HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Taki-Shit 「Extra Relaxation Ver 9.04」
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 え~、日々、ミックステープを掘っている訳ですが、購入したテープが全て聴けていることはなく・・・聴いていないテープが山ほどあります(^^;)

 そんなテープの山から、何気なしに聴いたら凄い良かったということは結構あり、いわゆる「自宅掘り」も大切な作業になっています・・・
 まあ、自宅で掘るっと言っても、凄く積極的に行っているわけではなく、だいたい「思いつき」があった時だけなんですが、これが意外と当ります・・・天命を待つことも大切です(^^;)

 そんなわけで、ちゃんと聴いたら凄い良かったテープの紹介です!


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 今回は、名古屋を拠点に活動をされているDJ/Producer/作曲家である「DJ Taki-Shit(タキ・シット)」さんのテープを紹介したいと思います!

 まず、Takiさんですが、日本語ラップがお好きな方ならご存知ですよね・・・

 Takiさんは、あの「SEAMO(シーモ)」さんの元相方で、もはや伝説的なラップデュオである「シーモネーター&DJ TAKI-SHIT」のDJ/トラック制作を担当されていた方になります!
 
 シーモネーターに関しては、ちょっと説明をしておくと、アーティスト名から分かる通り、かなり「下ネタ」的なスタンスを取り入れた活動をしてて、他の日本語ラップ勢からすると異端な存在だった・・・と思います。

 その異端さを象徴する話として、ライブ中はシーモさんは、ビキニ一丁というほぼ全裸に近い出で立ちで、股間部分に天狗のお面をつけるという、恐ろしい姿でライブをされていました!
 当時の様子は「こんな感じ」で、相方のTakiさんもアマレス風のスパッツで半裸でDJをされていました・・・う~ん、今風な表現だと「とにかく明るい安村」さん的なライブをされてたようですね(^^;)

 ただ、ヘッズの中では「ライム巧者」としての認識も強く、特徴的な声だったり、割と固い韻の踏み方やガチっと決めてくるパンチラインだったり・・・当時としては信頼された存在だったと思います。
 特に、地元名古屋での信頼は厚く、当時は「男塾」というクルーを組織し、ウェッサイ~サグ的なラップが強かった名古屋において、ストレートなHipHopを広めていた部分はあったかと思います・・・うん、音楽自体は非常に真面目だったと思います!


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 そして、話を今回のTakiさんに戻すと、Takiさん自体も音楽に対しては非常に真面目で、一言でいえば「豊かな音楽性」をお持ちな方です・・・シーモネーターの活動だけしか知らないとビックリするでしょう!

 Takiさん自体は、1995年頃よりクラブでのDJ活動を開始し、その後、トラック制作などをするようになったようですが、上記のようなミックステープもリリースしており、このミックステープを聴くと、Takiさんの素敵な音楽性が分かります・・・
 
 テープに関しては、どうやら、00年代初期には自身のミックステープレーベル(?)として「Soulflower Recordings」を立ち上げ、積極的にミックステープを出していたようです・・・
 まだ、全てのテープを入手してないのでアレですが、かなり真面目に作っていたようで、今回、深く聴いてみたら・・・幅広い選曲ミックスの上手さにヤラれてしまいました!

 これはTakiさんには申し訳ない話ですが、私としては「シーモネーター時代」の印象が強かったので、テープを発見した時は「意外な人のテープ」というような感じで購入し、聴かずに保管箱行きでした・・・

 ただ、たまたま自宅で整理してたら、Takiさんのテープがたまってきたな~と思い、軽い気持ちで聴いたら・・・もー、内容が素晴らしすぎで、今週は「DJ Taki-Shit祭り」になるぐらい、聴いてしまいました!
 また、作品紹介をするにあたり、Takiさんのことを調べていたら、Takiさんのブログに遭遇し、音楽に対して真摯な姿勢が感じられる記事に共感し、それこそ「DJ Taki-Shit」という「音楽家」の素晴らしさを痛感させて頂きました!

 そんなわけで、一番内容が好みだった「Extra Relaxation Ver 9.04」という作品で、Takiさんの「DJの良さ」を紹介したいと思います!!

 なお、先に蛇足をしておきます・・・上のテープ写真において、右上の1本だけはホームメイド家族のDJ U-Ichi氏の作品で、Takiさんのレーベルからリリースされ、こちらもTakiさん的な内容で素敵です!
 なんか、ラップグループに属するDJのミックス作品って、それこそ「意外な人のテープ」的な部分があり、評価的には微妙な部分がありますが、深く聴くと凄いイイのが多いです・・・今回のTakiさんのテープを聴いて、ちょっと考えを改めました(^0^)


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 まず、このテープについては、最初も最初であるA面の1曲目→2曲目で勝負が決まった感じがあり、この部分を聴いて、一発で「この人は間違えがない!」と思いました!!

 1曲目は、Jazzサンプルが光ったHipHopの隠れた人気曲「The UMC's / One To Grow On」からゆっくりとスタートします・・・
 そして、2バースぐらいプレイした後、サビ的な部分の後に、なんとカットイン「Coke Escovedo / I Wouldn't Change A Thing」に繋ぎます・・・もー、これが素晴らしすぎます!!

 BPM的には割と近いですが、いやー、これは繋がないでしょ・・・ただ、ミックスのタイミングも、グルーブの繋ぎ方もバッチリで、作品の最初に入れることで、聴いてる人を上手くミックスの世界に引き込む効果もあり、素晴らしい繋ぎです!!

 本来であれば、選曲的な話からすべきかもしれないですが、今回は「DJミックス」の部分から紹介をしたいと思います。

 Takiさんのミックスに関しては、割とカットインで繋いでくるミックスが多いのですが、とにかく前後の曲の「メロディーとリズム」や「楽曲のグルーブ」を読み切り、しっかりと「曲と曲の接点」を作った上で繋いでくるので、聴いてて凄い気持ちいいです!

 先ほどのUMCからCokeの繋ぎも、どこが接点になっているかは説明しづらいのですが、グルーブはしっかりと繋がっています・・・他の部分も含め、かなりジャンルレスな選曲なのですが、ジャンルが違う曲でも、しっかりと接点を用意した上で曲を繋いでいくので、聴いてると、つい引き込まれてしまいます・・・
 これは、Takiさんのブログを読んでて納得したのですが、DJに「音楽理論」を上手く持ち込んでいる部分があるかなと思いました・・・人間が本能的に気持ちいい音楽構造をDJミックスと選曲に生かしている感じがし、Takiさんの「音楽家」としてのスタンスがでている部分だな~と思いました。


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 そして、今度は選曲の話をすると、ビックリするほど幅広く、そして深い選曲でヤラれます!

 それこそ、先ほど紹介をしたUMCのようなHipHopから始まり、R&B、RareGroove、Soul、JazzFunk、House、Breakbeatsなど、一本のテープに様々なジャンルの曲が入っており、その全てが「一つになっている」選曲が素晴らしいです!

 特に素晴らしいのが、選らんでくる曲が、いわゆる「知られていない良曲」を入れてくるところが多く、かなりヤラれました・・・

 例えば、R&B的なプレイとして「George Benson / Baby I'm in Love」という曲をプレイするのですが、この曲はHouseシーンで大ヒットした「Song For My Brother」の実質的にB面曲です・・・Houseに精通していないと知らない曲かもしれないです。
 また、同じようなB面曲として、ファラオネタのクラシックとして扱われている「Boogaloo / You Got To Have Freedom」の裏面に収録された「Boogaloo / Humongous Steps (Back Down To London)」という曲も選曲・・・クラシックな曲のB面って、意外と眼がつかないですが、イイところを突きますね!

 この2曲、個人的には今回の紹介においては衝撃的でした・・・

 それは、曲を探してみたら「自宅のレコード棚に入っていた曲」だったからです!

 毎回、作品紹介の記事を書くにあたっては、事前に収録曲の詳細を調べる作業が大切になっています・・・
 具体的には、上記のレコ写を起こす作業につながるのですが、既に持っている曲(=レコード)であれば棚から取り出し、そしてレコードをもっていない曲であれば、可能な限りレコ屋に行って探して購入をします・・・

 ただ、今回、この2曲は、作品を聴いて、素直に「イイ曲だな~、持ってないからレコード探そう!」と思い、どんな概要のレコなのかを調べていたら「えっ、あのレコのB面なの・・・もってるじゃん!」となりました・・・
 すぐに気付かない私もアレですが、こういった「みんなが気付いていない曲」を探し、カッコよく提示するのはミックステープの醍醐味で、今回は身をもってTakiさんの選曲の深さを知りました!!




 話が少し散らばってしまったのでまとめると、Takiさんは、どの作品でも幅広い選曲をしつつ、意外と知られていない良い曲などを気持ちいいDJミックスで繋いでいく感じで・・・ミックステープ馬鹿としては100点満点のミックス作品が作れる「DJ」だと思います!

