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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Harvey & Keb Darge 「DJ Harvey 2018 Tour of Japan」 @Contact 2018/11/17
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 え~、突然ですが、踊ってきたので報告です~

 念願のプレイを聞けて、凄い嬉しいです(^0^)

 
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 今週は、ダンスミュージック界の生きる伝説として名高い「DJ Harvey(ハーヴィー)」さんの来日ギグに参加してきましたので、その報告です!

 まず、Harveyさんですが、私自身は、実はHarveyのDJで踊ったことがないため、パーティーレポで紹介するのが初めてなのと、ご存じでない方も多いかと思いますので、手短に紹介しますね!

 Harveyさんは、イギリス出身のDJで、80年代後期よりDJをされてて、一般的にはイギリスにHouse、いや、独自の「ダンスミュージック」を広めた存在として有名かと思います。

 スタートされた頃は、イギリスではレイブ・カルチャーの象徴ともいえる「Second Summer Of Love」の真っ最中で、その流れを汲みながらも、Harveyらしい、独自の視点で選ばれた様々な楽曲を、自由なグルーブでプレイし、ある意味でイギリスで「Paradise Garage」の精神を作り、広めたお方かな~、と思っています。
 特に、Harveyという存在を考えると、その後に広がる、Disco DubやRe-Editだったり、Balearicの復権だったり、Left FieldなHouseだったり・・・ほんと、Harveyが蒔いた種が花開き、ダンスミュージックやクラブ文化を多様化させたことは、UKだけでなく、全世界に影響を与え、ほんと重要なお方だと思います。

 そして、Harveyさんは、2002年にLAに移住し、自身のグルーブを生かしたDJ活動を継続し、現在はLAをベースに、イビザでレギュラーを持つなど、全世界の音楽好きから信頼されるDJとして、ワールドワイドな活動をしています。
 Harveyさんの詳細は、以下をご参照ください。

・ Clubberia DJ Harvey
・ Qetic DJ Harveyってどんな人物?


 そんなHarveyさん、日本とは縁があり、古くはUKで活動し始めたころ、盟友であるDJ Marboさんに導かれ、80年代末には日本に来日してたり、その後、LAに移住後、ビザの問題で国外に出れない時期もあったものの、2010年代からは頻繁に日本に来日し、日本の音楽好きを楽しませています。

 まあ、ビザの問題などで、一時期、アメリカ国内でしかDJが出来なかったことから「伝説=国外で聞けないDJ」とされていたかと思いますが、その伝説時期(?)は、写真のミックスCDなどを通して、その良さやが広まった部分もあるかと思います・・・
 特に、UK時代のグルーブを生かした「Late Night Sessions」や、LAで始めた同名パーティーのミックス作品「Sarcastic Study Masters (Sarcastic Disco Vol.2) 」などは、ほんと影響度が高く、これを聞いてHarveyのDJの奥深さを知った方が多いかと思います・・・私もその一人です(^0^)


 そんなわけで、なかなかタイミングが合わず、ズーっと行けなかったのですが、今回、上手くタイミングが合い、行ってきました・・・パーティーについては、以下で紹介しましょう!


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 当日となる土曜日は、日中、親孝行と称して、両親と銀座ランチaka昼飲み会をこなし、帰宅後、軽く寝てから、会場となる渋谷コンタクトに到着したのは、開店直後の11時ごろでした・・・えっ、この時間でもう並んでるの??

 普段なら、12時ごろに着くようにするのですが、昼飲みが効いてしまい(笑)、帰宅後、すぐ仮眠をしたら、クラブに行くのには少し早い時間に目が覚めてしまい、それでなんとなく11時に行ったら・・・いやいや、ビックリしました。
 先に、結果的な話になりますが、この日はほんと「すし詰め」状態で、ほんと多くの方が来ており、時間帯によっては身動きが取れないほどでした・・・やっぱり、Harveyがお好きな方は多いですね!

 ただ、私としては、11時に行けたのはラッキーだったかも・・・少し並びましたが、すんなりと入店ができ、バーの方で準備運動をし、12時のHarveyのプレイを最初から聞けたのですからね・・・

 そんなわけで、現場で久しぶりにご対面した、着実にClub~Disco道を邁進しているY君とS君と共に、12時にメインフロアーに入り、本格的にダンスを開始・・・いやいや、流石のプレイでした!

 まず、今回は正直に書かないといけない部分があります・・・

 それは、今回、お客さんが満員すぎて満足に踊れなかった部分と、実は私とHarveyさんの波長が合わなかった部分があり、私自身がHarveyさんのDJを100点満点で楽しめたわけではないことです・・・
 特に、中盤から後半は、あまりDJの流れに着いていけず、後で紹介するサブフロアーにいたり、座りながら休憩をしてたりで、私が胸を張って「最高でした!」と言える状況でないです・・・う~ん、なかなか説明が難しいのですが、NYっぽいHouseに気持ちよさを感じちゃうと、HarveyのDJは、いい意味で違う部分がありますね・・・

 でも、でも・・・やっぱり、Harveyさんの躍らせてくれるDJは流石だと思いました!

 選曲的には、HarveyらしいDisco DubやLeft Field系のHouseを中心に、独特の空気感で攻めてて、予想通り、あまり知らない曲で攻めてきます・・・

 ただ、序盤も序盤で、まだお客さんがそこまで多くなかった時間帯では、スピーカーの前で、目を閉じ、Harveyから贈られる音のグルーブに酔いしれ、ほんと「あっちの世界にもっていく」プレイで、踊り狂ってしまいました・・・
 それこそ、HarveyのルーツともいえるAcid文化に代表される感じというのでしょうか、踊ってると「ゾンビ」っぽい感覚(?)になるんですよね・・・自分で書いてて、変な表現ですが、NYのHouseの流れに無い、独特のグルーブが、頭を空っぽにさせ、素直に躍らせてくれる感じが素晴らしすぎます!

