱり、そのコネクションで生まれたんでしょうね~

 ちなみに、紙スリーブな作品で、ナンバリング付きです・・・私は2本持ってますが、ナンバリングの比較でいくと、500本か1000本ぐらいのプレスだと思われます。

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DJ Komori 「DMR Osaka Reconstruct」

 これは、見る人が見たら驚愕の写真かも・・・DMRの大阪店がリニューアルオープンをする際に配布されたテープで、2003年~05年ぐらいのテープだったかと思います。

 内容的には、あの「DJ Komori」さんによるR&Bミックスで、当時の新譜ミックスではありますが、アメコミのフィギュアとかにありそうな「おもちゃのパッケージ」を模したデザインが素晴らしすぎで、内容以上に外観にヤラれます!!
 個人的には、先に写真上の未開封品をゲットしたのですが、テープを取り出すのにはパッケージを破る必要があり、怖くて破れず、中身のテープを聞くに聞けない状況だったのですが・・・この間の下北テープセールで「テープのみ」を無事に入手でき、ちゃんと内容を把握できたので、今回の紹介に至りました(^^;)

 まあ、テープの内容自体はマアマアですが、このジャケが素晴らしすぎですね・・・ちなみに1000本/ナンバリング付きで、未開封品は相当レアかと思います!!



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<独り言>

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 東京都民の方だと「おっ、そういうことね!」と反応するでしょうか・・・今回は、そんな独り言です(^^;)

 え~、今週は、週末に踊りに行こうと思っていた矢先、軽いギックリ腰になるというサプライズがあり、週前半は凹んでいました(^^;)

 おっさん話で大変恐縮ですが、私は腰痛持ちで、死ぬほど辛いギックリ腰は少なくなりましたが、疲れていたり、腰に無理なことをすると微妙なギックリが出て、日々の生活を悩ませております・・・
 まあ、付き合いが長いのもあり、ケアの仕方も熟知はしてるかと思いますが、その分、それで先が見えちゃうので、今回のギックリでは踊りは無理と早々に判断しました・・・ここ最近、踊りに行けなくってウズウズしてたので、30半ばのオッサンが、地味にショックを受けてました(^^;)

 ただ、ここから話がダメな方向に進みます・・・

 水曜日ですが、仕事でどうしても呑まないといけない日があり、腰痛ベルトをガッツリ巻いた状態で飲み食いをしたのですが・・・ベルトを巻いてると、変な満腹感&酔い方になるんですよ・・・
 飲み会はそつなく終わったのですが、解放されたら、その変な酔い方が思わぬ方向に向かいました・・・

 「そうだ、レコード棚を発注しよう!」


 ここで、やっと写真の黄色いブツの話をしましょう・・・今月に入り、東京都に住んでいる住民には防災に関する冊子が無料配布され、我が家にも到着しました。
 既に読まれた方も多いかと思いますが、凄い為になる内容で、防災に対して改めて考えさせられた点では、結構ヤラれました・・・思わず、放置しっぱなしだった防災袋を点検したり、常備食&水を多めに買いこんだり、このブログでは珍しい「一般住民」らしい行動をしてみました(^^;)

 ただ、そこはレコード&テープ馬鹿ですよ・・・真っ先に思ったのが、レコ棚をもうちょっと防震対策をすること、そしてガラスの窓の横に積まれたテープの保管ボックスが崩壊した時のリスクをどうするか・・・でした。

 レコ棚の方は、もう満杯だったので、今回の防災とは関係なく増築をする予定だったので、その時に防震対策をしようかな~と思っていましたが・・・特に、今回の本をきっかけに、テープボックスの山の方がヤバいと気づきました・・・
 直前の状態では「こんな感じ」で、家の中に崩壊寸前のドデカイ墓石がある感じですね・・・地震が起きたら、確実にガラス窓はブチ抜きます(^^;)


 そんな訳で、近いうちにレコ棚を増築して、収納量を増やす一方で、タンテセットの下に鎮座しているレコを移せば、そこのテープの保管ボックスの一部が移動できるので、なんとか解消が出来るかな~と考えていました・・・
 そして、防災から腰痛に戻りますが、腰痛&変な酔いが後押し(?)してくれ、週末に踊りに行けないのなら、だったら週末に作業をすればいいじゃん!と思いつき、近くのユニオンに駆け込み、棚を発注していました(^^;)

