HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Jazzy Jeff 「The Live」
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 今夜は、直球勝負のHipHopのLive Mix!! これは首に来ますよ~

 昨年リリースされたミックスCDで、Manhattanが激プッシュ&ジャケットデザインが日本人作成とあって、Manhattanがかなり企画を噛んでると思われる作品で、なんとあの「Jazzy Jeff」のクラブでのメチャクチャドープなDJプレイを2CD(=150分ぐらい!!)で収録してる・・・という、鬼ドープな作品です!!
 

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 まず、Jazzy Jeffの説明はいいですよね・・・皆さん、知ってるでしょ!!

 DJ Jazzy Jeff & Fresh Prienceとしての活動や、A Touch of Jazzとしての活動など、あまたのDJ・アーティスト活動で、HipHop、およびNew Soulなどに影響を及ぼした重要人物ですね! 
 また、スクラッチの技術を80年代後半にさらに拡大し、影響を広めた点も大きく、彼のスクラッチを聞いて、DJ(スクラッチ)を始めたって方は多いかと思います(^0^)


 そんな氏が、おそらく地元のフィラデルフィアあたりのクラブでライブ録音したのが本作です!!

 一般的には「Summer Time」の印象が強いかもしれないですが、DJプレイもドープとして有名で、日本にも何度か来ており、生粋のパーティーロッカーとしても有名ですね(^0^)
 
 この作品は恐らく、録音をとることを前提にクラブプレーしたのではなく、通常の営業活動(?)を録音したとあって、ライブ感がバリバリ&クラブクラシックスの連打で、凄いことになっており、彼のDJスキルの高さが分かる作品になっています。
 まあCDが2枚で2時間半程度なので、クラブにおける「ゲストDJ」といった感じもしますが、ポテンシャルの高さが全然違います!!

 ライブ実況録音的な作品は、探せば結構ありますが、個人的にはコレが一番ベストな出来で・・・いつも聞きながら首を振ってます!!
 また、この録音を聞いてる限りだと、観客込みで「アメリカ」ってやっぱり凄いな~と思ったりもし、HipHopジャンキーなら必聴な一枚です!!


 んでは、作品の紹介に行きましょう~♪


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 まずこの作品においては、Jeff氏のDJのことを説明する前に特筆すべき点があります・・・

 この作品(この録音)では、サイドMCを・・・なんと、あの「Mad Skillz」が担当してます!!

 いや~、名前を聞いただけで、90年代中期にHipHopを聞いてた方は、結構来るんじゃないですか? 
 CDにはまったく記載がないですが、聞いた瞬間「え~まだ活動してたの・・・」といった驚きと「人選の渋さ」にはとりあえずヤラれました(^^;)

 そして、Skillz氏のサイドMCを聴いてみると・・・スゲー良すぎです!! 

 サイドMCの良さって明確な基準がないですが、パーティーを盛り上げることに関しては、Skillz氏のスキルは凄すぎです!!
 Jeff氏のDJを聞きながら、マイクを握って煽っていくわけですが、煽り方も必ず定番は踏んでくれる感じで、観客としてはメチャクチャ乗りやすいし、Jeff氏との息の合い方が半端じゃないです!! 
 また、MCでしゃべってることの全ては聞き取れないですが、結構粋なことも言っていて、凄くイイですね(^0^)

 あと、Skillz氏自身がJeffの選曲を楽しみながらMCしてる姿勢がいいですね!!

 自分の好きな曲がかかれば、煽りながらもついついラップしちゃうみたいな・・・感じで、私もクラブなどで、好きな曲がかかると、好きなラインは叫んじゃう人なので、Skillz氏の気持ちが分かるので、大変好感がもてます! 
 聴いてると「Big Daddy Kane / Raw」なんか、ほとんどラインをラップしててHipHopが好きなんでしょうね・・・その気持ち、メチャクチャ分かります(^0^)

 サイドMCって、HipHopが生まれたときからDJの横に必ずいた存在なわけで、やっぱりHipHopの血が通った音楽には、絶対必要なんだな・・・と痛感しました。
 作品においては、絶対必要な「スパイス」になっており、先に紹介してみました・・・


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 では、主役のJeff氏のDJについて紹介したいと思います・・・

 時期的にはリリースした2007年ぐらいの録音のようで、恐らくセラート&エフェクターを使ってDJをしているようです。
 アナログでないのがちょっと残念ですが、セラートでしか出来ない「超ハイプ」なプレイの連続で悶絶必死です!!

 流れ的には結構ラフな「営業セット」ってところですが、選曲の幅の広さと、テンションの上げ方、観客の盛り上げ方・・・など、どれもとっても素晴らしいです!!
 

