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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Dimitri from Paris 「Salsoul Mastermix」
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 2週間ぶりのご無沙汰です・・・やっぱり年度末はキビしいっすね~

 今期も色々な仕事をこなし、何とか年度末の大山は超えられたかな~と思っています・・・今年もかなり頑張ったな~

 ただ、終わったら終わったで次の仕事が・・・う~ん、初夏ぐらいまでは忙しそうだ・・・

 なお、今年のライバルは「働き方改革」ですかね・・・どんなシワ寄せが来るんだろう(^^;)

 では、春めいてきて、だんだんと「ダンス熱」が高まってきたので、聞いてるとつい踊りたくなっちゃう作品の紹介です~


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 今回は、気づいたら春に紹介することが多い「Salsoul(サルソウル)」もので、我らの「Dimitri from Paris (でぃみとり・ふろむ・ぱり)」大先生よる傑作ミックスの紹介です!!

 まず、この作品のリリースの経緯を紹介しておきましょう・・・

 この作品は、日本企画で2015年にリリースされたミックス作品で、企画をしたのが、いまや世界的にも信頼が出来るレーベル「Octave Lab / Ultra Vybe」です。

 Octaveは、この少し前よりSalsoulの国内販売のライセンスを取得し、海外~国内の有名DJのミックス作品を多くリリースしており、2015年のMTT大賞を受賞した「Danny Krivit / Mr.K Salsoul」をリリースするなど、ほんと「信頼が出来るミックス作品」をリリースするレーベルになりましたね~
 ちょっとマニアックな話ですが、この作品が廃番になった後、中古市場での相場が定価割れしなかったり、実は海外でリリースされない作品なので海外市場の方が高値になったり・・・プライスラインの側面からもOctaveが信頼できるレーベルだよな~と思ってしまいます。

 そんな、Octaveに対して、我らのDimitri大先生は、なんと、自分から「Salsoulのミックスを作らせてほしい」とリクエストし、実現したのが今回の作品になります!

 Dimiさん自身は、2001年に日本企画で作られた「My Salsoul」以来、14年ぶりのSalsoulもののミックスになり、作品のインフォメーションを読むと、かなり気合を入れて作られた作品になるそうです・・・

 特に、Dimiさん自身がSalsoulを愛して止まないことを大前提に、前作では紹介できなかった「後期のSalsoul」の魅力を出したく、この作品を作ったようですね・・・

 では、今回はサクっと作品紹介に行きましょう!!

 なお、SalsoulやDimiさんの詳細を知りたい方は、以下のリンクをご参照ください~

 Salsoulについて:Danny Krivit 「Salsoul Mix」

 Dimitri from Paris 作品リスト


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 まず、この作品の全容について先に紹介をすると、「後期のSalsoul」の楽曲を上手く選曲し、近年のBoogie的な空気感を前面に出した感じの作品になっております。

 Salsoulというレーベルは、私としては前期と後期に分けられると考えられており、前期は70年代中期から末、後期は80年代に入ってから80年代中期ごろまでになるかと思います。

 前期については、ちょうどDiscoが世間一般で大ブームであった時期なので、Salsoul自体もDiscoシーンの中心的存在とも言えた時期で、このレーベルのルーツであるフィリーソウルらしいストリングスを多用した高揚感のあるトラックと、愛のある力強い歌が多い時期ですね・・・
 たぶん、一般的に「Salsoul」をイメージする楽曲は、この時期にリリースされて曲が中心で、今でもクラシックとして皆に愛されている曲が多いかと思います・・・

 一方で、後期については、世間のDiscoブームが終焉しつつ、Discoが作った音楽感が、一般でも愛される「ダンスミュージック」として変化していった時期とも言え、Salsoul自体も、70年代とはちょっと違う方向性の曲を出し始めたのが後期になるかと思います。

 イメージとしては、今の時代だと「Boogie(ブギー)」なのかな・・・Salsoulらしいストリングス的なグルーブは保ちつつ、ラジオでも好まれそうなダンスミュージックになっており、この時代の曲も大変いい曲が多いです。
 それこそ、写真を載せた「Inner Life / I Like It Like That」「Logg / I Know You Will」なんかは後期クラシックですね・・・この作品でも最初の方で選曲されており、かなり良いです!

 その中で、Dimiさんが、この作品で裏テーマにしているのが「Mastermix(マスターミックス)」であり、そのMastermixの権家ともいえる職人リミキサー「Shep Pettibone(シェップ・ペティボーン)」になるでしょう!!

 ちょうど、1枚目の白いレコードの上の方に「A Shep Pettibone Mix for Mastermix Productions」と書いてありますね・・・Dimiさんは、この作品を、このPettibone氏に捧げたと言っていいほど、Pettiboneがミックスした楽曲を中心に選曲をしています!

