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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Snoop Doggy Dogg 「Doggystyle」
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 今週は、あまりテープを聞く時間がなかったので、若干手抜きな更新です・・・

 ただ、ジャケを見ただけで「おおっ」となってくれると嬉しいです・・・これはボムでしょ?

 うん、この手のテープは梅雨~夏の時期が旬なので、ちょうどいい時期に紹介になったかな??


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 今週は、久しぶりにHipHopのアルバムテープモノの紹介で、Gラップのクラシック中のクラシックであるSnoopの1stアルバムを紹介しますね~

 まず、テープアルバムについては、本来は「ミックステープ」ではないので、このブログの紹介においては対象外なはずですが、私としては「ミックステープとして聞けるものは、テープアルバムでもミックステープだ!」ということを提唱し、過去にも色々と紹介をしてきました。

 特に、HipHopのテープアルバムについては、その作品の中にしっかりとした世界観があり、アルバム全体で流れがあるものは、おのずと「ミックステープ」として聞けるものが多く、USのHipHopならば、90年代前半のNY系の作品を中心に紹介してきました・・・

   【参考】今まで紹介したHipHopのアルバムテープ
   ・Nas 「Illmatic」
   ・O.C. 「Word...Life」

 そんな中、さりげなく集めていたのが「Gラップ」のアルバムテープになり、今回の紹介になりました!

 上の集合写真を見ただけでもグッときますよね・・・やっぱり、Gラップはテープが結構あるので、ついつい好きなのは買っていました(^0^)


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 Gラップ・・・いわゆる「Gangsta Rap(ギャングスタ・ラップ)」ですが、実はテープに親密なジャンルになります・・・

 凄いたまたまですが、昨日の夜、渋谷のユニオンでG系のセールがやってたみたいで、テープが多めにでてたので、つい資料として写真を撮ってしまいましたが・・・Gラップとテープは、かなり親密性が高いジャンルと言われています。

 それは、Gラップは「車で聞くこと」が大きなポイントになっており、車で聞きやすい「カセットテープ」でのリリースが多かったことが理由です・・・

 Gラップについて、簡単に説明しておくと、アメリカにおける西海岸~中西部で独自進化したHipHopのジャンルで、HipHop発祥の地である東海岸のNYのHipHopとは一線を引いた内容になることから、通称でGラップと呼ばれています。
 内容的には、Gangstaというだけあって、暴力的な要素(でいいのかな?)が強い一方で、西海岸~中西部の気候や文化を元に作られた独特なグルーブが魅力で、全世界にファンが多いジャンルと言えます。

 その文化を支えている大きな要素の一つとして「車」があるかと思います・・・

 それこそ、NYは都市なので地下鉄が移動手段ですが、西海岸~中西部は移動手段が「車」が前提になっており、その「車」という存在が文化に大きく影響されているのだと思います。
 的外れな例えかもしれないですが、東京にいると車よりも電車の方が便利だけど、ちょっと郊外に行くと車の方が便利ですよね・・・なので、日本でも、横浜名古屋といった車を良く利用する地区で、このGラップが愛されていますね~

 このような背景があり、アーティストが発表するアルバムは、販売する中心はCDだけど、テープ版もしっかりとリリースされており、それなりに売れていた経緯があったようです。

 私自身、普通にテープを掘ってても、G系のテープは簡単に見つかるし、前述したG系のセールでもテープはよく出ることが多いですよね・・・
 また、G系はローカルな作品も多いことから、より現地で聞く人の生活スタイルに合わせていた部分は多く、アーディスト側もテープで出すことを標準的に考えていたようにも思えます・・・

 なお、Gラップのコレクター市場おいては、中心はCD(銀皿っすね)なのですが、テープのみの作品も多いとされ、昔からハードコアなコレクターになるとテープの道に進むと言われています・・・
 昨日の夜も、根性を決めたG系の兄貴が、CDとテープを大量購入されていて、その背中にウットリしていました・・・(^0^)


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 そして、今回紹介するSnoopのアルバムです・・・もうクラシック中のクラシックですよね!!

 Snoop先生と言ったら、ここ最近は緑なサイドビジネス(笑)で注目を集めておりますが、ある意味でGラップを作った存在とも言え、その金字塔がこの作品になるかと思います!

 1993年11月にリリースされたこの作品は、Snoopのデビューアルバムとなり、あのDr. DREが全面プロデュースをしたことで有名です・・・もう、お好きな方は多いですよね!!

 Gラップと書くと「あまり好きではないな~」と思う方もいるかもしれませんが、私自身は、アメリカの西海岸で伝統的に続くファンクネスを引き継ぎ、進化をさせた音楽として聴いたことで開眼し、今では大好きなアルバムです!

 それこそ、古くはFunkadelic~ParliamentのようなPファンクから始まった甘さとドープさを兼ね備えたファンクネスというんでしょうか、うん「ネットリとしたファンク」を確実に継承しつつ、HipHop以降の空気感に進化させた点は重要かと思います!

 例えば、このアルバムからの大ヒット曲「Snoop Doggy Dogg / Gin & Juice」であれば、Pファンクばりのピーヒャラな妖しいシンセの上物に、ネットリとしたベースラインが腰に響き・・・ほんと名曲ですよね!
 Gラップのことを「Gファンク」とも呼ぶのですが、この曲は「ファンク」ですね・・・もう、イントロを聞いた瞬間に、そのファンクに乗せられ、出だしの「♪With so much drama in the L-B-C・・・」って歌ってしまいますよね~

 また、これまた大ヒット曲である「Snoop Doggy Dogg / Ain't No Fun」であれば、Gin & Juiceの妖しさとは対照的に、西海岸の明るさというのか、快活なメロウさがあり、最高ですね・・・
 もう、DREのトラックに、Snoopのスムースなラップ、そしてNate Doggのメロウな歌声など、タマランですね・・・

そして、これらの楽曲が、このアルバムには収録されているのですが、もともとドラマ仕立てな構成をしていることから、流れで聞くとストーリーがしっかりとあり、私としては「ミックステープ」でした!!

 本来は歌詞までを理解しないといけない作品だと思いますが、この作品から溢れ出る「ファンクネス」が素晴らしすぎます・・・

 特に、今の梅雨の時期が意外と合うんですよね・・・

 それは、このGラップがもつ「ネットリ」とした質感が、今の湿気マックスな梅雨な時期と合うんですよね・・・

 まだ、エアコンのドライをオンするのには早いかな~と思うこの時期に、夜の家で、風呂上りにラジカセで聞くSnoopは最高でした・・・あっ、きっと、ローライダーのカーステに、このテープを入れて聞いた方が最高ですよ!!




 <Release Date>
Artists / Title : Snoop Doggy Dogg 「Doggystyle」
Genre : HipHop、GangstaRap・・・
Release : 1993年
Lebel : Death Row / Interscope 7 92279-4

Notice : このアルバムに関するエトセトラ
 この記事を書くにあたり、色々とSnoopのアルバムについて調べていたら、このアルバムのトラックは「Dreが作ってない」との情報がありました・・・ただ、真偽が判断できませんでしたので、この記事ではDreが作ったとして紹介をしました。
 このことについては「こちらの記事」で詳しく紹介しておりますよ・・・素晴らしい!

 なお、国内のHipHopマニア御用達のplumskinzさんのブログでは「Ain' No Funのオリジナル12inchがあるかないか」の記事がありますので、そちらもリンクしておきます・・・
 個人的には、Plumさんにご指摘を頂き「やっぱりなかったのか・・・」と安堵をし、当時、Reissueとして出た12(今回の掲載盤)を買っておいてよかったな~と思いました・・・マニアな話ですみません・・・





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<オマケ> Gラップのアルバムテープについて

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 G系のテープは、私としては凄い集中して集めているわけではないですが、気づいたら結構集まってきたので、ここでまとめて紹介をしますね~

 ただ、Gな視点ではなく、あくまでも「ミックステープ」、いや「Mix Tape Troopers」な視点になりますので、的外れでも許してね・・・


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「WARREN G / Regulate...G Funk Era」

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「Ice-T / Home Invasion」

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「Tim Dog / Fuck Compton」

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「Nate Dogg / Music & Me」

 まずはストレートなアルバムから・・・うん、ジャケだけでもカッコイイですね!!
 G系の方が見たらちょっとズレている作品もあるかもしれないですが、ジャケだけで満足ですね!!

