FC2ブログ
HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Nishimia 「In Ya Area 01」
IMG_0270.jpg

 え~、年明けから「素晴らしきシリーズ」を投入するなど、ブログ的には割と頑張っていますね・・・

 でも、仕事は着実に忙しくなってきているので、ちゃんと更新が続けられるかがちょっと不安です・・・昨年と同じで、3月は今から戦々恐々です(^^;)

 そんなわけで、今週の紹介です~


IMG_0281.jpg

 今週は、東京を中心に活動をしていた「DJ Nishimia(にしみあ)」さんのシリーズテープ「In Ya Area」を紹介したいと思います~

 まず、Nishimiaさんについて簡単に紹介をすると、90年代中頃よりDJ活動をされており、Harlemなど、渋谷を中心に活動をされていた方になります。
 また、DJ以外にも日本語ラップ系のプロデュースも行っており、渋谷のHipHopを引っ張っていた方かと思います・・・

 詳細は、以前紹介した記事(写真の白いテープ)をご参照くださいね・・・

● DJ Nishimia 「Loop the Beat Productions no,35」


IMG_0280.jpg

 そして、今回の「In Ya Area」ですが、当時、新譜のHipHopを追っていた方であれば「懐かしい!」と思うでしょうか?

 このシリーズは、1999年ぐらいから定期的にリリースしていたミックステープで、いわゆる「新譜HipHop」を中心とした作品になり、当時は結構人気があった作品になります。
 
 この手の「新譜HipHop」を題材にしていたミックステープは多くのDJが作っている中で、Nishimiaさんのシリーズは人気があり、Manhattanではかなりプッシュしていましたね~
 なぜ人気があったのかは説明しずらいですが、Nishimiaさん自体が渋谷~宇田川町人脈に近い位置にいたため、レコード屋さん側の協力もあったのと、ニトロ系の新曲やフリースタイルが入ってたことがポイントかもしれないですね。

 そして、もう一つポイントとなるのが「洋服屋さん」だと思います。

 このシリーズテープ、割とHipHop系の洋服屋さんで売っていた記憶があり、レコードは買わないけどHipHopが好きな子たちに支持されていたように思えます・・・それこそ、以前紹介したテープは、まさに洋服屋さんで売られていましたね~

 今まで、何度か紹介していますが、当時、レコード屋さんって「敷居が高い」お店になっていて、一般の人への門戸が狭かったんですね・・・そのため、ストリートなHipHop(=ミックステープ)を入手する場所として、比較的入りやすかった洋服屋さんが活躍していた流れがありました。
 私自身も、高校生ぐらいの時、ミックステープはレコード屋さんよりも洋服屋さんで買ってたケースの方が多かったです・・・当時、Manhattanなんかは、怖いBが店の前でウロウロしてて、お店に入ること自体が勇気が必要でした(^^;)

 なお、ちょっと曖昧ですが、Nishimiaさん自身はDJ活動と同時に洋服屋さんに勤務してたはずで、テープにはHipHop系ブランド「Triple Five Soul」のマークが入っていることから、ファイヤー通りにあった同店に勤務していた・・・と思います。
 つまり、お店のスタッフという顔もあるので、横のつながりで他の洋服屋さんでも売られていたんでしょうね・・・


nishi_001.jpg nishi_002.jpg

 では、作品の紹介です・・・便宜上、1999年にリリースされたシリーズの1作目で紹介しますね~

 まず、このシリーズは、1999年~2003年までに10作リリースされ、どのテープも「サッカー」をモチーフにしたデザインになっています。

 恐らく、Nishimiaさん自身がサッカーが好きで、それでデザインに反映しているのだと思いますが、サッカーが「前後半90分(45分+45分)」であることをミックステープに重ねている点は上手いな~と思います。
 うん、洋服屋さんで売ることにつながりますが、HipHopをそこまで知らない人に、このテープに興味をもってもらうため、こういった「デザイン」をカッコよくすることは大切ですね・・・

 また、ジャケの話を続けると、この第1弾だけは違うのですが、「新譜」を売りにしているテープなので、そのジャケットにトラックリストを織り交ぜているのも上手いっすね・・・
 新譜系のテープは、買う側が「どの曲が入っているか」を知ってから購入するケースが強いため、ジャケットにトラックリストが入ってることが多いですよね・・・ただ、これをデザイン面で良くするのは結構難しいので、この辺もこだわったでしょうね~

 そして、ミックスの内容ですが、なかなかの内容だと思います。

 第1弾については、1999年の新譜が選曲されており、それこそ大ヒットした「Ja Rule / Holla Holla」「The Beatnuts / Watch Out Now」なんかが選曲されてて、メジャーだけに偏らず、しっかりとストリートで支持された曲を選んでいる印象があります。
 正直、新譜系だと選曲の良さを説明するのが難しいのですが、一般の人なら「なんかいいかも?」、DJ予備軍なら「この曲かっこいいな!」と思わせる感じになっており、なかなかです。

 そして、DJミックスについては、なんでしょう、それこそクラブプレー的な「流れるようなDJミックス」が良く、聞いててスンナリと耳に入ってくる感じがいいですね・・・
 途中ではサラっと2枚使いなんかを入れつつも、バー的なクラブでのプレーのように、過度にDJが前に出ず、気持ちいいBGM的なプレイを意識してて、上手いな~と思いました。




 作品の紹介的には以上ですが、こういった「HipHopへの入り口」「クラブへの入り口」になるテープは、ほんと大切だと思います・・・

 Nishimiaさんのテープは、今でも簡単に買えると思いますが、意外とテープを揃えるのは大変でした・・・テープ道を究めたい方は、ぜひ集めてみてね~



 
<Release Date>
Artists / Title : DJ Nishimia 「In Ya Area 01」
Genre : HipHop・・・
Release : 1999年
Lebel : Loop The Beat Productions LTB-001





------------------------------------------
<独り言>

DSC_1951-01.jpg

 今週は独り言が多めです・・・本編より長いのは許してね(^^;)

 まず、今週は「この紙」ですね・・・久しぶりにテープのセールに行ってきましたよ~

 今回は、ユニオン随一のバイヤー「N村さん」がおられる下北沢クラブ店で、US系ミックステープが放出されるとのことで、セールに参戦してきました!
 
● ユニオン下北沢CMS 「1/26(土)HIPHOP USED TAPE SALE!!」

 事前にN村さんから「今回はヤンバイです」と何となく聞いていて、蓋を開けてみたら「おおっ、ヤンバイ」の一言でした・・・

 今回は、いわゆる「Tape Kingz」のテープが中心で、それも94~95年あたりの初期ジャケ、さらに超美品という出物です・・・結構ビビりました!

 Tape Kingzというと「白黒ジャケ」をイメージされる方が多いと思いますが、あれは初期ジャケ以降にに作られたもの(95年ぐらいから?)で、ある意味で「2nd プレス」になるとされています。
 まあ、テープの作り方が「アメリカン=適当」なので、1stも2ndもあまり関係ないのは事実ですが、個人的には初期のモノの方がテープ質が若干良いと思っていたり、初期ジャケの「文字のみ」のデザインが嫌いではないので、割と好きなテープです。

 ただ、この初期ジャケが日本にこれだけあるのは衝撃ですね・・・

 94年~95年ぐらいとなると、当時、これらのテープを日本で輸入するお店は皆無に近く、それこそNYの現地に行って買ってないと入手できないテープになります・・・
 それも、これだけ美品で残ってることが凄いっすね・・・きっと、大切に保存してた大先輩が、放出してくれたんでしょうね~

 
 そんなわけで、当日は、整理券配布の40分前にあたる10時に出勤・・・「あれ、遅いじゃん」と思う方が多いかも?

 実は、私自身、Tape Kingzは好きですが、正直な気持ちとしては「他のコレクターさん程ではない」ので、この位の時間になりました・・・
 
 Tape Kingzについては、日本でも海外でも人気が高騰してて、実は熱心なコレクターが多いんですね・・・昨年末の新宿のテープセールもTape Kingzが争奪戦だったと後になって聞いたので、日本でも人気が白熱しているところですね~

 ただ、私は、ある程度、Tape Kingzで欲しいのは揃っているので「もう、そこまで熱心にならなくてもいいか」と思っており、今回は少し遠慮していました・・・今回は「欲しい方はお先にどうぞ~」という気持ちがありました・・・

 そのため、少し遅めの10時から並びました・・・

 そして、案の定、お店に着いたら、1人の猛者が先に並ばれておりました・・・その猛者とは「Masaki On The Mic」さんです!!

 Masakiさんは、HipHop系のラッパー/トラックメーカーでありながら、レコード等のハードディガーとして有名で、もう「The Hip Hop」な兄貴です・・・ほんと信頼ができるお方です!
 そんなMasakiさんは、いわゆるBoom Bap的なHipHopが大の好物なので、94~95年あたりのNYのミックステープとあれば飛びつかない訳がないです・・・今回は9時には並ばれていたそうです!

 Masakiさんとは、久しぶりに会ったこともあり、待っている間、ディープな情報交換をしてて、大盛り上がりです・・・セールって、この時間がイイですよね~(^0^)

 そして、気づいたら、整理券配布になり、今回は5名・・・なかなかの鉄火場になりそうだと予見しながら、開始を待ちました・・・


DSC_1958.jpg

 11時30分、セールが開始・・・Masakiさんの次の2番手として鉄火場に潜りこみます・・・

 おおっ、なんだこの陳列は!

 今回、お店側の配慮で、なるべく見やすくするために、テープを平置きにするというサプライズがありました・・・

 今回の放出品は、通常の「背ジャケ」を見せても分からないのが多いので、ジャケを面出ししたようです・・・も~、これは見やすい!!

 そのためか、今回、何となく抜けたら買おうかな~と思って参戦していましたが、この見やすさのおかげでアドレナリンがMAXになり、ポンポンとテープがカゴに入っていきます・・・

 そして、参加された方も見やすいのかヒートアップ・・・いや~、あの鉄火場特有の空気感はやっぱりイイですね~

 んで、釣果は以下の通りです・・・


IMG_0282.jpg

 じゃん、合計20本で、久しぶりにゴツい買い物をしてしまいました(^0^)

 まず、「そんなに狙ってない」と書きましたが、もうこれは訂正ですね・・・

 放出は60本なので、その1/3を抜いていました・・・すみません(^^;)

 実は、最初に抜き合い合戦をした時点では約10本だったのですが、皆さんが帰られた後、残っているテープをさらに吟味してると、「今回出たテープの歴史的な価値が高い→今回を逃したら買えないよね」と思い、気づいたら20本になっていました・・・ 

 もう、皆さんには申し訳ないですが、気づいたら本気になっていたんですね・・・もう一度、すみません(^^;)


 そして、今回のは写真を見ても謎なのが多いので、簡単に釣果を紹介しておきましょう!

 まず、割と狙っている人が多い「Evil Dee」は3本を頂きました~
 今回、ほぼ初期ジャケが中心だった中で、唯一白黒ジャケの2本は、実はレアグル(ネタもの?)ミックスでにんまり、そして初期ジャケからはレゲエミックス(!)といボムがあり、なかなか面白いものが掘れました。
 Evil Deeって、ゴリゴリのHipHopなイメージがありますが、実はラジオDJ的な活動が強かったので、なんでもミックスができるお方なんですよね・・・レゲエは、誰も手を付けず残っていた中で、歴史的な価値を信頼して頂戴しましたよ~

 あと、これも誰も手を付けなかったテープとして「ラジオ録音もの」ですかね・・・
 これはTape Kingzではないのですが、PremierとStrechのテープがあり、びっくりしたのが粗悪なコピーではなく、どうやらシリーズとして作られたブツになるようで、専門のレーベル(Underground Mix Tape?)があったようです??
 こういうテープと遭遇すると、まだまだ、US系も研究が必要ですね・・・

 なお、今回のセール、それなりの値段がついているテープが多かったですが、テープは一期一会なので、ガッツリ購入です・・・
 ただ、周りに金額を見られて引かれるのもアレなので、人が少ない時にお会計をしたのは秘密です(^^;)

 そんなわけで、N村さん&下北クルーには感謝感謝・・・
 さりげなく、N村さんがTape Kingzをサンプリングしたあのドカジャンを着られていたのに、感服です(^0^)


IMG_0283.jpg

 ただ、もっとビックリなのが、このテープかも??

 これは、セールに並ばれたMasakiさんから「MTTさんにプレゼント」として頂戴したテープで、なんと、今回のセールを記念(!)して作られたMasakiさんの曲の「アドバンステープ」です!!

 もー、これには膝をついて感動してしまいました!!

 まず、ジャケがスチャダラの某アドバンスをサンプリングしていること自体がボムですが、こんな粋な計らいをするMasakiさんがボムすぎます・・・もう、ボムというか「Hip Hop」ですよ!!

 そして、テープの方は、どうやら3月に発売する新作「Bones Trackz 048」のアドバンスという位置づけで、Masakiさんらしいトラックとラップが入っており、カッコイイ・・・

 Masakiさんとは、色々とお話しできて嬉しかったし、何よりも私のブログに刺激を受けて、こんな粋な計らいをしてくださったことが嬉しいです・・・

 こういったことがあるから、ブログが止められないです・・・Masakiさん、本当にありがとうございました!

 Masakiさんが気になる方は、MasakiさんのTwitterを覗いてくださいね~

● マサキオンザマイク/Masaki On The Mic(from ZGR/西川口)


 なお、テープのCD版も頂いたのですが、あのプロモシールも最高です・・・分かってらっしゃるな~(^0^)

 今度、本当に飲みに行きましょうね~


IMG_0269.jpg

 そして、最後はMUROさんの新作ですね・・・タワーのポイントが良い日なのでまとめて購入しました!

 ブログを書きながら写真の3作品を聞いてましたが、どれも内容が良く、素晴らしいです!!

 特にボムだったのは、Elegant Funkの和バージョンで、最近のブギー路線ブームを踏まえて上手くまとめてて気持ちいい・・・しばらく、チルタイムのBGMになりそうです(^0^)
 そして、もっとボムなのは、このElegantのオマケでシールを頂いたのですが、そのシールがレコードのマーキング用のシールですよ・・・MUROさん、最高です!

