HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Nori, DJ Alex from Tokyo, Fukuba, Kenji Hasegawa 「Sunday Afternoon Session - Gallery」
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 今回は、先週に紹介しようと思っていた作品紹介です・・・

 本来ならば、先週の方が良かったのかもしれないですが、中途半端に書くよりも、ちゃんとした形で紹介した方が、天国にいる恩師が喜んでくれるかな~と思い、先週は更新をお休みしました・・・
 ただ、少し時間が頂けたので、しっかりと作品を聴きこみ、準備も出来たので・・・この作品を通して、恩師のことを紹介しますね・・・


david - respect for your soul

 まず、作品の紹介をする前に、今回の作品を紹介する理由から紹介します・・・

 既にご存知の方も多いかと思いますが、ダンス/クラブ文化の開祖とも言える「David Mancuso(デイビッド・マンキューゾ)」さんが11月14日にお亡くなりになられました。

 享年72歳、今の時代であれば、まだまだ現役な年齢です・・・残念です・・・

 Davidさんについては、知らない方が多いと思いますので、少し紹介をしましょう・・・

 Davidさんは、60年代よりNYの自宅で音楽を主としたパーティーを開催し、その後、このプライベートなパーティーが発展し、「The Loft(ロフト)」という名前で素晴らしいパーティーを運営されておりました。
 Davidさんの元には、Larry LevanやFrankie Knucklesなど、多くの音楽を愛する者が集い、彼らの多くはDavidさんから多大な影響を受け、その後のDance/House Musicが作られていきました・・・

 そう、Davidさんは、今、私達が愛している「クラブ」や「パーティー」という概念を作ったと言えるお方になります。

 それは、室内の音響の作り方や雰囲気、ジャンルにこだわらない選曲とDJの在り方、そしてダンスをしながら「音楽を自由に楽しむ」という観点を推し進めていたことなど、今のクラブに欠かせない要素を生み出したとも言え・・・考えれば考えるほど、この「文化」を生み出したと言っても過言ではありません。

 Davidさんのもっと詳しい情報を知りたければ、以下の情報等をご参考にしてくださいね・・・
 
Resident Advisor ニュース RIP David Mancuso
ele-king R.I.P David Mancuso 長谷川賢司(gallery)

 また、Dance/House Musicの歴史については、嬉しいことに様々な本やドキュメントムービーがありますので、Davidさんのことを更に深く知りたいのであれば、是非、手にとって学んでくださいね・・・

・参考 Mixtape Troopers DJ関連書籍 「ダンスカルチャー 歴史・紹介本」


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 そして、Davidさんの影響において、DJミックスという観点ではDavidさんの「選曲」と「DJプレイ」が重要になり、一般からすると特異的でありながら、結果として多くの影響を与えたと思います。

 まず、選曲については、いわゆる「ジャンルレス」な選曲ですが・・・そんな言葉では収まらない「音楽愛」があっての選曲がありました。

 ほんと多種多様な音楽を選曲し、Davidさんがプレイしていた曲は、敬意を込めて「The Loft Classics」として受け継がれています・・・ある程度レコードを買われている方なら、お店が付けるキャプションに「Loft」と書かれているレコードを手に取った方はいますよね。
 どんな曲を選曲していたかは、なかなか短くまとめられないのですが、どの曲も豊かな音楽性があり、凛とした曲が多いかな・・・ただ、聴いてると心も体も動きだし、そしてリラックスもする曲が多いですかね?

 そして、DJプレイについては・・・今となっては独特になるかもしれません。

 DavidさんがDJプレイするときは、いわゆる「DJミックス」を一切行わず、プレイする曲をフェードイン・フェードアウトでプレイします・・・それも、プレイする曲を頭から最後まで、何もDJ的な加工を行わずプレイを行います。
 こういったDJスタイルは、Davidさんのプレイスタイルから、今となっては「Loft スタイル」と呼ばれており、DJ的にはメジャーではないですが、このスタイルにこだわってプレイしている方もおられますよね・・・

 今の時代なら、DJという存在は、ミキサーをイジりながら派手に音を混ぜ合わせる存在と認識されているので、Davidさんのプレイを見ると地味すぎて「これがDJなのか?」と思う方もいるかもしれません・・・

 ただ、Davidさんのプレイにおいては、ミックスはしないものの、聴いてる人をその音楽の「ストーリー」に乗せていくことや、プレイする曲を最良の音響で聴かせることで価値が発揮することなどに主眼点を置いており・・・本当のDJは「DJミックスをしなくてもDJが出来る」ことを表していたのだと思います。
 特に、ストーリー性の部分だったり、あえてDJミックスをしないことで、プレイしている曲に「しっかりと入りこんでもらう」要素が生まれる点などは、DJが標準化した今となっては逆説的に重要な視点ですね・・・
 
 僭越ながらまとめると、DJも選曲も、そして全てのことが「音楽愛」があることで生まれており、それがDavidさんの素晴らしさになると思います。

 変にショーアップせず、とにかく「音楽を愛して、パーティを楽しもう!」という博愛が背景にあり、それが全てに表れていたのだと思います。


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 そして、話を今回の作品紹介に進めます・・・

 DavidさんのDJやパーティーは、結果として様々な人に影響を及ぼし、今の「クラブ」や「ダンス」を形成していきました・・・

 それこそ、故Larry Levanが、Davidさんのパーティーに熱心に通い、そこでDJ、いや「音楽」を学び・・・そして、LarryがDJをしていた「Paradise Garage」は、Davidさんの「The Loft」を大いに参考にして作られたクラブであることは有名ですね。
 その他にも、DavidさんのDJだったり、Loftのパーティーに影響を受けた方は多く、今のクラブ系と言われる音楽の大部分は、Davidさんの影響があると考えられます。

