HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Tohru Takahashi 「Groove presents Disco Origin - Non Stop Mix」
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 昨日は、出張で新潟に行ってきましたが、この時期だと東京とそんなに気温が変わらず、雪とかも積もってないんすね・・・たいして調べずに行ったので、無駄に防寒仕様をして暑かったです(^^;)
 んなわけで、あまり知られてない1本をご紹介です~♪

 
 ジャケに小さくしか記載がないので、気づかない方も多いと思いますが、あの「高橋透」さんがミックスを担当したミックス作品になります・・・透さんのミックス作品はあまりないので、結構貴重だと思います(^0^) 
 作品の体制上は、現在もクラブ・レコードシーンを支えている「GROOVE」誌が作品の監修をし、選曲とミックスを透さんが担当・・・という形になっており、メジャーでのオフィシャル(権利クリアー)作品になります。


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 どういう経緯でこのCDが発売されたかは調査不足なのですが、おそらく・・・音楽誌の名前を借り、作品としての「マスアピール」性を高めた・・・部類のものだと思います。 このCDが発売された頃のGROOVEを見ればいいのかも知れないですが、持ってなかったので、憶測になります・・・
 ただ、時期・企画にもよりますが「旧GROOVE(左の写真)」も、レコードバカ御用達の雑誌とあって、大変「濃い」内容を連発していたし、旧刊を経て復活した「新GROOVE」にいたっては、最初こそ機材中心の内容(GROOVE自体はSound & Recording Magazineの別冊なので)でしたが、徐々にDJ・レコードなどに特化をし、マニア泣かせな内容なので・・・そのを被ったわけなので、悪いわけがないですね(^0^)
 このCDも、透さんの力量があって・・・の作品なのかも知れないですが、GROOVEの志向性がしっかりと生かされてます!!


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 んで、透さん・・・ですね・・・私は完全に後追いですが、ホント重要な御大だと思います!
 詳しくは、左上の「DJバカ一代」を読んでいただけたら分かりますが、日本にHouse、Garage・・・というか「愛のあるDance Music」を広めた第一人者だと思います。

 70年代のDisco時代より活動し、80年代は時期は違いますが、NYの伝説的クラブ「Saint」「Paradise Garage」を体験し、NYで得た経験をもとに80年代末に「芝浦GOLD」の運営に参加し、自身もDJとして現場に立ち、それまでアンダーグラウンドだった日本のHOUSEシーンを広げた功績があると思います。
 今でも、先人より語り継がれますが、GOLDのサウンドシステムの強力さ、パーティーの濃さなどは印象的で、その一端であった透さんが「日本のクラブシーンを動かした」と言っても過言ではない・・・でしょう!

 また、GOLDのクローズする90年代中盤以降も「T's Works Productions」を立ち上げ、各種クラブイベントの開催、CDの企画・・・などをし、HouseシーンをDeepに底上げしており、近年は、MOODMAN、宇川直宏と共同で、GOLD時代の「変態」性を特化したパーティー「Godfather」でのDJが有名ですね~
 あと、Larryが生みだした「Garage」という概念(?)を伝えるべく、六本木「Club R」のプロデュースや、Larry関連のミックス作品各種音楽誌(超ハウスディスクガイドとか)への寄稿などを行い、後輩たちへの教育活動にも抜かりがないですね(^0^)

 私自身も、透さんの著書「DJバカ一代」を読み、House/Garageに対する理解を深め、現在のクラブ活動なり、音楽嗜好に対して、多大な影響を頂きました・・・バカ見たく踊ってるのは、透さんのせいです・・・たぶん(^^;)


 そんな透さんですが、上記写真の「Returns」というイベントの頃(98年、99年)の作品が今回のモノになり、T's Works Productionsとして今回の作品に参加をしています。

 内容的には、透さんが得意とする「70年代、80年代のDisco、DanceClassics、Garage」をミックスし、パッと聞くと地味な印象があるのですが、深く聞くとDeepな内容にヤラレます!