 なお、今回、渋谷のタワーで購入したのですが、お店がリニューアルされたようで、気づいたら「アイドル」「韓流」「アニメ」が中心で、従来の洋楽が、ある意味で隅っこに移動していました・・・
 まあ、時代の流れがあるので仕方がないですが、ちょっと残念ですね・・・ただ、なんか、タワーが活気のあるお店になった感じもあり、それはそれでよいのかな??



 最後はしんみりとしてしまいましたね(^^;)

 では、今週も頑張りましょう!!





 

スポンサーサイト



素晴らしき「プロモーション用ミックステープ」の世界 その3 国内クラブミュージック編
IMG_0264.jpg

 え~、何人が喜んでいるかが分からないマニアック企画の第3弾です・・・

 今度は、日本語ラップや日本語R&B等の「国内のクラブミュージック」で紹介しますね~




(1)はじめに

IMG_0266.jpg

 この記事では「プロモーション用ミックステープ」の第3弾として、日本国内の大手レコード会社が、発売する国内のクラブミュージックのアルバム等の宣伝のために作ったミックステープを紹介したいと思います。

 この「プロモーション用ミックステープ」の概論については、以下の第1弾の記事で紹介しましたので、未読の方は、こちらを読んでから今回の記事を読んでいただけると幸いです・・・

● 素晴らしき「プロモーション用ミックステープ」の世界 その1 US編


 まず、今回は大雑把に「国内クラブミュージック」と書きましたが、これは日本語ラップ、日本語R&Bのほかにレゲエやロック、テクノといった内容が対象になるのでクラブミュージックとしました・・・
 記事を立案しているときに、家堀りをしてたら、まあ、色々と発掘してしまい、気づいたらジャンルの幅が広くなってしまったので、こういう風な書き方になりました・・・すみません(^^;)

 そして、本編の紹介をする前に、国内のクラブ系アーティストにおける「プロモーション(=宣伝)」について、少し整理をしておきたいと思います。

 まず、国内クラブミュージックの歴史的な流れを整理すると、日本人のアーティストが作品発表し始めたのは、それこそ世界の流れと連動はしてて、80年代末ぐらいから動きはじめていて、90年代中頃まで小さいシーンながら、しっかりと作品発表はあった、という感じかと思います。

 ただ、90年代中頃以降、日本では「DJブーム=クラブミュージックブーム」が中高生~若者世代にあったことにより、これらの音楽が市民権を獲得しはじめ、大手のレコード会社が積極的にリリースをする流れがあった・・・と考えています。
 それこそ、日本語ラップはまさにその流れを借りて広まったし、他のジャンルも「クラブ」という新しい価値観の下で広まっていったかと思います・・・まあ、正確には、広まることができるぐらい、その音楽を作っていたアーティスト達が力をつけ、その良さに若者達が早く気付いたということもありますね~

 そう、このような背景がある中で、レコード会社は「売れるものは売る」という姿勢があるので、日本のアーティストが作ったクラブミュージックをリリースするようになりました・・・

 そして、当然ながら、多くの人に販売する作品を知ってもらい、手に取ってもらうために「プロモーション(宣伝)」を行っていました・・・
 
 そういった活動の中で、一部では今回紹介するような「プロモーション用ミックステープ」を活用をしていて、ある程度は効果があったのかな~と思っています。

 販売する音楽が「クラブミュージック」という「DJ」という視点/感性が生きた音楽だけに、「DJ」という点を強調するにはミックステープは効果的だし、これらの音楽を支えるファン層も、DJミックスされた内容には反応が早いだろうし・・・結構、効果があったのかな~と思っています。
 特に、こういったプロモーションは、大手のレコード会社としてはあまり実施したことがない手法だけに、プロモーションとしての奇抜さがあったり、割と安価に「ストリート感・クラブ感」を出せるツールだけに、上手く活用をしてたのかな~とも思います。


 では、今回は概論はここまでにして、実際のテープの紹介を通して、国内のプロモーション用ミックステープを紹介をしますね~





(2)日本語ラップ

IMG_0268.jpg
01 「You The Rock★ / Rock The House Show」
内容 : アーティストミックス
DJ : ?? ※Host MCはYouさん
リリース年 : 1998年(→You The Rock / The Professional Entertainer発売時)
レーベル : Cutting Edge

 まず、最初は、この「プロモーション用ミックステープ」の中心ともいえる「日本語ラップ」ですが、このテープはビビる方が多いのではないでしょうか(^0^)

 このテープは、Avex Trax傘下のCutting Edgeから、1998年に発表されたYou The Rockさんのソロ3作目「The Professional Entertainer」の発売時に作られたミックステープで、なんと、Youさん本人がホストMCをしながら、新アルバムを紹介するという・・・まさに「男汁ほとばしる」内容でヤラれます!!

 内容的には、YouさんがTokyo FMで放送していた「Night Flight」にメインMCとして出演されていたことからか、まさにNight Flightスタイルでトーク中心に新曲を紹介しており・・・もー、あの時代にNight Flightを聞いていた者であればグッとくるテープですね!!
 なお、Night Flightについては、以下の記事をご参照くださいね~

● 「Tokyo FM - Hip Hop Night Flight」について
 

 まず、私の私見では、日本語ラップのプロモーション用ミックステープを割と早く活用していたのは、You The RockさんやECD、Buddha Brandなどが所属していた「Cutting Edge」さんなのかな~と思っています。
 Cuttingについては、日本語ラップの人気を起爆させたレーベルとも言え、私としては、所属しているアーティスト側から「自分たちのやりたいプロモーション」を提案してたから、こういったストリート的なプロモーションがあったのかな~と思っています。

 かなり記憶が曖昧ですが、ECDさんなり、Dev Largeさん、Youさんなどは、自分たちがやりたいことを、アーティスト自らがレコード会社に対して熱意をもって説明してたかと思います・・・
 それこそ、大手のレコード会社にとっては、こういったストリート的なプロモーションは理解できず、Youさんたちが効果的だと思ったことも、大手レコード会社の慣例で弾かれてしまうことがあったんでしょうね・・・そういった慣例を崩すべく、Youさんたちはレコード会社とも戦った(?)と聞いています。

 ただ、徐々に理解者(例えばA&Rの本根誠さん)が出来たり、実際にセールスがついてきたことで、こういったプロモーションが認められるようになり、さらに、Cutting~Avex自体がプロモーションすることに率先的な部分があったので、こういったミックステープの配布につながるのかな~と思っています。

 なお、私は持っていないですが、Cuttingよりプロモーション用に配布されたミックステープとしてはは、ECDさんの「Home Sick」の発売時に坪井さんのミックステープ(HMV限定?)があったり、DLさんによるCutting音源のミックス(?)があるなど・・・ハードコアなテープが多いっすね(^^;)
 また、日本語ラップの文化的価値を広めようという考えからか、上記のNight Flightの放送した内容や、自社主催のイベントのライブ音源を資料用テープにして配布してて・・・こっちもハードコアです(^^;)

 あと、あえて写真は出さずですが、Youさんの2ndアルバムのアドバンスにはアルバム未発表の曲(Cherry)が入っているなど、Cuttingのテープの世界は闇が深いっす・・・
 それこそ、Buddhaのベストにあの曲が入っているなど、まだまだ掘らないといけないですね・・・とりあえず、アドバンスのテープに「未トラックダウン」とか「実際発売する内容と異なることがあります」的なことが書かれていたら、とりあえず買っておいた方が良いです(^0^)


IMG_0252.jpg
02 「K Dub Shine - Album Sampler Master Mix」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Master Key
リリース年 : 2000年(→K Dub Shine / 生きる 発売時)
レーベル : Cutting Edge

IMG_0253.jpg
03 「K Dub Shine "世界遺産" Premium Mix Tape」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Oasis
リリース年 : 2003年(→K Dub Shine / 世界遺産 発売時)
レーベル : Avex Trax / Atomic Bomb

 お次もCutting~Avex系として「K Dub Shine」を2連発・・・コッタ先生、分かってらっしゃいますね!

 日本語ラップ系だと、00年を過ぎたあたりから、プロモーション用にミックステープを作ることが一般的になり、その流れでこの2本が作られたのかな~と思います。

 02は2000年に作られた2ndアルバムに合わせて作られたテープで、レーベルフレンドとも言えるDJ Master Keyさんがミックスを担当・・・これも最高にイイですね!
 Masterの全盛期ともいえる渋谷Harlemの「Daddy's House」スタイルというのでしょうか、マイクをガンガン入れてくるNYスタイルでDJミックスしてて、新曲の良さが際立ちます・・・これこそ、プロモーション用ミックステープの「鏡(かがみ)」とも言える作品かもしれないです!

 一方で、03は2003年に発表されたベスト版に合わせて作られたテープで、キングギドラのDJであり、K Dubさんのレーベル「Atomic Bomb」のDJでもあるDJ Oasisさんが担当・・・K Dubさんの良さを掴んだ好ミックスです!

 後で紹介するテープにも通じるのですが、日本語ラップのプロモーション用ミックステープは、発売するアルバムの主役であるラッパーの良さを知っているDJがそのDJミックスを担当することから、おのずとテープの内容が良くなる・・・そんなマジックがあると思っています。
 そして、Masterが顕著ですが、HipHopのクラブがガンガン盛り上がっている時期のDJなので、ほんと熱がこもっててイイですね・・・やっぱりMaterのマイクは最高です!


IMG_0249.jpg
04 「Dabo "Platinum Tongue" Special Sampler Mix Tape」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Hazime
リリース年 : 2001年(→Dabo / Platinum Tongue 発売時)
レーベル : Def Jam Japan

IMG_0250.jpg
05 「Suiken presents Sixteen Stars Album Sampler」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Missie
リリース年 : 2001年(→ Suiken / Suiken presents Sixteen Stars発売時)
レーベル : Sony (SMEJ Associated Records )

IMG_0248.jpg
06 「Chacka Smash - Chin Attack Goods」
内容 : アーティストミックス
DJ : Macka-Chin
リリース年 : 2001年(→ Macka-Chin / Chin Attack発売時)
レーベル : Reality Records

 次はニトロ勢・・・2001年は当たり年だったんですかね~

 00年前後の日本語ラップを牽引した存在として「Nitro Microphone Underground」がメチャクチャ勢いがあったかと思いますが、その勢いを維持し、ニトロのMC達がソロ作を発表する流れが2001年ごろからありました・・・
 それこそ、04のDaboさんはDef Jam Japan、05のSuikenさんはSony系のレーベルと契約を結び、メジャーシーンで活躍した姿は頼もしさもあり、日本語ラップをネクストレベルに押し上げた象徴かもしれませんね~

 そのような背景がある中で、メジャーシーンであることから、幅広く作品を売るために、積極的にプロモーション活動をするようになり、その一環かこれらのテープになるかと思います。

 04のDaboは永遠の相棒とも言えるDJ Hazimeさん、05のSuikenは技巧派DJでニトロのバックDJも務めてたMissieさんが担当し、ニューアルバムの曲の魅力を伝えるようなDJミックスをしています!
 先ほどのK Dubさんのところでも触れましたが、そのMCの良さをしった腕利きのDJが作っているので、プロモレベルのミックス作品でも、作品としてグッと良くなります・・・

 一方で、06のMacka-Chinのテープは、Macka-Chin自らがDJして、そのイルマティックな音楽観を表現しててイイですね・・・
 こちらは、ニトロ勢も属していたインディーレーベル(Reality)からのリリースで、やっぱりインディーだと、こういったテープを作るフットワークがいいんだな~と思っています!

 なお、ここで少しズレた話ですが、入れておきたい話があります・・・

 私としては、こういったミックステープを作るためを含め、「テストプレス~プロモのアナログ」が活用されていたのだと思っています。

 例えば、ここで紹介をしているテープは、宣伝をするCDが世に出る前に作られていることが多く、それも、CDのリリースのかなり直前に作らないといけない裏事情もあり、実際には発売用ではないアナログが少量だけ作られ、DJミックスをするDJに渡されていた・・・のだと思います。
 特に、これらのテープではシングルカットされず、アルバムだけの収録曲をDJミックスする必要があるので、おのずと「アナログ」が必要になります・・・そのため、このテープのためにテストやプロモが作られた可能性もありそうです・・・


 IMG_0251.jpg
07 「Twigy Al-Khadir Mixed by "Vinyl matador" Hazu」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Hazu
リリース年 : 1998年(→ Twigy / Al-Khadir発売時)
レーベル : 東芝EMI(VJ) / Spellbound、えん突つ

IMG_0254.jpg
08 「Skill Plus Creativity Exclusive Mix Tape」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Seiji、DJ Tama ※Host MC:Kazmaniac
リリース年 : 2001年(→ S.P.C. / Skill Plus Creativity発売時)
レーベル : ポニーキャニオン

 日本語ラップの最後は、ちょっと「凝っている」ミックステープを紹介しますね~

 07は、Twigyさんの第1作目発売時に作られたミックステープで、ミックスの担当はDJ Hazuさん・・・つまり、Twigyさんが名古屋時代に組んでいたコンビ「Beatkicks」でのミックステープになります!

 このテープは内容的にも面白く、DJミックスではなく、Hazuさんによるメガミックスのような作りで、新曲よりも過去の曲をコラージュしたようなミックスになり、かなり熱いっす!
 DJのHazuさんというよりも、ビートメイカーのHazuさんが、Twigyさんのこれまでの曲をメガミックスしたような感じで面白い・・・

 なお、今回紹介をする国内クラブ系のミックステープは、過去の曲をミックスするみたいな教科書的要素はあまりないんですよね・・・Twigiyさんのこれも、どちらかというと教科書的要素はないのかな?
 う~ん、考えると、各アーティストがそこまで曲がない状態でプロモーションをするので、おのずと教科書的な方向性が出来ないから、とにかく「新曲を推す」みたいな方向性になるんでしょうね~

 そして、個人的には08がお勧めかも?

