HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Books of 「Suburbia Suite」 - サバービアとフリーソウルについて
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 そういえば、最近は大ネタな更新をしてなかったので・・・かねてより画作をしていたネタを公開です(^0^)
 ただ、内容的には世代が違うし、得意分野ではないので、事実と違うところがあるかも知れないですが、参考程度に読んでください(^^;)

 日本が世界に誇れる、日本発の音楽運動「FreeSoul」の名作ディスクガイド「Suburbia」のご紹介です~♪







< What's Suburbia? >

 紋切りで説明するのにはちょっと自信がない・・・ですが、今となっては知らない方も多いと思いますので、ちょっと頑張ってご紹介します。
 
 まず、「Suburbia」という言葉の意味を紹介する前に「Free Soul」「橋本徹」という2つのキーワードを紹介しないといけません。



Free Soul / フリーソウル

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 レコードを買ってなくっても、上記のようなCDなり、デザインを見たことがあったり、CDを買ったことがある方は多いかと思います。
 SoulやJazzが中心にBrazil、Bossa、Latin、EasyListning、Europe、HipHop、R&B、そしてClassicまで・・・あまたのジャンルをコンパイルし、良質なコンピレーションをリリースするのが「Free Soul」です。

 今となってはコンピレーションCDにおける「ブランド」的な意味合いが強いですし、選曲者である「橋本徹」さんの個人ユニット名みたいな意味合いも強いと思います。


 ただ、スタートとしては「音楽のサブジャンル・聞き方」としての意味合いが強かったと思われます。

 発端は、90年代初期、渋谷にあった「DJ Bar Inkstick」で始まったDJイベント「Free Soul Underground」で、中心人物だった橋本徹さんやその周辺の人物達が、SoulやJazz、Brazil、Latinなどの旧譜ジャンルより自分たちが好みな曲を選曲し、ジャンルを超越したプレイをし、全国的にフォロワーを作り出した・・・パーティーで、現在言われる「FreeSoul」という名詞・形容詞はココからきていると思われます。
 現在も場所を変えながら続くパーティーで、私は行ったことないですが、このパーティーを通して広まった「音楽」「音楽の接し方」が転じて「FreeSoul」というジャンルが生まれたと思われます。

 その音楽については、紋切りでは説明できませんが、ある種「RareGroove」的な意味合い(ジャンルではなく、聞き方?)を持ち、フロアライクなダンサンブルな内容だったり、チルアウト出来るような曲だったり・・・結局「コレです!」って言えないのが悔しく、いわゆる「Soul」の範疇には入るんだけど、つい「う~ん、FreeSoulかな」って思ってしまうジャンルですかね・・・

 コレを定義するのはなかなか難しく、橋本さんはじめ、当事者たちも説明しずらい・・・ようです

 例えば、当時のムーブメントを支えたレコ屋の一つである「FaceRecords」のブログでは、FreeSoulを以下のように表現しています。

 「一般的には、気持ちのいいもの。良い曲。くどくない、あまり黒くない音。そしてあまりROCKっぽくない音。ビートがしっかりしている。どこまでもニュートラルな、どのジャンルにも属さないジャンルレスなSOULといったかんじでしょうか?」

 う~ん、よく分からないですね(^^;)

 ちなみに、当事者である、橋本さんの表現だと以下のようになります。

 「フリーソウルとはジャンルを表す言葉でなく、ある種のフィーリングやぼくたちはこう感じるという自由な意思、つまりはフリー・マインド的な意味合いが強いんだ」

 こちらも、明確な答えではあるんだけど・・・明確でない感じもします(^^;)

 個人的に行き着いた結論は「いわゆるSoulを中心とする、踊れたり、リラックス出来たり・・・直感で「良い」と思えるグルーブが含まれている曲」であり、ジャンルの傾向としては「それらの曲をジャンルレスに選ぶ・聞く態度がある=オープンマインドがあること=自由な心で(Free Soul)」が重要だと思います・・・
 つまり、ジャンルを定義せず、素直な気持ちで「音楽」に接するって態度がポイントで、実際にそれを実践したのが「FreeSoul」シリーズだし、橋本さんの力量だと思います。


 なので、FreeSoulって言葉をさすときは、「ある特定な雰囲気・グルーブを有する曲を好む、ジャンルレスな音楽ジャンル」であり、その集約である「ジャンルを横断するコンピレーション・ブランド」というと分かりやすいかな~と思います。



橋本 徹 / はしもと とおる

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 んで、橋本さん・・・ご紹介をした「FreeSoul」ムーブメントの中心人物です。
 大阪の府知事さんとは平仮名読みでは同姓同名ですが、変遷やキャリアなんかを追うと面白く、知らぬ間に影響を受けていた人物です。
 ちなみに左がDJ Bar時代の橋本さんで、右が現在のお姿です・・・ちょっと「ふっくら」されましたね(^^;)

 橋本さんは、1966年東京生まれで、大学生ぐらいからFreeSoul的な音楽を自分の感性が信じるまま買い始めたようで・・・もともと「雑食」的な音楽の聴き方・接し方をしていたようです(この辺はうる覚えです・・・)。
 んで、社会人になり、講談社に入社し、あの「Hot Dog Press」の編集に携わり、その後、講談社を退社し、音楽業界の道へ進んだようです・・・
 Hot Dog Pressって、私も中学生ぐらいのときは読んでましたが、歴史的にみると「いとうせいこう」さんだったり、「山田五郎」さんだったり、元編集者な有能な文化人(?)を排出してるんですよね・・・なんでなんでしょう?

 そして、音楽業界へ進んだ橋本さんは、自らの信念を信じ(違うかな?)、FreeSoulUndergroundを始め、今回紹介する「Suburbia Suite」を発刊したり、FM番組の選曲をしたり・・・自分(自分たち)の信念を広めていき、時代の中心人物になっていきます。
 90年代初期、それこそ「渋谷系」といったマスコミ先行な言葉の中心には、橋本さんがいたと思いますし、今となってはなんかダサいイメージがありますが、価値は大変大きいと思いますし、影響を受けた方も多いと思います。

 んで、その「Suburbia」が認められ、本格的にコンパイラー・選曲者の仕事が増え、FreeSoulのCDをリリースし始め・・・間でTowerRecordsのFreePaper「Bounce」の編集長をした時期もあったり、カフェ(Apres-Midi)を作ったり・・・紆余曲折があって今に至っています。
 現在では、コンピは「180枚(!)」も累計リリースされ、選曲者としての顔意外にも、カフェの経営(Apres-midi)とか、Suburbiaのような執筆活動など・・・また根本にある「DJ活動」もしつつ、現在でも精力的に活動しています。



Suburbia Suite / サバービア スイート

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 んで、やっと本題のSuburbiaです(^^;)

 直訳すると「Suburbia = 郊外居住者」「Suite = 組曲」な意味ですが、Suburbiaというのは上記の「FreeSoul」を生み出した「橋本徹」さんが、その「音楽ジャンルとしてのFreeSoul」を広めるべく作成した「音楽ガイド本・ディスクガイド本」を指します。

 Suburbiaという言葉は、今となっては、音楽ジャンルとしての「FreeSoul」と同じ意味合いでジャンル・聴き方として形容されたりもしますね・・・個人的には、フロアーライクなのが「FreeSoul」で、ラウンジーなのが「Suburbia」なのかな~と思ってます。

 ただ、私の中では以下で紹介するようなガイド本を「Suburbia」とし、その根底にあるジャンル・聴き方を「FreeSoul」とします。
 でも、人によっては考え方が違うし、時代によっても違う(現在はFreeSoulって言わないしね~)ので、あんまり鵜呑みにしないでね・・・(^^;)

 取り扱うジャンルは・・・一言でいえば「FreeSoul」って言葉で片付いちゃうんですが、ホント幅が広く、いわゆる旧譜的なジャンル(Soul、Funk、Jazz、Brazil、Bossa、Latin、EasyListning、Europe・・・)がメインではあるのですが、HipHopも、R&Bも・・・新しい音楽も並列に近い形で掲載されています。
 まさにDJカルチャー以降の聴き方・チョイスの仕方というか・・・、う~ん、結局は「FreeSoul」を体現しているディスクガイドに仕上がっています。

