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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Mister Cee 「The Best of Notorious B.I.G.」
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 新年になって初めての更新ですね・・・

 新年、あけましておめでとうございます!

 そして、昨年は、かなりのお休みを頂きながらの更新になり、申し訳ございませんでした・・・

 今年も、そんな感じになりそうなので、先に宣言すると、たぶん「2週間に1回の更新」が通常になりそうです・・・ただ、先に宣言しておけば、多少遅れても大丈夫かな~と思い、報告です(^^;)
 今年は40歳になるので、数えで前厄らしいです・・・あまり無理をしないで頑張ろうかな??

 そんなわけで、今年の年末年始のお休みは長かったので、外の出歩きの際にBGMになっていた、このテープの紹介です!!


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 今回は、実は初めて紹介をするミックステープ・キングの一人である「DJ Mister Cee(ミスター・シー)」さんによる、あの歴史的最強MCである「The Notorious B.I.G」のベストミックスを紹介します!!

 まず、Ceeさんのバイオから紹介をすると、NYの「HipHop」を盛り上げたDJとして有名で、歴史的に凄く重要なお方だと思います!

 Ceeさんは、80年代中頃~末よりDJ活動を開始し、初期はあのBig Daddy KaneのバックDJを務めていてお方で、その後、ラジオでのDJ活動や、後述するミックステープのリリースなど、いい意味で「裏方と表舞台」を行き来して、NYのHipHopを盛り上げたDJになるかと思います。

 特に、今回のテープの主役となる「The Notorious B.I.G(ザ・ノートリアス・ビーアイジー)」(以下、愛称のビギー)を世に送り出した一人であることが重要ですよね!!

 有名な話ですが、地元のブルックリン繋がりで、デビュー前のビギーのデモテープを入手し、そのヤバさに感化され、あの有名HipHop雑誌の「The Source」の名物コーナーである「Unsighed Hype」(未契約前の有望新人を紹介するコーナー)にビギーを紹介し、それを見たBad Boyを起こす前のパフィーが目を付け・・・そこからビギー×パフィーの戦国無双っぷりったら最高ですね!!
 
 メジャーになってからも、CeeさんはビギーのバックDJなどをしてビギーを支援してたそうですが、その前は幾多のデモテープ作成も手伝い、後輩のビギーをモノホンのラッパーに育てた経過があったようです・・・うん、NYのHipHopの発展においては、重要な裏方であることは疑いが無いっすね!


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 その一方で、Mister Ceeといったら、NYの「ミックステープ・キング」の一人として有名で、ストリート向けに多くのミックステープをリリースしており、その点も重要です・・・

 時期的には、90年代中頃から00年代初期ぐらいまでで、ミックステープの父である「Kid Capri」以降の、雑音無しなストリート向けな「ミックステープ」を作ったDJの一人として有名で、それこそDoo-WopS&Sなどど同世代になりますよね・・・

 Ceeさんについては、Doo-WopやS&Sのようなリーク系の新譜をいち早く収録していた作品は少なく、どちらかというとその時に旬な曲を独自のネットワークで集めてプレイしてたいたイメージ(違ってたらすみません)で、NYでは当時から人気で、私の手持ちでも、写真のような様々なテープが作られていました。
 特に、写真下のような「ストリート向けのオフィシャル・ベストテープ」が大人気で、これを多くリリースしていたことが非常に重要だと思います・・・

 Ceeさんのベストテープは、今回紹介するビギーをはじめ、Mobb Deep、Redman、Medthod Man、Jay-Zなどがあり、アーティスト側の了解の下、ある意味でオフィシャルなベストとして作られていました・・・
 内容的にも、そこらのベスト系なミックステープとはレベルが違い、アーティスト側の了解があるので、時に未発表曲だったり、時に本人のフリースタイルやシャウトが入ってたり、相当内容が良く、これが当時から人気だったことの理由が分かります!