 現在は、そこまで深くDJ活動をしていないようですが、このセンスは素敵です・・・DJ PaulさんやDJ Kentaさん辺りが好きな方にはドストライクで、こんな素晴らしいセンスがあるのであれば、DJ活動も積極的に行って欲しいと思いました!!

 テープ自体は、凄い本数が作られたようではないのと、割と名古屋地区中心に出回ってた感じがあるので、結構、手に入れるのは難しいかもしれないです・・・私自身も、まだ掘りきれてないと思っているので、これからも必死に捜索をしたいと思います(^0^)

 あと、名古屋って、ミックステープがそこまで盛んではなかったと認識していますが、今回のTaki-Shitさんだったり、以前紹介したDJ Mitsuさんだったり、そして大御所DJ Hazuさんだったり、実は恐ろしく「素晴らしいミックステープを量産してた地区」だったのかもしれません。
 う~ん、名古屋のテープ、あんまり市場に出ないのでアレですが、これからも頑張って捜索しよ~っと!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Taki-Shit 「Extra Relaxation Ver 9.04」
Genre : HipHop、R&B、RareGroove、Soul、JazzFunk、House、Breakbeats・・・
Release : 2001年12月
Lebel : Soulflower Records SECT-0002


Notice : この作品のテープの質について

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 Taki-Shitさんに対してはあまりイイことではないですが、今回、結構苦労をしたので、あえて書きたいと思います(^^;)

 今回の作品、プレス的には恐らく海外工場でのプレスのようです・・・カセットテープ本体に文字がシルクスクリーン印刷されているので、恐らくフィリピンでしょうか??

 そのためなのか、このテープに関しては、俗に言う「キーキーテープ」の確立が高く・・・聴くのに凄い苦労をしました(^^;)

 キーキーテープについて、改めて紹介すると、テープの材質が悪いのか、再生すると磁気テープを読み取る再生ヘッドのあたりから「キー」という擦れた音がするテープで・・・再生される音が割れたり、再生スピードが遅れたり、場合によっては再生ができないことがあったりします。
 
 今回のテープについては、キーキーテープの亜種みたいな感じで、キーという音はでないのですが、ある特定の場所になると、突然再生スピードが揺れ始め、次第に遅くなり、最終的には再生できなくなっちゃう現象が起こります・・・
 この限りであれば「テープ伸び」と言った方が分かりやすいかもしれないですが、実際にテープは伸びてなく、テープ再生機の動きを遅くさせる性質が含まれているようです・・・
 また、この現象、テープ再生機によって程度の差が出るので、テープと再生機の相性もあるみたいで、ショックウェーブで再生するとそこまでは酷くならず、今回は結果的に自宅でもショックウェーブで頑張って聴いていました(^^;)

 そして、これはラッキーなことでもあるのですが、後で紹介する某地方ユニオンでこのテープが普通にでてたので、予備用に新しく購入しましたら、そちらも同じ部分で同じ現象が軽微に起こっていました・・・
 既に持っていたテープと比べると軽微というレベルで、再生するテープ再生機によっては、やはり同じ現象が起こり、満足に聴けないです・・・・

 う~ん、色々と愚痴を並べましたが、言いたいのは「キーキーテープ」は「プレスの時点で問題があり、聴く側の対応策としては、なるべく相性の良いテープ再生機で聴く意外ない」になるのかな?
 凄いイイ作品なのに、ちゃんと聴けないのは辛い・・・困ったものです(^^;)





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<独り言>

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 別に毎週毎週、この独り言を書く必要はないのですが、嬉しいことに、ここ最近は「独り言ネタ」が多いようです・・・今週も色々とありました(^^;)

 まず、今週はMUROさんの新作ミックスの発売ですね!!

 週末にはMocha Soulの新作も出ましたが、週の真ん中にはオフィシャルリリースのミックス作品が2作発売され、これが素晴らしいです!!

 一つ目は「Diggin' Japanese Pops」という作品で、なんと和物をオフィシャルで選曲とミックスしたもので、ジャケの小林泉美さんネタから「間違えない!」作品です(^0^)

 割とブギー的に行くのかな~と思っていたら、RareGroove~Mellow的なミックスで、全体的にカリビアンな感じで攻めているのがイイですね・・・時期的には夏に聴いたら絶対にハマりそうです(^0^)
 また、選曲がヤバくって、まだそこまで深く聴いてないのでアレですが、普通に由紀さおりをプレイしてくる辺りが流石MUROさんです!!

 そして、テープ馬鹿としてはこちらの方がボムですね・・・なんと「Taste of Chocolate - R&B Flavor」の新作がオフィシャルでリリースされました!
 昨年からDiggin' Ice、Diggin' Heatとリリースが続き、次は何かな~と思っていたらチョコでヤラれます・・・当然ながらテープとCDの2本買いです(^0^)

 内容的にはR&Bを甘くミックスした人気シリーズですが、今回のは予想を裏切りつつ、しっかりと「Taste of Chocolate」としてまとめているのが素晴らしいです!

 ネタばれにもなるので、深くは書きませんが、プレイしている曲の半分以上が実はHipHopの曲で、それもG-UnitとかThe Gameなど、超意外な曲が多いんです・・・ただ、素直に聴いていると、チョコらしい「暖かさ」がある選曲・ミックスです・・・
 土曜の朝、何となく早起きしてしまい、布団にくるまりながらコレを聴いてたのですが、布団の暖かさと相まって、全体的なグルーブの出し方が正に「Taste of Chocolate」で凄い気持ちいいです・・・ムロさん、やっぱり凄いな~


 両方とも、凄い鉄板曲は収録されてないので、万人向けとは言い難い部分もありますが、内容は「流石ムロさん!」と唸る内容で、お勧めですよ(^0^)
 

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 そして、もう一発、全く別の独り言を紹介です!

 先週も書きましたが、ここ最近は週末がレコ掘りに出かけることができ、かつ、割と欲しいレコードがポンポンと出る状況が続いております・・・一言で散財なのですが、結構探してて、やっと出会えるレコが多く、私の「レコ運」が良い証拠なのかな~とも思っています。

 そんな中、今週は「盤質C」なレコードと対戦してきました!

 レコード事情を知らない方の為に紹介すると、こういった音楽商品が中古で出ると、商品の「品質」が重要なので、お店側が任意で「A・B・C」のような品質(盤質)を提示する流れがあります。
 なぜ品質が重要かというと、レコードが分かりやすいのですが、どうしても傷やノイズが発生する構造になっているので、聴く側としては、限りなく傷などが無いモノでないとしっかりと聴くことができないので、なるべく傷等が無い状態の商品が欲しい訳です・・・そのため、お店側としても、こういった情報は分かりやすく紹介し、買う側もそういった情報を理解・判断して買っています。

 今回は、ユニオンの某店で、ズーッと前から欲しかった「Nice & Nasty 3 / The Ultimate Rap」(写真右・ブッタの大怪我ネタですね)のオリジナルが出ることが分かり、出品情報を待っていたら、事前情報で「盤質C」となっており、お店に行くかどうかも迷っていたブツでした。

 再び説明を入れておくと、ユニオンの品質は「A:新品同様」「B:並みの中古品」「C:傷などがあり難あり」みたいな感じで、大半の中古商品は「B」で出ており、「C」の商品はあまり出ません・・・
 出ないというか、買う側も「C」と書いてあると「品質が悪いだろう」と思い敬遠してしまうので、バイヤーさんによっては「B」と書いて、注釈で「キズあり」と入れることの方が多く、結果的に「C」は「よほど状態がヒドイ」という認識が強く、この表示を見た瞬間、スルーする方も多いと思います。

 ただ、今回に関しては、どうしても欲しいレコなのと、ここ最近の動きを理解して、とりあえずお店に行ってみて、視聴してから考えよう・・・とし、いざ戦いに行ってきました!

 ゴツいセールというレベルではなかったので、いつもお見かけする畏兄の方と一緒に入店し、サクサクと棚を掘り、2列目でゲット・・・んで、とにかく盤質確認ということで視聴へ・・・
 店員さんから預かったレコは、全体的にヘアー(擦りキズみたいな状態)が多いが、致命的な傷はなさそうという第一印象・・・ただ、ノイズだけは針を落としてみないと分からない・・・緊張しながら針を落としたらノイズはほとんど無しで、ヘアー部分も傷音はせず・・・やった、行けるぞ!