 まあ、発注した時点で週末までに腰痛が治ってる確信がないのに発注をしちゃった時点でダメだな~と思いましたが、シルバーウィークの秋晴れの日曜日に作業を行い、無事に棚を増設&テープの保管スペースも拡大し、テープ墓石の崩壊は若干軽減出来ました(^^;)

 特に、今回のレコ棚の増設作業では、あの本のおかげで「棚の転倒」をいつも以上に考えて設営し、棚の連結、近くにあるタンスとの連結、そして天井部分との転倒防止棒の設置など、対応できる対策は行ってみました。
 結構な大枚を出して買っているレコード達が収納されているレコード棚が、地震によって転倒して、そのレコードが使いものにならないリスクもありますが、それ以上に崩壊した時、自分の所に落ちてきたら確実にアレですね・・・今回ばかりは、今後、テープもレコも増えることを想定しつつ、防震対策を考えた増設になりました。


 う~ん、どう考えても、今の部屋で収納量が賄えきれていない事実、いや、それ以前にコレクターとして生きることが防災との関わりにおいて不向き(?)なことを考えないといけないのかもしれないですが、久しぶりに「防災」を考えた一週間でした。
 
 このブログを読んでいる方においても、レコ棚の崩壊によってアレする方が多いかと思います・・・お互い、防災意識は持って生きていきましょう(^^;)




追伸
 フラッと立ち寄ったManhattanで「Sony Sports」の中古品をセールしてたのにヤラれました・・・ここまで揃うのは凄いですね!!
 やっぱり、テープの時代が確実に来てるのでしょうか・・・下北のN村さん、テープセールと合わせて、コレ系のセールも是非!!





DJ Quietstorm 「Tight v.2 - Quiet On The Set 4」
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 え~、引き続き、やっと集まったので紹介出来る系のテープです・・・

 なんでしょう、中途半端に紹介するよりも、ちゃんと詳細が確定した上で紹介したいんですよね・・・仕事とかで、電話で要件を伝える時も、なんとなく要点をまとめてから電話する人(?)なので、この性分は直りません(^^;)

 あと、こういうアングラ系のHipHopはホント紹介しないですね・・・どうしてかは、私も分かりません(^^;)


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 今回は、名作HipHopミックステープシリーズである「Tight」の第2段で、第1段を担当したDJ Yasさんの長年の盟友である「DJ Quietstorm」さんが担当した作品を紹介いたします!!

 まず、Quietstormさんの紹介は初めてなので、バイオから紹介をします!

 Quietstormさんは、見た目のとおり「ガイジンさん」で、アメリカ生まれのDJ/Producerになります。

 幼少の頃から両親のお仕事の都合で世界各国を転々としていた中で、80年代中頃の中高生時代は日本に住んでいて、そこでHipHop/Club Musicにヤラれ、それ以降、この道を進んでいる大ベテランになります。
 これは、有名な話ですが、その中高生の頃、QuietstormさんにHipHopを教えたのがあの「Zeerbra」さんと言われ、ジブさんらしいラージな話にグッときますね・・・きっと、アメリカンスクール繋がりか、六本木~渋谷界隈のストリート繋がりかな~と思いますが、当時は音楽が人づてに広がったんですね!

 そして、その後、一度アメリカに戻ったようですが、90年代初期には日本に戻り、クラブ創世記の日本のシーンを体感しつつ、自身でもDJ活動を始め、今に至っているようです・・・
 

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 そして、Quietstormさんも、ミックステープを割と多く作っていたお方で、当時、これらのテープを聞いてヤラれた方が多いかと思います!