 個人的な見解だと、この手のアルバムは、CDを基準にジャケットを作っているのですが、G系のは、そのジャケをテープに落とし込んでもカッコイイんですよ・・・
 今回のSnoopのようにオリジナルのジャケの上に文字を入れるパターンもあれば、この3つのようにオリジナルのジャケを切り取ったり、圧縮したりするパターンもあり、いやいやカッコいいですね!!

 なお、今回の更新では、実はWarren Gにしようかな~と思ってテープを聞いたら、テープが切れるというアクシデントが・・・Gの道は厳しいですね(^^;)


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「Eazy-E / Eazy-Duz-It」(2016年Reissue)

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「Tha Dogg Pound / Dogg Food」

 今度は、クラシック中のGクラシックですが、仕様がイレギュラーなテープになります~

 上のEazy-Eは、なぜか2016年に出たテープで、ジャケが3D仕様になっているデフなテープです!!
 写真では分かりづらいですが、奥行きのある感じがコンプトンの奥深さを感じます・・・?

 そして、GファンならグッとくるDogg Poundは、なんとアジアの「タイ」プレスのデフ仕様・・・意外とG系のテープは、東南アジアプレスのテープも存在していますね~
 もちろん、このぐらいの名作になるとUSでもテープがあるのですが、タイもGなファンクネスは合いそうですね・・・?


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「2Pac / All Eyez On Me」

 ただ、東南アジアものを甘くみていると痛い目に合うのが、この2Pacのテープでしょうか・・・

 生前最後のアルバムにして、モンスターヒットをした大名作ですが、2CD仕様ということで、テープも2本組になっているものの、ジャケのブチコミ方が雑ですね・・・
 写真だけでは分かりづらいので少し説明すると、通常の1本のカセットテープのジャケを、2種類用意して、テープが2本入る大きめのケースにブチこんだ仕様で・・・グレイトです!!

 どうやらUS版のテープもあるようですが、このデフ仕様には勝てません・・・?


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「Snoop Doggy Dogg / Death Row's Snoop Doggy Dogg Greatest Hits」

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「2Pac / Greatest Hits」

 お次はベストモノ・・・と言いたいところですが「Death Rowもの」とした方が良いでしょうか?

 テープに関しては、「簡単にそのアーティストの全部を聞きたい」と思うリスナーが多いことから、どのジャンルでもベストモノが多いんですよね・・・

 そのためか、G系でもベストモノのテープは散見し、上記のSnoopや2Pacのベストも、しっかりとテープで存在をしていました・・・

 ただ、これらのテープは、商魂たくましい「Death Row」だから作られたテープとも言えますね・・・

 記憶が曖昧ですが、上のSnoopであれば、所属レーベルだった「Death Row」から色々とあって抜けた後、このベストを勝手に出されたり、2Pacのも、2Pacの死後に勝手に出されたり・・・レーベルオーナーのSugu Knightの辣腕さがにじみ出ています??
 (※この部分は、もし記憶違いな話だったら、ご指摘ください!!)

 ただ、聞く側としては「簡単に聞けるなら、なんでもいいや」という考えしかないので、こういうのが売れてしまうんですよね・・・
 
 う~ん、音楽って難しいな~


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「2Pac / In His Own Words」

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「2Pac / Makaveli Series」

 最後は2Pacモノですが、珍品なテープです!

 2Pacについては、本人も、そして多くのファンも望まなかった死があったことから、死後、USではある意味で「カリスマ」的な存在になりました・・・
 それこそ、いまだに「2Pac生存説」があるなど、USでは、どうやら特別な存在のようです・・・
 
 その「カリスマ」的なスタンスがあるからか、ロックのアーティストで多い「アンオフィシャルな謎の作品」が2Pacには多いようで、これらのテープがその一端になります。

 上のテープは、延々と2Pacのインタビューが流れるテープで、どうやらWake Up Showのインタビューを収録したもののようです・・・
 同名の謎のアルバムも存在するようで・・・謎っすね・・・

 そして、もっと謎なのが、下のテープで、通称「Makaveli Series」と呼んでいるテープで、どうやら、2Pacの未発表曲を収録したシリーズのようです?
 これは、もっと真偽が分からないテープではありますが、恐ろしいのは、このテープがシリーズになっていて、私の手持ちだと、一番後ろのが「11」です・・・結構人気だったのかな??


 そんなわけで、まとめ紹介でした~





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<独り言>

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 今年も「この季節」が来ましたね!

 我らのMUROさんのライフワークである「Diggin' Ice」の新作がリリースされ、無事にテープ&CDのダブルサイダーで購入しましたよ~

 ここ最近、MUROさんと言えばラジオの活動がメインになったことで、CDのリリースは減っているところですが、この作品だけは別格ですね・・・

 ちょうど昨年、私の中で「Diggin' Iceを深く掘り下げた」流れがあったので、今年の作品は凄い楽しみでした(^0^)

 肝心な内容は・・・もう、流石の一言です!!

 もう、聞いてるだけで気持ちよく、日曜の朝、朝ご飯を食べた後、軽く聞こうと思ったら、次第にベッドに埋まり、その気持ちよさに包まれながら寝ていました・・・(笑)
 現時点では、クレジットをあえて見ないで、とにかくMUROさんからの音のデリバリーを楽しんでいる(こういう聞き方って贅沢です!)ところですが、知らない曲が多く、やっぱり凄いな~と思っています(^0^)

 

 もう、季節は夏ですね・・・

 今週は、かなり総決算的な仕事をクリアーして、これで一息つけるかな~と思ったら、これからも課題続きということが分かり、ちょっと気持ちが落ち着かない週でした・・・
 でも、仕事をしてて励ましてくれる仲間や部下がいるので、ちょっと嬉しい週でもありました・・・

 毎年、夏を満喫したいな~と思うけど、ここ数年は仕事があって夏を楽しめていないです・・・

 うん、今年こそ、夏を楽しみたいな・・・うん、楽しもうっと!






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DJ HAL & PWU 「土俵Magazine Vol.01」
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 え~、梅雨ですね・・・梅雨です(^^;)

 この時期、困ることと言えば、洗濯物が干せないのと、どうも気分が滅入ってしまうことですかね・・・やっぱり、晴れた空を見ないとヤル気が出ないな~

 んで、普段なら、梅雨の鬱陶しさを払い除ける爽やかなテープに行くところを、今回はあえて逆行し、梅雨のジメジメ感をプラス(?)する作品を紹介したいと思います~


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 今回は、00年代初期にHipHopがお好きな方、特に「アングラ」が好きだった方には有名なテープシリーズ「土俵Magazine」を紹介したいと思います!!

 土俵については、ちゃんと説明をした方が良いと思うので、私が知っている限りの情報を紹介しますね~

 まず、今回のテープは、1996年ごろより関西・大阪を中心に活動をしていたDJ/MCクルーである「土俵origin」が定期的にリリースしていたテープで、彼らの魅力を表現した人気シリーズになります。

 メンバーとしては、DJ Kanamori、DJ Wessun、DJ Hal & PWU、Indenなどが参加し、関西のアンダーグラウンドHipHopの中心的な存在として、長期にわたり活動をされていました。
 それこそ、Indenさんは、ラッパーとしてKrushさんのアルバムに参加するなど、関西にとどまらず、全国区の活動をされていて、コアな日本語ラップファンにも注目を集めていたクルーかな~と思います。
 ただ、今となってはあまり情報がなく、どうやら定期的にパーティーを開催してたり、様々なミュージシャンとセッションをしてたりはあるようですが、私自身はこれ以上は分かりません・・・詳しい方はご指摘を頂けると助かります。

 そんな、土俵の音楽を広めた存在として、今回紹介するミックステープ「土俵Magazine」が大きかったとされています。

 このシリーズは、00年ごろからリリースが始まり、クルーの各DJが順番に担当する感じで、関西圏にとどまらず、全国でヒットしたシリーズになります。
 東京でも、ある時期から、アングラ系の取り扱いが強かったDMRがプッシュしてて、このテープを聞いて影響を受けた方も多かったかな~と思います。

 少し脱線をしますが、00年代の日本のHipHopって、マス対コアじゃないですが、USでヒットしているメジャーなHipHopと、それを良しとしないHipHopの二つの流れがあり、今思うと、日本は、この2つの流れが共存して進んでいたんだよな~と思っています。

 今回の土俵は、間違えなく後者の「メジャーなHipHopを良しとしない=アンダーグラウンドHipHop」になり、独自の解釈でHipHopを進めてたわけですが、前者と後者が敵対することはなく、結果的に「俺たちは俺たちの道を進む」というスタンスが良かったように思えます?
 まあ、アングラ系のHipHopは、元々ファンが少ない市場だったのと、結果的に求める音楽性が追求すればするほど内向的(?)になり、大勢のファンを掴みづらかった要素があるので、そこまで大きなジャンルにはならなかったですが、そういった実験的な土壌があり、個々のDJやMC達の個人的な力が育ち、それこそNujabesさんのような才能が生まれた・・・のかな?と思っています。


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 では、作品の紹介を通して、土俵の音楽を紹介しましょう!