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 権利クリア―ものなので、収録曲で手持ちなのを貼り付けますが、リリース元の「ビクターエンターテイメント」が持っていたカタログの中から選曲をし、レーベルとしては「UNI Disc」関連が多く、Fantasy、Prelude、Solar、Curtom・・・なんかが該当します。
 メジャーでやると、選曲の幅が狭くなる可能性が絶対的にあるわけで、比較的に渋めな曲が多い上記レーベル群を上手く調理する透さんの力量はナイスです。

 選曲的にはガンガン上げる類ではなく、ミドルテンポでコントロールしている感じで、Garageの「耽美さ・深さ」を受け継ぐような印象があります。
 それこそ、Jocelyn Brown / Somebody Else's Guyであれば、オリジナルではなく、アカペラとDubミックスをうまく使い分け、耽美な透明感を演出したり、Blackbyrds / Rock Creek Parkなどでディープな展開に運んだり、選曲眼の高さが発揮されています。
 ガンガン盛り上げるのであれば、各レーベルともボムがたくさんあるのに(例えばSylvesterとかSharonReddとかね)、あえてボムを外してる印象もあり、渋いですね~
 まるで、ダンスフロアーで聴いてると、音に「ハマって」しまう類の曲を集中的に選曲してるようで・・・キャリアの違いに唸ってしまいます
 
 そして、選曲の流れも、前半は静かに流しつつ、いろんな印象を展開づけつつも、徐々に上げ始め、Fat Larry's Band / Lookin' For Love、Two Tons O' Fun / Got the Feeling など、ド定番ではないけど、有名な良曲でピークに持っていくあたりは流石ですね(^0^)
 ド定番のブっ込みも悪くないですが、こういう選曲は、クラブで音にハマりながら聴きたいものですね・・・
 

 ただ、全体のミックスとしては「地味」な印象があり、その点がマイナスに働いてるのは事実だと思います。
 繋ぎに関しては、ホント地味につなぎ、クロスはしてるけど、フェードイン・フェードアウトで、ロフトミックス的に繋いでおり、各曲のモチベーションをフルに発揮してる・・・とは思えません
 ピークと書いた「Two Tons O' Fun / Got the Feeling」であれば、もっと上げられる展開に持って行けるのに、地味目に終わらせたり、他の曲も地味に繋ぐので、いわゆる「DJミックス」の醍醐味みたいのは少ない・・・と思いました
 なんか「不完全燃焼」なイメージがあり、DJとしたら「もったいない作り」にしちゃったな・・・とも思えます。

 自分なりに理由を考えましたが、これがミックス作品ではなく「コンピレーション」の位置として作ったのであれば、ミックスも地味にするのかな・・・と思いました。
 つまり、DJミックスが重要ではなく「各楽曲」の存在の方が大切なのであれば、各楽曲の印象なり構成を変えてしまえるDJミックスを少なくする・・・方向になるわけです。
 このCDの制作意図が読めない・未分析なのが残念ですが、おそらく「コンピレーション」としての位置が強いので、DJミックスは控えめにした・・・と私の中では結論づけました。
 そうなると、透さんの「氏名記載」が小さく、目立たなく表記してる理由も分かった・・・ような気がしました。


 パッと聞いただけだと地味な印象があり、アゲアゲ感を求める方には辛い内容だと思いますが、全体的に貫いてるミッドテンポの「渋さ」は、理解度の高いリスナーほど堪らない内容には仕上がってると思います。
 大人の選曲・・・と言ってしまったらそれまでですが、「ガキには出来ない選曲」なのは間違いないので、夜にゆったり聞くのも悪くないですね・・・
 ミックス作品コーナーではなく、ソウルの「V.A」の棚にある感じなので、探してみてくださいね~♪


<Release Date>
Artists / Title : Tohru Takahashi 「Groove presents Disco Origin - Non Stop Mix」
Genre : Garage、DanceClassics、JazzFunk・・・
Release : 1999年
Lebel : ビクターエンタテイメント VICP60653
Notice : ジャケは言わずと知れた「若野桂」さんですね(^0^)
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