 そんな中、個人的には「1曲でボムる」手腕が凄かったな~と痛感しました!

 例えば、2時ぐらいだったかと思いますが、Left的な流れで、おもむろに「Herbie Hancock / Stars In Your Eyes」をプレイ・・・もう、これでピークタイムを作っちゃうですよ!
 明らかにスローな曲なんですが、音の出し方、グルーブ、アイソの使い方など、さらに実は歌モノを殆どプレイしなかったので生まれる焦らしも含め、ほんと凄いです・・・

 また、終了となる7時前ぐらいのアンコールタイムでプレイした「Jimmy Ruffin / Hold On To My Love」、そして「The Miracles / Love Machine」の歌モノにはヤラれました・・・こんな曲でボムるとは!
 両方とも、なんとなく分からなかったので、フロアの端でShazam先生に調べてもらったのですが、どちらも「オヤジSoul」なシンガーのDisco曲で、普通だったら手を出さない類の曲ですよ・・・これは、衝撃的でしたが、Harveyがプレイすると、ほんと最高で、気づいたら最後の力を振り絞って踊っていました!


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 そして、Harvey以上に衝撃的で、ある意味でHarveyの隙間(?)を埋めてくれたのが、こちらの御大でした!

 この日のパーティーは、アパレルブランド「Wacko Maria」さんが主催するもので、セカンドフロアー(Bar)は、このWacko Mariaのオーナー/デザイナーである森さんが率いる「Killer Tunes Broadcast」が主催する形で、UKの大御所DJである「Keb Darge(ケブ・ダージ)」さんを招き、なんと「60's Rock」を中心とした45セットを披露してくれました!

 実は、Keb DargeもDJを聞くのは初めてで、結構楽しみにしてた半面、メインはHarveyだったので、あまりKeb先生に浮気しないように(?)という気持ちで、休憩がてら聞こうと思ったら・・・もう、最後は「最初からKebのDJで踊っていればよかった!」と後悔するぐらい、素晴らしいDJでした!!

 まず、Keb Dargeというと、やっぱり「Deep Funk」ですよね・・・

 ここでは深く紹介はしませんが、誰も掘らなかったUSのマイナーFunkの魅力をいち早く紹介したDJで、私としてはNorthen Soulのスピリッツ(ダンス、掘り・・・)を現代に体現しているDJだと思います。
 そんな、Keb先生、実は近年は50年代や60年代のロック、例えばロカビリーとかガラージロックなどを積極的に45でプレイしてて、また新たな境地を進んでいるとのことで・・・結構興味をもっていました。

 そして、本当はもっと広い幅があると思いますが、Keb先生のプレイを通して、あまりなじみのない60年代のロックを聞いたら・・・もう、自然と体が動いてしまい、最高でした!!

 なんか、メインのHarveyが、フロアーがパンパンで踊れない状態だったので、軽く踊れればいいかな~と思ってサブに行ったら・・・もう、そのロックのグルーブが半端なく、体が動いてしまいます・・・
 私としては、Keb先生の目指すDJは、やっぱりNorthenなんだと感じました・・・そう、音楽を楽しみ、音楽で踊ることなんでしょう・・・もう、びっくりするぐらい、踊っていました(^0^)

 Keb先生自身も、信頼できる仲間とのプレイなので、終始、にこやかなプレイで、タバコとお酒を楽しみながら、時にマイクを入れ(!)、ロフトスタイルで、珠玉の45を投下してきます・・・いや~最高です!

 うん、私もこういったロックが踊れるんだ・・・なんか、自分の新境地を開いた感じがして、ちょっと嬉しかったです!

 また、Killer Tunes Broadcastさんのプレイも最高で、音楽に壁は無いんだな~と痛感しました・・・カッコよかったです!!


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 そんなわけで、Keb先生のプレイは5時まで、Harvey先生のプレイは7時まで行われ、久々のダンスに満足しながら家路につきました・・・

 今回は、あまり知っている曲がなかったので、抽象的な紹介が多かったですね・・・

 ただ、素晴らしいパーティーで、なんか、東京の底力を感じました・・・

 だって、そんなに宣伝もしてないのに、溢れんばかりのお客さんの数・・・そして、翌日はageHaでMAWのギグがある悪条件(?)なのに、この集客・・・うん、みんな「クラブ」が好きなんですね!

 私的には、年末は仕事が忙しくなりそうなので、どうなるかは分からないですが、来月のJoe先生のギグは絶対に行きたいな・・・あと、Timmyさんも来日しそうなので、少しだけダンスモードになれたらな~と思います。

 ではでは、また次回のレポをお楽しみに~


PS 
MAWの両名が、視察で来られてましたね~
終わり間際には、Noriさんが来られるなど、HarveyもKebも、やっぱり「DJ's DJ(DJに尊敬されるDJ)」なんだな~と思いました!
あと、Contact、フロアーでの飲酒、そしてスマホの撮影がOKになったのか、なんか、ちょっと踊りづらくなっちゃいましたね・・・家に帰ったら、スニーカーの裏がベトベトで、ちょっと引きました(^^;)





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<独り言>

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 分かりづらい写真ですが、土曜日の午後、超久々に「銀座」に行ってきました・・・それも、銀座のど真ん中、全然行く機会がない場所だったので、なんか新鮮でした・・・

 文中でも触れましたが、今回は、両親にちょっと嬉しいことがあり、私が誘う形で銀座でランチをしてきました・・・気張ってカニにしたら、予想以上に美味しいお店で、久しぶりに会う息子の気遣いを、両親も喜んでくれたようで一安心です(^^;)
 
 そして、ランチの後、親子水入らずで、少しの時間、銀座を歩いたり、よさげなカフェに入りお茶をしたりしていましたが・・・銀座って、人が多いですね!
 