 今回は、初期作になる「Vol.01」になり、このテープは「DJ Hal & PWU」さんという2DJのデュオが、4台のターンテーブルを駆使して、後編集無しの一発録りスタイルで作った作品を紹介します。

 Halさんに関しては、90年代中頃よりDMCなどのバトル系大会に出てたキャリアがあり、このテープでも、そういったバトルDJの腕を基礎としながら、PWUさんと共に4台のターンテーブルとエフェクターなどを駆使し、DJミックスというよりも、DJミックスを通して「自分たちの音楽」を表現しています・・・
 
 それこそ、写真のDJ Krushさんのライブのように、自分の曲や、自分のもつグルーブに合う曲を、DJミックスを通して「一つのグルーブ」にするような選曲&DJミックスになり、なかなかな作品になっています。

 選曲的には、写真の「DJ Krush / Ruff Neck Jam」といった過去のアングラHipHop~Breakbeats、そして00年代前後にリリースされた新譜のHipHopなどを駆使して、独自の世界観を作っています。

 ただ、選曲はある意味で「部品」で、独自の解釈や、2DJ×4タンテだから出来るDJミックスにより、それぞれの楽曲を「部品」として使いながら、独自のグルーブを展開していきます。
 それこそ、KRSのHipHop vs Rapのアカペラブレンドをしてきたり、意外なHipHpoクラシック(Mantronix!)を入れてきたり、深く聞くと「おおっ!」という選曲もありますね~

 しかし、やっぱり全体の「グルーブ」ですね!

 ゆったりとしたBPMの元、まるで深い森の奥で、霧がかった凛とした空気の中で、ゆっくりとそのグルーブを奏でる感じですね・・・時にそよ風、時に雷雨のような、自然の動きみたいなのが表現されてて、聞いてるとだんだん気持ちいいですね~
 なんか、この湿気マックスな梅雨の時期に聞くと、そのジメジメ感を助長し、逆に気持ちよくなるみたいな感じもありますね・・・冷え切った部屋の音楽と言うよりも、人で込み合い、その人達の汗が感じられるクラブのグルーブを感じました・・・



 そんなわけで、作品紹介は曖昧ですが、なかなかのテープシリーズです!

 さりげなく、探している方も多いかと思いますが、シリーズを揃えるのは結構大変かも・・・私もやっと揃ったぐらいです(^^;)





<Release Date>
Artists / Title : DJ HAL & PWU 「土俵Magazine Vol.01」
Genre : HipHop、Breakbeats・・・
Release : 2000年
Lebel : 土俵Magazine No Number

Notice : Vol.1のアナザープレス

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 今回の01は、写真右のようなアナザープレスが存在します。
 個人的な見解では、右が2ndプレスなのかな~と思っていますが、詳しくは良く分かりません・・・
 なお、右のテープのインデックスを読むと、01は1999年4月に録音となっています。また、左の1stプレスとされる方は、2000年8月と書いてあり、これはテープのプレス年月日なのかな?

 さらに、土俵が謎なのが、00というテープも存在し、こちらは2000年3月と書いてあり、もー、よく分かりません(^^;)

 なので、コレクターの方向けに、インデックスのページを作っておきましたので、ご参考にどうぞ~

● 土俵Magazine 作品一覧




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<独り言>

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 いや~、梅雨ですね・・・梅雨ですよ・・・

 テープ馬鹿としては嫌な時期で、アレが気になりますね・・・

 そう、テープの磁気テープに発生する「カビ」です(^^;)

 まあ、高温多湿な日本では仕方がないことですが、テープに関しては、どんなに慎重に保管しても、気を抜くと「やっほー」という感じで、白いカビが発生してて、困りますね~

 今回、土俵のテープを紹介したわけですが、久しぶりにテープ保管箱から取り出したら、何本かはカビが発生してており、カビ取りをしながら記事を書いていました・・・

 カビの除去については、よく質問をされるので、私の対処法を紹介すると・・・

(1)定期的に保管箱を開け、収納しているテープを動かし、保管箱内の空気の入れ替えを行う
(2)カビが発生していたら、テープ再生機の蓋をあけながら、テープを早送り(巻き戻し)をしながら、カビを丁寧に除去する


 になります。

 (1)については、役得なのかもしれないですが、ブログの更新記事を書くため、定期的に保管箱を開けているので、なんとかなっています・・・
 また、(1)の過程でカビが発生しているテープを発見したら、すぐに(2)を実施しているので、カビダメージが酷くならないうちに対処はできているのかな・・・

 おそらく、皆さんより持っている本数が多い(帳簿では4700本になりました~)ですが、こういった作業が自然とできているから、なんとかなっているのかな~と思います。

 ただ・・・地味に面倒くさいですね(^^;)

 (2)の作業は結構面倒で、家の中でやったら、逆にカビを家中に撒き散らかしてしまうので、家の外のチャリの上に置いて「とりあえず早送り」→「止まったらエアダスターで飛ばす」の繰り返しをするのですが、いちいち、家の外に行くのが面倒です・・・
 特に、ブログの記事を書きながらだと、執筆に集中してしまい、気づいたら(2)の作業をしているのを忘れることもあるし、ご近所の御迷惑も考えないといけないし(近くで洗濯物が干してあると実施しづらいし、夜中は音がアレなので実施しづらい)、地味に面倒です(^^;)
 

 まあ、こういう地道な努力があって、Mix Tape Troopersさんが成り立っているのですね~

 ちなみに、カビ飛ばし用のテレコ(今はソニー氏)と、エアダスターを常備しておくことはマストで、少し負担かもしれないですが、用意はしておいて損はないかと思いますよ!!






須永辰緒  「Organ B. DMR Suite」
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 今週末は、久しぶりの土日休みです・・・しっかりと羽を伸ばさせていただきましたよ(^0^)

 5月のGW以降、馬車馬のように働き、常に戦闘モードな毎日だったので、こういうちゃんとしたお休みは気分転換になるので、けっこう嬉しいです・・・
 
 そして、ゆっくりとした気持ちでブログの執筆作業が出来るのも地味に嬉しいです・・・割と最近は、時間と戦いながら書いてたので、ゆっくりと書くのは気分がイイなあ~

 では、今週の紹介です~


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 今週は、我らのレコード番長「須永辰緒(すなが・たつお)」さんによる名作シリーズ「Organ B. Suite」の別注作品を紹介します!!

 まず、辰緒さんの「Organ B. Suite」シリーズはミックステープ馬鹿にとってはマストなシリーズで、自分の耳が肥えれば肥えるほど、その作品の素晴らしさに酔いしれてしまう名シリーズではないでしょうか?

 このシリーズは、辰緒さんが90年代中頃より渋谷の老舗Club/DJ Barである「Organ Bar」のプロデューサー/DJとして活動していた際に、そのOrganの宣伝もかねて作り始めたのがきっかけと言われ、その後、「須永辰緒」というDJ、いや「須永辰緒という世界」を世に広めたシリーズになります。

 シリーズでは、Organでプレイされるような古いJazz~RareGroove~Latinから、最新のHouse~Club Jazz~HipHopなど、ジャンルや時代の壁を越え、音楽好きに愛される「音楽」を集めた内容になり、ほんと当時から人気も影響力もあったテープになります。
 辰緒さん自身、ほんとプレイジャンルの幅は広く、その幅広な選曲が魅力になっていますが、どこを聞いても「須永辰緒」というグルーブがある選曲になっているのが秀逸です・・・ある意味で、日本で「ミックステープ」という存在を「DJによる作品」であることを知らしめたシリーズともいえます!

 辰緒さんの作品は、まだ、すべてが紹介しきれてないですが、以下の作品リンクをご参照くださいね~

 ● 須永辰緒 作品リスト


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 そして、今回紹介をする作品は、このシリーズの「別注作品」とも言え、辰緒さんも相当お世話になったであろうレコードショップ「DMR(Dance Music Records)」が、2000年に渋谷の井の頭通り沿いに移転した際に、オープン記念でノベルティーとして配布されたものになります。

 DMR・・・このブログをお読みの方なら、様々な思い出があるのではないでしょうか?

