HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Hasebe aka Old Nick 「Studio 69 vol.2 - Finish Ya School Megamix 89-91」
djhasebe_studio69_02.jpg

 そういえばHasebeさんのは、まだ紹介してなかったんですよね・・・忘れてた(^^;)
 んなわけで、Hasebeさんの作品で、個人的にはよく聞いてる1枚をご紹介です~♪

 DJ Hasebeといえば、音源発表も、DJ活動も同時にこなす・・・説明が要らないくらい有名なDJさんですね(^0^)
 気づいたら、活動歴も大変長く、かつ重要なことを結構してて・・・それこそ日本語R&Bの発展は、Hasebeさん抜きには考えられないです。
 また、DJ面でも、巷では「エロDJ」という称号を携え、今でもトップランナーとして活躍してる辺りは流石ですね・・・ あっ、最近、婚約したんすよね・・・エロは落ち着くのか?ww

 そんなHasebeさんですが、2005年頃より、音源発表は控え、自身のレーベル「Studio 69」より、ミックスCDを中心とする「ミックス作品」の発表に力を入れており、気づいたら結構な枚数の作品をリリースし、かつどれも高レベルを叩き出しており、目が離せない存在になっています。
 その流れの中で、比較的初期にリリース(第2弾ですね)され、リスナーの度肝を抜いた・・・この作品をご紹介します・・・


 この作品は、副題の通り、89年から91年という、HipHopとR&Bの黄金期といえる時期の楽曲を使用したミックスになります・・・
 人気が高い曲が多い時期だけに、この時期を主題にしたミックス作品は沢山あり、どの作品もそれなりに聞けちゃうのですが、この作品は違いますよ・・・作品の質が高すぎです!

 以下では、この作品の質が「なぜ」高いのかを説明しながら、この作品の魅力をご紹介いたしますね・・・ 


 まず、この作品は、副題の通り「MegaMix」スタイルを踏襲し、矢継ぎ早にミックスをしてるんですよ・・・曲数は、スタジオ名にあてこんで「69曲」です!
 そして、そのミックスは、人力を超えたミックスが多く、聞いててビックリさせられます・・・

 はい、近年のHasebe作品は、人力を超えたミックス・・・・ということで「PC上でのデジタルミックス」にて製作しており、アナログなライブミックスはしてないんですよ・・・
 デジタルミックスって、DJ信奉者としては「手抜きだな・・・」と思ったりもしますが、Hasebeさんのミックスはとんでもないことになっており、むしろデジタルの利点を生かしつつも、氏の個性&アイデアを存分に発揮していて、大変なことになってます!!


 Hasebeさん自身は、90年代後半ごろは、普通にミックステープなんかを出してたし、現場でのDJも、アナログライクなDJだったと思います・・・
 しかし、氏の音源製作などを通して「デジタルの利点」をつかみ取り、氏の持つ「現場感覚」と上手くミックスすることで、現在のミックススタイルになった・・・と思われます。

 まず、デジタルの利点は沢山あると思いますが、この作品においては以下の事柄がプラスになったと私は考えています。
 
 ①楽曲を理想的に配置し、テンポよくミックスが出来ること
 ②楽曲をエディットし、ミックスの世界観に曲を合わせること
 ③楽曲の音圧を高めることが可能なこと


 ①の事柄がPC上でのミックスの最大の利点だと思います・・・ 
 つまり、アナログでの手動ミックスでは出来ないことを解消し、自分の考える理想的なミックスを作り出すことだと思います。
 例えば、アナログのミックスでは、レコードを取り換えたり、頭出ししたり、ピッチを合わせたり・・・と次の曲にするための作業が必ずあるため、それが時間的なロスだったり、物理上の不可避な壁になりますよね・・・
 まあ、そういった行為が「ある種の味」だったりするので、一概に悪いとは言い切れないですが、今回の作品のような「MasterMix」的なことを追い求めると改善しないといけない問題なわけで、①のようなことが出来ちゃう点は非常に大きいと思います。

 また、②のことも、①の理想的な部分の発展形として、楽曲自体を予めエディット出来たり、③のことも、ミックスの世界観を統一する意味では結構重要だと思います。

 
 それらのことを踏まえた上で作品が成り立っているのですが・・・ホント凄いことになってます!!
 うまく表現できるか不安なのですが、圧倒的なテンポの良さと、考え抜いた構成力の高さが功を奏し、終始「首振り」地獄を提供してくれる・・・そんな素晴らしいミックスに仕上がってます!!
 