 私自身、レコード屋が無いところは、基本的に行かない人間(笑)なので、銀座はほとんど行かないのでアレですが・・・やっぱり銀座は銀座なんでしょう・・・

 そういえば、今回の話になり、ネットで調べたお店に予約をしようとしたら、予約が取れないの連続でした・・・ある、お店からは土曜のランチが一番予約が取りづらい、なんて話もありました・・・
 うん、この意味は、若干、年齢層が高いという意味になるのですが、オジサン、オバサンがニコニコしながら休日の銀座を楽しんでいる姿は、なんか清々しく、やっぱり街は人が作るんだよな~と、思ったりしました・・・


 まあ、今回の独り言、話としてはココまでなんですが、MTTさんも仕事や趣味以外のことも「一応は頑張っている」ことをお伝えしたかった・・・ということです(^^;)

 では、また来週~




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DJ Beat 「東京ビーボーイズ 15thアニバーサリー」
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 え~、先週紹介をしましたダースさんのテープですが、ダースさんをはじめ、いろいろな方に反応を頂き、ありがとうございました!

 私自身、いつも通りの更新をしていたつもりですが、やっぱりこういった「まとめ作業」というのでしょうか、過去の史実などをアーカイブすることは大切なんだな~と思いました(^0^)

 そんなわけで、今週はこちらを紹介です~


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 今週は、日本のブレイクダンスを作ったとも言える「東京ビーボーイズ(Tokyo B-Boys)」のメンバーでもある「DJ Beat(びーと)」さんによる、B魂全開なミックスの紹介です~

 まず、Beatさんの話をする前に「東京ビーボーイズ」に触れておくと、今年で35周年(!)になるブレイクダンスのクルーで、あのCrazy-Aさんをリーダーとするクルーですね。

 もはや、ブレイクダンスのクルーというよりも、東京~日本の「HipHop」を幅広くレぺゼンするクルーで、残念ながら昨年で開催が終了してしまった「B-Boy Park」を手掛けるなど、日本のHipHopの発展にに大きな寄与があったクルーになります。
 実際には、1983年にCrazy-Aさんが原宿のホコ天で踊り始めたことがスタートになり、海外から詳しい情報が届かない中で、ブレイクダンスを通して日本のHipHopを一から作っていったことにはリスペクトです・・・詳細は「こちらの記事」をご参照ください。
 
 そして、次はBeatさんを紹介すると、Beatさんも80年代初頭から活動をしているDJで、90年代初頭には、日本屈伸のバトルDJとして名を挙げたお方になります・・・バトルであればDJ Hondaさんと同世代で、80年代末~90年代初頭に活躍をしておられました。
 その後、DJ活動と並行して、トラック制作も行い、00年代前半には数枚のアルバムを残すなど日本語ラップ系のプロデューサーとしても活動をされていました。

 これだけだと、Beatさんと東京ビーボーイズの接点が読みずらいですね・・・キーワードは「原宿のホコ天」です!

 Beatさんは、活動の初期にあたる80年代中頃より、あのDJ Krushさんと共にDJチームを結成し、原宿のホコ天で活動してて、その流れで、Crazy-Aさん達の東京ビーボーイズとリンクし始めたようです・・・

 そう、当時のホコ天では、DJが機材を持ち出してビートをプレイし、ブレイカーがそのビートに合わせて踊っていたのですね!

 この話は、私自身もそこまで詳しくないのでココまでにしますが、この「音楽とダンス」に引かれて、それこそMCやグラフティーライターも集まり、東京で初めて「HipHop」が生まれたんですね・・・うん、原宿のホコ天というストリートでです・・・

 話を、Beatさんに戻すと、こういった流れがあり、東京ビーボーイズのバックDJを任されるようになったようで、自身のスキルを出しながら、ブレイクダンサーを躍らせていたようです・・・


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 そして、今回のテープは、その東京ビーボーイズが誕生した15周年を祝って作られたテープになるようです。

 作られたきっかけは、おそらくですが、1997年9月に原宿・代々木公園で開催されたテープと同名のイベントが開催されたことを受け、その後に作られたテープになるかと思います。

 いろいろな情報を統合すると、Crazy-Aさんがホコ天で踊り始めた1983年が元年のようなので、イベントが開催された1997年は「これから15周年」という意味で開催されたのかもしれないですが、写真のように当時のFine誌にも情報が掲載されるなど、かなり規模の大きなイベントだったようです。
 このイベントについては、以下の記事に詳しく掲載されておりましたので、ご参照ください・・・もう、素晴らしすぎて、画像をお借りしてしまいました!

 ・Tosaken BLOG 「TOKYO BBOYS 15th 記事」

 
 このイベントは、原宿のホコ天の横にある、代々木公園(野外ステージ)を中心に開催されたようで、15周年を祝うには最適な場所ですね・・・そして、このイベントは、翌年から「B-Boy Park」と名前を変え、日本のHipHopの4要素である「DJ、MC、Breakin'、Graffiti」を束ねた点は、非常に大きいです!

