HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Kiyo 「Substream」
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 え~、作品紹介においては、なるべく偏りがないように紹介しているつもりですが、どうも私自身の趣味が合わない作品だと、どうしても紹介が滞りますね・・・

 その代表格がDJ Kiyoさんで、重要な作品が多いのですが、全然紹介してないっすね・・・すみません(^^;)

 そんなわけで、一念発起でKiyoさんモノの紹介です~


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 今回は、Kiyoさんのテープ時代のシリーズテープの第6段にあたる作品を紹介します!

 この作品は2000年リリースで、KiyoさんのDJ遍歴においては「転換点」になった作品と言われており、Kiyoさんの「世界」を確立した作品とも言えます。

 先に内容的な話からいくと、いわゆるアングラ~Jazzy系のHipHopを軸にアブストラクトな方向性をもった内容なんですが、テクニカルなスクラッチと2枚使い等でKiyo色に彩り、Kiyoさんにしか出せない「世界(グルーブ)」を打ち出した傑作になります・・・
 私自身、このテープのリリース時にはスルーしていたので、明確な指摘が出来ないのですが、この作品を聴いて影響を受けた方は多く、Kiyoさんが魅せた選曲やDJの方向性は、日本でのアングラ~Jazzy系DJの流れに大いに影響を与えたかと思います・・・

 では、この作品の紹介です!

 まず、選曲面ですが、一聴するとアブストラクトな感じのHipHopが多く選曲されてて、大半の方が「どこで曲が変わったんだろう?」と思う感じの選曲~ミックスになっています・・・
 それこそ、DJミックスというよりもマスターミックスのような作り方をしてて、それに付随して似たような曲が多く選曲されています・・・イメージとしてはJay DeeとかSpinnaっぽい空間系のHipHopが鳴り続く感じですかね??

 ただ、詳しく選曲を掘り下げると、凄いドープでヤラれました!
 
 選曲的にはやっぱりJay DeeやSpinna関連曲を中心に組み立てているのですが、深い選曲をしているんですよね・・・それこそ、デトロイト・テクノの雄であるCarl GraigによるStylisticsのカバー「Innerzone Orchestra / People Make The World Go Round」のJay DeeによるRemixだったり、George Benson使いが有名な「ARTIFACTS / IT'S GETTING HOT」であれば、オリジナルではなくSpinna Remixだったり・・・いや~深いですね!
 その一方で、当時のメジャーヒットをしてたQ-Tipのソロ作からB面曲である「Q-Tip / Higher」を選曲したり、Jay Dee系の音の前身とも言えるMo'waxから「Attica Blues / Abstract Original」という少し古い曲を選曲したり・・・選曲の幅も広いです!

 選曲面については、Carl Graigが出た時点で「そこまでチェックしてるんだ!」と驚きましたが、それ以上に驚くのが「選曲の統一感」だと思います。

 先ほども「マスターミックスのような」と書きましたが、とにかく選んだ曲の方向性が統一されており、Kiyoさんが求める「世界(グルーブ)」を明確に提示しています・・・

  それは、上手く説明が出来ないのですが、浮遊感がありつつも、どことなく無機質で冷たい質感があり・・・ただ、それが流れで聴いていると「気持ちよさ」も伴う、何とも言えない世界です・・・
 その世界観を作るため、選曲の根幹はインスト中心になっており、先ほど選曲面で紹介した曲の大半が「インスト」を使用しています・・・その辺の見極めも流石ですが、これは中々作れない「世界」ですね・・・

 う~ん、それこそ「Kiyoさんの世界」としか形容がなく、広義の解釈であれば「アブストラクト」なのかな・・・ただ、たた、聴いてると「気持ちいい」んですね!

 私自身、ミックス作品を聴くときは「DJの選曲/ミックスに身をゆだねる」ことが好きなので、通勤の電車の中だったり、仕事帰りの夜道だったり、ヘッドフォンから聞こえてくる「DJの世界」に心を預けて、その作品を聴いていることが多いです・・・
 今回の作品も、最初は掴みどころが無くって困っていました(笑)が、段々と聴いてるとハマってきて、不思議な浮遊感が気持ちよく、気付いたら頭を真っ白にして聴いてました・・・


 また、そうやって心を委ねて聴いていると、要所要所で聞こえる、Kiyoさんの「DJミックスの技」が凄い光ってて、それが作品の良さを後押ししています・・・

 作品を聴いていると、これも今後のKiyoさんの代名詞になってくる「DJミックスの流れで流暢にハメてくるスクラッチ&2枚使い」が冴えわたり、作品の彩りやアクセントになってて上手いですね・・・
 まるで、プレイしているインスト曲の上に、Kiyoさんが奏でるスクラッチを彩るような意味合いで入れてきており・・・結果的にKiyoさんの世界を強く後押ししていますね・・・