 08は、札幌を拠点に活動をしてるDJ Seijiさん、DJ Tamaさん、MCのKazmaniacさんのグループ「S.P.C.」のミニアルバムの発売時に作られたテープで、MCのKazmaniacさんがサイドMCをしながら、腕利きの両DJがA面、B面に分かれて収録曲をスキルフルにミックスするという作品になっています!
 それぞれの収録時間が短いため、こちらもメガミックスみたいな内容になっていますが、やっぱり「DJ×MC」が織りなすアートというんでしょうか、両者が揃うことで初めて「Hip Hop」になるような感じがしてイイですね!
 



(3)日本語R&B

IMG_0242.jpg
09 「MOET's "Phat"mix」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ S@S
リリース年 : 1999年(→ 嶋野百恵 / 45℃(シングル)、531(アルバム)発売時)
レーベル : ポニーキャニオン

 そして、次は日本語R&Bです・・・結構あったよな~と思って家掘りしたら、そんなには無かったので少しショックを受けています(^^;)

 ただ、このテープはボムではないでしょうか!

 09は、日本語R&Bの黎明期より活動をしていた嶋野百恵さんが、最初のアルバム「531」を出す際、アルバムのリードシングルみたいな形で先行リリースされたシングル「45℃」が出た時に作られたと思われるテープで、A面がDJミックスになっており、その担当があの「DJ S@S」さんです!!

 このテープは、数か月前にあったセールでゲットしたブツで、このテープにはロックオンしてゲットしました・・・だって「S@S」さんですもん!!
 
 こういったテープを集めてて、「なんでだろう?」と思っていたことがあります・・・それは、こういった作品を担当するDJが、どちらかというと「現場で大活躍しているDJ」が中心で、S@Sさんのように「素晴らしいミックステープを作れるDJ」が担当することが少ないことです・・・

 私としては、「現場のDJ」と「ミックステープのDJ」は、ちょっと方向性が違う部分があり、後者はテープの中で「音楽が織りなすストーリー」を描ける存在であると考えています。
 そのため、その売りたい音楽を光らさせるには、本当はミックステープのDJを起用すべきなんだよな~と思っていました・・・

 そして、このテープの内容は、どちらかというとアルバムのサンプラー的なDJミックスになり、そこまでストーリーを必要としないからアレですが、やっぱりS@Sさんのミックスが聞けるのは嬉しいな~


IMG_0243.jpg
10 「ICE Midnight Skyway Non-Stop Mix」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Denn
リリース年 : 1998年(→ ICE / Midnight Skyway発売時)
レーベル : 東芝EMI

IMG_0244.jpg
10 「AKIKO - Da Dreams Come True」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Chuck Chillout
リリース年 : 1996年(→ AKIKO / Da Dreams Come True発売時)
レーベル : Toy's Factory / bellissima!

 そして、こちらの2本は「日本語R&B」として認知されてないけど、「日本語R&B」になるために作られたミックステープになるかもしれません・・・

 10は、ICE(アイス)という90年代初頭より活動をしている女性ボーカルのユニットで、いわゆる「日本語R&B」の系譜ではないアーティストが、プロモーション用に作ったミックステープになります。
 あまり詳しくないグループなので、これがあっているかどうかは分からないですが、もともとはメジャーレーベル主導のラインでアーティスト活動をし、それこそJ-Popの流れで活動をしてた中で、世間の日本語R&Bブームを受けて、ちょっとそっちの方向もトライしようとなり・・・その印象付けに「ミックステープ」が作られたのかな~と思っています。
 つまり、メジャーな大手レコード会社が「ミックステープ」という手法を使い、売り込みたいアーティストの「色付け」を行ったのかもしれないですね・・・

 ただ、ただ・・・DJミックスを通すと、このICEというグループが凄く良く聞けます!!

 調べてみたら、今の90年代J-Pop再評価の中でも注目があるグループのようで、凄く音楽がイイんですよね・・・通常の日本語R&BだとUSのR&Bを模倣した方向性であることに対して、日本で80年代からあるCity Pop的なグルーブがベースにあり、そこにクラブらしい躍動感を加えた感じがイイですね・・・
 また、DJをしたDennさんという謎のDJによるラウンジーなミックスが良く、気づいたら魅了されてしまった・・・やっぱり「ミックステープ」ってミラクルを起こしますね~

 その意味で、10はボムですよ・・・こちらも魅了されてしまいました(^0^)

 こちらは、トイズファクトリーが推していたR&Bシンガー「Akiko」さんの2ndアルバムがリリース時に作られたミックステープで、なんと、USの大御所DJである「DJ Chuck Chillout」がDJミックスをするという恐ろしいテープです!
 調べてみたら、Akikoさんは、NYのアポロシアターのアマチュアナイトに参加するなど、現地でも活躍する本格派な方で、その流れからChuck Chilloutに依頼をしたのかな・・・テープでは、本人とChuck氏の声も聴け、DJミックスの作成も一緒に行ったようです。

 このテープ自体は、どうやらHMVのノベルティーのようで、当時、HMVは「渋谷系」という売り出し方で、Club Jazzや女性Voものを売り出していて、Akikoさんも、Club Jazzの要素が強いレーベル(bellissima!)からリリースをしており・・・ある意味で「渋谷系」から「クラブ」に色付けする意味で、作られたミックステープかもしれません。

 ただ、こちらも聞いてみると・・・凄くイイですね!!

 もともと、割と黒い歌い方が印象的なシンガーなので、Chuck Chilloutの黒いDJミックスでさらに黒くなり、最高です・・・Chuckさんも相当頑張ってて、TotalのNo One Eles'sのインストをブレンド(!)してくるなど、真っ黒なDJミックスが最高です!
 聞かず嫌いじゃないですが、今までなぜか聞かなかった曲を、良いDJミックスを通すと、その良さが如実に分かります・・・Akikoさんのレコードも探さないとな~





(3)レゲエ

IMG_0247.jpg
11 「Music Is Mystic - Mighty Jam Rock Mix」
内容 : アーティストミックス
DJ : Mighty Jam Rock
リリース年 : 2001年(→ VA / Music Is Mystic発売時)
レーベル : Ki/oon Records

 次はレゲエです・・・00年代のHipHop人気の後は、レゲエも一般市場で人気になってきたことから、多少、ミックステープが作られていたようで、なかなかですよ~

 まず、11は、Pushimさんが中心となって作られたレゲエの「ワンウェイ・アルバム:Music Is Mystic」の発売時に作られたミックステープで、ミックスはPushimさんの大阪時代の盟友ともいえる大御所「Mighty Jam Rock」です・・・
 アルバム的には、レゲエの実力派DeeJayが多く集まったことや、DaboさんやRhymesterといった日本語ラップ勢も参加したことから、ボチボチとヒットして、これでレゲエの魅力に開眼したって方もいるかもしれませんね~

 そして、私としてはこの「ワンウェイ=Riddim」ミックスは、相当「DJの構成力」が試されるミックスだと思ってて、担当するMighty Jam Rockの軽快かつダンサンブルなミックスにはヤラれました・・・

 「ワンウェイ=Riddim」について少し触れておくと、90年代以降のダンスホールレゲエでは定番な楽曲の作り方で、まずビートメーカーがあるトラック(=Riddim)を作り、そのトラックの上に、いろいろなDeeJayやシンガーが自分で歌詞やメロディーを書いて歌うということがこれになり・・・同じトラックなんだけど「歌っているアーティスト分だけ曲がある」というものです。
 つまり、このPushimさんのアルバムは、全部同じトラックなんだけど、いろいろなアーティストが独自に歌詞を書いて歌っている・・・という、一般的には独特なアルバムになります。
 
 そして、なぜ「構成力が試される」かというと、これらの曲はトラックがほぼ一緒なので、構成を考えずにDJミックスすると、トラックに変化がないため、平坦なDJミックスになるんですね・・・
 ただ、上手いDJが作れば、レゲエで重要な腰を動かすノリを維持しつつ、ストーリーや盛り上げを入れたミックスにもなります・・・この辺が「構成力が試される」点かもしれないですね~

 なお、裏が取れなかった話として、実際に発売されたCDの11曲目はMJRのミックス(=このテープの内容)が入っているっぽい記載があります・・・どうなんでしょう?? 
 

IMG_0245.jpg
12 「Crystal Movement Special EDT.」
内容 : アーティストミックス
DJ : Asian Star
リリース年 : 2004年(→ Crystal Movement / Tha Dope Movement発売時)
レーベル : ユニバーサル

IMG_0246.jpg
13 「V.I.P. Show Case」
内容 : ミックステープ(ライブ録音)
DJ : ???
リリース年 : 1998年ごろ??

 そして、もう2本紹介しておきましょう・・・MJRの11がヤバすぎて、オマケ的な感じになってしまう紹介です(^^;)

 12は、東京を中心に90年代初頭から活動しているサウンド「Crystal Movement」が、自身の周辺DeeJay、シンガーを巻き込んで作ったアルバムのミックステープになります。
 担当は、Crystalの名物セレクターである「Asian Star」さんで、割とHipHop勢(というかニトロ勢)ともお付き合いがある方なので、日本語ラップも交えた作品になり、なかなかな出来ですね~

 レゲエに関しては、そもそもミックステープ文化が色濃い音楽ジャンルだけに、絶対、こういったプロモーション用ミックステープがあってもおかしくないのですが、あまり見かけないのが現状です・・・
 あまり調べてないですが、時期的に「テープ」が流通しない00年代中頃を中心にレゲエ人気が盛り上がってきたためか、もしかしたらミックスCDという形でプロモミックスが作られてたのかもしれないっすね・・・

 あと、13はオマケもオマケな紹介です・・・

 以前、紹介をしたことがある「V.A. / V.I.P Show Case - 6th.SEP.1997 at Club Citta'」の中身のテープを、透明な簡易ケースに収まれたブツです・・・・そのケースには、電話番号が書いてある・・・

 このテープは、どうやらテープの製作者であるレゲエのサウンド「V.I.P. International」さんが、自分たちの「名刺」みたいな形で渡していたテープのようで、自分たちをプロモーションするための「フレッシュな名刺」になるようです!
 これは、今回紹介しているテープとは趣旨が異なるのですが、プロモーションしている意味では先鋭すぎるので紹介です・・・粋なことされますね~





(4)その他クラブ・ミュージック

IMG_0258.jpg
14 「Karafuto - Enjoy Super Lights」
内容 : ???(DJミックス)
DJ : karafuto aka Fumiya Tanaka??
リリース年 : 1998年ごろ??(→Karafuto / Shadowの発売時??)
レーベル : Ki/oon

※2019/01/22 00:10追記
 Twitterからの情報によると、このテープはShadowが販売された時、応募特典で配布されたテープのようです。
 なお、昨年のフミヤさんのパーティー(Chaos)で、なぜか来場者ノベルティーとして配布をしてたようです・・・

IMG_0259.jpg
15 「Frogman Records - Summer Massive 2001」
内容 : レーベルミックス???
DJ : DJ Kagami
リリース年 : 2001年(→ユニオンでのキャンペーンで配布??
レーベル : Frogman Records

 最後は日本語ラップ、日本語R&B、レゲエ以外のクラブミュージックで、プロモーション用に作られたミックステープを紹介しますね~

 まずは、上記2本はテクノ系です・・・テープがあるのかよ!と驚いてくれると嬉しいです~

 14は、現在も第一線で活躍されるテクノDJ「田中フミヤ」さんが、1998年ごろに「Karafuto(からふと)」という名義でリリースされたCDシングルの発売に合わせたテープのようで、アンビエントなDJミックスになっています・・・
 あまり詳しくないのでアレですが、どうやら発売した曲に合うイメージで、自身の曲などを中心にDJミックスされいるようで、なかなかな作品になっています・・・

 テクノって、あまりミックステープがないけど、探すとボチボチあり、あれば必ず買っているジャンルになります・・・

 正直、好みが分かれるジャンルだけに、聞いてて「う~ん」と思うのもありますが、ヒットすると結構聞いてしまいます・・・

 その意味で15のKagamiさんのはヒットでした!

 これも、私が定義した「プロモーション用ミックステープ」とはズレるテープで、どうやら2001年夏に、ユニオンでFrogman系のレコード等を買った特典で配られたようで、これも、私の知識がないのでFrogmanの音源だけでミックスをしているかどうかは分かりません・・・
 ただ、Kagamiさんらしいディスコ感のあるテクノが聞きやすく、割と好きなテープです・・・これを聞いて「Tokyo Disco Music All Night Long」の12inchを買ってしまいましたよ・・・

 なお、最後の最後だから書くと、今回の企画では、既に亡くなられたDJたちの作品を紹介することが多く、ちょっと言葉が詰まります・・・
 Kagamiさんも若くして亡くなられましたが、こうして「テープ」に魂が宿っていることは、忘れてはいけないことですね・・・


IMG_0257.jpg
16 「BDB Mix Tape」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ watarai
リリース年 : 2002年(→BACK DROP BOMB / Refixx発売時)
レーベル : トイズファクトリー

 そして、16は、あのミクスチャーバンド「BACK DROP BOMB」が、自身の楽曲を様々なジャンルのアーティストにリミックスをしてもらったアルバム「Refixx」の発売時に配布されたと思われるテープで、DJミックスはなんとワタさんです!!
 
 まず、BACK DROP BOMBですが、当時は人気でしたよね!!
 
 なんとも表現がしづらいですが、いわゆる「ロック」系のバンドで、様々な音楽を吸収してたバンドだけに、HipHopやレゲエ、ダブやテクノなど、そのジャンルの大御所にRemixを依頼したアルバムで、HipHopならDJ Watarai、レゲエならMighty Crown(!)など、錚々たる面々が参加しています。
 そして、そのプロモーション用に、リミックスでも参加したWataraiさんがDJミックスをしたようで・・・まあ、相当な異ジャンルを合わせたDJミックスで、作るのが大変だっただろうな~と思う内容です(^^;)

 まあ、ロック系でもミックステープが活用されていた、という紹介になるかな?