 そして、話をBeatさんに戻すと、この記事でも、Beatさんがおそらくブレイカーの後ろでDJをされているお姿が確認でき、ああ、きっと「ブレイカーに愛されるDJ」なんだろうな~と思わせます・・・

 ブレイカーに愛されるDJ・・・これは実は高度なスキルが必要としてて、DJの1ジャンルとして成立がしていると思います。

 なんでしょう、常にブレイカーの後ろで、そのブレイカー達が動きやすい曲をプレイするんだけど、時にそのブレイカーを鼓舞させる曲を先回りでプレイしたりしてて・・・まさにブレイクダンスの影の主役だと思います。
 それこそ、未だにブレイクダンスのバトルでは、DJが曲を、DJの判断でプレイしていますよね・・・あまり、この点は詳しくないのですが、やっぱり「ブレイカーに愛されるDJ」は、常にブレイカーが踊りやすい曲をプレイできるので、そこに「信頼」があり、こういった背景があるのかな~と思っています。

 では、作品の紹介です~


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 まず、内容的には、ブレイカーでなくても、Bな血が入っているものであれば、だれでもノレちゃう作品になっております!

 もう、聞いているだけで「踊りたくなっちゃう」内容で、かなり良いです!

 それこそ、「Super Lover Cee & Casanova Rud / Do The James」のような往年のHipHopクラシックや、「Grandmaster Flash & The Furious Five / Super Rappin No.2」などのOld School、そして、あとで紹介するオリジナルのブレイクビーツを中心に選曲しており、かなり熱いです(^0^)

 それも、大半の曲には熱い2枚使いが施され、もう最高です!

 紹介したDo The Jamesであれば、名ラインである「♪The choreographer causin' your funky dope maneuver」の部分をガッツリ2枚を入れたり、Super Rappinであれば、イントロの「♪しゃらら~」の分をつかさず2枚を入れてきたり・・・最高です!

 ただ、この2枚使いは、DJのスキルを提示するだけでなく、あくまでも「曲を盛り上げる」、つまり「躍らせる」という点に力量が置かれてているところは、大きなポイントだと思います。

 それこそ、B面の後半では、エレクトロクラシックである「Afrika Bambaataa & The Soul Sonic Force / Planet Rock」をプレイして、豪快な2枚使いなども披露しますが、とにかく「踊ること」を念頭にしているプレイです・・・

 個人的には、エレクトロって、プレイの仕方がを間違えちゃうと、普通なHipHopと比べてダレた選曲になってしまうところを、Beatさんのプレイでは、躍動感のあるエレクトロに仕上げたプレイになり、いやいや、最高ですね・・・

 私は、ブレイクダンスはできないけど、踊ることは好きなので、このエレクトロのプレイには反応してしまいました・・・それこそ、今回のBeatさんの作品を聞いて、私の中で「Arthur Baker祭り」が始まってしまうぐらい、エレクトロの魅力に気づかされました・・・
 そう、イキイキとしたエレクトロをプレイできる「技」は、さすが、ブレイクダンサーに愛される理由だな~と思ってしまいました!


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 そして、本領発揮は「ブレイクビーツ」のプレイと、そのブレイクビーツの魅力を最大限に発揮する「2枚使い」になります!!

 もー、目の前でブレイカーを躍らせていただけあって、説得力が違います!!

 まず、ここで紹介する「ブレイクビーツ」という言葉を整理すると、70年代~80年代のSoulやFunk、DiscoやRockなど、様々な楽曲に隠れているダンサンブルなドラムブレイク、またはそのドラムブレイクが含まれている曲になります。
 それこそ、写真で紹介をしている「Ultimate, Breaks & Beats」に収録されている楽曲がそうで、Bボーイの国歌として有名な「Incredible Bongo Band / Apache」は有名ですね・・・

 少し歴史的な背景を整理すると、70年代の初期、HipHopの開祖であるDJ Kool Hercは、DJをしてた中で、本来は曲のメインではない、このドラムブレイクをお客さんが楽しみにして、そして踊っている姿を見て、この部分を繰り返してプレイ(=2枚使い)したら盛り上がった、という逸話があるのは有名で・・・この「ブレイクビーツ」という概念を発見したからこそ、HipHopが生まれたのです・・・
 その後、HipHopのDJたちは、様々な楽曲の中から、フロアーにいるお客さんが喜んで踊ってしまうブレイクを探しだし、そのブレイク部分を強調するため、2枚使いをして盛り上げていきます・・・そして、、そのブレイクビーツに合わせて踊っていたのが「ブレイクダンサー」になるわけです・・・

 このような背景がある中で、Beatさんは、先ほど紹介したHipHop系の曲と共に、SoulやFunk等のブレイクビーツを織り交ぜ、時に熱い2枚使いを行うことで、SoulやFunk等の曲を「HipHop」としてプレイしており・・・誰しもが踊ってしまうDJプレイに昇華しています!!

 個人的には、Beatさんも使ったであろう、Ultimateの3番のラインで、「Herman Kelly & Life / Dance To The Drummer's Beat」からの「Incredible Bongo Band / Apache」の流れは最強で、火が吹いちゃうじゃないかというぐらい熱い2枚使いを炸裂してて、もー、踊らずにいられません!!
 やっぱり、聞いてる者を鼓舞するブレイクを、上手いDJが2枚使いで強調することで、さらに鼓舞する曲になる、つまり「HipHop」になることを体現してるな~と思いました(^0^)



 最後にまとめると、ブレイカーを含め、聞いたら誰しもが踊ってしまう内容でありながら、DJの技やストーリー性もある内容になっており、まさに「ミックステープ」な一本になっております!