 大変マニアックな話ですが、今回のレコはHipHopのオールドスクール(80年代初期)のレコで、これらのレコはなぜかヘアーが着きやすい盤質が多いんですね・・・理由は定かではないですが、そういうのが異様に多いです・・・まあ、当時のブロンクスマナーが悪かったのもあるかな?
 ただ、経験的に、意外と行けるレコが多いことは知っていたので、これも盤質を見た瞬間に「行けそう」と思いました・・・

 また、ここ最近のレコード事情も影響しているんですよね・・・ここ最近、海外も含め、とにかく買う側が「美品」にこだわる傾向があり、お店側も盤質にはかなり注意をしています。
 そのため、この盤質表示もシビアになっており、結構細かいところも指摘してて、今回のレコも、昔だったら「B」で通せた内容でしたが、見た目は「C」にせざるを得なかったのかもしれないです。

 結果的に、値段も「C」で、私が覚悟してた金額より相当安く購入ができました・・・うん、ラッキーでしたね(^0^)


 そんなわけで、今日は「運がイイ!」と感じ、これまた欲しかった「O'Jays / Message in our Music」のアメ盤12inchが「C」で出ると分かった某地方ユニオンに急遽遠征してしまいました(^^;)
 内容的には、Ultimate Rapと同じように、全体的にヘアーが多く、見た目が「C」な感じでしたが、これも視聴したら全然イケ、ニコニコで購入しました!
 金額的には想像してた値段よりもグッと抑えられてて、結構かかる電車賃をだしてもお釣りが出るぐらいです・・・こちらもラッキーでした(^0^)

 まあ、まとめじゃないですが、このご時世、逆に盤質「C」でも全然イケるのもあるということですかね・・・ただ、中古である限り、お店側がだしている表示だけを信じず、自分の目と耳で確かめるのが絶対確実なんですけどね~

 ちなみに、O'jaysのジャケ文字ですが、前オーナーが手書きしたと思われる仕様で、これが通常ではありません・・・ただ、結構マッチしててイイですね(^0^)
 この手書きも盤質等のマイナス要因ですが、私的には「プレーンジャケに手書きはOK」と考えてて、今回のO'Jaysのようにむしろ「逆に良い」のもあるので、割と積極的に買ってます・・・この手書きモノ、ムロさん辺りがジャケ本だしたら面白そうですね!


 では、毎度のごとく長くなりました・・・明日から2月です、寒さに負けず頑張りましょう!!




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DJ Oshow 「What's Hip Hop ? vol.3」
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 えー、寒いですね・・・(^^;)

 今週の初めは、東京でも初雪が降り、やっと冬本番です・・・
 私は基本的に寒がりで、無駄に厚着派です・・・今日は少しは暖かいですが、着膨れダルマ(?)になってブログの作業をしていました(^^;)

 そんなわけで、寒さとは関係なく、久しぶりに聴いたら良かった作品です~


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 今回は、気付いたら全然紹介してなかったOshowさんの名作ミックスシリーズの第3段の紹介です!

 ミックステープが全盛だった2002年~05年位の頃、Oshowさんのテープを聞いてた方は大変多いかと思います・・・
 当時、DMRなんかでかなりプッシュしてたのもあるし、内容がイイのでそれが評判で売れてたり・・・Oshowさんの自由なDJを聴いて「HipHopの壁を破れた」って方も多いかもしれないですね?

 この第3弾でも、タイトルの「HipHopって何?」が示唆するように、HipHopが本来持つ「自由さ」を選曲やDJミックスを通してOshow流に披露しており、大変面白い内容です!

 まず、選曲面ですが、陳腐な書き方だと「HipHopを軸に幅広い選曲」になります・・・手持ちのレコだけで紹介するのが大変辛いのですが、傾向的には「微妙に外してくる選曲」が多いですかね・・・

 HipHopであればB面クラシックな「Redman / How to Roll a Blunt」、RunDMCの意外と見逃せない名曲「Run DMC / Beats to the Rhyme」など、割とHipHopは多めの選曲です。
 また、そのHipHopに混ぜて、当時はLPの隠れた一曲だった「Jurassic 5 / Swing Set」のようなBreakbeatsっぽい曲や、パーティークラシックな「Freedam / Get Up and Dance」のような旧譜~ネタ物などのHipHopとは異なる曲を混ぜ、最終的には「OshowさんのHipHop」にしているのが素敵です!

 特にこの作品では、オリジナルな「ブレイクネタ」の曲をHipHopの曲と上手く織り交ぜてプレイしており、その辺は上手いですね・・・ただ、それらのネタ曲をカバーしたBreakestraのインストの上に、Method Manをブレンドしてくるのはイルすぎです(^^;)
 また、普通にLuscious Jacksonのようなオルタナっぽい曲を入れてきたり、ビートボックス曲でメドレーをしたり・・・全体的にOshowさんの「イルさ」が光っています!


 んで、今回は、選曲以上に「DJミックス」の方を強く説明したいと思います!

 いや~、久しぶりに聴いてて「ちゃんと2枚使いやスクラッチが上手くなりたいな!」と思いました・・・これがOshowさんの魅力なのかもしれないです!

 2枚使いやスクラッチがDMC級に上手いかというとアレですが、DJミックスの中で聴いてると素直に「カッコいい!」とか「うわー、真似したい!」と思う2枚やスクラッチが大変多いです・・・

 例えば、レコ写で紹介した「Redman / How to Roll a Blunt」であれば、サビ前に入るライムをコンパクトに上手く2枚使いして、イイですね・・・いわゆる「サラッと2枚使い」という感じなんですが、一発入れてくるだけでファンキーになるので、こういうところは真似したくなります!

 また、「Run DMC / Beats to the Rhyme」であれば、歌詞の「♪Cause he's number (1, 2, 3, 4, hit it)」というラインが切れたらブレイクビーツ曲にカットインし、その後に続く「♪Dance to the rhythm・・・」というラインを、そのブレイクビーツ曲の中でスクラッチソロを決める辺りもクソカッコいいです!
 特に、Oshowさんのスクラッチの代名詞だと思いますが、スクラッチが終わる際に、ミキサーの縦フェーダーで音を落としながらスクラッチする技(分かりますか?)は今聴いてもカッコいいですね・・・つい、真似したくなりました!

 Oshowさんの2枚やスクラッチって、技の技術力以上に「アイデア性」が重要で、実は結構単純な技なんだけど、そこで実行することでメチャクチャ効果が発揮するのが多いと思います。
 つまり、それが聴いてて「素直にカッコいい!」と思う所以だと思います・・・2枚使いやスクラッチが「DJミックスの中で光る」技として入れてくる点が上手すぎです(^0^)

 そして、Oshowさんの魅力のもう一つの魅力が「意外性」だと思います。

 この意外性、本当は選曲面の話になるのですが、DJミックスの技術的な話の流れで紹介すると、「Jurassic 5 / Swing Set」で曲中にもタイトに2枚使いをしつつ、ころ合いを見て、なんと「Freedam / Get Up and Dance」にカットイン!
 両方の曲を知っていれば「えっ、その繋ぎ?」と思いますよね・・・ただ、これがメチャクチャ絶妙で、グルーブがバッチリ繋がりつつ、その意外性にヤラれます・・・う~ん、上手いですね!

 もちろん、これはOshowさんの意外性の一面でしかないのかもしれないですが、全然違うジャンル/雰囲気の曲を繋げつつ、自分のDJミックスの流れを崩さず、かつリスナーにも意外性という衝撃を与える展開はホント上手いです・・・



 まとめると、OshowさんのDJは、世間で考えられている本流のHipHopからは選曲もミックスも「ちょっとズレている」んだけど、それが「魅力」になっているのが素敵です。
 この観点は、今のOshowさんのDJにつながるかと思います・・・ちょっと前にEDMのDJバトルに出てファイナリストになったり、今現在、メジャーでミックスCDを出してたり・・・しっかりと「他とは違うOshowのDJ」があるからこそだと思います!

 Oshowさんのテープ、正直、聴く方の好みや相性もあるかと思いますが、ハマる人には絶対にハマる作品が多いかと思います!
 テープは、本数が多く流通しているので、今でも中古で買いやすいかと思いますので、気になる方は探してみてね~



<Release Date>
Artists / Title : DJ Oshow 「What's Hip Hop ? vol.3」
Genre : HipHop、Jazz Funk、Breakbeats、Rock・・・
Release : 2003年5月
Lebel : Sugar Bitz ST-072

Notice : DJ Oshow作品について
 以下に作品一覧ページを用意しました。なお、Oshowさんとの共作作品もあったので、同時にDJ Itaoさんの作品も紹介しています。
 よろしければご覧になってくださいね~

 DJ Oshow / DJ Itao 作品リスト





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<独り言>

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 え~、今月は平日が仕事三昧ですが、土日はしっかりと休める状況が続いており、大変助かっております(^0^)

 そして、レコード掘り的には、1月って12月にイイのを吐き出しすぎて暇な時期なはずなんですが、意外と好調で、お金の出費が怖い状況になっております(^^;)

 その好調さを支える一つとして、今月は「Coconuts Disk(ココナッツ・ディスク)」さんが各店で割引セールを行っていたことがあげられます。

 ココナッツさんは、都内に4店舗(代々木、江古田、池袋、吉祥寺)のお店を構えるレコード店で、それぞれのお店が品揃えや店舗の雰囲気が個性的で、かつ結構面白いブツが出るとあって、お好きな方が多いレコード屋さんかと思います。

 私自身も大好きなお店で、どのお店もちょっと行きづらいところにあるんだけど、つい足を運んでしまうことが多いです・・・

 そのココナッツさん、ここ最近、どの店舗も「テープ」をさりげなく出しており、特に「和物アドバンステープ」でイイ感じなのを出しているので、結構、それを目当てに出向いております。
 特に、代々木店さんはミックステープもアドバンスも熱く、色々と面白いのを出しており、つい寄ってしまいます・・・店主のYOKOさんのナイスセレクトが光っており、放出情報には目を光らせております(^0^)

 んで、今月は各店で特定日に20%引きの割引があったので、そのセールごとに4店舗を回らさせて頂き、色々とゲットしてきましたよ~


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 釣果的にはこんな感じで、本数的にはボチボチですが・・・結構面白いのが買えました!
 アドバンス以外にもテープアルバムのボチボチあったのでそれらも買いましたが、いや~、コレ系のテープは本当に深い世界です!