 なお、大半の文章は橋本さんが書いていると思われますが、橋本さんは「Editor=編集長」な立場で、多数のライターさん&ゲストが参加をしています。

 なぜ「Suburbia」というタイトルになったのかは、分かるような気もしますが、詳しくは分かりません・・・
 ただ、このガイド本・・・ホント重要な存在で、これを読んだリスナーがオリジナルのレコードを探し始め、90年代の初めに消滅しかけた「レコード文化」を再興させた一端はありますし、幅広いジャンルを聞くことでリスナー側の耳が肥え、高度な音楽理解ができる環境などを作り上げた・・・点でも重要だと思います。

 今回は、この「Suburbia Suite」のガイド本の紹介が本旨になり、以下で時代順に紹介をしていきますが、このガイド本の紹介を通して、「Suburbia」なり「FreeSoul」について考えてみたい・・・と思います。

 ふう、長いイントロはこれで終わりです(--;)







<Books of Suburbia Suite>


 はじめに - 文章について -

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 Sabarbiaは結局のところ「ディスクガイド」なんですが、一般的に流通しているディスクガイドと比べると、紹介文章に「くせ」があります。
 執筆者である橋本さんの文章がモロにそうで・・・それが「味」であったりはするんですが、時として読みにくい場合もあり、始めて読む人にとっては分かりづらかったりします。 
 かくいう私もそんなには・・・みたいな文章なので、先にちょっと文章について指摘します。


 ディスクガイドって言うと、上の2枚の写真のように、レコ写と紹介文章が100~200文字ぐらいあり、内容を簡潔に紹介したり、紹介者の思いだったりを書いたり・・・みたいのが一般的です。
 また下の写真2枚のように、枠で囲まず、紹介する文章を続けてレコードを紹介する・・・みたいな方法もありますね。

 Suburbiaに関しては、説明した2つのスタイルを使っていますが、説明が直接的な内容ではなく、「イメージ」や「雰囲気」「グルーブ」なんかを重要視してる文章が多く、何を言いたいのか分からない・・・みたいな場合があります
 つまり・・・表現がしづらいのですが、そのレコードに対する的確な話以上に、そのレコードから発せられる「イメージ」みたいのを表現・提示することが多く、読む者はその「イメージ」を受け取り、その音楽を理解する・・・みたいな感じです。

 特にこの傾向は、過去の音楽で、そんなには跳ねてない曲・・・なんかに多く、下段のスタイルのような「文章を続ける」スタイルのものに多くみられ、そのフレイバーみたいなのは上段の「枠組み」スタイルのものにも影響があります。

 文章スタイルなものは、時として散文調だったり、旅行記のようだったり・・・例として、右下の写真をクリックして文章を読んでもらえばなんとなく分かるかな~とは思いますが、なんか小洒落た感じです(^^;)
 なんか、ANAとかに乗った時に座席の前にささってる機内誌に載ってる文章みたいな・・・ちょっと重厚感と懐古感があるような・・・「大人のたしなみ」みたいな文章が多く、レコードガイドとしては「異端」な位置にある・・・と思われます。

 また、個人的には「青春文章」って呼んでますが、「あの頃は・・・」みたいな内容で、昔を振り替えつつ、その時流れたっという触れ込みでレコードを紹介する・・・文章も結構あり、これは読んでてちょっと恥ずかしくなります(^^;)
 その音楽が「若々しい」とか「瑞々しい」みたいのがある場合、結構使われる方法ですが、いや~なんか「ボーイズビー」みたいな青っぽさがあって、赤面しちゃったりします。 
 

 ただ、レコードガイドって、文章と写真で表現する以上、文章でそのレコードなどの「音楽」を表現しないといけない・・・側面もあり、その点では橋本さんの表現方法は間違えがないかな~と思います。
 実際、FreeSoulという音楽を考えると、FreeSoulらしい「雰囲気・イメージ・グルーブ」を持つ音楽の集合体なので、その「雰囲気など」を表現するのであれば、直接的にレコードの紹介をする以上に、文章全体で「雰囲気」を紹介し、その「雰囲気」が生かされてるレコードはコレですよ・・・みたいなガイド方法は間違いないと思います。
 でも・・・読みなれない人にはキツイですね(^^;)





① Suburbia Suite : 1990年代前半

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 個人的には「オリジナルSuburbia」と読んでるディスクガイドで、FreeSoulムーブメントが花開いた90年代前半にリリースされたものです。

 元々は、橋本さんがFreeSoulを伝えるべく発行していたFreePaper「Suburbia Suite」が母体で、音楽とか映画の評論・紹介なんかをしてたようです・・・調べてみたら、橋本さんのサイトに資料があったのでこちらから確認してね♪
 そして、そのFreePaperが評判になり、それを発展し、ディスクガイドのような形にして販売したのがこの「オリジナルSuburbia」です。

 実際、この本も自主製作のため、本屋さんでは売られてなく、レコード屋とかCDショップとか・・・ある程度「分かってる」ところでしか売ってなかったと思われます・・・

 内容としては、今のSuburbiaと同じで、ある特定のセレクションで内容を分け、橋本さんが中心にレビューを行いつつ、ゲスト執筆者がいる・・・みたいな感じのガイドになっています。

 しかし、この本が出た価値ってホント大きく、インターネットも専門書もなかった90年代初期に、DJやマニアの間でしか知られなかった曲を、一般リスナーに伝え、その「FreeSoul」という価値観を広めた点は重要だと思います。
 また、これに付随して、紹介されたレコードに注目が集まり、中古レコード店に再びスポットライトが当たり、現在にもつながる「レコード文化」が開花したり・・・、DJに注目が集まり、日本におけるDJブームの一因を引き起こしたり・・・なんかもありますね。

 ちなみに、この初期ものは、今回紹介する4冊でフルコンプなのかどうかはわからないですが、記憶だとこれで全部だと思います・・・??
 また、どれも中とじ式で、単館系の映画のパンフみたいです(^^;)



1, Suburbia Suite ; especial sweet reprise 19921121 (1992年冬)

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 おそらくですが、これが一番最初のSuburbiaだと思われます。

 映画音楽やイージーリスニングっぽいラウンジーなレコードが中心で、レアなOSTものが多数掲載されています・・・単館系の映画のパンフっぽい作りなのは、これが所以なのか??(^^;)
 んで、映画関係が中心なので、よく分からない映画評(写真左下)なんかも掲載されています・・・懐古的な雰囲気を伝える意味ではいいのかな? 

 なお、橋本さんが中心執筆になりますが、ゲストとして小西康陽、小山田圭吾、高橋健太郎、二見裕志さんが執筆してます。

 また、このころは広告を取ってて、Waveとか洋服のShipsとか、ピチカートとか、ヤン富田(!)とか・・・きっと仲間から有志って形で広告を募ったんですかね??



2, Suburbia Suite ; Introducction to Future Listening (1993年夏)
 
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 ①の翌年に出たもので、こちらの方がそんな内容で、FreeSoulらしい・・・雑多でいろんなジャンルが掲載されてるんだけど、ある一定の雰囲気で統一されている・・・ジャンル的にはBrazil、French、Moog、Soul、SoftRock、Latin・・・など魅力的な旧譜の紹介があります。
 タイトルでも提示されてるとおり、未来でも聞ける曲の紹介・・・う~ん、オーセンティックな曲の紹介ってことなんですかね~?

 ゲストは、テイ・トウワ、小西康陽、山本ムーグ、高浪敬太郎、コモエスタ八重樫が執筆してます!



3, Suburbia Suite ; welcome to free soul generation 19940409 (1994年春)

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 個人的には、これが一番FreeSoul/Suburbiaっぽいな~と思ってる一冊で、1994年にリリースです。
 
 今までの2冊では使われなかった「FreeSoul」って言葉がしっかりと使われ、「Soulじゃない・・・うん、FreeSoulだ!」って感じの見慣れたレコードが多数掲載されています。
 ちょうど、FreeSoulの名前を冠したコンピレーションがリリースされ始め、執筆者側でも「FreeSoulってこういうものだ!」みたいなのが明確になったんじゃないかと思います。
 ジャンルとしては、Soul、Funk、Latin、Jazz、その他・・・といろんな種類を網羅してますが、一般的に思われる「FreeSou」lらしいセレクションになっています。

 なお、ゲストは、池内美加、高橋健太郎、山下洋、二見裕志、矢部直、渚十吾が参加してます。



4, Suburbia Suite 19960214 ; Classics For Mid-90's Modern D.J. (1996年冬)

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 今までのSuburbiaとはちょっと毛色が違うんだけど、ホントFreeSoul/Suburbiaらしい幅の広さが伺える1冊です。

 FreeSoulのCDが着々とリリースされ、業界内での信任、リスナーからの信頼が強くなり、FreeSoulというジャンルがさらに広がった時期と想定され、FreeSoul的なレコードは更に紹介されています。
 ひとまとめで「FreeSoul」と区切られてますが、Soulあり、Funkあり、Brazilあり、Discoあり・・・っとマネのできない幅広いセレクションですね♪

 んで、大切なのが後半で・・・いわゆる新譜の類である「HipHop、R&B、GrandBeat」なんかが掲載されている点です!
 実際、ジャンルの壁と時代の壁は関係ない・・・みたいな考え方のあるFreeSoulではありますが、旧譜を紹介することが多かった故、当時は「懐古的な運動」みたいに思われてた・・・ところがあり、こういった新譜な流れは意外かもしれないです。
 ただ、FreeSoulの名前でこの時期に新譜系のコンピ(FreeSoul 90's 写真右下)を作っていたり、現場でもプレイしたり・・・そして現在の「Mellow」シリーズでもチョイスしており・・・FreeSoulにおいて、「ジャンルと時代の壁を作らない」ってのは重要な要素です。
 ちなみに、内容的にはかなりドープで、「96年の時点でこれをチョイスするの!」みたいな・・・流石FreeSoulなセレクションです!!