 そして、ここで重要なのは、Ceeさんの影響度を踏まえ、アーティスト側が「宣伝(プロモーション)」としてミックステープを作ることを了解(依頼)していた点だと思います。

 この「宣伝(プロモーション)」と「ミックステープ」の関係性は、00年代以降、もっと本格的になりますが、90年代中頃からこういった方法が、自然発生的に生まれ、自然と活用されていたことは、ある意味でHipHopらしいし、ミックステープらしいな~と思っています(^0^)


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 では、作品の紹介です~

 この作品は1995年にリリースされた作品とされ、1994年9月にリリースされたビギーのデビューアルバム「Ready To Die」の発売以降に制作されたテープになります。

 どのような経緯で作られたかは、明確には分かりませんが、ビギーが所属していたレーベル「Bad Boy」だったり、そのレーベル・オーナーである「Sean "Puffy" Combs(ショーン・パフィー・コムズ)」が、非常にストリートを意識したプロモーションで、ビギーなりBad Boyをスターダムに押し上げた経過があるので、このようなテープが作られたのだと思います。
 それも、ビギーをデビュー前からサポートし、ビギーのことを一番わかっているバックDJでもあるCeeさんが作るんだから・・・そりゃー最強ですよね!!

 そして、内容的な話をすると、この作品では「1stアルバムまでのビギー」が網羅されており、初心者にはうってつけの「ベスト盤」になりつつ、聞いてると「やっぱりビギーはストリートのキングだよね!」ということが如実に分かる内容となっております!

 例えば、ビギー名義の曲であれば、シングルヒットもした大ヒット曲、それこそ「One More Chance」「Big Poppa」「Juicy」などを選曲はするのですが、R&B的な要素があって大ヒットしたオリジナルバージョンではなく、ストリート向けにアレンジしたRemixの選曲を多用してて、結果的に選曲が「ストリート」になっています。

 特に、白眉なのが、これらのヒットしたシングルのB面に隠れている「ストリート向けのB面曲」を多用しているところが、流石です・・・

 それこそ、One More ChanceであればMethod Manをfeatした「The Notorious B.I.G. / The What」、Big Poppaであれば「The Notorious B.I.G. / Warning」など、1stアルバムにも収録されたストリートクラシックをしっかりと選曲しています。
 また、Juicyであれば、当時はアルバムには未収録で、アナログのプロモ12inchのみに収録していた「The Notorious B.I.G. / Just Playin'(Dreams)」や、1stアルバムの発売後にリリースされたBig PoppaのRemixのB面に新曲扱いで収録された「The Notorious B.I.G. / Who Shot Ya?」など、1stアルバムでは聞けないストリートクラシックを選曲している点も流石ですね!!

 まず、ビギーって、もともと「ストリートのヤング達が狂喜するラップ」ができる天才で、ほんとこういったストリートな曲はカッコよすぎですよね!!

 そして、その点を踏まえつつ、ビギーのポップ要素も見抜き、ストリートとポップを上手く演出したパフィーの戦略も最強ですね!!

 これは、よく言われていますが、パフィーがこういったビギーの良さを見抜き、いかにして「ストリートを味方にしながら、全世界で売りまくっていくか」を追求した中で、ポップなシングルヒットの裏に、こういったストリート向けの楽曲を多く作っていたのが偉大です・・・
 その一方で、ビギーの良さは、こういったストリート向け楽曲で、ハーコーなことをラップしつつ、どこかポップス的なユーモアのあるラップが出来る点ですよね・・・もちろん、韻の確実さ、フローの素晴らしさもありますが、気づいたら首を降らせるラップが最強すぎます!!


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 そして、選曲の部分を続けていくと、初心者リスナーにとっては「ある意味で、このテープでしか聞けない曲」を多く選曲している点も重要です!!

 例えば、ビギーのアルバムデビュー前、様々なアーティストの楽曲に客演したことでストリートからの信頼を勝ち取った経過があり、その客演曲をしっかりと選曲しています・・・

 例えば、Clean Up Woman使いのド定番「Mary J Blige / Real Love (Remix)」だったり、渋いところだとメジャーシーンでも活躍したレゲエアーティストの「Super Cat / Dolly My Baby (Remix)」などを選曲し、ガッツリとビギーの良さを引き出しています。
 この2曲はどれもパフィーが関わってた曲で、RemixのHipHop路線の楽曲にビギーをフックアップし、リスナーにビギーの名前を憶えてもらう意図があったとされます・・・パフィーの商魂の現れですが、それ以上にビギーがメインアクトを喰ってしまう強烈なラップが最強ですね!

 また、これこそCeeさんにしかできないことですが、Ceeさんが関わったビギーのライブ音源を上手く混ぜて選曲してて、これもクソ熱いですね!!

 例えば、ビギーのフレーズで有名な「♪Where Brooklyn At!Where Brooklyn At!」が初出したライブ音源などが収録され、これも初心者リスナーには「うわっ、ビギー、カッコよすぎ!」となりますね!