 これらのテープ、冷静に考えたら「CDで普通に売っていた作品」ばかりです・・・

 ただ、それを「あえてテープで聴く」ことがポイントで、テープで聴くことによって不思議と「ミックステープ的に聴ける」モノが意外と多いです・・・
 この点に気付いたので、こういったテープも買うようになったんですね・・・

 ミックステープ的に聴ける・・・

 これは考えれば考えるほど色々な意味があり、私自身も上手く説明ができないのですが、聴いてて「その世界観に入れる作品」ってところでしょうか・・・う~ん、上手く説明ができないです・・・
 ただ、テープでアルバムを聴くと、私に関しては、耳への入り方や残り方が確実に違うんです・・・身体がそうなってしまったのもあるのかもしれないですが、フリーな気持ちで純粋にそのパッケージ化された「作品」を楽しむモードになるようです・・・なんか、変な道を覚えてしまったようで、困ったものです(^^;)

 
 んで、そういった視点を踏まえ、今回、掘ったテープをちょっと紹介しますね~

 例えば、2003年にあの曽我部恵一さんが監修/選曲した日本の古いロック/ポップスのコンピレーションのアドバンスを抜きましたが、これはモロにミックステープですね・・・CDでも普通に売ってると思いますが、テープで聴くと最高です!
 コンプレーション系は意図的に選曲しているケースも多いので、ミックステープ的に聴けるアドバンスの4番バッターですね・・・これ以外にも映画「Jackie Brown」のサントラや、刑事ドラマの曲だけを集めてコンピなど、最高です(^0^)

 あと、ここ最近、意外と選曲をしたうえで作っていることが分かった「ベスト盤」系も面白いのが買え、アドバンスではWink、山口百恵、和田アキ子を、テープアルバムではアラベスク、大橋順子、セルジオ・メンデスをゲットしました~
 なお、テープアルバムでのベスト盤って、当時は凄い需要があったようで異様に多いのですが、本人の作品遍歴に載っていない、勝手に作られたのもあり、それらのアーティストに対する「愛のなさ」が意外と好きです・・・セルメンのジャケがイイ感じに関係ない写真で良いです(^^;)


 そんなわけで、これらのアドバンスは今後も掘っていきますね! 
 ただ、どこかでちゃんと紹介しないと・・・これは、機会をみて頑張ります(^^;)






 




DJ Yurikamaal 「Back in the Dayz」
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 え~、結構なHipHopマニアであれば、このジャケを見た瞬間「んっ・・・おわっ!」となるかも??

 今回は、久しぶりに「ジャケ勝負」な紹介です(^^;)


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 今回は、Yurikamaal(ユリカマール)さんという女性DJによる濃いHipHopミックス作品の紹介です!!

 まず、ジャケが反則ですね・・・Tony Dプロデュースのミドルクラシック「Blvd. Mosse / All Praises Due To Outstanding」のジャケをパクり、どうやらご本人さんとクラウンですからね・・・思わず「チャンプロード」の愛車自慢かと思いました(^^;)

 リリースした頃はユリカさんが20歳ぐらい(!)の時のようで、若気の至りなんでしょうか・・・もー、このジャケだけで即購入でした!

 ブログの作品紹介において、あまり「ジャケ買い」の作品って紹介していないのですが、テープに関しては、掘っていてジャケの面構えが「ピン」ときたテープは、値段が高くない限りはガンガン買っています!
 まあ、見たことのないテープはとにかく買っている現状なのでアレですが、こういったジャケ買いもテープ収集の楽しみの一つですね・・・特に、こういった「サンプリング・ジャケ」は手が出やすい部類で、素人に近い方の作品ほど「美味」なのが多く、日夜収集に勤しんでおります!

 その中で、これはクラシック中のクラシックです!

 この写真だけのジャケならヤン車感満載のハイパーユーロとかが入ってそうな感じですが、ネタ元を含め中身が「ゴリゴリなB」で、それを作ったのがうら若き乙女なのにグッときます!!
 
 なお、ジャケについてですが、クラウンでイイんですかね・・・私は車に詳しくないのでアレですが、もしかしたらセルシオかもしれないです??

 あと、全くもって蛇足ですが、MUROさんがKODPクルーを引き連れてDJをしてた頃(00年代初期~中期)、記憶だとクラウンが移動の足になっていたような気がします・・・ageHaでのプレー後、ageHaの裏口にクラウンが横付けされ、早速と帰っていった姿を見てはグッとなっていました(^^;)


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 んで、ユリカさんの詳細については、かなり分からないところが多いのですが、この作品がリリースされた2006年前後に関西を中心に活動をしていた方のようです・・・

 このジャケだったり、Marly Marlから拝借したと思われる名前だったり、今回の作品だったり・・・Random Rap~Middle HipHopなどの「濃いHip Hop」を得意とするお方のようで、失礼な表現ですが「女性らしからぬ」濃いDJや掘りっぷりが素敵です!

 濃さの一例としては、関西のコレ系HipHopのDigger達が集まっていたイベント「Back in the Dayz」の常連だったり、作品の奥付等にはPanzoさんのお名前が入ってたり、別作品のミックスCD(Don't Stop Rappin')のアートワークはYo! Brothers Proだったり・・・かなり真面目にミドル街道を走ってた(?)ことが伺えます。
 あと、このテープのリリース元が、今はミックスCDの有名webショップである「Freedom Record」からのリリースなのもポイントかも・・・DJ U-Sayさんのテープで有名なレーベルですが、この作品のリリースもミドル街道の繋がりなんでしょうか??

 う~ん、なぜ、ミドルに手を出しちゃったのかは分からないですが、このジャケだったり、作品の内容からすると、かなり「ゴリゴリ」なミドルをプレイしてて、そこらの野郎が束になっても敵わない「B魂」をお持ちだったようです・・・
 なんか、ジャケのヤンギャル感が強すぎてアレですが、普段のユリカさんは割と女の子っぽい感じのようで・・・ただ中身は「B」っていうのが最高ですね!!


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 では、作品の紹介です!

 この作品は2006年1月に録音されたクラブプレーを収めた内容になり、色々な意味で「ゴリゴリ」な内容になっています!

 まず、作品の仕様においても「若気の至り」みたいなところがあります・・・

 いわゆるライブ録音になるのですが、ライン録りではなく「クラブのスピーカーから出る音」を録音しており、これのバランスが微妙で・・・正直な話を書くと、聴くに聴けない内容になっています(^^;)

 例えば、プレイされる曲のキックの音(Low)が殆ど録音されなく、全体的にモコモコした音質で、聴いててミドルHip Hopの特色であるゴリゴリした感じが無かったり・・・逆にこういったライブ録音の特色である観客の声が殆ど録れてなかったり・・・です。
 う~ん、ユリカさんには申し訳ないですが、ミックスの内容を味わう前に、リスナー側の「聴く気持ち」を削いでしまう要素がありすぎです・・・ラジカセで聴いてるとそうでもないですが、ヘッドフォンで聴いてるとダメでした・・・すみません・・・

 ただ、ミックスの内容を深く聴くと・・・いや~、ゴリゴリですね!!

 私自身があまりコレ系のレコをもってないのでアレですが、「Uptown / Dope On Plastic」などのド渋なミドルが爆発で、正に「男勝り」な選曲は素晴らしいです!!
 また、古いマニアックな曲を多く抑えつつ、Random Rapの再評価の流れで作られたDVD「SBX!」からカットされた秘蔵曲「Lord Finesse & Percee P / Rematch」などの当時の新曲も織り交ぜ、ミドル感が満載です!!

 全体的にマイナーな曲を中心にゴリゴリにプレーをしてて、これ系の曲が好きな方には直球ですかね・・・

 また、それに加え、クラブで聴いてると、ミドル特有のボトム感が強い内容が気持ちよく、曲を知らなくても、つい首を振りながら踊ってしまう感じがあります・・・
 なんか、聴いていると、クラブでお客さんをロックしている感じを出したくって、このライブ録音を出したのかな・・・とにかく、ミドル系HipHopの持つバウンス感を維持した選曲/DJは大変上手く、クラブで聴いていると、結構踊らされてしまう内容だと思います!