 んで、新譜系があったりするので、ゲストは二見裕志、山下洋、DJ Doc Holiday(辰兄!)、クボタタケシ、Ken-Bo、荏開津広・・・といった、今までとは違う人脈です。
 ちなみに、辰兄と橋本さんは・・・このころは仲が良かったんですかね・・・







② Tower Records Free Paper 「Bounce」 : 1996年~1999年

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 厳密に言うと「Suburbia」ではないですが、橋本仕事の中では個人的には重要だと思ってる時期で、ちょうど「Suburbia」名義の出版がない時期なので、これも紹介したいと思います。
 ただ・・・これをちゃんと持ってるのは相当レアっすよ(^0^)

 まず、Bounceとは毎月25日ごろ発行される有名CDショップTower Records」が発行するFreePaperで、レコード屋の情報誌にしては異常にページがあり、かつ企画が優れていることで有名で、私も毎月頂戴しているFreePaperの一つです。
 もちろん、レコード屋さんの広告的な位置のFreePaperなので、売りたい新作などの話題が中心になるのですが、ホントマニアックな紹介があったり、インタビューがしっかりとあったり・・・お金出して音楽雑誌を買うのが馬鹿らしくなるほど素晴らしい内容です。
 その内、Bounceも紹介しないと・・・約13年分ぐらいがタンスの中で待機されてます・・・(--;)

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 そんなBounceは、タワレコが上陸した80年代より発行されてたようで、だんだんとページを増やし、内容も濃くなった・・・ようで、その「内容が濃くなった」時期に活躍してたのが橋本さんが編集長をしてた時期(96年から99年)で、この時期のBounceはホントヤバかったです!!

 上の写真は手持ちで一番古い「96年10月号」で、スチャとATCQのダブル表紙がグッときますね・・・奥付を確認すると、しっかりと橋本さんの名前が書いてあるのが分かると思います。
 実際は96年の4月ごろ(?)より編集長になったそうで、やっとスタッフとの息がかみ合い、いろんな「企画」をして紙面を盛り上げるようになった・・・そんな時期だと思われます・・・雑誌って一人では作れませんからね!

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 んで、実際の内容ですね・・・
 手持ちで一番古い96年10月号の中身で紹介してみたいと思います。

 上段2枚は、スチャがアルバムを出すとき、マスタリングで行ったNYに同行した記事で、訪れた「DownStairs」と「D&D Studio」の紹介をしてます・・・う~ん、マニアック!!

 そう、橋本さんらしいな~と思うのが、一般人は必要としないけど、分かる奴らには必要な・・・マニアックな情報もしっかりと入れている点です。
 新作なんかだと、普通にレコード会社からもらった資料を乗せて、ハイおしまい~みたいなので十分だったりするのに、グッとくる記事が多くタマランです。

 また、中段と下段の4枚は、タワレコが当時やってたらしい企画で「Air Groove」という、AORとかブラコンとかCityPopとか・・・爽やかな旧譜を聞こう!みたいな企画の記事です。
 レコード店として、新譜ばっかりでなく、過去の名作も買って欲しいわけで、この手の企画は定番だったりしますが、この内容自体が「FreeSoul / Suburbia」っぽさが全開で、橋本さんが企画に噛んでたんだろうな~と思わせる深い内容でこちらもタマランです。
 ちなみに、この記事だと、著名人に架空の「セレクションテープ」を作るんであれば・・・みたいな企画で、角松敏生とか、キャロル久末とか・・・人選もかなりナイスです!!

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 このころのBounceは、今と違って背表紙がなくホチキス止めで、その後ページ数の増加に応じて背表紙仕様になっていきますが、ホントこの時期のBounceはお世話になりました(^0^)

 Cypherじゃないですが、当時は高校生で、お金もそんなないし、情報もそんなない・・・時代なので、タダでもらえるBounceは、ホントむさぼるように読み、いろんな知識を蓄えました。
 特に当時は、興味の中心であった「HipHop」の話題は本当にタメになったし、その他のジャンルのことも、最初は興味がなかったんだけど、記事を読んでるうちに興味が出て、聞いてみたり・・・橋本さんが意図していた「壁を作らず音楽を聞く」って方向に見事に感化されてしまった・・・と思います。
 このブログをみれば分かると思いますが、私は音楽に壁を作りません・・・変な話、この源流なり影響元が「橋本時代のBounce」だったりするので、もー頭が上がりませんよ(^^;)

 HMVとかでもBounceみたいなFreePaperはありましたけど、企画と内容の濃さにはTowerには敵わず、それもタダで配布・・・なんですから最強ですね!

 なお、橋本さんは、99年4月号まで編集をされており、そのBounce時代もコンピCDの作成なども並行してを行っていました。
 私自身も、橋本さんが編集長をしてたことは、辞めた後に、私が大人になってから知りました・・・当時、橋本さんが編集長だったことを知ってる人ってそんなにいなかったと思いますので、知らず知らずの内にお世話になってる方も多いと思います。
 今でもBounceは必ずゲットして参考にしていますが、この90年後半の橋本さん時代があったからこそ、現在でもBounceが光り輝いてるんだと・・・私は思います。
 ちなみに、橋本さん自身も、このBounce時代は「いい経験になった」っと語ってました。

 あと、Bounceにおいて重要な点は、編集スタッフに有能な人物が揃ってた・・・ってのもポイントです。
 写真の奥付をみると、本名なので分からないかもしれないですが、「山本仁」さんはあの「DJ Jin」だし、「村松誉啓」さんは「スマーフ男組の村松タカヒロ」ですね!
 実際にコアなアーティストがいることで、これから紹介する企画が成り立ったりしてますが、他のスタッフの方も自分の得意分野をしっかりと生かし、最終的に「音楽の壁」がない雑誌を作っていた点は素晴らしいと思いますし、橋本さんの「影響」があったから・・・っと私は考えています。
 
 んでは、以下では、橋本さんらしいドープな企画記事を何点かご紹介します~♪



1, 1997年4月号 Breakbeats特集

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 タイトルをみると、ジャンルとしての「Breakbeats」と思われるかもしれないですが、左上でPremierが出る通り、HipHop・サンプリングカルチャーが生みだした「BreakBeats」を考察する企画で、すごい参考になりました。
 Primoのインタビューもいいですが、オリジナルブレイクの紹介(CDで聞く人には必要ないくらい細かい!)なんかがあったり、米Source誌の100号記念の組まれた「Kool Herc / Grandmaster Flash / Africa Bambataa」のオリジネイターへのインタビュー記事がヤバいですね!
 特に、オリジネイターへのインタビューは、私の記憶だと、翻訳されたのはこのBounce誌だけだと思いますので、かなり貴重です。



2, 1998年5月号 RareGroove特集

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 タイトルの通り、RareGrooveの特集で、RareGrooveという「ジャンルがない音楽」を取り扱ってるだけあって、これが一番Suburbiaらしい感じがしており、ほんとすごいいい内容です。

 出だしでいきなりJB'sのメンバーへのレアなインタビュー(Meceo Parker、Fred Wesley、Bootsy Collins、Clyde Stubblefield!)もヤバいですが、それ以降も基本を押さえつつ、UKの流れ(NorthenSoul → ReraGroove → AcidJazz)を紹介したり、同意義があったGarageの紹介、手前味噌だけど日本におけるRareGrooveであるFreeSoulの紹介ネタという関係でMURO・DevLarge・Jinによる鼎談があったり・・・RareGrooveの奥深さを分かりやすく紹介してる点は素晴らしいの一言です。

 個人的は、当時は勉強中の範疇だったので、これもコピーしてよく見返し、特にディスクガイドは役に立ちました・・・変な話、タワーで買えない(CD化してない・売ってない)のも平気で掲載していて、気合の高さが違いますね!!



