プレイした曲でいけば、左上の「Choco the New Harlem Sound / My Little Donkey」とか右上の「G Force / ABC」は有名でしょう・・・今回の作品でも、MUROさんが発掘したと思われる曲が多数で、上記の2枚はもちろんですが、レアな輩が多数ですよ! Donkeyのオリジナルはまだ万越え(写真はブートです・・・)だし、あのRick Rubinがリミックスをした「Queen / We Will Rock You (Remix)」などのようなレアなOld SchoolやMiddle Schoolの曲が多数収録されています。
特に象徴的なのは、写真左上「Disco 3 / Human Beat Box」から、定番の「Funky 4 + 1 / That's the Joint」の繋ぎで、Disco 3の中盤で「♪~~~ one for me !! ♪」とライムしてるところから、Funky 4に繋ぎカットインしつつ、Funky 4のブレイクの上で♪one for me♪で擦ってるところですかね~ このコスリは、正直Ulticut Upsなんかを聞いちゃうと、そんなには上手くないのですが、今となってはなかなか味があるコスリだし、こういった定番ネタの使い方は上手いすよね!!
また、左下の定番ビートである「Funkadelic / You'll Like It Too」は、先ほど紹介をした同ネタであるMy Little Donkeyから、Danny Krivit(Mr,K)製作の定番エディットに繋ぎ、声ネタ(1,2,3,4!)のところでクイックで別曲につなぎ、速い展開のHipHopミックスの好例を表してます!
まず、分かりやすいところだと「ネタ系」の曲だと、個人的には写真左上の「Dave Cortez / Happy Soul With A Hook」っすね・・・言わずと知れた「Christina Aguilera / Ain’t no other man」ネタですが、プレミアが使う数年前にMUROさんが使ってたわけですから・・・流石King of Diggin'です!! その他にもBDKネタとか、楽曲自体がカッコいい旧譜も多くプレイされててヤラレます・・・皆さんもそうだと思いますが「Tom Jones」使いはズルイですよね!!
あと、後ほど詳しく紹介するDisco/Garage系の曲も渋い曲が多くメチャクチャ影響を受けました・・・王道なのは間違えないですが、そんなのプレイするの!って曲が多いかと思います。 例えば、写真左下のBrazil産の謎のDiscoである「Erasmo Carlos Convid / Se Voce Pensa」なんかは、Discoが好きな方でも掘れない(プレイしない)でしょう・・・よくこういう曲を探してくるな~
また、そういったマイナーな曲でも、MUROさんがプレイしたことで人気になった曲もあり、ミッキーのいなたいジャケでお馴染みの「Mickey Mouse Disco / It's A Small World」なんかはそうだと思います。 ミッキーちゃんは、プレイではErasmo Carlos Convidの次にプレイしてますが、この繋ぎは思い付かないよ・・・違和感の無い「異ジャンル繋ぎ」にはグッときます!!
個人的に好きなのは中盤でプレイされる「Mcfadden & Whitehead / Ain't No Stoppin' Us Now」のブレイクを使用したクイックミックスが好きです!!
手拍子だけのブレイクの上でアカペラで♪No Stoppin'~♪と繰り返してるところ(上記のシングルだと一番最後の方)の4小節を使用したクイックミックスなのですが・・・その4小節の後は、ネタとして有名な「Unlimited Touch / I Hear Music in the Street」のイントロ4小節にクイックし、またAin't Noの同じブレイクに戻します・・・ そしてAin't Noの同じ4小節を繰り返したと思ったら、De la のSaturdayネタで有名な「Instant Funk / I Got My Mind Made Up」の印象的なイントロにクイック・・・ んで、また4小節プレイしたらAin't Noに戻し、4小節をかけ、これまた定番な「Al Hudson & The Parters / You Can Do it」に繋ぎ、そのまま流していく・・・という、メチャクチャカッコいい展開です。
それまでクイックミックスでHipHop的な雰囲気を出しつつも、Al Hudsonを長めにプレイすることでDisco的なグルーブに変化していく感じなのですが、そこで繋いでくるのが親父Discoクラシックでもある「Kool & the Gang / Lady's Night」ですよ!!
いや~この辺の曲はカタカナの「ディスコ」ではプレイするでしょうが、大ネタ過ぎちゃって対象外な曲かな~と思ってましたが、ロングミックスで繋いでいくと凄くグルーブがあってイイんですよね!! 数年後にリリースしたオフィシャル盤の「Super Disco Breaks」でも同様な使い方をしてますが、この辺を聞くとMUROさんのロングミックスの上手さが分かり・・・一番最初で触れた「ミックスの進化」が一番感じられると思います(^0^) ちなみに、Koolのこの12inchはメチャクチャ音圧が良く、ドラムのノリとかがハンパなくイイですよ!!
そして、Koolで南国的でグルービーな雰囲気を出しつつ、MUROクラシックで有名な「Forrest / Rock the Boat」にミックスし、更に南国的なグルーブなり、最後はこれまたMUROクラシックな「Shirley Bassey / Copacabana」に気持ちよくロングミックス・・・この流れも最高ですね!! 曲が持つ南国テイストな雰囲気をうまく利用したミックスで、ロングミックスで繋いでいくことで徐々にグルーブを展開させていく感じが気持ちよく、最高な流れで終わりに向かいます(^0^)
テープの紹介の前にも書きましたが、ロングミックスと南国テイストが上手く機能したミックスで、このミックスこそ「Super Disco Breaks」の「結論」を表している部分かな~と思います。
例えば、Dimitriも取り上げたナイスな80's Boogieである「Fresh Band / Come Back Lover」はLesson5の最後でプレイしますが、それまでかなりHipHop感が強い流れの最後にコレを入れてくるセンスが素敵で・・・こういう所は真似出来ないっすね!! 多分、トラックリストを見ただけでは脈略が無い選曲になるのですが、違和感が全くなく、なぜかグルーブが続いてるんですよ・・・気持ちよくって最高です!!