 そして、日本においても大いに影響を及ぼしてくれ・・・その「一つの結晶」が今回の作品かもしれません。

 今回の作品は、現在は不定期で開催をしてるパーティー「Gallery(ギャラリー)」の参加DJ達が2003年に発表したコンピレーションアルバムになります。

 Galleryは、青山にある「Cay」というクラブ/レストランで行われていたパーティーで、いわゆる「House」のカテゴリーになるパーティーでしたが、今回の主役でもあるDavidさんが考えていた「音楽愛」をある意味で「受け継いだパーティー」とも言われています。

 参加メンバーからして、DJ Noriさんを筆頭に、AlexさんやFukubaさん、そして長谷川賢司さんなど、本当に「音楽とパーティーを愛している」方が集い、参加をしていたお客さんも同じ気持ちを抱えながら集まっていたそうです。
 また、パーティーでは、音響にこだわっていたり、心を満たすフードが出たり、DavidさんがLoftで実践していたことを模倣していた部分もあるようで、記憶だと、ある時期はLoftの日本版みたいな紹介もされていた時期があったかと思います。

 残念ながら、私自身はGalleryに参加をしたことがないのですが、きっと、パーティーという「私達の共同体」で皆がニコニコしながら踊っていたのでしょう・・・
 過去の資料を調べると、アフターヌーンパーティーなので、ダンサーのお子さんも入れて、かなりフレンドリーなパーティーだったようです・・・パーティーと言う存在の「理想形」の一つかもしれませんね・・・


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 そして、実際にもDavidさんとの繋がりが深く、このGalleryは、90年代の終わりぐらいから1年に1回はDavidさんを呼び、パーティーを行っていました。

 私の憶測も含みますが、この「Davidさんが来てくれる」ことは凄い重要なことだと思います。

 それは、Davidさん自身は、完璧主義的なところがあったり、お金を稼ぐことよりも自分の理想を貫く姿勢があったりするので・・・よほどDavidさんの考えと合致しないと「来ない」からです。
 つまり、Davidさんに「認められる」パーティーでないと来ないわけで・・・このことを踏まえると、GalleryがDavidさんに認められた存在だったことが分かります。

 Galleryを考えると、DJや音楽関係者からの信頼は非常に高く、Dimitri From ParisやDaniel Wangなどがゲストで参加していたり、他のパーティで来日の際、遊びに来るDJが多かったり・・・このパーティーの「雰囲気」が他にはないことを認めている方が大変多かったようです。

 そう、Loftがそうだったように、Galleryだけにしかない「空気」が素晴らしかったのだと思います。


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 やっと、作品紹介に移ります。

 この作品は、2003年にGalleryの開始5周年を祝う形でリリースされたアルバムで、Galleryで実際にプレイされ、Galleryに集った方々に愛された曲をコンパイルした作品になります。

 まず、先に指摘したいのが、この作品は「DJミックスされていない」ことで、いわゆる「コンピレーション(=普通のアルバム)」ということです。

 実際に収録された曲は、Galleryの参加者自身も深く関わっている「Flower Records」からの音源、そして海外のレーベルの音源が半々で、僅か9曲になります。

 それこそ、Japanese House Classicである「Su-Paka-Pooh / くらげ」(収録はアンリリース版)や、永遠の名曲の一つである「Louie Vega feat BLAZE / Elements of Life」などが収録されており・・・普通に聴いたら割と地味なHouseのコンピに聞こえるかもしれません。
 特に、大半がHouseの曲なので、それぞれの曲のイントロブレイクも入っているので、1曲が異様に長く収録されていることもあり、聴きなれない方にとっては面白さを感じない部分もあると思います。

 ただ、ただ・・・心を開いて聴くと、とても素晴らしい音楽旅行を与えてくれます!

 なぜなら、DJミックスはしていないものの、全ての曲が繋がっており、さながら「Loftスタイル」で作られたといっても過言ではない内容になっているからです。

 それこそ、選曲の統一感が半端なく、聴いてるだけで「Galleryの空気」に魅了されてしまう点は、選曲にLoftのスピリット(魂)が入っている証拠ですよね・・・
 なかなか上手く説明できないですが、それぞれの音に「優しいグルーブがある」というのでしょうか、House的なボトムの強さがありながら、ギターなどの生音系の優しさが加わっている感じで、どの曲にも「Galleryの空気感」でまとめられてて、聴いてて凄い癒されます。

 また、ある人にとっては苦痛になるかもしれない、長ったらしいHouseの曲をそのまま収録することは、その「Galleryの空気感」と折り重なると、逆になくてはならない「音」になっています。
 なんでしょう、Loftスタイルにも通じる話ですが、フェードイン・フェードアウトをすることで生まれる「静寂」を音楽として利用していたり、原曲の世界観を素直にプレイすることだったり・・・とにかく味わいが違います。

 そして、選曲の進め方と配置の仕方も秀逸で、まさに「Loftスタイル」で作られているのが分かります。

 1曲目は、パーティーのテイクオフというんでしょうか、ゆったりと立ち上がる感じで、先ほど紹介した「Su-Paka-Pooh / くらげ」からスタート・・・
 ここを聴いただけで、フロアーを愛するものだったら、パーティーが始まった直後の広いフロアーで、まるで「くらげ」のように、ゆらゆらとフロアーを回りながら踊っているイメージが湧き、Galleryの世界に入っていきます。