 移転後のお店は、今のHMVの渋谷店さんの場所になり、00年代前後のレコード/DJブームの流れにのり、渋谷/宇田川町の一等地に路面店としてオープンしたのは衝撃的でしたね・・・
 なかなか買うことに敷居が高い「レコード」という存在を、少しでも買いやすくするために開放感のあるお店にしたのは象徴的で、DMRを通して、レコード文化の世界に足を踏み入れた方は多いですよね!
 
 DMRについては、以下の記事でまとめてありますので、ご参照くださいね~

 ● Dance Music Records 「DMR Mail Order List」「Dance Music Report」


 そんなDMRと辰緒さん、ある意味で蜜月関係とも言っても過言ではなく、両者が相互協力をしていたことが、このテープのリリースに繋がるのだと思います。

 それこそDMRは、移転前の地下店舗時代よりClub Jazz的な視点での品ぞろえが強く、あの小川充さんなど、優秀なスタッフが世界中より良質のレコードを仕入れ、それをOrgan系のDJ達に配給していたとも言われています。
 一方で、Organで辰緒さんたちがプレイした新譜のレコードや旧譜のレコードにおいて、Organで人気があった曲は、しっかりとDMRの店頭に揃えられ、若手DJやDJファンたちに供給していたとも言われています。

 そして、当然ながら、辰緒さんが作っていたミックステープ「Organ B. Suite」はDMRが強くプッシュし、「須永辰緒」というグルーブをさらに広めていったのだと思います・・・

 こんな関係があったら、移転記念で辰緒さんがテープを作るのは理解できますね!


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 では、作品の紹介です~

 この作品は、2000年3月ごろに作られたもので、本編の「Organ B. Suite」と同様に、様々な時代/ジャンルの音楽が、「須永辰緒」というグルーブの中で調和した、素敵な作品になっています。

 まず、選曲面では、パッときくとOrganらしいグルービーな感じが気持ちよく、時代もジャンルの壁も感じさせないのですが、相当、深い選曲になっており、ヤラれます!!

 それこそ、レコード番長という異名を象徴する古い曲の選曲は、60年代のJazzから始まり、RareGroove、Latin、Brazilなど、ほんと深いです・・・
 A面の最後では、辰緒さんがミックステープに収録したことで人気が出たとされる「Eddie Cano & His Quintet ‎/ I Can't Cry Anymore」のようなLatin Jazzを選曲されるなど、深い選曲の目白押しです・・・

 ただ、その一方で、このような古い楽曲と並列で、新しい曲も積極的にプレイしていることが辰緒さんらしく、この「一体感」が誰にも作れない世界となっています!!

 例えば、B面では、割と「4つ打ち」をキーポイントにした選曲になり、序盤では「Kerri Chandler & Jerome Sydenham / Orixas」のような90's Deep Houseをプレイしたり、辰緒さんの盟友である鈴木雅尭(すずき・まさのり)さんが作った吉田拓郎さんの名Bossaカバーである「April Set / 雪」などを選曲します。
 ただ、凄いな~と思うのが、その「雪」の流れで、Jackson Sisters使いの知られざるUK Cut Up曲である「Coco Steel & Lovebomb / Miracles」を選曲し・・・さらにその後には、得意の旧譜系に流れるなど・・・なかなかなジャンル越えです。

 でも、このような全然違うジャンルが入っていても、聞いてて「違和感がない」のが素晴らしいですよね!!

 うん、聞いてて、どんなに違うジャンルが入っていても、気づいたら「踊れちゃう」んですよ・・・

 ほんと、これは聞いてみてのお楽しみですが、DJの魔法というでしょうか、須永辰緒という「グルーブ」にまとめられているのが、凄く気持ちいいです・・・




 作品紹介は以上です~

 このテープ、確か500本のみ(1000本かも?)で、今となっては入手はしづらいかもしれないですが、こまめに探せば見つかるかと思いますので、気になる方はぜひ探してね!!




<Release Date>
Artists / Title : 須永辰緒  「Organ B. DMR Suite」
Genre : Jazz、RareGroove、Latin、House、ClubJazz、HipHop・・・・
Release : 2000年
Lebel : No Number Dance Music Records





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<独り言>

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 いきなり「餃子」・・・なんでしょうね~(^0^)

 今週は、嬉しいお誘いがあり、サクっと「宇都宮」に小旅行してきました!

 宇都宮、仕事で大昔に行ったっきり、なかなかご縁がなかった街ですが、「宇都宮の餃子は格別だよ!」ということを知り合いから教えてもらい、その知り合いと2人で、宇都宮に行ってきました~
 個人的にも、ズーっと仕事モードだったこともあり、気持ちをリフレッシュしたいと思っていた矢先なので、ほんと嬉しいお誘いでした・・・(^0^)

 なお、こんな宇都宮訪問が予定されていたので、今週の紹介テープは、栃木県出身で、宇都宮とも縁が深い辰緒さんのテープにご登場いただいた次第です・・・

 んで、土曜日、雨の関東平野を宇都宮線で北上し、サクっと宇都宮へ・・・

 そして、お勧め1軒目の「みんみん」へ・・・うわっ、うわっ、餃子が美味いぞ!!

 もう、ビールが進む君です・・・美味しい!!

 私自身、餃子が凄い好きというわけではなかったのですが、普段、日高屋とかで食べている餃子とは「世界」が違いました・・・もう、焼餃子も水餃子も、素直に「美味しい!」と思いました!!
 今回の宇都宮訪問をアテンドしてくれた知り合いに、その美味しさの秘密をお伺いすると「うふふ・・・美味しいでしょ」としか教えてくれない(笑)のですが、きっと土地が持つ食材と歴史があっての「餃子」なんでしょうね~

 んで、2軒目は別のお店(正嗣)に行こうと移動しましたが、そちらはテイクアウトのみになっており残念でした・・・

 ただ、この下で報告する話の反省会(?)を兼ねて、1軒目に行った「みんみん」の美味しさが忘れられなかったので、別の「みんみん」に再入店し、餃子浪漫なる地ビールと共に舌鼓をしちゃいました・・・美味しいな~

 やっぱり、DJもそうですが、そのモノを愛してる方の「紹介=選曲」に従うことは大切ですね・・・


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 そして、今回の宇都宮訪問、もう一つ目的がありました・・・

 それは、こちらのレコ屋さんに訪問することでした!

 こちらは、近年になり宇都宮にオープンをしたレコード店「DX Records(デラックスレコード)」さんで、一度、行ってみたかったレコ屋さんになります!

 ● DX Records(デラックスレコード)


 まず、このお店は、結構前から気になっていたお店になります・・・

 それは、宇都宮を代表する堀りの大先輩である「Kinmu Of Diggin」さんのブログにも度々登場してて、凄い気になっていました・・・
 そして、もっと惹かれたのは、新作もリリースした埼玉/川口のHipHop番長である「Masaki on the MIC」さんより、「あそこのお店にはヤバいテープがありますよ!」との情報で、マサキさんが絶賛するのであれば行きたいな~と思っていたお店になります・・・

 そんなわけで、雨の中、宇都宮の中心部から少し離れた場所に移動し、お店に無事に到着しました・・・

 お店には、指が黒そうなお客さんが既におられ、ああっ、ここのお店は「ほんもの」だと直感しました・・・

 そして、レコードを少し掘り、お客さんがお店から引かれたあたりで、店主さんに、普段は棚の上に収納されている「カセットテープ」と書かれた段ボール箱を下ろしていただき、いざ、テープとご対面・・・

 やんばいよ・・・

 もう、箱を見た瞬間、そう直感しました・・・

 そして、知り合いが「え・・・、テープを・・・」という明らかに引いている視線を感じながら、全部の在庫をチェックし、店主さんと金額交渉をし、無事に購入させていただきました!!

 釣果はこんな感じです・・・


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 和物のドープなテープを中心に、25本の大豊漁でしたよ!!

 まず、店主さんも目を丸くして「えっ、買うんですか!」と反応されていましたが、私にとっては神戸の魔境級の大捕り物で、久々に掘ってて自分のアドレナリンが高まっていました・・・


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 ザーッと、釣果を紹介すると、好んで買っているベストもの(キャンディーズは旬ですね!)から始まり、最近狙っているOST系のテープ、80年代に量産されていたアイドル楽曲のコンピテープ、そしてインスト狙いのシングルテープ、さらには「本人が歌ってないよテープ(aka 微妙カバー)」など、ボムの連続でヤラれました!!

