HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Komori 「Ocean Fruits 4 // UK taste」
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 すでに100本ぐらいミックス作品を紹介してるのですが、Komoriさんの作品って・・・今まで紹介してなかったですね(^^;)
 まあ、あんまり持ってなかったり、調査不足だったりで・・・足が(耳か?)遠のいていましたが、夏なので聴いてたら良かったのでご紹介です~♪


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 このブログを見てる方は、ミックス作品に対して興味がある方も多いと思うので、Komoriさんのことはそんなに説明はしないですが・・・う~ん、素晴らしいDJですね!!
 R&Bを中心のDJスタイルになり、現在ではオーバーグラウンドな活動をし、巷では「R&B王子」なんて呼ばれてるコモさんですが、彼が頑張って活動をしてくれたおかげで、日本のR&Bシーンが活気づき、進化した・・・と言ってもイイと思います。

 1978年生まれ(!!)、東京出身のDJで、1999年ごろより「Monthly Fruits」なる新作R&Bの紹介をメインにしたミックステープを毎月リリースし始めたことで、シーンで頭角を現し、現在も渋谷Harlemにて開催をしているR&Bパーティー「Apple Pie」の主催、コンセプトが際立ったミックス作品の発表など・・・徐々に存在感を高め、現在の活動に繋がっています。
 世代でいくと、私のちょっと上なので、90年代中ごろの「高校生DJブーム」あたりでDJをやり始めた・・・って感じだと思いますが、20歳ぐらいで「Monthly Fruits」をやり始めてた・・・ことは、今回調べててショックを受けました(^^;)

 また、コモさんに関しては「ミックステープ」の存在がホント大きく、ミックステープのリリースを通してコモさん自身も成長したと思うし、リスナーも同時に成長したと思います。
 特に「Monthly Fruits」シリーズはホント重要で、異常なほど新曲の収録が早く、かつシェアショットな選曲で、お世話になっていた方は多いと思うし、R&Bシーンを草の根運動で盛り上げてた・・・って点はホント頭が下がりますし、それを99年よりリリースし始め「約8年ぐらい」は毎月リリースしてた点は称賛に値します!!
 その他のテープ(下の写真参照)も、コンセプトなり、堀の深さなり・・・R&Bの楽しさを広めつつも、シーンに対して教育効果があり、20代でシーンの中心にいたんですから・・・凄いですね!!

 まとめるのも野暮ったいですが、コモさんに関しては、一般リスナーに対しての正しいR&Bの普及や、DJ予備軍・音楽ファンに対しての深い知識の提供など・・・ホント重要なお方だと思います。
 今は割とポップスター的な位置に立つこともありますが、根っこの太さが違く、これからも頑張ってほしいお方です・・・


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 ただ、当時の私は、Komoriさんに関しては・・・「そんなには・・・」って感覚が強かったです。

 R&Bは昔っから好きではありましたが、当時(2000年以降ぐらい)は、KomoriさんやDaddykayさん・・・などあまたの新進気鋭のDJたちがR&Bのミックス作品をリリースし、作品量の多さから、これらのミックス作品を捕捉することが難しかったし、結構「個性が見えずらい」作品が多く、あんまり好きになれなかった・・・っていう記憶があります。
 どれも定番曲だったり、レアものだったりを収録してるんですが、ミックスに関しては割と平坦で、テーマ(夏とかクリスマスとか)まではあるものの、高揚感のあるミックス・個性が際立ったミックスが作られてないものが多く・・・聴いていてすぐ飽きちゃうのが多かったんですよね~(^^;)

 また、アナログの話になりますが、コモさんなんかがシーンを盛り上げてたこともあり、当時は「R&Bバブル」がマニアを中心にあり、808RecordsとかHi-Hatとか・・・あり得ない値段がついてるレコードとかありましたよね・・・
 ヨーロッパさんのマイナーなR&Bとかが平気で48千円とかで出てたり、ちょっとマイナーな曲でも万越えしてて・・・個人的には不健全な印象があり、R&B自体に興味が持てなくなった・・・こともありました。