 そして、その後も、同じグルーブを保ちつつ、下品な派手さは出さず、気品のある飾り方で音色を高めていく感じで、中盤に配置された「Louie Vega feat BLAZE / Elements of Life」の映え方が上手いですね!
 きっとフロアーで聴いてたら、徐々に空気感を上げてきてるので、気分も高まり、イントロのブレイクを聴いただけで反応しちゃう感じですね・・・


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 あまり上手く紹介ができませんでしたが、作品自体はDavidさんが求めた「音楽」が含まれており、大変素晴らしいです。

 それこそ、Davidさんが日本に来た時、開いたパーティーは「Music is Love」と銘打たれていましたが、その「音楽は愛」に通じる世界観が含まれた作品になっているかと思います。

 この作品自体、Davidさんが作ったものではありませんが、Davidさんが生み落とした「音楽」がしっかりと表現された作品であり、間接的ではありますが「David Mancusoという音楽家の素晴らしさ」を教えてくれる作品だと思います。


 最後は天国におられるDavidさんに感謝の言葉を・・・

 Davidさん、私達に「素晴らしい音楽」を残してくれてありがとうござます。天国でもパーティーを続けてくださいね!!
 




 <Release Date>
Artists / Title : DJ Nori, DJ Alex from Tokyo, Fukuba, Kenji Hasegawa 「Sunday Afternoon Session - Gallery」
Genre : House、Dance・・・
Release : 2003年7月
Lebel : Flower Records FLRC-020






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<独り言>

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 まさか、この流れでこの「紙」が出るとは思わないですよね(^^;)

 ただ、セールの報告なので仕方が無い(?)のと、少しだけDavidさんに繋がる話も含まれているので安心してください・・・

 え~、今回はいつもお世話になっているユニオンの下北沢クラブ店で、年末セールの口火を切るセールとして、かなりゴツいテープセールが開催されるとあり、参加をしてきましたよ!

2016/11/26(土)HIPHP USED TAPE SALE!!


 以前も少しお話しましたが、ここ最近のテープ熱は高く、お店側もしっかりと仕入れてくれるので、嬉しい限りですね・・・
 特に下北は、頼れる御大N村さんがおられるので、仕入れが半端なく、今回も事前情報を見ただけで「ヤバい」のが一目瞭然でした・・・

 そんなわけで、どうしても欲しい、いや「俺が買わないとイケないテープ」があったので、朝の6時30分にはお店の外で並んでいました・・・11月と言えど、凄い寒かったです(^^;)

 そして、整理券配布の時点では6名で、私は安定の1番をゲット・・・

 ただ、ここ最近、これだけ並ぶようになったのは嬉しい半面、同時に敵が増えていることも意味しているので、逆に気合いが入りました・・・

 んで、11時30分には開戦・・・とりあえず、目的の物は速攻で回収し、鉄火場な餌箱からブンドリ合戦でした・・・

 結果は以下の通りです・・・


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 今回も嬉しい30本オーバーで大豊漁でした(^0^)

 まず、報告しないといけない「俺が買わないとイケないテープ」は下の写真の左側の青いテープですね・・・MUROさんが選曲したコンピレーションのア●バン●テープです!

 この作品についてはご記憶がある方が多いかと思います・・・

 ちょうど9月に元となるCDの作品紹介をしたのもあるし、長年探し続けて写真の右側のテープをゲットした経緯があるので、ご存知ですかね?

 少しテープのことを整理すると、まず右側のは、写真奥のCDがリリースされた際、CDのノベルティーとして作られたテープで、CDで収められた曲を、選曲者のMUROさんがDJミックスをしている内容で・・・私の中ではレア中のレアテープと考えているものになります。
 そして、今回の左側のは、この作品がリリースされる際に、販売店舗に対してオーダー用の事前資料として配布されたテープになり、俗に言う「●ドバ●ステープ」になります。

 本当は、これらのテープのことを書くのはアレなんですが、まず、この作品にもア●●ンスが存在していたことが衝撃的で、この情報が出て腰を抜かしました・・・
 なぜなら、左側のDJミックスされている方が「裏テープ」であれば、更に「裏の裏」があったのが衝撃的で・・・冷静に考えれば存在することは当然なんですが・・・なんでしょう、登りきった山の上に更に山があったみたいな感じでした・・・

 そして、このテープは「既に山を登った人しか手にしてはいけない」とも感じました・・・

 つまり、これは「俺が買わないとイケないテープ」です・・・私以外の人の手には渡ってはイケないテープです・・・

 そんな思いがあったので、無駄に朝の6時30分に並び、無事にゲットできて良かったです・・・こちらも結構な金額を出しましたが、また山を制覇できて何よりです(^0^)

 なお、テープ自体はCDと全く同じでしたが、テープで聴くと「更に良い」ですね!!

 ちょうど、今回の記事を準備してたことで、体が「Loft」になってたこともあり、この作品の「Loft」的な部分に激しく反応したのもありますが、テープ特有の丸みがヤバくって、惚れ惚れしながら聴いちゃいました(^^;)
 テープ特有の暖かさが、この作品の「Loft」的な部分を高め、DJミックスが無いコンピレーションなんだけど、しっかりと「ミックステープ」になってるのが奇跡でした!