 どのくらい、皆さんが反応してくれるかはアレですが、のりピー音頭踊るポンポコリンの破壊力(笑)はプライスレスだし、井上陽水さんの「リバーサイドホテル」のシングルテープにはインスト入りなど、ニューディスカバーも多数発掘・・・
 いやいや、まだまだ、この辺の和物は闇が深いです・・・ただ、私からすれば「ミックステープ」なテープが多く、日々の研究活動に力が入ってしまいます(^0^)

 なお、お値段も、テープの紙のケースが謎の切られ方をしているのが多かったことから、割と安価に譲っていただき、ニンマリです(^0^)


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 そして、店主さんからは、なんと、オマケで「ソウルドラキュラの8トラ」を頂戴しました・・・これもボムですね~

 さすがに8トラは機械を持ってないので調度品にさせていただきますが、これもジャケからくるパワーが半端ないっすね!

 8トラック(通称8トラ)って分かるかな・・・

 これは、カセットテープの一種で、1本の磁気テープに4つの音源がステレオで収録され、さらにその磁気テープがエンドレスに繋がっている(こんな説明でいいの?)という特殊なフォーマットで、日本では70~80年代にカラオケ用に利用されていたものになります。

 私の子供のころ、一緒に住んでいた祖母が、この8トラのカラオケセットを持っており、子供ながらに不思議な機械だな~と思いながら触れ合い、私の中学生時代には、このカラオケセットがギターアンプとして利用していた(!)という、闇歴史が記憶に蘇りました・・・
 どうでしょう、私と同世代だと、これをラップ用のPAとして使っていた方もいるのではないでしょうか・・・結構、品質が良かったような気がします・・・

 ただ、流石に今の時代に8トラを聞こうというのは勇気がいりますね・・・

 となたか「8 Track Troopers」は譲りますので、この世界を掘って頂けると助かります(^^;)


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 そんなこんなで、DXの店主さんには感謝感謝です!!

 個人的には、地方のレコ屋さんに行ったら絶対に集めている「レコ袋」もゲットさせていただき、嬉しい限りです・・・

 やっぱり、こういった「レコード屋さん」に足を運ぶことは大切ですね!!

 そうなると、餃子繋がりで、敵地(?)の浜松にある「Soul Clap」さんも行かないといけないのかな??(^0^)

 では、今週はこれにて終了!

 また、来週です~♪








DJ Komori 「R&B Mix Vol.8 - Sunny Cruisin'」
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 ついこの間まで、5月のカラっとした心地よさかと思ったら、今週は急にジメジメしてきてましたね・・・

 梅雨の時期は、凄い嫌いと言うわけではないですが、個人的には周りが「熱い、熱い!」と言ってエアコンをつけ始めるので、かえって寒い思いをするのがちょっと困りものです(^^;)
 
 そんなわけで、こんな時期のジメジメ感を、気持ちよく飛ばしてくれる一本の紹介です!


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 今回は、考えてみればご紹介するのがお久しぶりな「DJ Komori(コモリ)」さんの名物シリーズ「R&B Mix」の第8弾を紹介したいと思います!

 初夏~夏の時期というと、コモリさんの「Ocean Fruits」を紹介することが多かったですが、まだ、未紹介のテープが多いな~と思った中、この8番と目が合い、聞いてみたら、この時期にストライクで、今回の紹介に至りました(^0^)

 とりあえず、コモリ作品は以下で過去の紹介作品をまとめてありますので、ご参考に・・・

 ● DJ Komori 作品リスト


 では、さっそく、作品の紹介です!

 この作品は、ジャケ写や、タイトルの「Sunny Cruisin'」が示す通り、心地よいお日様の下を、オープンカーで気持ちよく流すときに聞きたい1本で、さすがコモリさんな1本です!

 特に、この作品でキーワードとなるのが「生音(なまおと)っぽいグルーブ」で、とにかく聞いてて「気持ちいいな~」と思う曲を粋に選曲/DJミックスをしており、大変良いです・・・

 それこそ、分かりやすいところだと、写真の「Adriana Evans」なんかが分かりやすいでしょうか・・・

 上記の写真は、1996年にリリースされた1stアルバムで、当時、流行っていたHipHopのトラックをベースにしたような歌曲(R&B)の流れから少し距離を置き、古来のSoulやRare Grooveなんかが持っていたグルーヴィーな感じを前面に出した名作で、その後、「Neo Soul(ネオ・ソウル)」と呼ばれるようになったR&Bを代表するアルバムかと思います。

 コモリさんは、このアルバムからは「Adriana Evans / Swimming」という非シングル曲を選曲しており、他の選曲でもAdriana Evans的なNeo Soulっぽいグルービーな曲を多く選曲し、終始、気持ちいい空気を作っているのが上手いです!


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 そして、選曲面を深く掘り下げると、「さすが、コモさん!」と唸ってしまう深い選曲、そしてその選曲を光らすDJプレイがあり、最高です!!

 まず、選曲面は、パッと聞くと誰でも楽しめるグルーブで包んだ選曲になるのですが、実際の選曲はかなり深いですね・・・

 それこそ、前述したAdriana EvansのようなLP選曲も多く、このテープがリリースされたころ(2003年)ごろにリリースされた渋い作品の非シングルカットを巧みに選曲してきてます・・・

 また、私の持っている範囲だと、大ヒットした「Janet Jackson / Runaway」から、プロモのみでリリースされた「J.A.M. Session Mix」のようなレアRemixや、HipHopの楽曲をR&B/Soul系のミュージシャンがインストカバーした作品集(Unwraped)から、あのPatrice Rushenを招いた「Hidden Beach Recodings / Still Not A Player」のような知られざる楽曲など、ほんと選曲が深いです!!

 前者のJanetは、いったい何曲のRemixが入っているかが分からないプロモ(笑)から選曲してたり、後者のHiddenは、当時はそれなりにヒットしたLPではありますが、しっかりと聞いてないと見逃す曲だし・・・ほんと、コモリさんの「選曲眼」の高さには敬服です!

 特に、この2曲なんかは象徴的ですが、全体的にThe Brand New Heaviesのような「生音」のグルーブを生かした気持ちいい楽曲が印象的で、曲のことを知らなくっても楽しめる点は素晴らしいですね!
 いい意味で「BGM」になるDJミックスというのでしょうか、プレイされた曲を知らなくても、聞いてて「気持ちいいな~」と思わせる点が素晴らしすぎます!!



 ザクっとした紹介ですが、梅雨の時期の鬱陶しさをトバしてくれる良作です!

 ちょっと話題はズレますが、こういう作品を聞いていると、やっぱり「ミックステープ」っていいな~と思います。

 それは、この時期(90年代後期~00年代前期)に作られたミックステープは、インターネット以前のDJというのでしょうか、DJ達はプレイする曲を自分の足を使って探してくるし、DJミックスもアナログレベルの機材になるので、自分の腕が試されるし・・・結果的に「アナログらしさ=そのDJの人間らしさ」が出て、今の音楽にはないグルーブがあると思います。

 もちろん、人によって好みが分かれるのは理解していますが、今のデジタルなDJ環境の中で作られたものとは「ちょっと違う」のです・・・

 上手く説明が出来ないのが悔しいですが、この「ちょっと違う良さ」があるから、私はミックステープを追い続けているのかもしれません・・・

 この作品は、当時、結構売れた作品なので、探せば今でも買いやすい作品かと思います。

 気になる方は探してみてね~





<Release Date>
Artists / Title : 「R&B Mix Vol.8 - Sunny Cruisin'」
Genre : R&B、Neo Soul、Pops・・・
Release : 2003年
Lebel : Sugarbitz ST-083





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<独り言>

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 いつもお世話になっているDJ Yoshifumi(ヨシフミ)さんより、ここ最近、精力的にリリースしているミックスシリーズ「Klassix」の第4弾のサンプルを頂戴しました!

 もー、いつもありがとうございます!!

 このシリーズは、タイトルの通り、いわゆる「歌モノ/R&B」のクラシックな楽曲を選曲したミックスシリーズで、今回の第4弾は男性Voを中心としたNew Jack Swing~90's R&Bなミックスとなっています!