 今でも十分に聞ける、いや、これほどまで「熱い」作品は作れないので、気になる方はテープを探してみてくださいね~





<Release Date>
Artists / Title : DJ Beat 「東京ビーボーイズ 15thアニバーサリー」
Genre : HipHop、Soul、Funk、Disco、Rock・・・
Release : 1997年~1998年ごろ
Lebel : No Lebel No Number


Notice : 作品のトラックリストについて
 この作品にはトラックリストはついていません。ただ、作品の紹介にあたり、トラックリストを書き起こしましたので、下記に貼り付けておきます。ご参考にどうぞ~

[Side : A]
intro
Boogie Down Productions / South Bronx
MC Shan / The Bridge
Biz Markie / Nobody Biz The Beats
Special ED / I Got Made It
Wild Style / Stop Rap 
James Brown / Funky Drummer (Break)
Super Lover Cee & Casanova Rud / Do The James
Eric B. & Rakim / Eric B is president
Eric B. & Rakim / Paid In Full
Eric B. & Rakim / I Ain't No Joke
The JB's / Pass The Peas(※)
Spoonie Gee / The Godfather
Run DMC / Sucker MC's
Divine Sounds / Do Or Die Bed Sty
Schoolly D / PSK, What Does It Mean?
The Fearless Four / Rockin' It
Grandmaster Flash / It's Nasty
Spoonie gee & The Treacherous three / The New Rap Language
Spoonie Gee / Love rap
T-Ski Valley / Catch The Beat
Treacherous Three / Feel the Heartbeat
Kool Moe Dee / Body Rock
? / ? (Old School)
Grandmaster Flash & The Furious Five / Super Rappin No.2
Funky Four Plus One More / Rappin And Rocking The House
The Mowhawks / The Champs(※)
James Brown / Get Up, Get Into It, Get Involved(※)
Flash And The Furious 5 / Flash It To The Beat
Wild Styel / Down By Low
Vaughan Mason & Crew / Bounce, Rock, Skate, Roll
Pieces Of A Dream / Mt. Airy Groove
Funkadelic / You'll Like It Too
Juice / Catch the Groove (※)
Kurtis Blow / Do The Do (※)
Trouble Funk / Pump Me Up
Grandmaster Flash / New York New York
Crash Crew / Breaking Crew

[Side : B]
Aretha Franklin / Rocksteady(※)
Chaka Khan / Ain't Nobody
Malcolm McLaren / Buffalo Gals
Herbie Hancock / Rockit
GLOBE & Whiz Kid / Play That Beat Mr. DJ
Newcleus / Jam On it
James Brown / Give It Up Or Turn It A Loose(※)
The Magic Disco Machine / Scratchin'(※)
Area Code 615 / Stone Fox Chase
The Bar-Kays / Let's Have Some Fun
John Davis & The Monster Orchestra / Can't Stop
20th Century Steel Band / Heaven & Hell Is On Earth
Bobby Byrd / I Know you got Soul
The Blackbyrds / Rock Creek Park
Dennis Coffey / Scorpio
Manu Dibango / Soul Makossa
Herman Kelly & Life / Dance To The Drummer's Beat
Incredible Bongo Band / Apache
Sugarhill Gang / Apache (Jump On It)
Chic / Good Times
Grandmaster Flash / The Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels Of Steel
The Jimmy Castor Bunch / It's Just Begun
Arthur Baker / Breaker's Revenge
Afrika Bambaataa & Soulsonic Force / Frantic Situation
Afrika Bambaataa & James Brown / Unity
Ollie & Jerry / Breakin'(There's No Stopping Us)
The Rocksteady Crew / (Hey You) The Rock Steady Crew
Shannon / Let The Music Play
Afrika Bambaataa / Looking For The Perfect Beat
Afrika Bambaataa & The Soul Sonic Force / Planet Rock(Break)
Hashim / Al Naafiysh (The Soul)
Planet Patrol / Cheap Thrills
Planet Patrol / Play At Your Own Risk
Afrika Bambaataa & The Soul Sonic Force / Planet Rock
? / ?
Skam / We Didn't Even Need James(inst)
Kick The Can Crew / Down By Low (Live @ B-Boy Park 15th???)(★)

(※)について
 この印がついているものは、オリジナルの楽曲でプレイされてなく、Cut-UpやMegamix系の作品でネタになり、そのCut-Upの方でプレイされた曲になります。
 例えば、Bの1曲目のRock Steadyであれば「Feelin' James」、同じくBのGive It Upと Scratchin'は「Rock The House」に収録されたものでプレイしています。これらも、つかさず2枚使いをしているのですが、前後のヒット音や声ネタを交えて2枚使いをしてて、最高にフレッシュです!!
 ただ、Feelin' Jamesなど、どのCut-Upを使ったのかが分かったのもあるものの、分からなかった曲もあるので、Cut-Upの曲名ではなく、オリジナルの曲を掲載しました。ご承知ください。
 なお、コレ系の話の続きとして、A面でFunky Drummerのボーナスビートの上に、Wild Styleのアカペラブレンドをかましてて、これも相当フレッシュです・・・Beatさん、凄いよ!!

(★)について
 これは、キックのライブ録音になり、おそらく紹介した15周年のイベントで披露された音源を、最後にボーナストラックのような形で収録したようです。
 ただ、Beatさんが上手いな~と思うのが、A面で、この曲の元ネタであるWild StyleのDown By Lowのラップ曲を入れてて、その上でキックのを聞くと、そのジャックっぷりに気づかされ、思わずニヤっとしてしまいました(^0^)


Notice : Beatさんの他のテープについて

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 本来であれば、他のテープについても、文中で紹介するのですが、今回は入れることができなかったので、ここで紹介しますね~
 下の2本は、そこまで詳しく聞けてないですが、どれも内容が良いですよ・・・気になる方は探してみてね~


Notice : 豪快なブート版について

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 つい最近、入手したブツですが、ある意味で驚愕の1本です(^^;)

 私の中では「ソニー系」と呼んでいる、国内のミックステープを違法にコピーして販売していたお店があり、そのお店が、この作品をコピーしており・・・もともとの丸ケース仕様を一切無視して、普通のカセットテープに落とし込んだという内容でした!
 このブート店、MUROさんのSuper Funky Reggae Breaksの2本組仕様を無視して、やはり普通のカセットテープに落とし込んだという前科(?)があるので、この仕様も納得できますが、ちゃんと、背ラベルを独自に作るなど、実は細かいジャケ作りをしてるんですね(^^;)
 まあ、私ぐらいのイルマティックになると、こういうのも捕獲対象になるので困ったものです・・・ただ、誰が作ったかは未だに判明してなく(たぶん、レゲエ系のお店か?)、それは判明させたいな~と思っています・・・




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<独り言>

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 割と久しぶりに「この紙」を・・・つい、並んでしまいました(^^;)

 昨日、新宿のユニオンでDisco12inchのセールがあり、結構探していた1枚が出ることが分かり、参戦してきましたよ~

 ◎11/10(土)DISCO・BOOGIE 廃盤12" セール!!