3, 1998年10月号 Electro特集

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 いきなり、808(80年代・HipHopを代表する名ドラムマシーン)がドーンと掲載されていて、CDを買う人だと分かる人いるの?ってぐらい「濃い」内容です!
 おそらく、スタッフの村松さん(スマーフ男組)が関与したらしい特集で、スゲーのは、その808を開発したローランドの開発者「菊本忠男(インタビュー時は取締役)」にインタビューをしているんですよ!! そんなの、一般の音楽誌でもやらないよ!! スゲー貴重なインタビューです(^0^)
 んで、その他には・・・ちょうどリリースがあったので、MantronixとかRammellzeeとか、Latin HipHopとか・・・スンゲー内容が濃いですよ!!







③ 出張版Suburbia : 2000年~2002年

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 Bounceを辞めた橋本さんは、引き続き優秀なコンピレーションをリリースしたり、自分のお店である「Cafe Apres-Midi」をオープンし・・・自分の「基盤」を固めつつ、順風満帆に進みます。
 ただ、大事な「Suburbia」の活動も忘れていなく、上記のような雑誌を間借する(依頼を受けた?)形で、Suburbiaを引き継いで行きます。

 この時期のものは「出張版Suburbia」って感じですが、なかなか悪くなく、紹介しないといけません(^0^)
 私が持ってる限りでの紹介ですが、参考にどうぞ・・・



1、Relax 2000年5月号 「Suburbia Suite 2000」

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 まず、出張版の一発目は・・・お世話になった方も多い「Relax」です。

 発行元は、ananとかPopeyeなど、男性女性、世代を問わず、オシャレなファッション・トレンド・カルチャーを紹介する「マガジンハウス」ですね・・・
 Relaxは残念ながら2006年ごろに休刊したようですが、00年代前半では「裏原宿」っぽいイメージのファッション・カルチャー誌として人気がありました。

 私としては、全然興味のない分野なので、音楽系の特集があれば買ったり、古本屋で探したり・・・ということで、ボチボチ保存してありました(^^;)
 基本的には、裏原宿っぽい感じで、全体的に「鼻につく」感じで、好きにはなれませんでしたが、音楽系の特集は「濃い」のが多く、Bounceと同様に、今後紹介しないといけない・・・雑誌でした。

 そんな「Relax」ですが、記憶では突然「Suburbia」をやった記憶があり、一応4年ぶり・・・って触れ込みで企画されてました。
 まあ、橋本さんは「出版畑」を歩き続けたわけだし、FreeSoulなりSuburbiaを通して「ファッション業界」ともお付き合いがあるでしょうし・・・きっと「タイミング」があったんでしょうね!

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 肝心の内容は・・・今回、調査し直して面白いことに気付きました。
 この2000年版は、1992年にリリースされた最初のSuburbiaである「Suburbia Suite ; especial sweet reprise 19921121」へのオマージュをさりげなく混ぜ、紙面を作っています!!

 例示として、上の2枚の写真を参考にしてほしいのですが、1992年版の「表紙」と「裏表紙」を、今回の特集ページの最初と最後に模した構成にしてる・・・んですね!
 写真では、分かりやすいように、1992年版と対比するため、今回の2000年版の左に1992年版を乗せましたが・・・ねっ、そっくりでしょ?
 私個人としては、裏表紙にあたる「Ships(有名洋服店)」の広告でオマージュであることに気付きましたが、橋本さんの遊び心というか・・・それをやるために、Shipsの広告を取って来るなんて・・・力量と気合の入り方にビビらされましたよ(^0^)

 んで、肝心の内容は・・・1992年のオマージュなのかどうかは分からないですが、1992年でOSTとかEasyListningっぽいのを扱ってたように、「打ってない」感じの曲が多いかな~と思います。
 ちょうどカフェをオープンし、実際にもそのカフェ名義でラウンジーなコンピを出してたり・・・きっとラウンジーな曲を求めてたんですかね・・・BobDylanをチョイスしたり、流石の手腕ですね(^0^)



2, Groove 2000年8月号 「Suburbia vs Groove」

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 こちらは「The 外注仕事」って感じがしますね・・・頼まれたからヤッタって感じでしょうか?(^^;)
 
 おなじみの「旧Groove」でもSuburbiaモノを企画し、これは・・・おそらくGroove側からのリクエストにこたえる形で参加したと思われます。
 紙面の量とか、内容をみると、Relaxの記事の方が気合が入っており、やっつけ仕事ではないものの、少々物足りない出来になっています。

 Groove側から「お題(SeaとかSummerとか・・・単語で)」が出て、それに見合うレコードを紹介し、対比するお題(SummerならWhinter)をGroove側がレコードの紹介をする・・・みたいな感じで、ちょっと「ゆるい」企画ですね(^^;)

 ただ、このころのGrooveは、翌年に一時休刊(2001年5月)になるのですが・・・それまで一般的な音楽誌っぽかった紙面が、突然「アナログ馬鹿大喜びな内容」にシフトし、線香花火の最後の鮮やかさじゃないですが、私の家の本棚で異彩を放ってます(^0^)
 このSuburbia特集なんかは、その「呼び水」見たくなってて、今見返してもいい内容が多いですね!
 
 その内、こちらも特集しますが、旧Grooveで背表紙が「黄色」と「青色」は必ずチェックしましょうね!!



3, Relax 2001年7月号 「小西康陽 / フリーソウル2001」

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 Grooveで小銭を稼いだ(失礼!)稼いだと思ったら、翌年のRelaxでは、再び気合の入ったSuburbiaをやっており、かなり内容の良い紙面に仕上がってますよ!!

 表紙は分かりにくいですが、「小西康陽」さんで、小西さんの特集は特集でこれまたDopeで・・・ソノシートがついたり、MUROさんとのレコード馬鹿対談があったり、ボチボチナイスなんですが、表紙では地味だったSuburbiaの特集がヤバいです!!

 写真下のように、FreeSoulが胎動し始めた1994年より、1年ごとにその時に印象的だったレコードを紹介する構成になっており、FreeSoulの移り変わりみたいのが分かり、かなり面白いです。
 内容的には・・・割と跳ねたセレクションで、フロアーを念頭に置いたセレクションみたいで、真のFreeSoulクラシック群に交じって、HipHop、R&Bなど・・・素晴らしい幅の広さです。

 また、この特集では、橋本節の「ボーイズビー」的なところが大爆発してて、ある青年が始まったばかりのFreeSoulのパーティーに参加し、だんだんとのめりこみ、彼女が出来て、分かれて、大人になって・・・みたいな文章が年代ごとに書かれていて、個人的には素晴らしい文章に仕上がってると思います。
 こういった文章って、かなり「好きじゃないな~」って方も多かもしれないですが、私もこんなブログをやり始め、文章を書いて、読んでもらう人に内容を理解してもらう・・・って側面を考えた時、FreeSoulという「雰囲気」などを重要視した音楽で、ある青年の年齢の変化によって「嗜好」と「トレンド」が変化するので、幅広いジャンルが紹介できる・・・って点は大変わかりやすく、面白いと思いました。
 
 なお、この号だけ「Suburbia」ではなく「フリーソウル」と打っています・・・割とフロアライクなセレクションなので、そうしたんですかね??
 また、後で紹介する「Suburbia Suite ; Future Antique」にも再掲載されるのですが、レコ紹介はかなり削られていて、かつ白黒になってますので、興味がある方はRelaxのこの号を探すことをお勧めします。



4, Relax 2002年6月号 「Suburbia Suite 2002」

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 3年連続でRelaxに登場・・・Relaxを今後主戦場にするのか?とか思いましたが、Relaxではこれが最後になります。
 理由はよく分からないですが、翌年に「最大のボム」をリリースしてるので・・・それが関係ありそうですね?