 特にメインとなる「HipHop」は最高で、首を振りまくりですね(^0^)

 HipHopはかなり多く選曲してますが、写真に上げた「Marc Ronson / Ooh Wee」や「MOP / Ante Up(Remix)」などの比較的最近の曲や、「Naughty By Nature / OPP」や「Black Sheep / The Choice is Yours」のようなHipHopクラシックの連発で、Skillz氏のサイドMCの良さが相まって、とんでもない世界になっています!!

 選曲やDJは、とにかく「勢い」重視のプレーで、DJミックスが生み出すグルーブみたいな小細工は全く無視で、とにかく曲をバシバシぶち込む感じの選曲で、これは上がりますよ!!
 もう、現場で相当鍛えたなって感じのプレイで、同アーティスト繋ぎや、イントロ2枚使いで焦らしながら本編で爆発みたいなプレイだったり・・・これで盛り上がらない訳が無いです!!
 特に、同アーティスト繋ぎにおける「Dr DREメドレー」がヤバくって、観客も当然盛り上がってますが、聴いてるこっちも上がります・・・適度に2枚使いで煽りつつ、フックで大爆発してますね(^0^)

 また、Skillz氏のMCがメチャクチャやばく、これを聞いて盛り上がらないヤツはいないでしょ!!
 プレイされてる曲で、盛り上がるラインはマイクを使って叫んだり、率先してコール&レスポンスをしたり・・・サイドMCの鏡みたいなマイク使いです!!


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 また、作品をしっかりと聴いてると「おおっ」と反応させてくれるも多く、流石の一言です・・・DJとしての基礎体力の高さが違いすぎます!!

 簡単なところだと「ネタ繋ぎ」なんですが、例えば「Michael Wycoff / Looking Up To You」からネタ曲の「Zhane / Hey Mr DJ」にサクッと繋いでいますね・・・割と序盤でSoul/ダンクラのクラシック選曲の時にプレイしており、ベタな繋ぎではありますが、こういうのは上がりますね(^0^)
 ただ、上手いな~と思うのが、Zhaneをプレイしてるときに、サイドMCのSkillz氏が「Ledys , Sing a Song!!」って煽ってて、こういった細かい配慮(?)はクラブプレーでは大切ですよね!!


 あと、Jazzy Jeffと言えば「スクラッチ」でしょう・・・メチャクチャドープな擦り&2枚使いが炸裂していますよ!!

 大半の曲で軽く擦ったりもしてるんですが、プレイにおいては「擦り&2枚使いを大きく披露する曲」も多く、これはぶっ飛ばされますね!!
 個人的には、2枚使いクラシックとして名高い「LL Cool J / Rock The Bells」での2枚使いがヤバ過ぎ・・・Q-Bert級の技巧は無いですが、オールドスクールな感じの豪快さがありつつも、2枚使いだけで徐々にグルーブを引っ張っていき、最後の方で「Bells~!」の擦りで爆発させる辺りは、定番な感じではありますが、ヤラれます!!
 コレ以外にも「Herman Kelly & Life / Dance to the Drummers Beats」なんかのブレイククラシックも擦っててカッコいい・・・こういうの聴いちゃうと、2枚使いとかの練習をしたくなりますね(^0^)


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 んで、今度は選曲面の話をしましょう・・・

 HipHopが中心にはなるんですが、クラブでのプレーなので、色んな人が来ているので、みんなが楽しめるべくメチャクチャ幅広い選曲になっており・・・かなりヤラれる選曲もあり勉強になります!!

 例えば、HipHop以外だと、DanceClassicsやSoulなどのオールドスクール選曲は目立ち、特にDisc1では炸裂してますね・・・

 例えば、ダンクラ系だと、「Prince / I Wanna Be Your Lover」のカッコいいイントロブレイクを鳴らした後に、スクラッチカットインで「Patrice Rushen / Forget Me Nuts」に気持ちよく繋ぎ・・・あくまでもHipHopなミックスでプレイしていますが、メチャクチャカッコいいっすね!!
 また「MFSB / Love is the Message」では、前のブレイク系の曲の上でMFSBをスクラッチで煽りながら、Skillz氏もマイクで煽り、徐々に盛り上げながら一気にMFSBに繋げて大爆発!!って感じでミックスの上手さもあるし、結構渋い曲もプレイしてて、個人的には「Michael Jackson / PYT」にはヤラれました!!

 ホント、プレイの仕方が素敵で、あくまでもHipHopとしてプレイしてる辺りが流石で・・・ホント現場でプレイし続けてるんだろうな~と思わせるルーティンに感服です!!


 ただ、これで終わらないのが「Jazzy Jeff」です・・・「それをプレイするの!」って曲もあり、ヤラれます・・・

 個人的には、Disc2のHipHopミックスの流れの最後で、なんと「Nirvana / Smells Like Teen Sprit」をプレイし、フロアーを爆発させてます!!
 一時期、ロックとのマッシュアップミックスがあったので、ちょっとはHipHopシーンでも普及してるかもしれないですが、コレはプレイしないでしょ・・・それも「House of Pain / Jump Around」から繋いでいくんですよ!!