あと、Lesson 7では、昔よりGarageクラシックで、MUROさんがチョイスしたことでHipHop界隈でも知れ渡った「John Gibbs and U.S. Steel Orchestra / Trinidad」であれば、あえてBPMを落としてプレイしており・・・そうすると雰囲気がReggaeノリなDiscoミックスになり、不思議な気持ち良さが体感できます!! Trinidadって、個人的なイメージだとドラムやベースの疾走感のあるグルーブが聴きどころで、BPM的には「上げる」方向の曲を・・・あえて「下げて」プレイしてる辺りにセンスの良さが出てますよ!! ちなみに、Trinidadの後は、MUROさんのミックスでは結構な頻度で登場するRisco Connectionもので、ミックスの主題に合う鬼レアなI'm Caught upのカバーをプレイしてます・・・00年の時点でそれを掘ってんのかよ!!
最後にLesson8だと、オーラスでSwing感のあるDiscoテイストに持ち込んで、綺麗に終わらす感じが上手いんですよね!! これもMUROさんプレイで知れ渡った「The Charlie Calello Orchestra / Sing,Sing,Sing」をプレイし・・・El Cocoのようなビックバンド時代のゴージャスな感じ空気になったところでド定番の「Elbow Bones And The Raketters / Night in New York」をロングミックス!! 個人的にはこの繋ぎは涙腺に来るんですよね・・・終わってしまう寂しさがあるんだけど、ポジティブなグルーブもあり・・・「ぐすん、明日も頑張ろう!!」みたいな感じがするんですよね・・・憎い演出です!!
もし、初めてSuper Disco Breaksを聞くのであれば、この金から入っていただく方が・・・イイかな~と思います!! また、中級者以上の方も、聞いていただくと、Ulticut的なハイパーなミックスはないですが、HipHopの持つ跳ねたビートを起点に、地に足付いた鉄壁のグルーブミックスに進行するミックスと、掘りの深さが体感でき、勉強になるはずです!! 相変わらず、トラックリストはついてないですが、検索時代の今、気合いを入れて歌詞の一部を検索すれば分かったりするわけで、MUROさんにリスペクトしつつ、掘りましょう!!
ついに来ましたね!僕も大好きです!ヘビロテしていて一ヶ月聞かないことはないかもしれないくらいです~。Lesson6が一番好きですね。Lesson5も好きですがね!Come Back Lover/FreshはこのMIXで初めて聞いてめっちゃ好きになった曲なんですよね~。
MIXの幅もテクもかなりよくて飽きずに聞けるのはこのMIXくらいではないでしょうか。
地味なとこなんですが、ロングミックスでピッチいじりなのか音が軽く歪むのが最高なんですよね!笑
また、細かく聞いてると、ピッチのズレを手動で調整してて、音がゆがんだりしてますよね・・・
Disco時代特有の、ドラムのズレが原因だと思いますが、タンテを触って調整したんでしょうね~
この作品ではないですが、銀の方のSuper Wolf → 嫁のI'm so hotでは、それが分かりやすく、
実際に試してみると、どうやってもBPMがずれ、手で補正しないとミックス出来ないっすね(^^;)
ただ、こういったミックスに「人間味」を感じるわけで、タマランですよね(^0^)
コメント
りょー
MIXの幅もテクもかなりよくて飽きずに聞けるのはこのMIXくらいではないでしょうか。
地味なとこなんですが、ロングミックスでピッチいじりなのか音が軽く歪むのが最高なんですよね!笑
2009/04/20 URL 編集
mixtapetroopers
書き込みありがとうございます(^0^)
おおっ、お好きでしたか・・・内心、金と銀で、金が好き・・・って書くのって、自分だけかな~っと思っていたので、仲間がいて嬉しい限りです。
金の中ではLesson6が好きだったので、キバッて書きましたが、5のCome Back Loverもいいですよね~
まだ、タイミングが合わず、ゲットしてないのですが、今となっては、この手のGarageチューンもしっかりと掘ってるMUROさんに感服です(^^)
あと、そうなんですよ・・・この作品だと割と気持ちいいロングミックスを多用してて、気持ちよく聞けますよね・・・
その点を、強く書いたつもりが、私の説明が下手なので、うまく伝わったか心配です(^^;)
また、細かく聞いてると、ピッチのズレを手動で調整してて、音がゆがんだりしてますよね・・・
Disco時代特有の、ドラムのズレが原因だと思いますが、タンテを触って調整したんでしょうね~
この作品ではないですが、銀の方のSuper Wolf → 嫁のI'm so hotでは、それが分かりやすく、
実際に試してみると、どうやってもBPMがずれ、手で補正しないとミックス出来ないっすね(^^;)
ただ、こういったミックスに「人間味」を感じるわけで、タマランですよね(^0^)
今後も、頑張って更新していきますので、ご愛顧をよろしくお願い致します m(_ _)m
2009/04/21 URL 編集