 ジャンル的には「アングラ/アブストラクト系HipHop」となるのかもしれないですが、そのHipHopを基礎としつつ、様々な音楽を扱う感じで、テープ自体を「作品」として捉え、かなり細部にまでこだわった内容になっています。
 
 系統的には、Mery Joy Recordings的な西海岸アングラHipHopが分かりやすいかと思いますが、DJミックスについては、単純なDJミックスというよりも、DJミックスを駆使して作られる交響曲みたいな感じで、いわゆるマスターミックスみたいな作りです・・・
 この点で行くと、Quietstormさんも影響を受けたDJ Krushさんのライブプレーとかが分かりやすいかもしれないですが、その独特の空気感とグルーブは唯一無二で、影響を受けた方は多いかと思います。
 
 ただ、私に関しては、この辺のジャンルは昔から苦手で、当時からあまり手を出さなかった感じで・・・背伸びしてコレ系のレコとかを買って聞いたこともありますが、どうも独特の地味感(分かりますか?)と、結果的にかなり知識がいる音楽になっているので、全然楽しめずにいた記憶があります・・・

 なお、これは別に書きますが、Quietstormさんのテープは、今回紹介する「Tight関連」として捉えて構わないのですが、発番などが大変ややこしく、これの裏をとるのに時間がかかり、紹介が遅れた次第です・・・


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 では、作品の紹介に移りましょう!

 先ほども書きましたが、Tightの第2段(=タイトルのV.2)としてリリースされた作品で、Quietstormとしてのミックステープとしては第4作目(=タイトルのQuiet On The Set 4)になります。

 作品の内容としては、いわゆる「マスターミックス」な作りで、色々と編集をしながら作られたDJミックスになっております。
 パッと聴くとHipHopなんですが、深く聴くと様々な音楽がちりばめられた内容になり、かなり力を入れて作られた作品だと思われます。

 詳細な内容は、既存の曲や、結果的に未発表に近い自身の曲をベーストラックとし、その上に様々な曲やフレーズをコラージュしていくような感じです・・・
 Quietstormさんの曲としては、自身が率いた3ピースバンド「消音鬼」の音源(Takuchiさん、リンクしますね!)などもあり、結構貴重な内容かもしれないです。

 んで、既存の曲レベルで話をすると・・・いや~渋いですね!!

 例えば、ベーストラックの部分だと、「 Whodini / I'm A Ho」という808全開なエレクトロラップの曲を2枚使いしてスぺーシーに攻めてみたり、オールドスクールブレイクな「Frankie Smith / Double Dutch Bus」を上ネタとして使用しつつ、流れでトラックとして使用したり・・・トラックリスト化が不可能な世界になっています(^^;)

 実際に、トラックリストは、そこの部分で使われた曲のアーティスト名しか書いておらず、ワンポイントの声ネタで使われたアーティストもしっかりと書いてあるんだけど、この世界観を文字に起こすのは難しいですね・・・

 基本的には、アングラ的なHipHopが基調になるのですが、ビートが突然Houseになったり、ネタが華やかになったり、一言では言い表せない世界になり・・・それこそ「Quietstormさんの頭の中」を具現化した内容になるかと思います。
 ただ、一貫してアメリカの西海岸的な乾いた空気感がありつつ、しっかりと血の通ったグルーブがそこにあり、聴いてると段々ハマってくるんですよね・・・個人的にジャストな表現はDJ Shadowの「Midnight in a Perfect World」という単語がしっくりとくるのですが、どうでしょうか??

 また、角度をかえた話をすると、マスターミックス的に突っ込んだり、ネタとして使われている曲や、その曲の使い方がイイんですよね・・・

 それこそ、序盤では、ヤン富田の電波音(?)を一瞬はさんでから、Jazzラインな「Quincy Jones / Mellow Madness」を普通にプレイし、空気感を上手く使っています・・・
 ネタ的な出会いもあるかもしれないですが、Quietstormさん自身、活動の初期からUnited Future Organizationの矢部さんと親交があり、この辺のClub Jazzも強かったようです。

 また、個人的にグッときたのが、Quietstormさんのロービートな楽曲の上で、レゲエの定番曲「Tenor Saw / Ring the Alarm」を声ネタ/上ネタとして使用するのですが、45rpmの曲を33rpmでプレイし、スペイシーな感じで扱ってるのにはヤラれました!
 こういうアイデアは、Quietstormさんが「HipHop」であることを証明する部分で、グッときました・・・やっぱり、Bの血が流れていると、こういう発想にはヤラれてしまいます(^0^)



 そんな訳で、ミックステープを「DJの作品」として表現した点は大変評価でき、レベルの高さにヤラれます(^0^)
 ただ、内容が内容なので、入り込めない人は絶対に入れないかもしれないですね・・・これは趣味の問題なので、仕方がないのかな??
 