 なお、なぜかこのテープは2種類あり、奥の黒いのが通常テープ、手前の青いのは「タワレコver」となります・・・何がどう違うかは分かりません・・・(^^;)


IMG_0260.jpg
17 「The Magnum Mix of Double Circle」
内容 : アーティストミックス
DJ : Captain Funk
リリース年 : 1999年(→ITO " T.K." TAKESHI /Double Circle 発売時)
レーベル : トイズファクトリー

 そして、最後となる17は、個人的には、作ったDJの名前で買ったら、内容を聞いて「ヤンバイよ!」となったテープでした!!

 17は、あのJazz~Fushionグループ「T-Square」の中心メンバーである、サックス奏者の「伊東たけし」さんが、1999年に作ったソロアルバムのリリースに合わせて作られたミックステープで、担当がなんと「Captain Funk」さんです!!
 掘ったときは「あっ、Captain Funkさんのテープだ!」となり、喜んで買ったわけですが・・・中身を聞いて、DJミックス以上に使われた楽曲がカッコよく、作者を調べたら伊東さんで、もう踏ん反りかえりました(^0^)

 まず、伊東さんは、90年代はT-Squareを脱退されソロ活動をされてたようで、1999年に発表されたこのアルバムは、HipHopやR&Bのエッセンスを取り入れた作品になっていて、かなりイイですね・・・
 それこそ、UKソウル的なエッセンスが強く、伊東さんと同じくサックス奏者であるCourtney Pineの曲を聞いている気持ちよさ・・・つまり、Club Jazzのクールさと気持ちよさがあるアルバムのようですね・・・

 そんな、楽曲をDJミックスするのが、あの「Captain Funk(オオエ タツヤ)」さんですよ・・・2重でビックリです!!

 Captain Funkといえば、90年代の末、日本が世界に誇れるクラブ系アーティストの一人で、ロックのフィーリングがあるBreakbeats~Big Beat系の曲を多く作り、大変有名なお方ですね!

 なぜ、Captain Funkさんが伊東さんのアルバムをDJミックスしたのかは分からないですが、割と素直なDJミックスで、伊東さんの曲の良さが光るミックスです・・・
 ラウンジーな感じと言えばそれまでですが、DJミックスで「クラブ感」がグッと増して、伊東さんの曲が光って聞こえました!





(5)最後に

IMG_0265.jpg

 3週に渡っての企画、いかがだったでしょうか?

 紹介したテープは、合計で60本ぐらいになったのかな・・・だいぶ「蔵出し」な紹介になったかな?

 なんか、久しぶりに「価値観」を提案する紹介・・・いや、「掘り」になったでしょうか・・・

 私は、このブログを通して「プレイされた音楽が、DJミックスを通すとその曲が光って聞こえる」みたいなことを伝えたく、このブログを運営しています・・・

 これは、そういった「DJ」をしている方を応援する意味もありつつ、実は「私への宿題」でもあるのですね・・・

 つまり、あまり評価されていない音楽(=テープ)を、私の紹介(=DJミックス)を通して、その本当の魅力を紹介する(=光らせる)ことを、このブログを通して発信しているからです・・・

 この宿題、読んでいる皆様には関係ないことですが、私にとっては至上命題で、毎週毎週、頭を悩ませているわけです・・・

 ただ、昨年から、仕事等で時間がとられてしまい、その「紹介」が出来ませんでした・・・

 そのため、今回、あえて「大きな山」を紹介してみました・・・それは、今後もブログを続けるために自分を鼓舞するためです・・・
 
 ただ、今回のネタ、実はかなり辛い更新で、どうやったら魅力的に紹介ができるかな~と思いながらだいぶ苦心をして更新の作業をしていました・・・
 でも、結果的に、これらのテープの「新たな魅力」が提示することができたかな・・・紹介したテープを「欲しい!」と思ってくれる方がいれば、私の苦労が報われます・・・


 では、来週からは通常営業に戻り、まどろっこしい「価値観の押し付け」を繰り返したいと思います・・・

 まだまだ私の「掘り」は止まりません・・・レアなテープを掘ることではなく、良い作品を「紹介=掘れる」ように、これからも精進したいと思います・・・(^0^)

 では~


 


-------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------
<独り言>

IMG_0267.jpg

 いつもお世話になっているDJ Yoshifumiさんから、新しいミックスCDを頂き、ブログ作業の最高のBGMになりました・・・(^0^)

 今回は、前回に引き続き、日本語R&B~Popsモノの作品(Vivid Soul 2 - Japanese R&B Mix)と、ジャケのコーヒーカップが印象的なUSのスローR&Bを中心とした作品(Caramel Jamz)の2作を頂いたのですが・・・後者のCaramelが最高で、悶絶しています!!

 なんでしょう、タイトルの「Caramel Jamz」が示す通り、褐色の甘く温かいスローを中心とした選曲で、聞いてると「ホッコリ」しちゃう内容で・・・割と定番な内容ながら、べたな感じにならず、常に一定の温かさを保っているのが素晴らしいですね・・・
 聞いてると、実はBPMの安定感が半端なく、まるで同じ温度の温かさを提供する薪ストーブみたいな安心さがあるんですよね・・・この安定感の下支えはほんと凄くって、1曲目→2曲目のD'angeloのノールックパス的なカットインからヤバくって、ズーっと、その温度管理に信頼できるのが素晴らしいです・・・

 ただ、ただ・・・罪作りなのが、これがお店では買えなく、Yoshifumiさんが直接手売りで販売していることですね・・・

 Yoshifumiさんは、お仕事をしながら、自分のペースでDJ活動をされているので仕方がない・・・でも、このミックス作品が、気づいた方しか買えないのは「罪作り」ですよ!!

 もし、気になった方は、インスタ等からYoshifumiさんに連絡を取って、作品の購入を問いかけてくださいね・・・


 なお、完全に蛇足ですが、私自身、気づいたらコーヒーはわりと好きで、ブログ作業中は良いお供になっています・・・

 日曜の日中、コーヒーを飲みながら、延々とブログの記事を書いている時間は、長時間でもありますが、実は癒しの時間です・・・コーヒーって偉大ですね~





素晴らしき「プロモーション用ミックステープ」の世界 その2 国内洋楽編
IMG_0233.jpg

 予定通りの「素晴らしきシリーズ」の第2弾を紹介しますね~

 今回は、日本国内で作られた「海外音源=洋楽」のプロモーション用ミックステープを紹介しますね~





(1)はじめに

IMG_0234.jpg

 この記事では「プロモーション用ミックステープ」の第2弾として、日本国内の大手レコード会社が、発売する海外アーティストのCD等の宣伝のために作ったミックステープを紹介したいと思います。

 まず、この「プロモーション用ミックステープ」の概論については、以下の第1弾の記事で紹介しましたので、未読の方は、こちらを読んでから今回の記事を読んでいただけると幸いです・・・

 ● 素晴らしき「プロモーション用ミックステープ」の世界 その1 US編


 そして、今回の第2弾を紹介するにあたり、日本における「海外音源=洋楽」の発売やプロモーションについて、先に整理しておきたいと思います。

 まず、どこの国でも自国で作られた音楽のほかに、国外の音楽を販売することは普通なことですよね・・・日本でもそれは普通なことで、歴史的な流れから自国で作られた音楽を「邦楽」、そして国外で作られた音楽を「洋楽」と分類しています。
 
 洋楽については、イメージとしては、その国外の音楽の版権をもつレコード会社(レーベル)に対して、国内のレコード会社は国内での販売を契約することが多く、海外Aレーベルの音源は国内のBレコード会社のような、国内ではある1社が独占的に販売することになっています。

 まあ、この契約自体は十数年結ばれることもあれば、数年で終わってしまい、別の国内レコード会社に販売権が移ることもあるのですが、重要なのは、日本国内の大手レコード会社が、その海外の「レコード会社(レーベル)」の販売権を包括的に得ていること、そして、その上である程度、自由に販売をするためのプロモーションが出来たことになります。

 例えば、写真に挙げた世界最大のHipHopレーベルと言える「Def Jam」は、日本国内だと東芝~EMI系の流れを汲むユニバーサルミュージックが1999年ぐらいから販売権を持ち、大きなプロモーション活動を展開していました。
 それこそ、象徴的なのは、2000年にはDef Jamの日本支社という形で「Def Jam Japan」というレーベルが立ち上げられ、後述するRIKOさんなどが中心となって大々的なプロモーション活動を行い、日本国内でDef Jam系のアルバムを多く販売をしたという実績があります。
 Def Jamだけでも、日本国内で上記のようなプロモーション用ミックステープが作られており、海外のトレンドを踏まえて、自社の音源を効果的に販売するために自由にプロモーションを行っていたことが伺えるかと思います。

 Def Jam Japanの例はちょっと極端な例かもしれないですが、つまり、結果的に日本の各レコード会社が「それぞれが得た海外音源=洋楽」を販売するために、それぞれがプロモーション活動をしていて、HipHop系に関しては、その方法の一つとして海外の流れを汲んで「プロモーション用ミックステープ」を作っていた流れがあったことです。
 以前紹介した範囲だと、HipHopらしく「ステッカー(シール)」も、日本のレコード会社が企画してプロモーションとして配布をしていましたが、海外のトレンドを踏まえてプロモーションをしていたのは面白いな~と思います。

 今回の第2弾は、この流れを汲んだ洋楽の「プロモーション用ミックステープ」を紹介したいと思います。 


DSC09133.jpg

 ただ、洋楽のプロモーションについては、もう一つ、追加で指摘したいことがあります。

 それは、日本国内の洋楽のプロモーションは、私の認識としては「少ない客層をどうやって育てていくか?」が背景にあることです。

 つまり、邦楽と比べると、もともとのメディア露出が少なかったり、そもそも、その洋楽を楽しむ文化・マーケットが日本国内で小さいことから、レコード会社としては、いかに自社の販売したいアルバムを宣伝しつつも、お客さんにその洋楽文化を理解してもらうかがカギとなっているため、おのずとプロモーションにもこういった背景を反映した方法論が組み込まれています・・・

 それこそ、90年代中盤~後半では、日本の大手レコード会社である「ソニー」では、海外のSony系の販売権を持っていたのですが、まだまだ日本国内でHipHopの市場が小さく、ファンとなる客層も少なかったことから、上記のフリーペーパー「Fat Jam Press」を独自に発行して、ある意味でファンを育てた経過がありました。
 私自身もこの「Fat Jam Press」は影響を受けたのですが、素晴らしかったのが、自社の音楽以外にも、HipHop~日本語ラップに関する情報を掲載してて、凄い勉強になりました・・・詳しくは「こちらの記事」をご参照ください。

 このような背景があるため、第1弾で紹介したUSのプロモーション用ミックステープとは少し傾向が異なり、各テープに「購買者にこの文化を理解してもらう」内容を含んだミックステープが作られた、と思っています。

 そのためか、日本のコレ系のミックステープでは、洋楽を積極的にプレイする「FM局」、それもHipHop系の「DJミックスの音楽番組」と連携してプロモーション活動を行っていることが多く、これもポイントになります・・・


 では、今回は私なりの視点で区分けして紹介しますね・・・
 今回の記事に限り、日本国内のレコード会社名は「カタカナ」、海外のレコード会社は「英語」で表記します・・・混同しながら紹介することを御承知ください。

 
 


(2)ソニー関係 

IMG_0209.jpg
01 「Original Phat Beats Sampler '97 - Do You Want More」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ Kensei & DJ Okubo
リリース年 : 1997年?

IMG_0210.jpg
02 「Original Phat Beats Sampler '98」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ Okubo
リリース年 : 1998年?

 まずは、前述をした「Fat Jam Press」を発行していた「ソニー」関係から紹介しますね~

 HipHop系に積極的だった90年代中頃から90年代末ぐらいまでは、ソニーでは海外のColumbia、Epic、Relativity、Loudなどに加え、その後は他の国内レコード会社に移動をするDef Jam、Tommy Boyなどのカタログを持っており、日本国内ではかなり大きな存在でしたね!

 そして、日本における「プロモーション用ミックステープ」の初期は、このソニーが起点となるようで、「Fat Jam Press」の流れを汲んだ上記2本が有名だと思います。
 
 両方ともトラックリストがないので上手く収録曲を把握できてないのですが、第1弾で紹介した海外テープと同様に、初期=黎明期ゆえに「レーベル」を推すような内容になってたり、内容の方向性が定まってなかったり、かなり面白いですね・・・

 上記2本については、まずKenseiさんとOkuboさんが絡んでいること自体がボムで、この時点で「間違え無し」なんですが、01に至っては、DJミックスというよりも、そのレーベルの音源を利用したオリジナルのマスターミックスのような作りになっており、当時のKenseiフレイバー満載でヤラれます!
 もう、01は衝撃的で、これを聞いても、当時のソニーで出ているアルバムのことが具体的に分からない(笑)レベルのマスターっぷりで、よくレコード会社の企画を通ったな~と思います・・・それこそ、前述した教育的な背景があったから通ったのかな~とも思います。
 そのためか、02の方は割とまじめにDJミックスをしてますが、ジャケのMixmaster Mikeのサンプリングがフレッシュですね・・・Okuboさんのミックステープは殆どないので、これはこれで貴重ですね~


IMG_0215.jpg
03 「The Beatnuts Classics 1992 - 1997」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Watarai
リリース年 : 1997~99年??(→日本企画のベスト盤リリース時??)

IMG_0213.jpg
04 「The Beatnuts Classic Nuts Mix」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Jin & Maki The Magic
リリース年 : 2002年(→ベスト盤「Classic Nuts Volume 1」リリース時)

 続いては、少し後になると、やっぱり第1弾のUSと同じように「アーティストミックス」が中心になるので、こちらを紹介・・・みんな大好きなBeatnutsですね!

 03は、1999年に日本独自企画でベスト盤(World Famous Classics 1993-1998)がリリースされているので、その時のプロモーションか、それより前に作られたものだと思われ、ミックスはWataraiさんです!
 もう、ワタさんなら間違えないですよね・・・この作品自体は、以前、単体で紹介(掲載記事はこちら)したことがありますが、かなり内容が良い作品です!