 うん、結果的にマスターミックスというか、選曲とDJミックスを通して「DJ Kiyo」という音楽を演奏しているんですよね・・・

 特に、スクラッチなりミックスを聴いていると、「DJミックスをしている」のではなく「演奏」をしてるかのようです・・・この辺が、今後の「DJ Kiyo」を裏付けた点になるでしょうか・・・



 う~ん、今回の作品紹介は以上にしましょう・・・上手く説明が出来ませんでした(^^;)

 ただ、最後に整理しておくと、Kiyoさんの今後のDJスタイルである「DJ Kiyoという世界(グルーブ)」を顕在化した作品であることは間違えないです・・・

 つまり、マスターミックスのような方向性で、Kiyoさんにしか出来ないハズさない選曲と、その選曲を彩るDJミックスやスクラッチなどが重なることで、結果的に気持ち良さを伴う「DJ Kiyoという世界(グルーブ)」を作っている、と思います。
 特に、こういうったアブストラクト寄りで、マスターミックスのような作りにすると、どうしても全体像が「ぼんやり」した質感になりがちですが、選曲の構成やDJミックスの強弱で上手く全体をコントロールしているのは流石ですね!

 頭を捻って書きましたが、ここまでです・・・こういう作品の紹介も、上手く紹介出来るようにならないとな~(^^;)




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kiyo 「Substream」
Genre : HipHop、Breakbeats、House、Techno・・・
Release : 2000年12月
Lebel : Royalty Royalty 006

Notice : ジャケットについて
 前作の「Give Me A Break」に引き続きTycoon Graphicsが担当しています・・・流石ですね!

Notice : CD再発について
 2010年に2枚組CDで再発があります。ただし、テープ版とはジャケが全く異なり、あのBrainfeder関係者(Teebsさん)に依頼をしたそうです。




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<独り言>

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 いきなりレコ写の登場ですね・・・分かる方は「おわっ!」、分からない方は「なんでしょう?」ですかね??

 ここ最近、レコード業界的にはGWに向けたセールが始まっており、週末はウィークエンド・ソルジャーとして出勤回数が増えています・・・
 今年は、12月のセール期間以降、1~3月はあまり大きな動きが無かったこともあり、私自身もウズウズとしていたところなので、こういったセールが入ってくるのが凄い嬉しいです・・・まるで冬眠から目覚めたクマが、大暴れを待ち望んでいるかのようです(^^;)

 そんな中、ユニオンに負けじと、色々なセールを繰り出しているHMV(渋谷店)で、Discoのセールがあったので、行ってきましたよ~

● HMV渋谷店 4/15(SAT) ULTIMATE DISCO/BOOGIE 12″ SALE!!


 当日は、残念ながら仕事で、仕事終わりの夕方に参戦でした・・・こればかりは仕方が無く、今回は「夕方行って、残ってたらラッキーかな?」といった具合での参戦です・・・

 んで、6時過ぎにお店についたら、ボチボチな方がセール箱を掘り掘りしてて、ちょっと焦ってしまいました・・・
 ここ最近のBoogie再熱があり、やっぱりDiscoに流れてくる人が増えたんでしょうね・・・嬉しい反面、目的のブツが残っているかが心配でした・・・

 そして、その予感は的中し、トップに狙ってたレコは全くなく、そして2番目に狙ってたのは先に来て掘ってた人がキープしてて、もう残念な結果です・・・この時点で「夕方から来たんだから仕方が無い」と諦めていました・・・

 ただ、レコードの神様は見捨ててなかったです・・・

 セール箱の最後の箱をめくり、最後にめくった「軽いレコード」に衝撃を受けます・・・おお、まだ残っていたのか!!

 そして、その軽いレコードを目視し、値段とコンディションを確認・・・その間、3秒で決断しました・・・うん、俺が買う!!

 その「軽いレコード(=高額盤で現物はレジ保管)」が、写真のレコになります・・・


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 そのレコードとは「Denise LaSalle / I'n So Hot」のアメリカ版オリジナル12inch(1980年)です!!

 Disco12inchの中では「ウルトラ」という階級がふさわしい、レア中のレア品で、今回のセールの目玉中の目玉だった12inchです・・・

 私としては、オープン時に売れちゃうだろうと思ってて、記憶の中から削除(笑)してたぐらいで、まさかコレが残っているとは思いませんでした・・・
 値段的には、かなりゴツい値段で、今までの最高金額を若干超えた感じですが、以前からの相場から考えればそれなりに安く、私の思ってたプライスラインからは低かったので即決です・・・きっと、これが欲しくって並んだ方もいるかもしれないですが、大半の方は値段を見てスルーだったのかもしれないですね?

 んで、なぜ購入したかというと・・・私、いや「私達」にとって、本当に「大切な曲」だからです!

