HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Beni B 「Live From SF - Dance Classics Vol,1&2」
DSC03655.jpg

 え~、持病の腰痛が再発し、更新が遅れました・・・約1週間ぶりの更新です・・・椅子に座るのも、寝るのも辛かったです(--;)
 腰痛ベルトと湿布で緩和しながら、なんとか仕事を乗り切り、まだ鈍い痛みがあるのですが、気合で椅子に座って書いてます・・・後で腰を冷やさないと・・・

 んなわけで、ここ何年かはかなり聴いてる作品のご紹介です・・・作品として意外性も多いのですが、Garageが好きなら聴いて損がない作品です!!


DSC03654.jpg DSC03627.jpg

 この作品は「DJ Beni B」という方の作品で・・・Beni氏については、ちょっと意外な流れのあるDJ・人物になるかと思います。

 彼は、写真右の「Dilated Peoples / Work the Angel」をリリースしてことで有名なABB Recordsのオーナーで、今回の作品の方向性とは異なる「モロHipHop」なレーベルを運営されてる方なんですね・・・
 写真左の絵は、US版のWaxPoetics#12に掲載されていた絵になりますが、そのインタビューでもHipHop街道を突っ走ってる内容で・・・今回紹介するような「Garage」な作風とは縁遠いイメージがあるお方です。

 そんなBeni氏が1999年11月ごろ、アメリカ・サンフランシスコにある「The Top and Liquid」なるクラブでライブ録音した作品がコレで、自身のレーベル活動の方向性とは全く違う「鬼Garage」な内容で、Garage/DanceClassics好きには堪らない作品になっています・・・

 なぜ、彼がHipHopのレーベルをやってるのに、Larry顔負けなGarageミックスをしてるのかは・・・謎なのですが、きっと好きなんでしょう・・・情報が少なすぎて詳細は分からないです(^^;)
 調べた範囲だと、上のWaxPoetics#12(2005年春)のインタビューで、「ココ最近は何を掘ってる?」の質問には、「Discoの12inchとSweet Soul」と答えていて、もともとDisco/Garage関係は元々好きだったみたいです??


DSC03664.jpg DSC03665.jpg

 いつも「Garage」って漠然と書いちゃってますが、分からない人もいると思うのでちょっと補足しておきます・・・

 音楽のジャンルにはなるのですが、どちらかというとFreeSoulに近いようなジャンルを横断する「音楽嗜好」になり、明確にジャンル分けが出来ないけど、聴いてると「Garage」だな~と思うのが・・・アバウトな説明ですがGarageの表層だと思います。
 語源は、70年代末から80年代の終わりに、ニューヨークで活動をしていたDJである「Larry Levan」が好んでプレイしていた曲などを、彼がプレイしていた伝説のクラブ「Paradise Garage」の名前から取り「Garage」と呼ぶようになった・・・のが定説です。

 まあ、ジャンル的には70年代~80年代の「DanceClassics/Disco」などが中心なのですが、Larryの醍醐味であるジャンルを問わないDJスタイル、踊ることを念頭に考えた音楽嗜好、ポジティブなメッセージなど・・・現代のHouseの母体となりうる「ダンスフロアー直結な音楽」で、かつ「心に響くような音楽」のことを指すのかな~と思います。
 つまり、一般的なダンクラやディスコものと比べると、フロアーライクな曲が多く、踊らずにいられない・・・また歌わずにいられない・・・みたいな曲のことを指すことが多く、4つ打ちに近いようなフィーリングのある音楽だと思います。

 個人的にも、Houseの現場に通い始め、DannyとかTimmyとかのプレイを聞き、過去のDanceClassics/Discoで「踊る」ことの気持ちよさを知り、その源流ともいえる「Garage」という概念・フィーリングを知り・・・今となっては自分の人生の中で切っても切れない「音楽」の一つになっています。
 なんて言ったらいいんでしょう・・・歌詞やグルーブがポジティブだったり、勇気を与えてくれるぐらい強さだったり、気持ちいい涙を誘うような美しさだったり・・・自分の「心」に入り込んでくるような音楽かもしれないですね・・・聴いたり・踊ったりするだけで、気持ちよくなれたりする・・・そんな感じの音楽だと思います。

 漠然とした説明になりますが、こんな感じなのが「Garage」になります(^^;)

 私もまだまだ勉強中なので、説明が上手くないですが・・・現在進行形で大好きです・・・LarryのミックスCDも・・・私の表現力に自身が付いたら絶対に紹介しますね~♪

 なお、Garageに関しては、ダンスフロアーを愛するものにとって「かけがえのない音楽」であり、これを好きになった者は・・・LarryなりParadise Garageに敬意があるので、ダンクラとか呼ばずに「Garage」と呼ぶ場合も多いっすね(^0^)
 無論、私もそういった尊敬の念があるので、Garageと呼ぶ機会が多くなってきたような気がします!!



 んな訳で、本編のご紹介です~(^0^)

 ど真ん中なGarageを中心に選曲をしているのですが、選曲レベルの高さと、流れの作り方が秀逸で・・・タマラン内容になっています!!