 これらのライブ音源は、上記のようなCeeさんが作ったストリート向けミックステープや12inch(白いやつね)なんかでは聞くことができましたが、CD屋さんでアルバムを買っている方では聞けない音源です・・・
 それこそ、前述した客演時代の売り出し中のころの音源で、ラップの勢いも凄いし、パンチラインや韻の太さもヤバいし・・・やっぱり、ビギーは「ストリートなんだ!」ということが分かり、久しぶりに聞いて、かなり心が熱くなりました!


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 少しまとめると、作品の意図としては「ストリートなビギー」をプロモーションするために作られたとも言え、その役割は十分に果たした作品となっています!

 Ceeさんも、その「ストリートなビギー」を理解して、上手く選曲とミックスをし、終始、ビギーのラップに「首を振る」内容にしてあり・・・さすがミックステープ・キングな作品です!!

 つまり、写真の1stアルバムしか知らないリスナーにとっては、その「ストリートなビギー」を知るために格好のミックステープであり、ストリートの兄ちゃんや姉ちゃんからは「お前は俺たちの誇りだ!」となる内容になっており、素晴らしすぎます!!

 こういった作品は、やっぱりストリートで流通する「ミックステープの強み」で、ミックステープにしか作ることができない作品ですね・・・こういったテープがあるから、ミックステープ掘りは止められません(^0^)

 なお、今回紹介したミックステープは、Tape Kingzのテープが高値傾向なので結構入手するのは大変ですが、聞こうと思えばネットに簡単に音源はアップされていますので、探してみてね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Mister Cee 「The Best of Notorious B.I.G.」
Genre : HipHop、R&B、Reggae・・・
Release : 1995年
Lebel : Tape Kingz No Number


Notice : Bad Boyのミックステープについて

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 作品紹介でも触れましたが、ビギーが所属していたレーベル「Bad Boy」は、オーナーのパフィーさんの戦略によって大成功したレーベルとして有名で、ビギーも当然ながらパフィーの手腕があったから、ここまでメジャーになったんだと思います。
 まあ、ビギーの実力があれば、パフィーの力を借りなくても・・・なんて話は当時からあったと記憶していますが、やっぱりビギーの色々な良さを見抜いた上で、当時の音楽業界の流れやニーズを理解してマッシブな戦略をたてたパフィーの功績は、やっぱり素晴らしいな~と思います。

 そんなパフィーさん、戦略の中で「ストリート向けプロモーション」は、どこの誰よりも力をいれていた印象はあり、ある意味で「ヒット曲はストリートから生まれる」ことを信念にしたように思えます。

 その信念の一つが、これらのミックステープになるかな~と思います。

 これは、Bad Boy公認のミックステープで、Bad Boyやパフィー関連の楽曲をNYの有名DJ(Stretch Armstrongなど)に依頼して作ってもらったとされるミックステープで、Bad Boyをストリートに売り出す際に活用していたというものになります。
 写真では、3だけ2本(ジャケ違い)となっていますが、第4弾まで作成され、それなりに人気だったミックステープになります・・・久しぶりに自宅掘りをして発掘しましたが、なかなか良かったですよ(^0^)

 なお、以下は蛇足ですが、この紹介にあたり、昔は持ってたけど、売ってしまったビギーの12inchを買い戻しするために色々なユニオンを回りました・・・なんか、この辺の12も、少しづつ相場が上がってきていますね~
 昔の感覚(00年代前半?)だと、だいたいが100円箱で買えるというイメージだったけど、LPの相当なバブルの余波か、こういった12も少し色がついていた印象があります??
 あと、同じ話だと、Mister Ceeのフリースタイルの12も、昔は100円で買えるというイメージだけど、今は結構なレア盤みたいっすね・・・どこも売ってなかった(^^;)





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<独り言>

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 写真にすると分かりづらいっすね・・・お正月の「暇つぶし」話です(^^;)

 今年の年末年始のお休みは、カレンダーがよかったからか、結構な日数を休め、レコ屋を回ったり、実家に帰ったり、知り合いと遊んだり・・・と羽を伸ばせた冬休みとなりました!
 
 ただ、後半も後半(1月4日~5日)になると、意外とやることがなく、かつ、ブログを書く気になれなかった(汗)ので、約10年ぶりに「大人の工作」を実施してみました!