 ほんと、コレ系の音楽が好きな方なら素直に楽しめる作品で、今回はド定番が多めでありながら、そのド定番を全体的なグルーブの流れでさらっとプレイしてくる感じが気持ちよく、やっぱりYoshifumiさんは上手いな~と思う作品です!
 全体的にNJS特有の明るいメロディーとグルーブでしっとりとつなぎつつ、聞いたる者の心を徐々に踊らすプレイは流石です!

 気になる方は、インスタ経由でYoshifumiさんにアクセスしていただくか、ユニオンで販売がありますので、チェックしてくださいね!!

 なお、ことしはYoshifuimさんの活動20周年(!)でもあり、7月に記念パーティーがあるようです・・・私は実は抜けられない仕事がある日なので、行けないのが残念ですが、興味がある方は、こちらもどうぞ~

● DJ Yoshifumi インスタグラム

● Klassix 4 (Disk Unionの販売ページ)

● DJ Yoshifmiさん 記念パーティー


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 あと、今週はこの写真のセールのことも報告(?)しておいて方が良いですかね?

 我らのユニオンの下北クラブ店で、ノイズ/アンビエント系のテープが一挙に650本も放出されるというセールが開催されました!!

 ● 6/8(土) 狂気の戦慄中古カセットテープSALE開催!! VAPORWAVE / AMBIENT / EXPERIMENTL etc その数なんと約650本!!

 ノイズ/アンビエント系のテープ事情に詳しくない方に、少し説明をしておくと、コレ系の音楽は、DIY精神の一環か、テープでリリースされる作品が多かったことから、実はテープが熱いジャンルの一つであり、専門のコレクターさんがいるとされるジャンルになります。
 
 私自身は正直集めていないジャンルで、たまに「これはHipHopなのかな?」と思って買ったらコレ系だった(笑)がある程度です・・・でも650本は熱すぎますね!!

 そんなわけで、このセールには・・・不参加でした(^^;)

 土日は泊りの仕事があり、なくなく不参加です・・・

 う~ん、最近はレコ&テープ活動が全然ですね・・・

 どんな感じのセールになったかはアレですが、コレ系も専門のコレクターさんがおり、鉄火場になったのかな?

 興味のある方は、お店を覗いてくださいね~


 ではでは、今週はここまで・・・今週も頑張ろう!!




Yellow Magic Orchestra 「Best One '82 - YMO大全集」
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 2週間ぶりの登場です・・・がっつりと仕事に黙殺されていましたよ(^^;)

 そして、今回は、毎年この時期にある大型出張があったことで、全然テープを聞いている時間がなく、ちょっと手抜きな紹介です・・・

 でも、こういった「手抜き」と言っていても、書き始めると「あっ、これも紹介したい」「あれも紹介したい」の繰り返しで、気づいたら結構大変な紹介になるんですよね・・・更新が大変だった(^^;)
 
 そんなわけで、今回は「和物」をドバっと放出です!!


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 今回は、日本が世界に誇れる音楽集団である「Yellow Magic Orchestra(イエロー・マジック・オーケストラ)(以下、YMO)」のテープ・オンリーと思われるベスト作品を紹介しますね~

 まず、YMOについては説明不要ですよね・・・私もやっぱり影響を受けました!

 YMOは、細野晴臣さん、高橋幸宏さん、坂本龍一さんによるユニット/グループで、日本で、いや世界中で電子音楽のカッコよさを知らしめ、後のニューウェーブやテクノなんかに多大なる影響を及ぼした方々になります!
 
 YMOに関しては、その人の年齢によって影響を受けたかどうかは変わるかもしれませんが、後追い組の私でも、YMOのコンセプトや世界観、卓越した演奏力とグルーブなど、ほんと影響を受けてて、大好きなグループです。
 
 そんなYMOですが、今回紹介するベスト盤は活動後期の1982年に「テープだけでリリース」されたものになります・・・

 それも「YMO大全集」ですよ・・・YMOのイメージをアレしてくれて、ある意味で最高ですね!!


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 YMOのベストを紹介する前に、1970年代末から80年代の「カセットテープでの作品リリース」について、少し整理をしておきましょう・・・
 
 まず、音楽ソフトにおける「カセットテープ」という存在は、メインであったアナログ・レコードの影に隠れた存在でしたが、それなりに売れたフォーマットで、日本の文化にはなくてはならない存在だったと思います。
 特に、テープの利点(持ち運びがしやすい、再生する機械がコンパクト)があったことで、車で聞くためとか、通勤中に聞くためとか、お家の中で家事をしながら聞くためなど、聞く側の「目的」とテープが合致してたことから、局地的に売れていた点は、大きなポイントになるかと思います。

 そして、このような特殊な背景があるため、結果的に「テープでしか成立しない作品」がさりげなくリリースされており、私のミックステープ魂を強く刺激します・・・

 その一つが、「ベストテープ」であり、これが私の大好物となっています!

 前述したように、当時からテープは、音楽ソフトの中心的なフォーマットではなく、目的をもった利用のされ方が中心で、特に車の中でや、家事をしながらといった「ながら聞き」の需要に支えられた部分が多く、どちらかと言うと「音楽性」よりも「BGM性」が重要視された存在かな~と思います。
 また、そういった聞き方だと、ラジオ的な聞き方というのでしょうか、何となく聞いて「いいな~」と思う感じが大切なので、分かりやすい曲が集まった作品が好まれてたようにも思えます・・・

 このような背景があり、おのずと音楽性を重要視した通常のアルバムよりも、今回紹介するようなベスト盤の方が需要があり、様々なアーティストが「テープのみのベスト盤」を作っていました・・・

 ただ、このテープのベスト盤が面白いのは、アーティストの意向に関係なく、レコード会社側で勝手に作った作品も多く・・・それが大変味わい深く、時として「ミックステープ」になるのが大変面白いと思っています!

 以前紹介した範囲だと、山下達郎さんの「Come Along」なんかは有名で、逆にアーティスト側で作らなかったことが、功を奏した作品もありますよね・・・

 特に、私の音楽感の一つである「ミックステープ=DJの選曲により、選曲された曲が光る音楽作品」からすると、ベストテープはアーティストの意向に関係ない人が、そのアーティストの魅力を光らせようと選曲しているものもあり・・・私としては「ミックステープ以外の何物でもない!」と考えています(^0^)

 まあ、大半のベストテープが、レコード会社側の山師根性で作られた作品が多いので、アレなのも多いのは事実ですが・・・普通の作品よりも「ミックステープ」として聞こえちゃうのは不思議なところです・・・


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 では、作品の紹介です~

 この作品は、1982年にリリースされた作品で、1stアルバムの「イエロー・マジック・オーケストラ」から4thアルバムの「BGM」までにリリースされた楽曲で、シングルカット曲を中心に、アルバムの重要曲を並べた感じの作品となっています。

 正直、特に選曲にこだわったという点はなく、結構適当に(失礼!)選曲されているのですが・・・テープで延々とループして聞いてると、なかなかの味わいのある作品で、YMOがさらに好きになる作品となっています。

 選曲面では、代表曲である「Rydeen」「Tong Poo (Yellow Magic)」なんかを選曲しつつ、シングルカットもされたArchie Bellの「Tighten Up」のカバーなんかを選曲してて、なかなかな内容です。
 個人的には、「Tighten Up」のUS12inchの裏ジャケ写真の別テイクが、今回のテープのジャケに使われていたことでお腹がいっぱいでした(^0^)

 そして、ミックステープ的な部分になると、作品全体でYMOの魅力を上手く表現してて、なかなか上手いな~と思いました。
 今回、通勤の電車で聞いてたら、だんだんと幸宏さんのドラムに引っ張られるというんでしょうか、気づいたら首を振ってるんですよね・・・うん、この時点でミックステープだ(^0^)




 そんなわけで、作品紹介はここまで・・・

 まあ、テープ的には、実はコレクターズアイテムでもあるので、そんなには出ないですが、欲しい方は探してね・・・

 なお、こういうテープを「ミックステープです!」と胸張って言えるようになると、だいぶ病●ですよ・・・北浦和で出た「コレ」がさりげなく欲しくなってきています(^^;)





<Release Date>
Artists / Title : Yellow Magic Orchestra 「Best One '82 - YMO大全集」
Genre : Pops、Techno・・・
Release : 1982年
Lebel : アルファレコード ALC-38001





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<オマケ 素晴らしき「和物ベストテープ」の世界>

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 今回、紹介したYMOの作品のほかにも、「和物ベストテープ」は結構あり、私のコレクションでもそれなりに在庫がありました・・・