 紙面的には、通常のサバービアっぽく、打ってない感じのセレクションで、正直、マアマアかな・・・ってところです。
 レコードのセクションは、ニューディスカバーも多いかもしれないですが、全体的にいつもと同じ構成で、エッジが利いてなく、地味な印象があります・・・

 まあ、考えてみれば、2000年を過ぎると、FreeSoul / Suburbia の神通力みたいのがなくなり、橋本さんたちはラウンジーな方向に進み、フロアーからは離れて行った・・・印象があり、若いファンが生まれず、当時のファンたちがそのまま付いていくことで年齢が上がり、悪い意味で「大人」になってしまった・・・ところはあると思います。
 正直、セレクトしたレコードに関しては「打ってない」っていうか、「若さがない」セレクションで・・・ちょっと残念かもです。

 ただ、文章の構成は、橋本さんのカフェが開店した午後12時から10分ごとに、その時間にあうレコードを選んでいて、お昼からおやつ時、そして夜になり、夜は更けて真夜中に・・・みたいな構成の仕方は面白いですね!
 Suburbiaも、FreeSoulも、着実に大人の階段を上ってた・・・そんなところでしょうか?







④ Suburbia Suite ; Evergreen Review & Future Antique (2003年)

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 ふう、やっとここまできた・・・
 今となっては、これが「Suburbia」として一番有名かもしれないですね。
 2003年の10月と12月に連続リリースされたSuburbiaで、この2冊があれば、今まで紹介したSuburbiaとか、出張版などが要らなくなっちゃう・・・そんな決定版なSuburbiaです。

 割と突然リリースされた記憶もありますが、今まで橋本さんが手がけた「Suburbia Suite」や、雑誌に掲載したレビュー(出張版Suburbiaも含む)、およびCDのライナーなど・・・彼が書いた「文章」のほとんどを集め、ジャンルや雰囲気別に再セレクションをしたものです。
 今回、この記事を書くにあたり、ほとんどのSuburbiaを読み返し、この決定版を読み返すと、抜けてるものも一部ありますが、ほとんどのレビューが掲載されており、入門編にして決定版みたいな・・・今まで紹介したのは探して買う必要がない・・・みたいな仕上がりになっています(^^;)

 個人的には、Relaxの記事で初めて「本格的」にSuburbiaの世界を触れ、ジャンルの壁を作らない姿勢なんかに共感し、興味を持った直後だったので、この本はちゃんと定価で発売日に買いました。
 ただ・・・橋本節がさく裂しており、結構読みにくかった・・・記憶があり、これから初めて読むって方だと、ちょっと読み解くまで時間がかかるかな~とも思います。

 しかし・・・合計400ページオーバー、レビューしてるレコードの数は鬼ほどあり、資料的な価値は十分あるし、レアなレコードも山ほどあるし・・・こんな本、世界でも作れる人いないですよ!!
 その価値だけでも十分ですが、どのレコードも「橋本徹」という価値観(=FreeSoul、Suburbia)のもとで統一され、圧倒的な「個性」を表現してる点は、選曲家としての力量の違いを見せつけてくれます・・・
 橋本さん自身も「これはレコードガイドという形を借りた私小説、いや遺書のようなものかもしれない」って行ってる通り、「橋本徹」という人物の全てを、好きなレコードの紹介を通し、圧倒的な量と表現力で紹介してる・・・そんな本なのかもしれないですね。

 このSuburbia/FreeSoul研究において、結論めいた話になりますが、DJカルチャー以降、DJ達が独自に作りだした「音楽文化(RareGrooveとかDeepFunkとか)」の中で、極東の地である日本で誕生した「FreeSoul」という概念を、作り出した張本人が自身の言葉と感性で説明しつくした「歴史書・教科書」といっても過言でなく、これからも引き継いでいかないといけないと思います!!


1, Suburbia Suite ; Evergreen Review (2003年10月)

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 2003年9月(奥付だと10月)に出た第一弾で、「Evergreen」というだけあって、時代の流れがあろうと「不朽」の名作として語り継がれる・・・そんな名作群を紹介しています。
 ジャンル的には、打ってない感じの曲が多く、それこそ「Suburbia」っぽいテイストで、BossaとかEasyListningとかJazzとか・・・ラウンジーな旧譜ものが多いですね。
 ちょっと初心者には興味がなければキツイですが、好きな方には堪らない内容ですね(^0^)

2, Suburbia Suite ; Future Antique (2003年12月)

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 んで、こちらが2ヶ月後の12月に出たもので、割と打ってる印象のある、それこそ「FreeSoul」っぽいフロアライクな曲が集中的に紹介され、「未来の骨とう品(=Future Antique)」の名に恥じない、名曲が多数掲載されています。

 残念ながら、HipHopとかUKsoulとか、90年代以降の「新譜」的なものは掲載が控えられ、あってもGarageレベルなものまでで、その点はちょっと残念(FreeSoulの奥深さを出すのであれば必要かな~と思います)ですが、HipHopとかを中心に聞いてる人でも、ネタとして知ってる曲なんかもあり、割と初心者向きな感じもしますよ!
 また、FreeSoulムーブメントの頃、レコードを追ってた人には「懐かしい!」とか「欲しかったな~」みたいな思い出も蘇る・・・そんなセレクションにもなっています・・・

 こうしてみると、「Suburbia」と「FreeSoul」って「陰と陽」じゃないですが、表裏一体の関係みたいですね・・・2つに分けたのも、こういった意図があったからかもしれないですね(^0^)

3, 補足

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 この本のどっちかを買った時、写真左上のCDと、左下のパーティーの招待券が一部の販売店だとオマケとして配布したようです。
 私は、必ず条件のいいところで買うので、おまけがつくところで買ったんだと思います・・・当時の記録をみると、緑はManhattan Sonus、オレンジはHMVのようです・・・

 ちなみに、ここ最近のSuburbiaは、結構おまけを出すことがあり、右上の最近出てるFreeSoulのCDだと、渋谷のパルコの地下にあった橋本さんのCD屋(今はつぶれた?)で買うと、ホワイトの別CDをくれたり・・・しました。
 また、招待券は、右下のパーティーのですね・・・よく持ってるな~(^^;)







⑤ その他のSuburbia

 ①から④までは、橋本さんの仕事を、時代の流れに沿ってご紹介しましたが、以下では関連作的なものをご紹介します~♪



1, Musicaanossa 9×46 Disc Guide (2001年12月)

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 橋本さんの弟子筋(?)にあたる「中村智昭」さんが編集したディスクガイドで、彼が主催してるパーティー「Musicaanossa - ムジカノッサ(ポルトガル語、僕たちの音楽の意味)」の名前での一冊です。

 中村さんは、橋本さんが経営していたカフェ「Apres-Midi」店長さんをお店がオープンした1999年から今年の4月まで担当していた方で、DJ業も多いお方ですね。
 詳しくは彼のホームページでも見てください・・・

 んで、2001年の年末に出したのがこれで、内容の良さが光る一冊です。

 合計46名のDJ、音楽家、音楽関係者に、それぞれが設定したテーマに基づいて9枚のレコードを紹介する構成で、豪華で幅の広い選者を配置し、読み物としての幅の広さがあり、大変面白い内容になっています。
 選者には、橋本さんや中村さんの他にFreeSoul関係者が多いのですが、KZAとか、福富さんとか、他ジャンルの方も多く担当し、選ばれるレコードの幅や、バラエティーに富んだ内容になり、中村さんの手腕が光った作りになっています。
 偉大な先輩である「橋本徹」の背中を見て作ったのかな~と思います。

 ただ・・・一つだけ衝撃的なことがあります。

 中村さんって、現在32歳ぐらいで、この本を作ったのって・・・逆算すると「24歳」ぐらいの時に作ってるんですよ!!
 んで、橋本さんは・・・と逆算すると・・・最初のSuburbiaは「26歳」でのリリース・・・うわ~、若いのにこんな凄いの作ってたの?
 いや~計算するんじゃなかった・・・私が24とか26の時なんて・・・今もそうですが、うだつが上がらない毎日でしたよ(--;)



2, Essential Mellow Beats (2007年12月)

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 このシリーズのCDは、現在でもリリースされてますので、有名な1冊ですね。
 メローでジャジーなHipHopやBreakBeatsなんかにこだわったシリーズ「Mellow Beats シリーズ」なディスクガイドで、このシリーズが始まった時に刊行され、そのシリーズの内容・世界観を説明するかのような内容です。

 決定版のSuburbiaが出版された2003年以降、実は橋本さんガラミの出版がなく、記憶だと久しぶりの1冊で、嫌いじゃないジャンルなので、発売してすぐ買った記憶があります。
 まあ、橋本さんの流れを見てれば、HipHopを扱ったとしてもおかしくはないので、さほど驚きはしませんでしたが、「こうきたか~」ってのはありましたね。
 ちなみに、紙面を読むと、マッドリブとかJay-Deeなんかの音に刺激を受けたのがスタート地点だそうです・・・

 肝心の内容は、ムジカと同じように、合計14名の選者(MUROさん、小西さん、ジャイルス、FPM・・・など)が10枚づつ、自身の視点での「Mellow Beats」を紹介しており、上手くジャンルが散らばっており、なかなか面白い内容になっています。
 また、橋本さんのインタビューで「Mellow Beats」の核心(=HipHopとJazzの蜜月って表現してる)を話してたりしてて・・・キックオフ企画みたいなもんかもしれないですね。

 ただ、これに関しては「監修協力:橋本徹」という位置づけになっており、発行元のP-Vineが企画して・・・みたいな感じがあり、ちょっと外注仕事っぽいっすね?
 小冊子ぐらいのページ数(38ページ)で、そんなには気合が入ってないの?って感じもするけど・・・今でも続いているシリーズなので・・・どうなのかな~?