 あと、多分セール的には本丸である左側のテープは、心ある方に渡ってくれてよかった・・・そして、その方は私よりもたくさん買っていたので、テープ馬鹿がまた一人増えたことも嬉しいです(^0^)


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 その他にも、全然見かけないテープや、欲しかったけど買えなかったテープなども沢山買えてニンマリです(^0^)

 ちょっと蛇足になりますが、今回のセールについては、別角度で嬉しかったこともあります・・・

 それは、遂にお店側が「私のテープ知識を上回るテープを出してきた」ことです。

 私自身、相当テープに詳しいと思いますが、未だに知らないテープは沢山あり、新しいテープを発見する度に興奮をしています・・・
 ただ、それらの新しい発見は、お店側が気付かずに出していることが多く、お店側の知識が追い付いていないことも意味します・・・

 その限りにおいて、今回のMUROさんのテープは、下北のN村さんがテープに対して知識を持ち、かつ、テープのトレンドだったり相場を理解して、市場に対して「提案」をしてきたと感じました。

 つまり、このテープがニューディスカバーであり、絶対に価値があると踏んで出品してくれたことが嬉しく、お店側でもテープに情熱を持ってくれていることが素直に嬉しかったです!

 N村さんと下北店さんにはホント頭が上がりません・・・これからもゴツいのを仕入れてバンバンと私に売りつけてくださいね(^0^)


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 ユニオン的にはセールシーズン突入で、実は今日も下北に行ってDiscoを掘ってきた(!)のですが・・・レコード稼業は本当に「体力勝負」ですね(^^;)

 来週は渋谷でテープセールがあり、これも喧嘩覚悟で攻めることが確定しました・・・
 渋谷も凄い頑張っていて、今回もかなりゴツいのが出ますね・・・ただ、同日は新宿でディスコのセールが被ってるので、ディスコの方がゴツいのが出ないといいな~と願っています(^^;)


 最後に、セールでお会いした皆様には感謝感謝です!

 来週の渋谷も頑張りますよ!!






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Kashi Da Handsome 「Handsome Honey Beatz Vol.1」
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 え~、今日はお天気が良く、掃除や洗濯の張り合いがあり、朝から頑張ってしまいました・・・いきなり、庶民話ですみませんね~(^^;)

 気付いたら冬の足音が聞こえる11月ですが、今年の秋は曇りの日が多く、秋晴れを感じらた日が少なく、今日のような日は大変貴重ですね・・・
 ちょっと寒いぐらいの空気に、暖かい日差しが差し込むことが気持ちよく、家でコーヒーを飲みながらブログの作業をしてるだけでもホッコリしちゃいます(^0^)

 そんな、コーヒーの暖かさを後押ししてくれる名作の紹介です!


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 今回は、今までなんで紹介しなかったのかは謎ですが、あのKashi Da Handsome(カシ・ダ・ハンサム)さんによるネタ物ミックス「Handsome Honey Beatz」を紹介します!

 まず、カシさんについては数年前に「Tenkoo Lounge 1」という作品で紹介をしましたが、改めて紹介をしますね。

 カシさんは、90年代初期よりラッパーとして活動を開始し、90年代中ごろからは「Flick」として活動をしてたMC/DJ/ Producerで、今はDJの方が有名ですが、昔はラッパーとして有名だったかと思います。
 故Dev Largeさんが主催していたレーベル「エルドラド」からFlickとしてのシングルを数枚出したり、客演で色々な曲に参加してたり・・・あの特徴的な声と、グッとくるフロウと韻の踏み方がお好きだった方は多いですよね!

 また、カシさん自体はMUROさんのクルー(KODP)に属していたので、MUROさんがKODPクルーのをラッパー達を引き連れてOld School的なDJセットをやっていた時代(2000年代初期~中期ぐらい)には、カシさんもMUROさんのサイドMCとして大活躍をしていました!

 カシさん自体、MUROさんとのお付き合いも古く、90年代からDJの現場では既に共演をしてて、その頃からサイドMCはやっていたのだと思いますが、KODP時代に行われていたパーティーでは、MUROさんのDJがいわゆる「Super Disco Breaks」スタイルで、とにかく盛り上げる方向性のDJだったこともあり、MUROさんにとって「サイドMC」の存在は非常に重要でした。

 特に、MUROさんの「ドマニアックなんだけど、プレイすれば盛り上がる選曲」が理解できていないと、MUROさんの横でマイクを操ることができない中で、カシさんはしっかりとMUROさんの選曲を理解した上でサイドMCをしてたので、その安定感と的確さは最高でした!
 個人的には、Harlemで不定期に開催してた「Back to the Old School」が印象的で、この頃になると、メインはHicoさんがやっていましたが、カシさんがサイドをやると、MUROさんが次の曲をタンテに乗せただけで、そのレコードのラベルから次の曲を把握し、MUROさんのDJに合わせて完璧なサイドMCを入れてくるのが素晴らしかったです!

 また、そのタンテに乗った次の曲が分かった時点で大喜びしてて、カシさん自体がMUROさんのDJを楽しみながらサイドをしてたのも印象的です・・・うん、カシさんは「音楽が好き」なんだな~ということを感じるエピソードですね・・・


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 そんな「音楽好き」なカシさんは、音楽が好きだからこそ「DJ」の活動も中心になっており、自身のパーティーの主催や、全国でのプレイ、そしてミックス作品の発表などを通して「DJ」としての活動も頻繁に行っています!

 特に、ミックス作品の影響度は大きく、これらの作品を聴いてカシさんのDJが好きになった方は大変多いですよね・・・

 ミックス作品においては、得意とする「ネタ物」関連の作品が多く、B-Boyの視点でのSoul、Funk、JazzFunk、Jazz、RareGroove、Latinなどのプレイが気持ちよく、師匠とも言えるMUROさんも認める腕の持ち主です!!