 では、せっかくの機会なので、和物の濃いベストテープをまとめて紹介しますね~
 

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 まず、今回の趣旨である「テープのみのベスト」については、テープを掘ってると結構あるのですが、市場ではあまり人気がなく、割と「救出買い」をしている状況です。

 例えば、写真上は、ユーミン、キョンキョン、ピンクレディーは、どれも70年代末から80年代前半に作られたと思われるテープなのですが、それぞれのファンからしたら「微妙・・・」と思うジャケですよね。
 ただ、これがミックステープ視点だと、このような独自ジャケだったり、独自選曲がデフに感じてしまい、つい手が出てしまいます・・・

 それこそ、ユーミンのゴージャスなお姿なジャケであるのに、中身は荒井時代の曲が中心で、そのアンバランスさ何とも言えない美味ですね・・・(^^;)

 ただ、こういったアレなテープがありつつも、「これはテープだけの作品なんてもったいない!」というテープオンリー作品もたまにあり、なかなか深い世界です・・・

 例えば、写真下はサザンのベストで、LPやCDでも出されている「バラッド」シリーズもテープがありつつも、真ん中のはサザンの原由子さん関連の曲だけ集めたベストです・・・これは熱いな~
 サザンも、テープで聞くと、絶対に「ミックステープ」になる存在ですが、原由子さんのはさらに絞った選曲をしており、原さんらしい鎌倉感(これで分かりますか?)が心地よい作品になり、もはや「ミックステープ」です(^0^)


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 そして、お次は、LP等でリリースされたベストの「テープ版」ですね~

 あまり深くは調べられていないのですが、私がこういった和物テープを掘っている限りだと、和物に関しては、普通のアルバム作品より、こういった「ベスト」の方が出会う確率が高いように思えます。
 やっぱり、前述したBGM的な買い方をしてたから、こういったベストを好んでいたのかな~というのを伺わせる事実かもしれませんね。

 写真上は、レベッカ、杏里、シャネルズです・・・シャネルズなんかは、車で聞いて気持ちいい楽曲が多いので、当時、珍重された方が多いかもしれないですね~

 写真下は、女性シンガーもので、大橋順子、五輪真弓、高橋真理子、小林明子のテープです~
 五輪真弓と高橋真理子は、それぞれ2種類ほど所持してますが、割と女性シンガーモノのテープも多いような気がします?
 なんでしょう、家事をしながら聞いていた奥様方は、こういった女性シンガーの曲を好んでいたからか、割とテープ流通、そしてベストが多いのかな~とも思います。


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 んで、次はJazz~Fushion系の作品で、これらも意外とベストが多いことに気づきました!

 写真のは、渡辺貞夫、日野皓正、高中正義、カシオペア、サディスティックスのテープで、一応、どれもベストのテープです(^0^)

 これも「BGM」的な発想かもしれないですが、インスト主体で、かつ気持ちいいメロディーとグルーブがあることから、こういったJazz~Fushion系のベストも珍重されていたのかな~と思います。
 考えてみると、ベスト系以外の普通のアルバム作品でもテープが多く、Tスクエアや、渋いところだとネイティブサンなどもテープで普通に持っていました・・・やっぱり、当時のリスナーも「ミックステープ的な聞き方」はしていたんだな~と思います!


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 そして、お次は演歌と歌謡曲です・・・これも異様に独自ベストが多いジャンルですよ!

 写真は、北島三郎先生から始まり、石川さゆり、ちあきなおみ、渋いところだと内山田洋とクールファイブ、菅原洋一のベストを並べましたが、割とリサイクルショップなどで出会う確率が高いかな?
 今回のは、ココナッツ代々木店が閉店するときに掘ったものが多いですが、北島先生と千昌夫さんのダブルサイダーなど、ジャケの時点で優勝なのが多いですね!

 私としては、ミックステープとしての演歌は勉強中ですが、こういった演歌ベストこそ「ミックステープ」なのかな~と思っています。

 もはや妄想の域ですが、これらのベストは、イメージとして当時の居酒屋さんのBGMでかけても耐えられるように、選曲面はグルーブの統一をしているっぽいんですよね・・・・
 また、選曲のストーリーもあると思われる節もあり、石川さゆりさんであれば、A面の最後は「天城越え」になるあたりは、コンパイラーが狙ったかな?と思わせます(^0^)

 いずれにしても、演歌のテープは「ミックステープ」です!!

 なお、演歌のベストは、定価で3800円と、なぜか高額なのが多いです・・・なんか、キュンとしました(^^;)


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 そして、最後は「裏ベストテープ」の宝庫である「魅惑のアジア製」です(^0^)

 ここで紹介する3本は、今回紹介する「ベストテープ」とは趣旨が異なり、90年代末から00年代前半ぐらいにプレスされたもので、アジア各地で売られるために作られたもので・・・ある意味で「アンオフィシャル」な部分があるものになります。

 例えば、左は竹内まりや、右はチャゲアスで、どちらも中国プレスの正規品です!
 ただ、海外での流通を前提にしているので、日本プレスに無い独自のグルーブが満載でヤラれます・・・竹内さんのは、Moon Recordsのロゴも入っているけど、圧倒的なブート感が最高です!

 んで、その中で、王者の風格を匂わせるのは、真ん中のドリカムでしょう・・・マニアな方なら「えっ、えっ!」となるでしょうか?

 この銀色のベストは、ドリカム的にはNGになったベスト盤で、1997年に一度CDリリースされたのですが、ドリカム側の意向を一切無視して作られたこともあり、かなり売れたベストだけど、廃番となってしまったアルバムですね・・・
 プレスは、タイかフィリピンあたりだと思いますが、ソニー時代の楽曲が多いことから、内容はかなりいいんですよね・・・ある意味でお宝テープです!

 そんなわけで、ベストテープ、皆さんもぜひ掘ってくださいね!!




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<独り言>

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 え~、毎度毎度、仕事の話で恐縮ですが、先週は更新を休み、週末から連泊で「札幌」に出張してきました!

 1年間かけて仕込んだ仕事の総決算で、かなりバタバタな毎日でしたが、無事に仕事を上手く終わらせ、安堵をして東京に戻ることができました・・・

 ただ、自分のミスもあったし、周りの目配せが出来なかった部分もあるし、管理職としてはまだまだな仕事でした・・・

 でも、日々、まじめに仕事をしてるからか、周りの人に助けてもらったり、心からの応援を頂いたり・・・自分の力だけでは仕事はできないことも痛感しました・・・

 うん、辛いことも嬉しいこともあるけど、支えてくれる人のためにも、これからも仕事は頑張ろう!!


 なお、出発前の25日(土)は、羽田は大統領のお迎え騒ぎで大変でした・・・
 普段はそんなには人がいない、牛さんのいる展望フロアーが激込みで、あえなく退散しました(^^;)


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 そして、ここでレコードの写真ということは「札幌で掘られたんですね!」と思う方もいるでしょうが、そこはMTTさんです・・・蛇の道でした(^^;)

 まず、札幌では、一切自分の時間がなく、結局レコ屋には寄れませんでした・・・

 1年間で3回も札幌に行ったのに、結局レコ屋には行けませんでした・・・悔しいな~

 ただ、やっぱりレコードの神は見捨ててないというか、試練を与えますね~(^^;)

 実は、出発の日である25日(土)は、午後の遅い時間の飛行機だったので、新宿のユニオンのセールを軽く覗いてから羽田に行こうかな~と思い、新宿経由で羽田に向かいました。
 特に、ソウル館でDiscoのセールがあり、トップのは欲しいのがなかったけど、リスト外が気になったので、つい足が運んでしまいました・・・うん、出張の大荷物を持っていくんだから病●ですよ(^^;)

 んで、ソウル館のDiscoは、チェックをしたけどそこまで欲しいのがなく、足はなぜか昭和歌謡館に向かっていました・・・特に理由はありません・・・

 そして、昭和歌謡館も月例のセールだったようで、それなりにセール品が出てて、めくっていたら衝撃の一枚が・・・わっ、遂に見つけた!!