3, Jazz Supreme - 至上のジャズ (2008年10月)

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 これも最近始まったシリーズのディスクガイドで、Mellow Beatsと同様に「キックオフ企画」のような感じで、CDがリリースする直前に発行されたディスクガイドです。

 タイトルの通り「Jazz」を主軸に置いたセレクションで、スタンダードなJazzから始まり、SpiritualJazzだったり、JazzFunkだったり・・・Suburbia/FreeSoulらしい切り口でJazzを取り扱っています。
 あんまり詳しくないので、選ばれているレコードの内容まで分からないのですが、ガイドの体裁としては、合計26名の選者(菊池成孔、Jazzman、Egon、小川充・・・)が10枚づつ、選者が考える「至上のJazz」を紹介し、これの間に橋本さんがジャンル別のセレクション・コラムを26本掲載するなど・・・力の入った力作です。

 ここ最近の橋本worksの印象としては、いろんな「選者」を集め、その選者に選盤をさせる・・・って印象があるのですが、変な話、国内外のレコードの「猛者」達を集めることが出来るだけの力が橋本さんにはあるのかな~とか思います。
 こういった面ばかりでないですが、それはそれで「橋本」さんの凄さを表してる実例・・・みたいなもんですかね?

 ちなみに、これは「Apres-midi Library」名義の自前出版で、ここ最近出しているディスクガイド(公園通りシリーズ)なんかの起点であったりします。
 最近出したのは・・・「もうコレクトするのが辛いな~」とか思って買ってないですが(どうやら再録もあるらしいので)、今も精力的に自前でリリースしてますね(^0^)








< まとめ > 

 いや~、ビックリするぐらい長くなりました(--;)
 ただ、読み返したり、書きながら考えがたりしてたら、 「やっぱり、Suburbia/FreeSoulって重要だよな~」と痛感したので、思ったことをまとめたいと思います。
 結構、強引に書いたりしますので、あんまり気にしないでね(^^;)


①レコード・DJ文化のマスアピール

 今回のディスクガイドなんかがモロ影響してるのですが、ディスクガイドの出版なり、コンピCDの発売を通して、一般人に対する波及効果があった点は重要でしょう。

 例えば、コンピを聞いたものが、「選曲すること」とか「DJすること」とか「昔の曲ってかっこいいな~」とか・・・ある種のカルチャーショックを受け、DJを始めたり、古いレコードを買ったり・・・など、それまで「レコード文化・DJ文化」を知らなかった者にショックを与え、その「レコード文化・DJ文化」の良さを伝えた点は大きいと思います。
 変な話、オシャレだとか、流行ってるから・・・みたいなノリでFreeSoulのコンピを買って聞いてたら・・・その魅力に引き込まれてしまい、好きになってしまった・・・みたいなことですかね?

 橋本さんのしてた事って、特にコンピCDは該当するのですが、間口が恐ろしく広く・・・誰でも買うこと・体験することが出来・・・その魅力に興味を持ったものが更なる道が進めるように「レール(各種コンピCDを始め、ガイドなんかも充実ですから・・・)」が引いてあるみたいな・・・レコード・DJ文化特有の「辛さ(掘るとかね)」をカジュアルに紹介し、音楽の魅力を差別なく広げてたんだな~とか思っています。

 それまで、レコードといえば「マニアック」な印象だったのを「カジュアル」にしたり、ディスコ文化の流れで「胡散臭い」印象があった「DJ」を、自身の趣味を生かす・・・みたいな「個人性」を表現することだったり・・・分かりやすい形で「レコード文化・DJ文化」を提唱した点は大きいと思います。


②DJカルチャー以降の「レコード環境」作りに貢献

 んで、そういった流れで「レコード文化・DJ文化」に乗っかった者たちを・・・更に先導し、リスナーレベルでの知識の向上、購入環境の進歩を引き起こした点も大きいと思います。

 次々とリリースされるCDや、Suburbiaのようなレコードガイドって、それまで「DJ・マニアだけの秘密であった曲」を一般に開放し、リスナーの音楽レベルの向上を引き起こし、理解度を高くしてる・・・効果があったと思われます。

 また、理解度が高くなったリスナーは、そのレコードが欲しくなり、買付を主体とした現代的な「中古レコード店」を鍛え上げ、価値のあるレコード店を育て上げた・・・波及効果もあったと思います。

 つまり、リスナーに対する「音楽教育」が引き金になり、FreeSoul/Suburbiaの音楽環境の母体になる「レコード店」が鍛えられ、「リスナー⇔レコード店」の間で静かながら切磋琢磨があり、お互いが高次のレベルに進んでいった・・・って流れはあるんじゃないかと思います。

 とくに、レコード店は、90年代の初期以降、「海外買い付け」という手段を駆使し、進化の一途をたどり、90年代初期の時点でFaceとかPerfectCircleなんかの有名店を生みだし・・・90年代中ごろから始まった「HipHopブーム」を母体とする「DJブーム」を支えるだけの「レコード店の底力」を発揮できたのは、事前にSuburbiaの動きがあったから・・・と妄想しています(^^;)

 日本という極東の国で、リリースされてないレコードを追いかける「情熱」の母体には、SuburbiaなりFreeSoulの動きが、上記のような流れがあった重要だと思います。


③音楽に壁はなし!!

 Suburbia/FreeSoulに共通して言えるのは「音楽に壁はなし!」ってことで、個人的には、この考えが間接的ではあるものの、現在の日本における「DJ」に影響があると考えています。
 ①でレコード・DJ文化の「一般化」、②でレコード・DJ文化の「進化」を提言しましたが・・・この2つの流れと、FreeSoul/Suburbiaの考えが起点になり、MUROさんとか、Ulticut Upsなんかが体現してる「オールジャンル・ミックス」の流れに直接的な影響はないものの、母体を作ったと・・・私は考えます。
 
 まず、FreeSoul/Suburbiaが提唱していた「ジャンルを超越した選曲」って、実際のレコードガイドなり、コンピCDで実践していたので、自然に聞いた者たちには影響を与え、レコード店も、それに応えるべく、様々なジャンルを超えたレコードを仕入れることで、DJ(DJ予備軍)の情熱を補完し・・・っていう相互関係のもと、現在の「オールミックス」的なDJを許容できる環境を作り上げた・・・と思うんですよ!
 リスナー側は「異ジャンル」に積極的に興味を持ち、冒険する姿勢を崩さず・・・また、レコード店はその要望にこたえるべく、得意分野は抑えつつも、間口の広いセレクションを許す環境が生まれ・・・この「レコード・DJ文化」の母体である「レコード」の「需要・供給関係」に「柔軟性」を生んだんだと思うんですよね・・・

 つまり、「鶏か卵か」のような、どっちが先か?って疑問点は残るものの、Suburbia/Freesoulが提言した「ジャンルを限定しない聞き方」を、紹介するDJとリスナーとレコード店の3者の相互作用で発展させ、後に続く新参者に対しても、その考え方に入りやすい環境が身近にあることで、音楽に壁を作らない「環境」が、実は作られていた・・・ってところだと思います。
 う~ん、ややこしいですが、その壁のない「母体」の芽を作った・・・ってところですかね~

 考えを進ませると、MUROさんなんかは実はその恩恵&意識を受け継いでいて、HipHopっていう一枚岩があるものの、Suburbia以降の優秀な「壁の意識がないレコード店」からレコードを得たり、Subrubiaから少なからず影響を受けたDJ(Organなんかがそうですね・・・辰兄は否定するかもしれないけど)に刺激を受けたりし、自然と異ジャンルに接近し、独自の世界(オールミックス=自分の耳を信じたスタイル)になったんだと思います。
 FreeSoul的なセレクション(個人的にはRelax 2001年7月号)を見返すと、MUROさんクラシックって思ってたレコードがすでに紹介されていたりし、ファーストディスカバーはFreeSoulだった・・・ってのが結構あります。
 MUROさんの、現在のDJスタイルの一端に「Suburbia/Freesoul」の意識があるとは考えずらいですが、レコード屋さんの「環境」的なところは十分恩恵を受けているし、MUROさん自身の意識面にもちょっと影響があるのかな~とか思います(^^;)


④まとめのまとめ

 う~ん、最後は明確な結論を出すことが出来なかったですが、Suburbia/FreeSoulの影響度は・・・大変重要だと思いますよ!!