 そして、04は、2002年に出たベスト盤に合わせて作られた、日本国内のみのプロモーション用ミックステープで、担当はJinさんとMakiさん・・・もう名前だけで強力すぎます!

 これらのテープがどういった経緯で配布されたかは何とも言えませんが、私のイメージでは、USよりも「一般リスナー向け」に配布されたのかな~と思っています。

 USでは、どちらかというと音楽関係者やレコード店向けなイメージでしたが、前述した「リスナーへの教育」的なイメージが強く、何らかの方法で直接的に一般リスナーに配られたように思えます。
 この時代の話をいろいろな方に伺うと、HipHop系のクラブ~ライブ系のイベントにおいて、ノベルティーのような形でこれらのテープが配られたことは結構あったようで、その流れから配られたのかな・・・どうなんでしょう?





(3)Def Jam関係 

IMG_0211.jpg
05 「Who's On The Wheel? LL Cool J's Classical 31 Shots Turntable Mix」
内容 : アーティストミックス
DJ : GM Yoshi
リリース年 : 1999年
型番 : 8MCP-3001

IMG_0226.jpg
06 「Are You Hip Hop's Biggest Fan? - Jumpin' Off Saturday Specail Mix」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ Master Key
リリース年 : 2000年
型番 : 8MCP-9002

IMG_0227.jpg
07 「Def Jam Owl Nite Receptor」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ Kensaw、DJ Benkei
リリース年 : 2000年
型番 : 8MCP-9003

 次はDef Jamで、US同様で、真のHipHopレーベルらしく、いろいろなミックステープが作られていました!

 まず、日本においては、90年代は(2)で紹介をしたソニーが販売権を持っていたのですが、90年代の最後にはユニバーサルに移ったようで、そこから日本でも「Def Jam」として大きくプロモーションをしていたようです。
 
 特に、ミレニアム(死語?)に向かう1999年~2000年では、USのDef Jamで「Def Jam 2000」というキャンペーンを元に、大きくプロモーション活動を行っていたためか、日本でもその流れを汲んで大きなプロモーションをしていました。
 時期的には、Hip Hop自体が市民権を得るようになったことや、Def JamにはJay-ZやDMX、Ja-RuleといったHip Hopの4番バッターが多く集まっていたことから、この時期のDef JamがHip Hopを大きくしたと言っても過言ではなく、このキャンペーンがさらに市場を広げたのは言うまでもありません。

 そして、日本では、ちょうどDef Jam Japanができる直前ではありましたが、テープレベルでは活発的にプロモーションをしており、なかなか興味深いテープがリリースされていました。
 どのような形でプロモーションをしていたかはアレですが、それぞれに面白い背景があり、なかなか味のあるテープになっていますね~

 まず、型番に従うと、05のLL Cool Jのテープが最初(?)のようで、特にLL自体のリリースがない時期でしたが、プロモーション用にリリースされていました。

 ただ、このテープ、DJがなんと「GM Yoshi」さんで、もう、わかってらっしゃる人選ですね!
 Yoshiさんと言えば、日本のバトルDJ/ターンテーブリストの草分けとも言える方で、バトルDJのクラシックネタとも言えるLLの2枚使い等で1991年DMC3位になった御大ですよ・・・もう、間違えないですね(^0^)
 A面の最後では、ド定番ネタの「Rock The Bells」を2枚使いで押し切る姿勢が素晴らしすぎて、聞いてて興奮しまくり・・・これはヤバいっす!!

 そして、06と07は、ある意味で「東西対決」になっています!

 日本で「プロモーション用ミックステープ」を総括すると、なぜか「FM局のDJミックス番組」とタッグを組んで作られていることが多く、この2本はまさにそのテープになります。

 06は、東京のInter FMで土曜日に放送されていた「Jumpin' Off Saturday」という番組とコラボになり、DJはこの番組の主役であるDJ Master Keyです・・・いわずと知れた東京のHipHopを盛り上げたDJですね!
 そして07は、大阪のFM局の中心的な存在とも言えるFM802で木曜日の深夜に放送されていた「Nite Receptor」という番組のコラボになり、DJは、この番組に出演されてたらしい関西の大御所であるDJ KensawさんとDJ Benkeiさんです!!

 まず、FM局とのコラボですが、私なりに考えると、既にHipHopなりが好きな人が聞いているラジオ番組とコラボすることで、その番組のリスナーにDef Jamをアピールし、その流れでアルバムを買ってもらいたい・・・という意図があったのかな~と思います。
 つまり、レコード会社的には「安パイな客層」を狙ってプロモーションをしたわけですね・・・これは日本らしい特徴かもしれないですね。

 ただ、ここは声を大にして言いたいことは・・・全然、手を抜いてないミックス作品になっていることです!

 どうしても、前回紹介した海外モノを紹介すると、どこか手を抜いているというか、「ミックス作品」として到達していない部分がある中で、各DJが与えられたチャンスを生かした内容になっていて、作品として凄くイイんですよね!

 06のMasterであれば、同時期にオフィシャルでDef JamのMix CDを出しているし、何よりもDaddy's House等で常に現場でホームランを打っていたDJだけに、ほんとDJミックスをした時のグルーブが半端ないです・・・脂がのっていた時期なんでしょうね(^0^)
 また、07ではBenkeiさんが比較的新しい曲、Kensawさんが古い曲を選曲してて、もう、Kensawさんがヤバい・・・Owl Niteの看板を掛けているだけあって、かなり気合の入った内容になっています!


IMG_0228.jpg
08 「Hip Hop Journey Da Cypher presents "Def Jam Radio"」
内容 : レーベルミックス
DJ : 不明 (Host MCはRikoさん)
リリース年 : 2000年

 そして、FM局とのコラボものの最大のボムはこちらではないでしょうか・・・私と同世代なら腰を抜かしますよね!!

 これは、日本においてHipHopを根付かしたラジオ番組としてされる「Hip Hop Journey Da Cypher」とコラボしたミックステープになり、ちょうどDef Jam Japanが始まった2000年末ごろに作られたテープになります。

 まず、Cypherについては、知らない方もいるので簡単に説明しておくと、東京のFM局である「J-Wave」をキー局に、一部の地域でもネットされてたDJミックスの番組で、1997年から2002年ごろまで放送をしていた番組になります。
 私自身は相当影響を受けた番組で、この番組を聞いたからこそ、今の私がいるぐらいで、本当に頭が上がらないラジオ番組です・・・詳しくは以下の記事をご参照ください。

● J-Wave 「Hip Hop Journey - Da Cypher - 」について (改定版)


 そんなCypherですが、MCを務められていたRIKOさんが、Def Jam Japanの立ち上げに参加し、レーベルのプロデューサー/A&R的な位置で入ったことから、このミックステープが企画されたようです。

 内容的には、RIKOさんがナビゲーターとして、いつものCypherのようにトークをしながら進行する内容になり、さながらCypherのテープ版といったところになります。
 前半は、RIKOさんのトークでDef Jamの歴史を振り返り、後半はその当時のDef JamヒットをDJプレイするという内容です・・・もう、聞いてて「Cypherだ!」という内容ですね(^0^)

 恐らく、前述した教育的要素を踏まえ、Def Jamというレーベルを知ってもらい、これからのDef Jam Japanの展開を知って欲しいという意図があり、作られたのだと思います・・・  
 なお、記憶だと、Cypherの番組内でもプレゼントされていたような気がしてて、やっぱり「一般リスナー向け」に作られたようですね・・・


IMG_0224.jpg
09 「DJ Hazime presents Rocawear Mix」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ Hazime
リリース年 : 2002年(DJ Hazime presents Roc-A-Fella Mix発売時)

IMG_0231.jpg
10 「Sisqo - Return of Dragon Expicit Album Sampler」
内容 : アルバムサンプラー(スニップテープ)
リリース年 : 2001年(「Sisqo / Return of Dragon発売時)

 そして、Def Jam Japanが開始後もボチボチとプロモーション用ミックステープを出していて、それらを紹介しましょう・・・

 09は、日本独自企画で作られたHazimeさんによるRoc-A-Fellaレーベルのミックスで、どうやらテープはCDとは違う内容のようです・・・
 タイトルが「Rocawear」(=Roc-A-Fellaの洋服部門)となっていることから、どちらかというとアパレルラインで配布され、この手の服が好きな方にアピールしたかったのかな・・・ただ、内容はHazimeさんなので悪くないです!

 そして、10はボムというか「裏技」かも??

 2001年に発売された、R&Bグループ「Dru Hill」のメインボーカルである「Sisqo(シスコ)」のソロアルバムに関連したテープで、どうやらUSで配布されたアルバムのサンプルテープ(スニップテープ)を改造して、日本国内でプロモーション用に配布したテープになるようです。
 どういう「改造」かというと、テープ本体にシールが貼られ、テープの中には日本のみの特設ホームページへのURLが書かれたカードが入っており、そのホームページに入り、シールに書かれたID等を入力するとプレゼントがもらえる特別ページに進められる・・・といったアナログなんだか、デジタルなんだかわからないプロモーションが仕込まれていました!

 このSisqoも、Inter FMがらみで、FM局とのコラボはほんと多かったんだな~と思います(^0^)





(4)その他 

IMG_0217.jpg
11 「Eminem's Slim Shady World」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Missie
リリース年 : 2000年ごろ?(→The Marshall Mathers LP 発売時?)
レコード会社 : Interscope / ユニバーサル??

IMG_0216.jpg
12 「Capone-N-Noreaga The Reunion - Channel 10 」
内容 : アーティストミックス
DJ : DJ Watarai
リリース年 : 2000年(→The Reunion 発売時)
レコード会社 : Tommy Boy / トイズファクトリー

IMG_0219.jpg
13 「Rawkus Mixtape」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ Araken
リリース年 : 2002年(→Soundbombing Ⅲ発売時)
レコード会社 : Rawkus / ユニバーサル

IMG_0218.jpg
14 「World of Fondle'em」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ YAS
リリース年 : 1999年(→World Of Fondle 'Em発売時)
レコード会社 : Fondle'em / ガンテツ・レコーズ

 んで、ここからは、うまくレコード会社単位でまとまらなかったテープを紹介しますね~

 まず、前回の第1弾でも少し紹介した11のEminemは、Missieさんによるターンテーブルミックスで悪いわけがないですね!
 面白いもので、USで出されたテープのデザインを真似つつも、こちらは気合の2枚使いが炸裂な内容で、なかなかです・・・大ヒット曲である「The Real Slim Shady」がリプライズ選曲(2回DJプレイされる)されているところが面白いっすね!

 そして、12はCNNのリユニオンアルバムをプロモーションする際に作られたワタさん作のテープで、トイズファクトリーから出されたテープになります。
 トイズは、後で紹介するCold Cutを出すなど、さりげなくプロモミックスを出していましたが、この時期はMUROさんがトイズに入り、割とHipHopを頑張っていた時期なので、こういうテープを作ってたんでしょうね~

 13は、Rawkusの名物コンピの第3弾で、日本ではDJ Arakenさんが担当しています・・・もう、名前を見ただけで「渋い!」と唸ってしまいました(^0^)
 第1弾のUS編で指摘しましたが、USでは「うちのプロモはこのDJが担当」みたく、メジャーネームを出すことが多かった半面、日本ではそこまでその考えはなかったようで、Arakenさんや、後で紹介する関西のDJも多く起用されていました・・・ただ、テープ本体の目立つところには書いてないのは少し可哀そうですね(^^;)
 なお、Arakenさんは、東京中心のDJですが、私はこのテープを大阪のキングコングで発掘しました・・・こういう出会いも忘れてはいけません(^0^)

 14は、Bobbitoが運営していたNYの独立系レーベル「Fondle'em」の楽曲を、日本独自にコンパイルしたCDのプロモーション用ミックステープで、担当はDJ Yasさん・・・これもテープの分かりやすいところには書いてなく、中を見てYasさんと知り、びっくりしました!
 ただ、このレーベルは、渋谷の有名クラブであるHarlemの親会社が作ったレーベルだし、このCDの初回には、YasさんとKenseiさんによる別ミックスのCD(!)がついてたようで、その流れから作られたんでしょうね~
 Harlemも、結構、クラブのパーティー用にプロモーションのテープを作っていたので、テープを配る価値が分かっていたんでしょうね~


IMG_0222.jpg
15 「"Jive" Got That Vibe」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ Kensaw、DJ T-Tro aka DJ Takuya-Tropicana
リリース年 : 2000年ごろ??
レコード会社 : Jive / エイベックス

IMG_0220.jpg
16 「In The Paint Official Mix」
内容 : レーベルミックス
DJ : Ryo.com、DJ George
リリース年 : 2002年(→日本企画 In The Paint Greatest Rap Cuts発売時)
レコード会社 : In The Paint / ビクター

 そして、次は関西のDJモノ・・・この「プロモーション用ミックステープ」だと、なぜか関西のDJが多く起用されていて、不思議です(^0^)

 15は、ある時期、Jiveの日本販売権を、あのエイベックスが持ってて、少し力を入れてJIVEを宣伝してたことから企画されたと思われるテープです・・・KensawさんとT-Troさんって渋いな~
 このテープだと、T-Troさんが新しい曲、Kensawさんが古い曲を担当してて、Kensawさんのミックスがヤバい・・・ATCQとかBDPとかを抱えているレーベルだけに濃い選曲が良いですね(^0^)

 そして16は、Ryo.comとDJ Georgeという、Kensawさんの次の世代の関西DJが担当・・・そもそも、In The PaintというUSでもあまり知られていない独立レーベルを、日本独自でCDを出していること自体がボムですね(^0^)
 なお、Georgeさんのミックスでは、さりげなく所属をしているDoberman Incのインディー時代の曲がミックスされているところがイイですね・・・In The Paintとは関係がないけど(笑)

 なぜ、関西のDJが起用されていたかは謎ですが、USと違い、メジャーネームのDJを問わず、関西のような「地域性」を利用した方が、プロモーションとして効果が高いと判断したから、こうなったのでしょうか?
 つまり、近くにいるDJが起用されたことで、その地域の方が注目するという流れがあったのかな・・・FM局とコラボしたように、ある意味で即戦力になるDJを起用した背景があったのかもしれないですね?