 今回欲しかったのは、かなりマイナーな盤で、セールでトップレコメンドされない(字だけのリストに掲載)感じのレコになり、朝一番に行かないと抜けない訳ではないのですが、最近、Discoの12は結構狙っている人が増えてきたので、心の安心のため、並んでしまいました・・・
 私は、朝の9時30分に到着しましたが、他のフロアーのセールも含め、誰もおらず、楽々の1番・・・Discoについては、その後に、もう1名がこられ、都合、2名での開戦になりました・・・

 んで、11時になり、2人で4Fへ移動し、店員さんから「高額盤は壁」「その他は6列で陳列」とのアナウンス・・・これは読めないぞ・・・

 とりあえず、一番乗りで売り場に着き、壁を見ず、ひたすら箱を抜いていきます・・・1箱目なし、2箱目なし、3箱目なし・・・ううっ、どこにあるんだ!
 そして、4箱目は、2番手の方より先に到着し、サクサクと・・・おおっ、あった!!

 だいぶ分かりづらい実況ですが、こういうセールに並ぶ方だと、この心理、わかりますかね・・・

 壁に展示されている盤は、誰よりも先に到着した人が抜ける確率が高いですが、箱の中に入っている場合は、並び順は関係なくなり、それこそ「運」になるんですね・・・

 そのため、誰よりも早くレコードをめくる作業が必要になるわけです・・・今回は、私としてはその戦術で対応して、なんとかゲットすることができました(^0^)
 まあ、2番手の方が、その盤を狙っているかどうかはわからなかったですが、この場合は「自分との闘い」なんですね・・・何とかゲット出来てホッとしました・・・


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 そんなわけで、今週の釣果はこんな感じです・・・昨日の新宿では5枚、そして週中、渋谷終わりの仕事があり、その足で渋谷~下北と回って6枚と、割と好調でしたね!

 今回、新宿で欲しかったのは「Linda Clifford / You Are, You Are」で、12inchは、Runaway LoveのUK12inchのB面のみという1枚でした・・・これはイイ曲なので、12が欲しかった(^0^)

 あと、最近になり「Stevie Wonder / All I Do」の良さに気づき、なかなか12が出なかったので、あきらめて水曜日に収録のLPを買ったら、土曜の新宿のセールで実は12(4trkのEP)が放出・・・これも回収し、12の音圧の良さにウットリしています(^0^)

 今週は、割とレコ運が良かったですね・・・きっと、先週のレコードの日に運を使わなかったからでしょうか・・・


 あと、ユニオン的には、年末のセール情報が出始めてきましたね・・・

 テープに関しては、12月23日に新宿がアナウンスされておりますが、最近、お店的にはテープが集まらない(売りがない)とのことで、どこまでセールが伸びるかは心配ですね・・・

 ただ、90年代~00年代にレコードを買われてた方などは、まだまだテープを持っていて、それがタンスの奥に入っているのだと、私は思っています・・・
 ぜひ、ご面倒でなければ、ちょっとしたお小遣いにはなるのかもしれないので、テープをユニオンに売って頂けると助かります・・・私とユニオンのため(?)に、ぜひ、ご検討ください・・・

 ではでは、今週は以上です~

 また来週~



Darthreider & DJ Oshow 「Funky Fiesta 1 & 2」
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 え~、久しぶりに二日酔いでの更新です・・・(^^;)

 最近、仕事の飲みとプライベートの飲みは飲み方を分けていて、前者は仕事に徹してあまり飲まず、後者は自分のために飲むので節度を少しだけ外すのですが・・・気づいたら両方の飲み方がミックスされると、まー、ひどい結末になりますね(^^;)
 昨日は、会議終わりの仕事飲みでしたが、気づいたら仕事を忘れて飲んでて・・・よく家まで帰ってきたな~という酔っ払い方になっていました・・・

 そんなわけで、今日は家で寝ることが仕事になっていました・・・注意しないとな~

 では、作品の紹介です~


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 今回は、あのDarthreider(ダースレイダー)さんが企画したテープで、2002年と2003年に企画したイベント「Funky Fiesta(ファンキー・フィエスタ)」を盛り上げるためにリリースされたミックステープを紹介しますね!

 まず、ダースさんは説明不要ですよね?

 近年では、ご自身の病気を抱えながらも精力的に活動しており、ここ最近のMCバトル人気を作り上げた重要人物かと思います!
 私自身、最近のMCバトルの流れはフォローできていないですが、ダースさんが執筆された「MCバトル史から読み解く日本語ラップ入門」を遅れながら読まさせていただき、ダースさんのHipHop愛を感じてしまい、今回のテープを引っ張り出した次第です!