 何を工作したかというと・・・古いヘッドフォンを改造して「片耳ヘッドフォン・ハンドスティックなし」を作ってみました!

 写真は、10年以上前に買って、5~6年前までは日常のミックステープのリスニング用に利用していたソニーのDJ用ヘッドフォン「MDR-Z700DJ」を元に作った片耳です・・・う~ん、写真にすると分かりづらいや(^^;)

 まず、前振りの話として、このヘッドフォンについて説明しておきましょう・・・

 このSonyのヘッドフォン、00年代にDJ用として大ヒットしたヘッドフォンで、私は音の良さから、どちらかというとミックステープを聞くために長年利用していました・・・

 ただ、5~6年前より、まじめに仕事をするようになり(笑)、仕事用のカバンに入らないことから必然的に利用しなくなり、家の自宅DJでもズーっと使っていなかったので、適当なところに置きっぱなしになり・・・気づいたらボロボロになっていました・・・
 一部のプラスチックはひび割れたことから頭に装着するのは難しくなり、耳あての合皮部分もボロボロに・・・年末の大掃除で発見したのですが、なんか、このヘッドフォン君には「寂しい思いにしてごめん」と素直に反省してしまいました・・・

 そして、このままでは可哀そうだな~と思って考えた結果、約10年ぶりに「工作魂」が復活しました(^0^)

 私は、00年代はこのヘッドフォンを死ぬほど愛用しており、どうしても日常使いの毎日で2~3年で壊れてしまうので、すぐに新品に交換していました・・・
 ただ、壊れたヘッドフォンは、大半が頭を挟むプラスチックの部分が折れてしまったことが原因なので、使おうと思えば音は聞こえるんですね・・・
 なので、2009年ごろ、壊れてないところを改造して「片耳ヘッドフォン」を作ったことがあります。

 今回は、その記憶と根性を蘇らせ、少しの暇つぶしのために改造を行ってみました・・・


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 「片耳ヘッドフォン」って分かりますかね・・・

 これは、本来は右と左の2つ聞く部分があるヘッドフォンを「1つだけ」にしたもので、DJしか使わない仕様のヘッドフォンになります。
 つまり、次にプレイする曲をヘッドフォンで聞きながら、今プレイしている曲とBPMを合わせる時に便利な仕様がこの片耳になります・・・

 このタイプ、70年代のプレDisco時代、NYのダンス系DJの一部が使っていた(それこそNicky Sianoなど)ようで、結果的にハンドスティックがあった方が便利なので、段々とハンドスティック型が普及した経過があります。
 まあ、このハンドスティック型も相当使う人は今となっては相当少なく、今ではHouse系のDJの一部だけが使っており、ハンドスティックなしだと皆無に近いっすかね・・・日本だと、ある時期だけ「DJ Hasebe」さんが使っていた記憶はあります・・・

 ただ、自宅でDJしていると、ハンドスティック型って置き場所に困るなぁと思っていました・・・

 あれはあれで、結構大きいので、意外と面倒です・・・

 そのため、今回、古びたヘッドフォン君と目が合った瞬間に「スティックなしの片耳にしちゃおう!」と思いついた次第です・・・これなら場所を取らないですね!!

 実際の工作は、10年前の全工程の最初の最初だけを転用すれば簡単に作れるだろうと思い、思い付きで作業を開始したらドンピシャで、作業時間1時間程度で完成です・・・
 一番時間がかかったのは、ボロボロで汗を吸いまくって汚れていた「耳当て」をお湯で手洗いして、ボロボロになっていた合皮部分を全部はがしたことでした・・・中身の改造は15分もあればOKでした!


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 これで、我が家のヘッドフォンは「片耳3兄弟」になりました・・・

 スティックなしが使いやすいかどうかは微妙(笑)ですが、暫くは3男の「なし君」を使っていこうと思います・・・

 なお、作り方は「Best Kept Secret」です・・・メーカー品の改造なので、教えるのは色々とハードルが高いです(^^;)

 どうしても気になる方は、2009年にアップした以下の記事を参照にDIYしてみてくださいね~


作ってみよう「片耳ヘッドフォン(Stick Headphone)」



 そんなわけで、今週はこんなもんで・・・

 これから春まで仕事的に苦行の連続の予定なので、2週間、いや場合によってはそれ以上の更新ペースになることはゴメンナサイ・・・

 では、また次回です!!






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