IMG_0238.jpg
17 「Death Row Mix Show Down」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ Tomo、Night Crusing DJ's(Benkei、Masaki、Ryo.com)
リリース年 : 2002年??(→日本企画 Nuthin' But Death Row Classics発売時??)
レコード会社 : Death Row / ビクター

IMG_0236.jpg
18 「Death Row Special Mix Ⅱ」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ ICE
リリース年 : 2003年(→日本企画 Nuthin' But Death Row Classics Vol.2発売時)
レコード会社 : Death Row / ビクター

IMG_0237.jpg
19 「Death Row Mixed Classics Mixed by PMX」
内容 : レーベルミックス
DJ : DJ PMX
リリース年 : 2003年
レコード会社 : Death Row / ビクター
注意 : このテープはアドバンステープになります。

 お次は、写真をスクロールしてると「おおっ」となるでしょうか? Death Row 3連発です(^0^)

 日本では、昔からGラップ人気があったことから、大手のレコード会社でもG系のアルバムのリリースも力を入れていて、その代名詞が「Death Row」になるのかもしれません。
 なぜなら、DreやSnoopといった大御所がいたことや、ヒットしたアルバムが多いこと、そしてそれらが1レーベルでまとまっていたことから、大手のレコード会社として売り出しやすかった背景があったからだと思います。

 まず、17と18は、G系の音楽を推していた音楽雑誌Black Music Reviewのバックアップで作られたコンピの発売時に企画されたと思われるミックステープです。
 18は、第2弾発売時のプロモーション用と確認がとれましたが、17は、そのコンピの第1弾に合わせて作られたのかな?と個人的には思っています。

 17の方から深く考えると、A面は045(横浜)サイドとしてオジロザウルス在籍時のDJ Tomoさんが担当、B面は06(大阪)サイドとしてBenkeiさんなどが担当しています・・・
 普通だったら06ではなく052(名古屋)の方がしっくりくるような気がしますが、このテープの仕切りがDoberman Incが所属してた大阪のHipHop集団「D-ST.ENT」だったようで・・・この集団の中心人物が、ライターとして活躍をしてた二木崇さんだったことから、このテープが企画されたんでしょうね?
 なお、前述した16もD-STが企画したテープになり、同じビクターで企画されていたのが、なんとも面白いですね・・・

 そして18の方も、ライターという職業がポイントで、DJをしているのは「DJ ICE」さんです・・・この方もブラックミュージック系のライターをされてて、やっぱりその縁で参加されたのかな・・・

 私としては、この「ビクター」というレコード会社は、プロモーション用ミックステープのダークホースとして考えているレコード会社で、探すと結構あるんですよね。
 それこそ、お宝中のお宝ミックステープである、MUROさんの「Promotional Mix From FRONT Presents Diggin' From The Vaults - MURO's Summer Vibes」も、ビクターで企画されたプロモーション用のミックステープになります。

 この背景には理由があり、やっぱり「JAM」さんの存在が大きいのだと思います。

 JAMさんは、ICEさんと同様にブラックミュージックに強いDJやライターをされてる方で、同時にビクターでA&Rをされている方になります・・・
 このような方がレコード会社に入られていることで、レコード会社と音楽雑誌・ライター・DJとの橋渡しができ、こういったミックステープが企画されたのかな~と思います。

 なお、プロモというか、正規でミックスCDを企画しているのが多いのもビクターの特徴で、これもJAMさんの活躍が大きいと思います・・・

 それこそ、19のPMXさんのは、実際に発売されたミックスCDのアドバンス・テープ(資料用テープ)になり、実は今回の「プロモーション用ミックステープ」とは少しズレるテープになります・・・ただ、こういったテープがある時点で、ビクターがDJミックスに深く理解があったことが伺えるのかもしれません。
 こういったミックスCDのアドバンステープも、私としては大好物の一つで、もーゴツいのが多いですよ・・・ビクターのだとDev Largeさん、Jinさん、Denkaさんなど、ヤンバイのが多いので、そのうちに紹介しますね~ 


IMG_0221.jpg
20 「Ninja Megamix - a project of coldcut」
内容 : レーベルミックス
DJ : ???
リリース年 : 1996年(→Ninja Cuts: Flexistentialism発売時)
レコード会社 : Ninja Tune / トイズファクトリー

IMG_0230.jpg
21 「Toyota Millennium Lounge」
内容 : レーベルミックス???
DJ : Amon Tobin
リリース年 : 1998年ごろ(→Amon Tobin / Permutation発売時?)
レコード会社 : Ninja Tune / トイズファクトリー

 お次はHipHopではないけど、Nijia Tuneのがあったのでまとめて紹介です~

 UKを代表するブレイクビーツ系アーティストであるCold Cutのレーベルである「Ninja Tune」は、90年代中頃は日本でも人気があり、日本ではトイズファクトリーがカタログを持って国内盤を販売していました。
 私の記憶だと、当時のブレイクビーツって、どちらかというとオルタナティブなテクノみたいな流れで人気があり、当時は結構ハマった方が多かったな~と思います。

 そんなわけで、HipHop系よりも早くこういったプロモーション展開をされてたのは謎な部分がありますが、20のように、包括的にレーベルを紹介するミックステープが作られていたようです。

 そして、21は、やっぱりFM局とのコラボで、J-Waveで放送していた「Toyota Millennium Lounge」という番組とのコラボのようで、Ninjaに所属するブラジルのブレイクビーツ系アーティスト「Amon Tobin」のDJミックスが収録されています。
 もしかしたら、この番組で放送したDJミックスを転用したテープなのかな・・・車会社のトヨタの番組だけあって、予算があったんでしょうかね~


IMG_0229.jpg
22 「DJ Joey Slick Loud Mix feat. Wu-Tnag Clan」
内容 : アーティストミックス、レーベルミックス
DJ : Joey Slick
リリース年 : 2000年(→「The W」リリース時)

IMG_0212.jpg
23 「Expansion Team "Radio Show"」
内容 : アーティストミックス???
DJ : Dilated Peoples(=DJ Babu)??
リリース年 : 2001年ごろ(→Dilated Peoples / Expansion Team発売時?)
レコード会社 : Capitol / 東芝EMI

 そして、最後は、絶対に見つけたら買った方が良いと推奨した「Wu-Tang」と、Wuつながりの「銀ジャケ」を・・・

 実は、カテゴリー的には(2)ソニーになるのですが、22は、2000年に発表された「The W」に合わせて、日本国内で企画されたミックステープで、あの「Joey Slick(ジョーイ・スリック)」さんがDJをしているというテープです!
 
 まず、やっぱり「謎」な仕様になっていて、A面は「The W」の曲をミックス、そしてB面は「Loudレーベルの曲」をミックスしてて、当時、大ヒットしていたMOPのAnte Upなんかを選曲しています・・・なんで、往年のWuクラシックをミックスするとかのアイデアは出なかったんでしょう・・・
 ただ、Joey Slickさんも懐かしいですよね・・・東京のFM局である「Inter FM」で「Joint One Radio Show」という平日夜の帯番組を長くやられてた方で、この方も東京にHipHopを根付かしたDJの一人かと思います!
 ただ、Def Jamなんかの他のラジオ局とのリンクっぷりからすると控え目な感じなので、なんか上手く宣伝が出来なかったのかな~とも思います・・・そのためか、あまり見かけないテープですね・・・

 そして、銀ジャケ繋がりで、内容的に「謎」なのが23ですね・・・

 これは、10年前にも紹介(リンクはこちら)したことがあるテープですが、Dilated Peoplesのアルバム発売に合わせて配布されたテープらしく、中身は、Dilatedのメンバーが新曲を交えながら緩くラジオショーをしている、という内容です。
 紹介した2009年の時点では、きっと、USから各レコード会社やラジオ局に「これを上手く使って宣伝してね」という意味で作られたと仮定しましたが・・・調べてみたら、まさにそうなようで、われらのDiscogsでも海外で流通してたCDが掲載されていました(^0^)

 レコード業界的には「銀ジャケに外れ無し」と言われていますが、テープも同様のようですね(^0^)
 なお、テープ的には「金ジャケ」もあり、Def Jam Japanができる前のDef Jam系の国内アドバンスは「金ジャケ」だった時期があり、ややボムっています!





(5)最後に 

IMG_0235.jpg

 いかがだったでしょうか・・・思っていたよりヘビーな紹介になりましたね(^^;)

 今回、改めていろいろなテープを聞いてみましたが、やっぱりCypherはイイっすね・・・もう、私自身の血と肉になっているだけに、RIKOさんの声を聴くと、体が反応してしまいます(^0^)

 ただ、その一方で、今回紹介したテープは、どちらかというと氷山の一角で、まだまだ「ある」と思います・・・私自身も結構探してるコレ系のテープ(Paulさんのがあるんですよね~)があるので、引き続き精進したいと思っています!

 では、次回は、この企画の第3弾として日本語ラップや日本語R&Bなどの邦楽で紹介しますね~





-----------------------------------------------
-----------------------------------------------
<独り言>

yahoo_otukaresama_01.jpg

 まず、今週は「このお祭り」に尽きるでしょうね・・・歴史的な戦いに大きな拍手です!!

 今週、突然、ヤフオクのテープカテゴリーにおいて、ある出品者さんが多くのミックステープを放出され、そのどれもが「S級」なブツばかりで・・・テープ馬鹿の皆様がザワザワしていました!
 
 私自身、ヤフオクには非参戦のスタンス=傍観者なので、あまり大きく紹介するのは失礼ですが・・・ほんと、熱い戦いが見れて、ちょっと感激しました!!

 出たブツとしては、明らかに私と同類のコレクターからの出品で、普通の人が見たら「?」だけど、コレクターが見たら絶句するS級ばかりで凄かったですね・・・

 それこそ、Seijiさんの手刷りミックステープをはじめ、Tatsutaさんの初期のテープ、そして今回の素晴らしきシリーズにも被る国内&国外アドバンスなど、もうゴツいのばかりです・・・
 もう、出品されたテープを拝見してて、ヤフオクを掘りながらも、私と一緒にユニオンのセールで凌ぎを削った方だろうと思い・・・きっとコレクターを止めるんだろうな~という匂いがあったので、ちょっと切なさもありましたが、根性を決めて出してくれたことは嬉しかったです・・・

 そして、特に目玉だったのが「MUROさんのプロモのみミックステープ」「Buddhaの12inchのアドバンス」でしょうか・・・この2本は特に壮絶な戦いでしたね!

 MUROさんの方は、私も苦難の上にゲットした一品で、これは本当に出ないブツですね・・・
 このテープは、ある意味で私が広めたテープなので、なんかドキドキしながら入札を見てましたが、予想以上の落札金額にビックリ・・・終了直後の応札が熱かったっすね!!

 そして、もっと熱かったのはBuddhaで、まさかアノ桁までいくとは・・・日本語ラップコレクターの熱さを拝見させていただきました!

 このテープのことを少し触れておくと、Buddhaの幻の曲とされる「女体・・・」という大変卑猥なラップ曲があり、BuddhaのベストCDで収録が見送られたけど、そのベストのアドバンステープには断片的に収録されていたという曲です・・・そして、実はの話では、この直前に刷られたある12inchのテストプレスにはこの曲がフルで収録されていて、そのテストプレスの12inchが一度市場に出たら恐ろしすぎる金額で大阪の某コレクターさんがゲットしたという逸話がありました・・・
 そして、今回、その12inchを発売するためのアドバンステープが出品物になるらしく、テストと同様に女体もフルで入っていたそうです・・・そりゃ、日本語ラップコレクターさんは血眼になりますよね!

 私も、このBuddhaは相当イクだろうと思っており、終了1時間前の牽制しあっている状況から、直前での鬼の応札合戦がすごかったっすね・・・なんか、心が折れずにビットできた方が残れるという、ユニオンのセールよりも厳しい現実を目の当たりにし、ヤフオクも大変だよな~と思いました。


 ただ、今回のことを面白おかしくは終わりたくない話なので、ポジティブな話を・・・

 今回の祭りを見てて、久しぶりに「テープは価値がある」というのが対外的に示すことができたのかな~と思っています。
 
 つまり、対外的には「金額」という部分になるのですが、これだけ高額で動くことが分かれば、タンスの奥に忘れさられたテープを出してくれる可能性が高まります・・・
 テープに関しては、まだまだ市場に流れていないテープも多いと思っていますので、こういった動きを見て、少しでもテープを必要としている人へ流れる動きになればイイな~と思いました。

 何よりも、出品者さん、入札に参加された方はお疲れ様でした!!


DSC_1925.jpg
DSC_1939.jpg

 そして、こちらはちょっと悲しい話です・・・

 我らのMUROさんが協力する形で、渋谷のタワーレコード内に設置されていたポップアップショップが閉店することになりました・・・このブログを公開した時点では閉店になっているはずです・・・

 私自身、大のMUROファンとして、聖地の一つと崇めていた場所です・・・オープン時の2017年3月から通いつめ、恥ずかしい話ですが、月1回は通ってて、KINGの御威光を肌で感じ、癒されていました・・・
 
 もう、マニアでないと分からないですが、初期は月1回行くたびに調度品が増えたり変化をしてて、それがヤラれるんですよね・・・後期になると調度品の追加は少なかったものの、MURO仕様の「No Diggin', No Life」のボードに、有名DJのサインが増えていくのが嬉しかったです・・・


DSC_1927.jpg
DSC_1929.jpg

 ほんと、行くたびに刺激があった場所でした・・・

 一時期は、ミックステープもカッコよく並べられ、レアなアドバンスなんかも入ってて凄いな~と思ったり、MUROさんが出たファッション誌のスクラップブックがあり、そこでレアな情報を得たり・・・私にとって重要な場所でした。

 そして、一般的にはMUROさんがゲットしたサインのレコの展示がボムでしたね・・・MUROさんには申し訳ないですが、一つ、ボム話を入れておきます・・・

 MUROさんと対談した際に教えていただいた話です・・・

 写真下のユーミンのサイン(!)は、おそらく00年前後に、雑誌の企画か何かでMUROさんがユーミンにお会いした際にもらったものだと思うのですが、その時、MUROさんからユーミンに「MUROさんが作ったユーミンの曲だけのミックステープ」を渡したそうです!!
 もう、心の底からこのテープは「聞きたい!」ですよね・・・MUROさん、やることが早すぎます!!