 もし、私と同じ世代(30前ぐらい・HipHop以降のDJ文化がきっかけ)みたいな人だと、Suburbia/FreeSoulって「旧世代」的なイメージがあるかも知れないですが、私が持論したように、今に繋がる影響力が実はあり、ちゃんと感謝をしないといけない存在・・・であることが理解していただければ・・・と思います。

 特に、Suburbia/Freesoulを知らないのであれば、一度手にとって読んでみてください・・・
 あなたが近年に知った「あのレコード」も、早い時期にすでに紹介されてて・・・読み方によっては「悶絶」必死な内容になっているラインのあります。
 HipHop、R&B、UKR&B、Disco/Garage・・・など、当時に入手するのが難しそうなもので、今となってはレアだけど一般的な作品でも・・・普通にセレクトされ、指の黒さ&堀りの確かさが伺えます。
 

 まあ、いつものごとく、結論は出せない終わり方ですが・・・こんな素晴らしい「音楽文化」が日本で生まれ、花開いた・・・って点は、感謝しないといけません!

 「ありがとう・・・橋本さん!! これからもよろしくお願いします!!」



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ps ふう、やっと書き終わった・・・1週間かかっちった(^^;) こんなに書く予定はなかったんですけどね~♪
  私自身は、ドストライクでSuburbia/FreeSoulにつきあってなかったので、間違いもあるかもしないですので・・・なんか間違いがあればご指摘くださいね!!

  あと、この間、リンクを張ったMJの日本盤プロモ・・・さっき、落札されましたが、終了間近は熱かったっすね!! 78千円なんて行くとは思わなかったですね(^^;)
  んで、他の方も出品してますが・・・こちらも打ってますね~!!





追記 2012年2月8日
氏名の記入間違いがあり、一部訂正をしました。




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コメント
この記事へのコメント
フリーソウルムーブメントには批判が多いですけど、やっはりシーンに多大な影響を与えましたね。曲の良さには人種やジャンルなどの理屈はいらないという聴き方とか。埋もれた曲やアーティストをどんどんCD化して広めた功績とか。

最後はなんでもかんでもフリーソウルのくくりにしてCDを売りまくり、そこで紹介されたレコードは高騰するなんて弊害がありましたが 汗
2009/07/11(土) 23:49:39 | URL | yuki #-[ 編集]
すごいレポート。
初めましてこんばんは。まるで論文ですね。知らなかった図書なんかもあり、大変たのしく拝見しました。個人的にもやっぱりサバービアは基本だと思っています。

今年度中にEvergreen ReviewとFuture Antiqueに掲載された盤は概ね聴き尽すつもりです。
2009/07/12(日) 00:11:06 | URL | surregather #-[ 編集]
>yukiさん
いつもコメントありがとうございます(^0^)
うん、フリーソウルって、弊害も結構あってりしましたが、日本においてはかなり重要な存在だったと思います。
結論めいたところは、書きながら着想しましたが、市場を広げたとか、壁のない聞き方とか・・・今回書き出してみて、改めて思い返しましたよ(^^;)
あと、Dimiのパーティー、けっこうよかったすよ!! Yukiさんも行きましたか??

>surregatherさん
はじめまして~、今後ともよろしくお願いいたします(^0^)
こういう論文っぽいのは好きなんですよ・・・凝り性といいます(^^;)
最初は、Suburbiaの名前がある本だけ紹介しようかな~とか思ってましたが、書いてるうちに「あっ、アレある!」の連続で、タンスを掘り返し&読み返し・・・の連続で、結構疲れましたが、イイ文章になったかな~と思います。
私自身は、FreeSoulとはちょっとズレル位置にずーっといたので、ちゃんと書けるか心配でしたが、資料だけは趣味で集めてたので、気に入って頂き安心しました(^0^)
あと、サイトもチラっと覗きましたが、なかなか濃いっすね!!
今後ともよろしくお願いいたします(^0^)
2009/07/12(日) 17:01:30 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
すごいですねえ
ごぶさたしてます。
誰かがコンパイルした盤って興味がなくって、Free Soulの意味、初めて知りました。
mixtapetroopersさんのBLOGは課金制にしてもいいんじゃないですか!
2009/07/20(月) 01:15:06 | URL | chanpara #-[ 編集]
Re: すごいですねえ
>Chaparaさん
こちらこそ、いつもどうもです~(^0^)
私もChaparaさんの方に書き込みが出来なくって申し訳ないです(^^;)

課金制は・・・いや~なんか照れますねww
まだまだ稚拙な部分も多く、お金を取ることなんて出来ない・・・というか、めんどくさそうなのでやらないです(^^;)
まあ、私は調べたり、書いたり、頭をひねったり・・・そんなことがストレス発散になってるので、今の状態がちょうどいいかな~とか思ってます♪

では、今後ともよろしくお願いいたします(^0^)
2009/07/20(月) 23:23:16 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
bounce読みたいです!
はじめまして。
同じくFree Soul大好きなセバスチャンと申します。
それにしても、すごいBlogですね。情報量の素晴らしさに感服です^^
ちなみに、bounceの記事のところで登場したスマーフ男組は僕の高校時代の親友です。ちなみに、松本(×)→村松(○)ですので。。本人大うけでしたよ!
当時のbounceは、実は実家へ戻ってしまったこともあり一冊も読んでませんでした。
手に入れることが出来れば、大切に保管しつつも穴の開くほど読みふけること間違いないですね。何と言ってもあの橋本さんが編集長なんですから。
良かったら、譲っていただけませんか?(笑)
2012/02/06(月) 22:35:48 | URL | セバスチャン #-[ 編集]
Re: bounce読みたいです!
>セバスチャンさん

コメントありがとうございます!

結構前に書いた記事ではありますが、喜んでいただき光栄です(^0^)

私はFreeSoulに関しては、メチャクチャ影響を受けた訳ではないのですが、日本でレコード文化に馴染んでいたら影響を間接的でも受けた人は多いと思うので、結構気合を入れて書いた記憶があります。
今回の反応のように、後から評価を頂けるのってかなり嬉しいです!!

また、お譲りの件は・・・これは私も思い入れが強いので出せないですかね・・・というか、私もコレは現在は実家に置いてあるので、どうなってるのか分かりません(^^;)
両親がことある毎に「邪魔なのよね~」と言ってるのが大変気になります・・・

通常業務はミックステープの紹介をしてるので、サバービア系のミックステープの紹介も今後したいと思います・・・全然紹介してないことに気付きました(^^;)
では、今後とも宜しくお願い致します!!


