HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Dimitri from Paris 「A Night of the Playboy Mansion」
dimi_playboy_01

 明日から仕事・・・ということで、なんか凹んできましたが、こんな時は「ノリノリ」なミックスを・・・
 んなわけで、超有名作品のご紹介~です(^0^)

 リリースした時期には結構な枚数が、全世界的に売れたので、ご存じの方も多いかと思いますが、Dimitri from Paris による「現代版DISCO」を体現した作品になります。
 現代版DISCOって?と思う方も多いと思いますが、これは私が適当に思いついた言葉です(^^;)
 まあ、HouseのフォーマットでDiscoの楽曲をプレイすることや、それらの楽曲をまぜて、ポジティブな「Disco感」を表現してる・・・という意味としてご理解いただければいいかと思います。


<Who is the Dimi ?>

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 まず、Dimitri氏は、80年代より活動する、フランスの有名House DJ/Producerであり、今回紹介するこの作品を起爆剤に、ミックス作品をメジャーのフィールドで多数リリースし、コンセプトのある「ミックスCD」というフォーマットを世界的に広めた一人・・・だと私は思っています。
 彼の世界観は、一言でいって「お洒落」が重要だと思います。 各種作品のアートワークもそうだし、収録されてる楽曲もそうだと思います。
 詳しくは、彼の作品に触れてみるのが一番かと思いますが、そういった彼の世界観が認められて、Playboyとコラボ出来ちゃったりするわけですよ・・・


 ただ、ただ・・・私も彼のことをそんなに知らなかった頃は、一方的に胡散臭く思っていて、それこそ「お洒落軍団」がもつ「上辺感」や「中身が実はない感」があるんだろ・・・と思っていました(^^;) 

 しかし、彼のことを知る機会があり、ひも解いてみると・・・彼のことが一発で好きになりました! 
 そう、彼は我々以上に「マニア」であり、最高にイカした「オタク」であることです!!
 そして、その「オタクっぽさ」を、けっこう堂々と、その「お洒落」と混ぜている・・・ところが大変好きになりました。
 以下で小ネタをご紹介します~♪

DSC03048.jpg 19760.jpg

 まず、有名なのが「Discoレコード」収集ですね! 
 日本にDJしに来日することが多いのですが、その目的が、DJするのと、レコードを買いに行く為・・・って話は有名ですね。 
 実際、この趣味は生かされ、ディープで、レアなDiscoを紹介するCDなんかもリリースしてます。 それらの曲は、すげーいいのが多いんだけど・・・高いっすね(^^;) 
 最近もレコード掘ってるのかな?

 また、もう一つ、来日する目的があるようで・・・ある「モノ」を買いにくる為といわれています。 
 そのモノとは・・・なんと「超合金」です!! ゴーレンジャーとかの「ロボット」のおもちゃですww
 いや~、よく海外にも日本の文化を愛でる若者がいる・・・なんてニュースがありますが、ここにいたのか・・・と思いましたww

 実際、この超合金趣味だったり、アニメ趣味は、作品に・・・まわりはどう思ってるのかは分からないですが・・・ちょこっと混ざっていますww
 アルバムのジャケットに超合金のポップな絵を載せたり、自身の楽曲をセルフアレンジして、日本の某アニメに楽曲(タイトル:Neko Mimi Mode 猫耳って!)を提供したり・・・ 
 自分の好きなものは好きなんだ・・・ていう感じがして、大変「男」らしくっていいですね(^0^)

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 この話題の極めつけは、有名な話ですが、彼の2ndアルバム「Cruising Attitude」に、あの「マジンガーZ」のエンディング曲である「僕らのマジンガーZ」が、ちょっとDisco調にアレンジしたカバーが収録されてます! 
 それも、原曲を歌ってる「水木一郎」兄貴が、しっかりと日本語で歌ってます!

 もう、おしゃれなジャケットで、女性誌とかにも「パリから届いたおしゃれなアルバム~」みたいにガンガン紹介されてるのに、アルバムの最後の方で「♪マジンガ~♪」なわけですよ!! それも、どちらかというと「B面」をカバーって・・・痛快ですね!
 なんか、ゴディバのチョコを貰ったら、中には小さいチョコが10個ぐらい入ってて、ただその一つがチョコではなく「あんこ玉」だった・・・みたいな感じで、でも、そのあんこ玉がすげー旨い・・・みたいな・・・ですかね!