 あまり上手くまとまらず、奇異なところばかり紹介してしまいましたが、内容的には結構良いと思います(^0^)

 ただ、その「奇異」な部分が、今となっては「美味」になっているのも事実で、マニアとしては堪らない御馳走です!!
 あまり出たテープではないので、入手は難しい部類かもしれないですが、気になる方は探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : DJ Yurikamaal 「Back in the Dayz」
Genre : HipHop(Middle、Random Rap・・・)
Release : 2006年
Lebel : Freedom Record FD-004




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<独り言>

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 なんか久しぶりなような気がしますが、毎度の釣果報告です・・・

 12月はユニオンのセールで翻弄されましたが、ここ最近の釣果は結構よく、レコもテープも買いこんでおります・・・う~ん、掘り馬鹿的には「運気が良い」時期かもしれないですね~

 そんな中、渋谷のユニオンでテープのミニセール的な放出があり、しっかりと参戦してきましたよ!!

 まず、このブログを読んでいる方だと、こういった放出情報には敏感なので、これもチェックしてた方が多いかと思います・・・
 普通な方なら「ああ、普通な放出だな~」と思うかと思いますが・・・今回、リストを見た瞬間、私は「キター!」と思い、かなりワクワクしながら当日を待っていました!

 先に結論を書いちゃうと、レゲエ系の全然出ないテープがゴソっと出ることが分かり、コレを狙いに参戦し・・・無事にゲットすることができました!!

 当日は、整理券がないのに、マニア特有の思いこみで、他の人も狙っている可能性があると思ってしまい、9時半には現地到着・・・寒い1階で待ち続け、結果的にはテープ狙いはいなく、一人参戦でした(^^;)
 ただ、分かる人には分かるかと思いますが、一人なのに、もう少ししたら誰か来るかも?という恐怖感もあるので、一人鉄火場モードで、眼を皿にして回収してて・・・無事に全て回収出来た時の爽快感は玉乱ですね(^^;)

 内容的には、90年代末の「国内レゲエの現場録音テープ(=サウンドクラッシュ)」が中心で、喉から手が出るほど欲しかったブツが多く、無事にゲットできてよかったです!!

 特に、Red Spiderなどの関西系のが多く、関東ではあまり流通しなかったのが多いのもポイントです・・・いやー、今日はこの辺のテープを聴きながらブログの作業をしてましたが、Red SpiderのJunior氏の勢いがヤバくって、つい演説を聞いてしまい、ブログの執筆作業の足を引っ張っていました(^^;)
 また、現場モノではないですが、トップウォントだったMighty Jam Rockの1番のテープ(手刷りだ!)がゲットでき、無事にMJRを全て揃えることができたのは嬉しいです(^0^)

 レゲエ系のテープ、ヤフオクだと結構争奪戦になっており、マニアが着実に増えているジャンルです・・・ブログではあまり紹介してないですが、ホント面白いテープが多いので、これからも頑張って捜索しますね(^0^)


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 そして、これも紹介しておきましょう・・・マニアにとっては、ある意味「人生を考える瞬間」が味わえるイベントです(^^;)

 今回もレゲエテープで一喜一憂させてくれた、大人のワンダーランドこと「Disk Union」ですが、大変面白い企画を始めました!

 「プレミアムキャンペーン2015」という企画で、2014年11月から始まったメンバーズ登録をした方に対して、2015年のユニオンでの購入金額に応じてノベルティーグッズをプレゼントするという内容です・・・詳しくは下記の紹介サイトをご参照ください・・・


【ディスクユニオン・メンバーズ】プレミアムキャンペーン2015


 まあ、いわゆる顧客還元的な企画ですが、マニアにとっては有難いようで「有難くない」企画ですかね(^^;)

 なぜなら、一年間で「どれだけユニオンに投資したか」が分かってしまうからです・・・

 このメンバーズ制が始まった時からボヤいていましたが、会員ページにアクセスすると、自分の購入遍歴が分かる仕組みになり・・・日々、ユニオンで散財している立場からすると、リアルな金額が分かってしまいます・・・
 普段、チョコチョコと買っていると分かりづらいですが、まとまった金額を提示されると引きますよね・・・それも、生きるためにそんなには必要ではないレコードやテープ等に対しての金額です・・・ファイナンシャルプランナーさんに見せたら、真っ先に怒られそうな出費です(^^;)

 そんなわけで、恐る恐る、私もサイトにアクセスし、自分のポイントを見てみました・・・

 結果は、明確には書けないですが、とりあえず楽勝の二桁DUでした(^^;)

 ある人は「馬鹿じゃないの!」と思うだろうし、ある人は「まだまだだね~」と思うでしょう・・・私自身の感想は「まあ、そんぐらいだろうな~」で、意外と凹まなかったです(^^;)
 まあ、自分でも毎月どのくらい買っているかは分かるので、妥当な数字だと思いましたが、会計時にカードを出さずに会計したことも結構あるので、それがあればもうちょっと入ったんだろうな~と思い、カードを出なかったことの方に反省をしたぐらいでした(^^;)

 そんなわけで、そのポイント相当のプレゼントを早速申し込みさせて頂きました・・・届くのが楽しみです(^0^)

 まあ、掘ってる方なら分かりますが、これだけ払っている裏側には「欲しいと思うモノがある」ことが重要です・・・欲しいモノが無かったらここまで払ってないですから!

 そんなわけで、今年もユニオンさんにはお世話になります・・・これからも「大人のワンダーランド」として頑張ってくださいね!!





DJ Missie 「Missie」
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 ちょっと時間が経ってしまいましたが、新年一発目の更新です・・・あけましておめでとうございます!

 今年も一年間、頑張ってブログを更新していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

 そして、ちょっと遅れた「お年玉」になるかもしれないですが、久しぶりの「超危険物」の紹介です・・・
 今の和物ブームの流れであれば、絶対に反応する方が多い作品の紹介です!

 個人的には「奇跡の秘宝」と崇めているテープで、DJの制作環境や技術が向上した現在でも、これを再現するのは不可能なぐらい鬼カッコいいテープになります!!
 
 今回も無駄に分析モードで紹介しますので、夜露死苦です!!



(1)はじめに

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 このテープは、人気HipHop系DJである「DJ Missie」さんの作品で、おそらく90年代末ぐらいに作られた、いわゆる「和物」を選曲・ミックスした作品になります!

 内容が内容だけに大々的には流通しなかったようで、販売をしたのか、又はノベルティーレベルでの配布なのかは分かりませんが、相当プレス数は少ないと思われます・・・
 私自身も約2年前に初めて存在を知り、奇跡的にゲットできた経過はありますが、ほんと市場で見ないテープです・・・ただ、ちゃんと業者発注のプレステープなので、ある程度はプレスされているのかな~と思います。

 まず、この前文を読んで「えっ、Missieさんが和物?」と思う方が多いですよね・・・その辺の補足からいきましょう・・・

 この作品、まず聴いて分かるのが、明らかにミックステープの古典中の古典である「DJ Spinbad / The 80's Megamix」(写真右)のオマージュとして作られていることです。
 
 この作品は、1996年ごろ作られたテープで、当時はまだ売り出し中だったNYのDJである「DJ Spinbad」が、彼が持つ超絶DJスキルとイルな選曲眼を駆使して、当時、一切無視されていた「80年代のポップス」を鬼カッコよくミックスした作品になります。

 私自身もホント影響を受けたテープで、価値のないモノから価値を生み出すという「Hip Hop」の大原則をミックステープという形で披露した点は衝撃的でした・・・

 それこそ、当時はダサいと思われて100円とかの捨て値で売っていた80年代の楽曲を、Spinbadのスクラッチや2枚使い、そして素晴らしい選曲術で作りだしたミックスは鬼カッコよく・・・カッコ悪いモノをカッコ良く変化させてしまう内容がまさに「Hip Hop」です!
 そう、服装や雰囲気ではなく、こういった姿勢が「Hip Hop」であることを強く教えてくれた作品の一つです・・・ライムスターの言葉を借りれば「決して譲れないぜこの美学」の姿勢が重要だということを教えてくれ、今の私がいることの根源とも言える作品になります!!


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 そして、今度はMissieさんに話を戻しましょう・・・

 Missieさんは、もともとバトルDJをしており、ターンテーブリスト集団「The B'T-X(ビート・エックス)」を率いて活動をしていたので、バックボーンとして「ターンテーブリストの血」が流れています。
 また、当時はバトルDJとしての認知もありましたが、幅広い選曲/クラブプレイも出来たことからクラブでのDJも積極的に行っており、他のターンテーブリストよりも「選曲・DJミックス」がしっかりと出来る部分もあります・・・

 そこで、これは恐らくの話になりますが、こういった背景のあるMissieさんですから、Spinbadのテープを当時聴いてたはずで、相当影響を受けたと思います・・・
 Spinbadについてはスクラッチや2枚使いなどの「DJ技術」が凄い点と、他のバトル系DJにはなかった「選曲力」が異常に上手かった点があり、この2点だけでもMissieさんのDJ活動とつながるので、相当影響を受けたと思われます。

 そして、影響を受けたからこそなのか、Spinbadが作った80's Megamixが「アメリカの80年代ポップス」で擦り倒したことを踏まえ、Missieさんが馴染んでいた「日本の80年代ポップス」に置き換えて作ったらどうなるか・・・で、作ったのがこのテープだと思います!!