 そんなわけで、当時はKomoriさんの作品も興味が湧かなかったり、聴いても「耳に残らない」ことが多く、オンタイムではあまり買わなかったし、その後(2005年以降ぐらい)も、中古でテープが出ても名前先行でボチボチ値段がついてて(中古で1500円ぐらい)、あんまり買うことも少なく・・・変な話、敬遠をずーっとしていました。

 しかし、去年ぐらいに写真右の「Salsoul Mix」を聞いて・・・Komoriさんの「掘りの深さ」と「技の深さ」に気付いてしまい、自分の耳(=音楽知識)も進歩してたこともあり、改めて昔のテープを聞くと・・・レベルが高いんですよね!!
 詳細は、今回のテープでちょっとだけ触れようと思いますが、恥ずかしながら「Komoriブーム」がやっと私の中で起こり始めたようです(^^;)
 まあ、テープも昔よりは相場が落ちてるので買いやすいし、聞いてみるとレベルが高いのが多いので、リストを作って捕獲対象を潰し始めてる・・・って感じですが、リリース量がスゲーいっぱいあるので大変です(--;)


 んなわけで、私の「理由説明 aka 言い訳」が終わったところなので・・・作品のご紹介をします~♪


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 この作品・・・というかこの「Ocean Fruits」シリーズは「UK Soul / UK R&B」にこだわったシリーズで、今回のはその第4段です。
 調査不足なので実際にそうなのかは分からないのですが、このシリーズはどうやら2000年頃より毎年「夏」にリリースしてるシリーズで、UKものにこだわっていますが、夏なので「海」を意識したミックスをしています。
 何を持って夏なのかは・・・人それぞれだと思いますが、UKモノ特有の「スムース」さを最大限に引き出し、海に行くまでのドライブに最適な感じに上がっていると思います。

 UKものって、アメリカのR&Bと比べて「土っぽさ」がないというか・・・「乾いた」感じなんだけど、ソウルフルみたいな独特の世界観があり、それこそ写真左の「Kathy Sedge / Another Day」とか、「Dina Caroll / Ain't No man」だったり・・・上質な空気感なんだけど、しっかりと腰が据わったグルーブが内包されてて、気付いたら「気持ちよく首を振ってた・・・」みたいなところがあるかな~と思います。
 これらの曲は実際に収録はされていますが、何を持ってコモさんが、「UKもの」と「夏」を繋ぎ合わせたのかは・・・明確には分からないのです
 しかし、聴いてると「ああ、気持ちいいな~」を思ってしまう「チル感」がしっかりとあり、夏物のハードルは楽勝でクリアーしてると思います。

 実際には、上記のレコ以上にディープなUKモノを展開されるわけですが、時にカバーモノだったり、Popっぽい感じだったり、Reggae調だったり・・・ミックスの世界観をうまくいじりながら選曲する「手腕」は流石の一言です!!
 私自身も今回聞き直してみて、持ってないレコが多すぎなのですが、ちょっとずつ「テイスト」を変えながらミックスを進め、ちゃんと「物語」を進めてる・・・選曲をしており、聴いてて「ああ、コモさん、流石だな・・・」と痛感させられました。

 特に、個人的にはA→Bの流れをしっかりと考えてミックスしてる点が素晴らしいと思いました・・・
 A面の初めごろはゆっくりと進行し始め、だんだんと上げていき、A面の後半で一度ピークにもっていき、B面の最初でちょっとペースを落としつつも、テンションを維持してアゲ気味に進行し、後半でReggaeっぽい感じに持っていき、最後はソウルフルに終わらす・・・みたいな流れになっていて、グッときましたよ!!
 例示であれば、A面が海までの道のりで、B面が海から帰る道のり・・・みたいで、大変イイですね(^0^)

