HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Denka 「Stinky Flavor(黒色)」
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 え~、今週は花粉が飛び始めたみたいで、憂鬱な日々を送っておりました・・・嫌な時期ですね~
 
 ただ、花粉が始まると春も近づいている証拠なので、それはそれで楽しみかな・・・そろそろ寒いのも飽きてきた(?)ので、早く春になってほしいところです(^^;)

 そんなわけで、花粉や春とは関係なく、全然紹介していなかった作品を紹介です!


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 今回は、Lunch Time SpeaxのDJ/Producerである「DJ Denka」さんの作品を紹介します!

 Denkaさんの作品は、かなり前に「今回紹介する作品と同タイトル(青色)」を紹介しましたが、久しぶりに紹介をしますので、作品紹介をする前に少しDenkaさんの情報を入れておきましょう。

 DJ Denkaさんは、茨城県水戸市を中心に活動をしているDJ/Producerで、日本語ラップファンならご存知な「Lunch Time Speax」のメンバー(リーダー?)として有名かと思います。
 ランチ自体、Dev Largeさんが主宰していたレーベル「El Dorado」からデビューしたことから、Denkaさん自体もDev Large~Muroさんに通ずる「掘り」をモットーにした姿勢があり、DJやトラックメイクもその姿勢が反映された内容になっていたかと思います。

 特に、ミックステープという視点で「DJ Denka」さんを考えると、①良質なミックステープをリリースしていたこと、②水戸のシーンを束ねていたこと、の2点は大きいかな~と思います。

 まず①のリリースについては、凄い本数を出した訳ではないですが、El Doradoの流れから、あのCisco Recordsが積極的にバックアップする形で良作をリリースしてて、これにヤラれた方が大変多いかと思います!

 それこそ、今回のこの黒色や、以前紹介した青色は鉄板で、今で言えば「DJ Koco」さんの源流のような選曲/プレイが聞きどころです・・・この辺は影響を受けた方が多いですよね?
 うん、HipHopの軸をブレずに深い掘りを披露したり、ハッとする2枚使いやスクラッチなどの技術面が凄かったり、ある意味で「日本にしか出来ないHipHop DJ」の在り方をミックステープを通して披露した部分が大きかったと思います!

 また、②の点も重要で、地元である水戸のHipHopシーンを束ねた部分があり、その流れで、地元のDJのミックステープを積極的にリリースし、地元シーンへの貢献も大きかったと思います。
 リリースに関しては、やはりCiscoのバックアップを得ながら、DJ TanpeiやDJ Suuなどの作品をリリースしてて、仲間の作品も結構売れていた記憶があります・・・そのため、一時期は「水戸はヤバい」という印象が強かったと記憶しています。

 そんなわけで、作品の紹介です!


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 まず、Denkaさんに関しては、自身のキーワードにもなっている「Stinky(臭い)」がポイントになり、ある意味で「他のDJと違う視点がある」ことがポイントかと思います。

 それこそ、選曲面は正にそうで、かなりヤラれます・・・

 まず、この作品では、今となっては「直球な90's HipHop」をブチこんでくるのですが、ことごとく「マイナー曲」をプレイしているのに全くHipHopとしてブレないところが凄すぎですね!

 A面の一発目は、私の中ではDLさんのテーマ曲とも言える「Tragedy / Da Funk Mode」からプレイをしますが、方向性としてはこういうドープなHipHopが多いです・・・それこそ、当時からレア盤だった「Group Home / East New York Theory」なんかもサラッとプレイしていますね・・・

 ただ、この時点で「違う」んですよ・・・Group Homeであれば、メインがカッコよすぎなので全然プレイをしない「Remix」の方をプレイしてるんですね・・・
 最初は「あれ?」と思う選曲なのですが、Denkaさんのミックスを何度も聞いていると途端にカッコよく聞こえるのが不思議で・・・この辺の選球眼の高さは流石です!

 そして、その「選球眼の高さ」が、この作品で如実に出ているのが「LP Only曲」のプレイかと思います!