 内容的には、聴けば聴くほど分かるのですが、かなり本気で作った内容で、ある意味でSpinbad超えをしています・・・15年近く経過した現在でも、これに勝ることはできないほどの内容で素晴らしすぎます!!
 私自身も、このテープと出会って以降、本当にヤラれました・・・何度も何度も聴いていて、やっぱり「テープ時代のミックス作品の素晴らしさ」を再認識しました!!

 なので、今回は皆さんへのお年玉もかねて、Missieさんには無許可ですが、この作品を幅広く理解して頂くために音源をアップしました・・・興味ある方は聴きながら作品紹介をご確認ください~

 では、以下で紹介しますね~



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<補足①>
 まず、この作品を深く理解したいのであれば、以下の記事を参照にしてください!

 DJ Spinbad 「The 80's Megamix」

 ※音源は以下のSpinbadのHPにアップされていましたので、
  そちらでご確認ください。
     DJ Spinbad - Music (上から3列目の右)       

<補足②>
 今回の記事で紹介する内容は、著●権的にアレな和物をご紹介しますので、画像やテキストはボカしを入れています・・・ご了承ください。

<補足③>

Missie_wa_mo_no by Mixtapetroopers on Mixcloud


 ※無許可でアップしてますので、何かあれば消します・・・
 ※トラックリストは「こちら」から根性でご確認ください(^^;)





(2)選曲について

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 では、まずは選曲面から紹介をしましょう!

 音源を聴くと、いきなり「●Genji / ○iamond ハリケー○」から始まりますが、いや~アラサー後半からアラフォーの方にはグッとくる選曲です!
 
 時期的には80年代中期~後半ぐらいの曲が多く、それこそお茶の間を賑わした日本のポップスが中心に選曲されています。
 例えば、自身も主演をしてたドラマ「ママは○イドル」の主題歌である「中山●穂 / 派○!!!」とか、名作アニメ「○ティー・ハンター」のエンディング曲として大ヒットした「TM ●etwork / ○et Wild」などの80年代後半のヒット曲が中心にされつつ、80年代後半の時点でもクラシックだった「ピン●・レディー / UF○」などの過去の定番曲も選曲している内容になっています。

 多分、画像を見てピンとくる方だと「おおっ!」と思うでしょうし、ピンとこない方でも音源を聴いて「ああっ、これか!」と思う・・・そんなヒット曲や定番曲が多い選曲になっています。

 個人的には80年代後半の選曲にはグッときます・・・私が小学校低学年ぐらいの時で、テレビをつけていれば普通に耳に入ってきた名曲ばかりなので、この時点でヤラれました(^^;)

 レコードの7inchでシングル曲がリリースされていた末期(88年ぐらい?)までの曲になり、この作品では全て「アナログのシングル盤(7inch)」でミックスをしているのですが・・・いや~、イイ曲が多いですね!
 分かりやすい表現かはアレですが、レコード会社の「Pony Canyon」や「Epic」が輝いていた時代ですかね・・・耳馴染みやすい歌詞やサビが印象的なんだけど、実はトラック(演奏)がしっかりしている曲が多く、改めてこの時代の曲の良さを痛感しました!

 んで、ここで重要視したいのが、大ヒットした曲が中心なので・・・Missieさんがテープを作ったとされる90年代末の時点では、市場では「完全に無視」されていた曲であることです。

 ちょうど今は、市場的には和物の再評価が進んでいるので、この辺の曲も珍重されていますが、90年代末だと、時期的にCDに完全移行をし、この辺の曲たちは「無視」されていたかと思います。
 それこそ、CDになったので昔にプレスされたアナログ盤が不要になっていた状況だったのと、最新の曲が絶えず生まれる状況下において少し前の曲は評価されない構造があったり・・・へんな話、レコード屋やリサイクルショップ等で買おうと思えば100円以内で買えることができる曲ばかりです・・・

 これは、Spinbadが作った背景と一緒ですね・・・Spinbadのテープは「収録曲を全部揃えても1万円」なんて言われていましたが、Missieさんのは収録時間がちょっと短いので「3000円」ぐらいでしょう・・・2枚使いをバリバリしてるので、それを考慮してペアで揃えたとしても「5000円程度」でイケたはずです。

 Spinbadの記事で強く書いたので、先に結論を書いちゃいますが、Missieさんは、こういった「ダサい」と烙印を押されている曲を、クリエイティブなDJでミックスすることで、その価値を光らせています!!

 そう、それは、ただ単に曲を並べたら懐メロになってしまうところを、DJの技術とセンスとアイデアを駆使することで、いくらようでもカッコ良くすることができる・・・そんな素晴らしさがあるかと思います!!

 以下では、その技術などの部分を分析し、この作品の良さを紹介したいと思います!!





(3)2枚使いとスクラッチ、Spinbadへのリスペクト

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 まず、この作品のネタ元であるSpinbadが行っていたように、こういったポップスをバッキバキに2枚使いをしたり、後ノセでスクラッチや声ネタの挿入などを入れてたり、とにかく超絶的な技術とアイデアで「擦り倒す」感じが最高です!

 例えば、A面の序盤では「●ェッカーズ / ギザギ○ハートの子○唄」をプレイしますが、これがかなり「Spinbadの方法論」を引き継いだプレイになっており、作品を分析する上で割と分かりやすい部分かと思います。

 例えば、サビの「♪あ、あ、分かって・・・」の部分であればスピーディーに「2枚使い」をしてグルーブを高めています・・・流石、現役バトルDJ時代のミックスなので、超的確で早い2枚が切れまくりでヤバいです!
 2枚使いに関しては、今更、その効果を説明するのもアレですが、私としては2枚使いをすることで曲がもつ躍動感を更に乗算していく効果があると考えており、チェッ●ーズであれば、更にスピード感が増す効果があるかと思います。

 また、サビなどの2枚であれば、サビ自体を延長させる意味や、その後のミックスを考えてサビ終わりがインストブレイクになる部分に移動する為に2枚をしていたり・・・技術以上に「戦略面」も入ってて上手すぎです!!

 それこそ「●ink / ○が止まらない」であれば、一番聴き馴染みのある1番のサビと2番のサビを上手く構成して2枚をしており、サビの自体のエクステンド(延長)と、そのサビの強調を行っています。
 ただ、ここで擦っている2番サビは、実はリフレインしている3番部分で2枚してて、この3番がサビ終わりに準インストになることを理解して2枚をしていました・・・つまり、次の曲をビートミックスで繋ぐために、あえて「構成変更」をすることを目論んでの2枚使いです・・・
 原曲と聴き比べて初めて分かるレベルですが、こういう細かい構成変更も光ってて、上手すぎですね!

 なお、このミックスでは45rpmの7inchで2枚使いです・・・もー、耳で聞いている限りでは、恐ろしいまでに的確かつ、ファンキーな2枚で、Kocoさんも真っ青な内容で、時代の先取りが速すぎますね!!


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 また、チェッ●ーズに話を戻すと、曲の最後のギターソロの部分(ブレイク部分)では、キレキレなスクラッチソロを披露し、曲に更にスピード感を与えているのにグッときます!

 なんでしょう、聴いてると、そのスクラッチソロに耳が奪われてしまい、曲が持つビートの躍動感に乗せられる感じがあります・・・かなり全体を通してスキルフルなスクラッチソロが爆発しており、気付いたら虜になっています!

 そして、そのスクラッチソロの後は、カットインで「Bab● / Give ○e Up」を繋ぎ、アカペラブレイク後に楽曲に入った瞬間から、また勢いのあるスクラッチソロを行い、●abeの曲の良さを引き立てます・・・
 こういった展開はホント気持ちよく、気付いたら首を振ったり、エア・フェーダー(=ミキサーのフェーダーをスクラッチに合わせて切る感じ?)を行っちゃいますね(^^;)

 また、その原曲の躍動感を増やす効果の他に、場所によっては、曲と曲を繋いでいるミックス部分の上にもスクラッチソロを被しており・・・曲と曲を繋げる「接着剤」にもなっている点もポイントです!

 この点は、このチェッ●ーズ→Bab●の部分にも通じるのですが、全体的に「スクラッチ」があることで、ある意味の「統一感」が生まれており、結果としてDJミックスの「接着剤」になっていると思います。
 というのは、原曲のグルーブだけでは押しきれないところを、2枚使いを含め、このようなスクラッチソロを入れることで、原曲のグルーブを引き立たせ、曲と曲を上手く繋いでいく効果があり、HipHopマナーでクラブミュージックに仕上げている部分があるかと思います!