 飛び出す楽曲は、書き出すのがバカらしい位のパーティークラシック中心で、黄金期のHipHopとNewJackSwing期のR&Bを核に、ミックスが進んでいくのですが、各楽曲の突っ込み方・ミックスの仕方・曲の目立たせ方が半端ないっすよ!!
 スタイルとしては、MegaMix、またはMasterMixにてミックスをし、各楽曲が短めに選曲されてはいるが、テンポよく繋がれており、聞いているとバラバラのはずの楽曲が、一つの楽曲になってる・・・みたいな印象を与えてくれます。
 細かく聞くと、実務はホント細部にまでこだわって作り込んでるな・・・ってのが分かるのですが、そんなことを微塵に感じさせないミックスに仕上がっており、問答無用のパーティーミックスですね(^0^)
 一部楽曲はHasebeさんのオリジナルミックス(エディット)をして使用したり、要所要所でSEを入れたり、シャウトアウト(なんどBDKが!)を入れたりして、PCミックスでないと出来ない盛り上げ方を実践しおり、アナログでは不可能なミックスを駆使し、ガンガンに盛り上げていく姿は・・・大変素晴らしいと思います

 
 私個人としては、この作品を初めて聞いた時・・・本当にびっくりしました!
 だって、Hasebeさんの現場で鍛えられた「パーティー感」をベースに、氏の理想に近い形にする為、PCを用いてミックスをすると・・・こんなにも高水準な作品が出来るなんて露にも思わなかったですもん!

 当時、HasebeさんがPCを使ってミックス作品を作るようになった・・・と聞いて、そんなには注目してなかったし、アナログ信奉者としては、PCでミックスする時点で「あ~あ、手を抜いてるのかな・・・」と思ったわけですよ・・・
 しかし、この作品を聞いて、本当にビビりましたよ! なんでこんな凄いミックスが出来るんだ・・・とか、音圧が高すぎだよ・・・っと!

 今となっては、アナログでミックスしようが、PCでミックスしようが、いいミックスなら何でもOKというスタンスになりましたが、この作品を聞かなかったら、意味もなく「アナログ」信奉をしてたのかな~と思います。 
 その意味では、自分の中で、DJミックスに対しての考えを前進させてくれた一枚かもしれないですね・・・ 
 ミックスで重要なのは、レアなレコードを揃えることでもないし、ビックリするぐらいの技を駆使することでもない・・・そう、センスが重要なんだ・・・ってことに気付かされました(^0^)


 あっ、一応、苦言も入れとこう・・・かな(^^;)
 ミックスに関しては、細部までこだわっていて、ビビるような選曲が連発するのですが、全体的なミックスの流れとしては・・・そんなにストーリー性はなく、意外と聴きどころ(=選曲の山ですかね)は少ないかな~と思いました。
 う~ん、ずーっとハードパンチを繰り出すボクサーのような・・・大味感があり、ジャブから始まり、徐々に盛り上がっていく・・・みたいな「わびさび」がないのはちょっと残念だな・・・と思いました。
 でも、それも全然気にならないんですよね・・・首振ってるからww

 
 なんか、毎度の如く上手くまとまらない文章になりましたが、上記のような無駄な予備知識がなくとも・・・首振り必死なミックスに仕上がっており、Hasebe氏のアイデア&テクニックが随所で生かされてる高ミックスであることには間違いありません!
 ノリノリなHipHopを聞きたいな~って方には絶対お勧めな1枚ですよ!!

Artists / Title : DJ Hasebe aka Old Nick 「Studio 69 vol.2 - Finish Ya School Megamix 89-91」
Genre : 90's Hip Hop 、R&B、House
Release : 2005年2月
Lebel : Studio 69 No Number
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