HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Raph 「Behind The Beat - Hip Hop Home Studios」
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 この機会を見逃すと、書くことがなさそうなので、続けて「DJ部屋」関連の本をご紹介です!
 今度は海外作品で、結構有名な作品ですね(^0^)


 この作品は、「Rafael"Raph"Rashid」というオーストラリア在住の方が2005年に作成した写真集で、HipHop系の有名Producerの制作現場・部屋を撮影した写真集で、発売当時も結構日本のレコード屋さんで売られていた作品です。

 作者のRaphさんは、詳しい詳細は分かりませんが、オーストラリアでレコードレーベル「Crookneck」の運営やアパレルブランド「Blank」の運営などをされ、自身もMC(MCネームがRaph)として活動をしていたそうで、ある意味「業界の人」のようですね・・・
 なぜ、この本を作成したのかは分からないのですが、アメリカの西海岸と東海岸、そして自身のオーストリラリアのProducerの製作現場などを撮影しており、資料価値もさることながら、アートとしても楽しめる作品かと思います。

 内容的には、副題の通り、HipHop系Producerのホームスタジオを撮影した感じで、自宅率が高く、様々な機材が溢れていたり、サンプリングやプレイ用のレコードがあったり、その他のレアなグッズが多かったり・・・非常に興味を引く内容になっています。

 HipHopって、その人の個性が強く出る部類の音楽だと思いますので、その人が作った音楽が好きであれば、お部屋なり、制作現場なんかを見てみたいのはファン心理としては当然だと思います。
 特に、HipHopはバンド形態の音楽と比べて自宅などに個人スタジオを持ってる率は高く、その個性が如実に出たスタジオ写真を多く撮影しており、ファン心理を満足させる、かなり面白い作品だと思います。


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 では、実際の本の内容をご紹介しますね~
 
 まず、今回紹介されている方々は、Raphさんが住んでいるオーストラリアの方々とアメリカの方々が掲載されていて、興味を引くのはアメリカ勢ですかね?

 割と西海岸のProducerが多く、名前を列挙するとDJ Shadow、Cut Chemist、Madlibのような大御所をはじめ、Nu-Mark(Jurrasic 5)、Young Einstein(Ugly Ducking)、Chief Xcel、Thes One(PUTS)辺りや、渋いところだとKutmasta Kurt、DJ Swampなどの製作現場が出てきます。
 また、東海岸のProducerも掲載され、ド直球な方だと、DJ Premier、DJ Spinna、Da Beatminerz・・・なんかが出てますが、個人的にはちょっと物足りないかな?

 んで、実際の内容は、見る方の興味によって変わるかも知れないですが、個人的にはかなり楽しめる内容です(^0^)

 内容的はサンプラーやミキサーなどの「機材」が中心になりつつも、レコードや各種グッズも拝め、それぞれの個性が出た内容になっています。
 その撮影されている機材やレコードなどが分からないとキツいかも知れないですが、知識がある方ほど楽しめ、写真の奥を眺めてしまいます(^^;)

 個人的には、Beatminerzの家に、テープデッキが10段ぐらい積んであり、自分で作ったミックステープを自分たちでコピーしてた実証が掲載されてたり、PremierがMPC60をちゃんと使ってたり・・・と結構見どころはありました(^0^)
 2005年に発行された本なので、製作現場が完全なデジタル化はされておらず、それこそMPCなどのアナログ的な機材と、PCを使った機材が混同している感じですが・・・彼らの手垢を感じられる写真を多数掲載しており、そのProducer達の「裸の姿」を上手く撮影しているかと思います。

 また、レコード関係も、レアなのがポンと置いてあったり、変なレコードがあったりして、面白いですね・・・
 例えば、Thes Oneのスタジオには「Billy Wooten」のライブ盤が無造作に置いてあったり、変化球では、Nu-Markのスタジオに、さりげなくランチのGotti氏でおなじみのGO FORCEMENのレコードがあったり・・・面白いですね(^0^)

 あんまりネタばらしをすると、初めてみる方の面白さが半減しちゃうので、写真は控えますが、かなり面白い作品であることは間違えなしです!!


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 ただ、最後に、この本においては一人だけ詳しく紹介をしたい方がいます・・・

 一番最後のページに、残念ながら亡くなられた「J-Dilla/Jay-Dee」の部屋が撮影されており、このページだけは別格です。

 掲載された写真は、ほとんど何も置いてないリビングの一角にポツンと机を二つL字に並べ、少ない機材とレコードを置いて、ビートを打ちこんでる写真があり・・・まるで、死ぬことを悟っているみたいな写真で・・・ちょっと衝撃をうけました。
 まあ、西海岸に引っ越してきた直後なので、モノが少なかった・・・のかもしれないですが、彼の静かな性格(私はこう思ってます)が現れてるのかな~と思う反面、亡くなられた今となっては、非常にリアリティーがある写真ですね・・・

 帽子を深くかぶり、MPCに向かって打ちこんでる姿は・・・彼が作ったビートのように、静かだけど躍動感にあふれたビートを表してるようで・・・救われました・・・




 んなわけで、最後はしんみりとした文章になりましたが、全体的にはアート作品としてまとめつつ、HipHopが好きな方であれば、間違えなく読んだ方がいい一冊のご紹介でした。

 アート的な指摘が全く出来なかったですが、写真の内容と構成はかなり良く、価値のある一冊だと思います。
 ただ、一時期からレア価格になってしまい、今でも割と値段が高いので、欲しい方は頑張って買っていくださいね!!





<Release Date>
Artists / Title : Raph 「Behind The Beat - Hip Hop Home Studios」
Genre : プロデューサー・ホームスタジオ紹介
Release : 2005年
Lebel : Gingko Press.US ISBN 1-58423-197-1


Notice : 付録のミックスCD

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 この本の巻末には、ここでも紹介されてる「DJ Ransom」氏による、この本で紹介されてる方々の楽曲を使ったMixCDが付いてきます。
 ただ、私の買った本のCDは、前の所有者の扱いが悪く、CDが飛ぶので、詳しく聞いてないので、内容は良さは未知数(?)です・・・すみません・・・






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編集情報 2013/5/3
再紹介をするにあたり、記事を編集しました。






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