 少しまとめると、Spinbadもそうでしたが、こういった2枚使いやスクラッチの多様は、原曲がもつ「グルーブ/躍動感」を更に増やすための措置としているのが重要です。

 作り方としては、2枚使いはベースとなるDJミックスで作業をし、その内容を録音した音源にオーバーダビングする形でスクラッチ等を入れているのですが、かなり構成を考えて作ってあるので、全体の統一感は半端なく、結果的に躍動感を増やす効果を考えて作品を作ったことが分かります。

 まあ、こうすることで「Hip Hop色にしちゃう」と安直に説明もできるのですが、聴いている限りでは、原曲が本当は持っているダンサンブルな部分(躍動感)を更に伸ばしていたり、スクラッチソロについては曲と曲を繋げる際の「接着剤」の効果もあったり・・・とにかく曲自体の躍動感を増しつつ、DJミックスの「グルーブ」を繋いでいくための措置であることが分かります。

 つまり、原曲だけでは「地味」にしか聞こえない内容をスクラッチ等を入れることで華やかに、またダンサンブルにして、DJミックスに耐えられる内容に仕上げているのがポイントでしょう!


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 また、技術面の延長として「声フレーズの挿入」「ブレンド」には感涙です・・・Missieさんが「80's Megamix」を本当に好きなんだな~と分かる部分で、かなりグッときます!

 例えば、あの「松田●子 / 渚の○ルコニー」をプレイしているところであれば、おもむろに「ビ~ッチ」という定番フレーズを入れてきます・・・
 これは、今と違い、90年代頃の●子さんの活動が割とビ~ッチな感じだったのでこのフレーズを入れてくるのですが・・・このフレーズ挿入の背景には、Spinbadが同じような意味でCyndi Lauperの上でこのフレーズを擦ってたので、それを分かってて入れたんだと思います!

 このフレーズ挿入については、凄い多用している訳ではないですが、先ほどまで紹介したチェッ●ーズでは、歌で「♪ナイフみたいに尖っては」の部分で「シャキーン」というSE、同じく「♪力まかせになぐられた」の部分では殴っているSEを入れるなど、歌詞を受けてのフレーズ挿入をしています。
 また、Spinbadも同じことをしてましたが、「Bite(=ぱくる)」というフレーズを結構擦ってて、当時流行ったヤンキースタイルを取り入れた楽曲である「横浜●蝿 / つっぱ○ High School Rock'n Roll」では、要所要所でこのフレーズを入れています・・・つまりスタイルを「ぱくった」点を茶化した訳ですね・・・

 そして、Spinbadもミックスで多用していた「ブレンド」ですが、Missieさんも「徳永●明 / ○きながら」というバラードをプレイする際に、808丸出しなトラックをブレンドし、プレイをしています・・・これも、Spinbadのミックスを受けての対応だと思います。

 この2点は、流石にSpinbad上級者(?)にならないと分からない部分かもしれないですが、ある意味でSpinbadをリスペクトしての対応だと思います!

 この作品自体がある意味でSpinbadのモノマネになりかねない内容なのですが、しっかりとSpinbadのアイデアを理解した上で作ったことを表しており、前途した「Spinbadへのオマージュ」になるわけです・・・





(3)DJミックスの上手さ

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 ただ、この2曲については、MissieさんがSpinbadを越えたともいえる「DJミックスの上手さ」が出た部分だと思います!

 例えば、●子さんは一見するとバラード的な曲なのですが、割とBPMは立っている曲になので、この前にプレイされている「南●陽子 / 吐息でネッ○」からロングミックスでプレイ!
 これが聴いてみると最高なんですよ・・・ナンノの華やかなブレイクの上に●子さんの印象的な歌唱がピッタリと合い、そのまま●子さんに流れるのですが・・・いやー、ミックスが上手すぎです!!

 この作品では、曲と曲を繋ぐ部分はカットインを殆ど多用せず、大半が「ロングミックス(ビートミックス)」で行っており、まず、この点がSpinbadを越えた上手さがあると思いました!

 特にA面は何曲かはカットインがありましたが、大半がロングミックスで繋いでいます・・・なんか、スクラッチソロに気を取られて気付かない部分かもしれないですが、ホント綺麗に繋いでいます。

 それも、凄いのが、まず「選曲のグルーブ」を繋いでいる点と、原曲のイメージを順守しつつ勢いを出すことを想定した「BPM操作」が凄いです!

 和物って、基本的にはクラブでプレイするような4つ打ちのビート原則がなく、曲と曲を結構繋ぎずらい内容が多く、割とカットインやフェードイン・フェードアウトで曲を繋いじゃうことが多いですが、Missieさんについてはとにかくロングミックスで繋ぎ、曲の躍動感を維持しながらミックスを進めているのが気持ちいいです。

 これって、かなり難しいことで、前後の曲のメロディーや楽器の内容、そして楽曲の展開を理解した上でロングミックスをしないと効果が出ないことがある中で、バッチリ決まったロングミックスが多いです・・・とにかく躍動感という「グルーブ」が繋がって進んでいく感じは素晴らしすぎます!

 それも、更に上なのが、この●子さんの部分では、次に「田原俊● / ○きしめてTonight」をロングミックスで繋いでいきます・・・全然違う系統の曲なのに、バッチリと決まり、ミックスの流れ的にも「静と動」を上手く作っており・・・上手すぎです!!

 また、どの曲もロングミックスをするのだから、前後の曲を早く・遅くしてBPMを合わせる必要があるのですが、このいじり具合が絶妙で、原曲のイメージを崩さずに、割とダンサンブルな方向でBPMを合わしているのにもグッときます!

 A面については、原曲の±2ぐらいの範囲でBPM調整を行っているのですが、どれも曲のイメージは崩さない程度での調整です・・・
 作る際に、かなり計算してBPM調整を事前に割り出していたのだと思いますが、ハードな2枚使いの合間でこういう調整をしているのDJ技術として凄いです!


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 そして、そのロングミックス/BPM調整の最高峰が「徳永●明 / ○きながら」でのブレンドだと思います!!

 実際には、前の曲である「TM ●etwork / ○esistance」において、その曲のサビ終わりブレイクの部分にブっ込みで808なトラックをまず入れてきます・・・
 TMの曲自体、割とスロー的な要素を含んでいるけど、結構BPMが速い曲で、曲調も808なトラックの雰囲気に近いところがあり、これもバッチリ合っています・・・

 そして、その808に切り替わった辺りで、いわゆるアカペラ的な使い方で徳永●明を入れてくるのですが・・・注目したいのが、徳永の曲はTMの曲の半分のテンポの曲であることです!

 つまり、TMがBPM120だとしたら、徳永はBPM60なんです・・・Spinbadもコレと同じことをしていますが、これを和物でやるとは・・・かなりヤラれました!!
 T●→徳●のBPM半分でのブレンドのアイデアは、先ほど指摘したSpinbadへのオマージュもあってだと思いますが、これを実際のDJミックスの中で行うのは、相当のセンスと技術が必要で、どうしてもスクラッチや2枚使いの方に注目しがちですが、こういったDJの基礎技術がメチャクチャ上手い証拠でもあります!! 


 少しまとめると、この作品においては「とにかく曲と曲を繋いでいき、そこから生まれるグルーブ」を念頭においた作品であり、ミックスをし続けることで生まれる「躍動感」を生かした作品だと思います。

 スクラッチや2枚使いはプレイしている曲自体のグルーブを高め、ロングミックスなりBPM調整、そして正確無比なミックスは全体的なグルーブを高めていきます・・・
 和物という、ある意味で「飛び道具」的な曲を、ダンスミュージックとして捉え、それを更に増すようなDJミックスを施している点はMissieさんのセンスとスキルの良さがあってだと思います!





(4)ストーリー性の上手さ

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 そして、今まで長ったらしく説明した選曲や技術的な話を踏まえて、最後は「ストーリー性」の上手さを紹介します・・・この部分を紹介がしたいが為に、長ったらしく説明をしました!!

 これまでA面で話をしてきましたが、個人的にはB面の方がグレイトで、普通に聴いたら確実に上がる、そして深く聴くとそのセンスと技術の良さにヤラれ・・・凄すぎます!!

 レコ写を出したのは、B面のピーク的な部分で、「中●美穂 / ツイ○るねノッてるね」からスクラッチソロで彩りながらロングミックスで「●里 / Cat's ○ye」から始まるラインです・・・

 まず、この部分、写真で見ると分かりやすいのですが、実は「新旧」の曲を交互にプレイしており、これでピークを作っているのにビビりました!

 83年リリースの●里の後は79年リリースの「●城秀樹 / ○ang Man」、そして次は88年リリースの「工藤●香 / ○UGO・ん、、、色っぽい」、最後は76年リリースの「ピン●・レディー / ペッパー警○」といった感じで、それまで中心だった80年代の曲と、70年代の曲を交互にプレイしています。

 結構、この辺の曲は時代が数年ずれるだけで曲の感じが違うので、普通はミックスしない曲ですよね・・・
 
 ただ、Missieさんの選曲においては、これらの曲の「ベース/ドラムの太さ」に着目して選曲とミックスをしており、この観点を押し出して最高のピークにしているのが上手すぎです!!