 こういう選曲を聞いちゃうと、アメリカのベテランの引き出しの多さにはかなわないですよね・・・多分、アメリカで90年代を過ごした若者であれば、白人でも黒人でも・・・人種を問わず「Nirvanaの洗礼(?)」みたいのを受けてて、誰でも知ってる曲だからプレイしてるんだと思うんですが、現場のセットでプレイするのには勇気がいるでしょ!!
 それを簡単にプレイし、かつトランスフォーマーをかましたり、エフェクトをかけたり・・・し、あくまでもHipHopとしてプレイしてるのが素晴らしすぎで、首振りまくりですね(^0^)

 ちなみに、Side1ではWhite Stripersをプレイしており、結構グランジ・ロックが好きなんですかね??


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 そして、最後になりますが、この作品を聞いてて「アメリカって凄いな~」と思った流れがあります。

 何かというと、曲によって観客が「大合唱」をしてるんですよね!!

 例えば、個人的にもクラシックな「Michael Jackson / Billie Jean」では、鬼カッコいいイントロブレイクでの2枚使いから、本編に進み、Skillz氏の煽りも相まって、サビでは観客みんなで「びりじ~ん、ば、まいら~ぶ!!」と大合唱してます・・・も~、タマらんっすね!!
 
 日本だと、日本語の曲でも大合唱ってあんまりないですよね・・・私はそうでもないですが、ココまで豪快に歌ってくれるのはDJ冥利に尽きるでしょうね!!
 Billie Jean以外にも、HipHopのフック系は殆ど歌ってるし、渋いところだと「Eurythmics /Sweet Dreams」なんかの80'sものも完璧に歌ってて・・・イイですね~♪

 やっぱりアメリカって、自分が好きなことであれば正直に「声を上げる」って文化が根付いてるんでしょうね・・・そういう点は羨ましいですよね~
 いつだか、MUROさんも「クラブで大合唱するまで精進します」みたいなことを言ってましたが、日本だとDJがパワープレイして、お客さんに曲を根付かせないと歌ってくれないことが多いのに、この作品のように、お客さんがいとも簡単に騒いでくれる環境って・・・素晴らしいと思います。
 
 まあ、日本だと英語の曲だと「言葉の壁」があったり、ラジオとかで普通にかかってないや、日本人気質で恥ずかしがっちゃたりする・・・・・・などの原因があるとも思いますが、もっとお客さんが歌ってくれるようにしたいですよね・・・

 ちなみに、Jeff氏のBillie Jeanの2枚使いが超カッコいいこともあり、オリの12inchを2枚買い、いわゆる「大人のやや高額盤2枚使い」を半年に一回ぐらいしてます(^^;)
 


 
 最後にちょっとまとめましょう・・・

 この作品は、Jazzy Jeffという素晴らしいHipHopDJの個性とテクニックを、Mad SkillzによるサイドMCで更に盛り上げつつ・・・その盛り上げにつられた観客たちが更に盛り上げていき・・・更にJeff氏のプレイを加速させる・・・みたいな相乗効果があり、DJとMCと観客による総合芸術みたいな素晴らしい作品だと思います。
 Jazzy JeffのDJだけがあってもダメだし、Mad SkillzのMCだけあってもダメだし・・・もちろん、観客の盛り上がりだけがあっても成立しない作品だと思います!!

 そう、この作品こそ「HipHop」なんですよ・・・考えてみればHipHopって、生まれた時点で「パーティーミュージック」が基礎になってるわけで、そこにはパーティーという場所で、DJとMCと観客が存在して初めて成立した音楽なわけで・・・個人的には「HipHopの理想郷」みたいな作品だと思いました(^0^)
 私もそうですが、この現場に行けたら・・・何回か「立ち失神」をしちゃいそうなぐらいヤバい作品ですね!!


 中古では結構見かけることが多い作品ですが、HipHopが好きな方なら間違えない作品ですよ!!
 車を運転してるときに聴いてたら、最初は聴いてるだけでも・・・段々とテンションを持ってかれ、気づいたらフックとかを叫びながら運転しちゃう・・・そんな作品なので、是非聞いてみてくださいね~♪
 



<Release Date>
Artists / Title : DJ Jazzy Jeff 「The Live」
Genre : HipHop,BreakBeats,DanceClassics,80'sPop,Rock
Release : 2007年8月
Lebel : Tube Records(US) SS-14



<編集情報>2009年1月26日
読みづらかったので、改行&強調をしました。



<編集情報>2010年9月17日
勢いで大工事をしてみました・・・もうちょっと魅力的に書きたかったな~(^^;)




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