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 また、コモさんに関しては「技」がしっかりとあるのがポイントだと思います。

 今回の作品だと、切れたカットインとか、スクラッチなどはないのですが、この作品だと「繋ぎ」で技が光ってましたよ・・・
 写真左の大定番である「Yasmin / Wanna Dance」であれば、「Candy Dulfer / Sax-a-go-go」から気持ちいいあたりでカットインし、結構意外なところからYasminに繋いでて・・・かつグルーブの維持はしっかりと保持してる感じで・・・大変素晴らしいです。
 また、写真右の「Dina Caroll」もA面の後半でピークタイムなグルーブを演出するときに、前の曲よりブっこみ気味にミックスし、ナイスなテンションを維持しつつ、グルーブを繋げてるのは・・・これまた素晴らしいです(^0^)
 
 この「グルーブの維持」って意識的に聴かないと分からないことが多いのですが、今回の作品に関しては、ミックスの方向性を考えた上で曲を繋ぎ、テンションを上げたり下げたりして「グルーブの維持・コントロール」を図っており、気付いたら最後・・・マニアならグッとくる選曲方法ですね(^0^)
 こういった部分はリスナー側にも「知識(=レコード、ミックス術など)」がないと理解できない部分が多く、それこそ以前の私だと分からなかったけど・・・やっと大人になって分かった・・・みたいなところも多く、100%の理解をしようと思うと、リスナー側にも理解度がないと厳しいと思います。

 ただ、聴いてると、マニアックな知識がなくとも気持ちよく聴ける流れになっており、曲を知らなくっても、ミックスに対する知識がなくとも・・・自然にノッてしまう普遍さがあるミックスの流れになっており・・・大変素晴らしいと思います。
 また、そのグルーブのコントロールは全体で管理されており、流す部分は流しつつ・・・引っ張ったり、パンチをつけたいところではアグレッシブな展開にしたり・・・とミックスの抑揚の付け方(=物語要素)も上手いと思います。



 今回は文字中心の説明になり、簡潔に説明できないのが悔しいですが、まとめたいと思います。

 コモさんに関しては、上記のように「掘りの深さ」と「技の深さ」がしっかりとあり、知識がないリスナーに対してもミックスの気持ちよさなんかを提示できる「演出性」を内包しており、流石「R&B王子」の名を恥じないDJだと思います。
 今のパブリックイメージだと、中途半端なメジャー展開だったり、ナンパなR&Bなどもプレーしてたりするので「売れ線」なイメージも見え隠れしてる・・・とも思いますが、基礎がしっかりとあっての活動なので、逆に安心したりします(^0^)
 まだまだ、私自身もコモさんに関しては研究中なので、こんなところで止めておきますが、やっぱりスゲーですね!!


 んなわけで、なんらかんら言って、夏にはお勧めの1本でした~♪




<Release Date>
Artists / Title : DJ Komori 「Ocean Fruits 4 // UK taste」
 ※Monthly Fruitsの4周年記念らしいです。
 ※またMonthlyの流れをくんでるらしく通し番号「Monthly Fruits 49」があります。
Genre : R&B(UK)
Release : 2003年夏ごろ
Lebel : Undaprop Wreckordz UWT-086


Notice : 再発テープについて

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 この作品は2004年の夏に、上記のようなVol.3とVol.4が「2 in 1」になった2本組みテープとして再発されています。
 個人的な見解だと、オリジナルのテープはシンガポール産のテープなので、大変質が悪く、テープの擦れがある場合があるので、もしこの作品を聞きたいのであれば、この2本組みの作品で聴くことをお勧めしますよ!!