 入手的な話もしておくと、Tight自体はかなり売れていたテープなので、そんなには揃えるのは難しくないので、興味がある方は探してみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Quietstorm 「Tight v.2 - Quiet On The Set 4」
Genre : HipHop、Jazz、Funk、House・・・
Release : 2000年1月
Lebel : 中目黒薬局 / Mary Joy Recordings nmyk tp05


Notice : 「Quiet On The Set」と「Tight」との関連性について

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 文中にもチラっと書きましたが、今回紹介をしたテープはTightの第2段になるのですが、同時にQuietstormさんの個人ミックスシリーズ「Quiet On The Set」の第4段になります。

 個人的には、これらを揃えている過程で、TightとQuiet On The Setの関連性が良く分からず、やっと状況が開けたので、この点をご紹介します。
 整理するに当たり、以下の作品リストを大幅にビルドアップしましたので、そちらを参照にしつつ、こちらでは付随する話を紹介します。

 参照 「Tight」ミックステープ作品リスト(DJ Yas、DJ Quietstormなど)

 まず、Tightとしてカセットテープのリリースされた作品は以下のとおりです。

『Tight』
①DJ Yas 「Tight Vol.1」
②DJ Quietstorm 「Tight v.2 - Quiet On The Set 4」
③1945 「Tight Vol.3」
④DJ Yas 「Tight Vol.4」
⑤DJ Quietstorm 「Tight v.5 - Quiet On The Set v.6」
⑥DJ Yas 「Tight Vol.6」
⑦DJ Kensei 「Tight Vol.7」
⑧刃頭 「Tight Vol.8」
⑨DJ Dye(Tha Blue Herb) 「Tight Vol.9」

 Tightに関しては、割とタイトル並びは分かりやすいのですが、Quietstormさんの作品が自身の作品シリーズ「Quiet On The Set」と兼ねていることが、分かりづらくしています・・・特に、ジャケに発番を示す数字が2つ掲載があるのには、集める立場からすると凄い困りました(^^;)

 そして、この点を踏まえて「Quiet On The Set」を紹介すると以下の通りになります。

『Quiet On The Set』シリーズ
①DJ Quietstorm 「Quiet On The Set V.1」 1997年6月
②L?K?O、DJ Quietstorm 「L?K?O vs. Quietstorm - Cook Tape Dish 4 / Quiet On The Set V.2」 1997年12月
③DJ QuietStorm 「Ura Tags of the Times」 1999年4月
④DJ Quietstorm 「Tight v.2 - Quiet On The Set 4」 2000年1月
⑤DJ Quietstorm 「HAL 2001 a mix odyssey - Quiet On The Set 5」 2001年9月
⑥DJ Quietstorm 「Tight v.5 - Quiet On The Set v.6」 2004年9月
●DJ Kensei & DJ Quietstorm 「in time, like this」 2001年1月(?) ※コレはシリーズとしては対象外

 ④~⑥は割と買いやすいテープなので、Tightと重複していることは理解出来たのですが、ココからが苦難でした。

 まず、③なのですが、実際に入手をしようと思うと簡単に買えるテープではありますが、Quiet On The Setとしての発番表記がなく、まさかコレが③だとは思いませんでした。

 先に②と④~⑥、そしてそのUra TagsやKenseiさんとのセッションのテープは普通に持っていて、漠然と③はあるんだろうな~と思っていた感じでしたが、中々出ないんですよね・・・むしろ、②の作品で色違いジャケがあることが分かり、それが③なのか?と思っていました。
 結果的に、Quietstormさんのホームページで、Ura Tagsが③として紹介されていたので納得をしましたが、色違いが③と思うのは、コレクター故の勘違いですね(^^;)

 ただ、こうやって発番の照合作業をしていると、①が全然見かけることがなく、②の色違いが①なのか説も出てきました・・・
 状況的には、Quietstormさんのホームページに情報が掲載されていることが知らないまま調査を進めていたのですが、③の確定と共に、①を探し出すこと(確定させること)も必要になりました。

