HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
やけのはら 「Brilliant Enpty Hours」
yakenohara_Brilliant.jpg

 今回は、ちょっと特殊なDJの作品をご紹介・・・でも、この方の作品はかなりいいですよ!!

 DJの「やけのはら」氏は、あまり知られてない・・・というか、私も詳しく知らない方です(^^;)
 自称(?)NewWaveラップチームである「Alphabets」のメンバーで、横浜や都内各所、そして全国津々浦々の結構マニアックなパーティー(失礼!)でDJをされてる方です。
 氏に関しては、2000年をちょっと過ぎたぐらいの「Blast」のニューカマー的なコーナー(古川さんが書いてたやつ?)で名前を見かけ、その後、Blast誌で執筆活動をしたことで、名前を知りました。
 当時は、日本語ラップにおける、インディーもインディーな「最深部」をマニアックに紹介してたりし、「ああ、この人は好事家なんだろうな~」と思っていました。
 そして、時が経ち、氏の名前をパーティーのフライヤーで見かけるようになり、そのパーティーの内容なんかを見ると・・・「ああ、やっぱり好事家だ・・・」と再認識しました(^^;)

 氏のスタイルについては、全てをホローしてないので断言できないですが・・・なんか「Los Apson?」とか「We Nod」のような・・・ともにレコード屋ですが・・・いい意味でポップなアブストラクト・・・な感じのDJだと思います(違ってたらすみません)。
 簡単に言えば「好事家」ですんじゃいますが、う~ん、つまるところ、とらえどころがないけど、いい趣味してますよww
 一例として、Blastの執筆なんかもそうですが、近年だと、日本産レコード再評価の波を生んだ名著である「Japanese Club Groove Disc Guide」で選者の一人になっており・・・セレクションの一発目が某小学校の卒業記念で作られたレコードですよ・・・最高ですww

 そんな氏のミックス作品ということで、一筋縄にはいかない・・・んだけど、普通に聞けて、かつ結構いい内容に仕上がってますのでご紹介です~♪


 まず、ジャケからして80年代テイストの微妙なラインをしてますよね・・・マドモアゼル・ユリアの質感に近いというか・・・ですねww
 ミックスについても、このジャケのような・・・感じがしないでもないです・・・かね(^^;)

 んで、実際の内容を紹介する前に、この作品の概要を説明してる、販売用の宣伝文句があるのでコピペして紹介・・・です。

 「夜の大騒ぎも一段落付いた後の、不思議なテンションが全開となった朝7時頃から始まる、既に終わっているが故にまだ始まっていないあの感覚を、3部構成で華麗にパッキング!  全3編を通じBPM120のハート・ビートでゆる~く構成されるスルメ的ミドルテンポ・ミックス!」

 う~ん、よくわからんですねww
 私が感じた範囲で説明すると「バレアリックなミックス」に仕上がってて、大変気持ちよく聞ける類のミックス・・・だと思います。
 あっ、でも一筋縄では行かない部分も多く、氏の個性が光った好ミックスになってますね(^0^)

 出だしは、「カルチャークラブ / カーマは気まぐれ(あえて日本語ww)」の、おそらく日本人の娘による、謎なウクレレ調カバー、「Hall & Oates / I Can't Go For That」の、これまた謎なカリビアン調カバーで幕を開けます・・・この時点でバレアリックですww
 んで、そこから四つ打ちの波が胎動し、オルタナティブなHouseミックスに流れます・・・ストレートなHouseではなく、DiscoDubなどのような、HouseNotHouseな感じです・・・この時点で、かなりいい選曲を見せてます。

 しかし、上記の宣伝文句で「3部構成」となっていますよね・・・
 オルタナティブなHouseの流れに揺られてたら・・・突然「Alexander O'neal & Cherelle / Saturday Love」ですよ・・・読めなかったけど、気持ちいい~っす(^0^)
 
 つまり、3部構成というのは、CD屋さんのジャンル上では分断されている「ジャンル」に飛び、3つのジャンルの「島」で構成されたミックスをしてるんですよ・・・

 ネタばらしみたくなっちゃいますが、1発目が「オルタナティブなHouse」、2発目が「Garage/DanceClassics」、3発目が「ここ最近のElectro Pop」になっていて、どれもミックスが秀逸に出来上がってます!
 そして、その3つの島が・・・しっかりと繋がっており、私が感じた「バレアリック」な感じに仕上げています!!

 ミックス自体は、ロングミックス主体で、印象的なミックスは少なめなんですが、熱くならず・・・でも冷たすぎず・・・みたいな温度をしっかりと維持したミックスにしており、非常に好感が持てます。

 個人的には、2番目の「Garage/DanceClassics」的なところが強く引っかかるのですが、なかなかいい曲を選曲してて、曲名を知らないものが多かったですが、結構ヤラれましたww
 他の部分も、ジャンルは違いますが、質感をしっかりと統一しており、かなり頑張って作ったんだな~という印象があります。

 このCDを買って聞いた時、私が感じていた「やけのはら」氏のイメージとは全く違い、驚いた反面、印象を覆す・・・という意味では彼らしいな・・・と思い、苦笑しましたww
 まあ、他のCDでは「やんちゃ」をしてるものもありますが、こんなミックスも出来るんだ~と思い、好きなDJになりましたよ・・・引出しの多さだったり、意外性がある方、個性がある方は好きなので(^^;)
 あっ、でも、一番最後の声ネタにおける、ネタのチョイス、そしてパンニング・・・では、氏のつい出ちゃった「悪戯心」が露呈し、「やっぱり、あんたって人は・・・」と思いましたww

 ちょっと失礼な表現になるかもしれないですが、大箱のクラブでは無理な世界観・・・ですよね・・・  うん、小箱のクラブで、好き者同士が集まって、狭いフロアーだけど無限大に広がる・・・自由な空気を表現・・・してますよ!!
 

 今回は、作品の内容自体は突っ込んだ説明はできなかったですが、チルをするには最適な好ミックスに仕上がってますので、お勧めです。
 むしろ、やけのはら氏の詳細を知らないで聴いた方が気持ちよく聞けるのかな~とも思いますが、是非お手に取る機会があれば、取って頂きたい・・・と思うCDのご紹介でした。
 日本の「真のアンダーグラウンド」も捨てたもんじゃ・・・いやいや、捨てることなんて出来ないですよ!!

<Release Date>
Artists / Title : やけのはら 「Brilliant Enpty Hours」
Genre : House、Garage、DanceClassics、Electro・・・
Release : 2008年
Lebel : Noppara Rec-05
Notice : No Track List

 ちなみに、最近再発されたようで、再発はCD-Rになってるようで、ジャケは同じ絵ですが、質感が違うそうです・・・
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