 写真だけ見たら、なんか懐メロ感もある感じだな~と思うかもしれないですね・・・ただ、聴いていただくと分かるのですが、ここの部分は「ドンドンドン」という4つ打ち感を強く引き出したプレイをしており、曲によってはLowを上げつつ、このベース/ドラムを強靭な動力にしてミックスを進めています。
 
 そして、これまでの説明では、とにかくロングミックスなどを駆使して曲が持つグルーブをとにかく引っ張っていく選曲とミックスをしていると説明しましたが、このミックスの方法論を更に高めてミックスを行っています!!


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 まず、聴いてて腰を抜かすのが、●里→秀●の繋ぎですね・・・

 杏●の一番のサビ終わりを上手く利用したミックスで、サビが終わると「♪OK Girls・・・1、2、3、GO!」という間奏ブレイクがあり、この切れたタイミングで秀●のイントロをカットイン・・・いやー、ブチあがります!!
 先ほど説明した「ベース/ドラムの太さ」がキーとなっている繋ぎで、BPMがしっかりと合ったカットインですが、ある意味でロングミックスしているのと変わらないミックスでグルーブを繋いでおり、更にスクラッチソロが強靭にミックスのグルーブを高めます!

 もー、この「♪1、2、3、GO!」のアイデアが素晴らしすぎますが、それを下支えしているDJ技術とセンスの良さがあってなんですよね・・・

 また、ストーリー的にも、杏●で少しグルーブを落としたと思ったら、実は秀●をブチかます為の前フリであり、秀●で一気にピークをスパークさせるのが上手すぎです!
 B面については、割とガン上げをしないまでも、ある程度の躍動感のあるBPMを維持してミックスしていくのですが、あえてボムを入れない展開を守り・・・溜めて溜めた上での秀●のスパークが最高です!


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 そして、秀●でスパークした勢いを維持しつつ、ロングミックスで繋ぐのが「工藤●香 / ○UGO・ん、、、色っぽい」です・・・これも絶妙ですね!!

 ストーリー的には、秀●のピークなグルーブを引き継ぎつつ、次を見越しての展開が含まれています・・・つまり、展開を少し落としつつも、次のピークを想定した選曲です。
 
 DJミックスを考えると、絶対に盛り上がる曲をプレイする際に、あえてその前に「そこまで盛り上がらない曲」を入れることが多いですよね・・・
 それは、落差をつけるという意味が妥当かもしれません・・・ただ、完全に落としてしまうと、せっかく作ったピークが台無しになってしまうので、グルーブを繋げるレベルでの曲が求められます。

 その意味で、静●をもってくるのが上手いですね・・・トラックは少し落としているのですが、静●の歌がジワジワとグルーブを上げる効果があります・・・

 静●さん、やっぱり歌が上手いです・・・上手く表現できないですが、声に色気がありつつ、ジワジワと聴く側を引っ張るんですよね・・・
 
 その引っ張った先で、カットインで「ピン●・レディー / ペッパー警○」に・・・この爆発っぷりは尋常ではないですね!!

 ペッパー繋ぎは、明らかに「ベース/ドラムの太さ」の勝利ですね・・・もー、こんなマッドな曲とは思わないミックスの仕方で、最強ですね!!

 特にMissieさんは、この「ベース/ドラムの太さ」を理解しつつ、サビ前の「ドラムロール」を上手く利用して、ピークを演出している感じがあり、そこが素晴らしいです。
 このピン●を聴いてると、絶対にベース/ドラムのマッドさを見きった上で、Lowを強調した音源調整をし、絶対にあのドラムロールに気持ちがリフトアップされるのを想定してのミックスをしているかと思います・・・いや~上手い!!


 ストーリー性についてまとめる前に触れないといけないのが、このミックス、A面・B面とも20分ちょいの少ない時間なのですが、その時間だけで、これほどまでに濃密な時間を作れているのが衝撃です!

 まだ語りきれていない範囲として、聴いている人が絶対に馴染みのある「歌の1番+サビ」のみをプレイして、Hip Hopマナーでサクサクと進んでいく部分もあるのですが、全体的にコンパクトにまとめつつ、盛り上がるところはガツっと盛り上げる技が上手すぎです!!
 特に、B面のこのラインは衝撃的で・・・ほろ酔いで聴いてると、つい、ここを聴きたくなるために、遠回りで歩いてしまいます・・・この間も、気付いたら二駅分を歩いていた(!)実績があるぐらい、素晴らしいストーリー性があります!!





(5)まとめ

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 毎度のごとく、簡潔にまとめられませんでしたが・・・これだけ私が熱弁して書いているので、それだけで「ヤバい!」ってことをくみ取っていただければ幸いです!

 今回はあえて最後に書きます・・・収録曲は全て7inchで揃えた上での紹介です!!

 それは、こんな気合いの入ったミックスだからこそ、全部を揃えて紹介しないと申し訳が立たないので、私も気合いをいれてレコを揃え、研究し尽くしてからの紹介をしたかったからです・・・

 レコ揃えにおいては、ディガーマナーに沿って、近所のハードオフから始まり、なるべく安く安く揃えました・・・
 ただ、時期が悪かったのか、作品紹介において全く触れなかった岡村ちゃんが全然見つからず、コレだけはやや高額でしたが、今でも買おうと思えば安く買える曲が多いっすね・・・

 そして、レコが揃ったこともあり、このミックスに沿ってDJミックスを模倣し、かなり研究をした上での紹介をしました・・・
 今回の作品は、収録曲を掘る以上に、DJミックスの技術やアイデアの素晴らしさを紹介したかったので、夜な夜な研究ミックスをしたので、結構細かいところまで紹介ができたかと思います!

 
 まとめじゃないですが、本当にスキルがあってセンスがあるDJが、和物のような非ダンスミュージックな曲を真剣にミックスすれば、これほどまでにヤバいミックスになるというお手本のような作品だと思います!

 この作品、今から15年前に作られた作品です・・・

 もしかしたら、半分遊びで作ったレベルかもしれないですが、DJという行為がデジタル化した今においては、アナログでここまで高レベルなミックスを作ったことにぶっ飛んでほしいです!!

 正直、今の和物人気の中で、ラウンジーなミックスを作る人が多いですが・・・それは裏を返せば、DJスキルが無いからそうしていると言わざるを得ません。

 ここまでのDJ技術が必要かというとアレですが、楽曲の魅力を更に引き出す「技」としては持ってほしい部分で、このテープを聴いて改めて「DJ」の素晴らしさを痛感して頂ければ幸いです!!

 うん、このテープも、まぎれもなく「This is the DJ tape, Not a Compilation」です・・・己の持つ技を駆使して、プレイした曲が更に輝かせることができるのが「DJ」ですよ!!
  
 



<Release Date>
Artists / Title : DJ Missie 「Missie」
Genre : 歌謡曲、ポップス
Release : 1999年ごろ??
Lebel : No Lebel No Number




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独り言

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 年末から年始にかけては、割としっかりと休みを頂けたので、掘り掘りな毎日を送りました・・・泣くほどゴツいのは買ってないですが、色々と面白いのが買えて、大満足でした(^0^)

 そんな中、年始に急きょ、このブログのトップ画像を作って頂いた「Solo Banton(ソロバン)さん」にご連絡を頂き、ソロバンさんが執筆した以下の記事にちょっこっと登場しましたよ~


 【さんピンCAMP20周年記念】日本語ラップとレゲエの幸福な関係


 これは、レゲエ方面では人気Webマガジン「Rockers Channel」のソロバンさんの人気連載の最新記事で、レゲエ視点から見た「日本語ラップ」を紹介してて、かなり面白かったです!

 日本語ラップを考えた時、実は「レゲエ」の存在は大変重要なんですよね・・・特に90年代前半は重要で、既に人気だったレゲエの軒を借りて、YouさんやTwiggyといった日本語ラップ勢が活躍してた流れがあります。

 その辺を、Rockers Channelというレゲエ界のメジャー舞台で、マニアックに語っているソロバンさんの記事にコメント出しで参加させて頂きました・・・
 いや~、はたしてどのくらいの人に伝わるのかが不安になるくらいマニアックな内容で、ソロバンさんの姿勢にはビガップです(^0^)
 
 日本語ラップがお好きな方は、この辺も攻めてほしいので、是非、読んでみてくださいね~



 あと、今年の目標は・・・ソロバンさんの記事を見てても痛感したのですが、もうちょっと記事を簡潔にまとめるようにしますね(^^;)

 一応、私の中では、音源を簡単にアップせず、言葉だけで紹介したい部分があるので、そのスタイルは守りますが、もうちょっと簡潔にしたいな~と思っています・・・
 まあ、初回から大幅にコースアウトしてるのでアレですが、その辺は頑張ります・・・優しく見守って頂けると嬉しいです(^^;)