 結果的に、この間の柏のセールで奇跡的に①をゲットし、①が単体で存在することが分かったのと、③がUra Tagsだったこと、そして②の色違いは単なる色違いジャケであったことがわかり、リストの確定が出せるようになりました・・・


 この話、同じことで悩んでいる(?)人でない限り、どうでもいい話だと思いますが・・・こういう微妙な苦労をしながらテープを集めています(^^;)

 ここ最近、「テープが集まったのでやっと紹介ができる」みたいなことを書いてますが、これは裏返すと、テープが揃ったので、そのDJの作品の流れが理解(確定)が出来たということなんですね・・・もはや、紹介と言うよりも研究かもしれないです・・・
 ただ、まだまだ解明しないといけないテープがあるので、引き続き頑張りたいと思います・・・不毛な戦いは続きます(^^;)





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<独り言>

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 ここ最近、ちゃんとした独り言(?)がありませんでしたが、今回は久しぶりに独り言(=釣果報告)です(^0^)

 昨日、渋谷のユニオンでテープセールが久しぶりにあり、しっかりと参戦し、写真のようにガッツリと買いましたよ!!

 ここ最近、渋谷のユニオンは「ミックステープの買い取りリスト」を公開するなど、テープに結構意欲的な姿勢があり、その流れでのセールなので、これはテープ馬鹿として行かざるを得ません(^^;)
 まあ、内容的には、事前告知の案内を見る限りだと、人気なタイトルを中心に出す感じで、メガレアなのは出ませんでしたが・・・マニアしか分からない「写真から漂うヤバい匂い」があり、オープン前にはしっかりと並んでおりました(^^;)

 当日は、私より先に並んでいた小柄なお姉さんが、パンク店狙いではなくテープ狙いだった(それもKocoさんとDLさん狙い!)のにはヤラれましたが、そのお姉さんと二人で開戦という感じでした・・・
 私は、今回の狙いは「ドマイナー」系が中心だったので、その辺は余裕があり、餌箱に移動する前に、余裕を持って自分でカゴを取り、一気に回収活動・・・おかげさまで、狙ってたブツはごっそりと抜かさせて頂きました!!

 今回のボムは、写真左下の2本でしょうか・・・Mister CeeによるBiggieミックスと、DJ Kayaさんがらみの沖縄産日本語ラップコンピで、これは凄い狙っていました!!

 Mister Ceeについては、ワンアーティストミックスをTape Kingzから出してて、RedmanとMethod manのは持ってたので、Biggieのも欲しかったんですよね・・・また、Biggie系のミックスでは、一番知られたテープだったので、無事にゲットできて良かったです!
 そして、沖縄の方ですが、こちらも2は持っていたので、無事に1がゲットできて良かったです・・・かなり値段は安かったですが、日本語ラップ筋では狙っている人が多いテープだったので、その辺は警戒(?)してたのですが、地味に写真告知のみだったのが功を奏しました(^0^)

 そんな訳で、久しぶりの釣果報告でした!!




 
King 3LDK 「Good Times vol.1」
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 先月、テープ掘りが大変好調だったことから、ここ最近は、購入したテープを暇をみつけて聴いたり、詳細を調べたり・・・地味な毎日を送っております(^^;)

 特に、先月の掘りでは、抜けてたテープが結構掘れたので、やっと紹介が出来る作品(DJ)が多く、紹介に向けて調べるみたいな流れになっております・・・
 いや~、なんかこういう作業をしていると、ほんと紹介していないテープが多いな~と痛感します・・・そして、調査として聴いてみたら凄い良い作品もあったりし、やっぱりちゃんと聴かないといけないな~と反省しています(^^;)

 そんな訳で、やっと紹介出来る作品です!!


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 今回は、日本語ラップファンなら反応するであろう「King 3LDK」さんによるミックス作品の紹介です!!