 この曲は、言わずとしれた「DJ MURO」クラシックで、MUROさんのプレイを通してその良さが知れ渡り、多くの方が好きになった曲かと思います。

 それこそ、大名作である「DJ MURO / Super Disco Breaks 1-4」でパワープレイされた曲になり、Denise嬢の旦那さんが同曲をラップカバーした「Super Wolf / Super Wolf Can Do It」からの繋ぎが最高にカッコよく、みんな大好きな1曲だと思います。
 また、メジャー版としてリリースされた「DJ MURO / from my best crates - Super Disco Breaks」では、「Kool & The Gang / Ladies Night」からの驚愕のロングミックスが鬼カッコよく、これにもヤラれました・・・ 

 私個人としても、本当に大好きだし、影響を受けた曲で、この曲と出会ったからこそ「Disco12inchの旅」をしていると言っても過言でないです・・・

 私自身は、Super Disco Breaksを聴く前に、MUROさんがプレイをしていたラジオ番組「Da Cypher」のミックスでこの曲を知り、そのミックスを自己編集して作ったミックステープで死ぬほど聴いてヤラれてしまいました・・・

 それまで、Discoの曲は漠然と好きでいましたが、HipHopやR&B、そして日本語ラップしか知らない高校生にとっては、こういった「古い曲」が死ぬほどカッコイイとは思えませんでした・・・

 だけど、MUROさんのDJミックスを通して聴くと、これほどまで「曲がカッコよくなる」とは思わなかったぐらいカッコイイんです・・・

 そう、この曲で70年代~80年代の古い曲が、現在の曲と見劣りしない、いや、むしろ「カッコいい」ことを知り、積極的に古い曲(私の場合はDisco)を掘るようになったと言えるので、かなり思い入れがある曲になります。

 ただ、この曲に関しては、12inchはホントなく、大半の方が「LP」でプレイをしていたと思います・・・

 私自身も、高校生ぐらいだったと思いますが、少し高い値段でLPを買い、Super Wolfからの繋ぎに興奮を覚えたものです・・・蛇足ですが、ロングミックスすると、BPMが安定しないので、調整しながらミックスしないといけないのが懐かしいです(^0^)

 そして、12inchに関しては、私自身もかなり後になってあることを知り、日本ではMUROさんのパワープレイからの人気の高さも相まって、かなり相場が高く、かつ、市場に出ても真っ先に無くなる1枚でした。
 どうやら、この12inchに関しては、プロモ版であることに加え、そこまでヒットしなかった(後押しが無かった?)ので、元々のプレス数が相当少なく、それでウルトラ級にレアだったのだと思います・・・記憶だと、MUROさんもLPでプレイをされてたかと思います?


 そんなこんなで、いつかは手に入れたいと思っていたこの曲の12inchが目の前にあります・・・

 色々な思いが巡りつつ、決め手は、ここ最近の仕事の頑張りに対する「ご褒美」という王手(?)を繰り出し、即決3秒で購入させて頂きました!

 凄い恥ずかしい話ですが、コンディションチェックをかねて視聴をしていたら、まずはイントロブレイクの音の太さにヤラれてしまい、ちょっと泣いてしまいました・・・やっぱり12の音は最強ですね!

 ただ、この泣きには「俺も、ついにここまで来たか・・・」という意味での男泣きも含まれていました・・・ここまで約20年、人よりも遅い道のりでしたが、遂にここまで来たことが、素直に嬉しかったです・・・


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 長くなってしまったので、ちょっとブレイクを挟みましょう・・・

 視聴をし、無事に購入したところで、店員さんから「ちゃんと売れるかどうかを心配してて、無事に旅立ってくれて嬉しいです」のような声をかけてくれました・・・

 この要約した言葉だけ書くと、人によっては「売れ残らなくって良かった」と思うかもしれません・・・ただ、昨日の購入時に頂いた声は「素敵な音楽が、本当に音楽が好きな人に渡ってくれてよかったです」だと思います。
 
 うん、この12inchは一生大事にしますね・・・ありがとうございます!!


 そんなわけで、結果的にトップに欲しいのは朝一に無くなったことが分かりつつも、2番目に欲しかったのは握ってた人が棚に戻したので、そちらも購入・・・久しぶりにHMVで大爆発しました。
 また、その後のユニオンでも運の良さを引き連れ、探してたレコと遭遇し、即購入・・・気付いたら、日高屋で一人祝杯をあげていました(^^;)


 独り言の最初でも書きましたが、レコード掘り的には「GWセール」が間近になり、嬉しさを伴いながら戦略を練り始めています・・・

 ちょうど、昨日、ユニオンでGWセールの情報誌が出ててので、確認をすると、今年は割と出勤回数が多そうな予感です・・・

 とりあえず、5月4日は渋谷でテープセールは必ず参戦かな・・・ちょうど、昨日、渋谷のユニオンに行ったら、店員さんがセール用のテープを撮影してて、思わず「いつ出るの?」と尋ねてしまいました(^^;)
 告知の記事を見る限りだと、横綱級のクソヤバいのはまだなさそうですね・・・ただ、渋谷も凄く買い取りを頑張ってるので、クソヤバいのをお持ちなら、渋谷に相談してみてね~

 ではでは、本文より長い独り言でした・・・GWセールもがんばりましょう!!







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