 正確に書くと、Pettiboneを中心に、よりクラブ的な「Larry Levan」のミックスを含めた選曲になっているのですが、Pettiboneが手掛けた、いやPettiboneが作り出した「Mastermix(マスターミックス)」的なグルーブのある曲を多く選曲し、この作品の核となっています。

 Pettiboneさんをざっくりと説明すると、80年代を代表するクラブ系リミキサーで、いろいろな楽曲を、クラブでのプレイに耐えられるダンスミュージックにビルドアップ(リミックス)をしてた方で、80年代を代表する名リミキサーの一人です。
 それこそ、ある時期はMadonnaのリミキサーを務めており、クラブとポップスを融合させ、誰しもが馴染めるダンスミュージックを作った一人とも言えるお方になります・・・
 
 Dimiさん自身も、80年代中頃からDJを始めてて、その中でPettiboneをはじめとする優秀なリミキサーの手によるダンスミュージックに感化されたことから、この時代の音楽には熱い思いがあるんでしょうね・・・


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 ただ、やっぱりDimi大先生の作品なので、選曲が深いですね(^0^)

 少し論点を戻すと、この作品は「後期のSalsoul=80年代ブギーのSalsoul」を中心に選曲しているのですが、これまであまりプレイをされなかった曲などを多く選曲しており、この点はヤラれます・・・
 いや、むしろ、全然知らない曲を多くプレイしてて、その80年代ブギー的な感触もあるので、普通に聞いたら「これってSalsoulなの?」と思わせてしまうぐらいの深さで、もー、凄いっすね(^0^)

 それこそ、Salsoulにおける傍系レーベルものや、海外ライセンスものなどを攻めてて、なかなか渋い選曲です・・・
 
 例えば、Salsoul後期を彩ったグループが、傍系レーベルからリリースしたファーストシングルである「Aurra / When I Come Home」や、LarryがリエディットをしてUSリリース(Greatest Mixes 2で披露)をした「Sparkle / Handsome Man」など、選曲だけでも「さすが先生!」と唸る内容になっています!
 これ以外も、次で紹介するJammersなど、全然知られていないグループ等の楽曲を選曲してて、もう流石です・・・私自身、今回、深くこの作品を聞いたことで、またまた知らない扉が開いてしまい、プレイされた曲がカッコよく聞こえてしまい、これから捜索の日々が続きます・・・

 また、今回の作品、これもポイントにしないといけないのが、Dimiさんのミックス作品なのに「Dimiさんのリエディット」を入れてない点ですね・・・

 普段のミックス作品なら、今まで現場用に使ってたリエディットを初公開する場として選曲することが多いのに、今回は既存の発表曲だけで選曲をしています・・・

 理由は・・・きっと、80年代Salsoulなり、この時代を作ったリミキサーへの敬意なのかな・・・

 やっぱり、裏テーマであるShep Pettiboneなり、Larry Levanなり、その後のダンスミュージックの礎を気づいたDJやリミキサーへの敬意があるのかな~と感じました。
 特に、既存の曲が中心ではあるものの、全体的なDJミックスは「Mastermix(マスターミックス)」的なつくりをしてて、その点も先人たちへの敬意があるよね~と感じました。

 Mastermix・・・それは、DJミックスの手法の一つで、いろいろな楽曲をスタジオで組み合わせて作られたメドレーっぽい曲と説明したらよいでしょうか・・・
 それこそ、Dimiさんは、このMastermixの影響をすごく受けてて、ミックス作品はオンタイムのDJミックスでは作らず、PC編集をしながらDJミックスを作っています・・・変な話、Dimiさんは、21世紀になっても、Matermixを発信し続けている存在ともいえます・・・

 ただ、この作品においては、作品の「作り」をMastermixにしているのではなく、作品の「グルーブ」をMastermixにしているのが真骨頂です・・・

 実際にDJミックスを聞くと、Mastermix的な切れ目を感じさせないDJミックスになっているのですが、この時代の楽曲がもつダンサンブルなグルーブ、もうブギーではなく「Mastermix」を形容する以外は説明が難しいグルーブに仕上げているのが素晴らしいです・・・


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 そして、その「Matermix」というグルーブを前面に出しつつも、最後はSalsoulらしく〆るのも上手い・・・DJミックスのストーリーも上手いですね!

 最後は、これまた渋い80年代Salsoulである「The Jammers / Be Mine Tonight」を選曲し、聞いてる者のダンスを止めないプレイ・・・
 だけど、後半では、Salsoulらしい優しいストリングスが、DJミックスの中から聞こえはじめ、超絶なロングミックスで「The Salsoul Orchestra / Sun After The Rain」を選曲・・・最後はSalsoulらしい多幸感ある終わり方が素敵です(^0^)

 まず、この部分の選曲的な話をすると、全体的に結構マニアックな選曲なので、あえて「分かりやすい選曲」は入れているな~という印象があります。
 それこそ、一番最初は「Double Exposure / My Love Is Free」から始まり、最後はSalsoulらしいストリングスが生きた「The Salsoul Orchestra / Sun After The Rain」で終わらし、間のマニアックな選曲を中和(?)しているな~という感じでしょうか・・・

 ただ、個人的には、Dimiさんは、やっぱりSalsoulのミックス作品なんだから、Salsoulらしい「多幸感」は出したいな~と思っていたから、こういったストーリーを作ったのかな~とも思います。
 正直、最初と最後以外の選曲は、パッと聞くと「Salsoulではない」になってしまいます・・・それを、ギリギリで「Salsoulだ」としているのが、このストーリー作りになるのかな・・・

 いずれにしても、最高な終わり方です・・・・


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 最後に少しだけまとめると、やっぱり、この写真の「虹(レインボー)」になるでしょうね・・・

 この作品は、これまであまり注目されなかった80年代のSalsoulを、現代のブギー解釈を入れつつも、この時代でしか出せないグルーブ「Mastermix」で彩った作品になるでしょう・・・
 ただ、その上で、Salsoulらしさ、つまり虹の橋を渡って出会える多幸感というのでしょうか、その点をしっかりと抑えたDJミックスやストーリーを実現しており・・・もう、完敗です!!