 このことを知ったとき、ムカつく「お洒落軍団」に対して、センスの違いを「サラッ」と見せつけてて・・・そのセンスがいいか悪いかは別にして、凄いカッコいいな~と思いました・・・ 

 個人的な思いですが、お洒落ってやつは、その核に、「何らか」の中身が伴ってないと「本物」ではなく、見せかけだけ・トレンドだけを利用してるのは本物ではない・・・と思ってたので・・・
 その限りにおいて、Dimitriが自分が好きなものをしっかりと主張してる点はかっこいいし、その趣味が、Dimitriのお洒落の中に「小悪魔(?)」みたいに内包し、なぜか憎めない部分もあることで、ものすごく親近感を覚え、好きになった次第です・・・
 
mizuki_red_room.jpg

 あと、このマジンガーの話には、超レアな話があるので、ご紹介します・・・
 このマジンガーでボーカルをとったのは、前記した「水木の兄貴」なのですが、兄貴が「某アニメラジオ番組(おったきー佐々木さんのね)」にゲストで出演した際に、この曲を、海外の兄ちゃんから依頼があって録音したんだけど・・・と話をしていた中で、衝撃の事実を暴露してました。
 実は、Dimitriは、この曲のカバーをする時に、元歌を歌ってた「兄貴」の出演料が凄い高いと思ってたらしく、最初は、ボーカルスタイルが似てる・・・と思ってた「トム・ジョーンズ」にオファーを出したそうです!!
 ただ、普通に考えれば、トムの方が高く、案の定、すげー高い金額を提示されたようで、ダメもとで兄貴に打診したら・・・全然安かったそうで、それを録音したようです(^0^)
 きっと、憧れの「兄貴」だから、きっと高いんだろうな~と純粋な「ファン心」が招いた、心温まるエピソードですねww

 また、このマジンガーは、海外盤には収録されてない・・・ようで、国内盤だけに収録されてるようです(ボーナストラック扱いではない?)。 
 最初は海外のにも入ってたかと思ってましたが、今回調べたら入ってなく、当時CDの後にリリースされたLPにも入ってなく、きっと、スタッフの誰かに注意されたんでしょうね・・・(^^;)


 毎度の如く、凄く話がずれましたが、ご紹介したいのは、彼が「上辺だけのお洒落」をしてるのではなく、しっかりと多種多様な中身を持ち、その表層として「お洒落」を「サラっ」としている点です。 
 彼に関しては、深く知るほど「人間味」のあり、ダンスフロアーに「愛」を運んでくれる、真の「ジェントルマン」だと私は思います。

 実際、このCDでは、そういった点が認められ「Playboy」の名前・イメージを利用することができ、彼のもつ「お洒落な世界観」を表現出来た・・・と思います。

 
<本編のご紹介>

 んで、やっと本題ww CDの内容紹介をしますね~
 
 全編にわたって、彼の得意とする「House」と「Disco(Dance Classics)」を上手くミックスし、嫌みのない上品さを漂わせる好ミックスに仕上がっています。

 このCDでは、「プレイボーイマンション」という仮想したアパートメントで繰り広げられる「あるパーティーの一夜」をコンセプトに、ミックス作品として、そのコンセプトを昇華した一枚になっています。
 記憶だと、プレイボーイのオーナーのマンション・・・って設定だったと思います?
 プレイボーイのことは、あまり知識がないので、詳細は避けますが・・・一言で「カッコイイ」ですよね・・・ どちらかというと、バニーのお姉ちゃんばかりが注目されますが、そのバニーも込みで、上質で、繊細で、華麗な・・・雰囲気がいいですね(^0^) 成金趣味ではなく、成功した「真の男」のみが勝ち得る世界でしょうね・・・


 まず、ミックスについては、私の記憶だと、実際にアナログ盤やCDを使わないで、PC上でミックスをしてる・・・と思います。 
 彼の美的感がそうさせたのかも知れないですが、実際のDJプレイで培われた感覚をしっかりと生かしており、大変素晴らしいミックスになっています。
 実際、私も現場で彼のDJを聞いた限りだと、現場では普通にCDなりアナログを使って、このCDのようなミックスをしており、基礎がしっかりとあるから、PCでもいいミックスが出来るんだろうな~と思います。

 そして、ミックスのスタイルは、ロングミックス中心で、スムースに次の曲へ繋いでいきますが、しっかりと展開を考えた上でのミックスになっているので、CD1枚を通して、大変躍動感のあるストーリを創出しています。
 今回の作品では、序盤より徐々に盛り上げ、早い段階でピークを作り、そのままそのテンションを維持しつつ、方向性を変えたりして変化をつけ、ゆったりとした楽曲で上品に終わる・・・感じに仕上がっています。


 また、PC作業を行っているから・・・が発端かも知れないですが、彼のミックス作品に関しては、彼が独自に作った「オリジナル・エディット」「オリジナル・リミックス」を収録することが多いです・・・そして「これ」が大変いいんですよ!!
 特に、旧譜ものを用いる時は、音圧の関係、楽曲の構成の都合・・・などでエディットをすることが多く、その楽曲をさらに光らせる「好仕事」をしており、Dimitri作品の「華」になっていると思います。

 originals stetasonic_ori

 今回の作品では、上記の2枚が有名かな~と思います。
 左は、今でもダンスフロアーの「華」である「The Originals / Down to Love Town (Motown.1976)」ですね。
 Dimitriのエディットでは、後半にあったダンサンブルなブレイクを最初に持ってきて、印象的なオープニングなり、絶対的に盛り上がるサビ部分をうまく配置する好ミックスになってます。
 んで、右は、Lonnie Liston Smith / Expansions ネタで有名なHipHopクラシック「Stetsasonic / Tailing all That Jazz(Tommy Boy.1988)」です。
 こちらは、全編リミックスしており、元ネタの超かっこいいベースラインを用いて、BreakBeats/House調に好リミックスしております。 これは、HipHopの人でも好きな方が多いリミックスですよね(^0^)