 まず、King 3LDKさんの紹介をすると、90年代はあの吉本興業に所属していたラップグループ「脱線3」のDJを担当し、活動停止後は東京と関西を中心にDJ/Producerとしてソロ活動をされていたお方になります。

 脱線3の名前がでて、懐かしいな~と思うのは私と同世代でしょうか・・・それこそ、スチャダラパーのようなマスにも出れるスタンスがあったラップグループで、ちょっと関西的なお笑い要素も入った内容だったかな~と思います。
 ただ、お茶の間レベルにラップを広めた功績は結構あり、脱線を聞いてHipHopに興味を持った方もおられると思います・・・ある時期からセルアウトなラップをしてたグループとして認識されていた時期もありましたが、日本語ラップの歴史においては、結構重要な存在だったかと思います。

 そして、話を3LDKさんに戻すと、脱線の活動停止後はソロ活動が中心になり、自身のアルバムの発表やりミキサーとして活動をされ、現在は趣味を生かして(?)割とアニソン方面で活動をされているようです・・・
 今の活動に関しては、ちょっと見えないのでアレですが、定期的にアニソン系のミックス音源をアップしたり、ネットラジオ番組の配信をされてたり、元気に活動をされているようです。

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 そんな3LDKさんですが、テープ馬鹿としては、実は外せない存在でした!!

 なぜなら、数少ない「ミックステープ専門レーベル」を運営していたお方で、現在は自身のプロダクション名になっている「Auto Rock Recordings」として、数々のミックステープをリリースしていました。

 このAuto Rockは、時期的には1998年ごろにスタートしたレーベルで、King 3LDKさんを始め、四街道ネイチャーのDJ Kentさん、ラッパーのMC Joeさんなど、3LDKさんに近いDJ達の作品をリリースしてて・・・凄い有名な存在ではないですが、テープを買っている人ならそれなりに知られた存在だったと思います。
 本数的にも合計で20本以上はリリースしてて、結果的には3LDKさんの作品が多いのですが、なかなか面白い内容のテープが多く、あればチョコチョコ買ってて、やっと紹介出来るレベルまでテープが揃ったので今回の紹介になりました。

 テープレーベルというと、Sgroove Smoothさんの「Ke-T Drive」DJ Kayaさんの「Oh! Tape Joint」などがありますが、どれもオーナーのセンスが反映し、結果的に良い作品を多く出しているレーベルが多く、レコードでいう「レーベル買い」が出来るかと思います。
 Auto Rockに関しても、3LDKさんのセンスが光り、HipHop的なスタンスを出しつつ、ジャンルレスなミックスが多く大変面白い存在だと思います・・・それは、今回のテープを聞きこんで痛感しました!

 では、その内容の良さの説明として、3LDKさんのミックスシリーズ「Good Times」の第1段を紹介しましょう!!


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 今回紹介する「Good Times」シリーズは5作品の発表があり、割とジャンルレスなミックスが聴け、かなり内容が良いシリーズだと思います。

 この第一弾では、HipHop視点からのブレイク感の強いオールジャンルミックスで、聴きこんでみて3LDKさんの趣味の広さが分かり、結構ヤラれたミックスでした!

 選曲的には、実質的な1曲目では、この作品のタイトルであるGood Timesネタな「Sugarhill Gang / Rapper's Delight」のようなHipHopや、クラシックな「Junior / Mama Used To Say」のようなR&B、個人的にはDannyのミックスで好きになった「Surface / Falling in Love」のようなDisco、そして「Kenny Dope / Can You Handle It」のような45~Funk~Breakbeatsラインの曲等を選曲しています。
 割と定番もプレイしていますが、あまり知られていない曲も多くプレイしてて、まず、選曲面の深さがイイですね・・・この点は、手持ちレコだけでは表現しづらいのですが、聴いてて全然知らない曲などをサラっとプレイしててヤラれます!

 そして、何よりも良いのが、選曲面を含み、全体の「グルーブ」がイイですね!!

 イメージ的には割とミッド的なグルーブで、聴いててちょうど気持ち良くなるぐらいのブレイク感で統一されています・・・聴いてて段々とノセられていき、気づいたらリラックスしながら聴けている感じでしょうか?
 表現的には「Elegat Funk」だったり「Boogie」という表現が近いかもしれないですが、様々な曲を用いて、気持ち良いグルーブに落とし込んでいく辺りは流石ですね!

 ただ、深く聴くと、実は「ベースライン」がエグイ曲を多くプレイしてて、この点も作品の肝になっています!!