 その中で、今回紹介をする「Handsome Honey Beatz」は代表格でしょう!

 内容的にはネタ物の作品なのですが、MUROさんが制作し、様々なDJやディガーに影響を与えたミックステープ「King of Diggin'」の世界観を踏襲しつつ、カシさんにしか作れない内容になっているのが素晴らしいです(^0^)
 親分であるMUROさんからは、発売当時には「これはKing of Diggin'のVol.8(=続編)と言ってもいいだろう」というコメントが出たほどで、素晴らしい作品です!

 では、以下で紹介しますね~


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 まず、この作品は、一番分かりやすい表現では「ネタ物」で、いわゆるHipHopの曲でネタにされた「元ネタ」とされるSoul、Funk、JazzFunk、Jazz、RareGroove、Latinなどの古い曲を選曲した作品になります。

 それこそ、この作品が発表された2002年辺りのネタ曲が多く、例えばJaz-Zの「Girls,Girls,Girls」ネタな「Tom Brock / There's Nothing in This World That Can Stop Me from Loving You」のようなSoulや、Jurassic 5の「A Day at the Races」ネタな「David Axelrod / Urizen」のようなRareGrooveを選曲しています。
 この他にも、ヒットしたKool G Rapの「My Life」ネタな 「Fania All-Stars / Cha Cha Cha」のようなラテン系の曲、そして当時は手法として流行ったSoulネタの早回し(33rpmを45rpmでプレイなど)も網羅してて、Stylesの「Good Times」ネタな「Freda Payne / I Get High」もしっかりと早回しで選曲しててヤラれます!

 割と2000年代以降のネタが中心になっていますが、この辺を揃えているのはドープですね・・・

 MUROさんもそうですが、他の人がネタにした曲をDJプレイすることは、ある意味でそのDJの「掘りの深さ」が分かる部分かと思います。

 それは、昔はHipHopの元ネタになっても、その曲を発表する側からはネタ曲はあまり知らされないし・・・それ以上に、根本的にこういった昔の曲を探すこと自体が大変だし・・・実は地味に大変なことになります。
 その上で、オンタイムでここまで揃えているのにヤラれますし、例示したJurassic 5であれば、その他J5のネタ曲を連続プレイしてきたり・・・この辺を選曲するだけでも腕前の確かさが分かります!!

 
 また、この作品を語る上では、MUROさんのKing of Diggin'と同じく、そのネタ曲の「ネタになった部分」を中心にしつつ、その曲が持つ「気持ちよさ」や「黒さ」を引き出すような方向性で選曲/ミックスをしている点も大きいかと思います!

 それは、「ネタ」ということを考えると、その曲の1小節や2小節をループさせているので、下手したらその部分だけ切り取れば成立しちゃう中で・・・あくまでも「曲全体がイイからその部分を抜いた」というDJ視点を忘れずに選曲/ミックスをしてて、それがミックス作品としての「良さ」を引き出していると思います。
 きっと、この辺の発想は、MUROさんも含め、カシさんも自分のトラックを作るためにネタを掘っていることや、良い音楽をDJとしてプレイしていることや・・・何よりも「音楽が好き」という視点があってのことだと思います。

 そして、その上で、広く聴くと、全体的に「Kashi Da Handsome」という世界観/グルーブが下敷きになっていることに気付かされます。

 それこそ、選曲がそうで、Tom BrockやFreda Payneのような親父ソウル(甘茶ソウル)ラテン系の選曲は、カシさんが得意とする部分で、この辺を恥ずかしがらず、胸を張ってプレイしているのがメチャクチャ気持ちいいですね・・・

 特に親父ソウル系は、HipHopラインが求める黒さとは少し方向性が違い・・・なんでしょう「甘すぎる」感じがあって、意外とDJプレイにしづらい部分があるかと思います。
 その中で、その「甘さ」を逆手にとって「黒さ」に変えているようなプレイの仕方になっており、結果的に凄く聴きやすく、この辺はカシさんのセンスの勝利だな~と思いました。

 また、ミックス面においてもカシさんらしいセンスがあり、DJミックスにおいてカットインで攻めていく中で、効果的なカットインが多く、これが選曲を光らせています。

 個人的には、MUROさんのDiggin' Iceにも収録された「Sister Sledge / Easier to Love」を、MUROさんと同じタイミングでカットインしてるのですが、軽く歌詞を2枚使いしてからのカットインで「Freda Payne / I Get High」の早回しインにはヤラれました(^0^)
 MUROさんは、Remind Meにカットインして、恐ろしいほど狂おしい空気感を作ってたので、この辺は師匠へのリスペクトとオマージュを込めてのプレイでしょうか・・・こういう部分を聴くと「カットイン」の美学を感じちゃいますね!!




 そんなわけで、ザックリとした紹介ですが、カシさんのセンスでまとめ上げた内容が聴きやすく、ネタ作品でありながら聴いている人を飽きさせない展開が秀逸な作品です!