 この「場所」は、ぜひ、また復活してほしいな・・・陰ながら復活をお待ちしております!



 では、今週はこんなもんで・・・かなり長くなりましたね(^^;)

 来週は、土曜が仕事なので、少し作業を前倒ししないと・・・来週も頑張りますね~





素晴らしき「プロモーション用ミックステープ」の世界 その1 US編
IMG_0179.jpg

 あけましておめでとうございます!

 今年も1年よろしくお願いいたします!

 今年は、なるべく1週間に1回は更新するようにして、ブログの運営に穴が開かないように努めます・・・ちゃんと守れるかな?

 そんなわけで、2019年の最初は、久しぶりの「素晴らしき」シリーズですよ~





(1)はじめに

IMG_0180.jpg

 今回は、表題の「プロモーション用ミックステープ」というジャンルを、数週にわたって紹介をしたいと思います!

 まず、この紹介に至った経緯としては、昨年の「更新ができない週があったこと」を反省し、自分なりに考えた結果、今までのように「作品を深く聞きこんで紹介する」パターンではなく、「もっとイージーに紹介するのはどうか」と考えてみました・・・

 毎週の紹介、あれはあれで作品を聞きこんだり、紹介すべき点を整理したり、紹介に必要なレコを用意したり・・・地味に大変なことが多く、このやり方だと「今週は無理」と判断して更新しなかったことが多かったです・・・

 特に、私としては「作品の聞き込み」が大切だと思っているので、いかにそのDJが作った「ミックスの世界」に入れるかどうかが、作品を紹介する上で重要になります・・・

 そのため、仕事等で時間を奪われてしまい、結果的に「作品の聞き込み」ができないが故に、紹介をしなかったことが、昨年は多々ありました・・・
 もちろん、執筆の作業をする日(=日曜日)が仕事になり、作業ができないということもありましたが、作品紹介をする上での「基礎作業」が大切なんですね・・・

 一方で、このブログも10年を経過して、かなり思い入れのある作品は紹介してきてしまい、自分の中で「この作品だけはしっかりと紹介したい!」という熱意を出した作品が少なくなってきた・・・ということもあります。
 また、私も年齢が高くなってきたので、プライベートを含め、このような「テープ中心の生活」をこのまま続けていいのかどうかを、少し迷っている部分もあります・・・


 そんなわけで、ここは心機一転で別の方向性で紹介しようと思い、比較的イージーに紹介できる今回の「素晴らしき」シリーズを復活させる運びになりました・・・

 「素晴らしき」シリーズは、いわゆる「束(たば)で何かを紹介」をする記事で、割と昔には雑誌とかレコード袋とかを紹介してましたね・・・詳細は「こちらの目次ページ」からどうぞ・・・

 そして、今までミックステープでは「CISCOのノベルティーテープ」を紹介したことがありました。
 これはこれで、紹介する本数が多いので、作業的にはそれなりに大変ですが、ある程度「紹介するもの」が整理してあればそこまで苦ではありません・・・私自身、テープをコレクションする過程で、ジャンル分けをして収納しているので、テープであれば、割とすぐに紹介ができるんですね~

 そのため、今回のネタは、以前から紹介しようと考えてたネタで、ちゃんとテープも整理してあったので、割とすぐに実行できましたよ(^0^)

 では、本編にいってみましょう!





(2)プロモーション用ミックステープとは?

IMG_0178.jpg

 では、今回紹介する「プロモーション用ミックステープ」について、言葉の整理も含めて概念的な話から紹介したいと思います。

 まず、「プロモーション用ミックステープ」とは、私がテープを集める上で作った言葉で、定義としては以下の内容になります。

 【プロモーション用ミックステープ】
 あるアーティストやレーベルが新作のアルバム等をリリースする際に、その宣伝用(プロモーション用)に、そのアルバムの曲やそのアーティストの過去曲をDJミックスした内容が収録されたテープ


 もう、言葉の通りですが、そのアルバム等を効果的に宣伝するために作られたミックステープのことを指します。
 本来、ミックステープを考えると、DJが独自の視点で、著●権を考えずにDJミックスをしたものとすべきですが、その著●権を持っているレコード会社側が作ったミックステープがこれになり・・・ある意味で「ストリートの文化」がメジャーになったとも言えるかもしれません?

 ある程度、HipHop等の「ストリート・ミュージック」がお好きな方なら、こういった宣伝方法があることは肌感覚で理解が出来ますよね・・・

 DJというか、DJミックスと親和性がある音楽なだけに、ミックステープで宣伝するのは効果的なのは明白で、今回紹介するUS系を始め、そのUS系に影響されて日本語ラップ~日本語R&Bなどでもこの手のミックステープが結構あり、業界的には割とポピュラーな存在だったかと思います。


IMG_0192.jpg

 ただ、これらのテープは、プロモーションと言っても、音楽業界の関係者やCDやレコード販売店等をメイン・ターゲットにしていたものなので、ちょっと特殊なミックステープになるのかもしれません。

 すべてとは言い切れないのですが、例えばターゲットであるCDやレコード販売店であれば、レコード会社からしたら、このテープを店頭で流してもらい、そのお店で売っている商品としての「アルバム」を売るために配布していることが想定できます・・・
 また、お店ではなく、そのアルバムの購買層となるファンにも配っていたことも想定されますが、その場合は、このミックステープを聞いて、実際のアルバムを買ってもらうことを意識していることも想定ができます・・・

 つまり、このテープは「販売促進のための宣伝材料」だったわけですね。

 そのためか、基本的には経費が掛からないように、紙のケースで安っぽいテープで作られることが多く、使い終わったら捨てられてしまう傾向があったのかな~と思います。
 時期的には、USだと1998年~2001年ごろまではテープで活発に作られており、それ以降は、こういった手法自体があまり見かけなくなったかな~と思います・・・

 そして、内容についても紹介をすると、その売りたい作品の宣伝のためのミックステープなので、作品としての芸術性はそこまでなく、新作紹介のミックステープみたいな内容になっています。
 時間も長くはなく、大半のミックステープが片面30分ぐらいのミックスが両面に入っている感じで・・・あくまでも「アルバム」を売るための存在だったんだな~と思います。

 ただ、面白いもので、どのテープも有名なDJが担当してて、名前だけでも豪華です・・・たぶん、宣伝をする中で「うちのアーティストは、この有名DJにミックスをしてもらった!」が売りになるんでしょうね~


IMG_0186.jpg
IMG_0181.jpg

 また、ちょっと視点を広げた話もしましょう・・・

 まず、HipHop業界において「カセットテープで宣伝(プロモーション)」をすることは、割とポピュラーで、早くから活用されていたのだと思います。

 それこそ、写真上のように、レーベル単位でプロモーション用のコンピレーションみたいなテープは、今回紹介するミックステープよりも前に存在してて、左の黒いテープは1993年冬に出たDefJam系のテープ、右のオレンジ色のテープは1997年夏に出たLoud系のテープになります。

 HipHopとカセットテープを考えると、ストリート向けの音楽であるが故に、ストリートで珍重されていた「テープ」を選択するのは自然で、DJミックスをしてなくても、93年の時点でこういうテープを作るアイデアが生まれたんでしょうね・・・
 それこそ、売りたい作品が持つ「ストリート感」を表現するために、あえて「テープ」にしていた部分もあるのかもしれないですね??

 また、なぜ「カセットテープなのか?」を深堀りすると、音楽業界的な慣例として、音源のコピー化を防ぐために「あえてテープ」にしていた部分もあるかと思います。

 US系については断言ができないですが、まず、今回紹介するテープとは別に、アルバムを発注するための資料用のテープ(=アドバンステープ)も存在し、USの場合は、写真下のように、通称「スニップテープ(Snipp Tape)」がその役割を担った1つとされています・・・

 これは「Snippets(スニペット)=断片」から来た言葉で、アルバムのスニップテープであれば、3分ぐらいの曲の最初の30秒~1分だけを収録した簡略的なテープになります・・・
 USは、なんらかんら言って海賊版市場が存在するためなのか、発売直前の音源の扱い方は相当慎重だったので、こういった短くした内容を、あえて「テープ」で流通させていた部分があったようです・・・

 なお、スニップテープも相当深い世界なので、もうちょっと研究が進んだら、改めて紹介しますね~
 例えば、左のCommonのようにジャケが同じパターンや、右のAlkaholiksのようにジャケがオリジナルでカッコイイものなど、色々とあり、これはこれで面白いですよ!!


 そんなわけで、「ストリートなアルバム」を売るために、あえて「ミックステープ」にしたのが、今回紹介をするテープになります!

 私としては、このブログのポリシーである「DJミックスをすることで、プレイした曲を光らせる」ことが、これらのテープでも作用していると思い、結構好きなジャンルだったので、これまでにコツコツと集めていました。

 では、以下では、該当するテープを、発表年ごとに区切って、適当に紹介しますね・・・
 ただ、あんまり聞いてないテープが多いので、深い内容が紹介できないのはご承知ください・・・





(3)1996年、1997年

IMG_0188.jpg
01 「DJ Enuff Spring '96 Flavor Sampler」
 DJ: DJ Enuff
 発表年: 1996年
 レーベル: Elektra、EastWest

IMG_0187.jpg
02 「No Tricks In 96' It's Time To Build - B-Boy Tape」
 DJ: DJ Rob One
 発表年: 1996年
 レーベル: EMI、Chrysalis

IMG_0189.jpg
03 「Spring Breaks and Beats」
 DJ: DJ Clue
 発表年: 1997年
 レーベル: Def Jam、Violator、Roc-A-Fella

IMG_0190.jpg
04 「Mercury 97 Flavaz」
 DJ: DJ Mister Cee
 発表年: 1997年
 レーベル: Mercury

 まずは、私の中では黎明期と考えている1996年~97年のテープを紹介したいと思います。

 この時期は、まだプロモーション用にミックステープを活用することが一般的ではなく、96年ごろはレコード会社からの「資料」みたいなノリで作られ、97年になると、ストリートで宣伝することを考えたジャケットに変化していますね・・・
 個人的には、96年だと、まだストリートのミックステープを参考にしていたのか、尺は90分で両面作られていますが、97年になると、独自のフォーマットを見出していった感があります・・・

 まず、この時期の傾向としては、あるアーティストのアルバム単位ではミックステープは作られず、レーベル単位で「この時期にお勧め」な曲を集めたミックステープが多いようです。
 
 それこそ、01であれば、ElektraとEastWestの所属アーティストの曲を宣伝するために作られたもので、なかなか面白い選曲になっています・・・写真をクリックすると少しだ大きくなり、トラックリストが確認できると思います・・・

 例えば、当時のヒット曲である「Busta Rhymes / Woo Hah」のリミックスが1曲目で押し気味に入りつつも、アルバムはお蔵入りした「Ini / Fakin' Jax」のようなアンダーグラウンドな曲が入ってたり、その一方でG系の曲として「Eightball & MJG」の曲が入ってたり、ある意味で意外な選曲になっています~
 02のEMIのでも、D'angeloのようなR&B系が入りつつも(それもMegamixやライブ音源!)が入りつつも、Rappin' 4-Tayも選曲されるなど、大手のレコード会社らしい選曲だな~と思います・・・なお、この02は、途中でBahamadiaなどのインタビューが入るなど、なかなか謎な構成になっています(^^;)

 今回紹介するミックステープについては、まず、大まかな選曲の方向性は、明らかに「レコード会社」が決め、その意図を汲んで、DJが具体化しているように思えます。
 こればかりは、用途がプロモーション用なので仕方がないですが、この頃のテープは、まだその辺が緩く(?)、結構、意外な選曲が見られます・・・

 ただ、03のDefJamの97年では、今後、紹介するようなミックステープのフォーマットが完成されてて、この辺が分岐点なのかな~と思います。

 それこそ、担当したのがDJ Clue(くるー)で、いわゆる「New Sh@t!」的なノリというんでしょうか、DJミックスと煽りを上手く混ぜた「ラジオDJ」のノリを尊重するようになったようですね・・・
 まあ、正確に書くと、DJ Clueがストリートで出していたミックステープのノリを用いた手法でしょうが、割と早い時期に方法論が確立してたのが面白いですね~

 なお、この03は、どうやらBiggieが無くなられた直後に作られたようで、テープにはRIP表記があったり、Jay-ZがBiggieのHypnotizeの上でフリースタイル(!)をしてるなど、かなりデフな内容です・・・





(4)1998年、1999年

IMG_0201.jpg
05 「Jangle Brothers mix tape 97 flavor」
 DJ : Kool DJ Red Alert、Funkmaster Flex
 発表年 : 1997年
 発売アルバム : Jangle Brothers/ Raw Deluxe

IMG_0193.jpg
06 「The Legendary Pete Rock - Soul Survivor」
 DJ  : ?(Pete Rock??)
 発表年 : 1998年
 発売アルバム : Pete Rock / Soul Survivor

IMG_0199.jpg
07 「Tommy Boy's Greatest Beats Mixtape」
 DJ : DJ Grandmaster Flash
 発表年 : 1998年
 発売アルバム : V.A. / Tommy Boy's Greatest Beats Volumes 1-4

 ここからは、98年以降のミックステープを年度ごとに紹介しますね~
 なお、ジャンブラは97年のリリースですが、98年で紹介した方が分かりやすいので、こちらで紹介をしますね・・・

 1998年以降、割とこの「プロモーション用ミックステープ」が一般的になり、手を変え、品を変え、割と企画されることが多くなったようです。

 特に、98年以降は、レーベル単位の宣伝ではなく、あるアーティストのアルバムのプロモーションとして作られる傾向が強くなりました。

 例えば、05のジャンブラ、06のPete Rockとも、比較的昔から活動をしているアーティストになるため、内容的には①昔の代表曲をDJミックス、②その新しいアルバムの曲をDJミックス、といった方向性になります。
 05のジャンブラだと、A面は①、B面は②となり、06のPete Rockだと、両面が同じで、前半は①、後半は②となっています・・・なんとも言えませんが、内容的にはまあまあで、Pete Rockはミックステープではなく、どちらかというとスニップテープですね~

 う~ん、この時代は、どちらかというと「そのアーティストを知るための資料」みたいな位置づけがあり、イメージとして派手な宣伝のためのテープではないのかな?と思いました。

 ただ、07のTommy Boyは白眉で、DJのGrandmaster Flashの良さが光った内容で、わずか20分程度のミックスですが、テンポよくTommy Boyの名曲をクイックミックスしてくる感じは最高です!
 変な話、プロモで終わらしたら勿体なかった内容で、これは正規でもミックスCDを出したら面白かったのに・・・と思いました!


