HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
MURO 「Diggin' Ice '99」
muro_digginice99

 年末も近づき、レコ屋のセールも活気が出てきましたね・・・今日は休日だったので、午前中よりUnion中心にはしごしてきました。 収穫はボチボチですかね~
 んなわけで、MUROさんのIceシリーズの第四弾のご紹介~です


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 Iceシリーズの最終章にあたり、個人的にはIceシリーズの中でかなり好きなテープです。
 当時もよく聞いてたし、今でもよく聞いてるテープです!!

 今回のは、ほんとジャンル分けが難しく、どのカテゴリにしていいの?って感じのジャンル横断になっています・・・
 出だしはStyle Councilのような80年代UKモノから始まり、90's UK Soul、Soul、Reggae、R&B、そしてBrazilなんかまで行って、ホントMUROさんらしい選曲を発揮し、かつ夏を涼しくするようなラインを作る辺りは流石の一言です。

 特に、80's/90'sのUKモノがかなりフューチャーされ、いい味を出しまくってます。
 例えば、写真に上げた「Ce Ce Peniston / Somebody Eles's Guy」のような今となってはド定番な曲(これをUKモノにするのもちょっと限界があるかな?)や、写真右の「Antena / Seaside Weekend」のような、UKモノなんだけど、UKモノの棚にはそんなには入ってない(どちらかというとロックかな?)渋い作品まで・・・選曲し、UKモノ特有の「スムースさ」や「ポップ感」を上手く利用している印象があります。

 個人的には「Ce Ce Peniston / Somebody Eles's Guy」が印象的です・・・
 当時、どちらかというとHouse方面でリリースされた曲を、MUROさんがパワープレイしたことでHipHop/R&B方面でも話題になった曲で、個人的にはMUROさんに「教えてもらった曲」の代名詞的な存在です(^^;)
 恥ずかしながら、この曲を知り、オリジナルのJocelyn Brownの方を知ったぐらいで・・・ここから遡り、ダンクラ関係が好きになった「きっかけ」の一曲です(^0^)


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 そして、ミックスについては、MUROさんらしいパンチのあるミックスが随所で見られ、個人的には「殺しのミックス」が多く、いつも聞くたびに悶絶しています!!

 このテープだと、B面中盤のUKモノラインが好きな方が多いかと思いますが、個人的にはA面後半の写真レコのラインが壺です・・・
 どちらも80'sUKモノの定番曲ですが、「Julie Roberts / Fool For You」から、ロングミックスで「Barbara Pennington / On A Crowded Street」にミックスするのが・・・聴くたびに昇天してます(^^;)
 両曲ともメチャクチャイイ曲ですが、Julie Robertsのちょっとグルーブが落ちたところで、Barbara Pennigtonの印象的なイントロにロングミックスし、曲のグルーブを維持しつつも、Barbaraの曲をメチャクチャ光らせるナイスなミックスで、両方の曲ともレコードで持ってますが、MUROさんがミックスしたこのテープで聴いた方が盛り上がる・・・そんな素晴らしいミックスです!!

 個人的な見解だと、初期の作品ではHipHopライクなカットインが多かったのですが、段々とロングミックスを使用するようになり、MUROさんだから出来る「選曲のパンチライン」が更にヤバくなった印象があります
 当時のHipHopのミックスって、カットインなりショートミックスが基調になり、ミックスにおいては「カットインの美学」みたいのがあったと思いますが、思い返してみると、MUROさんがHouseのDJのような美しいロングミックスをするようになり・・・MUROさん自身のDJ技術の向上があったのかな・・・と思います!!


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 そして、この作品が面白いのは、MUROさんがその後に着手する色んなコンセプトシリーズの匂いがする楽曲が入っている点です。

 たとえば、A面に収録されている「Don Ray / Garden of Love」(写真左)なら、Disco文脈の曲で、この作品の前後の時期にリリースされた「Super Disco Breaks」の影響があるのかな・・・と思うし、B面最後では「Ray Terrace / I Make A Fool Of Myself」(写真右)のようなBrazilの曲が収録され、その後の「Super Samba Breaks」や「Tropicoool Boogie」のようなBrazil方面の影響化のある曲なんかをプレイしています。
 これ以外にも、Reggaeカバーもの(今回は、Dance and Shake Your Tambourine と Ain't No Steppin' Us Now が白眉!)もあり、これも今後のMUROさんのプレイの方向性で重要だったりしますが、聞いてて「転換期」なのかな~と思う選曲も多いと思いました。

 作品を、時期で分析する限りだと、初期(=90年代中期)はブラックミュージックが多かったのに、それ以降は積極的に「違う」文化圏の曲もプレイするようになり、実証は出来ないですが、MUROさんの興味や嗜好が更に広がった時期なのかな~と個人的には思っています。
 これ以降、色んな作品のをリリースするわけですが、選曲の幅が恐ろしく広く、MUROさんの「懐の広さ」が分かる、ちょうどイイ感じのミックスに仕上がっていると思います(^0^)

 なお、写真を上げた「Ray Terrace」もB面の大ラスに入れ、いつも聞くたびに「殺される」素晴らしいミックスですね・・・この辺の選曲は、場合によっては「泣いちゃう」事もチラホラあります・・・(^^;)



 んなわけで、UKモノを中心にしてあるので、非常にスムースな質感に仕上がりつつ、ポップな印象もあり、MUROさんらしいドープな選曲と、随所に施された「殺しのミックス」が効果的に融合し、素晴らしい内容に仕上がっています(^0^)
 こういった作品もCD化されればイイのに・・・とか思いますが、テープで聞いた方が「味」がある・・・と思いますので、無理してでもテープで聞きましょう(^^;)




<Release Date>
Artists / Title : MURO 「Diggin' Ice '99」
Genre : 80's UK、90's UK Soul、Soul、Reggae、R&B、Brazil
Release : 1999年8月
Lebel : KODP No Number



<編集情報> 2010年1月11日
Ray Terraceを遂に買ってしまい、記事を再編集したくなり、大幅な編集をしました。 Rayは高かったけど、ほんとイイ曲ですね!!





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<追記> CD再発について

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 2011年6月に上記の形で2枚組のCDで再発されました。内容はテープと全く一緒ですが、こちらの方が聴きやすいと思いますので、興味のある方は聴いてみてね!!





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コメント
この記事へのコメント
このテープ、ユニオンの中古セールでよく見ますね。大体、ボロボロですけどね。それはさておき、Ray Terrace、いいですね。自分は、サビっぽいところを聞いてて、「君の瞳に恋してる」と、「心の愛」を思い出しましたよ。
2015/04/10(金) 22:43:35 | URL | baba #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>babaさん

コメント、ありがとうございます!
MUROさんのこの辺の作品は、当時も売れてたので本数が相当あるので、市場には沢山あるのですが・・・ミックスの良さを理解しての市場動向ではないのかな~とも思います。
個人的には、それが「ボロボロ」の理由なんですよね・・・みんな、何度も聴いているテープだからこそ、ジャケがアレなのが多いのかな~とも思っています。
ただ、アレっすね・・・相当前に書いた記事なので、これも文章が甘いな~と思ってしまいました・・・Spinbadがそういう理由で書き直しましたが、この辺のMUROさんのテープ時代の作品も書き直したいですね・・・
ブログをやり始めて、一歩一歩と前に進んでいると思うので、この辺も手を加えようかな? ただ、穴な収録曲を探してからになるので、そこは荒行ですね(^^;)

ではでは、今後とも宜しくお願いいたします!


2015/04/12(日) 20:53:04 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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