 全体的なイメージとしては、黒い音楽の中に「甘さ」がある感じで・・・それこそ、深みのあるエスプレッソベースのカフェラテに、隠し味で「はちみつ」が入っている感じです・・・そう、聴いていると「ほっこり」しちゃう感じです(^0^)

 ちょうど今ぐらいの時期に聴くと、雰囲気も相まって最高ですよ・・・お家でのくつろぎタイムのお供にどうぞ~




 <Release Date>
Artists / Title : Kashi Da Handsome 「Handsome Honey Beatz Vol.1」
Genre : Soul、Funk、JazzFunk、Jazz、RareGroove、Latin・・・
Release : 2002年2月
Lebel : K.K.Fuckwell HHB-001


Notice : シャウトアウトについて

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 これもカシさんらしいところなのですが、この作品では関係者からのシャウトアウトが豪華で、これにもヤラれます!
 親分のMUROさんを筆頭に、Dev Largeさん、キエるマキュウ(マキさん、CQさん)、ニトロ勢、Lunch Time Speaxの面々などがシャウトを送っており、カシさんが業界内部で信頼されている証拠ですね!
 なお、B面最初はDLさんのシャウトで、これがクソカッコいいです・・・この部分だけ聴くために買っても損はないでしょう(^0^)


Notice : トラックリストについて

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 この作品は、ネタ物作品だけあってトラックリストは付属されていません。
 ただ、発売当時はごく少数の関係者には上記のトラックリストが出回ったそうです・・・MUROさんのSuper Disco Breaksもそうだったので、KODPの伝統なんでしょうね(^^;)

 なお、写真のトラックリストは、今年の夏、とある大先輩からお譲り頂いたものです・・・Mさん、ありがとうございます(^0^)


Notice : CD盤について

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 人気作品だけあり、上記のようなCD盤も存在します。
 写真のは2004年制作の1枚CDタイプで、CD1枚に収めている関係から、A面、B面のそれぞれの最後の方がカットされています。
 また、2010年(?)には、2枚組CDでも再発され、そちらはA面、B面ともノーカットで収録されています。

 なお、本文で書くところが無かったので、ここで書きますが、B面の最後の方では、私のクラシックである「竹●まり● / Plastic Love」が収録されており・・・2004年のCDではしっかりとカットされていました(^^;)
 2002年の時点でこの曲を入れてくるのも凄いですが、その後にCurtisのTripping Outを選曲してくる辺りには「ニヤっ」としたのは私だけではないでしょう(^0^)



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<ミニコラム> シンガポー●産のテープについて

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 え~、この話は、愚痴半分で書きますね・・・(^^;)

 まず、今回の紹介においては、結構大変な道のりがありました・・・

 それは、私が手持ちだったテープが、以前はちゃんと聴けたはずなのに、再生しようとすると波を打ったような再生になり、満足に聴けない状態になっていました・・・
 まあ、結果的にはCD盤を持っていたので、CDをメインに聴きこみをしていましたが・・・CDの方は、先ほども指摘したPlastic Loveが入ってないので、ちょっと物足りない感じがありました・・・

 この再生エラーについては理由があります・・・

 それは、このテープが「シンガポー●」産であることです・・・

 もー、テープ馬鹿にとっては、シンガポー●は「鬼門な国」で、色々と困りますね・・・

 まず、背景から説明をすると、ミックステープを商品として作る過程では、テープをプレスする会社に発注するわけですが、ミックステープが作られていた90年代末~00年代中期は、日本でもテープのプレスが出来る体制(工場)がありましたが、聞いた話だと少しコストが高いようで、コストの安い海外でプレスする方法も主流になっていました。
 その海外にあたるのは、このシンガポー●になり、大きな特徴としてカセットテープ本体にシルクスクリーンのような形でタイトルなどが印刷されている仕様になっています。

 そして、困るのは、このシン産のはテープは磁気テープの質があまり良くない材質(内容)で作られていたようで、経年劣化をすると、色々な再生エラーに発展する傾向にあることです。

 過去にも、このテープを再生すると「キーキー」といった擦れた音がして満足に聴けない(通称:キーキーテープ)ことを愚痴ったりしましたが、これ以外にも、色々なトラブルが発生しやすく、最悪なケースではテープが切れてしまったり、絡まったり・・・とエラー頻度が高い傾向にあります。

 今回については、再生中に①再生スピードのムラが出始め、更にヒドくなると、②そこで再生が進まなくなり、デッキ側が再生停止かオートリバース判断をしてしまう、という症状が発生し、全く聞けない部分もありました・・・

 もー、このシン産のテープ、本当に謎で、数年前は普通に聴けたのに、突然こうなることが結構あり、ほんとムカつきます・・・


 そんな中、たまたま下北ユニオンで、このテープの「未開封」というテープが売られててたので、これなら「絶対に聴ける!」と思い、喜んで購入し、今回の紹介に辿りつきました・・・

 私が考える中では、原因はテープ質が問題なので、いかに「経年劣化」していない状態で聴くかがポイントなので、今回の未開封は飛びついてしまいました・・・

 んで、いざ聴いてみると・・・おおっ、ちゃんと聴ける!

 いや~、理論的な部分があってたのも嬉しいですが、ちゃんと聴けるのはもっと嬉しいです・・・今週は、この買い直したテープ版を貪るように聴いていましたよ!


 ただ、今回はオチもあります・・・

 なんと、未開封のテープ、聴けば聴くほど、他のテープと同じようなエラーが発生しています・・・これには泣いてしまいました(^^;)

 う~ん、つまるところ、このシンガポー●産のテープは、作った時点で「運命」が決められているような部分があるんですかね・・・未開封でもダメなら、手の打ちようが無いです(^^;)

 なんか、カシさんがCD盤を作った理由が分かったような気がしました・・・テープが聴けないのであれば、CDで聴くというのは間違えのない選択肢になるようです・・・






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<独り言>

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 え~、いつも変わらずテープを馬鹿みたく買っている30半ばですが、今年は「テープ」という存在が動いた年なのかな~と思っています。

 それは、分かりやすく書けば、テープに注目が集まり、テープを買う人が増えてきたことを意味する訳で、この間の下北ユニオンでのセールをみても、テープに人気が出てきたのが肌で感じられるようになりました。

 そんな中、一つ、嬉しい動きがありましたよ!