 私自身、リリースされた頃は、なかなか作品から「Salsoulらしさ」を見いだせず、少し聞くのが敬遠していました・・・

 ただ、深く聞くと、やっぱり「Salsoul」なんですよね・・・Dimiさんの手腕に完敗です・・・


 
 上手く紹介をまとめられなかったのは残念ですが、ほんと素晴らしい作品です。
 あと、気づいたら写真もピンボケだ・・・すみませんね~

 なお、この作品、今は廃番になってしまったようですが、中古ではちょいちょいでるので、気になる方は探してみてくださいね~

 あと、Octaveからは、今月末にIdjut BoysでSalsoulを出すそうですよ・・・これも楽しみだ・・・
 ただ、もう海外勢ではなく、国内のDJで出さないのかな・・・ぜひ、Dazzle DrumsさんのSalsoulを聞いてみたいです!!




<Release Date>
Artists / Title : Dimitri from Paris 「Salsoul Mastermix」
Genre : Disco、Garage、Boogie、DanceClassics・・・
Release : 2015年
Lebel : Octave Lab / Ultra Vybe OTLCD5095


Notice : Dimiエディットについて

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 この作品では、DJミックス本体では、Dimi印なエディットは披露されていません。ただ、Disc 2には、Dimiさんが作ったリエディットが収録されたボーナスディスクが入っており、こちらもグレイトです!

 なお、その一部はアナログ化もしており、上記のようなジャケでUKプレスでリリースしています。1がDimi、2はDanny、3はDimiで、どれもグレイトなリエディットです(^0^)
 ただ、記事を書くにあたり、1を買ってないことに気づき、さりげなく近くのユニオンを探しに行ったのは秘密です・・・(^^;)





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<独り言>

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 今週は、ここ最近の仕事のおかげで、掘り活動を一切してなかったので、独り言は特にない予定でした・・・

 ただ、昨日、読まさせていただいたこちらを紹介させていただきます!!

 まず、このブログを長くお読みであれば「SOLO BANTON(ソロバントン)」さんはご存知でしょうか?

 ソロバンさんは、レゲエ系のライター/Webデザイナーで、このブログのロゴを手掛けてくれた御大になります・・・
 このブログが始まった直後から、ブログに参加を頂き、作品に対する熱いコメントでブログを盛り上げてくださった「このブログの影の主役」でもあるお方です・・・

 そんなソロバンさんが、本業のライター業で、最高のボムをかましてくれました!!

 ● 【保存版】平成最後の大総括!日本語レゲエの30年史


 これは、レゲエ音楽配信サイト「Reggae Zion」で公開された記事で、日本のレゲエ(いわゆるジャパレゲ)の30年の歴史を紹介した記事で、ほんと素晴らしい記事です!!

 まず、その歴史の流れを簡潔に、そして、要点をしっかりと押さえているんだけど、どこを読んでも「レゲエ愛」がある内容で、ソロバンさんにしか書けない内容になっています・・・
 いまでこそ、こういった記事は「まとめ記事」とひとまとめにされてしまいますが、そんなレベルではなく、ソロバンさんの知識と経験、そして「レゲエ愛」が生きた内容で、読んでて不思議と心が熱くなりました・・・

 うん、俺も頑張ろう・・・

 最近、ほんとブログの活動が手薄です・・・

 それは、仕事が忙しすぎるのもあるし、私自身も年をとり、なんとなく「ミックステープ」という存在が燃えていないのかもしれません・・・

 ただ、ただ・・・今回、ソロバンさんの記事を読み、ほんと元気をもらいました!!

 だって、私が今までこのブログで「書いてきた姿勢」というんでしょうか、「俺が書かないで、誰が書くんだよ!!」という姿勢が感じとれ、ほんと嬉しいです・・・

 
 一応、もう目の前にある10連休は、数日は仕事になるかもしれないけど、きっと羽根伸ばしの時間になるようです・・・

 ちょっと、ボムを仕込んでみようかな・・・あんまり期待せずにお待ちくださいね~

 そして、ソロバンさん、ありがとうございました!!


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 最後は昨日撮影した夜桜を・・・桜って綺麗ですね(^0^)

 仕事の方は、立場上、なかなか暇にならないのが悲しいところですが、確実に春に向かっているようです・・・

 仕事も、そしてプライベートも、桜咲く、春になってほしいな・・・

 では、また来週です~





 
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