追伸
男組さんの件、ホントですか!! 名前は確かに間違えてましたね・・・ご指摘、ありがとうございます!
名前を書かせて頂いた本人さんに反応があるのは、嬉しい反面、ちょっと恥ずかしい感じもあります・・・
なお、名前は早速訂正したいと思います。

2012/02/08(水) 07:11:03 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
早速訂正いただきありがとうございます^^本人にも伝えておきますよ~。
ちなみに本人にもbounceの件聞いたら、昨日返事が来てまして、とっくにどこかへ行ってしまったとのことでした。。
ホント、ますますbounce読みたくなりました!
・・・とこんな話を仕事中に同僚と話してたら、その持っている方にScanしてもらえばいいじゃん?なんて言ってました^^;
確かに仕事はそんな機器を扱ってるので、お借りできれば・・・  冗談です(汗)

橋本さんは当時編集長でお世話になってたことはよく聞いてましたので、イベントで私の地元へ来た時に声をかけさせていただいた覚えがあります。
ほんと音楽に関してまっすぐな方で、評価は確かに分かれるでしょうが同世代として素直にリスペクトしています。
今でも、橋本さんコンパイルものは時々買ってしまいます^^
スマーフな男にとっても、橋本さんWorksは間違いないみたいですね。


>通常業務はミックステープの紹介をしてるので

ということは、その筋の方なんですね^^
いや~、僕もレコード・CD&Tapeなどにも貪欲ですので、いい情報ありましたら是非!サバービア系のMixTape・・・ 何だろう?すごく気になりますね^^


今後とも宜しくお願い致します!
2012/02/08(水) 23:41:10 | URL | セバスチャン #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>セバスチャンさん

再度のコメントありがとうございます(^0^)

村松さんの件、ご報告ありがとうございます・・・こういう間違いは今までも常習犯でしたので、恥ずかしい限りです(^^;)

ちなみに、当時のbounceですが、意外と探すと中古で出くわすこともあります・・・某Bookoffとかでもたまに見かけますし、この間、都内のフリーマーケットでも爆安で出してた(処分してた?)人がいましたよ!
やっぱり、あの情報量を考えると、大切に保管してた人も多いと思うし、普通の雑誌と変わらない価値があったのかな~と思いました。

あと、私は日中は普通のサラリーマンですが、裏の顔はミックステープのコレクターです・・・これは何筋になるんですかね(^^;)
サバービア系のテープ、メチャクチャ種類がある訳ではないですが、恐らくイベントで配布されたものや、雑誌かCDの非売品付録などがあり、見かけたら必ず買ってます!
近いうちに、作品紹介という形でブログに上げたいと思いますので、ちょっとお待ちくださいね(^0^)

ではでは、今後とも宜しくお願い致します!



2012/02/10(金) 00:08:20 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
うーん、こうして見るとMTT氏は改めてすごいコレクターなんだなぁと思います。

小西特集の『リラックス』、ぼくもマダ持ってます!
その2、3号前のシュプリーム特集の号でスナガタツオがちょっと特集されて小西×たつおで“レコード番長対談”みたいのをやってたのですが、
「最近の若い人は自分で曲を探すということをしない!サバービアに載ってたのばっかり買うとか」
的な発言をしてて、まぁ今思うと人間はいつの時代も似たようなことを言うのだなとww

ちなみにMTTさんはヒップホップ・レゲエ業界では「日本を代表するミックステープコレクター」として広く知られている方ですが、NY時代は伝説のドラッグディーラーとして全米中にその名を轟かし、対立するギャング団との抗争では全身に14発の銃弾を受けたというREALなGANGSTAです(^^)
2012/02/10(金) 12:57:10 | URL | ソロバン #JalddpaA[ 編集]
Re: タイトルなし
>ソロバンさん

いつもコメントありがとうございます(^0^)

考えてみれば私は「コレクター」なんですよね・・・あんまり意識はしてないのですが、気づいたらこうなってましたね(^^;)
まあ、凝り性が強い(異常?)なので、こうなってしまいましたが、これからも頑張りますね!

ちなみに、昔書いたかもしれないですが、辰緒さんと橋本さんは現状では絶縁状態なんですよね・・・
当時、辰緒さんがプロデュースをしてたOrgan Barで橋本さんのFreesoulのパーティーをやってたらしく、昔は仲は悪くなかったらしいのですが、そのパーティーで橋本さんの女癖が悪かったらしく(?)、辰緒さんが怒ってFreesoulのパーティーを追い出した・・・という流れがあったと記憶してます。
まあ、橋本さんは文系的な感じですが、ロンドンナイト出身の辰緒さんはモロ体育会系(武闘派?)なので、そのへんも合わなかったのかもしれないっすね~
なお、この辺の情報は超曖昧なので、あんまり信じないでください(^^;)

あと、NY時代は色々とやりましたよ・・・何をやったかはご想像にお任せします(^0^)

では、今後とも宜しくお願い致します!


2012/02/11(土) 20:38:23 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
確かに性格合わなさそう!(笑)

そうそう、タツオさんは元々「DJドクホリディ」で、パンク→ヒップホップと男の花道を歩んだからかハンパねぇ武闘派なんすよねww
レゲー方面ではかのBOY-KENの名付け親で、1st『ファラミノマシバンクルー』もタツオさんのレーベルからなんすが、インタビューによると出会いは「いつもコンビニに溜まっててウザかったので一喝した」というものだったそうで。どんなだよってwww
ちなみに、何でJAZZのDJになったかというと、「営業先でレコードBOXを盗まれて、残ってたのがJAZZのレコードだけだった」という経緯があったと思うのですが……?(って昔『オーリー』か何かのインタビューで言ってた記憶があります)

あのー「コレクター」で思い出したのですが、ぼく前から
“この人、物の収納とかどうやってるんだろう……”
ってのがすげー疑問で。

多分(ってか絶対?)狂ったようなレコとテープに囲まれていると思うのですが、差し支えなければそのうち「MTT流収納術!」として ブログで紹介してほしいです!!

自分も、テープはもうさすがに買ってないのですが、CDだけは日々増殖していって……せっかく買ったのに床に直置きってのが何とも切ないんですよね(*_*)
多分このブログを読んでるひとの多くが同じような悩みを抱えていると思うのですが……。
2012/02/12(日) 14:54:50 | URL | ソロバン #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>ソロバンさん

コメントありがとうございます(^0^)

レコードやCD、テープや本など、ガンガンと買っていますが、ちゃんと自宅には足の踏み場がありますよ(^0^)
一応、この間(1年半前)に引っ越した時、今ある物品の量+今後増えるであろう物品の量を考えて引っ越ししたので・・・まだ何とか持ちこたえてます!
でも、レコ棚は限界で、棚に入らないテープやCDは無印で売ってるコンテナに入れて床置きになりつつありますね・・・はあ(^^;)

ちなみに、テープはその無印のコンテナにジャンル別に入れてる感じで、限界まで詰めれば50本ぐらい行けるので重宝してます~♪

ではでは~




2012/02/12(日) 18:53:19 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
凄い!
情報量ハンパないのでビックリしました!大好きなテーマなんでi phoneのトップに貼り付けていつでも読めるようにしました!w

BOUNCEも大好きで全部取って置いたのを奥さんに全部処分させられました。(泣)

とても楽しい記事ありがとうございました。本当にまとめるのは大変だったと思います。お疲れ様でした。

今頃気づいて読んですみません。あとこの勝手ながら記事ツイートさせていただきました。一人でも多くの人に読んで貰いたい記事でした。
2012/10/04(木) 18:09:26 | URL | オーガニックなめこ #-[ 編集]
詳しいですね
古い記事ですが。「Suburbia suite」でググっていたら迷い込みました。詳しい…保存級記事! なお自分は管理人様とまったく逆で「打っている」ものに興味がなく「打っていない」方が入口でした。ずいぶん昔の話で、もともとクラシック音楽を自分でしますしその流れのものが基幹にあるのでクラブ系?とか全く「未知との遭遇」。興味対象ではありませんでした。その意味でそちらドープ(クール?正確なニュアンスがよくわからない)といわれているヒップホップやグラウンドビート、アシッドジャズなんかのガイド(19960214)が逆に新鮮で新大陸発見みたいな(フリーソウルシリーズはほぼスルーだったけど)。たぶん「Suburbia suite」を知らなければ一生進んで耳にしなかったでしょう。ほんと畑違いなのですが、こうしてこちらのブログに迷いこんでコメントしてるっていう自分の状況が「まとめ③音楽に壁はなし!!」そのものと思えて書き込んでみました。

誰がそう言ったのかいまは「カフェ・ミュージック」ということになってるようですが、ここ近年のフリーソウルシリーズの企画に面白いものもあり、昨年「good mellow for」シリーズのチルアウト系、メディテーションやヒーリング系?でも橋本さん元気に活動されているようですね。(Youtubeにイベント動画がアップされてました)
https://www.youtube.com/watch?v=SPQDqWqKKJo

長くなりました。畑違いで専門用語?が少し分からなかったりしますけど(^^;)また拝見されていただきます。では
2016/01/23(土) 17:53:20 | URL | bamboo #py0CGPKk[ 編集]
Re: 詳しいですね
>bambooさん

コメント、ありがとうございます!
気付いたら6年近く前に書いた記事ですが、当時、頑張って書いた記事だったので、反応を頂き嬉しいです(^0^)
そして、打ってない方面から入ってくるっていうのもFreesoul/Suburbiaの魅力なんでしょうね・・・私もそうですが、音楽に壁を作ることが意味ないことを、こういった大先輩達が提示してくれたことが大切で、そういった思いは引き継いでいきたいものです!

ではでは、今後ともよろしくお願いいたします!


2016/01/24(日) 20:50:09 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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