 ユニオンが定期的に発行しているジャンル別の買取リストにおいて、HipHopのリストで、なんと「ミックステープ」の掲載がありました!
 
● HIPHOP CD/RECORD WANT LIST2016


 リストについては、ユニオンが真剣に「欲しい(=売りたい)」と思うタイトルを掲載してて、必ずこの値段で買取るとはいきませんが、こういったタイトルがあれば、真剣に買取ります・・・という表れを示した内容になるかと思います。
 つまり、このリストに載っているタイトルが「今のトレンド」に見合ったタイトルであることが分かり、ミックステープの掲載は4本だけでしたが、トレンドとして評価されたことがちょっと嬉しかったです(^0^)

 内容的には、私の中での横綱である「MUROさんの裏Diggin' Inceなテープ」をプッシュしてる辺りが嬉しいですし、Kenseiさんが好評価なのには納得です!
 
 まあ、掲載された4本は、色々な条件があってこの位の値段がついちゃうテープになり、他のテープがここまで値段がつくことはないかと思いますが・・・こういうリストが出た時点で、以前と比べて、お店側が「真剣に買ってくれる」ので、売る方のタイミングとしては悪くはないと思います。

 是非、興味があれば、ユニオンさんに問い合わせてくださいね・・・・11月中であれば、12月のセールに向けて商材をかき集めているので、かなり頑張ってくれるはずですよ!

 特に、マイメンN村さんがおられる「下北沢クラブミュージックショップ」は相当頑張ってくれるので、是非問い合わせてみてくださいね・・・
 ちょうど、年末セールとして開催する「テープセール」の日程も確定したので、親切に対応してくださるはずです(^0^)


 ちなみに、その11月26日のテープセール、私はしっかりと日程を開けてありますよ・・・MUROさんのテープの「裏の裏版(?)」は私が買うので、死ぬ気で攻める予定です(^0^)
 その他でも、相当ヤバいのが出てくるみたいなので、頑張りますよ・・・2週間後をお楽しみに~

 あと、やるやる詐欺で止まっている「ブログ開設7周年のボム」ですが、やっと基礎資料(?)は完成し、方向性が見えたので、後はひたすら執筆です・・・
 年内中には何とか公開したいと思いますので、こちらも楽しみにしててくださいね~




 
DJ Masayuki 「Sunny - Minutes Remix」
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 え~、先週のKensawさんの追憶記事を書いてたら、耳が「Hip Hop」モードになってしまったようで、今週はHipHop系の作品を聴いてました・・・

 30半ばになりましたが、こういった音楽が好きになったきっかけは、少年時代に聴いてた「HipHop」なので、オッサンになっても反応しちゃうんですよね・・・
 特に、DJミックスが上手いのにはノセられてしまい、帰宅の夜道でつい首を振ってしまう訳で・・・今週の帰宅の夜道では、なぜかノリノリなサラリーマンになっていました(^^;)

 そんなわけで、今週、見事にハメられてしまった、この作品の紹介です!!


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 今週は、98年にリリースされた名作「Sunny」を紹介します!

 この作品は、京都のDJである「DJ Masayuki」さんが制作した作品で、当時の売れ具合などは分からないですが、中古市場では結構見かける点を踏まえると、結構売れていた作品のようです?

 Masayukiさん自体は、中々詳細がつかめないお方ではありますが、オフィシャルHP(!)の情報によると、95年より大阪/京都でDJを開始されたそうで・・・大阪/京都のレコード文化にガッツリと根ざしてた方なのかな~と思っています。
 京都であればUlticut Up!(=Vinyl 7)のお膝元だし、大阪は大阪で素晴らしレコード屋さんが多かったし・・・関西圏のレコード文化で育った(育てた?)部分があるかもしれないです。

 なお、リリースはDJ S@Sさんが主宰していた「Undaprop Wreckordz」で、確認できる範囲では3本のテープがリリースされています。
 アンダ自体、東京のレーベルではありましたが、京都のミックステープ業界を代表するDJである「DJ Gossy」さんが、割とアンダと繋がりが深かったので、その流れでアンダからリリースをしたのかな~と思います?

 なんか、今回は「?」が多くてすみません・・・

 ただ、作品は「怒涛のクイックミックス」でかなりヤラれます!

 きっと、当時、この作品を聴いたことある方なら影響を受けた方も相当いるのではないでしょうか・・・今聴いても、そう思うので、かなりレベルが高い作品です(^0^)

 では、作品紹介です~


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 この作品は、もはや「Masayukiスタイル」と言っても過言でないくらい、グッとくる「黄金期HipHopのクイックミックス」が聴きどころな作品で、HipHopが好きな方なら絶対に「首を振る」作品になっています!

 ある販売サイトの情報によると、A面+B面で122曲、1曲平均44秒のプレイ、そして、アナログのレコードで一発録りのようで・・・まさに「怒涛のクイックミックス」です!
 それも、ただ単にクイックをしているのではなく、HipHopらしい「ノリ」を選曲とミックスで上手くキープしながらのプレイになり、そんじょそこらの「クイックミックス」ではなく、聴いてて圧巻です!