 ただ、ダースさんが参加していたラップグループ「Micadelic(マイクデリック)」については、紹介した方が良いと思うので、紹介しておきます。

 マイカデリックは、ダースさんと真田人(さなだじん)さんの2MCに、あのDJ Oshow(おしょう)さんがDJとして入ってたグループで、いわゆる「さんぴん以降」のラップグループになります。
 1998年ごろより活動を開始し、当時は精力的に活動してて、アルバムも何枚かリリースしていたり、ライブも精力的にこなしたりし、かなり人気のあったグループでしたよね~

 そして、今回のテープは、そのマイカデリック時代に作られたもので、次のイベントを盛り上げるために作られたものになります・・・


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 写真がかなりピンボケしているのはすみませんね・・・そろそろ、こういったフライヤーのアーカイブもしないと・・・

 写真は、このイベントのフライヤーで「おおっ、懐かしい!」と思う方も多いかもしれないですね。

 このイベントは、ダースさんが主催する形で開かれたもので、ダースさんと同世代のラップグループが総出演するというイベントで、さながらダースさん版の「さんぴんキャンプ」や「鬼だまり」になるかな~と思います。
 1回目は2002年7月に川崎クラブチッタで開催、2回目は2003年3月に川崎クラブチッタで開催しつつ、広島と大阪でも開催し、かなり盛大に開かれた記憶があります。

 2002~03年ごろというと、さんぴん以降の日本語ラップ人気を経て、多くの若者たちがラップグループを結成し、リスナー側以上に、演者側の方が盛り上がってた時期になり、今思い返すと、かなり熱い時期でしたね~
 それこそ、いろいろなラップグループが群雄割拠しつつ、お互いがスキルを競い合ってた時期になるかと思います・・・うん、この流れがあったから、今の日本語ラップの歴史が繋がっているのかな~とも思います。

 そして、テープの話に戻すと、このテープは、紹介したイベントに参加するアーティスト達の曲やフリースタイルを収録した作品になり、このイベントの行われる直前に販売されたものになります・・・

 つまり、「このテープを聞いて興味があったら、ライブに来てね!」という意味合いの作品になります。

 もー、この辺はアイデアマンであるダースさんらしいアイデアですよね!

 実際にはDMRなどの普通のお店で販売してて、お店側としては「日本語ラップのコンピレーション/DJミックス作品」として販売していた(イベントが終わったら必然的にそうなりますよね)わけですが、こういった「人とは違うこと」をやられるのはダースさんらしいですね!

 その甲斐あって、このテープは結構話題になり、ライブも盛り上がり、テープもそれなりに売れていた・・・と記憶しています。

 では、作品の紹介です~

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 あれ、レコードじゃないの?・・・これまた秘蔵フライヤーで紹介です(^0^)

 テープに関しては、OshowさんがDJをしていますが、ダースさんがホスト役をしつつ、各アーティストから音源をもらったり、フリースタイルの手配をしたりしてるはずなので、私としてはダースさんとOshowさんの作品として紹介をしたいと思います。

 まず、選曲面ですが、このイベントに参加をするアーティストの楽曲が中心になり、さながら2002~03年ごろの「日本語ラップのニューカマー・アーティストの楽曲集」といった内容になるかと思います。

 それこそ、あの当時であれば、ブラストの表紙にはなれないけど、いつかラップという音楽で上り詰めてやる!と意気込んだ若者たちの声が詰まった作品で・・・都内の、そこまで大きくないクラブで、汗をかき、唾を飛ばしながら歌っていた曲が詰まっているのかもしれません・・・
 
 そう、ダースさんの場合は、池袋のBedというクラブで行っていた「Deluxe Combo」というパーティーがそうでしょう・・・

 ここで、フライヤーの話になりますが、紹介したのはその「Deluxe Combo」のフライヤーで、このパーティーの参加者やゲスト出演した面々が、そのままクラブチッタという大舞台に登場する・・・そんな感じの選曲になっています。

 それこそ、ダースさんのMicadelicをはじめ、Hidenkaさんを中心とした「GARBLEPOOR!」や、2MCの「Goodfellas」などのパーティーのレギュラーメンバーに加え、孤高の吟遊詩人ベーシストとして有名なTakatsukiさんを擁する「SMRYTRPS」、九州の1MC&1DJである「Volcano Posse」、そして、今となってはあのSEAMOさんの前身グループである名古屋の「シーモネーター&DJタキシット」など、様々なグループの曲が収録されています。
 
 正直、日本語ラップファンがみれば「おおっ」と思うメンツがそろっているかもしれないですが、一般的にはあまり知られていないグループの曲が多く、ちょっと取っつきにくい内容かもしれないですね・・・

 ただ、聞いてて「若いという熱さ」が感じられ、イイんですよね・・・

 私自身、このイベントには行ってないし、引用したDeluxe Comboには行ったことがないし、何よりもこの時代のラップが好きな若者が集まったクラブは殆ど行ってないので、事実に即していない部分もあるかと思いますが・・・このテープを聞いてると、いつかは自分の音楽でロックさせるんだ!という若者たちの熱い思いを感じてしまいます・・・
 なんでしょう、大変申し訳ないのですが、曲としての良さはアレですが、どこか「熱さ」がある曲が多く、それらをダースさんとOshowさんが素直にまとめているのが良く・・・あの時代でないと作れないテープなんだな~と思ってしまいました・・・



 作品の紹介としては以上です・・・なんか抽象的な紹介になっちゃいましたね?

 日本語ラップの歴史をフォローする際に、こういったテープが活用されていたことを示す1本であることは間違えないので、気になる方は探してみてね~




<Release Date>
Artists / Title : Darthreider & DJ Oshow 「Funky Fiesta 1 & 2」
Genre : 日本語ラップ・・・
Release : 1→2002年7月 2→2003年2月
Lebel : 1→Hige Funk Production FFMT-01 2→Sugarbitz ST-066

Notice : 参加アーティストについて
 以下のアーティストが参加しています・・・ご参考にどうぞ~

 Micadelic、Smpytrps、Beatmaster、トリカブト、シーモネーター&DJタキシット、Spiritualjuice、Volcanoposse、アルファ、時雨、ホームメイド家族、Garble Poor!、Goodfellas、ミネ神ホールド、Gas Crakerz、般若、Mankaindmarker、アイスバーン、イルリメ、Romancrew・・・etc



Notice : マイカデリックの謎のテープ+α

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 ダースさんの本の横に置いて、マイカデリックのことを表していたテープ・・・マニアな方はザワついたかな?