 実際の作品は、2枚組CDになっており、CD1(=vol,1)はスタートからピークタイムへ進む感じで全体的に跳ねた内容で、逆にCD2(=vol,2)は朝方にかかりそうなメローな内容になっています。
 両方とも「DJミックスした音源のみ」なライブ録音になり、観客の歓声はないのですが、両サイドとも、観客の歓声や躍動的なダンスが途切れないんだろうな~と思わせる内容で、私がフロアーで聞いてたら・・・踊るし、歌うし、泣いちゃうし・・・みたいな3拍子揃った内容に仕上がってます!!


DSC00491_01.jpg DSC03658.jpg
DSC03656.jpg DSC03723.jpg

  まず、CD1の方から紹介します・・・

 スタートは、写真上段左の「Gwen Guthrie / Seventh Heaven」から始まります・・・Larryの遺産と言ってもいい曲から始まり、まさに「Garage」を表してるようなチョイスで、ゆっくりと胎動する感じで大変イイですね・・・
 序盤から中盤まではミッドテンポの流れを維持し、Melba Moore / Pick Me Up , I'll Dance や、Wood,Brass&Steel / Funkanova、またはRufus and Chaka / Any Loveなどをチョイスし、アゲアゲじゃないけど、ゆったりとした流れの中に「疾走感」がある曲をチョイスし、徐々にフロアーの熱を高めてる選曲が素晴らしいです。
 実際のクラブであれば、店に入り、ビールでも飲んでちょっと酔っ払い、フロアーで踊り始め・・・気付いたらかなり早いステップを踏んでいた・・・みたいな選曲のコントロールがあると思います(^0^)

 上で貼りつけたレコードは、ちょっとはレアなレコですが、Beni氏はこの流れをもっとレアなブツで攻めてきて・・・ホント「腕」と「知識」があるDJだな~と痛感させられました。

 使用するレコードは、恐らくすべてオリジナルで、鬼レア(MFSB/Let's Clean Up The Ghettoとか)なのもありますが、プライスラインは3000円から・・・平均は5000円以上・・・みたいなレコが多く、ちゃんと掘らないと巡り合えないものが中心で・・・ディガーの「こだわり」が存分に味わえるセレクションだと思います。
 ただ、選曲した曲は、レアだから選曲した・・・ってわけではなく、しっかりと流れを読んだ上で選曲しており、オリジナルの12inchの音の良さ・曲の良さを、Ureiなどのオリジナルのダイヤルミキサーを通してDJミックスを行うことで、Beni氏の魔法がかかり、選曲した曲が更に良くなっている印象が強いです。
 特に、前半にチョイスした曲は、普通に聴くと地味な印象がある曲もあるのですが、選曲の流れを考えてプレイをするので、その曲たちの魅力を光らせ、聴いてると興味をひかれることが多いです(^0^)

 結局はあまり知られていない曲が中心ではあるのですが、それらの曲を音を気遣いながらうまく配置し、上げ下げの波を作りながらも上昇方向にテンションを引っ張っていくあたりは大変秀逸で、気持ちよく聴けるんだけど・・・深く聞くとドープな要素が多くヤラレますよ!!


DSC03660.jpg DSC03659.jpg
DSC03661.jpg DSC03663.jpg

 んで、序盤から中盤にかけて徐々に空気を暖め、Cerron / Give Me Loveあたりからテンションを上げていき、一気にピークタイムに持っていきます・・・いや~この辺りは堪らないですね!!

 ミックスの技術に関しては、フェードアウト&フェードインぎみにショートミックスをすることが多く、そんなには上手だとはいえないですが、選曲の攻め方が良く、あまり気になりません
 特に、ド定番のInner Life / Ain't No Mountain High Enoughへの繋ぎなんかは、かなりザックリと繋いでるのですが、繋ぐのが後半のエレピソロに繋ぎ、流れを切らずにテンションを維持する選曲にはグッときました(^0^)
 この曲だと、イントロからぶち込むのが定番な繋ぎかな~と思いますが、Beni氏の流れを繋げる選曲も悪くなく、テンションがそのまま引っ張られ、気持ちよく盛り上がっていきます・・・センスがいいな~
 また、写真右上のMachineの突っ込み方も、うまく攻めてるグルーブの出し方で、結構好きなラインです・・・こういう繋ぎって、お客さんと一つにならないと難しい場合が多く、本当に腕があるんだろうな~とか思いました!

 ちょっとまとめると、前半から中盤にかけて暖め始めたグルーブを、後半から一気に開花させ、ピークタイムにもっていくわけですが、Garage=旧譜しばりでプレーするわけですから、レコードの知識だったり、DJとしての経験がないと出来ない流れが多く、DJのあるべき姿を提示しているようで・・・後半のピークタイムも、観客の動きを見て、エフェクトなどをせずに見合う曲を的確に繋ぎ、フロアーのグルーブをポジティブに上げていく姿には学ぶところが多いと思います。
 
 きっと、後半の辺りは、現場で聞いてた人たちが、手を挙げて踊り、そして歌い、時には手を取り合ったり・・・ポジティブな空気がフロアーの上で開花してる・・・そんなハッピーな様子が繰り広げられていたと思います!!