 まず、選曲的な話を入れておくと、Bなら反応をせざるを得ない選曲です(^0^)

 A面は、割とNew School(90年代初期)を中心に、同アーティスト繋ぎやトラックメーカー繋ぎで選曲をしてて、それこそ写真上の「DJ Premier」であれば、出だしから「Group Home / Supa Star」「Gangstar / Mass Apeal」を選曲しててヤラれます!
 そして、B面は、New SchoolからMiddle School(80年代後半)まで選曲の幅を広げ、同アーティスト繋ぎなどもこなしつつ、全体的にノリを優先したミックスで、それこそ「Run DMC / Here We Go」からの「Biz Markie / Nobody Beats The Biz」にはグッときました!

 クイックミックスって、ミックス作品として作るのはかなり大変なので、あまり作る人がいなかったジャンルになりますが・・・クラブ等での現場では「絶対的な武器」になる技術になるかと思います。

 それは、色々な理由があるかと思いますが、クラブプレー中に、それぞれのお客さんが色々な方向を向いて楽しんでいるのを、クイックをすることでお客さんの意識を「DJ」に向かせ、そして、DJが作る「ノリ」で一体感を作り、フロアーを盛り上げる・・・そんな効果があるかと思います。

 この限りにおいて、重要なのは「クイックしていくことでノリを掛け算していくこと」「お客さんが知っている曲でボムらせること」になるかと思います・・・

 後者は、知っている曲=俗に言う「HipHopクラシック」になるので、それなりに知識、いやそのDJが「HipHopが好き」であれば外さない要点ですが、前者の「ノリを掛け算」することは、実はかなり技術がいるかと思います・・・


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 Masayukiさん自体も、結構現場でプレイをしてたようなので、その辺の「現場感」も踏まえたクイックになっているように聞こえますが・・・細かく聴くと、要所要所でその「ノリを掛け算」するプレイがあり、メチャクチャ上手いです・・・

 その観点で押したいのが、A面で披露されている「Pete Rockメドレー」です!!

 ざっと紹介すると、Pete Rockが外部プロデュース(またはリミックス)をした曲を選曲しており、「①Das EFX / Jussumen (Remix)」から始まり、「②A.D.O.R. / Let It All Hang Out」「③Run DMC / Down With The King」、そして大トリは「④Public Enemy / Shut Em Down (Remix)」という流れになります・・・

 それなりにHipHopがお好きな方であれば、この並びをみて「うほっ」とはなりますよね・・・ただ、Masayukiさんのプレイにおいては「攻め方」が上手く、PEでつい激しく首を振ってしまいます(^^;)
 
 どんな攻め方かというと、①~③はイントロのブレイクを2~4小節程度だけプレイして次の曲にカットインしていき、その過程で「期待感」を煽ってからの④でボムる展開なんですね・・・割とベタと言えばベタですが、ここを聴いただけでMasayukiさんのプレイの上手さが如実に分かります!
 
 まず、基本的なDJミックスはカットインなのですが、そのタイミングと、前後の曲の「メロディ」や「グルーブ」をしっかりと読み切ったカットインなので、ガッツリと次の曲がハマっています!
 これらの曲はPete Rockの全盛期の曲なので、独特なドラム感やソウルフルなホーン使い等が上手くかみ合った名曲なので、繋ぎやすいと言えば繋ぎやすいのですが、この辺の読み切りを含め、大胆にカットインしていくのが大変素敵です!

 その上で「ノリの掛け算」が上手すぎます!!

 私の感じた視点で紹介すると、①→②になった時点で「おっ、Pete Rock繋ぎだね!」と聴いてる側は反応する訳ですが、速い展開のイントロブレイクのクイックをすることで「Pete Rockのノリ」だけを抽出し、急速にグルーブを増加させている感じです・・・
 この「急速」の部分が、足し算ではないので「掛け算」という表現をしましたが・・・段々と「どんな展開をするか」という期待感も加わり、全体のグルーブが加速度的に早まります・・・

 その急速なグルーブの行きつく先が「④Public Enemy / Shut Em Down (Remix)」で、この曲だけは1曲をプレイするのですが、①~③の「掛け算」があったからこそ、メチャクチャ首振りなグルーブになってて、気付いたら、最初っから首を振り、ラップをしながら夜道を歩いている私がいました(^^;)



 なんか、技術的なところは、あまり上手く紹介ができませんでしたが、これぞ「DJマジック」と言いたくなるような技が随所に光った作品です!

 単純に「クイックミックスをしている作品」と言えばそれまでかもしれないですが、要所要所で現場で培われた「技」が光っており、かなり最高です!
 HipHopがお好きな方であれば、絶対にお勧めなので、探して聴いてみてくださいね~


 なお、今週も独り言がないので、独り言と蛇足をかねて話を追加しておくと、ここ数年、こまめにHipHopのオリ盤を買ってたので、こういった作品が何とか自分の力だけで紹介出来るようになって良かったな~と思います。

 この辺の12inchは、大昔は死ぬほど高かったので、当初はリベンジ買いだったのですが・・・やっぱりこれらの時代の曲は「カッコいい」ので、今は「カッコいい曲だから買う」みたいな方向性になっています・・・
 Pete Rockなんかが特にそうですが、サンプリングだけど「オリジナル」なんですよね・・・うん、やっぱり「Hip Hop」って素敵ですね(^0^)




 <Release Date>
Artists / Title : DJ Masayuki 「Sunny - Minutes Remix」
Genre : Hip Hop・・・
Release : 1998年
Lebel : Undaprop Wreckordz UWT-011