 Shock WaveのベースをVMSSで聴くと分かるのですが、ベースラインで引っ張っていく曲が多く、その気持ち良いグルーブに躍動感をプラスしている感があります・・・
 ココが、3LDKさんの「HipHopセンス」なんだと思いますが、ベースラインの気持ち良さが分かった選曲なのかな・・・う~ん、Bな血が流れているのであれば、絶対反応しちゃう隠し味にもヤラれました!


 そして、ミックスについても流石です!

 全体的にスムースな繋ぎで進めていき、割とB感は薄いのですが、途中で自身の2枚使いと擦りをフューチャーしたスキットを用意し、ミックスの面でも嫌味にならない程度にHipHop感を入れてる点が、聴きやすさの中に「動き」を入れる効果があり、作品に奥行きを持たせています。
 また、曲によっては、プレイする曲の構成を変えてプレイして聴きやすくしてたり、次の曲を光らせるためにあえて落とす選曲/ミックスをしてたり・・・いや~上手いです!!



 そんな訳で、割とベタボメしちゃいましたが、意外性も込みで素晴らしい作品です!!

 King 3LDKさんというと、私もそうでしたが、やっぱり「脱線3」のイメージがありますが、ミックスを聞く限りは素晴らしい「ミュージックラバー」なんだと思います・・・
 その点のおいては、実は地に足付いた「HipHop」が根幹にあり、そこから自分の感性で様々な音楽をプレイしている点は素晴らしく、まさに「King 3LDK」の音楽に繋げているかと思います。
 
 話をレーベルの話に戻すと、他の作品にも、その「King 3LDK」さんの意思が働いているようで・・・他の作品を聞くのも楽しみになりました(^0^)

 購入に関しては、正直な表現であれば、かなりマイナーな存在(すみません・・・)だったので、中古市場でも殆ど出ず、揃えるのが大変ですが、出ればそんなには高くはないと思います。
 ただ、市場的にはMC Joeさん関連の作品は、日本語ラップマニア辺りには反応しそうでしょうか・・・Joeさんのソロ作が1本、3LDKさんとJoeさんの共作(King & Joe)が3本ありますよ・・・フリースタイル等が入っているかは確認してないですが、気になる方は探してみてね!



<Release Date>
Artists / Title : King 3LDK 「Good Times vol.1」
Genre : HipHop、R&B、Disco、Funk・・・
Release : 2000年ごろ?
Lebel : Auto Rock Recordings No Number


Notice : 記事に書けなかった補足事項

1、他のレーベルからのリリース

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 今回の紹介においてはキーワードな「ミックステープ専門レーベル」に関連する話ですが、文中でも登場した「Ke-T Drive」から3LDKさんの作品(The Party Rocka)が3本リリースされています。
 当時の3LDKさんは東京におられたようなので、その辺の縁でミックスを提供してたんでしょうね? なお、内容的にはHipHopのミックスになりますが、これも大変良い作品です!!

2、Auto Rock Recordingsに関する資料

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 今回の記事を書くにあたって、上記のちらしがありましたので、蔵出しです!
 どうやら渋谷「The Room」でやっていたパーティーのフライヤーになるようですが、リリースしてたテープの宣伝もあり、貴重な資料ですね・・・コレを見て、DJ KentさんのジェダイがAuto Rockからのリリースだと気づきました(^^;)

 なお、Auto Rockについては、リリースしたテープに型番が書いてないのと、ホームページも閉鎖されてしまったので、どのくらい本数が出てたのかが謎です・・・
 その点の確証が取れなかったので、ある程度テープが揃うまで紹介が出来なかったのです・・・すみませんでした(^^;)







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<独り言>
 今週も主だった独り言がないのですが、そろそろブログ開設6周年記念のネタをしこまないといけないので、全然進んでいないですが、色々と作業を行っています・・・

 一応、ネタは思いついたので、これから地味に作業をしないといけません・・・毎回、そうなんですが、作業をする「やる気」に火をつけないと、全然作業をしないので、どうやって「やる気スイッチ」を押すかがポイントのようです・・・
 その甲斐あってなのか、今月は今のところ先月の反動でレコ&テープの食指が全然動いてなく、きっと「レコードやテープを買ってる場合じゃないだろ!」とレコ神様が調整をしてくださってるんでしょうね・・・素直に頑張ります(^^;)