HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
GZ-Jay 「Fly Me To The Moon」
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 最近こればっかしですが・・・熱いですね~(^^;)
 なんか聴くのも「涼しげ」なのを選んでしまいます・・・そんなわけで、またチルものを・・・


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 GZ-Jayさんは、現在は「Azzurro」名義で活動をしてるProducer/DJで、HipHopをベースにJazzyなHipHopやBreakbeatsを作ってる方です。
 元々は、HipHopグループ「Mellow Yellow」のDJ/Track作りをされていて、その時は「GZ-Jay」の名前で活動をし、その後、1999年頃にMellowを脱退し、ソロ活動をするにあたって使い始めた名前が「Azzurro」だったと思います。

 また、彼にはもう一つの顔があり、本名である「白石裕一朗」としての活動で・・・本名では「雑誌の編集・執筆」などを行っています。
 個人的には本名の方が馴染みがあり、HipHop少年達の愛読書であった「Front / Blast」の編集を創刊初期から担当し、素晴らしい記事・企画を世に送ってくれたからです・・・編集サイドでは地味な存在(失礼!)でしたが、まさに「縁の下の力持ち」な存在だったと思います。
 その後、Blastの編集は退任し、Blast時代から機材などのレビューをしていたこともあり、機材関係の話題には強く、現在は記憶だと「Sound & Recording Magazine」の編集をしていた・・・と思います。 

 現在の活動は、氏のホームページを覗く限りだと、自身の作品の発表や、Remix作の作成、またはMastering/Mixといったエンジニアとしての参加など多忙を極めているようです。
 ちょっと今回調べ直してビックリしたのが、氏の仕事の中で「エンジニア」としての仕事が凄い多く、KiyoさんとかのミックスCDのミックスを担当したり・・・気付かないところでお世話になっていたんですね!!


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 そして、GZさんのミックス作品は・・・私はそんなには持ってないですが、結構出しています。
 氏のサイトの作品リストをみると分かると思いますが、結構出てたんですね・・・私は写真上の2種のみです(^^;)
 なお、ちょっとマニアックな話題になりますが、今回のテープは「World Beats Airlines.com」なるレーベルからの第1段に当たり、当時は写真右のような「Breakestra」の国内版テープを作ったり、その流れで国内限定の12inch(KiyoとGZさんのメガミックス入り)・・・恐らくGZさんガラミのレーベルだとは思いますが、そんなには発展しなかったですね・・・


 んでは、作品の紹介です~♪

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 このテープは、HipHopのミックス作品になり、上記のようなJazzyでMellowなネタ使いの楽曲の「インスト」を使用し、全体的にスムースな流れを演出する作品になっています。

 以前紹介した「DJ KZA / Pimp The System Mx Show」でもインストだけをチョイスし、HipHop特有の「ワンループ」を執拗に繰り返すことで、プリミティブなループ感を披露していましたが、GZ氏の作品では、もっと音楽的に動きのある選曲をしており、楽曲の持つ「気持ちよさ」を最大限に引き出した作品になっています。
 CDでの再発時のインフォによると「ジェットストリームを自分ならこう選曲/構成する」といったコンセプトだそうで、城達也さんのナレーションでも出てきそうなぐらい上質で気持ちいい空気感をHipHopとして表現していると思います。
 
 上記の12inchは、比較的分かりやすいのを貼りましたが、インストで聞いても堪らない作品ばかりですね(^0^)
 定番って言えば定番ですが、冷涼感のある曲を中心に組み立てることで、全体的な空気感が非常に「チルアウト」した印象になり、聞いてて大変気持ちいい流れになっています。
 それこそ、タイトルじゃないですが「月の上を浮遊」しているような・・・涼しさを伴う「不思議な気持ちよさ」があるような感じに仕上がってます。


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 また、選んだ曲には、意外な曲も多く、上記のBuddhaなどの日本語ラップの範疇の曲だったり、Dilated Peoplesのようなスクラッチ系の曲だったり・・・、そして自身の曲・Remix曲だったり、選曲には幅があり、その分、ミックスに多様性が生まれ、しっかりと「流れ」がある作りになっています。 

 KZAの作品だと、執拗にワンループのトラックをかけ続けることで、プリミティブな方向性を生みだしていましたが、こちらだと音楽性の幅を広げることでミックスの動きを広げることに成功しており、聴いていて飽きない時の流れを生み出すような・・・感じが秀逸だと思います。
 涼しくするために聴いてたら・・・気付いたらそのミックスに引き込まれていた・・・そんな感じの「奥深さ」があると思います。


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 あと、技術面の話だと、結構丁寧に作った印象はあります。
 チル方向を念頭に考えた作品なので、激しくスクラッチ&2枚使いなどをする必要がないので、繋ぎの範疇だけの考察になりますが、しっかりと曲のイメージを繋げ合わせるミックスを心がけているようで、大変聴きやすいミックスだと思います。
 カットインもロングミックスもしてますが、かなり「ソフトタッチ」な印象で個人的にはかなり好きなミックスですね(^0^)

 ただ、聞いてみるとマニアックな「小技」が要所で光り、ちょっと唸ってしまう部分もありました。
 例えば、写真左の「Black Sheep / Without A Doubt」のトラックの上に、「G Simone / Music For The 90's」のアカペラブレンドだったり、関連作繋ぎだったり・・・「にやっ」とさせられる部分もあり、キャリアの「太さ」があっての技だと思います(^0^)
 

 以前のKZAの時にも書きましたが、インストだけで勝負するってのは結構難しく、ミックス全体に立体感が作りづらい中で、GZさんのこの作品は、HipHopのフィールドの中で幅の広い選曲をし、丁寧だけど力量を感じるスムースなミックスをすることで、動きのある冷涼感を演出した点は素晴らしいと思います。
 聴いてるだけで「月の上に浮かばせてくれる」・・・そんな素晴らしい作品だと思います(^0^)
 
 中古は、まだたまに見かけるし、CDでも再発はしたことがあるので、お手に取る機会があれば聴いてみてくださいね~♪


<Release Date>
Artists / Title : GZ-Jay 「Fly Me To The Moon」 
Genre : HipHop(Instmental)
Release : 2000年8月ごろ?(1999年説もあり)
Lebel : World Beats Airlines.com WBA-1
Notice : CDの再発(2005年)もあります


<編集情報> 2009/8/2
日付が不明確だった部分(Mellowの脱退時期)が確定したので、書き直しをしました。


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