 でも、私はこれから大荷物をもって出張します・・・

 心の中で、葛藤をし始めます・・・

 「12inchは流石に持っていけないよ、どうする・・・いや、とりあえず視聴だ・・・コンディションが、音圧がいいじゃん・・・どうしよう・・・」

 もう、スーツ姿のアラフォー課長が、必死な顔で店員さんに相談しはじめます・・・

 「取り置きってできますか?・・・ああっ、当日のセール品はやっぱり無理ですよね・・・う~ん、諦めます・・・」

 ただ、店員さんから気の利いた一言です・・・

 「購入していただければ、お店で預かっておくことはできますよ!」

 もう、その言葉を聞いた瞬間、即決で「買います!」でした(^^;)

 今回、見つけたのは、私としては吉澤さんクラシック「泰葉 / フライディ・チャイナタウン」のプロモのみ12inchです・・・やっと買えた!!

 この12は、存在は知っていて、某京都のレコ屋で高額で見たことはあったけど、今回はそれよりはお買い得に出てて、ニンマリです・・・そして、聞いてみたら4曲EPの体裁で、他の曲もイイですね!!
 やっぱり、レコードの神様が試練を与えながら、昭和館に連れて行ってくれたのかな・・・嬉しいな~

 なお、実は標準的なサービスかもしれないですが、昭和館さんの今回の粋な計らいが嬉しくって、札幌から帰ってきた夜、少しだけ時間があったので、レコードを頂くためにお店に寄り、半ば強引に札幌土産を渡してしまうほど、嬉しかったです・・・

 やっぱり、ユニオンは「大人のワンダーランド」だ・・・ありがとうございます!!


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 少し脱線しますが、和物の12inch、皆さん、お好きですか?

 私自身は、元々Discoの12inchを買ってたことから、周りの方がLPやEPを真剣に掘る中、その横をすり抜けて、かなり前から和物12を掘っていて、それなりに持っているのかな~と思います。

 和物12inchの魅力は、やっぱりDiscoなりの現場向けに作られていることがあり、音圧が良かったり、ディスコ/House的なDJプレイがしやすかったり・・・それはUSとかのDisco12inchと同じ魅力があるのだと思います。
 ただ、和物に関しては、プロモ止まりのモノが圧倒的に多く、まだまだ掘りつくされていない部分もあるかと思います・・・

 でも、ここ最近、某師匠様が12のイベントを開催するなど、にわかに盛り上がってきているので、ちょっと嬉しいです(^0^)

 なので、先週更新をしなかった罪滅ぼし(?)で、突然ですが、本日2回目の「素晴らしき」シリーズとして、和物プロモ12inchで面白いのを紹介したいと思います~





<オマケ 素晴らしき「和物プロモのみ12inch」の世界 >

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 まずは、今回の主役であるYMO関連のプロモ12を・・・

 黄色のは、割と有名な高額12で、Tong Pooの別テイク(確か、吉田美奈子さんのVo入り)が入っているのですね・・・これは音圧がいいのでお気に入りです~

 んで、手前の地味なジャケのは、個人的にはニューディスカバーで、かなり熱い1枚でした!
 アルファレーベルのサンプラー的な1枚で、A面はなぜかBrother Jhonsonが3曲なんですが、B面がYMOの3曲メドレーで、これが凄い使えます!
 曲的には「Technopolis」「Rydeen」「Solid State Survivor」で、「Technopolis」から「Rydeen」に行くところがカッコよいですね(^0^)
 なお、「Solid State Survivor」って、海外版も含めて12がないので、これが唯一の12かもしれないですね~


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 お次はガチな和物ディスコの12を!

 左のは、和物ファンなら一目瞭然な筒美京平さん仕事な「Dr. Dragon / Superman, He's A Macho」の12ですね・・・これなんかは12でプレイしたい一枚かも?
 リリースは、Invitation~Victorで、後で紹介するスペクトラムを含め、ビクター系は割とDisco向けのプロモーションとして12を作ってたようですよ・・・

 んで、右の「?」は、ジャケだけでは一切不明ですが、なんと「トミー・ザ・ビッチ/ギブ・イット・トゥー・ミー」の12です!
 どうやら、トミーを仕掛けたU-DOというプロジェクトがディスコ向けに作った1枚で、意外と知られていない1枚かもしれないですね・・・


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 次は、一般的には「歌謡曲~ポップス、だけどプロモで12がある曲」です~

 一番上の「アン・ルイス / 恋のブギウギトレイン」は割と有名ですが、今回ゲットした「泰葉 / フライディ・チャイナタウン」、「1986オメガトライブ / 君は1000%」など、コレ系も探すと結構ありますね!
 
 やっぱり、この時代は、ディスコへの売り込みも考えてたり、それなりにプロモーション費用があったことから、こういった形で12があったんだな~と思います。
 Disco用のアレンジはされてないけど、やっぱり12でプレイすると、ディスコっぽいプレイ(Houseっぽいプレイ?)が気分的に出来るので、家では、7よりも12の方がターンテーブルに置く回数が多いかな??


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 そして、一般的には「歌謡曲~ポップス、だけどプロモで12がある曲」の私的な最高峰はこの2枚でしょうか!

 上は「西城秀樹 / Young Man (YMCA)」、下は「スペクトラム / トマトイッパツ」です・・・これはビビるっしょ(^0^)

 秀樹さんは、若干長尺で音の太さが最強、そしてスペクトラムも音圧が太く、ディスコ的なミックスをするときは、絶対にこっちですね(^0^)

 ほんと、コレ系のプロモ12は「えっ、それあるの?」というのが多く、当然ながらレコード市場で知られていないモノも多く、まだまだ堀る価値があるものだと思っています。

 例えば、スペクトラムのレコのレーベル「Invitation」はDisco向けのプロモ12を結構作ってて、あのサザンの「勝手に・・・」の12もあったと記憶しています・・・
 ただ、サザンは、強力なサザンコレクターの方と戦うので、最強に高額で、かなり前にヤフオクで見たときは6桁間近で激熱でした・・・!


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 んで、次はちょっとだけ毛色が違うけど、やっぱり12だな~と思う曲です。

 上のは「とんねるず / 炎のエスカルゴ」で、バリバリのディスコ向け12で、きっと80年代後半のマハラジャ時代のディスコをにぎわせたのかな~と思います!

 私が中学生だったころ、Avexのフリーペーパー「beatfreak」といのがあり、そこに最新リリースのディスコ向け12inchの紹介に加え、こういった80年代のHi-NRG~Popsのレアプロモを紹介するコーナーがあり、とんねるずの12も紹介され、現場では重宝してたみたいな記述があったような・・・
 ただ、こういった12は、当時の方が高額だったようで、いい意味で水商売のプライライン(?)だったそうですよ・・・

 んで、下は「笠井紀美子 / The Right Place」で、今となってはナイスなアーバン~ブギーサウンドで、かなり良い曲ですね(^0^)
 LPやEPと聴き比べをしてないのであれですが、USもJazz FunkやFushionっぽい曲の12は最高なのが多いので、こっちも12の方が良いですね~

 蛇足ですが、不思議なもので、コレ系の12は、YOKOさんがいたころの代々木ココナッツが熱くって、結構買わせてもらいました・・・YOKOさん、Mでもぜひ!


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 んで、最後は変化球で!

 上は、TUBEの前田さんと織田哲郎さんの企画ユニット「渚のオールスターズ」のプロモで、B面にはなんと「Season in the Sun」の英語バージョンが入った12です!
 これは7inchの正規盤もあるようで、そちらもレア価格だそうですが、同曲の12が、最高にカッコいいエディットなので、英語版もやっぱり12だな~と思います(^0^)

 そして、下は、変化球も変化球で、Winkの曲を日本企画で英語でカバーした「Yoo Yoo / One Night In Heaven B/W 寂しい熱帯魚」です・・・これも使えます!
 リリース元は、Winkが所属してたPolystarで、同社が企画したEurobeatのノンストップミックスのCD向けに企画された曲の、プロモシングルカットのようです・・・こういうのもあるんですね~

 今回の紹介では、割と70年代後半~80年代前半の曲を紹介しましたが、80年代中盤から後半、そして90年代前半ぐらいまでも、面白いプロモ12は結構あり、まだまだ堀っていく必要がありそうですよ!
 特に、ポップスレベルなんだけど、クラブに色気を出しちゃうと、ついプロモレベルで12を作ってることがあるので要注意です・・・最近は、ダンス甲子園でおなじみのインペリアルJB’sのプロモをゲットしてヤラれています(^0^)
 


 ではでは、こんなところで・・・

 なかなかブログの更新が上手くいかないけど、ライフワークなので頑張ります!

 あと、今回、一つ大きなヤマを越えたら、なんかレコ旅をしたくなりました・・・今年の夏は大阪にいけるかな?いや、行きたいな・・・??