IMG_0194.jpg
08 「Gangstarr Full Clip : A Decade of Snippets」
 DJ : DJ Premier ※Host: DJ Clue
 発表年 : 1999年
 発売アルバム : Gangstarr / Full Clip

IMG_0202.jpg
09 「The Beatnuts - A Musical Massacre Mixtape」
 DJ : DJ Tony Touch
 発表年 : 1999年
 発売アルバム : The Beatnuts / A Musical Massacre

IMG_0197.jpg
10 「Rakim "The Master" Funk Master Flex Sampler」
 DJ : Funkmaster Flex
 発表年 : 1999年
 発売アルバム : Rakim / The Master

 そして、次は1999年ですが、この頃になると、だいぶ一般的になったのでしょうか?

 ただ、今回の記事を作る中で、この手のミックステープの楽しみ方として「いかに変化球か?」がポイントなのかな~と思ったので、その視点で紹介してみましょう(^^;)

 例えば、08のGangstarrは、DJ PremierとDJ Clueというあり得ない組み合わせですよ・・・

 てっきりClueなので「新作の曲だけ」なのかと思ったら、GangstarrクラシックをP先生がワンバース・ミックスで進め、それのサイドMCがClueといった感じになり・・・かなり良い内容です!
 1曲目は「♪Big L Rest In Peace」で始まる「Full Clip」では、Big Lのことに触れないClueに心配(?)をしましたが、その後はGangstarrクラシックにClueさんもノリノリです・・・うん、Clueも根はBなんですね(^0^)
 
 まあ、クラシック系の選曲は、どのアーティストのプロモーション用ミックステープにおいては鉄板と言え、09のBeatnutsであれば、序盤の序盤はクラシックの連打で、中盤からTonyのマイクを挟みながら新しいアルバムからの選曲に変わるという方法になり、なかなか上手いですね~

 ただ、10のRakimは、Flexが「仕事だから」と割り切ってるのか、DJミックスではなくイントロの声振りだけやっている感じが変化球でイイ(?)ですね・・・
 Flexであれば、Eric B & Rakim世代の方なので、この辺のクラシックを使って、うまく新しいアルバムを紹介できたのでは・・・う~ん、たぶん、選曲的にはレコード会社側の指示と、それを受けたDJがどう調理するかになるんでしょうね・・・
 




(5)2000年、2001年

IMG_0196.jpg
11 「Eminem's "The Marshall Mathers LP" Snippet Tape」
 DJ : Stretch Armstrong
 発表年 : 2000年
 発売アルバム : Eminem / The Marshall Mathers LP

IMG_0200.jpg
12 「Jungle Brothers "Very Important Party" Mix Tape」
 DJ : Alex Gifford
 発表年 : 2000年
 発売アルバム : Jungle Brothers / Very Important Party

 次はミレニアム以降のミックステープです・・・

 まず、2000年~01年の時期を境に、私が持っているテープの範囲では、プロモーション用ミックステープは姿を消し始めます・・・

 なんとも理由を突き止めずらい部分が多いのですが、アーティストやレコード会社がストリート向けに作った「ミックスCDを基調としたミックステープ」を利用し始め、今までのオールドスクールな「ミックステープ」というフォーマット/価値観は必要なくなった・・・のが理由でしょうか?

 この辺は、昨年発刊された「小林雅明 / ミックステープ文化論」に詳しく紹介されており、「ミックステープ」という言葉/考え方/文化が変わってきたこととが大きく影響していると思います。
 この記事で、これを上手く説明しようと思うと本旨からずれるので割愛しますが、2000年前後より、アメリカでは、この記事で示した「ミックステープ」とは違う形の「ミックステープ文化」が求められたことで、この記事で示した「ミックステープ」の役割が終わったのかもしれないですね??

 その意味では、11のEminemは、ストリートで作られた「ミックスCDのミックステープ」を、オフィシャルなプロモーション用に作っているところが面白いですね~

 Stretch ArmstrongがDJとして入っていますが、大ヒットした同アルバムの曲を、スニップ的に使ったディレクターズカット的なミックステープになり、この時代を象徴してるのかな~と思いました。
 とにかく、スキットでEminemが、どこかに嘘電話(?)をしている内容をJackass的に使ってて、きっとUSのキッズには大爆笑なんでしょうね・・・

 その一方で、意外なのは12で、このアルバムをプロデュースしたPropellerheadsのAlex GiffordがDJを担当し、HipHopではないBigBeat的なニュアンスのミックステープになり、ちょっと驚きました・・・
 アルバム自体が実は1999年のリリースなので、違う市場に売るために、あえてリリース後(2000年)に作ったのかな~と妄想をしています(^^;)


IMG_0195.jpg
13 「Common "Like Water For Chocolate" Mixtape」
 DJ : Marley Marl、Pete Rock
 発表年 : 2000年
 発売アルバム : Common / Like Water For Chocolate

IMG_0191.jpg
14 「Best of Prodigy」
 DJ : DJ Kay Slay
 発表年 : 2000年
 発売アルバム : Prodigy / H.N.I.C.

IMG_0198.jpg
15 「Mary J Blige 2001 Promo Only DJ Mix」
 DJ : 記載なし
 発表年 : 2001年
 発売アルバム : Mary J Blige / Family Arrair

 ただ、ギリギリでオーソドックスなDJミックスを主としたミックステープも出てて、ミックステープファンとしては嬉しいですね!

 13のCommonは、ラジオ番組「Future Flavors」でおなじみのMarley MarlとPete Rockコンビが、Commonの名曲や新曲を緩くDJショーしてたり、14のProdigyは、Mobb Deep時代の名曲をKay Slayが悪ガキスタイルのMCを交えて進みます・・・やっぱり、こういうのがいいな~
 その一方で、15のMaryは、DJ名が書いてないためなのか、マイクなしの2ターンテーブルで新旧の曲をDJミックスしてて、こういうミックステープもメジャーで作るんだな~と思いました・・・これもなかなか良いです!

 私が好むミックステープであれば、やっぱりこの辺が鉄板なんですよね・・・

 まだまだ知らないミックステープもあるかと思うので、引き続き、精進して掘っていきたいと思います(^0^)





(6)その他 Wu-Tang

IMG_0204.jpg
16 「Wu-Tang Records & Razor Sharp Records Mix Tape」
 DJ : Big Kap
 発表年 : 1999年
 レーベル : Wu-Tang Records、Razor Sharp Records

IMG_0203.jpg
17 「Ghostface Killer Snippet Sampler」
 ※not DJ Mix = Snippets Tape
 発表年 : 2000年
 発売アルバム : Ghostface Killer / Supreme Clientele

IMG_0205.jpg
18 「Wu-Tang」
 ※not DJ Mix = Snippets Tape
 発表年 : 1997年???
 発売アルバム : Wu-Tang Clan / Wu-Tang Forever???

 最後は、あえてアウトテイクとして、なぜか「Wu-Tang」を紹介します・・・

 先に結論を書きましょう・・・

 Wuは「ド変態」っぷりが最高なテープが多く、もし、コレ系のWuのプロモテープを見かけたら、絶対に買った方が良いです!

 例えば、16のは、唯一のミックステープになり、レーベル宣伝のためのテープになるのか、全然知らないアーティストの曲が多く、ヤラれます・・・
 Method ManやRaekwonなどの既存曲も入りながら、Wu-Syndicateをはじめ、Tehitha、MMOといった有名でないMC/Singaerも入ってて、Wuらしい「謎」な感じのグルーブがミックステープに現れてて最高すぎます!

 そして、普通なはずのスニップテープでも、Wuらしい「謎」を爆発させてて、17のGhostfaceの名作アルバムのスニップには、おそらくアルバムには未収録であろう、くそドープなフリースタイルが数本入ってて、カッコよすぎます・・・もう、何のために収録したんだろう(^0^)
 
 さらに、18が一番謎のスニップで、収録曲を聴くと、1997年リリースの2ndアルバムのスニップのようなんですが、各曲の前にRZA等の参加メンバーのビートレスな地味インタビューが入り、むしろそのインタビューの方が長い(笑)というデフ仕様です!
 ジャケットにも、テープにも、一切情報が書いてなく(あのWマークしかない!)、謎すぎるのですが、きっとラジオ局とかでこのインタビュー部分を使ってもらうために作ったのかな~と妄想してみます・・・





----------------------------------------------------------
(7)最後に

IMG_0207.jpg

 何となく思いついたことを並べてみましたが、デフな紹介になったでしょうか?

 歴史的な変遷は少しだけ意識して書きましたが、プロモーション(宣伝)をすることにおいて、ミックステープが活用され、変化していったのは面白いでしょ?
 ほんと短い期間ですが、ミックステープがこのように活用されていたのは面白いと思い、まとめてみました・・・

 そんなわけで、来週は「日本で作られたプロモーション用ミックステープ」を紹介しますね~

 先に一発フライングをすると、11のEminemのテープをサンプリングして作ったテープ(作者はDJ Missie!)があるなど、日本産もボムが多く、こっちの方が、今回の企画のメインだったりします!
 それこそ、US系の音源や、日本語ラップ、そして日本語R&Bなど、掘るとなかなか面白いジャンルなので、次回以降でドバっと紹介しますので、楽しみにお待ちください~






--------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------
<独り言>

IMG_0208.jpg

 まず、昨年の大晦日に紹介した「2018年MTT大賞」は、結構な方に反応いただき、ありがとうございます!!

 昨年は、あまり購入をした作品を聞いてなかったので、ちゃんと紹介できるかな~と思っていましたが、多くの方が楽しみにしてくださったようで、嬉しい限りです!
 特に、僭越ながらノミネートをしましたDJ Notoyaさん、吉澤dynamite.jpさんに反応を頂いたのは嬉しかったです・・・今年もイイ作品を作ってくださいね!

 そして、今年一発目の独り言です~

 昨年~今年にかけては、チョコチョコと飛び石で動ける日があったので、定番の「ユニオンの地方巡り」を行ってきました・・・

 不思議なもので、暫く地方のユニオンに行かないと、何かゴツいのが出てないかが心配になってしまい、だんだんと回りたくなってくるんですね・・・
 ここ数年は12月がその心配の頂点(笑)のようで、ことしもウズウズしてしまい、年末年始で立川と千葉以外は全部回ってきましたよ(^^;)

 そんなわけで、新年のオトソ気分が抜けない中、久しぶりに北浦和のユニオンへ・・・

 特に「これを掘るぞ!」という気持ちもなく、何となく訪問し、色々な棚を掘ってたら、ある特定のジャンルがザクザクと出てきます・・・

 そう、それは「Hi-NRG(ハイ・エナジー)」です!

 実は、年末のMTT大賞を発表するため、ノミネートをした中村保夫さんの「新宿ディスコナイト - 東亜会館グラフィティ」を読み返したり、ミックスCDを聞きなおしていたら、急に「最高じゃん!」となり、急にレコードが欲しくなったんですね・・・
 その状態で北浦和に行ったら、コレ系のレコードがなぜか多くあり、欲しかった「Hot Gossip / Break Me Into Little Pieces」を普通に発掘・・・ツモ引きした時はビビりました(^0^)

 Hi-NRGに関しては、なかなかカテゴライズするのが難しいジャンルですが、イメージとしては、EUROBEATにつながる、ダンサンブルなEURO系ダンスミュージックと言えばいいんでしょうか、一般的にはバブリーなイメージ(?)で、クラブの流れからは敬遠しちゃいそうな曲が多いかもしれません。

 ただ、中村さんの本で紹介されてた曲は、なぜか84年~86年ぐらいの東京の中高生が一心不乱に踊った曲になり、どこかNorthern soulやParadise Garageに通じる「ダンスをするための曲」であることに気づき、それで一気に好きになりました・・・

 割とダンサーな私としては、そのヤバさが肌感覚で理解できましたし、私自身、大昔の中学生のころ、DJも詳しく知らずにAvexから出てた「Super Eurobeatシリーズ」でDJミックスを知り、実はEUROBEATが好きになった経過があるので、もともと私には素養があったんでしょうね・・・
 他にも数枚買いましたが、やっぱりイイですね・・・しばらくはコレ系を掘ろうっと・・・

 あと、これは「レコードあるある」ですが、このレコードを持ってた方がまとめて売ったのであれば、近い内容の曲も放出されますよね・・・

 そのためか、他のコーナーを物色してたら、なぜか日本語ラップのコーナーからは「Yoo Yoo / One Night In Heaven B/W Samishii Nettaigyo」という12inchを発見・・・そして、視聴をしてゾッコンです(^0^)
 曲名を見れば一目瞭然、あのWinkの英詩でEURO~Grandbeatカバーでした・・・これは、今の時代だと、かなり使えますね(^0^)

 
 そんなわけで、こんな感じで「今年の堀り」が始めりました・・・テープもボチボチ掘ってて、割と順調でしょうか・・・

 ただ、私の仕事的には、今月から、どう考えても6月ぐらいは走り続けないといけないので、ブログの更新ともども、堀りも仕事に負けないようにしないと・・・
 ただ、なんか倦怠感もあり、あまりガツガツと攻めるのもどうかな~とも思っています(^^;)

 では、では、また来週です~