 資料写真は、私らしくテープアルバムで紹介しますが、それこそWu-TangMobb DeepShowbiz&AGなどのクラシックなアルバムから、隠れた名曲を多くプレイしてて、かなりヤラれます!
 また、そのLP攻めが、直球な名盤も攻めつつも、MC Eihtといった西系も攻めてて、いや~深いですね・・・この辺のLP攻めもヤラれた方が多いですよね!


 んで、こういった選曲面の「Stinkyさ=深さ」を出しつつも、それらの曲をミックスした時の「Stinkyという名のグルーブの統一感」が半端なく、結果的に「真っ黒なHipHop」が聞けるのが素敵すぎます!
 
 特に、選曲面の統一感に加え、その選曲を下支えしている「DJの技術」も素晴らしく、この点も聞きどころだと思います・・・

 個人的には、B面の最初に披露される「The Nortorious BIG / Unbelievable」のドープな2枚使いの嵐が凄すぎで、DJとしての技を見せつつも、しっかりとHipHopの黒いグルーブを維持、いや増強している感じが素晴らしすぎます!
 なんでしょう、まず曲が持つ黒さを光らすための2枚使いでありつつ、自身のDJミックスの流れの中で、それが効果的に働くような配慮もあり・・・結果的に「Stinkyなグルーブ」を増強させており、最高ですね!




 今回、作品を深く聴いてて、私としてはDJ Kocoさんの源流の一つはDenkaさんだったんだな~と痛感しました・・・独特なんだけど黒さは失わない掘りや、その黒さを増強させる2枚使いなどは、正に源流でした!
 
 Kocoさんがお好きな方であれば、絶対に反応する作品だと思いますので、是非、探して聞いてみてくださいね!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Denka 「Stinky Flavor(黒色)」  
Genre : Hip Hop
Release : 1999年頃??
Lebel : Beat Town Production No Number


Notice : 作品タイトル、リリースの順番について

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 今回紹介した黒色、そして以前紹介した青色とも「Stinky Flavor」というタイトルが付けられておりますが、その違いを表す記載(例えばVol.2とか)がないため、私の判断で「青色」「黒色」とタイトル付けをしました。
 また、調べた限りだと、リリースの順番は青の方が先のリリースのようです??


Notice : インデックス 水戸系の作品リスト

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 紹介でも触れた、Denkaさんの仲間達の作品もボチボチとあります。整理の意味で、インデックスページを整理しました。よろしければご参照ください。

● DJ Denka / 水戸関係 作品リスト






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<独り言>
 今週は特になしです・・・最近、必要に応じて仕事帰りにレコ屋は行っていますが、休みの日に「さあ、掘りに行くぞ!」みたいな気がおきず、困っています(^^;)
 まあ、ここ数週間、土曜日も仕事で埋まっているのが問題か・・・ああ、早く春にならないかな~

 あと、買うことは一切ないけど、情報収集で覗いているヤフオクのテープで、鬼ゴツい日本語ラップ系アドバンスのまとめ売りがありましたね・・・素晴らしく根性がいる金額で落ちてくれたので、私としては凄い嬉しい光景でした!

 ではでは、また来週~





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追記 2017年2月12日 21:20

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 2年ほど前に書いたレコード袋に関する記事において、重大な誤りがあることが判明しました。

● 素晴らしき「レコード袋」の世界

 記事では、写真の「Manhattan Records」のロゴデザインを、有名イラストレーターである「永井博」さんが作成したと記載しましたが、正しくは「真舘嘉浩(まだち・よしひろ)」さんが作成されました。
 真舘さんからご指摘を頂き、誤りの事実が判明しましたので、記事を訂正させて頂きました。

 真舘さん、そして永井さんには大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。


 なお、真舘さんはMのロゴのほかに、Manhattan系の色々なデザインをされたそうで、それこそ、クリスマス仕様の袋とか、Hot WaxやSonusといった系列店、そして通販カタログの表紙デザインなどを担当されたそうです。

 そうなると、私を含め、多くの方が真舘さんのデザインにお世話になっていた訳ですね・・・もー、真舘さんには頭が上がりません、ほんと申し訳ございませんでした!
 ここで繰り返すのもアレですが、Manhattanのあのロゴがあったから、あの当時の「渋谷」が、そう、あの「レコードで熱かった渋谷」があったんです・・・改めて商業デザインの重要性を認識しました!






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