 これは、どうやらマイカの代表曲「この男凶暴につき」のデモテープ(?)のようで、完全手製の一本になります・・・この曲の12inchもリリースされていますが、12の前に作ったものと思われるものになります・・・
 なお、今回の調査で「MICADELICAL」という曲でも同様のデモテープがあることが分かり、腰を抜かしております・・・(^^;)


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「Hidenka / Mankind Marker」(Hige-T1)

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「DJ Oshow & DJ Itao / Frameless Museum」(Hige-T2)

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「Goodfellas / Absolute」(Hige-T3)

 そして、もういっちょオマケの紹介をしておきましょう・・・

 当時のダースさんは「Hige Funk Productoin」というレーベルを立ち上げてて、気づいたら微妙にテープを出してており、日本語ラップファンなら反応しちゃう作品をテープのみでリリースしていました。

 例えば、Hige-T1はあのHidenkaさんのテープEP、Hige-T3はGoodfellasのテープEPになり、CD等になっているかは不明ですが、結構貴重かもしれないです~
 なお、型番マニアとしては、T2はOshowさんとItaoさんのミックス作品になっており・・・ちゃんと自宅内だけで型番が揃ってよかったな~と安堵しています(^^;)





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<独り言>
 今週は、レコードやアナログ関係が何もないので、独り言はお休みです・・・
 ああっ、下北のフリーマーケットは行きたかったな・・・





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<追記> 2018/11/05 23:30 +11/06 22/40

●ダースレイダーさん







●Ken 1 Rawさん




 なんと、ダースレイダーさんご本人と、Volcano PosseのKen-1-rawさんからコメントをいただきました!!

 もー、凄い嬉しいです!!

 ダースさんの「呼ばれないから自分でやった」って・・・・う~ん、これこそHipHopです!!

 こういう反応があると、ブログで紹介をしてよかったな~と思います(^0^)



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<追記> 2018/11/07 23:30

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 今度は、ダースさんのブログで、このテープに関する思い出を紹介頂きました!!

 ファンキーフィエスタの思い出、ヒップホップの理由

 もー、ダースさん、ありがとうございます!! ほんと、紹介をしてよかったです(^0^)

 そして、この記事は、このテープにまつわる、重要な情報が満載でしたので、念のため、下記にテキストを貼り付けさせてもらいます・・・出だしのI-Deaさんのスタジオで録ったという時点で、最高ですね!!


ちなみにこの2本のテープはI-DeAの自宅で録音したのよね。

今ではBad Hopが自力で武道館やってしまうので比べるとなんですが…

当時25歳前後だった僕らは大きなイベントは先輩世代に独占され、そのクルーメンバーがステージに上げてもらえる感覚くらいしか無かった。
アルバム出してもなかなか大きなイベントには呼ばれないので…自分でやろうと僕が主催しました。

全出演者自分で口説き、そして、当時の僕らの世代特有のピリピリ感もあり、本番でも揉め事だらけ。
特に妄走族は尖ってて大変だった。
もっともステージ裏ではケンタが「俺らのアピールの仕方はプロレスだからさ。ダースは分かってよ!」なんてね。まあ、でも大変だった…般若とも後日やり方が良くねえ!でもお前がやるって言うから出たよ。なんて話をしたりね。
D.OとMACCHOとCORNHEADのユニットのほぼ唯一のライブもやったし、そこに餓鬼レンジャーとかGAGLEもいて…って名前並べるだけでも大変だ。

でも僕は無所属と言うかアウトサイダーだったからスタイルウォーズをやりたかったので仲の良いヤツらだけじゃなくてハードな連中にも声をかけた。

とにかく時間も押して。でも最後までやったら楽しかった!揉め事経験値も増えたし!

で、2回目は大阪、広島でもやって。
これはあるイベンターが組んだツアーがポシャって空いた会場をそのまま使った裏技なんだけど大赤字で呼び屋さんは行方をくらました。
この時はシンゴ西成くん、韻踏合組合、AFRAの日本初のソロステージ、イルリメとかを同じステージで。
広島でサイコブロー、黒羽、岡山のYOUTHにも電話して協力して貰った。
サムライトループスは自腹で全会場着いてきてくれた。

自分で…と言うけど、こんな企画を実行させてくれたのはチッタ松井さんのおかげでとにかく迷惑をかけた。
ウーフィンの荒野さんにPRして貰い、マイカデリック時代の仲間たちにデザインから何から手伝って貰った。
流派Rで後パプもやって自分でナレーション入れたなぁ。

この後、3回目でバンドも混じえてやったら更に大赤字の上時間も押しすぎて出演バンドに怒られ(その前にセックスマシンガンズの単独やってて1時間以上押したんだよな)ネットでは事実無根の誹謗中傷も食らって(ダースはイベント途中で先に帰ったとか書かれて…昼前まで松井さんに謝ってたっつーの!)。

確かにチッタの狭い窓から逃げるか!ってマジで思うくらいのやらかしだったなぁ。

その後、始めた日本初の日本語ラップオンリーのイベント蝕(これもあれですね、日本のヒップホップの歴史的にどう評価されてるのかな?)と合体させた大蝕としてチッタで開催。
ウルトラの神保さんにも手伝って貰って。