 んで、作品ごとに、こういったエディット&リミックスをしてるので、ミックス作品を出すと同時に、そのエディット&リミックスを収録した、下記のようなLPや12inchが発売されます・・・

dimi_playboy_lp stetasonic

 左が、実際に今回のCDで使用した楽曲を「ノーミックス」で収録したLPで、Originalsも収録されてます(^0^)
 そして、右は、上記Stetsaのリミックス12inch(再発)で、結構有名ですよね・・・これに関しては、このミックスよりも先にリリースされてるようです?? これに関しては、曲ありきだったようです・・・
 なんか、Dimitriより、「君たちにもおすそわけだ~」って感じでリリースされ、気前がいいな~と思いますww

 ちなみに、このエディット&リミックスは、これ以降のミックス作品でも必ずリリースされるのですが、リリースされる度に、その「グレード」が高くなり、大変良い出来のモノが多いです。
 また、こういった行為をすることで、ミックスをする前にかなりの労力を割いてエディットを作り、彼がミックス作品を作るというよりも、自分の「アルバム」を作ってるのと変わりがない・・・点も注目すべきだと思います。
 実際、その労力たるや・・・気合いの入り方が違います!
 あまり話題には上がらないですが、最近出た作品のエディットだと、MFSB、SalsoulでおなじみのVincent Montana Jrに、ストリングスなどを足してもらうために、現地に飛んだ・・・そうです! もう「エディット番長」ですよ!!


sunburastband cerrone

 あと、実際に収録されてる曲も、エディットなどをせず、そのまま収録してるものも多く、個人的には新譜(=House)と旧譜(=Disco,DanceClassics)のバランス感のよさ、そしてチョイスの上手さが大変優れていると思います。
 House関連では、彼が所属するYellow Production関連の「フレンチ・ハウス」を混ぜつつ、Joy NegloでおなじみのSunburst Bandなんかも収録してます。 
 そして、これらの楽曲と同系列で旧譜も収録していて、先ほどご紹介したエディットもの以外にもCerrone / Give Me Love なんかが収録されています。

 私も、HouseもDiscoも大好きなので、家で遊びDJをするときは混ぜたりします・・・が、これらは地繋がりで出来た音楽ではあるが、実際に混ぜるとなると、音圧なり、音の印象が違かったりするので、結構難しかったりします
 しかし、Dimitriは、これらを差別することなく、容易にミックスして、かつミックスにおける「世界観」を創出してる点は、大変評価ができると思います。 聞いていて、これらの楽曲の発表年の隔たりが20年以上あるなんて思えないですもん・・・
 確かに、これらの楽曲は、「ダンスフロアー」に向けて作られた楽曲、またはダンスフロアーより「愛された」楽曲であるので、関連性がないとは言い切れないですが、このことを実行できる・・・って点は優れたDJでないと出来ないんだと思います。
 
 つまり、一番最初に「現代版DISCO」と書きましたが、DimitriのこのCDにおいては、Houseのビート感で全体を維持しつつも、実際にDiscoの楽曲をHouse的なアプローチで選曲・ミックスすることで、時代を超えたミックスを可能にし、他のHouseの楽曲にも、そのDisoco感をうまく伝播させ、すぐれたミックスに昇華している・・・と思います。
 
 
 また、話が大変長くなりましたが、Discoのポジティブな雰囲気を現代的、かつ分かりやすく伝えてくれる好ミックス作品になりますので、聞いたことがない方は是非聞いてみてくださいね~
 ちなみに、当時かなり売れたので、中古屋では結構安く売ってますので、興味のない方にもお勧めしたいと思います。 きっと満足すると思いますよ♪


<Release Date>
Artists / Title : Dimitri from Paris 「A Night of the Playboy Mansion」
Genre : House、Disco、DanceClassics
Release : 2000年
Lebel : Virgin France CDVIR105
 ※国内版、または各種海外盤もあります

ps そういえば、来週、また代官山airに来るんですよね・・・ 去年の夏に来た時、大変良かったので、今回もいこうかな~と思いつつも、今年は、年末年始にレコ関連で散財したので、財布と相談しないと(--;)
dimi_flyer


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<編集情報> 2009年6月22日
あんまりにも読みにくい文章だったので、写真を追加したり、文章を追加・削除・・・など、いろいろと変更しました。


<編集情報> 2010年6月13日
 文章の中で触れた「超合金趣味」が拝見できる動画を発掘(私の手持ちのVHS)したので、資料として上げておきます~♪ 素敵すぎます!!






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