DSC04381.jpg DSC02199_01.jpg

 んで、今度はCD2のご紹介・・・こちらはメローでディープな選曲です(^0^)

 スローに近いミッドテンポの楽曲を、朝方でありがちな「イイ感じの雰囲気」に合わせてミックスしています。
 実際のライブミックスも5時ぐらいな感じで、お客さんはひとしきり盛り上がり、満足になり、余韻を味わうような甘い選曲で、漆黒のフロアーに青いライトが妖しく光っていて・・・まだ踊りたいダンサーがそのグルーブに揺られ、深海魚のようにユラユラしてる・・・感じで大変良いです(^0^)

 ミックスの方は、CD1よりももっとシンプルなフェードイン&フェードアウトなミックスをしてて、ミックスの流れの主眼点は特にないようですが、気持ちいい流れが続きます。

 チョイスするレコードも、やっぱりレア・・・というか、イイ曲知ってるな~と唸らせられる曲が多く、流石の指の黒さです。
 Roy Ayersもので有名なRick Holmes / Remember to Rememberとか、検索して値段にビビったBlair / Nite Lifeとか、定番のAshford and Simpson / It Seems To Hang Onとか、まだ高いけど欲しいな~と思ってるRisco Connection / Ain't No Stoppin' Us Now(写真は粗悪ブート)など・・・イイ曲が多く、かつオリジナルの12とかになると高いのばっかです(^^;)
 もう、この辺は、内容が良すぎて、その内容の良さが分かる人だけが買う値段・・・みたいなもんなので、値段に関しては愚問ですが・・・ちゃんと掘っててえらいな~と思います。

 ただ、繰り返しな表現になるのですが、オリジナルのレコードなり、優れた音楽再生環境でのプレイなり、優れたDJによるグルーブ作りだったり・・・そのレコードの中にある全ての「音」に瑞々しさを与え、躍動感のあるグルーブを構築してる点は・・・Beni氏の非凡な才能が発揮されている証拠だと思います。
 この限りだと「Loft」に近い意味合い・グルーブの話だと思いますが、Garageという概念も、元をたどれば「Loft」だし・・・ダンスフロアーに集まる「人」があってこその「音楽」をBeni氏が時代を超越してミックスしてる・・・ってことかもしれないですね(^0^)
 

DSC03664.jpg

 ちょっと今回はざっくりした紹介になりましたが、Garageが好きな方なら大満足な作品に仕上がっており、それこそ写真のLarryのミックスCDでヤラレちゃった方には絶対お勧めな一枚です。
 権利的にはブートなのですが、オリジナルの12inchで、良質なサウンドシステムを通した音源なので、音がビビる程良く、Garageのダイナミズムをうまく表現(再現)していますので、是非探してみてね~(^0^)


<Release Date>
Artists / Title : DJ Beni B 「Live From SF - Dance Classics Vol,1&2」
Genre : Garage/DanceClassics
Release : 2002年9月ごろ??
Lebel : No Lebel(US) No Number


<編集情報> 2009年8月18日&2009年10月1日
収録曲で新たに購入したレコードがあったので、写真を追加しました


スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
じゃぶぁー!!!!

やっぱコスしてもらってハ メ るのが一番萌えに燃えるって!!!!!!
昨日はエ○ァの新キャラコスしてもらったもんねー(*´Д`)ハァハァ
興 奮しすぎて無意識に服着せたままパ ン ツ ビリビリに破いてバック突きしまくっちゃったwwww(テヘw)
既に次はハ○ヒで決定してるしwktkが止まらんねぇぇぇwwwwwwwwww

http://kachi.strowcrue.net/berCpA0/
2009/08/10(月) 10:01:18 | URL | 私はキャミだ #rIECbtzM[ 編集]
腰大丈夫ですか?
自分の持っているCDが初めて登場しました(Paradise Garageの2枚組)

それはさておき、会社の同僚にも腰痛持ちがたくさんいます。

無理しないでくださいね。お大事にv-100

2009/08/10(月) 13:16:13 | URL | chanpara #-[ 編集]
Re: 腰大丈夫ですか?
> Chanparaさん
どうも、ご心配をおかけいたしました(^^;)
まだ30前なのですが、忘れた頃に「ピキッ」ときて、冷や汗をかいています・・・筋トレしないとな~
GarageのCDもその内ですが・・・絶対に紹介しますので、お待ちくださいね~♪
ちなみに、あのCDは、現在は定価越えのレアCDだったりしてますよ(^0^)
2009/08/11(火) 22:18:49 | URL | mixtapetroopers #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
1981年にリリースされたアルバム『Inner Life』に収録。以前、Loleatta Holloway(ロレッタ・ハロウェイ)の記事で紹介したSalsoulレーベルのプロデューサーGreg Carmichael(グレッグ・カーマイケル)とPatrick Adams(パトリック・アダムス)が手がけたディスコ・プロジ...
2009/09/01(火) 23:44:54 | 本日の1曲目