< 補足 - リリース元について >
 コモさんって「Sugar Bitz」のイメージが強いですが、現段階の研究だと、シリーズによって「レーベル名」を変えてリリースしてるようです。
 
 ・Monthly Fruitsシリーズ・・・ Undaprop Wreckordz
 ・Ocean Fruitsシリーズ・・・Undaprop Wreckordz
 ・R&B Mixシリーズ・・・Sugar Bitz

 以前、私の考察で、Undapropが発展して、Sugar Bitzになり、メジャー展開は「Sugar」、アンダーグラウンド展開は「Undaprop」と使い分けをしてる・・・と書きましたが、コモさんのもそんな感じなんですかね??
 まあ、リリース元は一緒なので、深い意味はないとは思いますが・・・






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<近況報告>

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 ココ最近、MUROさんのミックス作品の連打に打ちのめされてます・・・7月だけで5作品リリース(!!)というハーデストワーキンぶりで、全然追いつけず、流石に財布的にもきついので、後で買えそうなのは後回しにしてたりしますが・・・遂に「特大ボム」がきましたね!!

 待望の「King of Diggin'」シリーズの新作である「8」です!! 待ってました~(^0^)

 内容はまだ聴きこんでないので、アレですが、ニヤッとさせるネタがあったりしてて・・・流石の内容(気合の62曲!)なのですが、上記のように、Box仕様・Tシャツ付きで6000円です・・・(^^;)
 一応、このTシャツ付きは500セット限定で、今週末より販売開始したようで、店でみて、値段の高さに「5秒」だけ迷いましたが、買わないわけないです!!
 でも、MUROさん・・・財布的にきついので、普通にCDだけで勘弁にしてください(--;)

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 あと、ついでに最近の新作だと、上の吉澤先生の和物ミックスがボムでした!!
 以前、へたっぴな文章で吉澤先生のことを紹介しましたが、個人的にはコレは待望の1枚で、真っ先に買いましたよ(^0^)
 いわゆる「和物」で、古臭くない曲が少なく、80年代以降の曲が中心なのですが、随所で唸るミックスだったり、ナイスな選曲だったり・・・和物Discoって感じで最高です!!
 ただ、著作権的には「かなり危険」で、トラックリスト的にはこんな感じなので「こっそりと・・・」が大前提になります・・・なので、プレスは500枚、最初は手売りだったけど、ユニオンが限定300枚ぐらいを独占で売ることになり・・・まだ店頭在庫はありますが、ユニオンでなくなったら、今後の入手は難しい・・・と思われますので、気になる方は早目に買ってくださいね~(^0^)
 





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編集情報 2011年7月26日
2本組みのテープのことを追加しました。




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コメント
この記事へのコメント
先のセールで、整理券を持ってなかったのもあり、手が出せるようになったころには、もうやけのはら状態で、特に、特価品は、ペンペン草も生えない状態の中で、結局1本しか買えず、それが、真っ白な謎のテープなんですが(覚えてますかね?)、それを購入以来初めて確認したところ、おそらく値札で隠れていたであろう部分に、タイトルじみたシールが貼られているのに気付き、ちょっと調べてみたところ、どうやら、この記事にも名前が出て来る長寿r&bイベント、「apple pie」関連のテープである可能性が出てきました。根拠は、シールに、がっつりイベントロゴがプリントされていることです。先程分かったばかりなので、まだ情報が集めきれてませんが、予想では、このインチキくさい仕様からして、イベントの入場者プレゼントか、宣伝用に作られたテープではないかと思います。このテープ、たまにある窓のところに、0~100の目盛りが書いてあるやつなんですが、半分くらいで、50のとこに来るので、けっこう長めなmixではないかと思います。これも、いつも同様、twitterで、関係者達に確認を取ってみたいと思います。新しい情報が手に入り次第、またコメントしますね。では。
2016/11/29(火) 08:41:48 | URL | baba #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>babaさん

コメント、ありがとうございます!
ケースなしのはスルーしてるので、未チェックでしたが、そういうのも出てましたか・・・その辺もチェックしないとな~
ただ、そんなに聴かない&調べないで、凄い後になって気づくんですよね~(^^;)

ではでは、今後ともよろしくお願いいたします。
2016/11/30(水) 21:02:57 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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